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JP2017068605A - 電池式ガス警報器 - Google Patents

電池式ガス警報器 Download PDF

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JP2017068605A JP2015193614A JP2015193614A JP2017068605A JP 2017068605 A JP2017068605 A JP 2017068605A JP 2015193614 A JP2015193614 A JP 2015193614A JP 2015193614 A JP2015193614 A JP 2015193614A JP 2017068605 A JP2017068605 A JP 2017068605A
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Abstract

【課題】電池電圧の低下又は電池切れである旨を使用者に正確に伝えて、電池切れの警報器が使用され続けてしまう可能性を低減することが可能な電池式警報器を提供する。
【解決手段】電池式ガス警報器1は、電池20の電力により駆動するものであって、液晶ディスプレイ50は、液晶背面に反射板を有して外部光により視認可能とさせる反射型タイプのものであって、反射板又は液晶層と反射板との間に介在した介在部材に電池切れである旨を示す電池切れ表示が印刷されており、表示制御部32は、電池20の電圧が所定電圧以上である場合に液晶ディスプレイ50の一部に黒いベタ表示をさせて電池切れ表示の少なくとも一部を隠すと共に隠した状態において電池20の電圧が所定電圧以上であることを示す電池正常表示とし、電池20の電圧が所定電圧以下の特定電圧未満である場合、黒いベタ表示を行うことなく電池切れ表示を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、電池式警報器に関する。
従来、液晶ディスプレイにより表示を行うガスメータが提案されている。このガスメータは、電池により駆動すると共に、液晶ディスプレイにより積算流量値やガス止めなどの警告表示などを行うようになっている(例えば特許文献1参照)。
ここで、特許文献1に記載のように電池により駆動するガス機器としては、電池式ガス警報器が存在する。このような電池式ガス警報器は、電池電圧が低下するとLED(Light Emitting Diode)の点滅やブザー音により使用者に電池切れの旨を所定期間報知している。
しかし、電池式ガス警報器において、所定期間中に使用者が不在であった場合など、電池切れにより報知機能が停止してしまう場合がある。このような場合、使用者は電池切れであることに気付かず、そのまま警報器を使用してしまう可能性があった。
そこで、液晶ディスプレイを用いて電池電圧の低下を報知する電池式ガス警報器が提案されている(特許文献2参照)。このガス警報器では、反射型の液晶ディスプレイを用い、液晶ディスプレイの反射板等に電池切れの文字を印刷しているため、電池切れ時には、印刷が視認可能となり、電池切れの警報器が使用され続けてしまうことを防止することができる。
特開2006−284401号公報 特開2012−103949号公報
しかし、特許文献2に記載の電池式ガス警報器では、電池電圧が低下していない場合に使用者に対して電池電圧が低下していない旨を伝えないため、電池電圧低下時には液晶ディスプレイに突然電池電圧低下の旨が表示されてしまうこととなる。またこの表示を電池残量に余裕がある状態で行うと電池寿命を短く設計する必要が生じコストアップにつながり、反対に電池残量に余裕が無い状態で行うと使用者が気付く前に警報機能が停止してしまう可能性があった。なお、上記問題は電池式のガス警報器に限らず、電池式であれば火災警報器など、他の種類の警報器であっても共通するものである。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その発明の目的とするところは、電池電圧の低下又は電池切れである旨を使用者に正確に伝えて、電池切れの警報器が使用され続けてしまう可能性を低減することが可能な電池式警報器を提供することにある。
本発明の電池式警報器は、電池の電力により駆動すると共に、異常状態が検出された場合に、警報出力して異常状態を報知する警報部を備えた電池式警報器であって、電池状態を表示可能な液晶ディスプレイと、前記液晶ディスプレイの表示を制御する制御部と、を備え、前記液晶ディスプレイは、液晶背面に反射板を有して外部光により視認可能とさせる反射型タイプのものであって、前記反射板又は前記液晶と前記反射板との間に介在した介在部材に電池切れである旨を示す電池切れ表示が印刷されており、前記制御部は、前記電池の電圧が所定電圧以上である場合に前記液晶ディスプレイの一部に黒いベタ表示をさせて前記電池切れ表示の少なくとも一部を隠すと共に隠した状態において前記電池の電圧が所定電圧以上であることを示す電池正常表示とし、前記電池の電圧が前記所定電圧以下の特定電圧未満である場合、前記黒いベタ表示を行うことなく前記電池切れ表示を行うことを特徴とする。
この電池式警報器によれば、液晶ディスプレイの反射板又は介在部材に電池切れである旨を示す電池切れ表示が印刷されており、電池の電圧が所定電圧以下の特定電圧未満である場合、黒いベタ表示を行うことなく電池切れ表示を行う。このため、電池切れの場合には、黒いベタ表示が行われることなく、電池切れ表示が視認可能となる。これにより、たとえ電池が切れたとしても、使用者には印刷が常時視認可能となり、電池切れの警報器が使用され続けてしまう可能性を低減することができる。
さらに、電池の電圧が所定電圧以上である場合に液晶ディスプレイの一部に黒いベタ表示をさせて電池切れ表示の少なくとも一部を隠して電池正常表示とする。よって、突然電池切れ表示のみが表れた場合には、この表示の意味を理解できない可能性が高まるが、電池正常表示についても行うため、電池切れ時等には今までの表示とは異なる表示がされることから、使用者は電池に関する異常を認識し易くなる。
従って、電池電圧の低下又は電池切れである旨を使用者に正確に伝えて、電池切れの警報器が使用され続けてしまう可能性を低減することができる。
また、本発明の電池式警報器において、前記特定電圧は、前記所定電圧未満の電圧であって、前記制御部は、前記電池の電圧が特定電圧以上所定電圧未満である場合、前記黒いベタ表示を間欠的に行って、前記電池正常表示と前記電池切れ表示とを交互に表示させることが好ましい。
この電池式警報器によれば、電池の電圧が特定電圧以上所定電圧未満である場合、黒いベタ表示を間欠的に行って、電池正常表示と電池切れ表示とを交互に表示させるため、電池切れに近づいている状態を適切に表現することができる。
また、本発明の電池式警報器において、前記電池切れ表示は、前記電池を示す電池マークの外郭内に電池電圧の低下を示す低下マークを有し、前記電池正常表示は、前記黒いベタ表示により前記低下マークが隠されることで前記電池の電圧が所定電圧以上であることを示すことが好ましい。
この電池式警報器によれば、電池切れ表示は、電池を示す電池マークの外郭内に電池電圧の低下を示す低下マークを有し、電池正常表示は、黒いベタ表示により低下マークが隠されることで電池の電圧が所定電圧以上であることを示す。このため、電池切れ表示と電池正常表示とは、共通する形状部分を有した表示となり、低下マークに対する黒いベタ表示の有無によって、双方の表示を切り替えることができる。
本発明によれば、電池電圧の低下又は電池切れである旨を使用者に正確に伝えて、電池切れの警報器が使用され続けてしまう可能性を低減することが可能な電池式警報器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電池式ガス警報器を示す外観構成図である。 本発明の実施形態に係る電池式ガス警報器を示す内部構成図である。 図2に示した液晶ディスプレイを示す一部破断拡大図である。 図1に示した液晶ディスプレイの外観図であって、(a)は正面図を示し、(b)は側面図を示している。 図2及び図3に示した液晶ディスプレイの表示例を示す正面図であり、(a)は電池電圧が特定電圧未満のときの表示例を示し、(b)は電池電圧が所定電圧以上のときの表示例を示している。 本実施形態に係る電池式ガス警報器の制御方法を示すフローチャートである。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
さらに、以下においては電池式警報器の一例として電池式ガス警報器を示すが、本発明は特に電池式ガス警報器限らず、電池式の火災警報器など他の種類の警報器であってもよい。さらには、電池式のCO警報器や火災警報器など、2以上警報器の機能を組み合わせたタイプのものであってもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る電池式ガス警報器を示す外観構成図であり、図2は、本発明の実施形態に係る電池式ガス警報器を示す内部構成図である。図1及び図2に示す電池式ガス警報器1は、電池20の電力により駆動し、ガス漏れ等の異常状態を検出した場合に異常状態が発生している旨の警報を出力する定置式の警報器である。なお、本実施形態において電池式ガス警報器はガス漏れの他、COによる異常状態の検知機能を有するとする。
本実施形態に係る電池式ガス警報器1は、図2に示すガスセンサ10、電池20、CPU30、音声出力部(警報部)40、及び液晶ディスプレイ50等を備えるものであり、これらが樹脂ケース2に覆われた構造となっている。樹脂ケース2の正面側には、例えばガスセンサ10を内部に備えた検出部3と、警報出力用の音声出力部40を内部に備えた報知部4と、液晶ディスプレイ50の表示面(後述の符号50a参照)が外部に露出した表示部5と、警報時において警報を停止させる停止スイッチ6とが設けられている。
ガスセンサ10は、周囲に検出対象となるガス(LPガスや都市ガス)が存在する場合にその濃度に応じた信号を出力するものである。このガスセンサ10は、半導体式、接触燃焼式等のセンサにより構成されている。また、ガスセンサ10には、上記のセンサのほか、一酸化炭素濃度に応じた信号を出力するセンサ部も併設されている。
CPU30は、電池式ガス警報器1の全体を制御するものである。このCPU30は、ガス漏れ判断部31と、表示制御部(制御部)32とを備えている。ガス漏れ判断部31は、ガスセンサ10からの信号に基づいて所定濃度以上のガスが検知されるとガス漏れと判断するものである。ガス漏れ判断部31は、ガス漏れが発生していると判断すると、その旨の信号を音声出力部40に送信する。
音声出力部40は、スピーカやブザーにより構成され、ガス漏れ判断部31によりガス漏れと判断された場合に、警報出力して異常状態を報知するものである。液晶ディスプレイ50は、表示のために液晶組成物を利用する表示装置であって、電池状態を表示可能なものである。表示制御部32は、液晶ディスプレイ50及びLED(図示せず)の表示を制御するものである。ここで、液晶ディスプレイ50は、電池20からの電圧により駆動される。すなわち、電池20は液晶ディスプレイ50の駆動用電源としても機能している。
図3は、図2に示した液晶ディスプレイ50を示す一部破断拡大図である。図3に示すように、液晶ディスプレイ50は、液晶背面に反射板56を有して外部光により視認可能とさせる反射型タイプのものである。この液晶ディスプレイ50は、使用者の視認側(表側)から第1偏光フィルター51、第1ガラス基板52、スペーサ53、第2ガラス基板54、第2偏光フィルター55、及び反射板56の順に積層されて構成されている。また、スペーサ53は、第1透明電極53a、第1配向膜53b、液晶層53c、第2配向膜53d、及び第2透明電極53eの順に積層されて構成されている。
第1偏光フィルター51は図3に示す第1方向に偏光した光だけに限って通過させるフィルターである。第2偏光フィルター55は図3に示す第2方向に偏光した光だけに限って通過させるフィルターである。第1ガラス基板52及び第2ガラス基板54は、第1透明電極53a及び第2透明電極53eからの電流が外部に漏れないようにするために設けられたものである。
スペーサ53は、2枚のガラス基板52,54との間に一定距離を確保するものである。第1透明電極53a及び第2透明電極53eは、液晶ディスプレイ50を駆動するための電極であって、表示の妨げにならないように透明度の高い材料が用いられている。第1配向膜53b及び第2配向膜53dは、液晶分子を一定方向に並べるための膜であって、第1配向膜53bは第1方向に液晶分子を並べるように溝が形成され、第2配向膜53dは第2方向に液晶分子を並べるように溝が形成されている。
液晶層53cは、液晶分子により形成された層である。反射板56は、液晶ディスプレイ50の視認側から入射した光を反射するものである。この反射板56により液晶ディスプレイ50はバックライトを不要としている。
このような液晶ディスプレイ50では、液晶分子が配向膜53b,53dに沿って並んでいる。このため、光は液晶分子に沿って捩れることとなり、偏光フィルター51,55を通過することとなる。これにより、液晶ディスプレイ50は白色に表示されることとなる。一方、透明電極53a,53eに電圧が印加されると、液晶分子が積層方向に並びを変えることとなる。このため、光は捩れることなく偏光フィルター51,55を通過しない。これにより、液晶ディスプレイ50は黒色に表示されることとなる。特に液晶ディスプレイ50は黒色部分を制御することにより、文字・マーク等の表示を行うことができる。
図4は、図1に示した液晶ディスプレイ50の外観図であって、(a)は正面図を示し、(b)は側面図を示している。図4(a)に示すように、液晶ディスプレイ50は、正面に各種表示を行う表示部50aが形成されており、これが図1に示すように、樹脂ケース2から露出している。また、液晶ディスプレイ50の下部には複数本の端子50bが形成されている。端子50bは図2に示した透明電極53a,53eに電気的に接続されており、電池式ガス警報器1は端子50bを介して電圧を印加することで表示内容を制御する。
このような電池式ガス警報器1において、液晶ディスプレイ50の反射板56には、電池切れの旨を示す電池切れ表示が印刷されている。このため、電池電圧が低下したり電池20が切れたりした場合には、電池切れ表示が視認可能となる。これにより、たとえ電池20が切れたとしても、使用者には印刷が常時視認可能となり、電池切れの警報器1が使用され続けてしまう可能性を低減することとなる。
なお、印刷は反射板56に形成されている場合に限らず、液晶層53cと反射板56との間に介在した介在部材54,55に電池切れ表示が印刷されていてもよい。これによっても、同様に電池切れの警報器1が使用され続けてしまう可能性を低減することができるからである。
次に、液晶ディスプレイ50の表示例と共に表示制御部32の動作を説明する。図5は、図2及び図3に示した液晶ディスプレイ50の表示例を示す正面図であり、(a)は電池電圧が特定電圧未満のときの表示例を示し、(b)は電池電圧が所定電圧以上のときの表示例を示している。
本実施形態においてCPU30は、電池電圧を検出する機能を有しており、電池電圧が所定電圧(例えば2.6V)以上であるか、及び、所定電圧以下の特定電圧(例えば2.4V)未満であるかを判断するようになっている。なお、CPU30自体は、特定電圧よりも低い最低電圧(例えば2.0V)まで動作可能となっており、電池電圧が最低電圧を下回るまでは電池電圧を検出することができる。しかし、これに限らず、CPU30の外に電圧検出ICを備える構成であってもよい。
まず、CPU30は、電池電圧を検出し、その電圧が特定電圧未満であると判断した場合、周辺回路を停止させる。この結果、表示制御部32は液晶ディスプレイ50の端子50bに電圧を印加しないこととなる。これにより、図5(a)に示すように、反射板56に印刷された電池切れ表示ADが視認可能となる。
ここで、電池切れ表示ADは、電池20を示す電池マークBMの外郭内に、電池電圧の低下を示す低下マークDMを有するものとなっている。図5(a)において、低下マークDMは「×」マークとなっているが、これに限らず、他のマークであってもよいし文字であってもよい。
一方、検出した電池電圧が所定電圧以上である場合、表示制御部32は、液晶ディスプレイ50の一部に黒いベタ表示BDをさせる。これにより、電池切れ表示ADの少なくとも一部を隠す。この隠した状態において電池電圧が所定電圧以上であることを示す電池正常表示NDとなっており、電池正常表示NDが液晶ディスプレイ50に表示されることとなる。
具体的に電池正常表示NDは、黒いベタ表示BDによって低下マークDMが隠されることで、電池電圧が所定電圧以上であることを示すものとなっている。このため、電池正常表示NDと電池切れ表示ADとは、共通する電池マークBMという形状部分を有し、低下マークDMに対する黒いベタ表示BDの有無によって双方の表示を切り替えるものとなっている。
なお、上記において所定電圧が2.6Vであり、特定電圧が2.4Vである例を説明したが、これに限らず、所定電圧と特定電圧とは同じ値の電圧値であってもよい。
次に、本実施形態に係る電池式ガス警報器1の制御方法を説明する。図6は、本実施形態に係る電池式ガス警報器1の制御方法を示すフローチャートである。図6に示すように、まずCPU30は、電池電圧を検出する(S1)。そして、CPU30は、ステップS1にて検出された電池電圧が所定電圧以上であるかを判断する(S2)。
所定電圧以上であると判断した場合(S2:YES)、表示制御部32は、液晶ディスプレイ50の一部に黒いベタ表示BDを行って低下マークDMを隠し、電池正常表示NDを行う(S3)。そして、図6に示す処理は終了する。
一方、所定電圧以上でないと判断した場合(S2:NO)、CPU30は、電池電圧が特定電圧未満であるかを判断する(S4)。特定電圧未満であると判断した場合(S4:YES)、表示制御部32は、周辺回路(液晶ディスプレイ50の駆動回路を含む)を停止させて黒いベタ表示BDを行わないことにより、電池切れ表示ADを行う(S5)。そして、図6に示す処理は終了する。
また、特定電圧未満でないと判断した場合(S4:NO)、すなわち、電池電圧が特定電圧以上所定電圧未満である場合、表示制御部32は、黒いベタ表示BDを間欠的に行って、電池正常表示NDと電池切れ表示ADとを交互に行う(S6)。そして、図6に示す処理は終了する。
なお、図6に示す処理は、電源投入時や前回処理実行時から特定時間(例えば25時間)経過後など、所定のタイミングで実行される。また、図6に示す処理は、電池電圧が最低電圧を下回らない限り、繰り返し実行される。一方、電池電圧が最低電圧を下回った場合、液晶ディスプレイ50が反射型タイプのものであることから、ステップS5の電池切れ表示ADが常時表示される状態となる。
このようにして、本実施形態に係る電池式ガス警報器1によれば、液晶ディスプレイ50の反射板56又は介在部材53,54に電池切れである旨を示す電池切れ表示ADが印刷されており、電池20の電圧が所定電圧以下の特定電圧未満である場合、黒いベタ表示BDを行うことなく電池切れ表示ADを行う。このため、電池切れの場合には、黒いベタ表示BDが行われることなく、電池切れ表示ADが視認可能となる。これにより、たとえ電池20が切れたとしても、使用者には印刷が常時視認可能となり、電池切れの警報器1が使用され続けてしまう可能性を低減することができる。
さらに、電池20の電圧が所定電圧以上である場合に液晶ディスプレイ50の一部に黒いベタ表示BDをさせて電池切れ表示ADの少なくとも一部を隠して電池正常表示NDとする。よって、突然電池切れ表示ADのみが表れた場合には、この表示の意味を理解できない可能性が高まるが、電池正常表示NDについても行うため、電池切れ時等には今までの表示とは異なる表示がされることから、使用者は電池20に関する異常を認識し易くなる。
従って、電池電圧の低下又は電池切れである旨を使用者に正確に伝えて、電池切れの警報器1が使用され続けてしまう可能性を低減することができる。
また、電池20の電圧が特定電圧以上所定電圧未満である場合、黒いベタ表示BDを間欠的に行って、電池正常表示NDと電池切れ表示ADとを交互に表示させるため、電池切れに近づいている状態を適切に表現することができる。
例えば、電池正常表示NDのみや、電池切れ表示ADのみを点滅させる場合、電池20の液漏れや電池関係の回路異常など、単なる電池関係の他の異常状態であると誤認する可能性が高まる。しかし、電池正常表示NDと電池切れ表示ADとを交互に表示させることで、電池電圧が足りている状態と電池切れ状態との中間状態を表現することとなり、電池切れに近づいている状態という電圧低下状態を適切に表現することができる。
また、電池切れ表示ADは、電池20を示す電池マークBMの外郭内に電池電圧の低下を示す低下マークDMを有し、電池正常表示NDは、黒いベタ表示BDにより低下マークDMが隠されることで電池20の電圧が所定電圧以上であることを示す。このため、電池切れ表示ADと電池正常表示NDとは、共通する形状部分を有した表示となり、低下マークDMに対する黒いベタ表示BDの有無によって、双方の表示を切り替えることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能な範囲で適宜他の技術を組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態においてCPU30は、無負荷による電池電圧の検出を行っているが、これに限らず、ダミー抵抗を接続して電池電圧の検出を行ってもよいし、スピーカ等の周辺回路を動作させて電池電圧の検出を行うようにしてもよい。
また、電池式ガス警報器1は図1に示すように正面側の右下に液晶ディスプレイ50が設けられているが、これに限らず、他の箇所に設けられてもよい。但し、都市ガス用の電池式ガス警報器1は天井付近に設けられる関係上、液晶ディスプレイ50は樹脂ケース2の下側に設けられることが好ましい。また、LPガス用の電池式ガス警報器1は床面近くに設けられる関係上、液晶ディスプレイ50は樹脂ケース2の上側に設けられることが好ましい。
また、電池切れ表示AD(特に低下マークDM)は反射板56等に黒色及び白色以外の色によって印刷されていることが好ましい。これにより、電池切れ表示ADの強調度合いが増すからである。
1 :電池式ガス警報器(電池式警報器)
2 :樹脂ケース
3 :検出部
4 :報知部
5 :表示部
6 :停止スイッチ
10 :ガスセンサ
20 :電池
30 :CPU
31 :ガス漏れ判断部
32 :表示制御部(制御部)
40 :音声出力部(警報部)
50 :液晶ディスプレイ
50a :表示部
54,55 :介在部材
56 :反射板
AD :電池切れ表示
BD :黒いベタ表示
BM :電池マーク
DM :低下マーク
ND :電池正常表示
本発明は、電池式ガス警報器に関する。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その発明の目的とするところは、電池電圧の低下又は電池切れである旨を使用者に正確に伝えて、電池切れの警報器が使用され続けてしまう可能性を低減することが可能な電池式ガス警報器を提供することにある。
本発明の電池式ガス警報器は、電池の電力により駆動すると共に、周囲に検出対象となるガスが存在する場合にその濃度に応じた信号を出力するガスセンサと、前記ガスセンサからの信号に基づいて所定濃度以上のガスが検知されるとガス漏れと判断するガス漏れ判断部と、前記ガス漏れ判断部によりガス漏れと判断された場合に、警報出力して異常状態を報知する警報部を備えた電池式ガス警報器であって、電池状態を表示可能な液晶ディスプレイと、前記液晶ディスプレイの表示を制御する制御部と、を備え、前記液晶ディスプレイは、液晶背面に反射板を有して外部光により視認可能とさせる反射型タイプのものであって、前記反射板又は前記液晶と前記反射板との間に介在した介在部材に電池切れである旨を示す電池切れ表示が印刷されており、前記制御部は、前記電池の電圧が所定電圧以上である場合に前記液晶ディスプレイの一部に黒いベタ表示をさせて前記電池切れ表示の少なくとも一部を隠すと共に隠した状態において前記電池の電圧が所定電圧以上であることを示す電池正常表示とし、前記電池の電圧が前記所定電圧以下の特定電圧未満である場合、前記黒いベタ表示を行うことなく前記電池切れ表示を行うことを特徴とする。
この電池式ガス警報器によれば、液晶ディスプレイの反射板又は介在部材に電池切れである旨を示す電池切れ表示が印刷されており、電池の電圧が所定電圧以下の特定電圧未満である場合、黒いベタ表示を行うことなく電池切れ表示を行う。このため、電池切れの場合には、黒いベタ表示が行われることなく、電池切れ表示が視認可能となる。これにより、たとえ電池が切れたとしても、使用者には印刷が常時視認可能となり、電池切れの警報器が使用され続けてしまう可能性を低減することができる。
また、本発明の電池式ガス警報器において、前記特定電圧は、前記所定電圧未満の電圧であって、前記制御部は、前記電池の電圧が特定電圧以上所定電圧未満である場合、前記黒いベタ表示を間欠的に行って、前記電池正常表示と前記電池切れ表示とを交互に表示させることが好ましい。
この電池式ガス警報器によれば、電池の電圧が特定電圧以上所定電圧未満である場合、黒いベタ表示を間欠的に行って、電池正常表示と電池切れ表示とを交互に表示させるため、電池切れに近づいている状態を適切に表現することができる。
また、本発明の電池式ガス警報器において、前記電池切れ表示は、前記電池を示す電池マークの外郭内に電池電圧の低下を示す低下マークを有し、前記電池正常表示は、前記黒いベタ表示により前記低下マークが隠されることで前記電池の電圧が所定電圧以上であることを示すことが好ましい。
この電池式ガス警報器によれば、電池切れ表示は、電池を示す電池マークの外郭内に電池電圧の低下を示す低下マークを有し、電池正常表示は、黒いベタ表示により低下マークが隠されることで電池の電圧が所定電圧以上であることを示す。このため、電池切れ表示と電池正常表示とは、共通する形状部分を有した表示となり、低下マークに対する黒いベタ表示の有無によって、双方の表示を切り替えることができる。
本発明によれば、電池電圧の低下又は電池切れである旨を使用者に正確に伝えて、電池切れの警報器が使用され続けてしまう可能性を低減することが可能な電池式ガス警報器を提供することができる。
1 :電池式ガス警報器
2 :樹脂ケース
3 :検出部
4 :報知部
5 :表示部
6 :停止スイッチ
10 :ガスセンサ
20 :電池
30 :CPU
31 :ガス漏れ判断部
32 :表示制御部(制御部)
40 :音声出力部(警報部)
50 :液晶ディスプレイ
50a :表示部
54,55 :介在部材
56 :反射板
AD :電池切れ表示
BD :黒いベタ表示
BM :電池マーク
DM :低下マーク
ND :電池正常表示

Claims (3)

  1. 電池の電力により駆動すると共に、異常状態が検出された場合に、警報出力して異常状態を報知する警報部を備えた電池式警報器であって、
    電池状態を表示可能な液晶ディスプレイと、
    前記液晶ディスプレイの表示を制御する制御部と、を備え、
    前記液晶ディスプレイは、液晶背面に反射板を有して外部光により視認可能とさせる反射型タイプのものであって、前記反射板又は前記液晶と前記反射板との間に介在した介在部材に電池切れである旨を示す電池切れ表示が印刷されており、
    前記制御部は、
    前記電池の電圧が所定電圧以上である場合に前記液晶ディスプレイの一部に黒いベタ表示をさせて前記電池切れ表示の少なくとも一部を隠すと共に隠した状態において前記電池の電圧が所定電圧以上であることを示す電池正常表示とし、
    前記電池の電圧が前記所定電圧以下の特定電圧未満である場合、前記黒いベタ表示を行うことなく前記電池切れ表示を行う
    ことを特徴とする電池式警報器。
  2. 前記特定電圧は、前記所定電圧未満の電圧であって、
    前記制御部は、前記電池の電圧が特定電圧以上所定電圧未満である場合、前記黒いベタ表示を間欠的に行って、前記電池正常表示と前記電池切れ表示とを交互に表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池式警報器。
  3. 前記電池切れ表示は、前記電池を示す電池マークの外郭内に電池電圧の低下を示す低下マークを有し、前記電池正常表示は、前記黒いベタ表示により前記低下マークが隠されることで前記電池の電圧が所定電圧以上であることを示す
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電池式警報器。
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