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JP2017083358A - 判別方法、判別プログラムおよび判別装置 - Google Patents

判別方法、判別プログラムおよび判別装置 Download PDF

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JP2017083358A JP2015213449A JP2015213449A JP2017083358A JP 2017083358 A JP2017083358 A JP 2017083358A JP 2015213449 A JP2015213449 A JP 2015213449A JP 2015213449 A JP2015213449 A JP 2015213449A JP 2017083358 A JP2017083358 A JP 2017083358A
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竹野内 正寿
Masatoshi Takenochi
正寿 竹野内
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

【課題】果樹の生産動態を正確に把握できる判別方法、判別プログラムおよび判別装置を提供する。
【解決手段】判別方法は、圃場を空撮した奥行きの情報を含む画像データを取得する処理をコンピュータが実行する。また、判別方法は、取得した画像データから、果樹の高さ方向の凹凸を示す凹凸データを生成する処理をコンピュータが実行する。また、判別方法は、生成した凹凸データに基づいて果樹の樹間、および、圃場の果樹の本数を算出する処理をコンピュータが実行する。また、判別方法は、算出した樹間と、記憶部に記憶した果樹種ごとの基準凹凸データに基づく樹間とを比較して、生成した凹凸データの果樹種を特定する処理をコンピュータが実行する。また、判別方法は、特定した果樹種および算出した本数に基づいて、圃場の果樹種および果樹の本数を判別する処理をコンピュータが実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、判別方法、判別プログラムおよび判別装置に関する。
果物の安定供給、品質向上、果樹園を営む生産者の経営健全化等を目的として、果樹圃場の果樹種および果樹の本数のデータが求められている。従来、果樹圃場の果樹種および果樹の本数のデータを収集するために、生産者への聞き取り調査や圃場の実施調査が行われている。また、圃場面積と出荷量の統計データとを用いて果樹の本数を推定することが行われている。
特開2008−111724号公報 特開2003−344048号公報
しかしながら、圃場の果樹の本数を把握していない生産者が存在すること、実施調査はコストがかかること、統計データは出荷量の8割程度をカバーするものであること等から、果樹の生産動態を正確に把握することは困難である。
一つの側面では、本発明は、果樹の生産動態を正確に把握できる判別方法、判別プログラムおよび判別装置を提供することにある。
一つの態様では、判別方法は、圃場を空撮した奥行きの情報を含む画像データを取得する処理をコンピュータが実行する。また、判別方法は、取得した前記画像データから、果樹の高さ方向の凹凸を示す凹凸データを生成する処理をコンピュータが実行する。また、判別方法は、生成した前記凹凸データに基づいて果樹の樹間、および、前記圃場の果樹の本数を算出する処理をコンピュータが実行する。また、判別方法は、算出した前記樹間と、記憶部に記憶した果樹種ごとの基準凹凸データに基づく樹間とを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定する処理をコンピュータが実行する。また、判別方法は、特定した前記果樹種および算出した前記本数に基づいて、前記圃場の果樹種および果樹の本数を判別する処理をコンピュータが実行する。
果樹の生産動態を正確に把握できる。
図1は、実施例の判別装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、基準凹凸データ記憶部の一例を示す図である。 図3は、画像データ記憶部の一例を示す図である。 図4は、圃場の空撮の一例を示す図である。 図5は、凹凸データの算出方法の一例を示す図である。 図6は、果樹種ごとの凹凸データの一例を示す図である。 図7は、実施例の基準凹凸データ生成処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施例の判別処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、判別プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する判別方法、判別プログラムおよび判別装置の実施例を詳細に説明する。なお、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下の実施例は、矛盾しない範囲で適宜組みあわせてもよい。
図1は、実施例の判別装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す判別装置100は、圃場を空撮した奥行きの情報を含む画像データを取得する。判別装置100は、取得した画像データから、果樹の高さ方向の凹凸を示す凹凸データを生成する。判別装置100は、生成した凹凸データに基づいて果樹の樹間、および、圃場の果樹の本数を算出する。判別装置100は、算出した樹間と、記憶部120に記憶した果樹種ごとの基準凹凸データに基づく樹間とを比較して、生成した凹凸データの果樹種を特定する。判別装置100は、特定した果樹種および算出した本数に基づいて、圃場の果樹種および果樹の本数を判別する。これにより、判別装置100は、果樹の生産動態を正確に把握できる。
図1に示すように、判別装置100は、通信部110と、入力部111と、表示部112と、操作部113と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、判別装置100は、図1に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイス等の機能部を有することとしてもかまわない。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、図示しないネットワークを介して他の情報処理装置と有線または無線で接続され、他の情報処理装置との間で情報の通信を司る通信インタフェースである。通信部110は、例えば、他の情報処理装置から判別対象である圃場を撮像した画像データを受信する。通信部110は、受信した画像データを制御部130に出力する。
入力部111は、例えば、光学ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SDメモリカード等の外部記憶媒体に対する媒体アクセス装置等によって実現される。入力部111は、外部記憶媒体に記憶された判別対象である圃場を撮像した画像データを読み取って、読み取った画像データを制御部130に出力する。なお、判別対象である圃場を撮像した画像データは、通信部110または入力部111のいずれかから制御部130に入力されればよく、以下の説明では、入力部111から制御部130に入力される場合について説明する。
表示部112は、各種情報を表示するための表示デバイスである。表示部112は、例えば、表示デバイスとして液晶ディスプレイ等によって実現される。表示部112は、制御部130から入力された判別結果等の各種画面を表示する。
操作部113は、判別装置100のユーザから各種操作を受け付ける入力デバイスである。操作部113は、例えば、入力デバイスとして、キーボードやマウス等によって実現される。操作部113は、ユーザによって入力された操作を操作情報として制御部130に出力する。なお、操作部113は、入力デバイスとして、タッチパネル等によって実現されるようにしてもよく、表示部112の表示デバイスと、操作部113の入力デバイスとは、一体化されるようにしてもよい。
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、ハードディスクや光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、基準凹凸データ記憶部121と、画像データ記憶部122とを有する。また、記憶部120は、制御部130での処理に用いる情報を記憶する。
基準凹凸データ記憶部121は、樹種と、樹間および深さとを対応付けて記憶する。図2は、基準凹凸データ記憶部の一例を示す図である。図2に示すように、基準凹凸データ記憶部121は、「樹種」、「樹間」、「深さ」といった項目を有する。基準凹凸データ記憶部121は、例えば、樹種ごとに1レコードとして記憶する。
「樹種」は、果樹の種類を示す情報である。樹種は、例えば、ナシ、リンゴ、モモといった果樹が挙げられる。「樹間」は、果樹と果樹との間隔を示す情報である。樹間は、例えば、予め樹種が判明している圃場の樹間の平均値を用いることができる。樹間は、例えば、ナシであれば樹間4〜5mの平均値4.5m、リンゴであれば樹間2〜3mの平均値2.5m、モモであれば6〜8mの平均値7mとすることができる。「深さ」は、果樹の頂点からの最大深さを示す情報である。すなわち、深さは、果樹の高さに対応する。深さは、例えば、予め樹種が判明している圃場の深さの平均値を用いることができる。深さは、例えば、ナシであれば深さ1〜2mの平均値1.5m、リンゴであれば深さ4〜5mの平均値4.5m、モモであれば3〜4mの平均値3.5mとすることができる。
図1の説明に戻って、画像データ記憶部122は、取得した画像データを撮像された位置情報と対応付けて記憶する。画像データは、例えば、奥行きの情報を含む画像を撮像可能なライトフィールドカメラで撮像された画像である。ライトフィールドカメラで撮像された画像は、撮像後にピント位置を変更可能であり、例えば、果樹の頂点にピントが合った画像と、果樹の根元にピントが合った画像とが同時に取得される。ライトフィールドカメラの一例としては、ライトロ社製「LYTRO ILLUM」を用いることができる。画像データは、複数のカラー画像データ、奥行きの情報を示す深さ画像データ、および、撮像された位置情報を含む。
図3は、画像データ記憶部の一例を示す図である。図3に示すように、画像データ記憶部122は、「画像ID(IDentifier)」、「ピント位置」、「位置情報」、「距離」、「画素値」、「カラー画像」といった項目を有する。画像データ記憶部122は、複数のカラー画像データ、深さ画像データおよび位置情報を1つの組として記憶する。
「画像ID」は、取得した画像データを識別する識別子である。画像IDは、例えば、1回の撮像ごとに異なるIDが付与される。「ピント位置」は、画像データのうち、ピントを合わせる位置を示す情報であり、画像上の任意の位置である。ピント位置は、例えば、画像上のある線上における位置について、A、B、C・・・という様に決定される。「位置情報」は、ピント位置の位置情報を示す情報であり、例えば、経度緯度を用いて位置を示す。「距離」は、画像を撮像したカメラと、ピント位置における被写体との距離を示す情報である。「画素値」は、深さ画像データにおけるピント位置に対応する画素値を示す情報である。深さ画像データは、例えば、グレースケールの階調データで表され、距離が近くなるほど黒く(画素値は小さく)、距離が遠くなるほど白く(画素値は大きく)表現される。「カラー画像」は、例えば、複数のカラー画像データを示す情報である。
図1の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されるようにしてもよい。制御部130は、取得部131と、生成部132と、算出部133と、特定部134と、判別部135とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図1に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
取得部131は、例えばSDメモリカードから入力部111を介して、圃場を空撮した奥行きの情報を含む画像データを取得する。取得部131は、取得した画像データを画像データ記憶部122に記憶する。また、取得部131は、基準凹凸データを生成するために、操作部113から果樹種を含む基準凹凸データ生成処理の開始指示が入力されると、果樹種を含む基準凹凸データ生成指示を生成部132および算出部133に出力する。取得部131は、果樹種が既知でない圃場の画像データを取得した場合には、操作部113から判別処理の開始指示が入力されたか否かを判定する。取得部131は、開始指示が入力されていない場合には、開始指示の入力を待機する。取得部131は、開始指示が入力された場合には、判別指示を生成部132に出力する。
ここで、図4を用いて圃場の空撮について説明する。図4は、圃場の空撮の一例を示す図である。図4に示すように、圃場の空撮は、ラジオコントロールされるヘリコプタ11に設置されたカメラ12を用いて上空から圃場が撮像されることで行われる。ヘリコプタ11は、例えば、判別装置100のユーザである操縦者13の操縦または指示により、所定のエリアの上空に移動して空撮を行い、空撮が終了すると操縦者13の位置に戻る。このとき、ヘリコプタ11は、例えば、高度100mから250m×250mの範囲(6.25ha)を撮像するとともに、撮像時の位置情報を記憶する。また、ヘリコプタ11は、例えば、オーバーラップを80%とし、帯状に撮像することで、所定のエリア全体を撮像する。なお、ヘリコプタ11は、1回の飛行において、例えば、飛行時間が20分間であれば5haの範囲を撮像でき、飛行時間が10分間であれば2.5haを撮像できる。すなわち、撮像範囲は、ヘリコプタ11の飛行時間に応じて変化する。また、ヘリコプタ11は、互いに離れた圃場を撮像する場合には、圃場間を移動するため、より長時間飛行可能な機種を選定することが好ましい。
空撮が終了して操縦者13の元に着陸したヘリコプタ11は、カメラ12から位置情報を含む撮像された画像データが記憶されたSDメモリカードが取り出される。判別装置100は、操縦者13によってSDメモリカードが入力部111に挿入されることで、SDメモリカードから入力部111を介して、画像データを取得できる。
図1の説明に戻って、生成部132は、画像データ記憶部122に記憶された画像データから果樹の高さ方向の凹凸を示す凹凸データを生成する。生成部132は、取得部131から基準凹凸データ生成指示が入力されると、画像データ記憶部122を参照し、取得した画像データに含まれる画素値で表される距離データに基づいて、画素値の逆数を算出する。
ここで、図5を用いて凹凸データの算出について説明する。図5は、凹凸データの算出方法の一例を示す図である。図5に示すように、画像データには、ある圃場をカメラ12で撮像した場合に、ピント位置A〜Lに対応する深さ画像データが含まれる。ピント位置A〜Lに対応する距離L1〜L12は、深さ画像データのピント位置A〜Lに対応する画素値の逆数で表すことができる。図3の例では、1行目のピント位置Aの距離L1は、画素値が「230」であるので、L1=1/230=0.004となる。以下同様に、距離L2、L6、L8およびL12は、1/163=0.006、距離L7は、1/230=0.004、距離L3、L5、L9およびL11は、1/125=0.008、距離L4およびL10は、1/98=0.01と算出される。
生成部132は、算出した画素値の逆数を画像データに含まれる位置データに基づいて、圃場にプロットして凹凸データを生成する。生成部132は、圃場の全ての果樹に対応する画素値の逆数をプロットしたか否か判定する。生成部132は、圃場の全ての果樹に対応する画素値の逆数をプロットしていない場合には、残りの果樹に対応する画素値の逆数をプロットする。生成部132は、圃場の全ての果樹に対応する画素値の逆数をプロットした場合には、生成した凹凸データを算出部133に出力する。
生成部132は、取得部131から判別指示が入力されると、表示部112に調査対象圃場の一覧または地図等を表示させて、調査対象圃場の選択を受け付ける。生成部132は、操作部113から調査対象圃場の選択に係る操作情報が入力されると、選択された調査対象圃場について画像データ記憶部122を参照し、基準凹凸データ生成指示が入力された場合と同様に、凹凸データを生成する。生成部132は、凹凸データを生成すると、生成した凹凸データを判別指示とともに算出部133に出力する。
ここで、図6を用いて果樹種ごとの凹凸データについて説明する。図6は、果樹種ごとの凹凸データの一例を示す図である。図6の側面図に示すように、例えば、リンゴの木は、幹21と枝22とを有する。リンゴの木は、上面図に示すように、略円形の葉23が接するように圃場に植えられる。このとき、樹間は、線分24上の幹21の間隔となる。リンゴの場合の凹凸データは、上空から見ると、リンゴの幹21の上部の葉23の頂点21aが最も浅く、幹21と幹21との中間地点が最も深くなる。
同様に、モモの木は、リンゴと同様に圃場に植えられ、幹25の間隔が樹間となる。モモの場合の凹凸データは、上空から見ると、モモの幹25の上部の葉の頂点25aが最も浅く、幹25と幹25との中間地点が最も深くなる。リンゴとモモの木は、木の形は同様であるが、樹間が異なるので凹凸データも異なるものとなる。ナシの木は、リンゴやモモと異なる植え方がなされ、葉が扁平に広がり、幹26の上部が枝の部分より低くなる。このため、ナシの場合の凹凸データは、上空から見ると、ナシの幹26の上部の窪み26aが最も深く、幹26と幹26との中間地点が最も浅くなる。なお、判別装置100は、隣り合う圃場において異なる果樹種が栽培されている場合には、圃場間に緩衝地帯(バッファ)が設けられているので、緩衝地帯を検出することで圃場を区別可能である。
図1の説明に戻って、算出部133は、取得部131から基準凹凸データ生成指示が入力され、生成部132から凹凸データが入力されると、圃場全体の果樹群の凹凸データの樹間および深さの平均値を算出する。算出部133は、算出した樹間および深さの平均値を、基準凹凸データ生成指示に含まれる果樹種と対応付けて、基準凹凸データとして基準凹凸データ記憶部121に格納する。なお、算出部133は、圃場全体の果樹の凹凸データを各樹間および深さに対応する部分に分割し、分割した凹凸データ自体の平均値を算出して、基準凹凸データとしてもよい。この場合には、基準凹凸データに基づく樹間および深さを平均値として扱うことができる。
算出部133は、生成部132から凹凸データおよび判別指示が入力されると、凹凸データに基づいて、調査対象圃場の果樹の樹間、深さおよび本数を算出する。算出部133は、例えば、ある線分上における凹凸データの深さ方向が最も浅い地点間、または、最も深い地点間の距離を樹間とする。また、算出部133は、例えば、凹凸データの深さ方向が最も浅い地点と、最も深い地点との差分を深さとする。算出部133は、例えば、凹凸データの深さ方向が最も浅い地点間の距離を樹間とした場合には、凹凸データの深さ方向が最も浅い地点の数を計数することで本数を算出する。すなわち、算出部133は、調査対象圃場の果樹群の頂点の数を本数として算出する。また、算出部133は、例えば、凹凸データの深さ方向が最も深い地点間の距離を樹間とした場合には、凹凸データの深さ方向が最も深い地点の数を計数することで本数を算出する。
算出部133は、調査対象圃場内の果樹群について、算出した樹間および深さの平均値を算出する。算出部133は、算出した樹間および深さの平均値を特定部134に出力する。また、算出部133は、調査対象圃場ごとに算出した本数を判別部135に出力する。
特定部134は、算出部133から樹間および深さの平均値が入力されると、基準凹凸データ記憶部121を参照し、入力された樹間および深さの平均値と、基準凹凸データである樹間および深さとを比較して果樹種を特定する。すなわち、特定部134は、算出された樹間および深さと、果樹種ごとの基準凹凸データに基づく樹間および深さとを比較して、生成した凹凸データの果樹種を特定する。特定部134は、例えば、算出された樹間および深さが、基準凹凸データのある果樹種の樹間および深さの±20%以内であれば、当該果樹種であると特定する。特定部134は、全ての調査対象圃場の処理が完了したか否かを判定する。特定部134は、全ての調査対象圃場の処理が完了していない場合には、生成部132に対して調査対象圃場の選択を受け付ける旨の指示を出力する。特定部134は、全ての調査対象圃場の処理が完了した場合には、調査対象圃場ごとに特定した果樹種を判別部135に出力する。
判別部135は、算出部133から調査対象圃場ごとの本数が入力され、特定部134から調査対象圃場ごとの果樹種が入力されると、入力された果樹種および本数に基づいて、調査対象圃場ごとの果樹種および果樹の本数を判別する。判別部135は、判別結果である調査対象圃場ごとの果樹種および果樹の本数を、例えば、表示部112に表示させる。
次に、実施例の判別装置100の動作について説明する。まず、基準凹凸データの生成処理について説明する。図7は、実施例の基準凹凸データ生成処理の一例を示すフローチャートである。
取得部131は、果樹種が既知である圃場を空撮した画像データを取得する(ステップS1)。取得部131は、取得した画像データを画像データ記憶部122に記憶する。取得部131は、操作部113から果樹種を含む基準凹凸データ生成処理の開始指示が入力されると、果樹種を含む基準凹凸データ生成指示を生成部132および算出部133に出力する。
生成部132は、取得部131から基準凹凸データ生成指示が入力されると、画像データ記憶部122を参照し、取得した画像データに含まれる画素値で表される距離データに基づいて、画素値の逆数を算出する(ステップS2)。生成部132は、算出した画素値の逆数を、画像データに含まれる位置データに基づいて、圃場にプロットして凹凸データを生成する(ステップS3)。
生成部132は、圃場の全ての果樹に対応する画素値の逆数をプロットしたか否か判定する(ステップS4)。生成部132は、圃場の全ての果樹に対応する画素値の逆数をプロットしていない場合には(ステップS4:否定)、ステップS2に戻り、残りの果樹に対応する画素値の逆数をプロットする。生成部132は、圃場の全ての果樹に対応する画素値の逆数をプロットした場合には(ステップS4:肯定)、生成した凹凸データを算出部133に出力する。
算出部133は、取得部131から基準凹凸データ生成指示が入力され、生成部132から凹凸データが入力されると、圃場全体の果樹の凹凸データの樹間および深さの平均値を算出する(ステップS5)。算出部133は、算出した樹間および深さの平均値を、基準凹凸データ生成指示に含まれる果樹種と対応付けて、基準凹凸データとして基準凹凸データ記憶部121に格納する(ステップS6)。これにより、判別装置100は、果樹種を特定するための基準凹凸データを生成することができる。
次に、果樹種が既知でない圃場の空撮画像から果樹種および果樹の本数を判別する判別処理について説明する。図8は、実施例の判別処理の一例を示すフローチャートである。
取得部131は、果樹種が既知でない調査対象圃場を空撮した画像データを取得する。取得部131は、取得した画像データを画像データ記憶部122に記憶する。取得部131は、操作部113から判別処理の開始指示が入力されたか否かを判定する(ステップS11)。取得部131は、開始指示が入力されていない場合には(ステップS11:否定)、ステップS11の判定を繰り返し、開始指示の入力を待機する。取得部131は、開始指示が入力された場合には(ステップS11:肯定)、判別指示を生成部132に出力する。
生成部132は、取得部131から判別指示が入力されると、表示部112に調査対象圃場の一覧または地図等を表示させて、調査対象圃場の選択を受け付ける(ステップS12)。生成部132は、操作部113から調査対象圃場の選択に係る操作情報が入力されると、選択された調査対象圃場について画像データ記憶部122を参照し、基準凹凸データの生成処理と同様に、画像データから凹凸データを生成する(ステップS13)。生成部132は、凹凸データを生成すると、生成した凹凸データを判別指示とともに算出部133に出力する。
算出部133は、生成部132から凹凸データおよび判別指示が入力されると、凹凸データに基づいて、調査対象圃場の果樹の樹間、深さおよび本数を算出する(ステップS14)。算出部133は、調査対象圃場内の果樹群について、算出した樹間および深さの平均値を算出する(ステップS15)。算出部133は、算出した樹間および深さの平均値を特定部134に出力する。また、算出部133は、調査対象圃場ごとに算出した本数を判別部135に出力する。
特定部134は、算出部133から樹間および深さの平均値が入力されると、基準凹凸データ記憶部121を参照し、入力された樹間および深さの平均値と、基準凹凸データである樹間および深さとを比較して果樹種を特定する(ステップS16)。特定部134は、全ての調査対象圃場の処理が完了したか否かを判定する(ステップS17)。特定部134は、全ての調査対象圃場の処理が完了していない場合には(ステップS17:否定)、生成部132に対して調査対象圃場の選択を受け付ける旨の指示を出力し、ステップS12に戻る。
特定部134は、全ての調査対象圃場の処理が完了した場合には(ステップS17:肯定)、調査対象圃場ごとに特定した果樹種を判別部135に出力する。判別部135は、算出部133から調査対象圃場ごとの本数が入力され、特定部134から調査対象圃場ごとの果樹種が入力されると、入力された果樹種および本数に基づいて、調査対象圃場ごとの果樹種および果樹の本数を判別する(ステップS18)。判別部135は、判別結果である調査対象圃場ごとの果樹種および果樹の本数を、例えば、表示部112に表示させる。これにより、判別装置100は、調査対象圃場ごとの果樹種および果樹の本数を判別できるので、果樹の生産動態を正確に把握できる。
なお、上記実施例では、凹凸データから樹間および深さを算出したが、これに限定されない。例えば、凹凸データから樹間を算出し、算出した樹間を基準凹凸データの樹間と比較することで、果樹種を特定してもよい。
このように、判別装置100は、圃場を空撮した奥行きの情報を含む画像データを取得する。また、判別装置100は、取得した画像データから、果樹の高さ方向の凹凸を示す凹凸データを生成する。また、判別装置100は、生成した凹凸データに基づいて果樹の樹間、および、圃場の果樹の本数を算出する。また、判別装置100は、算出した樹間と、基準凹凸データ記憶部121に記憶した果樹種ごとの基準凹凸データに基づく樹間とを比較して、生成した凹凸データの果樹種を特定する。また、判別装置100は、特定した果樹種および算出した本数に基づいて、圃場の果樹種および果樹の本数を判別する。その結果、調査対象圃場ごとの果樹種および果樹の本数を判別できるので、果樹の生産動態を正確に把握できる。
また、判別装置100は、生成した凹凸データに基づいて、さらに果樹の頂点からの深さを算出する。また、判別装置100は、算出した樹間および深さと、基準凹凸データに基づく樹間および深さとを比較して、生成した凹凸データの果樹種を特定する。その結果、より正確に果樹種および果樹の本数を判別できる。
また、判別装置100は、算出した樹間および深さについて、圃場内の果樹群の平均値を算出する。また、判別装置100は、算出した樹間および深さの平均値と、基準凹凸データに基づく樹間および深さとを比較して、生成した凹凸データの果樹種を特定する。その結果、より正確に果樹種および果樹の本数を判別できる。
また、上記実施例では、判別装置100のユーザがヘリコプタ11に搭載されたカメラ12からSDメモリカードを取り出して、判別装置100の入力部111に挿入することで画像データを取得したが、これに限定されない。例えば、ヘリコプタ11は、携帯電話回線や無線LAN等の通信モジュールを搭載し、カメラ12が空撮した画像データを、飛行中に図示しない無線基地局を介して、図示しないデータセンタに設けた判別装置100に送信するようにしてもよい。データセンタは、例えば、IaaS(Infrastructure as a Service)等のクラウドサービスを用いることができる。ユーザは、判別装置100で判別された判別結果をクライアント端末で受信することで、調査対象圃場ごとの果樹種および果樹の本数を知得することができる。
また、上記実施例では、ヘリコプタ11は、ユーザである操縦者13によって操縦されたが、これに限定されない。例えば、ヘリコプタ11は、予め飛行ルートが設定され、GPS(Global Positioning System)等を用いて測位し、設定された飛行ルートを自律的に飛行して圃場を撮像するようにしてもよい。
また、上記実施例では、基準凹凸データを空撮した画像データから生成したが、これに限定されない。例えば、圃場に赴いてメジャーやレーザレンジファインダ等で計測してもよい。
また、上記実施例では、空撮する季節を問わず、同一の基準凹凸データを用いたが、これに限定されない。例えば、基準凹凸データを季節ごとに設けてもよいし、基準凹凸データとの比較における判定の閾値を季節に応じて変更してもよい。
また、上記実施例では、空撮するカメラ12にライトフィールドカメラを用いたが、これに限定されない。例えば、奥行きの情報を含む画像データが取得できれば、他のカメラでもよい。
また、上記実施例では、空撮にヘリコプタ11を用いたが、これに限定されない。例えば、マルチコプタ、固定翼機、チルトロータ機、チルトウィング機等の各種航空機を用いてもよい。マルチコプタは、一例として、エンルート社製ZionUAVが挙げられる。当該マルチコプタは、118Whのバッテリ搭載時に、飛行時間15〜20分、飛行距離10kmであるので、本実施例の空撮に適用可能である。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、生成部132と、算出部133とは統合されてもよい。また、図示した各処理は、上記の順番に限定されるものではなく、処理内容を矛盾させない範囲において、同時に実施してもよく、順序を入れ替えて実施してもよい。
さらに、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよい。また、各種処理機能は、CPU(またはMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行されるプログラム上、またはワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部または任意の一部を実行するようにしてもよいことは言うまでもない。
ところで、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記の実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図9は、判別プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図9に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU201と、データ入力を受け付ける入力装置202と、モニタ203とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読み取る媒体読取装置204と、各種装置と接続するためのインタフェース装置205と、他の情報処理装置等と有線または無線により接続するための通信装置206とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するRAM207と、ハードディスク装置208とを有する。また、各装置201〜208は、バス209に接続される。
ハードディスク装置208には、図1に示した取得部131、生成部132、算出部133、特定部134および判別部135の各処理部と同様の機能を有する判別プログラムが記憶される。また、ハードディスク装置208には、基準凹凸データ記憶部121、画像データ記憶部122、および、判別プログラムを実現するための各種データが記憶される。入力装置202は、例えば、コンピュータ200のユーザから操作情報、管理情報等の各種情報の入力を受け付ける。モニタ203は、例えば、コンピュータ200のユーザに対して判定結果、管理情報等の各種画面を表示する。媒体読取装置204は、記憶媒体から画像データを読み取る。インタフェース装置205は、例えば印刷装置等が接続される。通信装置206は、例えば、図1に示した通信部110と同様の機能を有し図示しないネットワークと接続され、他の情報処理装置と各種情報をやりとりする。
CPU201は、ハードディスク装置208に記憶された各プログラムを読み出して、RAM207に展開して実行することで、各種の処理を行う。また、これらのプログラムは、コンピュータ200を図1に示した取得部131、生成部132、算出部133、特定部134および判別部135として機能させることができる。
なお、上記の判別プログラムは、必ずしもハードディスク装置208に記憶されている必要はない。例えば、コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピュータ200が読み出して実行するようにしてもよい。コンピュータ200が読み取り可能な記憶媒体は、例えば、CD−ROMやDVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、ハードディスクドライブ等が対応する。また、公衆回線、インターネット、LAN等に接続された装置にこの判別プログラムを記憶させておき、コンピュータ200がこれらから判別プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)圃場を空撮した奥行きの情報を含む画像データを取得し、
取得した前記画像データから、果樹の高さ方向の凹凸を示す凹凸データを生成し、
生成した前記凹凸データに基づいて果樹の樹間、および、前記圃場の果樹の本数を算出し、
算出した前記樹間と、記憶部に記憶した果樹種ごとの基準凹凸データに基づく樹間とを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定し、
特定した前記果樹種および算出した前記本数に基づいて、前記圃場の果樹種および果樹の本数を判別する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする判別方法。
(付記2)前記算出する処理は、生成した前記凹凸データに基づいて、さらに果樹の頂点からの深さを算出し、
前記特定する処理は、算出した前記樹間および前記深さと、前記基準凹凸データに基づく樹間および深さとを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定する、
ことを特徴とする付記1に記載の判別方法。
(付記3)前記算出する処理は、算出した前記樹間および前記深さについて、前記圃場内の果樹群の平均値を算出し、
前記特定する処理は、算出した前記樹間および前記深さの平均値と、前記基準凹凸データに基づく樹間および深さとを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定する、
ことを特徴とする付記2に記載の判別方法。
(付記4)圃場を空撮した奥行きの情報を含む画像データを取得し、
取得した前記画像データから、果樹の高さ方向の凹凸を示す凹凸データを生成し、
生成した前記凹凸データに基づいて果樹の樹間、および、前記圃場の果樹の本数を算出し、
算出した前記樹間と、記憶部に記憶した果樹種ごとの基準凹凸データに基づく樹間とを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定し、
特定した前記果樹種および算出した前記本数に基づいて、前記圃場の果樹種および果樹の本数を判別する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする判別プログラム。
(付記5)前記算出する処理は、生成した前記凹凸データに基づいて、さらに果樹の頂点からの深さを算出し、
前記特定する処理は、算出した前記樹間および前記深さと、前記基準凹凸データに基づく樹間および深さとを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定する、
ことを特徴とする付記4に記載の判別プログラム。
(付記6)前記算出する処理は、算出した前記樹間および前記深さについて、前記圃場内の果樹群の平均値を算出し、
前記特定する処理は、算出した前記樹間および前記深さの平均値と、前記基準凹凸データに基づく樹間および深さとを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定する、
ことを特徴とする付記5に記載の判別プログラム。
(付記7)圃場を空撮した奥行きの情報を含む画像データを取得する取得部と、
取得した前記画像データから、果樹の高さ方向の凹凸を示す凹凸データを生成する生成部と、
生成した前記凹凸データに基づいて果樹の樹間、および、前記圃場の果樹の本数を算出する算出部と、
算出した前記樹間と、記憶部に記憶した果樹種ごとの基準凹凸データに基づく樹間とを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定する特定部と、
特定した前記果樹種および算出した前記本数に基づいて、前記圃場の果樹種および果樹の本数を判別する判別部と、
を有することを特徴とする判別装置。
(付記8)前記算出部は、生成した前記凹凸データに基づいて、さらに果樹の頂点からの深さを算出し、
前記特定部は、算出した前記樹間および前記深さと、前記基準凹凸データに基づく樹間および深さとを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定する、
ことを特徴とする付記7に記載の判別装置。
(付記9)前記算出部は、算出した前記樹間および前記深さについて、前記圃場内の果樹群の平均値を算出し、
前記特定部は、算出した前記樹間および前記深さの平均値と、前記基準凹凸データに基づく樹間および深さとを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定する、
ことを特徴とする付記8に記載の判別装置。
100 判別装置
110 通信部
111 入力部
112 表示部
113 操作部
120 記憶部
121 基準凹凸データ記憶部
122 画像データ記憶部
130 制御部
131 取得部
132 生成部
133 算出部
134 特定部
135 判別部

Claims (5)

  1. 圃場を空撮した奥行きの情報を含む画像データを取得し、
    取得した前記画像データから、果樹の高さ方向の凹凸を示す凹凸データを生成し、
    生成した前記凹凸データに基づいて果樹の樹間、および、前記圃場の果樹の本数を算出し、
    算出した前記樹間と、記憶部に記憶した果樹種ごとの基準凹凸データに基づく樹間とを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定し、
    特定した前記果樹種および算出した前記本数に基づいて、前記圃場の果樹種および果樹の本数を判別する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする判別方法。
  2. 前記算出する処理は、生成した前記凹凸データに基づいて、さらに果樹の頂点からの深さを算出し、
    前記特定する処理は、算出した前記樹間および前記深さと、前記基準凹凸データに基づく樹間および深さとを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の判別方法。
  3. 前記算出する処理は、算出した前記樹間および前記深さについて、前記圃場内の果樹群の平均値を算出し、
    前記特定する処理は、算出した前記樹間および前記深さの平均値と、前記基準凹凸データに基づく樹間および深さとを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の判別方法。
  4. 圃場を空撮した奥行きの情報を含む画像データを取得し、
    取得した前記画像データから、果樹の高さ方向の凹凸を示す凹凸データを生成し、
    生成した前記凹凸データに基づいて果樹の樹間、および、前記圃場の果樹の本数を算出し、
    算出した前記樹間と、記憶部に記憶した果樹種ごとの基準凹凸データに基づく樹間とを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定し、
    特定した前記果樹種および算出した前記本数に基づいて、前記圃場の果樹種および果樹の本数を判別する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする判別プログラム。
  5. 圃場を空撮した奥行きの情報を含む画像データを取得する取得部と、
    取得した前記画像データから、果樹の高さ方向の凹凸を示す凹凸データを生成する生成部と、
    生成した前記凹凸データに基づいて果樹の樹間、および、前記圃場の果樹の本数を算出する算出部と、
    算出した前記樹間と、記憶部に記憶した果樹種ごとの基準凹凸データに基づく樹間とを比較して、生成した前記凹凸データの果樹種を特定する特定部と、
    特定した前記果樹種および算出した前記本数に基づいて、前記圃場の果樹種および果樹の本数を判別する判別部と、
    を有することを特徴とする判別装置。
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