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JP2013005387A - スペクトラム拡散通信の逆拡散装置 - Google Patents

スペクトラム拡散通信の逆拡散装置 Download PDF

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JP2013005387A
JP2013005387A JP2011137549A JP2011137549A JP2013005387A JP 2013005387 A JP2013005387 A JP 2013005387A JP 2011137549 A JP2011137549 A JP 2011137549A JP 2011137549 A JP2011137549 A JP 2011137549A JP 2013005387 A JP2013005387 A JP 2013005387A
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Abstract

【課題】異なる無線方式を利用する通信装置において、異なる無線方式の復調処理を同一の回路で実現し、回路の共有化を可能とするスペクトラム拡散通信の逆拡散装置を提供する。
【解決手段】スペクトラム拡散通信の逆拡散装置13は、2以上の異なる符号方式の拡散符号のいずれかを出力可能な符号発生手段20−1〜20−Nと、符号発生手段から出力される拡散符号と受信信号との相関値27−1〜27−Nを生成する相関手段21−1〜21−Nと、を含み、相関値を出力する逆拡散手段を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、直接スペクトラム拡散された信号の復調装置に関し、特にCCK(Complementary Code Keying)信号を復調可能なスペクトラム拡散通信の逆拡散装置に関する。
近年、無線通信の分野においては、異なる無線方式で通信可能な装置の開発が為されている。例えば、第3世代携帯電話システム(3Gシステム)とIEEE802.11に代表される無線LANの両方に対応可能な携帯端末装置の例がある。なお、3Gとは3rd. Generationの略である。またIEEEはThe Institute of Electrical and Electronic Engineersの略である。また、無線LANとは無線Local Area Networkの略である。
3Gシステムでは複数の符号によるDSSSで信号の多重化を行うCDMA(Code Division Multiple Access)という変調方式が用いられている。このCDMAについては、例えば特許文献1にその復調手段の一つであるレイク受信器が開示されている。
また、IEEE802.11bでは直接シーケンススペクトラム拡散(DSSS:Direct Sequence Spread Spectrum)変調方式と、DSSSを元にした、CCK(Complementary Code Keying)という変調方式を用いられている。このCCKについては例えば特許文献2に開示されている。
これら異なる無線規格の信号を一つの通信装置で処理する為には、その通信装置がこれら異なる無線規格それぞれの両方に対応している必要がある。例えば、特許文献3には複数の無線規格のそれぞれ両方に対応した通信部を一つの通信装置の中に別個に備え、通信に使用している無線規格に応じて他の無線規格への切り替えが可能な端末装置が開示されている。
この特許文献3の例では複数の無線規格として、W−CDMAと無線LANの2つの規格が用いられている。なお、W−CDMAとはWideband Code Division Multiple Accessの略である。そこで、以下にW−CDMA規格で用いられているCDMAの復調処理と、無線LAN規格で用いられているCCKの復調処理について説明する。
関連する技術であるCDMAの逆拡散部110の構成を図7に示す。
符号発生部111は送信側で用いられる拡散符号と同じ拡散符号を発生し、相関部112に出力する。相関部112は入力された受信信号と拡散符号の相関値を生成し、相関値113として出力する。
逆拡散部110の、特に相関部112−1〜112−Mについて詳細に説明する。受信信号として異なる複数の拡散符号(M個とする)で多重化された信号が相関部112−1に入力される。符号発生部111−1ではM個の拡散符号のうち、1番目の拡散符号を発生させ、相関部112−1に出力する。
相関部112−1は受信信号を1番目の拡散符号で逆拡散し、相関値113−1を生成する。また、相関部112−2では、符号発生部111−2から与えられたM個の拡散符号のうちの2番目の拡散符号を用いて、相関値113−2を生成する。同様にして、相関部112−Mでは符号発生部111−Mから与えられたM番目の拡散符号を用いて、相関値113−Mを生成する。このようにして全M個の相関値113から、多重化される前のM個の送信信号を復調した信号が得られる。
次に、関連する技術である高速ウォルシュ変換(FWT:Fast Walsh Transform)を用いたCCK復調部について説明する。予備知識として、802.11bにおけるCCK変調方式とその復調方法の概略について説明する。
802.11bにおけるCCK変調は、変調前の信号の8ビット(先頭からd0,d1,・・・,d7とする)を2ビットずつの4組に分け、[d0,d1]をDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)の信号点配置にマッピングし、[d2,d3]、[d4,d5]、[d6,d7]をQPSKの信号点配置にマッピングする。それぞれが配置された信号点の位相をφ1、φ2、φ3、φ4とすると、CCK変調は、d0,d1,・・・,d7の信号をφ1、φ2、φ3、φ4を用いた下記の式(1)のCCKコードワードで変調するものである。

Figure 2013005387
・・・式(1)
ここで、式(1)から
Figure 2013005387
を括りだして変形すると、

Figure 2013005387
・・・式(2)
となる。
高速ウォルシュ変換(FWT:Fast Walsh Transform)を用いたCCK復調部の構成を図8に示す。FWT演算器120は高速ウォルシュ変換によって受信信号と64種類のCCKコードワードとの相関値を生成するものである。
まず受信信号はシリアル/パラレル(S/P)変換部121にシリアルに入力される。その後S/P変換部121にてシリアルの受信信号がパラレルに並び替えられてベーシック高速ウォルシュ変換ブロック(BFWB:Basic Fast Walsh transform Block)であるBFWB122−1〜122−4に入力される。
BFWB122−1〜122−4はS/P変換部121から入力されたパラレル信号から高速ウォルシュ変換によって相関値ψ1〜ψ64を生成する。その後BFWB122−1〜4からの相関値ψ1〜ψ64が最大値探索部123に入力され、最大値探索部123ではその中から最大の値を持つ相関値を選択し、その最大相関値ψ’を出力する。同時に、最大相関値ψ’を生成させたCCKコードワードの位相成分φ2、φ3、φ4(後述)も出力する。
FWT演算部120の、特にBFWB122−1〜122−4の動作について更に詳細に説明する。FWT演算部120に入力された受信信号は、S/P変換部121にて8チップ単位でパラレル信号に並び替えられ、BFWB122−1〜4に入力される。
各BFWB122−1〜4では、CCKコードワード生成に用いられる、それぞれ4種類の回転量(0、π/2、π、3π/2)をもつ、3つの位相成分(φ2、φ3、φ4)を用いて、次のようにして相関値を生成する。即ちBFWB122−1では、φ2=0に固定し、φ3、φ4それぞれについて、4×4=16種類の相関値を生成する。同様に、BFWB122−2では、φ2=π/2に固定し、BFWB122−3では、φ2=πに固定し、BFWB122−4ではφ2=3π/2に固定し、それぞれ16種類の相関値を生成する。このようにして、受信信号と16×4=64種類のCCKコードワードとの相関値ψ1〜ψ64を生成する。
最大値探索部123は、最も相関の高いCCKコードワードを選択する。従って相関値ψ1〜ψ64の中から、最大の相関値ψ’を選択し、出力する。同時に、ψ’を生成させた位相成分φ2、φ3、φ4を出力する。
この様にして得たφ2、φ3、φ4を元に式(2)に基づきCを逆拡散することによりφ1を求めることができる。φ1はDQPSK信号であるので一般的なDQPSK信号の復調法によって信号を復号することができる。
特開2001−223611号公報 特開2006−217024号公報 特開2005−136553号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2の技術ではそれぞれCDMA又はCCKの復調処理を単独で備えるものであり、何れかの単独の処理しか行えないものである。また、特許文献3の技術ではWCDMAの処理部と無線LANの処理部との両方を備えてはいるが、これら異なる無線規格の通信処理部をそれぞれ独立に2つに備えているに過ぎない。
従って、特許技術3の技術では回路規模が増大するという問題がある。また、一方の無線規格を使用している間は他方の無線規格の通信部は使用しないので、回路の利用効率が悪いという問題もある。
本発明は、異なる無線方式を利用する通信装置において、異なる無線方式の復調処理を同一の回路で実現し、回路の共有化を可能とするスペクトラム拡散通信の逆拡散装置を提供することを目的とする。
本発明のスペクトラム拡散通信の逆拡散装置は、2以上の異なる符号方式の拡散符号のいずれかを出力可能な符号発生手段と、前記符号発生手段から出力される拡散符号と受信信号との相関値を生成する相関手段と、を含み前記相関値を出力する逆拡散手段を有していることを特徴とする。
本発明のスペクトラム拡散通信の逆拡散方法は、2以上の異なる符号方式の拡散符号のいずれかを出力し、前記出力された拡散符号と受信信号との相関値を生成し、
前記相関値を出力する、ことを特徴とすることを特徴とする。
上記のような構成をとることにより、本発明は、異なる無線方式を利用する通信装置において、異なる無線方式の復調処理を同一の回路で実現し、回路の共有化を可能とするスペクトラム拡散通信の逆拡散装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態におけるスペクトラム拡散通信受信器の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるスペクトラム拡散通信の逆拡散装置の逆拡散部の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態におけるスペクトラム拡散通信の逆拡散装置の複数符号発生器の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態におけるスペクトラム拡散通信受信器の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態におけるスペクトラム拡散通信のレイク受信部の構成例を示すブロック図である。 802.11b方式におけるCCK変調された信号を逆拡散するための符号一覧表である。 関連する技術であるCDMA復調における、逆拡散器の構成を示す図である。 関連する技術であるCCK復調における、FWT演算器の構成を示す図である。 第3の実施形態のスペクトラム拡散通信の逆拡散装置の構成を示す図である。
(第1の実施形態)
まず本実施形態に於けるCCK信号の復調方法の概略について説明する。
先に求めたCCK信号の式(2)を調べてみると、CCK変調された信号Cは、
Figure 2013005387
を被拡散シンボルとみなし、

Figure 2013005387
・・・式(3)
を、拡散符号(以下CCK符号)とみなした、DSSS変調の一種であることがわかる。
すなわち、受信側において、受信した信号Cを適切なCCK符号で逆拡散することで被拡散シンボル
Figure 2013005387
を復調できることが分かる。
そこで、受信側では復調のために、まず受信信号を図6のCCK符号全てを用いて逆拡散をおこない相関値を求めることにする。図6は前記d2,・・・,d7の組み合わせそれぞれに対応するCCK符号の一覧表である。この図6でc0,c1,・・・,c7は各CCK符号のチップを表している(先頭からc0,c1,・・・,c7)。
その後それぞれの相関値のうち、最大の相関値を持ったものを、送信された信号と判定し、逆拡散された信号として選択する。また、選択された最大相関値から、それを生成させたCCK符号に対応する変調前の信号(図6におけるd2,・・・,d7)を生成する。
以下、図を用いて第1の実施形態のスペクトラム拡散通信システムの構成を説明する。
図1は、第1の実施形態による受信装置10の構成を示す図である。受信装置10は、送信された無線信号を受信し、無線受信部に受信信号を入力する無線受信用アンテナ11、受信された信号をベースバンド信号に変換して出力する無線受信部12を有する。更に受信装置10は、受信信号をCCKあるいはDSSSに応じた拡散符号を用いて逆拡散する逆拡散部13、位相シフト変調を復調する復調部14を有する。
図2は図1における逆拡散部13の構成例を示している。逆拡散部13は、複数の拡散符号のうちの1つを発生して相関部21にその発生した拡散符号を出力する複数符号発生器20、受信信号と与えられた拡散符号との相関演算を行い、相関値27を出力する相関部21を有している。更に、逆拡散部13は、相関値27の中から最大の値を持つ相関値を探索し、最大の相関値28と、最大値の番号を示すピーク位置信号29を出力する最大値探索部22、ピーク位置信号29を用いて複数符号発生部20のタイミングを調整する位相制御部23を有している。更に、逆拡散部13は、相関値27を復調部14へ出力するか出力しないかを切り替える第1スイッチ部25、最大相関値28とピーク位置信号29を復調部14へ出力するか出力しないかを切り替える第2スイッチ部26を有している。更に、逆拡散部13は、第1スイッチ部25と第2スイッチ部26の切り替え制御を行う出力選択部24を有している。
図3は図2に於ける複数符号発生器20の構成例を示す。複数符号発生器20は、複数の拡散符号発生器30−1〜30−3と符号選択部31を含む。符号選択部31は、拡散符号発生器30−1〜30−3のうちの何れの出力を相関部21に出力するかを選択する。また位相制御部23からの制御信号に基づき拡散符号発生器30−1〜30−3からの拡散符号の位相を遅延させる機能も有する。
例えば、図3に於ける第1拡散符号発生器は30−1は802.11b方式のバーカー符号発生器、第2拡散符号発生器30−2は802.11b方式のCCK符号発生器である。更に第3拡散符号発生器30−3はW−CDMA方式の拡散符号発生器である。
(動作の説明)
次に、第1の実施形態の動作を図2の逆拡散部の構成例を示すブロック図、及び図3の複数符号発生器の構成例を示すブロック図を用いて説明する。
まず、図2に示す逆拡散部13において、W−CDMAの信号を逆拡散する場合の詳細について説明する。
図2に於いて逆拡散部13に入力された受信信号は相関部21−1〜21−Nに入力される。位相制御部23は複数符号発生部20−1〜20−Nから発生する拡散符号の位相を1シンボルずつずらして逆拡散を行うようにタイミング制御を行う。
符号選択部31はW−CDMA方式の拡散符号発生器である第3拡散符号発生器30−3からの出力を選択するように切り替える。複数符号発生部20−1〜20−Nは位相制御部23から与えられたタイミングで同期に用いる拡散符号を相関部21−1〜21−Nに出力する。
相関部21−1〜Nは受信信号を同期用の拡散符号で逆拡散を行い、相関値27−1〜27−Nを出力する。それぞれ位相をずらして逆拡散された相関値27−1〜Nは最大値探索部22に入力され、最大値探索部22は最大相関値28とピーク位置信号29を出力する。
なおこの同期動作の間は、出力選択部24は相関値27−1〜Nと最大相関値28とピーク位置信号29を後段の復調部14には出力しないように第1スイッチ部25と第2スイッチ部26を制御する。
この様にして得られたピーク位置信号29は逆拡散の正しいタイミングであるとして位相制御部23に入力され、以降の逆拡散はこのタイミングで行う。この様にして同期動作が完了する。
同期が完了すると、位相制御部23は上記で得られたタイミングに従って複数符号発生部20−1〜Nから発生する拡散符号の位相を遅延させて受信信号と同期させるよう制御する。複数符号発生部20−1はW−CDMA方式による符号多重に用いられたN個の拡散符号のうちで1番目と定めた拡散符号を相関部21に出力する。相関部21−1は、受信信号と1番目の拡散符号との相関値27−1を生成する。
同様に、複数符号発生部20−2は全N個のうちの2番目の拡散符号を相関部21−2に出力し、相関部21−2は相関値27−2を生成する。更に、複数符号発生部20−Nでは全N個のうちのN番目の拡散符号を相関部21−Nに出力し、相関部21−Nは相関値27−Nを生成する。
出力選択部24は第1スイッチ部25−1〜25−Nを相関値27−1〜27−Nを復調部に出力するように切り替える一方、最大値探索部22の出力を復調部14に出力しないよう第2スイッチ部26−1〜26−2を切り換える。このようにしてW−CDMA信号の逆拡散処理を行う。
次に、W−CDMA信号を逆拡散を行ったものと同じ図1及び図2の逆拡散部13において802.11bのCCK信号を逆拡散する場合の詳細について説明する。
逆拡散部13に入力された受信信号は相関部21−1〜21−Nに入力される。位相制御部23は複数符号発生部20−1〜20−Nが位相を1シンボルずつずらして逆拡散を行うようにタイミング制御を行う。
符号選択部31は受信信号との同期を取る為にバーカー符号を発生する第1拡散符号発生器30−1からの出力を選択するように切り替える。複数符号発生部20−1〜20−Nは位相制御部23から与えられたタイミングで同期に用いるバーカー符号を相関部21−1〜21−Nに出力する。
相関部21−1〜21−Nは受信信号をバーカー符号で逆拡散を行い、相関値27を出力する。それぞれ位相をずらして逆拡散された相関値27は最大値探索部22に入力され、最大値探索部22は最大相関値28とピーク位置信号29を出力する。
なおこの同期動作の間、出力選択部24は相関値27と最大相関値28とピーク位置信号29を後段の復調部には出力しないように第1スイッチ部25と第2スイッチ部26を制御する。
この様にして得られたピーク位置信号29は逆拡散の正しいタイミングであるとして位相制御部23に入力され、以降の逆拡散はこのタイミングで行う。この様にして同期動作が完了する。
同期が完了すると、逆拡散部13はN個の相関部のうち、64個(N≧64とする)の相関部21を用いて、64個のCCK符号で受信信号の逆拡散を行う。符号選択部31はCCK符号発生を行う第2拡散符号発生器30−2からの出力を選択するように切り替える。
複数符号発生部20−1は全64個のうちの1番目と定めたCCK符号を相関部21−1に出力し、相関部21−1は相関値27−1を生成する。例えば本実施形態では図6のCCK符号の一覧表の最初の符号(c0,c1,・・・,c7=0)を1番目のCCK符号とすることができる。符号発生部20−2は2番目のCCK符号を相関部21−2に出力し、相関部21−2は相関値27−2を生成する。同様にして、符号発生部22−64は64番目のCCK符号を相関部21−64に出力し、相関部21−64は相関値24−64を生成する。最大値探索部22は、相関値27−1〜27−64の中から最大の相関値を選択して、最大相関値28を出力する。また、ピーク信号値29を出力する。
出力選択部24は相関値27−1〜27−Nを復調部に出力しないように第1スイッチ部25−1〜25−Nを切り替える一方、最大値探索部22の出力を復調部に出力するよう第2スイッチ部26−1〜26−2を切り換える。この様にしてCCK信号の復調処理を行う。
(効果の説明)
以上説明したように、本実施形態においては、複数符号生成部20と相関部21はそれぞれ異なる符号を用いる無線方式に対して、同期時には同期用符号を用いた相関演算処理を、逆拡散時には拡散符号を用いた逆拡散処理を切り替えられるという構成を有している。
また、最大値探索部は同期時には同期用符号の相関値ピーク位置の検出処理を、CCK受信時には複数の拡散符号による相関値から最も相関度の高い符号の選択処理を切り替えられるという構成を有している。従ってW−CDMAと802.11bのような異なる無線方式に対して、同一の構成で逆拡散が可能となるため、CDMAとCCKの逆拡散処理を同一の回路で実現できる。
つまり、上記のような構成をとることにより、本実施形態では、異なる無線方式を利用する通信装置において、異なる無線方式の復調処理を同一の回路で実現し、回路の共有化を可能とするスペクトラム拡散通信受信器を提供することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を実施するための第2の実施形態について説明する。
図4はレイク受信を行う受信装置60の構成例を示す。レイク受信とはマルチパス等による複数の経路の受信信号(マルチパス波)のそれぞれについて逆拡散した後に合成することにより受信特性を改善する技術である。
受信装置60は、無線受信部に受信信号を入力する無線受信用アンテナ11、受信された信号をベースバンド信号に変換して出力する前記無線受信部12を有している。更に受信装置60は、受信信号からそれぞれのパスの信号成分を別々にCCKあるいはDSSSに応じた拡散符号を用いて逆拡散し、位相・時間をそろえて合成するレイク受信部63、位相シフト変調を復調する復調部14を有している。
図5は図4におけるレイク受信部63の構成例を示す。レイク受信部63は遅延情報81−1〜81−Nに従いそれぞれのパスにおける受信信号を逆拡散する逆拡散部71−1〜71−2を有する。更にレイク受信部63は、逆拡散部71−1〜71−2から出力された各パスの逆拡散信号を遅延情報81−1〜81−Nに従い位相を揃えて合成し、出力するレイク合成部A72−1〜72−N、レイク合成部B75−1〜75−2を含む。
逆拡散部71−1〜71−2は、複数の拡散符号のうち1つを選択して発生させる複数符号発生器20−1〜20−N、複数符号発生器から与えられた拡散符号で受信信号を逆拡散し相関値81−1〜81−Nを生成する前記相関器21−1〜21−Nを有する。更に、逆拡散部71−1〜71−2は、チャネル推定により、レイク合成のための重み係数82を生成するチャネル推定部73、重み係数82を相関値81に乗算し、重み付き相関値83を生成する乗算器74−1〜74−Nを有する。
更に、逆拡散部71−1〜71−2は、重み付き相関値83−1〜83−Nのうち、最大の値を持つ相関値を探索し、最大の相関値84と、最大値の番号を示すピーク位置信号85を出力する最大値探索部22を有する。更に逆拡散部71−1〜71−2は、ピーク位置信号85を用いて複数符号発生部20−1〜20−Nのタイミングを調整する位相制御部23、相関値83−1〜83−Nの接続先を復調部へ出力するか出力しないかを切り替える第1スイッチ部25−1〜25−Nを有する。更に逆拡散部71−1〜71−2は、最大相関値28とピーク位置信号29を復調部14へ出力するか出力しないかを切り替える第2スイッチ部26−1〜26−2、第1スイッチ部25−1〜25−Nと第2スイッチ部26−1〜26−2の切り替え制御を行う出力選択部24を含む。
(動作の説明)
次に第2の実施形態の動作を図5を用いて説明する。
まず、レイク受信部63において、W−CDMAの信号を逆拡散する場合の詳細について説明する。
レイク受信部63に入力された受信信号は逆拡散部71−1〜71−2に入力される。逆拡散部71−1では第1のパスにおける逆拡散を行い、逆拡散部71−2では第2のパスにおける逆拡散が行われる。逆拡散部71−1〜71−2に入力された受信信号は相関部21に入力される。
位相制御部23は複数符号発生部20−1〜20−Nから発生する拡散符号の位相を1シンボルずつずらして逆拡散を行うようにタイミング制御を行う。符号選択部31はW−CDMA方式の拡散符号を発生する第3拡散符号発生器30−3からの出力を選択するように切り替える。複数符号発生部20−1〜20−Nは位相制御部23から与えられたタイミングで同期に用いる拡散符号を相関部21−1〜21−Nに出力する。
相関部21−1〜21−Nは受信信号を同期用の拡散符号で逆拡散を行い、相関値27−1〜27−Nを出力する。この同期動作の間はチャネル推定部73はチャネル推定と重み付け係数82の生成を行わない。従って乗算器74−1〜74−Nへの入力である重み付け係数82の値は1である。
また、この同期動作の間は、出力選択部24は相関値83−1〜83−Nと最大相関値85とピーク位置信号86を出力しないように第1スイッチ部25−1〜25−N及び第2スイッチ部26−1〜26−2を制御する。
それぞれ位相をずらして逆拡散された相関値81−1〜81−Nは最大値探索部22に入力され、最大値探索部22は最大相関値85とピーク位置信号86を出力する。この様にして得られたピーク位置信号86は逆拡散の正しいタイミングであるとして位相制御部23に入力され、以降の逆拡散はこのタイミングで行う。この様にして同期動作が完了する。
同期が完了すると、位相制御部23は同期されたタイミングに従って複数符号発生部20−1〜20−Nの位相を制御する。複数符号発生部20−1は拡散符号のうち、1番目の拡散符号を相関部21に出力する。相関部21−1は、受信信号と1番目の拡散符号との相関値81−1を生成する。同様に複数符号発生部20−2は2番目の拡散符号を相関部21−2に出力し、相関部21−2は2番目の相関値81−2を生成する。更に同様に複数符号発生部20−NはN番目の拡散符号を相関部21−Nに出力し、相関部21−NはN番目の相関値27−Nを生成する。
出力選択部24は第1スイッチ部25−1〜25−Nをレイク合成部A72−1〜72−Nに出力し、第1のパスと第2のパスとのレイク合成処理を行う。その一方、第2スイッチ部26−1〜26−2をレイク合成部B75−1〜75−2に出力しないように切り替える。この様にして、W−CDMAの信号を逆拡散処理及びレイク受信処理を行う。
次に、第2の実施形態による802.11bの信号を逆拡散する場合の詳細について説明する。
レイク受信部63に入力された受信信号は逆拡散部71−1〜71−2に入力される。逆拡散部71−1では第1のパスにおける逆拡散を行い、逆拡散部71−2では第2のパスにおける逆拡散が行われる。
逆拡散部71−1〜71−2に入力された受信信号は相関部21−1〜21−Nに入力される。位相制御部23は複数符号発生部20−1〜20−Nから発生する拡散符号の位相を1シンボルずつずらして逆拡散を行うようにタイミング制御を行う。符号選択部31は受信信号との同期を取る為にバーカー符号を発生する第1拡散符号発生器30−1からの出力を選択するように切り替える。
複数符号発生部20は位相制御部23から与えられたタイミングで同期に用いる拡散符号を相関部21−1〜21−Nに対して出力する。相関部21−1〜21−Nは受信信号をバーカー符号で逆拡散を行い、相関値81−1〜81−Nを出力する。
この同期動作の間は、チャネル推定部73はチャネル推定と重み付け係数82の生成を行わない。従って乗算器74−1〜74−Nへの入力である重み付け係数82の値は1である。また、この同期動作の間、出力選択部24は相関値27と最大相関値85とピーク位置信号86を出力しないように第1スイッチ部25と第2スイッチ部26を制御する。
それぞれ位相をずらして逆拡散された相関値81−1〜81−Nは最大値探索部22に入力され、最大値探索部22は最大相関値85とピーク位置信号86を出力する。この様にして得られたピーク位置信号86は逆拡散の正しいタイミングであるとして位相制御部23に入力され、以降の逆拡散はこのタイミングで行う。この様にして同期動作が完了する。
同期が完了すると、逆拡散部71はN個の相関部のうち、64個 (N≧64とする) の相関部21を用いて、64個のCCK符号で受信信号の逆拡散を行う。符号選択部31はCCK符号発生を行う第2拡散符号発生器30−2からの出力を選択するように切り替える。
複数符号発生部20−1は1番目のCCK符号を相関部21−1に出力し、相関部21−1は相関値81−1を生成する。同様に符号発生部20−2は2番目のCCK符号を相関部21−2に出力し、相関部21−2は相関値81−2を生成する。
更に同様に、符号発生部22−64は64番目のCCK符号を相関部21−64に出力し、相関部21−64は相関値81−64を生成する。最大値探索部22は、相関値81−1〜81−64の中から最大の相関値を選択して、最大相関値85を出力すると共に、ピーク信号値86を出力する。
出力選択部24は相関値27−1〜27−Nをレイク合成部A72−1〜72−Nに出力しないように第1スイッチ部25−1〜25−Nを切り換える一方、最大値探索部22の出力をレイク合成部B75−1〜75−2に出力するよう第2スイッチ部26−1〜26−2を切り替える。この様にしてCCK信号のレイク合成復調処理を行う。
(効果の説明)
以上説明したように、本実施形態においては、第1の実施形態と同様に、同一の構成でW−CDMAと802.11bの逆拡散が可能であり、両者に対応する受信装置を構成する場合に、回路の共有化が可能となる。
更に、上記効果に加えて、電波の反射などにより複数のパスを通った信号が受信されるマルチパス環境下において、受信信号からそれぞれのパスの信号成分を別々に取り出し、位相・時間をそろえて合成するレイク受信の構成をとることも可能となる。
つまり、本実施形態においては、異なる無線方式の復調するための受信装置において、逆拡散装置を共有化させることが可能となり、ハードウェア規模の増大を抑えつつ、復調時の誤り率特性を向上させるスペクトラム拡散通信受信器を提供することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明を実施するための第3の実施形態について説明する。
図9に第3の実施形態のスペクトラム拡散通信の逆拡散装置の構成を示す。
第3の実施形態のスペクトラム拡散通信の逆拡散装置900は、2以上の異なる符号方式の拡散符号のいずれかを出力可能な符号発生手段901と、前記符号発生手段から出力される拡散符号と受信信号との相関値を生成する相関手段902と、を有している。更にスペクトラム拡散通信の逆拡散装置900は、前記符号発生手段901と前記相関手段902を含み前記相関値を出力する逆拡散手段910を有している。
以上説明したように、本実施形態においては、以下に記載するような効果を奏する。
即ち上記のような構成をとることにより、本実施形態では、異なる無線方式を利用する通信装置において、異なる無線方式の復調処理を同一の回路で実現し、回路の共有化を可能とするスペクトラム拡散通信の逆拡散装置を提供することができる。
10 受信装置
11 受信用アンテナ
12 無線受信部
13 逆拡散部
14 復調部
20 複数符号発生器
21 相関部
22 最大値探索部
23 位相制御部
24 出力選択部
25 第1スイッチ部
26 第2スイッチ部
27 相関値
30 拡散符号発生器
31 符号選択部
60 受信装置
63 レイク受信部
71 逆拡散部
72 レイク合成部A
73 チャネル推定部
74 乗算器
75 レイク合成部B
110 逆拡散部
111 符号発生部
112 相関部
113 相関値
120 FWT演算部
121 シリアル/パラレル(S/P)変換部
122 BFWB
123 最大値探索部

Claims (10)

  1. 2以上の異なる符号方式の拡散符号のいずれかを出力可能な符号発生手段と、
    前記符号発生手段から出力される拡散符号と受信信号との相関値を生成する相関手段と、
    を含み前記相関値を出力する逆拡散手段を有していることを特徴とする
    スペクトラム拡散通信の逆拡散装置。
  2. 前記符号方式はCCK符号とバーカー符号を含むことを特徴とする請求項1に記載のスペクトラム拡散通信の逆拡散装置。
  3. 前記符号方式は更にCCK符号とバーカー符号以外の符号を含むことを特徴とする請求項2に記載のスペクトラム拡散通信の逆拡散装置。
  4. 複数の伝送経路の各々について設けられた、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された逆拡散装置と、
    前記伝送経路各々のチャネル推定を行いレイク合成の重み係数を出力するチャネル推定手段と、
    前記相関値の各々に、該相関値に対応する前記伝送経路についての前記重み係数を乗じ重み相関値として出力する乗算手段と、
    前記伝送経路各々についての前記重み相関値を加算するレイク合成手段と
    を備えていることを特徴とするスペクトラム拡散通信のレイク受信装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の逆拡散装置を含み、
    前記逆拡散装置に受信信号を入力する無線受信手段と、
    前記逆拡散装置からの出力信号が入力される復調手段と、
    を備えることを特徴とするスペクトラム拡散通信受信器。
  6. 請求項4に記載のレイク受信装置を含み、
    前記レイク受信装置に受信信号を入力する無線受信手段と、
    前記レイク受信装置からの出力信号が入力される復調手段と、
    を備えることを特徴とするスペクトラム拡散通信受信器。
  7. 2以上の異なる符号方式の拡散符号のいずれかを出力し、
    前記出力された拡散符号と受信信号との相関値を生成し、
    前記相関値を出力する、
    ことを特徴とする
    スペクトラム拡散通信の逆拡散方法。
  8. 前記符号方式はCCK符号とバーカー符号を含むことを特徴とする請求項7に記載のスペクトラム拡散通信の逆拡散方法。
  9. 前記符号方式は更にCCK符号とバーカー符号以外の符号を含むことを特徴とする請求項8に記載のスペクトラム拡散通信の逆拡散方法。
  10. 複数の伝送経路の各々について、請求項7乃至請求項9のいずれかに記載された逆拡散方法で逆拡散して相関値を出力し、
    前記伝送経路各々のチャネル推定を行いレイク合成の重み係数を出力し、
    前記相関値の各々に、該相関値に対応する前記伝送経路についての前記重み係数を乗じ重み相関値として出力し、
    前記伝送経路各々についての前記重み相関値を加算してレイク合成する
    ことを特徴とするスペクトラム拡散通信受信のレイク受信方法。
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