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JP2015011403A - 画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、コンピュータプログラム Download PDF

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JP2015011403A JP2013134207A JP2013134207A JP2015011403A JP 2015011403 A JP2015011403 A JP 2015011403A JP 2013134207 A JP2013134207 A JP 2013134207A JP 2013134207 A JP2013134207 A JP 2013134207A JP 2015011403 A JP2015011403 A JP 2015011403A
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藤田 祐輔
Yusuke Fujita
祐輔 藤田
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Abstract

【課題】 画像処理の対象となる領域が画像の解像度やアスペクト比が変化した際にどのように変化するのかを事前に通知する為の技術を提供すること。
【解決手段】 入力画像において画像処理を施す対象となる領域を対象領域として取得する。入力画像の解像度若しくはアスペクト比を変更した画像を変更画像とし、対象領域に対応する該変更画像中の領域を対応領域として特定する。変更画像中の対応領域の位置を対応位置とし、入力画像上の該対応位置に、対応領域と同サイズの枠を重ねて表示部に表示させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像中の部分領域に対して画像処理を行う為の技術に関するものである。
近年、撮影された画像に対し、切り出し、マスキング等の画像処理を行う事が出来る画像処理装置が存在する。画像処理装置は様々な処理項目の中から選択された処理を画像に対して施す。この際、画像内のどの位置に画像処理を施すかを選択する必要がある。この位置選択を行う時、ユーザの操作性を向上させるために様々な工夫が行われている。
例えば、特許文献1のように、1枚目の画像に施したトリミング処理の指定範囲を指定した範囲内の画像情報に基づいて2枚目以降の画像のトリミング位置を自動で決定することで操作性を向上させる、という技術が知られている。
また、特許文献2のように、画像の切り出し範囲を画像のアスペクト比に合わせて決定し、切り出した画像のアスペクト比を一定に保つ事で様々な機器での出力を容易にする、という技術が知られている。
特開2006−100987号公報 特開平11−177802号公報
ところで、指定領域の選択を行う際の操作性を向上させるために、範囲を画素単位で指定させるのではなく、用意された処理位置の候補の中から画像処理を行う位置を選択させる位置選択部を有するものがある。このような処理位置の候補は画像の解像度やアスペクト比によって決定する。これを利用して例えばユーザがある解像度、アスペクト比で画像内に映っている物体に画像処理を施すために指定領域を決定したとする。ここで、画像の解像度、アスペクト比が変化したとする。すると、変更後の画像における処理位置の候補が、変更前の処理位置の候補と異なることによって、ユーザが選択した指定領域が変化し、ユーザが画像処理を施したかった位置と実際に画像処理が行われる位置にズレが生じてしまう。このズレは、従来の手法では画像の解像度やアスペクト比を変更しなければ分からなかった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、画像処理の対象となる領域が画像の解像度やアスペクト比が変化した際にどのように変化するのかを事前に通知する為の技術を提供する。
本発明の一様態によれば、入力画像において画像処理を施す対象となる領域を対象領域として取得する手段と、前記入力画像の解像度若しくはアスペクト比を変更した画像を変更画像とし、前記対象領域に対応する該変更画像中の領域を対応領域として特定する特定手段と、前記変更画像中の前記対応領域の位置を対応位置とし、前記入力画像上の該対応位置に、前記対応領域と同サイズの枠を重ねて表示部に表示させる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の構成により、画像処理の対象となる領域が画像の解像度やアスペクト比が変化した際にどのように変化するのかを事前に通知することができる。
画像処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図。 画像処理装置が行う処理のフローチャート。 画像処理装置が行う処理のフローチャート。 指定領域候補生成回路121が行う処理を説明する図。 画像処理項目選択回路122及び指定領域位置選択回路123の処理を説明する図。 画像処理装置に適用可能な装置のハードウェア構成例を示すブロック図。 通知部130が行う処理を説明する図。 通知部130が行う処理を説明する図。 表示パターン制御回路132が行う処理を説明する図。 対応領域が変更画像外になる例を説明する図。 可視判定を説明する図。 不可視判定を説明する図。 一部不可視判定を説明する図。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
先ず、本実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成例について、図1のブロック図を用いて説明する。図1に示す如く、本実施形態に係る画像処理装置は、画像入力回路110、画像処理部120、通知部130、画像出力回路140、表示装置150、を有する。図1に示した各機能部の動作については、本実施形態に係る画像処理装置が行う処理のフローチャートを示す図2を参照しながら説明する。
画像入力回路110には、動画像を構成する各フレームの画像若しくは静止画像が入力画像として入力される。ステップS21では画像入力回路110はこの入力画像を、指定領域候補生成回路121に転送する。動画像若しくは静止画像の供給元については別段特定の装置に限るものではなく、例えば、撮像装置であっても良いし、ハードディスクなどのメモリ装置であっても良い。
ステップS21では更に、指定領域候補生成回路121は、入力画像を複数の領域に分割する境界線を決定する。指定領域候補生成回路121が行う処理について、図4を用いて説明する。
図4では、入力画像410が指定領域候補生成回路121に入力された場合について示している。入力画像410を複数の領域に分割する場合の分割位置には様々なものが考えられる。例えば、画像420に示す如く、入力画像410を同サイズの領域ごとに分割する方法が考え得る。また、画像430に示す如く、画像の中央部に注目したい物体が来ることが多いと考え、画像中心に近いほど分割領域のサイズを小さくし、画像中心から遠いほど分割領域のサイズを大きくするような分割方法もある。
なお、入力画像を複数の領域に分割する場合の分割方法(例えば画像420のように分割するのか画像430のように分割するのか)は、ユーザが不図示の操作部を用いて設定しても良いし、画像処理装置側で設定されても良い。
図2に戻って次に、ステップS22では、画像処理項目選択回路122は、画像入力回路110から指定領域候補生成回路121を介して入力した入力画像を受けると、該入力画像中の対象領域に対する画像処理を決定するための処理を行う。画像処理項目選択回路122が行う処理について、図5(A)を用いて説明する。図5(A)では、入力画像510が画像処理項目選択回路122に入力された場合について示している。
画像処理項目選択回路122は、入力画像510中の対象領域に対してどのような画像処理を行うのかを選択指定するためのメニュー550を表示装置150に表示する。図5(A)に示したメニュー550には、画像処理として「OSD」、「マスキング」、「トリミング」、「デジタルズーム」が示されている。なお、メニュー550が含む画像処理はこれらに限るものではない。
ユーザが不図示の操作部を操作してメニュー550の中から1つ以上の画像処理を選択し、決定した旨の指示を入力すると、画像処理項目選択回路122は、図5(A)の右側に示す如く、入力画像510と共に、選択された画像処理の名称521を表示する。入力画像及び選択された画像処理に係る情報の表示形態についてはこれに限るものではない。なお、メニュー550から画像処理を選択せずに、決定した旨の指示を入力すると、画像処理項目選択回路122は、画像処理の名称は表示しない。
なお、入力画像510中の対象領域に対してどのような画像処理を行うのかを選択指定するために、ユーザが選択指定することに代わり、入力画像に基づいて画像処理装置(画像処理項目選択回路122)が画像処理を選択指定しても良い。例えば、入力画像に含まれている色情報を基に、色の境界部に沿ってトリミング処理を行うか否かを判断しても良い。また、各画像処理(例えばメニュー550に含まれている画像処理)を行うか否かを予め設定しておいても良い。
次に、ステップS23では、指定領域位置選択回路123は、指定領域候補生成回路121が決定した境界線と、画像入力回路110から本装置に入力した入力画像と、を受けると、画像処理の対象となる領域(対象領域)を決定するための処理を行う。指定領域位置選択回路123が行う処理について、図5(B)を用いて説明する。図5(B)では、入力画像600が指定領域位置選択回路123に入力された場合について示している。
先ず指定領域位置選択回路123は図5(B)の左側に示す如く、入力画像600を、指定領域候補生成回路121が決定した境界線を重畳させた状態で、表示装置150に表示する。ユーザは不図示の操作部を操作して、境界線で区切られたそれぞれの分割領域のうち1以上を、画像処理の対象領域として選択する。例えば、ユーザが操作部としてマウスを操作し、ポインタを所望の分割領域に重ねた状態でクリックすることで、該分割領域を画像処理の対象領域として選択することができる。
なお、ステップS22,ステップS23はこの順に実行することに限るものではなく、この逆の順番で実行しても良い。また、画像処理を選択する画面と対象領域を選択する画面とを含むインターフェース画面を表示装置150に表示し、このインターフェース画面を介してそれぞれを選択、決定しても良い(この場合、ステップS22,S23は1つのステップ内で実行される)。
次に、後述する通知機能を動作させることが予め設定されている場合には、処理はステップS26を介してステップS27に進み、予め設定されていない場合には、処理はステップS24に進む。また、通知機能を動作させることが予め設定されていても、入力画像の解像度及びアスペクト比を変更し、該変更後の対象領域に画像処理を施す旨の指示が、ユーザが不図示の操作部を操作して入力した場合、処理はステップS26を介してステップS24に進む。
ステップS27では通知部130は、入力画像の解像度及びアスペクト比を変更した場合に、上記の対象領域がどのように変化するのかを該入力画像上に表す。より具体的には、通知部130は先ず、入力画像の解像度若しくはアスペクト比を変更した画像を変更画像とし、対象領域に対応する該変更画像中の領域を対応領域として特定する。そして通知部130は、変更画像中の対応領域の位置を対応位置とし、入力画像上の該対応位置に、対応領域と同サイズの枠を重畳させると共に、該入力画像上に上記対象領域の枠も重畳させる。そして通知部130は、このようにそれぞれの枠を重畳させた入力画像を画像出力回路140に送出するので、画像出力回路140は、この画像を表示装置150に表示する(表示制御)。そして処理は、ステップS23に戻る。
一方、ステップS24では、ユーザが不図示の操作部を操作して入力画像の解像度及びアスペクト比を変更する操作入力を行うと、画像出力回路140は該操作入力に応じて入力画像の解像度及びアスペクト比を変更する。例えば、ユーザが不図示の操作部を操作することで、様々な解像度及びアスペクト比のメニュー画面を表示装置150に表示させ、ユーザが該操作部を操作して該メニュー画面から所望の解像度及びアスペクト比を選択する。これにより、入力画像の解像度及びアスペクト比を所望の解像度及びアスペクト比に変更する操作入力を行うことができる。もちろん、入力画像の解像度及びアスペクト比を変更する操作入力方法はこれに限るものではない。また、もちろんのこと、このような操作入力がなければ、入力画像の解像度及びアスペクト比は変更しない。
ステップS25では、画像出力回路140は、ステップS24の処理の結果得られる入力画像(変更画像)において、ステップS23で指定された対象領域に該当する領域(対応領域)に対して、ステップS22で選択された画像処理を施す。もちろん、ステップS22において画像処理が指定されていなかったり、ステップS23で対象領域が指定されていない場合には、本ステップでは対応領域に対する画像処理は行わない。そして画像出力回路140は、これらの処理の結果得られる入力画像を表示装置150に表示する。
このように、図2のフローチャートに従った処理は、事前に通知部130による通知機能がオンになっていれば、ユーザが対象領域を指定する度に、解像度及びアスペクト比の変更後の対象領域を通知し、その後、解像度及びアスペクト比の変更を受け付ける。
図2の処理の別の形態を図3に示す。図3において図2と同様の処理を行う処理ステップには同じ参照番号を付しており、該処理ステップに係る説明は省略する。図3のフローチャートに従った処理は、ユーザが解像度及びアスペクト比の変更指示を入力する度に、解像度及びアスペクト比の変更後の対象領域を通知して、該変更指示に従った変更処理を行うのか否かを確認する。
ステップS34では、画像出力回路140は、ユーザが不図示の操作部を操作して、入力画像の解像度及びアスペクト比を変更する指示を入力した場合には、該指示を受け取る。
そしてステップS38では、画像出力回路140は、ステップS34で受け取った指示に応じて入力画像の解像度及びアスペクト比を変更するか否かをユーザに問い合わせるための画面を表示装置150に表示する。ユーザが不図示の操作部を操作して、変更する旨の指示を入力した場合には、処理はステップS35に進み、変更しない旨の指示を入力した場合には、処理はステップS23に進む。ステップS35では、画像出力回路140は、ステップS34で受け取った指示に応じて入力画像の解像度及びアスペクト比を変更し、以降は、上記のステップS25と同様の処理を行う。
次に、ステップS27において通知部130が行う処理について、図7,8を用いて説明する。ユーザー通知インターフェース制御回路131は、画像入力回路110が取得した入力画像を、画像処理項目選択回路122及び/又は指定領域候補生成回路121を介して取得する。図7では、ユーザー通知インターフェース制御回路131が入力画像710を取得した場合について示している。711は、入力画像710上でユーザが指定した対象領域の枠を示している。
ユーザー通知インターフェース制御回路131は、入力画像710の解像度を「1280×720」(アスペクト比は「16:9」)に変更した画像(変更画像Aと呼称する)において、上記対象領域に対応する領域を対応領域として特定する。特定する方法には様々な方法が考え得る。例えば、入力画像の解像度が「H×V」、入力画像中で指定された対象領域の4隅の頂点の座標位置が(x、y)であるとする。このとき、以下の式を計算する。
P(X,Y)=(1280/H×x、720/V×y)
そして、変更画像A中のそれぞれの分割領域(変更画像Aは予め規定の方法で複数の分割領域に分割されている)のうち、4隅の座標位置をP(X,Y)とする領域に含まれる(若しくは最も多くの面積が含まれる)分割領域を、対応領域とする。このようにして、入力画像710中の対象領域に対応する、変更画像A中の領域を対応領域(対応領域Aと呼称する)として特定することができる。ここで、変更画像A中の対応領域Aの位置(例えば左上隅の位置)を(xa、ya)とする。
同様にして、入力画像710中の対象領域に対応する、入力画像710の解像度を「640×480」(アスペクト比は「4:3」)にした画像(変更画像Bと呼称する)中の領域を対応領域(対応領域Bと呼称する)として特定する。ここで、変更画像B中の対応領域Bの位置(例えば左上隅の位置)を(xb、yb)とする。
ユーザー通知インターフェース制御回路131は図7の右側に示す如く、入力画像710上の位置(xa、ya)に対応領域Aのサイズの枠751を重畳させると共に、入力画像710上の位置(xb、yb)に対応領域Bのサイズの枠752を重畳させる。また、ユーザー通知インターフェース制御回路131は、入力画像710上でユーザが指定した対象領域の枠711も重畳させる。解像度及びアスペクト比が異なるそれぞれの枠は、互いに異なる表示形態でもって表示する。図7では、枠751は、太線の枠でもって表示し、枠752は、点線でもって表示している。もちろん、色や点滅パターンなど、他の表示形態を互いに異ならせて枠を表示させるようにしても構わない。
そしてユーザー通知インターフェース制御回路131は、722に示す如く、それぞれの枠がどのような解像度及びアスペクト比に対するものであるのかを示す表と、上記のようにそれぞれの枠を重畳させた入力画像と、を含む画面を生成する。そしてユーザー通知インターフェース制御回路131は、このようにして生成した画面を、画像出力回路140に出力する。
また、ユーザー通知インターフェース制御回路131は、図8のように、表示画面を生成しても良い。図8では、ユーザー通知インターフェース制御回路131が入力画像810を取得した場合について示している。811は、入力画像810上でユーザが指定した対象領域の枠を示している。
図8では、画面820を生成している。該画面820には、対象領域の枠811を重畳させた入力画像810が含まれている。また、この画面820には、入力画像810上の位置(xa、ya)に対応領域Aのサイズの枠842を重畳させると共に、入力画像810上の位置(xb、yb)に対応領域Bのサイズの枠841を重畳させた入力画像840が含まれている。また、この画面820には、それぞれの枠がどのような解像度及びアスペクト比に対するものであるのかを示す表850も含まれている。
ここで、入力画像上に重畳表示するそれぞれの枠がどのような解像度及びアスペクト比に対するものであるのかは、表示パターン制御回路132によって予め設定されている。表示パターン制御回路132の動作について、図9を用いて説明する。
表示パターン制御回路132は、解像度及びアスペクト比のセットごとに枠の表示形態を設定するためのGUI920を、画像出力回路140を介して表示装置150に表示させる。例えば、解像度「1280×720」、アスペクト比「16:9」のセットに対応する表示形態として、太枠で表示する、赤枠で表示する、枠と共に解像度を示すテキスト「1280×720」を表示する、枠を点滅表示させる、の何れか1つを選択できる。もちろん、2つ以上を選択しても構わない。選択は、例えば、ユーザが不図示の操作部を操作して、対応するボックスを指定すればよい。これは解像度「640×480」、アスペクト比「4:3」のセットに対応する表示形態を設定する場合も同様である。
また、通知部130による通知タイミングは、予め表示タイミング制御回路133によって設定される。通知タイミングの例としては、例えば、上述した図2の処理における通知タイミングと、図3の処理における通知タイミングと、があり、何れの通知タイミングを表示タイミング制御回路133が設定したのかに応じて、図2,3の何れかの処理が行われる。
また、上記の説明では、解像度及びアスペクト比が変化した場合であっても、対応領域は画像内に収まっていたが、場合によっては対応領域の一部若しくは全部が画像外になってしまう場合もある。
例えば、図10に示す如く、アスペクト比が16:9の画像1000内に対象領域1001〜1003が設定されているとする。ここで、この画像1000のアスペクト比を4:3にした場合(画像1010となった場合)に、これに伴って対象領域1001〜1003がそれぞれ対応領域1011〜1013に変換されると、対応領域1011が画像1010外となる。このような場合、事前に対象領域1001に対応する対応領域1011が解像度及びアスペクト比の変更によって画像外になることを通知する必要がある。可視判定制御回路134は、それぞれの対象領域について、上記変更後に画像外になってしまうか否かをチェックする。図10の場合、対象領域1001は画像1010外の対応領域1011となるので、不可視領域と判定される。対象領域1002は画像1010内の対応領域1012となるので、可視領域と判定される。対象領域1003は一部が画像1010外となるので、一部不可視領域と判定される。
まず、アスペクト比を変更しても見えている可視判定時を図11を用いて説明する。図11では、入力画像1100を対象とし、1101は入力画像1100に対して指定した対象領域である。可視判定制御回路134は、入力画像1100のアスペクト比を変更しても、対象領域1101に対応する対応領域は変更画像内に収まっているものと判定した(1111)。然るにこのような場合には、通知部130による上記の通知機能により、図11の右側に示す如く、それぞれのアスペクト比に対応する枠を、対象領域の枠と共に入力画像1100上に重畳させる(1121)。
次に、完全に見えなくなると判定された不可視判定時を図12を用いて説明する。図12では、入力画像1200を対象とし、1201は入力画像1200に対して指定した対象領域である。可視判定制御回路134は、入力画像1200のアスペクト比を変更すると、対象領域1201に対応する対応領域は変更画像外となってしまっているものと判定した(1210)。然るにこのような場合、可視判定制御回路134は、対象領域1201が不可視領域であることをユーザー通知インターフェース制御回路131に通知するので、ユーザー通知インターフェース制御回路131は、その旨を表示パターン制御回路132に通知する。これにより表示パターン制御回路132は、1231に示す如く、対象領域の枠を、不可視領域の表示形態として予め設定された表示形態(図12では点線)でもって表示する。
この表示形態は1220に示す如く、「表示しない」というものであっても良いし、4隅を括弧で示し、色を青とするアイコンでもって表示する形態としても良い。1220のようなテーブルは予め作成するか、若しくはユーザが不図示の操作部を操作して設定する。もちろん、表示形態はこれに限るものではない。
最後に、一部が見えなくなると判定された一部不可視判定時を図13を用いて説明する。図13では、入力画像1300を対象とし、1301は入力画像1300に対して指定した対象領域である。可視判定制御回路134は、入力画像1300のアスペクト比を変更すると、対象領域1301に対応する対応領域の一部は変更画像外(残りの部分は変更画像内)となってしまっているものと判定した(1310)。然るにこのような場合、可視判定制御回路134は、対象領域1301が一部不可視領域であることをユーザー通知インターフェース制御回路131に通知する。ユーザー通知インターフェース制御回路131は、その旨を表示パターン制御回路132に通知する。これにより表示パターン制御回路132は、1331に示す如く、対象領域を、一部不可視領域の表示形態として予め設定された表示形態(図13では左側の部分が黒で右の部分が白)でもって表示する。
この表示形態は1320に示す如く、「表示しない」というものであっても良いし、対応領域のうち変更画像内に含まれる部分の4隅を括弧で示し、色を青とするアイコンでもって表示する形態としても良い。また、対応領域のうち変更画像内に含まれる部分を点線で囲って色を黒とし、含まれていない部分を実線で囲って色は白とするアイコンでもって表示する形態としても良い。1320のようなテーブルは予め作成するか、若しくはユーザが不図示の操作部を操作して設定する。もちろん、表示形態はこれに限るものではない。
ここで、上記の通り、対象領域は画像中に複数個設定可能であるため、当然ながら、対応領域もそれに応じて複数個となる。然るに、上記のような対応領域の表示は、対応領域ごとに個別に行うようにしても構わない。すなわち、対象領域ごとに表示形態を変更しても構わない。
このように、入力画像の解像度やアスペクト比を変更する前に、ユーザに画像処理範囲がどのように変化するのかを通知することができるために、ユーザは画像に適した画像処理範囲を決定する事が出来るようになり、ユーザの利便性が向上する。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、解像度及びアスペクト比の両方が変更されるケースを例にとり説明したが、一方のみが変更されるケースにおいても、第1の実施形態は同様に適用することができる。
また、入力画像中の対象領域に対応する、変更画像中の領域を特定する方法としては、第1の実施形態で説明したような計算による方法も考えられるが、画像間で対応する分割領域同士を予め関連づけたテーブルを用いる方法も考え得る。
このテーブルには、例えば、入力画像中のそれぞれの分割領域の識別情報と、変更画像において該分割領域に対応する分割領域の識別情報と、を関連づけて登録する。このようなテーブルを参照すれば、一方の画像中の分割領域に対応する他方の画像中の分割領域を特定することができるので、入力画像中の対象領域に対応する、変更画像中の対応領域を特定することが可能となる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態では、画像入力回路110、画像処理部120、通知部130、画像出力回路140、は何れもハードウェアで構成されているものとして説明したが、これらの各部をコンピュータプログラムで実装することもできる。このようなコンピュータプログラム、即ち、画像入力回路110、画像処理部120、通知部130、画像出力回路140の機能をCPUに実行させる為のコンピュータプログラムを実行可能な装置は第1の実施形態に係る画像処理装置として機能することになる。
このようなコンピュータプログラムを実行可能な装置の構成例について、図6のブロック図を用いて説明する。なお、図6の構成はあくまでも一例であり、このようなコンピュータプログラムを実行可能な構成であれば、如何なる構成を採用しても構わない。
CPU651は、RAM652やROM653に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて処理を実行することで、本装置全体の動作制御を行うと共に、第1の実施形態に係る画像処理装置が行うものとして上述した各処理を実行する。
RAM652は、外部記憶装置656からロードしたコンピュータプログラムやデータ、I/F(インターフェース)657を介して外部機器からダウンロードしたコンピュータプログラムやデータを記憶するためのエリアを有する。更にRAM652は、CPU651が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアも有する。即ち、RAM652は、各種のエリアを適宜提供することができる。ROM653には、本装置の設定データやブートプログラムなどが格納されている。
操作部654は、キーボードやマウスなどにより構成されており、本装置のユーザが操作することで、各種の指示をCPU651に対して入力することができる。例えば、上記の「不図示の操作部」として操作部654を適用しても構わない。
表示部655は、CRTや液晶画面等により構成されており、CPU651による処理結果を画像や文字などでもって表示することができる。表示部655は、例えば、上記の表示装置150として適用可能である。
外部記憶装置656は、ハードディスクドライブ装置などの大容量情報記憶装置である。外部記憶装置656には、OS(オペレーティングシステム)や、上記の画像処理装置が行うものとして上述した各処理をCPU651に実行させるためのコンピュータプログラムやデータが保存されている。このコンピュータプログラムには、画像入力回路110、画像処理部120、通知部130、画像出力回路140の機能をCPU651に実行させるためのコンピュータプログラムが含まれている。また、このデータには、既知の情報として上述したデータや、動画像や静止画像のデータが含まれている。
外部記憶装置656に保存されているコンピュータプログラムやデータは、CPU651による制御に従って適宜RAM652にロードされ、CPU651による処理対象となる。
I/F657は、本装置をネットワークや外部機器に接続するためのインターフェースであり、例えば、動画像や静止画像を撮像する撮像装置をこのI/F657に接続することができる。上記の各部は何れもバス658に接続されている。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (9)

  1. 入力画像において画像処理を施す対象となる領域を対象領域として取得する手段と、
    前記入力画像の解像度若しくはアスペクト比を変更した画像を変更画像とし、前記対象領域に対応する該変更画像中の領域を対応領域として特定する特定手段と、
    前記変更画像中の前記対応領域の位置を対応位置とし、前記入力画像上の該対応位置に、前記対応領域と同サイズの枠を重ねて表示部に表示させる表示制御手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記表示制御手段は更に、前記入力画像上に前記対象領域の枠を重ねて前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記入力画像上の前記対応位置に前記対応領域と同サイズの枠を重ねることで得られる画像と、前記入力画像上に前記対象領域の枠を重ねることで得られる画像と、を含む画面を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記入力画像上の前記対応位置に、前記対応領域と同サイズの枠を、前記変更画像の解像度若しくはアスペクト比に対して予め関連づけられている表示形態で重ねて前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記特定手段が前記変更画像から前記対応領域を特定できなかった場合には、前記表示制御手段は、前記入力画像上に前記対象領域の枠を、前記対応領域が前記変更画像中にはないケースに対して予め関連づけられている表示形態で重ねて前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記特定手段が特定した対応領域の一部が前記変更画像外である場合、前記表示制御手段は、前記入力画像上に前記対象領域の枠を、該対応領域の一部が前記変更画像外であるケースに対して予め関連づけられている表示形態で重ねて前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 更に、前記表示形態を設定する手段を備えることを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の取得手段が、入力画像において画像処理を施す対象となる領域を対象領域として取得する工程と、
    前記画像処理装置の特定手段が、前記入力画像の解像度若しくはアスペクト比を変更した画像を変更画像とし、前記対象領域に対応する該変更画像中の領域を対応領域として特定する特定工程と、
    前記画像処理装置の表示制御手段が、前記変更画像中の前記対応領域の位置を対応位置とし、前記入力画像上の該対応位置に、前記対応領域と同サイズの枠を重ねて表示部に表示させる表示制御工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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