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JP2012213883A - 熱転写シート - Google Patents

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JP2012213883A JP2011079678A JP2011079678A JP2012213883A JP 2012213883 A JP2012213883 A JP 2012213883A JP 2011079678 A JP2011079678 A JP 2011079678A JP 2011079678 A JP2011079678 A JP 2011079678A JP 2012213883 A JP2012213883 A JP 2012213883A
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Abstract

【課題】低階調領域から高階調領域に至るあらゆる階調領域の印画時において、印画時にスティッキングや、印画シワ、印画キズが生ずることを防止することができる熱転写シートを提供すること。
【解決手段】基材の一方の面に染料層が設けられ、基材の他方の面に耐熱滑性層が設けられてなる熱転写シートにおいて、耐熱滑性層が、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物と、エトキシ化アルコール、ステアリルリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛からなる群から選択される1種、又は2種以上と、を含有しており、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物の含有量が、耐熱滑性層の固形分総量の3質量%以上35質量%以下である。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱転写シートに関し、詳しくは、サーマルヘッドに対する摩擦係数が低く、且つ低階調領域から高階調領域におけるあらゆる階調領域の印画時において摩擦係数を安定に保つことができる耐熱滑性層を備える熱転写シートに関する。
プリンタで用いられる一般的な熱転写シートとして、基材の一方の面に設けられた染料層と、基材の他方の面に設けられた耐熱滑性層とを備えた熱転写シートが知られている。この熱転写シートによれば、熱転写受像シートと熱転写シートの染料層とが対向するように重ねた後に、耐熱滑性層とサーマルヘッドとを接触させ、該サーマルヘッドに画像情報に応じたエネルギーを印加しながら耐熱滑性層上を擦るように移動させることで熱転写受像シート上に画像を形成することができる。
ところで、この画像形成時において耐熱滑性層の滑性が悪い場合には、耐熱滑性層のサーマルヘッドに対する摩擦係数は高くなり、耐熱滑性層がサーマルヘッド部材に溶融付着することによるスティッキングや、印画シワ、印画キズが発生することとなる。特に、印画時にサーマルヘッドにかかる熱は画像情報に基づいて異なることから、換言すれば、印画濃度によって強い熱になったり弱い熱になったりすることから、耐熱滑性層にかかる熱の温度が低いときだけ滑性のよい耐熱滑性層や、耐熱滑性層にかかる熱の温度が高いときだけ滑性のよい耐熱滑性層を用いた場合にはスティッキングや印画シワ、印画キズの発生を防止することができない。したがって、熱転写シートを構成する耐熱滑性層には、耐熱滑性層にかかる熱が低温から高温に至るあらゆる温度において安定した滑性が要求されている。すなわち、サーマルヘッドに対する摩擦係数が低く、且つ低階調領域から高階調領域におけるあらゆる階調領域の印画においてこの摩擦係数の差が少ない耐熱滑性層が要求されている。
このような状況下、耐熱滑性層に滑性を付与するために耐熱滑性層に滑性成分を含有してなる熱転写シートが提案されている。例えば、特許文献1には、熱転写シートの耐熱滑性層に滑性成分として有機金属化合物、リン系化合物、硫黄系化合物、ハロゲン系化合物およびこれらの混合物、更に金属石鹸等を含有させた熱転写シートが開示されている。
特開2004−90594号公報
しかしながら、現在各種の提案がされている耐熱滑性層では、特定の階調領域の印画時においては摩擦係数を低くすることができるものの、あらゆる階調領域の印画時においてサーマルヘッドに対する摩擦係数を低くすることができる耐熱滑性層は存在していない。つまり、各階調領域における摩擦係数の差が小さい耐熱滑性層は存在していない。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、サーマルヘッドに対する摩擦係数が低く、且つ低階調領域から高階調領域におけるあらゆる階調領域の印画時において摩擦係数の差が少ない耐熱滑性層を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の熱転写シートは、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物と、エトキシ化アルコール、ステアリルリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛からなる群から選択される1種、又は2種以上と、を含有しており、前記αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物の含有量が、耐熱滑性層の固形分総量の3質量%以上35質量%以下であることを特徴とする。
また、前記耐熱滑性層に、シリコーン変性樹脂、及びシリコーンオイルの何れか一方又は双方が含有されていてもよい。
本発明の熱転写シートによれば、低階調領域から高階調領域に至るあらゆる階調領域の印画時において、印画時にスティッキングや、印画シワ、印画キズが生ずることを防止することができる。
本発明の熱転写シートの概略断面図である。 本発明の熱転写シートの概略断面図である。
以下、本発明の熱転写シートについて図面を参照しながら具体的に説明する。なお、図1は、本発明の熱転写シートの概略断面図である。
図1に示すように、本発明の熱転写シートは、基材1と基材1の一方の面に設けられる染料層2と、基材1の他方の面に設けられる耐熱滑性層3とから構成されている。
(基材)
基材1は、本発明の熱転写シート10における必須の構成である。基材1の材料については特に限定されないが、サーマルヘッド等の加熱デバイスにより加えられる熱に耐え、取り扱い上支障のない機械的特性を有することが望ましい。このような基材として、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等の各種プラスチックフィルムまたはシートを挙げることができる。
(耐熱滑性層)
基材1の他方の面には耐熱滑性層3が形成されている。耐熱滑性層3は、本発明の熱転写シート1における必須の構成であり、バインダー樹脂と、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物と、エトキシ化アルコール、ステアリルリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛からなる群から選択される1種、又は2種以上と、から構成される。さらに、本発明においては、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物が、耐熱滑性層3の固形分総量の3質量%以上35質量%以下の範囲内で含有されている。
<αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物>
αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物とは、[αオレフィンと無水マレイン酸との共重合体]と[無水マレイン酸モノエステル]との共重合物であり、市販品として、例えば、ベーカー・ペトロライト社製セラマーシリーズ等で入手することができる。
本発明では、耐熱滑性層3にαオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物と、エトキシ化アルコール、ステアリルリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛からなる群から選択される1種、又は2種以上とを耐熱滑性層に含有せしめ、且つαオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物の含有量を、耐熱滑性層3の固形分総量の3質量%以上35質量%以下とすることで、サーマルヘッドに対する摩擦係数を低減させ、且つこの摩擦係数を一定に保持している。具体的には、耐熱滑性層3のサーマルヘッドに対する摩擦係数を下げ、この摩擦係数を全ての階調領域で安定に保たせている。したがって、この耐熱滑性層3を備える本発明の熱転写シート10によれば、どのような階調領域の印画をおこなっても、印画時にスティッキングが生ずることや、印画面に印画シワや印画キズが発生することを効果的に防止することができる。
なお、耐熱滑性層3に、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物と、エトキシ化アルコール、ステアリルリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛からなる群から選択される1種、又は2種以上とが、含有されている場合であっても、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物の含有量が、耐熱滑性層3の固形分総量の3質量%未満である場合には、耐熱滑性層3に十分な滑性を付与することができない。そうすると、低階調領域から高階調領域に至るあらゆる階調領域における摩擦係数を安定化させることができず、印画キズが生ずることとなる。また、35質量%を超える場合には、耐熱滑性層の塗膜強度が不足することとなる。そうすると低階調領域から高階調領域に至るあらゆる階調領域における摩擦係数を安定化させることができず、この場合にも印画キズが生ずることとなる。
すなわち、本発明は、耐熱滑性層3に、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物と、エトキシ化アルコール、ステアリルリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛からなる群から選択される1種、又は2種以上とを含有せしめるとともに、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物の含有量を調整することによって、耐熱滑性層3のサーマルヘッドに対する摩擦係数を下げるとともに、この摩擦係数をあらゆる階調領域の印画時でも安定に保たせている。
αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物の融点について特に限定はないが、融点が60℃未満の場合には、ブロッキングが生ずる虞がある。一方で、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物は融点付近から特に優れた滑性を発揮することから、融点が120℃より高い場合には、低階調領域の印画時における摩擦係数の低下効果が低減することとなる。したがって、この点を考慮すると、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物の融点は60℃以上120℃以下であることが好ましい。
<バインダー樹脂>
耐熱滑性層3に含有されるバインダー樹脂について特に限定はなく従来公知の樹脂等を用いることができる。中でも、比較的高いガラス転移温度(Tg)を有する高分子を好ましく用いることができる。例えば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース、硝化綿などのセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリメタクリル酸エチルエステル、ポリアクリルアミド、アクリロニトリル−スチレン共重合体などのビニル系樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン変性またはフッ素性ウレタン、アクリル樹脂などが挙げられる。これらの中で、セルロース系、アセタール系、ブチラール系、アクリル樹脂系、アクリロニトリル−スチレン共重合体系、ポリエステル系、ポリウレタン樹脂系などが好適である。
また、上記バインダー樹脂にバインダー樹脂を硬化させるための硬化剤を含有させることとしてもよい。バインダー樹脂に硬化剤を含有させることで耐熱滑性層3の耐熱性を向上させることができ、高階調領域の印画時における耐熱滑性層3の滑性をさらに向上させることができる。また、耐熱滑性層3の強度を向上させることで、カス由来のおびきを防止することができる。このような硬化剤としては、例えば上記バインダー樹脂の中でも水酸基等の反応性基を有しているバインダー樹脂(例えば、アセタール系等の活性水素含有樹脂)を使用する場合には、硬化剤としてポリイソシアネート等を好適に用いることができる。
耐熱滑性層3は、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物に加え、エトキシ化アルコール、ステアリルリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛からなる群から選択される1種、又は2種以上とを、含有する。本発明では、上記のαオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物とともに、これらの群から選択される1種以上を耐熱滑性層に含有せしめることで、その相乗効果により、耐熱滑性層3のサーマルヘッドに対する摩擦係数を下げ、この摩擦係数をあらゆる階調領域においても安定に保たせている。
耐熱滑性層3には、エトキシ化アルコール、ステアリルリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛のいずれか1種が含有されていればよいが、更なる摩擦係数の安定性が要求される分野においては、2種以上、好ましくは全てが含有されていることが好ましい。また、これら1種の含有量、又は2種以上の場合にあっては2種以上の合計含有量は、耐熱滑性層3の固形分総量の15質量%以上45質量%以下の範囲内であることが好ましい。この範囲内とすることで、摩擦係数の安定効果を更に向上させることができる。
<エトキシ化アルコール>
エトキシ化アルコールとしては、例えば、下記一般式(A)で示される化合物を挙げることができる。
R−O−(Cm2mO)n−H・・・(一般式A)
(式中、Rは、炭素数10から100のアルキル基であり、好ましくは20から50のアルキル基である。nは2から100であり、好ましくは10から50、特に好ましくは10から20である。mは2〜3であり、好ましくは2である。上記アルキル基は、直鎖であっても分岐鎖であってもよいが、直鎖状アルキル基が好ましい。)
<ステアリルリン酸亜鉛>
ステアリルリン酸亜鉛は、従来公知のものを適宜選択して用いることができるが、中でも融点が170〜250℃のものを好ましく用いることができる。また、ステアリルリンサン亜鉛は市販品をそのまま用いることができ、例えば、堺化学工業(株)製のLBT1830精製(融点230℃)等を好ましく使用することができる。
<ステアリン酸亜鉛>
ステアリン酸亜鉛は、従来公知のものを適宜選択して用いることができるが、中でも融点が100〜140℃のものを好ましく用いることができる。また、ステアリン酸亜鉛は市販品をそのまま用いることができ、例えば、堺化学工業(株)製のSZシリーズ等を好ましく使用することができる。
また、耐熱滑性層3には、更にシリコーンオイルが含有されていることが好ましい。シリコーンオイルを含有させることで、上記αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物との相乗効果によって、印画キズの発生を更に低減させることができる。
シリコーンオイルの含有量としては、耐熱滑性層3の固形分総量の0.1〜2.0質量%であることが好ましい。なお、上記シリコーンオイルとしては、従来公知の何れのものを使用してもよい。
また、耐熱滑性層3には、シリコーン変性樹脂が含有されていることが好ましい。シリコーン変性樹脂を含有させることで、低階調領域から高階調領域に至るあらゆる階調領域における印画において、サーマルヘッドに対する摩擦係数の差を更に低く維持することができる。
シリコーン変性樹脂は、その分子の一部にポリシロキサン基を有する樹脂を意味する。シリコーン変性樹脂は、従来公知の方法、例えば、ポリシロキサン基含有ビニルモノマーと別の種類のビニルモノマーとの共重合、熱可塑性樹脂と反応性シリコーンとの反応等により調製することができる。
上記シリコーン変性樹脂としては、熱可塑性樹脂とポリシロキサン基含有ビニルモノマーをブロック共重合させる方法、熱可塑性樹脂とポリシロキサン基含有ビニルモノマーをグラフト共重合させる方法、又は、熱可塑性樹脂に反応性シリコーンを反応させる方法により調製したものが挙げられる。シリコーン変性樹脂を構成する熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂等を挙げることができ、なかでも、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等が好ましく、摩擦力安定性を得る点で、ウレタン樹脂が好ましい。
反応性シリコーンとは、主鎖にポリシロキサン構造を有し、片末端又は両末端に熱可塑性樹脂の官能基と反応する反応性官能基を有する化合物である。上記反応性官能基としては、アミノ基、水酸基、エポキシ基、ビニル基、カルボキシル基等が挙げられる。また、シリコーン変性樹脂は、耐熱滑性層の固形分総量に対し、5〜25質量%の範囲内で含有されていることが好ましい。
また耐熱滑性層3には、サーマルヘッドへのクリーニング性や、染料裏移り性防止性能を向上させるために、無機または有機のフィラーを添加することができる。無機フィラーとしては、例えば、タルク、カオリン等の粘土鉱物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の炭酸塩、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の水酸化物、硫酸カルシウム等の硫酸塩、シリカ等の酸化物、グラファイト、硝石、窒化ホウ素等の無機フィラーが挙げられる。有機フィラーとしては、アクリル樹脂、テフロン(登録商標)樹脂、シリコーン樹脂、ラウロイル樹脂、フェノール樹脂、アセタール樹脂、ポリスチレン樹脂、ナイロン樹脂等からなる有機樹脂フィラー、またはこれらを架橋剤と反応させた架橋樹脂フィラー等が挙げられる。また、これら無機フィラー、有機フィラーを表面処理したものも使用可能である。
上記の無機または有機フィラーは、いずれも粒径として、平均粒径で0.5〜5.0μm程度が好ましく用いられる。また上記の無機または有機のフィラーは、耐熱滑性層の固形分総量に対し、3〜10質量%で含有されていることが好ましい。
耐熱滑性層3の形成方法についても特に限定はなく、上記で説明した樹脂と、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物と、エトキシ化アルコール、ステアリルリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛のいずれかと、必要に応じて、硬化剤、他の成分等を適当な溶剤に溶解又は分散させて、耐熱滑性層形成用塗工液を調製し、これを、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段により塗工し、乾燥して形成することができる。
耐熱滑性層の厚さについても特に限定はないが、耐熱滑性層の厚さが薄くなるにつれ、耐熱性が低下する傾向となり、一方で、耐熱滑性層が厚くなるにつれサーマルヘッドから染料層への熱伝達の悪化による発色濃度の低下が懸念される。したがって、このような点を考慮すると、耐熱滑性層の厚さは0.1μm〜1.5μm程度であることが好ましい。
(背面プライマー層)
また、基材1と耐熱滑性層3との密着性を向上させるために、背面プライマー層4を形成してもよい。なお、背面プライマー層4は任意の層である。背面プライマー層4は、一般に、熱可塑性樹脂からなるものであり、上記熱可塑性樹脂としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等、接着性を示す従来公知のものを適宜選択して使用可能である。
(染料層)
基材1の一方の面には染料層2が形成されている。染料層2としては、昇華型熱転写シートの場合には昇華性の染料を含む層を形成し、熱溶融型の熱転写シートの場合には顔料で着色したワックスインキ層を形成する。これら染料層3の材料としては、従来公知のものが目的に応じて適宜使用することができ、特に限定されるものではない。
染料としては、例えばジアリールメタン系、トリアリールメタン系、チアゾール系、メロシアニン、ピラゾロンメチン等のメチン系、インドアニリン、アセトフェノンアゾメチン、ピラゾロアゾメチン、イミダゾルアゾメチン、イミダゾアゾメチン、ピリドンアゾメチンに代表されるアゾメチン系、キサンテン系、オキサジン系、ジシアノスチレン、トリシアノスチレンに代表されるシアノメチレン系、チアジン系、アジン系、アクリジン系、ベンゼンアゾ系、ピリドンアゾ、チオフェンアゾ、イソチアゾールアゾ、ピロールアゾ、ピラールアゾ、イミダゾールアゾ、チアジアゾールアゾ、トリアゾールアゾ、ジズアゾ等のアゾ系、スピロピラン系、インドリノスピロピラン系、フルオラン系、ローダミンラクタム系、ナフトキノン系、アントラキノン系、キノフタロン系等のものが挙げられる。
染料層2のバインダーとしては、従来公知のバインダー樹脂がいずれも使用でき、好ましいものを例示すれば、エチルセルロース樹脂、ヒドロキシエチルセルロース樹脂、エチルヒドロキシセルロース樹脂、ヒドロキシプロピルセルロース樹脂、メチルセルロース樹脂、酢酸セルロース樹脂、酪酸セルロース樹脂等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂やポリビニルブチラール樹脂等のポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリアクリルアミド樹脂等のビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フェノキシ樹脂等が挙げられる。これらの中で、耐熱性、染料の移行性等の観点から、セルロース系樹脂、アセタール系樹脂、ポリエステル系樹脂およびフェノキシ樹脂等が特に好ましい。
染料層2の形成方法についても特に限定はなく、例えば、上記の染料及びバインダー樹脂、更に必要に応じて添加剤、例えば、離型剤や無機微粒子などを加えて、トルエン、メチルエチルケトン、イソプロピルアルコール、エタノール、シクロヘキサノン、DMFなどの適当な有機溶剤に溶解、あるいは有機溶剤や水に分散した塗工液をグラビア印刷、ダイコート印刷、バーコート印刷、スクリーン印刷、又はグラビア版を用いたリバースロールコーティング印刷等の手段により塗布、及び乾燥して形成することができる。
(下引き層)
また、基材1と染料層2との密着性を向上させるために、図示しない下引き層を形成することとしてもよい。下引き層を形成するバインダー樹脂としては、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポリアクリルアミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂やポリビニルアルコール樹脂等のビニル系樹脂、ポリビニルアセトアセタールやポリビニルブチラール等のポリビニルアセタール系樹脂、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース等のセルロース樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂等が挙げられる。これらの中でも、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂は、基材、染料層との接着性が良好であり好ましい。
ポリビニルピロリドン樹脂としては、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニル−4−ピロリドン等のビニルピロリドンの単独重合体(ホモポリマー)、またはこれらの共重合体が挙げられる。本発明で使用するポリビニルピロリドン樹脂は、フィッケンチャーの公式におけるK値で、60以上のものを使用することが好ましく、特にK−60〜K−120のグレードが使用でき、数平均分子量では、30,000〜280,000程度のものである。上記K値が60未満のポリビニルピロリドン樹脂を用いると、印画における転写感度の向上の効果が薄くなる。
また、下引き層で使用するポリビニルアルコール樹脂としては、ケン化度が、50〜100モル%、重合度が200〜3500の範囲のものが良好である。ケン化度や、重合度が低すぎると、基材や、染料層との接着性が低下しやすく、また、それらが高すぎると粘度が高くなり過ぎて、塗工適性が低下する。
下引き層におけるバインダー樹脂のガラス転移温度Tgは60℃以上であることが好ましく、下引き層への、サーマルヘッドからの熱ダメージによる、染料層と被転写材との熱融着や、異常転写や、また熱転写記録時における熱転写シートのシワ発生による被転写材の印画ムラ等の発生を、より防止することが可能となる。
また、上記で説明したバインダー樹脂と、コロイド状無機顔料超微粒子からなる下引き層が更に好ましい。コロイド状無機顔料超微粒子として、従来公知の化合物が使用できる。例えば、シリカ(コロイダルシリカ)、アルミナ或はアルミナ水和物(アルミナゾル、コロイダルアルミナ、カチオン性アルミニウム酸化物又はその水和物、擬ベーマイト等)、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン等が挙げられる。特に、コロイダルシリカ、またはアルミナゾルが好ましく用いられる。下引き層には、これらのコロイド状無機顔料超微粒子を、同一種類の条件で使用するだけでなく、コロイダルシリカとアルミナゾルのように、異なる種類のものを混合してもよい。これらのコロイド状無機顔料超微粒子の大きさは、平均粒径で100nm以下、好ましくは50nm以下であり、特に3〜30nmで用いることが好ましく、これにより、下引き層の機能を充分に発揮できる。コロイド状無機顔料超微粒子の形状は、球状、針状、板状、羽毛状や、無定形等、如何なる形状であってもよい。また、水系溶媒にゾル状に分散しやすいように酸性タイプに処理したもの、微粒子電荷をカチオンにしたものや、微粒子を表面処理したもの等使用できる。
上記の下引き層におけるバインダー樹脂とコロイド状無機顔料超微粒子との配合は、質量基準で、コロイド状無機顔料超微粒子/バインダー樹脂=1/4〜1/0.1であることが好ましく、コロイド状無機顔料超微粒子/バインダー樹脂=1/4〜1/0.5であることがより好ましい。下引き層におけるコロイド状無機顔料超微粒子の配合割合が高すぎると、高温、高湿下に熱転写シートを放置、保存後に、印画における熱転写受像シートとの離型性が低下しやすい。また、下引き層におけるバインダー樹脂の配合割合が高すぎると、高温、高湿下に熱転写シートを放置、保存後に、印画における熱転写受像シートとの離型性が低下しやすく、また染料層との接着性が低下してくることがある。
下引き層は、上記に挙げたバインダー樹脂に、必要に応じてコロイド状無機顔料超微粒子や各種添加剤を加えたものを、水、アルコール類の水系溶媒や有機溶剤に溶解または分散させた塗工液を調製し、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の公知の塗工手段を用いて形成することができる。このように形成される下引き層は、乾燥時の塗工量で0.01〜0.3g/m2程度である。
以上本発明の熱転写シートについて説明を行ったが、本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、図1に示す例では、染料層2は1色の単一層で形成されているが、図2に示すように色相の異なる染料を含む複数の染料層(図2に示す場合にあっては2Y、2M、2C)を、同一基材の同一面に面順次に、繰り返し形成することもできる。また、図示しないが、単一又は複数の染料層と、保護層転写シートの分野で従来公知の転写性保護層とを面順次に繰り返し形成することもできる。
次に、実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。以下、特に断りのない限り、部または%は質量基準である。
(実施例1)
基材として厚さ5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、この上に、下記組成の耐熱滑性層用塗工液1を乾燥時1.0g/m2になるように塗布し、耐熱滑性層を形成した。次いで、前記基材の耐熱滑性層を設けた側とは反対の面の一部に下記組成のプライマー層用塗工液をグラビア印刷機により、乾燥塗布量が0.1g/m2になるように塗布、乾燥してプライマー層を形成した。続いて、プライマー層上に、下記組成のイエロー染料層塗工液(Y)、マゼンタ染料層塗工液(M)、およびシアン染料層塗工液(C)を、グラビア印刷機により、各層の乾燥塗布量が0.6g/m2になるように塗布、乾燥してこの順に面順次に繰返して形成し、実施例1の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液1>
・ポリビニルブチラール樹脂 (水酸基価20質量%) 13.1部
(デンカブチラール #3000−4 電気化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 8.65部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 0.75部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
<下引き層用塗工液>
・コロイダルシリカ(粒子径4〜6nm、固形分10%) 30部
(スノーテック OXS、日産化学工業(株)製)
・ポリビニルピロリドン樹脂 3部
(K−90、ISP社製)
・水 50部
・イソプロピルアルコール 17部
<イエロー染料層用塗工液(Y)>
・分散染料(ディスパースイエロー231) 2.5部
・分散染料(下記化学式で示されるイエロー染料A) 2.5部
・ポリビニルアセトアセタール樹脂 4.5部
(ポリビニルアセトアセタール樹脂KS−5、積水化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
Figure 2012213883
<マゼンタ染料層用塗工液(M)>
・分散染料(MSレッドG) 1.5部
・分散染料(マクロレックスレッドバイオレットR) 2.0部
ポリビニルアセトアセタール樹脂 4.5部
(KS−5、積水化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
<シアン染料層用塗工液(C)>
・分散染料(ソルベントブルー63) 2.5部
・分散染料(ディスパースブルー354) 2.5部
ポリビニルアセトアセタール樹脂 4.5部
(KS−5、積水化学工業(株)製) 4.5部
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
(実施例2)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液2に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例2の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液2>
・ポリビニルブチラール樹脂(水酸基価20質量%) 12.79部
(デンカブチラール #3000−4 電気化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 8.46部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 1.25部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(実施例3)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液3に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例3の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液3>
・ポリビニルブチラール樹脂(水酸基価20質量%) 12.04部
(デンカブチラール #3000−4 電気化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 7.96部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 2.5部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(実施例4)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液4に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例4の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液4>
・ポリビニルアセタール樹脂 13.1部
(エスレックKS−1 積水化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 8.65部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 0.75部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(実施例5)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液5に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例5の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液5>
・ポリビニルアセタール樹脂 12.79部
(エスレックKS−1 積水化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 8.46部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 1.25部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(実施例6)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液6に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例6の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液6>
・ポリビニルアセタール樹脂 9.48部
(エスレックKS−1 積水化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 6.27部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 2.5部
・エトキシ化アルコール 1.75部
(ユニトックス750 ベーカー・ペトロライト株式会社製)
・ステアリルリン酸亜鉛 2.5部
(LBT1830精製 堺化学工業(株)製)
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(実施例7)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液7に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例7の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液7>
・ポリビニルアセタール樹脂 12.04部
(エスレックKS−1 積水化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 7.96部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 2.5部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(実施例8)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液8に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例8の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液8>
・ポリビニルアセタール樹脂 9.03部
(エスレックKS−1 積水化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 5.97部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 7.5部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(実施例9)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液9に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例9の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液9>
・ポリビニルブチラール樹脂 12.04部
(エスレックBX−1 積水化学工業(株)製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 7.96部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 2.5部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(実施例10)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液10に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例10の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液10>
・ポリビニルブチラール樹脂 12.04部
(エスレックBM−2 積水化学工業(株)製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 7.96部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 2.5部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(実施例11)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液11に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例11の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液11>
・ポリビニルアセタール樹脂 10.54部
(エスレックKS−1 積水化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 6.96部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 2.5部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・シリコーン変性ウレタン樹脂 2.5部
(ダイアロマーSP2105 大日精化工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(実施例12)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液12に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例12の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液12>
・ポリビニルアセタール樹脂 11.97部
(エスレックKS−1 積水化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 7.91部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 2.5部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・シリコーンオイル 0.13部
(X−22−173DX 信越化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(実施例13)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液13に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例13の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液13>
・ポリビニルアセタール樹脂 10.46部
(エスレックKS−1 積水化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 6.91部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 2.5部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・シリコーン変性ウレタン樹脂 2.5部
(ダイアロマーSP2105 大日精化工業(株)製)
・シリコーンオイル 0.13部
(X−22−173DX 信越化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(比較例1)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液14に変更した以外はすべて実施例1と同様にして比較例1の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液14>
・ポリビニルアセタール樹脂 13.55部
(エスレックKS−1 積水化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 8.95部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(比較例2)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液15に変更した以外はすべて実施例1と同様にして比較例2の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液15>
・ポリビニルアセタール樹脂 13.55部
(エスレックKS−1 積水化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 8.95部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 2.5部
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(比較例3)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液16に変更した以外はすべて実施例1と同様にして比較例3の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液16>
・ポリビニルアセタール樹脂 13.4部
(エスレックKS−1 積水化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 8.85部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 0.25部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
(比較例4)
耐熱滑性層用塗工液1を下記組成の耐熱滑性層用塗工液17に変更した以外はすべて実施例1と同様にして比較例4の熱転写シートを得た。
<耐熱滑性層用塗工液17>
・ポリビニルアセタール樹脂 7.53部
(エスレックKS−1 積水化学工業株式会社製)
・ポリイソシアネート(固形分100質量%、NCO=17.3質量%) 4.97部
(バーノックD750−45、大日本インキ化学工業(株)製)
・αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物
(セラマー67 ベーカー・ペトロライト社製) 10部
・ステアリン酸亜鉛 2.5部
(SZ−PF 堺化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン 62.5部
・トルエン 12.5部
「摩擦力安定性評価」
実施例1〜13、及び比較例1〜4の熱転写シートを、三菱電機社製昇華型プリンタ(CP9000D)用熱転写受像シートと組み合わせ、以下の条件で印画時の摩擦力を測定し、以下の評価基準によって摩擦力安定性の評価を行った。評価結果を表1に示す。なお、印画及び摩擦力の測定には、特開2003−300338号公報に記載されている摩擦力測定機能付熱転写プリンタを使用した。
(印画条件)
・サーマルヘッド;ヘッド抵抗値6549Ω、解像度300dpi(dots per inch)(東芝ホクト電子社製)
・ライン速度;1ms/Line、(用紙搬送方向の解像度は、300lpi(line per inch))
・パルスデューティ;90%
・印加電力;30V
・印圧;40N
・印画画像;幅1600ピクセル×長さ1090ピクセルのサイズで、階調0〜255のグラデーション画像(1ピクセルは、1ドットに相当)
(評価基準)
◎…摩擦力最大値が20N未満かつ最大値と最小値の差が5N未満。
○・・・摩擦力最大値が20N未満かつ最大値と最小値の差が5N以上10N未満。
△・・・摩擦力最大値が20N以上25N未満かつ最大値と最小値の差が10N未満。
×・・・摩擦力最大値が20N以上25N未満かつ最大値と最小値の差が10N以上。
××・・・摩擦力最大値が25N以上。
「印画キズ評価」
実施例1〜13、及び比較例1〜4の熱転写シートを用い、シチズン・システムズ(株)製昇華転写プリンター(CW−01)用の昇華熱転写方式の熱転写受像シートを用いて、黒ベタ(階調値255/255:濃度マックス)の印画パターンで印画し、以下の評価基準で印画後の印画キズ評価を行った。なお、印画は、0℃環境下にて行った。評価結果を表1に併せて示す。
(評価基準)
◎・・・キズが全く存在しない。
○・・・キズの発生はあるが、品質管理上問題がない。
×・・・目視にて浅いキズが確認できるが、深いキズは存在しない。
××・・・目視にて多くの深いキズが確認でき、印画物に支障をきたしている。
「印画後のダメージ評価」
上記黒ベタ印画後の実施例1〜13、及び比較例1〜4の熱転写シートと、シチズン・システムズ(株)製昇華転写プリンター(CW−01)用の昇華熱転写方式の熱転写受像シートを用いて、Ye、Mg、Cyの染料層で熱転写受像シートの階調値255/255(印加エネルギーMax:黒画像)の画像を印画し、印画後の熱転写シートの破断の有無を目視にて調べた。評価基準は以下の通りとした。評価結果を表1に併せて示す。
(評価基準)
○・・・印画後の熱転写シートに破断が全く見られず、伸びも全く見られない。
△・・・印画後の熱転写シートに破断は少し見られるが、伸びはほとんど見られない。
×・・・印画後の熱転写シートに破断がかなり見られ、伸びもかなり見られる。
Figure 2012213883
表1からも明らかなように、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物を、3質量%以上35質量%以下の範囲内で含有するとともに、エトキシ化アルコール、ステアリルリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛のすくなくとも1種を含有する耐熱滑性層を備える実施例の熱転写シートは、摩擦力安定性に優れ、印画キズや、印画後の熱転写シートのダメージが生じていないことが確認された。一方、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物を含有しない比較例1、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物の含有量が、本発明の範囲外である比較例3、4の熱転写シートはいずれも、印画キズが発生しており、耐摩擦力安定性評価、印画後の熱転写シートのダメージ評価ともに、実施例に劣る結果となった。また、αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物を本発明の範囲内で含有するものの、エトキシ化アルコール、ステアリルリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛のいずれも含有しない比較例2の熱転写シートは、印画後の熱転写シートのダメージはないものの、印画キズが発生し、摩擦力安定性に劣る結果となった。
1 基材
2 染料層
3 耐熱滑性層
4 背面プライマー層
10 熱転写シート

Claims (2)

  1. 基材の一方の面に染料層が設けられ、基材の他方の面に耐熱滑性層が設けられてなる熱転写シートであって、
    前記耐熱滑性層が、
    αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物と、
    エトキシ化アルコール、ステアリルリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛からなる群から選択される1種、又は2種以上と、を含有しており、
    前記αオレフィン−無水マレイン酸共重合体−無水マレイン酸モノエステルの共重合物の含有量が、耐熱滑性層の固形分総量の3質量%以上35質量%以下であることを特徴とする熱転写シート。
  2. 前記耐熱滑性層に、シリコーン変性樹脂、及びシリコーンオイルの何れか一方又は双方が含有されていることを特徴とする請求項1に記載の熱転写シート。
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