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JP2014214524A - 建築用電動シャッター装置における配線固定構造 - Google Patents

建築用電動シャッター装置における配線固定構造 Download PDF

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JP2014214524A JP2013093796A JP2013093796A JP2014214524A JP 2014214524 A JP2014214524 A JP 2014214524A JP 2013093796 A JP2013093796 A JP 2013093796A JP 2013093796 A JP2013093796 A JP 2013093796A JP 2014214524 A JP2014214524 A JP 2014214524A
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Abstract

【課題】建築用電動シャッター装置において、巻取りドラムが支持される左右の支持ブラケットの左右内方側面に電線を固定するにあたり、コスト削減を図ると共に、電線の取外し、再固定を支持ブラケットの左右内方側から行なえるようにする。【解決手段】支持ブラケット6に、互いに対向する一対の係止溝6iと該係止溝6iの一端部同士を連通する連通溝6jとからなる結束部材係止用孔6hを穿孔し、支持ブラケット6の左右内方側から連通溝6jに結束バンド23の中間部を挿入して係止溝i側に移動させることで一対の係止溝6i間に結束バンド23を掛け回し、該結束バンド23で支持ブラケット6の左右内方側面に配された電線22を結束するように構成した。【選択図】図3

Description

本発明は、住宅やビル等の開口部に建付けられる建築用電動シャッター装置における配線固定構造の技術分野に関するものである。
一般に、建築用電動シャッター装置のなかには、シャッターケースを構成する左右の支持ブラケットに、シャッターカーテンが巻装される巻取りドラムの左右両端部を回転自在に支持し、電動開閉機の駆動に基づく巻取りドラムの正逆回転によりシャッターカーテンを巻出し、巻取りして開口部を開閉するように構成されたものがあるが、このものにおいて、例えば巻取りドラムの筒内に電動開閉機が内装されているような場合に、電動開閉機に接続される電線を前記左右の支持ブラケットの左右内方側面に沿わせるようにして配する場合がある。この様に電線を左右の支持ブラケットの左右内方側面に沿わせるようにして配する場合、該電線が巻取りドラムから巻出し、巻取りされるシャッターカーテンに干渉しないように、電線をなるべく支持ブラケットの左右内方側面から内方に突出させない状態で支持ブラケットに固定することが要求される。また、支持ブラケットに固定した電線を、メンテナンス作業時等に支持ブラケットから取外して再度固定するような場合があり、このような場合に電線の取外し、再固定が容易なように電線を固定することも要求される。さらに、支持ブラケットの左右外方側が化粧カバーで覆われていると共に該化粧カバーの取外しが困難なものがあり、このようなものにも対応できるようにするため、支持ブラケットの左右内方側からのみで電線の取外し、再固定を行なえるようにすることも要求されている。
そこで従来、支持ブラケットの左右内方側面に配線固定具(クランプ)をビス等により止着し、該配線固定具を用いて電線を固定するようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、支持ブラケットに左右内方側に突出する切り起こしを加工し、該切り起こしを用いて電線を固定するようにすることも提唱される。
特開2000−192757号公報
しかしながら、前記特許文献1のように配線固定具を用いて電線を固定する場合、該配線固定具は予め支持ブラケットに止着されることになるが、該止着手段がビス等の螺子によるものであると止着するのに手間がかかり、また、止着手段が貼着によるものであると充分な強度を確保できない惧れがある。一方、切り起こしを用いて電線を固定する場合には、支持ブラケットに切り起しを加工するための専用の加工金型が必要となり、特に多品種小量生産を行なうような場合にはコストが高くなるという問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、シャッターケースを構成する左右の支持ブラケットに、シャッターカーテンが巻装される巻取りドラムの左右両端部を回転自在に支持してなる建築用電動シャッター装置において、前記支持ブラケットの左右内方側面に沿うようにして電線を配設すると共に、該電線を支持ブラケットの左右内方側面に固定せしめるにあたり、支持ブラケットに、互いに対向する一対の係止溝と該一対の係止溝の一端部同士を連通する連通溝とからなる結束部材係止用孔を穿孔する一方、支持ブラケットの左右内方側から結束部材用係止孔の連通溝に結束部材の中間部を挿入して係止溝側に移動させることで一対の係止溝間に結束部材を掛け回し、該結束部材で前記支持ブラケットの左右内方側面に配された電線を結束することで該電線を固定するように構成したことを特徴とする建築用電動シャッター装置における配線固定構造である。
請求項2の発明は、係止溝と連通溝とのあいだの溝内周部に、一対の係止溝間に掛け回された結束部材が連通溝側にずれてしまうことを防止するべく溝外周側に向けて突出する突部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建築用電動シャッター装置における配線固定構造である。
請求項1の発明とすることにより、電線の固定作業を効率良く行なうことができるうえ、メンテナンス時等に支持ブラケットの左右内方側からの作業だけで電線の取外し、再固定を行うことができる。しかも、結束部材用係止孔はプレスで打ち抜き加工できるから、コスト削減に大きく貢献できる。
請求項2の発明とすることにより、結束部材が連通溝側にずれて結束部材用係止孔から抜け出てしまうことを回避できて、確実な電線の固定を行えることになる。
建築用電動シャッター装置の概略正面図である。 シャッターケースの一部切欠き正面図である。 図2のX−X断面図である。 (A)、(B)、(C)、(D)は支持ブラケットの正面図、側面図、背面図、底面図である。 (A)は図3のY−Y断面拡大図、(B)は電線固定の手順を示す図である。 (A)は結束部材用係止孔を示す図、(B)、(C)、(D)、(E)は他例における結束部材用係止孔を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は建築用電動シャッター装置の一例である窓シャッターを構成するシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、開口部の上方に設けたシャッターケース2に内装される巻取りドラム3に巻装されており、該巻取りドラム3が後述する電動開閉機4の駆動に基づいて正逆回転することによりシャッターカーテン1が巻出し、巻取りされて、開口部の左右両側に立設されたガイドレール5に案内される状態で開口部の開閉を行なうように構成されており、これらの基本的構成は従来通りである。
6は前記シャッターケース2を構成する左右の支持ブラケットであって、これら左右の支持ブラケット6のうち一方の支持ブラケット6(図1、図2において右側の支持ブラケット6)には、左右方向を向く固定軸7の基端部(右側端部)が一体的に支持され、また、他方の支持ブラケット6(図1、図2において左側の支持ブラケット6)には、前記電動開閉機4の基端部(左側端部)が一体的に支持されていると共に、該電動開閉機4の出力軸4aと固定軸7とは同軸上となるように設定されている。そして、前記固定軸7の両端部外周および電動開閉機4の基端部外周には、それぞれドラムサポート8が回転自在に設けられており、さらにこれらドラムサポート8の外周に、前記シャッターカーテン1が巻装される巻取りドラム3の内周が一体的に連結されており、これにより、巻取りドラム3の左右両端部が左右の支持ブラケット6に回転自在に支持されると共に、巻取りドラム3内に電動開閉機4が内装される構成になっている。一方、電動開閉機4の出力軸4aには、動力伝動体8aが一体的に設けられ、該動力伝動体8aを介して電動開閉機4の回転駆動力が巻取りドラム3に動力伝動され、これによって巻取りドラム3の正逆回転が行われるようになっている。尚、本実施の形態において、前記電動開閉機4は、電動モータ、減速機、ブレーキ装置等、巻取りドラム3を電動で正逆回転するに必要な各種機器を具備したものとしてユニット化されたものになっている。また、建築用電動シャッター装置1の仕様に応じて、図示しないが、固定軸7の基端側および先端側ドラムサポート8の間に、一端側がドラムサポート8に固定され、他端側が固定軸7に固定されて、巻取りドラム3がシャッターカーテン1の閉鎖方向に回転することに伴い蓄勢されるバランス弾機が配設される。
ここで、前記左右の支持ブラケット6は、左右勝手違いの形状のものであって、縦平板状のブラケット本体6aと、該ブラケット本体6aの後縁部から左右内方に向けて折曲形成された背面板6bと、該背面板6bの上端部から上方に延びる取付け片6cと、ブラケット本体6aの上縁部から左右内方に向けて折曲形成された上側フランジ片6dと、ブラケット本体6aの前縁部から左右内方に向けて折曲形成された前側フランジ片6eと、ブラケット本体6aの下縁部から左右内方に向けて折曲形成された前後の下側フランジ片6f、6gとを備えている。そして、前記ブラケット本体6aに、前述した固定軸7或いは電動開閉機4の基端部が支持される構成になっていると共に、取付け片6cおよび背面板6bの上部がビス等の固定手段(図示せず)を介して開口部上方の躯体側に固定されるようになっている。さらに左右の支持ブラケット6同士は、左右両端部が左右の支持ブラケット6にそれぞれ溶着等により固着され、シャッターケース2上部の前後に懸架される第一、第二ケースアングル9、10、およびシャッターケース2下部の前後に懸架される第三、第四ケースアングル11、12によって一体的に連結されている。ここで第四ケースアングル12は、シャッターカーテン1をガイドレール5に導くためのスペースを確保するため、前後方向中間位置に配され、シャッターカーテン1は、該第四ケースアングル12の後側を通って巻取りドラム3からガイドレール5に至るようになっている。
また、前記シャッターケース2は、前述した左右の支持ブラケット6、該左右の支持ブラケット6を左右外方側から覆蓋する左右の化粧カバー13、左右の支持ブラケット6間に設けられる上下のケース板14、15とを備えて構成されているが、上ケース板14は、シャッターケース2の上面と前面上半部とを構成すべく側面視において逆L字形に折曲された上面部14aと前面部14bとを備えている。さらに、上ケース板14の上面部14aの後端には上方に向けて延びる取付け片14cが形成され、また、前面部14bの下端部には、後述する下ケース板15の前面部15aの上端部が下側から嵌入する係止受け部14dが形成されている。そして、上ケース板14は、上面部14aおよび前面部14bの左右両側部が左右の支持ブラケット6の上側フランジ片6d、前側フランジ片6eに上側から組付けられると共に、取付け片14cが開口部上方の躯体側にビス等の固定手段(図示せず)を介して固定されるようになっている。尚、取付け片14cの左右両端部は、左右の支持ブラケット6の取付け片6cの前側に位置する状態で該取付け片6cと共に躯体側に固定されるようになっている。
一方、下ケース板15は、シャッターケース2の前面下半部と下面とを構成すべく側面視においてL字形に折曲された前面部15aと下面部15bとを備えて構成されているが、前面部15aの上端部は、前記上ケース板14の係止受け部14dに下側から抜き差し自在に嵌入するようになっている。そして、下ケース板15は、下面部15bが前記左右の支持ブラケット6同士を連結する第三、第四ケースアングル11、12に下側から当てがわれた状態で該第三、第四ケースアングル11、12にビス16を介して着脱自在に固定されるようになっており、而して、該ビス16を緩めて下ケース板15を取外すことによって、シャッターケース2の前面下半部および下面を開口させることができ、ここからシャッターケース2内の機器部品のメンテナンスや、後述する電線22の固定、取外し等を行なうことができるようになっている。
また、17はシャッターケース2の左方方向中間部に配される補強板であって、該補強板17は、該補強板17の上部に形成された上側フック部17aが前記上ケース板14の係止受け部14dに上側から外嵌係止し、また、補強板17の下部に形成された下側フック部17bが前記第三ケースアングル11に下側から外嵌係止するように構成されている。これにより、シャッターケース2の下部前側に懸架される第三ケースアングル11の左右方向中間部を、補強板17を介して上ケース板14に支持せしめることができるようになっている。
さらに、前記左右の化粧カバー13は、左右勝手違いの形状のものであって、左右の支持ブラケット6のブラケット本体6aと間隔を存する状態で対向し、該ブラケット本体6aの左右外方側を覆蓋するカバー本体13aと、該カバー本体13aの上縁部、前縁部、下縁部からそれぞれ左右内方に向けて折曲形成され、前記上ケース板14および下ケース板15の左右両端部を覆蓋する上側フランジ片13b、前側フランジ片13c、下側フランジ片13dとを備えて形成されていると共に、支持ブラケット6および上ケース板14にビス等の固定手段(図示せず)を介して固定されるようになっている。ここで、前記下ケース板15の左右端縁は、下ケース板15が第三、第四ケースアングル11、12に固定された状態で、カバー本体13aの左右内方面に対して隙間を存するように設定されている。そして、下ケース板15を取外す場合に、前記ビス16を緩めて第三、第四ケースアングル11、12との固定を解除した後、下ケース15を左右何れか一方にずらして該一方端をカバー本体13aの左右内方側面に当接するか近接対向させると、下ケース板15の他方端は他方の化粧カバー下側フランジ片13dの左右内端から抜け出すように構成されており、これにより、下ケース板15を簡単に取外すことができるようになっている。
一方、前記左右の支持ブラケット6のうち電動開閉機4の基端部が支持される左側支持ブラケット6には、ブラケット本体6aの左右内方側面に、該左右内方側面の前側下部に溶着等により固着された第一支持片18を介して、前記電動開閉機4の開閉駆動制御を行なう制御盤19が取付支持されており、また、左右内方側面の後側下部に溶着等により固着された第二支持片20を介して、押釦スイッチから出力される操作信号や送信機から出力される遠隔操作信号を受信する操作信号受信機21が取付支持されている。そして、シャッターケース2の外部から操作信号受信機21内に導かれた電力供給用の電線22や操作信号用の電線22が、操作信号受信機21から制御盤19に至るように配線されると共に、該制御盤19から電動開閉機4に至るように電線22が配線されるが、これらの電線22は、左右の支持ブラケット6のブラケット本体6aの左右内方側面に沿うようにして配されると共に、後述するように結束バンド(本発明の結束部材に相当する)23を介してブラケット本体6aの左右内方側面に固定されるようになっている。
つまり、前記左右の支持ブラケット6のブラケット本体6aには、前記電線22が配線される適宜箇所に、前記結束バンド23が係止する結束部材係止用孔6hが複数穿孔されている。該結束部材係止用孔6hは、互いに対向する平行状の一対の係止溝6iと、該一対の係止溝6iの一端部同士を連通する連通溝6jとからなるコ字形状のものであって、タレットパンチプレス等のプレスを用いた打ち抜き加工により形成される。そして、支持ブラケット6の左右内方側から前記結束部材係止用孔6hの連通溝6jに結束ハンド23の中間部を挿入して該結束バンド23を係止溝6i側に移動させることで、一対の係止溝6i間に結束バンド23を掛け回すことができるようになっていると共に、該掛け回わされた結束バンド23をブラケット本体6aの左右内方側面に配された電線22に巻回して結束することで、該電線22をブラケット本体6aの左右内方側面に固定することができるようになっている。尚、前記連通溝6jの溝幅は、結束バンド23を挿入しやすいように結束バンド23のバンド幅よりも幅広の方が望ましい。
ここで、本実施の形態において、前記電動開閉機4から制御盤19に至る電線22は、支持ブラケット6のブラケット本体6aに支持された電動開閉機4の基端部から後側上方に向けて引出された後、前方に向けて折り返されてブラケット本体6aの前側上部に至り、さらにここから下方に向けて湾曲状に折曲されて、ブラケット本体6aの前側下部に取付けられた制御盤19に至るように配線されている。そして、該電線22を固定するための結束部材係止用孔6hは、電動開閉機4の後側上方、電動開閉機4の前側上方、および制御盤19の少し上方の都合3箇所に設けられていて、前記前方に向けて折り返された直後の箇所、ブラケット本体6aの前側上部から下方に向けて湾曲状に折曲された箇所、および制御盤19の少し上方の箇所の3箇所において結束バンド23により電線22が固定されるようになっている。この場合に、電動開閉機4の後側上方に設けられる結束部材係止用孔6hは、一対の係止溝6iがブラケット本体6aの前後方向を向き、連通溝6jが上下方向を向くと共に、連通溝6jが係止溝6iの後側に位置するように形成されている。また、電動開閉機4の前側上方に設けられる結束部材係止用孔6hは、一対の係止溝6iが前低後高となるように傾斜し、連通溝6jが前高後低となるように傾斜すると共に、連通溝6jが係止溝6iの後側に位置するように形成されている。さらに、制御盤19の少し上方に設けられる結束部材係止用孔6hは、一対の係止溝6iが上下方向を向き、連通溝6jが前後方向を向くと共に、連通溝6jが係止溝6iの上側に位置するように形成されている。
一方、操作信号受信機21から制御盤19に至る電線22は、操作信号受信機21から前方に直線状に延びて制御盤19に至るように配線されている。そして、該電線22を固定するための結束部材係止用孔6hは、ブラケット本体6a下部の前側、前後方向中間部、後側の都合3箇所に設けられていて、前記操作信号受信機21から制御盤19に至る電線22の前側、前後方向中間部、後側の都合3箇所が結束バンド23により固定されるようになっている。この場合に、前側に設けられる結束部材係止用孔6hは、一対の係止溝6iがブラケット本体6aの前後方向を向き、連通溝6jが上下方向を向くと共に、連通溝6jが係止溝6iの後側に位置するように形成されている。また、前後方向中間部に設けられる結束部材係止用孔6hは、前記前側に設けられる結束部材係止用孔6hと同様に、一対の係止溝6iがブラケット本体6aの前後方向を向き、連通溝6jが上下方向を向くと共に、連通溝6jが係止溝6iの後側に位置するように形成されている。さらに、後側に設けられる結束部材係止用孔6hは、一対の係止溝6iがブラケット本体6aの前後方向を向き、連通溝6jが上下方向を向くと共に、連通溝6jが係止溝6iの前側に位置するように形成されている。
そして、このように結束部材係止用孔6hが設けられる箇所や向きを、電線22の配設方向や長さ等に応じて適宜設定することによって、電線22を確実に固定することができると共に、固定作業を行ない易いようになっている。
次いで、前記電線22を固定する手順の詳細について、図5に基づいて説明すると、まず、ブラケット本体6aの左右内方側面に配された電線22と左右内方側面との間に、結束バンド23を挿入する。次いで、結束バンド23の中間部を結束部材係止用孔6hの連通溝6jに挿入して該連通溝6j内に没入させる。これにより、結束バンド23の中間部は連通溝6jからブラケット本体6aの左右外方側に突出するが、この状態で結束バンド23を係止溝6i側に移動させる。これにより、結束バンド23は、中間部がブラケット本体6aの左右外方側に位置し、両端側がブラケット本体6aの左右内方側に位置する状態で、一対の係止溝6i間に掛け回される。そして、該掛け回された結束バンド23を電線22に巻回して結束することで、該電線22はブラケット本体6aの左右内方側面に固定される。この様にして、ブラケット本体6aの左右内方側面に配された電線22を、該ブラケット本体6aの左右内方側からの作業だけで、容易かつ確実に固定できるようになっている。尚、電線22をブラケット本体6aの左右内方側面から取外す場合には、結束バンド23を切断するか、或いは再使用可能な結束バンド23ならば前述した手順とは逆の手順で結束バンド23を取外せば良いが、どちらにしてもブラケット本体6aの左右内方側からの作業だけで簡単に行うことができる。
さらに、前記一対の係止溝6iと連通溝6jとのあいだの溝内周部には、溝外周側に向けて突出する突部6kが形成されている。そして、該突部6kによって、前記一対の係止溝6i間に掛け回された結束バンド23が連通溝6j側にずれてしまうことを防止できるようになっており、これにより、より確実な電線22の固定がなされるように構成されている。
叙述の如く構成された本形態において、シャッターケース2を構成する左右の支持ブラケット6には、シャッターカーテン1が巻装される巻取りドラム3の左右両端部が回転自在に支持されるが、該巻取りドラム3の筒内には、巻取りドラム3を正逆回転せしめるべく駆動する電動開閉機4が内装されており、該電動開閉機4に至る電線22が支持ブラケット6の左右内方側面に沿うようにして配線される。さらに、該配線された電線22は、巻取りドラム3から巻出し、巻取されるシャッターカーテン1に干渉しないように、支持ブラケット6の左右内方側面に固定されることになるが、この場合に、支持ブラケット6には、互いに対向する一対の係止溝6iと該一対の係止溝6iの一端部同士を連通する連通溝6jとからなる結束部材係止用孔6hが穿設されている。そして、支持ブラケット6の左右内方側から結束部材用係止孔6hの連通溝6jに結束バンド23の中間部を挿入して該結束バンド23を係止溝6i側に移動させることで、一対の係止溝6i間に結束バンド23が掛け回され、該掛け回された結束バンド23で前記支持ブラケット6の左右内方側面に配された電線22を結束することで、該電線22は支持ブラケット6の左右内方側面に固定されることになる。
このように、本発明が実施されたものにおいては、支持ブラケット6の左右内方側面に沿うように配された電線22を該左右内方側面に固定するにあたり、支持ブラケット6に穿孔された結束部材用係止孔6hに支持ブラケット6の左右内方側から結束バンド23を掛け回し、該結束バンド23で電線22を結束するだけの簡単な作業で電線22を固定できることになる。この結果、電線22の固定作業を効率良く行なうことができるうえ、メンテナンス時等に支持ブラケット6の左右内方側から、つまり、シャッターケース2の内方側からの作業だけで電線22の取外し、再固定を行なえることになり、而して、シャッターケース2の躯体側への納り状態等によって支持ブラケット6の左右外方側を覆蓋する化粧カバー13を取外すことが困難なような場合であっても、該化粧カバー13はそのままの状態で容易に電線22の取外し、再固定作業を行なえることになる。
しかも、前記支持ブラケット6に穿孔された結束部材用係止孔6hは、タレットパンチプレス等のプレスで打ち抜き加工できるものであるから、電線固定用の切り起こしを形成する場合のように専用の加工金型を必要とせず、コスト削減に大きく貢献できる。そのうえ、支持ブラケット6に穿孔の結束部材用係止孔6hに掛け回された結束バンド23で電線22を結束することになるから、可及的に支持ブラケット6の左右内側面から突出しない状態で電線22を左右内側面に固定できることになる。
さらにこのものにおいて、前記係止溝6iと連通溝6jとのあいだの溝内周部には、一対の係止溝6i間に掛け回された結束バンド23が連通溝6j側にずれてしまうことを防止するための突部6kが設けられている。これにより、結束バンド23が連通溝6j側にずれて結束部材用係止孔6hから抜け出てしまうことを確実に回避でき、よって、確実な電線22の固定を行なえることになる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されないことは勿論であって、例えば、支持ブラケットに穿孔される結束部材用係止孔としては、上記実施の形態ではコ字形状に形成されているが、図6(B)に示す結束部材用係止孔24の如く、一対の係止溝24aの一端部同士を連通する連通溝24bを半円状に形成したもの、また、図6(C)、(D)に示す結束部材用係止孔25、26の如く、一対の係止溝25a、26aの一端部同士を連通する連通溝25b、26bを半多角形状に形成したものであっても良い。尚、前記図6(B)、(C)、(D)において、24c、25c、26cは結束部材が連通溝24b、25b、26b側にずれてしまうことを防止するための突部である。さらに、図6(E)に示す結束部材用係止孔27の如く、係止溝27aと連通溝27bとによりC形状となるように形成したものであっても良く、このものでは、結束部材用係止孔27がC形状に形成されていることによって、係止溝27aと連通溝27bとのあいだの溝内周側に結束部材が連通溝27b側にずれてしまうことを防止するための突部27cが形成されている。
また、上記実施の形態では、左側の支持ブラケットに電線が固定される構成になっているが、右側の支持ブラケットに電線が固定される構成のものであっても、同様にして本発明を実施できることは勿論である。さらに、上記実施の形態では、操作信号受信機から制御部に接続される電源用、操作信号用の電線と、制御部から電動開閉機に至る電線とが支持ブラケットの左右内方面に固定される構成になっているが、支持ブラケットの左右内方面に固定される電線としてはこれらに限らず、例えば障害物検知手段から制御部に至る電線等の種々の電線の固定に本発明を実施することができる。
本発明は、住宅やビル等の開口部に建付けられる建築用電動シャッター装置において、シャッターケースを構成する左右の支持ブラケットに電線を固定する場合に利用することができる。
1 シャッターカーテン
2 シャッターケース
3 巻取りドラム
6 支持ブラケット
6h 結束部材係止用孔
6i 係止溝
6j 連通溝
6k 突部
22 電線
23 結束バンド

Claims (2)

  1. シャッターケースを構成する左右の支持ブラケットに、シャッターカーテンが巻装される巻取りドラムの左右両端部を回転自在に支持してなる建築用電動シャッター装置において、前記支持ブラケットの左右内方側面に沿うようにして電線を配設すると共に、該電線を支持ブラケットの左右内方側面に固定せしめるにあたり、支持ブラケットに、互いに対向する一対の係止溝と該一対の係止溝の一端部同士を連通する連通溝とからなる結束部材係止用孔を穿孔する一方、支持ブラケットの左右内方側から結束部材用係止孔の連通溝に結束部材の中間部を挿入して係止溝側に移動させることで一対の係止溝間に結束部材を掛け回し、該結束部材で前記支持ブラケットの左右内方側面に配された電線を結束することで該電線を固定するように構成したことを特徴とする建築用電動シャッター装置における配線固定構造。
  2. 係止溝と連通溝とのあいだの溝内周部に、一対の係止溝間に掛け回された結束部材が連通溝側にずれてしまうことを防止するべく溝外周側に向けて突出する突部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の建築用電動シャッター装置における配線固定構造。
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