JP2015050727A - ワイヤレスマイクシステムおよび送信電力制御方法 - Google Patents
ワイヤレスマイクシステムおよび送信電力制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015050727A JP2015050727A JP2013182890A JP2013182890A JP2015050727A JP 2015050727 A JP2015050727 A JP 2015050727A JP 2013182890 A JP2013182890 A JP 2013182890A JP 2013182890 A JP2013182890 A JP 2013182890A JP 2015050727 A JP2015050727 A JP 2015050727A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transmission power
- unit
- microphone
- power control
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
- H04R1/08—Mouthpieces; Microphones; Attachments therefor
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W52/00—Power management, e.g. Transmission Power Control [TPC] or power classes
- H04W52/04—Transmission power control [TPC]
- H04W52/18—TPC being performed according to specific parameters
- H04W52/24—TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
- H04W52/242—TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account path loss
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W52/00—Power management, e.g. Transmission Power Control [TPC] or power classes
- H04W52/04—Transmission power control [TPC]
- H04W52/18—TPC being performed according to specific parameters
- H04W52/24—TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters
- H04W52/245—TPC being performed according to specific parameters using SIR [Signal to Interference Ratio] or other wireless path parameters taking into account received signal strength
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R2420/00—Details of connection covered by H04R, not provided for in its groups
- H04R2420/07—Applications of wireless loudspeakers or wireless microphones
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R3/00—Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
- H04R3/005—Circuits for transducers, loudspeakers or microphones for combining the signals of two or more microphones
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Abstract
【課題】親機が複数のマイク子機と同時に無線通信を行う場合に、他の無線通信システムへの電波干渉を極力抑えながら、全てのマイク子機との通信を維持すること。【解決手段】レベル測定部104aは、親機1が各マイク子機から通話信号を受信する度に、通話信号のRSSIレベルを測定する。送信電力制御部102aは、所定のタイミングで、各マイク子機のRSSIレベルの最小値を用いて送信電力値を決定し、マイク子機へ前記決定した送信電力値で制御信号を送信するように増幅部104bを制御する。【選択図】図1
Description
本発明は、電波を利用して音声を伝送するワイヤレスマイクシステム、特に、親機と、この親機との間で確立された同期タイミングに基づいて、無線回線を通じて親機に音声信号を送信する複数のマイク子機とを備えるワイヤレスマイクシステムおよび送信電力制御方法に関するものである。
電波を利用して音声を伝送するワイヤレスマイクシステムは、マイク子機と親機(拡声器)とをケーブルで接続する必要がなく、使用環境への柔軟な対応が可能であることから、公共/企業施設や各種学校、店舗など、様々な現場で利用されている。このようなワイヤレスマイクシステムにおいて、マイクから親機へデジタル音声データを送信するように構成したものが知られている。このワイヤレスマイクシステムを含む複数の無線通信システムが同一エリア内に存在するようなケースでは、親機が常時最大の電力で電波を送信すると、親機とマイク子機が離れていても通信することができる反面、他の無線通信システムへの電波干渉が大きくなってしまうという課題があった。
そこで、親機の送信電力を可変制御する無線通信システムが開発されている。例えば、特許文献1には、通信開始時に無線通信機の送信電力値を最大値にして送信を行い、送信に成功するごとに送信電力値を所定量ずつ下げていき、送信に失敗したときには送信電力値を所定量上げる等の制御をすることにより最適な送信電力の設定を行う技術が開示されている。
また、特許文献2には、子機が充電台に連結されているか否かに応じて、親機(接続装置)の送信電力を制御する技術が記載されている。すなわち、特許文献2には、子機と接続装置の間では、子機が充電台に連結されると低い送信電力で通信し、子機が充電台から離されると高い送信電力で通信する技術が開示されている。これにより、特許文献2の技術は、子機が接続装置から遠ざかる過程で妨害波が届いても、子機と接続装置の間の通信を維持することができるようにするものである。
しかしながら、特許文献1は、通話時(またはその他のデータ通信時)の子機と親機との間の電力を低く制御する技術であり、通話時以外の子機と親機との間の同期および制御信号送信のための制御チャネルの電力制御に関するものではない。また、特許文献2は、1台の子機と親機との間の制御に関する発明であり、複数の子機が存在する場合には実施することができない。更に、上記従来技術には、制御チャネルの信号が他の無線通信システムに対して干渉を与えることについては考慮されていない。
図6は、隣接する他の無線通信システムに対する干渉の様子を示す。図6に示すように、親機に登録された子機が複数有る場合(子機A、子機B)、遠方に存在する子機Bで受信可能なように親機が送信する制御チャネルの電力を最大にすると、隣接する他の無線通信システムに大きな干渉を与えてしまうおそれがある。
特許文献2には、接続装置と同じ端末番号を持つ1台の子機が充電台に連結されると当該接続装置が送信電力を低くすることが記載されているが、接続装置と同じ端末番号を持つ子機が複数存在する場合における制御信号の送信電力制御については記載されていない。例えば、近くにある子機が充電台に乗せられたときでも親機が制御信号の送信電力を下げてしまうと、遠方に存在する子機と親機との通信が切れてしまうおそれがある。
本発明の目的は、親機が複数のマイク子機と無線通信を行う場合に、他の無線通信システムへの電波干渉を極力抑えながら、全てのマイク子機との通信を維持することができるワイヤレスマイクシステムおよび送信電力制御方法を提供することである。
本発明のワイヤレスマイクシステムは、複数のマイク子機と、前記複数のマイク子機とTDMA方式の無線通信を行う親機と、を備えるワイヤレスマイクシステムであって、前記親機は、前記各マイク子機から送信された信号の受信レベルを測定するレベル測定手段と、前記受信レベルの最小値に応じて送信電力値を決定し、所定のチャネルを使って前記複数のマイク子機へ前記決定した送信電力値で所定の信号を送信するように送信電力制御を行う送信電力制御手段と、を具備する構成を採る。
本発明の送信電力制御方法は、複数のマイク子機と、前記複数のマイク子機とTDMA方式の無線通信を行う親機と、を備えるワイヤレスマイクシステムの送信電力制御方法であって、前記親機が、前記各マイク子機から送信された信号の受信レベルを測定するステップと、前記親機が、前記受信レベルの最小値に応じて送信電力値を決定し、所定のチャネルを使って前記複数のマイク子機へ前記決定した送信電力値で所定の信号を送信するように送信電力制御を行うステップと、を具備する。
本発明によれば、親機が複数のマイク子機とTDMA方式の無線通信を行う場合に、親機の遠方に存在するマイク子機の受信信号レベルを、通信を維持することが可能な所定の閾値を少し越える程度に送信電力を制御することができるので、複数の他の無線通信システムへの電波干渉を極力抑えながら、全てのマイク子機との通信を維持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunication)規格に準拠したワイヤレスマイクシステムを例に説明する。DECTは、欧州の電気通信標準化機関であるETSI(European Telecommunications Standards Institute)で標準化されている方式である。
(実施の形態)
ワイヤレスマイクシステムは、1つの親機1(図1参照)と、複数のマイク子機2(図2参照)と、から構成される。親機1(拡声器)は、各マイク子機2とTDMA(Time Division Multiple Access)方式の無線通信を行う。
ワイヤレスマイクシステムは、1つの親機1(図1参照)と、複数のマイク子機2(図2参照)と、から構成される。親機1(拡声器)は、各マイク子機2とTDMA(Time Division Multiple Access)方式の無線通信を行う。
図1は、本発明の一実施の形態に係る親機1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、親機1は、外部インターフェース101と、信号処理部102と、メモリ部103と、無線部104と、アンテナ105と、表示部106と、操作部107と、音声処理部108と、スピーカ109またはスピーカ出力部と、電源部110と、から主に構成される。
外部インターフェース101は、外部機器と信号処理部102とを繋ぐインターフェースであり、外部機器と接続したり、機能拡張を行ったりする。親機1は、無線回線を介してマイク子機2から音声信号を受信しており、これによってマイク子機2は親機1を経由して電話回線に音声信号を伝送することができる。なお、外部インターフェース101はインターネット等のネットワークに接続にされていてもよく、この場合は、ネットワークを介して音声信号を配信することができる。
信号処理部102は、メモリ部103に記憶されている制御プログラムに基づいて、各部から出力された信号の処理、および、各部の制御を行う。特に、信号処理部102は、ベースバンドの受信信号に対して復調処理を行い、フレーム中の所定のスロットから制御データおよび音声符号化データを取り出し、音声符号化データに対してADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Modulation)方式などの復号処理を行い、デジタル音声データを生成する。
メモリ部103は、制御プログラム、マイク子機のID(Identification)等、所定の情報を記憶する。なお、メモリ部103に記憶される情報の内、本発明に関わるものについては後述する。
無線部104は、信号処理部102から出力されたベースバンドのデジタル信号に対して、増幅、アップコンバート等の無線処理を行い、アンテナ105から無線信号を送信する。特に、無線部104は、送信電力制御部102a(後述)から出力された送信電力算出結果を示す制御信号を、アンテナ105を介してマイク子機2に送信する。また、無線部104は、アンテナ105に受信された無線信号に対して、増幅、ダウンコンバート等の無線処理を行い、ベースバンドのデジタル信号を信号処理部102に出力する。
表示部(LCD:Liquid Crystal Display)106は、信号処理部102から出力された各種情報を表示する。操作部107は、多様なボタン、ダイヤル、キーを有し、ユーザの意志に基づく操作内容を電気信号に変換して信号処理部102に出力する。
音声処理部108は、信号処理部102から出力されたデジタル音声データに対して、特定音声周波数の強調処理(マイク子機2のマイク音声処理部のフィルタ処理で除去された周波数成分の復元)や、デジタル音声データが暗号化されている場合には復号等を実行する。そして、音声処理部108は、デジタル音声データに対して、デジタル/アナログ変換、増幅等の処理を行い、アナログ音声信号をスピーカ109に出力する。スピーカ109は、音声処理部108から出力されたアナログ音声信号を音声に変換して発音する。電源部110は、AC電源またはACアダプタから電源が入力され、親機1の各部に電源を供給する。なお、電源部110は、電池で構成されている場合もある。
ここで、本発明の特徴的な構成として、信号処理部102は、送信電力制御部102aを有する。また、無線部104は、レベル測定部104aおよび増幅部104bを有する。
送信電力制御部102aは、レベル測定部104aにて測定された各マイク子機2からの受信信号のRSSI(Received Signal Strength Indicator)レベル、および、現在決定している送信レベルに基づいて送信電力を算出し、算出結果を示す制御信号を無線部104および増幅部104bに出力する。なお、送信電力制御部102aにおける具体的な送信電力制御方法は後述する。
レベル測定部104aは、通話中または同期確立処理中の各マイク子機2からの受信信号のRSSIレベルを測定し、測定結果を示すRSSI信号を送信電力制御部102aに出力する。
増幅部104bは、送信電力制御部102aの制御に基づいて、アンテナ105から送信される無線信号の電力を増幅する。
図2は、本発明の一実施の形態に係るマイク子機2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、マイク子機2は、信号処理部201と、メモリ部202と、無線部203と、アンテナ204と、表示部205と、操作部206と、マイクロフォン207と、音声処理部208と、電池209と、から主に構成される。
信号処理部201は、メモリ部202に記憶されている制御プログラムに基づいて、各部から出力された信号の処理、および、各部の制御を行う。特に、信号処理部201は、デジタル音声データに対してADPCM方式などの符号化処理を行い、制御データを付加し、フレーム中の所定のスロットに挿入し、周波数変調等の変調処理を行い、ベースバンドのデジタル信号を生成する。
メモリ部202は、制御プログラム等、所定の情報を記憶する。
無線部203は、信号処理部201から出力されたベースバンドのデジタル信号に対して、増幅、アップコンバート等の無線処理を行い、アンテナ204から無線信号を送信する。また、無線部203は、アンテナ204に受信された無線信号に対して、増幅、ダウンコンバート等の無線処理を行い、ベースバンドのデジタル信号を信号処理部201に出力する。
表示部205は、信号処理部201から出力された各種情報を表示する。操作部206は、多様なボタン、ダイヤル、キーを有し、ユーザの意志に基づく操作内容を電気信号に変換して信号処理部201に出力する。
マイクロフォン207は、ユーザの音声を集音し、アナログ音声信号に変換して音声処理部208に出力する。音声処理部208は、マイクロフォン207から出力されたアナログ音声信号に対して、アナログ/デジタル変換、増幅等の処理を行い、デジタル音声データを信号処理部201に出力する。電池209は、マイク子機2の各部に電源を供給する。
ここで、本発明の特徴的な構成として、信号処理部201は、送信電力制御部201aを有する。また、無線部203は、増幅部203bを有する。
送信電力制御部201aは、親機1から送信された送信電力算出結果を示す制御信号を増幅部203bに出力する。
増幅部203bは、送信電力制御部201aの制御に基づいて、アンテナ204から送信される無線信号の電力を増幅する。
次に、DECT方式における、待機状態での親機1とマイク子機2の通信について図3を用いて説明する。
図3に示すように、DECT方式では、10ms周期の1フレームに24スロット(アップリンク用に12スロット、ダウンリンク用に12スロット)を含んで構成されるTDMA/TDD(Time Division Multiple Access/Time Division Duplex)方式を採用している。また、最低1スロットの制御チャネルスロットを備えており、制御チャネルも通話チャネルも10msのフレーム周期で送受信される。
親機1は、マイク子機2に対して各フレームの予め定められた所定のスロット(図3では第2スロット)を制御チャネルに決め、この制御チャネルにて制御信号(Beacon)を送信する。また、親機1は、マイク子機2との間で同期が確立した後、マイク子機2に対して予め定められた所定のスロット(図3では第8スロット)にて通話信号(音声データを含む信号)を送信する。この通話信号は、親機1での無線エラー状況を示す情報、あるいは、無線干渉によるスロット切り換えなどの制御情報をマイク子機2に通知する。また、例えば外部IFを使って外部とマイク子機2とが通信する場合等、親機1とマイク子機2とが双方向音声通信を行うシステムの場合、この通話信号は、親機1からの音声信号をマイク子機2に送信する。
マイク子機2は、親機1との間で同期が確立した後、親機1に対して予め定められた所定のスロット(図3では第20スロット)にて通話信号(音声データを含む信号)を送信する。なお、マイク子機2は、親機1に所定のスロットにて制御信号を送信しても良い。
本実施の形態の親機1は、各マイク子機2から送信された通話信号のRSSIレベルを測定し、測定結果に基づいて制御信号の送信電力を制御する。さらに、親機1は、各マイク子機2に対して、決定した送信電力値で通話信号を送信するように送信電力制御を行う。各マイク子機2は、親機1からの制御に従って、通話信号の送信電力を制御する。
次に、親機1のメモリ部103に記憶される情報について、図4を用いて説明する。図4に示すように、親機1のメモリ部103には、各マイク子機2について、マイク子機のID番号(IDi)、測定した通話信号のRSSIレベル(Pppi)および通話信号の受信時間(Tppi)が対応付けて記憶される。
レベル測定部104aは、親機1が各マイク子機2から通話信号を受信する度に、通話信号のRSSIレベルを測定し、測定結果を信号処理部102(送信電力制御部102a)に出力する。
信号処理部102は、いずれかのマイク子機2から通話信号を受信すると、当該マイク子機2のID、RSSIレベルおよび受信時間を対応付けて、メモリ部103に記憶する。
次に、本実施の形態に係る親機1が制御チャネルで制御信号を送信する時の送信電力制御方法について説明する。
送信電力制御部102aは、所定のタイミングで、メモリ部103に記憶されているRSSIレベル(Pppi)の最小値を用いて送信電力値を算出する。なお、送信電力制御部102aが送信電力制御を行うタイミングとして、図4に示したメモリ部103に記憶された情報内容が更新されたタイミング等が挙げられる。
具体的には、送信電力制御部102aは、メモリ部103に格納された、各マイク子機2から送られる通話信号を受信した際の各RSSIレベル(Pppi)を読み出し、その最小値を選択する。親機1と通信可能な各マイク子機2の送信電力値は、通話開始時には、前通信時の送信電力値に設定されており、親機1は、その値を知っている。または、親機1は、予め各マイク子機2の通話開始時の送信電力値を知っているようにしてもよい。さらに、同期確立時や通信開始前等に、各マイク子機2よりそれぞれの送信出力値を親機1へ通知するようにしてもよい。
本実施の形態では、最も受信信号レベルが弱いマイク子機2にあわせて制御信号を送信するときの増幅部104bの増幅度を制御する。具体的には、親機1は、メモリ部103に格納された情報から、最も受信信号レベルが弱いマイク子機2のRSSIレベル(最小値RSSIレベル)を読み出し、既知のマイク子機の送信電力値から、最小値RSSIレベル(Pppi)を減算することにより、最も受信信号レベルが弱いマイク子機2に関する伝搬路損失を算出する。なお、親機1とマイク子機2が同じ送信電力で送信するワイヤレスマイクシステムでは、マイク子機2の送信電力の代わりに親機1自身の送信電力を用いてマイク子機2までの伝搬路損失を算出することができる。
送信電力制御部102aは、最もレベルが弱いマイク子機2に関する伝搬路損失に受信電力基準値を加えた値に応じて、親機1が制御信号を送信するための送信電力値を算出する。なお、受信電力基準値は、親機1とマイク子機2が通信を維持するため、または通信干渉を抑圧するために必要な受信電力値にマージンを加えた値である。例えば、あるマイク子機2から受信した信号のRSSIレベル(Pppi)が受信電力基準値より低くなった場合には、親機1は送信電力制御を中止してフルパワーにより制御信号を送信するようにしても良い。
そして、送信電力制御部102aは、算出した送信電力値で信号を送信するように増幅部104bを制御する。さらに、送信電力制御部102aは、各マイク子機2に対して、算出した送信電力値で通話信号(および制御信号)を送信するように送信電力制御を行う。送信電力制御部201aは、送信電力制御部102aが算出した送信電力値で通話信号(および制御信号)を送信するように増幅部203bを制御する。
図5は、本実施の形態において、親機が制御チャネルで制御信号を送信する時の信号到達エリアの調整の様子を示す図である。ID1のマイク子機が送信する通話信号の親機におけるRSSIレベルをPpp1、ID2のマイク子機が送信する通話信号の親機におけるRSSIレベルをPpp2、ID3のマイク子機が送信する通話信号の親機におけるRSSIレベルをPpp3とした場合、親機における各マイク子機(ID1, ID2, ID3)の通話信号のRSSIレベルが、Ppp1>Ppp2>Ppp3であるならば、親機は最小値Ppp3を用いて送信電力値を算出する。
これにより、親機1の遠方に存在し、伝搬路損失が大きいマイク子機でも、通信を維持するために必要な受信電力値で、親機1から制御チャネルで送られる制御信号を受信することができる。また、親機1の送信電力が低減されるので、他の無線通信システムへの電波干渉を抑えることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数のマイク子機とTDMA方式の無線通信を行う場合に、親機の遠方に存在するマイク子機の受信信号レベルを、通信を維持することが可能な所定の閾値を少し越える程度に送信電力を制御することができるので、他の無線通信システムへの電波干渉を極力抑えながら、全てのマイク子機との通信を維持することができる。
なお、上記実施の形態では、受信した通話信号のRSSIレベルをメモリ部103に記憶させる場合について説明したが、本発明はこれに限られず、先に伝搬路損出を算出して記憶する等、他の値を記憶させても良い。
また、上記実施の形態では、親機1が決定した送信電力に基づいてマイク子機2の送信電力を決定する場合について説明したが、本発明はこれに限られず、親機1とマイク子機2とが双方の送信電力情報などの制御情報を交換し、通話信号のRSSIレベルと制御情報とに基づいて、親機1とマイク子機2のそれぞれが送信電力を決定するようにしてもよい。
本発明は、親機と複数のマイク子機とを備えるワイヤレスマイクシステムに用いるのに好適である。
1 親機
2 マイク子機
101 外部インターフェース
102、201 信号処理部
102a、201a 送信電力制御部
103、202 メモリ部
104、203 無線部
104a レベル測定部
104b、203b 増幅部
105、204 アンテナ
108、208 音声処理部
109 スピーカ
207 マイクロフォン
2 マイク子機
101 外部インターフェース
102、201 信号処理部
102a、201a 送信電力制御部
103、202 メモリ部
104、203 無線部
104a レベル測定部
104b、203b 増幅部
105、204 アンテナ
108、208 音声処理部
109 スピーカ
207 マイクロフォン
Claims (7)
- 複数のマイク子機と、前記複数のマイク子機とTDMA方式の無線通信を行う親機と、を備えるワイヤレスマイクシステムであって、
前記親機は、
前記各マイク子機から送信された信号の受信レベルを測定するレベル測定手段と、
前記受信レベルの最小値に応じて送信電力値を決定し、所定のチャネルを使って前記複数のマイク子機へ前記決定した送信電力値で所定の信号を送信するように送信電力制御を行う送信電力制御手段と、
を具備する、
ことを特徴とするワイヤレスマイクシステム。 - 前記送信電力制御手段は、前記受信レベルの最小値に応じて送信電力値を決定し、制御チャネルを使って前記複数のマイク子機へ前記決定した送信電力値で制御信号を送信するように送信電力制御を行う、
ことを特徴とする請求項1記載のワイヤレスマイクシステム。 - 前記送信電力制御手段は、前記受信レベルの最小値に応じて送信電力値を決定し、通話チャネルを使って前記複数のマイク子機へ前記決定した送信電力値で通話信号を送信するように送信電力制御を行う、
ことを特徴とする請求項1記載のワイヤレスマイクシステム。 - 前記送信電力制御手段は、前記受信レベルの最小値が測定されたマイク子機に関する伝搬路損失に基づいて送信電力値を算出して決定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤレスマイクシステム。
- 前記親機は、
更に、前記各マイク子機のIDと前記受信レベルとを対応付けて記憶するメモリを有し、
前記送信電力制御手段は、前記メモリに記憶された情報が更新されたタイミングで送信電力値の計算を行う、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤレスマイクシステム。 - 前記タイミングにおいて前記メモリには、前記各マイク子機から最後に受信した受信レベルを記憶していることを特徴とする請求項5に記載のワイヤレスマイクシステム。
- 複数のマイク子機と、前記複数のマイク子機とTDMA方式の無線通信を行う親機と、を備えるワイヤレスマイクシステムの送信電力制御方法であって、
前記親機が、前記各マイク子機から送信された信号の受信レベルを測定するステップと、
前記親機が、前記受信レベルの最小値に応じて送信電力値を決定し、所定のチャネルを使って前記複数のマイク子機へ前記決定した送信電力値で所定の信号を送信するように送信電力制御を行うステップと、
を具備することを特徴とする送信電力制御方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013182890A JP2015050727A (ja) | 2013-09-04 | 2013-09-04 | ワイヤレスマイクシステムおよび送信電力制御方法 |
| US14/475,338 US9516399B2 (en) | 2013-09-04 | 2014-09-02 | Wireless microphone system and transmission power control method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013182890A JP2015050727A (ja) | 2013-09-04 | 2013-09-04 | ワイヤレスマイクシステムおよび送信電力制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015050727A true JP2015050727A (ja) | 2015-03-16 |
Family
ID=52583316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013182890A Pending JP2015050727A (ja) | 2013-09-04 | 2013-09-04 | ワイヤレスマイクシステムおよび送信電力制御方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US9516399B2 (ja) |
| JP (1) | JP2015050727A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019129456A (ja) * | 2018-01-25 | 2019-08-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | マイク装置 |
| US10382873B2 (en) | 2017-12-27 | 2019-08-13 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Communication apparatus, wireless microphone system and communication method |
| US10791387B2 (en) | 2018-02-26 | 2020-09-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Wireless microphone system, receiving apparatus and wireless synchronization method |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9629099B2 (en) * | 2013-01-24 | 2017-04-18 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Radio communication apparatus and transmission power control method |
| US9942848B2 (en) * | 2014-12-05 | 2018-04-10 | Silicon Laboratories Inc. | Bi-directional communications in a wearable monitor |
| US10470180B2 (en) | 2018-01-24 | 2019-11-05 | Shure Acquisition Holdings, Inc. | Wireless microphone system |
| CN117459864B (zh) * | 2023-10-25 | 2024-04-05 | 广州市杰泰电子科技有限公司 | 一种自动调节发射功率的无线话筒系统 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07245784A (ja) * | 1994-03-04 | 1995-09-19 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 無線基地局送信電力制御装置及び制御方法 |
| WO2012035435A1 (en) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Marvell World Trade Ltd. | Adjusting transmission rate and range of a wireless access point |
| US20120108282A1 (en) * | 2010-08-25 | 2012-05-03 | Qualcomm Incorporated | Methods and apparatus for power control and interference management in wireless microphone transmission systems |
| US20120238311A1 (en) * | 2009-12-02 | 2012-09-20 | Fujitsu Limited | Base station,mobile communication system and radio signal quality measurement method |
| JP5241972B1 (ja) * | 2013-01-29 | 2013-07-17 | パナソニック株式会社 | 無線通信装置および送信電力制御方法 |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3686836B2 (ja) | 2000-03-13 | 2005-08-24 | シャープ株式会社 | 無線通信機の送信電力値自動制御方法およびそれを記憶した記憶媒体 |
| JP3563326B2 (ja) * | 2000-06-20 | 2004-09-08 | 松下電器産業株式会社 | ワイヤレスマイク通信システム |
| JP3589952B2 (ja) * | 2000-06-20 | 2004-11-17 | 松下電器産業株式会社 | 通信システムおよびその通信方法、ワイヤレスマイク通信システム、ワイヤレスマイク、並びに、ワイヤレスマイク受信装置 |
| JP2002345026A (ja) | 2001-05-14 | 2002-11-29 | Iwatsu Electric Co Ltd | コードレス電話システム |
| JP4245573B2 (ja) * | 2005-02-24 | 2009-03-25 | パナソニック株式会社 | ワイヤレスマイクシステム |
| DE102009037543B4 (de) * | 2009-08-17 | 2021-08-19 | Sennheiser Electronic Gmbh & Co. Kg | Digitales drahtloses Audioübertragungssystem, insbesondere drahtloses Mikrofonsystem |
| DE102009043007B4 (de) * | 2009-09-28 | 2022-11-17 | Gottfried Wilhelm Leibniz Universität Hannover | Drahtloses Audioübertragungssystem, insbesondere drahtloses Mikrofonsystem |
| US20120106751A1 (en) * | 2010-08-25 | 2012-05-03 | Qualcomm Incorporated | Methods and apparatus for wireless microphone synchronization |
| US20120114134A1 (en) * | 2010-08-25 | 2012-05-10 | Qualcomm Incorporated | Methods and apparatus for control and traffic signaling in wireless microphone transmission systems |
-
2013
- 2013-09-04 JP JP2013182890A patent/JP2015050727A/ja active Pending
-
2014
- 2014-09-02 US US14/475,338 patent/US9516399B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07245784A (ja) * | 1994-03-04 | 1995-09-19 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 無線基地局送信電力制御装置及び制御方法 |
| US20120238311A1 (en) * | 2009-12-02 | 2012-09-20 | Fujitsu Limited | Base station,mobile communication system and radio signal quality measurement method |
| US20120108282A1 (en) * | 2010-08-25 | 2012-05-03 | Qualcomm Incorporated | Methods and apparatus for power control and interference management in wireless microphone transmission systems |
| WO2012035435A1 (en) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Marvell World Trade Ltd. | Adjusting transmission rate and range of a wireless access point |
| JP5241972B1 (ja) * | 2013-01-29 | 2013-07-17 | パナソニック株式会社 | 無線通信装置および送信電力制御方法 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10382873B2 (en) | 2017-12-27 | 2019-08-13 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Communication apparatus, wireless microphone system and communication method |
| JP2019129456A (ja) * | 2018-01-25 | 2019-08-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | マイク装置 |
| US10595110B2 (en) | 2018-01-25 | 2020-03-17 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Microphone device |
| US10791387B2 (en) | 2018-02-26 | 2020-09-29 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Wireless microphone system, receiving apparatus and wireless synchronization method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US9516399B2 (en) | 2016-12-06 |
| US20150063604A1 (en) | 2015-03-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2015050727A (ja) | ワイヤレスマイクシステムおよび送信電力制御方法 | |
| KR950011076B1 (ko) | 이동모국장치 및 이동자국장치를 갖는 이동무선통신시스템 및 그의 무선회선 접속방법 | |
| US8477713B2 (en) | System and a method for indicating an uplink resource | |
| US8213343B2 (en) | Communicating conversational data between signals between terminals | |
| KR102004481B1 (ko) | 디지털 무전기 기능을 갖는 스마트폰 및 블루투스 이어셋 | |
| WO2022256442A3 (en) | Techniques for communicating over asynchronous slots | |
| US20110188490A1 (en) | Method and apparatus for data transmission | |
| CN107613557A (zh) | 一种发射功率确定方法、终端、网络设备和系统 | |
| JP5241972B1 (ja) | 無線通信装置および送信電力制御方法 | |
| KR20040103313A (ko) | 통신 단말의 권외 판정 방법, 무선 통신 시스템 전환 방법및 통신 단말 | |
| JP5309266B1 (ja) | 無線通信装置および送信電力制御方法 | |
| JP2014146959A (ja) | 無線通信装置および送信電力制御方法 | |
| JP2014140122A (ja) | 無線通信装置および送信電力制御方法 | |
| JP3033407B2 (ja) | 移動体間の通話システム | |
| JP2014143579A (ja) | 無線通信装置および送信電力制御方法 | |
| JPWO2010098404A1 (ja) | 無線通信システム、無線基地局、無線端末及び通信制御方法 | |
| JP2005538580A (ja) | 遠隔無線装置の伝送出力を適合させる方法及び装置 | |
| JP3931402B2 (ja) | コードレス電話機 | |
| JP2014143578A (ja) | 無線通信装置および送信電力制御方法 | |
| JP2015019146A (ja) | ワイヤレスマイクシステム | |
| JP2014146960A (ja) | 無線通信装置および送信電力制御方法 | |
| JP2014143580A (ja) | 無線通信装置および送信電力制御方法 | |
| US9629099B2 (en) | Radio communication apparatus and transmission power control method | |
| JP2014147059A (ja) | 無線通信装置および送信電力制御方法 | |
| WO2015062363A1 (zh) | 一种固定无线终端抗干扰的方法及装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160727 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170428 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170516 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20171114 |