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JP2010136701A - 錠菓及びその製造方法 - Google Patents

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JP2010136701A JP2008317905A JP2008317905A JP2010136701A JP 2010136701 A JP2010136701 A JP 2010136701A JP 2008317905 A JP2008317905 A JP 2008317905A JP 2008317905 A JP2008317905 A JP 2008317905A JP 2010136701 A JP2010136701 A JP 2010136701A
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Hiroshi Iijima
浩 飯島
Noriyuki Kita
紀之 喜多
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Lion Corp
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Lion Corp
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Abstract

【課題】γ−アミノ酪酸と糖アルコールとの併用することによる変色を抑制可能な錠菓を提供する。
【解決手段】(A)γ−アミノ酪酸が、飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる融点50℃以上の油性成分で被覆されてなる被覆γ−アミノ酪酸と、(B)糖アルコールとを含有する錠菓。
【選択図】なし

Description

本発明は、被覆γ−アミノ酪酸を含有する錠菓及びその製造方法に関するものである。
γ−アミノ酪酸(GABA)は、動物、植物、微生物等の自然界に広く分布しているアミノ酸の一種であり、高等動物においては抑制性の神経伝達物質として脳内に多く存在している。γ−アミノ酪酸は興奮抑制作用や血圧低下作用を有することが知られており、様々な食品に応用されている。このγ−アミノ酪酸を、健康保持を目的に摂取するには食品中のγ−アミノ酪酸含有量を高くすることが好ましく、錠菓はγ−アミノ酪酸を高含有させることができる理想的な形態である。
特開2007−54018号公報
γ−アミノ酪酸を含有する錠菓とするには、好ましい食感を得るために賦形剤を混合する必要があり、賦形剤として糖類が使用される。しかしながら、錠菓組成中に乳糖等の還元糖が存在するとメイラード反応を起こし、反応生成物は褐色を呈するため、保存による製剤の変色が問題となる。この変色を回避するため、糖類の中でも還元性を示さない糖アルコールを錠菓の基剤として用いることが考えられる。しかしながら、糖アルコールを用いた場合でも、γ−アミノ酪酸の変色を抑制することができないことが判明した。本発明は、γ−アミノ酪酸と還元糖ではない糖アルコールとを併用してもγ−アミノ酪酸の変色の問題が発生するという、従来予測できない課題に対して、γ−アミノ酪酸と糖アルコールとを含有する錠菓において、変色が抑制された錠菓及びその製造方法を提供することを目的とする。また、本発明のさらなる課題は、γ−アミノ酪酸の苦味を効率よくマスキングする点にある。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、γ−アミノ酪酸が、飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる融点50℃以上の油性成分で被覆されてなる被覆γ−アミノ酪酸を用いることで、γ−アミノ酪酸と糖アルコールとの併用による変色が抑制されることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
従って、本発明は下記錠菓及びその製造方法を提供する。
[1].(A)γ−アミノ酪酸が、飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる融点50℃以上の油性成分で被覆されてなる被覆γ−アミノ酪酸と、(B)糖アルコールとを含有する錠菓。
[2].(A)被覆γ−アミノ酪酸が、融点50℃以上の飽和高級脂肪酸又はその塩で被覆されてなる[1]記載の錠菓。
[3].(飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる融点50℃以上の油性成分)/(γ−アミノ酪酸)で表される、前記油性成分とγ−アミノ酪酸との配合質量比が、0.02〜1である[1]又は[2]記載の錠菓。
[4].さらに、甘味剤及び/又は香料を含有し、(B)糖アルコールの37℃における臨界比湿度が70%以下である[1]〜[3]のいずれかに記載の錠菓。
[5].γ−アミノ酪酸の含有量が2質量%以上である[1]〜[4]のいずれかに記載の錠菓。
[6].γ−アミノ酪酸と、飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる融点50℃以上の油性成分とを混合又は共粉砕し、得られた混合物又は共粉砕物に糖アルコールを混合した後、打錠することを特徴とする錠菓の製造方法。
本発明によれば、γ−アミノ酪酸(GABA)と糖アルコールとを含有する錠菓であって、変色が抑制された錠菓及びその製造方法を提供することができる。
本発明の錠菓は、(A)γ−アミノ酪酸が、融点50℃以上の飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる油性成分で被覆されてなる被覆γ−アミノ酪酸と、(B)糖アルコールとを含有するものである。
(A)被覆γ−アミノ酪酸(GABA)
1)γ−アミノ酪酸
γ−アミノ酪酸は、血圧低下作用、脳代謝改善作用、血中中性脂肪低下作用、更年期障害抑制作用、肝保護作用、成長ホルモン分泌作用、リラックス作用等が期待できる成分である。γ−アミノ酪酸は、野菜や発芽玄米、お茶や発酵食品等一部の食品中に含まれている成分であり、その由来や調製方法は特に限定されず、野菜、果物、穀類から抽出する方法、乳タンパクから乳酸菌発酵により得る方法等が挙げられる。中でも、γ−アミノ酪酸粉末を用いることが好ましい。
γ−アミノ酪酸粉末の粒径は50〜500μmが好ましく、100〜400μmがより好ましく、200〜350μmがさらに好ましい。粒径が50μm未満だと流動性が悪くなるおそれがあり、500μmを超えると口腔内でざらつくおそれがある。なお、本発明において、粒径とは、JIS・Z8801のふるいを使用し、ふるい分け試験通則JIS・Z8815に従ってふるい分けし、算術目盛りによって積算ふるいした百分率を図で表して得られる積算量50重量%の粒子径をいう。
γ−アミノ酪酸の配合量は、錠菓全体に対して2質量%以上が好ましく、2〜70質量%がより好ましく、3〜50質量%がさらに好ましく、3〜30質量%が特に好ましい。γ−アミノ酪酸の配合量が70質量%を超えると、好ましい食感を得られる硬度(6kgf以上)を有する錠菓の製造が困難となるおそれがある。
2)飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる融点50℃以上の油性成分
本発明に用いる油性成分は融点50℃以上であり、常温(25℃)で微粉状であることが求められるが、融点が50℃未満の油性成分は、常温において液状又はペースト状であることが多く、本発明に用いるには不適切である。この油性成分粉末でγ−アミノ酪酸を被覆することにより、γ−アミノ酪酸と糖アルコールとを含有する錠菓において、変色を抑制することができる。
融点50℃以上の飽和高級(炭素数14〜24)脂肪酸としては、ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸等が挙げられ、塩としてはカルシウム塩、マグネシウム塩等が挙げられる。融点50℃以上の蝋としては、蜜蝋、さらし蜜蝋、木蝋、イボタ蝋、カルナバ蝋、キャンデリア蝋、モンタン蝋、漆蝋、ライスワックス、サトウキビ蝋、シェラック蝋、パラフィンワックス、マイクロクリンスタンワックス、ラノリン等が挙げられる。融点50℃以上の硬化油としては、牛脂硬化油、牛脂極度硬化油、パーム硬化油、ヤシ硬化油、大豆極度硬化油、硬化ひまし油、菜種極度硬化油、綿実硬化油等が挙げられる。融点50℃以上の油性成分としては、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。この中でも、変色抑制効果の点から、融点50℃以上の飽和高級脂肪酸又はその塩が好ましく、ステアリン酸、ステアリン酸塩がより好ましい。
被覆γ−アミノ酪酸中の(飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる融点50℃以上の油性成分)/(γ−アミノ酪酸)で表される、前記油性成分とγ−アミノ酪酸との配合質量比は、0.02〜1が好ましく、0.05〜1がより好ましく、0.1〜1がさらに好ましい。この質量比で配合することで、糖アルコールの配合量に関わらず、変色をより抑制することができる。上記質量比が1を超えると錠剤の硬度が低くなるおそれがある。なお、油性成分の配合量は、錠菓全体に対して0.04〜25質量%が好ましい。
油性成分を粉末で用いる場合、(飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる融点50℃以上の油性成分)/(γ−アミノ酪酸)で表される粒径比は、被覆の効率性の点から、0.001〜1が好ましく、0.001〜0.5がより好ましく、0.001〜0.1がさらに好ましい。
(B)糖アルコール
糖アルコールは非還元性の賦形剤であり、例えば、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、マルチトール、ラクチトール、還元パラチノース、エリスリトール等が挙げられる。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
(B)糖アルコールの配合量は、錠菓として好ましい硬度を得る点から、錠菓全体に対して20質量%以上が好ましく、さらに60質量%以上が好ましい。上限は特に限定されないが、98質量%以下、好ましくは97質量%以下、より好ましくは95質量%以下である。
γ−アミノ酪酸は苦味があるため苦味抑制の点から、本発明の錠菓には、甘味剤及び/又は香料を配合することが好ましい。この場合、上記(B)糖アルコールとして、37℃における臨界比湿度が70%以下のものを用いるとよい。前記の特性を有する糖アルコールは、吸湿しやすいため口腔内で容易に溶解し、その結果甘味料や香料の香味の立ち上がりが早く、γ−アミノ酪酸の苦味を効率よくマスキングすることができる。37℃における臨界比湿度が70%以下である糖アルコールとしては、ソルビトール、キシリトール等が挙げられる。なお、前記臨界比湿度とは24時間静置したときの粉体の平衡吸湿率が急激に上昇し始める相対湿度であり、物質特有の吸湿パラメーターである。
甘味料としては、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、サッカリンナトリウム、スクラロース、ステビア抽出物、ソーマチン、サトウキビ抽出物、パラチノース加熱物、カンゾウ等が挙げられ、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。この中でも、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ステビアが好ましい。甘味料の配合量は、錠菓全体に対して0.1〜5質量%が好ましく、1〜3質量%がより好ましい。
香料としては、アニス油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、イリスコンクリート、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料、これら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、ペパーミント、グレープフルーツ、レモン、カシス、ヨーグルト、ライム、スペアミント、マンゴー、バニラ、アップル、グレープ、ライチ、ピーチ、スペアミント、エルダーベリー、ストロベリー、巨峰、マスカット、プラム、ソーダ、オレンジ、バナナ、バター、フルーツミックス、トロピカルフルーツミックス等の調合香料、これら調合香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、ヘキサナール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、メチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、及び調合香料等の錠菓に用いられる公知の香料素材を使用することができる。この中でも、メントール(精油としてはハッカ油、ペパーミント油、スペアミント油等)が好ましい。香料の配合量は、錠菓全体に対して0.1〜15質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましい。
本発明の錠菓には二酸化ケイ素を配合することができる。二酸化ケイ素は微粒二酸化ケイ素であることが好ましい。微粒二酸化ケイ素とは平均粒子径が15μm以下のものをいう。本発明の錠菓には、上記成分の他、錠菓に用いられる1種又は2種以上の任意成分を適量配合することができる。これらの任意成分としては、色素、酸味料、ビタミン類等の各種生理活性成分(機能性物)等が挙げられる。
錠菓硬度は6kgf以上が好ましく、10〜12kgfがより好ましい。本発明でいう硬度とは、モンサント型錠剤強度試験機を使用して測定することができる。
錠菓は錠剤の形をした固体の菓子類である。本発明の錠剤は、例えばγ−アミノ酪酸と、飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる融点50℃以上の油性成分とを混合又は共粉砕することにより油性成分をγ−アミノ酪酸に付着させ被覆粒子とし、これに糖アルコールを混合した後、打錠することにより得ることができる。
[γ−アミノ酪酸と、融点50℃以上の油性成分を混合又は共粉砕する工程]
混合又は共粉砕により、γ−アミノ酪酸粉末表面に融点50℃以上の油性成分を接触、衝突させ、被覆γ−アミノ酪酸を得ることができる。混合方法は特に限定されるものではなく、例えば、ボーレコンテナミキサー、V型混合機、タンブラーミキサー、ドラムミキサー、ミキシングシェーカー、ロッキングシェーカー、パグミキサー、ダブルコーン型混合機、リボンミキサー等を用いることができる。共粉砕の方法としては、特に限定されず、ピンミル、ボールミル、ハンマーミル、コーミル等を用いることができる。
[得られた混合物又は共粉砕物(被覆γ−アミノ酪酸粒子)に糖アルコールを混合した後、打錠する工程]
得られた混合物又は共粉砕物(被覆γ−アミノ酪酸粒子)に、糖アルコール、必要に応じて錠菓に配合する成分(粉末)を所定の割合となるように混合する。混合はV型混合機等で行う。次いで、糖アルコール混合物の打錠には、一般に錠菓の成型に用いられる装置が使用できる。例えば、単発打錠機(菊水製作所製等)、ロータリー式打錠機(菊水製作所製等)等が用いられる。打錠の際の成型圧力は、成型物の硬度、口腔内の崩壊性から調整し設定することが好ましい。打錠圧力は、好ましくは100〜3000kg/cm2、より好ましくは200〜2000kg/cm2、さらに好ましくは300〜1800kg/cm2とするとよい。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の「%」は質量%、比率は質量比を示し、表中の各成分の量は純分換算した量である。
[実施例1〜28、比較例1,2]
表1〜6に示す組成の各粉末を量り、γ−アミノ酪酸と油性成分とを、V型混合機V−5型(徳寿製作所)にて10分間混合した。得られた混合物と多価アルコール等の他の各粉末を混合した後、ロータリー式打錠機(菊水製作所製)で打錠し、直径7mmの錠菓を得た。打錠にあたっては、錠菓硬度が6kgf以上となるように打錠圧を調整した。得られた錠菓について下記変色抑制評価を行った。結果を表中に示す。
[変色抑制]
錠菓45粒を蓋付きプラスチックケースに入れ、ピローフィルム(ポリエチレンテレフタレート/ポリプロピレン積層フィルム)を施し、35℃・75%RH又は5℃冷蔵庫で1ヶ月保存した。35℃・75%RHで保存した任意の錠菓10粒と、同じ錠菓を5℃の冷蔵庫で保存した標準錠菓1粒とをそれぞれ目視により比較し、錠菓表面の変色を下記5段階で評価し、10粒中で最も低い評価点数を記載した。
<評価点>
1:標準錠菓と比較するまでもなく明らかな劣化が認められ許容範囲外
2:標準錠菓と比較して明らかな差があり許容範囲外
3:標準錠菓と比較してやや差があるが許容範囲内
4:標準錠菓と比較してほとんど差がなく優良
5:標準錠菓と比較して差がなく優良
Figure 2010136701
Figure 2010136701
Figure 2010136701
Figure 2010136701
Figure 2010136701
Figure 2010136701
実施例26、27及び28の錠菓について下記苦味マスキング評価を行った。結果を表7に示す。
[苦味マスキング]
6人で錠菓1粒を口に含み、噛んだ際のγ−アミノ酪酸に由来する苦味マスキング度合いを下記5段階で評価した。評価点が3以上であれば許容できる。
<評価点>
1:苦味を非常に感じる
2:苦味をかなり感じる
3:苦味を少し感じる
4:苦味をやや感じる
5:苦味を感じない
Figure 2010136701
実施例及び比較例を調製する際に用いた原料を以下に示す。
ソルビトール:ソルビトールTBS(日研化成社製:臨界比湿度65%、還元糖含量0.3%)
キシリトール:キシリット(三菱商事フードテック社製:臨界比湿度70%)
還元パラチノース:パラチニットDC100(三井製糖社製:臨界比湿度85%)
乳糖:乳糖G(フロイント産業社製:臨界比湿度98%<)
メントール香料:メントールミクロンZE−0636(高砂香料工業社製)
アスパルテーム:アスパルテーム(味の素ヘルシーサプライ社製)
γ−アミノ酪酸(GABA):ギャバ(和光純薬社製:粒径350μm)
ステアリン酸カルシウム:Calcium stearate NF (fine powder)hyqual vegetable source(Mallinckrodt社製:m.p.179℃:粒径20μm以下)
ステアリン酸マグネシウム:Magnesium stearate NF/EP/JP (powder)hyqual vegetable source(Mallinckrodt社製:m.p.88℃:粒径20μm以下)
ステアリン酸:Stearic acid(Mallinckrodt社製:m.p.69.6:粒径20μm)
ライスワックス:TOWAX−37F(東亜化成社製:m.p.77.6℃:粒径250μm)
菜種極度硬化油:スプレーファットNR−100(理研ビタミン社製:m.p.67.3℃:粒径96μm)

Claims (6)

  1. (A)γ−アミノ酪酸が、飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる融点50℃以上の油性成分で被覆されてなる被覆γ−アミノ酪酸と、(B)糖アルコールとを含有する錠菓。
  2. (A)被覆γ−アミノ酪酸が、融点50℃以上の飽和高級脂肪酸又はその塩で被覆されてなる請求項1記載の錠菓。
  3. (飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる融点50℃以上の油性成分)/(γ−アミノ酪酸)で表される、前記油性成分とγ−アミノ酪酸との配合質量比が、0.02〜1である請求項1又は2記載の錠菓。
  4. さらに、甘味剤及び/又は香料を含有し、(B)糖アルコールの37℃における臨界比湿度が70%以下である請求項1〜3のいずれか1項記載の錠菓。
  5. γ−アミノ酪酸の含有量が2質量%以上である請求項1〜4のいずれか1項記載の錠菓。
  6. γ−アミノ酪酸と、飽和高級脂肪酸及びその塩、蝋ならびに硬化油から選ばれる融点50℃以上の油性成分とを混合又は共粉砕し、得られた混合物又は共粉砕物に糖アルコールを混合した後、打錠することを特徴とする錠菓の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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