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JP2010251409A - 露光方法、露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

露光方法、露光装置及びデバイス製造方法 Download PDF

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JP2010251409A
JP2010251409A JP2009097042A JP2009097042A JP2010251409A JP 2010251409 A JP2010251409 A JP 2010251409A JP 2009097042 A JP2009097042 A JP 2009097042A JP 2009097042 A JP2009097042 A JP 2009097042A JP 2010251409 A JP2010251409 A JP 2010251409A
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Masanori Kato
正紀 加藤
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】スループットの向上を図ることが可能な露光方法、露光装置及びデバイス製造方法を提供すること。
【解決手段】第1面に配置されたパターンに露光光を照射する工程と、第2面に配置された基板に前記パターンを介した前記露光光を照射する工程と、前記第2面よりも前記露光光の光路の上流側で該露光光の第1照度を検出する工程と、前記第2面における前記露光光の第2照度を検出する工程と、前記第1照度と前記第2照度とを対応付ける工程と、前記第1照度に基づいて前記第2照度を調整する工程と、を含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、投影光学系を介して基板に露光光を照射し、該基板の露光を行う露光方法、露光装置及びデバイス製造方法に関する。
半導体素子又は液晶表示素子等を製造する際に、フォトレジストが塗布されているプレート(ガラスプレート、半導体ウエハ等)上の各ショット領域にマスク(レチクル、フォトマスク等)のパターン像をステップ・アンド・リピート方式で一括露光する投影露光装置(ステッパー)が用いられている。
近年では、1つの大きな投影光学系を使用する代わりに、小さな複数の部分投影光学系を走査方向に沿って所定間隔で複数列に配置し、各部分投影光学系でそれぞれマスクパターンの一部の像をプレート上に投影露光する、いわゆるマルチレンズ型の露光装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
このようなマルチレンズ型の走査型露光装置においては、プレート上の照度を検出するためにプレートステージ上に複数の照度センサが配置された構成が知られている。この複数の照度センサは、例えばマルチレンズによって形成される複数の露光領域のうちオーバーラップ露光領域の照度を測定するようになっている。
例えば特許文献1に記載されるように、複数の照度センサが複数のオーバーラップ露光領域の照度を検出し、当該オーバーラップ露光領域を1ピッチ分ずらした後に、再度複数の照度センサによって1ピッチ分ずれた位置のオーバーラップ露光領域の照度を検出する手法が知られている。この手法により、短時間での照度計測が可能となる。
特開2005−11990号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法においては、プレートステージにおいてプレートの交換などを行っている間は、上記測定を行うことができない。このため、プレートの交換及び上記測定にそれぞれ時間を要してしまうことになり、スループットの面で問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の態様は、スループットの向上を図ることが可能な露光方法、露光装置及びデバイス製造方法を提供することである。
本発明の第1の態様に従えば、第1面に配置されたパターンに露光光を照射する工程と、第2面に配置された基板に前記パターンを介した前記露光光を照射する工程と、前記第2面よりも前記露光光の光路の上流側で該露光光の第1照度を検出する工程と、前記第2面における前記露光光の第2照度を検出する工程と、前記第1照度と前記第2照度とを対応付ける工程と、前記第1照度に基づいて前記第2照度を調整する工程と、を含む露光方法が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、第1ステージに配置されたマスクに露光光を照射し、第2ステージに配置された基板に前記マスクのパターンを介した前記露光光を照射する露光装置であって、前記第2ステージよりも前記露光光の光路の上流側で該露光光の第1照度を検出する第1検出装置と、前記第2ステージに設けられ、該第2ステージにおける前記露光光の第2照度を検出する第2検出装置と、前記第1照度と前記第2照度とを対応付け、前記第1照度に基づいて前記第2照度の調整情報を出力する制御装置と、を備える露光装置が提供される。
本発明の第3の態様に従えば、上記の露光方法を用いて前記基板を露光することと、露光された前記基板を現像して、前記パターンに対応する露光パターン層を形成することと、前記露光パターン層を介して前記基板を加工することと、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明の態様によれば、スループットの向上を図ることが可能な露光方法、露光装置及びデバイス製造方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る露光装置の一例を示す概略構成図。 本実施形態に係る露光装置の一例を示す斜視図。 本実施形態に係る露光装置の一例を示す平面図。 本実施形態に係る露光装置の一例を示す平面図。 照度キャリブレーションの工程を示すフローチャート。 本実施形態に係る露光装置の一例を示す平面図。 本実施形態に係る露光装置の一例を示す平面図。 本実施形態に係る露光装置の一例を示す平面図。 本実施形態に係る露光装置の一例を示す平面図。 本実施形態に係る露光装置の一例を示す平面図。 マイクロデバイスの製造工程の一例を説明するためのフローチャート。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
図1は、本実施形態に係る露光装置EXの一例を示す概略構成図、図2は、斜視図である。図1及び図2において、露光装置EXは、マスクMを露光光ELで照明する照明システムISと、マスクMを保持して移動可能なマスクステージMSTと、マスクステージMSTを移動する駆動システム3と、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像をプレートPに投影する投影システムPSと、プレートPを保持して移動可能なプレートステージPSTと、プレートステージPSTを移動する駆動システム4と、露光装置EX全体の動作を制御する制御装置5とを備えている。また、露光装置EXは、マスクステージMST及びプレートステージPSTの位置情報を計測する干渉計システム6(6A、6B)と、プレートP上のアライメントマークを検出するアライメントシステム9とを備えている。
マスクMは、プレートPに投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含む。プレートPは、例えばガラスプレート等の基材と、その基材上に形成された感光膜(塗布された感光剤)とを含む。本実施形態において、プレートPは、大型のガラスプレートを含み、そのプレートPの一辺のサイズは、例えば500mm以上である。本実施形態においては、プレートPの基材として、一辺が約3000mmの矩形のガラスプレートを用いる。
本実施形態の露光装置EXは、所謂、マルチレンズ型スキャン露光装置である。すなわち、投影システムPSが複数の投影光学系PL(PL1〜PL7)を有すると共に、マスクMとプレートPとを所定の走査方向に同期移動しながらマスクMのパターンの像をプレートPに投影する構成になっている。
照明システムISは、ランプハウス10と、導光部13と、照明モジュールILとを有している。ランプハウス10は、光源11a、ダイクロイックミラー11b、ファイバ部11c、照度センサ11d及びフィルタ部12を有している。光源11aとしては、例えば水銀ランプなどが用いられる。当該水銀ランプからは、例えばg線、h線、i線などの輝線が露光光ELとして射出されるようになっている。ダイクロイックミラー11bは、光源11aからの露光光をフィルタ部12へと反射すると共に、当該露光光をファイバ部11cへ透過させる。ファイバ部11cは、光源11aに対して光学的に共役な位置に配置されている。照度センサ11dは、ファイバ部11cに光学的に接続されている。
フィルタ部12には、例えば波長選択フィルタ12aや減光フィルタ12bなど各種フィルタが設けられている。導光部13はランプハウス10からの露光光ELを照明モジュールILに導光するものであり、例えば光ファイバなどが用いられる。
照明モジュールILは、複数の投影光学系PL1〜PL7に対応するように複数、例えば7つ設けられている。各照明モジュールIL1〜IL7は、それぞれ照明ウェッジ14、フライアイレンズ15及びコンデンサレンズ16などの光学系を有している。照明モジュールIL及び投影光学系PLの数は7つに限定されない。例えば照明システムISが照明モジュールを11個有し、投影システムPSが投影光学系を11個有していてもよい。
照明システムISは、マスクM上の所定の照明領域IR1〜IR7に露光光ELを照射可能である。照明領域IR1〜IR7は、各照明モジュールIL1〜IL7から射出される露光光ELの照射領域に含まれている。本実施形態において、照明システムISは、異なる7つの照明領域IR1〜IR7のそれぞれを露光光ELで照明する。照明システムISは、マスクMのうち照明領域IR1〜IR7に配置された部分を、均一な照度分布の露光光ELで照明する。
マスクステージMSTは、マスクMを保持した状態で、照明領域IR1〜IR7に対して移動可能である。マスクステージMSTは、マスクMを保持可能なマスク保持部25を有する。マスク保持部25は、マスクMを真空吸着可能なチャック機構を含み、マスクMをリリース可能に保持する。本実施形態において、マスク保持部25は、マスクMの下面(パターン形成面)とXY平面とがほぼ平行となるように、マスクMを保持する。駆動システム3は、例えばリニアモータを含み、XY平面上においてマスクステージMSTを移動可能である。本実施形態において、マスクステージMSTは、駆動システム3の作動により、マスク保持部25でマスクMを保持した状態で、X軸、Y軸、及びθZ方向の3つの方向に移動可能である。マスクステージMSTには、Xブラインド21が設けられている。Xブラインド21は、X方向に移動可能に設けられており、マスクMに照射される露光光ELの少なくとも一部を遮光するようになっている。Xブラインド21は、マスクステージMSTの+X側及び−X側にそれぞれ1つずつ設けられている。
図3は、マスクステージMST上の構成を示す平面図である。図3においては、マスクステージMST上の一部の構成を省略して示している。また、図3において一点鎖線で示した部分は、マスクステージMST上のマスクMの保持位置である。
図3に示すように、マスクステージMSTには、照度センサ40が設けられている。照度センサ40は、マスクステージMSTのマスクMに照射される露光光ELの照度を検出する。照度センサ40は、マスクMのZ座標と同一のZ座標における露光光の照度を検出可能になっている。
照度センサ40は、例えばマスクステージMSTの+X側端辺に沿って6つ設けられている。6つの照度センサ41〜46は、例えば照明領域IR1〜IR7のそれぞれの継ぎ目部分のピッチと同一のピッチで配置されている。図3においては、各照度センサ41〜46のY座標と照明領域IR1〜IR7の継ぎ目部分のY座標とがちょうど一致している状態を示している。照度センサ41〜46による検出結果は、それぞれ制御装置5に送信され、当該制御装置5において記憶されるようになっている。
図1及び図2に戻って、投影システムPSは、複数の投影光学系PL(PL1〜PL7)を有している。複数の投影光学系PL1〜PL7は、所定の投影領域PR1〜PR7(図3参照)に露光光ELを照射可能である。投影領域PR1〜PR7は、各投影光学系PL1〜PL7から射出される露光光ELの照射領域に相当する。本実施形態において、投影システムPSは、異なる7つの投影領域PR1〜PR7のそれぞれにパターンの像を投影する。投影システムPSは、プレートPのうち投影領域PR1〜PR7に配置された部分に、マスクMのパターンの像を所定の投影倍率で投影する。各投影光学系PL1〜PL7は、視野絞り31及びYブラインド32を有している。
図4は、プレートステージPST上の構成を示す平面図である。図4においては、プレートステージPST上の一部の構成を省略して示している。また、図4において一点鎖線で示した部分は、プレートステージPST上のプレートPの保持位置及びプレートP上の露光領域PA1〜PA6の設定位置である。
図4に示すように、プレートステージPSTは、プレートPを保持した状態で、投影領域PR1〜PR7に対して移動可能である。プレートステージPSTは、プレートPを保持可能なプレート保持部36を有する。プレート保持部36は、プレートPを真空吸着可能なチャック機構を含み、プレートPをリリース可能に保持する。
本実施形態において、プレート保持部36は、プレートPの表面(露光面)とXY平面とがほぼ平行となるように、プレートPを保持する。プレート保持部36は、プレートPの表面とマスクMの表面とが光学的に共役となるようにプレートPを保持する。駆動システム4は、例えばリニアモータを含み、ベースプレートBPのガイド面BPG上においてプレートステージPSTを移動可能である。本実施形態において、プレートステージPSTは、駆動システム4の作動により、プレート保持部36でプレートPを保持した状態で、ガイド面BPG上を、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6つの方向に移動可能である。
プレートステージPSTには、照度センサ50が設けられている。照度センサ50は、プレートステージPSTに照射される露光光ELの照度を検出する。照度センサ50は、例えばプレートステージPSTの+X側端辺に沿って6つ設けられている。6つの照度センサ51〜56は、例えば投影領域PR1〜PR7のそれぞれの継ぎ目部分のピッチと同一のピッチで配置されている。図4においては、各照度センサ51〜56のY座標と投影領域PR1〜PR7の継ぎ目部分のY座標とがちょうど一致している状態を示している。照度センサ51〜56による検出結果は、それぞれ制御装置5に送信され、当該制御装置5において記憶されるようになっている。
投影領域PR1〜PR7は、それぞれ照明領域IR1〜IR7に対応している。投影領域PR1〜PR7は、それぞれ対応する照明領域IR1〜IR7との間で光学的に共役な位置に形成されていることになる。
次に、プレートPの露光時における露光装置EXの動作の一例を説明する。露光装置EXの各動作の少なくとも一部は、予め定められている露光に関する制御情報(露光制御情報)に基づいて実行される。露光制御情報は、露光装置EXの動作を規定する制御命令群を含み、露光レシピとも呼ばれる。以下の説明において、露光に関する制御情報を適宜、露光レシピ、と称する。
露光レシピは、制御装置5に予め記憶されている。少なくともプレートPの露光時(マスクM及びプレートPに対する露光光ELの照射動作時)における露光装置EXの動作条件は、露光レシピによって予め決定されている。制御装置5は、露光レシピに基づいて、露光装置EXの動作を制御する。露光レシピは、プレートPの露光時におけるマスクステージMST及びプレートステージPSTの移動条件を含む。プレートPの露光時、制御装置5は、露光レシピに基づいて、マスクステージMST及びプレートステージPSTを移動する。
制御装置5は、上記露光レシピに基づいて、マスクMをマスクステージMSTに搬入する。マスクMがマスクステージMSTに保持された後、マスクMのアライメント処理、各種計測処理、及びキャリブレーション処理を含むセットアップ処理が実行される。マスクMのセットアップ処理後、制御装置5は、プレートPをプレートステージPSTに搬入する。プレートPがプレートステージPSTに保持された後、プレートPのアライメント処理、各種計測処理、及びキャリブレーション処理を含むセットアップ処理が実行される。
露光装置EXによる露光処理手順について、具体的に説明する。マスクM及びプレートPのセットアップ処理の後、制御装置5は、露光レシピに基づいて、マスクMとプレートPとを走査方向に同期移動しながら、マスクMの下面のパターン領域MAに露光光ELを照射する(実露光ステップ:ステップ101)。露光光ELは、パターン領域MAを介して投影光学系PL1〜PL7に入射する。投影光学系PL1〜PL7に入射した露光光は、当該投影光学系PL1〜PL7を介してプレートPの表面の露光領域PA1〜PA6(図3参照)に照射され、当該露光領域PA1〜PA6が露光される。
プレートP上に設けられた複数の露光領域PA1〜PA6に対する露光処理は、露光領域PA1〜PA6を投影領域PR1〜PR7に対してプレートPの表面(XY平面)に沿って走査方向に移動させるとともに、マスクMのパターン領域MAを照明領域IR1〜IR7に対してマスクMの下面(XY平面)に沿って走査方向に移動させながら実行される。本実施形態においては、プレートPの走査方向(同期移動方向)をX軸方向とし、マスクMの走査方向(同期移動方向)もX軸方向とする。
例えばプレートPの露光領域PA1を露光する場合、制御装置5は、投影領域PR1〜PR7に対してプレートPの露光領域PA1をX軸方向に移動するとともに、そのプレートPのX軸方向への移動と同期して、照明領域IR1〜IR7に対してマスクMのパターン領域MAをX軸方向に移動しながら、照明領域IR1〜IR7に露光光ELを照射して、マスクMからの露光光ELを投影光学系PLを介して投影領域PR1〜PR7に照射する。これにより、プレートPの露光領域PA1は、投影領域PR1〜PR7に照射された露光光ELで露光され、マスクMのパターン領域MAのパターンの像がプレートPの露光領域PA1に転写される。
例えば露光領域PA1の露光が終了した後、次の露光領域(例えば露光領域PA2)を露光するために、制御装置5は、投影領域PR1〜PR7が次の露光領域PA2の露光開始位置に配置されるように、プレートステージPSTを制御して、投影領域PR1〜PR7に対してプレートPをXY平面内の所定方向に移動する。また、制御装置5は、照明領域IR1〜IR7がパターン領域MAの露光開始位置に配置されるように、マスクステージMSTを制御して、照明領域IR1〜IR7に対してマスクMを移動する。そして、投影領域PR1〜PR7が露光領域PA2の露光開始位置に配置され、照明領域IR1〜IR7がパターン領域MAの露光開始位置に配置された後、制御装置5は、その露光領域PA2の露光を開始する。
制御装置5は、マスクステージMSTが保持するマスクMとプレートステージPSTが保持するプレートPとをX軸方向に同期移動しながらプレートPに露光光ELを照射する動作と、次の露光領域を露光するために、プレートPをXY平面内の所定方向(例えばX軸方向)にステッピング移動する動作を繰り返しながら、プレートP上に設けられた複数の露光領域PA1〜PA6を、マスクMに設けられたパターン及び投影光学系PLを介して順次露光する。全ての露光領域PA1〜PA6の露光が終了したら、プレートPに対する露光処理を終了させる。制御装置5は、このような露光処理を、例えばマスクMを適宜交換しながら行わせる。
次に、露光光の照度キャリブレーション動作について、図5〜8を参照して説明する。図5は、照度キャリブレーション動作の過程を示すフローチャートである。
制御装置5は、例えばマスクMが投影光学系PLの視野から外れた位置にある時、若しくは、マスクMの交換時において、露光光の照度キャリブレーションを行わせる。図6〜図8は、感度較正及び照度キャリブレーションにおける照度センサ51〜56と投影領域PR1〜PR7との間の位置関係を示す図である。
プレートP上に形成される投影領域PR1〜PR7のY方向の端部(継ぎ部)は、当該投影領域PR1〜PR7をX方向に移動させたときにオーバーラップするようになっている(オーバーラップ露光領域)。具体的には、投影領域PR1は、−Y側の端部にオーバーラップ露光領域を有している。投影領域PR2〜PR6は、それぞれ+Y側の端部及び−Y側の端部にオーバーラップ露光領域を有している。投影領域PR7は、+Y側の端部にオーバーラップ露光領域を有している。照度センサ51〜56の感度較正及び露光光の照度キャリブレーション動作は、露光光のオーバーラップ露光領域の照度に基づいて行われる。
露光光の照度キャリブレーション動作にあたり、制御装置5は、まず、照度センサ51〜56の感度較正を行わせる。制御装置5は、照度センサ51〜56を用いて投影領域PR2、PR4、PR6のオーバーラップ露光領域のうち複数箇所の照度を検出させる。本実施形態では、例えば6箇所の照度検出点(m1〜m6)の照度を検出させるようにする。
制御装置5は、図6に示すように、照度センサ51〜56と投影領域PR2、PR4、PR6の照度検出点m1〜m6とが重なるようにプレートステージPSTを移動させる(ステップS10)。プレートステージPSTを移動させた後、制御装置5は、各照度センサ51〜56を用いて照度検出点m1〜m6の照度を同時に検出させる(ステップS11)。
照度を検出させた後、制御装置5は、プレートステージPSTを走査方向(X方向)の直交方向(Y方向)に1ピッチ分移動させる(ステップS12)。この動作により、図7に示すように、照度検出点m2に位置していた照度センサ52が照度検出点m1の位置に移動し、照度検出点m3に位置していた照度センサ53が照度検出点m2の位置に移動し、照度検出点m4に位置していた照度センサ54が照度検出点m3の位置に移動し、照度検出点m5に位置していた照度センサ55が照度検出点m4の位置に移動し、照度検出点m6に位置していた照度センサ56が照度検出点m5の位置に移動する。本実施形態では、ステップS12において、ステージを走査方向と直交する方向に1ピッチ分移動させたが、プレートステージを走査方向と直交する方向に1ピッチより多いピッチ分移動させてもよい。
プレートステージPSTを1ピッチ分移動させた後、制御装置5は、それぞれの照度センサ52〜56を用いて照度検出点m1〜m5の照度を検出させる(ステップS13)。ステップS13においては、照度センサ51は照度検出点m1〜m6から外れた位置にあるため、制御装置5は当該照度センサ51には照度検出を行わせないようにする。
制御装置5は、ステップS11及びステップS13においてそれぞれの照度センサ51〜56により計測されたそれぞれの照度検出点m1〜m6の照度に基づいて、照度センサ51〜56間の感度較正を行わせる(ステップS14)。感度較正を行わせる場合、制御装置5は、予め照度センサ51に対して感度較正が施されている場合には、照度センサ51を基準照度センサとして用いる。制御装置5は、照度センサ51により計測された照度検出点m1の照度と照度センサ52により計測された照度検出点m1に基づいて、照度センサ51の感度と同一の感度となるように照度センサ52の感度較正を行わせる。
照度センサ52の感度較正を行わせた後、制御装置5は、当該感度較正された照度センサ52の感度と、照度センサ52により検出された照度検出点m2の照度と、照度センサ53により検出された照度検出点m2の照度とに基づいて、照度センサ53の感度較正を行わせる。同様にして、照度センサ54〜56の感度較正を行わせる。
本実施形態においては、6つの照度センサを備えているが、2つ以上の照度センサを備えていればよい。本実施形態においては、照度センサ51を基準照度センサとして用いているが、照度センサ52〜56の何れか1つに対して感度較正を施しておき、感度較正を施した照度センサを基準照度センサとして用いてもよい。
ステップS14において照度センサ51〜56の感度較正を行わせた後、制御装置5は、照度センサ56が照度検出点m1の位置に重なるようにプレートステージPSTをY方向に移動させる(ステップS15)。この動作により、照度センサ56のみが照度検出点m1と重なる位置に配置されることになり、照度センサ51〜55についてはいずれの照度検出点にも重ならないことになる。プレートステージPSTを移動させた後、制御装置5は、照度センサ56を用いて照度検出点m1の照度を検出させる(ステップS16)。
ステップS16における照度の検出の後、制御装置5は、検出結果に基づいて照度センサ51〜56間の累積誤差を算出する(ステップS17)。例えば、上記ステップS11〜S14による感度較正においては、隣接する照度センサを用いて同一の照度検出点を検出する場合に照度のリップル等による検出結果のズレが発生すると、ステップS14の感度較正時に当該ズレが全ての照度センサ51〜56における累積的な誤差となって較正結果に含まれてしまうことになる。この場合、照度センサ51〜56における累積誤差は、照度センサ51から照度センサ56に至るまで、等比数列的に増加することになる。具体的には、各照度センサでの誤差を含む検出結果をSn(ただし、照度センサ51をn=1、照度センサ52をn=2、…照度センサ56をn=6としている)、累積分をα、照度センサ51における累積誤差を含まない検出値Sをとすると、
=Sn−1・α
=S・α
となる。
本実施形態では、制御装置5は、ステップS15及びステップS16を行わせることによって、当該累積誤差が照度キャリブレーションに反映されないようにする。具体的には、制御装置5は、ステップS16の検出結果と、上記感度較正における照度センサ51の検出結果とを比較して、照度センサ56における誤差の値δを算出する。制御装置5は、算出された値に基づいて、累積分αの値を算出する。本実施形態では、照度センサ56が6つ設けられているため、α=δ1/6となる。このようにして累積分αの値を算出し、各照度センサ51〜56に含まれる累積誤差をそれぞれ算出した後、制御装置5は、当該算出結果に基づいて各照度センサ51〜56の感度を再度較正する(ステップS18)。
ステップS18によって照度センサ51〜56の感度較正を再度行わせた後、制御装置5は、照明モジュールIL1〜IL7及び投影光学系PL1〜PL7を通過する露光光の照度キャリブレーションを行わせる。本実施形態では、投影領域PR1、PR3、PR5、PR7の組と、投影領域PR2、PR4、PR6の組とに分けて照度キャリブレーションを行わせる。
制御装置5は、まず、図8に示すように、投影領域PR1、PR3、PR5、PR7の各照度検出点m7〜m12の位置と各照度センサ51〜56の位置とを一致させるようにプレートステージPSTを移動させる(ステップS19)。プレートステージPSTを移動させた後、制御装置5は、照度センサ51〜56を用いて照度検出点m7〜m12における照度を検出させる(ステップS20)。照度検出後、制御装置5は、上記ステップS11〜S18における照度センサ51〜56の感度較正の結果と、ステップS19において検出した照度検出点m7〜m12の検出結果とに基づいて、露光光の照度を調整させる(ステップS21)。
光の照度調整の際、制御装置5は、例えば減光フィルタ12bを光軸と直交する方向に移動させ、減光フィルタ12bを通過する光の照度を調節させる。照明モジュールIL1〜IL7及び投影光学系PL1〜PL7を通過する露光光の照度を個々に調節する場合には、制御装置5は、当該照度の調節対象となる照明モジュールIL1〜IL7に設けられている照度可変機構を用いて照度を調節する。
照度検出点m7〜m12についての照度キャリブレーションを行った後、制御装置5は、照度センサ51〜56を用いて照度検出点m7〜m12の照度を検出させる(ステップS22)。再検出の後、制御装置5は、再度取得した照度検出点m7〜m12の照度検出値に基づいて、ステップS17において露光光の照度調整が正確に行われた否かの判定を行う(ステップS23)。
露光光の照度調整が正確に行われていないと判定された場合(ステップS23のNO)には、制御装置5は、ステップS21の調整動作及びステップS22判断を繰り返し行わせる。露光光の照度調整が正確に行われたと判定された場合(ステップS23のYES)には、制御装置5は、プレートステージPSTを走査方向へ移動させ(ステップS24)、投影領域PR2、PR4、PR6の組についての照度キャリブレーションに移行させる。このようにして、制御装置5は、投影領域PR1、PR3、PR5、PR7の組についての照度キャリブレーションを行わせる。
投影領域PR1、PR3、PR5、PR7の組の照度キャリブレーションを行わせた後、制御装置5は、同様の手法によって投影領域PR2、PR4、PR6の組についての照度キャリブレーションを行わせる。制御装置5は、照度センサ51〜56を用いて照度検出点m1〜m6の照度を再度検出させ(ステップS25)、当該検出結果を用いて露光光の照度調整を行わせ(ステップS26)、当該照度調整が正確に行われた否かの判定を行う(ステップS27)。露光光の照度調整が正確に行われていないと判定された場合には、再度露光光の照度を調整させ、再調整が正確に行われたか否かの判定を行う。露光光の照度調整が正確に行われたと判定された場合には、照度キャリブレーションの処理を終了させる。
上記の照度キャリブレーションの後、制御装置5は、マスクステージMST側の照度センサ41〜46を用いて照明領域IR1〜IR7の照度検出を行わせる。制御装置5は、照明領域IR1〜IR7の照度検出についても、照明領域IR1、IR3、IR5、IR7の組と、照明領域IR2、IR4、IR6の組とに分けて照度検出を行わせる。図9及び図10は、照明領域IR1〜IR7と照度センサ41〜46との間の位置関係を示す図である。
制御装置5は、まず、図9に示すように、照明領域IR1、IR3、IR5、IR7のオーバーラップ照明領域である照度検出位置n1〜n6に照度センサ41〜46が重なるように、マスクステージMSTを移動させる(ステップS28)。マスクステージMSTの移動後、制御装置5は、照度センサ41〜46を用いて、各照度検出位置n1〜n6の照度を検出させる(ステップS29)。照度検出後、制御装置5は、検出結果を記憶させる(ステップS30)。
検出結果を記憶させた後、制御装置5は、図10に示すように、照明領域IR2、IR4、IR6のオーバーラップ照明領域である照度検出位置n7〜n12に照度センサ41〜46が重なるように、マスクステージMSTを移動させる(ステップS31)。マスクステージMSTの移動後、制御装置5は、照度センサ41〜46を用いて、各照度検出位置n7〜n12の照度を検出させる(ステップS32)。照度検出後、制御装置5は、検出結果を記憶させる(ステップS33)。
ステップS28〜ステップS33の動作により、制御装置5は、照度キャリブレーションの直後における照明領域IR1〜IR7の照度データを得ることができる。制御装置5は、当該照明領域IR1〜IR7の照度データを用いることにより、マスクステージMSTの照度センサ41〜46を用いて照度キャリブレーションを行わせることができる。具体的には、制御装置5は、例えばプレートステージPSTにおいてプレートPを交換している間などにおいて、マスクステージMST側の照度センサ41〜46を用いて照度キャリブレーションを行わせることができる。
以上のように、本実施形態によれば、プレートステージPST上の投影領域PR1〜PR7における露光光の照度を検出し、マスクステージMST上の照明領域IR1〜IR7の照度と当該検出結果とを対応付けることとしたので、マスクステージMST上の照明領域IR1〜IR7の照度を検出し、当該検出結果を用いて照明領域IR1〜IR7の照度を調節させることによって、実質的に投影領域PR1〜PR7の照度キャリブレーションを行うことができる。この場合、例えばプレートステージPSTにおいてプレートPの交換を行っている時間を利用して露光光の照度キャリブレーションを行うことができるため、それぞれを別個に行う場合に比べて、処理時間を短縮させることができる。これにより、スループットの向上を図ることができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態においては、照度センサ51〜56の検出結果を照度センサ41〜46の検出結果に対応付ける構成としたが、これに限られることは無く、例えばランプハウス10内の照度センサ11dの検出結果に対応付けるようにし、照度センサ11dの検出結果を用いて照度キャリブレーションを行うようにしても構わない。この場合、マスクステージMSTにおいてマスクMを交換している間についても照度キャリブレーションを行うことができるので、更なるスループット向上を図ることができる。
また、上記実施形態においては、露光光の照度を調整する際に、減光フィルタ12bを用いて調節する例を挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば光源11aの電力を調節することで露光光の照度を調整するようにしても構わない。また、投影光学系PLにおけるXブラインド21やYブラインド32を用いて照度を調節する構成であっても構わない。
また、上記実施形態においては、プレートステージPST上の投影領域PR1〜PR7の照度を検出する照度センサ50が6つ(照度センサ51〜56)である例を挙げて説明したが、これに限られることは無く、照度センサ50が1つ以上であれば良い。
なお、上述の実施形態のプレートPとしては、ディスプレイデバイス用のガラス基板のみならず、半導体デバイス製造用の半導体ウエハ、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
なお、露光装置EXとしては、マスクMとプレートPとを同期移動してマスクMのパターンを介した露光光ELでプレートPを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMとプレートPとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、プレートPを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。
また、本発明は、米国特許第6341007号明細書、米国特許第6208407号明細書、米国特許第6262796号明細書等に開示されているような、複数の基板ステージを備えたツインステージ型の露光装置にも適用できる。
また、本発明は、米国特許第6897963号明細書、欧州特許出願公開第1713113号明細書等に開示されているような、基板を保持する基板ステージと、基板を保持せずに、基準マークが形成された基準部材及び/又は各種の光電センサを搭載した計測ステージとを備えた露光装置にも適用することができる。また、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置を採用することができる。
露光装置EXの種類としては、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置に限られず、プレートPに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
なお、上述の各実施形態においては、レーザ干渉計を含む干渉計システムを用いて各ステージの位置情報を計測するものとしたが、これに限らず、例えば各ステージに設けられるスケール(回折格子)を検出するエンコーダシステムを用いてもよい。
なお、上述の実施形態においては、光透過性の基板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスクを用いたが、このマスクに代えて、例えば米国特許第6778257号明細書に開示されているように、露光すべきパターンの電子データに基づいて透過パターン又は反射パターン、あるいは発光パターンを形成する可変成形マスク(電子マスク、アクティブマスク、あるいはイメージジェネレータとも呼ばれる)を用いてもよい。また、非発光型画像表示素子を備える可変成形マスクに代えて、自発光型画像表示素子を含むパターン形成装置を備えるようにしても良い。
上述の実施形態の露光装置EXは、本願請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図6に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、上述の実施形態に従って、マスクのパターンを用いて露光光で基板を露光すること、及び露光された基板(感光剤)を現像することを含む基板処理(露光処理)を含む基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程などの加工プロセスを含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。なお、ステップ204では、感光剤を現像することで、マスクのパターンに対応する露光パターン層(現像された感光剤の層)を形成し、この露光パターン層を介して基板を加工することが含まれる。
EX…露光装置 M…マスク EL…露光光 IS…照明システム MST…マスクステージ PST…プレートステージ PL…投影光学系 IL…照明モジュール m1〜m12、n1〜n12…照度検出点 IR1〜IR7…照明領域IR PR1〜PR7…投影領域PR 10…ランプハウス 11d…照度センサ 40、41〜46…照度センサ 50、51〜56…照度センサ

Claims (17)

  1. 第1面に配置されたパターンに露光光を照射する工程と、
    第2面に配置された基板に前記パターンを介した前記露光光を照射する工程と、
    前記第2面よりも前記露光光の光路の上流側で該露光光の第1照度を検出する工程と、
    前記第2面における前記露光光の第2照度を検出する工程と、
    前記第1照度と前記第2照度とを対応付ける工程と、
    前記第1照度に基づいて前記第2照度を調整する工程と、
    を含む露光方法。
  2. 前記第1照度は、前記第2面と光学的に共役な共役面における前記露光光の照度である請求項1に記載の露光方法。
  3. 前記基板に前記露光光を照射する工程は、前記パターンの像を前記第2面に投影することを含み、
    前記共役面は、前記第1面である請求項2に記載の露光方法。
  4. 前記第2照度を検出する工程は、前記第2面の複数の位置における前記第2照度を検出し、
    前記第1照度を検出する工程は、前記複数の位置とそれぞれ共役な複数の共役位置における前記第1照度を検出する請求項2または3に記載の露光方法。
  5. 前記第2照度を検出する工程は、前記複数の位置における前記第2照度をそれぞれ異なるセンサによって検出する請求項4に記載の露光方法。
  6. 前記第2照度を検出する工程は、
    前記複数の位置のうちの第1位置における前記第2照度を複数の前記センサのうちの第1センサによって検出することと、
    前記複数の位置のうちの第2位置における前記第2照度を複数の前記センサのうちの第2センサによって検出することと、
    前記第2位置における前記第2照度を前記第1センサによって検出することと、
    前記第1位置および前記第2位置における前記第1センサの各検出結果に基づいて、前記第1センサおよび前記第2センサの較正を行うことと、
    を含む請求項5に記載の露光方法。
  7. 前記複数の位置は、所定方向に沿って配列され、
    前記第1位置および前記第2位置は、それぞれ前記複数の位置のうちの一端位置および他端位置であり、
    前記第2照度を検出する工程は、前記第1位置および前記第2位置における前記第1センサの各検出結果に基づいて、前記複数の位置のうち前記第1位置と前記第2位置との間に配置された各位置に対応する複数の前記センサの較正を行うことを含む請求項6記載の露光方法。
  8. 前記較正は、前記第1位置および前記第2位置における前記第1センサの各検出値の差に基づいて行われる請求項1〜7のいずれか一項に記載の露光方法。
  9. 前記第1照度を検出する工程および前記第2照度を調整する工程の少なくとも一方は、前記基板の交換処理が行われる期間に実施される請求項1〜8のいずれか一項に記載の露光方法。
  10. 前記第2照度を調整する工程は、前記露光光の光源の発光量と、前記第1面よりも前記露光光の光路の上流側の所定位置における該露光光の透過率との少なくとも一方を変化させる請求項1〜9のいずれか一項に記載の露光方法。
  11. 第1ステージに配置されたマスクに露光光を照射し、第2ステージに配置された基板に前記マスクのパターンを介した前記露光光を照射する露光装置であって、
    前記第2ステージよりも前記露光光の光路の上流側で該露光光の第1照度を検出する第1検出装置と、
    前記第2ステージに設けられ、該第2ステージにおける前記露光光の第2照度を検出する第2検出装置と、
    前記第1照度と前記第2照度とを対応付け、前記第1照度に基づいて前記第2照度の調整情報を出力する制御装置と、
    を備える露光装置。
  12. 前記第1検出装置は、前記第1ステージに設けられる請求項11に記載の露光装置。
  13. 前記第1ステージに配置された前記マスクのパターンの像を、前記第2ステージに配置された前記基板に投影する投影光学系を備える請求項11または12に記載の露光装置。
  14. 前記第2検出装置は、前記投影光学系の結像面内の複数の位置における前記第2照度を検出し、
    前記第1検出装置は、前記複数の位置とそれぞれ共役な複数の共役位置における前記第1照度を検出する請求項13に記載の露光装置。
  15. 前記第2検出装置は、前記複数の位置における前記第2照度をそれぞれ検出する複数のセンサを含む請求項14に記載の露光装置。
  16. 前記調整情報に基づいて、前記露光光の光源の発光量と、前記第1ステージよりも前記露光光の光路の上流側の所定位置における該露光光の透過率との少なくとも一方を変化させる調整装置を備える請求項11〜15のいずれか一項に記載の露光装置。
  17. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の露光方法を用いて前記基板を露光することと、
    露光された前記基板を現像して、前記パターンに対応する露光パターン層を形成することと、
    前記露光パターン層を介して前記基板を加工することと、を含むデバイス製造方法。
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