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JP2013129224A - 可動式ホームゲート装置の設置構造及び設置方法 - Google Patents

可動式ホームゲート装置の設置構造及び設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プラットホーム12に堆積する埃により、可動式ホームゲート装置とプラットホームとの間が導通状態となることを防ぐ。
【解決手段】可動式ホームゲート装置10の、柵14の台座部14aと、プラットホーム12の床部12bに据付けられたベース部材20との間に、絶縁部材28を介在させ、可動式ホームゲート装置10とプラットホーム12とを、電気的に絶縁する。しかも、絶縁部材28は、平面視で、台座部14a及びベース部材20のいずれの外縁部よりも外側に突出する外形を有していることから、絶縁部材28の外縁部28aは、埃26の付着、堆積を防ぐための、いわば庇として機能するものである。従って、台座部14aとプラットホーム12の床部12bに設置されたベース部材20とが、埃26を介して電気的に接触してしまうような、絶縁部材の周囲への埃26の付着、堆積を、回避することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、鉄道等のプラットホームに可動式ホームゲート装置を設置するための、設置構造及び設置方法に関するものである。
近年、鉄道のプラットホームからの旅客転落事故を防ぐために、線路とプラットホームとを隔てる、可動式ホームゲート装置の普及が進んでいる。可動式ホームゲート装置10は、図6に示されるように、プラットホーム12の線路端12aに沿って、なおかつ、鉄道車両の停止位置で側扉に面する部分を開けて、柵14を設けている。この柵14は、柵14に対して出没自在な扉18の戸袋としても機能するものである。そして、柵14の間の開口部16を扉18で塞ぐことで、通常は、プラットホーム12と線路とを分離する。又、プラットホーム12と鉄道車両との間の、乗客の乗降を行う際には、扉18を柵14に引き込み、柵14の間に開口16を形成するものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−925号公報
図7には、プラットホーム12に可動式ホームゲート装置10を設置するための設置構造を構成する、プラットホーム12の床部12bと、柵14との接合部分が示されている。図示の例では、可動式ホームゲート装置10の荷重を受ける柵14の、金属製の台座部14aが、プラットホーム12の床部12bに据付けられた、金属製のベース部材20に対し、絶縁樹脂プレート等の絶縁部材22を介して固定されている。そして、この絶縁部材22により、柵14とプラットホーム12に据付けられたベース部材20とを電気的に絶縁することにより、柵14とプラットホーム12との間での、不用意な通電の防止対策を施している。更に、図示の例では、台座部14aと絶縁部材22とベース部材20とを、プラットホーム12に固定するために、ボルト24が用いられており、ボルト24と、台座部14a及びベース部材20との絶縁性を、ボス付き絶縁ワッシャー25により確保している。
しかしながら、絶縁部材22の周囲に埃26が付着、堆積してしまうと、絶縁部材22を超えて、柵14の台座部14aとプラットホーム12の床部12bとが、埃26を介して電気的に接触する虞がある。特に、プラットホーム12の線路端12aに溜まる埃26には、鉄道車両の列車ブレーキ等から発生する鉄粉等の、導電性の塵が混入する場合があり、それによって埃26が導電性を帯びると、柵14の台座部14aとプラットホーム12の床部12bとの間の絶縁性は、より損ない易くなる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、プラットホーム12に堆積する埃により、可動式ホームゲート装置とプラットホームとの間が導通状態となることを防ぎ、両者の絶縁性をより確実に確保することにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。又、各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。よって、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)プラットホームに可動式ホームゲート装置を設置するための設置構造であって、 可動式ホームゲート装置の荷重を受ける台座部と、プラットホームの床部に据付けられ、前記台座部を固定するためのベース部材と、前記台座部及び前記ベース部材の間に配置される絶縁部材とを含み、該絶縁部材の外縁部が、前記台座部及び前記ベース部材のいずれの外縁部とも段差を生じる態様で形成されている可動式ホームゲート装置の設置構造(請求項1)。
本項に記載の可動式ホームゲート装置の設置構造は、可動式ホームゲート装置の荷重を受ける台座部と、プラットホームの床部に据付けられたベース部材との間に、絶縁部材を介在させることで、可動式ホームゲート装置とプラットホームとを電気的に絶縁するものである。
しかも、絶縁部材の外縁部が、台座部及びベース部材のいずれの外縁部とも段差を生じる態様で形成されていることにより、台座部及びベース部材の外縁部を構成する面の形状的な連続性が、絶縁部材によって分断されることとなる。この、絶縁部材により形状的に分断された箇所において、台座部及びベース部材の各外縁部に付着、堆積する埃の連続性を断つこととなる。そして、台座部とプラットホームの床部に据付けられたベース部材とが、埃を介して電気的に接触してしまう事態の発生を防ぎ、又は、そのような状態に至るまでの時間的な有余を確保するものである。
(2)上記(1)項において、前記絶縁部材の少なくとも一部分は、平面視で、前記台座部及び前記ベース部材のいずれの外縁部よりも外側に突出する外形を有している可動式ホームゲート装置の設置構造(請求項2)。
本項に記載の可動式ホームゲート装置の設置構造は、絶縁部材の少なくとも一部分が、平面視で、台座部及びベース部材のいずれの外縁部よりも外側に突出する外形を有していることから、絶縁部材の外縁部は、埃の付着、堆積を防ぐための、いわば庇として機能するものである。そして、絶縁部材の外縁部により、台座部とプラットホームの床部に据付けられたベース部材とが、埃を介して電気的に接触してしまうような、絶縁部材の周囲への埃の付着、堆積を、できる限り回避するものである。又、台座部とプラットホームの床部に据付けられたベース部材とが、埃を介して電気的に接触してしまうような状態に至るまでの、時間的な有余を確保するものである。
(3)上記(2)項において、前記絶縁部材の外縁部の、厚み方向の端部又は中間部の一方が、他方に対して外側に突出した形状を有している可動式ホームゲート装置の設置構造(請求項3)。
本項に記載の可動式ホームゲート装置の設置構造は、絶縁部材の外縁部の形状が、厚み方向の端部又は中間部の一方が、他方に対して外側に突出していることにより、絶縁部材の外縁部に埃が付着、堆積し難くし、又は、付着、堆積した埃が風等によって除去され易くするものである。
(4)上記(1)から(3)項において、前記絶縁部材の外縁部は、前記台座部及び前記ベース部材の少なくとも一方の外縁部を覆う形状を有している可動式ホームゲート装置の設置構造(請求項4)。
本項に記載の可動式ホームゲート装置の設置構造は、絶縁部材の外縁部により、台座部及びベース部材の少なくとも一方の外縁部を覆うことで、絶縁部材の外縁部に埃が付着、堆積したとしても、台座部とベース部材とが、埃を介して電気的に接触することを回避するものである。
(5)上記(1)項において、前記絶縁部材は、平面視で、前記台座部及び前記ベース部材のいずれの外縁部よりも内側に収まる外形を有している可動式ホームゲート装置の設置構造(請求項5)。
本項に記載の可動式ホームゲート装置の設置構造は、絶縁部材が、平面視で、台座部及びベース部材のいずれの外縁部よりも内側に収まる外形を有していることから、台座部及びベース部材の外縁部の間に、絶縁部材の厚みの分の溝が形成されるものである。この溝が、台座部及びベース部材の各外縁部に付着、堆積する埃の連続性を断ち、台座部とプラットホームの床部に据付けられたベース部材とが、埃を介して電気的に接触してしまう事態の発生を防ぎ、又は、そのような状態に至るまでの時間的な有余を確保するものである。
(6)プラットホームに可動式ホームゲート装置を設置するための設置方法であって、
プラットホームの床部に、可動式ホームゲート装置の荷重を受ける台座部を固定するためのベース部材を据付け、絶縁部材を、その外縁部が前記台座部及び前記ベース部材のいずれの外縁部とも段差を生じる態様で、前記台座部及び前記ベース部材の間に配置して、可動式ホームゲート装置の台座部を、前記ベース部材に固定する可動式ホームゲート装置の設置方法(請求項6)。
本項に記載の可動式ホームゲート装置の設置方法は、可動式ホームゲート装置の荷重を受ける台座部と、プラットホームの床部に据付けられたベース部材との間に、絶縁部材を介在させることで、可動式ホームゲート装置とプラットホームとを電気的に絶縁するものである。
しかも、絶縁部材を、その外縁部が、台座部及びベース部材のいずれの外縁部とも段差を生じる態様で配置することにより、台座部及びベース部材の外縁部を構成する面の形状的な連続性を、絶縁部材によって分断するものである。この、絶縁部材により形状的に分断された箇所において、台座部及びベース部材の各外縁部に付着、堆積する埃の連続性が断たれることとなる。そして、台座部とプラットホームの床部に据付けられたベース部材とが、埃を介して電気的に接触してしまう事態の発生を防ぎ、又は、そのような状態に至るまでの時間的な有余を確保するものである。
(7)上記(6)項において、前記絶縁部材は、平面視で少なくとも一部分が、前記台座部及び前記ベース部材のいずれの外縁部よりも外側に突出する外形を有する可動式ホームゲート装置の設置方法(請求項7)。
本項に記載の可動式ホームゲート装置の設置方法は、絶縁部材の少なくとも一部分は、平面視で、台座部及びベース部材のいずれの外縁部よりも外側に突出する外形を有していることから、絶縁部材の外縁部は、埃の付着、堆積を防ぐための、いわば庇として機能するものである。そして、絶縁部材の外縁部により、台座部とプラットホームの床部に据付けられたベース部材とが、埃を介して電気的に接触してしまうような、絶縁部材の周囲への埃の付着、堆積を、できる限り回避するものである。又、台座部とプラットホームの床部に据付けられたベース部材とが、埃を介して電気的に接触してしまうような状態に至るまでの、時間的な有余を確保するものである。
(8)上記(7)項において、前記絶縁部材の外縁部の、厚み方向の端部又は中間部の一方を、他方に対して外側に突出させる可動式ホームゲート装置の設置方法(請求項5)。
本項に記載の可動式ホームゲート装置の設置方法は、絶縁部材の外縁部の形状の、厚み方向の端部又は中間部の一方を、他方に対して外側に突出させることにより、絶縁部材の外縁部に埃が付着、堆積し難くし、又は、付着、堆積した埃が風等によって除去され易くするものである。
(9)上記(7)(8)項において、前記絶縁部材の外縁部により、前記台座部及び前記ベース部材の少なくとも一方の外縁部を覆う可動式ホームゲート装置の設置方法(請求項9)。
本項に記載の可動式ホームゲート装置の設置方法は、絶縁部材の外縁部により、台座部及びベース部材の少なくとも一方の外縁部を覆うことで、絶縁部材の外縁部に埃が付着、堆積したとしても、台座部とベース部材とが、埃を介して電気的に接触することを回避するものである。
(10)上記(6)項において、前記絶縁部材は、平面視で、前記台座部及び前記ベース部材のいずれの外縁部よりも内側に収まる外形を有する可動式ホームゲート装置の設置方法(請求項10)。
本項に記載の可動式ホームゲート装置の設置方法は、絶縁部材が、平面視で、台座部及びベース部材のいずれの外縁部よりも内側に収まる外形を有していることから、台座部及びベース部材の外縁部の間に、絶縁部材の厚みの分の溝が形成されるものである。この溝が、台座部及びベース部材の各外縁部に付着、堆積する埃の連続性を断ち、台座部とプラットホームの床部に据付けられたベース部材とが、埃を介して電気的に接触してしまう事態の発生を防ぎ、又は、そのような状態に至るまでの時間的な有余を確保するものである。
本発明はこのように構成したので、プラットホームに埃が堆積することにより、可動式ホームゲート装置とプラットホームとの間が導通状態となることを防ぎ、両者の絶縁性をより確実に確保することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る可動式ホームゲート装置の設置構造を、プラットホームの断面図と共に示したものであり、(a)は、可動式ホームゲート装置の平面図、(b)は左側面図、(c)はプラットホーム側から線路側を見たときの正面図、(d)は右側面図である。 図1(d)に可動式ホームゲート装置の設置構造を拡大図示したものである。 図2のA−A断面における、可動式ホームゲート装置の台座部と絶縁部材とを示す平面図である。 図2に示される可動式ホームゲート装置の設置構造に、埃が付着、堆積した状態を示す模式図である。 (a)〜(h)は、図4に示される絶縁部材の応用例を示すものである。 プラットホームに設置された可動式ホームゲート装置を示す斜視図である。 従来の可動式ホームゲート装置の設置構造を例示した模式図である。
以下、本発明を実施するための形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については、同一符号で示し、詳しい説明を省略する。
図1に示される、本発明の実施の形態に係る可動式ホームゲート装置10は、図7に示される例と同様に、可動式ホームゲート装置10の荷重を受ける柵14の台座部14aが、プラットホーム12の床部12bに据付けられたベース部材20に対し、絶縁部材28を介して固定されたものである。
しかも、図2、図3に示されるように、絶縁部材28は、平面視で、台座部14a及びベース部材20のいずれの外縁部よりも、外側に突出する外形を有しているものである。
そして、本発明の実施の形態によれば、可動式ホームゲート装置10の、柵14の台座部14aと、プラットホーム12の床部12bに据付けられたベース部材20との間に、絶縁部材28を介在させることで、可動式ホームゲート装置10とプラットホーム12とを、電気的に絶縁することができる。
しかも、絶縁部材28は、平面視で、台座部14a及びベース部材20のいずれの外縁部よりも外側に突出する外形を有していることから、絶縁部材28の外縁部は、埃26の付着、堆積を防ぐための、いわば庇として機能するものである。従って、図4に示されるように、絶縁部材28の外縁部28aによって、台座部14aとプラットホーム12の床部12bに設置されたベース部材20とが、埃26を介して電気的に接触してしまうような、絶縁部材の周囲への埃26の付着、堆積を、回避することができる。
又、仮に、埃26の付着、堆積量の増加により、台座部14aとプラットホーム12の床部12bに設置されたベース部材20とが、埃26を介して電気的に接触し得る事態になるとしても、その状態に至るまでに長い時間を要するものである。このため、かかる自体に陥る前に、掃除により塵26が取り除かれる機会が増えることとなる。又、列車の通過等による風により、埃26が自然に除去される機会も増えることとなる。
よって、本発明の実施の形態によれば、プラットホーム12に埃26が付着、堆積することにより、可動式ホームゲート装置10とプラットホーム12との間が導通状態となることをできる限り防ぎ、両者の絶縁性をより確実に確保することが可能となる。
なお、図1〜図4に示された例では、絶縁部材28は、平面視で長方形の、一定の厚みを有する、絶縁樹脂プレートが用いられている。しかしながら、図5に例示されるような、変形形状の絶縁部材28を用いることも可能である。
図5(a)〜(e)に示された応用例は、絶縁部材28の厚み方向の端部又は中間部の一方が、他方に対して外側に突出した形状を有している例を示したものである。
より具体的には、図5(a)は、絶縁部材28の外縁部28aの、厚み方向の上端部が、下端部よりも外側に突出したテーパ状に形成されたものである。図5(b)は、絶縁部材28の外縁部28aの、厚み方向の上半分が、下端部よりも外側に突出した段状に形成されたものである。図5(c)は、絶縁部材28の外縁部28aの、厚み方向の上半分が、下半分よりも外側に突出するように、下半分に面取り形状が施されたものである。図5(d)は、絶縁部材28の外縁部28aの、厚み方向の中間部が、上下端部よりも外側に突出するように、角アール形状が付けられたものである。図5(e)は、絶縁部材28の外縁部28aの、厚み方向の中間部が、上下端部よりも外側に突出するように、上下に面取り形状が施されたものである。
そして、これらの応用例のごとく絶縁部材28の外縁部28aを形成することで、絶縁部材28の外縁部28aに埃が付着、堆積し難くなり、又は、外縁部28aに付着、堆積した埃が、風等によって除去され易くなる。
又、図5(f)〜(h)の応用例は、絶縁部材28の外縁部28aが、台座部14a及びベース部材20一方又は双方の外縁部を覆う形状を有しているものである。具体的には、図5(f)は、絶縁部材28の外縁部28aが、ベース部材20の外縁部を覆うように、下側に向けてL字状に折れ曲がったものである。図5(g)は、絶縁部材28の外縁部28aが、台座部14aの外縁部を覆うように、上側に向けてL字状に折れ曲がったものである。図5(h)は、絶縁部材28の外縁部28aが、台座部14a及びベース部材20の外縁部を覆うように、上下に向けてT字状に折れ曲がったものである。
そして、これらの応用例のように絶縁部材28の外縁部28aを形成することで、絶縁部材28の外縁部28aに埃26が付着、堆積したとしても、台座部14aとベース部20材とが、埃26を介して電気的に接触することを、絶縁部材28の外縁部28aによって確実に回避することが可能となる。
なお、絶縁部材28の、台座部14a及びベース部材20のいずれの外縁部よりも外側に突出する外形を有している部分は、埃26の付着、堆積が想定される部分に設けることとすれば良い。又、必要に応じ、絶縁部材28の平面視で、外縁部の一部分若しくは全周に渡るように設けることとしても良い。
更に、台座部14a及びベース部材20の外縁部に対する絶縁部材28の外縁部28aの突出量は、埃26の付着、堆積の程度や、突出部分が障害物とならないようにすることを考慮して、適宜決定するものである。
又、上記説明のごとく、絶縁部材28の少なくとも一部分が、平面視で、台座部14a及びベース部材20のいずれの外縁部よりも外側に突出する外形を有している形態のみならず、絶縁部材28が、平面視で、台座部14a及びベース部材20のいずれの外縁部よりも内側に収まる外形を有しているものであってもよい。この場合には、台座部14a及びベース部材20の外縁部の間に、絶縁部材28の厚みの分の溝が形成され、この溝が、絶縁性の喪失防止機能を発揮するものである。
即ち、本発明に係る絶縁部材28は、その外縁部が、台座部14a及びベース部材20のいずれの外縁部に対しても、突出しているか若しくは没入しているかを問わず、段差を生じる態様で形成されていることにより、台座部14a及びベース部材20の外縁部を構成する面の形状的な連続性が、絶縁部材28によって分断されることとなる。この、絶縁部材28により形状的に分断された箇所(庇又は溝)において、台座部14a及びベース部材20の各外縁部に付着、堆積する埃26の連続性を断ち、台座部14aとプラットホーム12の床部12bに据付けられたベース部材20とが、埃26を介して電気的に接触してしまう事態の発生を防ぎ、又は、そのような状態に至るまでの時間的な有余を確保することが可能となるものである。
10:可動式ホームゲート装置、12:プラットホーム、12b:床部、14:柵、14a:台座部、20:ベース部材、28:絶縁部材、28a:外縁部

Claims (10)

  1. プラットホームに可動式ホームゲート装置を設置するための設置構造であって、
    可動式ホームゲート装置の荷重を受ける台座部と、プラットホームの床部に据付けられ、前記台座部を固定するためのベース部材と、前記台座部及び前記ベース部材の間に配置される絶縁部材とを含み、
    該絶縁部材の外縁部が、前記台座部及び前記ベース部材のいずれの外縁部とも段差を生じる態様で形成されていることを特徴とする可動式ホームゲート装置の設置構造。
  2. 前記絶縁部材の少なくとも一部分は、平面視で、前記台座部及び前記ベース部材のいずれの外縁部よりも外側に突出する外形を有していることを特徴とする請求項1記載の可動式ホームゲート装置の設置構造。
  3. 前記絶縁部材の外縁部の、厚み方向の端部又は中間部の一方が、他方に対して外側に突出した形状を有していることを特徴とする請求項2記載の可動式ホームゲート装置の設置構造。
  4. 前記絶縁部材の外縁部は、前記台座部及び前記ベース部材の少なくとも一方の外縁部を覆う形状を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の可動式ホームゲート装置の設置構造。
  5. 前記絶縁部材は、平面視で、前記台座部及び前記ベース部材のいずれの外縁部よりも内側に収まる外形を有していることを特徴とする請求項1記載の可動式ホームゲート装置の設置構造。
  6. プラットホームに可動式ホームゲート装置を設置するための設置方法であって、
    プラットホームの床部に、可動式ホームゲート装置の荷重を受ける台座部を固定するためのベース部材を据付け、絶縁部材を、その外縁部が前記台座部及び前記ベース部材のいずれの外縁部とも段差を生じる態様で、前記台座部及び前記ベース部材の間に配置して、可動式ホームゲート装置の台座部を、前記ベース部材に固定することを特徴とする可動式ホームゲート装置の設置方法。
  7. 前記絶縁部材は、平面視で少なくとも一部分が、前記台座部及び前記ベース部材のいずれの外縁部よりも外側に突出する外形を有することを特徴とする請求項6記載の可動式ホームゲート装置の設置方法。
  8. 前記絶縁部材の外縁部の、厚み方向の端部又は中間部の一方を、他方に対して外側に突出させることを特徴とする請求項7記載の可動式ホームゲート装置の設置方法。
  9. 前記絶縁部材の外縁部により、前記台座部及び前記ベース部材の少なくとも一方の外縁部を覆うことを特徴とする請求項7又は8記載の可動式ホームゲート装置の設置方法。
  10. 前記絶縁部材は、平面視で、前記台座部及び前記ベース部材のいずれの外縁部よりも内側に収まる外形を有することを特徴とする請求項6記載の可動式ホームゲート装置の設置方法。
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