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JP2016500323A - 液体ディスペンサのための案内デバイス - Google Patents

液体ディスペンサのための案内デバイス Download PDF

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JP2016500323A
JP2016500323A JP2015548487A JP2015548487A JP2016500323A JP 2016500323 A JP2016500323 A JP 2016500323A JP 2015548487 A JP2015548487 A JP 2015548487A JP 2015548487 A JP2015548487 A JP 2015548487A JP 2016500323 A JP2016500323 A JP 2016500323A
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Abstract

ディスペンサから対象者の眼に液体を差すのを支援するための案内デバイスが、液体ディスペンサを案内デバイス内に保持するための取付台と、案内デバイスを対象者の頭部と位置合わせするための支え(102)と、案内デバイスが最小案内角度以上に傾けられたときにそのことを示すために選択的に可視状態になる表示器(410)とを有する。好ましくは、表示器は、案内デバイスが最小案内角度から最大案内角度までの角度で傾けられたときにそのことを示すために選択的に可視状態になるものである。前述の最小案内角度は、ディスペンサからの液体の送達に適した対象者の頭部の最小所定傾斜に対応する。最大案内角度は、液体の送達に適した対象者の頭部の最大所定傾斜に対応する。【選択図】図1

Description

本発明は、ディスペンサから対象者の眼に液体を差す際にその対象者を支援するための、又は対象者の眼に液体を差す際に第三者を支援するための案内デバイスに関する。詳細には、本発明は、点眼器から患者の眼への、患者又は第三者による薬物液滴の確実な送達を確保する。
患者の眼への局所用薬物の確実な送達には問題がある。即ち、使い捨ての成形同時充填ネビュール又は多回投与点滴瓶などの既存の点眼器による正確な投与には、良好な視力及び良好な手先の器用さが必要とされる。
いくつかの要素がこの要件の一因となる。液滴はディスペンサから眼の表面上に落ちるので、点眼器は眼にしっかりと位置合わせされなければならない。それと同時に、眼への接触損傷、又は点眼器出口の汚染を回避するために、出口は眼から離間されなければならない。患者の頭部もまた、液滴が落ちることができる眼表面の水平アスペクトを最大限に高めるために、後方に、即ち矢状面において垂直から離れる方向に傾けられなければならない。困難にするさらなる要因は、やはり薬物が落ちることができる領域を最大限にするために、眼瞼を可能な限り広く開いた状態にしなければならないことである。
しかし、多少逆説的であるが、眼の投薬治療を必要とする患者は、治療を受ける疾患が原因で視力低下に見舞われていることが多い。さらに、そうした患者は老年人口から出ることが多いので、変性関節疾患などの老化に伴う状態が原因で器用さが低下しがちである。
その結果、患者は、自分の眼に薬物を正確に自己投与するのにしばしば失敗する。点眼剤は典型的には40マイクロリットルの少用量で送達されるので、これは特に問題である。こうした小用量は、薬物の投与中にその眼から涙が流れることによる問題である、眼の外側に送達された場合でも、ほとんど痕跡を残さない。
これは、薬物が眼に送達されなかったときにそのことを確実に特定するのは実際には不可能であるという結果をもたらす。このフィードバックがなければ、患者がその眼に薬物を正確に送達するのに繰り返し失敗することは、十二分に起こり得る。
介護者などの第三者により薬物が投与される場合であっても上述の理由のために不正確な薬物の送達が特定されないという深刻な危険性があることも、追加されうる。
したがって、患者又は介護者が確実に眼に薬物を送達するのを可能とし、良好な視力又は良好な器用さを必要としない、案内デバイスが求められている。
さらに、電子的又は電気的な構成要素を使用することなしに、そのような案内デバイスを提供することが好ましい。電子的及び電気的な構成要素は高価であり、また、製品寿命が尽きたときに再生利用するのが難しい。
本発明の第1の態様によれば、ディスペンサから対象者の眼に液体を差すのを支援するための案内デバイスであって、
ディスペンサを案内デバイス内に保持するための取付台と、
取付台がディスペンサの出口を対象者の頭部と固定した関係で配置するように、案内デバイスを対象者の頭部と位置合わせするための支えと、
案内デバイスが最小案内角度以上に傾けられたときにそのことを示すために選択的に可視状態になる表示器と、を備え、
前述の最小案内角度が、案内デバイスが支えを介して対象者の頭部と位置合わせされたときの、ディスペンサの出口から対象者の眼への液体の送達に適した対象者の頭部の最小所定傾斜に対応する、案内デバイスが提供される。
デバイスは、動作にあたっては完全に機械的であって、電気的又は電子的な構成要素を必要としないことが好ましい。
支えは、対象者の眼の周りに位置するように構成されたアイカップであることが好ましい。アイカップは、案内デバイスが対象者の頭部と位置合わせされたときに、眼を包囲して覆うことが好ましい。
表示器は、案内デバイスが最小案内角度以上で傾けられたときにのみ可視状態になるものであることが好ましい。
適切には、表示器は、案内デバイスが最小案内角度から最大案内角度までの角度で傾けられたときにそのことを示すために選択的に可視状態になるものであり、ここで、最大案内角度は、案内デバイスが支えを介して対象者の頭部と位置合わせされたときの、ディスペンサ出口から対象者の眼への液体の送達に適した対象者の頭部の最大所定傾斜に対応する。
最小案内角度は、支えを介した案内デバイスと対象者の頭部との位置合わせを介して、水平に対して約45°の対象者の頭部の最小傾斜に対応することが好ましい。より好ましくは45°である。
最小案内角度は、支えを介した案内デバイスと対象者の頭部との位置合わせを介して、約50°、より好ましくは50°の対象者の頭部の最小傾斜に対応することが好ましい。
最小案内角度及び最大案内角度は、対象者の頭部の最小所定傾斜と対象者の頭部の最大所定傾斜との間に約10°、より好ましくは10°の幅を持たせるように分離されることが好ましい。
表示器は、照らされることが好ましい。
表示器は、周辺光を標的まで導くことによって照らされることが好ましい。導光体の使用によるものであることが好ましい。
選択的可視表示器は、案内デバイスが最小案内角度から最大案内角度までの角度で傾けられたときにのみ可視状態になることが適切である。
案内デバイスは、表示器を選択的に可視状態にさせる可動シュラウドをさらに含むことが適切である。
シュラウドは、案内デバイス内で動くように取り付けられ、シュラウドの重さにより駆動されることが適切である。
シュラウドは、少なくとも一つの振子を含むことが適切である。
少なくとも一つの振子は、案内デバイスが最小案内角度以上の角度で配置されたときに振子の重心が振子ピボットの上方に位置するように、倒立振子であることが適切である。
シュラウドは、シャッタをさらに含むことが適切である。
シュラウドは、第1及び第2の振子を含むことが好ましい。各振子は、シャッタを含むことが好ましい。
表示器は、対象者の眼に対して選択的に可視状態になるものであり、また、シュラウドは、対象者の眼と表示器との間に選択的に挿入されることが適切である。
シュラウドが対象者の眼と表示器との間に挿入されたときに、表示器が不可視であることが好ましい。
表示器は、対象者の眼に対して選択的に可視状態になるものであることが適切である。
表示器は、対象者の注視を上方に向けさせる標的を提供することが適切である。
支えは、対象者の眼を包囲するアイカップを含み、また、標的は、カップによって画定された空洞内に配置されることが好ましい。
カップは、周辺光の透過を低減するように処理され、それによりカップと標的との明暗差を高めることが好ましい。
カップは、標的を大きく見せるために、標的と対象者の眼との間にレンズを備えることが好ましい。
表示器は、案内デバイス内に取り付けられたディスペンサの出口の上方にそれと同心に位置するようにデバイス内に配置された三日月形の標的を提供することが適切である。
標的は、中心視野の損傷を患っている患者のために、可視性を向上させるために緑色で着色されることが好ましい。
表示器は、第三者に対して選択的に可視状態になるものであることが適切である。
案内デバイスは、液体ディスペンサを作動させるためのアクチュエータをさらに含むことが適切である。
アクチュエータは、アクチュエータレバーによって印加される弧状運動をディスペンサに印加される実質的に直線的な運動に変換するように構成されることが適切である。
アクチュエータは、ワットリンケージを含むことが好ましい。
本発明の第2の態様によれば、請求項1に記載の案内デバイスと、液体ディスペンサとを含む点眼デバイスが提供される。
ディスペンサは、定量の液体薬物の液滴を分注するための定量液滴ディスペンサであることが適切である。
本発明の他の態様及び例示的な特徴は、添付の図面に関して単なる一例として次に説明する例示的な実施形態で分かる。
本発明による案内デバイスをさらに含む、本発明による点眼デバイスの第1の斜視図である。 点眼器の第2の斜視図である。 所定の分注配向における点眼器の断面図である。 点眼デバイスの分解図である。 明瞭性のために特定の要素を省略した、点眼デバイスの表示器組立体を示す図である。 点眼デバイスの表示器組立体の断面を概略的に示す図である。 点眼デバイスのアイカップ空洞を示す図である。 第1の準最適な送達配向における、ハウジングの一部がない点眼デバイスの断面図である。 第1の準最適な送達配向における、デバイスの表示器組立体を示す図である。 最適な送達配向における、点眼デバイスの断面図である。 最適な所定の送達配向における、図8aのデバイスの表示器組立体を示す図である。 第2の準最適な配向における、点眼デバイスの断面図である。 第2の準最適な配向における、図9aのデバイスの表示器組立体を示す図である。 第1の試作案内デバイスの斜視図である。 図10Aのデバイスの第2の斜視図である。 デバイスの一部分の内部構造を示すために分断された、図10A及び10Bの案内デバイスの上方部分の斜視図である。 第2の試作案内デバイスの斜視図である。 デバイスの一部分の内部構造を示すために分断された、図11Aの案内デバイスの上方部分の第2の斜視図である。
図1から図9bは、本デバイスの開発のために使用した設計図に基づくものである。したがって、各図面は、原寸に比例したものであり、また、本発明による案内デバイスの幾何形状、及び本発明による点眼デバイスの幾何形状を表すものである。
ここで図1を参照すると、点眼デバイス100の第1の斜視図が示されている。デバイス100は、開口した空洞104を画定するアイカップ102を含む。カップ102は、空洞を患者の眼に向けた状態で患者の顔に当接したときに患者の眼を包囲するサイズ及び形状にされた、連続的な周縁106を備える。それによりアイカップ102は、デバイス100を患者の頭部に対して単一の位置に配向して確実な基準を提供する形状にされた支え102を備える。使用に際して、支え102は、空洞104内に位置するディスペンサ出口(図示せず)を、患者の頭及び患者の眼窩と一定の関係で分離する。より詳細には、ディスペンサ出口は、出口が眼に接触しないようにするために眼から離間されて保持され、それにより、眼の表面への接触損傷が防がれ、ノズルの汚染も回避される。
連続的な環状のカップは、眼及びディスペンサ出口を外的環境から隔離する障壁を眼の周囲に提供するので好ましい。これは、塵などの汚染物質が空洞内に入るのを阻止するだけでなく、空洞内に静止空気の領域を提供することにより、出口から患者の眼への液滴の送達を支援する。
アイカップ102は、共に接合される第1の半体110及び第2の半体112を含む、ハウジング108に取り付けられる。作動レバー114が、レバー開口部116を介してハウジングから突出する。
ヒンジ式蓋118が、図2に示された閉位置から図1に示された開位置まで枢動させることはできるがデバイス100からは取り外すことができないように、ハウジング108に取り外し不可能に枢動可能に取り付けられる。図1に示された開位置では、空洞104は完全にアクセス可能である。
次に点眼デバイス100の第2の斜視図を示す図2移ると、蓋118は、空洞104を閉鎖するためにアイカップの周縁の上に枢動されている。これにより、場合によっては使用時に患者の眼に入り涙を出させて眼への効率的な薬物の送達を阻害する可能性のある汚染物質がデバイス100を使用していないときに空洞104に侵入することが防がれる。
ハウジング108は、集光構成要素である導光パネル202をさらに含む。導光パネル202は、透明なベースポリマー、好ましくはPPMA又はアクリルとしても知られるポリ(メチルメタクリレート)から作られる。導光パネル202は、以下に論ずる理由から、蛍光色、好ましくは緑色で着色される。
或いは、導光パネル202は、ポリカーボネート、又は研磨されたポリプロピレンから製造することができる。
次に図3に移ると、患者の眼に薬物の液滴を送達するのに最適化された所定の分注配向における、点眼デバイス100の図が示されている。デバイス100の構造をより良く理解することができるように、第1のハウジングの半体110は省略されている。
デバイスのハウジング108は、基部302から先端の分注端部304まで延在し、且つ、閉鎖された細長い空洞306を画定する。ハウジングは、内部リブ308により局所的に補強され、また、特許出願PCT/EP2013/068316でより詳細に記載される定量液滴ディスペンサ(metered liquid droplet dispenser、MLDD)デバイス310を収容し且つ支持する。
手短に言えば、定量液滴ディスペンサは、MLDDのハウジング314内に摺動可能に受容される貯槽/駆動ピストン312を含む。駆動ピストン312がハウジング314から予め定められたように引き出されることにより、MLDDが付勢されて準備される。ピストン312が所定の距離だけ後退されると、MLDDは自律的に作動して、ピストン/駆動ピストンのいかなる追加的な運動とも無関係に定量薬剤液滴を分注する。液滴は、貯槽/駆動ピストン組立体312に対してMLDDの先端に配置された、ばね付きの先端シール(図示せず)によって密閉されるノズル316から分注される。動作のうちの自律的送達段階中、先端シールは、液体薬物をその動作流体として使用する高圧流体回路によって開かれる。それと同時に、1回分の液体薬物が、投薬時に高圧回路とは無関係に動作する低圧回路を介して分注される。投薬は、低圧回路がまだ加圧されている間に高圧流体回路に空気を通すことによって終了し、開口時には常にノズル316に正圧が存在することが確実とされる。
駆動ピストン312は、外力によりその静止位置に戻される。つまり、駆動ピストン312は、MLDDハウジング314内に押し戻される。
点眼器ハウジング108によって画定される空洞306は、MLDD310をハウジング108内に支持するためにMLDD310の外部形状に順応し且つデバイス100の包絡面全体を最小限に抑える形状にされる。MLDDハウジング314はまた、1対のハウジング作動ラグ318を備え、そのうちの一つのみが図3に見られる。ラグ318は、点眼器ハウジング108のそれぞれの半体110、112にある協働するスロットに各ラグが受容されるように、ディスペンサデバイスハウジング314の両側に設けられる。作動ラグ318は、スロットと係合して、MLDD310を点眼器ハウジング108に対してロックする。
MLDD310の貯槽/駆動ピストン312は、1対の貯槽作動ラグ320を備え、そのうちの一つのみが図3に見られる。ラグ320は、直径方向に互いに対向して、貯槽駆動ピストン312の両側に設けられている。ラグ320は、断面が十字形であり、また、ワットリンケージ作動機構のためのピボットを提供し、ワットリンケージ作動機構は、作動レバーによって印加される枢動運動を、ラグ320を介して、貯槽/駆動ピストン312に印加される実質的に直線的な運動に変換する。
作動レバー114は、副基部リム322及び主長尺リム324を含むL字形状をしている。1対の円筒状ピボット凹部326が共通の軸上に設けられ、副及び主のリム322、324の接合点においてレバー114の各側に一つ配置される。各凹部326は、レバー114がレバースピンドルの周りで枢動可能にハウジング108内に取り付けられるように、それぞれのハウジング半体(図3には図示せず)からレバースピンドルを受容する。
作動レバー114は、MLDD310から薬物を分注するために用いられるおおよそ水平の配向において、デバイス100の下側に配置される。レバー114は、ハウジング基部302の近傍で枢動され、且つ、患者が手指をデバイスの上面(即ち、レバーとは反対の側)に丸めて被せ且つ掌上でデバイス100を支持する所謂圧搾握りを使うことによりデバイス100が把持されうるように、先端の分注端部304に向かって延在する。次いで患者は、親指を作動レバー114に沿わせ、親指を他の指の方へ持って行きデバイスを握り込んでレバー114を内方に駆動させることにより、デバイス100を作動させることができる。この動作は、患者の手が出せる力を効率的に使用し、デバイス100の作動時に患者が過度に力を出さなくてもいいようにする。これにより、振動と、その結果として生じる投薬失敗の恐れとが回避される。
レバー114は、患者の親指を患者の眼から安全な距離に配置するための細長い窪み325を備える。これにより、さもなければデバイス100を患者の頭部に対して移動させて投薬過程を台無しにするであろう投薬時の患者の親指と顔との衝突が回避される。
レバー114の内面327は、図3に示されるように、完全に押下されたときにMLDD310の外側成型ラインと一致するように成形され、それによりデバイス100の体積を最小限に抑える。
作動レバー114の副リム322は、デバイスハウジング108の基部302にほぼ平行に位置するように、主リム324に対して約90°で延在する。副リム322は、図示の組み立てられた状態において第1の突起及び第2の突起330がMLDD310の駆動ピストン312の両側に位置するように、分岐される。
突起330の先端の端部332は、インボリュート歯溝334を画定するように切欠きが付けられる。この歯溝334は、平行リンケージとしても知られるワットリンケージ338から突出するインボリュート歯336を受容する形状にされ、ワットリンケージ338は、空洞306内でハウジング108に枢動可能に取り付けられる。
ワットリンケージ338は、MLDD310の両側に、順に取り付けられた三つのロッド340、342、344を含む。中央のロッド342は、第1のヒンジ346によって第1の端部ロッド340に、また、第2のヒンジ348によって第2の端部ロッド344に取り付けられる。第2のヒンジ348はレバー114の突起330によって隠されているため、図3では点線の輪郭線で示されている。
リンケージ338の端部ロッド340、344は、実質的に等しい長さのものである。
中央のロッド342は、貯槽作動ラグ320を受容し且つリンケージ338がその周りで枢動できるようにする、中央円形穴350を備える。
第1のロッド340は、ハウジング108に取り付けられたスピンドル(図示せず)と係合する円筒状開口部352を第1の端部に備える。第3のロッド344は、一体的な円筒状開口部354を通じて、スピンドル356を介してハウジング108に枢動可能に取り付けられる。
点眼デバイス100を作動させて薬物の液滴を分注するには、使用者がレバー114をデバイスハウジング108内に握り込んで、それによりレバー114をレバーピボット326の周りで回転させる。この運動が、レバー副リム322の端部に配置されたインボリュート歯溝334を、同一のピボット334の周りでハウジング108の基部302に向けて弧状に動かす。歯溝334は、ワットリンケージ338のインボリュート歯336を駆動させて、第3のロッド344をそのスピンドル356の周りでデバイス100の基部302に向けて枢動させる。リンケージ338の三つのロッド340、342、344の相互作用は、貯槽作動ラグ320を介してMLDD310の駆動ピストン312に実質的に直線的な力を印加し、その力により貯槽/駆動ピストン312がMLDDハウジング314から引き出される。前述のように、この動作が、MLDD310を後続の自律動作のために準備させ且つ付勢する。
レバー114が解放されると、MLDD310とレバー114との間に配置された戻しばね358がレバー114を「静止」位置まで戻す。レバー114を戻すことにより、ワットリンケージ338がMLDD駆動ピストン312を引き出す作動方向とは反対の方向に駆動されて、MLDD310がその静止状態に戻される。外的な作動及び戻し機構を使用することにより、MLDD310の複雑さが最小限に抑えられる。これにより、MLDD310を再設計する必要なしに、デバイスの作動、例えば作動力に関する人間工学を比較的簡単に修正することが可能になる。
次に図4に移ると、点眼デバイス100の分解組立図が示されている。以下で説明する理由から、各ハウジング半体110、112(図4では一つのみ見られる)には窓開口部408が設けられている。
デバイス100は、アイカップ102、導光パネル202、並びに第1の振子412及び第2の振子414を含む、表示器組立体410を備える。
第1の振子412は、ピボットバー418と弓形の第1のシャッタ420とによって互いに離間されて保持された、1対の釣合重り416を含む。各重り416の底部は、円錐状ピボット422を備えたバーであり、図4ではそのうちの一つのみ見られる。したがって、重り416及びピボット422は、倒立振子412を画定する。
各重り416は、ピボット422から先端の端部に、細長い開口部426を画定する垂直突出部424を備える。
第2の振子414は、単一の重り428を含む。第1及び第2の円錐状ピボット430が重り428の基部に設けられ、その結果、重り428とピボット430が倒立振子414を画定する。離間された1対のアーム432が、重りの頂部から前方に突出して、アーム432間に延在する弓形の第2のシャッタ434を支持する。
各アーム432は、明暗差の強いレ点記号438が付けられた窪み436を備える。
次に図5A及び図5Bに移ると、図5Aは、組み立てられた状態の第1の振子412、第2の振子414、及びアイカップ102の裏側の図を示している。第1及び第2の振子412、414は、組立体の構造を明瞭にするために斜線が引かれている。
図5Bは、図5Aの組立体の断面を概略的に示しており、点眼デバイス100の他の要素、具体的には導光パネル202、及びMLDD310のノズル316の端部をさらに含む。図5Bはまた、分注デバイス100に位置合わせされた患者の眼502を示す。
組立ての際、第1の振子412は、第1のばねアーム504の対の周りで枢動するようにアイカップ102に取り付けられる。各アームは、第1の振子の円錐状ピボット422を受容する円錐状凹部506を有する。組み立てられていない状態では、これらの円錐状凹部506間の間隔は、第1の振子412の円錐状ピボット422間の間隔よりも大きい。これにより、組み立てられたときに、第1の振子412とアイカップ102との間に端部の遊びが存在しないように、アーム504が内方に即ち互いに向かってばね付勢されることが確実になる。
組立ての際、第2の振子414は、第1のばねアーム504の対の内側に位置する第2のばねアーム508の対の周りで枢動するように、アイカップ102に取り付けられる。各アーム508は、第2の振子414の円錐状ピボット430を受容する円錐状凹部510を備える。組み立てられていない状態では、内側ばねアーム508の円錐状凹部510間の間隔は、第2の振子414の円錐状ピボット430間の間隔よりも小さい。これにより、組み立てられたときに、第2の振子414とアイカップ102との間に端部の遊びが存在しないように、アーム508が外方に即ち互いに離れる方向にばね付勢されることが確実とされる。
アイカップ102及び振子412、414の組立体において端部の遊びがないことにより、各振子412、414のシャッタ420、434が正確に位置合わせされるようになり、また、振子412、414が、円錐状ピボットと凹部との間の接触面における一定の摩擦の下で一貫して動作することが確実になる。円錐状ピボットは、以下に記載されるように、振子412、414の一貫した確実な動作を確保するために、振子412、414とアイカップ102との間のいかなる静止摩擦をも最小限に抑えるように使用される。
各振子412、414の円錐状ピボットは、両振子のピボットによって画定される共通の軸512の周りでの各振子の枢動を実現するように配列される。
図5Bに移ると、導光パネル202は、点眼デバイス100の分注端部304におけるハウジング108の外部形状に順応するように成形されており、且つ、デバイスハウジング108の後ろに位置決めされている。パネル202は、可能な限り多くの周辺光を集めるために大きな表面積を有するが、デバイスの再上端部に向かって、即ち分注端部304において、狭まっている。パネル202は、ハウジング108に形成された開口部514を介してハウジング108に入る。導光パネル202は、MLDDノズル316の上方にMLDDノズル316を中心としてハウジング内に位置する、薄い三日月形の平面516を画定する形状にされる。導光パネル202によって集められた周辺光は、内部反射によって捕捉されて、三日月形の平面516に向けられる。周辺光は、表面516に達すると、散乱して三日月形の表面を照らし、それにより三日月形の表面を強く輝かせる。
図5Bに関して、三日月形の平面516は、周辺光が導光体に当たるときに、受照標的516を提供する。標的516は、示された分注姿勢において患者に見えるようになると、患者の眼の注視を、破線518で示された通常の正面注視から破線520で示された上方注視へと、上方に向けさせる。患者の眼をその眼窩内で上に向けさせることは、いくつかの恩恵を有する。液滴は、正面向きの位置から破線522で示された分注された液滴の経路を外れて上方に回転された角膜には、当たりにくい。液滴は代わりに、感受性が低い強膜に落ち、瞬きをする又は涙が出る可能性が軽減される。さらなる恩恵は、上方注視が上眼瞼を持ち上げ、それにより液滴に曝される領域が広がり、且つ、上眼瞼の睫毛が送達経路から外されることである。
線518によって示された正面注視は、患者の頭部の垂直軸に対して約90°に位置することが理解されるであろう。図5Bに示された分注姿勢では、患者の頭部は、垂直に対して約55°後傾している。特定の実施形態のMLDD310では、眼への薬物液滴の送達に最適な送達角度は、患者の頭部が矢状面において垂直に対して約55°の角度で傾いていることを必要とする。許容可能な結果は、この値から約10°の範囲内で、即ち、約50°の最小後方傾斜から約60°の最大傾斜までで頭部を傾斜させることによってもたらされる。
患者の取り扱いに関する研究は、55°の最大値で45°の最小値が、人間工学的により好ましいことを示す。また、本発明の案内デバイスは、このより低い患者の頭部の傾斜角度の範囲で機能する点眼デバイスを提供するために、代わりの液滴分注デバイスとともに使用できることが理解されるであろう。
次に図1、図2、及び図3のデバイス100の空洞104の図を示す図6に移ると、薄い三日月形の平面516が、空洞104内に非常に目立つ受照標的516を形成することが分かる。
アイカップ102は、使用者がアイカップ102の壁を通して標的516を見られるようにするために、透明なポリプロピレンで製造される。アイカップ102の内面602には、標的516に隣接した窓604における局所的に滑らかな研磨された領域を除き、艶のない不透明な表面を備えるテクスチャ仕上げが施される。空洞104の窓604と残りの部分の表面との明暗差は、患者に対する標的516の可視性を高めるのに役立つ。窓604は、患者に対する標的516の見掛けの大きさを大きくし、したがって有効な受照面積を大きくするために、局所的に凸状の表面606を介して拡大レンズを備える。
窓604の大きさを最小限に抑えるために、局所的に凸状の表面の代わりに、フレネルレンズを使用することができる。
標的516が通常の大きさで見えるように、一定の壁断面の窓領域を用意することも可能である。
標的516及び標的窓604は、薬物がMLDDのノズル316から患者の眼の上に落ちることを可能にする、アイカップ102の内面602に形成された出口開口部608の上側に配置される。標的516の三日月形の部分は、図6に示されるように、アイカップ102が患者の眼に向けられたときに、ノズル316の上方に配置される。三日月形の標的516はまた、ノズル出口316の上半球の周りに部分的に巻回される。
前述のように、標的516の位置は、患者の注視をノズル316の上方に垂直に向けさせる。さらに、出口ノズル316及び出口開口部608に対してオフセットして取り囲む標的516の配置により、標的516の少なくとも一部分が、患者の視野の上半球で確実に見えるようになる。したがって、滲出型加齢黄斑変性症(wet AMD)などの疾患から生じうるような中心視野の障害を患う患者は、周辺視野で標的を見ることができ、以下により詳細に記載するように、標的による注視の誘導、並びに、デバイス100及び患者の頭部が正しく配向されたことの患者への効果的な表示が可能になる。
標的516は、デバイス100内での所与の空間制約に対して最大の光を作り出すために、三日月形である。導光パネル202は、標的516から発せられる光をさらに強めるために、蛍光緑色で着色されることが好ましい。光スペクトルのうちの赤色領域内の色に障害を持つwet AMDを患っている患者には、緑色が好ましいことが分かっている。
デバイスの使用
図7aから図9bは、一連の位置におけるデバイス100及びデバイス表示器組立体410を示す。具体的には、図7a、図8a、及び図9aは、カップ102を介して患者の頭部704に位置合わせされたデバイス100を示し、図7b、図8b、及び図9bは、デバイス100の表示器組立体410を分離して示す。
図7a及び図7bは、第1の最適でない送達配向におけるデバイス100及び表示器組立体410を示す。
図8a及び図8bは、所定の送達配向におけるデバイス100及び表示器組立体410を示す。
図9a及び図9bは、第2の最適でない送達配向におけるデバイス100及び表示器組立体410を示す。
ここで図7aを参照すると、破線の輪郭で示された使用者/患者700は、薬物が与えられる患者の眼702の周りにアイカップ102を置いている。アイカップの周縁106は、単一の所定の位置において点眼デバイス100を患者の頭部704に対して位置合わせする支えとして機能し、また、デバイス100の使用を通じてデバイス100を頭部に対してこの位置に維持するための形状にされている。
例示されたMLDD310を使用する本デバイス100では、患者の頭部が垂直に対して50°から60°の間の角度、好ましくは55°後傾されたときに、薬物が最適に眼に送達される。
図7a及び図7bは、デバイスの第1の配向におけるデバイス100及び表示器組立体410を示し、この第1の配向では、デバイスは、アイカップ102を介して患者の頭部に位置合わせされており、またデバイスは、50°未満の患者の頭部の後方傾斜に対応する最小案内角度よりも小さい角度で傾斜している。言い換えれば、図7a及び図7bでは、患者の頭部は、50°の所定の最小案内角度よりも小さい角度で後傾しており、したがってデバイス100は、対応する最小案内角度よりも小さい角度で傾斜している。
この第1の配向では、振子ピボット422の上方に位置する第1の振子412の重量は、第1のシャッタ420が標的516と眼702との間に入って標的を患者に見えない状態にする静止位置706に、第1のシャッタ420が保持されることを確実とする。特に、第1の振子412の重心は、デバイス100がその基部302を下にして静止する図1及び図2に示された静止位置から、図7a及び図7bに示された配向を経て、使用時に垂直に対して50°の角度で傾斜した頭部、即ち最適送達角度範囲の下方「閾」値に対応する最小案内角度に至るまで、デバイス100の全ての角度にわたって、重心が円錐状ピボット422の後方に、即ちデバイス基部302に面して位置するように、配置される。この構成は、デバイス100が少なくとも最小案内角度まで傾斜されるまで、重力が第1のシャッタ420を静止位置に保持することを確実にする。
第2のシャッタ434は、同様の方法で静止位置708に保持される。即ち、振子ピボット430の上方に配置された第2の振子414の重心は、重力下でシャッタ434を静止位置に保持するために、円錐状ピボットの後方に、即ちデバイス基部302に面して位置するように配置される。しかし、重心は、第1の振子412の場合よりもさらにピボット430に対して後方に位置する。このことは、デバイスがその基部を下にして静止する図1及び図2に示された静止位置から、デバイスが患者の頭部と位置合わせされたときの、垂直に対して60°の患者の頭部の後方傾斜、即ち最適な送達のための対象者の頭部の最大所定後方傾斜に対応する最大案内角度に至るまで、重心が第2の振子414の円錐状ピボット430の後方に位置するという効果を有する。この構成は、デバイス100が最大案内角度に達するまで、重力が第2のシャッタ434を静止位置に保持するのを確実にする。
また、第1の振子412の垂直突出部424に形成された開口部426は、第2の振子に形成された窪み436及びレ点記号438がハウジング108に形成された窓開口部408を介しても不可視であるように、第2の振子414のアーム432と重なり合うことが分かるであろう。このことは、患者が独力でデバイスを使用することができないときに、デバイス100が薬物を送達するのに正しく配向されていないことを、介護者などの第三者が判定できるようにする。
図8a及び図8bは、患者の頭部が垂直に対して50°から60°の間の角度に向けられた第2の配向におけるデバイス100及び表示器組立体410を示す。デバイス100は、点眼デバイス100を患者の頭704に対して位置合わせするためにアイカップ102を眼702の周りに配置させた状態で、所定の位置にある。
使用に際して、デバイス100は、図7aに示された位置から図8aに示された位置まで動かされると、50°の患者の頭部の後方傾斜に対応する最小案内角度に達する。この時点で、第1の振子412の重心は、第1の振子412の円錐状ピボット422の真上に位置する。第1の振子412は倒立振子であり、したがって不安定であるので、何らかの追加的な動きにより、図7aの静止位置706から離れるように迅速に枢動させられる。結果として、最小案内角度が達成されると、振子412及びそのシャッタ420は、図7aに示された静止位置から離れて、シャッタ420がもはや標的516と患者の眼702との間に介在しない、作動位置802まで枢動する。
前述の理由から、第2のシャッタ434は、デバイス100が最小案内角度と最大案内角度との間に配向されているときには、その静止位置に留まる。
作動位置まで動かされると、それまで患者に見えなかった標的516は、見えるようになる。標的516の出現は、この例では50°である投薬に適切な頭部傾斜の最小所定値に達したことを、患者に示す。
非常に目立つ標的516はまた、薬物の液滴をより眼に入り易くさせるために、前述のように患者の眼をその眼窩内で上方に引き寄せて、眼を開かせる。したがって、選択的可視表示器516は、頭部及びデバイスが投薬のために適切に傾けられたことを患者に知らせる役割と、眼702を投薬のためにその眼窩内で適切に配向する役割の、少なくとも二つの役割を提供する。
次いで患者は、前述のように、薬物の液滴を眼に送達するために、作動レバー114を押下する。
図8bに示されるように、第1の振子が作動位置に向かって動くことにより、第1の振子412に形成された開口部426が動かされて、ハウジング窓408(図示せず)及び第2の振子414に形成された窪み436と重なり合う。その結果、窪み内に配置されたレ点記号438は、ハウジング開口部408を介して、また、導光パネル202に形成された位置合わせされた開口部804を介して、外部から見えるようになる。このことは、患者の頭部が患者の眼702に薬物を送達するのに適した最小所定後方傾斜角度を越えて適切に配向されたことを、第三者に示す。したがって、第三者は、例えば患者にデバイスの使用法を教えているときなどに、次に薬物を送達することを患者に知らせることができ、又は、患者が作動レバー114を押下することができない場合に、第三者自身が作動レバー114を押下することにより薬物の送達を開始することができる。
図9a及び図9bは、患者の頭部が垂直に対して60°の角度を越えて後傾したときの、第3の配向におけるデバイス100及び表示器組立体410を示す。この場合も先と同様に、患者は、単一の所定の位置において点眼デバイス100を患者の頭704に対して位置合わせするために、眼702の周りにアイカップを置いている。
患者の頭部が60°の角度を越えて動くにつれて、デバイス100は、第2の振子414の重心がその円錐状ピボット430の真上に位置する最大案内角度まで傾斜される。第2の振子414は倒立振子であるので、デバイス100がその後この角度を越えて少しでも動くことにより、振子414が重力の下に唐突に前方に揺動して枢動され、それにより第2のシャッタ434が、標的516と患者の眼702との間で視線を遮る作動位置902に移動する。これにより、標的516は、患者に見えない状態にされることになり、これが、患者の頭部が今や後傾しすぎたこと、即ち、デバイス100からの薬物の液滴を適切に受けるための最大所定後方傾斜を越えたことを、患者に示す。したがって、患者は、標的516が再び見えるようになる点まで頭部を前傾させるまでデバイス100を作動させるべきではないことを、判断することができる。
図9a及び図9bに示された第3の配向では、第2の振子414に付けられたレ点記号438は、第1の振子開口部426及びハウジング開口部408と重なり合う位置から外れ、したがって、もはや外部からは第三者には見えない。したがって、第三者は、患者の頭部が薬物の最適な送達のための角度よりも過度に大きく傾けられたことを判断することができる。次いで第三者は、例えば患者にデバイスの使用法を教えているときに、患者に頭部をもっと下げることを知らせることができ、又は第三者は、患者の代わりにデバイス100の操作もしている場合に、作動レバー114を介してMLDD310を操作するのを差し控えることが分かる。
この例では、患者の頭部の好ましい傾斜範囲は、50°から60°である。しかし、標的が可視状態になる角度の範囲が上述の範囲とは異なりうるようにデバイス100を構成できることが、理解されるであろう。さらなる好ましい実施形態では、最適な患者の快適さが得られるように、好ましい範囲は、45°の中央値を中心として10°、即ち40°から50°の範囲である。
誤解を避けるために、図9a及び図9bの「過剰傾斜」位置から図8a及び図8bに例示された最適範囲までデバイスを動かすことにより第2のシャッタ414がその静止位置708に戻されることになることが、理解されるであろう。これにより、標的516は再び患者の見えるようになり、また、レ点記号438はハウジング開口部408を介して第三者に見えるようになる。同様に、図8a及び図8bに示された最適配向から図7a及び図7bの「傾斜不足」位置までデバイスが動くことにより、第1のシャッタ412が重力を受けてその静止位置706まで戻されることになる。これにより、第1のシャッタ412は標的516を見えなくし、また、レ点記号438はもはやハウジング開口部408を介して第三者に見えなくなる。言い換えれば、デバイス100は、デバイス100がどちらの方向に回転されるにしても、即ち、水平配向に向けて又は垂直静止配向に向けて回転されるにしても、所定の傾斜値の範囲内でのみ作動がなされるべきであることを、確実に示す。円錐状ピボット422、430及び凹部506、510は、振子の動作中のヒステリシスを最小限に抑えて、デバイスの最大案内角度と最小案内角度との間に画定された分注範囲の内外に動くときに、静止状態706、708と作動状態802、902との切り替えが確実に起こるようにする。
場合により、デバイス100は、デバイス100が最大案内角度と最小案内角度との間に位置していないときにMLDD310の作動を防止する機械式インターリンクを、表示器組立体410と作動機構338、114との間に備える。最大案内角度及び最小案内角度外での使用の試みによりインターロックが損傷するのを防ぐために、患者及び/又は第三者に見える表示器516を備えることがさらに有益である。
本実施形態では、二つの振子412、414が、送達に適切な所定の角度の範囲内で患者の頭部が傾斜されたときにそのことを示すために表示器516を選択的に可視状態にする可動シュラウド412、414を備えることが、さらに理解されるであろう。
しかし、可動シュラウド412、414は、閾値、即ち所定の角度の範囲の下方範囲が達せられたときにのみデバイス100がそのことを示すように、第2の振子414を省略することによって簡略化されてもよい。これは、薬物送達中に患者が頭部を傾けすぎる恐れがあるにもかかわらず構造を簡略化するが、最小必要頭部傾斜が達せられないことよりも誤用の恐れは少なくなる。
本デバイス100は、患者及び第三者、例えば介護者の両方に対して選択的に可視状態になる表示を備えるが、デバイスは、患者のみ又は第三者のみに表示を提供するように簡略化されてもよいこともまた理解されるであろう。しかし、本実施形態の利点は、デバイスハウジングに形成された窓を観察することにより、患者がデバイスを使用した自己投薬のために正しくデバイスを使用しているかどうかを第三者が評価することができるので、デバイスを訓練補助器具として使用できることである。
次に図10a、図10b、及び図10cを参照すると、本発明による案内デバイスで使用するのに適した代替的な表示器組立体を含む第2のデバイスが示されている。
図10Aは、ハンドル1002及び表示器組立体ハウジング1004を含む試作デバイス1000の斜視図を示す。表示器組立体はさらに、表示器組立体ハウジング1004によって画定された、空洞1008に開かれたアイカップ1006を含む。
図10Bに関して、空洞内に配置された選択的可視表示器1010が見えるように空洞の図を示す、デバイスの第2の斜視図が示されている。
次に図10Cを参照すると、表示器組立体1012を備えるデバイスの上部の斜視図が示されている。デバイスは、表示器組立体が見えるように分断されている。
表示器組立体1012は、四つの平面導光体1016のアレイ1014を含み、四つの平面導光体1016は、患者の眼(図示せず)がアイカップ1006に向けられたときに、その眼の焦点におおよそ集光させるように傾いている。各導光体1016は、患者の眼に単一の平面1018を見せる直線スラブを含む。各平面1018は、導光体の残りの部分の外面によって捕捉された周辺光によって照らされて、表示器面1018を形成する。
表示器組立体1012はさらに、空洞の下部に配置された軸1022の周りでアイカップ1006に向かって枢動するように取り付けられた、シャッタ1020を含む。
シャッタ1020は、軸1022からの先端の点において、水平に延在する五つのスラット1024の垂直アレイを備える。これらのスラット1024は離間されて、平面導光体1016の表示器面1018と位置合わせされうる水平方向に細長い四つの開口部1026を画定する。
シャッタ1020は、倒立振子として構成される。つまり、デバイス1000の使用中には、シャッタ1020の重心はシャッタピボット1022の上方に位置する。
シャッタ1020の重心は、患者の頭部が直立位置にある状態でデバイス1000が頭部に対接して配置されたときに、重力がシャッタ1020を引き付けて、ハンドル1002に面して空洞内に配置された第1の止め具1028に対接させるように、配置される。この第1の「静止」位置では、シャッタスラット1024のそれぞれは、表示器1018が患者に見えないように、導光体1018と患者の眼との間に介在する。
患者の頭部が第1の所定の角度に向けて後傾されるにつれて、デバイス1000もまた垂直から外れるように傾けられ、それによりシャッタ1020の重心が、シャッタの軸1022の上方の点から移動する。この時点において、シャッタ1020は倒立振子でありしたがって不安定であるため、何らかのさらなる運動により、シャッタ1020は静止位置から離脱され、軸1022の周りを枢動して、空洞内に設けられた第2の止め具1030に寄り掛かる。この第2の作動位置では、シャッタ1020の開口部1026は導光体1016の表示器面1018と位置合わせされ、したがって、表示器面1018は、使用者に見えるようにされる。これは、頭部傾斜の最小所定角度が達成されたことを使用者に示す。
図10Bに関して、表示器1018は、眼空洞1008の上部に向けて配置された広い被照面を備えることが分かる。この被照面は、患者の眼を空洞1008内で上方に向けさせて、患者に眼の露出領域を最大限にさせ、また、上眼瞼の睫毛を上方に上げさせる。
図示のように、デバイス1000は、ディスペンサを保持するのに適した取付台、又はそのようなディスペンサの出口に適したオリフィスを提供しない。それでもなお、このデバイスは、ディスペンサを表示器組立体1012に対して保持するのに適した取付台と併せて、図1から図9bのデバイスに適した選択的可視表示器を備える。
図11Aは、ハンドル1102及び表示器組立体ハウジング1104を含む第2の試作デバイス1100の斜視図を示す。表示器組立体ハウジングはさらに、空洞1108を画定するアイカップ1106を含む。空洞内に配置された選択的可視表示器1110が見える。
次に図11Bを参照すると、ハウジング1104に収容された表示器組立体1112が見えるように分断されたデバイス1100の上端部の斜視図が示されている。
表示器組立体1112は、表示器組立体ハウジング1104によって画定された振子受容空洞1116を横切って延在する単一の導光パイプ1114を含む。導光体1114の先端の端部は、アイピース空洞1108内に突出して表示器1110を画定する平面端部1110を備える。
振子受容空洞1116は、弓形の壁117によって部分的に画定され、弓形の壁117には、等間隔に離間された一連の外的な細長い開口部1118が形成されている。
表示器組立体1112はさらに、中空シャッタドラム1122と重り1124とを含む振子1120を備える。シャッタドラム1122は、ドラム形状のハウジング1104内で、振子受容空洞1116の弓形の壁1117と同軸に位置する中心軸1126の周りで枢動される。軸1126は、シャッタドラムの対称軸の周りでの振子1120の枢動を可能にする。シャッタドラム1122は、同軸の振子1120が従来型の振子1120を形成するように、重り1124をシャッタドラム1122の真下に配置した状態で、弓形の壁1117と導光体1114との間に挿入される。
シャッタドラム1122は、いくつかの細長い開口部1128が設けられた環状の壁を有する。これらの開口部1128は、振子受容空洞1116の弓形の壁1127に形成された外的な開口部1118と類似したサイズ及び間隔のものである。
振子1120の重り1124は、患者の頭部が直立位置にある状態でデバイス1100が頭部に対接して配置されたときに、重力が、重り1124が第1の止め具1130に寄り掛かる第1の静止位置にシャッタ1122を引き寄せるように、シャッタドラム軸1126の下方に配置される。止め具は、ハンドル1102に面して空洞1116内に配置される。この第1の「静止」位置では、ドラムシャッタ1122の開口部1128は、光が表示器組立体ハウジング1104に入ることができないように、ハウジング1104に形成された開口部1118とは重なり合わずに位置する。
結果として、表示器の平面1110まで導光体1114を通過する周辺光が存在しないので、患者の眼がアイカップ1106に押し当てられたときに、表示器1110は見えない。
患者の頭部が所定の角度まで後傾されるにつれて、デバイス1100もまた、患者の頭部に対するアイカップ1106の協働により生じるデバイス1100と患者の頭部との間の固定した関係のために、後傾される。その結果、振子の重り1124は、図11Bに示されるようにシャッタ開口部1128がハウジング開口部1118と重なり合って位置する第2の位置へと、シャッタドラム1122を回転させる。これにより、周辺光が表示器組立体空洞1116に入って導光体1114に当たることが可能になり、次いで導光体1114が周辺光を表示器面1110まで導き、集められた光の散乱によって表示器面1110が照らされる。
したがって、デバイス1100が所定の角度で傾けられると、表示器1110が照らされて、表示器1110は、正確な所定の角度で頭部を傾けたことを患者に示すために、見える状態になる。
患者が所定の角度を越えてその頭部を傾け、それによりデバイス1100が図11bに示された垂直に対する角度を越えて傾けられた場合、重り1124は、デバイス1100の内面によって形成された第2の止め具1132に重り1124が対接する第3の位置まで、シャッタ1122を回転させる。
シャッタ1122のこの第3の位置では、ハウジング開口部1118及びシャッタ開口部1128は、周辺光が導光体1114に達することができないように、重なり合わずに位置する。これにより、表示器1110は再び患者に見えなくなり、患者が頭部の所定の後方傾斜を超えてしまったことが、患者に示される。
図11Aに関して、表示器1110は、患者の頭部が適切に傾けられたとき、即ちデバイス1100が図11Bに示されるように傾けられたときに、眼空洞1108の上部に面して配置された被照面を備えることが分かる。この被照面は、患者の眼を空洞1108内で上方に向けさせて、患者に眼の露出領域を最大限にさせ、また、上眼瞼の睫毛を上方に上げさせる。
図示のように、デバイス1100は、ディスペンサを保持するのに適した取付台、又はそのようなディスペンサの出口に適したオリフィスを提供しない。それでもなお、デバイス1100は、ディスペンサを表示器組立体1112に対して保持するのに適した取付台と併せて、図1から図9bのデバイスに適した選択的可視表示器1110を備える。

Claims (17)

  1. 液体ディスペンサから対象者の眼に液体を差すのを支援するための案内デバイスであって、
    前記液体ディスペンサを前記案内デバイス内に保持するための取付台と、
    前記取付台が前記液体ディスペンサの出口を前記対象者の頭部と固定した関係で配置するように、前記案内デバイスを前記対象者の頭部と位置合わせするための支えと、
    前記案内デバイスが最小案内角度以上に傾けられたときにそのことを示すために選択的に可視状態になる表示器と、を備え、
    前記最小案内角度が、前記案内デバイスが前記支えを介して前記対象者の頭部と位置合わせされたときの、前記液体ディスペンサの出口から前記対象者の眼への前記液体の送達に適した前記対象者の頭部の最小所定傾斜に対応する、案内デバイス。
  2. 前記表示器が、前記案内デバイスが前記最小案内角度から最大案内角度までの角度で傾けられたときにそのことを示すために選択的に可視状態になるものであり、前記最大案内角度が、前記案内デバイスが前記支えを介して前記対象者の頭部と位置合わせされたときの、前記液体ディスペンサの出口から前記対象者の眼への前記液体の送達に適した前記対象者の頭部の最大所定傾斜に対応する、請求項1に記載の案内デバイス。
  3. 選択的に可視状態になる前記表示器が、前記案内デバイスが前記最小案内角度から前記最大案内角度までの角度で傾けられたときにのみ可視状態になるものである、請求項2に記載の案内デバイス。
  4. 前記表示器を選択的に可視状態にする可動のシュラウドをさらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の案内デバイス。
  5. 前記シュラウドが、前記案内デバイス内で移動するように取り付けられ、また、前記移動が、前記シュラウドの重さを原動力とする、請求項4に記載の案内デバイス。
  6. 前記シュラウドが、少なくとも一つの振子を含む、請求項4又は5に記載の案内デバイス。
  7. 前記少なくとも一つの振子が倒立振子である、請求項6に記載の案内デバイス。
  8. 前記シュラウドがシャッタをさらに含む、請求項4、5、6、又は7のいずれか一項に記載の案内デバイス。
  9. 前記表示器が、前記対象者の前記眼に対して選択的に可視状態になるものであり、また、前記シュラウドが、前記対象者の眼と前記表示器との間に選択的に挿入される、請求項4、5、6、7、又は8のいずれか一項に記載の案内デバイス。
  10. 前記表示器が、前記対象者の前記眼に対して選択的に可視状態になるものである、請求項1から9のいずれか一項に記載の案内デバイス。
  11. 前記表示器が、前記対象者の注視を上方に向けさせる標的を提供する、請求項1から10のいずれか一項に記載の案内デバイス。
  12. 前記表示器が、前記案内デバイス内に設置されたディスペンサの出口の上方にそれと同心に位置するように前記案内デバイス内に配置された三日月形の標的を提供する、請求項11に記載の案内デバイス。
  13. 前記表示器が、第三者に対して選択的に可視状態になるものである、請求項1から12のいずれか一項に記載の案内デバイス。
  14. 前記液体ディスペンサを作動させるためのアクチュエータをさらに含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の案内デバイス。
  15. 前記アクチュエータが、アクチュエータレバーによって印加される弧状運動を前記液体ディスペンサに印加される実質的に直線的な運動に変換するように構成される、請求項14に記載の案内デバイス。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載の案内デバイスと、液体ディスペンサとを含む、点眼デバイス。
  17. 前記液体ディスペンサが、定量の液体薬物の液滴を分注するための定量液滴ディスペンサである、請求項16に記載の点眼デバイス。
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