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JP2011015100A - 音叉型屈曲水晶振動子 - Google Patents

音叉型屈曲水晶振動子 Download PDF

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Abstract

【課題】 振動腕部から漏れる振動を減衰させる。
【解決手段】 幅方向に溝状の第一の凹部を有する基部と、この基部から延出する2本一対の振動腕部とを備え、基部から延出する振動腕部の延出方向と直角となる方向を幅方向とし、基部が第一の凹部を表裏主面に有しつつ互いに向き合わずに所定の間隔をあけて設けられ、この第一の凹部が、基部の厚さの中心を越えた深さとなっており、ウェットエッチングなどで形成できることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器に用いられる音叉型屈曲水晶振動子に関する。
従来、コンピュータ,携帯電話又は小型情報機器等の電子機器には、電子部品の一つとして圧電振動子又は圧電発振器が搭載されている。この圧電振動子又は圧電発振器は、基準信号源やクロック信号源として用いられる。又、圧電振動子や圧電発振器は、その内部に水晶からなる音叉型屈曲水晶振動子が搭載されている。
以下、圧電材料に水晶を用いた音叉型屈曲水晶振動子について説明する。
図6は、従来の音叉型屈曲水晶振動子の一例を示す斜視図である。図7は、従来の音叉型屈曲水晶振動子に用いられる圧電片の一例を示す斜視図である。
図6に示すように、音叉型屈曲水晶振動子400は、圧電片410(図7参照)と、その圧電片410の表面に設けられた励振用電極421a,421b,422a及び422bと、周波数調整用金属膜424a及び424bと、接続用電極423a及び423bと、導配線パターン425,426とにより概略構成される(例えば、特許文献1参照)。
図6に示すように、圧電片410は、平面視略四角形の平板である基部411と、この基部411の一辺から同一方向に延出した振動腕部412とにより構成されている。
以下、振動腕部412は、2本一対で構成されているため、第一の振動腕部412a、第二の振動腕部412bとして説明する。
圧電片410は、これら基部411、第一の振動腕部412a、第二の振動腕部412bが一体で構成されている。
図6に示すように、励振用電極421aは、圧電片410を構成する第一の振動腕部412aの対向する表裏主面に設けられている。なお、表裏主面とは、基部411の表面積の最も広く形成されている面であって、一方の面と他方の面とが平行になっている2つの面をいい、また、これら2つの面と同一の方向を向く面も含まれる。また、図6及び図7において、図面で現われている面を「表面」とし、隠れている面を「裏面」とする。
励振用電極421bは、第一の振動腕部412aの対向する両側面に設けられている。また、励振用電極422aは、第二の振動腕部412bの対向する表裏主面に設けられている。さらに、励振用電極422bは、第二の振動腕部412bの対向する両側面に設けられている。
なお、第一の振動腕部412aの両側面に設けられた励振用電極421bは、周波数調整金属膜424aにより電気的に接続している。
また、第二の振動腕部412bの両側面に設けられた励振用電極422bは、周波数調整金属膜424bにより電気的に接続している。
接続用電極423aは、第一の振動腕部412aに近い側の基部411の表裏主面に対向させて設けられている。この接続用電極423aは、励振用電極421bとも電気的に接続している。
また、接続用電極423aは、励振用電極421bを介して基部411主面に設けられた導配線パターン426により、第二の振動腕部412bの励振用電極422aと電気的に接続している。
また、接続用電極423bは、第一の振動腕部412bに近い側の基部411の表裏主面に対向させて設けられている。この接続用電極423bは、基部411主面に設けられた導配線パターン426により、励振用電極421aとも電気的に接続している。
また、接続用電極423aは、第二の振動腕部412bの励振用電極422bと電気的に接続している。
なお、接続用電極423aと423bは、基部411の表裏主面上で、互いに導通しないように位置をずらして設けられている。
周波数調整用金属膜424aは、第一の振動腕部412aの表主面及び側面の先端部に設けられており、第一の振動腕部412aの両側面に設けられた励振用電極421bと電気的に接続している。また、周波数調整用金属膜424bは、第二の振動腕部412bの表主面及び側面の先端部に設けられており、第二の振動腕部412bの両側面に設けられた励振用電極422bと電気的に接続している。
なお、圧電振動素子400は、この周波数調整用金属膜424a及び424bを構成する金属の量を増減させることにより、その振動周波数値を所望する値に調整することができる。
ところで、振動腕部から漏れる振動を減衰させるための音叉型屈曲水晶振動子の構造としては、基部の主面に溝状の凹部を形成したものが提案されている。この音叉型屈曲水晶振動子は、振動腕部から漏れる振動を減衰させて、振動の伝播を防ぐように溝状の凹部を形成している(例えば、特許文献2参照)。
なお、これら音叉型屈曲水晶振動子は、例えば、一方の主面に開口部を有する凹部を有する素子搭載部材の、凹部内底面に形成された素子接続用電極パッド上に搭載され、さらに凹部の開口部は蓋体により気密封止されて圧電振動子となる(例えば、特許文献1参照)。
また、これら音叉型屈曲水晶振動子は、例えば、一方の主面に開口部を有する凹部を有する素子搭載部材の、凹部内底面に形成された素子接続用電極パッド上に搭載され、さらに凹部の開口部は蓋体により気密封止されつつ、少なくとも発振回路を備えた集積回路素子を圧電振動素子と電気的に接続した構造とすると圧電発振器となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−301297号公報 実開昭51−138076号公報
しかしながら、支持腕部を構成要素の一部としない音叉型屈曲水晶振動子は、基部の幅方向、つまり、振動腕部が基部から延出する方向に対して直角となる方向に溝状の凹部を形成しても、振動腕部から漏れる振動を十分に減衰させることができず、温度特性やCI値を悪化させる恐れがある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、振動腕部からの振動を減衰させる音叉型屈曲水晶振動子を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、音叉型屈曲水晶振動子であって、幅方向に溝状の第一の凹部を有する基部と、この基部から延出する2本一対の振動腕部とを備え、前記基部が前記第一の凹部を表裏主面に有しつつ互いに向き合わずに所定の間隔をあけて設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、二本一対の前記振動腕部のそれぞれが、前記振動腕部よりも短い溝状の第二の凹部を有して構成しても良い。
また、本発明は、二本一対の前記振動腕部のそれぞれが、前記振動腕部よりも短い2つ以上並んだ溝状の第二の凹部を有して構成しても良い。
このような音叉型屈曲水晶振動子によれば、基部の幅方向であって表裏主面に第一の凹部を互いに向き合わずに所定の間隔をあけて設けたので、振動腕部から漏れる振動の減衰を向上させることができる。
また、本発明は、二本一対の前記振動腕のそれぞれが、振動腕部よりも短い溝状の第二の凹部を有する構造となっており、振動腕部から漏れる振動を基部が有する第一の凹部で減衰させることができる。
また、本発明は、二本一対の前記振動腕のそれぞれが、前記振動腕部よりも短い2つ以上並んだ溝状の第二の凹部を有する構造となっており、振動腕部から漏れる振動を基部が有する第一の凹部で減衰させることができる。
本発明の第一の実施形態に係る音叉型屈曲水晶振動子の一例を示す斜視図である。 本発明の第一の実施形態に係る音叉型屈曲水晶振動子に用いられる圧電片の一例を示す斜視図である。 第一の凹部の状態の一例を示す概念図である。 本発明の第二の実施形態に係る音叉型屈曲水晶振動子の一例を示す斜視図である。 本発明の第三の実施形態に係る音叉型屈曲水晶振動子の一例を示す斜視図である。 従来の音叉型屈曲水晶振動子の一例を示す斜視図である。 従来の音叉型屈曲水晶振動子に用いられる圧電片の一例を示す斜視図である。
本発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」という。)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各構成要素について、状態をわかりやすくするために、誇張して図示している。
(第一の実施形態)
図1に示すように、本発明の第一の実施形態に係る音叉型屈曲水晶振動子100は、圧電片110a(図2参照)と、その圧電片110aの表面に設けられた励振用電極121a,121b,122a及び122bと、接続用電極123a及び123bと、周波数調整用金属膜124a及び124bと、導配線パターン125,126と、により概略構成される。
図1及び図2に示すように、圧電片110aは、例えば水晶からなり、平板状となる基部111と、この基部111の一辺から同一方向に延出している2本一対の振動腕部112と、から構成されている。
なお、振動腕部112は、2本一対であることから、第一の振動腕部112a及び第二の振動腕部112bとして説明する。
基部111は、幅方向に溝状の第一の凹部31を有する。ここで、基部111の幅は、基部111から延出する第一の振動腕部112a及び第二の振動腕部112bの延出方向に対して直角となる方向とする。
この第一の凹部31は、基部111の表裏主面に設けられている。また、基部111の表裏主面に設けられる第一の凹部31は、互いに向き合わずに所定の間隔をあけて設けられている。
なお、基部111の表裏主面に設けられる第一の凹部31は、幅方向に導配線パターンを設ける部分を残して全幅にわたって第一の凹部31が設けられている。
なお、図2に示すように、第一の凹部31は、基部111の主面の中央部分で途切れた状態となっている。この第一の凹部31が途切れた部分に後述する導配線パターンが設けられる。
この第一の凹部31は、例えば、基部111の表主面側に設けられる第一の凹部31が、裏主面側に設けられる第一の凹部31より第一の励振腕部112a及び第二の励振腕部112bに近い側に設けられる。
また、この第一の凹部31は、実装の際に用いられる導電性接着剤が付けられる位置から離れた位置に設けられている。例えば、基部111の端部を導電性接着剤が付けられる部分とした場合、基部111の中間部分から振動腕部112側に離れた位置に設けられることとなる。
この第一の凹部31の断面形状は、例えば、U字型、V字型、傾斜角度が異なるように壁面が形成された断面形状などの形に形成しても良い。
また、この第一の凹部31は、図3に示すように、基部111の厚さの中心CLを越えた深さで形成されている。
具体的に説明すると、第一の凹部31の深さは、基部111の厚さに対して50%より大きく90%以下で形成されている。
例えば、第一の凹部31の深さが50%以下の場合は、基部111内を伝播する振動が第一の凹部31を通過してしまい、振動が漏れた状態となってCI値を向上させにくくなる。また、第一の凹部31の深さが90%以上の場合は、基部111の強度を確保することができず、製造途中で破損する恐れがある。
したがって、第一の凹部31は、表主面を伝播する振動Wを表主面側に設けられた第一の凹部31で減衰させ、裏主面を伝播する振動Wを裏主面側に設けられた第一の凹部31で減衰させる。また、それぞれの第一の凹部31が基部111の厚みの中心を越える深さで形成されているので、基部111の内部を伝播する振動も第一の凹部31で減衰させることができる。したがって、第一の凹部31により、振動腕部112から漏れた振動を減衰させて基部111における支持する部分へ伝播する振動を減衰させることがきる。
図1に示すように、励振用電極121aは、第一の振動腕部112aの表裏主面に設けられている。また、励振用電極121bは、第一の振動腕部112aの対向する両側面に設けられている。
周波数調整用金属膜124aは、第一の振動腕部112aの表主面及び両側面の先端部に設けられており、第一の振動腕部112aの両側面に設けられた励振用電極121bと電気的に接続している。
接続用電極123aは、基部111の第一の振動腕部112a側であって、基部111の表裏主面に設けられている。
また、励振用電極122aは、第二の振動腕部112bの表裏主面に設けられている。また、励振用電極122bは、第二の振動腕部112bの対向する両側面に設けられている。
周波数調整用金属膜124bは、第二の振動腕部112bの表主面及び側面の先端部に設けられており、第二の振動腕部112bの両側面に設けられた励振用電極122bと電気的に接続している。
また、接続用電極123bは、基部111の第二の振動腕部112b側であって、基部111の表裏主面に設けられている。
なお、音叉型屈曲水晶振動子100は、周波数調整用金属膜124a及び124bを構成する金属の量を増減させることにより、その振動周波数値を所望する値に調整することができる。
図1に示すように、励振用電極121a及び122bと、周波数調整用金属膜124bと接続用電極123bとは、圧電片110a表面に設けられた、例えば導配線パターン125により電気的に接続している。
接続用電極123bは、基部111に設けられている導配線パターン125により励振用電極121aと電気的に接続している。また、接続用電極123bは、励振用電極122bと電気的に接続している。
また、励振用電極121b及び122aと、周波数調整用金属膜124aと接続用電極123aとは、圧電片110a表面に設けられた、例えば導配線パターン126により電気的に接続している。
接続用電極123aは、励振用電極121b及び周波数調整用金属膜124aと電気的に接続している。また、基部111の表主面に設けられた導配線パターン126は、励振用電極122a及び励振電極121bと電気的に接続している。
なお、各励振用電極、接続用電極、周波数調整用金属膜、導配線パターンは、下地金属としてのCr層と、その下地金属の上に重ねて設けられたAu層とから構成されている。
この音叉型屈曲水晶振動子100を振動させる場合、接続用電極123a及び123bに交番電圧を印加する。印加後のある電気的状態を瞬間的にとらえると、第一の振動腕部112bの励振用電極121bは+(プラス)電位となり、励振用電極121aは−(マイナス)電位となり、+から−に電界が生じる。一方、このときの第二の振動腕部112bの励振用電極122a,122bは、第一の振動腕部112aの励振用電極121a,121bに生じた極性とは反対の極性となる。これらの印加された電界により、第一の振動腕部112a及び第二の振動腕部112bに伸縮現象が生じ、各振動腕部112に設定した共振周波数の屈曲振動を得る。
音叉型屈曲水晶振動子100は、圧電片110aの表面に、前記した励振用電極、接続用電極、導配線パターン及び周波数調整用金属膜をフォトリソグラフィ技術及び蒸着技術により形成することができる。また、音叉型屈曲水晶振動子100は、例えば、一方の主面に開口部を有する凹部を設けた容器体の、その凹部内底面に形成された素子接続用電極パッド上に搭載され、更に凹部の開口部が蓋体により気密封止されて圧電振動子となる。
前記した音叉型屈曲水晶振動子100によれば、基部111の表裏主面であって、圧電片110aを構成する基部111の幅方向に第一の凹部31を設けることにより、第一の振動腕部112a及び第二の振動腕部112bから漏れる振動が、表主面を伝播する振動を表主面側に設けられた第一の凹部で減衰させられ、裏主面を伝播する振動を裏主面側に設けられた第一の凹部で減衰させられる。また、それぞれの第一の凹部31が基部111の厚みの中心を越える深さで形成されているので、基部111の内部を伝播する振動も第一の凹部31で減衰させることができる。したがって、第一の凹部31により、振動腕部112から漏れた振動を減衰させて基部111における支持する部分へ伝播する振動を減衰させることがきる。
また、基部111の第一の凹部31は、エッチング残渣を考慮することがなく、容易に形成することができる。
(第二の実施形態)
本発明の第二の実施形態に係る音叉型屈曲水晶振動子は、第一の実施形態に用いられる圧電片110aの振動腕部112である第一の振動腕部112a及び第二の振動腕部112bが第二の凹部32を有して構成されている。
その一例として、図4に示す圧電片110bについて説明する。
圧電片110bは、基部111と、この基部111から延出する第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bとを備えている。
なお、基部111の表裏主面には、幅方向に第一の凹部31が設けられており、互いの第一の凹部31が向かい合わないように所定の間隔をあけて設けられている。
第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bとには、1本の溝状の第二の凹部32が設けられている。
これら第二の凹部32は、第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bとの基部から延出する延出方向と同一となっており、所定の深さで第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bとに形成されている。
また、第二の凹部32は、第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bよりも長さが短くなるように第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bに設けられる。
このような第二の凹部32は、振動の伝播を軽減させる役割はなく、第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bとの屈曲振動を安定させる役割を果たす。
このように、第二の実施形態を構成しても、振動腕部112から漏れる振動を減衰させることができる。
(第三の実施形態)
本発明の第三の実施形態に係る音叉型屈曲水晶振動子は、第一の実施形態に用いられる圧電片110aの振動腕部112である第一の振動腕部112a及び第二の振動腕部112bがそれぞれ2本一対の第二の凹部32を有して構成されている。
その一例として、図5に示す圧電片110cについて説明する。
圧電片110cは、基部111と、この基部111から延出する第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bと、を備えている。
なお、基部111の表裏主面には、幅方向に第一の凹部31が設けられており、互いの第一の凹部31が向かい合わないように所定の間隔をあけて設けられている。
第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bとには、例えば、溝状の2本の第二の凹部32が設けられている。
これら第二の凹部32は、第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bとの基部から延出する延出方向と同一となっており、所定の深さで第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bとに形成されている。
また、第二の凹部32は、第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bよりも長さが短くなるように第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bに幅方向に並べて設けられる。
このような第二の凹部32は、伝播する振動を減衰させる役割はなく、第一の振動腕部112aと第二の振動腕部112bとの屈曲振動を安定させる役割を果たす。
このように、第三の実施形態を構成しても、振動腕部112から漏れる振動を減衰させることができる。
なお、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、適宜、変更可能である。
例えば、第一の凹部31は、一方の主面又は両方の主面において、複数並べるように設けても良い。
また、基部の形状は、前記実施形態に限定されず、適宜、変更が可能である。
例えば、基部の幅を部分的に変化させた構造である場合も、本発明を適用することができる。例えば、振動腕部112側の基部の幅と、実装により支持される端部側の幅とが異なるように構成されている場合でも、基部の幅方向に溝状の第一の凹部31を設ければ、第一の実施形態と同様の効果を奏する。
また、基部の幅を2本の振動腕部の外側を向く辺に合わせて、振動腕部の外側の辺と基部の外側の辺とが、直線上に位置するように合わせた構造としても良い。
これらのように音叉型屈曲水晶振動子を構成しても、振動腕部から漏れる振動を減衰させて、支持する部分への振動の伝播を軽減し、温度特性やCI値の悪化を軽減させることができる。
また、第二の凹部は、振動腕部112の長さ方向に並べて設けても良い。
100 音叉型屈曲水晶振動子
31 第一の凹部
32 第二の凹部
110a,110b,110c 圧電片
111 基部
112 振動腕部
112a 第一の振動腕部
112b 第二の振動腕部

Claims (3)

  1. 幅方向に溝状の第一の凹部を有する基部と、この基部から延出する2本一対の振動腕部とを備え、
    前記基部が
    前記第一の凹部を表裏主面に有しつつ互いに向き合わずに所定の間隔をあけて設けられていることを特徴とする音叉型屈曲水晶振動子。
  2. 二本一対の前記振動腕部のそれぞれが、前記振動腕部よりも短い溝状の第二の凹部を有して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の音叉型屈曲水晶振動子。
  3. 二本一対の前記振動腕部のそれぞれが、前記振動腕部よりも短い2つ以上並んだ溝状の第二の凹部を有して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の音叉型屈曲水晶振動子。
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