JP2019091796A - スイッチング素子とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ボディ領域における面欠陥の成長を抑制する。【解決手段】 スイッチング素子であって、オフ角を有するSiC基板と、SiC基板の上面を平面視したときにオフ方向に沿って伸びるトレンチと、ゲート絶縁膜及びゲート電極を有している。SiC基板が、n型のソース領域と、p型のコンタクト領域と、ソース領域の下側でゲート絶縁膜に接しており、コンタクト領域よりもp型不純物濃度が低いp型のボディ領域と、ボディ領域の下側でゲート絶縁膜に接するn型のドリフト領域と、ソース領域とコンタクト領域の少なくとも一方とドリフト領域の間に配置されているとともにその周囲のボディ領域よりも点欠陥密度が高い複数の低ライフタイム領域を有している。複数の低ライフタイム領域が、オフ方向に沿って間隔を開けて配置されている。前記間隔に、ボディ領域の少なくとも一部が配置されている。【選択図】図1
Description
本明細書に開示の技術は、スイッチング素子とその製造方法に関する。
特許文献1には、SiC基板を備えるスイッチング素子が開示されている。SiC基板は、オフ角を備えている。SiC基板の内部には、基底面転位(BPD:basal plane dislocation)が存在する。SiC基板に電流を流すと、SiC基板の内部でキャリアが再結合する。再結合時に生じる再結合エネルギーによって、基底面転位を起点として面欠陥が成長する。面欠陥は、{0001}面に沿って成長する。面欠陥が成長すると、SiC基板の抵抗が上昇し、スイッチング素子で生じる損失が増大する。
特許文献1のスイッチング素子は、ドリフト層の内部に設けられた複数の電流制限領域を備えている。電流制限領域は、p型層によって構成されている。ドリフト層の内部に、複数の電流制限領域が分散して配置されている。ドリフト層内で面欠陥が成長すると、面欠陥が電流制限領域に達する。電流制限領域内では、面欠陥への再結合エネルギーの供給が抑制される。このため、面欠陥の成長が停止する。これによって、面欠陥が過度に成長することが防止される。
特許文献1の技術では、ドリフト層内における面欠陥の成長を抑制する。他方、面欠陥の成長は、ボディ領域内でも発生する。したがって、本明細書では、ボディ領域における面欠陥の成長を抑制する技術を提案する。
本明細書が開示するスイッチング素子は、オフ角を有するSiC基板と、前記SiC基板の上面に設けられているとともに前記上面を平面視したときにオフ方向に沿って伸びるトレンチと、前記トレンチの内面を覆うゲート絶縁膜と、前記トレンチ内に配置されているとともに前記ゲート絶縁膜によって前記SiC基板から絶縁されているゲート電極、を有している。前記SiC基板が、ソース領域、コンタクト領域、ボディ領域、ドリフト領域、及び、複数の低ライフタイム領域を有している。前記ソース領域は、前記上面に露出しており、前記ゲート絶縁膜に接するn型領域である。前記コンタクト領域は、前記ソース領域に隣接する位置で前記上面に露出しているp型領域である。前記ボディ領域は、前記ソース領域の下側で前記ゲート絶縁膜に接しており、直接または他のp型領域を介して前記コンタクト領域に接しており、前記コンタクト領域よりもp型不純物濃度が低いp型領域である。前記ドリフト領域は、前記ボディ領域の下側で前記ゲート絶縁膜に接するn型領域である。複数の前記低ライフタイム領域は、前記ソース領域と前記コンタクト領域の少なくとも一方と前記ドリフト領域の間に配置されており、その周囲の前記ボディ領域よりも点欠陥密度が高い領域である。複数の前記低ライフタイム領域は、前記オフ方向に沿って間隔を開けて配置されている。前記間隔に、前記ボディ領域の少なくとも一部が配置されている。
なお、本明細書において、点欠陥は、原子空孔、格子間原子、格子位置に置換された不純物原子等を含む。したがって、低ライフタイム領域は、原子空孔や格子間原子等の密度が高い領域であってもよいし、p型不純物濃度またはn型不純物濃度が高い領域(すなわち、格子位置に置換された不純物原子の密度が高い領域)であってもよい。
このスイッチング素子では、コンタクト領域からドリフト領域へボディ領域を介して電流が流れることができる。すなわち、コンタクト領域、ボディ領域及びドリフト領域によってダイオードが形成されている。ダイオードに電流が流れると、ボディ領域内の基底面転位を起点として面欠陥が成長する。面欠陥は、{0001}面に沿って成長する。このため、面欠陥は、オフ方向(トレンチが伸びる方向)に沿って成長する。また、このスイッチング素子では、複数の低ライフタイム領域がオフ方向に間隔を開けて配置されており、前記間隔にボディ領域の少なくとも一部が配置されている。前記間隔内のボディ領域内で生じた面欠陥の多くは、オフ方向に沿って成長すると、低ライフタイム領域に達する。点欠陥密度が高い低ライフタイム領域内では、点欠陥で再結合が生じ易く、キャリアライフタイムが短い。このため、低ライフタイム領域内では、点欠陥で再結合が生じ、面欠陥で再結合が生じ難い。このため、低ライフタイム領域内では、面欠陥に対する再結合エネルギーの供給が抑制され、面欠陥の成長が停止する。これによって、面欠陥が過度に成長することが防止される。また、低ライフタイム領域は高い抵抗を有するが、電流は、前記間隔内のボディ領域を通って流れることができる。このため、低ライフタイム領域を設けても、ダイオードに電流が流れるときに生じる損失が小さい。
図1〜4は、実施形態のスイッチング素子10を示している。以下では、SiC基板12の上面12aと平行な一方向をx方向といい、上面12aに平行でx方向に直交する方向をy方向といい、SiC基板12の厚み方向をz方向という。図2は、図1の平面IIにおける断面図であり、図3は図1の平面IIIにおける断面図であり、図4は図1の平面IVにおける断面図である。図2〜4に示すように、SiC基板12の上面12a上には、電極、絶縁層等が設けられている。なお、図1では、説明のため、SiC基板12の上面12a上の電極、絶縁層の図示を省略している。
SiC基板12は、4H−SiCにより構成されている。図1の直線L1は、上面12aの垂線を示している。また、図1の直線L2は、SiC基板12を構成するSiC結晶のC軸(すなわち、<0001>軸)を示している。図1の角度θは、SiC基板12のオフ角(すなわち、C軸L2の垂線L1に対する傾斜角度)を示している。C軸L2は、垂線L1に対してx軸周りに傾斜している。すなわち、SiC結晶のc面(すなわち、{0001}面)は、SiC基板12の上面12aに対して、x軸周りに傾斜している。したがって、上面12aを垂線L1に沿って平面視したときに、図1の矢印100に示すように、C軸L2は、y方向に沿って伸びている。このため、上面12aを垂線L1に沿って平面視したときに、オフ方向は矢印100に平行な方向である。
図1に示すように、SiC基板12の上面12aには、複数のトレンチ22が設けられている。複数のトレンチ22は、上面12aにおいて、互いに平行に伸びている。複数のトレンチ22は、上面12aにおいてy方向に直線状に長く伸びている。複数のトレンチ22は、x方向に間隔を開けて配列されている。各トレンチ22の内部に、ゲート絶縁膜24とゲート電極26が配置されている。
図1〜4に示すように、ゲート絶縁膜24は、トレンチ22の内面を覆っている。ゲート絶縁膜24は、酸化シリコンにより構成されている。ゲート電極26は、ゲート絶縁膜24によってSiC基板12から絶縁されている。図2、3に示すように、ゲート電極26の上面は、層間絶縁膜28によって覆われている。
図2〜4に示すように、SiC基板12の上面12aには、上部電極70が配置されている。上部電極70は、上面12aと層間絶縁膜28を覆っている。上部電極70は、層間絶縁膜28が設けられていない部分でSiC基板12の上面12aに接している。上部電極70は、層間絶縁膜28によってゲート電極26から絶縁されている。SiC基板12の下面12bには、下部電極72が配置されている。下部電極72は、SiC基板12の下面12bに接している。
図1〜4に示すように、SiC基板12の内部には、ソース領域30、複数のコンタクト領域31、ボディ領域32、複数の低ライフタイム領域33、ドリフト領域34、及び、ドレイン領域35が設けられている。
ソース領域30は、n型領域である。ソース領域30は、隣接する2つのトレンチ22に挟まれた半導体領域(以下、トレンチ間領域という場合がある)のそれぞれにおいて、上面12aに露出している。ソース領域30は、上部電極70にオーミック接触している。ソース領域30は、各トレンチ22の上端部においてゲート絶縁膜24に接している。ソース領域30は、各ゲート電極26に対してゲート絶縁膜24を介して対向している。
各コンタクト領域31は、p型不純物濃度が高いp型領域である。各トレンチ間領域に、複数のコンタクト領域31が配置されている。各コンタクト領域31は、上面12aに露出している。各コンタクト領域31は、上部電極70にオーミック接触している。各コンタクト領域31は、トレンチ22(すなわち、ゲート絶縁膜24)から離れた位置に配置されている。各トレンチ間領域において、複数のコンタクト領域31が、y方向に間隔を開けて配置されている。上面12aにおいて、各コンタクト領域31の周囲はソース領域30に囲まれている。
ボディ領域32は、各コンタクト領域31よりもp型不純物濃度が低いp型領域である。ボディ領域32は、ソース領域30及び各コンタクト領域31の下側に配置されている。なお、図1〜4において、ボディ領域32内のハッチングされた各領域は、低ライフタイム領域33である。本実施形態では、低ライフタイム領域33は、ボディ領域32の一部である。ボディ領域32は、ソース領域30及び各コンタクト領域31に対して下側から接している。ボディ領域32は、ソース領域30及び各コンタクト領域31の下側の全域に分布している。このため、ソース領域30及び各コンタクト領域31は、ボディ領域32によってドリフト領域34から分離されている。ボディ領域32は、ソース領域30の下側で、ゲート絶縁膜24に接している。ボディ領域32は、ゲート電極26に対してゲート絶縁膜24を介して対向している。ボディ領域32の下端は、ゲート電極26の下端よりも上側に配置されている。
ドリフト領域34は、n型不純物濃度が低いn型領域である。図1〜4に示すように、ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側に配置されている。ドリフト領域34は、ボディ領域32に対して下側から接している。ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側でゲート絶縁膜24に接している。ドリフト領域34は、ゲート電極26に対してゲート絶縁膜24を介して対向している。
ドレイン領域35は、ドリフト領域34よりもn型不純物濃度が高いn型領域である。図1〜4に示すように、ドレイン領域35は、ドリフト領域34の下側に配置されている。ドレイン領域35は、ドリフト領域34に対して下側から接している。ドレイン領域35は、SiC基板12の下面12bに臨む範囲に設けられており、下部電極72にオーミック接触している。
各低ライフタイム領域33は、ボディ領域32内に設けられている。各低ライフタイム領域33は、イオンの注入によって点欠陥密度を上昇させた領域である。各低ライフタイム領域33中の点欠陥密度は、低ライフタイム領域33の外部のボディ領域32中の点欠陥密度よりも高い。すなわち、各低ライフタイム領域33は、ボディ領域32の一部によって構成された領域であり、周囲のボディ領域32よりも点欠陥密度が高い領域である。点欠陥は、キャリアの再結合中心として機能する。したがって、低ライフタイム領域33中では、キャリアライフタイムが短い。図1、4に示すように、各トレンチ間領域内のボディ領域32内において、y方向に間隔C1を開けて複数の低ライフタイム領域33が配置されている。間隔C1内には、点欠陥密度が低いボディ領域32(低ライフタイム領域33の外部のボディ領域32)が配置されている。間隔C1のy方向における幅wと、低ライフタイム領域33の厚みh(z方向における寸法)と、オフ角θは、w<h/tanθの関係を満たす。図3に示すように、各低ライフタイム領域33は、トレンチ間領域の両側に位置する2つのトレンチ22の一方から他方まで伸びている。
スイッチング素子10の内部には、ソース領域30、ボディ領域32、ドリフト領域34、及び、ドレイン領域35、ゲート電極26等によってMOSFETが構成されている。また、スイッチング素子10の内部には、複数のコンタクト領域31、ボディ領域32、ドリフト領域34及びドレイン領域35等によってpnダイオードが構成されている。
次に、MOSFETの動作について説明する。スイッチング素子10に対して、下部電極72が上部電極70よりも高電位となる向きの電圧(以下、第1電圧という)を印加することができる。また、ゲート電極26にゲートオン電位(ゲート閾値以上の電位)を印加すると、ゲート絶縁膜24近傍のボディ領域32にチャネルが形成される。チャネルによって、ソース領域30とドリフト領域34が接続される。第1電圧が印加されている状態でチャネルが形成されると、上部電極70からソース領域30、チャネル、ドリフト領域34及びドレイン領域35を通って下部電極72へ電子が流れる。すなわち、MOSFETがオンする。ゲート電極26の電位をゲートオフ電位(ゲート閾値未満の電位)に引き下げると、チャネルが消失し、電子の流れが停止する。すなわち、MOSFETがオフする。
また、スイッチング素子10に対して、上部電極70が下部電極72よりも高電位となる向きの電圧(以下、第2電圧という)を印加することができる。この場合、上部電極70から、コンタクト領域31、ボディ領域32、ドリフト領域34及びドレイン領域35を介して下部電極72へホールが流れる。同時に、下部電極72から、ドレイン領域35、ドリフト領域34、ボディ領域32及びコンタクト領域31を通って上部電極70へ電子が流れる。すなわち、pnダイオードがオンする。
SiC基板12中には、基底面転位が一定の密度で存在する。pnダイオードがオンすると、SiC基板12中を流れている一部の電子とホールが、ボディ領域32内で再結合する。すると、ボディ領域32内に存在する基底面転位に再結合エネルギーが供給され、基底面転位を起点として面欠陥が成長する。面欠陥は抵抗体となるので、面欠陥が成長するとSiC基板12が高抵抗化する。また、ボディ領域32内の面欠陥がドリフト領域34に達すると、pnダイオードの特性が劣化する。しかしながら、本実施形態のスイッチング素子10では、低ライフタイム領域33によって面欠陥の成長が抑制される。以下、詳細に説明する。
ボディ領域32内には、y方向に間隔C1を開けて複数の低ライフタイム領域33が配置されている。点欠陥は、ホールと電子の再結合中心として機能する。このため、点欠陥密度が高い低ライフタイム領域33内では、点欠陥において再結合が生じ、基底面転位において再結合が生じ難い。したがって、低ライフタイム領域33内では、面欠陥がほとんど生じない。また、間隔C1内のボディ領域32では、点欠陥密度が低いので、基底面転位から面欠陥が成長する。基底面転位を起点として成長する面欠陥は、C面に沿って成長する。本実施形態では、C軸L2が垂線L1に対してx軸周りに傾斜しているので、C面が上面12aに対してx軸周りに傾斜している。図4の矢印102は、C面の方向を示している。面欠陥は、矢印102と略平行に、主にy方向に沿って成長する。矢印102に示すように、間隔C1内で面欠陥がy方向に沿って成長すると、ほとんどの面欠陥が低ライフタイム領域33に達する。上述したように、低ライフタイム領域33内では点欠陥において再結合が生じるので、面欠陥で再結合が生じ難い。したがって、低ライフタイム領域33内で、面欠陥の成長が停止する。このため、間隔C1内で生じた面欠陥の成長が抑制される。したがって、SiC基板12が高抵抗化することが抑制される。
特に、本実施形態では、間隔C1の幅wと、低ライフタイム領域33の厚みhと、オフ角θが、w<h/tanθの関係を満たす。このため、間隔C1内のボディ領域32の上端を起点としてC面に沿って成長する面欠陥が、低ライフタイム領域33に達する。このため、このような面欠陥がドリフト領域34に達することを防止することができる。したがって、pnダイオードの特性の劣化が抑制される。
また、点欠陥密度が高い低ライフタイム領域33の抵抗率は高い。しかしながら、スイッチング素子10では、y方向に間隔C1を開けて複数の低ライフタイム領域33が配置されており、間隔C1内に点欠陥密度が低いボディ領域32が設けられている。したがって、pnダイオードがオンするときに、電子及びホールは、間隔C1内のボディ領域32内を低損失で流れることができる。したがって、スイッチング素子10によれば、低ライフタイム領域33を設けても、pnダイオードの通電時に生じる損失を抑制することができる。
図5は、低ライフタイム領域33を形成する工程を示している。図5に示すように、上面12a上に開口92を有するマスク90を設け、マスク90を介してボディ領域32に対して選択的に、バナジウムイオン、ヘリウムイオン、デュートロン等の無極性の荷電粒子94(p型不純物及びn型不純物ではない荷電粒子)を注入する。すると、荷電粒子94が注入された範囲に高密度で点欠陥が形成され、ボディ領域32内に低ライフタイム領域33が形成される。この工程によれば、上述した低ライフタイム領域33を好適に形成することができる。
なお、上述した実施形態では、図3に示すように、低ライフタイム領域33が、ゲート絶縁膜24に隣接する位置まで分布していた。この構成では、図3に示す断面において、チャネルが形成される範囲(ゲート絶縁膜24近傍のボディ領域32)に多数の点欠陥が存在する。このため、点欠陥によって、チャネル中における電子の移動が阻害される。したがって、図3に示す断面においては、チャネルの移動度が低くなる。このため、MOSFETのオン時には、多くの電子は、図2の断面の部分に形成されるチャネルに流れ、電流が集中する。したがって、図6に示すように、低ライフタイム領域33が、ゲート絶縁膜24から離れた位置に配置されていてもよい。この構成によれば、チャネルの全体で点欠陥密度が低くなるので、電流集中を抑制することができる。
また、上述した実施形態では、図3に示すように、低ライフタイム領域33の下端がボディ領域32の下端がと略一致していた。しかしながら、図7に示すように、低ライフタイム領域33の下端がボディ領域32の下端よりも上側に位置していてもよい。また、低ライフタイム領域33の下端がボディ領域32の下端よりも下側に位置していてもよい。但し、低ライフタイム領域33の下端がボディ領域32の下端よりも下側に位置する場合には、低ライフタイム領域33がドリフト領域34内まで突出した構造となるので、低ライフタイム領域33の下端に電界が加わるという問題が生じる。したがって、図3、7に示すように、低ライフタイム領域33は、ボディ領域32よりも下側に突出していない方が好ましい。
また、上述した実施形態では、図3に示すように、低ライフタイム領域33の上端が、コンタクト領域31の下端まで伸びていた。しかしながら、図8に示すように、低ライフタイム領域33の上端が、コンタクト領域31の下端よりも下側に配置されていてもよい。図8の構成でも、上述した実施形態と同様に面欠陥の成長を抑制することができる。
また、上述した実施形態では、図1、4に示すように、低ライフタイム領域33が、ソース領域30の下側に設けられており、コンタクト領域31の下側に設けられていなかった。しかしながら、図9に示すように、低ライフタイム領域33が、ソース領域30の下側からコンタクト領域31の下側に跨る範囲に広がっていてもよい。また、図10に示すように、低ライフタイム領域33が、コンタクト領域31の下側に設けられており、ソース領域30の下側に設けられていなくてもよい。図9または図10の構成でも、上述した実施形態と同様に、面欠陥の成長を抑制することができる。
また、上述した実施形態では、低ライフタイム領域33が、ボディ領域32の一部の点欠陥密度が高い領域により構成されていた。しかしながら、図11に示すように、低ライフタイム領域33が、ボディ領域32よりもp型不純物濃度が高いp型領域により構成されていてもよい。格子位置に配置されたp型不純物は、点欠陥の一種である。したがって、p型不純物濃度が高い領域内では、点欠陥密度が高く、キャリアライフタイムが短い。例えば、p型不純物濃度が1×10−18cm3より大きいp型領域を、低ライフタイム領域33として用いることができる。このため、図11のようにp型不純物濃度が高いp型領域によって低ライフタイム領域33が構成されていても、上述した実施形態と同様に、面欠陥の成長を抑制することができる。なお、低ライフタイム領域33をボディ領域32よりもp型不純物濃度が高いp型領域により構成することで、MOSFETがオフするときに、ドリフト領域34からボディ領域32内に伸びる空乏層がソース領域30に達すること(いわゆる、パンチスルー現象)を抑制することができる。
また、低ライフタイム領域33をボディ領域32よりもp型不純物濃度が高いp型領域により構成する場合には、図12のように、コンタクト領域31の下側に低ライフタイム領域33を設けることが好ましい。この構成では、コンタクト領域31と低ライフタイム領域33が連続する高濃度のp型領域となる。この構成では、ボディ領域32は、p型の低ライフタイム領域33を介してコンタクト領域31に接続されている。この構成でも、ダイオードの通電時にボディ領域32内に電子及びホールが流れる。この構成では、コンタクト領域31と低ライフタイム領域33を共通のイオン注入工程で形成することができるので、効率的にスイッチング素子を製造することが可能となる。
なお、低ライフタイム領域33をボディ領域32よりもp型不純物濃度が高いp型領域により構成する場合においても、図6〜9と同様に、低ライフタイム領域33の位置及び範囲を変更することができる。なお、p型不純物濃度が高いp型領域を低ライフタイム領域33として用いる場合には、低ライフタイム領域33をゲート絶縁膜24に接触させると、その範囲にチャネルが形成されない。したがって、図6のように低ライフタイム領域33とゲート絶縁膜24の間に間隔を設けることで、チャネルが形成される範囲を広げることが可能であり、チャネルにおける電流密度を低減することができる。
また、図13に示すように、低ライフタイム領域33が、ボディ領域32のp型不純物濃度よりもn型不純物濃度が高いn型領域により構成されていてもよい。格子位置に配置されたn型不純物は、点欠陥の一種である。したがって、n型不純物濃度が高い領域内では、点欠陥密度が高く、キャリアライフタイムが短い。このため、図13のようにn型不純物濃度が高いn型領域によって低ライフタイム領域33が構成されていても、ボディ領域32内の面欠陥の成長を抑制することができる。
なお、低ライフタイム領域33をn型不純物濃度が高いn型領域によって構成する場合には、低ライフタイム領域33がソース領域30とドリフト領域34に接続されると、ソース領域30とドリフト領域34の間が短絡する。したがって、低ライフタイム領域33を、ソース領域30とドリフト領域34の間が短絡しない位置に配置する必要がある。ソース領域30とドリフト領域34の間が短絡しない限り、低ライフタイム領域33の位置及び範囲を適宜変更することができる。例えば、n型領域によって構成された低ライフタイム領域33に対して、図6〜9に示す配置を、ソース領域30とドリフト領域34の間が短絡しないようにして適用することができる。
本明細書が開示する技術要素について、以下に列記する。なお、以下の各技術要素は、それぞれ独立して有用なものである。
本明細書が開示する一例のスイッチング素子では、各低ライフタイム領域がボディ領域の一部によって構成されていてもよい。
また、本明細書が開示する他の一例のスイッチング素子では、各低ライフタイム領域がボディ領域のp型不純物濃度よりもp型不純物濃度が高いp型領域であってもよい。
また、本明細書が開示するさらに別の一例のスイッチング素子では、各低ライフタイム領域が、ボディ領域のp型不純物濃度よりもn型不純物濃度が高いn型領域であってもよい。
これらのいずれの構成でも、低ライフタイム領域によって面欠陥の成長を抑制することができる。
本明細書が開示する一例のスイッチング素子では、オフ方向における低ライフタイム領域の間隔の幅wと、各低ライフタイム領域の厚さhと、オフ角θが、w<h/tanθの関係を満たしてもよい。
この構成によれば、前記間隔内のボディ領域の上端部から成長する面欠陥が、低ライフタイム領域に達する。面欠陥がドリフト領域に達することを効果的に抑制することができる。
本明細書が開示する一例のスイッチング素子では、各低ライフタイム領域が、ゲート絶縁膜から離れた位置に設けられていてもよい。
この構成によれば、スイッチング素子のチャネルにおける電流密度を低減することができる。
本明細書が開示する一例のスイッチング素子では、各低ライフタイム領域が、コンタクト領域の下端まで広がっていてもよい。
この構成によれば、面欠陥がより低ライフタイム領域に達し易くなる。
本明細書に開示する一例のスイッチング素子では、各低ライフタイム領域の下端が、ボディ領域の下端よりも上側に位置していてもよい。
この構成によれば、低ライフタイム領域の下端における電界集中を抑制することができる。
本明細書に開示する一例のスイッチング素子では、各低ライフタイム領域が、ソース領域の下側からコンタクト領域の下側に跨る範囲に広がっていてもよい。
この構成によれば、広範囲で面欠陥の成長を抑制することができる。
本明細書に開示する一例の製造方法では、ボディ領域の一部にp型不純物ではなくn型不純物ではない荷電粒子を注入することによって複数の低ライフタイム領域を形成してもよい。
この構成によれば、注入範囲の不純物濃度を変化させることなく低ライフタイム領域を形成することができる。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの1つの目的を達成すること自体で技術有用性を持つものである。
10 :スイッチング素子
12 :SiC基板
22 :トレンチ
24 :ゲート絶縁膜
26 :ゲート電極
28 :層間絶縁膜
30 :ソース領域
31 :コンタクト領域
32 :ボディ領域
33 :低ライフタイム領域
34 :ドリフト領域
35 :ドレイン領域
70 :上部電極
72 :下部電極
12 :SiC基板
22 :トレンチ
24 :ゲート絶縁膜
26 :ゲート電極
28 :層間絶縁膜
30 :ソース領域
31 :コンタクト領域
32 :ボディ領域
33 :低ライフタイム領域
34 :ドリフト領域
35 :ドレイン領域
70 :上部電極
72 :下部電極
Claims (10)
- スイッチング素子であって、
オフ角を有するSiC基板と、
前記SiC基板の上面に設けられており、前記上面を平面視したときにオフ方向に沿って伸びるトレンチと、
前記トレンチの内面を覆うゲート絶縁膜と、
前記トレンチ内に配置されており、前記ゲート絶縁膜によって前記SiC基板から絶縁されているゲート電極、
を有しており、
前記SiC基板が、
前記上面に露出しており、前記ゲート絶縁膜に接するn型のソース領域と、
前記ソース領域に隣接する位置で前記上面に露出しているp型のコンタクト領域と、
前記ソース領域の下側で前記ゲート絶縁膜に接しており、直接または他のp型領域を介して前記コンタクト領域に接続されており、前記コンタクト領域よりもp型不純物濃度が低いp型のボディ領域と、
前記ボディ領域の下側で前記ゲート絶縁膜に接するn型のドリフト領域と、
前記ソース領域と前記コンタクト領域の少なくとも一方と前記ドリフト領域の間に配置されており、その周囲の前記ボディ領域よりも点欠陥密度が高い複数の低ライフタイム領域、
を有しており、
複数の前記低ライフタイム領域が、前記オフ方向に沿って間隔を開けて配置されており、
前記間隔に、前記ボディ領域の少なくとも一部が配置されている、スイッチング素子。 - 前記各低ライフタイム領域が、前記ボディ領域の一部によって構成されている請求項1のスイッチング素子。
- 前記各低ライフタイム領域が、前記ボディ領域のp型不純物濃度よりもp型不純物濃度が高いp型領域である請求項1のスイッチング素子。
- 前記各低ライフタイム領域が、前記ボディ領域のp型不純物濃度よりもn型不純物濃度が高いn型領域である請求項1のスイッチング素子。
- 前記オフ方向における前記間隔の幅wと、前記各低ライフタイム領域の厚さhと、前記オフ角θが、w<h/tanθの関係を満たす請求項1〜4のいずれか一項のスイッチング素子。
- 前記各低ライフタイム領域が、前記ゲート絶縁膜から離れた位置に設けられている請求項1〜5のいずれか一項のスイッチング素子。
- 前記各低ライフタイム領域が、前記コンタクト領域の下端まで広がっている請求項1〜6のいずれか一項のスイッチング素子。
- 前記各低ライフタイム領域の下端が、前記ボディ領域の下端よりも上側に位置している請求項1〜7のいずれか一項のスイッチング素子。
- 前記各低ライフタイム領域が、前記ソース領域の下側から前記コンタクト領域の下側に跨る範囲に広がっている請求項1〜8のいずれか一項のスイッチング素子。
- 前記請求項2のスイッチング素子の製造方法であって、前記ボディ領域の一部にp型不純物ではなくn型不純物ではない荷電粒子を注入することによって複数の前記低ライフタイム領域を形成する工程を有する製造方法。
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