JP2010526086A - Prrsvのgp5を基礎とする組成物及び方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、2007年4月30日に出願された米国仮特許出願第60/915,049号に基づく優先権の利益を主張し、当該仮特許出願の全てが、十分に説明されているものであるかのように本明細書中に援用される。
本開示は、ブタ繁殖呼吸障害症候群(PRRS)ウイルス(PRRSV)ポリペプチドの、そのポリペプチドに対する、つまるところPRRSVに対する免疫応答を誘発するための使用を指向する組成物及び方法を含む。本開示は、HV-2超可変領域内の配列において差異を有する2つ以上のGP5外部ドメインを使用することにより、単独の外部ドメインを使用する場合と比較してより広範なPRRSVに対する免疫応答が可能になるという知見に部分的に基づいている。また、より広範な免疫応答を誘発するための、1つ以上の外部ドメインをコードする核酸分子の使用も開示されている。本開示は、1つ以上の外部ドメインを備えたポリペプチド、又はそれらのポリペプチドをコードする1つ以上の核酸分子を含む組成物を包含する。また、ポリペプチド、それらをコードする核酸分子、及び/又は本開示に係る組成物を使用することにより免疫応答を誘発する方法も開示される。
本開示は、ブタ繁殖呼吸障害症候群(PRRS)ウイルス(PRRSV)のGP5タンパク質中に存在するアミノ酸残基の三次元的配置に関する。残基の配置、つまりポリペプチドドメインは、GP5タンパク質の外部ドメイン(ectodomain)とも称されている、GP5タンパク質のN末端部分に存在する。本開示は、ペプチド、ポリペプチド、ウイルス粒子、又は他のタンパク質を含む組成物と関連して、そのドメインの使用を含む。幾つかの態様において、前記ドメインは、組換え体若しくは融合体、ペプチド又はポリペプチドの形態で存在し得る。他の態様において、前記ドメインは、組換えウイルス粒子又はウイルス中又はそれらと共に存在し得る。更なる態様において、前記ドメインを含むペプチド又はポリペプチドをコードする核酸分子が、本開示の実施に係るドメインの発現に使用され得る。
概要
本開示は、部分的に、GP5タンパク質のDNA情報等の、現在のPRRSV遺伝子情報の解析に基づいている。また、臨床的なPRRS症状を示すブタから同定されたPRRSVの配列も解析された。前記解析は、HV-1及びHV-2の2つの超可変領域の同定を導き、HV2はX0WLで表されるトリペプチドモチーフを有し、ここでX0は、本明細書中に記載される天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つである。また、前記解析は、米国株においてI42〜T55の位置にあり、欧州株においてI44〜T55の位置にある、保存領域の同定を導いた(図1を参照されたい)。
D-1サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのDサブグループ、又はS若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
D-2サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのDサブグループ、又はS若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
D-3サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのDサブグループ、又はS若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
D-4サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのDサブグループ、又はS若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
D-5サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのDサブグループ、又はS若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
D-6サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのDサブグループ、又はS若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
D-7サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのDサブグループ、又はS若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;あるいは
D-8サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのDサブグループ、又はS若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
を含み得る。
S-1サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのSサブグループ、又はD若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
S-2サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのSサブグループ、又はD若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
S-3サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのSサブグループ、又はD若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
S-4サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのSサブグループ、又はD若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
S-5サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのSサブグループ、又はD若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
S-6サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのSサブグループ、又はD若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
S-7サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのSサブグループ、又はD若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;あるいは
S-8サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのSサブグループ、又はD若しくはEサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
を含み得る。
E-1サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのE、又はD若しくはSサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
E-2サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのE、又はD若しくはSサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
E-3サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのE、又はD若しくはSサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
E-4サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのE、又はD若しくはSサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
E-5サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのE、又はD若しくはSサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
E-6サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのE、又はD若しくはSサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
E-7サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのE、又はD若しくはSサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;あるいは
E-8サブグループに由来する分離株又はドメイン、及びそれ以外のいずれかのE、又はD若しくはSサブグループに由来する少なくとも1つ又はそれ以上(2つ又は3つ又はそれ以上)の分離株又はドメイン;
を含み得る。
ANKFDWAVET (配列番号:7)
ANKFDWAVEP (配列番号:8)
AGEFDWAVET (配列番号:9)
ADKFDWAVEP (配列番号:10)
ADRFDWAVEP (配列番号:11)又は
SSHFGWAVET (配列番号:12)
との組合せのみではない。
本開示は、本明細書中に記載される組成物において使用される、ポリペプチドドメイン中の保存性GP5モチーフ及びHV2の抗原性及び/又は免疫原性に基づく。よって、本開示は、前記のようなウイルス分離株の組合せを含む。非限定的な例には、本明細書中に記載されるグループ及びサブグループに区分され得る場合、図3に列挙された(それらの配列受託情報に基づく)ウイルス分離株の組み合わせが含まれる。幾つかの態様において、少なくとも2つ又はそれ以上、例えば3つ又は4つ又はそれ以上等の分離株の組み合わせは、本開示の実施における使用が意図される。
本開示は、本明細書中に記載されているような保存的GP5モチーフ及びHV2を含むポリペプチドドメインの抗原性及び/又は免疫原性に基づく。前記HV2部分は、2つの異なるドメインを含むポリペプチド分子の組み合わせの使用が、そのドメインの単独での使用と比較してより広範な抗原及び免疫応答をもたらすようにして、前記ドメインの抗原性及び/又は免疫原性に寄与する。故に、本開示は、例えば組成物又はワクチン等の2つ以上のポリペプチドの組み合わせ、あるいは対象を免疫化する方法におけるそれらの使用を含む。
D-1: X1は脂肪族アミノ酸残基であり、X2は酸性アミノ酸残基であり(又はX1が酸性アミノ酸残基であり、そしてX2が脂肪族アミノ酸残基であり)、X3は塩基性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
D-2: X1は脂肪族アミノ酸残基であり、X2はSer、Thr、Tyr若しくは塩基性アミノ酸残基であり(又はX1がSer、Thr、Tyr若しくは塩基性アミノ酸残基であり、そしてX2が脂肪族アミノ酸残基であり)、X3は塩基性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
D-3: X1及びX2のそれぞれは独立して脂肪族アミノ酸残基であり、X3は塩基性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
D-4: X1は酸性アミノ酸残基であり、X2はSer、Thr、Tyr若しくは塩基性アミノ酸残基であり(又はX1がSer、Thr、Tyr若しくは塩基性アミノ酸残基であり、そしてX2が酸性アミノ酸残基であり)、X3は塩基性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
D-5: X1及びX2のそれぞれは独立して酸性アミノ酸残基であり、X3は塩基性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
D-6: X1及びX2のそれぞれは独立して天然に存在する20種類のアミノ酸残基であり、X3は酸性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
D-7: X1及びX2のそれぞれは独立して天然に存在する20種類のアミノ酸残基であり、X3はヒドロキシルを含むR基を有する非芳香族アミノ酸残基(Ser又はThr等)であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;あるいは
D-8: X1及びX2のそれぞれは独立してチロシン(Y)、セリン(S)、スレオニン(T)若しくはフェニルアラニン(F)等の、塩基性アミノ酸残基、又は芳香環を含むアミノ酸残基であり、X3は塩基性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
によって表される。
S-1: X1は酸性アミノ酸残基であり、X2はアスパラギン(N)であり、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
S-2: X1及びX2のそれぞれは、独立して酸性アミノ酸であり、但し、X2はアスパラギン(N)ではなく、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
S-3: X1は脂肪族アミノ酸残基であり、X2は酸性アミノ酸残基であり(又はX1が酸性アミノ酸残基であり、そしてX2が脂肪族アミノ酸残基であり)、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
S-4: X1は脂肪族アミノ酸残基であり、X2はSer、Thr、Tyr若しくは塩基性アミノ酸残基であり(又はX1がSer、Thr、Tyr若しくは塩基性アミノ酸残基であり、そしてX2が脂肪族アミノ酸残基であり;あるいはX1及びX2のそれぞれが、独立して、Ser、Thr、Tyr若しくは塩基性アミノ酸残基のいずれか1つであり;あるいはX1及びX2のそれぞれが、独立して、脂肪族アミノ酸残基であり)、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
S-5: X1は酸性アミノ酸残基であり、X2はSer、Thr、Tyr又は塩基性アミノ酸残基であり(又はX1がSer、Thr、Tyr若しくは塩基性アミノ酸残基であり、そしてX2がN(Asn)以外の酸性アミノ酸残基であり)、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
S-6: X1は塩基性アミノ酸残基であり、X2はアスパラギン(N)であり、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
S-7: X1及びX2のそれぞれは独立して天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はT又はYである;あるいは
S-8: X1は酸性アミノ酸残基であり、X2は酸性アミノ酸残基であり(又はX1が酸性アミノ酸残基であり、そしてX2が脂肪族アミノ酸残基であるか、あるいはX1が脂肪族アミノ酸残基であり、そしてX2が酸性アミノ酸残基であり)、X3は酸性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
によって表される。
配列NWLSX2X3X4X5(E-1と表記される)、ここで、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5は酸性又は脂肪族アミノ酸残基である;
配列X0WLX1X2X3X4X5(E-2と表記される)、ここで、X0はアスパラギン(N)以外の酸性アミノ酸残基であり、X1、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5は酸性又は脂肪族アミノ酸残基である;
配列X0WLX1X2X3X4X5(E-3と表記される)、ここで、X0は塩基性アミノ酸残基であり、X1、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5は酸性又は脂肪族アミノ酸残基である;
配列X0WLX1X2X3X4X5(E-4と表記される)、ここで、X0はいずれかの非酸性及び非塩基性アミノ酸残基であり、X1、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5は酸性又は塩基性アミノ酸残基である;
配列NWLSX2X3X4X5(E-5と表記される)、ここで、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5はセリン(S)又はスレオニン(T)である;
配列X0WLX1NX3X4X5(E-6と表記される)、ここで、X0はアスパラギン(N)以外のいずれかのアミノ酸残基であり、X1、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5はセリン(S)又はスレオニン(T)である;
配列X0WLX1X2X3X4X5(E-7と表記される)、ここで、X0はアスパラギン(N)以外の酸性アミノ酸残基であり、X1、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、但し、X2がアスパラギン(N)ではなく、そしてX5はいずれかの非酸性アミノ酸残基である;あるいは
配列X0WLX1X2X3X4X5(E-8と表記される)、ここで、X0はいずれかの非酸性アミノ酸残基であり、X1、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5はいずれかの非酸性アミノ酸残基である;
の1つによって表されるEグループ配列である。
本開示は、本明細書中に開示されるポリペプチドドメイン及びポリペプチド分子を調製する方法を含む。幾つかの態様において、ペプチド又は短鎖ポリペプチドは、当業者に知られる自動化された化学的手法等のデノボ合成を使用することにより調製され得る。あるいは、前記調製は、本開示に係るペプチドドメイン及びポリペプチド分子をコードする核酸分子の有用性に基づく、組換えDNA手法の使用によるものであり得る。限定的ではないが、PCRに基づく突然変異生成、及び当業者に知られる自動化した化学的手法等による核酸分子のデノボ合成等の既知の技術により前記核酸分子の配列は変更され得る。
本開示は、第一及び第二のポリペプチドドメインの開示された組み合わせの投与を介して対象中の抗体又は免疫応答を誘発する方法を含む。幾つかの態様において、前記方法は、抗体及び/又は免疫応答を誘発するのに効果的な量の開示された組成物の投与を含む。多くのケースにおいて、投与される量は、処置された対象中で、その後になされるPRRSVによる感染等の1つ以上のPRRSVによる抗原投与に対して防御状態(protected state)を引き起こすのに有効である。幾つかのケースにおいて、ある方法は更に、開示された組成物を「追加免疫(booster)」として追加的に投与することを含む。対象の非限定的な例には、雌ブタ、未産雌ブタ、妊娠雌ブタ、又は妊娠未産雌ブタが含まれる。幾つかの態様において、前記対象は、約1〜12週齢の、例えば約2、約3、約4、約5、約6、約7、約8、約9、約10、又は約11週齢のブタであり得る。他の態様において、前記ブタは約12〜約22週齢又はそれ以上であり得て、例えば、約14、約16、約18、約20、約22、約24、約26、約28、約30、約32、約34、約36、約38、約40、約42、約44、約46、約48、約50、約52、又は約54週齢であり得る。追加的な態様において、前記ブタは、既に離乳しており、及び/又は母体の抗体が十分な防御を提供する段階を経過している。
前記ポリペプチドドメイン、ポリペプチド分子、及び分離株、あるいはそれらを含む組み合わせ又は組成物、並びにそれらを使用する方法は、周知の手法に従って生産される1つ以上のキットにおいて具体化され得る。故に、本開示は、本明細書中に開示される1つ以上のポリペプチドドメイン、ポリペプチド分子、若しくは分離株、又はそれらを含む組み合わせ又は組成物を含む1つ以上の試薬を有する、本明細書に記載の1つ以上の方法を使用するためのキットを含む。そのようなキットは、識別記載若しくは標識、又は本開示の1つ以上の方法におけるそれらの使用に関する取扱説明書を任意的に更に含む。そのようなキットは、前記方法に利用される1つ以上の様々な試薬(典型的には濃縮形態)のそれぞれについての容器を含み得る。典型的には、取扱説明書一式も含まれ得る。
本開示は、部分的には、PRRSVの第一の分離株に以前感染したブタが回復し、第二の分離株に感受性になり得るという知見に基づいており、この場合、両方の分離株は、保存領域において同じ配列を有するGP5タンパク質を含む。そのような事象の非限定的な例が下記表2に示されており、それぞれの事象は、特定された分離株の1つ(表中の各事象セットの最初のもの)による感染から回復したブタが、示されるように、他の分離株の少なくとも1つ(事件1〜3及び5〜7のそれぞれにおいては2番目のもの)に感染していることが見出されたことを意味する。それぞれの分離株について、外部ドメインを含むGP5配列の部分が示されており、図1において同定されているような保存領域に下線を引き、そしてHV2領域中の相異箇所は太字で示した。
PRRSV分離株を増殖及び維持する方法は、既に報告されている(例えば、Meng et al., 1994, J. Gen. Virol. 75:1795-1801 and Meng et al., 1996, J. of Vet. Diag. Invest. 8:374-381を参照されたい)。非限定的な例は、ウイルス分離株の播種に適した単相で増殖しうる細胞株であるATCC CRL 11171の使用を含む。別の細胞及び細胞株は、MA-104、PSP-36、PSP-36-SAH、MARC-145及びブタ肺胞マクロファージを含む。
本明細書中に記載されるように、PRRSV分離株は、少なくともHV2配列に基づいて、本開示に係る組み合わせにおける使用のために分類(同定)され、そして選択され得る。以下のデータは、多数の代表的なPRRSV分離株のそれぞれにおけるGP5配列(外部ドメインを含む)の部分を示しており、それらの幾つかは、外部領域外の領域において異なっている。本明細書中に記載される、HV1、保存領域(CR)、及びHV2の位置は、本データの下部に示されており、HV1の開始の特定は、非限定的な代表例である。
Claims (24)
- 少なくとも1つの第一及び第二の抗原ドメインを含み、それぞれのドメインが、約8アミノ酸残基を含むHV-2超可変領域と化学的に連結された、約13アミノ酸の可変HV-1領域、及び配列C(E/S)LNG(T/A)(配列番号1)により表される保存的GP5モチーフを含み、ここで前記第一及び第二の抗原ドメインが異なるHV-2超可変領域を含む免疫原性組成物。
- 前記第一及び第二の抗原ドメインの少なくとも1つが、配列X0WLX1X2X3X4X5で表されるHV-2超可変領域を含み、ここでX0、X1、X2、X3、X4、及びX5のそれぞれが、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、但し、X5は、システイン、メチオニン、プロリン、フェニルアラニン、又はトリプトファンではない、請求項1に記載の組成物。
- 前記HV-2領域が、配列X0WLX1X2X3X4X5で表され、X5がシステイン、メチオニン、プロリン、フェニルアラニン、トリプトファン、セリン、スレオニン、又はチロシンではなく、そして
D-1: X1は脂肪族アミノ酸残基であり、X2は酸性アミノ酸残基であり(又はX1が酸性アミノ酸残基であり、そしてX2が脂肪族アミノ酸残基であり)、X3は塩基性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
D-2: X1は脂肪族アミノ酸残基であり、X2はセリン(S)、スレオニン(T)、チロシン(Y)若しくは塩基性アミノ酸残基であり(又はX1がセリン(S)、スレオニン(T)、チロシン(Y)若しくは塩基性アミノ酸残基であり、そしてX2が脂肪族アミノ酸残基であり)、X3は塩基性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
D-3: X1及びX2のそれぞれは独立して脂肪族アミノ酸残基であり、X3は塩基性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
D-4: X1は酸性アミノ酸残基であり、X2はセリン(S)、スレオニン(T)、チロシン(Y)若しくは塩基性アミノ酸残基であり(又はX1がセリン(S)、スレオニン(T)、チロシン(Y)若しくは塩基性アミノ酸残基であり、そしてX2が酸性アミノ酸残基であり)、X3は塩基性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
D-5: X1及びX2のそれぞれは独立して酸性アミノ酸残基の1つであり、X3は塩基性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
D-6: X1及びX2のそれぞれは独立して天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、X3は酸性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
D-7: X1及びX2のそれぞれは独立して天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、X3はヒドロキシルを含むR基を有する非芳香族アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;あるいは
D-8: X1及びX2のそれぞれは独立してセリン(S)、スレオニン(T)、チロシン(Y)、若しくは塩基性アミノ酸残基であり、X3は塩基性アミノ酸残基であり、そしてX4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基である;
請求項2に記載の組成物。 - 前記HV-2領域が、配列X0WLX1X2X3X4X5で表され、
S-1: X1は酸性アミノ酸残基であり、X2はアスパラギン(N)であり、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
S-2: X1及びX2のそれぞれは、独立して、酸性アミノ酸残基であり、但し、X2はアスパラギン(N)ではなく、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
S-3: X1は脂肪族アミノ酸残基であり、X2は酸性アミノ酸残基であり(又はX1が酸性アミノ酸残基であり、そしてX2が脂肪族アミノ酸残基であり)、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
S-4: X1は脂肪族アミノ酸残基であり、X2はセリン(S)、スレオニン(T)、チロシン(Y)若しくは塩基性アミノ酸残基であり(又はX1がセリン(S)、スレオニン(T)、チロシン(Y)若しくは塩基性アミノ酸残基であり、そしてX2が脂肪族アミノ酸残基であり;あるいはX1及びX2のそれぞれが、独立して、セリン(S)、スレオニン(T)、チロシン(Y)若しくは塩基性アミノ酸残基のであり;あるいはX1及びX2のそれぞれが、独立して、脂肪族アミノ酸残基のであり)、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
S-5: X1は酸性アミノ酸残基であり、X2はセリン(S)、スレオニン(T)、チロシン(Y)又は塩基性アミノ酸残基であり(又はX1がセリン(S)、スレオニン(T)、チロシン(Y)若しくは塩基性アミノ酸残基であり、そしてX2がN(Asn)以外の酸性アミノ酸残基であり)、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
S-6: X1はセリン(S)、スレオニン(T)、チロシン(Y)又は塩基性アミノ酸残基であり、X2はアスパラギン(N)であり、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
S-7: X1及びX2のそれぞれは独立して天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、X3は塩基性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はT又はYである;あるいは
S-8: X1は酸性アミノ酸残基であり、X2は酸性アミノ酸残基であり(又はX1が酸性アミノ酸残基であり、そしてX2が脂肪族アミノ酸残基であるか、あるいはX1が脂肪族アミノ酸残基であり、そしてX2が酸性アミノ酸残基であり)、X3は酸性アミノ酸残基であり、X4はフェニルアラニン(F)等の芳香環を含むアミノ酸残基であり、そしてX5はSである;
請求項2に記載の組成物。 - 前記HV-2領域が、
配列NWLSX2X3X4X5(E-1と表記される)で表され、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5は酸性アミノ酸残基である;
配列X0WLX1X2X3X4X5(E-2と表記される)で表され、X0はアスパラギン(N)以外の酸性アミノ酸残基であり、X1、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5は酸性アミノ酸残基である;
配列X0WLX1X2X3X4X5(E-3と表記される)で表され、X0は塩基性アミノ酸残基であり、X1、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5は酸性アミノ酸残基である;
配列X0WLX1X2X3X4X5(E-4と表記される)で表され、X0はいずれかの非酸性及び非塩基性アミノ酸残基であり、X1、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5は酸性アミノ酸残基である;
配列NWLSX2X3X4X5(E-5と表記される)で表され、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5はセリン(S)又はスレオニン(T)である;
配列X0WLX1NX3X4X5(E-6と表記される)で表され、X0はアスパラギン(N)以外のいずれかのアミノ酸残基であり、X1、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5はセリン(S)又はスレオニン(T)である;
配列X0WLX1X2X3X4X5(E-7と表記される)で表され、X0はアスパラギン(N)以外の酸性アミノ酸残基であり、X1、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、但し、X2はアスパラギン(N)ではなく、そしてX5はいずれかの非酸性アミノ酸残基である;あるいは
配列X0WLX1X2X3X4X5(E-8と表記される)で表され、X0はいずれかの非酸性アミノ酸残基であり、X1、X2、X3、及びX4のそれぞれは、独立して、天然に存在する20種類のアミノ酸残基の1つであり、そしてX5はいずれかの非酸性アミノ酸残基である;
請求項1に記載の組成物。 - 前記組成物が、前記第一の抗原ドメインを含む第一のポリペプチド分子、及び前記第二の抗原ドメインを含む第二のポリペプチド分子を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記第一及び第二のポリペプチドが、GP5膜貫通ドメインを含む、請求項6に記載の組成物。
- 前記第一及び第二のポリペプチドの少なくとも1つが、膜結合型(membrane bound)又は膜連結型(membrane associated)である、請求項6に記載の組成物。
- 前記第一及び第二のポリペプチドの少なくとも1つがPRRSVウイルス粒子と連結される、請求項6に記載の組成物。
- 前記ウイルス粒子がビリオン(virion)である、請求項9に記載の組成物。
- 前記組成物が、2〜4個のPRRSV分離株を含み、それらの内2つが前記第一及び第二のドメインを含む、請求項10に記載の組成物。
- 前記第一の抗原ドメインが、D-1、D-2、D-3、D-4、D-5、D-6、D-7、及びD-8から選択されるHV-2領域を含み、そして前記第二の抗原ドメインが、S-1、S-2、S-3、S-4、S-5、S-6、S-7、及びS-8から選択されるHV-2を含む、請求項2に記載の組成物。
- 1つのHV-2超可変領域と共有結合的に連結する保存的GP5モチーフを含む1つ以上の追加的なポリペプチドであり、前記第一及び第二のポリペプチドと異なるHV-2超可変領域を含む前記1つ以上の追加的なポリペプチドを更に含む、請求項6に記載の組成物。
- 前記第一のドメインを含む第一のポリペプチド分子、及び前記第二のドメインを含む第二のポリペプチド分子の同定又は選択、並びに前記第一と第二のポリペプチドとを組み合わせて、組成物を形成することを含む、請求項6に記載の組成物を調製する方法。
- 前記組み合わせることが、医薬として許容される賦形剤又は担体の添加を含む、請求項14に記載の方法。
- 前記第一のポリペプチド分子が、D-1、D-2、D-3、D-4、D-5、D-6、D-7、及びD-8から選択されるHV-2を含み、そして前記第二のポリペプチド分子が、S-1、S-2、S-3、S-4、S-5、S-6、S-7、及びS-8から選択されるHV-2を含む、請求項14に記載の方法。
- 前記ポリペプチド分子の少なくとも1つが、膜結合型又は膜連結型である、請求項14に記載の方法。
- 前記ポリペプチド分子の少なくとも1つが、PRRSVウイルス粒子と連結する、請求項14に記載の方法。
- 前記ウイルス粒子がビリオンである、請求項18に記載の方法。
- 前記組合せが、2〜4個のPRRSV分離株であり、それらの内2つが前記第一及び第二のポリペプチド分子を含むものからなされる、請求項19に記載の方法。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物を対象に投与することにより、前記対象中で前記抗原ドメインに対する免疫応答を誘発することを含む、対象中で免疫応答を誘発する方法。
- 少なくとも、
第一のHV-2超可変領域を含むポリペプチド分子を含む第一のPRRSV分離株の同定又は選択、
前記第一の超可変領域と異なる第二のHV-2超可変領域を含むポリペプチド分子を含む第二のPRRSV分離株の同定又は選択、並びに
対象に前記第一及び第二の分離株を投与することによる、前記対象中での免疫応答の誘発
を含む、対象中で免疫応答を誘発する方法。 - 前記選択が、
PRRSVのGP5外部ドメインのHV-2超可変領域のアミノ酸配列解析;
PRRSVのGP5外部ドメインのHV-2超可変領域のPCRに基づく、若しくは抗体に基づく検出;又は
PRRSVのGP5外部ドメインのHV-2超可変領域のもう1つの分離株と比較した配列ステータスの認識
を含む、請求項22に記載の方法。 - 前記対象が雌ブタ(sow)、未産雌ブタ(gilt)、妊娠雌ブタ(pregnant sow)、又は妊娠未産雌ブタ(pregnant gilt)である、請求項21〜23のいずれか1項に記載の方法。
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