JP2010270168A - 水系増粘剤及びその製造方法並びにそれを用いた水性増粘液 - Google Patents
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Abstract
【課題】 一般に、強酸性を示す溶液、塩濃度が高い溶液、アルコール性溶液においては、従来より知られる増粘剤は、成分として含まれる水性共重合体の分子量が上がらなかったり、分岐構造が生成したり、不溶解分が生成したりして、増粘が不十分であり、また取扱い性に劣った。
【解決手段】 2−メチル−2−プロペニル−1−スルホン酸の含有量が120重量ppm以下である2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(塩)、(メタ)アクリル酸及び/又はその塩、及びN原子にアルキル基が結合しても良い単官能性アクリルアミド若しくはアクリル酸エステル、を共重合して得られたGPCのトップピーク分子量が200万〜3000万である水系増粘剤は、強酸性を示す溶液、塩濃度が高い溶液、アルコール性溶液の増粘に優れ、不溶解部等がないため溶解性が良く、取扱いが容易であるため、優れた水性増粘液が得られる。
【選択図】 なし
Description
更に詳しくは、特定のスルホン酸(塩)基含有水溶性共重合体からなり、安全であって、少量の添加で高い増粘効果の得られる水系増粘剤及び該増粘剤の製造方法、並びに該増粘剤を含有する医薬品や化粧品などに使用される水性増粘液に関する。
これらの中で、特に架橋ポリ(メタ)アクリル酸は、安価で増粘効果が高く、少量でゲル化するため、医薬品および化粧品業界、特に化粧料において、水溶性増粘剤あるいは安定化剤として多用されている。
しかしながら、架橋ポリ(メタ)アクリル酸は、pH5以下の酸性下や塩の存在する水溶液中では、カルボキシル基の解離が抑えられ、粘度が極端に低下し増粘しなくなる。このため、酸性条件や塩共存系が要求される処方では使用することが出来ない。特に、使用性が重要なポイントを占める化粧料用の増粘剤としては、この特徴が致命的な欠点となることもある。
例えば、pH5以下の酸性条件下あるいは塩類の存在下では、増粘効果を保持するためにその配合量を大幅に増量する必要があり、その結果、使用性を著しく損なうことになる。そのようなものを肌に塗布したときに、べたつき感を生じ、このべたつき感は化粧料の使用性上、極めて深刻な問題となる。また、化粧料処方の中にはエタノール濃度が高いものもあるが、現状ではこのような処方をカルボキシビニルポリマーなどの従来の増粘剤により効率よく増粘することは極めて困難な課題である。
しかしながら、これらの共重合体であっても、分子量が上がらなかったり、重合体中に分岐構造が生成したり、不溶解分が生成したりして、またさらには、酸性領域や、エタノール存在下での増粘が不十分であって、取扱い性に劣った。
[1]下記に示す単量体(A)が15〜80重量%、単量体(B)及び/又は単量体(C)が20〜85重量%を必須として、且つ架橋性単量体を含まない条件下でラジカル共重合して得られる水溶性共重合体であって、ポリアクリル酸を基準物質としたGPCのトップピーク分子量が200万〜3000万である水系増粘剤。
単量体(A);2−メチル−2−プロペニル−1−スルホン酸の含有量が120重量ppm以下である、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及び/又はその塩。
単量体(B);(メタ)アクリル酸及び/又はその塩。
単量体(C);N原子にアルキル基が結合しても良い単官能性アクリルアミド又はアクリル酸エステル。
[2]単量体(A)が、以下の第1〜第4工程を経て製造されたものである[1]記載の水系増粘剤。
第1工程;アクリロニトリルと発煙硫酸の混合液を製造する工程。
第2工程;第1工程で製造する混合液とイソブチレンとを混合接触させ、2−メチル−2−プロペニル−1−スルホン酸が12000重量ppm以下である2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアクリロニトリルスラリー液を得る工程。
第3工程;第2工程で得られるスラリー液を固液分離して、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の粗体ケーキを得、次いで粗体ケーキをアクリロニトリルで洗浄する工程。
第4工程;第3工程で得られる洗浄した粗体ケーキを乾燥する工程。
[3]単量体(C)が、アクリルアミド、N−アルキルアクリルアミド、N,N−ジアルキルアクリルアミドから選ばれた単量体である[1]又は[2]に記載の水系増粘剤。
[4]単量体(A)中の2−メチル−2−プロペニル−1−スルホン酸の含有量が60重量ppm以下である、[1]〜[3]のいずれかに記載の水系増粘剤。
[5]単量体(A)中の2−メチル−2−プロペニル−1−スルホン酸の含有量が30重量ppm以下である、[1]〜[4]のいずれかに記載の水系増粘剤。
[6]単量体(A)、(B)及び/又は(C)をゲル重合させてなる[1]〜[5]のいずれかに記載の水系増粘剤の製造方法。
[7][1]〜[5]のいずれかに記載の水系増粘剤と鉱酸若しくは有機酸、又はアルコールのいずれかを必須成分として含有する水性増粘液。
本発明のスルホン酸(塩)基含有単量体は、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(以下ATBSと略称する)及び/又はその塩である。
該単量体は、通常、アクリロニトリル、硫酸、イソブチレンを使用して製造される。かかる3成分は、化学量論的には等モルで反応するものであるが、アクリロニトリルは反応媒体の役割も担うため大過剰に用いられる。ATBSは、アクリロニトリルに難溶性であるため、生成物はスラリー状となり、先ずこのスラリーからATBS粗体を分離し、次の精製工程で精製することが行われている。こうして製造されたATBSには不純物が含まれており、該物質の含有量によって重合体の分子量がばらつく問題があった。
本発明者らは該不純物が下記式(1)で示される2−メチル−2−プロペニル−1−スルホン酸(以下IBSAと略称する)であることを先の発明において確認した。
その理由は、定かではないが、IBSAは不飽和結合を含んでいるため、共重合体の成分として取り込まれるが、ATBSよりスルホン酸基の長さが短く且つアミド基を含まないため、それが性能低下に繋がったとも考えられる。また、退化的連鎖移動によってポリマー末端に結合するIBSA単位はポリマーの熱安定性を低下させると推定されるが、この不安定末端が減少することによって長期安定性が向上した可能性も強い。
なお、曳糸性が大きいと、化粧料として使用した場合の、肌への載りや伸びが良くなるので好ましい。
かかる精製には、メタノールや酢酸、水と共沸する有機溶剤による再結晶する方法も考えられるが、かかる方法では工業的量産に馴染まず、廃棄溶剤も多いため、コストアップになる。
そのため、ATBSの製造工程において、IBSA濃度を120重量ppm以下に制御する方法が好ましい。
第一工程は、アクリロニトリルと発煙硫酸の混合液を製造する工程である。本工程は、アクリロニトリルと硫酸との均一混合が目的であるが、アクリロニトリル中には微量の水分が含まれるため、この水分を発煙硫酸で捕捉することを含んでいる。アクリルニトリルの重合や、混合液の着色を抑制するために、混合液温度を0℃から−15℃に維持し、混合槽内の液滞留時間を10分以上にすることが好ましい。より好ましくは、90分以上の滞留時間であり、発煙硫酸中の三酸化硫黄成分が多く残存すると、次工程において三酸化硫黄がイソブチレンと化学反応しIBSAを生成する。
第二工程は、第一工程で製造する混合液とイソブチレンとを混合接触させ、ATBSのアクリロニトリルスラリー液を得る工程である。本工程は、アクリロニトリルと硫酸(若しくは発煙硫酸)、イソブチレンが等モルで反応し、同モルのATBSが生成するはずであるが、アクリロニトリルを溶剤としても使用しているため、本工程ではATBSのアクリロニトリルスラリー液となる。
本工程の温度は40〜70℃が好ましく、槽内の滞留時間は90〜180分が好ましい。本工程では、発煙硫酸とイソブチレンが副反応してIBSAが生成する。
IBSAの生成量を低減する方法としては、発煙硫酸から持込まれる三酸化硫黄分を低減する方法等が挙げられる。該化合物は、逐次反応で更に三酸化硫黄と反応して別の化合物に変換されるケースや、水分と反応してアルコール化合物に変化するケース、アクリロニトリルと反応して別のアクリルアミド化合物に変換されるケースがあり、これらを利用して、一度生成した該化合物を消失させる方法もある。本工程では、本発明で使用するATBSを得るためには、本工程の製品中のIBSAを12000重量ppm以下に抑える必要がある。
第三工程は、第二工程で得られるスラリー液を固液分離して、ATBSの粗体ケーキを得、次いで粗体ケーキをアクリロニトリルで洗浄する工程である。本工程の後半は、ATBSの粗体ケーキから不純物を除去する目的であり、結晶表面に付着したIBSAを洗い流す操作を含んでいる。
第四工程は、第三工程で得られる洗浄した粗体ケーキを乾燥する工程である。本工程は残存するアクリロニトリルを除去することが主目的であるが、IBSAが熱分解する性質を利用して、IBSAを低減する目的も含んでいる。乾燥後に得られるパウダーに含まれるIBSAは120重量ppm以下である。
第一工程、第二工程、第三工程、第四工程の工程で、IBSAの含有量を元に工程条件を変更することにより、該化合物の含有量を低濃度に維持することができる。
本発明で使用することのできる単量体(B)は、(メタ)アクリル酸及び/又はその塩である。なお、本発明で(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸又はメタクリル酸のことをいう。好ましくはアクリル酸及び/又はその塩が使用される。
本発明で使用することのできる単量体(C)は、N原子にアルキル基が結合しても良い単官能性アクリルアミド又はアクリル酸エステルである。
N原子にアルキル基が結合しても良い単官能性アクリルアミドとしては、アクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−プロピルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−tert-ブチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリルアミドメチルクロライド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミドメチルクロライド、等が例示される。取扱いが容易であり入手のしやすいアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−プロピルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミドが好ましい。
N原子にアルキル基が結合しても良いアクリル酸エステルとしては、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリレート、N,N−ジメチルアンモニウムエチルアクリレートメチルクロライド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリレート等が例示される。入手のしやすいN,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアンモニウムエチルアクリレートメチルクロライドが好ましい。
本発明の単量体(C)として最も好ましいのはアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミドである。
本発明の共重合体は、上に説明した単量体(A)、(B)、(C)以外に、全単量体の20重量%以内の範囲で、その他の単量体を使用することができる。その他の単量体の例としては、 (無水)マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸(無水物)またはその塩、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピングリコール、ブタンジオール等の二価アルコールのメチルエーテル体の(メタ)アクリル酸のモノエステル、 (メタ)アクリル酸グリシジル、酢酸ビニル、酢酸プロピルなどのカルボン酸ビニルエステル、ATBS以外の(メタ)アクリルアミドアルキルアルカンスルホン酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−アリロキシプロパンスルホン酸などの不飽和スルホン酸またはその塩、(メタ)アクリロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、クロロメチルスチレンなどのスチレン系単量体、ビニルピリジン、ビニルイミダゾール及びアリルアミンなどが挙げられ、これらは単独で用いても複数組み合わせて使用しても良い。
これらの単量体の使用量は、15重量%以内が好ましく、10重量%以内が更に好ましい。
ただし、本発明では、架橋性単量体を含んではならない。かかる架橋性単量体としては、N,N−メチレンビスアクリルアミド、トリアリルアミン、トリエチレングリコールジメタクリレート等の水溶性単量体、トリメチロールプロパントリアクリレート等の油溶性単量体、が例示される。
かかる架橋性単量体は、共重合体を架橋させ不溶解部(架橋体)を生成させるので、分子量を増加させる目的であっても、使用を避けるべきである。
本発明の共重合体のトップピーク分子量は、200万〜3000万であり、好ましいトップピーク分子量は、400万〜2000万である。トップピーク分子量がこの範囲未満では増粘効果が不十分であり、この範囲を越えると溶解性が低下する。なお、共重合体の分子量は、前述したように、ポリアクリル酸を基準物質とする水系ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下GPCと略す)によるピーク曲線の極大点の分子量である。
本発明の共重合体は、水系増粘剤に用いられる。
水系増粘剤の製造方法は、通常の重合体の合成法で用いられる、ゲル重合法、水溶液重合法及び逆相懸濁重合法などの既に公知の方法が数々あるが、高分子量の水溶性共重合体の合成は、重合体を高分子量化し易いこと及び重合操作や分子量の調整が容易なことから、ゲル重合法が好ましい。重合操作はバッチ式でも連続式でもよい。ゲル重合法の連続式の具体例としては単量体水溶液を可動式ベルト上で連続的に重合させる連続ベルト重合法などが挙げられる。
重合開始剤の具体例としては、過硫酸ナトリウムや過硫酸カリウム等の過硫酸アルカリ金属塩、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、過酸化水素、クメンヒドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキシド、t−ブチルパーオキサイド、過酸化ベンゾイル等の有機過酸化物、2,2’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)−プロピオンアミド]、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物等が挙げられる。このとき、遷移金属塩や亜硫酸水素塩、L−アスコルビン酸(塩)、エリソルビン酸(塩)、アミン化合物等のレドックス形成用の還元剤を併用することが好ましい。
また、添加する重合開始剤の量は、使用する重合開始剤の種類や目的とする重合体の組成、重合度、粘度などに応じて調整されるが、全単量体の合計量を基準にして、5〜10000重量ppmが用いられる。好ましくは10〜5000重量ppm、特に15〜3000重量ppmがより好ましい。
本願発明においては、連鎖移動剤としても働くIBSAの含有量が低減できる結果、重合開始剤の使用量を少なくすることができる。
ゲル重合法の技術的特徴は、単量体の水溶液濃度を20〜50重量%程度とし、かつ重合開始剤の使用量を微少量、すなわち1000重量ppm以下にすることである。このような条件で初期反応液温度5〜10℃として重合を開始させると、反応液は高粘度なゲルに変換し、反応の途中からもはや攪拌および反応熱除去の操作ができなくなるが、その状態のまま一定時間放置することにより、通常最高到達温度80〜100℃を経た後、重合が完結し、目的とする高分子量の水溶性重合体が得られる。
ゲル重合法による重合反応で好ましい重合開始温度は0〜30℃、より好ましくは5〜20℃であり、好ましい重合到達温度は70〜105℃、より好ましくは80〜100℃である。この重合開始温度と重合到達温度の範囲に入るように単量体濃度を調整すればよい。また、好ましい重合時間は30分〜6時間程度である。
本発明の水性増粘液は、主に酸性水溶性液体、医療用・化粧品用として、酸性領域下またはアルコール存在下、高塩濃度下で使用されるものである。
酸性水溶液体は、浴室内のタイルや洗面台、トイレの便器や室内タイルなどの陶器等の汚れを除去する洗浄剤として、塩酸、クエン酸等を洗浄成分とする酸性洗浄剤である。
本発明の液状酸性洗浄剤に含まれる鉱酸又は有機酸としては、塩酸、硫酸、硝酸及びリン酸などの鉱酸や、酢酸、クエン酸、リンゴ酸、スルファミン酸及びグリコール酸などの有機酸が挙げられる。また、これらの酸は単独又は2種以上を選択して組み合わせて使用することができる。
液状酸性洗浄剤に含まれる酸の量は、酸の種類によって洗浄力や安全性が異なるために一概には言えないが、3〜30重量%の範囲が好ましく、5〜20重量%の範囲がより好ましい。3重量%未満であると、洗浄力が不十分であり、30重量%を超えると、使用者の安全性や使用する場所(トイレ・浴室等)の周囲を腐食する恐れがある。
本発明の液状酸性洗浄剤は、前記の水溶性増粘剤及び酸以外に、界面活性剤を添加することもできる。界面活性剤としては、脂肪酸塩類、高級アルコール硫酸エステル塩類、液体脂肪油硫酸エステル塩類、アルキルアリルスルホン酸塩類等の陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類、アセチレンアルコール、アセチレングリコール等の非イオン性界面活性剤などが挙げられる。その他にも、消泡剤、防腐剤、研磨剤、沈降防止剤、キレート剤、防食剤、香料等を併用することもできる。
洗浄効果、取り扱い易さ(使用感)及び安定性を得るために、20℃における液状酸性洗浄剤の粘度は5〜100mPa・s、特に10〜20mPa・sに調整することが好ましい。
薬効成分や化粧成分を用いるのは当然であるが、必要により、上記と同様の界面活性剤を添加することもできる。顔料、染料、消泡剤、防腐剤、研磨剤、沈降防止剤、キレート剤、防食剤、香料等を併用することもできる。
低分子量水溶性ポリマーの代表例としてはアクリル系の低分子量水溶性ポリマーが挙げられる。
尚、以下の各例において、特に表示されていない場合の「%」は「重量%」を意味し、「ppm」は「重量ppm」を意味する。
HPLC条件;Waters社製 高速液体クロマトグラフ
カラム;GLサイエンス社製ODS−3
溶離液;0.03%トリフルオロ酢酸水/アセトニトリル
溶離液流量;0.8ml/min
検出波長;200nm
攪拌機及び入口管と出口管とを備えたガラス反応器を2個連結し、下記条件でアクリロニトリルおよび発煙硫酸を第一反応器に仕込み、アクリロニトリルと発煙硫酸とを混合した後、この混合液を第二反応器に供給した。第二反応器において、前記混合物中にイソブチレンガスを吹き込み、目的物を合成した。上記反応は連続的に行った。
発煙硫酸1モルに対し、アクリロニトリルの供給量は11モル、イソブチレンの供給量は0.9モルの割合でそれぞれ供給した。反応中に、反応液を採取し、HPLCでIBSAの濃度を測定し、発煙硫酸の供給量を表1に示す様に調整した。
なお、発煙硫酸における三酸化硫黄の濃度は0.6%であり、市販の20%発煙硫酸に対して、アクリロニトリル等の原料から持ち込まれる水分を加味した上で、濃硫酸を混合して濃度調整している。第一反応器は−15℃に維持し、滞留時間は10分とする。第二反応器は45℃に維持し、滞留時間は90分とする。
上記製造で得られたATBSのスラリーをグラスフィルターで吸引ろ過して、グラスフィルター上にケーキを得た。ケーキ重量に対して表1に記載した量のアクリロニトリルをケーキに注いで再度吸引ろ過して、ケーキを洗浄した。
ケーキをトレイに移し、80℃の乾燥温度で90分乾燥した。
得られたATBSパウダーをLC分析にかけ、IBSAの濃度を測定したところ、IBSA濃度は60ppmであった。
合成例1において、工程の条件を表1に示した条件に変更して製造した。得られたATBSパウダーのHPLC分析をしたところ、IBSA濃度は30重量ppmであった。
合成例1において、各工程の条件を表1に示した条件に変更して製造した。得られたATBSパウダーのHPLC分析をしたところ、IBSA濃度は80重量ppmであった。
合成例1において、各工程の条件を表1に示した条件に変更して製造した。得られたATBSパウダーをHPLC分析したところ、IBSA濃度は200ppmであった。
合成例1で得られたATBSを水酸化ナトリウムで中和して得られる50重量%水溶液916.8g(80モル%相当)、アクリル酸ナトリウムの35重量%水溶液65.2g(10モル%相当)、アクリル酸18.0g(10モル%相当)を混合して単量体濃度50重量%の水溶液1kgを調整した。この単量体水溶液をステンレス製デュアー瓶に仕込み、反応容器の温度を10℃に温調しながら30分間窒素バブリングを行った。次いで、重合開始剤としてt−ブチルハイドロパーオキサイド30ppm(全単量体の合計量に対する重量基準、以下同様)、過硫酸ナトリウム200ppmおよびエリソルビン酸ナトリウム20ppmを添加し、そのまま8時間放置して断熱静置レドックス重合を行った。8時間の反応終了後、生成した含水ゲル状重合体を反応容器から取り出し、チョッパーに投入して挽肉状に細断した。細断された含水ゲルを熱風乾燥機で乾燥し、更に粉砕機で粉砕して目的とする粉末状の共重合体を得た。
この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は1350万であった。
溶質として硫酸ナトリウム(1.33g/l)と水酸化ナトリウム(0.33g/l)を含む水溶液を溶媒に使用し、ポリアクリル酸(AMERICAN POLYMER STANDARDS CORP.製の分子量900万、555万、114万、44万、13万1200、7万900、2400のもの)を基準物質として検量線を作成し。溶出速度は0.6mL/分、検出器は東ソー製RI検出器 TI−8020を使用した。検出強度の最も高いピークトップ(変極点)の分子量をトップピーク分子量とした。
製造例1において、ATBSを合成例2で得られたものに変更する以外は、製造例1と同様の操作をして、粉末状の共重合体を得た。この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は1800万であった。
合成例1で得られたATBSを水酸化ナトリウムで中和して得られる50重量%水溶液645.9g(50モル%相当)、アクリル酸ナトリウムの35重量%水溶液184.1g(25モル%相当)、アクリル酸50.8g(25モル%相当)及び純水119.2gを混合して単量体濃度44重量%の水溶液1kgを調整した。この単量体水溶液をステンレス製デュアー瓶に仕込み、反応容器の温度を5℃に温調しながら30分間窒素バブリングを行った。次いで、重合開始剤としてt−ブチルハイドロパーオキサイド10ppm、過硫酸ナトリウム200ppmおよびエリソルビン酸ナトリウム20ppmを添加し、そのまま8時間放置して断熱静置レドックス重合を行った。8時間の反応終了後、生成した含水ゲル状重合体を反応容器から取り出し、チョッパーに投入して挽肉状に細断した。細断された含水ゲルを熱風乾燥機で乾燥し、更に粉砕機で粉砕して目的とする粉末状の共重合体を得た。この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は1220万であった。
製造例3において、ATBSを合成例3で得られたものに変更する以外は、製造例3と同様の操作をして、粉末状の共重合体を得た。この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は1080万であった。
製造例1において、ATBSを比較合成例で得られたものに変更する以外は、製造例1と同様の操作をして、粉末状の共重合体を得た。この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は950万であった。
製造例3において、ATBSを比較例で得られたものに変更する以外は、製造例3と同様の操作をして、粉末状の共重合体を得た。この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は870万であった。
○実施例1〜4、比較例1〜3
製造例1〜4、および比較例1〜3で得られた共重合体を用いて水系増粘剤としての物性を、以下に示す方法に従って試験した。その結果を表2に示す。
純水400mlに重合体を各々0.8gずつ加えて3時間攪拌し、十分に溶解して0.2重量%濃度の水系増粘剤の水溶液を調製した。この水溶液の粘度をB型粘度計(東京計器(株)製、形式:BM型)により、30℃、30rpmのローター回転数で測定した。
2)pH
上記で調製した0.2重量%濃度の水溶液のpHをpH計で測定した。
3)不溶解分
上記で調製した0.2重量%濃度の水溶液400mlを83meshのステンレス製標準篩(JIS・Z8801、内径200mm)でろ過し、篩上に残った不溶解物の容量を測定した。
○実施例5〜8、比較例3〜4
10重量%濃度の塩酸水溶液に、上記製造例1〜4、比較製造例1〜2で得られた水系増粘剤を、表3に示す濃度で、十分に攪拌した後、2日間放置して10重量%塩酸の液状酸性洗浄剤とした。
得られた各々の液状酸性洗浄剤について、粘度の測定を行った。その結果を表3に示す。なお、粘度は、B型粘度計により、20℃、60rpmの条件で測定した。
合成例1で得られたATBS40gを純水40gに溶解し、16.25%苛性ソーダ水溶液を添加して、pH8〜8.5に調整する。この際、液温を測定し25℃を超えないように、必要に応じて冷却する。pH調整後、純水を添加して146gのATBS中和水溶液(30.3wt%)とする。別の容器に40wt%のアクリルアミド水溶液285.5g、アクリル酸ナトリウムの35重量%水溶液46.7g、ATBS中和水溶液110g、純水363.4gを取り混合する。pHを6.8〜7.0に、ATBSまたは苛性ソーダを用いて調整する。このモノマー混合液を重合用容器に移し、窒素2L/minを吹き込む。1時間後、窒素の吹き込みを継続しながら液温を20℃に調整する。この溶液に、100ppm銅水溶液0.39ml、2,2’−アゾビス(2−メチルプロパンアミジン)2塩酸塩(和光純薬製V−50)の10%水溶液3.02ml、1%過硫酸アンモニウム2.02mlを添加する。およそ15分後、液中への窒素吹込みを停止し、重合容器の気相部への窒素40ml/min吹き込みに変更する。
共重合ゲルを冷却した後、ゲルをミートチョッパーを用いて細断し、得られたゲルを80℃で3時間乾燥する。さらに、乾燥ゲルを粉砕機にかける。得られた粉末を純水に溶解し、0.5重量%水溶液を調製した。該水溶液の粘度をB型粘度計(東京計器(株)製、形式:BM型)により、30℃、30rpmのローター回転数で測定したところ、160mPa・sであり、この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は1350万であった。
実施例5において、使用するATBSを合成例2で得られたものに変更した以外は、製造例5と同様の操作を行った。得られた粉体を純水に溶解し、0.5重量%水溶液を調製し、この水溶液の粘度を測定したところ、210mPa・sであり、この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は1670万であった。
製造例5において、使用するATBSを合成例4で得られたものに変更した以外は、製造例5と同様の操作を行った。得られた粉体を純水に溶解し、0.5重量%水溶液を調製し、この水溶液の粘度を測定したところ、95mPa・sであり、この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は780万であった。
比較製造例3において、架橋剤としてN,N−メチルビスアクリルアミドを0.002g添加する以外、比較製造例1と同様の操作をして、粉末状の共重合体を得た。この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は1370万であった。
○実施例9〜10、比較例5〜6
製造例5、6及び比較製造例3、4で得られた粉末に関して、下記に示す方法で、塩粘度、水不溶解物量、曳糸性を比較し、表4に示した。
上記操作で得られた粉末2.26gを500ml容器にとり、純水400mlを加える。ジャーテスター(回転数200rpm、攪拌時間3.5時間)で溶解した後、食塩16gを添加して、さらに30分攪拌し、塩粘度測定溶液とした。
粘度測定は、B型粘度計を使用し、溶液温度を25℃に調整して測定した。
○水不溶解物量
上記操作で得られた粉末0.5gを500ml容器にとり、純水500mlを加える。ジャーテスター(回転数200rpm、攪拌時間5時間)で溶解し、不溶解物量測定溶液とした。
不溶解物量測定は、80メッシュ篩に上記溶液を流し込み、10分後に篩上に残存するゲル量をメスシリンダーに移して測定した。
○曳糸性
上記操作で得られた粉1.5gを500ml容器にとり、純水500mlを加える。ジャーテスター(回転数200rpm、攪拌時間5時間)で溶解し、曳糸性測定溶液とした。
曳糸性測定は、溶液温度を25℃に調整して、引下げ速度を5mm/秒で測定した。使用した曳糸性測定装置は、下降速度を5mm/秒に調整した台座に、試料を入れた容器をおき、試料容器の上方から吊るした硝子玉(直径10mm)の下端を試料液面下27mmまで浸漬する。この状態で、台座を5mm/秒の速度で下降させる。硝子玉の下端が試料液面から離れた時から、曳糸が硝子玉から切れた時までに要した時間を測定し、その時間に台座の下降速度(5mm/秒)を掛けた数値を曳糸性(mm)とした。
合成例2で得られたATBS40gを純水40gに溶解し、16.25%苛性ソーダ水溶液を添加して、pH8−8.5に調整する。この際、液温を測定し25℃を超えないように、必要に応じて冷却する。pH調整後、純水を添加して146gのATBS中和水溶液(30.3wt%)とする。別の容器に40wt%のアクリルアミド水溶液75g、アクリル酸ナトリウムの35重量%水溶液342.9g、ATBS中和水溶液133.3g、N−イソプロピルアクリルアミド(N−iPrAAM)10g、純水235gを取り混合する。pHを6.8〜7.0に、ATBSまたは苛性ソーダを用いて調整する。このモノマー混合液を重合用容器に移し、窒素2L/minを吹き込む。1時間後、窒素の吹き込みを継続しながら液温を20℃に調整する。この溶液に、100ppm銅水溶液0.39ml、10%V−50水溶液3.02ml、1%過硫酸アンモニウム2.02mlを添加する。およそ15分後、液中への窒素吹込みを停止し、重合容器の気相部への窒素40ml/min吹き込みに変更する。
重合ゲルが冷却した後、ゲルをミートチョッパーを用いて細断し、得られたゲルを80℃で3時間乾燥する。さらに、乾燥ゲルを粉砕機にかけ、パウダー状の共重合体を得た。この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は1100万であった。
製造例7において、N−イソプロピルアクリルアミドをN−エチルアクリルアミドに変更した以外は製造例7と同様の操作を行って、共重合体のパウダーを得た。この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は1170万であった。
製造例7において、N−イソプロピルアクリルアミドをN,N−ジエチルアクリルアミドに変更した以外は製造例7と同様の操作を行って、共重合体のパウダーを得た。た。この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は1180万であった。
製造例7において、使用するATBSを比較合成例で得られたものに変更した以外は製造例7と同様の操作を行って、共重合体のパウダーを得た。この共重合体のGPC測定条件で求めたトップピーク分子量は800万であった。
○水性増粘液のエタノール粘度
製造例5〜9の水系増粘剤と比較製造例3、5の共重合体のパウダーを純水に溶解し、0.2重量%水溶液を調製した。該水溶液の粘度をB型粘度計(東京計器(株)製、形式:BM型)により、30℃、30rpmのローター回転数で測定した。同様に、得られた粉をエタノールに溶解し、0.2重量%水溶液を調製した。このエタノール溶液の粘度を測定した。結果を表5に示した。
本発明の水系増粘剤すれば、浴室内のタイルや洗面台、トイレの便器や室内タイルなどの陶器等の汚れを除去する酸性洗浄液、凝集剤や医療用・化粧品用の水性増粘液が簡単に製造できる。
Claims (7)
- 下記に示す単量体(A)が15〜80重量%、単量体(B)及び/又は単量体(C)が20〜85重量%を必須として、且つ架橋性単量体を含まない条件下でラジカル共重合して得られる水溶性共重合体であって、ポリアクリル酸を基準物質としたGPCのトップピーク分子量が200万〜3000万である水系増粘剤。
単量体(A);2−メチル−2−プロペニル−1−スルホン酸の含有量が120重量ppm以下である、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及び/又はその塩。
単量体(B);(メタ)アクリル酸及び/又はその塩。
単量体(C);N原子にアルキル基が結合しても良い単官能性アクリルアミド又はアクリル酸エステル。 - 単量体(A)が、以下の第1〜第4工程を経て製造されたものである請求項1記載の水系増粘剤。
第1工程;アクリロニトリルと発煙硫酸の混合液を製造する工程。
第2工程;第1工程で製造する混合液とイソブチレンとを混合接触させ、2−メチル−2−プロペニル−1−スルホン酸が12000重量ppm以下である2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸のアクリロニトリルスラリー液を得る工程。
第3工程;第2工程で得られるスラリー液を固液分離して、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の粗体ケーキを得、次いで粗体ケーキをアクリロニトリルで洗浄する工程。
第4工程;第3工程で得られる洗浄した粗体ケーキを乾燥する工程。 - 単量体(C)が、アクリルアミド、N−アルキルアクリルアミド、N,N−ジアルキルアクリルアミドから選ばれた単量体である請求項1又は2に記載の水系増粘剤。
- 単量体(A)中の2−メチル−2−プロペニル−1−スルホン酸の含有量が60重量ppm以下である、請求項1〜3のいずれかに記載の水系増粘剤。
- 単量体(A)中の2−メチル−2−プロペニル−1−スルホン酸の含有量が30重量ppm以下である、請求項1〜4のいずれかに記載の水系増粘剤。
- 単量体(A)、(B)及び/又は(C)をゲル重合させてなる請求項1〜5のいずれかに記載の水系増粘剤の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の水系増粘剤と鉱酸若しくは有機酸、又はアルコールを必須成分として含有する水性増粘液。
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