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JP2013524961A - ウェーハ用小袋 - Google Patents

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JP2013524961A
JP2013524961A JP2013506669A JP2013506669A JP2013524961A JP 2013524961 A JP2013524961 A JP 2013524961A JP 2013506669 A JP2013506669 A JP 2013506669A JP 2013506669 A JP2013506669 A JP 2013506669A JP 2013524961 A JP2013524961 A JP 2013524961A
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Abstract

ウェーハ8を確実に維持するため、及びウェーハ8内に存在する活性成分が、ウェーハ8を維持するのに役立つ第1パックのパッケージング材料へ侵入又は移動するのを防止するために、そしてさらに、第1パックの開封後にウェーハ8を容易に取り出すために、第1パックとしてのウェーハ用小袋1は、フィルムの層構造によって形成することが提案されており、ウェーハ用小袋1は、第1及び第2のシーリングフィルム3, 4の間に、外部に対して閉じられ且つウェーハ8を受容するのに適したキャビティ7が形成されるように、少なくとも1つのシール領域を介して互いに接続された第1及び第2のシーリングフィルム3, 4を含んでいる。本発明によれば、層構造は、ウェーハ用小袋1を開封するための、第1のシーリングフィルム3に接続された少なくとも1つの剥離フィルム2をさらに含み、剥離フィルム2は、ウェーハ用小袋1を開封する際に第1のシーリングフィルム3から少なくとも部分的に取り除くことができ、第1のシーリングフィルム3から部分的に取り除いたとき、ウェーハ用小袋1をさらに開封する際には第1のシーリングフィルムに鋭利な引き裂きを生じ、それによりキャビティ7が外部に開放される。

Description

本発明は、フィルムの層構造によって形成されるウェーハ用小袋(wafer sachet)に関する。この種のウェーハ用小袋は、好ましくはウェーハ、つまり、活性成分又は他の物質を含むフィルムプレート(film plaques)を受容するために使用され、これらのウェーハプレートには、例えば避妊薬、ホルモン補充療法薬もしくはその他の薬又は他の投与形態(administration forms)を含み、例示としてはニコチンパッチなどがある。
第1パッケージング(primary packaging)として役立つこの種のウェーハ用小袋は既に記載されてきた。
DE 10102818 A1は、投与形態--例えば薬--として、複数の分離したフィルムプレート用の第1パッキングユニットを開示している。このパッケージングは下側層及び上側層を有しており、上側層は下側層に密封されている。下側層と上側層との間には個々の区画が形成されており、投与形態のためにシール領域(sealing region)で囲まれている。これらの区画の領域内では、上側層と下側層とは密封されない。特に円形の投与形態において、最大限に密閉されたパッキングを可能にするために、パッケージングは少なくとも2列の区画を有し、隣接する列の区画及び投与形態は、互いに千鳥配列を有している。投与形態のための区画に割り当てられたら、下側層に密封されていない上側層の舌状領域(tongue-shaped regions)も存在してもよく、それは、いずれの場合にも、区画の別の列の各々にある区画間スペース(intercompartmental spaces)に突出しており、またそれは、指定の引き裂き線に沿ってパックを破り開けた後に、把持タブ又は引き裂きタブとして役立つ。この目的のために、各区画と対向するそれらの側面上では、これらの舌状領域は、下側層に密閉された上側層の区画の両側に形成された指定の引き裂き線に隣接する。上側層及び下側層に適していると指定された材料は、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)及びエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)である。さらに、紙、アルミニウム又はそれらの材料の集合体(assemblies)を用いることも可能である。上側層及び下側層は異なる材料から成ってもよい。
DE 10008165 A1は、下側包装シート及び上側包装シートを含む第1パッケージングについて説明しており、それらの包装シートは互いに密接に接触している領域を有している。その領域は、シート状物品を受容することのできる内側領域を取り囲んでいる。第1パッケージングを開封する目的で、上側包装シートと下側包装シートとを分離して且つ特に容易に把持できるようにするために、そしてそれにより、第1パッケージングを便利に開けることができるように、上側及び下側包装シートの各々は、内側領域の縁部に少なくとも1つの外側領域を有しており、そこでは、包装シートは互いに接触しておらず、--ここでは--互いの上に一致して位置しておらず、従ってこれらの包装シートのうちの一方だけが存在する領域がある。結果として、それぞれ上側包装シートと下側包装シートとの間の密接な接触を引っぱって解消するために、各々の手の親指と人差し指によって、個々の包装シートをその外側領域で把持することができる。包装シートの材料は、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、OPA、ポリアクリレート(PA)、EVOH、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、EC、バレックス(Barex)(登録商標)、サーリン(Surlyn)(登録商標)、紙、アルミニウム、またこれらの材料の組合せにすることができる。
DE 102004047447 B4はさらに、平らで柔軟な物品用の、剥離可能で子供に安全なパッケージングを開示する。パッケージングは、基層と、基層に対して引き離し可能な(detachably)外側層とを有し、パッケージングは第1表面領域を有し、そこでは基層は外側層に接触しておらず且つマージン領域(marginal region)で完全に囲まれており、そこでは基層は外側層に引き離し可能に接触しており、それにより、全ての側面にそって(omnilaterally)取り囲まれた、規定の物品(stated object)用のキャビティを形成している。パッケージングの内容物に対する無許可の開封及び引き抜きを妨げ又は防止するために、パッケージングは、第2の表面領域も有し、そこでは基層は外側層に接触しておらず且つ少なくとも1本のミシン目の線を有し、ミシン目の線は、基層と外側層の両方に形成されている。ミシン目で切断部することによって外側層に自由縁(free edge)が形成され、それは把持の補助として役立ち、外側層を基層から手で引き離すことができる。基層用及び外側層用として公表された材料は、例えば、紙、厚紙、ポリマーフィルム(ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレン、セロハン、ポリアミド、ポリカーボネート、エチレン酢酸ビニル共重合体(特にバレックス(登録商標))から作られている)、例えばアクリロニトリルとブタジエンの共重合体、そして、例えばアルミニウムから作られた金属箔、さらに公表された材料の複合体を含む包装材である。
しかしながら、既知のウェーハ用第1パッケージングの形態には次の欠点がある。ウェーハ用小袋の密封したキャビティから製品を便利に引き抜くために、ウェーハ用小袋を形成するフィルム用、つまり上側フィルム及び下側フィルム用において、互いから分割可能(partable)にして、一方のフィルムを他方から取り除く(剥がす)ことができるようにすることは、確かに可能である。しかしながら、この目的に利用可能な唯一のフィルム材料は、ウェーハからの又はフィルムへの活性成分の侵入又は移動に対する十分なバリアを提供できない材料--例えばポリエチレン--である。反対に、侵入又は移動に対するバリアとして十分に適しているこれらの不活性材料、例えばバレックス(登録商標)(BPケミカルズ社)などは、互いから機械的に分割することができない。ウェーハ用小袋を開封する代わりに、切り込みを入れた切断部(notched incision)において、フィルムを鋭利に引き裂くことによってそれらを破り開けることは確かに可能である。しかし、これは、中にウェーハが置かれたキャビティの片側だけを開封するだけであり、したがってウェーハを容易につかむことができない。
したがって、本発明が基づいている目的は、一方ではウェーハの確実な保存を保証し、特に、他にウェーハ中に存在する1つ又は複数の活性成分が、製品へ又は助剤(auxiliaries)のパッケージング材料へ実質的に侵入又は移動するのを防止し、他方では、第1パッケージングを開封した後のウェーハの簡単な引き抜きを提供するウェーハ用第1パッケージングを提供することである。
これらの目的は請求項1に記載のウェーハ用小袋によって達成される。本発明の好ましい実施形態は、従属請求項で明示する。
本明細書及び特許請求の範囲において使用される「ウェーハ」の用語は、少なくとも1つの活性成分、より詳しくは活性な薬効成分を含む、平坦で柔軟な物品又はフィルムプレートを指す。この種のウェーハは1つ又は複数の活性成分を人又は動物の体に投与するため典型的に用いられ、ウェーハは1つ又は複数の活性成分を含み、投与のために個々の体の一部に接触して、1つ又は複数の活性成分が投与される。例えば、活性成分は、避妊薬、ホルモン補充療法薬もしくはその他の医薬品、又は、例えばニコチンパッチの活性成分などの別の活性成分、または、例えばフレーバーなどの他の助剤であってもよい。ウェーハは、投与により壊れて口腔に1つ又は複数の活性成分を提供する
マトリクス(基質)から典型的に成る。
本明細書及び特許請求の範囲では、「接続」、「接続している」、「接続する」及び「接続された」の用語を用いた場合、面状、線状または少なくとも点状の融接(fusional connection)を指す。例えば、相手側(partners)は、コールドシール若しくはホットシール又は溶接接合によって互いに接続されてもよい。製造条件において一般に有利ではないが、他の可能性として粘着接続もある。
本発明のウェーハ用小袋はフィルムの層構造によって形成されており、第1及び第2のシーリングフィルムの間に、外部に対して閉じられ且つウェーハを受容するのに適したキャビティを形成するように、1つのシール領域上で互いに接続された少なくとも第1及び第2のシーリングフィルムを含む。本発明によれば、層構造は、ウェーハ用小袋を開封するために、第1のシーリングフィルムに接続された少なくとも1つの剥離フィルムをさらに含み、それはウェーハ用小袋を開封する際に第1のシーリングフィルムから少なくとも部分的に取り除くことができ(removable)、第1のシーリングフィルムから部分的に取り除いたとき、ウェーハ用小袋をさらに開封する際には第1のシーリングフィルムに鋭利な引き裂きを生じる。結果として、2つのシーリングフィルムによって形成されたキャビティは、外部に開放される。これにより、製品が全て又は部分的に引き裂かれるのを防止する。
本発明の特に好ましい1つの実施形態では、本発明のウェーハ用小袋はウェーハを含んでいる。
キャビティを形成するシーリングフィルムは、互いから分割することができる材料のみから必ずしも形成される必要はないので、少なくともキャビティ方向に向かうシーリングフィルムの両側に、活性成分が材料に侵入又は移動するのに対して大いに抵抗し、そのため活性成分に対するバリアを形成する不活性材料を用いることは可能である。この目的のために、アクリロニトリルとブタジエンの共重合体であるバレックス(登録商標)(BPケミカルズ社)が適していることが分かった。問題となっている材料は、一般的に、互いに対して耐える(bearing)フィルムを除去できるものにするのが容易に可能にならないものであろう。従って、問題なく、良好なハンドリング性(handling qualities)を備えて、ウェーハ用小袋からウェーハを取り除くことができるようにするために、製品とウェーハ用小袋にキャビティを形成するフィルム用のフィルム材料との間の相互作用を最小にする要求はまた、2つのシーリングフィルムを互いから機械的に分割する(取り除く)ことができるというさらなる要求にはさらされない。従って、シーリングフィルム用材料の選択において、少なくともキャビティと接している側に関しては比較的大きな自由度があり、そのため、他の要因の中でも材料のコスト及び環境適合性に関して最適な選択が可能である。
追加の剥離フィルムを設けており、それが第1のシーリングフィルムから部分的に取り除かれるとすぐに、ウェーハ用小袋のさらなる開封の際に第1のシーリングフィルムの鋭利な引き裂きをもたらすので、後でウェーハをウェーハ用小袋から非常に容易に取り外せる方法で、ウェーハ用小袋を開封可能である。第1のシーリングフィルムからの剥離フィルムの除去と、第1のシーリングフィルムのさらなる除去及びその結果としての引き裂きと、により、キャビティ中のウェーハを露出しそして問題なくに引き抜くことができるように、第1のシーリングフィルムを鋭利に引き裂くことができる。
剥離フィルムを第1のシーリングフィルムから取り除くことができるように、剥離フィルム及び第1のシーリングフィルムは、各々が、好ましくは良好な液密性(sealability)を有する材料の層--例えばポリエチレンの層--を介して互いに接続されてもよい。
本発明の好ましい実施形態では、第1のシーリングフィルムは、シーリングフィルム間のキャビティによって形成される領域の外側で、例えば引く方向に対して実質的に横方向に、少なくとも1つの切断部を備えている。本文章において「切断部(incision)」とは、は第1のシーリングフィルムを通る孔(pertusion)を意味する。この切断部は、その両端における両側に、シーリングフィルムの間のキャビティによって形成された領域内において、引く方向と実質的に平行に伸びる切断部部分をさらに含むのが好ましい。その結果、ウェーハ用小袋が開封されたときに、第1のシーリングフィルムは、少なくとも1つの切断部から始まってさらに開封方向(引く方向)に鋭利に引き裂かれて、そして、手でウェーハを取り出すためにキャビティを開く。
本発明の特に好ましい実施形態では、ウェーハ用小袋は、少なくとも1つの切断部の両端から始まって開封方向に鋭利に引き裂かれて、それにより、キャビティ内のウェーハを露出させる。
本発明のさらに好ましい実施形態では、第1のシーリングフィルムは、屋根形状(roof format)で互いに方向付けられ且つキャビティの領域内に配置された2つの切断部を有する。従って、第1のシーリングフィルムにおいて、これらの切断部は、互いに>0°の角度をなし、より詳細には>90°であるが<180°の角度をなしている。それらは、互いへ直接に変遷(transition)するのが好ましい--すなわち、2つの切断部の間に中断がないのが好ましく、したがって、これらの2つの切断部は、単一の「くの字」状(dogleg incision)の切断部と見なすこともできる。
2つの切断部は、2つの切断部によって形成された角度が、剥離フィルムを第1のシーリングフィルムから取り除く方向(開封方向)に開くように、第1のシーリングフィルムに形成されるのが好ましい。2つの切断部の接続部分から離れた切断部の縁部は、ウェーハ用小袋の端部まで延びており、開封方向を横切り、開封方向の端部において「くの字」状である。
第1のシーリングフィルム内の2つの規定された切断部(two stated incisions)により、剥離フィルムは、取り除く際に、これらの切断部から始まって第1のシーリングフィルムの鋭利な引き裂をもたらすことができる。ここで、特定の支援(particular help)は、各切断部の端部に設けられて開封方向と平行に延びる切断部分(incision sections)である。剥離フィルムが、一部のセクション(partial section)を越えて、第1のシーリングフィルムから最初に取り除かれた場合、それはもはや、ウェーハ用小袋のさらなる開封において第1のシーリングフィルムから取り除かれることはないが、その代わりに、切断部から始まって鋭利に引き裂かれた第1のシーリングフィルムのおかげで、第2のシーリングフィルムからキャビティの領域中でそれを持ち上げる。この目的のために、剥離フィルムと第1のシーリングフィルムとは、少なくとも1つの接続領域内で互いに接続されており、接続領域は、少なくともキャビティを越えて、少なくとも1つの切断部に延在する。確かに、少なくとも1つの切断部が接続領域に配置されるという事実の結果、剥離フィルムが第1のシーリングフィルムから取り除かれず、従ってウェーハ用小袋が依然として閉じている限りは、切断部は、剥離フィルムによって覆われて、外部空間からしっかりと密封される。ウェーハ用キャビティが配置された領域も、剥離フィルムと第1のシーリングフィルムとの接続領域によって覆われ、そして、ウェーハ用小袋の開封の際には、キャビティ領域内で第1のシーリングフィルムを鋭利に引き裂くことにより、剥離フィルムは、第1のシーリングフィルムを第2のシーリングフィルムから持ち上げて、それにより、ウェーハを取り除くためにウェーハにアクセスすることができる。さらに、接続領域中において、中間層(inner layer)の性質の結果として、剥離フィルムと第1のシーリングフィルムとの間の接着力は、第1のシーリングフィルムと第2のシーリングフィルムとの間の接着力より低いのが好ましい。この結果として、剥離フィルムは、取り外し中に切断部が実現する(attain)前に、それが取り外される領域内で第1のシーリングフィルムから引き離される。
本発明のさらに好ましい実施形態では、剥離フィルムと第1のシーリングフィルムは、第1のシーリングフィルムと剥離フィルムとの接続領域に隣接して、把持部と開封タブを形成する。これにより、本発明に係る方法でウェーハ用小袋を開封するために、例えば片方の手の親指及び人差し指で例えば剥離フィルムをつかみ、例えば反対の手の親指及び人差し指で第1のシーリングフィルムをつかみ、そして2つを引き離すことができる。好ましくは、さらに第1及び第2のシーリングフィルムもこの領域内で互いに接続される。その場合、第1及び第2のシーリングフィルムは、把持部及び開封タブの一方を共同で形成し、剥離フィルムが他方を形成しており、ウェーハ用小袋を開封する目的でそれら2つの部分を引き離すために、第1及び第2のシーリングフィルムを共に片方の手でつかみ、剥離フィルムを反対の手でつかむことができる。
本発明の好ましい実施形態では、把持部及び開封タブが形成された第1のシーリングフィルムの領域は、屋根形状に設計された境界線(bordering line)を介して接続領域に隣接(adjoin)しており、ウェーハ用小袋が開封されたときに、接続領域は開封方向とは反対の方向において先細りになる。これにより、第1のシーリングフィルムから剥離フィルムを取り除くのが容易になるが、それは、最初に接続領域の狭い部分を分離することだけが必要とされ、その後に徐々に広くなるためである。しかしながら、境界線を直線的に、好ましくは開封方向に対して横方向に延在させることもできる。
本発明のさらに好ましい実施形態では、剥離フィルム並びに第1及び第2のシーリングフィルムは、各々が、把持部及び開封タブが形成された領域を介して切り取り部分(tear-off sections)に隣接している。切り取り部分は、剥離フィルムから、及び/又は第1のシーリングフィルムから、及び/又は第2のシーリングフィルムから、取り除くことができる。切り取り部分を経由して、ウェーハ用小袋は、第2のパッケージング内に積層構成(stacked formation)で収納されてもよく、切り取り部分は、第2のパッケージング内に保持される。切り取り部分が、引き裂くことによってフィルムの各主要部分から分離可能であるという事実のおかげで、例えば(複数の)ウェーハ用小袋は、第2のパッケージングから個々に取り出すことができる。各フィルムを切り取り部分から分離可能にすることは、例えばミシン目によって実現することができる。
本発明のさらに好ましい実施形態では、切り取り部分は、それを第2のパッケージング内の保持ユニットで受容できるような形状を有していてもよい。例えば、保持ユニットは、切り取り部分が例えばミシン目を有している各々の接続領域のみを介してウェーハ用小袋に接続されるように、部分的に切り取り部分を囲んでもよい。代わりに、切り取り部分内には、凹部を横切る保持要素を受容するために、互いに面一の複数の凹部が存在してもよい。これらの実施形態の各々では、第2のパッケージング中にウェーハ用小袋を保持する。
さらに、少なくとも1つのシール領域は、全ての側面にそって、第1及び第2のシーリングフィルムの各々のマージンに隣接してもよい。
ウェーハに対する特定のフィルムの適合性(compatibility)、例えば開封時のウェーハ用小袋のハンドリング性、例えば外面印刷(external printing)のための外部デザイン、さらに薬物特有の要求に関して、積層体(laminate)の最適構造を達成するために、第1及び第2のシーリングフィルムと、そして剥離フィルムも、各々が、相互接続した(複数の)層(interconnected plies)から形成されているのが特に好ましい。
このような理由から、本発明の特に好ましい実施形態では、第1のシーリングフィルムは、片面が、例えばバレックス(登録商標)層などの化学的不活性層を含み、そして反対の面が、例えばポリエチレン層などの容易に封止できる層を含む。化学的不活性層は、ウェーハ用のキャビティと対向し、また、容易に封止できる層は剥離フィルムと対向する。これにより、一方では、ウェーハに関する第1のシーリングフィルムの化学的不活性をもたらし、他方では、第1のシーリングフィルムからの剥離フィルムの除去性(剥離性:peelability)をもたらす。例えば、完全に乾くこと又は香りを損なうことに対して、及び外部からの影響に対して製品を保護するために、第1のシーリングフィルムの両方の層は、例えばアルミニウムから形成されたバリア箔(barrier foil)を介して互いに接続されるのが好ましい。
さらに、ウェーハ用小袋に印を付けることができるように、外部に面した各面において、第2のシーリングフィルム及び剥離フィルムは、各々が印刷可能なポリマー層を有していてもよい。第2のシーリングフィルムの印刷可能なポリマー層及び剥離フィルムの印刷可能なポリマー層は、より詳しくは、ポリエチレンテレフタレートから成ってもよい。
化学的不活性層及び第2のシーリングフィルムの印刷可能なポリマー層は、有利には、例えばアルミニウム積層体から形成されたバリア箔を介して互いに接続されてもよく、剥離フィルムの封止可能層(sealable ply)及び印刷可能なポリマー層も同様に、例えばアルミニウム積層体から同じく形成されたバリア箔を介して互いに接続されてもよい。このバリアも同様に、製品の保護として役立つ。
本発明のさらなる例示では、以下に説明する図が助けになる。図中の同一の符号は、同一の要素を示している。
図1は、剥離フィルム、第1のシーリングフィルム及び第2のシーリングフィルムの図を備えた本発明のウェーハ用小袋の斜視図である。 図2は本発明のウェーハ用小袋の断面図であり、剥離フィルムは、ウェーハ用小袋を開封するために上向きに引き剥がされている。 図3はウェーハ用小袋の個々のフィルムの斜視図であり、a)は第2のシーリングフィルム、b)は第1のシーリングフィルム、c)は剥離フィルムである。 図4は、本発明のウェーハ用小袋の3つのフィルムの典型的な構造を線図で表している。 図5は、ウェーハ用小袋の第2のシーリングフィルムを図示しており、切り取り部分がそこに隣接している。
ウェーハ用小袋1は、図1に斜視図で、図2に側面からの断面図で示されており、図1は閉じた状態のウェーハ用小袋1の層構造を示し、図2は開いた状態のウェーハ用小袋1を示す。
図3では、剥離フィルム2(図3c)、第1のシーリングフィルム3(図3b)及び第2のシーリングフィルム4(図3a)が、いずれも個々に斜視図で図示されている。3つのフィルム2、3、4は同じ形状とサイズを有しており、したがって、互いの上に置いたときに互いが一致して置かれる。
図1及び図2から、ウェーハ用小袋1は3つのフィルムから成ることは明からであり、それらは少なくとも部分的に互いに接続されて、積層体を形成している。剥離フィルム2は、図1及び2において上側のフィルム(topmost film)として図示され、第1のシーリングフィルム3は、図1及び2において中間のフィルム(middle film)として図示され、そして、第2のシーリングフィルム4は、図1及び2において下側のフィルム(bottom film)として図示されている。図3には、これらの3つのフィルムの各々が個々に図示されている。
第2のシーリングフィルム4は、それを介して第2のシーリングフィルム4が第1のシーリングフィルム3に接続される外側シール縁部(outer sealing edge)5を有している。従って、第1のシーリングフィルム3も同じく、第2のシーリングフィルム4上の対応する領域に、シール縁部6を有している。これは、図3に描き出すのが簡単である。例えば、第1のシーリングフィルム3は、シール処理(sealing process)により、これらのシール縁部5、6を介して第2のシーリングフィルム4に接続される。第1のシーリングフィルム3をこれらのシール縁部5、6を介して第2のシーリングフィルム4に接続することにより、その中にウェーハ8の存在するキャビティ7が製造される。ウェーハ8がキャビティ7を完全に満たさない限りは、このキャビティ7内に空気が存在する。ウェーハ8、例えば避妊薬の中の活性成分が、2つのフィルム3、4の材料に侵入する可能性を排除するために、キャビティ7と隣接する側では、第1のシーリングフィルム3及び第2のシーリングフィルム4は、化学的不活性材料--例えばバレックス(登録商標)--から成る。
さらに、第1のシーリングフィルム3には、形成された2つの切断部9、10があり、それは互いにその中間で変遷しており、そして互いに対して屋根状に配置されている。切断部の外向きの先端部(outwardly pointing ends)9.1、10.1の各々で、それらは引く方向/開封方向Rに「くの字」状(dogleg)にされている。結果として得られる切断部分9.3、10.3は、縁部シーリング(edge sealing)の始まりまで、引く方向における第1のシーリングフィルムの制御された鋭利な引き裂きを可能にするのに役立つ。2つの切断部9、10は、キャビティ7によって規定される領域内に位置している。従って、それらの端部及び切断部分も同様にこの領域内で終わる。2つの切断部9、10は、互いに対して角度α>90°かつα<180°で配置されている。それらの間に含まれる角度αは、ウェーハ8用のキャビティ7を形成するために開いている。
剥離フィルム2は、接続領域11において第1のシーリングフィルム3に部分的に接続される。この接続領域11は、境界線12から開始して、ウェーハ8用のキャビティ7によって占められた領域を超え、そして部分的に、シール縁部5、6によって占められた領域も超えて延在する。境界線12は、屋根状に設計されている。従って、接続領域11はキャビティ7を含む領域方向に広くなる。
境界線12の反対側では、把持部と開封タブとを形成する領域13内において、剥離フィルム2と第1のシーリングフィルム3とは互いに接続されていない。しかしながら、この領域13では、第1のシーリングフィルム3と第2のシーリングフィルム4とは、特にシール縁部5、6を介して互いに部分的に接続される。ウェーハ用小袋1を開封しようとするときは、ユーザーは、第1のシーリングフィルム3に接続されていない領域13において、片方の手の親指と人差し指により剥離フィルム2を保持することができ、同じ領域13において、反対の手の親指と人差し指により第1のシーリングフィルム3及び第2のシーリングフィルム4を保持することができ、そして、2つの保持部分を引き離すことができる。従って、剥離フィルム2内と、第1のシーリングフィルム3と第2のシーリングフィルム4とから形成された積層体内とにおけるこの領域13は、それを介してウェーハ用小袋1を開封できる把持部と開封タブを形成する。
ウェーハ用小袋1を開封するには、最初に接続領域11の一部を分割するべく、すなわち、この領域11において剥離フィルム2を第1のシーリングフィルム3から部分的に取り除くべく、片手にある剥離フィルム2と、第1のシーリングフィルム3と第2のシーリングフィルム4から形成された積層体とは、開封方向Rに手で引き離される。この目的のために、剥離フィルム2及び第1のシーリングフィルム3は、互いに耐えることができる側面(the sides bearing against one another)では、それから成る2つのフィルムが大きすぎない力によって手で互いから容易に分割可能にするのに適した、例えばポリエチレンの容易に剥離可能な層(readily peelable layer)から成るのが好ましい。この目的のために、接続領域における剥離フィルムと第1のシーリングフィルムとの間の接着力は、例えばシーリングフィルムのフィルム構造により、シール領域5、6における第1のシーリングフィルムと第2のシーリングフィルムとの間の接着力よりも低くされる。把持部及び開封タブの領域13から接続領域11の境界を定める境界線12が、開封方向Rに開いた角度βをなしている、という事実のおかげで、剥離フィルム2は、第1のシーリングフィルム3から比較的容易に取り除くことができる。しかしながら原則的には、境界線12も直線的に、好ましくは開封方向Rに対して垂直に延在させることができる。
残りの接続領域11が切断部9、10まで延びるように、つまり、今では移動した(now shifted)境界線が切断部9、10に到達するように、剥離フィルム2が第1のシーリングフィルム3からある程度取り除かれたらすぐに、剥離フィルム2が第1のシーリングフィルム3を持ち上げ、もはやこのフィルム3からそれ自身を解放することはない。これは、第1のシーリングフィルムに鋭利な引き裂きを提供するのに必要な力が、剥離フィルムと第1のシーリングフィルムとの間の接着力より低い、という事実のおかげで起こる。その後、残りの接続領域が切断部9、10の端部9.1、10.1まで丁度延びたらすぐに、第1のシーリングフィルム3は、好ましくは開封方向Rに、剥離フィルム2を介して力が掛けられることによって引き裂かれるが、実際には、鋭利に引き裂く方向を向いている切断部分9.3、10.3により、切断部9、10の端部9.1、10.1から開始する。従って、実質的に開封方向Rと平行かつその方向Rに延在する引き裂き線9.2、10.2が形成される。切断部9、10の切断部分9.3、10.3の端部9.1、10.1が、キャビティ7によって包含される領域内に位置しているので、形成する引き裂き線9.2、10.2もこの領域内に延在する。結果として、剥離フィルム2が取り除かれるときに、キャビティ7は徐々に開封され、問題なくウェーハ8をキャビティ7から引き抜くことができる。
図3bは、剥離フィルム2の影響下で、どのように第1のシーリングフィルム3を引き裂き線9.2、10.2に沿って破り開けるのかを図示している。図2はさらに、引き裂いた後の積層体の全体を示す。ウェーハ用小袋1の開封中に、上側の剥離フィルム2はそれと共に第1のシーリングフィルム3を持ち上げて、それによってキャビティ7中のウェーハ8が露出する。未開封の位置にある第1のシーリングフィルム3も、破線で図2に示している。
図4に線図で示されているのは、本発明のウェーハ用小袋1の積層体の典型的な構造であり、ウェーハ8はその内部に含まれている。図4の片側で説明されるように、3つのフィルム--剥離フィルム2、第1のシーリングフィルム3及び第2のシーリングフィルム4--は各々が3層から形成されている。
剥離フィルム2は上面側が、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)などの容易に印刷できるポリマー層から成るので、例えば薬、メーカー、有効期限、登録記号及び/又は他の記号を識別するためにウェーハ用小袋1の上面に印を付けることができる。さらに、剥離フィルム2は下面側に、例えばポリエチレン(PE)などの容易に剥離可能な材料の層を含むので、剥離フィルム2を第1のシーリングフィルム3から部分的に剥がすことができる。これらの2つの層の間に位置しているのは、例えばアルミニウム(Al)から形成されたバリア層であり、水分バリアとして機能する。
第1のシーリングフィルム3も同様に、剥離フィルム2と対向する側に例えばポリエチレン(PE)などの容易に剥離可能な材料の層を含むので、剥離フィルム2を第1のシーリングフィルム3から手で容易に取り除くことができる。ウェーハ8用のキャビティ7と対向する側に、例えばバレックス(登録商標)から形成された化学的不活性層がある。しかしながら、この層は、第2のシーリングフィルムの対応する化学的不活性層から容易に取り除くことができない。第2のシーリングフィルムの化学的不活性層と容易に剥離可能な層との間に位置しているのも、同じく、例えばアルミニウム層(Al)のバリア層である。
ウェーハ8からの活性成分が第2のシーリングフィルム4にも達しないように、第2のシーリングフィルム4も同様に、第1のシーリングフィルムと対向する側に例えばバレックス(登録商標)層などの化学的不活性層を含む。下面に、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)から形成された容易に印刷可能な材料の層があり、剥離フィルム2と同じ詳細(same details)又は異なる詳細(different details)を備えることができる。化学的不活性層と印刷可能層との間に配置されているのも同じくバリア層である。
図5に図示されているのは、別の実施形態の第2のシーリングフィルム4であり、切り取り部分14を備えている。第2のシーリングフィルム4と切り取り部分14とは、分割線(parting line)15を介して互いに隣接している。同様に、剥離フィルム2及び第1のシーリングフィルム3も、対応する切り取り部分14に変遷する。切り取り部分14の領域において、フィルムは各々が互いに接続される。剥離フィルム2、第1のシーリングフィルム3及び第2のシーリングフィルム4から形成されたウェーハ用小袋1の除去を通してのみ、それらのフィルムを引き離すために用いることのできる把持部及び開封タブが形成される。図5に示された第2のシーリングフィルム4は、第1のシーリングフィルム3の対応するシール縁部に接続されたシール縁部5を有しており、それにより、その中にウェーハ8を位置させているキャビティ7が形成される。
切り取り部分14は、第2のパッケージング内に位置する保持ユニット(holding unit)で受容するのに適しており、その中で、(複数の)ウェーハ用小袋1は積層形状で収容される。この目的のため、個々のフィルムの切り取り部分14と及びウェーハ用小袋1は面一にされる。組み立てた状態(assembled state)では、保持ブロック(holding block)が分割線15の中間領域における切り取り部分の周囲には係合していないのに対して、保持ユニットは、切り取り部分の端面の周囲、切り取り部分の狭い側部の周囲、そして切断部18の領域内に係合しており、それらはこの領域を介して各々のウェーハ用小袋に接続することが可能になる。
分割線15は、少なくとも部分的にはミシン目から成ることができる。この例では、2つのミシン目部分17がある。分割線15の他の部分は、切断部18によって形成される。従って、引き裂く際は、ウェーハ用小袋1は、第2のパッケージングから方向Rに容易に引き裂くことができる。ウェーハ用小袋1を引き裂いた後、把持部と開封タブは機能的に準備ができており、したがってウェーハ用小袋1を開封することができる。

Claims (22)

  1. フィルムの層構造によって形成されるウェーハ用小袋(1)であって、第1及び第2のシーリングフィルム(3, 4)の間に、外部に対して閉じられ且つウェーハ(8)を受容するのに適したキャビティ(7)が形成されるように、少なくとも1つのシール領域を介して互いに接続された第1及び第2のシーリングフィルム(3, 4)を含んでおり、
    層構造は、ウェーハ用小袋(1)を開封するための、第1のシーリングフィルム(3)に接続された少なくとも1つの剥離フィルム(2)をさらに含み、剥離フィルム(2)は、ウェーハ用小袋(1)を開封する際に第1のシーリングフィルム(3)から少なくとも部分的に取り除くことができ、第1のシーリングフィルム(3)から部分的に取り除いたとき、ウェーハ用小袋(1)をさらに開封する際には第1のシーリングフィルムに鋭利な引き裂きを生じ、それによりキャビティ(7)が外部に開放されることを特徴とするウェーハ用小袋(1)。
  2. 第1のシーリングフィルム(3)は、キャビティ(7)によって形成された領域の外側に少なくとも1つの切断部(9, 10)を備えおり、
    それにより、第1のシーリングフィルム(3)が、少なくとも1つの切断部(9, 10)から始まって、キャビティ(7)の領域内で開封方向(R)にウェーハ用小袋(1)をさらに開封する際に鋭利に引き裂かれることを特徴とする請求項1に記載のウェーハ用小袋(1)。
  3. ウェーハ用小袋(1)は、少なくとも1つの切断部(9, 10)の2つの端部(9.1, 10.1)から始まって開封方向(R)に鋭利に引き裂かれて、それにより、キャビティ(7)内のウェーハ(8)を露出させることを特徴とする請求項2に記載のウェーハ用小袋(1)。
  4. 開封方向(R)に延在する切断部分(9.3, 10.3)が、少なくとも1つの切断部(9, 10)の端部(9.1, 10.1)に隣接していることを特徴とする請求項3に記載のウェーハ用小袋(1)。
  5. 第1のシーリングフィルム(3)は、屋根形状で互いに方向付けられた2つの切断部(9, 10)又は開封方向Rに対して垂直に延在させた直線的な1つの切断部を有し、切断部はキャビティ(7)の領域内に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のウェーハ用小袋(1)。
  6. 剥離フィルム(2)と第1のシーリングフィルム(3)とは、少なくとも接続領域(11)内で互いに接続されており、接続領域(11)は、少なくともキャビティ(7)を越えて、少なくとも1つの切断部(9, 10)に延在することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のウェーハ用小袋(1)。
  7. 剥離フィルム(2)と第1のシーリングフィルム(3)は、第1のシーリングフィルム(3)と剥離フィルム(2)との接続領域(11)に隣接して、把持タブを形成することを特徴とする請求項6に記載のウェーハ用小袋(1)。
  8. 把持タブを形成する第1のシーリングフィルム(3)の領域(13)は、屋根形状に設計された境界線(12)を介して接続領域(11)に隣接しており、ウェーハ用小袋(1)が開封されたときに、接続領域(11)は開封方向(R)とは反対の方向において先細りになることを特徴とする請求項7に記載のウェーハ用小袋(1)。
  9. 把持タブを形成する第1のシーリングフィルム(3)の領域(13)が、直線状の境界線(12)を介して接続領域(11)に隣接することを特徴とする請求項7に記載のウェーハ用小袋(1)。
  10. 剥離フィルム(2)並びに第1及び第2のシーリングフィルム(3, 4)の各々が、把持タブを形成する領域(13)を介して切り取り部分(14)に隣接しており、切り取り部分(14)は、それぞれのフィルム(2, 3, 4)から分離可能であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載のウェーハ用小袋(1)。
  11. 互いに面一にされた凹部(16)が、第2のパック内の保持リベットを受容するために、切り取り部分(14)内に配置されていることを特徴とする請求項10に記載のウェーハ用小袋(1)。
  12. 第1及び第2のシーリングフィルム(3, 4)と、そして剥離フィルム(2)も、各々が、互いに接続した層の積層体から形成されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のウェーハ用小袋(1)。
  13. 第1及び第2のシーリングフィルム(3, 4)が互いから除去可能ではないことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のウェーハ用小袋(1)。
  14. 第1及び第2のシーリングフィルム(3, 4)は、ウェーハ(8)と接触する面上で、バレックス(登録商標)層から各々形成されることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載のウェーハ用小袋(1)。
  15. 第1のシーリングフィルム(3)及び剥離フィルム(2)は、各々が、ポリエチレン層を介して互いに接続されていることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載のウェーハ用小袋(1)。
  16. 第1のシーリングフィルム(3)のバレックス(登録商標)層とポリエチレン層とが、アルミニウム箔を介して互いに接続されていることを特徴とする請求項14に記載のウェーハ用小袋(1)。
  17. 外部に対向した面において、第2のシーリングフィルム(4)及び剥離フィルム(2)は、各々が印刷可能なポリマー層を有することを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載のウェーハ用小袋(1)。
  18. 第2のシーリングフィルム(4)の印刷可能なポリマー層及び剥離フィルム(2)の印刷可能なポリマー層が、ポリエチレンテレフタレートから成ることを特徴とする請求項16に記載のウェーハ用小袋(1)。
  19. 第2のシーリングフィルム(4)のバレックス(登録商標)層と印刷可能なポリマー層とが、アルミニウム箔を介して互いに接続されていることを特徴とする請求項17又は18に記載のウェーハ用小袋(1)。
  20. 剥離フィルム(2)のポリエチレン層と印刷可能なポリマー層とが、アルミニウム箔を介して互いに接続されていることを特徴とする請求項17〜19のいずれか1項に記載のウェーハ用小袋(1)。
  21. ウェーハ用小袋(1)がウェーハ(8)を含んでいることを特徴とする請求項1〜20のいずれか1項に記載のウェーハ用小袋(1)。
  22. ウェーハ(8)が避妊用又はホルモン補充療法用の薬を含むことを特徴とする請求項21に記載のウェーハ用小袋(1)。
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