[go: up one dir, main page]

JP2011501810A - 妊娠中に膜の破裂を識別するための診断装置 - Google Patents

妊娠中に膜の破裂を識別するための診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011501810A
JP2011501810A JP2010529502A JP2010529502A JP2011501810A JP 2011501810 A JP2011501810 A JP 2011501810A JP 2010529502 A JP2010529502 A JP 2010529502A JP 2010529502 A JP2010529502 A JP 2010529502A JP 2011501810 A JP2011501810 A JP 2011501810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dry
reagent
diagnostic apparatus
urine
matrices
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010529502A
Other languages
English (en)
Inventor
ムレラド,ヤコブ
フレンケル−ムレラド,ハジト
ナハリ,ロネン
Original Assignee
モンテク ライフ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by モンテク ライフ リミテッド filed Critical モンテク ライフ リミテッド
Publication of JP2011501810A publication Critical patent/JP2011501810A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/70Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving creatine or creatinine
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2800/00Detection or diagnosis of diseases
    • G01N2800/36Gynecology or obstetrics

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

女性の分泌物中で羊水と尿とを区別するための診断装置を提供する。装置はパンティーシールドとして使用され、または、パンティーシールド上に付着され、または、女性の分泌物を備えた基質に対して押圧される単一のパッドに使用可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は診断方法及び診断装置に関する。より詳しくは、本発明は診断検査及び妊娠中の膜の破裂を識別するための装置に関する。
分娩は女性ごとに異なり、分娩開始時期を特定するのは困難である。分娩の全工程は、一回の現象よりもむしろ、いくつかの生理的変化及び、最終的に子供を分娩するために体に起こる現象が複合している。それらの変化又は事象のうちの1つは、子宮内の子供を包囲する膜の破裂であり、通常、分娩が差し迫っているという明白な徴候である。膜の破裂は突然生じ、明らかに大量の羊水が流れる。しかし、しばしば、妊婦は膜が破裂していることがあり、膜が本当に破裂したか断定できない或いは気がつかないことがある。
これには主に2つの理由がある。第1に、胎児の頭部は、子宮の開口でコルクのように作用し得るため、羊水は外へ噴出せずに、ゆっくり放出されるためである。更に、羊水は子宮の小さい開口から一滴ずつ漏出し、妊婦は数時間後まで最初の収縮を感じない。第2に、妊娠後期に女性は排尿を制御するのが困難であることが多いためである。このため、女性が少量の尿をするのに慣れている場合、膣からの羊水が序々に流れて、それが不本意に漏出しても気がつかないことが多い。
特にリスクの高い妊娠において、羊水の漏出についての誤診及び時期を逃した{じき}診断は、適切な処置をしないと妊婦と胎児に対するリスクが増す。気付かずに羊水が漏出していた場合の新生児に及ぼすリスクは、胎児の仮死、感染症及び予定日前の出産を含み、それは母親と胎児にとって非常に危険な結果を導き得る。
現在、妊婦が家庭で羊水を検出するための唯一の利用できる方法は、高価なパンティーライナー自己検定診断キットを用いて達成される。よって、ほぼすべての妊婦は、病院又は救急室で医師にかかることを選択する。病院では、現在、羊水を識別するために利用できる検査は、侵襲性で不明瞭又は高価であるため、患者にとって不都合となる。クリニック/病院で検査を行うために医師が使用する道具としても機能する正確で速くて安価な装置を用いることにより、家で気づかずに膜が破裂する可能性を大幅に減らす必要がある。
現在医師により利用できるいくつかの従来の方法の中で、2、3の例を本願明細書に記載する。尿の組成を分析するための最も広範囲にわたる方法は、「浸漬及び読み取りアッセイ片」、「尿試験紙」として知られる技術を使用することである。尿試験紙は片体上の試薬担体マトリックス(パッド)に結合される試薬から成るアッセイ片である。通常、片体そのものは、高分子材料(例えばポリエチレン、ポリカーボネート又はポリスチレン)から形成される。各担体マトリックスは、その中に異なる試薬を有する。この尿試験紙は、尿試料に浸漬されて取りだされる。マトリックスに埋設される試薬と尿試料とが接触すると、色の反応が生じる。尿試験紙は、(1つの検体のアッセイのための)単一パッド検査片又は(異なるいくつかの検体に対して一斉にアッセイを行うための)複合パッド検査片として設計されることができる。尿試験紙は手動で或いは適当な化学アナライザと共に使用される。検体の多くの解析を同時に又は順番に実行するための多様な外形の試薬片が、米国特許第4,595,439号公報、米国特許第4,526,753号公報、米国特許第4,160,008号公報 米国特許第3,123,443号公報、米国特許第3,212,855号公報、米国特許第3,814,668号公報、米国特許第4,038,485号公報、米国特許第3,531,254号公報に開示されている。
このような試験装置の幾つかは市販されている。商標、CLINISTIX、MULTISTIX、KETOSTIX、N−MULTISTIX、DIASTIX、DEXTROSTIX、AUTION STICKS、CHEMSTRIPは尿試験紙の一部である。
試薬担体マトリックスは、通常、液体試料がマトリックスの中を移動可能である吸収材料である。液体試料のこの移動は、マトリックス内に形成される毛管力に応じている。マトリックスの中を液体が移動する間、該液体はマトリックス内に含浸された化学試薬組成物に接触する。その後、検出可能かつ測定可能な色の移り変わりが生じる。尿試験紙が同時にいくつかの検体を測定可能な場合、各試薬担体マトリックス内での色の変化は液体試料の様々な検体の量と相関し得る。結果の手動解析は、尿試験紙上の検査の色の推移をカラーチャートと比較することを必要とする。
試薬担体マトリックス材料は、興味のあるアッセイを実行するために必要な化学試薬を組み込んだあらゆる物質であり得る。好ましいマトリックスは、試薬に対して不活性でなければならず、試料又は試験結果を変えてはならない。試薬担体マトリックスは多くの材料から成り得て、これらの材料の内の幾つかは、繊維含有紙、例えばろ紙、織布及び不織布、合成又は改質天然ポリマー、スポンジ材料、セルロース、ガラス繊維、微孔膜、木材である。試薬マトリックスは柔軟性及び強度と共に粗さ及び平滑性に関しても異なり得る。様々なマトリックスの使用は米国特許第3,846,247号公報、米国特許第3,552,928号公報、米国特許第3,802,842号公報、米国特許第3,418,083号公報に記載されている。
Sewell DL他は特に、American Journal of Clinical Pathology 第83巻(6)740〜743頁,1985年で発行された科学論文において尿検査用のスクリーニング方法として尿試験紙を使用するコストを記載している。著者は、尿試験紙を使用した方法は「試薬に約0.76ドルがかかった」と記載している。様々な装置が、試薬担体マトリックス(ろ紙、マイクロカプセル、尿試験紙等)を用いる特定の尿検体の測定に関する文献に記載されている。従来技術を利用したアッセイ装置は、乾式タブレット、尿試験紙又は解析尿成分のための他のテクニックを含む。米国特許第4,147,514号公報はケトン体の検出を記載し、米国特許第3,146,070号公報は、pHの測定のためのpH指示薬を含浸した担体(尿試験紙)上の乾燥形態の化学組成物を開示する。方法、組成物、及び測定用試料(例えば尿)のイオン強度又は比重を測定するための試験装置は米国特許第4,318,709号公報及び第5,403,744号公報に開示される。
Jaffeの方法は、クレアチニンの測定のための周知の方法である。この方法は、オレンジ−赤色の形態のアルカリ・ピクラート水溶液を含む。米国特許第6,001,656号公報は、流体検査用試料中のクレアチニンのアッセイ用の装置を開示する。この特許の改良点は、1つ以上の選択された試薬剤形のキノリンの封入を含む。クレアチニンの測定のための他の方法は、Journal of Biological Chemistry(1936年)においてBenedict及びBehreによって記載されており、アルカリ媒質内のクレアチニンと3,5−ジニトロ安息香酸との反応を含む。他の方法、組成及び尿のような液体試料内のクレアチニンを決定するための試験装置は、米国特許第4,215,197号公報(酵素組成物を使用)、第5,662,867号公報、第5,733,787号公報に開示されている。クレアチニンの検出のための適切な材料は、ピクリン酸、3,5−ジニトロ安息香酸、3,4−ジニトロ安息香酸、2,4−ジニトロベンゼン・スルホン酸、(3,5−ジニトロベンジル)アルコール、(3,5−ジニトロベンゾ)−ニトリル、(3,5−ジニトロベンズ)アミド及びN,N−ジエチル−(3,5−ジニトロベンズ)アミドである。
流体のタンパク質を測定するための様々な方法が報告されている。これらの方法は、ビューレット方法、ローリー方法、ケルダール法、染料組み合わせ方法、蛍光定量的方法及びUV方法を含む。これらの方法のうち、J. Lab. Clin. Med., 11 , 981 (1926年)に報告されたKingbury−Clark方法と、Clin. Chim. Acta, 5, 757(1960年)で報告されたMeulemans方法と、Anal. Biochem. 72, 248(1967年)で報告されたクマシーブリリアントブルー方法が広く使われている。タンパク質定量のためのブラッドフォード色素アッセイ(米国特許第4,023,933号公報)は、ほぼ全ての生化学の研究室で通常使用される。通常、タンパク質は、物質、主に色素、例えばクーマシーブリリアントブルー、ブロモフェノールブルー(テトラブロモフェノールブルー)、及びエオシン、並びに、金属イオン例えば銅(II)、鉛(II)、亜鉛(II)及び銀(I)と相互に作用する。色素と金属イオンとの反応のためのタンパク質含有水溶液の添加は、染料‐金属イオン水溶液にスペクトル変化を与える。より多くのタンパク質指示薬は、米国特許第5,279,790号公報に開示されたメロシアニン及びニトロ又はニトロソ置換ポリハロゲン化フェノールスルホンフタレイン並びに上記したものを含む。他のタンパク質指示薬は、ファーストグリーンFCF、ライトグリーンSF、ピロガロールレッド及びピロカテコールバイオレット、ブロモクロロフェノール・ブルー(3’,3”−ジブロモ−5’,5”−ジクロロフェノールスルホンフタレイン)、ベーシックフクシン、ベーシックバイオレット、マルチウスイエロー、フロキシンB、メチル・イエロー、コンゴーレッド、メチルオレンジ及びエチル・オレンジ(4−(4−ジメチルアミノフェニルアゾ)ベンゼンスルホン酸)である。米国特許第5,424,215号公報,米国特許第5,593,895号公報,米国特許第6,815,210号公報,米国特許第4,960,710号公報,米国特許第3,485,587号公報,米国特許第5,087,575号公報,米国特許第4,023,933号公報は、尿試験紙方法で使用可能な試薬システムを用いた尿などの水溶液のタンパク質測定に関する。
尿検査に使用する様々な尿試験紙は、ウロビリノーゲンのための検査を含む。Roch診断のCHEMSTRIP及びBayer診断のMULTISTIXは、ウロビリノーゲンのための検査を含むこのような製品の典型的な例である。1901年のPaul Ehrlichにより開発された古典的なウロビリノーゲン検査は、強酸性媒体内で、エールリッヒ試薬を有する褐色−オレンジ−赤色を生じるパラジメチルアミノベンズアルデヒドを使用する。ウロビリノーゲンに関するさらなるバックグラウンドとして、エールリッヒ反応及びウロビリノーゲン検定は、TietzのW. B. Saunders Companyの臨床化学のテキストに記載されている。エールリッヒ反応及びジアゾニウム共役反応に基づくウロビリノーゲンの測定のための尿試験紙の例としては米国特許第3,853,466号公報、米国特許第3,630,680号公報、米国特許第4,665,038号公報、米国特許第4,290,771号公報、米国特許第3,989,462号公報、米国特許第3,814,586号公報が挙げられる。更に、米国特許第4,158,546号公報及び第3,447,905号公報は、尿試験紙方法で有用な試薬システムを用いた水溶液、例えば尿中のウロビリノーゲンの測定に関する。
アルカリ性ホスファターゼ検査で最も初期の方法は1930年にKayにより紹介された。後に、p−ニトロフェニルリン酸塩を使用するアルカリ性ホスファターゼの測定のための人気のアッセイ方法がBessey, Lowry及びBrockによって1946年に紹介された。この方法は、アルカリ性ホスファターゼを含む流体に露出した後、無色のp−ニトロフェニルリン酸塩は、黄色に着色された生成物p−ニトロフェノール(及びホスファート)に触媒的に加水分解されるという事実に依存する。したがって、酵素の濃度は、反応生成物の黄色の強さが増すことで測定される。アルカリ性ホスファターゼ活性は、未殺菌牛乳中に自然に存在し、殺菌後に酵素は変性する。そのため、アルカリ性ホスファターゼ活性は、牛乳の適切な殺菌のための指示薬として使用される。牛乳のアルカリ性ホスファターゼ活性のそのような乾式検査は、MACHEREY−NAGEL GMBH & CO.製のPHOSPHATESMO MLである。
尿内のヘモグロビンの存在は、血色素尿と呼ばれており、そのような状態は、尿路内の赤血球(RBS)の溶解の結果として生じ得る。完全なRBSが尿に存在するときに、血尿症という用語が使用される。この条件は腎臓又は尿生殖系の出血が生じ得る。尿又は大便中の血液の検出のために最も広く使われている検査は、ヘムタンパク質がペルオキシダーゼとして作用することができるという事実に依存する。この反応は水素供与体分子を必要とする。血液検出のための検査を含む生成物の典型的な例は、MULTISTIX 10SG、HEMOCCULT II及びAUTION STICKSである。
近年、1982年11月9日発行の米国特許第4,357,945号公報「羊膜を検査及び破裂させる装置」(Janco)はpH指示薬を備えた指に付ける装置(finger−engaging device)を記載する。流体に対して露出すると、羊膜が破裂した場合、指示薬は色を変える。1995年6月20日発行の米国特許第5,425,377号公報「体液のpHの測定」(Caillouette)は、膣液pHの測定用のpH指示薬を備えたスティック上のスワブ構造を記載する。
他のいくつかの方法は、以下のように提供される:1996年9月10日発行の米国特許第5,554,504号公報「女性の膜の破裂を検出するための診断方法」(Rutanen)は、膣の分泌物試料内のインスリン様増殖因子結合タンパク質1の検出を記載する。1994年1月25日発行の米国特許第5,281,522号公報「膣試料の胎児のフィブロネクチンの測定のための試薬及びキット」(Senyei他)は、膣の腔からのサンプリング及び例えば抗胎児フィブロネクチン抗体及び抗フィブロネクチン抗体などの抗体にそれを晒すことによる膜の破裂の検出のためのキットを記載している。1992年3月17日発行の米国特許第5,096,830号公報「予定日前の分娩及び膜破断検査」(Senyei他)は、膣腔から試料を除去し、抗胎児抗原抗体が付着する不溶性支持体にそれを接触させることによって胎児膜の破裂を測定し、支持体に結合する胎児抗体が測定される方法が記載されている。
pH指示薬を有するパンティーシールド又はタンポンを含むいくつかの装置は公知である。いくつかの特許の例を以下に示す:2000年11月21日発行の米国特許第6,149,590号公報「妊娠中に膜の早発破裂を識別するためのシステム」(Smith他)は、上部外層、低部外層及び中間のpH反応成分を有するパッドが記載されている。米国特許第6,921,647号公報及び米国特許第6,627,394号公報「分泌物モニタリング成品及び診断パッド」(Kritzman他)は羊水の漏出を検出するためのpH感受性指示薬を有するパッドを記載する。米国特許第5,217,444号公報「吸収性タンポン」(Schoenfeld)は、色の変化によって、接触する液体の酸性度又はアルカリ度を示すpH指示薬材料を含む吸収材料を開示する。
尿と羊水を区別するために膣の分泌物のpHのみを測定する検査は以下の理由から不正確であることを記載しなければならない。1)尿のpHは、腎臓の恒常性の活性及び水分摂取量に応じて4.5〜8まで変化し得て、2)羊水のpHは、妊娠後期に6.9〜7.15まで変動する。pHのこの重複する範囲は、医学的な合併症が生じ得る誤った診断を招き得る。
羊水又は尿内の特異的なタンパク質を検出する抗体に基づく免疫クロマトグラフィー検査は、含有するモノクローナル/ポリクローナル抗体により高価であるため、一般の人々にとっては手近に入手できるものではない。通常、酵素的な方法も、酵素の産生費用が高いため、高価である。
本発明の目的は、酵素的方法又は免疫学的方法を必要とせずに、乾燥した化学反応を使用して1つ以上の検体を分析することに基づき羊水と尿を区別する唯一無二の装置及び方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、分娩がすぐに始まるか否かのジレンマを最終的に解消する助けになる、簡単で安価かつ短時間に尿と羊水を区別する唯一無二の装置及び方法を提供することにある。女性又は医療介護者は、漏出した液体の第1滴が装置に接した直後に、羊水又は尿を含むかどうかを観察することが可能である。
本発明のさらに別の目的は、ヒト又は非ヒトの妊娠した女性被験者に対して使用可能な、尿と羊水を区別する唯一無二の装置及び方法を提供することにある。動物は状況を説明することができないため、非ヒトの女性の分娩の開始期を測定することは予測不可能であり得る。
更に本発明の別の目的は、尿、唾液、汗、脳脊髄液(CSF)、牛乳又は他の源からの流体などの体液の迅速な化学分析のケアの実施である。
したがって、本発明の好適な実施形態により、
女性の分泌物中で羊水と尿とを区別するための乾式診断装置であって、
基層と、
前記基層に設けられた少なくとも2つの不活性担持マトリックスと、
前記少なくとも2つの不活性担持マトリックスに設けられた乾式試薬と
を備え、
前記乾式試薬は前記女性の分泌物中の複数の物質と化学反応を起こすことにより、前記羊水と前記尿とを視覚的に区別し、
前記少なくとも2つの担持マトリックスの各々における前記乾式試薬は、前記複数の物質中の異なる物質との反応が可能である乾式診断装置が提供される。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記少なくとも2つの担持マトリックスは、繊維含有紙、織布及び不織布、合成又は改質天然ポリマー、スポンジ材料、セルロース、ガラス繊維、微孔膜、木材、(スチレンベースの共重合体、ラテックスベース、セルロースベース又は綿ベースのマトリックスのような)微孔ポリマー材料などの材料のグループから選択される吸収材料から作られる。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記乾式試薬は前記羊水又は前記尿に存在する物質との反応が可能であり、前記物質は、前記羊水又は前記尿内で元の濃度よりも著しく高い濃度を有する。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記物質はクレアチニン、アルカリ性ホスファターゼ、総タンパク、尿素、ウロビリノーゲン及び血液などの物質を含む。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記少なくとも2つの担持マトリックスの1つにおける前記乾式試薬の1つは、クレアチニンとの反応が可能である。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記担持マトリックスの1つは2つの試薬層を含み、前記試薬層の1つが染料固定剤に固定されたクレアチニン感受性色素を含み、もう1つの前記試薬層が、検査領域の1つを比較的高いpH値に保つことを可能にする緩衝剤を含む。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記担持マトリックスの1つは、クレアチニン感受性色素、緩衝剤及び染料固定剤を含む唯一の層を含む。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記クレアチニン感受性色素は、3’5’−ジニトロ安息香酸、2’4’−ジニトロ安息香酸、3’5’−ジニトロベンゾトリフルオリド、3’5’−ジニトロベンズアミド、3’5’−ジニトロベンゾイルフェニールグリシン、3,5−ジニトロヒドロキシフェニルプロピオン酸のようなジニトロ誘導体のグループから選択される。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記染料固定剤がポリジアリルジメチル塩化アンモニウム、ポリモノアリルトリメチル塩化アンモニウム、ポリトリメチルアミノエチルメタクリル酸塩化物、ポリビニルベンジルトリメチル塩化アンモニウム、ポリビニルメチルピリジン塩化物などの重合四級アンモニウムカチオン(クアット)から選択される。
本発明の更なる別の好適な実施例では、約9〜13.5の範囲内で安定したpHを保つように、前記クレアチニン感受性色素及び前記染料固定剤が緩衝される。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記緩衝剤が、メタケイ酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化ナトリウム−塩化カリウム、炭酸カリウム、グリシン−水酸化ナトリウム、及びホウ酸ナトリウムのグループから選択される。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記担持マトリックスの1つにおける前記乾式試薬の1つが、総タンパクと反応可能である。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記乾式試薬の1つは、3’,3”,5’,5”−テトラブロモフェノールスルホンフタレイン、クーマシーブリリアントブルー、ファーストグリーン、ライトグリーン、ピロガロールスルホンフタレイン(ピロガロールレッド)、ピロカテコールスルホフタレイン(ピロカテコールバイオレット)、3’,3”−ジブロモ−5’,5”−ジクロロフェノールスルホンフタレイン、フクシン酸、2,4−ジニトロ−1−ナフトール(マルチウスイエロー)フロキシンB、コンゴーレッド、エチルオレンジ及びメチルオレンジのグループから選択される色素である。
本発明の更なる別の好適な実施例では、クエン酸カリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、ヨウ素酸カリウム又はリン酸カリウムのような緩衝剤を更に含む。
本発明の更なる別の好適な実施例では、銅、鉛、亜鉛、銀から選択される金属イオンを更に含む。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記担持マトリックスの1つにおける前記乾式試薬の1つが、アルカリ性ホスファターゼと反応可能である。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記乾式試薬の1つが、p−ニトロフェニルリン酸塩、インドキシルリン酸塩、4−メチルウンベリフェリルリン酸塩及びアルファ−ナフチル−リン酸塩から選択されたアルカリリン酸塩の基質である。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記乾式試薬の1つは、pH感受性試薬である。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記乾性試薬が前記担持マトリックスから出ることがない。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記少なくとも2つの担持マトリックスは保護層で覆われる。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記保護層は透明である。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記保護層は、前記少なくとも2つの担持マトリックスに流れる液体が浸透可能な薄い「一方向構造」膜から作られ、前記試薬が前記装置から外部に流れることを防止する。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記基層の下方に粘着性裏打ち層を設ける。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記粘着性裏打ち層が外部保護層と近接して設けられる。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記少なくとも2つの担持試薬マトリックスが略平行な列に配置される。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記少なくとも2つの試薬担持マトリックスが同心線状に配置される。
本発明の更なる別の好適な実施例では、前記少なくとも2つの試薬担持マトリックスを粘着物質で包囲することにより、少なくとも2つの前記検査領域が雌の動物の膣管と対向する場合に、前記診断装置が付着することを可能にする。
本発明のいくつかの実施形態が例示のみを目的として、添付の図面とともに説明される。これらの図面を細かく参照するに際し、本発明の原理及び概念的な態様の最も有用で分かりやすい説明を提供するために存在することが強調されなければならない。その際、本発明の構造的な詳細を、本発明を基本的に理解するのに必要な程度以上に示す狙いは無く、記載並びに図面は本発明の幾つかの形態をどのように実際に実施するかを明確にするためのものである。
本発明の好適な実施形態による診断装置の断面図を示す。 本発明の好適な実施形態による女性パンティに付着するための診断装置を示す。 本発明の好適な実施形態による女性パンティに付着するための診断装置を示す。 本発明の好適な実施形態による女性パンティに付着するための診断装置を示す。 本発明の好適な実施形態による女性パンティに付着するための診断装置を示す。 (A)〜(D)は本発明の好適な実施形態による診断用パッドを示す。 本発明の好適な他の実施形態による獣医科用診断用パッドを示す。
本発明の少なくとも1つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明は以下の記載又は例示される実施例で説明される適用に必ずしも限定されないことを理解されたい。本発明は他の実施形態又は様々な方法で実行又は実施できる。
用語「含む」(comprises、comprising、includes、including)、及び、「有する」 とその同根語は「含むがそれに限定されない」ことを意味する。
用語「から成る」は 「含みそれに限定される」と同じ意味である。
用語「実質的に成る」 は、更なる材料、ステップ、及び/又は部品が請求の範囲に記載された組成、方法又は構造の基本的且つ新規性を有する特徴を著しく変えない限り、組成、方法又は構造が更なる材料、ステップ、及び/又は部品を含み得ることを意味する。
ここで使用しているように、単数形「1つの」( a、an)」及び「その」(the)は文脈で明確に記載しない限り複数形も含む。例えば、用語「化合物」又は「少なくとも1つの化合物」は複数の化合物及びそれらの混合物も含み得る。
本出願の全体にわたって、本発明の様々な実施形態は、範囲のフォーマットにおいて示され得る。範囲フォーマットにおける記載は単に便宜性と簡潔さを高めるためのものであり、本発明の範囲に対する融通{ゆうずう}の利かない限定事項として解釈されてはならないことを理解されたい。したがって、範囲の説明は、特に全ての可能な副次的な範囲並びにその範囲内の個々の数値を開示していることを考慮されなければならない。
別の実施形態の文章に記載されている本発明の特定の特徴は、明確さを高めるために、単一の実施形態において組合せて提供され得ることを理解されたい。反対に、簡潔さを高めるために、単一の実施形態の文脈に記載されている本発明の様々な特徴が、別途又はあらゆる適切な副次的組み合わせ、或いは他の記載された実施形態において好適に提供され得る。様々な実施形態の文脈に記載されている特定の特徴は、実施形態がそれらの要素なしで作動しない限り実施形態の基本的特徴とは考えられない。
本発明は、妊婦が妊娠の状態を知ることが可能なように、簡単かつ迅速に尿と羊水とを区別するための唯一無二かつ新規な装置を提供する。本発明の一態様によれば、感受性化学指示薬を含む処理可能な細片である『絆創膏』に似た装置は妊娠の最後の数カ月に使用される。その細片は比較的小さい寸法で、少なくとも2層(接着性裏張り及び指示薬を含む吸収材料)から成る。装置を使用する女性は、体に面する検査領域を有するパンティに該装置を単に付着する。女性がパンティーライナーを使用する場合には、その上に細片を載置することができる。装置の検査領域における急速な化学反応によって、羊水が漏出した場合、はっきりした色の変化が生じ、尿が検査領域に接触した時、明確に異なる色の変化が生じる。本発明の装置は、装置に供給される周知の色指数により、分泌物が羊水又は尿のみを含むかどうかを顧客が検出することが可能な診断ツールとして作用する。
本発明の第2の態様によれば、感受性指示薬を含むパッドに似た装置が、女性の体との接触とは独立して使用される{むかんけい}。この装置は、流体の漏出に気がついたあと、濡れた下着又は湿ったパンティーライナーに対して押圧することによって使用できる。これによって、試薬担持マトリックスの試薬が体液と接触し、漏出した液体が診断装置と接するとほぼすぐに、化学反応が試薬担持マトリックス内で生じ、色の変化が生じる。また、この装置を使用している女性(又は介護人)は、装置に供給される周知の色指数により液体は羊水か尿のみを含むかを視認することが可能である。
本発明の第3の態様によれば、パンティーライナーに似た装置は、羊水と尿との識別を可能にする感受性指示薬を含む。妊婦はこの製品を下着に取り付けて日常を過ごす。指示薬試薬領域は、膣と正反対に直接配置されなければならない。このように、感受性があるパンティーライナーは女性の体液と密接に接触する。
本発明の全ての態様において、次の収集で保管が必要な場合、試料は保管用の適切な容器へ移管可能である。あるいは、試料の即時の処理が実行可能である。使用される場合、試料は装置の試薬担持マトリックスに直接配置され、検査はわずかな収集試料内で実行される。
本発明の他の態様では、獣医用装置が提供される。感受性試薬を含む装置は、非ヒトの女性の膣の開口部に直接取り付けられる。これは、粘着性の領域が試薬担持マトリックス検査領域の側の周辺に又は上にある包帯設計によって簡単に達成され得る。このように、動物の体液との密接な接触が達成される。動物の体と直接接触しない装置を使用することは、繊維状先端部を有するスワブに付けた流体試料或いは吸引又は洗浄装置を得て、それを装置上の指示薬領域に適用することにより達成できる。
本発明の好適な実施形態によると、羊水又は尿が女性の分泌物に存在するかどうかの測定は、目立つ色により尿か羊水のどちらかを測定するいくつかの非酵素的且つ非免疫学的に分離された反応に依存する。現在、妊娠中の湿りの原因の確認のための利用できる大部分の検査において、尿又は羊水の1つの検体のみの濃度差は測定される。本発明において、タンパク質、クレアチニン、尿素、ウロビリノーゲン、血液及びアルカリ性ホスファターゼの物質のうちの少なくとも2つの存在がpHと同様に識別される。基本的には、クレアチニン、尿素及びウロビリノーゲンが羊水に対して尿の濃度が高い間、タンパク質及びアルカリ性ホスファターゼが尿と関連して羊水の濃度が高いことが識別された。血液は、通常の尿よりも羊水の中で高い濃度で存在し得る。本発明の好適な実施形態により流体を区別するために使用できる化学物質は、ここで示される物質のうちの1つと結合又は反応すると、又は、特定の環境は分光学的性質の変化を経て作用するものである。
したがって、本発明による化学指示薬を備えた試薬担持マトリックスを含む診断装置は、タンパク質、クレアチニン、ウロビリノーゲン、尿素、血液及びアルカリ性ホスファターゼうちの物質の少なくとも2つをpH値と同様に検出することができる。本発明の方法は、以下の事実に基づく。1)羊水の総タンパクの濃度は、通常、尿の濃度より約15倍以上高い;2)尿の中のクレアチニン及びウロビリノーゲンの濃度は羊水中の濃度の通常約10倍以上高い;3)尿の尿素の濃度は、羊水中の濃度は通常2倍以上高い;4)羊水中のアルカリ性ホスファターゼの濃度は、通常尿の濃度より約7倍以上高い;5)胎児膜の破裂の間、出ていく羊水は血液を含み得て、それは健常な女性の尿とは対照的である。したがって、たとえ少量の羊水が膣の分泌物内に存在し本発明のパッドと接触しても、パッドは極めて高い精度を有する胎児膜破裂の診断を可能にする。類似的濃淡を有する他の物質も検出され得る。
本発明は、更に尿又は羊水の漏出の検出及び分別のための感受性指示薬を備えた装置を以下の例により説明する。
本発明の好適な実施形態による診断装置を上面図及び断面図のそれぞれにより示す図1を参照する。装置10は、少なくとも2つ及び好ましくはいくつかの試薬担持マトリックス12を有する。図1は、女性の体に取り付けられるのに適し、したがって、女性のパンティに装着することが可能な、接触しても肌を刺激しない柔らかくて快適な材料の第1層14で覆われた装置を示す。第1層14は、装置10に設けられた試薬と隣接する肌との直接的な接触を防止する。
第1層14は、その下方の層に形成される色の簡単な視覚的区別を可能にするよう透明であり得ることに留意するべきである。
装置10は希望のアッセイを実行可能な試薬担持マトリックス12を支持することができる支持基層16を更に含む。試薬担持マトリックス12は、好ましくは液体試料がマトリックス中を移動することを可能にする吸収材料である。試薬担持マトリックス12は、試薬に関して不活性でなければならず、試料又は試験結果を変えてはならない。
任意で、試薬担持マトリックス12は、繊維含有紙、例えばろ紙、織布及び不織布、合成又は改質天然ポリマー、スポンジ材料、セルロース、ガラス繊維、微孔膜、木材などの多くの材料から成り得る。更なる材料は、スチレンベースの共重合体、ラテックスベース、セルロースベース又は綿ベースのマトリックスのような微孔ポリマー材料であり得る。
試薬担持マトリックスは、また、特性、例えば粗さ、平滑性、柔軟性及び硬度が異なり得る。
製造プロセスにおいて、試薬担持マトリックスは複数の層から成り得て、その幾つかは検査領域の異なる領域内で異なる試薬を担持することに留意しなければならない。支持基層と指示薬を担持している更なるマトリックスとのあらゆる組み合わせは本発明の範囲中に含まれ、決して本発明の範囲は限定されない。
支持基層16の下方に、粘着性裏打ち層18が提供され、隣接する外部保護層20も提供される。それらの2つの層は本来は、保護パンティーシールドに設けられる層と類似している。
試薬担持マトリックス12は、好ましくはグループで構成され、各グループは、前述の物質のうちの1つを示すことが可能な指示薬を備えている。以下は、化学試薬及び各々のための検査領域を調製する方法である。
クレアチニン検査領域の調製
尿のクレアチニン濃度は、通常、羊水の濃度よりも約10倍高い。クレアチニン乾性検査は、2つの任意の方法で作られる:
− 1つのマトリックス上に配置される固定されたクレアチニン感受性色素とそのシステムを比較的高いpH値に保つ緩衝剤を含む2つの試薬層システムが、第2のマトリックス上に配置される。
− クレアチニン感受性色素、緩衝剤、1つのマトリックスに全て配置される安定剤を含む1つの試薬層システム。
クレアチニン感受性色素は、3’5’−ジニトロ安息香酸、2’4’−ジニトロ安息香酸、3’5’−ジニトロベンゾトリフルオリド、3’5’−ジニトロベンズアミド、3’5’−ジニトロベンゾイル−フェニール・グリシン、3,5−ジニトロヒドロキシフェニルプロピオン酸のようなジニトロ誘導体の1つであり得る。
感受性染料固定剤が好ましくはポリジアリルジメチル塩化アンモニウム(ポリDADMAC)、ポリモノアリルトリメチル塩化アンモニウム、ポリトリメチルアミノエチルメタクリル酸塩化物、ポリビニルベンジルトリメチル塩化アンモニウム、ポリビニルメチルピリジン塩化物などの重合四級アンモニウムカチオン(クアット)を含む。
緩衝剤は、約9〜13.5の範囲内で安定的なpHを保持可能な強塩基であるべきであり、例えば、緩衝剤は、メタケイ酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化ナトリウム−塩化カリウム、炭酸カリウム、グリシン−水酸化ナトリウム、及びホウ酸ナトリウムである。
任意に、非揮発性の固体試薬は、反応を高めるために、感受性色素に添加される。
2つの試薬層システム;実施例1
2つの試薬担持マトリックスから成るクレアチニン検査指示薬は、診断装置基層上に載置された。水に溶解された安定剤として、第1のマトリックス(ワットマンろ紙又はナプキン紙であり得る)は、クレアチニン感受性色素、3’5’−ジニトロ安息香酸(dBA)及びポリDADMAC(任意)で含浸された。dBA貯蔵液は、炭酸ナトリウム緩衝剤に混合された。第2の試薬マトリックスは、メタ珪酸ナトリウム緩衝剤を含浸された。両方の試薬マトリックスが乾燥したあと、最初の試薬マトリックスは、メタ珪酸ナトリウム緩衝剤で含浸された第2の試薬マトリックス上に載置された。第1及び第2双方の乾式試薬マトリックスは、装置の基層上に密着されている。
1滴の膣の分泌物が乾式試薬担持マトリックスに接したあと、異なった色の変化は、液体を識別して、それが羊水か尿を含むかどうかを示す。
2つの試薬層システム;実施例2
2つの試薬吸収性のマトリックスは、1つの溶液中に各々含浸されて、乾燥され、装置の基層に密着されている。第1の試薬マトリックスは、クレアチニン感受性色素としてのdBA(貯蔵液は、水酸化ナトリウム内で溶解された)、非揮発性の固体試薬及び、安定剤として(任意で)ポリDADMACから成る溶液1が含浸された。第2の試薬マトリックスは水酸化ナトリウムを含む溶液2が含浸された。両方の試薬マトリックスを乾燥させた。溶液1を有する乾式試薬マトリックスは、溶液2を有する乾式試薬マトリックス上に配置され、双方とも装置の基層上に密着される。
1つの試薬層システム;実施例1
前述のように、「1つの試薬層システム」は「2つの試薬層システム」と同じ合理的なものを有するが、1つの試薬担持マトリックス上に全ての化学製品を含む。いずれの場合においても、クレアチニン濃度を使用して尿と羊水を区別することを目的とする。
クレアチニン検査装置は、2つの試薬層システムの中で同じ吸収材と支持担体から調製される。試薬担持マトリックスは、クレアチニン感受性色素、非揮発性の固体試薬、安定剤(任意)、及び、担持マトリックス上で乾燥され載置した緩衝剤から成る。感受性染料として3’5’−ジニトロ安息香酸(貯蔵液はアセトニトリル内で作られる)、安定剤(任意)としてポリDADMAC、及び、(エチルアルコール溶液内で)緩衝剤として水酸化カリウムを使用することが好適である。試薬を一斉に乾燥して、尿又は羊水試料検査の準備を整えた。
1つの試薬層システム;実施例2
3’5’−ジニトロ安息香酸、ポリDADMAC(任意)、スチレンアクリル酸、メタ珪酸ナトリウム及び非揮発性の固体試薬の乳剤が調製された。該乳剤の薄層は、ラテックスベースのマトリックスの上に広げられ、乾燥された。乾燥マトリックスは装置の支持基層ポリマー上に密着された。
総タンパク検査領域の調製
羊水内の総タンパクの濃度は、通常、尿内の濃度の約15倍以上である。タンパク質と物質、主に染料及び金属イオンとの相互作用は、色素‐金属イオン溶液にスペクトル変化を引き起こす。本発明の装置の実施において、3’,3”,5’,5”−テトラブロモフェノールスルホンフタレイン、クーマシーブリリアントブルー、ファーストグリーン、ライトグリーン、ピロガロールスルホンフタレイン(ピロガロールレッド)、ピロカテコールスルホフタレイン(ピロカテコールバイオレット)、3’,3”−ジブロモ−5’,5”−ジクロロフェノールスルホンフタレイン、フクシン酸、2,4−ジニトロ−1−ナフトール(マルチウスイエロー)、銅、鉛、亜鉛、銀、フロキシンB、コンゴーレッド、エチルオレンジ及びメチルオレンジを使用できる。
総タンパク検査装置の試薬担持マトリックスは、上述のマトリックスのうちの1つでありえる吸収性の担体、例えば、微孔ポリマー材料(例えばスチレンベースの共重合体)、ラテックスベース、セルロースベース又は綿ベースのマトリックスである。試薬担持マトリックスは、視覚的に検出可能な反応を生じさせるためにタンパク質と相互作用することができる指示試薬化合物を組み込む、重合するウレタンベースの化合物(米国特許第5,124,266号公報に記載)であり得る。
尿の密度の差による可変性を減らすために、試験溶液は、低いpHカリウム塩ベースの緩衝剤、例えばクエン酸カリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、ヨウ素酸カリウム又はリン酸カリウムを含み得る。
総タンパク検査;実施例
総タンパク溶液検査は、2つの溶液(染料試薬溶液及び緩衝剤)の組合せから成る。染料溶液として、3’,3”,5’,5”テトラブロモフェノールスルホンフタレインが使用され、弱い有機酸、例えばクエン酸に溶解された。緩衝剤、クエン酸カリウムは、約3.5の低いpH値まで、同じ弱い有機酸とtitterされる。
その後、染料溶液は広い比率尺度で緩衝液により希釈された。希釈後、結果として生じる溶液の非常に薄い層は、試薬担持マトリックス上に広げられ、乾燥された。尿と羊水が、装置に埋め込まれる試薬と接触する間、別個の色反応は尿と羊水を区別することができる。
pH検査領域の調製
前述のように、この調製は、あらゆるタイプの吸収性試薬担持マトリックスに配置される。試薬マトリックスは、流体pHの測定用のpH指示薬が含浸される。羊水のpHが妊娠期後半に6.9〜7.15に変動する間、尿のpHは4.5〜8に変化し得る。このpHの範囲は、1つの指示薬又は2つの異なるpH指示薬(低pH指示薬及び中間pH指示薬)によりチェックされる。
それらの有用なpH範囲として、低pHとしては、メチルイエロー、メチルオレンジ、メチルレッド、ブロモフェノールブルー、テトラブロモフェノールブルー又はブロムクレゾールグリーンが使用される。中間pH範囲としては、クレゾールレッド、ニトライジン(Nitrizine)、ブロモチモールブルー、ニュートラルレッド、ロゾール酸、α−ナフトールフタレイン又はフェノールレッドを使用できる。
pH検査;実施例
クレゾールレッドは水に溶解され、3M紙(吸取紙ra−reeve angel(登録商標))に含浸された。材料が完全に含浸されたあと、マトリックスは乾燥される。
アルカリ性ホスファターゼ検査領域の調製
羊水内のアルカリ性ホスファターゼ活性は、通常の尿よりも非常に高い。したがって、この活性は、分泌物のための明瞭かつ異なる色形態によってこのような分泌物との直接的な接触が生じる乾燥検査を用いることにより、膣の分泌物内の尿から羊水を区別及び識別するために用いることができる。膣の分泌物の滴が乾性マトリックス反応領域に接した時、別個の色の変化により分泌物含有量を識別して、羊水又は尿を含むかどうか示す。
アルカリ性ホスファターゼ検査;実施例
アルカリ性ホスファターゼの検出のための反応試薬マトリックスの組成物は、p−ニトロフェニルリン酸塩、インドキシルリン酸塩、4−メチルウンベリフェリルリン酸塩及びアルファ−ナフチル−リン酸塩などのアルカリ性ホスファターゼ基質の乾式緩衝溶液を含み、ブロモクレゾールグリーンのような感受性指示薬を含み得る。
本発明の好適な実施形態に従って女性用パンティー上に付着するための診断装置を示す図2〜5を参照する。図2〜5に示される全ての診断装置は基層22を含み、該基層22は、図1に示される層と同様の層を含み、該図1に示される層により、女性のパンティーに使用され、直接、女性用パンティーに付着される、或いはパンティーシールド上に付着され、以下に説明する検査領域を有する層が直接女性の膣管の下に配置される装置が女性用パンティー内で使用されることを可能にする。装置を見るために、保護層は図面から省略される。図2は5つの試薬担持マトリックス24〜32に分割される検査領域を有する診断装置20を示し、各々の試薬担持マトリックスは、先に詳細に記載したように特定の物質を識別することができる診断指示薬、例えば、クレアチニン検査、タンパク質検査、アルカリホスファターゼ検査等を備えている。
図3は3つの異なった検査領域12を有する診断装置40を示す。各領域は、5つの異なる試薬担持マトリックスに分けられ、各々が尿と羊水を区別できる異なる指示薬を備えている。
図4は、装置20と同様の診断装置50を示し、異なる指示薬は、4つの試薬担持マトリックス54〜58の中にある。
図5は、尿と羊水を区別するために、各々が異なる指示薬を備えている試薬担持マトリックス62〜68を有する、検査領域12を有する診断装置60を示す。
本願明細書に記載されているように、本発明によれば、装置は線形、円形又は他のいかなる形態において2つ以上の試薬担持マトリックスを含むことができ、尿と羊水とを明確に区別することが可能な様に、少なくとも2つの指示薬は色が変化する。
ここでは、本発明の好適な実施形態による診断パッドを示している図6a〜図6dを参照する。前述したように、パッドは、通常の湿ったパンティーシールド又は湿ったパンティーに対して押圧されるような方法、例えば、皮膚とパッドとの間で接触するのを防ぐために用いることができる。基本的には、パッドは付着されたものと同様に構成されるが、このパッドには付着層がない。
図6aは、異なる指示薬を備えた異なる試薬担持マトリックス74〜79上の基層72を有するパッド70を示す。前述したように、各々の試薬担持マトリックスは特定の物質を識別することができる。
図6bは試薬担持マトリックス94〜98又は104〜106が異なる配置で配置される基層82を有するパッドを示す。図6c及び図6dは、各々がより少ない試薬担持マトリックス領域を備えたパッド90、100の更なる実施形態を示す。
ここでは、本発明の別の好適な実施形態による獣医用の診断パッドを示す図7を参照する。獣医用装置120は、ヒトのために使用される診断装置と基本的に似ているが、この図は粘着性領域122が検査領域124周辺にあるパッド120の上面図を示す。

Claims (27)

  1. 女性の分泌物中で羊水と尿とを区別するための乾式診断装置であって、
    基層と、
    前記基層に設けられた少なくとも2つの不活性担持マトリックスと、
    前記少なくとも2つの不活性担持マトリックスに設けられた乾式試薬と
    を備え、
    前記乾式試薬は前記女性の分泌物中の複数の物質と化学反応を起こすことにより、前記羊水と前記尿とを視覚的に区別し、
    前記少なくとも2つの担持マトリックスの各々における前記乾式試薬は、前記複数の物質中の異なる物質との反応が可能である乾式診断装置。
  2. 前記少なくとも2つの担持マトリックスは、繊維含有紙、織布及び不織布、合成又は改質天然ポリマー、スポンジ材料、セルロース、ガラス繊維、微孔膜、木材、(スチレンベースの共重合体、ラテックスベース、セルロースベース又は綿ベースのマトリックスのような)微孔ポリマー材料などの材料のグループから選択される吸収材料から作られる請求項1記載の乾式診断装置。
  3. 前記乾式試薬は前記羊水又は前記尿に存在する物質との反応が可能であり、前記物質は、前記羊水又は前記尿内で元の濃度よりも著しく高い濃度を有する請求項1記載の乾式診断装置。
  4. 前記物質はクレアチニン、アルカリ性ホスファターゼ、総タンパク、尿素、ウロビリノーゲン及び血液などの物質を含む請求項3記載の乾式診断装置。
  5. 前記少なくとも2つの担持マトリックスの1つにおける前記乾式試薬の1つは、クレアチニンとの反応が可能である請求項1記載の乾式診断装置。
  6. 前記担持マトリックスの1つは2つの試薬層を含み、前記試薬層の1つが染料固定剤に固定されたクレアチニン感受性色素を含み、もう1つの前記試薬層が、検査領域の1つを比較的高いpH値に保つことを可能にする緩衝剤を含む請求項5記載の乾式診断装置。
  7. 前記担持マトリックスの1つは、クレアチニン感受性色素、緩衝剤及び染料固定剤を含む唯一の層を含む請求項3記載の乾式診断装置。
  8. 前記クレアチニン感受性色素は、3’5’−ジニトロ安息香酸、2’4’−ジニトロ安息香酸、3’5’−ジニトロベンゾトリフルオリド、3’5’−ジニトロベンズアミド、3’5’−ジニトロベンゾイルフェニールグリシン、3,5−ジニトロヒドロキシフェニルプロピオン酸のようなジニトロ誘導体のグループから選択される請求項6又は7記載の乾式診断装置。
  9. 前記染料固定剤がポリジアリルジメチル塩化アンモニウム、ポリモノアリルトリメチル塩化アンモニウム、ポリトリメチルアミノエチルメタクリル酸塩化物、ポリビニルベンジルトリメチル塩化アンモニウム、ポリビニルメチルピリジン塩化物などの重合四級アンモニウムカチオン(クアット)から選択される請求項6又は7記載の乾式診断装置。
  10. 約9〜13.5の範囲内で安定したpHを保つように、前記クレアチニン感受性色素及び前記染料固定剤が緩衝される請求項6又は7記載の乾式診断装置。
  11. 前記緩衝剤が、メタケイ酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化ナトリウム−塩化カリウム、炭酸カリウム、グリシン−水酸化ナトリウム、及びホウ酸ナトリウムのグループから選択される請求項6又は7記載の乾式診断装置。
  12. 前記担持マトリックスの1つにおける前記乾式試薬の1つが、総タンパクと反応可能である請求項1記載の乾式診断装置。
  13. 前記乾式試薬の1つは、3’,3”,5’,5”−テトラブロモフェノールスルホンフタレイン、クーマシーブリリアントブルー、ファーストグリーン、ライトグリーン、ピロガロールスルホンフタレイン(ピロガロールレッド)、ピロカテコールスルホフタレイン(ピロカテコールバイオレット)、3’,3”−ジブロモ−5’,5”−ジクロロフェノールスルホンフタレイン、フクシン酸、2,4−ジニトロ−1−ナフトール(マルチウスイエロー)フロキシンB、コンゴーレッド、エチルオレンジ及びメチルオレンジのグループから選択される色素である請求項12記載の乾式診断装置。
  14. クエン酸カリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、ヨウ素酸カリウム又はリン酸カリウムのような緩衝剤を更に含む請求項13記載の乾式診断装置。
  15. 銅、鉛、亜鉛、銀から選択される金属イオンを更に含む請求項13記載の乾式診断装置。
  16. 前記担持マトリックスの1つにおける前記乾式試薬の1つが、アルカリ性ホスファターゼと反応可能である請求項1記載の乾式診断装置。
  17. 前記乾式試薬の1つが、p−ニトロフェニルリン酸塩、インドキシルリン酸塩、4−メチルウンベリフェリルリン酸塩及びアルファ−ナフチル−リン酸塩から選択されたアルカリリン酸塩の基質である請求項16記載の乾式診断装置。
  18. 前記乾式試薬の1つは、pH感受性試薬である請求項1記載の乾式診断装置。
  19. 前記乾性試薬が前記担持マトリックスから出ることがない請求項1記載の乾式診断装置。
  20. 前記少なくとも2つの担持マトリックスは保護層で覆われる請求項1記載の乾式診断装置。
  21. 前記保護層は透明である請求項20記載の乾式診断装置。
  22. 前記保護層は、前記少なくとも2つの担持マトリックスに流れる液体が浸透可能な薄い「一方向構造」膜から作られ、前記試薬が前記装置から外部に流れることを防止する請求項20記載の乾式診断装置。
  23. 前記基層の下方に粘着性裏打ち層を設けた請求項1記載の乾式診断装置。
  24. 前記粘着性裏打ち層が外部保護層と近接して設けられた請求項23記載の乾式診断装置。
  25. 前記少なくとも2つの担持試薬マトリックスが略平行な列に配置される請求項1記載の乾式診断装置。
  26. 前記少なくとも2つの試薬担持マトリックスが同心線状に配置される請求項1記載の乾式診断装置。
  27. 前記少なくとも2つの試薬担持マトリックスを粘着物質で包囲することにより、少なくとも2つの前記検査領域が雌の動物の膣管と対向する場合に、前記診断装置が付着することを可能にする請求項1記載の乾式診断装置。
JP2010529502A 2007-10-18 2008-10-22 妊娠中に膜の破裂を識別するための診断装置 Pending JP2011501810A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US99932707P 2007-10-18 2007-10-18
PCT/IL2008/001371 WO2009050711A2 (en) 2007-10-18 2008-10-22 A diagnostic device for identifying rupture of membrane during pregnancy

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011501810A true JP2011501810A (ja) 2011-01-13

Family

ID=40567887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010529502A Pending JP2011501810A (ja) 2007-10-18 2008-10-22 妊娠中に膜の破裂を識別するための診断装置

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP2198299A4 (ja)
JP (1) JP2011501810A (ja)
KR (1) KR20100098606A (ja)
AU (1) AU2008313294A1 (ja)
BR (1) BRPI0818779A2 (ja)
CA (1) CA2703254A1 (ja)
MX (1) MX2010004156A (ja)
WO (1) WO2009050711A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013101102A (ja) * 2011-10-17 2013-05-23 Arkray Inc 蛋白質濃度評価方法、分析用具、及び分析装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL214096A (en) * 2011-07-14 2016-02-29 Gideon Mor A system for detecting meconium in amniotic fluid
AU2015243171B2 (en) * 2014-04-10 2020-10-15 Yale University Methods and compositions for detecting misfolded proteins
CN109613177B (zh) 2014-07-01 2021-08-20 科蒙森斯公司 用于鉴定羊水的诊断组合物
CN108542596A (zh) * 2018-04-03 2018-09-18 顾勍 胎膜早破检测护垫

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05281235A (ja) * 1991-12-09 1993-10-29 Miles Inc クレアチニン測定用試験具およびその調製方法
US20030166293A1 (en) * 2001-07-19 2003-09-04 Common Sense Ltd. Secretion-monitoring article
US20050131287A1 (en) * 2003-12-16 2005-06-16 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Detection of premature rupture of the amniotic membrane

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4774192A (en) * 1987-01-28 1988-09-27 Technimed Corporation A dry reagent delivery system with membrane having porosity gradient
AUPM717694A0 (en) * 1994-08-01 1994-08-25 Sand Institute A test strip for the rapid quantification of urinary calcium loss
US5733787A (en) * 1996-06-17 1998-03-31 Bayer Corporation Method for the detection of creatinine
US6551842B1 (en) * 1999-03-26 2003-04-22 Idexx Laboratories, Inc. Method and device for detecting analytes in fluids
DE20001141U1 (de) * 2000-01-24 2000-04-27 Buzluhan, Hülya, 90427 Nürnberg Damenslipeinlage, insbesondere für Schwangere
US6524864B2 (en) 2000-12-28 2003-02-25 Aurora L. Fernandez Decastro Test strip for simultaneous detection of a plurality of analytes
US6815210B1 (en) * 2001-06-25 2004-11-09 Bayer Healthcare Llc Total protein detection methods and devices

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05281235A (ja) * 1991-12-09 1993-10-29 Miles Inc クレアチニン測定用試験具およびその調製方法
US20030166293A1 (en) * 2001-07-19 2003-09-04 Common Sense Ltd. Secretion-monitoring article
US20050131287A1 (en) * 2003-12-16 2005-06-16 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Detection of premature rupture of the amniotic membrane

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013101102A (ja) * 2011-10-17 2013-05-23 Arkray Inc 蛋白質濃度評価方法、分析用具、及び分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
CA2703254A1 (en) 2009-04-23
WO2009050711A2 (en) 2009-04-23
BRPI0818779A2 (pt) 2015-04-14
MX2010004156A (es) 2011-04-13
WO2009050711A3 (en) 2010-03-11
EP2198299A2 (en) 2010-06-23
AU2008313294A1 (en) 2009-04-23
EP2198299A4 (en) 2010-09-29
KR20100098606A (ko) 2010-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2554904C (en) Method for the rapid diagnosis of targets in human body fluids
US8712491B2 (en) Measurement of an analyte on the skin using a hue angle
US9144520B2 (en) Noninvasive detection of meconium in amniotic fluid
JP2002372529A (ja) クルー細胞の存在について膣液試料を分析する方法
JP2005526513A (ja) 白血球数の測定方法および装置
JPH0244256A (ja) 微量の蛋白質を試験するための組成物及び方法
US20110065139A1 (en) diagnostic device for identifying rupture of membrane during pregnancy
JP2011501810A (ja) 妊娠中に膜の破裂を識別するための診断装置
CA2454338C (en) Secretion-monitoring article
US20130177485A1 (en) Diagnostic device for identifying rupture of membrane during pregnancy
AU2002354890A1 (en) Diagnostic pad
JP2001289845A (ja) 尿検査おむつ
KR100976327B1 (ko) 소변 내의 인간 융모 생성샘 자극호르몬 농도 준 정량분석검출방법 및 그 검출기구
CA2725977A1 (en) Enzymatic analytical membrane, test device and method
CA2745309A1 (en) A diagnostic device for identifying rupture of membrane during pregnancy
JP4470354B2 (ja) 1〜100ulの試料のためのインビボ検査装置
US10677792B2 (en) System for detection of an analyte in a fluid
US20070249037A1 (en) Monitoring of Vitamin K Nutritional Status
HK1053702B (en) Spectrophotometric measurement in color-based biochemical and immunologigal assays
TW201013186A (en) Snake venom quick inspection test sample

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121019

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130423

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131022