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JP2014115555A - プロジェクター装置及び画像表示システム - Google Patents

プロジェクター装置及び画像表示システム Download PDF

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JP2014115555A
JP2014115555A JP2012271108A JP2012271108A JP2014115555A JP 2014115555 A JP2014115555 A JP 2014115555A JP 2012271108 A JP2012271108 A JP 2012271108A JP 2012271108 A JP2012271108 A JP 2012271108A JP 2014115555 A JP2014115555 A JP 2014115555A
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JP2012271108A
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Kasho Sekiguchi
歌省 関口
Takashi Endo
隆史 遠藤
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】小型で偏光分離方式による立体画像が表示可能なプロジェクター装置を提供する。
【解決手段】本発明のプロジェクター装置1は、光源装置10と、画像光生成部20と、投射レンズ30と、第1の位相差ユニット40と、第2の位相差ユニット50と、を備え、第1の位相差ユニット40は、第1、第2の画素光のそれぞれの一部に位相差を付与する第1の位相差付与部40aと、位相差を付与しない第1の位相差非付与部40bと、を含み、第2の位相差ユニット50は、位相差が付与された第1の画素光の一部、及び位相差が付与されなかった第2の画素光の残り部分に位相差を付与する第2の位相差付与部50aと、位相差が付与されなかった第1の画素光の残り部分、及び位相差が付与された第2の画素光の一部に位相差を付与しない第2の位相差非付与部50bと、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクター装置及び画像表示システムに関するものである。
従来から、表示画像を3次元画像として立体的に表現する3次元の画像表示システムが提案されている。このような画像表示システムとして、画素を縦或いは横一列ずつ交互に右眼用と左眼用に振り分け、それぞれに異なる偏光特性を付与し、偏光メガネで立体視を行う偏光分離方式のプロジェクター装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−151151号公報
しかしながら、上記従来技術においては、画像変調後に一旦中間像を結像させ、そこで画素一列ずつ交互に異なる偏光特性を付与する位相差板を通過させる構造を採用するため、中間像を生成するための光学系を配置するスペースが必要になり、装置が大型化してしまうといった問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、小型で偏光分離方式による立体画像が表示可能なプロジェクター装置及び画像表示システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1態様に係るプロジェクター装置は、光源装置と、
前記光源装置から照射された光を画像データに基づいて変調して、第1の画素光及び第2の画素光を含む画像光を生成する画像光生成部と、前記画像光生成部から出射された前記画像光をスクリーン上に投射する投射レンズと、前記画像光生成部と前記投射レンズとの間に配置され、前記画像光の少なくとも一部に位相差を付与する第1の位相差ユニットと、前記第1の位相差ユニットと前記投射レンズとの間に配置され、前記第1の位相差ユニットを通過した前記画像光の少なくとも一部に前記位相差を付与する第2の位相差ユニットと、を備え、前記第1の位相差ユニットは、前記第1の画素光及び前記第2の画素光のそれぞれの一部に前記位相差を付与する第1の位相差付与部と、前記第1の画素光及び前記第2の画素光のそれぞれの残り部分に前記位相差を付与しない第1の位相差非付与部と、を含み、前記第2の位相差ユニットは、前記第1の位相差付与部を通過して前記位相差が付与された前記第1の画素光の前記一部、及び前記第1の位相差非付与部を通過して前記位相差が付与されなかった前記第2の画素光の前記残り部分に前記位相差を付与する第2の位相差付与部と、前記第1の位相差非付与部を通過して前記位相差が付与されなかった前記第1の画素光の前記残り部分、及び前記第1の位相差付与部を通過して前記位相差が付与された前記第2の画素光の前記一部に前記位相差を付与しない第2の位相差非付与部と、を含むことを特徴とする。
本態様において、例えば、第1及び第2の位相差付与部が画像光に1/2波長の位相差を付与する構成とすれば、第1及び第2の位相差ユニットを通過した第1の画素光については偏光方向を変更させずに、第2の画素光については偏光方向を90度回転させることが可能となる。
よって、画像光生成部から射出された画像光をスクリーン上で偏光成分に基づいて分離することができる。また、2つの位相差ユニットを用いることで従来のような中間像を生成するための光学系が不要となることで装置構成を小型化できる。
従って、例えば、鑑賞者が偏光分離方式の観賞用メガネを装着することで、小型で偏光分離方式の立体画像表示を行うことが可能なプロジェクター装置を提供できる。
前記第1の位相差付与部及び前記第2の位相差付与部は、それぞれ1/2波長板から構成される構成としてもよい。
この構成によれば、第1の位相差ユニット及び第2の位相差ユニットを第1の画素光及び第2の画素光における偏光方向を90度異ならせることが可能な態様として機能させることができる。
前記第1の位相差ユニットは、複数の前記第1の位相差付与部及び前記第1の位相差非付与部がそれぞれ縞状に交互に配置され、前記第2の位相差ユニットは、複数の前記第2の位相差付与部及び前記第2の位相差非付与部がそれぞれ縞状に交互に配置される構成としてもよい。
この構成によれば、第1の画素光及び第2の画素光が縞状に配置されてなる画像光を偏光に基づいて分離することが可能となる。
前記第1の画素光は、右眼用の前記画像光を構成し、前記第2の画素光は、左眼用の前記画像光を構成する構成としてもよい。
この構成によれば、例えば、鑑賞者が観賞用メガネを装着することで、第1及び第2の画素光が偏光の違いにより分離され、右眼及び左眼でそれぞれ異なる画像を見ることができるので、人間の視覚特性により疑似的に立体画像を視認することができる。
前記画像光生成部は、光源装置から照射された光を画像データに基づいて変調する複数の変調装置と、該変調装置が変調した複数の光を合成して前記画像光を生成する画像合成部と、前記画像合成部で合成された前記画像光における所定の波長帯域について偏光を回転させる偏光回転子と、含む構成としてもよい。
この構成によれば、画像合成部で生成された複数の光の偏光方向が異なっていた場合であっても、偏光回転子を通過させることで偏光方向を揃えることができる。よって、偏光方向が揃った画像光を投射レンズを介してスクリーンに投射することができる。
前記第1の位相差ユニットは、前記画像光生成部に支持されている構成としてもよい。
この構成によれば、第1の位相差ユニットが画像光生成部に支持された構成を採用するので、第1の位相差ユニットの支持部材を別途設ける必要を無くし、装置を構成するための部品点数を削減することができる。
前記第1の位相差ユニットは、前記偏光回転子に支持されている構成としてもよい。
この構成によれば、第1の位相差ユニットが偏光回転子に支持されるので、部品点数を削減できる。
前記第2の位相差ユニットと前記投射レンズとの間に配置された1/4波長板をさらに備える構成としてもよい。
この構成によれば、1/4波長板により、例えば第1及び第2の画素光を偏光方向がそれぞれ90度ずれた直線偏光から回転方向の異なる円偏光に変換することができる。よって、回転方向の違いに基づいて円偏光を分離する方式の3D表示が可能なプロジェクター装置が提供される。
また、本発明の第2態様に係る画像表示システムは、上記第1態様に係るプロジェクター装置と、前記プロジェクター装置の前記投射レンズを介して前記画像光が投影されるスクリーンと、右眼側フィルター及び左眼側フィルターのいずれか一方が前記第1の位相差ユニット及び前記第2の位相差ユニットを通過した前記第1の画素光を透過させる透過特性を有し、前記右眼側フィルター及び前記左眼側フィルターのいずれか他方が前記第1の位相差ユニット及び前記第2の位相差ユニットを通過した前記第2の画素光を透過させる透過特性を有するメガネと、を備えることを特徴とする。
本態様に係る画像表示システムによれば、鑑賞者がメガネを装着することで、第1及び第2の画素光を偏光の違いによりスクリーン上の画像光を分離することが可能となる。よって、鑑賞者は、右眼及び左眼でそれぞれ異なる画像を見ることができるので、人間の視覚特性により疑似的に立体画像を視認することができる。
実施形態に係る画像表示システムの概略構成を示す図。 画像光の概念図を示す図。 (a)は、第1の位相差ユニットの概略構成を示す平面図、(b)は、第2の位相差ユニットの概略構成を示す平面図。 観賞用メガネの偏光透過軸を示した概念図 プロジェクター装置の要部構成における断面図。 変形例に係る画像表示システムの概略構成を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
図1は、本実施形態に係る画像表示システム100の概略構成を示す図である。画像表示システム100は、プロジェクター装置1と、スクリーンSCと、観賞用メガネ2とを含んで構成される。画像表示システム100は、プロジェクター装置1により、偏光方向がそれぞれ異なる右眼用画像及び左眼用画像をスクリーンSC上に投射した画像光を、観賞用メガネ2を用いて分離することで鑑賞者に三次元画像を視認させることを可能としたシステムである。
プロジェクター装置1は、例えばDVDプレイヤー、PCなどの信号源から供給される画像データに従って画像を形成し、形成した画像をスクリーンSCに投写する。プロジェクター装置1は、画像を二次元的に表現する通常画像表示モードと、画像を三次元的に表現する3Dモードとを切り替え可能である。立体画像表示モードにおいて、プロジェクター装置1は、左右の眼の視差が加味された1対の視差画像の情報を含む画像データを信号源から供給されて、この画像データに従って視差画像を投写する。本実施形態において、プロジェクター装置1は、偏光方向がそれぞれ異なる右眼用画像及び左眼用画像をスクリーンSC上に同時に投射する。鑑賞者は、観賞用メガネ2を用いることで、スクリーンSC上の右眼用画像及び左眼用画像を分離して視認することで三次元画像を視認することが可能とされている。
プロジェクター装置1は、液晶ライトバルブを3個用いた、いわゆる3板式のプロジェクターである。具体的に、プロジェクター装置1は、光源装置10と、画像光生成部20と、投射レンズ30と、第1の位相差ユニット40と、第2の位相差ユニット50と、を備えている。
光源装置10は、メタルハライド等のランプ11と、ランプ11の光を反射するリフレクター12と、リフレクター12からの無偏光の光を1種類の直線偏光に変換する偏光変換素子13と、を備える。偏光変換素子13は、図示しない偏光分離膜、反射膜及びλ/2位相差板を備え、リフレクター12からの光を偏光分離膜により2種類の直線偏光に分離し、反射膜により分離された2種類の直線偏光の進む方向を揃え、λ/2位相差板により2種類の直線偏光のうち一方を他方の偏光方向に変換する。本実施形態において、偏光変換素子13は、リフレクター12からの無偏光の光を垂直方向(図1の紙面に垂直な方向)の直線偏光に変換して出射する。なお、図示を省略したが、光源装置10からの光を複数の部分光束に分割し集光する一対のレンズアレイと、当該複数の部分光束を後述する赤色用液晶ライトバルブ26R、緑色用液晶ライトバルブ26G、青色用液晶ライトバルブ26B上に重ねあわせるコンデンサーレンズを備え、赤色用液晶ライトバルブ26R、緑色用液晶ライトバルブ26G、青色用液晶ライトバルブ26Bは、均一な面内照度の光束で照明される。
画像光生成部20は、反射ミラー21と、ダイクロイックミラー22と、リレーレンズ23と、リレーレンズ24と、リレーレンズ25と、赤色用液晶ライトバルブ26Rと、緑色用液晶ライトバルブ26Gと、青色用液晶ライトバルブ26Bと、クロスダイクロイックプリズム27と、偏光回転子29とを備える。
光路前段のダイクロイックミラー22は、光源装置10からの白色光のうちの赤色光を透過させるとともに、青色光と緑色光とを反射する。透過した赤色光は、反射ミラー21で反射され、赤色用液晶ライトバルブ26Rに入射する。赤色用液晶ライトバルブ26Rは、画像データのR(Red)の成分に基づいて、赤色光を変調するように不図示の液晶駆動部により制御される。赤色用液晶ライトバルブ26Rは、図示しないλ/2位相差板、入射側偏光板、液晶パネル、及び出射側偏光板を備える。反射ミラー21からの光は、λ/2位相差板で水平方向(図1の紙面に平行な方向)の直線偏光に変換され、水平方向の直線偏光を透過する入射側偏光板を介して液晶パネルへと入射する。液晶パネルに入射した光は、赤色光に対応する画像データに応じて変調され、変調された光のうち、出射側偏光板により垂直方向の偏光成分の光(以下、S偏光光と称す)のみがクロスダイクロイックプリズム27へと出射される。
一方、光路前段のダイクロイックミラー22で反射された色光のうち、緑色光は、緑色光を反射する光路前段のダイクロイックミラー22によって反射され、緑色用液晶ライトバルブ26Gに入射する。緑色用液晶ライトバルブ26Gは、画像データのG(Green)の成分に基づいて、緑色光を変調するように不図示の液晶駆動部により制御される。緑色用液晶ライトバルブ26Gは、図示しない入射側偏光板、液晶パネル、及び出射側偏光板を備える。光路前段のダイクロイックミラー22からの光は、垂直方向の直線偏光を透過する入射側偏光板を介して液晶パネルへと入射する。液晶パネルに入射した光は、緑色光に対応する画像データに応じて変調され、変調された光のうち、出射側偏光板により水平方向の偏光成分の光(以下、P偏光光と称す)のみがクロスダイクロイックプリズム27へと出射される。
一方、青色光は、光路前段のダイクロイックミラー22も透過する。青色光に対しては、光路長が緑色光、赤色光と異なることを補償するため、入射レンズであるリレーレンズ23、リレーレンズ24、出射レンズであるリレーレンズ25を含むリレーレンズ系からなる導光手段28が設けられる。導光手段28を介して、青色光が青色用液晶ライトバルブ26Bに入射する。青色用液晶ライトバルブ26Bは、画像データのB(Blue)の成分に基づいて、青色光を変調するように不図示の液晶駆動部により制御される。青色用液晶ライトバルブ26Bは、図示しないλ/2位相差板、入射側偏光板、液晶パネル、及び出射側偏光板を備える。リレーレンズ25からの光は、λ/2位相差板で水平方向(図1の紙面に平行な方向)の直線偏光に変換され、水平方向の直線偏光を透過する入射側偏光板を介して液晶パネルへと入射する。液晶パネルに入射した光は、青色光に対応する画像データに応じて変調され、変調された光のうち、出射側偏光板により垂直方向の偏光成分の光(S偏光光)のみがクロスダイクロイックプリズム27へと出射される。
このように本実施形態においては、緑色光をP偏光光、赤色光と青色光をS偏光光とする所謂SPS合成とすることで、効率良く光合成するようにしている。
赤色用液晶ライトバルブ26R、緑色用液晶ライトバルブ26G、青色用液晶ライトバルブ26Bにより変調された3つの色光各々は、クロスダイクロイックプリズム27に入射する。このクロスダイクロイックプリズム27は、4つの直角プリズムが貼り合わされ、その内面に赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する誘電体多層膜とが十字状に形成されたものである。これらの誘電体多層膜によって3つの色光が合成されて、カラー画像を表す光(画像光)が形成される。なお、赤色用液晶ライトバルブ26R、緑色用液晶ライトバルブ26G、青色用液晶ライトバルブ26Bのそれぞれの入射側には、フィールドレンズを備えることができる。
クロスダイクロイックプリズム27で合成された光は、出射面に設けられた偏光回転子29に入射する。偏光回転子29は、選択された所定の波長帯域の光について偏光回転を行う素子である。
偏光回転子29は、入射光のうち緑色光についてP偏光光からS偏光光に変換し、青色光と赤色光についてはS偏光光のままは通過させる。その結果、偏光回転子29を通過した各色光からなる画像光は全てS偏光光(垂直方向の偏光成分の光)に揃えられる。
図2は、画像光Gの概念図を示す図である。なお、図2においては、同図中における上下方向をY方向と称し、同図における左右方向をX方向と称す。
画像光Gは、複数の画素光を含んで構成されている。具体的に画像光Gは、図2に示すように、右眼に対応した右眼用画素光(第1の画素光)Gと、左眼に対応した左眼用画素光(第2の画素光)Gと、を含む。右眼用画素光G及び左眼用画素光Gは、それぞれ同じ大きさから構成され、例えば画素ピッチが8.5μmに設定されている。
右眼用画素光Gは、赤色用液晶ライトバルブ26R、緑色用液晶ライトバルブ26G、青色用液晶ライトバルブ26Bにおいて、右眼用の画像データに基づいて光を変調させる画素からの光である。
左眼用画素光Gは、赤色用液晶ライトバルブ26R、緑色用液晶ライトバルブ26G、青色用液晶ライトバルブ26Bにおいて、左眼用の画像データに基づいて光を変調させる画素からの光である。
赤色用液晶ライトバルブ26R、緑色用液晶ライトバルブ26G、青色用液晶ライトバルブ26Bからの光がクロスダイクロイックプリズム27により合成されることにより、光路を直線系に描いた場合、赤色用液晶ライトバルブ26R、緑色用液晶ライトバルブ26G、青色用液晶ライトバルブ26Bの対応する画素は光路において同位置となる。
右眼用画素光Gは、観賞用メガネ2の右眼側フィルター2aを通過することで観察者の右眼のみに視認される光である。一方、左眼用画素光Gは、観賞用メガネ2の左眼側フィルター2bを通過することで観察者の左眼のみに視認される光である。
画像光Gは、右眼用画素光Gが射出される画素が同図中のY方向に沿ってライン状に複数配置された右眼用画素部G1と、左眼用画素光Gが射出される画素がライン状に複数配置された左眼用画素部G2とを含む。これら右眼用画素部G1及び左眼用画素部G2は、図2に示すようにそれぞれ矩形状を呈している。また、右眼用画素部G1及び左眼用画素部G2は、各画素光の配列方向と直交する方向(同図中のX方向)に沿ってそれぞれ交互に配置されている。
偏光回転子29により偏光方向が同一方向に揃えられた画像光は、第1の位相差ユニット40及び第2の位相差ユニット50を通過して、投射レンズ30によりスクリーンSC上に投射される。第1の位相差ユニット40は、画像光生成部20と投射レンズ30との間に配置され、画像光Gの少なくとも一部に位相差を付与するためのものである。第2の位相差ユニット50は、第1の位相差ユニット40と投射レンズ30との間に配置され、第1の位相差ユニット40を通過した画像光Gの少なくとも一部に位相差を付与するためのものである。
なお、本実施形態において、第1の位相差ユニット40は、偏光回転子29上に直接支持されている。すなわち、本実施形態においては、偏光回転子29が第1の位相差ユニット40の支持部材を兼ねている。これにより、プロジェクター装置1の部品点数を削減し、コスト低減を図っている。
図3(a)は、第1の位相差ユニット40の概略構成を示す平面図であり、図3(b)は、第2の位相差ユニット50の概略構成を示す平面図である。なお、図3中においては、図2と共通の座標系(XY平面)を用いて各ユニットの形状について説明する。
図3(a)に示すように、第1の位相差ユニット40は、位相差付与部40a(第1の位相差付与部)と、位相差非付与部(第1の位相差非付与部)40bと、を含む。位相差付与部40a及び位相差非付与部40bの各々は、Y方向に沿った長辺及びX方向に沿った短辺を有する矩形状から構成されている。
位相差付与部40aは、画像光Gにおける右眼用画素光G及び左眼用画素光Gのそれぞれの一部に位相差を付与する。位相差非付与部40bは、右眼用画素光G及び左眼用画素光Gのそれぞれの残り部分に位相差を付与しない。
位相差付与部40aは1/2波長板から構成されており、通過した画像光Gの一部に1/2波長の位相差を付与し、その偏光方向を90度回転させる。位相差付与部40aは、例えば、短辺方向の幅が2μmに設定されている。
一方、位相差非付与部40bは、位相差付与部40aの隙間から構成されている。すなわち、位相差非付与部40bは、通過した画像光Gに位相差を付与しないため、その偏光方向を回転させない。
第1の位相差ユニット40は、複数の位相差付与部40a及び位相差非付与部40bがそれぞれ縞状に交互に配置される。第1の位相差ユニット40において、位相差付与部40a及び位相差非付与部40bは、長手方向を上記画像光Gにおける右眼用画素部G1及び左眼用画素部G2の長手方向であるY方向に一致させ、X方向に沿って交互に配置されている。
図3(b)に示すように、第2の位相差ユニット50は、第1の位相差ユニット40と同様、位相差付与部50a(第2の位相差付与部)と、位相差非付与部50b(第2の位相差非付与部)と、を含む。位相差付与部50a及び位相差非付与部50bは、それぞれ矩形状から構成される。
位相差付与部50aは、第1の位相差ユニット40を通過した画像光Gにおける右眼用画素光G及び左眼用画素光Gのそれぞれの一部に位相差を付与する。位相差非付与部50bは、右眼用画素光G及び左眼用画素光Gのそれぞれの残り部分に位相差を付与しない。
位相差付与部50aは1/2波長板から構成されており、通過した画像光Gに1/2波長の位相差を付与し、その偏光方向を90度回転させる。位相差付与部50aは、例えば、短辺方向の幅が2.6μmに設定されている。
一方、位相差非付与部50bは、位相差付与部50aの隙間から構成されている。すなわち、位相差非付与部50bは、通過した画像光Gに位相差を付与しないため、その偏光方向を回転させない。
第2の位相差ユニット50は、第1の位相差ユニット40と同様に、複数の位相差付与部50a及び位相差非付与部50bがそれぞれ縞状に交互に配置される。第2の位相差ユニット50において、位相差付与部50a及び位相差非付与部50bは、長手方向を上記画像光Gにおける右眼用画素部G1及び左眼用画素部G2の長手方向であるY方向に一致させ、X方向に沿って交互に配置されている。
鑑賞者は、三次元画像を視認する場合において、上記観賞用メガネ2を使用する。
図4は、観賞用メガネ2の偏光透過軸を示した概念図である。
図4に示すように、観賞用メガネ2は、右眼側フィルター2aが第1の位相差ユニット40及び第2の位相差ユニット50を通過してスクリーンSC上に投射された画像光Gのうち、後述のように上下方向(Y方向)に偏光方向を有するS偏光光である右眼用画素光Gのみを透過させる透過特性を有する。また、左眼側フィルター2bが、第1の位相差ユニット40及び第2の位相差ユニット50を通過してスクリーンSC上に投射された画像光Gのうち、左右方向(X方向)に偏光方向を有するP偏光光である左眼用画素光Gを透過させる透過特性を有している。
続いて、本実施形態に係る画像表示システム100の動作について説明する。以下では、画像表示システム100が、鑑賞者に三次元画像を視認させる場合を例に挙げて説明する。
画像表示システム100は、外部から供給される右眼用及び左眼用の画像データに基づいて、プロジェクター装置1の画像光生成部20を駆動させる。プロジェクター装置1は、画像データの各色成分に基づいて、赤色光、緑色光、及び青色光を変調するように不図示の液晶駆動部により各液晶ライトバルブ26R,26G,26Bの駆動を制御する。
これにより、プロジェクター装置1の画像光生成部20は、画像データに対応した右眼用画素光G及び左眼用画素光Gを含む画像光Gをクロスダイクロイックプリズム27で合成した後、偏光回転子29を通過させる。これにより、画像光Gは、各色についての偏光方向が同一方向に揃った状態とされる。
このようにして画像光生成部20(偏光回転子29)から射出された画像光Gは、該偏光回転子29上に設けられた第1の位相差ユニット40に入射する。
ここで、図面を用いて、画像光Gが第1の位相差ユニット40及び第2の位相差ユニット50を通過することで位相差が変化する様子を説明する。
図5は、画像光Gに位相差が付与される過程を説明するための図であり、図5(a)は画像光Gのうちの右眼用画素光Gについての位相差変化を示し、図5(b)は画像光Gのうちの左眼用画素光Gについての位相差変化を示している。図5(a),(b)は、図3、4におけるX方向に沿った断面である。なお、図5(a),(b)においては、クロスダイクロイックプリズム27、偏光回転子29、及び投射レンズ30の図示を省略し、右眼用画素光Gを射出する画素及び左眼用画素光Gを射出する画素、第1の位相差ユニット40、及び第2の位相差ユニット50のみを図示している。図5(a),(b)に示される偏光方向は、偏光回転素子29から射出された後の偏光状態の変化の様子を示す。また、図5(a),(b)では、図を見易くするため、画像光Gを構成する複数の右眼用画素光G及び左眼用画素光Gを射出する画素のうち、それぞれ1個ずつのみを図示している。また、説明をわかり易くするため、右眼用画素光G及び左眼用画素光Gは、それぞれ第1の位相差ユニット40において、位相差付与部40a及び位相差非付与部40bを1個ずつ通過するものとした。また、第2の位相差ユニット50においても同様、各光は、位相差付与部50a及び位相差非付与部50bを1個ずつ通過するものとした。
図5(a),(b)において、右眼用画素光Gを射出する画素及び左眼用画素光Gを射出する画素(赤色用液晶ライトバルブ26R、緑色用液晶ライトバルブ26G、青色用液晶ライトバルブ26B)と第1の位相差ユニット40との距離は、例えば、40mmに設定されている。また、第2の位相差ユニット50は、第1の位相差ユニット40から12.3mmだけ離間した位置に不図示の支持部材により支持されることで配置されている。なお、第1の位相差ユニット40と第2の位相差ユニット50との間に透明基板を設け、透明基板を介して第2の位相差ユニット50を支持するようにしてもよい。この場合、透明基板としては、画像光Gの偏光方向を変化させない光学特性を有するものが用いられる。
右眼用画素部G1から出射された右眼用画素光Gは、図5(a)に示すように、その一部である上側半分領域Aが第1の位相差ユニット40の位相差付与部40aに入射する。右眼用画素光Gの上側半分領域Aは、1/2波長板からなる位相差付与部40aを通過することで偏光方向が90度回転し、P偏光光となる。
第1の位相差ユニット40を通過した右眼用画素光Gの上側半分領域Aは、第2の位相差ユニット50の位相差付与部50aに入射する。位相差付与部50aは、第1の位相差ユニット40の位相差付与部40aを通過して1/2波長の位相差が付与された右眼用画素光Gの一部(上側半分領域A)に位相差を付与する。従って、右眼用画素光Gの上側半分領域Aは、位相差付与部50aを通過することで偏光方向がさらに90度回転し、S偏光光へと戻る。
一方、右眼用画素部G1から出射された右眼用画素光Gは、その残り部分である下側半分領域Bが第1の位相差ユニット40の位相差非付与部40bを通過する。右眼用画素光Gの下側半分領域Bは、位相差非付与部40bを通過することで偏光方向が変化せず、S偏光光のままとなる。
第1の位相差ユニット40を通過した右眼用画素光Gの下側半分領域Bは、第2の位相差ユニット50の位相差非付与部50bを入射する。位相差非付与部50bは、第1の位相差ユニット40の位相差非付与部40bを通過して位相差が付与されなかった右眼用画素光Gの残り部分(下側半分領域B)に位相差を付与しない。これにより、右眼用画素光Gの下側半分領域Bは、位相差非付与部50bを通過することで偏光方向が変化しないため、結果的に偏光方向はS偏光光のままとなる。
このようにして、画像光Gのうちの右眼用画素光Gは、第1の位相差ユニット40、及び第2の位相差ユニット50を通過することで偏光方向がS偏光光となる。
これに対し、図5(b)に示すように、左眼用画素部G2から出射された左眼用画素光Gは、その一部である上側半分領域Aが第1の位相差ユニット40の位相差付与部40aに入射する。左眼用画素光Gの上側半分領域Aは、位相差付与部40aを通過することで偏光方向が90度回転し、P偏光光となる。
第1の位相差ユニット40を通過した左眼用画素光Gの上側半分領域Aは、第2の位相差ユニット50の位相差非付与部50bに入射する。位相差非付与部50bは、第1の位相差ユニット40の位相差付与部40aを通過して位相差が付与された左眼用画素光Gの一部(上側半分領域A)に位相差を付与しない。これにより、左眼用画素光Gの上側半分領域Aは、位相差非付与部50bを通過することで偏光方向が変化しないため、P偏光光のままとなる。
一方、左眼用画素部G2から出射された左眼用画素光Gは、その残り部分である下側半分領域Bが第1の位相差ユニット40の位相差非付与部40bに入射する。左眼用画素光Gの下側半分領域Bは、位相差非付与部40bを通過することで偏光方向が変化せず、S偏光光のままとなる。
第1の位相差ユニット40を通過した左眼用画素光Gの下側半分領域Bは、第2の位相差ユニット50の位相差付与部50aを入射する。位相差付与部50aは、第1の位相差ユニット40の位相差非付与部40bを通過して位相差が付与されなかった左眼用画素光Gの残り部分(下側半分領域B)に位相差を付与する。これにより、左眼用画素光Gの下側半分領域Bは、位相差付与部50aを通過することで偏光方向が90度回転し、P偏光光となる。
このようにして、画像光Gのうちの左眼用画素光Gは、第1の位相差ユニット40、及び第2の位相差ユニット50を通過することで偏光方向がP偏光光となる。
以上述べたように、第1の位相差ユニット40、及び第2の位相差ユニット50を通過することで、右眼用画素光Gの偏光方向がS偏光光となり、左眼用画素光Gの偏光方向がP偏光光となる。
このように本実施形態によれば、画像光Gにおける偏光方向を、右眼用画素光Gと左眼用画素光Gとでそれぞれ異ならせることができる。
偏光方向の異なる右眼用画素光G及び左眼用画素光Gを含んだ画像光Gは、投射レンズ30によってスクリーンSC上に拡大されて表示される。
図5(a),(b)に示したように、画像光Gは、第1の位相差ユニット40及び第2の位相差ユニット50を通過することで、通過前に偏光方向がS偏光光に揃った状態から、右眼用画素光G及び左眼用画素光Gの偏光方向がそれぞれ異なった状態に変化している。
本実施形態では、鑑賞者が三次元画像を視認するための観賞用メガネ2を使用した状態でスクリーンSCを視聴する。そのため、鑑賞者は、図4に示したように、右眼において右眼側フィルター2aを介して画像光Gのうち右眼用画素光Gのみを視認し、左眼において左眼側フィルター2bを介して画像光Gのうち左眼用画素光Gのみを視認することができる。よって、画像表示システム100は、鑑賞者の右眼において右眼用画素光Gのみから構成された画像光Gを視認させ、鑑賞者の左眼において左眼用画素光Gのみから構成された画像光Gを視認させることができる。
このように、本実施形態によれば、左眼用及び右眼用の画像光Gについてそれぞれ偏光方向を異ならせているため、これら画像光G間のクロストークを低減させることができるので、良好な立体視画像を観賞者に視聴させることができる。
また、画像表示システム100は、画像を二次元的に表現する通常画像表示モードを行うことも当然可能である。この場合、プロジェクター装置1において左右の眼に共通な画像光Gが生成され、スクリーンSC上に投射される。鑑賞者は、観賞用メガネ2を使用しない状態でスクリーンSCを視聴すれば、通常の二次元的な表示画像を視認することができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、クロスダイクロイックプリズム27で合成された画像光Gにおいて、赤色光、緑色光、青色光の偏光方向を異ならせたSPS合成の場合を例に挙げたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、クロスダイクロイックプリズム27で合成された画像光Gにおいて、赤色光、緑色光、及び青色光は、全てS偏光光、またはP偏光光の一方に揃っていてもよい。その場合は、偏光回転子29を省略できる。
上記実施形態では、右眼用画素光GをP偏光光とし、左眼用画像光GをS偏光光としたが、本発明はこれに限定されることはない。右眼用画素光GをS偏光光とし、左眼用画像光GをP偏光光とするように、画素と第1の位相差ユニット40と第2の位相差ユニット50との相対位置を変更することができる。
また、上記実施形態では、偏光方向が90度異なる2つの直線偏光を観賞用メガネ2で分離する直線偏光分離方式で立体画像を視認する場合を例に挙げた。しかしながら、円偏光を用いた円偏光分離方式で立体画像を視認するようにしてもよい。このような円偏光分離方式を採用する場合、図6に示すように、第2の位相差ユニット50と投射レンズ30との間に1/4波長板60を設置するようにすればよい。
第1の位相差ユニット40及び第2の位相差ユニット50を通過して偏光方向が90度異なる直線偏光成分からなる画像光Gは、1/4波長板60を通過することで円偏光に変化させることができる。例えば、S偏光光である右眼用画素光Gは、1/4波長板60を通過することで右回りの円偏光へと変化し、P偏光光である左眼用画素光Gは、1/4波長板60を通過することで左回りの円偏光へと変化する。
円偏光分離方式を採用する場合、観賞用メガネ2は、スクリーンSCを透過した画像光Gを鑑賞する場合は、右眼側フィルター2aが右回りの円偏光である右眼用画素光Gを透過させる透過特性を有し、左眼側フィルター2bが左回りの円偏光である左眼用画素光Gを透過させる透過特性を有している。一方、スクリーンSCを反射した画像光Gを鑑賞する場合は、右眼側フィルター2aがスクリーンSCの反射により左回りの円偏光になった右眼用画素光Gを透過させる透過特性を有し、左眼側フィルター2bがスクリーンSCの反射により右回りの円偏光になった左眼用画素光Gを透過させる透過特性を有している。
このように本発明によれば、1/4波長板60を用いることで円偏光分離方式で立体画像を視認する方式にも対応した画像表示システムを提供することができる。
また、上記実施形態では、液晶ライトバルブを3個用いた、いわゆる3板式のプロジェクター装置1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、プロジェクター装置として、1枚の液晶ライトバルブ及びカラーホイールを有し、右眼用画像光と左眼用画像光とを時間順次で交互にスクリーンSC上に投射する所謂単板方式のものを採用してもよい。
また、上記実施形態では、スクリーンSCが画像表示システム100の一部である場合を例に挙げたが、スクリーンSCは画像表示システム1の外部の装置であってもよい。
1…プロジェクター装置、2…観賞用メガネ、2a…右眼側フィルター、2b…左眼側フィルター、A,A…上側半分領域(一部)、B,B…下側半分領域(残り部分)、G…画像光、10…光源装置、20…画像光生成部、26B…青色用液晶ライトバルブ(変調装置)、26G…緑色用液晶ライトバルブ(変調装置)、26R…液晶ライトバルブ(変調装置)、26R…赤色用液晶ライトバルブ(変調装置)、27…クロスダイクロイックプリズム(画像合成部)、29…偏光回転子、30…投射レンズ、40…第1の位相差ユニット、40a…位相差付与部(第1の位相差付与部)、40b…位相差非付与部(第1の位相差非付与部)、50…第2の位相差ユニット、50a…位相差付与部(第1の位相差付与部)、50b…位相差非付与部(第2の位相差非付与部)、60…1/4波長板、
…左眼用画素光、G…右眼用画素光、SC…スクリーン、100…画像表示システム

Claims (8)

  1. 光源装置と、
    前記光源装置から照射された光を画像データに基づいて変調して、第1の画素光及び第2の画素光を含む画像光を生成する画像光生成部と、
    前記画像光生成部から出射された前記画像光をスクリーン上に投射する投射レンズと、
    前記画像光生成部と前記投射レンズとの間に配置され、前記画像光の少なくとも一部に位相差を付与する第1の位相差ユニットと、
    前記第1の位相差ユニットと前記投射レンズとの間に配置され、前記第1の位相差ユニットを通過した前記画像光の少なくとも一部に前記位相差を付与する第2の位相差ユニットと、を備え、
    前記第1の位相差ユニットは、
    前記第1の画素光及び前記第2の画素光のそれぞれの一部に前記位相差を付与する第1の位相差付与部と、
    前記第1の画素光及び前記第2の画素光のそれぞれの残り部分に前記位相差を付与しない第1の位相差非付与部と、を含み、
    前記第2の位相差ユニットは、
    前記第1の位相差付与部を通過して前記位相差が付与された前記第1の画素光の前記一部、及び前記第1の位相差非付与部を通過して前記位相差が付与されなかった前記第2の画素光の前記残り部分に前記位相差を付与する第2の位相差付与部と、
    前記第1の位相差非付与部を通過して前記位相差が付与されなかった前記第1の画素光の前記残り部分、及び前記第1の位相差付与部を通過して前記位相差が付与された前記第2の画素光の前記一部に前記位相差を付与しない第2の位相差非付与部と、を含む
    ことを特徴とするプロジェクター装置。
  2. 前記第1の位相差付与部及び前記第2の位相差付与部は、それぞれ1/2波長板から構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター装置。
  3. 前記第1の位相差ユニットは、複数の前記第1の位相差付与部及び前記第1の位相差非付与部がそれぞれ縞状に交互に配置され、
    前記第2の位相差ユニットは、複数の前記第2の位相差付与部及び前記第2の位相差非付与部がそれぞれ縞状に交互に配置される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプロジェクター装置。
  4. 前記第1の画素光は、右眼用の前記画像光を構成し、
    前記第2の画素光は、左眼用の前記画像光を構成する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロジェクター装置。
  5. 前記画像光生成部は、光源装置から照射された光を画像データに基づいて変調する複数の変調装置と、該変調装置が変調した複数の光を合成して前記画像光を生成する画像合成部と、前記画像合成部で合成された前記画像光における所定の波長帯域について偏光を回転させる偏光回転子と、含む
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のプロジェクター装置。
  6. 前記第1の位相差ユニットは、前記偏光回転子に支持されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のプロジェクター装置。
  7. 前記第2の位相差ユニットと前記投射レンズとの間に配置された1/4波長板をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のプロジェクター装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のプロジェクター装置と、
    前記プロジェクター装置の前記投射レンズを介して前記画像光が投影されるスクリーンと、
    右眼側フィルター及び左眼側フィルターのいずれか一方が前記第1の位相差ユニット及び前記第2の位相差ユニットを通過した前記第1の画素光を透過させる透過特性を有し、
    前記右眼側フィルター及び前記左眼側フィルターのいずれか他方が前記第1の位相差ユニット及び前記第2の位相差ユニットを通過した前記第2の画素光を透過させる透過特性を有するメガネと、を備える
    ことを特徴とする画像表示システム。
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