JP2010239416A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の大きさやパノラマ合成といった犠牲を払うことなく、全方位撮影と距離測定とを行う。
【解決手段】全方位ステレオ撮像装置1は、距離撮像部10と全方位撮像部20とが機械式支持体30を介して垂直に配置されて構成されている。全方位撮像部20には、全方位ステレオ撮像装置1の水平方向の全方位を撮像可能となるように、6つの撮像部21a〜21fが全方位撮像部20の外周に沿って円周状に配置されている。距離撮像部10は、1つの撮像部11を備え、図示しないレンズの光軸が全方位撮像部20の所定の撮像部の光軸と平行となるように機械式支持体30に支持されている。全方位撮像部20により全方位画像を撮像することができ、距離撮像部10により視差画像を撮像し、被写体との距離を算出することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】全方位ステレオ撮像装置1は、距離撮像部10と全方位撮像部20とが機械式支持体30を介して垂直に配置されて構成されている。全方位撮像部20には、全方位ステレオ撮像装置1の水平方向の全方位を撮像可能となるように、6つの撮像部21a〜21fが全方位撮像部20の外周に沿って円周状に配置されている。距離撮像部10は、1つの撮像部11を備え、図示しないレンズの光軸が全方位撮像部20の所定の撮像部の光軸と平行となるように機械式支持体30に支持されている。全方位撮像部20により全方位画像を撮像することができ、距離撮像部10により視差画像を撮像し、被写体との距離を算出することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は撮像装置及びその制御方法に係り、特に全方位撮像と距離測定とを行う撮像装置及びその制御方法に関する。
近年、複数のカメラを円周上に配置し、全周囲(全方位)を撮影可能とする装置が提案されている。このような複眼全方位撮像装置は、一度の撮影で全方位を撮影できることから、1つのカメラによって複数回にわたって全方位を撮影するよりも広域かつ高解像度な映像を得ることができる。
また、複数のカメラをステレオ配置し、視差のある映像を撮影できる装置が提案されている。この視差のある映像を画像処理することで、装置から被写体までの距離を測定することができる。
そして、これらの装置を組み合わせて、全方位撮影と距離測定との両方が可能な装置が提案されている。例えば特許文献1には、複数のカメラを基準平面上にそれぞれ支持する複数の支持部材を、多面体の全ての面に着脱自在に取り付けた装置が記載されている。
ここで、ステレオ配置した2つのカメラを用いた距離の測定について説明する。図23に示すように、まず2つのカメラ100とカメラ101とを、そのレンズの光軸が平行となるように距離Dだけ離して配置する。この2つのカメラによって、距離を測定したい被写体102を撮像する。
次に、カメラ100で撮像した映像から被写体102の位置を解析し、被写体102が存在する方向と、各カメラの基線と平行な直線との角度αを算出する。同様に、カメラ101で撮像した映像から被写体102の位置を解析し、被写体102が存在する方向と、前記基線と平行な直線との角度βを算出する。
この距離D、角度α、βから、カメラ100と被写体102との距離Xは、三角法により下記の式により算出される。
上記の式から、より遠方の被写体までの距離を求める場合には、Dを大きくする必要があることがわかる。
図24は、距離測定が可能な複眼全方位撮像装置を上面から見た図である。同図に示すように、複眼全方位撮像装置は、カメラの数が多いことから装置の構成が大きくなる傾向があるが、ステレオ撮影するためのカメラを追加することにより、さらに装置の構成が大きくなる。また、ステレオ撮影するためのカメラを追加することで、全方位撮像のカメラ間の視差が大きくなり、パノラマ合成といった合成処理ができなくなるという問題が生じる。
加えて、遠方の被写体との距離を測定するために距離Dを大きくしようとすると、さらに装置全体が大きくなるという問題点が発生する。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、装置の大きさやパノラマ合成といった犠牲を払うことなく、全方位撮影と距離測定とを行うことができる撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に記載の撮像装置は、受光した被写体の光学像を画像信号に変換する複数の第1の撮像手段が水平方向の略円周上に外周側を撮像するように配置された広角撮像手段であって、隣り合う第1の撮像手段の撮像領域の一部が重なるように配置された広角撮像手段と、前記広角撮像手段によって取得した複数の画像から広角画像を生成する生成手段と、受光した被写体の光学像を画像信号に変換する第2の撮像手段が前記広角撮像手段から垂直方向に所定の間隔をもって配置されるように支持手段によって支持された距離撮像手段であって、前記第2の撮像手段の撮像領域が前記複数の第1の撮像手段の撮像領域の一部と重なるように配置された距離撮像手段と、前記広角撮像手段によって取得した画像と前記距離撮像手段によって取得した画像とから前記広角撮像手段と被写体との距離を算出する算出手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、水平方向に複数の第1の撮像手段を配置した広角撮像手段に対して、垂直方向に所定の間隔をもって距離撮像手段の第2の撮像手段を配置したので、装置の大きさやパノラマ合成といった犠牲を払うことなく、全方位撮影と距離測定とを行うことができる。
請求項2に示すように請求項1に記載の撮像装置において、前記広角撮像手段は、水平方向の全方位の画像を取得可能に前記複数の第1の撮像手段が配置されていることを特徴とする。
これにより、全方位画像を取得することができる。
請求項3に示すように請求項1又は2に記載の撮像装置において、前記距離撮像手段を水平方向に回転させる回転手段と、前記回転手段を制御することにより前記第2の撮像手段の撮像領域を変更する回転制御手段とを備えたことを特徴とする。
これにより、簡単に第2の撮像手段の撮像領域を変更することができる。
請求項4に示すように請求項3に記載の撮像装置において、前記複数の第1の撮像手段が撮像した複数の画像から移動する被写体を検出する動体検出手段を備え、前記回転制御手段は、前記第2の撮像手段が前記検出された移動する被写体を撮像可能となるように前記距離撮像手段を回転させることを特徴とする。
これにより、どの方向に移動する被写体が検出された場合であっても、適切に被写体と装置との距離を算出することができる。
請求項5に示すように請求項3又は4に記載の撮像装置において、前記複数の第1の撮像手段が撮像した複数の画像から人物の顔を検出する顔検出手段を備え、前記回転制御手段は、前記第2の撮像手段が前記検出された人物の顔を撮像可能となるように前記距離撮像手段を回転させることを特徴とする。
これにより、どの方向に人物の顔が検出された場合であっても、適切に人物と装置との距離を算出することができる。
請求項6に示すように請求項3から5のいずれかに記載の撮像装置において、使用者が前記第2の撮像手段の撮像領域を指定するための第1の操作手段を備え、前記回転制御手段は、前記第1の操作手段の操作に基づいて前記距離撮像手段を回転させることを特徴とする。
これにより、所望の被写体と装置との距離を算出することができる。
請求項7に示すように請求項3から6のいずれかに記載の撮像装置において、前記支持手段を伸縮させる伸縮手段と、前記伸縮手段を制御することにより前記所定の間隔を変更する伸縮制御手段とを備えたことを特徴とする。
これにより、距離撮像手段と全方位撮像手段との間隔を簡単に変更することができる。
請求項8に示すように請求項7に記載の撮像装置において、前記伸縮制御手段は、前記複数の第1の撮像手段が撮像した画像と前記第2の撮像手段が撮像した画像とに基づいて、前記所定の間隔を前記広角撮像手段と被写体との距離を測定するのに適切な間隔になるように変更することを特徴とする。
これにより、適切に被写体と装置との距離を算出することができる。
請求項9に示すように請求項7又は8に記載の撮像装置において、使用者が前記所定の間隔を指定するための第2の操作手段を備え、前記伸縮制御手段は、前記第2の操作手段の操作に基づいて前記所定の間隔を変更することを特徴とする。
これにより、適切に所望の被写体と装置との距離を算出することができる。
請求項10に示すように請求項1から9のいずれかに記載の撮像装置において、前記広角撮像手段と前記支持手段と前記距離撮像手段とが着脱可能に構成され、前記広角撮像手段及び前記距離撮像手段は、それぞれ単独で画像を取得可能に構成されていることを特徴とする。
これにより、必要に応じて着脱を行うことができる。
請求項11に示すように請求項10に記載の撮像装置において、前記広角撮像手段による画像取得の有無、及び前記距離撮像手段による画像取得の有無を選択可能な第3の操作手段を備えたことを特徴とする。
これにより、必要に応じて各手段の使い分けを行うことができる。
請求項12に示すように請求項1から11のいずれかに記載の撮像装置において、前記距離撮像手段は複数の第2の撮像手段を有し、前記算出手段は、前記広角撮像手段と前記複数の第2の撮像手段によって撮像された複数の被写体との距離を算出可能に構成されていることを特徴とする。
これにより、多方向に存在する被写体との距離の算出を一度に行うことができる。
請求項13に示すように請求項12に記載の撮像装置において、前記距離撮像手段は、前記複数の第2の撮像手段が前記広角撮像手段と同様に配置されていることを特徴とする。
これにより、全方位に存在する被写体との距離の算出を一度に行うことができる。
請求項14に示すように請求項13に記載の撮像装置において、前記距離撮像手段と前記広角撮像手段とが同じ装置を用いて構成されていることを特徴とする。
これにより、簡単に装置を構成することができる。
前記目的を達成するために請求項15に記載の撮像装置の制御方法は、受光した被写体の光学像を画像信号に変換する複数の第1の撮像手段が水平方向の略円周上に外周側を撮像するように配置された広角撮像手段であって、隣り合う第1の撮像手段の撮像領域の一部が重なるように配置された広角撮像手段を用いて画像を取得する広角撮像工程と、前記広角撮像工程によって取得した複数の画像から広角画像を生成する生成工程と、受光した被写体の光学像を画像信号に変換する第2の撮像手段が前記広角撮像手段から垂直方向に所定の間隔をもって配置されるように支持手段によって支持された距離撮像手段であって、前記第2の撮像手段の撮像領域が前記複数の第1の撮像手段の撮像領域の一部と重なるように配置された距離撮像手段を用いて画像を取得する距離撮像工程と、前記広角撮像工程によって取得した画像と前記距離撮像工程によって取得した画像とから前記広角撮像手段と被写体との距離を算出する算出工程とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、装置の大きさやパノラマ合成といった犠牲を払うことなく、全方位撮影と距離測定とを行うことができる。
以下、添付図面に従って本発明を実施するための形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1(a)は、本実施形態における全方位ステレオ撮像装置1の上面図であり、図1(b)は、全方位ステレオ撮像装置1の側面図である。同図に示すように、全方位ステレオ撮像装置1は、距離撮像部10と全方位撮像部20とが機械式支持体30を介して垂直に配置されて構成されている。
図1(a)は、本実施形態における全方位ステレオ撮像装置1の上面図であり、図1(b)は、全方位ステレオ撮像装置1の側面図である。同図に示すように、全方位ステレオ撮像装置1は、距離撮像部10と全方位撮像部20とが機械式支持体30を介して垂直に配置されて構成されている。
全方位撮像部20には、全方位ステレオ撮像装置1の水平方向の360°(全方位)を撮像可能となるように、6つの撮像部21a〜21fが全方位撮像部20の外周に沿って円周上に配置されている。6つの撮像部21a〜21fはすべて同様に構成されており、それぞれの撮像部の図示しないレンズの光軸が、隣り合う撮像部のレンズの光軸と60度の角度を成すように配置されている。またそれぞれの撮像部の撮影範囲が隣り合う撮像部の撮影範囲の一部と重なるように、図示しないレンズの撮影画角(焦点距離)が設定されている。
なお、本実施の形態では全方位を撮像可能な装置を用いているが、全方位を撮像可能な必要はなく、複数の撮像部を用いて広角の映像を取得できればよい。撮像部の数についても、6つに限定されるものではない。
機械式支持体30は、全方位撮像部20の筐体に支持されている。
距離撮像部10は、1つの撮像部11を備え、図示しないレンズの光軸が全方位撮像部20の所定の撮像部(図では撮像部21a)の光軸と平行となるように機械式支持体30に支持されている。また、撮像部11のレンズは、全方位撮像部20の各撮像部21のレンズと同じ焦点距離で構成されている。
図2は、全方位ステレオ撮像装置1の構成の一例を示す図である。
同図に示すように、距離撮像部10は、撮像部11、第1撮像制御部12等を備えて構成される。第1撮像制御部12は、全方位撮像部20の映像処理部23と有線又は無線により通信可能に接続されており、映像処理部23からの指令にしたがって、撮像部11を制御する。
撮像部11は、図示しないレンズ、撮像素子を含んで構成される。撮像素子は、レンズを介して受光した被写体光を電気信号に変換する。この電気信号は、図示しない信号処理部により所定の信号処理が施される。撮像部11についても、全方位撮像部20の映像処理部23と通信可能に接続されており、信号処理が施された電気信号は、映像処理部23に出力される。
また、全方位撮像部20は、各撮像部21a〜21f、第2撮像制御部22、映像処理部23、情報記録部24等を備えて構成される。
各撮像部21a〜21fは、距離撮像部10の撮像部11と同様に、図示しないレンズ、撮像素子を含んで構成され、それぞれ撮像信号を映像処理部23に出力する。なお、撮像部11の撮像素子の受光面と撮像部21aの撮像素子の受光面とは、三角法による距離算出が容易になるように、全方位ステレオ撮像装置1の上面から見て重なる位置に配置されることが好ましい。
第2撮像制御部22は、映像処理部23からの指令にしたがって、各撮像部21a〜21fを制御する。
映像処理部23は、第1撮像制御部12、第2撮像制御部22に各撮像部の撮像を制御させるとともに、各撮像部から出力された画像信号に基づいて、全方位映像の生成や、距離情報の算出を行う。
情報記録部24は、半導体メモリカード、可搬型小型ハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の着脱可能な記録媒体であり、生成された全方位映像や算出された距離情報が映像処理部23により記録される。
次に、全方位ステレオ撮像装置1の作用について説明する。
上記のように、全方位ステレオ撮像装置1は、撮像部11と撮像部21aとがそれぞれの図示しないレンズの光軸が平行となるように構成されているため、撮像部11において撮像される映像と撮像部21aにおいて撮像される映像とは、垂直方向に視差を持った映像となる。また、全方位撮像部20は、全方位ステレオ撮像装置1の全周に渡って撮像部21a〜21fが配置されているため、全方位の映像を撮像することができる。
図3(a)は、撮像部11において撮像された映像を示し、図3(b)は、撮像部21a〜21fにおいて撮像された映像に基づいて生成された全方位映像を示している。なお、図3(b)において、Aで示した範囲は撮像部21aで撮影されており、Bで示した範囲は撮像部21bで撮影されており、C、D、E、Fで示した範囲は撮像部21c、21d、21e、21fで撮影されている。
ここで、図4に示すように、撮像部11において撮像された映像と撮像部21aにおいて撮像された映像とから、全方位ステレオ撮像装置1と被写体との距離を測定することが可能である。同図に示すように、撮像部11と撮像部21aとの基線長をD、それぞれの撮像部における被写体103の方向と、基線と平行な直線との成す角をそれぞれβ、αとすると、全方位ステレオ撮像装置1とその被写体103との距離Xは、上記の[数1]で表すことができる。
前述したように、遠方の被写体の距離を求めるためには、撮像部11と撮像部21aとの距離Dを大きくする必要があるが、それぞれが垂直に配置されていることで、この距離Dを大きくしても、全方位撮像部20において撮像される全方位映像については影響が無く、常に良好な全方位の映像を取得することができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態の全方位ステレオ撮像装置1は、図5に示すように、距離撮像部10と全方位撮像部20との間に回転機械部31が設けられている。
第2の実施形態の全方位ステレオ撮像装置1は、図5に示すように、距離撮像部10と全方位撮像部20との間に回転機械部31が設けられている。
回転機械部31は、図6に示すように、距離撮像部10を、全方位撮像部20の各撮像部21a〜21fの配置方向と平行な方向に回転可能とするものであり、機械式支持体30を回転させることにより、機械式支持体30に支持された距離撮像部10を回転させる。
距離撮像部10は、撮像部11の図示しないレンズの光軸の向き(以下、撮像部11の向きという)が全方位撮像部20の各撮像部21a〜21fのいずれかの図示しないレンズの光軸と同じ向き(以下、各撮像部21の向きという)となる位置に停止することが好ましいが、撮像部21a〜21fのいずれとも異なる向きで停止しても構わない。
また、回転機械部31は、撮像部11の向きを撮像部21a〜21fのうちのどの撮像部と同じ向きに停止させた場合であっても、撮像部11の図示しない撮像素子の受光面と同じ向きの撮像部の図示しない撮像素子の受光面とが全方位ステレオ撮像装置1の上面から見て重なる位置に配置されるように、距離撮像部10を回転させる。
このように、回転機械部31を設けることにより、撮像部21aが撮像する方位に存在する被写体だけでなく、撮像部21a〜21fのいずれの撮像部が撮像する方位に存在する被写体であっても、距離撮像部10により距離を測定することが可能となる。
<第2の実施形態の変形例>
図7は、映像処理部23に動体検出部25を備え、回転機械部31を第2撮像制御部22により制御する形態の全方位ステレオ撮像装置1の構成を示す図である。
図7は、映像処理部23に動体検出部25を備え、回転機械部31を第2撮像制御部22により制御する形態の全方位ステレオ撮像装置1の構成を示す図である。
動体検出部25は、撮像部21a〜21fにおいて連続して撮像された複数の映像に基づいて映像内を移動する動体を検出し、その動体を検出した映像を撮影した撮像部の情報を出力する。
回転機械部31は、図示しない回転駆動部と位置検出部を備えている。第2撮像制御部22は、映像処理部23からの指令信号と位置検出部の出力信号に基づいて回転駆動部を制御し、距離撮像部10を回転させることにより撮像部11の撮像方位を設定する。
このように構成された全方位ステレオ撮像装置1の動作について、図8を用いて説明する。
まず、第2撮像制御部22は、各撮像部21a〜21fを制御し、各撮像部に撮像を行わせる(ステップS1)。この撮像は、少なくとも2回以上連続的に行う。
各撮像部21a〜21fにおいて撮像された映像は、それぞれ映像処理部23に入力される。映像処理部23の動体検出部25は、連続的に撮像された複数の映像を比較することにより、映像内の動体の検出を行う(ステップS2)。この処理を、全ての撮像部の映像について行う。動体検出部25は、映像内に動体を検出すると、動体が検出された映像を撮像した撮像部の情報を出力する。
次に、ステップS2において映像内に動体が検出されたか否かを判定する(ステップS3)。動体が検出されない場合は、ステップS1に戻り、同様の処理を繰り返す。
映像内に動体が検出された場合には、第2撮像制御部22は、動体検出部25の出力結果に基づいて、動体が検出された映像を撮像した撮像部と同じ方向に撮像部11が向くように、回転機械部31を制御して距離撮像部10を水平方向に回転させる(ステップS4)。
撮像部11が所望の方向へ向いた後、第2撮像制御部22は、再び各撮像部21a〜21fを制御し、各撮像部に撮像を行わせる(ステップS5)。ここでの全方位撮像は一度行えばよい。映像処理部23は、各撮像部が撮像した映像に基づいて、全方位映像を生成する。
また、各撮像部21a〜21fによる撮像とともに、距離撮像部10の撮像部11により視差映像の撮像を行う(ステップS6)。
距離撮像部10は、撮像部11が検出された動体が撮像可能な方向に向けられているため、撮像部11により撮像された映像には当該動体が撮像されている。したがって、撮像部11により撮像された映像と全方位映像とに基づいて、動体と全方位ステレオ撮像装置1との距離を算出することができる。映像処理部23は、この距離の算出を行い、算出した距離を全方位映像とともに情報記録部24に記録する(ステップS7)。
なお、撮像部11により撮像された視差映像と撮像部21a〜21fにより撮像された複数の映像とを、検出した動体の情報(映像内の位置情報)とともに情報記録部24に記録しておいてもよい。このように記録しておくことで、当該全方位ステレオ撮像装置1以外の、例えば情報記録部24に記録された情報を読み出すことが可能なパーソナルコンピュータを用いて、撮影後においても、全方位映像を取得することができるとともに、全方位ステレオ撮像装置1と動体被写体との距離を算出することが可能となる。
最後に、撮像を継続するか否かを判定し、継続する場合はステップS1に戻り、同様の処理を繰り返す(ステップS8)。
このように、全方位撮像部20において動体を検出した場合に、距離撮像部10をその動体が撮像できる方向に回転させてから撮像を行うことで、どの方位に動体が存在する場合であっても、動体と装置との距離を算出することが可能となる。
また、図9は、図7の動体検出部25に代わり顔検出部26を備えた形態の全方位ステレオ撮像装置1の構成を示す図である。顔検出部26は、照合回路及び顔画像テンプレートを含み、撮像部21a〜21fにおいて撮像された映像に含まれる人物の顔を検出し、その顔を検出した映像を撮影した撮像部の情報を出力する。
このように構成された全方位ステレオ撮像装置1の動作について、図10を用いて説明する。なお、図8のフローチャートと共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
まず、第2撮像制御部22は、各撮像部21a〜21fを制御し、各撮像部に撮像を行わせる(ステップS1)。ここでは、1回の撮像でよい。映像処理部23の顔検出部26は、各撮像部において撮像された映像から、人物の顔の検出を行う(ステップS11)。顔検出部26は、映像内に人物の顔を検出すると、顔が検出された映像を撮像した撮像部の情報を出力する。
次に、ステップS11において映像内に人物の顔が検出されたか否かを判定する(ステップS12)。人物の顔が検出されない場合は、ステップS1に戻り、同様の処理を繰り返す。
映像内に人物の顔が検出された場合には、第2撮像制御部22は、顔検出部26の出力結果に基づいて、人物の顔が検出された映像を撮像した撮像部と同じ方向に撮像部11が向くように、回転機械部31を制御して距離撮像部10を水平方向に回転させる(ステップS13)。
第2撮像制御部22は、撮像部11が所望の方向へ向くまで回転させた後、再び各撮像部21a〜21fを制御し、各撮像部に撮像を行わせる(ステップS5)。映像処理部23は、各撮像部が撮像した映像に基づいて、全方位映像を生成する。
また、撮像部21a〜21fの撮像とともに、距離撮像部10の撮像部11により視差映像の撮像を行う(ステップS6)。
距離撮像部10は、撮像部11が検出された人物の顔が撮像可能な方向に向けられているため、撮像部11により撮像された映像には当該人物の顔が撮像されている。したがって、当該人物の顔と全方位ステレオ撮像装置1との距離を算出することができる。映像処理部23は、この距離の算出を行い、算出した距離を生成した全方位映像とともに情報記録部24に記録する(ステップS7)。
最後に、撮像を継続するか否かを判定し、継続する場合はステップS1に戻り、同様の処理を繰り返す(ステップS8)。
このように、全方位撮像部20において人物の顔を検出した場合に、距離撮像部10をその人物の顔が撮像できる方向に回転させてから撮像を行うことで、どの方位に人物が存在する場合であっても、人物と装置との距離を算出することが可能となる。
さらに、図11は、距離撮像部10の回転をユーザが自由に制御するためのユーザインターフェースである外部操作部27を備えた形態の全方位ステレオ撮像装置1の構成を示す図である。
外部操作部27は、例えば距離撮像部10を右回転させるための右回転ボタンと左回転させるための左回転ボタンを備え、ユーザ操作に応じた信号を出力する。外部操作部27の出力信号は、有線又は無線信号により第2撮像制御部22を介して回転機械部31に入力される。回転機械部31は、外部操作部27からの信号にしたがって、距離撮像部10を水平方向に回転させる。
したがって、ユーザは、外部操作部27を操作することにより、距離撮像部10の回転を制御し、撮像部11を所望の方向に向けることが可能となる。このように構成することで、距離測定を行いたい被写体がどの方位に存在する場合であっても、被写体と装置との距離を算出することが可能となる。
なお、動体検出に応じた回転、顔検出に応じた回転、及び外部操作に応じた回転を組み合わせる構成としてもよい。この場合は、何に応じて回転させるかを選択する手段を備えてもよいし、動体や顔を検出して回転した後、手動で微調整が行なえてもよい。このように、複数の手段を備えることで、より適正な距離撮像部10の回転制御を行うことができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態の全方位ステレオ撮像装置1は、図12に示すように、距離撮像部10と全方位撮像部20との間に伸縮機械部32が設けられている。
第3の実施形態の全方位ステレオ撮像装置1は、図12に示すように、距離撮像部10と全方位撮像部20との間に伸縮機械部32が設けられている。
伸縮機械部32は、図13(a)、(b)に示すように、機械式支持体30を伸縮させることにより、距離撮像部10の撮像部11と全方位撮像部20の撮像部21aとの距離(基線長)Dを、変更可能としている。機械式支持体30は、図示しない伸縮機構により、その長さを変更できるように構成されている。
伸縮機械部32は、図示しない伸縮駆動部と長さ検出部を備えている。第2撮像制御部22は、映像処理部23からの指令信号と長さ検出部の出力信号に基づいて伸縮駆動部を制御し、機械式支持体30を伸縮させる。
このように、伸縮機械部32を設けることにより、撮像部11において撮像される映像と撮像部21aにおいて撮像される映像との視差を変更することができる。
次に、伸縮機械部32を備えた全方位ステレオ撮像装置1の動作について、図14を用いて説明する。
まず、第2撮像制御部22は、各撮像部21a〜21fを制御し、各撮像部に撮像を行わせる(ステップS21)。映像処理部23は、各撮像部が撮像した映像に基づいて、全方位映像を生成する。
次に、第1撮像制御部12は、撮像部11を制御し、視差映像の撮像を行わせる(ステップS22)。映像処理部23は、視差映像と、各撮像部21a〜21fのうち視差映像と同方位に向いている撮像部(図13では、撮像部21a)で撮像された映像とに基づいて、距離を測定する被写体の視差を確認する(ステップS23)。ここでは、[数1]におけるα、βの値が適切な値となっているか否かを確認する。
なお、距離を測定する被写体は、図示しない入力手段によって予めユーザが指定してもよいし、第2の実施の形態のように、検出した動体や顔であってもよい。
次に、映像処理部23は、確認した視差が小さい、すなわち被写体が遠いか否かを判定する(ステップS24)。被写体が遠く、視差が小さい場合には、α、βの値が大きく(直角に近く)なり、適切な距離測定を行うことができない。したがって、第2撮像制御部22は、伸縮機械部32により機械式支持体30を伸長させることで、撮像部11と撮像部21aとの基線長Dを所定量大きくする(ステップS25)。さらに、ステップS21に戻り、同様の処理を行う。
また、ステップS24において視差が小さくないと判断した場合には、映像処理部23は、確認した視差が大きい、すなわち被写体が近いか否かを判定する(ステップS26)。被写体が近く、視差が大きい場合には、α、βの値が小さくなり、場合によっては撮像部11の視差画像の撮像範囲から外れる場合もあり、適切な距離測定を行うことができない。したがって、第2撮像制御部22は、伸縮機械部32により機械式支持体30を収縮させることで、撮像部11と撮像部21aとの基線長Dを所定量小さくする(ステップS27)。さらに、ステップS21に戻り、同様の処理を行う。
以上の処理を繰り返すことにより、適切な視差となるように基線長Dが設定されると、映像処理部23は、撮像された全方位映像及び視差映像に基づいて被写体との距離を算出し、算出した距離を生成した全方位映像とともに情報記録部24に記録する(ステップS28)。
最後に、撮像を継続するか否かを判定し、継続する場合はステップS21に戻り、同様の処理を繰り返す(ステップS29)。
このように、距離を測定する被写体との距離(視差)に応じて撮像部11と撮像部21aとの基線長を変更することで、適切に被写体と装置との距離を算出することが可能となる。
なお、ユーザが自由に基線長を変更することが可能なように構成してもよい。図15は、機械式支持体30の伸縮をユーザが自由に制御するためのユーザインターフェースである外部操作部27´を備えた形態の全方位ステレオ撮像装置1の構成を示す図である。
外部操作部27´は、例えば基線長Dを大きくするための伸長ボタンと小さくするための収縮ボタンを備え、ユーザ操作に応じた信号を出力する。外部操作部27´の出力信号は、有線又は無線信号により第2撮像制御部22を介して伸縮機械部32に入力される。伸縮機械部32は、外部操作部27´からの信号にしたがって、機械式支持体30を伸縮させる。
したがって、ユーザは、外部操作部27´を操作することにより、機械式支持体30の伸縮を制御し、撮像部11と撮像部20aとの基線長Dを所望の大きさにすることが可能となる。
また、被写体との距離(視差)に応じた基線長の自動変更と、ユーザによる基線長の手動変更を組み合わせる構成としてもよい。この場合は、自動、手動のどちらで基線長を変更するかを選択する手段を備えてもよいし、自動で変更後、手動で微調整が行なえてもよい。このように、複数の変更手段を備えることで、より適正な基線長の変更制御を行うことができる。
さらに、基線長を変更可能とするとともに、撮像部11を回転可能にしてもよい。このように構成された全方位ステレオ撮像装置1を図16に示す。同図に示すように、距離撮像部10と全方位撮像部20との間に回転・伸縮機械部33が設けられている。
伸縮機械部33は、距離撮像部10を、全方位撮像部20の各撮像部21a〜21fの配置方向と平行な方向に回転可能とするとともに、機械式支持体30を伸縮させることにより、撮像部11と撮像部21a〜21fとの基線長を、変更可能とするものである。
このように、回転・伸縮機械部33を設けることにより、撮像部21a〜21fのいずれの撮像部が撮像する方位に存在する被写体であっても、距離撮像部10により距離を測定することが可能となるとともに、撮像部11において撮像される映像と各撮像部21a〜21fにおいて撮像される映像との視差を適切に変更することが可能となる。
<第4の実施形態>
第4の実施形態の全方位ステレオ撮像装置1は、図17に示すように、距離撮像部10、全方位撮像部20、及び機械式支持体30が着脱可能に構成されている。
第4の実施形態の全方位ステレオ撮像装置1は、図17に示すように、距離撮像部10、全方位撮像部20、及び機械式支持体30が着脱可能に構成されている。
図18は、本実施形態の全方位ステレオ撮像装置1の構成の一例を示す図である。全方位ステレオ撮像装置1は、全方位撮像部20により全方位映像を取得することが可能であり、また、この全方位映像と距離撮像部10により取得した視差映像とから、被写体との距離を測定することが可能である。
さらに、距離撮像部10及び全方位撮像部20は、それぞれ単体での撮像が可能となっている。距離撮像部10において撮像された映像は、図示しない通信インターフェースにより、映像処理部23を介して情報記録部24に記録することが可能である。
また、同図に示すように、距離撮像部10及び全方位撮像部20における撮像の有無を選択するための外部操作部34を備えている。外部操作部34は、第1撮像制御部12及び第2撮像制御部22と有線又は無線により通信可能に接続されており、第1撮像制御部12及び第2撮像制御部22は、外部操作部34からの指令にしたがって、距離撮像部10及び全方位撮像部20の撮像の有無を制御する。
ユーザは、外部操作部34を操作することにより、距離撮像部10及び全方位撮像部20のそれぞれの撮像の有無を選択することが可能である。
このように構成された全方位ステレオ撮像装置1の動作について、図19を用いて説明する。
まず、第1撮像制御部12と第2撮像制御部22は、ユーザによって、外部操作部34の操作が行われたか否かを判定する(ステップS31)。外部操作部34は、距離撮像部10及び全方位撮像部20における撮像のON/OFFを切り換えることが可能となっており、ユーザは、それぞれにおける撮像の有無を自由に選択することができる。
外部操作部34の操作が行われた場合は、第2撮像制御部22は、全方位撮像部20のON/OFFの切換が行われたか否かを判定し(ステップS32)、行われている場合には、全方位撮像部20の撮像の有無を切り換える(ステップS33)。
また、第2撮像制御部22の切換が行われていない場合は、今度は第1撮像制御部12が、距離撮像部10のON/OFFの切換が行われたか否かを判定し(ステップS34)、行われている場合には、距離撮像部10の撮像の有無を切り換える(ステップS35)。
その後、撮像開始が指示されると(ステップS36)、ステップS37〜ステップS39において、距離撮像部10及び全方位撮像部20のON/OFFの状況を判定し、状況に応じた撮像を行う。
すなわち、距離撮像部10と全方位撮像部20の両方の撮像がONされているときは、全方位撮像部20による全方位の撮像(ステップS40)と距離撮像部10による視差映像の撮像(ステップS41)とを行い、被写体の距離情報の算出を行った後、算出した距離を全方位映像とともに情報記録部24に記録する(ステップS42)。
また、全方位撮像部20の撮像だけがONされているときは、全方位撮像部20による全方位の撮像のみを行い(ステップS43)、撮像した全方位映像を情報記録部24に記録する(ステップS44)。
また、距離撮像部10の撮像だけがONされているときは、距離撮像部10による撮像のみを行い(ステップS45)、撮像した映像を情報記録部24に記録する(ステップS46)。
最後に、撮像を継続するか否かを判定し、継続する場合はステップS31に戻り、同様の処理を繰り返す(ステップS47)。
このように、距離撮像部10と全方位撮像部20とを着脱可能に構成し、それぞれ単独でも撮像可能とすることにより、ユーザは、必要に応じた撮像の使い分けを行うことができる。
<第5の実施形態>
第5の実施形態の全方位ステレオ撮像装置1は、図20に示すように、距離撮像部10が、2つの撮像部11a、11bを備えている。同図では、撮像部11a及び11bは180°異なる向きに配置されているが、向きの違いは180°でなくてもよい。
第5の実施形態の全方位ステレオ撮像装置1は、図20に示すように、距離撮像部10が、2つの撮像部11a、11bを備えている。同図では、撮像部11a及び11bは180°異なる向きに配置されているが、向きの違いは180°でなくてもよい。
図21は、本実施形態の全方位ステレオ撮像装置1の構成の一例を示す図である。距離撮像部10の第1撮像制御部12は、2つの撮像部11a及び11bを制御可能に構成されており、この2つの撮像部11a、11bにおいて撮像された映像は、有線又は無線により映像処理部23に入力される。
このように構成することで、全方位ステレオ撮像装置1は、多方向の距離測定を同時に行うことが可能となる。
<第5の実施形態の変形例>
図22に示すように、2つの全方位撮像部20を機械式支持体を介して垂直に配置してもよい。この2つの全方位撮像部20を互いに通信可能とし、一方を全方位撮像部として用い、他方を距離撮像部として用いることで、全方位の映像が取得できるとともに、全方位の距離測定が可能となる。
図22に示すように、2つの全方位撮像部20を機械式支持体を介して垂直に配置してもよい。この2つの全方位撮像部20を互いに通信可能とし、一方を全方位撮像部として用い、他方を距離撮像部として用いることで、全方位の映像が取得できるとともに、全方位の距離測定が可能となる。
このように構成して、機械式支持体30を伸縮させることにより、2つの全方位撮像部20の距離(基線長)を変更可能としてもよいし、検出した動体や人物について距離を測定してもよい。
1…全方位ステレオ撮像装置、10…距離撮像部、11、21a〜21f…撮像部、12…第1撮像制御部、22…第2撮像制御部、23、23´…映像処理部、24、24´…情報記録部、25…動体検出部、26…顔検出部、27、27´、34…外部操作部、30…機械式支持体、31…回転機械部、32…伸縮機械部、33…回転・伸縮機械部、100、101…カメラ、102、103…被写体
Claims (15)
- 受光した被写体の光学像を画像信号に変換する複数の第1の撮像手段が水平方向の略円周上に外周側を撮像するように配置された広角撮像手段であって、隣り合う第1の撮像手段の撮像領域の一部が重なるように配置された広角撮像手段と、
前記広角撮像手段によって取得した複数の画像から広角画像を生成する生成手段と、
受光した被写体の光学像を画像信号に変換する第2の撮像手段が前記広角撮像手段から垂直方向に所定の間隔をもって配置されるように支持手段によって支持された距離撮像手段であって、前記第2の撮像手段の撮像領域が前記複数の第1の撮像手段の撮像領域の一部と重なるように配置された距離撮像手段と、
前記広角撮像手段によって取得した画像と前記距離撮像手段によって取得した画像とから前記広角撮像手段と被写体との距離を算出する算出手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記広角撮像手段は、水平方向の全方位の画像を取得可能に前記複数の第1の撮像手段が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記距離撮像手段を水平方向に回転させる回転手段と、
前記回転手段を制御することにより前記第2の撮像手段の撮像領域を変更する回転制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記複数の第1の撮像手段が撮像した複数の画像から移動する被写体を検出する動体検出手段を備え、
前記回転制御手段は、前記第2の撮像手段が前記検出された移動する被写体を撮像可能となるように前記距離撮像手段を回転させることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 前記複数の第1の撮像手段が撮像した複数の画像から人物の顔を検出する顔検出手段を備え、
前記回転制御手段は、前記第2の撮像手段が前記検出された人物の顔を撮像可能となるように前記距離撮像手段を回転させることを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像装置。 - 使用者が前記第2の撮像手段の撮像領域を指定するための第1の操作手段を備え、
前記回転制御手段は、前記第1の操作手段の操作に基づいて前記距離撮像手段を回転させることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記支持手段を伸縮させる伸縮手段と、
前記伸縮手段を制御することにより前記所定の間隔を変更する伸縮制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記伸縮制御手段は、前記複数の第1の撮像手段が撮像した画像と前記第2の撮像手段が撮像した画像とに基づいて、前記所定の間隔を前記広角撮像手段と被写体との距離を測定するのに適切な間隔になるように変更することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 使用者が前記所定の間隔を指定するための第2の操作手段を備え、
前記伸縮制御手段は、前記第2の操作手段の操作に基づいて前記所定の間隔を変更することを特徴とする請求項7又は8に記載の撮像装置。 - 前記広角撮像手段と前記支持手段と前記距離撮像手段とが着脱可能に構成され、
前記広角撮像手段及び前記距離撮像手段は、それぞれ単独で画像を取得可能に構成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記広角撮像手段による画像取得の有無、及び前記距離撮像手段による画像取得の有無を選択可能な第3の操作手段を備えたことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
- 前記距離撮像手段は複数の第2の撮像手段を有し、
前記算出手段は、前記広角撮像手段と前記複数の第2の撮像手段によって撮像された複数の被写体との距離を算出可能に構成されていることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記距離撮像手段は、前記複数の第2の撮像手段が前記広角撮像手段と同様に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
- 前記距離撮像手段と前記広角撮像手段とが同じ装置を用いて構成されていることを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
- 受光した被写体の光学像を画像信号に変換する複数の第1の撮像手段が水平方向の略円周上に外周側を撮像するように配置された広角撮像手段であって、隣り合う第1の撮像手段の撮像領域の一部が重なるように配置された広角撮像手段を用いて画像を取得する広角撮像工程と、
前記広角撮像工程によって取得した複数の画像から広角画像を生成する生成工程と、
受光した被写体の光学像を画像信号に変換する第2の撮像手段が前記広角撮像手段から垂直方向に所定の間隔をもって配置されるように支持手段によって支持された距離撮像手段であって、前記第2の撮像手段の撮像領域が前記複数の第1の撮像手段の撮像領域の一部と重なるように配置された距離撮像手段を用いて画像を取得する距離撮像工程と、
前記広角撮像工程によって取得した画像と前記距離撮像工程によって取得した画像とから前記広角撮像手段と被写体との距離を算出する算出工程と、
を備えたことを特徴とする撮像装置の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009085587A JP2010239416A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 撮像装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2009085587A JP2010239416A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 撮像装置及びその制御方法 |
Publications (1)
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| JP2009085587A Abandoned JP2010239416A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 撮像装置及びその制御方法 |
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101898541B1 (ko) * | 2017-04-14 | 2018-09-14 | 한국항공우주연구원 | 이동체 거리 산출 시스템 |
| WO2019229887A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | マクセル株式会社 | カメラ装置 |
| US10523918B2 (en) | 2017-03-24 | 2019-12-31 | Samsung Electronics Co., Ltd. | System and method for depth map |
| US10638039B2 (en) | 2016-12-28 | 2020-04-28 | Ricoh Company, Ltd. | Apparatus, system, and method of controlling image capturing, and recording medium |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009085587A patent/JP2010239416A/ja not_active Abandoned
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| JPWO2019229887A1 (ja) * | 2018-05-30 | 2021-07-26 | マクセル株式会社 | カメラ装置 |
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