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JP2012512025A - 温度制御放出用のシリケートシェルマイクロカプセルの懸濁液 - Google Patents

温度制御放出用のシリケートシェルマイクロカプセルの懸濁液 Download PDF

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JP2012512025A
JP2012512025A JP2011542277A JP2011542277A JP2012512025A JP 2012512025 A JP2012512025 A JP 2012512025A JP 2011542277 A JP2011542277 A JP 2011542277A JP 2011542277 A JP2011542277 A JP 2011542277A JP 2012512025 A JP2012512025 A JP 2012512025A
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Abstract

破裂助剤を含有するコアを有するシリケートシェルマイクロカプセルの水性懸濁液をかいじするもので、シリケートシェルマイクロカプセルをI)破裂助剤を含有する油相およびカチオン界面活性剤の水溶液を混合して水中油型エマルジョンを形成し、II)テトラアルコキシシランを含む水反応性シリコン化合物を水中油型エマルジョンに添加し、III)テトラアルコキシシランをエマルジョンの油/水界面で重合して油を含有するコアおよびシリケートシェルを有するマイクロカプセルを形成することにより得る。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2008年12月17日出願の米国特許出願第61/138203号の優先権を主張する。
本発明は、破裂助剤を含有するコアを有するシリケートシェルマイクロカプセルの水性懸濁液に関する。
有機コアを有するシリケートシェルに基づくプセル化技術は知られている。例えば、国際公開第03/066209号は、テトラアルコキシシランの実験施設内(ex-situ)乳化重合によるカプセル化方法を記載する。しかしながら、しばしば製剤製品中の活性成分の送達技術としてのシリケートシェルカプセル材料に関連する2つの問題がある。第1に、シリケートシェルマイクロカプセルは、懸濁液中に保存すると、添加したシェル材料の密度増加によりしばしば沈降する。シリケートシェルマイクロカプセルの懸濁液を含有する製剤製品は、マイクロカプセルの沈殿を回避するために増粘することができる。しかしながら、製剤の増粘はしばしば輸送、塗布、および他の製剤の問題をもたらす。第2に、現在のシリケートシェルマイクロカプセルは温度に基づく放出機構を欠いている。かかる放出機構は、被覆剤または接着剤におけるように特定の用途に必要となる。従って、保存時に沈殿しない活性成分の温度誘発放出用の安定させた送達システムを有するシリケートシェルマイクロカプセル組成物の必要性が残っている。
本発明者らは、特定の破裂助剤をカプセル化する活性成分にカプセル化前に添加すると、前記活性成分を特定の温度範囲内で放出することもできる安定な組成物を調製することができることを見出した。破裂助剤のレベルを基本的に製剤の外部水相の密度と釣り合うように調節することができ、これはまた破裂助剤の蒸気圧に応じて低温で活性成分の迅速な放出をもたらすことが見出された。
本発明は、破裂助剤を含有するコアを有するシリケートシェルマイクロカプセルの水性懸濁液を提供し、この場合前記シリケートシェルマイクロカプセルが
I) 破裂助剤を含有する油相およびカチオン界面活性剤の水溶液を混合して水中油型エマルジョンを形成する工程と、
II) テトラアルコキシシランを含む水反応性シリコン化合物を水中油型エマルジョンに添加する工程と、
III)テトラアルコキシシランをエマルジョンの油/水界面で重合して油を含有するコアおよびシリケートシェルを有するマイクロカプセルを形成する工程とにより得られる。
シリケートシェルマイクロカプセルは
I) 破裂助剤を含有する油相およびカチオン界面活性剤の水溶液を混合して水中油型エマルジョンを形成する工程と、
II) テトラアルコキシシランを含む水反応性シリコン化合物を水中油型エマルジョンに添加する工程と、
III)テトラアルコキシシランをエマルジョンの油/水界面で重合して油を含有するコアおよびシリケートシェルを有するマイクロカプセルを形成する工程とにより調製することができる。
本明細書で用いる「油相」とは、疎水性であるあらゆる化合物、または化合物の混合物を含む。一般に、油相は水中油型エマルジョンを形成する際は液体である。油相は、あらゆる有機物、シリコーンまたはフッ化炭化水素系油を単独でまたは組み合わせて含有することができる。油相はまた、任意の溶媒または希釈剤を含有することができ、これらはエマルジョンの形成中に固体疎水性化合物を可溶化して液体油相を生成する目的で添加することができる。
本明細書で用いる「破裂助剤」とは、カプセル化コア材料の温度制御放出を開始する目的で油相に添加するあらゆる化合物、または化合物の混合物を含む。破裂助剤は、揮発性の疎水性有機またはシロキサン化合物から選択することができる。本発明の破裂助剤は、限定しないが、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナンを含む揮発性線状炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタンのような揮発性環状炭化水素;イソヘキサン、イソヘプタン、イソオクタン、イソデカン、イソドデカンのような揮発性分岐炭化水素;限定しないが、ヘキサメチルジシロキサン、デカメチルテトラシロキサンを含む揮発性線状シロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデシルメチルシクロヘキサシロキサンのような揮発性環状シロキサンとすることができる。あるいは、破裂助剤は当業界で「発泡剤」として知られるものから選択することができる。
マイクロカプセル中に存在する油相に添加した破裂助剤の量は、カプセル化前の油相重量に対する割合として0.1〜50%、あるいは0.2〜20%、またはあるいは0.2〜10%である。
1つの実施形態では、油相は破裂助剤に加えて日焼け防止剤を含有する。この実施形態に用いる日焼け防止剤は、液体日焼け防止剤およびその混合物とすることができる。本発明の同じ実施形態では、固体有機日焼け防止剤をカプセル化前に良好な溶媒に可溶化することができる。本発明の日焼け防止剤は、例えばメトキシケイ皮酸DEA、ジエチルヘキシルブタミドトリアジン、ケイ皮酸ジイソプロピルメチル、1−(3,4−ジメトキシフェニル)−4,4−ジメチル−1,3−ペンタンジオン、ドロメトリゾールトリシロキサン、ベンゾフェノン−3、ベンゾフェノン−4、3−ベンジリデンカンファー、3−ベンジリデンカンファースルホン酸、ビス−エチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、カンファーベンズアルコニウムメトサルフェート、ジイソプロピルケイ皮酸エチル、プロピオン酸2−エチルヘキシルジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジン、エチルヘキシルジメチルPABA、エチルヘキシルサリシレート、エチルヘキシルトリアゾン、エチルPABA、ホモサレート、p−メトキシケイ皮酸イソアミル、アントラニル酸メンチル、4−メチルベンジリデンカンファー、メチレン−ビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、オクトクリレン、PABA、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ポリアクリルアミドメチルベンジリデンカンファー、ポリシリコーン−15、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸カリウム、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸ナトリウム、TEA−サリシレート、テレフタリデンジカンファースルホン酸、2,2−(1,4−フェニレン)ビス−(1H−ベンズイミダゾール)−4,6−ジスルホン酸、2−(4−ジエチルアミノ−2−ヒドロキシ−ベンゾイル)−安息香酸ヘキシルエステルであってもよいが、このUV吸収剤のリストに限定されない。
別の実施形態では、油相は破裂助剤に加えてヒドロシリル化触媒を含有する。ヒドロシリル化触媒は、あらゆる白金族金属含有触媒から選択することができる。白金族とは、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムおよび白金ならびにこれらの錯体を意味する。白金族金属含有触媒は、Willingの米国特許第3,419,593号、およびBrownらの米国特許第5,175,325号に記載されるように調製した白金錯体であり、かかる錯体およびその調製を示すこれら文献を本明細書に参照して援用する。有用な白金族金属含有触媒の他の例は、Lee他の米国特許第3,989,668号;Chang他の米国特許第5,036,117号;Ashbyの米国特許第3,159,601号;Lamoreauxの米国特許第3,220,972号;Chalk他の米国特許第3,296,291号;Modicの米国特許第3,516,946号;Karstedtの米国特許第3,814,730号;およびChandra他の米国特許第3,928,629号に記載されており、かかる有用な白金族金属含有触媒およびその調製方法を示すこれら文献を本明細書に参照して援用する。好適な白金含有触媒は、六水和物形態もしくは無水形態のいずれかの塩化白金酸、および/または塩化白金酸をジビニルテトラメチルジシロキサンのような脂肪族不飽和有機シリコン化合物と反応させることを備えた方法により得られる白金含有触媒、もしくはCODが1,5−シクロオクタジエン、Meがメチルである(COD)Pt(SiMeClのようなアルケン−白金−シリル錯体を含む。
本方法の油相に用い得る活性材料の他の例としては、耐候性を向上させ、退色に抵抗するための被覆剤、塗料、プラスチック材料、封止剤または織物仕上げ剤に用いるUV吸収剤が挙げられる。
油相は、他の油相成分とほぼ可溶で、反対に水にほぼ不溶であるシリコーン、有機物またはパーソナルケア活性成分のような他の成分を含有することができる。従って、他の代表的なエモリエント成分としては:シリコーンエラストマーおよび樹脂を含み、揮発性シロキサン、ポリジメチルシロキサン流体、高分子量(すなわちM>1000)シロキサンのようなシリコーン;炭化水素油、ワックス、軟化剤、香料または芳香組成物のような有機化合物;およびビタミンのようなパーソナルケア有機活性成分を挙げることができる。
油相をカチオン界面活性剤の水溶液と混合し、水中油型エマルジョンを形成する。
本発明において有用なカチオン界面活性剤は、水酸化オクチルトリメチルアンモニウム、水酸化ドデシルトリメチルアンモニウム、水酸化へキサデシルトリメチルアンモニウム、水酸化オクチルジメチルベンジルアンモニウム、水酸化デシルジメチルベンジルアンモニウム、水酸化ジドデシルジメチルアンモニウム、水酸化ジオクタデシルジメチルアンモニウム、水酸化タロートリメチルアンモニウムおよび水酸化ココトリメチルアンモニウムのような水酸化第四級アンモニウムのほかに、これらの物質の対応する塩、脂肪族アミンおよび脂肪酸アミドならびにそれらの誘導体、塩基性ピリジニウム化合物、ベンズイミダゾリンおよびポリプロパノールポリエタノールアミンの第四級アンモニウム塩基であってもよいが、このカチオン界面活性剤のリストに限定されない。好適なカチオン界面活性剤は塩化セチルトリメチルアンモニウムである。
本発明の目的のため、カチオン界面活性剤は、コカミドプロピルベタイン、ヒドロキシ硫酸コカミドプロピル、ココベタイン、コカミド酢酸ナトリウム、ココジメチルベタイン、N−ココ−3−アミノ酪酸およびイミダゾリニウムカルボキシル化合物のような両性界面活性剤から選択することができるが、この両性界面活性剤のリストに限定されない。
上記界面活性剤を単独または組み合わせて用いることができる。カチオンまたは両性界面活性剤を水に溶解し、生成した水溶液を工程I)の水中油型エマルジョンの水相または連続相中の成分として用いる。
いずれの理論に束縛されることも望まないが、本発明者らは、カチオンまたは両性界面活性剤を用いることが日焼け防止剤組成物の乳化液滴の界面でのテトラアルコキシシランの縮合および重合を促進し、非分散型マイクロカプセルをもたらすと考える。テトラアルコキシシランはエマルジョン中での反応時に加水分解および縮合する。アニオン荷電加水分解生成物は、界面でカチオンまたは両性界面活性剤に引かれ、シリコン系ポリマーシェルを形成する。
水中油型エマルジョン形成中のカチオン界面活性剤の濃度は、用いる油相濃度の0.1質量%〜0.3質量%でなければならない。本発明者らは、油相の乳化およびアルコキシシランとの反応中の低レベルのカチオンまたは両性界面活性剤の使用がマイクロカプセルからの油相の拡散または浸出に対してより耐性を示すマイクロカプセルをもたらすことを見出した。
補助界面活性剤、とくに非イオン性界面活性剤を水中油型エマルジョンの形成中に添加することができる。適当な非イオン性界面活性剤としては、ポリエチレングリコール長鎖(12〜14C)アルキルエーテルのようなポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタンエーテル、ポリオキシアルキレンアルコキシレートエステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテル、エチレングリコールプロピレングリコールコポリマー、ポリビニルアルコールおよびアルキルポリサッカリド、例えば米国特許第5,035,832号に記載されるような構造R−O−(RO)−(G)を有する物質があり、ここでRは直鎖または分岐アルキル基、直鎖または分岐アルケニル基またはアルキルフェニル基を表し、Rはアルキレン基を表し、Gは還元糖を表し、mは0または正の整数を表し、nは正の整数を表すが、この非イオン性界面活性剤のリストに限定されない。
カチオンまたは両性界面活性剤の水溶液は、水溶性であるという条件で追加/任意の成分を含有することができる。例えば、アルコールまたはラクタムのような水混和性有機溶媒を添加することができる。さらに、パーソナルケア製剤に通常用いる他の水溶性成分を水相に添加することができる。かかる成分としては、追加の界面活性剤、増粘剤、防腐剤、抗菌剤、水溶性活性成分および香料が挙げられる。
油相およびカチオンまたは両性界面活性剤の水溶液を一緒に混合して水中油型エマルジョンを形成する。混合およびエマルジョン形成は、エマルジョン技術分野で既知の任意の方法を用いて行うことができる。一般に、油相およびカチオンまたは両性界面活性剤の水溶液を単純な撹拌技術を用いて混合してエマルジョンを形成する。次に、テトラアルコキシシランの添加前に、当業界で既知の任意の乳化装置により水中油型エマルジョンの粒径を低減することができる。本発明において有用な乳化装置は、ホモジナイザー、ソノレーター、ローター/ステータータービン、コロイドミル、マイクロフルイダイザー、ブレード、へリックスおよびこれらの組み合わせとすることができるが、この乳化装置のリストに限定されない。このさらなる処理工程は、出発カチオン水中油型エマルジョンの粒径を0.2〜500マイクロメーターの範囲の値まで低減し、代表的な粒径は0.5マイクロメーター〜100マイクロメーターの範囲内である。
エマルジョン中の油相の水相に対する重量比は、一般に40:1〜1:50とすることができるが、水相の高い割合は特にマイクロカプセルの懸濁液を形成する際に経済的に不利である。通常、油相の水相に対する重量比は2:1〜1:3である。油相組成物の粘度が高い場合、油相を界面活性剤および少量、例えば油相に対して2.5〜10質量%の水と混合して油中水型エマルジョンを形成し、せん断されると水中油型エマルジョンに反転する位相反転プロセスを用いることができる。次に、追加の水を添加してエマルジョンを所要の濃度まで希釈することができる。
1つの実施形態では、エマルジョン中の油相の水相に対する密度はほぼ同じ、すなわち密度は「釣り合う」、あるいはそれぞれの密度は2%、あるいは1%以内、またはあるいは0.5%以内である。
本方法の第2および第3工程は、テトラアルコキシシランを含む水反応性シリコン化合物を水中油型エマルジョンに添加し、テトラアルコキシシランをエマルジョンの油/水界面で重合することを備える。いずれの理論に束縛されることも望まないが、本発明者らは、第3工程が「実験施設内乳化重合」を行い、これによりテトラアルコキシシラン前駆体が油/水界面で加水分解および縮合して前駆体の相間移動によるコア−シェルマイクロカプセル形成をもたらすと考える。
テトラエトキシシラン(TEOS)のようなテトラアルコキシシランは、モノマー形態でまたは液体部分縮合物として用いることができる。テトラアルコキシシランは、少なくとも2個、好適には少なくとも3個のSi−OH基またはシリコンに結合した加水分解性基を有する他の一つ以上の水反応性シリコン化合物、例えばメチルトリメトキシシランのようなアルキルトリアルコキシシランまたはアルキルトリアルコキシシランの液体縮合物と併せて用いることができる。加水分解性基は、例えばシリコンに結合したアルコキシまたはアシルオキシ基とすることができる。水反応性シリコン化合物は、例えば75〜100質量%のテトラアルコキシシランおよび0〜25%のトリアルコキシシランを含むことができる。テトラアルコキシシランまたは他のシラン中のアルキルおよびアルコキシ基は、好適には1〜4個の炭素原子、もっとも好適には1〜2個の炭素原子を含有する。テトラアルコキシシラン、および所要に応じて用いる他の水反応性シリコン化合物が加水分解および縮合して、親油性活性材料組成物の乳化液滴の周りにネットワークポリマー、すなわちシリコン系材料の3次元ネットワークを形成する。水反応性シリコン化合物は、好適には少なくとも75%、もっとも好適には90〜100%のテトラアルコキシシランからなる。本発明者らは、テトラアルコキシシランが不透過性マイクロカプセルを効果的に形成し、ほぼSiO4/2単位からなる3次元ネットワークを形成することを見出した。
テトラアルコキシシラン、および所要に応じて用いる他の水反応性シリコン化合物を、不希釈液体としてまたは有機溶媒溶液としてもしくはエマルジョン形態で活性材料組成物のエマルジョンに添加することができる。テトラアルコキシシランおよび水中油型エマルジョンを添加およびその後の重合中に混合して、乳化液滴の表面上にシリコン系ポリマーシェルを形成する。混合を通常撹拌技術で行う。普通の撹拌技術は、一般にテトラアルコキシシランを油水界面で重合および縮合させながら出発水中油型エマルジョンの粒径を維持するのに十分である。
工程IIで添加するテトラアルコキシシランの量は、一般的にはエマルジョン中に存在する油相の重量に対して6/1〜1/13、あるいは1.2/1〜1/7.3、あるいは1.3〜1/6.1の範囲である。
油/水界面でのテトラアルコキシシランの重合は、一般に酸性、中性または塩基性pHで行うことができる縮合反応である。縮合反応は、一般に周囲温度および圧力で行うが、高温、例えば最高95℃、および高圧または低圧、例えば真空下で行い、縮合反応中に生成した揮発性アルコールをストリッピングすることができる。
テトラアルコキシシランの重合を促進するのに既知な任意の触媒を工程IIIに添加し、マイクロカプセルのシェルを形成することができる。触媒は、好適には油溶性有機金属化合物、例えば有機スズ化合物、とくにジオルガノスズジエステルのような有機スズ化合物、例えばジ(ネオデカン酸)ジメチルスズ、ジラウリン酸ジブチルスズもしくは二酢酸ジブチルスズあるいはオクタン酸第一スズのようなカルボン酸スズ、またはチタン酸テトラブチルのような有機チタン化合物である。有機スズ触媒は、例えば水反応性シリコン化合物に対し0.05〜2質量%で用いることができる。有機スズ触媒は、中性pHで効果的な触媒作用を有するという利点を有する。触媒は、乳化油相液滴の表面での水反応性シリコン化合物の縮合を促進するので、通常乳化前に油相成分と混合する。或いはまた、水反応性シリコン化合物の添加前に、若しくはテトラアルコキシシランと同時に、またはテトラアルコキシシランの添加後に、触媒をエマルジョンに添加し、形成したシリコン系ポリマーのシェルを硬化させ、より不透過性とすることができる。しかし、カプセル化は、触媒なしで達成することができる。触媒は、用いる場合、不希釈で、炭化水素、アルコールもしくはケトンのような有機溶媒中の溶液として、またはエマルジョンまたは懸濁液のような多相系として添加することができる。
1つの実施形態では、工程III)の重合反応を進め、少なくとも18ナノメーター厚であるマイクロカプセルのシェルを形成するのを可能にするが、シェルは18〜150ナノメーター、あるいは18〜100ナノメーターの範囲内の厚さを有する。
シェル厚は、懸濁液における生成したマイクロカプセルの粒径(PS)ならびにそれらを調製する方法用いる油相およびテトラアルコキシシランの量から、以下に従って求めることができる。
シェル厚(nm)=[(PS/2)−[(PS/2)(ペイロード/100)1/31000
式中のPSはマイクロメーターで表す粒径(Dv0.5)であり、
ペイロード=油相体積100/(油相体積+シェル体積)
油相体積=油相質量/油相密度
シェル体積=シェル質量/シェル密度
この方程式は、平均粒径(Dv0.5)により求められるような平均直径を有する球形状マイクロカプセルに基づく。従って、シェル厚はマイクロカプセルの半径とマイクロカプセル中のコア材料の半径との差である。
シェル厚=rマイクロカプセル−rコア
式中、rマイクロカプセル=(PS)/2
およびrコア=(PS/2)(ペイロード/100)1/3
ペイロードは、エマルジョン中に存在する油相の量により求められるようなコア材料が占めるマイクロカプセルの割合を表す。従って、ペイロードは下記の関係式により計算する。
ペイロード=油相体積100/(油相体積+シェル体積)
油相体積=油相質量/油相密度である。この式中の油相の質量は、マイクロカプセルを調製する本方法(工程Iにより)に用いる量と同じである。本発明の1つの実施形態では、油相は、1.011g/mLの密度を有するメトキシケイ皮酸エチルヘキシル(EHMC)である。
シェルの体積=シェルの質量/シリカの密度である。シェルを含むリコン系ポリマーは、実験式SiOを有する平均化学組成を有すると予測される。従って、シェルの密度は2g/mLであると予測され、これはシリカ(SiO)の密度に近い。シェルの質量は本方法(工程IIにより)に添加したテトラアルコキシシランの量から計算される。より具体的には、シェルの質量が本方法に用いるテトラアルコキシシランのタイプおよび量を考慮した実験式SiOのシリコン系ポリマーの化学量論的期待収率に基づく。1つの実施形態では、テトラアルコキシシランが0.934g/mLの密度を有するテトラエトキシシラン(TEOS)である。この実施形態では、1gのTEOSの推定完全加水分解および縮合は、0.288gのSiOポリマー(シリカ)を生成する。
いずれの理論に束縛されることも望まないが、本発明者らは、優れた懸濁液安定性が正常なブラウン運動中で、かつマイクロカプセルの密度を低減して水性連続相のものとより密接に釣り合うようにする際の破裂助剤から衝突エネルギーを吸収することによりシリケートシェルマイクロカプセルに与えられると考える。
本発明はさらに、
i)破裂助剤を含有するコアを有するシリケートシェルマイクロカプセルを調製する工程と、
ii)シリケートシェルマイクロカプセルを十分に加熱して破裂助剤を揮発させる工程とを備えるシリケートシェルマイクロカプセルから活性成分を放出する方法を提供する。上記方法では、シリケートシェルマイクロカプセルを上述した技術のいずれかに従って調製することができる。調製後、マイクロカプセルまたはマイクロカプセルの懸濁液を十分に加熱して破裂助剤の蒸気圧を増加させ、その後シリケートシェルを破裂させてコアに含有した活性材料を放出する。必要な熱量は、下記のとおり、破裂助剤の選択およびシリケートシェルの厚さに応じて変わる。
本発明に係るマイクロカプセルは、マイクロカプセルからの親油性化粧品、化学的、生物学的または薬学的活性材料の拡散または浸出を抑制する。例えば触媒をカプセル化する場合、拡散または浸出の速度はできるだけ低いことが好ましい。他の親油性活性材料について、制御された放出速度が好ましい場合があり、これは界面活性剤のレベル、テトラアルコキシシランのレベルおよび粒径(シェル厚)を調節することにより達成することができる。
マイクロカプセル懸濁液を評価する際、懸濁液の安定化は6か月の時間枠にかけての全懸濁液高さの百分率として測定するような分離量により求められる。活性成分放出誘発温度は、温度上昇とともに破裂助剤の存在を追跡する懸濁液のヘッドスペースGC/MS分析により求める。
本明細書に記載した粒径測定は、英国のMalvern Instruments社の「Mastersizer S」を用いるレーザー回析法により行い、上記粒径についてのさらなる情報は、例えば「Basic principles of particle size analytics」、Dr.Alan Rawle、Malvern Instruments Limited、WR14 1XZ、UKおよび「Manual of Malvern Mastersizer S particle size analyzer」に記載されている。本発明に示したすべての粒径はD(v,0.5)による平均粒径であり、他に何も記載または自明なものがない限り、Malvern Mastersizer Sで測定する。
実施例は、本発明を当業者に例示することを意図するものであり、特許請求の範囲に記載する本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではない。すべての測定および実験は、とくに指示のない限り23℃で行った。
(実施例1)
260.46gの水を1.6gのARQUAD16−29(29質量%の塩化セチルトリメチルアンモニウム)および0.64gのラウレス3と予備混合する。17.50gのヘプタンを157.5gのケイ皮酸エチルへキシルメトキシと混合し、水/界面活性剤の予備混合物に撹拌しながら徐々に添加する。次に、混合物をAPV2000ホモジナイザーによって700psiで乳化して、対応する微細エマルジョンを得る。10.46%のTEOSをエマルジョンに撹拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗エマルジョンを形成する。平均体積粒径(Dv0.5)1.11マイクロメーター(μm)のマイクロカプセルを懸濁液中で生成した。
(実施例2(比較))
270.45gの水を1.59gのARQUAD16−29および0.64gのラウレス3と予備混合する。175.0gのケイ皮酸エチルへキシルメトキシを水/界面活性剤の予備混合物に撹拌しながら徐々に添加する。次に、混合物をAPV2000ホモジナイザーによって700psiで乳化して、対応する微細エマルジョンを得る。10.46%のTEOSをエマルジョンに撹拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗エマルジョンを形成する。平均体積粒径(Dv0.5)2.15マイクロメーター(μm)のマイクロカプセルを懸濁液中で生成した。
(実施例3)
260.44gの水を1.6gのARQUAD16−29および0.65gのラウレス3と予備混合する。17.5gのオクタンを157.5gのケイ皮酸エチルへキシルメトキシと混合し、水/界面活性剤の予備混合物に撹拌しながら徐々に添加する。次に、混合物をAPV2000ホモジナイザーによって700psiで乳化して、対応する微細エマルジョンを得る。10.46%のTEOSをエマルジョンに撹拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗エマルジョンを形成する。平均体積粒径(Dv0.5)1.15マイクロメーター(μm)のマイクロカプセルを懸濁液中で生成した。
(実施例4)
260.45gの水を1.59gのARQUAD16−29および0.65gのラウレス3と予備混合する。17.5gのヘキサメチルジシロキサン(Dow Corning(登録商標)0.65cst 200流体)を157.5gのケイ皮酸エチルへキシルメトキシと混合し、水/界面活性剤の予備混合物に撹拌しながら徐々に添加する。次に、混合物をAPV2000ホモジナイザーによって700psiで乳化して、対応する微細エマルジョンを得る。10.46%のTEOSをエマルジョンに撹拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗エマルジョンを形成する。平均体積粒径(Dv0.5)1.05マイクロメーター(μm)のマイクロカプセルを懸濁液中で生成した。
(実施例5)
520.89gの水を3.22gのARQUAD16−29および1.31gのラウレス3と予備混合する。35.0gのデカメチルテトラシロキサン(Dow Corning(登録商標)1.5cst.200流体)を315.0gのケイ皮酸エチルへキシルメトキシと混合し、水/界面活性剤の予備混合物に撹拌しながら徐々に添加する。次に、混合物をAPV2000ホモジナイザーによって700psiで乳化して、対応する微細エマルジョンを得る。10.46%のTEOSをエマルジョンに撹拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗エマルジョンを形成する。平均体積粒径(Dv0.5)1.12マイクロメーター(μm)のマイクロカプセルを懸濁液中で生成した。
(実施例6)
270.46gの水を1.61gのARQUAD16−29および0.65gのラウレス3と予備混合する。5.23gのオクタメチルテトラシクロシロキサン(Dow Corning(登録商標)244流体)を170.01gのケイ皮酸エチルへキシルメトキシと混合し、水/界面活性剤の予備混合物に撹拌しながら徐々に添加する。次に、混合物をAPV2000ホモジナイザーによって700psiで乳化して、対応する微細エマルジョンを得る。10.46%のTEOSをエマルジョンに撹拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗エマルジョンを形成する。平均体積粒径(Dv0.5)1.10マイクロメーター(μm)のマイクロカプセルを懸濁液中で生成した。
(実施例7)
270.44gの水を1.61gのARQUAD16−29および0.72gのラウレス3と予備混合する。5.09gのデカメチルペンタシクロシロキサン(Dow Corning(登録商標)245流体)を170.00gのケイ皮酸エチルへキシルメトキシと混合し、水/界面活性剤の予備混合物に撹拌しながら徐々に添加する。次に、混合物をAPV2000ホモジナイザーによって700psiで乳化して、対応する微細エマルジョンを得る。10.46%のTEOSをエマルジョンに撹拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗エマルジョンを形成する。平均体積粒径(Dv0.5)1.13マイクロメーター(μm)のマイクロカプセルを懸濁液中で生成した。
(実施例8)
270.45gの水を1.60gのARQUAD16−29および0.66gのラウレス3と予備混合する。5.06gのドデカメチルヘキサシクロシロキサン(Dow Corning(登録商標)246流体)を170.00gのケイ皮酸エチルへキシルメトキシと混合し、水/界面活性剤の予備混合物に撹拌しながら徐々に添加する。次に、混合物をAPV2000ホモジナイザーによって700psiで乳化して、対応する微細エマルジョンを得る。10.46%のTEOSをエマルジョンに撹拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗エマルジョンを形成する。平均体積粒径(Dv0.5)1.09マイクロメーター(μm)のマイクロカプセルを懸濁液中で生成した。
(実施例9)
270.46gの水を1.61gのARQUAD16−29および0.64gのラウレス3と予備混合する。5.1gのオクタンを170.0gのケイ皮酸エチルへキシルメトキシと混合し、水/界面活性剤の予備混合物に撹拌しながら徐々に添加する。次に、混合物をAPV2000ホモジナイザーによって700psiで乳化して、対応する微細エマルジョンを得る。10.46%のTEOSをエマルジョンに撹拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗エマルジョンを形成する。平均体積粒径(Dv0.5)1.09マイクロメーター(μm)のマイクロカプセルを懸濁液中で生成した。
(実施例10)
199.51gの水を2.99gのARQUAD16−29および2.99gのラウレス3と予備混合する。1.51gのオクタンを90.0gのDow Corning Syloff(登録商標)4000(白金とビニルシロキサンの錯体)と混合し、水/界面活性剤の予備混合物に撹拌しながら徐々に添加する。次に、混合物をAPV2000ホモジナイザーによって15,000psiで乳化して、対応する微細エマルジョンを得る。1.0%のTEOSをエマルジョンに撹拌しながら添加して、マイクロカプセルの粗エマルジョンを形成する。平均体積粒径(Dv0.5)0.245マイクロメーター(μm)のマイクロカプセルを懸濁液中で生成した。
以下の表1は、本発明の一部として挙げた実施例の懸濁液の安定化および活性成分の放出に関して得た適切なデータをまとめる。
Figure 2012512025

Claims (10)

  1. 破裂助剤を含有するコアを有するシリケートシェルマイクロカプセルの水性懸濁液であって、該シリケートシェルマイクロカプセルを
    I)破裂助剤を含有する油相およびカチオン界面活性剤の水溶液を混合して水中油型エマルジョンを形成する工程と、
    II)テトラアルコキシシランを含む水反応性シリコン化合物を水中油型エマルジョンに添加する工程と、
    III)テトラアルコキシシランを該エマルジョンの油/水界面で重合して油を含有するコアおよびシリケートシェルを有するマイクロカプセルを形成する工程とにより得る事を特徴とする水性懸濁液。
  2. 前記油相が0.2〜20質量%の破裂助剤を含有する請求項1に記載の水性懸濁液。
  3. 前記破裂助剤が、揮発性の疎水性炭化水素またはシロキサンから選択される請求項1または2に記載の水性懸濁液。
  4. 前記揮発性の疎水性炭化水素がペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、イソヘキサン、イソヘプタン、イソオクタン、イソデカン、イソドデカンまたはこれらの混合物から選択される請求項3に記載の水性懸濁液。
  5. 前記揮発性シロキサンがヘキサメチルジシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデシルメチルシクロヘキサシロキサンまたはこれらの混合物から選択される請求項3に記載の水性懸濁液。
  6. 前記油相が日焼け防止剤をさらに含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の水性懸濁液。
  7. 前記油相がヒドロシリル化触媒をさらに含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の水性懸濁液。
  8. 前記工程Iの水中油型エマルジョン中の油相および水相がほぼ同じである請求項1〜5のいずれか1項に記載の水性懸濁液。
  9. i)破裂助剤を含有するコアを有するシリケートシェルマイクロカプセルを調製する工程と、
    ii)シリケートシェルマイクロカプセルを十分に加熱して破裂助剤を揮発させる工程とを備えるシリケートシェルマイクロカプセルから活性成分を放出する方法。
  10. 前記シリケートシェルマイクロカプセルを
    I)破裂助剤を含有する油相およびカチオン界面活性剤の水溶液を混合して水中油型エマルジョンを形成する工程と、
    II)テトラアルコキシシランを含む水反応性シリコン化合物を水中油型エマルジョンに添加する工程と、
    III)テトラアルコキシシランをエマルジョンの油/水界面で重合して油を含有するコアおよびシリケートシェルを有するマイクロカプセルを形成する工程とにより調製する請求項9に記載の方法。
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