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JP2014107507A - 電子機器 - Google Patents

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JP2014107507A
JP2014107507A JP2012261469A JP2012261469A JP2014107507A JP 2014107507 A JP2014107507 A JP 2014107507A JP 2012261469 A JP2012261469 A JP 2012261469A JP 2012261469 A JP2012261469 A JP 2012261469A JP 2014107507 A JP2014107507 A JP 2014107507A
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Hiromutsu Furuta
博睦 古田
Masateru Nishizaka
政輝 西坂
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Sharp Corp
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Abstract

【課題】 エネルギの消費を抑制した上で、発熱部品の熱を効率的に除去することができる電子機器を提供する。
【解決手段】 電子機器(100)は、筐体(1)と、該筐体(1)内に配置される複数の回路基板であって、発熱部品がそれぞれ実装される第1,第2,第3回路基板(3,4,5)と、気流発生機構(6)とを備える。気流発生機構(6)は、第1冷却ファン(61)と第2冷却ファン(62)とを有し、第1冷却ファン(61)が、第1回路基板(3)に実装される第1発熱部品(31)に向かって流れる第1の気流(F1)を発生させ、第2冷却ファン(62)が、第2回路基板(4)に実装される第2発熱部品(41)に向かって流れる第2の気流(F2)を発生させる。さらに気流発生機構(6)は、第1の気流(F1)と第2の気流(F2)とを衝突させて衝突噴流(F3)を発生させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器に関し、特に、筐体内に配置される発熱部品を冷却するための気流を発生させる気流発生機構を備えた電子機器に関する。
パーソナルコンピュータ(PC)、テレビジョン装置などの電子機器は、筐体内に回路基板が取付けられて構成され、該回路基板の主面上には複数の発熱部品が実装されている。この発熱部品としては、たとえばCPUなどの演算用半導体チップ、半導体レーザや発光素子などの発光デバイスが挙げられる。
電子機器には、筐体内において発熱部品の熱を除去するために、冷却ファンが設けられている(たとえば、特許文献1参照)。この冷却ファンは、筐体内の回路基板上に実装された発熱部品に向かって流れる冷却用の気流を発生させ、この気流によって発熱部品から熱を除去することで、筐体内において発熱部品を冷却することができる。
電子機器の中には、筐体内に複数の回路基板が取付けられて構成される電子機器がある。このような電子機器では、複数の回路基板は、筐体内において、該筐体の底面上における面方向に互いに離間した各領域にそれぞれ設けられ、各回路基板に実装される発熱部品が、筐体の底面上において面方向に離間した複数の領域に点在することになる。
筐体の底面上における面方向に離間した複数の領域に発熱部品が点在する場合において、各領域に配置される発熱部品を冷却するための従来の冷却構造としては、(1)各領域に対応した複数の冷却ファンを有する構造、(2)エアーダクトを有する構造、(3)ヒートシンクを有する構造、などが挙げられる。
図3は、複数の冷却ファンを有する冷却構造を備えた従来の電子機器300を示す図である。従来の電子機器300は、筐体301と、複数の回路基板である第1回路基板303および第2回路基板304と、複数の冷却ファンである第1冷却ファン305および第2冷却ファン306とを備える。なお、以下の説明では、筐体301の底面302に平行な予め定める第1の方向をX方向と呼び、底面302に平行でかつX方向に垂直な第2の方向をY方向と呼ぶ。
電子機器300において、第1回路基板303と第2回路基板304とは、筐体301内において、該筐体301の底面302上に互いにY方向に離間して隣接状態で設けられる。第1回路基板303には、少なくとも1つの第1発熱部品303Aが実装され、第2回路基板304には、少なくとも1つの第2発熱部品304Aが実装される。
第1冷却ファン305と第2冷却ファン306とは、筐体301内において、該筐体301の底面302上に互いにY方向に離間して隣接状態で設けられる。第1冷却ファン305は、第1回路基板303の近傍に配置され(第1回路基板303の端面に対向して配置され)、筐体301内における第1冷却ファン305の周辺の空気を吸気し、第1発熱部品303Aに向かって流れる第1の気流F30を発生させる。この第1冷却ファン305によって発生された第1の気流F30の流れ方向は、X方向に平行である。第2冷却ファン306は、第2回路基板304の近傍に配置され(第2回路基板304の端面に対向して配置され)、筐体301内における第2冷却ファン306の周辺の空気を吸気し、第2発熱部品304Aに向かって流れる第2の気流F31を発生させる。この第2冷却ファン306によって発生された第2の気流F31の流れ方向は、X方向に平行である。
従来の電子機器300では、第1冷却ファン305により発生された第1の気流F30によって第1発熱部品303Aから熱を除去し、第2冷却ファン306により発生された第2の気流F31によって第2発熱部品304Aから熱を除去することができ、その結果、筐体301内において第1発熱部品303Aおよび第2発熱部品304Aを冷却することができる。
図4は、エアーダクトを有する冷却構造を備えた従来の電子機器400を示す図である。従来の電子機器400は、筐体401と、複数の回路基板である第1回路基板403および第2回路基板404と、冷却ファン405と、エアーダクト406とを備える。なお、以下の説明では、筐体401の底面402に平行な予め定める第1の方向をX方向と呼び、底面402に平行でかつX方向に垂直な第2の方向をY方向と呼ぶ。
電子機器400において、第1回路基板403と第2回路基板404とは、筐体401内において、該筐体401の底面402上に互いにY方向に離間して隣接状態で設けられる。第1回路基板403には、少なくとも1つの第1発熱部品403Aが実装され、第2回路基板404には、少なくとも1つの第2発熱部品404Aが実装される。
冷却ファン405は、エアーダクト406を介して第1回路基板403および第2回路基板404の端面に対向して配置され、筐体401内における冷却ファン405の周辺の空気を吸気し、第1発熱部品403Aおよび第2発熱部品404Aが配置される方向に向かって流れる気流を発生させる。
エアーダクト406は、筐体401の底面402上において、第1回路基板403および第2回路基板404と、冷却ファン405との間に配置され、冷却ファン405によって発生された気流を2つの方向に分岐し、一の方向に分岐された第1分岐流を第1流出管部4061から流出させ、他の方向に分岐された第2分岐流を第2流出管部4062から流出させる。
エアーダクト406の第1流出管部4061から流出された第1分岐流F40は、第1回路基板403に実装された第1発熱部品403Aに向かって流れ、第2流出管部4062から流出された第2分岐流F41は、第2回路基板404に実装された第2発熱部品404Aに向かって流れる。エアーダクト406から流出された第1分岐流F40および第2分岐流F41の流れ方向は、X方向に平行である。
従来の電子機器400では、冷却ファン405により発生された気流がエアーダクト406によって分岐され、その分岐されてエアーダクト406の第1流出管部4061から流出された第1分岐流F40によって第1発熱部品403Aから熱を除去し、第2流出管部4062から流出された第2分岐流F41によって第2発熱部品404Aから熱を除去することができ、その結果、筐体401内において第1発熱部品403Aおよび第2発熱部品404Aを冷却することができる。
図5は、ヒートシンクを有する冷却構造を備えた従来の電子機器500を示す図である。従来の電子機器500は、筐体501と、複数の回路基板である第1回路基板503および第2回路基板504と、第1吸熱ヒートシンク505と、第2吸熱ヒートシンク506と、排熱ヒートシンク507と、熱伝達ヒートパイプ508と、冷却ファン509とを備える。なお、以下の説明では、筐体501の底面502に平行な予め定める第1の方向をX方向と呼び、底面502に平行でかつX方向に垂直な第2の方向をY方向と呼ぶ。
電子機器500において、第1回路基板503と第2回路基板504とは、筐体501内において、該筐体501の底面502上に互いにY方向に離間して隣接状態で設けられる。第1回路基板503には、少なくとも1つの第1発熱部品503Aが実装され、第2回路基板504には、少なくとも1つの第2発熱部品504Aが実装される。
第1吸熱ヒートシンク505は、筐体501内において、第1発熱部品503Aを上方から覆うように設けられ、第1発熱部品503Aから発生した熱を吸熱する。第2吸熱ヒートシンク506は、筐体501内において、第2発熱部品504Aを上方から覆うように設けられ、第2発熱部品504Aから発生した熱を吸熱する。熱伝達ヒートパイプ508は、第1吸熱ヒートシンク505および第2吸熱ヒートシンク506と、排熱ヒートシンク507とに接続され、第1吸熱ヒートシンク505および第2吸熱ヒートシンク506が吸熱した熱を排熱ヒートシンク507に伝達する。排熱ヒートシンク507は、筐体501内において、該筐体501の底面502上に設けられ、熱伝達ヒートパイプ508から伝達された熱を排熱する。
冷却ファン509は、排熱ヒートシンク507に対向して配置され、筐体501内における冷却ファン509の周辺の空気を吸気し、排熱ヒートシンク507に向かって流れる気流F50を発生させる。
従来の電子機器500では、冷却ファン509により発生された気流F50によって、排熱ヒートシンク507に伝達された、第1発熱部品503Aおよび第2発熱部品504Aから発生した熱を除去することができ、その結果、筐体501内において第1発熱部品503Aおよび第2発熱部品504Aを冷却することができる。
特開2002−118386号公報
従来の電子機器300,400,500では、発熱部品に対する冷却効果を向上させるためには、冷却ファンにより発生させる気流の風圧を上昇させる必要があり、多くのエネルギが必要となってしまう。
本発明の目的は、エネルギの消費を抑制した上で、発熱部品の熱を効率的に除去することができる電子機器を提供することである。
本発明は、内部空間を有する筐体と、
前記筐体の内部空間を規定する内面の一部を構成する底面上における予め定める第1領域に配置される少なくとも1つの第1発熱部品と、
前記筐体の前記底面上における、前記第1領域から離間した第2領域に配置される少なくとも1つの第2発熱部品と、
前記第1発熱部品に向かって流れる第1の気流と、前記第2発熱部品に向かって流れる第2の気流とを発生させ、前記第1領域と前記第2領域との間の前記底面上の領域で、前記第1の気流と前記第2の気流とを衝突させて衝突噴流を発生させる気流発生機構と、を備えることを特徴とする電子機器である。
また本発明の電子機器において、前記気流発生機構は、前記第1の気流を発生させる第1気流発生部と、前記第2の気流を発生させる第2気流発生部とを有することを特徴とする。
また本発明の電子機器において、前記気流発生機構は、前記第1の気流および前記第2の気流の少なくともいずれか一方の気流の流れ方向を調整するための気流方向調整部を有することを特徴とする。
また本発明の電子機器は、前記衝突噴流の流れ方向において前記第1領域および前記第2領域よりも上流側の、前記底面上の領域に、少なくとも1つの第3発熱部品が配置されることを特徴とする。
本発明によれば、電子機器は、筐体と、少なくとも1つの第1発熱部品と、少なくとも1つの第2発熱部品と、気流発生機構とを備える。第1発熱部品は、筐体の内部空間を規定する内面の一部を構成する底面上における予め定める第1領域に配置される。第2発熱部品は、筐体の前記底面上における、前記第1領域から離間した第2領域に配置される。気流発生機構は、第1発熱部品に向かって流れる第1の気流と、第2発熱部品に向かって流れる第2の気流とを発生させる。この気流発生機構は、筐体の底面上における第1領域と第2領域との間の領域で、第1の気流と第2の気流とを衝突させて衝突噴流を発生させる。
本発明の電子機器では、気流発生機構が第1の気流と第2の気流とを衝突させて衝突噴流を発生させるので、第1の気流および第2の気流のみならず衝突噴流によって第1発熱部品および第2発熱部品から熱を除去することができ、その結果、エネルギの消費を抑制した上で、筐体内における第1発熱部品および第2発熱部品を効率的に冷却することができる。
また本発明によれば、気流発生機構は、第1の気流を発生させる第1気流発生部と、第2の気流を発生させる第2気流発生部とを有する。これによって、第1気流発生部により発生される第1の気流の風圧および流れ方向と、第2気流発生部により発生される第2の気流の風圧および流れ方向とを個別に制御することが可能となり、その結果、筐体内における衝突噴流の発生位置および風圧を調整することができ、筐体内における第1発熱部品および第2発熱部品の熱をより効率的に除去することができる。
また本発明によれば、気流発生機構は気流方向調整部を有し、この気流方向調整部は、第1の気流および第2の気流の少なくともいずれか一方の気流の流れ方向を調整するためのものである。これによって、筐体内における衝突噴流の発生位置を調整することができ、筐体内における第1発熱部品および第2発熱部品の熱をより効率的に除去することができる。
また本発明によれば、電子機器は、少なくとも1つの第3発熱部品をさらに備える。この第3発熱部品は、筐体の前記底面上において、第1領域および第2領域よりも衝突噴流の流れ方向上流側の領域に配置される。本発明の電子機器では、気流発生機構が、筐体内において第1の気流および第2の気流のみならず、衝突噴流を発生させるので、この衝突噴流の流れ方向上流側に配置される第3発熱部品から発生する熱を、衝突噴流によって除去することができる。
本発明の第1実施形態に係る電子機器100の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る電子機器200の構成を示す図である。 複数の冷却ファンを有する冷却構造を備えた従来の電子機器300を示す図である。 エアーダクトを有する冷却構造を備えた従来の電子機器400を示す図である。 ヒートシンクを有する冷却構造を備えた従来の電子機器500を示す図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子機器100の構成を示す図である。図1は、筐体1の底面2に垂直な方向から見たときの、筐体1の内部における構造を示す。なお、以下の説明では、筐体1の底面2に平行な予め定める第1の方向をX方向と呼び、底面2に平行でかつX方向に垂直な第2の方向をY方向と呼ぶ。
本実施形態の電子機器100は、パーソナルコンピュータ(PC)、テレビジョン装置などによって実現され、筐体1と、第1回路基板3と、第2回路基板4と、第3回路基板5と、気流発生機構6とを備える。
筐体1は、第1回路基板3、第2回路基板4、第3回路基板5、および気流発生機構6などの、電子機器100を構成する各部品を収容するためのものであり、これらの各部品が収容される内部空間を規定する壁部により構成される。筐体1を構成する壁部には、第1回路基板3、第2回路基板4、第3回路基板5、および気流発生機構6が取付けられる底壁部が含まれており、この底壁部の筐体1内方を臨む面を底面2と呼ぶ。換言すれば、筐体1の底面2は、内部空間を規定する壁部の一部を構成する底壁部の、内部空間に臨む面である。
第1回路基板3は、筐体1内において、該筐体1の底面2上における予め定める第1領域に配置される。この第1回路基板3には、少なくとも1つの第1発熱部品31が実装されている。すなわち、第1発熱部品31は、筐体1内において、該筐体1の底面2上における第1領域に配置されることになる。
第1回路基板3としては、液晶パネルなどの表示パネルの表示を制御するための表示パネル用回路基板、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子の点灯を制御するための電源回路基板などを例示することができる。第1回路基板3は、配線を有するプリント基板であり、放熱性を高めるためにアルミニウムなどの熱伝導性の良好な金属で構成されていてもよいし、ガラスエポキシ材などの非金属で構成されていてもよいし、セラミックスで構成されていてもよい。
また、第1発熱部品31としては、たとえばCPUなどの演算用半導体チップ、半導体レーザや発光素子などの発光デバイスが挙げられる。
第2回路基板4は、筐体1内において、該筐体1の底面2上における、第1回路基板3と面方向に離間した第2領域に配置される。より詳細には、第2回路基板4は、筐体1の底面2上において、第1回路基板3とY方向に予め定める間隔をあけて隣接して配置される。この第2回路基板4には、少なくとも1つの第2発熱部品41が実装されている。すなわち、第2発熱部品41は、筐体1内において、該筐体1の底面2上における第2領域に配置されることになる。
第2回路基板4としては、前述の第1回路基板3と同様に、表示パネル用回路基板、電源回路基板などを例示することができ、構成材料としてはアルミニウムなどの金属、ガラスエポキシ材やセラミックスなどの非金属を挙げることができる。
また、第2発熱部品41としては、前述の第1発熱部品31と同様に、たとえばCPUなどの演算用半導体チップ、半導体レーザや発光素子などの発光デバイスが挙げられる。
第3回路基板5は、筐体1の底面2上において、第1回路基板3が配置される第1領域、および第2回路基板4が配置される第2領域よりも、さらには、後述の第1冷却ファン61および第2冷却ファン62よりも、衝突噴流F3の流れ方向(X方向に平行)上流側の領域に配置される。この第3回路基板5には、少なくとも1つの第3発熱部品51が実装されている。すなわち、第3発熱部品51は、筐体1の底面2上において、第1領域および第2領域よりも衝突噴流F3の流れ方向上流側の領域に配置されることになる。
第3回路基板5としては、前述の第1回路基板3および第2回路基板4と同様に、表示パネル用回路基板、電源回路基板などを例示することができ、構成材料としてはアルミニウムなどの金属、ガラスエポキシ材やセラミックスなどの非金属を挙げることができる。
また、第3発熱部品51としては、前述の第1発熱部品31および第2発熱部品41と同様に、たとえばCPUなどの演算用半導体チップ、半導体レーザや発光素子などの発光デバイスが挙げられる。
気流発生機構6は、筐体1内に配置される第1回路基板3、第2回路基板4および第3回路基板5にそれぞれ実装される、第1発熱部品31、第2発熱部品41および第3発熱部品51を冷却するための気流を発生させる。この気流発生機構6は、第1冷却ファン61と、第2冷却ファン62とを有する。
第1冷却ファン61は、第1気流発生部としての機能を有し、筐体1の底面2上において、第1回路基板3の近傍に配置される(第1回路基板3の端面に対向して配置される)。第1冷却ファン61は、筐体1の底面2上に取付けられて気流の通路となる、両端が開口した筒状体611と、筒状体611内に回転可能に支持されたフィン612とを有する。第1冷却ファン61は、フィン612の回転により筒状体611の一端側開口から他端側開口に向けて第1の気流が発生するように構成されている。第1冷却ファン61は、筐体1内における第1冷却ファン61の周辺の空気を、フィン612の回転により吸気し、第1回路基板3に実装される第1発熱部品31に向かって流れる第1の気流F1を発生させる。
第2冷却ファン62は、第2気流発生部としての機能を有し、筐体1の底面2上において、第1冷却ファン61と面方向に離間し、かつ第2回路基板4の近傍に配置される(第2回路基板4の端面に対向して配置される)。より詳細には、第2冷却ファン62は、筐体1の底面2上において、第2回路基板4の端面に対向し、かつ、第1冷却ファン61とY方向に予め定める間隔をあけて隣接して配置される。
第2冷却ファン62は、筐体1の底面2上に取付けられて気流の通路となる、両端が開口した筒状体621と、筒状体621内に回転可能に支持されたフィン622とを有する。第2冷却ファン62は、フィン622の回転により筒状体621の一端側開口から他端側開口に向けて第2の気流が発生するように構成されている。第2冷却ファン62は、筐体1内における第2冷却ファン62の周辺の空気を、フィン622の回転により吸気し、第2回路基板4に実装される第2発熱部品41に向かって流れる第2の気流F2を発生させる。
本実施形態の電子機器100において、気流発生機構6は、筐体1の底面2上における、第1回路基板3が配置される第1領域と、第2回路基板4が配置される第2領域との間の領域で、第1の気流F1と第2の気流F2とを衝突させて衝突噴流F3を発生させる。気流発生機構6では、第1冷却ファン61によって発生される第1の気流F1と、第2冷却ファン62によって発生される第2の気流F2とが、第1回路基板3と第2回路基板4との間の領域で衝突するように、第1冷却ファン61と第2冷却ファン62との配置状態が調整されている。なお、衝突噴流F3の流れ方向は、X方向に平行である。
以上のように構成される本実施形態の電子機器100では、第1冷却ファン61により発生された第1の気流F1によって第1発熱部品31から熱を除去し、第2冷却ファン62により発生された第2の気流F2によって第2発熱部品41から熱を除去することができ、その結果、筐体1内において第1発熱部品31および第2発熱部品41を冷却することができる。
さらに、電子機器100では、気流発生機構6が第1の気流F1と第2の気流F2とを衝突させて衝突噴流F3を発生させるので、第1の気流F1および第2の気流F2のみならず衝突噴流F3によって第1発熱部品31および第2発熱部品41から熱を除去することができ、その結果、エネルギの消費を抑制した上で、筐体1内における第1発熱部品31および第2発熱部品41の熱を効率的に除去することができる。
また、本実施形態の電子機器100において、第3回路基板5に実装される第3発熱部品51は、筐体1の底面2上において、第1回路基板3が配置される第1領域、および第2回路基板4が配置される第2領域よりも、さらには、第1冷却ファン61および第2冷却ファン62よりも、衝突噴流F3の流れ方向上流側の領域に配置される。気流発生機構6が、筐体1内において第1の気流F1および第2の気流F2のみならず、衝突噴流F3を発生させるので、この衝突噴流F3の流れ方向上流側に配置される第3発熱部品51の近傍に、衝突噴流F3に巻き込まれた第3の気流F4が発生する。電子機器100では、第3回路基板5に実装される第3発熱部品51から発生する熱を、第3の気流F4によって除去することができ、その結果、第3回路基板5の近傍に新たな冷却ファンを設ける必要がない。
また、衝突噴流F3によって第1発熱部品31、第2発熱部品41および第3発熱部品51から熱を除去することができるので、従来技術のようにエアーダクトやヒートシンクを用いなくても発熱部品の効率的な冷却が可能であり、エアーダクトやヒートシンクを用いる必要がない分、電子機器100の小型化が可能となる。
さらにまた、本実施形態の電子機器100において、気流発生機構6は、第1の気流F1を発生させる第1冷却ファン61と、第2の気流F2を発生させる第2冷却ファン62とを有する。これによって、第1冷却ファン61により発生される第1の気流F1の風圧および流れ方向と、第2冷却ファン62により発生される第2の気流F2の風圧および流れ方向とを個別に制御することが可能となり、その結果、筐体1内における衝突噴流F3の発生位置および風圧を調整することができ、筐体1内における第1発熱部品31、第2発熱部品41および第3発熱部品51の熱をより効率的に除去することができる。
図2は、本発明の第2実施形態に係る電子機器200の構成を示す図である。図2は、筐体1の底面2に垂直な方向から見たときの、筐体1の内部における構造を示す。なお、以下の説明では、筐体1の底面2に平行な予め定める第1の方向をX方向と呼び、底面2に平行でかつX方向に垂直な第2の方向をY方向と呼ぶ。本実施形態の電子機器200は、前述の電子機器100に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。電子機器200は、気流発生機構201の構成が、前述の気流発生機構6の構成と異なること以外は、電子機器100と同様である。
電子機器200が備える気流発生機構201は、筐体1内に配置される第1回路基板3、第2回路基板4および第3回路基板5にそれぞれ実装される、第1発熱部品31、第2発熱部品41および第3発熱部品51を冷却するための気流を発生させる。この気流発生機構201は、第1冷却ファン202と、第2冷却ファン203と、第1気流方向調整部204と、第2気流方向調整部205とを有する。
第1冷却ファン202は、筐体1の底面2上において、第1回路基板3の近傍に配置される(第1回路基板3の端面に対向して配置される)。第1冷却ファン202は、筐体1の底面2上に取付けられて気流の通路となる、両端が開口した筒状体2021と、筒状体2021内に回転可能に支持されたフィン2022とを有する。第1冷却ファン202は、フィン2022の回転により筒状体2021の一端側開口から他端側開口に向けて気流が発生するように構成されている。第1冷却ファン202は、筐体1内における第1冷却ファン202の周辺の空気を、フィン2022の回転により吸気し、第1回路基板3側に向かって流れる第1の気流F1を発生させる。
第1気流方向調整部204は、筐体1の底面2上において、第1回路基板3と第1冷却ファン202との間に設けられる、板状の部材である。第1気流方向調整部204は、第1冷却ファン202によって発生された第1の気流F1が、第1回路基板3に実装される第1発熱部品31に向かって流れ、かつ、後述の第2冷却ファン203によって発生された第2の気流F2と衝突するように、第1の気流F1の流れ方向を調整する。
第2冷却ファン203は、筐体1の底面2上において、第1冷却ファン202と面方向に離間し、かつ第2回路基板4の近傍に配置される(第2回路基板4の端面に対向して配置される)。より詳細には、第2冷却ファン203は、筐体1の底面2上において、第2回路基板4の端面に対向し、かつ、第1冷却ファン202とY方向に予め定める間隔をあけて隣接して配置される。
第2冷却ファン203は、筐体1の底面2上に取付けられて気流の通路となる、両端が開口した筒状体2031と、筒状体2031内に回転可能に支持されたフィン2032とを有する。第2冷却ファン203は、フィン2032の回転により筒状体2031の一端側開口から他端側開口に向けて気流が発生するように構成されている。第2冷却ファン203は、筐体1内における第2冷却ファン203の周辺の空気を、フィン2032の回転により吸気し、第2回路基板4側に向かって流れる第2の気流F2を発生させる。
第2気流方向調整部205は、筐体1の底面2上において、第2回路基板4と第2冷却ファン203との間に設けられる、板状の部材である。第2気流方向調整部205は、第2冷却ファン203によって発生された第2の気流F2が、第2回路基板4に実装される第2発熱部品41に向かって流れ、かつ、前述の第1冷却ファン202によって発生された第1の気流F1と衝突するように、第2の気流F2の流れ方向を調整する。
本実施形態の電子機器200において、気流発生機構201は、筐体1の底面2上における、第1回路基板3が配置される第1領域と、第2回路基板4が配置される第2領域との間の領域で、第1の気流F1と第2の気流F2とを衝突させて衝突噴流F3を発生させる。気流発生機構201では、第1冷却ファン202によって発生される第1の気流F1と、第2冷却ファン203によって発生される第2の気流F2とが、第1回路基板3と第2回路基板4との間の領域で衝突するように、第1気流方向調整部204によって第1の気流F1の流れ方向が調整され、第2気流方向調整部205によって第2の気流F2の流れ方向が調整される。なお、衝突噴流F3の流れ方向は、X方向に平行である。
以上のように構成される本実施形態の電子機器200では、第1冷却ファン202により発生され、第1気流方向調整部204により流れ方向が調整された第1の気流F1によって第1発熱部品31から熱を除去し、第2冷却ファン203により発生され、第2気流方向調整部205により流れ方向が調整された第2の気流F2によって第2発熱部品41から熱を除去することができ、その結果、筐体1内において第1発熱部品31および第2発熱部品41を冷却することができる。
さらに、電子機器200では、気流発生機構201が第1の気流F1と第2の気流F2とを衝突させて衝突噴流F3を発生させるので、第1の気流F1および第2の気流F2のみならず衝突噴流F3によって第1発熱部品31および第2発熱部品41から熱を除去することができ、その結果、エネルギの消費を抑制した上で、筐体1内における第1発熱部品31および第2発熱部品41を冷却することができる。
また、本実施形態の電子機器200において、気流発生機構201が、筐体1内において第1の気流F1および第2の気流F2のみならず、衝突噴流F3を発生させるので、この衝突噴流F3の流れ方向上流側に配置される第3発熱部品51の近傍に、衝突噴流F3に巻き込まれた第3の気流F4が発生する。電子機器200では、第3回路基板5に実装される第3発熱部品51から発生する熱を、第3の気流F4によって除去することができる。
1,301,401,501 筐体
2,302,402,502 底面
3,303,403,503 第1回路基板
4,304,404,504 第2回路基板
5 第3回路基板
6,201 気流発生機構
31,303A,403A,503A 第1発熱部品
41,304A,403A,503A 第2発熱部品
51 第3発熱部品
61,202 第1冷却ファン
62,203 第2冷却ファン
100,200,300,400,500 電子機器
204 第1気流方向調整部
205 第2気流方向調整部

Claims (4)

  1. 内部空間を有する筐体と、
    前記筐体の内部空間を規定する内面の一部を構成する底面上における予め定める第1領域に配置される少なくとも1つの第1発熱部品と、
    前記筐体の前記底面上における、前記第1領域から離間した第2領域に配置される少なくとも1つの第2発熱部品と、
    前記第1発熱部品に向かって流れる第1の気流と、前記第2発熱部品に向かって流れる第2の気流とを発生させ、前記第1領域と前記第2領域との間の前記底面上の領域で、前記第1の気流と前記第2の気流とを衝突させて衝突噴流を発生させる気流発生機構と、を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記気流発生機構は、前記第1の気流を発生させる第1気流発生部と、前記第2の気流を発生させる第2気流発生部とを有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記気流発生機構は、前記第1の気流および前記第2の気流の少なくともいずれか一方の気流の流れ方向を調整するための気流方向調整部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記衝突噴流の流れ方向において前記第1領域および前記第2領域よりも上流側の、前記底面上の領域に、少なくとも1つの第3発熱部品が配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電子機器。
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