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JP2012044765A - バッテリ制御装置及び車両 - Google Patents

バッテリ制御装置及び車両 Download PDF

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JP2012044765A JP2010183196A JP2010183196A JP2012044765A JP 2012044765 A JP2012044765 A JP 2012044765A JP 2010183196 A JP2010183196 A JP 2010183196A JP 2010183196 A JP2010183196 A JP 2010183196A JP 2012044765 A JP2012044765 A JP 2012044765A
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裕司 佐々木
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Abstract

【課題】小型軽量であるバッテリ制御装置、及び当該装置を備える車両を提供する。
【解決手段】バッテリ制御装置1は、外部電源PSから供給される電力により充電が可能なバッテリBの充放電を制御するものであって、バッテリBから供給される直流電力をモータMTの駆動に用いられる交流電力に変換する第1変換と、外部電源PSから供給される交流電力をバッテリBの充電に用いられる直流電力に変換する第2変換とが可能な電力変換回路12と、外部電源PSの接続が行われた場合に、モータMTが有する巻線m1〜m3の結線状態を切り替え、モータMTの巻線m1〜m3を介して外部電源PSを電力変換回路12に接続させる切替器13とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部電源から供給される電力により充電が可能なバッテリの充放電を制御するバッテリ制御装置、及び当該装置を備える車両に関する。
近年、低炭素社会を実現すべく、動力発生源としてエンジンとモータとを併用するハイブリッド自動車(HV:Hybrid Vehicle)や動力発生源としてモータのみを用いる電気自動車(EV:Electric Vehicle)の研究が盛んに行われている。これらハイブリッド自動車や電気自動車は、モータに対して電力を供給する再充電が可能なリチウムイオン二次電池等の二次電池(バッテリ)を備えている。
電気自動車は、基本的には外部の充電装置を電気自動車に装着することによってバッテリの充電が可能である。また、ハイブリッド自動車のうち、所謂プラグイン・ハイブリッド車と呼ばれるものは、電気自動車とは異なり、自ら充電装置(プラグイン充電装置)を備えている。このため、プラグイン・ハイブリッド車は、外部の電源(例えば、電圧が200Vの商用交流電源)のプラグをプラグイン充電装置の差し込み口に介挿することでバッテリの充電が可能である。
電気自動車が備えるバッテリの充電に用いられる充電装置は、例えばPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)コンバータ、PWMインバータ、及び整流器を備えており、電圧が200Vの商用交流電源からバッテリの充電に必要となる直流電力を生成する。従って、充電装置が電気自動車に装着されると、充電装置で生成された直流電力が電気自動車に供給されてバッテリの充電が行われる。
プラグイン・ハイブリッド車が備えるプラグイン充電装置は、例えばPWMコンバータ及びDC/DCコンバータを備えており、外部の電源から供給される電力からバッテリの充電に必要となる直流電力を生成する。従って、外部電源のプラグがプラグイン充電装置の差し込み口に介挿されると、バッテリを充電する直流電力がプラグイン充電装置で生成されてバッテリの充電が行われる。以下の特許文献1には、プラグイン充電装置を備えており、外部からバッテリを充電することができる車両の一例が開示されている。
特開2009−201197号公報
ところで、車両の重量が重くなるにつれて車両を加速・減速させるためにより多くのエネルギーが必要になることから、燃費は一般的に低下する傾向がある。このため、燃費が重視される車種では、車両の重量を軽減する対策が行われている。上述したプラグイン充電装置は、燃費が重視されるプラグイン・ハイブリッド車等の車両に常時搭載されるものであるため極力小型軽量であることが望ましい。
ここで、プラグイン・ハイブリッド車等の車両に設けられるプラグイン充電装置は、差し込み口に外部電源のプラグが挿入されるときに流れる突入電流を防止するためのリアクトルを備えている。しかも、このリアクトルは、外部電源が供給する交流電力の各相毎に設けられる。前述した通り、外部電源は、例えば電圧が200Vの商用交流電源であるため、重量及び形状が共に大きなリアクトルをプラグイン充電装置に備える必要がある。このリアクトルを省略することができれば、プラグイン充電装置の小型化及び軽量化を実現することができると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、小型軽量であるバッテリ制御装置、及び当該装置を備える車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のバッテリ制御装置は、外部電源(PS)から供給される電力により充電が可能なバッテリ(B)の充放電を制御するバッテリ制御装置(1、2)であって、前記バッテリから供給される直流電力をモータ(MT)の駆動に用いられる交流電力に変換する第1変換と、前記外部電源から供給される交流電力を前記バッテリの充電に用いられる直流電力に変換する第2変換とが可能な電力変換部(12)と、前記外部電源の接続が行われた場合に、前記モータが有する巻線(m1〜m3)の結線状態を切り替え、前記モータの巻線を介して前記外部電源を前記電力変換部に接続させる切替部(13)とを備えることを特徴としている。
また、本発明のバッテリ制御装置は、前記モータが、各々の一端が前記電力変換部に接続された三相の巻線を有しており、前記切替部が、前記三相の巻線の他端を短絡又は開放することにより、前記モータが有する巻線の結線状態を切り替えることを特徴としている。
また、本発明のバッテリ制御装置は、前記切替部が、前記外部電源の接続が行われていない場合には、前記三相の巻線の他端を短絡して前記巻線をY結線にし、前記外部電源の接続が行われた場合には、前記三相の巻線の他端を開放するとともに、開放された三相の巻線の他端を前記外部電源の各相に接続することを特徴としている。
また、本発明のバッテリ制御装置は、前記外部電源の接続が行われているか否かを検出する検出部(14)を備えており、前記切替部は、前記検出部の検出結果に基づいて前記モータが有する巻線の結線状態を切り替えることを特徴としている。
また、本発明のバッテリ制御装置は、前記検出部の検出結果に応じて、前記切替部による前記巻線の結線状態の切り替えを制御するとともに、前記電力変換部に前記第1,第2変換のうちの何れの変換を行わせるかを制御する制御部(15)を備えることを特徴としている。
本発明の車両は、動力発生源としてのモータ(MT)と、外部電源(PS)から供給される電力により充電が可能であって前記モータに電力を供給するバッテリ(B)とを備える車両であって、前記バッテリの充放電を制御する上記の何れかに記載のバッテリ制御装置を備えることを特徴としている。
本発明によれば、バッテリから供給される直流電力をモータの駆動に用いられる交流電力に変換する第1変換と、外部電源から供給される交流電力をバッテリの充電に用いられる直流電力に変換する第2変換とが可能な電力変換部を設け、外部電源の接続が行われた場合に、切替部によりモータが有する巻線の結線状態を切り替え、モータの巻線を介して外部電源を電力変換部に接続させるようにしている。このため、従来必要であった突入電流を防止するためのリアクトルをモータの巻線で代用することができ、しかも、モータの駆動制御を行う場合とバッテリの充電制御を行う場合とで電力変換部を共用することができるため、バッテリ制御装置を小型軽量にすることができるという効果がある。
本発明の第1実施形態によるバッテリ制御装置の要部構成を示す回路図である。 本発明の第2実施形態によるバッテリ制御装置の要部構成を示す回路図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態によるバッテリ制御装置及び車両について詳細に説明する。尚、以下では、車両がプラグイン・ハイブリッド車であるものとし、バッテリ制御装置がプラグイン・ハイブリッド車に設けられたバッテリの充放電を制御するものであるとする。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態によるバッテリ制御装置の要部構成を示す回路図である。図1に示す通り、本実施形態のバッテリ制御装置1は、コンデンサ11、電力変換回路12(電力変換部)、切替器13(切替部)、位相検出回路14(検出部)、及び制御回路15(制御部)を備えており、バッテリBの充放電を制御する。
ここで、バッテリBは、プラグイン・ハイブリッド車に設けられたリチウムイオン二次電池等の二次電池であり、外部電源PSから供給される電力により充電が可能であって、プラグイン・ハイブリッド車に設けられている動力発生源としてのモータMTに電力を供給する。外部電源PSは、例えば電圧が200Vの三相交流電力を供給する商用交流電源であり、プラグイン・ハイブリッド車に設けられた充電用の差し込み口(図示省略)にプラグを介挿することでバッテリ制御装置1に接続される。
また、モータMTは、三相(U相、V相、W相)の巻線m1〜m3を有しており、これらの巻線m1〜m3の各々にバッテリBからの電力(電力変換回路12で変換された交流電力)が供給されることにより回転駆動する。モータMTが有する巻線m1〜m3は、一端が電力変換回路12に接続されており、他端が切替器13に接続されている。尚、詳細は後述するが、モータMTが有する巻線m1〜m3は、その他端が切替器13によって短絡又は開放可能されることにより結線状態が切り替えられる。
コンデンサ11は、バッテリBの正電極と負電極との間に接続されており、バッテリBの充電時に外部電源PSから供給されて電力変換回路12で整流された電力を平滑化して直流電力にするために設けられる。電力変換回路12は、制御回路15の制御の下で、バッテリBから供給される直流電力をモータMTの駆動に用いられる交流電力(三相交流電力)に変換する直流交流変換(第1変換)、又は外部電源PSから供給される交流電力(三相交流交流電力)をバッテリBの充電に用いられる直流電力に変換する交流直流変換(第2変換)を行う。
この電力変換回路12は、トランジスタ21a〜21fとダイオード22a〜22fとを備えている。トランジスタ21a〜21fは、バイポーラトランジスタであり、制御回路15によってオン状態及びオフ状態が制御される。尚、トランジスタ21a〜21fとしてFETトランジスタ(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)を用いることも可能である。
トランジスタ21a,21c,21eは、コレクタ電極がコンデンサ11の一方の電極に接続されており、エミッタ電極がトランジスタ21b,21d,21fのコレクタ電極にそれぞれ接続されている。また、トランジスタ21b,21d,21fは、エミッタ電極がコンデンサ11の他方の電極に接続されている。これらトランジスタ21a〜21fのベース電極は制御回路15に接続されている。また、ダイオード22a〜22fは、トランジスタ21a〜21fのコレクタ・エミッタ間にそれぞれ接続されている。
トランジスタ21a〜21fの各々を、予め設定された規則に従ってスイッチング動作(例えば、PWMスイッチング動作)させることにより、バッテリBからの直流電力が交流電力に変換されてモータMTに出力される。尚、このような直流交流変換は、外部電源PSのプラグが不図示の充電用の差し込み口に介挿されておらず、外部電源PSの接続が行われていない場合に制御回路15の制御の下で行われる。
これに対し、トランジスタ21a〜21fが全てオフ状態である場合に、モータMTを介して交流電力(外部電源PSからの交流電力)が供給されると、その交流電力がダイオード22a〜22fによって整流されてコンデンサ11で平滑化されることにより直流電力に変換されてバッテリBに出力される。ここで、電力変換回路12で交流直流変換が行われる場合にも、電力の変換量が制御されるときには、トランジスタ21a〜21fのスイッチング動作が行われる。尚、このような交流直流変換は、外部電源PSの接続が行われている場合に制御回路15の制御の下で行われる。
切替器13は、モータMTが有する巻線m1〜m3の他端が接続されており、外部電源PSの接続が行われたか否かに応じて制御回路15の制御の下で巻線m1〜m3の結線状態を切り替える。具体的に、外部電源PSの接続が行われていない場合には、切替器13は、モータMTが有する巻線m1〜m3の他端を短絡して巻線m1〜m3をY結線にする。尚、短絡された巻線m1〜m3の他端は中性点になる。
これに対し、外部電源PSの接続が行われた場合には、切替器13は、モータMTが有する巻線m1〜m3の他端を開放して巻線m1〜m3の結線状態を切り替え、モータMTの巻線m1〜m3を介して外部電源PSを電力変換回路12に接続させる。つまり、例えば外部電源PSのU相は巻線m1を介して電力変換回路12に接続され、V相は巻線m2を介して電力変換回路12に接続され、W相は巻線m3を介して電力変換回路12に接続される。このような接続がなされた巻線m1〜m3は、差し込み口に外部電源PSのプラグが挿入されるときに流れる突入電流を防止するためのリアクトルとして機能する。
尚、本実施形態では、切替器13の切り替えが制御回路15によって制御される例について説明するが、その切り替え制御は必ずしも制御回路15が行う必要はない。例えば、不図示の充電用の差し込み口にプラグが介挿されたか否かを検出するスイッチを設け、このスイッチがオン状態になったときに、切替器13の切り替えが機械的又は電気的に自動的に行われるようにしても良い。
位相検出回路14は、不図示の充電用の差し込み口にプラグが介挿された場合に、外部電源PSから供給される交流電力の各相の位相を検出する回路である。尚、位相検出回路14による位相の検出は、プラグが不図示の充電用の差し込み口に介挿されている場合に行われ、プラグが介挿されていない場合には行われない。このため、位相検出回路14の検出結果は、上記の不図示の充電用の差し込み口にプラグが介挿されたか否かを判断するためにも用いられる。
制御回路15は、位相検出回路14の検出結果を参照しつつ、バッテリBの充放電電流が予め指示された電流になるように電力変換回路12を制御する。尚、図1では図示を諸略しているが、バッテリ制御装置1にはバッテリBの出力電圧を検出する電圧センサと、バッテリBに流れる電流を検出する電流センサとが設けられており、制御回路15は、これらのセンサの検出結果も参照しつつ電力変換回路12の制御を行う。また、制御回路15は、位相検出回路14の検出結果に応じて切替器13の切り替え制御も行う。
次に、上記構成におけるバッテリ制御装置1の動作について説明する。バッテリ制御装置1の動作は、バッテリBの電力を用いてモータMTを駆動する場合の駆動動作と、外部電源PSを用いてバッテリBを充電する場合の充電動作とに大別される。以下、各々の動作について順に説明する。
[駆動動作]
バッテリBの電力を用いてモータMTの駆動が行われる場合には、プラグイン・ハイブリッド車に設けられた不図示の充電用の差し込み口に対するプラグ(外部電源PSのプラグ)の介挿は行われない。このため、位相検出回路14で位相検出が行われないことから、制御回路15は、切替器13を制御してモータMTに設けられた巻線m1〜m3の他端を短絡させる。これにより、モータMTに設けられた巻線m1〜m3はY結線にされる。
切替器13に対する制御が終了すると、制御回路15は電力変換回路12に設けられたトランジスタ21a〜21fの各々のスイッチング動作を開始させる。トランジスタ21a〜21fのスイッチング動作が開始されると、バッテリBからの直流電力が交流電力に変換される。この交流電力は切替器13を介してモータMTが有する巻線m1〜m3の各々に供給され、これによりモータMTが駆動される。
ここで、制御回路15の制御によって、トランジスタ21a〜21fのスイッチング周期の長さと、トランジスタ21a〜21fがオン状態である時間との比であるデューティ比が大きくなると、モータMTに供給される平均的な電力量が増大し、これによりモータMTの回転数が高くなる。これに対し、制御回路15の制御によってデューティ比が小さくなると、モータMTに供給される平均的な電力量が減少し、これによりモータMTの回転数は低くなる。このようにして、モータMの駆動制御が行われる。
[充電動作]
外部電源PSからの電力を用いてバッテリBの充電を行う場合には、まずユーザが外部電源PSのプラグをプラグイン・ハイブリッド車に設けられた不図示の充電用の差し込み口に介挿する。すると、外部電源PSからの交流電力がプラグを介してバッテリ制御装置1に供給され、位相検出回路14で交流電力の位相検出が行われる。
位相検出回路14の検出結果が制御回路15に出力されると、制御回路15は切替器13を制御してモータMTに設けられた巻線m1〜m3の他端を開放させて巻線m1〜m3の結線状態を切り替え、巻線m1〜m3を介して外部電源PSを電力変換回路12に接続させる。かかる制御により、リアクトルとして機能する巻線m1〜m3が、外部電源PSと電力電力変換回路12との間に介在することになり突入電流が防止される。
以上の制御が終了すると、制御回路15は、位相検出回路14の検出結果等を参照しつつ、電力変換回路12に設けられたトランジスタ21a〜21fの各々のスイッチング動作を開始させる。尚、バッテリBの仕様や充電状態によってはトランジスタ21a〜21fをオフ状態に維持することもある。
ここで、説明を簡単にするために、トランジスタ21a〜21fの全てがオフ状態に維持されているとすると、電力変換回路12に設けられたダイオード22a〜22fによって三相全波整流回路が構成される。外部電源PSから供給される交流電力は、モータMTの巻線m1〜m3を介して電力変換回路12に入力し、三相全波整流回路を構成するダイオード22a〜22fによって整流され、コンデンサ11で平滑されることにより直流電力に変換される。このようにして変換された直流電力は、バッテリBに供給されてバッテリBが充電される。
ここで、あるデューティ比でトランジスタ21a〜21fの各々のスイッチング動作が行われている場合について考える。かかる場合に、例えばトランジスタ21a〜21fの各々のスイッチング動作のデューティー比を適宜変更することにより、電力変換回路12で交流電力から直流電力に変換される電力の量を増大或いは減少させて、バッテリBの充電に用いられる電力量を可変することができる。このようにして、バッテリBの充電制御が行われる。
以上の通り、本実施形態では、外部電源PSの接続が行われた場合に、モータMTが有する巻線m1〜m3の結線状態を切替器13により切り替え、モータM3の巻線m1〜m3を介して外部電源PSを電力変換回路12接続させるようにしている。このため、本実施形態では、外部電源PSの接続が行われた場合に、モータMTが有する巻線m1〜m3を、突入電流を防止するためのリアクトルとして用いることができ、バッテリ制御装置1を小型・軽量にすることができる。
また、本実施形態では、バッテリBから供給される直流電力をモータMTの駆動に用いられる交流電力に変換する直流交流変換と、外部電源PSから供給される交流電力をバッテリBの充電に用いられる直流電力に変換する交流直流変換とが可能な電力変換回路12を備えている。このため、本実施形態では、電力変換回路12をモータMTの駆動制御を行う場合とバッテリBの充電制御を行う場合とで共用することができるため、バッテリ制御装置1を小型・軽量にすることができる。また、以上の小型・軽量のバッテリ制御装置1をプラグイン・ハイブリッド車に設けることで、プラグイン・ハイブリッド車の燃費を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
図2は、本発明の第2実施形態によるバッテリ制御装置の要部構成を示す回路図である。尚、図2においては、図1に示した構成と同じ構成については、同一の符号を付してある。図2に示す通り、本実施形態のバッテリ制御装置2は、図1に示したバッテリ制御装置1にDC/DCコンバータ30を追加し、制御回路15を制御回路40に代えた構成である。電力変換回路12は、外部電源PSからの電力を用いたバッテリBの充電を行う場合に昇圧動作しかできない。バッテリBの仕様によってはバッテリBに印加する電圧を低減する必要があることから、本実施形態ではDC/DCコンバータ30及び制御回路40を設け、このような仕様のバッテリBに対応したものである。
DC/DCコンバータ30は、バッテリBとコンデンサ11との間に設けられており、制御回路40の制御の下で、バッテリBから供給される直流電力、或いはコンデンサ11で平滑化された直流電力の電力変換を行う。このDC/DCコンバータ30は、コンデンサ31、チョークコイル32、トランジスタ33a,33b、及びダイオード34a,34bを備えている。コンデンサ31は、バッテリBの正電極と負電極との間に接続されている。チョークコイル32は、一端がコンデンサ31の一方の電極に接続されており、他端がトランジスタ33aのエミッタ電極とトランジスタ33bのコレクタ電極との接続点に接続されている。
トランジスタ33a,33bは、バイポーラトランジスタであり、制御回路40によってオン状態及びオフ状態が制御される。尚、トランジスタ33a,33bとしてFETトランジスタを用いることも可能である。トランジスタ33aは、コレクタ電極がコンデンサ11の一方の電極に接続されており、エミッタ電極がトランジスタ33bのコレクタ電極に接続されている。また、トランジスタ33bは、エミッタ電極がコンデンサ11の他方の電極に接続されている。これらトランジスタ33a,33bのベース電極は制御回路40に接続されている。また、ダイオード34a,34bは、トランジスタ33a〜33bのコレクタ・エミッタ間にそれぞれ接続されている。
トランジスタ33aをオフ状態にし、トランジスタ33bをスイッチング動作(例えば、PWMスイッチング動作)させることにより、DC/DCコンバータ30は、非絶縁型昇圧チョークコンバータとして動作する。このため、バッテリBの出力電圧を昇圧することができる。尚、かかる動作は、外部電源PSの接続が行われていないときに制御回路40の制御の下で行われる。
これに対し、トランジスタ33bをオフ状態にし、トランジスタ33aをスイッチング動作(例えば、PWMスイッチング動作)させることにより、DC/DCコンバータ30は、非絶縁型降圧チョークコンバータとして動作する。このため、コンデンサ11に現れる電圧をバッテリBに適した電圧に降圧することができる。尚、かかる動作は、外部電源PSの接続が行われているときに制御回路40の制御の下で行われる。
制御回路40は、図1に示す制御回路15と同様に、位相検出回路14の検出結果等参照しつつ電力変換回路12の制御を行うとともに、位相検出回路14の検出結果に応じた切替器13の切り替え制御を行う。これらの制御に加えて、制御回路40は、DC/DCコンバータ30に設けられたトランジスタ33a,33bの各々をスイッチング動作(PWMスイッチング動作)させる。
具体的には、外部電源PSの接続が行われていない場合には、例えばトランジスタ33aをオフ状態にし、トランジスタ33bをスイッチング動作させる制御を行う。これに対し、外部電源PSの接続が行われている場合には、例えばトランジスタ33bをオフ状態にし、トランジスタ33aをスイッチング動作させる制御を行う。尚、トランジスタ33a,33bをPWMスイッチング動作させる場合のデューティ比は、電圧を昇圧させ又は降圧させる度合いに応じて制御される。
以上の構成におけるバッテリ制御装置2の動作は、モータMTの駆動制御時にバッテリBの出力電圧がDC/DCコンバータ30で昇圧され、バッテリBの充電制御時にコンデンサ11に現れる電圧が降圧される点を除いて、基本的には第1実施形態のバッテリ制御装置1の動作と同様である。このため、ここでは、バッテリ制御装置2の動作の詳細については省略する。
本実施形態においても、外部電源PSの接続が行われた場合に、モータMTが有する巻線m1〜m3の結線状態を切替器13により切り替え、モータM3の巻線m1〜m3を介して外部電源PSを電力変換回路12接続させるようにしている。このため、本実施形態では、外部電源PSの接続が行われた場合に、モータMTが有する巻線m1〜m3を、突入電流を防止するためのリアクトルとして用いることができ、バッテリ制御装置1を小型・軽量にすることができる。
また、本実施形態においても、バッテリBから供給される直流電力をモータMTの駆動に用いられる交流電力に変換する直流交流変換と、外部電源PSから供給される交流電力をバッテリBの充電に用いられる直流電力に変換する交流直流変換とが可能な電力変換回路12を備えている。このため、電力変換回路12をモータMTの駆動制御を行う場合とバッテリBの充電制御を行う場合とで共用することができるため、バッテリ制御装置1を小型・軽量にすることができる。また、以上の小型・軽量のバッテリ制御装置2をプラグイン・ハイブリッド車に設けることで、プラグイン・ハイブリッド車の燃費を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態によるバッテリ制御装置及び車両について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、車両がプラグイン・ハイブリッド車である場合を例に挙げて説明した。しかしながら、本発明は、外部電源から供給される電力により充電が可能なバッテリと、このバッテリから供給される電力によって動力を発生する動力発生源としてのモータを備える車両一般に適用することができる。例えば、上記のプラグイン・ハイブリッド車以外に、電気自動車、電動式の重機等の車両にも本発明を適用可能である
1,2 バッテリ制御装置
12 電力変換回路
13 切替器
14 位相検出回路
15 制御回路
B バッテリ
m1〜m3 巻線
MT モータ
PS 外部電源

Claims (6)

  1. 外部電源から供給される電力により充電が可能なバッテリの充放電を制御するバッテリ制御装置であって、
    前記バッテリから供給される直流電力をモータの駆動に用いられる交流電力に変換する第1変換と、前記外部電源から供給される交流電力を前記バッテリの充電に用いられる直流電力に変換する第2変換とが可能な電力変換部と、
    前記外部電源の接続が行われた場合に、前記モータが有する巻線の結線状態を切り替え、前記モータの巻線を介して前記外部電源を前記電力変換部に接続させる切替部と
    を備えることを特徴とするバッテリ制御装置。
  2. 前記モータは、各々の一端が前記電力変換部に接続された三相の巻線を有しており、
    前記切替部は、前記三相の巻線の他端を短絡又は開放することにより、前記モータが有する巻線の結線状態を切り替えることを特徴とする請求項1記載のバッテリ制御装置。
  3. 前記切替部は、前記外部電源の接続が行われていない場合には、前記三相の巻線の他端を短絡して前記巻線をY結線にし、
    前記外部電源の接続が行われた場合には、前記三相の巻線の他端を開放するとともに、開放された三相の巻線の他端を前記外部電源の各相に接続する
    ことを特徴とする請求項2記載のバッテリ制御装置。
  4. 前記外部電源の接続が行われているか否かを検出する検出部を備えており、
    前記切替部は、前記検出部の検出結果に基づいて前記モータが有する巻線の結線状態を切り替える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のバッテリ制御装置。
  5. 前記検出部の検出結果に応じて、前記切替部による前記巻線の結線状態の切り替えを制御するとともに、前記電力変換部に前記第1,第2変換のうちの何れの変換を行わせるかを制御する制御部を備えることを特徴とする請求項4記載のバッテリ制御装置。
  6. 動力発生源としてのモータと、外部電源から供給される電力により充電が可能であって前記モータに電力を供給するバッテリとを備える車両であって、
    前記バッテリの充放電を制御する請求項1から請求項5の何れか一項に記載のバッテリ制御装置を備えることを特徴とする車両。
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