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JP2018050879A - 電気的刺激装置 - Google Patents

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JP2018050879A JP2016189285A JP2016189285A JP2018050879A JP 2018050879 A JP2018050879 A JP 2018050879A JP 2016189285 A JP2016189285 A JP 2016189285A JP 2016189285 A JP2016189285 A JP 2016189285A JP 2018050879 A JP2018050879 A JP 2018050879A
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哲雄 高橋
Tetsuo Takahashi
哲雄 高橋
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FINGGAL LINK CO Ltd
Nishimura Hiroya
OSHIMA SEISAKUSHO KK
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FINGGAL LINK CO Ltd
Nishimura Hiroya
OSHIMA SEISAKUSHO KK
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Abstract

【課題】突入電流による過度の刺激を防止することが可能な電気的刺激装置を提供する。
【解決手段】電気的刺激装置1は、生体の皮膚に当接される電極パッド2,3と、前記電極パッド2,3を介して前記生体に刺激を与えるための電流IS1を発生する刺激電流発生部4と、を備え、刺激電流発生部4は、前記生体のインピーダンスに関わらず、電流IS1の絶対値が所定値を超えることを制限する差動増幅器44および抵抗45を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、筋肉トレーニング及び廃用性症候群等による筋萎縮の予防並び治療、筋肉の疼痛の治療において電気刺激を効率よく行うことができる電気的刺激装置に関する。
電気信号を外部より神経組織や筋組織に与え、筋肉を収縮させることにより、運動機能を改善させたり、運動機能を強化する電気的筋肉刺激(Electrical Muscle Stimulation:EMS)法は、アスリートの筋肉トレーニングや、廃用性症候群や筋萎縮性疾患患者のリハビリテーションなどで、一定の効果を上げている。EMS法による電気刺激は、本来ならば随意的に行われる筋肉の収縮を、中枢神経支配とは関係なく起こさせる。従って、体が静止状態であっても、筋肉に対して、一定の運動を行っているのと同じ負荷をかけることができる。その結果、体を激しく動かす運動を行うことなく筋繊維を太く強化させ、また、脊髄損傷や、筋萎縮性側索硬化症などにより、運動ニューロンからの刺激が断絶された筋組織においても、無作為による筋組織の萎縮を防ぐことができる。
EMS法における筋肉に対する電気的刺激は大きく分けて、正弦波(Sign波)刺激とパルス波刺激の2通りがある。正弦波刺激では、ラッシュカレント(突入電流)が無く、刺激電流が粗一定になることから、筋肉に対する刺激度合いがソフトである。
一方、パルス波刺激では、パルスの立ち上がりエッジ部分で突入電流が流れることがある。以下、図8および図9に基づいて説明する。
図8は、パルス波刺激を用いた従来の電気的刺激装置101の一例を示している。電気的刺激装置101は、2つの電極パッド102,103と、刺激電流発生部104とを備えている。電極パッド102,103は、被施行者の皮膚に当接される。
刺激電流発生部104は、電極パッド102,103に接続されており、電極パッド102,103を介して被施行者の生体に刺激電流IS0を付与する。刺激電流発生部104は、出力トランス41、NPNバイポーラトランジスタ42およびパルス発生器43を備えている。出力トランス41の一次巻線41Aの一端は電源電位VBに接続されており、一次巻線41Aの他端はトランジスタ42のコレクタ端子に接続されている。また、出力トランス41の二次巻線41Bの一端は電極パッド102に接続されており、二次巻線41Bの他端は電極パッド103に接続されている。トランジスタ42のベース端子はパルス発生器43に接続されており、トランジスタ42のエミッタ端子は接地されている。
パルス発生器43は、矩形のパルスP1をトランジスタ42のベース端子に入力する。これにより、トランジスタ42は導通状態になり、トランジスタ42のコレクタ電流が、出力トランス41を介して電極パッド102に印加され、刺激電流IS0が生体に流れる。
従来の電気的刺激装置101では、刺激電流発生部104の電源電位VBは一定であるため、生体のインピーダンス(以下、生体インピーダンス)に応じて刺激電流IS0は変化する。
図9は、生体インピーダンスが低い場合の、パルスP1および刺激電流IS0の波形を示している。同図に示すように、パルスP1の立ち上がりエッジ部分で、刺激電流IS0が急峻に上昇するため、突入電流が大きくなる。
このような大きな突入電流は、正弦波の刺激に比べ、刺激度合いが数倍に達するため、アスリート等の筋肉強化の用途には最適であると言われている。また、生体に付与されるエネルギーの密度が同一である場合、パルス波刺激のほうが筋肉に対する注入エネルギー効率が高いと言われている。
そのため、従来の電気的刺激装置101は、健常者の筋肉強化等には効果が高いものの、廃用性症候群や筋萎縮性疾患患者のリハビリ等では、突入電流によって過度な刺激が付与され、リハビリの効果を損ねるおそれがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、突入電流による過度の刺激を防止することが可能な電気的刺激装置の提供を目的とする。
出願人は、鋭意研究を重ねた結果、生体のインピーダンスにかかわらず、生体に流れる電流の絶対値が所定値を超えないようにすることで、突入電流を防止することができることを見出した。
すなわち、本発明は、以下の態様に関する。
項1.
生体の皮膚に当接される電極パッドと、前記電極パッドを介して前記生体に刺激を与えるための電流を発生する刺激電流発生部と、を備えた電気的刺激装置であって、
前記刺激電流発生部は、前記生体のインピーダンスに関わらず、前記電流の絶対値が所定値を超えることを制限する電流制限手段を備えた、電気的刺激装置。
項2.
前記刺激電流発生部は、
前記電流を発生するトランジスタと、
矩形のパルスを発生するパルス発生器と、
を備え、さらに前記電流制限手段として、
前記トランジスタのエミッタ端子と固定電位との間に設けられた抵抗と、
前記トランジスタのエミッタ電圧と前記パルスの電圧との差分に応じた電流を前記トランジスタのベース端子に出力する差動増幅器と、
を備えた、項1に記載の電気的刺激装置。
本発明によれば、突入電流のみを抑制し過度の刺激を防止することが可能な電気的刺激装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る電気的刺激装置の構成を示す図である。 生体インピーダンスが低い場合における、パルスの波形、従来の刺激電流発生部による刺激電流の波形、および、本実施形態に係る刺激電流発生部による刺激電流の波形の一例である。 生体インピーダンスが高い場合における、パルスの波形、および、本実施形態に係る刺激電流発生部による刺激電流の波形の一例である。 本発明の一実施形態の変形例1に係る電気的刺激装置の構成を示す図である。 生体インピーダンスが低い場合における、パルスの波形、従来の刺激電流発生部による刺激電流の波形、および、変形例1に係る刺激電流発生部による刺激電流の波形の一例である。 本発明の一実施形態の変形例2に係る電気的刺激装置の構成を示す図である。 生体インピーダンスが低い場合における、パルスの波形、従来の刺激電流発生部による刺激電流の波形、および、本実施形態に係る刺激電流発生部による刺激電流の波形の一例である。 従来の電気的刺激装置の構成を示す図である。 生体インピーダンスが低い場合における、パルスの波形、従来の刺激電流発生部による刺激電流の波形の一例である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。なお、本発明は、下記の実施形態に限定されるものではない。
(装置の概要)
図1は、本発明の一実施形態に係る電気的刺激装置1の構成を示している。電気的刺激装置1は、2つの電極パッド2,3と、刺激電流発生部4とを備えている。電極パッド2,3は、図8に示す電極パッド102,103と同様の構成であり、被施行者の皮膚に当接される。
刺激電流発生部4は、電極パッド2,3に接続されており、電極パッド2,3を介して被施行者の生体に刺激電流IS1を付与する。刺激電流発生部4は、出力トランス41、トランジスタ42、パルス発生器43、差動増幅器44および抵抗45を備えている。すなわち、刺激電流発生部4は、図8に示す刺激電流発生部104において、差動増幅器44、および抵抗45をさらに備えた構成である。
(刺激電流発生部)
具体的には、出力トランス41の一次巻線41Aの一端は電源電位VB(例えば24V)に接続されており、一次巻線41Aの他端はトランジスタ42のコレクタ端子に接続されている。また、出力トランス41の二次巻線41Bの一端は電極パッド2に接続されており、二次巻線41Bの他端は電極パッド3に接続されている。トランジスタ42は、刺激電流を発生させる駆動用のトランジスタであり、刺激電流発生部4では、NPNバイポーラトランジスタで構成されている。トランジスタ42のベース端子は差動増幅器44の出力端子に接続されており、トランジスタ42のエミッタ端子は、抵抗45の一端および差動増幅器44の負極入力端子に接続されている。抵抗45の他端は接地されている。すなわち、抵抗45は、トランジスタ42のエミッタ端子と接地電位(固定電位)との間に設けられている。差動増幅器44の正極入力端子はパルス発生器43に接続されている。パルス発生器43は、例えば発振回路で構成されており、デューティ比50%の矩形のパルスP1を差動増幅器44の正極入力端子に入力する。これにより、差動増幅器44は、トランジスタ42のエミッタ電圧とパルスP1の電圧との差分に応じた電流をトランジスタ42のベース端子に出力する。トランジスタ42は、差動増幅器44から入力される電流に応じて刺激電流を発生し、当該刺激電流は、出力トランス41によって所定の電圧に変圧されて、電極パッド2に印加される。
さらに、刺激電流発生部4は、生体のインピーダンスにかかわらず、電極パッド2,3を介して生体に流れる電流の絶対値が所定値を超えることを制限することができる。本実施形態では、刺激電流発生部4の差動増幅器44および抵抗45が、前記電流の絶対値が所定値を超えることを制限する電流制限手段として機能する。
具体的には、差動増幅器44の増幅率をα、トランジスタ42の増幅率をβ、トランジスタ42のコレクタ電流、エミッタ電流、ベース電流をそれぞれI、I、I、パルス発生器43が発生するパルスP1の最大電圧をVmax、抵抗45の抵抗値をRとすると、以下の等式が成り立つ。
=I+I
=α(Vmax−IR)
=βI
これらの式から、I=αβVmax/(αR+αβR+1) ・・・式(1)
となる。
コレクタ電流Iは、出力トランス41によって変圧され、刺激電流IS1として生体を流れる。通常、刺激電流IS1は生体インピーダンスに反比例するため、生体インピーダンスが低いほど、刺激電流IS1すなわちコレクタ電流Iは高くなる。しかし、本実施形態において、式(1)の右辺には、生体インピーダンスの変数が含まれておらず、また、α、β、RおよびVmaxは一定値であるため、コレクタ電流Iは生体インピーダンスがどれだけ低い値であっても式(1)の値を超えることはない。よって、生体に流れる刺激電流IS1は、生体インピーダンスに関わらず、式(1)で決定されるIlimを超えることはない。
図2は、生体インピーダンスが低い場合における、パルス発生器43が発生するパルスP1、図8に示す従来の刺激電流発生部104による刺激電流IS0、および、本実施形態に係る刺激電流発生部4による刺激電流IS1の波形の一例である。従来の刺激電流発生部104は電流制限手段を有していないため、生体インピーダンスが低い場合、刺激電流IS0のピーク値が非常に大きくなる。一方、本実施形態では、刺激電流発生部4の電流制限手段により、生体インピーダンスが低い場合であっても、刺激電流IS1の最大値がIlimに制限される。よって、値Ilimを、例えば、廃用性症候群や筋萎縮性疾患患者のリハビリ効果を阻害しない程度の値に設定することにより、突入電流による過度の刺激を防止することができる。
なお、生体インピーダンスが高い部位(一般には、筋肉疲労が高い部位、内臓脂肪が厚い部位等)では、電流が流れ難くなるため、図3に示すように、刺激電流IS1のピーク値は上述のIlimに満たない。そのため、電流制限手段の有無にかかわらず、突入電流は発生しない。
また、刺激電流IS1の強度は、図示しない制御部によって、電極パッド2への印加電圧や、刺激パルスのデューティ比を調整することによって制御することができる。
(変形例1)
図1に示す刺激電流発生部4は、+極性の電流を発生させる回路であったが、本実施形態はこれに限定されず、+−両極性の電流を発生させる回路であってもよい。本変形例では、+−両極性の電流を発生させる回路構成について説明する。
図4は、本実施形態の変形例1に係る電気的刺激装置1aの構成を示している。電気的刺激装置1aは、図1に示す電気的刺激装置1において、刺激電流発生部4を刺激電流発生部4aに置き換えた構成である。
刺激電流発生部4aは、図1に示す刺激電流発生部4において、NPNバイポーラトランジスタ42a、パルス発生器43、差動増幅器44a、抵抗45a、Tフリップフロップ46および2つのANDゲート47,48をさらに備えた構成である。トランジスタ42a、パルス発生器43、差動増幅器44aおよび抵抗45aの各構成は、図1に示すトランジスタ42、パルス発生器43、差動増幅器44および抵抗45とそれぞれ同一である。
出力トランス41の一次巻線41Aの一端はトランジスタ42aのコレクタ端子に接続されており、一次巻線41Aの他端はトランジスタ42のコレクタ端子に接続されており、一次巻線41Aのセンタータップは電源電位VBに接続されている。トランジスタ42aのベース端子は差動増幅器44aの出力端子に接続されており、トランジスタ42aのエミッタ端子は、抵抗45aの一端および差動増幅器44aの負極入力端子に接続されている。抵抗45aの他端は接地されている。
差動増幅器44の正極入力端子は、ANDゲート47の出力端子に接続され、差動増幅器44aの正極入力端子は、ANDゲート48の出力端子に接続されている。ANDゲート47の一方の入力端子は、Tフリップフロップ46の反転出力端子に接続され、ANDゲート47の他方の入力端子は、パルス発生器43に接続されている。ANDゲート48の一方の入力端子は、Tフリップフロップ46の非反転出力端子に接続され、ANDゲート48の他方の入力端子は、パルス発生器43に接続されている。Tフリップフロップ46の入力端子は、パルス発生器43に接続されている。
パルス発生器43は、図1に示すパルス発生器43と同様に、デューティ比50%の矩形のパルスP1を発生する。これにより、差動増幅器44の正極入力端子にパルスP2が入力され、差動増幅器44aの正極入力端子にパルスP3が入力される。
図5に示すように、パルスP2およびP3は、デューティ比25%の矩形波であり、互いに位相が180°異なっている。パルスP2がハイレベルになってトランジスタ42が導通することにより、+極性の刺激電流IS2が生体に流れ、パルスP3がハイレベルになってトランジスタ42aが導通することにより、−極性の刺激電流IS2が生体に流れる。
また、刺激電流発生部4aでは、図1に示す刺激電流発生部4と同様、差動増幅器44および抵抗45は、生体のインピーダンスにかかわらず、+極性の刺激電流IS2の絶対値が所定値Ilimを超えることを制限する電流制限手段として機能する。さらに、刺激電流発生部4aでは、トランジスタ42a、差動増幅器44aおよび抵抗45aからなる回路の構成が、トランジスタ42、差動増幅器44および抵抗45からなる回路と同一である。そのため、図5に示すように、差動増幅器44aおよび抵抗45aは、生体のインピーダンスが低い場合であっても、−極性の刺激電流IS2の絶対値が所定値Ilimを超えることを制限する。なお、図5における一点鎖線は、刺激電流発生部4aにおいて電流制限手段を省略した回路、すなわち、パルスP2およびP3がそれぞれトランジスタ42および42aの各ベース端子に入力される回路による刺激電流の波形である。
(変形例2)
本変形例では、刺激電流を発生するトランジスタとしてPNPトランジスタを用いた構成について説明する。
図6は、本実施形態の変形例2に係る電気的刺激装置1bの構成を示している。電気的刺激装置1bは、図1に示す電気的刺激装置1において、刺激電流発生部4を刺激電流発生部4bに置き換えた構成である。刺激電流発生部4bは、電極パッド2,3に接続されており、電極パッド2,3を介して被施行者の生体に刺激電流IS3を付与する。刺激電流発生部4は、出力トランス41、トランジスタ42b、パルス発生器43、差動増幅器44bおよび抵抗45bを備えている。
具体的には、出力トランス41の一次巻線41Aの一端は接地されており、一次巻線41Aの他端はトランジスタ42bのコレクタ端子に接続されている。また、出力トランス41の二次巻線41Bの一端は電極パッド2に接続されており、二次巻線41Bの他端は電極パッド3に接続されている。トランジスタ42bは、刺激電流を発生させる駆動用のトランジスタであり、刺激電流発生部4bでは、PNPバイポーラトランジスタで構成されている。トランジスタ42bのベース端子は差動増幅器44bの出力端子に接続されており、トランジスタ42bのエミッタ端子は、抵抗45bの一端および差動増幅器44bの負極入力端子に接続されている。抵抗45bの他端は電源電位VBに接続されている。すなわち、抵抗45bは、トランジスタ42bのエミッタ端子と電源電位VB(固定電位)との間に設けられている。差動増幅器44bの正極入力端子はパルス発生器43に接続されている。パルス発生器43は、デューティ比50%の矩形のパルスP1を差動増幅器44bの正極入力端子に入力する。これにより、差動増幅器44bは、トランジスタ42bのエミッタ電圧とパルスP1の電圧との差分に応じた電流をトランジスタ42bのベース端子に出力する。トランジスタ42bは、差動増幅器44bから入力される電流に応じて刺激電流を発生し、当該刺激電流は、出力トランス41によって所定の電圧に変圧されて、電極パッド2に印加される。これにより、パルスP1がローレベルになってトランジスタ42bが導通することにより、刺激電流IS3が生体に流れる。
また、刺激電流発生部4bでは、差動増幅器44bおよび抵抗45bは、生体のインピーダンスにかかわらず、刺激電流IS3の絶対値が所定値Ilimを超えることを制限する電流制限手段として機能する。
具体的には、差動増幅器44bの増幅率をα、トランジスタ42bの増幅率をβ、トランジスタ42bのコレクタ電流、エミッタ電流、ベース電流をそれぞれI、I、I、パルス発生器43が発生するパルスP1の最小電圧をVmin、抵抗45bの抵抗値をRとすると、以下の等式が成り立つ。
=I+I
=αVmin
よって、
=αβVmin/(αR+αβR+1)・・・式(2)
となる。
コレクタ電流Iは、出力トランス41によって変圧され、刺激電流IS3として生体を流れる。ここで、式(2)の右辺には、生体インピーダンスの変数が含まれておらず、また、α、β、RおよびVminは一定値であるため、コレクタ電流Iは生体インピーダンスがどれだけ低い値であっても式(2)の値を超えることはない。よって、生体に流れる刺激電流IS3の絶対値は、生体インピーダンスに関わらず、式(2)で決定されるIlimを超えることはない。
図7は、生体インピーダンスが低い場合における、パルスP1、図8に示す従来の刺激電流発生部104による刺激電流IS0、および、本変形例に係る刺激電流発生部4bによる刺激電流IS3の波形の一例である。図7において、実線が刺激電流IS3の波形であり、一点鎖線が、刺激電流IS0の波形である。本変形例において、刺激電流発生部4bの電流制限手段により、生体インピーダンスが低い場合であっても、刺激電流IS3の絶対値がIlimを超えないように制限される。よって、突入電流の発生を防止することができる。
(まとめ)
このように、本実施形態では、刺激電流発生部が、生体インピーダンスに関わらず、刺激電流の絶対値が所定値を超えることを制限する機能を備えている。よって、突入電流による過度の刺激を防止することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 電気的刺激装置
1a 電気的刺激装置
1b 電気的刺激装置
2 電極パッド
3 電極パッド
4 刺激電流発生部
4a 刺激電流発生部
4b 刺激電流発生部
41 出力トランス
41a 出力トランス
42 駆動トランジスタ
42a 駆動トランジスタ
42b 駆動トランジスタ
43 パルス発生器
44 差動増幅器
44a 差動増幅器
44b 差動増幅器
45 抵抗
45a 抵抗
45b 抵抗
46 Tフリップフロップ
47 ANDゲート
48 ANDゲート

Claims (2)

  1. 生体の皮膚に当接される電極パッドと、前記電極パッドを介して前記生体に刺激を与えるための電流を発生する刺激電流発生部と、を備えた電気的刺激装置であって、
    前記刺激電流発生部は、前記生体のインピーダンスに関わらず、前記電流の絶対値が所定値を超えることを制限する電流制限手段を備えた、電気的刺激装置。
  2. 前記刺激電流発生部は、
    前記電流を発生するトランジスタと、
    矩形のパルスを発生するパルス発生器と、
    を備え、さらに前記電流制限手段として、
    前記トランジスタのエミッタ端子と固定電位との間に設けられた抵抗と、
    前記トランジスタのエミッタ電圧と前記パルスの電圧との差分に応じた電流を前記トランジスタのベース端子に出力する差動増幅器と、
    を備えた、請求項1に記載の電気的刺激装置。
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