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JP2016202011A - コンバイン - Google Patents

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JP2016202011A
JP2016202011A JP2015083228A JP2015083228A JP2016202011A JP 2016202011 A JP2016202011 A JP 2016202011A JP 2015083228 A JP2015083228 A JP 2015083228A JP 2015083228 A JP2015083228 A JP 2015083228A JP 2016202011 A JP2016202011 A JP 2016202011A
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JP
Japan
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input shaft
reverse
reverse rotation
cutting
shaft
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Application number
JP2015083228A
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English (en)
Inventor
大崎 正美
Masami Osaki
正美 大崎
棟 張
Dong Chang
棟 張
博司 古川
Hiroshi Furukawa
博司 古川
慧 今田
Kei Imada
慧 今田
田上 和成
Kazunari Tagami
和成 田上
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】逆転機構を、搬送エレベータの駆動軸(刈取入力軸)と同軸上に設けているので、機体の左右幅が大きくなり、また、逆転機構は、傘歯車により構成しているため、構造が複雑になり、メンテナンス作業が面倒になるという課題がある。【解決手段】エンジン21の回転動力によって刈取装置4を正転駆動する伝動経路の途中から分岐して、エンジン21からの回転方向を逆転させて刈取装置4へ伝達する逆転機構20を設け、該逆転機構20は、前記搬送エレベーター14に設けた刈取入力軸22と該刈取入力軸22と平行な逆転入力軸24との夫々に設けた一対の上下側平歯車25、26で構成し、刈取入力軸22および逆転入力軸24は前記搬送エレベーター14を上下昇降自在に支持する刈取支持部27に設けたコンバイン。【選択図】図2

Description

本発明は、コンバインに係るものである。
従来、刈取装置の伝達回転方向を逆転させる逆転機構を、搬送エレベーターの刈取入力軸と同軸上に設けた構成は、公知である(特許文献1参照)。
また、従来、刈取装置の伝達回転方向を逆転させる逆転機構を、脱穀装置の前側に設けた左右方向の伝動ケースの左右中間位置に設けた構成は、公知である(特許文献2参照)。
特開2013−90589号公報 特開2010−239980号公報
前記公知例のうち、前者のものは、搬送エレベータの駆動軸(刈取入力軸)と同軸上に設けているので、機体の左右幅が大きくなるという課題がある。
また、逆転機構は、傘歯車により構成しているため、構造が複雑になり、メンテナンス作業が面倒になるという課題がある。
前記公知例のうち、後者のものは、脱穀装置の前側の左右中間位置に逆転機構を設けているが、逆転機構を傘歯車により構成しているため、前者のものと、同様に、構造が複雑になり、メンテナンス作業が面倒になるという課題がある。
本願は、逆転機構の構成および配置を工夫し、機体幅を大きくせずに逆転機構をコンパクトに配置すると共に、逆転機構のメンテナンス容易を図ったものである。
請求項1記載の発明では、走行装置2の前方に、圃場の穀稈を刈り取る刈取装置4を設け、走行装置2の上方に刈取装置4と搬送エレベーター14により接続された脱穀装置3を設け、脱穀装置3の側部にグレンタンク5設け、グレンタンク5の前方に操縦部6を設け、エンジン21の回転動力によって刈取装置4を正転駆動する伝動経路の途中から分岐して、エンジン21からの回転方向を逆転させて刈取装置4へ伝達する逆転機構20を設け、該逆転機構20は、前記搬送エレベーター14に設けた刈取入力軸22と該刈取入力軸22と平行な逆転入力軸24との夫々に設けた一対の上下側平歯車25、26で構成し、刈取入力軸22および逆転入力軸24は前記搬送エレベーター14を上下昇降自在に支持する刈取支持部27に設けたコンバインとしたものであり、正転駆動による通常の刈取脱穀作業中に、刈取装置4が穀稈の詰まり等により停止すると、搬送エレベーター14の刈取入力軸22と平行な逆転入力軸24とに設けた一対の上下側平歯車25、26で、搬送エレベーター14および刈取装置4に逆転させる。
請求項2記載の発明では、前記逆転機構20は搬送エレベーター14の左側の前記刈取支持部27に設け、前記逆転入力軸24を前記刈取入力軸22の上側の刈取支持部27に設けたコンバインとしたものであり、通常作業中未刈り穀稈等の干渉の少ない刈取入力軸22よりも上方の逆転入力軸24から刈取入力軸22に逆回転を伝達して、搬送エレベーター14および刈取装置4に逆転させる。
請求項3記載の発明では、前記逆転入力軸24にエンジン21動力をベルト31により伝動する中間軸32を、前記脱穀装置3の唐箕33の前方部分を貫通させて設けたコンバインとしたものであり、エンジン21からの駆動が中間軸32に伝達され、中間軸32の回転がベルト31を介して逆転入力軸24に伝達され、逆転入力軸24の逆回転が刈取入力軸22に伝達され、搬送エレベーター14および刈取装置4に逆転させる。
請求項4記載の発明では、前記ベルト31のテンションアーム43を、中間軸32を回転自在に支持する筒44の外周に回転自在に支持したコンバインとしたものであり、クラッチプーリ37のテンションアーム43は、中間軸32を支持する筒44に対して回転して回動することにより、クラッチプーリ37がベルト31に対して接離して「入」と「切」に切り替わる。
請求項1記載の発明では、逆転機構20を、上下側平歯車25、26で構成しているので、逆転機構20の左右方向の幅を小さくでき、機体の大型化を抑制でき、搬送エレベーター14を支持する逆転入力プーリ36に逆転入力軸24と刈取入力軸22を設けて逆転機構20を構成しているので、逆転駆動時の伝動効率が高まり、詰まり除去作業を効率的に行える。
請求項2記載の発明では、刈取入力軸22よりも上方の逆転入力軸24から刈取入力軸22に逆回転を伝達するので、未刈り穀稈等の干渉を抑制し、搬送エレベーター14および刈取装置4を円滑に逆転させることができる。
請求項3記載の発明では、逆転機構20の逆転入力軸24に、唐箕唐箕33の前方部分を貫通させて設けた中間軸32から回転を伝達するので、逆転入力軸24への伝動距離を短くして伝動効率を高めることができる。
請求項4記載の発明では、中間軸32に取付けた筒44にクラッチプーリ37のテンションアーム43の基部を取付けたので、逆転機構20のクラッチプーリ37の支持構成を簡素に構成できる。
コンバインの側面図。 逆転機構付近の側面図。 脱穀装置の正面図。 伝動経路概略図。 サイドパネルの平面図。 同側面図。 脱穀装置の伝動機構の側面図。
本発明の一実施形態を図面により説明すると、1は機体フレ−ム、2は機体フレ−ム1の下方位置に設けた走行装置、3は機体フレ−ム1の上方位置に設けた脱穀装置、4は機体フレ−ム1の前方に設けた刈取装置、5は前記脱穀装置3の側部に設けた該脱穀装置3より取出された穀物を一時貯留するグレンタンク、6は操縦部である(図1)。
刈取装置4は、左右側板7と、オーガ8の下方に位置する底板9と、左右の側板7と底板9とを連結するように設けた後板10により構成したテーブル11に、リール12と、刈刃13と前記オーガ8を設けて構成し、テーブル11には搬送エレベーター14の先端を取付け、搬送エレベーター14の基部は脱穀装置3の脱穀室に接続する(図1)。
機体所定位置には、刈取装置4の駆動を逆転させる逆転機構20を設ける(図2)。
即ち、オーガ8等に詰まりが発生したときに、刈取装置4を逆転させられると、メンテナンスが容易になるので、逆転機構20を設けている。
そのため、刈取装置4を逆転させることができ、メンテナンスが容易になる。
刈取装置4は、搬送エレベーター14を介してエンジン21の回転が伝達されるので、搬送エレベーター14の基部の駆動軸が刈取装置4への刈取入力軸22と兼用しており、刈取入力軸22の一端側に刈取入力プーリ23を設け、エンジン21の正回転を伝達する。
図2、図3に示したように、前記逆転機構20は、搬送エレベーター14に設けた刈取入力軸22と該刈取入力軸22と平行な逆転入力軸24との夫々に設けた一対の下側平歯車25と上側平歯車26で構成し、刈取入力軸22および逆転入力軸24は前記搬送エレベーター14を上下昇降自在に支持する刈取支持部27に設ける。
即ち、逆転機構20は、刈取入力軸22の他端(左端)側に下側平歯車25を設け、刈取入力軸22の上方の刈取支持部27に設けた逆転機構20の逆転入力軸24に上側平歯車26を設け、刈取入力軸22の下側平歯車25と逆転入力軸24の上側平歯車26とを上下に噛み合わせて、構成している。
そのため、逆転機構20は、逆転入力軸24によりエンジン21の駆動回転を入力し、一対の上下側平歯車25、26により入力された回転を逆転させて、刈取入力軸22へ逆回転を出力して、搬送エレベーター14および刈取装置4を逆転させる。
前記逆転機構20は搬送エレベーター14のフィーダハウス30の左側の前記刈取支持部27に設け、前記逆転入力軸24を前記刈取入力軸22の上側の刈取支持部27に設ける。
そのため、逆転入力軸24は通常作業中未刈り穀稈等の干渉の少ない刈取入力軸22よりも上方に位置するので、一層、未刈り穀稈等の干渉を避けて、逆転機構20を円滑に作動させられる。
逆転入力軸24にエンジン21の動力をベルト31により伝動する中間軸(カウンタ軸)32を、脱穀装置3の唐箕33の前方部分を貫通させて設け、中間軸32に設けたプーリ35と逆転入力軸24に設けた逆転入力プーリ36との間に前記ベルト31を掛け回し、ベルト31にテンションプーリにより構成するクラッチプーリ37を当接させて、逆転機構20に回転を伝達する構成としている。
そのため、中間軸32と逆転入力軸24との間のベルト31の伝動距離を短くして伝動効率を高めることができる。
即ち、脱穀装置3の前側に設けた中間軸32から刈取装置4へ駆動する逆転機構20を、搬送エレベーター14の左側の刈取支持部27に配置構成する。
前記逆転入力軸24と刈取入力軸22とには、一対の平歯車下側平歯車25を噛み合わせ、中間軸32の回転を逆転させて刈取入力軸22に伝達する構成とし、一対の上下側平歯車25、26を上下に噛み合せて回転伝達する構成とする。
そのため、逆転機構20の左右幅を小さくできる。
34は唐箕33のプーリ、38はベルト、39はテンションプーリである。
即ち、図3のように、搬送エレベーター14はフィーダハウス30の左右側に突出する刈取入力軸22を刈取支持部27に軸装して上下昇降自在に支持する構成とし、刈取支持部27の刈取入力軸22より上側部分に軸受40を設け、軸受40に逆転入力軸24を軸装している。
逆転入力軸24の外側に逆転入力プーリ36を設け、逆転入力プーリ36の内側に前記上側平歯車26を設けている。
そのため、逆転入力プーリ36より小径の上側平歯車26を逆転入力プーリ36の内側に設けているので、上側平歯車26と刈取入力軸22の下側平歯車25との噛み合部分が逆転入力プーリ36によりカバーされて、一層、逆転機構20を安定して作動させることができる。
41は逆転入力プーリ36の上方に設けたベルトストッパ、42はプーリ35の下方に設けたベルトストッパである。
前記クラッチプーリ37はテンションアーム43に取付け、テンションアーム43の基部は中間軸32に回転のみ自在に設けた筒44に取付け、テンションアーム43は中間軸32中心に回転自在に構成する。
即ち、ベルト31のテンションアーム43を、中間軸32を回転自在に支持する筒筒44の外周に回転自在に支持する。
そのため、テンションアーム43を中間軸32に支持させられ、クラッチプーリ37の支持構成を簡素にできる。
なお、中間軸32と筒44とテンションアーム43との取付構成は任意であり、テンションアーム43が中間軸32を中心に回動する構成であればよい。
テンションアーム43にはリンク機構45を介して左右方向の操作伝達軸46の左側部に連結し、操作伝達軸46の右側部は操縦部6の左側に臨ませ、操縦部6に設けた逆転操作レバー47と操作伝達部材(ワイヤ)48により接続している。
そのため、逆転機構20を搬送エレベーター14の左側に設けていても、操縦部6から逆転機構20のクラッチプーリ37の入切操作を可能にし、操作性を向上させている。
49はリンク機構45のアーム、50はリンク機構45のロッド、51はリンク機構45のアーム、52は操作伝達軸46の右側に設けたアームである。
なお、図3において、アーム49はテンションアーム43と前後方向に重なって位置している。
図5、図6に示したように、前記逆転操作レバー47は、操縦部6のサイドパネル53のスロットルレバー54の外側方に設ける。
そのため、逆転操作レバー47とスロットルレバー54とを関連させる操作機構55を設置可能となる。
例えば、操作機構55は、逆転操作レバー47を取付軸56に回動自在に取付け、取付軸56にはカム機構57を設け、カム機構57は逆転操作レバー47を操作すると、スロットルレバー54を回動させてエンジンの回転を低下させる。
そのため、逆転機構20による刈取装置4と搬送エレベーター14を逆転駆動は、低速で行えるので、逆転させて行うメンテナンスを容易にする。
即ち、カム機構57は逆転操作レバー47の取付軸56に設け、カム機構57はスロットルレバー54の基部の移動軌跡に臨ませ、逆転操作レバー47が切りのときはスロットルレバー54の基部に接触しないが、逆転操作レバー47を操作すると、カム機構57がスロットルレバー54を低速側に回動させてエンジンの回転を低下させる。
前記逆転操作レバー47は、サイドパネル53の側方に設けたカバー60に設けた切欠部61より上方に突出させて設ける。
そのため、操作伝達軸46からの距離を離すことなく逆転操作レバー47を配置でき、操作伝達軸46と逆転操作レバー47との操作伝達部材48の配索も容易になる。
また、逆転操作レバー47とサイドパネル53に設けた刈取クラッチレバー62との間には干渉機構63を設ける。
干渉機構63は、逆転操作レバー47の取付軸56にアーム64の基部を固定し、アーム64の先端のピン65は刈取クラッチレバー62の基部のプレート66の移動軌跡に臨ませて、構成している。
刈取クラッチレバー62による刈取クラッチ67が「入り」のとき、逆転操作レバー47の操作を行うと、アーム64が回動して、アーム64のピン65がプレート66に当接して、刈取クラッチ67(図4)を「切り」にする。
なお、図4は、本発明のコンバインの伝動機構図を示し、68が扱胴69の扱胴入力軸、70は出力プーリ、71は出力プーリ70と刈取入力プーリ23とに掛け回したベルトである。
また、脱穀装置3の機体の前後中間位置に第二カウンタ軸73を設け、中間軸(第一カウンタ軸)32のプーリと第二カウンタ軸73のプーリとにベルト75を掛け回し、中間軸(第一カウンタ軸)32の回転を第二カウンタ軸73に伝達させ、第二カウンタ軸73から一番螺旋78と二番螺旋79の各プーリにベルト80を掛け回し、ベルト80を掛け回して伝動する揺動カウンタプーリ81から揺動棚82のプーリにベルト83を掛け回して、脱穀装置3の各部を駆動している。
84はカッター装置、85、86はベルトである。
(実施形態の作用)
機体を走行させ、刈取装置4が刈り取った圃場の穀稈を脱穀装置3の脱穀室に供給して脱穀する。
刈取装置4は、搬送エレベーター14を介してエンジン21の回転が伝達されるので、搬送エレベーター14の刈取入力軸22の刈取入力プーリ23にエンジン21の正回転を伝達して、前記刈取作業を行う。
機体所定位置には、刈取装置4の駆動を逆転させる逆転機構20を設けているので、オーガ8等に詰まりが発生したときに、刈取装置4を逆転させられることにより、詰まりを除去でき、メンテナンスが容易になる。
逆転機構20は、搬送エレベーター14に設けた刈取入力軸22と該刈取入力軸22と平行な逆転入力軸24との夫々に設けた一対の上下側平歯車25、26で構成し、刈取入力軸22および逆転入力軸24は搬送エレベーター14を上下昇降自在に支持する刈取支持部27に設けているので、逆転機構20は、逆転入力軸24によりエンジン21の駆動回転を逆転機構20に入力し、逆転機構20は一対の上下側平歯車25、26により入力された回転を逆転させて出力し、搬送エレベーター14および刈取装置4を逆転させる。
そのため、逆転機構20は一対の上下側平歯車25、26により構成しているので、傘歯車による構成に比し逆転機構20の左右幅を小さくする。
また、逆転機構20は、刈取入力軸22の他端(左端)側に下側平歯車25を設け、刈取入力軸22の上方の刈取支持部27に設けた逆転機構20の逆転入力軸24に上側平歯車26を設け、刈取入力軸22の下側平歯車25と逆転入力軸24の上側平歯車26とを上下に噛み合わせて、構成しているので、この点でも、逆転機構20の左右幅を小さくする。
逆転機構20は搬送エレベーター14のフィーダハウス30の左側の刈取支持部27に設け、逆転入力軸24を刈取入力軸22の上側の刈取支持部27に設けているので、通常作業中未刈り穀稈等の干渉の少ない刈取入力軸22よりも逆転入力軸24が上方に位置するので、逆転機構20は、一層、未刈り穀稈等の干渉を避けることができ、円滑に作動する。
逆転入力軸24にエンジン21の動力をベルト31により伝動する中間軸32を、脱穀装置3の唐箕唐箕33の前方部分を貫通させて設けているので、中間軸32に設けたプーリ35と逆転入力軸24に設けた逆転入力プーリ36との間にベルト31を掛け回ことができる。
そのため、中間軸32と逆転入力軸24との軸間距離を短くでき、ベルト31の伝達効率を低下させない。
また、ベルト31にテンションプーリにより構成するクラッチプーリ37を当接させて、中間軸32から逆転機構20の逆転入力軸24に回転を伝達する構成としているので、逆転機構20の逆転出力を一つのクラッチプーリ37により遮断できる。
また、脱穀装置3の前側の中間軸32の回転により刈取装置4を逆転駆動する逆転機構20は、刈取支持部27の刈取入力軸22より上側部分の軸受40に逆転入力軸24を軸装し、逆転入力軸24の外側に逆転入力プーリ36を設け、逆転入力プーリ36の内側に刈取入力軸22の下側平歯車25に噛み合う上側平歯車26を設けているので、逆転機構20は搬送エレベーター14の左側の刈取支持部27に配置構成され、逆転機構20の逆転入力軸24と刈取入力軸22とに一対の平歯車上下側平歯車25、26を噛み合わせた点と相俟って、逆転機構20の左右幅を小さくして、唐箕33への伝動機構の幅内に納めることができ、フィーダハウス30の左側空間を有効利用できる(図3)。
また、図3のように、搬送エレベーター14のフィーダハウス30の左側に突出する逆転入力軸24の外側に逆転入力プーリ36を設け、逆転入力プーリ36より小径の上側平歯車26を逆転入力プーリ36の内側に設けているので、上側平歯車26と刈取入力軸22の下側平歯車25との噛み合部分が逆転入力プーリ36により未刈り穀稈等からカバーされて、一層、逆転機構20を安定して作動させることができる。
また、逆転入力プーリ36の上方にはベルトストッパ41を、プーリ35の下方にはベルトストッパ42を設けているので、クラッチプーリ37が「切り」でベルト31が弛んでいても、ベルト31の外れを防止する。
しかして、クラッチプーリ37はテンションアーム43に取付け、テンションアーム43の基部は中間軸32に回転のみ自在に設けた筒44に取付け、テンションアーム43は中間軸32中心に回転自在に構成しているので、クラッチプーリ37はテンションアーム43が筒44により中間軸32中心に回動して、ベルト31に対して接離する。
そのため、テンションアーム43を中間軸32に支持させられ、クラッチプーリ37の支持構成を簡素にできる。
テンションアーム43にはリンク機構45を介して左右方向の操作伝達軸操作伝達軸46の左側部に連結し、操作伝達軸46の右側部は操縦部6の左側に臨ませ、操縦部6に設けた逆転操作レバー47と操作伝達部材(ワイヤ)48により接続しているので、逆転機構20を搬送エレベーター14の左側に設けていても、操縦部6から逆転機構20のクラッチプーリ37の入切操作を可能にし、操作性を向上させている。
逆転操作レバー47を逆転操作すると、操作伝達部材48がアーム52を回動させ、アーム52は操作伝達軸46を回転させ、操作伝達軸46の回転によりリンク機構45のアーム51を回動させ、アーム51の回動によりロッド50は牽引され、ロッド50はアーム49を回動させて筒44を回転させ、筒44の回転により、テンションアーム43が回動してクラッチプーリ37が入りになって、逆転機構20が作動する。
逆転操作レバー47は、操縦部6のサイドパネル53のスロットルレバー54の外側方に設けているので、逆転操作レバー47とスロットルレバー54とを関連させる操作機構操作機構55を設置可能となる。
例えば、操作機構55は、逆転操作レバー47を取付軸取付軸56に回動自在に取付け、取付軸56にはカム機構57を設けているので、逆転操作レバー47を操作すると、カム機構57がスロットルレバー54を低速側に傾倒回動させてエンジンの回転を低下させる(図6)。
そのため、逆転機構20による刈取装置4と搬送エレベーター14を逆転駆動を低速で行えるので、逆転させて行うメンテナンスを容易にする。
具体的には、逆転操作レバー47の取付軸56にカム機構57を設け、カム機構57はスロットルレバー54の基部の移動軌跡に臨ませ、逆転操作レバー47が切りのときはスロットルレバー54の基部に接触しないが、逆転操作レバー47を操作すると、カム機構57がスロットルレバー54を低速側に回動させてエンジンの回転を低下させる。
逆転操作レバー47は、サイドパネル53の側方に設けたカバー60に設けた切欠部61より上方に突出させて設けているので、操作伝達軸46からの距離を離すことなく逆転操作レバー47を配置でき、操作伝達軸46と逆転操作レバー47との操作伝達部材48の配索も容易になる。
また、逆転操作レバー47とサイドパネル53に設けた刈取クラッチレバー62との間には干渉機構63を設け、干渉機構63は逆転操作レバー47の取付軸56にアーム64の基部を固定し、アーム64の先端のピン65は刈取クラッチレバー62の基部のプレート66の移動軌跡に臨ませて構成しているので、刈取クラッチレバー62による刈取クラッチ67が「入り」のとき、逆転操作レバー47の操作を行うと、アーム64が回動して、アーム64のピン65がプレート66に当接して、刈取クラッチ67を「切り」にする。
1…機体フレ−ム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、7…側板、8…オーガ、9…底板、10後板、11…テーブル、12…リール、13…刈刃、14…搬送エレベーター、20…逆転機構、21…エンジン、22…刈取入力軸、23…刈取入力プーリ、24…逆転入力軸、25…下側平歯車、26…上側平歯車、27…刈取支持部、30…フィーダハウス、31…ベルト、32…中間軸、33…唐箕、35…プーリ、36…逆転入力プーリ、37…クラッチプーリ、40…軸受、41…ベルトストッパ、42…ベルトストッパ、43…テンションアーム、44…筒、45…リンク機構、46…操作伝達軸、47…逆転操作レバー、48…操作伝達部材、49…アーム、50…ロッド、51、52…アーム、53…サイドパネル、54…スロットルレバー、55…操作機構、56…取付軸、57…カム機構、60…カバー、61…切欠部、62…刈取クラッチレバー、63…干渉機構、64…アーム、65…ピン、66…プレート、67…刈取クラッチ。

Claims (4)

  1. 走行装置(2)の前方に、圃場の穀稈を刈り取る刈取装置(4)を設け、走行装置(2)の上方に刈取装置(4)と搬送エレベーター(14)により接続された脱穀装置(3)を設け、脱穀装置(3)の側部にグレンタンク(5)設け、グレンタンク(5)の前方に操縦部(6)を設け、エンジン(21)の回転動力によって刈取装置(4)を正転駆動する伝動経路の途中から分岐して、エンジン(21)からの回転方向を逆転させて刈取装置(4)へ伝達する逆転機構(20)を設け、該逆転機構(20)は、前記搬送エレベーター(14)に設けた刈取入力軸(22)と該刈取入力軸(22)と平行な逆転入力軸(24)との夫々に設けた一対の上下側平歯車(25)、(26)で構成し、刈取入力軸(22)および逆転入力軸(24)は前記搬送エレベーター(14)を上下昇降自在に支持する刈取支持部(27)に設けたコンバイン。
  2. 請求項1記載の発明において、前記逆転機構(20)は搬送エレベーター(14)の左側の前記刈取支持部(27)に設け、前記逆転入力軸(24)を前記刈取入力軸(22)の上側の刈取支持部(27)に設けたコンバイン。
  3. 請求項1または請求項2記載の発明において、前記逆転入力軸(24)にエンジン(21)動力をベルト(31)により伝動する中間軸(32)を、前記脱穀装置(3)の唐箕(33)の前方部分を貫通させて設けたコンバイン。
  4. 請求項3記載の発明において、前記ベルト(31)のテンションアーム(43)を、中間軸(32)を回転自在に支持する筒(44)の外周に回転自在に支持したコンバイン。
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