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JP2010502277A - 気管内挿管装置 - Google Patents

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JP2010502277A JP2009526656A JP2009526656A JP2010502277A JP 2010502277 A JP2010502277 A JP 2010502277A JP 2009526656 A JP2009526656 A JP 2009526656A JP 2009526656 A JP2009526656 A JP 2009526656A JP 2010502277 A JP2010502277 A JP 2010502277A
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シュヴァルツ、ジョン
シュヴァルツ、リチャード
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エイアイ メディカル デバイセズ、インコーポレイテッド
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Abstract

患者への気管内管の挿入を容易にする湾曲可能部分と、内部光学機器又は観察装置とを有する気管内挿管装置。湾曲可能部分は、可撓性を与えるための1つ又は複数のセットのスリットを有する管状部材の一部を有する。湾曲可能部分は、完全にまっすぐな構成から制御された方法で湾曲する。

Description

本発明は、一般に気管内挿管装置に関し、より具体的には、管状部材に、凹部を備えた可撓性部分を有する気管内装置に係るものである。
Sheldonの米国特許第2975785号(特許文献1)には、内視鏡シースと、端同士が接続された関係で配置された複数の管部材とを備える光学観察器具が開示されている。シースの一端は制御ハウジングに固定され、その内側端部はハウジングの内部チャンバと連通する。制御ハウジングは、チャンバ内に配置された一組の滑車の周りに固定され、輪状に巻かれたケーブルの他端で末端管部材に固定されたケーブルを含む、内視鏡に関する様々な制御構造体を支持するように機能する。滑車は、内視鏡の末端部分を曲げるために、制御つまみによって回転される。その器具は、透明ガラス繊維が光学的に整列された可撓性の束を備えた光学システムを有する。透明ガラス繊維は、器具の端部の一組のランプによって照明された対象からの光を伝達して、接眼レンズでその対象を見ることができるようになっている。
Bazinet(米国特許第3162214号(特許文献2))及びTakahashi等(米国特許第4236509号(特許文献3))及びPetruzzi(米国特許第4669172号(特許文献4))に発行された米国特許には、管状構造体に可撓性を付与するコイル状に巻かれた及び/又は係留された円形リング部材で構成された可撓性管状構造体が開示される。Petruzziによれば、基本的に均一な内径と、先細の線形形状を有するらせん状の切断部材を備える可撓性シャフトを作製する方法が開示される。
Berciに発行された米国特許第4846153(特許文献5)号によれば、画像形成光学システムを収容する選択式に制御可能な屈曲可能部分を備えた細長いシース部材を含む挿管ビデオ内視鏡が開示される。広い意味で剛体の部分が、制御ハウジングを含む。画像伝達光学システムは、シース部材の長さ全体に延在し、画像形成システムに隣接して終端する。光伝達システムも、画像形成光学システムまでシース部材の長さ全体に延在し、その後方の端部は、作動可能に光源に接続されるように適合されている。
Chenowethに発行された米国特許第4949716号(特許文献6)によれば、より良好な気道管の制御を可能にするために、広範に経鼻的に配置された気道管を備える手持ち式医療装置が開示される。平坦なばねを囲む柔軟な可撓性の管が、気道管の曲げを制御するために引っ張られる編まれたワイヤを有する。
その全体が参照により本明細書に援用されるSchwartz等の米国特許第6539942号(特許文献7)によれば、管の遠位部分に沿って配置された、相互に連結し上部を切り取られた一連のリング状部材と、装置の遠位端での屈曲度を制御するためのハンドグリップとを有する気管内挿管装置が開示される。挿管処置の際、患者の声帯を視覚化するために、挿管装置内に鼻咽頭鏡などの撮像装置を挿入することができる。気管内挿管装置は、装置の遠位端を屈曲させるために、滑車のないはさみ機構を使用する。
Fukudaの米国特許第4905666号(特許文献8)、Chikamaの米国特許第5520222号(特許文献9)及びOginoのJP5329095号(特許文献10)は、クランク及びつまみによって制御される滑車又は鎖駆動式の巻上げ機構を使用する屈曲装置を教示する。
Greeneの米国特許第5327881号(特許文献11)によれば、標準的内視鏡管の中にちょうど収まるように適合された細長い探り針を有する挿管補助装置が開示される。可撓性のふいご状の領域が、細長い探り針の近位端に隣接して設けられる。挿管処置の際、操作者が直接観察することができるように、可撓性の光ファイバ及び照明ファイバが探り針と共に配置される。
米国特許第2975785号明細書 米国特許第3162214号明細書 米国特許第4236509号明細書 米国特許第4669172号明細書 米国特許第4846153号明細書 米国特許第4949716号明細書 米国特許第6539942号明細書 米国特許第4905666号明細書 米国特許第5520222号明細書 特開平5−329095号公報 米国特許第5327881号明細書
上記関連技術には気管内挿管装置が教示されているが、患者への気管内管の挿入を容易にする目的で、湾曲可能部分と、任意選択で内部光学機器を有する改良された気管内装置に対する要望が依然として存在する。
したがって、本発明の目的は、可撓性部分を有する改良された気管内挿管装置を提供することである。
これらの目的及び他の目的は、以下の記載を参照することによって、次第に明らかになろう。
本発明によれば、患者への気管内挿管を容易にするための装置であって、把持手段と、把持手段に取り付けられた近位端及び遠位端を有する管状部材と、管状部材の遠位端に隣接して配置された管状部材の湾曲可能部分であって、湾曲可能部分を湾曲させるように適合された1つ又は複数の凹部を管状部材に有する湾曲可能部分と、把持手段に又は把持手段に隣接して設けられた制御手段と、湾曲可能部分を湾曲させるために使用者が制御手段に加えた力を伝達し、湾曲可能部分を動かすための手段とを含み、制御部分が使用者によって操作されると、湾曲可能部分が、完全にまっすぐな構成から制御された態様で全体的に湾曲した構成に湾曲し、制御手段が解放されると、湾曲がより小さい形態へ戻るようになっている装置が提供される。
別の具体例によれば、管状部材は、ステンレス鋼又は形状記憶合金(SMA)により構成される。さらに別の具体例によれば、管状部材は、ニチノールにより構成される。さらに別の具体例によれば、凹部は、スリットとして湾曲可能部分に形成される。さらに別の具体例によれば、凹部は、くさび型切欠きとして湾曲可能部分に形成される。さらに別の具体例によれば、装置は、患者の気管から分泌物を除き、酸素を供給するための通気装置をさらに含む。さらに別の具体例によれば、湾曲可能部分を動かすための手段は、制御手段に取り付けられたワイヤである。さらに別の具体例によれば、制御手段は、把持手段に設置された引き金である。さらに別の具体例によれば、気管内挿管処置の間、管状部材の遠位端が前方に進められる際、患者の喉の画像を表示するために、装置は、装置の近位端に表示手段をさらに含む。
本発明によれば、患者の気管に気管内管を挿入する方法であって、
把持手段と、把持手段に取り付けられた近位端及び遠位端を有する管状部材と、管状部材の遠位端に隣接して配置された管状部材の湾曲可能部分であって、湾曲可能部分を湾曲させるように適合された1つ又は複数の凹部を管状部材に有する湾曲可能部分と、把持手段に又は把持手段に隣接して設けられた制御手段と、湾曲可能部分を湾曲させるために使用者が制御手段に加えた力を伝達し、湾曲可能部分を動かすための手段とを含む装置であって、制御部分が使用者によって操作されると、湾曲可能部分が、完全にまっすぐな構成から制御された態様で全体的に湾曲した構成に湾曲し、制御手段が解放されると、湾曲がより小さい形態へ戻るようになっている装置を準備するステップと、
装置の管状部材に気管内管を摺動させるステップと、
気管内管を有する管状部材の遠位端を患者の口の中に挿入するステップと、
管状部材の遠位端を患者の喉に安全に進ませることができるために十分に、湾曲可能部分を湾曲させるように制御手段を操作するステップと、
管状部材の遠位端を進めさせ、患者の気管内に気管内管を配置するステップと、
患者の口から管状部材を取り除くステップと
を含む方法が提供される。
別の具体例によれば、管状部材は、ステンレス鋼又は形状記憶合金(SMA)により構成される。さらに別の具体例によれば、管状部材は、ニチノールにより構成される。さらに別の具体例によれば、凹部は、スリットとして湾曲可能部分に形成される。さらに別の具体例によれば、凹部は、くさび型の切欠きとして湾曲可能部分に設けられる。さらに別の具体例によれば、湾曲可能部分を動かすための手段は、制御手段に取り付けられたワイヤである。さらに別の具体例によれば、制御手段は、把持手段に取り付けられた引き金である。さらに別の具体例によれば、制御手段は、強く握ることによって操作されるようになっている。
本発明によれば、患者の気管に気管内管を挿入する方法であって、
把持手段と、把持手段に取り付けられた近位端及び遠位端を有する管状部材と、管状部材の遠位端に隣接して配置された管状部材の湾曲可能部分であって、湾曲可能部分を湾曲させるように適合された1つ又は複数の凹部を管状部材内に有する湾曲可能部分と、把持手段に又は把持手段に隣接して設けられた制御手段と、湾曲可能部分を湾曲させるために使用者が制御手段に加えた力を伝達し、湾曲可能部分を動かすための手段とを備える装置であって、制御部分が使用者によって操作されると、湾曲可能部分が、完全にまっすぐな構成から制御された態様で全体的に湾曲した構成に湾曲し、制御手段が解放されると、湾曲がより小さい形態へ戻るようになっている装置を準備するステップと、
装置の管状部材に気管内管を摺動させるステップと、
気管内管を有する管状部材の遠位端を患者の口に挿入するステップと、
表示手段により患者の喉の画像を観察するステップと、
管状部材の遠位端を患者の喉の中で安全に進めさせることができるために十分に、湾曲可能部分を湾曲させるように制御手段を操作するステップと、
管状部材の遠位端を進めさせ、患者の気管に気管内管を配置するステップと、
患者の口から管状部材を取り除くステップと
を含む方法が提供される。
さらに別の具体例によれば、管状部材は、ステンレス鋼又は形状記憶合金(SMA)により構成される。さらに別の具体例によれば、管状部材は、ニチノールにより構成される。さらに別の具体例によれば、凹部は、スリットとして湾曲可能部分に形成される。さらに別の具体例によれば、凹部は、くさび型の切欠きとして湾曲可能部分に設けられる。さらに別の具体例によれば、湾曲可能部分を動かすための手段は、制御手段に取り付けられたワイヤである。さらに別の具体例によれば、制御手段は、把持手段に取り付けられた引き金である。さらに別の具体例によれば、制御手段は、強く握ることによって操作されるようになっている。
使用中の本発明による気管内挿管装置10の周辺斜視図。 使用前の、気管内管Eに挿入された気管内挿管装置10の周辺斜視図。 カバー135が外された、気管内挿管装置10の側部断面図。 気管内管止め具75の断面図。 通気装置301を有する気管内挿管装置10の周辺斜視図。 通気装置301を有する気管内管止め具75の断面図。 液体出入り口320を有する通気装置301の別の実施例を備えた気管内管止め具75の断面図。 図3の線4−4に沿って切り取った管状部材40の遠位端面図。 図2の線5−5に沿って切り取った気管内挿管装置10の断面図。 くさび型切欠き423を有する図5の管状部材40の湾曲可能部分70の第1の実施例の拡大図。 簡素化のために内部構成部材のない、湾曲可能部分70の第1の実施例の図。 切欠き(411、412)を備えた、図5の管状部材40の湾曲可能部分70’の第2の実施例の拡大図。 図6Bの線6C−6Cに沿って切り取った湾曲可能部分70’の第2の実施例の端面図。 図3の線7−7に沿って切り取った気管内挿管装置10の頂部断面図。 図2の線3−3に沿って切り取った気管内挿管装置10の部分断面図。 図5のハンドグリップの拡大断面図。 装置10のヨーク部分155の斜視図。 ビデオ・システムを有する、本発明による気管内挿管装置110の代替の実施例の斜視図。
本明細書内で引用される全ての特許、特許出願、政府刊行物、政府法令、及び参照文献は、その全体が参照により本明細書に援用される。争いのある場合は、定義を含む本明細書の記載に従う。
本明細書で使用される用語「近位」は、気管内挿管装置が使用される際に医師に向かう方向をいう。
本明細書で使用される用語「遠位」は、気管内挿管装置が使用される際に患者に向かう方向をいう。
本明細書で使用される用語「上方」又は「頂部」は、それぞれ、ハンドグリップの頂部側に対応する装置の方向又は面をいう。
本明細書で使用される用語「下方」又は「底部」は、それぞれ、ハンドグリップの底部側に対応する装置の方向又は面をいう。
本明細書で使用される用語「左」は、ハンドグリップの左側に対応する装置の面をいう。
本明細書で使用される用語「右」は、ハンドグリップの右側に対応する装置の面をいう。
本明細書で使用される用語「制御手段」は、湾曲可能部分の屈曲を制御するために使用者が操作することのできる、従来技術で知られた任意の機構をいう。制御手段の一例は、本明細書に記載される引き金である。この用語は、強く握る、回す、押しつける又はそれ以外の方法により使用者が操作できるボタン、つまみ、車輪などの機構をも包含する。
本明細書で使用される用語「湾曲可能部分」は、管状部材の湾曲可能な部分をいう。ある実施例においては、湾曲可能部分は、本明細書に記載される2つの代替実施例のように、(スリット、くさびなどの)切欠きを備える部分として設けられる。
本明細書で使用される用語「湾曲可能部分を動かすための手段」は、制御手段の動作を湾曲可能部分の動作に変換することのできる機械又は電気機械機構を含む任意の機構を包含する。この用語は、これに限定するものではないが、制御ワイヤなどの機構を包含する。
本明細書で使用される用語「表示手段」は、気管内挿管処置の際、管状部材の遠位端で患者の喉の画像を表示するための任意の機構又は装置をいう。表示手段の例は、これに限定するものではないが、液晶ディスプレイ、又は他のタイプのビデオ・ディスプレイ又は光ファイバ・システムから画像を収集する1つ又は複数のレンズを含む。
本明細書で使用される用語「把持手段」は、これに限定するものではないが、気管内挿管装置を保持するために使用者によって把持され得る、本明細書に記載されるピストル・タイプのハンドグリップなどの任意のグリップをいう。
本明細書で使用される用語「通気」は、患者の気道内にガス、液体又は粉体物質を吹き込むことをいう。
本明細書で使用される用語「滑車手段」は、1つ又は複数の滑車を備え、力を平行移動させる従来技術で知られた任意の装置をいう。
本明細書で使用される用語「凹部」は、管状部材内のへこみ、割れ目、又は切欠きを含む適用範囲の広い用語である。この用語は、管状部材内のスリットとしての幅の狭い切欠き、又は「くさび」としての幅の広いV字型の切欠きを含む「切欠き」を包含する。「スリット」は、好ましくは湾曲可能部分の対向する面に配置された幅の狭い切欠きとして設けられる。
本明細書で使用される用語「SMA」は、メモリメタル又はスマートワイヤとしても知られる形状記憶合金の略語である。SMAのいくつかの実施例は、これに限定するものではないが、銅−亜鉛−アルミニウム、銅−アルミニウム−ニッケル、及びニチノール(Nickel Titanium Navy Ordnance Labs)などのニッケル−チタン(NiTi)合金を含む。
本明細書で使用される用語「管状部材」は、これに限定するものではないが、本明細書に記載される管状部材を含む伸張形状の部材をいう。管状部材は、円筒形であってよいが、これに限定されるものではない。気管内管が摺動できるいかなる細長い形状も、本発明に包含される。
本明細書で使用される用語「伝達手段」は、観察手段からの喉の画像を表示手段に伝達するための任意の機構又は装置をいう。伝達手段の一例は、これに限定するものではないが、電気配線ライン、光ファイバライン及び/又は光学レンズを含む。
本明細書で使用される用語「観察手段」は、気管内管処置の際、管状部材の遠位端で患者の喉の画像を収集するための任意の機構又は装置をいう。観察手段の一例は、これに限定するものではないが、小型ビデオカメラ又は光ファイバ・システム用のレンズを含む。
参照によりその全体を本明細書に援用するSchwartz等の米国特許出願第11/230392号には、気管内挿管装置が記載されている。本発明は、この装置の改良形である。本発明は、患者の気管内挿管を容易にするための装置であって、(a)把持手段と、(b)把持手段に取り付けられた近位端及び遠位端を有する管状部材と、(c)管状部材の遠位端に隣接して配置された管状部材の湾曲可能部分であって、湾曲可能部分を湾曲させるように適合された1つ又は複数の凹部を管状部材内に有する湾曲可能部分と、(d)把持手段に又は把持手段に隣接して設けられた制御手段と、(e)湾曲可能部分を湾曲させるために使用者が制御手段に加えた力を伝達し、湾曲可能部分を動かすための手段とを含み、制御部分が使用者によって操作されると、湾曲可能部分が、完全にまっすぐな構成から制御された態様で全体的に湾曲した構成に湾曲し、制御手段が解放されると、湾曲がより小さい形態へ戻るようになっている装置を提供する。
本発明の一実施例が、図1〜図9を通して示される。気管内挿管装置10のこの実施例が、図1及び図2に使用された状態で示される。図1は、気管内挿管装置10の管状部材40が、どのように医師Mによって患者Pに挿入され得るかを示す。気管内挿管装置10は、頂部20A、底部20B、左側20C、右側20D(図7を参照)、前面20E及び背面20Fを有するハンドグリップ20が、医師Mによって把持される。医師の指は、ハンドグリップ20に枢動可能に設置された引き金30を把持する。引き金30は、医師Mが引き金30をハンドグリップ20に向けて強く握ると、制御されて動作するようになっている第1端部31を有する。図8に示されるように、医師が引き金30の第1端部31を強く握ると、管状部材40の遠位端に向かう湾曲可能部分70(図1、図2、図3、図5、図6、図7及び図8)が、完全にまっすぐな構成から制御された態様で全体的に湾曲した構成に湾曲する。医師は、これにより、管状部材40を患者の喉の中に安全に進めさせるために管状部材40の遠位端47を動かすことができる。気管内挿管装置10は十分に密封されているので、体液が装置10に浸透して、いずれかの内部構成部材を損なうことがないようになっている。
図2は、患者の気管に内挿するために装置10を使用する前に、どのように気管内管Eが、気管内挿管装置10の管状部材40上を止め具75(図1、2及び3A)まで挿入されるかを示す。管状部材40は、管状部材40の近位部41(図2)の近位端42(図2、3、5、8及び8A)でハンドグリップ20の前面20Eに取り付けられ、気管内管Eを患者に配置するために患者の喉に挿入される遠位部45の遠位端47(図2)まで延在する。枢動可能な光学部分80が、光学部分80の遠位端83の接眼レンズスイベル(回り継ぎ手)84(図3)によって、ハンドグリップ20の背面20Fに取り付けられる。接眼レンズ管88が、接眼レンズスイベル84の近位端85(図5)から突出する。光学部分の近位端82(図3)には、接眼レンズ管88の近位端89に設置された接眼レンズハウジング92がある。患者Pの気管に気管内管Eを配置するために、管状部材40の遠位端が進められる際、医師Mは、患者の喉の画像を見るために、光学部分80の近位端82を覗き込むことができる。気管内挿管装置10は内部光学機器を内蔵するため、鼻咽頭鏡など外部撮像装置が容易に利用できない状況でも使用することができる。
図3〜図9は、気管内挿管装置10の内部動作を詳細に示す。図5に示されるように、ハンドグリップ20は、装置10の底部に向かう照明空洞部103を規定する内壁102を有するハウジング101を備える。照明空洞部103は、真鍮又は他の導電材料により構成され、頂端部105Aと、底端部105Bとを有する円筒形の電池スリーブ105を包囲する。電池スリーブ105(図5)は、ハンドグリップ20の底部20Bに向かって、ハウジング101の内壁102に接して配置される。2つの電池120A、120Bが、ハンドグリップ20の照明空洞部103の電池スリーブ105に直列に配置される。2つの電池120A、120Bは、ハンドグリップ20の底部20Bで、2つの電池120A、120Bの下に設置された電池プラグ114によって照明空洞部103に保持される。電池プラグ114は、2つの電池120A、120Bを挿入した後、電池プラグ114を照明空洞部103に挿入する際に把持することのできる第1部分114Aを有する。電池プラグ用Oリング116が、電池プラグ114の中心の第2の部分114Bを囲み、電池プラグ114が挿入される際、ハンドグリップ20のハウジング101の内壁102にぴたりと配置される。電池プラグ114は、照明空洞部103の内壁102のねじ込み部分104にねじ込まれるねじ山115を備えた第3部分114Cを有する。電池プラグ用Oリング116が、内壁102に対して隙間なく嵌合するため、装置10の使用中に電池プラグ114が緩むことがない。電池プラグ用Oリング116も、流体が装置10の中に入らないように維持する。
接触キャップ119が、電池プラグ114の第3部分114Cの凹み部に嵌合する。電池プラグ114が、ハンドグリップ20にねじ込まれる際、接触キャップ119の突起118上に配置されたばね117が、第1電池120Aの負極に対して保持されて、電気接点を形成し、照明空洞部103に2つの電池120A、120Bを支持する。ハンドグリップ20の頂部20Aに向かって、照明空洞部103内の電池スリーブ105の上方に、ランプハウジング106(図5)が設けられる。ランプハウジング106の中には、気管内挿管装置10の光源であるランプ107がある。ランプ107は、キセノンランプ又は他の同様の光源であってよい。ランプ107は、ランプ台108の第1端部108Aに取り付けられる。ランプハウジング106は、ランプ107を収容するために、ランプ台108の第1端部108Aを囲む。ランプ台108の第2端部108Bは、電池スリーブ105の頂端部105Aに置かれる。ランプ台108の第2端部108Bは、絶縁リング112によって囲まれた第1電気接点109である。絶縁リング112は、ランプ台108を電池スリーブ105内に固定し、また、電池スリーブ105との電気接続から第1接点109を隔離させる。ランプ台108上の第2接点110は、絶縁リング112の上方に延在し、電池スリーブ105との電気接点を形成する。
図5及び図8Aに示されるように、ランプハウジング106は、ファイバフェルール121によって、ハンドグリップ20の頂部20A及び前面20Eに向けて上方を貫通される。ファイバフェルール121には、3つの照明ファイバ122(図8A)の近位端が固定されている。照明ファイバ122(図8A)は、ファイバフェルール121によって、ランプ107(図5)に密接に近接して保持され、2つの電池120A、120Bによって照明ファイバ122に電力が供給されると、照明ファイバ122が、ランプ107から光を収集できる。使用中、接触キャップ119が電池スリーブ105の底端部105Bと電気接点を形成するまで照明空洞部103内に電池プラグ114を進めるように電池プラグ114(図5)を回すことによって、ランプ107を作動させることができる。この動作により、ランプ107に電力を供給するための電気回路が完成する。ランプ107は、電力を供給されると、ファイバフェルール121の第1端部121A(図8A)へ光を放出し、光は、3つの照明ファイバ122の近位端によって収集される。ファイバフェルール121の第2端部121B(図8A)は、ランプハウジング106から、右側をハウジング101の内壁102により及び左側をカバー135(図7)により形成された接続空洞部130(図3、5、7、8及び8A)へ突出する。接続空洞部130は、照明空洞部103から、照明空洞部103の上方で遠位方向にあるレバー空洞部150(図3、5、8及び8A)へ延びる。図2に見られるように、ハウジング101内では、透明窓21がランプ107に隣接する。透明窓21は、ハンドグリップ20の左側20C及びランプ107を覆うランプハウジング106を貫通する開口に設置される。ランプ107が点灯されると、透明窓21は、電力がオンであることの合図として照明される。
レバー空洞部150は、右側をハウジング101、左側をカバー135(図7)によって囲まれている。カバー135は、カバー135の前面で前方ねじ136(図2及び図3)によって、及びカバー135の背面で左旋回ねじ98(図2)によってハウジング101に取り付けられる。上記に記載したように、ハンドグリップ20に取り付けられた引き金30は、引き金30がハンドグリップ20の方へ強く握られる際の管状部材40の湾曲可能部分70の屈曲度を制御するための第1端部31を有する。図7に示されるように、引き金30の第1端部31(図2)は、接続空洞部130(図3、5、7、8及び8A)と、レバー空洞部150(図3、5、8及び8A)の交差部で、ハウジング101に取り付けられた引き金30の第2端部32(図3)の枢動部33に対して取り付けられる。図7に見られるように、引き金30の枢動部分33は、ハンドグリップ20を左から右に横切って横方向に延在する。枢動部33は、ハンドグリップ20の左側でカバーの中の左取付穴137に回転可能に設置された左取付ポスト34から、ハンドグリップ20の右側20Dで内壁内の右取付穴23に回転可能に設置された右取付ポスト35まで延在する。図7に見られるように、枢動用Oリング36が、枢動部33と、左設置穴137を囲む溝138の止まりとの間の左取付ポスト34の周囲に嵌合される。引き金30の第1端部31のヒンジ部分31Aは、カバー135を通って左取付穴137まで延在するカバー135の引き金取付穴139に取り付けられる。引き金30の第1端部31を枢動部33に固定するために、引き金枢動ピン140が、引き金30の第1端部31のヒンジ部分31Aを貫通する第1枢動ピン穴141、及び枢動部33の左取付ポスト34の第2枢動ピン穴34Aを貫通する。図8Aに見られるように、引き金30の第2端部32の細長いヨーク部分155が、枢動部33の上方に、ハンドグリップ20のレバー空洞部150まで延在する。枢動部33とヨーク部分155の間に、枢動チャネル37が、引き金30の第2端部32を前から後ろへ通って延在し、それにより照明空洞部103とレバー空洞部150との間に通路が形成される。
図8Aに示されるように、取付チャネル160(図5、8及び8A)が、ハンドグリップ20のハウジング101及びカバー135(図7)を通って一定の長さ延在する。取付チャネル160は、ハンドグリップ20の前面側から、引き金30の第2端部32内の枢動チャネル37に隣接するレバー空洞部150の底部まで延在する。取付チャネル160を画定して取付チャネル160の長さにわたって延在する壁を有する管状取付シャフト161が設置される。中央リム162(図8及び図8A)により、取付シャフト161は、ハンドグリップ20に固定される。中央リム162は、取付シャフト161を取り囲み、中央リム162を囲むために、ハンドグリップ20内のスロット24(図7、図8及び図8A)、及びカバー135内のスロット142(図7)に嵌合される。管状部材40の近位部分41の近位端42(図8A)は、管状取付シャフト161に緊密に嵌合する内側半径を有する。管状部材40は、ハンドグリップ20の管状部材40を固定するために、取付シャフト161の長さ全体にわたって延在する。
外見上、図3及び図3Aに示される調節可能な気管内管止め具75が、管状部材40の近位部分41を取り囲んでいる。気管内管止め具75は、図3Aに示されるように、気管内管Eの標準アダプタ77の端部を受けるように適合された直径を有する第1円形開口75Cを具備する第1端部75A(図3A)を有する。挿管処置の際、標準アダプタ77がすべり落ちないように、気管内管止め具75は、第1開口75Cの気管内管の端部で、標準アダプタ77を把持する。気管内管止め具75の第2端部75Bには、管状部材40に嵌合する直径を有する第2開口75Dがある。気管内管止め具75は、止めねじ76を利用して近位部分41の所定の場所に固定される。
或いは、図3B、図3C及び図3Dに示されるように、標準アダプタ77と気管内管止め具75との間に、通気装置(301、301’)を挿入することができる。通気装置(301、301’)の幅広の部分(302、302’)は、標準アダプタ77が嵌合する空洞部(303、303’)を有する。通気装置(301、301’)の反対側端部では幅の狭い部分(304、304’)が、幅広部分(302、302’)から突出する。幅の狭い部分(304、304’)は、気管内管止め具75の第1端部75Aで第1開口75Cに嵌合する外径と、管状部材40に嵌合する内径とを有する。ある実施例においては、通気装置(301、301’)は使い捨てできる。通気装置(301、301’)は、幅広部分(302、302’)を通って空洞部(303、303’)へ通じる出入り口(305、305’)により、配置された酸素供給源管に接続でき、酸素が気管内管Eに入り、この中を通って流れることができるようにし、患者の気道から分泌物を除去し酸素を供給する。任意選択で、通気装置301’のある実施例では、図3Dに示されるように、局所麻酔薬を注入できるように、液体出入り口320をも付加することができる。液体出入り口320を介して、薬剤、例えばリドカインなどのアミノエステル又はアミノアミド局所麻酔薬を投与でき、その結果、薬剤は、気管内管Eを患者の中へ進む。ある実施例では、液体出入り口320はルアーロック・タイプの付属装置として設けられ、通気装置301’に注射器(図示せず)を容易に装着することができる。使用されないとき、液体出入り口320を密封するために、取り外し可能キャップ321が設けられる。
管状部材40の内部チャネル44(図8A)は、枢動チャネル37に隣接するレバー空洞部150に開口する近位端42から、管状部材40の近位部分41、湾曲可能部分70(図1、2、3、5、6、7及び8)及び遠位部分45を通って、管状部材40の遠位端47(図6)まで管状部材40の長さにわたって延在し、遠位端47で内部チャネルに蓋をかぶせるために、遠位ヘッド48が挿入される。3つの照明ファイバ122(図8A)は、ランプ107に隣接する、ランプハウジング106内のファイバフェルール121の近位端で収集されたランプ107からの光を伝える。図4に示されるように、3つの照明ファイバ122は、接続空洞部130、枢動チャネル37、レバー空洞部150を通って、内部チャネル44の近位端42まで延在し、そこで、それらは管状部材40の遠位部分45の遠位端47まで、遠位ヘッド48内を通って延在し、遠位端122B、123B、124Bで終端する。回路を完成し、ランプ107に電力を供給するために電池プラグ114が回される際、患者の喉は、3つの照明ファイバ122の遠位端122B、123B、124Bからの光によって照明される。
図6をみると最もよくわかるが、遠位ヘッド48は、管状部材40の遠位部分45の遠位端47に挿入される。光ファイバ50の第1端部52を支持するために、管56(図6)が、遠位部分45内に遠位ヘッド48から延びる。図4に示されるように、光ファイバ50のレンズ57が、3つの照明ファイバ122の遠位端122B、123B、124Bの間に配置される。一実施例においては、開口部のレンズ57は、およそ60°の視野を有する。光ファイバ50は、光ファイバ50の第1端部52(図5及び図6)のレンズ57(図4、図5及び図6)から、内部チャネル44(図5、図6及び図8A)を長さ全体にわたって通り、ハンドグリップ20の後部の第2端部53(図5及び図7)まで延在する。光ファイバ50は、管状部材40の内部チャネル44(図5、図6及び図8A)から、レバー空洞部150(図3、図5及び図8A)に入り、枢動チャネル37(図5、図7、図8、図8A及び図9)を通り、ハウジング101を貫通しハンドル20の後部まで通り抜ける光学チャネル170(図3、図5、図7、図8及び図8A)に入る。光ファイバ50は、ハンドル20の背面から、光学部分80の遠位端83の接眼レンズスイベル84(図3及び図5)を通る内部チャネル87(図5)に入る。光ファイバ50の第2端部53(図5)は、接眼レンズスイベル84の内部チャネル87を通り、接眼レンズスイベル84の近位端85(図3及び図5)で終端する。本発明の代替の実施例が図10に示されており、この実施例は、光学システム以外は図1〜図9に示された実施例と同じである。この実施例においては、装置210の遠位端230の小型ビデオカメラ220が、装置210の近位端の小型ビデオ・ディスプレイ240に配線される。ある実施例においては、気管内挿管処置を行う間、管状部材の遠位端が前方に進められる際、接眼レンズハウジングの開口を通して、装置の近位端の小型ビデオ・ディスプレイを見ることができる。
図2及び図5に示されるように、接眼レンズスイベル84(図5)から接眼レンズ管88の近位端89まで延在する内部チャネル91(図5)を有する接眼レンズスイベル84(図5)の近位端85(図5)に、接眼レンズ管88が取り付けられる。18mmのオルソ接眼レンズハウジング92(図2、図3及び図5)の遠位端94(図2及び図5)が、接眼レンズ管88にねじ込まれ、それにより、接眼レンズ管88の近位端89が、接眼レンズハウジング92(図5)のロック・リング95(図5)に当たるようになっている。接眼レンズハウジング92の近位端93(図3及び図5)は、目当てとして使用される円形突起を設けるために、外側に張り出される。接眼レンズハウジング92の近位端93には、接眼レンズハウジング92の凹形部分97(図5)の中央に位置する開口96(図5)がある。光学部分80は、一連のレンズ175、176、177(図5)により、光ファイバ50の第2端部53から放出された光から、光ファイバ50のレンズ57(図4及び図6)に収集された光を集束する。気管内挿管処置の間、管状部材40の遠位端47が前方に進められる際、接眼レンズハウジング92の開口96によって患者の喉の画像を見ることができる。
図5に示されるように、光ファイバ50の第2端部53は、シリコンにより構成できる可撓性管171に密封される。可撓性管171は、遠位端で、可撓性管171を囲むシリコン管172Aの一部によって支持される。可撓性管171は、ハンドグリップ20の背面にあるロック・リング173Aによって保持される。同様に、可撓性管171の近位端は、可撓性管171を囲むシリコン管172Bの一部によって接眼レンズスイベル84の内部チャネル87の中で支持される。可撓性管171は、ロック・リング173Bによって保持される。可撓性管171は、光学チャネル170から接眼レンズスイベル84の内部チャネル87を通って延在する光ファイバ50を包囲し、それにより、光学部分80が動かされる際に光ファイバ50を保護する。図7に見られるように、接眼レンズスイベル84は、ハンドグリップ20の背面20F及び左側20Cでカバー135を貫通する左枢動ねじ98により左側に取り付けられる。同様に、接眼レンズスイベル84は、ハンドグリップ20の背面20F及び右側20Dでハウジング101を貫通する右枢動ねじ99により右側に取り付けられる。図7に見ることができるように、左枢動ねじ98及び右枢動ねじ99は、接眼レンズスイベル84の内部チャネル87を塞ぐことはない。したがって、可撓性管171は、接眼レンズスイベル84の近位端85の全体にわたって延在するが、光学部分80はハンドグリップ20に対して上下に動くことが可能である。光ファイバ50の第2端部53は、カバーガラス174A(図5)によって覆われ、可撓性管171の遠位端171Aに配置された取付体174によって保持される。
接眼レンズ管88及び接眼レンズハウジング92内の一連のレンズ175、176、177(図5)によって、画像が投影されるように、光ファイバ50は、取付体174によって保持される。遠位レンズ175は、遠位拡大セル180に設置され、近位レンズ176は、近位拡大セル181に設置される。接眼レンズ管に設置されたレンズ175、176は、接眼レンズハウジング92のレンズ177に光を投影する。図5に示されるように、流体から内部部材を保護するためにガスケットによって密封された窓96が、開口96に接して接眼レンズハウジング92内に設置される。接眼レンズハウジング92のレンズ177は、接眼レンズハウジング92の開口96によって患者の喉の画像を見ることができるように構成される。
患者の喉の画像から、喉の背部などの喉の構造体を避けるために管状部材40の遠位端47を湾曲させる必要があることが明らかな場合、引き金30を強く握り、湾曲可能部分70を湾曲させ、次いで声帯を観察することができる。図8Aに見ることができるように、引き金30の第1端部31がハンドグリップ20に向けて強く握られると、枢動部分33及びヨーク部分155が、前方に回転して、レバーとして作用する。引張ばね156が、第1端部156A(図8A及び図9)でヨーク部分に、第2端部156Bでレバー空洞部150の裏壁に取り付けられる(図9を参照)。引張ばね156は、ヨーク部分155の前方への移動に抵抗力を加え、引き金30の第1端部31への圧力が解放されると、ヨーク部分155を再び後方に戻す。
図9に示されるように、中空円筒形のヨーク支柱(swivel)190が設置される空間を形成するために、ヨーク部分155の左突起155A及び右突起155Cが上方に延びている。中空のワイヤ取付具195が円筒形のヨーク支柱190の内側に取り付けられる。制御ワイヤ71の第2端部73に隣接する一定の長さ部分が、ワイヤ取付具195の内側に固定され、ワイヤ取付具195の第2端部195Bからハンドグリップ20の背面20Fに向かって制御ワイヤ71が延在する。2つの薄ナット199が、ワイヤ取付具195の前方端部195Aの外部ねじ山にねじ込まれロック固定され、ハンドグリップ20の前面20Eに向かうヨーク支柱の端部でリム193に当たっている。左ヨークピン188は、ヨーク155の左突起155Aを通る穴155B、ヨーク支柱190の左穴を貫通し、ワイヤ取付具195の左穴へ入る。同様に、右ヨークピン189は、ヨーク部分155の右突起155Cを通る穴155D、ヨーク支柱190の右穴を貫通して、ワイヤ取付具195の右穴へ入る。左ヨークピン188及び右ヨークピン189により、ヨーク部分155が、レバー空洞部150内で前後に動く際、組み立てられた部品が、ヨーク部分155内で旋回することが可能になる。
また、ハンドグリップ20のハウジング101及びカバー135は、滑車25(図3、図5、図8、図8A及び図9)を包囲する。滑車25は、ハウジング101に取り付けられた右側、及びカバー135に取り付けられた左側から延出する滑車ピン26(図3、図5、図8、図8A及び図9)に取り付けられる。滑車25は、レバー空洞部150の後方に位置する滑車空洞部27(図8A)に嵌合する。第2端部73に向かう制御ワイヤ71は、レバー空洞部150の裏壁151の制御ワイヤ穴152(図8A)を通って、滑車空洞部27の滑車25の頂部上を通る。制御ワイヤ71は、滑車25の底部に向かって巻きつけられ、制御ワイヤ71は、滑車25の真下の光学チャネル170(図8A)に進入し、光ファイバ50にほぼ平行に、枢動チャネル37(図8A、図9)及びレバー空洞部150を通って前方に延在する。図6に見られるように、制御ワイヤ71は、近位部分41の近位端42で、管状部材40の内部チャネル44に入り、湾曲可能部分70の遠位端70Bで、管状部材40の内部チャネル44を通って制御ワイヤ71の第1端部72(図6)まで延びる。
湾曲可能部分70の第1の実施例が、図6に示される。この実施例は、明確化のために内部部材なしで図6Aに示される。湾曲可能部分70’の第2の実施例が、(明確化のために保護管65が除去されて)図6Bに示される。これら2つの実施例において、気管内挿管装置10は、湾曲可能部分(70、70’)以外は同じである。図6A及び図6Bは、明確性を高めるために装置の内部部材を示していないが、照明ファイバ122、光ファイバ50及び制御ワイヤ71が、湾曲可能部分(70、70’)を通ることを理解されたい。これらの実施例において、湾曲可能部分(70、70’)は、管状部材40の残りの部分と連続している。引き金を強く握られると、湾曲可能部分(70、70’)が屈曲できるように、任意選択でレーザ切断装置を利用して、管内に切欠き(411、412、421、422、423)が形成される。
図6Aに示される実施例において、交互に配置された切欠きの3つのセット(421、422、423)が、管状部材40の湾曲可能部分70に形成される。切欠きの2つのセット(421、422)は、スリットとして湾曲可能部分70の頂部及び底部に作製される。第1の切欠きのセット421は、湾曲可能部分70の頂部側にあり、第2の切欠きのセット422は、湾曲可能部分70の底部側にある。くさび(すなわち「V字」)型の第3の切欠きのセット423は、湾曲可能部分70の頂部側に形成される。本実施例における湾曲可能部分70の長さは、6.5センチメートル(2.56インチ)であり、管状部材40の近位部分41の長さは(図3を参照)29cm(11.4インチ)であり、管状部材40の遠位部分45の長さは、2.5cm(0.98インチ)である。本実施例における管状部材40は、5.75ミリメートル(0.226インチ)の外径を有する。
図6Bに示される実施例において、交互に配置された切欠きの2つのセット(411、412)は、スリットとして管状部材40’の湾曲可能部分70’に形成される。切欠きの第1のセット411は、湾曲可能部分70’の頂部側にあり、切欠きの第2のセット412は、湾曲可能部分70’の底部側にある。いくつかの実施例において、切欠きの第1のセットは、第2のセットよりも深い。一実施例においては、切欠きの第1のセット411は、0.18インチ(4.57mm)の深さα、及び0.015インチ(0.38mm)の幅を有する。この実施例において、切欠きの第2のセット412は、0.0675インチ(1.71mm)の深さβ、及び0.015インチ(0.38mm)の幅を有する。この実施例において、切欠きの間隔は、0.035インチ(0.89mm)である。この実施例における湾曲可能部分70’の長さは、2.6インチ(66mm)である。図6B及び図6Cに見られるように、切欠きの第1のセット411の深さαと、切欠きの第2のセット412の深さβは重なり、湾曲可能部分70’が、屈曲線γに沿って湾曲可能部分70’の頂部から距離θで屈曲する。いくつかの実施例において、距離θは、管状部材40の幅の約2/3である。
湾曲可能部分(70、70’)の全長は、Viton(登録商標)管(DuPont社、デラウェア州、ウィルミントン)、又は光ファイバ50及び3つの照明ファイバ122が延在する湾曲可能部分(70、70’)の内部部材を密封する他の頑強な管材などの保護管65(図6Aを参照)によって覆われる。制御ワイヤ71は、湾曲可能部分(70、70’)の遠位端に、又は遠位端付近まで延在し、制御ワイヤはそこで固定される(図示せず)。図8及び図8Aに示されるように、引き金30の第1端部31が強く握られると、引き金30の第2端部32がレバーとして作用し、制御ワイヤ71の第2端部73を滑車25の周りに引っ張り、制御ワイヤ71に張力が加えられる。制御ワイヤ71に対する張力が、湾曲可能部分(70、70’)を、完全にまっすぐな構成から制御された態様で屈曲線γに沿って湾曲させる。
管状部材40は、ステンレス鋼、ポリマー又は他の頑強な材料で構成できるが、いくつかの好ましい実施例において、形状記憶合金(SMA)により構成される。銅−亜鉛−アルミニウム、銅−アルミニウム−ニッケル、及びこれに限定するものではないが、ニチノールなどのニッケル−チタン(NiTi)合金などの任意の形状記憶合金を使用することができる。管状部材40は、ニチノールなどの形状記憶合金で作られる。湾曲可能部分(70、70’)の形状記憶合金(SMA)は、引き金30が強く握られると曲がり、引き金30が解放されると、SMAのより湾曲の小さい形状に戻る特性により、元の形状に戻る。
例示の実施例を参照して本発明を記載するが、本発明は、これに限定されるものではないことを理解されたい。当業者、及び本明細書の教示を利用するものは、その範囲内にある付加的修正形態及び実施例を理解するであろう。したがって、本発明は、本明細書に添付される特許請求の範囲によってのみ限定される。

Claims (25)

  1. 患者への気管内挿管を容易にするための装置であって、
    (a)把持手段と、
    (b)前記把持手段に取り付けられた近位端、及び遠位端を有する管状部材と、
    (c)前記管状部材の前記遠位端に隣接して配置された前記管状部材の湾曲可能部分であって、前記湾曲可能部分を湾曲させるように適合された1つ又は複数の凹部を前記管状部材に有する湾曲可能部分と、
    (d)前記把持手段に又は前記把持手段に隣接して設けられた制御手段と、
    (e)前記湾曲可能部分を湾曲させるために使用者が前記制御手段に加えた力を伝達し、前記湾曲可能部分を動かすための手段とを有し、
    前記制御部分が使用者によって操作されると、前記湾曲可能部分が、完全にまっすぐな構成から制御された全体的に湾曲した構成に湾曲し、前記制御手段が解放されると、湾曲がより小さい形態へ戻るようになっている、装置。
  2. 前記管状部材が、ステンレス鋼又は形状記憶合金(SMA)によりできている、請求項1に記載された装置。
  3. 前記管状部材が、ニチノールによりできている、請求項2に記載された装置。
  4. 前記凹部が、スリットとして前記湾曲可能部分に設けられている、請求項1に記載された装置。
  5. 前記凹部が、くさび型の切欠きとして前記湾曲可能部分に設けられている、請求項1に記載された装置。
  6. 前記患者の気道の分泌物を除去し酸素を供給するために、前記管状部材に通気装置をさらに備える、請求項1に記載された装置。
  7. 前記湾曲可能部分を動かすための手段が、前記制御手段に取り付けられたワイヤである、請求項1に記載された装置。
  8. 前記制御手段が、前記把持手段に取り付けられた引き金である、請求項1に記載された装置。
  9. 気管内挿管処置の間に前記管状部材の前記遠位端が進められる際、前記患者の喉の画像を表示するために、前記装置の近位端に表示手段をさらに備える、請求項1に記載された装置。
  10. 患者の気管に気管内管を挿入する方法において、
    (a)把持手段と、前記把持手段に取り付けられた近位端及び遠位端を有する管状部材と、前記管状部材の前記遠位端に隣接して配置された前記管状部材の湾曲可能部分であって、前記湾曲可能部分を湾曲させるように適合された1つ又は複数の凹部を前記管状部材に有する湾曲可能部分と、前記把持手段上に又は前記把持手段に隣接して設けられた制御手段と、前記湾曲可能部分を湾曲させるために使用者が前記制御手段に加えた力を伝達し、前記湾曲可能部分を動かすための手段とを備える装置であって、前記制御部分が使用者によって操作されると、前記湾曲可能部分が、完全にまっすぐな構成から制御された全体的に湾曲した構成に湾曲し、前記制御手段が解放されると、湾曲がより小さい形態へ戻るようになっている装置を準備するステップと、
    (b)前記装置の前記管状部材に前記気管内管を摺動させるステップと、
    (c)前記気管内管を有する前記管状部材の前記遠位端を前記患者の口の中に挿入するステップと、
    (d)前記管状部材の前記遠位端を前記患者の喉の中に安全に進めることができるために十分に、前記湾曲可能部分を湾曲させるように前記制御手段を操作するステップと、
    (e)前記管状部材の前記遠位端を進め、前記患者の気管に前記気管内管を配置するステップと、
    (f)前記患者の口から前記管状部材を取り除くステップとを含む、気管内管を挿入する方法。
  11. 前記管状部材が、ステンレス鋼又は形状記憶合金(SMA)によりできている、請求項10に記載された気管内管を挿入する方法。
  12. 前記管状部材が、ニチノールによりできている、請求項10に記載された気管内管を挿入する方法。
  13. 前記凹部が、スリットとして前記湾曲可能部分に設けられる、請求項10に記載された気管内管を挿入する方法。
  14. 前記凹部が、くさび型の切欠きとして前記湾曲可能部分に設けられる、請求項10に記載された気管内管を挿入する方法。
  15. 前記湾曲可能部分を動かすための手段が、前記制御手段に取り付けられたワイヤである、請求項10に記載された気管内管を挿入する方法。
  16. 前記制御手段が、前記把持手段に取り付けられた引き金である、請求項10に記載された気管内管を挿入する方法。
  17. 前記制御手段が、強く握ることによって操作されるようになっている、請求項16に記載された気管内管を挿入する方法。
  18. 患者の気管に気管内管を挿入する方法であって、
    (a)把持手段と、前記把持手段に取り付けられた近位端及び遠位端を有する管状部材と、前記管状部材の前記遠位端に隣接して配置された前記管状部材の湾曲可能部分であって、前記湾曲可能部分を湾曲させるように適合された1つ又は複数の凹部を前記管状部材に有する湾曲可能部分と、前記把持手段に又は前記把持手段に隣接して設けられた制御手段と、前記湾曲可能部分を湾曲させるために使用者が前記制御手段に加えた力を伝達し、前記湾曲可能部分を動かすための手段とを備える装置であって、前記制御部分が使用者によって操作されると、前記湾曲可能部分が、完全にまっすぐな構成から制御された全体的に湾曲した構成に湾曲し、前記制御手段が解放されると、湾曲がより小さい形態へ戻るようになっている装置を準備するステップと、
    (b)前記装置の前記管状部材に前記気管内管を摺動させるステップと、
    (c)前記気管内管を備えた前記管状部材の前記遠位端を前記患者の口の中に挿入するステップと、
    (d)表示手段により前記患者の喉の画像を観察するステップと、
    (e)前記管状部材の前記遠位端を前記患者の喉の中に安全に進めることができるために十分に、前記湾曲可能部分を湾曲させるように前記制御手段を操作するステップと、
    (f)前記管状部材の前記遠位端を進め、前記患者の気管に前記気管内管を配置するステップと、
    (g)前記患者の口から前記管状部材を取り除くステップとを含む、気管内管を挿入する方法。
  19. 前記管状部材が、ステンレス鋼又は形状記憶合金(SMA)によりできている、請求項18に記載された気管内管を挿入する方法。
  20. 前記管状部材が、ニチノールによりできている、請求項19に記載された気管内管を挿入する方法。
  21. 前記凹部が、スリットとして前記湾曲可能部分に設けられる、請求項19に記載された気管内管を挿入する方法。
  22. 前記凹部が、くさび型の切欠きとして前記湾曲可能部分に設けられる、請求項19に記載された気管内管を挿入する方法。
  23. 前記湾曲可能部分を動かすための手段が、前記制御手段に取り付けられたワイヤである、請求項18に記載された気管内管を挿入する方法。
  24. 前記制御手段が、前記把持手段に取り付けられた引き金である、請求項18に記載された気管内管を挿入する方法。
  25. 前記制御手段が、強く握ることによって操作されるようになっている、請求項24に記載された気管内管を挿入する方法。
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