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JP2017120973A - 撮像素子 - Google Patents

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文秀 村尾
Fumihide Murao
文秀 村尾
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Abstract

【課題】フローティングディフュージョンのリセット電圧のばらつきを小さくする。
【解決手段】撮像素子は、フローティングディフュージョンをリセットする際にフローティングディフュージョンに与える電圧を切り替えるリセット回路と、を有する。リセット回路は、光電変換素子を露光する露光期間の前に行う第1のリセット動作(PDリセット)において、フローティングディフュージョンに電源電圧VDDに基づき生成される第1のリセット電圧(VDD−Vth)を与え、光電変換素子を露光している露光期間中に行う第2のリセット動作(FDリセット)において、フローティングディフュージョンに、電源電圧VDDよりも低いリセット補正電圧VrsLに基づき生成される第2のリセット電圧VrsLを与えた後に第1のリセット電圧(VDD−Vth)を与える。
【選択図】図4

Description

本発明は撮像素子に関し、例えばフォトダイオードから電荷情報を読み出す前に電荷を蓄積するフローティングディフュージョンをリセットする撮像素子に関する。
近年、カメラ等の撮像装置では、CMOSセンサを撮像素子として利用し、撮像素子により得られた画像を撮影データとして出力する。そこで、撮像素子の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の撮像素子は、受光量に応じた信号電荷を生成する光電変換素子と、前記光電変換素子によって生成された信号電荷をフローティングデフュージョン部に転送する転送ゲート手段と、前記フローティングデフュージョン部の電圧に応じた電気信号を出力信号線に出力する増幅手段と、前記フローティングデフュージョン部の電圧をリセットするリセット手段と、を有する。
特許第4048415号明細書
上記特許文献1の撮像素子では、リセット手段としてソースがフローティングディフュージョン部に接続され、ドレインに電源電圧が与えられるNMOSトランジスタ(以下、リセットトランジスタと称す)を用いる。また、特許文献1の撮像素子では、フローティングディフュージョン部の電圧をリセットする前にフローティングディフュージョン部及び光電変換素子をリセットする第1のリセット動作を行い、その後、光電変換素子から電荷を読み出す前に再度フローティングディフュージョン部をリセットする第2のリセット動作を行う。このようなリセット動作を行った場合、第1のリセット動作から第2のリセット動作までの間にリセットトランジスタからフローティングディフュージョン部にリーク電流が流れ込みフローティングディフュージョン部の電圧が上昇する。そのため、特許文献1に記載の技術では、第2のリセット動作時にリセットトランジスタのゲート・ソース間電圧を閾値電圧以上にすることができず、フローティングディフュージョン部を意図した電圧にリセットできなくなるという問題があった。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、撮像素子は、フローティングディフュージョンをリセットする際にフローティングディフュージョンに与える電圧を切り替えるリセット回路と、を有し、リセット回路は、光電変換素子を露光する露光期間の前に行う第1のリセット動作において、フローティングディフュージョンに電源電圧に基づき生成される第1のリセット電圧を与え、光電変換素子を露光している露光期間中に行う第2のリセット動作において、フローティングディフュージョンに、電源電圧よりも低いリセット補正電圧に基づき生成される第2のリセット電圧を与えた後に第1のリセット電圧を与える。
前記一実施の形態によれば、撮像素子は、フローティングディフュージョンのリセット電圧ずれを解消することができる。
実施の形態1にかかる撮像素子を含むカメラシステムのブロック図である。 実施の形態1にかかる撮像素子のフロアレイアウトの概略図である。 実施の形態1にかかる撮像素子の画素ユニットの回路図である。 実施の形態1にかかる撮像素子の画素ユニットの動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる撮像素子の画素ユニットの回路図である。 実施の形態2にかかる撮像素子の画素ユニットの動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態3にかかる撮像素子の画素ユニットの回路図である。 実施の形態3にかかる撮像素子の画素ユニットの動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態4にかかる撮像素子の画素ユニットの回路図である。 実施の形態4にかかる撮像素子の画素ユニットの動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態5にかかる撮像素子の画素ユニットの回路図である。 実施の形態6にかかる撮像素子の画素ユニットの回路図である。 実施の形態1にかかる撮像素子の画素ユニットの変形例の回路図である。
実施の形態1
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
<カメラシステムの説明>
図1に実施の形態1にかかるカメラシステム1のブロック図を示す。図1に示すように、カメラシステム1は、ズームレンズ11、絞り機構12、固定レンズ13、フォーカスレンズ14、撮像素子15、ズームレンズアクチュエータ16、フォーカスレンズアクチュエータ17、信号処理回路18、システム制御MCU19、モニタ、記憶装置を有する。ここで、モニタ及び記憶装置は、カメラシステム1で撮影した画像を確認及び記憶するものであり、これらをカメラシステム1とは切り離した別のシステム上に設けても良い。
ズームレンズ11、絞り機構12、固定レンズ13及びフォーカスレンズ14は、カメラシステム1のレンズ群を構成する。ズームレンズ11は、ズームアクチュエータ16により位置の変更が行われる。フォーカスレンズ14は、フォーカスアクチュエータ17により位置の変更が行われる。そして、カメラシステム1では、各種アクチュエータによりレンズを移動させることでズーム倍率、フォーカスを変更し、かつ、絞り機構12を動作させることで入射光量を変更する。
ズームアクチュエータ16は、システム制御MCU19が出力するズーム制御信号SZCに基づきズームレンズ11を移動させる。フォーカスアクチュエータ17は、フォーカスアクチュエータ17は、システム制御MCU19が出力するフォーカス制御信号SFCに基づきフォーカスレンズ14を移動させる。絞り機構12は、システム制御MCU19が出力する絞り制御信号SDCにより絞り量を調節する。
撮像素子15は、例えば、フォトダイオード等の受光素子を有し、当該受光素子から得られた受光画素情報をデジタル値に変換して画像情報Doを出力する。また、撮像素子15は、撮像素子15が出力する画像情報Doを解析して画像情報Doの特徴を表す画像特徴情報DCIを出力する。この画像特徴情報DCIには、後述するオートフォーカス処理において取得される2つの画像が含まれる。さらに、撮像素子15は、モジュール制御MCU18から与えられるセンサ制御信号SSCに基づき画像情報Doの画素毎のゲイン制御、画像情報Doの露光制御、及び、画像情報DoのHDR(High Dynamic Range)制御を行う。撮像素子15の詳細については後述する。
信号処理回路18は、撮像素子15から受信した画像情報Doに画像補正等の画像処理を施して画像データDimgを出力する。信号処理回路18は、受信した画像情報Doを解析して色空間情報DCDを出力する。色空間情報DCDには、例えば、画像情報Doの輝度情報、及び、色情報が含まれる。
システム制御MCU19は、撮像素子15から出力される画像特徴情報DCIに基づきレンズ群のフォーカスを制御する。より具体的には、システム制御MCU19は、フォーカス制御信号SFCをフォーカスアクチュエータ17に出力することでレンズ群のフォーカスを制御する。システム制御MCU19は、絞り制御信号SDCを絞り機構12に出力して絞り機構12の絞り量を調節する。さらに、システム制御MCU19は、外部から与えられるズーム指示に従ってズーム制御信号SZCを生成し、ズーム制御信号SZCをズームアクチュエータ16に出力することでレンズ群のズーム倍率を制御する。
より具体的には、ズームアクチュエータ16によりズームレンズ11を移動することでフォーカスがずれる。そこで、システム制御MCU19は、撮像素子15から得た画像特徴情報DCIに含まれる2つの画像に基づき2つの物体像間の位置的位相差を算出し、この位置的位相差に基づきレンズ群のデフォーカス量を算出する。システム制御MCU19は、このデフォーカス量に応じて自動的にフォーカスを合わせる。この処理がオートフォーカス制御である。
また、システム制御MCU19は、信号処理回路18が出力する色空間情報DCDに含まれる輝度情報に基づき撮像素子15の露出設定を指示する露出制御値を算出して、信号処理回路18から出力される色空間情報DCDに含まれる輝度情報が露出制御値に近づくように撮像素子15の露光設定及びゲイン設定を制御する。このとき、システム制御MCU19は、露出を変更する際に絞り機構12の制御値を算出しても良い。
また、システム制御MCU19は、ユーザーからの指示に基づき画像データDimgの輝度或いは色を調整する色空間制御信号SICを出力する。なお、システム制御MCU19は、信号処理回路18から取得した色空間情報DCDとユーザーから与えられた情報との差分に基づき色空間制御信号SICを生成する。
実施の形態1にかかるカメラシステム1では、オートフォーカス処理において撮像素子15が画像情報Doを取得する際の撮像素子15の制御方法に特徴の1つを有する。そこで、以下では、撮像素子15についてより詳細に説明する。
<撮像素子の動作に関する説明>
図2に実施の形態1にかかる撮像素子のフロアレイアウトの一部の概略図を示す。図2では、撮像素子15のフロアレイアウトのうち画素垂直制御部20、画素アレイ21、画素電流源22、増幅回路23、AD(Analog to Digital)変換回路24、CDS(Correlated Double Sampling)回路25、水平転送回路26、タイミングジェネレータ27、出力制御部28、出力インタフェース29のフロアレイアウトのみを示した。
画素垂直制御部20は、画素アレイ21に格子状に配置される画素ユニットの動作を行毎に制御する。画素電流源22は、画素アレイ21に配置される画素ユニットの列毎に設けられる電流源を有する。増幅回路23は、画素ユニットから読み出した画素情報のゲイン調整を行う。AD変換回路24は、増幅回路23でゲイン調整された画素情報をデジタル値に変換する。CDS回路25は、画素情報の信号レベルからリセットレベルを引き算することで画素情報のノイズを除去する。水平転送回路26は、CDS回路25でノイズ除去された画素情報を出力制御部28に近い方から順に出力制御部28に転送する。タイミングジェネレータ27は、画素垂直制御部20、画素電流源22、増幅回路23、AD変換回路24、CDS回路25が動作するタイミングを制御する。出力制御部28は、水平転送回路26により転送された画素情報を出力インタフェース29に出力する。出力インタフェース29は、撮像素子15の出力インタフェース回路である。
<画素ユニットの構成の説明>
実施の形態1にかかる撮像素子では、画素アレイ21に配置される画素ユニットに特徴の1つを有する。そこで、以下では画素ユニットについて詳細に説明する。図3に実施の形態1にかかる画素ユニット1の回路図を示す。なお、図3では、画素ユニット1の各素子に与える制御信号を説明するために画素垂直制御部20を示した。また、図3では、画素ユニット1の出力配線に接続される電流源35を示した。この電流源35は、図2の画素電流源22に含まれる電流源の1つである。また、図3では、以下の説明で用いる電圧を示す符号を括弧内に示した。
図3に示すように、実施の形態1にかかる画素ユニット1は、光電変換素子(例えば、フォトダイオード31)、転送トランジスタ32、増幅トランジスタ33、選択トランジスタ34、リセット回路36を有する。
フォトダイオード31は、撮像素子15に入射する光の光量に応じた電荷を生成する。転送トランジスタ32は、フォトダイオード31から電荷を読み出す。転送トランジスタ32は、ソースにフォトダイオード31が接続され、ドレインがフローティングディフュージョンFDに接続され、ゲートに読み出し制御信号TXが与えられる。フローティングディフュージョンFDは、転送トランジスタ32を介して読み出された電荷を蓄積する。増幅トランジスタ33は、フローティングディフュージョンFDがゲートに接続され、ドレインに電源配線PWRが接続され、ソースが出力配線に接続される。そして、増幅トランジスタ33は、フローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷量に応じた電圧を有する画素情報Voを出力する。選択トランジスタ34は、増幅トランジスタ33のソースと出力配線との間に設けられ、ゲートに選択信号SELが与えられる。なお、画素ユニット1では、画素情報Voが伝達される配線が出力配線であって、画素アレイ21において同一の行となる画素ユニット1対して共通に設けられる。また、電流源35は、選択トランジスタ34と接地電圧が伝達される接地配線との間に設けられる。
リセット回路36は、フローティングディフュージョンFDをリセットする際にフローティングディフュージョンFDに与える電圧を切り替える。リセット回路36は、リセットトランジスタ41及びリセット電圧制御回路42を有する。リセットトランジスタ41は、ドレインにリセット電源配線R_PWRが接続され、ソースがフローティングディフュージョンFDに接続され、ゲートにリセット制御信号RSTが与えられる。リセットトランジスタ41は、リセット電源配線R_PWRを介してリセットトランジスタ41のドレインに与える電圧を切り替える。実施の形態1にかかる画素ユニット1では、リセット電源配線R_PWRは、電源配線PWRとは別に設ける。これにより、実施の形態1にかかる画素ユニット1では、フローティングディフュージョンFDのリセット動作時に電源電圧VDDとは異なる電圧をリセットトランジスタ41のドレインに与える。
図3に示す例では、画素垂直制御部20が読み出し制御信号TX、選択信号SEL、リセット制御信号RST及びリセット電源配線R_PWRを介してリセットトランジスタ41のドレインに与える電圧を出力する。これは、これらの信号或いは電圧が、画素アレイ21において同一の列に配置される画素ユニット1に共通して与えられるものであるためである。画素垂直制御部20は、リセット制御信号RSTを出力するリセット制御回路を含む。また、図3に示す例では、リセット電圧制御回路42が画素垂直制御部20に含まれるものとする。
また、リセット制御回路は、リセット回路36にリセット制御信号RSTを与えることで、リセット回路に以下の動作を行わせる。リセット回路36は、リセット制御信号RSTに基づき、フォトダイオード31を露光する露光期間の前にフローティングディフュージョンFD及び光電変換素子をリセットする第1のリセット動作において、フローティングディフュージョンFDに電源電圧VDDに基づき生成される第1のリセット電圧を与える。また、リセット回路36は、フォトダイオード31を露光している露光期間中にフローティングディフュージョンFDをリセットする第2のリセット動作において、フローティングディフュージョンFDに、電源電圧VDDよりも低いリセット補正電圧VrsLに基づき生成される第2のリセット電圧を与えた後に第1のリセット電圧を与える。ここで、実施の形態1にかかる画素ユニット1では、リセット補正電圧VrsLを、電源電圧VDDからリセットトランジスタ41の閾値電圧Vthを引いた電圧よりも低い電圧に設定する。
続いて、実施の形態1にかかる画素ユニット1の動作について説明する。そこで、図4に実施の形態1にかかる撮像素子の画素ユニットの動作を説明するタイミングチャートを示す。なお、図4に示すタイミングチャートは、撮像素子内の画素ユニット1から画素情報Voを読み出す動作のみを示したものである。
図4に示すように、実施の形態1にかかる画素ユニット1では、第1のリセット動作(例えば、PDリセット)を完了にフォトダイオード31の露光動作を行う。また、実施の形態1にかかる画素ユニット1では、露光期間中に第2のリセット動作(例えば、FDリセット)を行う。そして、実施の形態1にかかる画素ユニット1は、FDリセットが完了した後にダークレベル読み出し動作を行う。その後、実施の形態1にかかる画素ユニット1は、画素情報の読み出し動作を行う。そこで、実施の形態1にかかる画素ユニット1のこれらの一連の動作について、以下で詳細に説明する。
まず、PDリセットでは、画素垂直制御部20がリセット制御信号RST及び読み出し制御信号TXをロウレベル(例えば、接地電圧)からハイレベル(例えば、電源電圧VDD)に切り替えて、リセットトランジスタ41及び転送トランジスタ32をオンさせる。また、PDリセットでは、リセット電圧制御回路42がリセット電源配線R_PWRを介してリセットトランジスタ41のドレインに電源電圧VDDを与える。これにより、フローティングディフュージョンFD及びフォトダイオード31には、電源電圧VDDからリセットトランジスタ41の閾値電圧Vthを引いた第1のリセット電圧(VDD−Vth)が与えられる。このような動作により、PDリセットでは、フォトダイオード31に前サイクルで蓄積した電荷を排出してフォトダイオード31をリセットする。そして、画素垂直制御部20は、リセット制御信号RST及び読み出し制御信号TXをハイレベルからロウレベルに切り替える事でPDリセットを終了させる。また、転送トランジスタ32がオフしたことに伴いフォトダイオード31の露光が開始される。
FDリセットでは、まず、画素垂直制御部20内のリセット電圧制御回路42がリセット電源配線R_PWRを介してリセットトランジスタ41のドレインに与える電圧を、リセット補正電圧VrsLとする。このリセット補正電圧VrsLは、FDリセット期間中に画素垂直制御部20がリセットトランジスタ41に与えるリセット制御信号RSTの電圧Vhrsよりもリセットトランジスタ41の閾値電圧Vth以上低い電圧である。つまり、リセット補正電圧VrsLは、VrsL<Vhrs−Vthに設定される。そして、リセットトランジスタ41のドレインにリセット補正電圧VrsLを与えた状態で、画素垂直制御部20はリセット制御信号RSTをロウレベル(例えば、接地電圧)からハイレベル(例えば、電圧Vhrs)に切り替える。この電圧Vhrsは、例えば、電源電圧VDDと同電位に設定する。これにより、フローティングディフュージョンFDからリセット電源配線R_PWRに向かって(つまり、リセットトランジスタ41のソースからドレインに向かって)電荷が引き抜かれのフローティングディフュージョンFDの電圧Vfdは、第2のリセット電圧(例えば、リセット補正電圧VrsL)となる。
また、FDリセットでは、フローティングディフュージョンFDの電圧Vfdをリセット補正電圧VrsLとした後に、画素垂直制御部20がリセットトランジスタ41をオン状態に維持させた状態で、リセット電圧制御回路42がリセットトランジスタ41のドレインに与える電圧を電源電圧VDDに切り替える。これにより、フローティングディフュージョンFDの電圧Vfdは、電源電圧VDDからリセットトランジスタ41の閾値電圧Vthを引いた第1のリセット電圧(VDD−Vth)となる。そして、画素垂直制御部20がリセット制御信号RSTをハイレベルからロウレベルに切り替えることで、フローティングディフュージョンFDをリセットするFDリセットが完了する。
ダークレベル読み出し動作では、リセットされたフローティングディフュージョンFDの電圧レベルをダークレベルの値として読み出す。具体的には、ダークレベル読み出し動作では、選択信号SELをロウレベルからハイレベルに切り替えて、リセット状態のフローティングディフュージョンFDの電圧レベルに対応するダークレベル電圧Vdarkを画素情報Voとして読み出す。
画素情報読み出し動作では、まず、読み出し制御信号TXをロウレベルからハイレベルに切り替えることで、フローティングディフュージョンFDにフォトダイオード31に蓄積された電荷を読み出す。これにより、フローティングディフュージョンFDの電位が低下する。その後、読み出し制御信号TXをハイレベルからロウレベルに切り替え、その後、選択信号SELをロウレベルからハイレベルに切り替える。これにより、フローティングディフュージョンFDに読み出された電荷に基づき生成された画素情報Voが出力配線に出力される。
上述したように、実施の形態1にかかる画素ユニット1では、リセット制御信号RST、読み出し制御信号TX、選択信号SEL及びリセット電源配線R_PWRを介してリセットトランジスタ41のドレインに与えられる電圧が全て電源電圧VDD以下となる。
上記説明より、実施の形態1にかかる画素ユニット1では、FDリセットにおいて、フローティングディフュージョンFDの電圧を、一旦、電源電圧VDDからリセットトランジスタ41の閾値電圧Vthを引いた電圧(VDD−Vth)よりも低いリセット補正電圧VrsLとする。また、実施の形態1にかかる画素ユニット1では、フローティングディフュージョンFDをリセット電圧VrsLでリセットした後に電源電圧VDDから閾値電圧Vthを引いた第1のリセット電圧でリセットする。これにより、実施の形態1にかかる画素ユニット1は、FDリセットにおいて、フローティングディフュージョンFDに流れ込むリセットトランジスタ41のリーク電流の影響を受けることなく、リセットレベルのばらつきを低減することができる。
ここで、フローティングディフュージョンFDのリセット電圧のばらつきについて具体的に説明する。図4に示すように、PDリセットを行ってからFDリセットを行うまでの間には所定の時間を要する。そのため、PDリセットでフローティングディフュージョンFDの電圧レベルをリセットレベルに設定できたとしても、PDリセット完了後からFDリセット開始までの間にリセットトランジスタ41を介してフローティングディフュージョンFDにリーク電流が流れ込むと、フローティングディフュージョンFDの電圧Vfdが、電源電圧VDDからリセットトランジスタ41の閾値電圧Vthを引いた電圧よりも高くなることがある。このような電圧Vfdの上昇が発生した状態で、電源電圧VDDがドレインに与えられたリセットトランジスタ41のゲートに電源電圧VDDと同電位のリセット制御信号RSTを与えた場合、リセットトランジスタ41のゲート・ソース間電圧が閾値電圧Vth以下となり、リセットトランジスタ41がオンしない。そのため、このようなリーク電流による電圧Vfdの上昇が発生すると、FDリセットにおいて、フローティングディフュージョンFDの電圧Vfdを、意図したリセットレベルにリセット出来ない問題が生じる。また、リセットトランジスタ41のリーク電流は、温度ばらつき、プロセスバラツキ、電源電圧バラツキを有するため、これらのばらつき要因に応じてフローティングディフュージョンFDのリセットレベルがばらつく問題もある。
しかしながら、実施の形態1にかかる画素ユニット1では、FDリセットにおいて、フローティングディフュージョンFDの電圧Vfdを一旦リセットレベルよりも低い第2のリセット電圧(例えば、リセット補正電圧VrsL)に下げてから、本来のフローティングディフュージョンFDのリセット動作を行う。これにより、実施の形態1にかかる画素ユニット1は、リセットトランジスタ41のリーク電流の影響によるフローティングディフュージョンFDのリセットレベルのばらつきを低減することができる。
また、実施の形態1にかかる画素ユニット1では、転送トランジスタ32、増幅トランジスタ33、選択トランジスタ34、リセットトランジスタ41のゲートに与える電圧の最大値が電源電圧VDDとなる。つまり、実施の形態1にかかる画素ユニット1は、画素ユニット1を構成するトランジスタに過電圧を印加することなく、トランジスタを耐圧補償電圧範囲内で利用することができる。これにより、実施の形態1にかかる画素ユニット1では、撮像素子15の信頼性を高めることができる。また、実施の形態1にかかる画素ユニット1は、電源電圧VDDよりも高い電圧の印加に耐えることができる耐圧素子を利用することなく、電源電圧VDDに対する耐圧を有する通常の素子を利用することができるため、回路規模を削減することができる。
この過電圧に関する問題を具体的に説明する。上述したリセットトランジスタ41のリーク電流に基づくフローティングディフュージョンFDの電圧Vfdの上昇の影響によらずフローティングディフュージョンFDのリセットレベルのばらつきを抑制する一つの方法として、FDリセットにおいてリセットトランジスタ41のゲートに与えるリセット制御信号RSTの電圧を電源電圧VDDよりも高い電圧とする方法が考えられるが、リセット制御信号RSTの電圧を電源電圧VDDよりも高くした場合、リセットトランジスタ41のゲート・ソース間電圧、ゲート・バックゲート間電圧等がリセットトランジスタ41に定められた耐圧を超え、リセットトランジスタ41が破壊されるおそれがある。このリセットトランジスタ41の破壊を防止するためには、リセットトランジスタ41として高耐圧のトランジスタを利用しなければならない。
しかしながら、実施の形態1にかかる画素ユニット1では、各制御信号の最大電圧を電源電圧VDDとしてもフローティングディフュージョンFDのリセットレベルのばらつきを抑制できる。そのため、実施の形態1にかかる画素ユニット1は、電源電圧VDDに合わせた耐圧のトランジスタのみで構成することができる。また、過電圧の印加を避けることで、実施の形態1にかかる画素ユニット1は信頼性を向上させることができる。
また、図13に実施の形態1にかかる画素ユニット1の変形例となる画素ユニット1aの回路図を示す。図13に示す画素ユニット1aは、選択トランジスタが電源配線PWRと増幅トランジスタ33のドレインとの間に接続されるものである。このような画素ユニット1aにおいても、リセットトランジスタ41のソースにリセット補正電圧VrsLを与えることで、実施の形態1にかかる画素ユニット1と同様にリセットトランジスタ41のリーク電流の影響を低減して、リセットレベルのばらつきを抑制することができる。また、後述する他の実施例においても、増幅トランジスタと選択トランジスタの入れ替えを行うことも可能である。
実施の形態2
実施の形態2では、実施の形態1にかかる画素ユニット1の別の形態となる画素ユニット2について説明する。そこで、図5に実施の形態2にかかる撮像素子の画素ユニット2の回路図を示す。
図5に示すように、実施の形態2にかかる画素ユニット2は、実施の形態1にかかる画素ユニット1に対してフォトダイオード31と転送トランジスタ32の組を一組追加したものである。図5では、実施の形態1で示したフォトダイオード31及び転送トランジスタ32の符号を311及び321とした。また、図5では、実施の形態2で追加したフォトダイオード31及び転送トランジスタ32の符号を312及び322とした。また、転送トランジスタ321に与える読み出し制御信号の符号をTX1、転送トランジスタ322に与える読み出し制御信号の符号をTX2とした。
続いて、実施の形態2にかかる画素ユニット2の動作について説明する。そこで、図6に実施の形態2にかかる撮像素子の画素ユニットの動作を説明するタイミングチャートを示す。
図6に示すように、実施の形態2にかかる画素ユニット2では、PD1リセットとPD2リセットとを順次行うことにより、フォトダイオード311、312を順次リセットする。このPD1リセットとPD2リセットは、図4で説明したPDリセットと同じ動作である。
そして、実施の形態2では、2つのフォトダイオードのリセットが完了した後に、最初にリセットしたフォトダイオード311から画素情報を読み出すために、FDリセット、ダークレベル読み出し動作及び画素情報読み出し動作を順次行う。そして、フォトダイオード311からの画素情報の読み出しが完了した後に、フォトダイオード312から画素情報を読み出すために、FDリセット、ダークレベル読み出し動作及び画素情報読み出し動作を順次行う。ここで、実施の形態2においても、FDリセット、ダークレベル読み出し動作及び画素情報読み出し動作は、図4で説明した実施の形態1のFDリセット、ダークレベル読み出し動作及び画素情報読み出し動作と実質的に同じ動作である。
上記説明より、実施の形態2では、2つのフォトダイオードに対して増幅トランジスタ33、選択トランジスタ34、リセット回路36を一組持てばよいため、1つのフォトダイオードに対して必要とされるトランジスタの数を削減して、回路規模を削減することができる。
実施の形態3
実施の形態3では、実施の形態1にかかる画素ユニット1の別の形態となる画素ユニット3について説明する。そこで、図7に実施の形態3にかかる撮像素子の画素ユニットの回路図を示す。
図7に示すように、実施の形態3にかかる画素ユニット3は、実施の形態1にかかる画素ユニット1のリセット回路36をリセット回路37に置き換えたものである。リセット回路37は、第1のリセットトランジスタ51と、第2のリセットトランジスタ52とを有する。また、リセット制御回路を含む画素垂直制御部20bは、読み出し制御信号TX選択信号SEL、第1のリセット制御信号RSTH及び第2のリセット制御信号RSTLを出力する。つまり、実施の形態3では、リセット制御信号が第1のリセット制御信号RSTH及び第2のリセット制御信号RSTLを含む。
第1のリセットトランジスタ51は、ドレインに電源電圧VDDが伝達される電源配線PWRが接続され、ソースがフローティングディフュージョンFDに接続され、ゲートに第1のリセット制御信号RSTHが与えられる。第2のリセットトランジスタ52は、ドレインがフローティングディフュージョンFDに接続され、ソースにリセット補正電圧VrsLが伝達されるリセット電源配線R_PWRが接続され、ゲートに第2のリセット制御信号RSTLが与えられる。ここで、実施の形態3においても、リセット補正電圧VrsLは、電源電圧VDDからリセットトランジスタ51の閾値電圧を引いた電圧Vthよりも低い電圧(VDD−Vth)である。
続いて、実施の形態3にかかる画素ユニット3の動作について説明する。そこで、図8に実施の形態3にかかる撮像素子の画素ユニットの動作を説明するタイミングチャートを示す。図8に示すように、実施の形態3においても、実施の形態1と同様にPDリセット、FDリセット、ダークレベル読み出し動作及び画素情報読み出し動作を行う。ここで、実施の形態3にかかる画素ユニット3では、FDリセット動作が実施の形態1にかかる画素ユニット1と異なるため、以下では、実施の形態3にかかる画素ユニット3のFDリセットについて説明する。
実施の形態3にかかる画素ユニット3におけるFDリセットでは、第1のリセット制御信号RSTHをロウレベルとして第1のリセットトランジスタ51をオフした状態で、第2のリセット制御信号RSTLをロウレベルからハイレベル(例えば、電圧Vhrs)に切り替える。これにより、実施の形態3にかかる画素ユニット3では、リセット電源配線R_PWRを介して第2のリセットトランジスタ52のソースに供給されるリセット補正電圧VrsLがフローティングディフュージョンFDに与えられる。ここで、電圧Vhrsは、電源電圧VDDと同電圧を有する。また、実施の形態3にかかる画素ユニット3では、第2のリセットトランジスタ52をNMOSトランジスタで形成し、第2のリセットトランジスタ52のソースにリセット電源配線R_PWRを接続するため、第2のリセットトランジスタ52のゲートに電源電圧VDDと同電位の第2のリセット制御信号RSTLを与えることで、フローティングディフュージョンFDにリセット補正電圧VrsLを与えることができる。
その後、実施の形態3にかかる画素ユニット3は、第2のリセット制御信号RSTLをハイレベルからロウレベルに切り替え、かつ、第1のリセット制御信号RSTHをロウレベルからハイレベルに切り替える。これにより、実施の形態3にかかる画素ユニット3では、第1のリセットトランジスタ51を介して、フローティングディフュージョンFDに電源電圧VDDから第1のリセットトランジスタ51の閾値電圧Vthを引いた電圧(VDD−Vth)が与えられフローティングディフュージョンFDがリセットされる。
上記説明より、実施の形態3にかかる画素ユニット3においても、第1のリセットトランジスタ51を介して電源電圧VDDに基づくリセットレベルをフローティングディフュージョンFDに与える前にフローティングディフュージョンFDの電圧Vfdをリセット補正電圧VrsLとする。これにより、実施の形態3にかかる画素ユニット3においても、実施の形態1にかかる画素ユニット1と同様にフローティングディフュージョンFDのリセットレベルのばらつきを抑制できる。
また、実施の形態3にかかる画素ユニット3においても、各制御信号の最大電圧を電源電圧VDD以下とした状態でトランジスタを制御できるため、電源電圧VDDに合わせた耐圧のトランジスタにより回路を構成し、回路規模を削減することができる。
また、実施の形態1にかかる画素ユニット1では、リセットトランジスタ41のドレインに与える電圧を切り替えることでリセット補正電圧VrsLをリセットトランジスタ41のドレインに与えていた。一方、実施の形態3にかかる画素ユニット3では、リセット補正電圧VrsLが固定的に第2のリセットトランジスタ52のソースに与える。そのため、実施の形態3にかかる画素ユニット3は、フローティングディフュージョンFDをリセットする電圧を可変する動作がなくなるため、回路規模を削減することができる。また、フローティングディフュージョンFDをリセットする電圧を可変する動作がなくなるため、実施の形態3にかかる画素ユニット3は、実施の形態1にかかる画素ユニット1よりも消費電力を削減することができる。
実施の形態4
実施の形態4では、実施の形態3にかかる画素ユニット3の別の形態となる画素ユニット4について説明する。そこで、図9に実施の形態4にかかる撮像素子の画素ユニット4の回路図を示す。
図9に示すように、実施の形態4にかかる画素ユニット4は、実施の形態3にかかる画素ユニット3に対してフォトダイオード31と転送トランジスタ32の組を一組追加したものである。図9では、実施の形態3で示したフォトダイオード31及び転送トランジスタ32の符号を311及び321とした。また、図9では、実施の形態4で追加したフォトダイオード31及び転送トランジスタ32の符号を312及び322とした。また、転送トランジスタ321に与える読み出し制御信号の符号をTX1、転送トランジスタ322に与える読み出し制御信号の符号をTX2とした。
続いて、実施の形態4にかかる画素ユニット4の動作について説明する。そこで、図10に実施の形態4にかかる撮像素子の画素ユニット4の動作を説明するタイミングチャートを示す。
図10に示すように、実施の形態4にかかる画素ユニット4では、PD1リセットとPD2リセットとを順次行うことにより、フォトダイオード311、312を順次リセットする。このPD1リセットとPD2リセットは、図4で説明したPDリセットと同じ動作である。
そして、実施の形態4では、2つのフォトダイオードのリセットが完了した後に、最初にリセットしたフォトダイオード311から画素情報を読み出すために、FDリセット、ダークレベル読み出し動作及び画素情報読み出し動作を順次行う。そして、フォトダイオード311からの画素情報の読み出しが完了した後に、フォトダイオード312から画素情報を読み出すために、FDリセット、ダークレベル読み出し動作及び画素情報読み出し動作を順次行う。ここで、実施の形態4においても、FDリセット、ダークレベル読み出し動作及び画素情報読み出し動作は、図8で説明した実施の形態3のFDリセット及び図4で説明した実施の形態1のダークレベル読み出し動作及び画素情報読み出し動作と実質的に同じ動作である。
上記説明より、実施の形態4では、2つのフォトダイオードに対して増幅トランジスタ33、選択トランジスタ34、リセット回路37を一組持てばよいため、1つのフォトダイオードに対して必要とされるトランジスタの数を削減して、回路規模を削減することができる。
実施の形態5
実施の形態5では、実施の形態2にかかる画素ユニット2の別の形態となる画素ユニット5について説明する。そこで、図11に実施の形態5にかかる撮像素子の画素ユニット5の回路図を示す。
図11に示すように、実施の形態5にかかる画素ユニット5は、実施の形態2にかかる画素ユニット2に対してフォトダイオード31と転送トランジスタ32の組を二組追加したものである。図11では、実施の形態5で追加したフォトダイオード31の符号を313、314とし、実施の形態5で追加した転送トランジスタ32の符号を323、324とした。また、転送トランジスタ323に与える読み出し制御信号の符号をTX3、転送トランジスタ324に与える読み出し制御信号の符号をTX4とした。なお、実施の形態5にかかる画素ユニット5の動作は、実施の形態2にかかる画素ユニット2の動作を4つのフォトダイオードに拡張することで容易に理解されるため、ここでは説明を省略する。
実施の形態5にかかる画素ユニット5では、一組の増幅トランジスタ33、選択トランジスタ34及びリセット回路36に対して4つのフォトダイオードが接続されるため、回路規模を実施の形態1、2よりも削減することができる。
実施の形態6
実施の形態6では、実施の形態4にかかる画素ユニット4の別の形態となる画素ユニット6について説明する。そこで、図12に実施の形態6にかかる撮像素子の画素ユニット6の回路図を示す。
図12に示すように、実施の形態6にかかる画素ユニット6は、実施の形態4にかかる画素ユニット4に対してフォトダイオード31と転送トランジスタ32の組を二組追加したものである。図12では、実施の形態6で追加したフォトダイオード31の符号を313、314とし、実施の形態6で追加した転送トランジスタ32の符号を323、324とした。また、転送トランジスタ323に与える読み出し制御信号の符号をTX3、転送トランジスタ324に与える読み出し制御信号の符号をTX4とした。なお、実施の形態6にかかる画素ユニット6の動作は、実施の形態4にかかる画素ユニット4の動作を4つのフォトダイオードに拡張することで容易に理解されるため、ここでは説明を省略する。
実施の形態6にかかる画素ユニット6では、一組の増幅トランジスタ33、選択トランジスタ34及びリセット回路37に対して4つのフォトダイオードが接続されるため、回路規模を実施の形態3、4よりも削減することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1〜6 画素ユニット
11 ズームレンズ
12 絞り機構
13 固定レンズ
14 フォーカスレンズ
15 撮像素子
16 ズームレンズアクチュエータ
17 フォーカスレンズアクチュエータ
18 信号処理回路
19 システム制御MCU
20 画素垂直制御部
21 画素アレイ
22 画素電流源
23 増幅回路
24 AD変換回路
25 CDS回路
26 水平転送回路
27 タイミングジェネレータ
28 出力制御部
29 出力インタフェース
31 フォトダイオード
32 転送トランジスタ
33 増幅トランジスタ
34 選択トランジスタ
35 電流源
36、37 リセット回路
41 リセットトランジスタ
42 リセット電圧制御回路
51 第1のリセットトランジスタ
52 第2のリセットトランジスタ
PWR 電源配線
R_PWR リセット電源配線
RST リセット制御信号
RSTH 第1のリセット制御信号
RSTL 第2のリセット制御信号
TX 読み出し制御信号
SEL 選択信号
FD フローティングディフュージョン

Claims (12)

  1. 光電変換素子と、
    前記光電変換素子から電荷を読み出す転送トランジスタと、
    前記転送トランジスタを介して読み出された電荷を蓄積するフローティングディフュージョンと、
    前記フローティングディフュージョンをリセットする際に前記フローティングディフュージョンに与える電圧を切り替えるリセット回路と、
    前記フローティングディフュージョンに蓄積された電荷に基づき生成される出力信号を出力する出力配線と、
    前記リセット回路が前記フローティングディフュージョンに与える電圧の切り替えを指示するリセット制御信号を出力するリセット制御回路と、を有し、
    前記リセット回路は、前記リセット制御信号に基づき、
    前記光電変換素子を露光する露光期間の前に前記フローティングディフュージョンをリセットする第1のリセット動作において、前記フローティングディフュージョンに電源電圧に基づき生成される第1のリセット電圧を与え、
    前記光電変換素子を露光している露光期間中に前記フローティングディフュージョン及び光電変換素子をリセットする第2のリセット動作において、前記フローティングディフュージョンに、前記電源電圧よりも低いリセット補正電圧に基づき生成される第2のリセット電圧を与えた後に前記第1のリセット電圧を与える撮像素子。
  2. 前記リセット回路は、
    ドレインにリセット電源配線が接続され、ソースが前記フローティングディフュージョンに接続され、ゲートに前記リセット制御信号が与えられるリセットトランジスタと、
    前記リセット電源配線を介してリセットトランジスタのドレインに与える電圧を切り替えるリセット電圧制御回路と、を有し、
    前記リセット電圧制御回路は、
    前記第2のリセット動作において、前記リセットトランジスタが前記リセット制御信号により導通している状態で前記リセットトランジスタのドレインに与える電圧を前記リセット補正電圧から前記電源電圧に切り替える請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記リセット補正電圧は、前記電源電圧から前記リセットトランジスタの閾値電圧を引いた電圧よりも低い電圧である請求項2に記載の撮像素子。
  4. 前記リセット制御信号の最大電圧は、前記電源電圧である請求項2に記載の撮像素子。
  5. 前記リセット制御信号は、第1のリセット制御信号と第2のリセット制御信号とを含み、
    前記リセット回路は、
    ドレインに前記電源電圧が伝達される電源配線が接続され、ソースが前記フローティングディフュージョンに接続され、ゲートに前記第1のリセット制御信号が与えられる第1のリセットトランジスタと、
    ドレインが前記フローティングディフュージョンに接続され、ソースに前記リセット補正電圧が伝達されるリセット電源配線が接続され、ゲートに前記第2のリセット制御信号が与えられる第2のリセットトランジスタと、を有する請求項1に記載の撮像素子。
  6. 前記リセット補正電圧は、前記電源電圧から前記第1のリセットトランジスタの閾値電圧を引いた電圧よりも低い電圧である請求項5に記載の撮像素子。
  7. 前記第1のリセット制御信号及び前記第2のリセット制御信号の最大電圧は、前記電源電圧である請求項5に記載の撮像素子。
  8. 前記光電変換素子と前記転送トランジスタとの組みを少なくとも2つ以上有する請求項1に記載の撮像素子。
  9. 前記フローティングディフュージョンに発生した電圧を増幅して前記出力信号を生成する増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタのソースと前記出力配線との間に設けられる選択トランジスタと、
    を更に有する請求項1に記載の撮像素子。
  10. 前記フローティングディフュージョンに発生した電圧を増幅して前記出力信号を生成する増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタのドレインと電源配線との間に設けられる選択トランジスタと、
    を更に有する請求項1に記載の撮像素子。
  11. 前記光電変換素子と前記転送トランジスタとの組を少なくとも2つ以上有する請求項5に記載の撮像素子。
  12. 前記フローティングディフュージョンに発生した電圧を増幅して前記出力信号を生成する増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタのドレインと電源配線との間に設けられる選択トランジスタと、
    を更に有する請求項5に記載の撮像素子。
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