[go: up one dir, main page]

JP2019528892A - カウンタバランス式レバーシステムを有する手術用ジョー型器具 - Google Patents

カウンタバランス式レバーシステムを有する手術用ジョー型器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2019528892A
JP2019528892A JP2019514784A JP2019514784A JP2019528892A JP 2019528892 A JP2019528892 A JP 2019528892A JP 2019514784 A JP2019514784 A JP 2019514784A JP 2019514784 A JP2019514784 A JP 2019514784A JP 2019528892 A JP2019528892 A JP 2019528892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jaw
operating element
shaft
blade
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019514784A
Other languages
English (en)
Inventor
ミエルシュ,ハンネス
リュース,アンドレアス
フォクト,ジモン
Original Assignee
オリンパス・ウィンター・アンド・イベ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オリンパス・ウィンター・アンド・イベ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング filed Critical オリンパス・ウィンター・アンド・イベ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Publication of JP2019528892A publication Critical patent/JP2019528892A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B17/295Forceps for use in minimally invasive surgery combined with cutting implements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/04Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
    • A61B18/12Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by passing a current through the tissue to be heated, e.g. high-frequency current
    • A61B18/14Probes or electrodes therefor
    • A61B18/1442Probes having pivoting end effectors, e.g. forceps
    • A61B18/1445Probes having pivoting end effectors, e.g. forceps at the distal end of a shaft, e.g. forceps or scissors at the end of a rigid rod
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B17/2909Handles
    • A61B2017/2912Handles transmission of forces to actuating rod or piston
    • A61B2017/2919Handles transmission of forces to actuating rod or piston details of linkages or pivot points
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B2018/00571Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body for achieving a particular surgical effect
    • A61B2018/00607Coagulation and cutting with the same instrument
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/04Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
    • A61B18/12Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by passing a current through the tissue to be heated, e.g. high-frequency current
    • A61B18/14Probes or electrodes therefor
    • A61B18/1442Probes having pivoting end effectors, e.g. forceps
    • A61B2018/1452Probes having pivoting end effectors, e.g. forceps including means for cutting
    • A61B2018/1455Probes having pivoting end effectors, e.g. forceps including means for cutting having a moving blade for cutting tissue grasped by the jaws

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

本発明は、2つのジョー枝部で形成されたジョー部分が遠位端に配置され、少なくとも1つのジョー枝部が揺動可能に保持され、ジョー部分を操作するためのグリップが近位端に配置されていて、ジョー枝部間で組織を切断するための軸方向に可逆的に移動可能なブレードアセンブリと、管として形成されたシャフトを備えた電気手術用ジョー型器具であり、シャフトの遠位端にジョー部分が、近位端にグリップが配置されていて、ジョー部分はシャフトを貫通するジョー操作要素によって操作可能で、ブレードアセンブリはシャフトを貫通するブレード操作要素によって操作可能であり、ジョー操作要素がシャフトの近位端に配置されたグリップによってシャフトの長手方向に移動可能であるジョー型器具であって、ブレード操作要素がカウンタバランス式レバーシステムを用いてシャフトの長手方向に移動可能であり、カウンタバランス式レバーシステムが操作要素、結合要素およびカウンタバランス式レバーを備え、ブレード操作要素が操作要素の操作によってシャフトの中をシャフト長手方向に移動可能であることを特徴とする、手術用ジョー型器具に関する。

Description

本発明は請求項1の前提部に記載の方式の手術用ジョー型器具に関する。
上述の方式の医療用手用器具は、通常、患者の腹部における腹腔鏡手術に使用される。その際、シャフトに支持されたエンドエフェクタが、腹壁の開口部を通して患者の腹腔内に挿入され、そこで組織と器官の処置を行うためにシャフトの近位に支持されたグリップの操作によってコントロールされ得る。手術中にはしばしばエンドエフェクタによる組織の切断が必要である。エンドエフェクタはこの目的のために、2つのジョー枝部間に組織を固定できるジョー部分と、さらに両ジョー枝部間で固定された組織を切断できるブレードアセンブリを備えることができる。手術中の適用において十分な柔軟性を確保するために、前述の手術用切断器具においてジョー部分が該器具のシャフトの軸を中心にフレキシブルに回転可能であることがさらに望ましい。
上述の種類の手術用切断器具は、特に特許文献1、特許文献2、および特許文献3に記載されていて、リガシュア・インパクト(コヴィディエン)、エンシールG2スーパー・ジョー(エチコン)およびハロー切除鉗子(OSTA)として販売される。これらの切断器具においては切断ブレードがジョー部分の全長に渡って近位から遠位へと導かれる。切断ブレードは該器具においてグリップ側の様々な機械的機構によってシャフトの軸に沿って動かされる。グリップ側の操作機構のガイドの長さは、切断ブレードを搬送するべきジョーの長さによる。
さらに、該器具はシャフトの軸を中心にジョー部分を回転することのできる回転つまみを有する。該ジョー部分の回転は外科医による手術をさらに容易にするために望ましい。回転つまみはグリップ内に組み込むことによって片手での操作が可能、あるいはシャフトに取り付けることによって両手での操作のみが可能であり得る。この場合に片手操作が可能である方が明らかにより好ましいことは、この方法によって外科医のもう一方の手が自由に使え、そちらの手で別の手術器具を操作できることから当然のことである。
現在グリップ側で用いられているジョー全長に渡る切断ブレードのガイド機構は、非常に複雑で製造費用がかかること、あるいは、グリップ内で多くのスペースを必要とすることから、ジョー回転用の回転つまみを同時にグリップ内に取り付けることはもはや不可能である。これは特に長さが30mmを超える非常に長いジョー部分、例えば長さが40mmのジョー部分に該当する。他の機構では、歯車に基づく切断ブレード駆動機構がより省スペースで使用される。しかしこれは非常に複雑で製造費用が高い。
米国特許第9216030号明細書 米国特許出願公開第2005/0107785号明細書 米国特許出願公開第2004/0254573号明細書
上記により本発明の課題は、ブレードアセンブリ、およびシャフトの軸を中心に回転可能なジョー部分を有し、切断ブレード用ガイド機構が省スペースでグリップ内に格納可能で、製造費用がより安価な手術用ジョー型器具を提供することである。グリップ内の省スペース格納により、シャフトの軸を中心としたジョー部分回転用の回転つまみもグリップ部分に取り付けることができ、それによって片手操作が可能になることが保証されていなければならない。
上記の課題は請求項1の特徴を有する手術用ジョー型器具によって解決される。特に、上記の課題はブレードアセンブリの切断ブレード用ガイド機構としてカウンタバランス式レバーシステム、すなわちカウンタバランス式レバーを少なくとも1つ備えたレバーシステムを有する手術用ジョー型器具によって解決される。
本発明は第一の態様において、2つのジョー枝部で形成されたジョー部分が遠位端に配置され、少なくとも1つのジョー枝部が揺動可能に保持され、ジョー部分を操作するためのグリップが近位端に配置されていて、ジョー枝部間で組織を切断するための軸方向に可逆的に移動可能なブレードアセンブリと、管として形成されたシャフトを備えた電気手術用ジョー型器具であり、シャフトの遠位端にジョー部分が、近位端にグリップが配置されていて、ジョー部分はシャフトを貫通するジョー操作要素によって操作可能で、ブレードアセンブリはシャフトを貫通するブレード操作要素によって操作可能であり、ジョー操作要素がシャフトの近位端に配置されたグリップによってシャフトの長手方向に移動可能であるジョー型器具であって、ブレード操作要素がカウンタバランス式レバーシステムを用いてシャフトの長手方向に移動可能であり、カウンタバランス式レバーシステムが操作要素、結合要素およびカウンタバランス式レバーを備え、ブレード操作要素が操作要素の操作によってシャフトの中をシャフト長手方向に移動可能であることを特徴とする、手術用ジョー型器具に関する。
本発明による手術用ジョー型器具には、カウンタバランス式レバーシステムを有利な方法で製造し、グリップ内の小さなスペースに格納できるという利点がある。したがって、例えばジョー部分回転用の回転要素を同様にグリップに取り付けることにより、片手操作を可能にすることができる。同時に、本発明によるカウンタバランス式レバーシステムの使用によって、ブレードアセンブリの遠位への作動距離が40mmまたはそれ以上に達し得る。したがって非常に長いジョー部分も片手で操作することができる。
本発明による手術用ジョー型器具は例えば生体組織の機械的切断に用いることができる。さらに該ジョー型器具は例えば生体組織の固定といった処置にも用いることができる。
(例えば該ジョー型器具あるいはシャフトの)「遠位」端とは、いずれの場合にも医療従事者が使用する際に通常医療従事者から最も遠く離れた先端(すなわち手術中に患者により近い方の先端)である。これは当該専門分野における標準名称と一致する。当然の結果として、「近位」端はいずれの場合にも医療従事者が使用する間に通常医療従事者に最も近接している先端(すなわち手術中に患者からより遠く離れている方の先端)となる。
該手術用ジョー型器具の遠位端には、2つのジョー枝部で形成されたジョー部分が配置されている。本発明によるジョー部分は2つのジョー枝部で形成され、少なくとも1つのジョー枝部は揺動可能に保持されている。揺動可能なジョー枝部はもう一方のジョー枝部に向かって可動であり、閉状態における該ジョー枝部との接触、および/または、処置するべき対象物のジョー枝部間での固定が可能である。実施形態の1つにおいて、ジョー部分は軸を中心に揺動可能に保持された2つのジョー枝部で形成されている。両ジョー枝部が互いに向かって可動であり、閉状態において相互接触および/または処置するべき対象物との接触が可能である。実施形態の1つにおいて、ジョー部分を、把持と固定に適した可動式ジョー枝部を2つ有する鉗子すなわちつかみ具として形成しておくことが考えられている。
本発明によるジョー型器具の近位端にはさらにジョー部分操作用のグリップが配置されている。グリップは主として各ジョー枝部に1つずつ配置された2つの握り要素からなる。代わりに、1つ目のジョー枝部を該ジョー型器具のシャフトに配置し、例えば、操作棒といった握り要素と接続している操作要素に固定することによって、2つ目のジョー枝部を握り要素に配置しておくこともできる。
該電気手術用ジョー型器具は、ジョー枝部間で組織を切断するための軸方向に可逆的に移動可能なブレードアセンブリを備える。ブレードアセンブリは引き戻された状態において該ジョー型器具のシャフト内に隠れた状態であり得る。
該ジョー型器具のカウンタバランス式レバーシステムによって、ブレードアセンブリは軸方向に可逆的に移動され得る。したがって、該カウンタバランス式レバーシステムは、軸方向に移動可能なブレードアセンブリの選択的かつ可逆的駆動装置である。軸方向への移動の際は、組織接触面が相互に十分接近している限りにおいて、ブレードアセンブリが通常ブレード用通路を通って滑動する。ブレード用通路はジョー枝部の一方のみあるいは両方において、ジョー枝部の組織接触面の表面あるいは内部に形成しておくことができる。
組織接触面とは、各ジョー枝部において、処置するべき組織をジョー枝部間で固定する際に直接組織と接触している表面である。換言すると、組織接触面は、各ジョー枝部において、もう一方のジョー枝部に対向している側の表面である。「表面」という概念はここでは限定的に解釈するべきものではなく、特に組織接触面が平面であるという意味ではない。むしろ、ジョー枝部の組織接触面は例えばブレード用通路および/または把握の安定性を向上させる溝といった構造を有し得る。
ジョー枝部がブレードアセンブリ、およびシャフトまたはジョー部分の直径より明らかに分厚い組織を把握するために、ジョー枝部が相互に僅かしか接近していない場合は、ブレードアセンブリはジョー枝部のブレード用通路を通って導かれず、通常シャフトから外へ滑り出る。該状況は、実施形態の1つにおいて不慮の切創を防止するために、ブレードアセンブリが少なくとも1つのブレード用通路を通って導かれる限りにおいて、ブレードアセンブリが軸方向にのみ移動可能であることを保証する安全機構によって、回避することができる。上述の種類の安全機構は専門家には知られていて、例えば両方あるいは一方のブレード用通路にブレードアセンブリの固定具を有し得る。
ブレードアセンブリは好ましくは、基本的に遠位方向すなわち該アセンブリの遠位端に刃先を少なくとも1つ備えたブレードを少なくとも1つ有する。ブレードの切縁は先細であり得る。ブレードはシートメタルブレードとして形成しておくことができる。
一方のジョー枝部のブレード用通路およびもう一方のジョー枝部上の補完的ブレード用通路は、主としてブレードアセンブリの構成要素である。ブレード用通路はジョー枝部の中心を通って延在し、それによって、ブレードアセンブリの構成要素であるブレードが近位から遠位に向かって軸方向に一方または両方の通路を通って導かれ、両ジョー枝部間で固定される組織を切断することができる。適切なブレードアセンブリは例えば米国特許出願公開第2004/0254573号明細書および米国特許出願公開第2005/0107785号明細書に記載されている。該公報におけるブレードアセンブリの定義および説明は参照指示によって本明細書に組み込まれている。
実施形態の1つにおいて本発明による手術用ジョー型器具は、管として形成されたシャフトを有し、シャフトの遠位端にジョー部分が、近位端にグリップが配置されていることを特徴とし、また、ジョー部分がシャフトを貫通するジョー操作要素によって操作可能であり、該操作要素がシャフトの近位端に配置されたグリップによってシャフトの長手方向に移動可能であることを特徴とする。シャフトが細長いことによって、上述の種類の器具は特に手術者と手術部位との間の距離が比較的長い腹部での腹腔鏡使用に適している。したがって実施形態の1つにおいて、該ジョー型器具は内視鏡および/または腹腔鏡器具である。シャフトをより短くすれば、上述の種類の器具を直視下手術にも用いることができる。したがって他の実施形態において該器具は直視下手術に適した器具である。
ジョー操作要素は主として操作管として形成されている。これはジョー操作要素が長手方向に内部空間を有することを意味し、該空間を通って例えば他の箇所で説明されているブレード操作要素が導かれ得る。
ジョー操作要素はシャフトの近位端に配置されたグリップによって、シャフトの長手方向に移動可能である。長手方向への移動はグリップの操作によって行われる。ジョー操作要素の長手方向への移動によってジョー部分の開閉、すなわち開位置あるいは閉位置への移動が行われる。
ブレードアセンブリはシャフトを貫通するブレード操作要素によって操作可能である。ブレード操作要素は主として操作棒として形成されていて、例えば、この場合は操作管として形成されているジョー操作要素の内部に延在し得る。
ブレード操作要素は操作要素の操作によってシャフト内部でシャフトの長手方向に移動可能である。長手方向への移動はカウンタバランス式レバーシステムの操作要素の操作によって行われる。ブレード操作要素の長手方向への移動によって、ブレードアセンブリが遠位あるいは近位方向に移動される。遠位方向への移動によってジョー枝部間で固定される組織への切込みが行われる。
ブレード操作要素は主として遠位方向すなわちシャフトの長手方向に、比較的長い作動距離を移動され得る。主としてブレード操作要素は操作要素を用いてシャフトの長手方向に少なくとも30mm、特に好ましくは少なくとも40mm移動可能である。ジョー部分回転用の回転つまみを同時にグリップに取り付けた場合の、上述のような長い作動距離への到達は、本発明にしたがってカウンタバランス式レバーシステムを使用することによって達成される。それによりブレード操作要素は例えば少なくとも30mm、主として少なくとも40mm、さらにより好ましくは少なくとも50mm、最も好ましくは少なくとも60mm、シャフトの長手方向に移動可能である。ブレード操作要素は例えば0mm〜120mm、主として0mm〜90mm、より好ましくは0mm〜60mm、最も好ましくは0mm〜45mmの範囲内で移動可能であり得る。
ブレードアセンブリがブレード操作要素によってシャフトの長手方向に移動可能であることから、ブレードアセンブリはブレード操作要素と同様に長い距離を移動可能である。
ブレード操作要素はカウンタバランス式レバーシステムを用いてシャフトの長手方向に移動可能であり、カウンタバランス式レバーシステムには操作要素、結合要素およびカウンタバランス式レバーが含まれる。カウンタバランス式レバーシステムは機械的結合機構である。カウンタバランス式レバーシステムすなわちカウンタバランス式レバー式伝動装置は専門家には知られていて、例えばDie Homepage der Digitalen Mechanismen− und Getriebebibliothekに示される(http://www.dmg−lib.org)。
操作要素、結合要素、カウンタバランス式レバーおよびブレード操作要素が可動結合されていることにより、結合要素とカウンタバランス式レバーを用いた操作要素の運動によってブレード操作要素がシャフトに沿って長手方向に動かされる。ブレードアセンブリをロックするために、操作要素がロック位置に留まることによって、ブレードアセンブリをロックするように設定しておくことができる。操作要素、結合要素およびカウンタバランス式レバーは主として共通の、あるいは平行な運動面を移動可能、さらに好ましくは専ら該共通の、あるいは平行な運動面のみを移動可能である。操作要素、結合要素およびカウンタバランス式レバーは主としてそれぞれ基本的に剛体要素、さらに好ましくはそれぞれ一体成形の剛体要素である。
本明細書で言及する「操作要素」とは、カウンタバランス式レバー操作要素である。ブレードアセンブリすなわちブレード操作要素を操作するために設けられた操作要素の操作動作は、主としてグリップ部品の運動面と平行に進行する。これによって、操作要素はグリップ部品の操作も行う手の指1本で容易に操作することができる。1本指操作をさらに容易にするために、操作要素は指に立体的に適合した人間工学的形状および/または表面を有し得る。したがって操作要素は、例えば医療従事者の指を挿入できる湾曲部、および/または操作指の位置ずれを防ぐ表面溝を有し得る。さらに操作要素は細長い、主として湾曲した細長い形状をしている。細長い操作要素は主として該ジョー型器具のグリップ部分から遠位方向、下方向あるいは遠位下方向に向かって延在する。
本明細書で使用されている通り、「下」は通常の使用姿勢においてシャフト領域の下方に位置する方向を示す。「上」は通常の使用姿勢においてシャフト領域の上方に位置する方向である。換言すると、グリップの運動面を通って下から上に向かって延在する軸は、シャフトの長手方向軸に対して90°の角度を有する。
操作要素は好ましくは第2種または第3種てこ、好ましくは第3種てこである。第3種てこは周知の通り支点がレバー先端にあって、さらに打ち勝つべき荷重が支点から最も遠く離れた位置にあり、力が支点と荷重の間で作用するレバーである。第2種てこの場合支点は同様にレバー先端にあるが、打ち勝つべき荷重は支点と力の間で作用する。
操作要素の荷重の作用点は、操作要素と結合要素との間の接続によって形成される。操作要素は通常、回転運動を可能にする軸受を用いて結合要素と接続されている。回転運動は、操作要素、結合要素およびカウンタバランス式レバーの運動と同様に、主としてグリップ部品の運動面と平行である。回転運動は主として操作要素、結合要素およびカウンタバランス式レバーの共通の運動面と平行である。換言すると、操作要素は例えばラジアル軸受を用いて結合要素と接続している。追加として、該軸受がさらなる自由度を有し、例えば操作要素または結合要素の長手方向軸に沿った並進運動を行うことが考えられ得る。
他の実施形態において、操作要素と結合要素との間の接続を剛接合にしておくこともできる。さらに他の形態において、操作要素と結合要素は一体成形の(剛体)部品として形成しておくことができる。
結合要素は操作要素(カウンタバランス式レバー操作要素)をカウンタバランス式レバーと接続する。結合要素は細長い形状、任意に細長く湾曲した形状をしている。結合要素は基本的にシャフトの長手方向軸と平行に延在するが、これは、結合要素の長手方向軸がシャフトの軸と平行な軸に対して僅かに(例えば+/−50°)、例えば下または上方向に傾斜している可能性を排除しない。好ましくは、結合要素の遠位端が(上述の軸受を用いて)操作要素と接続していて、近位端が(本明細書の別の箇所に記載されている別の軸受を用いて)カウンタバランス式レバーと接続している。主として、結合要素の遠位端は操作要素の下端と、結合要素の近位端はカウンタバランス式レバーの下端と接続している。
主として結合要素はカウンタバランス式レバーシステムの他の構成要素とのみ、すなわち操作要素、カウンタバランス式レバー、必要に応じて相応の軸受とさらなる軸受要素とのみ接続している。これは結合要素が主として該ジョー型器具の、カウンタバランス式レバーシステムの構成要素ではない部分とは接続していないことを意味する。
結合要素の荷重の作用点は、結合要素とカウンタバランス式レバーとの間の接続によって形成される。結合要素は、回転運動を可能にする軸受を用いてカウンタバランス式レバーと接続している。回転運動は主としてグリップ部品の運動面と平行である。回転運動は主として操作要素、結合要素およびカウンタバランス式レバーの共通の運動面と平行である。換言すると、結合要素は、例えばラジアル軸受を用いてカウンタバランス式レバーと接続している。追加として、該軸受がさらなる自由度を有し、例えば結合要素またはカウンタバランス式レバーの長手方向軸に沿った並進運動を可能にすることが考えられ得る。
カウンタバランス式レバーは結合要素をブレード操作要素と接続する。カウンタバランス式レバーは細長い形状、任意に細長く湾曲した形状をしている。結合要素は結合要素のより近位の先端から主として上方向または近位上方向に向かってブレード操作要素の近位端へと延在する。したがって、カウンタバランス式レバーの長手方向軸は主として(結合要素のより近位の先端から出発して)上方向または近位上方向に延在する。
カウンタバランス式レバーは好ましくは、支点が(結合要素を通して)作用する力と(ブレード操作要素にかかる)荷重との間に位置する第1種てこである。好ましくは支点はカウンタバランス式レバーの中間部分、特に好ましくはカウンタバランス式レバーの中心に位置する。代わりに、構造および必要とされる力と作動距離に応じて、カウンタバランス式レバーの支点を他の位置にしておくこともできる。専門家は必要に応じてカウンタバランス式レバーの支点に適した位置を決めることができる。
カウンタバランス式レバーの支点はグリップ部分内部におけるカウンタバランス式レバーの固定によって形成される。該支点は例えば実施形態の1つにおいて、2枚のプラスチック製ハーフシェル内の中空円筒各1つによって形成することができ、中空円筒は例えば射出成形法によって形成され、該2枚のプラスチック製ハーフシェルによってグリップ部分が形成される。両中空円筒の先端はプラスチック製ハーフシェルを組み合わせると相互に対向した状態となり、例えば該円筒の内部空間に挿入されるピンによって接続され得る。その後、ピンはカウンタバランス式レバー用の回転可能な軸受位置として使用され得る。ピンは安定性を向上させるために金属材料製または金属材料を含む複合材料製であり得る。
カウンタバランス式レバーの荷重アームは、好ましくは該レバーの支点を通って垂直に、かつシャフトの長手方向軸と直交して延在する揺動軸を中心に−45°〜+45°揺動可能である。これによって、開始位置と終了位置における力の最小値が極度に小さくなることが回避される。例えば30Nの指力で獲得されるシートメタルブレードの力は最初の約14Nから約21Nに上昇し、その後10Nに下がる。
カウンタバランス式レバーシステムの個々の要素の配置によって、要素が機能的に相互接続されていて、操作要素(カウンタバランス式レバー操作要素)の操作によってシャフトの長手方向に(遠位方向にも近位方向にも)ブレード操作要素を動かすことができることが保証される。したがって、操作要素は結合要素を用いてカウンタバランス式レバーと(さらにブレード操作要素とも)機能的に接続されている。
カウンタバランス式レバーはブレード操作要素の近位端領域と(機能的に)接続している。特に、カウンタバランス式レバーは滑り軸受を用いてブレード操作要素の近位端領域と(機能的に)接続しておくことができる。
ブレード操作要素とカウンタバランス式レバーとの間の接続は、好ましくは回転運動のみではなく、カウンタバランス式レバーの長手方向軸に沿ったブレード操作要素の並進運動も可能にしなければならない。この方法によって、ブレード操作要素がシャフトの長手方向軸の中で、あるいは該軸と平行に直線軌道上を移動し、円軌道を強いられないことが保証される。したがって、好ましい実施形態において、ブレード操作要素の近位端に、横断面が円形のジャーナル領域と、ジャーナル領域の近位に膨らみ領域を有するカウンタバランス式レバー接続要素を備え、カウンタバランス式レバーはブレード操作要素と接続されている先端にスリットを備えていて、ジャーナル領域がスリットを通って挿入されていることによって、膨らみ領域がカウンタバランス式レバーの内部に位置している。
したがって、カウンタバランス式レバーは少なくともブレード操作要素と接続している先端領域を、少なくとも部分的に管状すなわち中空円筒形状に形成しておくことができる。
該手術用ジョー型器具はさらに、ブレード操作要素と接続されたカウンタバランス式レバーの先端領域を、医療従事者が操作要素を解放した場合に自動的に近位方向に動かす、カウンタバランス式レバー引き戻し要素を有し得る。代わりに、カウンタバランス式レバー引き戻し要素はブレード操作要素と接続しておくこともでき、ブレード操作要素(およびその結果としてブレード操作要素と接続されたカウンタバランス式レバーの先端領域)を近位方向に動かすことができる。カウンタバランス式レバー引き戻し要素は例えばスプリングであり得る。
前述した構造によってカウンタバランス式レバーシステムを省スペースで該ジョー型器具のグリップ内に格納することができる。省スペース格納によって、さらにジョー部分をシャフトの軸を中心に回転させるための回転要素をグリップに取り付けることができ、その結果、回転要素と(特にカウンタバランス式レバーシステムの)グリップの他の機能を片手で操作することができる。したがって好ましい実施形態において、ジョー部分は手術用ジョー要素の近位端領域に配置された回転要素を用いて、シャフトの長手方向軸を中心に回転可能である。主として、ジョー部分は0°〜360°の角度範囲内でシャフトの長手方向軸を中心に回転可能である。回転要素は例えば回転つまみ、例えばジョー型器具の上面に形成された回転つまみとして形成しておくことができる。
上述の本発明の利点の通り、回転要素および操作要素がグリップの表面または付近に配置されていることにより、グリップの握り要素、回転要素および操作要素の片手操作が可能になる。これは、主として医療従事者がグリップの解放および/または把握を行わなくても、前述の全ての要素が片手で操作できることを意味する。
図面において本発明の実施例が示されている。図面の説明は以下の通り。
本発明によるジョー型器具の側面図であり、ブレードアセンブリが遠位方向に向かってジョー枝部間に押動されている。 本発明によるジョー型器具の側面図であり、ブレードアセンブリが近位方向に戻され、その結果、大部分がシャフト内に隠れている。 カウンタバランス式レバーの揺動範囲を示した図である。 カウンタバランス式レバーとブレード操作要素との間の接続の実施形態を示した図である。
本発明のさらなる利点、主要点および特徴は、添付の図面に基づく以下の実施例の詳細な説明において明らかになる。当然、本発明はここに示す実施例に限定されてはいない。
図1と図2は本発明によるジョー型器具10の実施形態の1つの側面図であり、図1においてブレードアセンブリ20は遠位方向に向かって両ジョー枝部14、16の間に押動されていて、図2においてブレードアセンブリ20は近位方向に向かってシャフト22の中に引き戻されている。ブレードアセンブリ20はシートメタルブレードとして形成されている。図1に示した位置は両ジョー枝部14、16の間における切断過程を示す。本明細書では図示されない両ジョー枝部14、16の間で固定される組織が、ブレードアセンブリ20によって切断される。ジョー枝部14、16は両方ともに閉じておくことができる。特に、ジョー枝部14、16が閉じられている場合、すなわちその組織接触面が基本的に相互に平行である場合に、ブレードアセンブリ20が遠位方向においてのみ両ジョー枝部14、16の間に移動可能であるように設定しておくことができる。
図1および図2におけるジョー型器具10は細長いシャフト22を有することによって、特に腹腔鏡手術に適している。さらに、該ジョー型器具10は本発明によるカウンタバランス式レバーシステム28を備えたグリップ18を有する。
グリップ18には、異なる形状に形成しておくことのできる握り要素54が2つ備わっている。両握り要素54の両方または片方のみがシャフト22に向かって可動であり得る。
さらにグリップ18は、ブレード操作要素26およびその結果としてブレードアセンブリ20の操作に用いられるカウンタバランス式レバーシステム28を有する。カウンタバランス式レバーシステム28には操作要素30、結合要素32およびカウンタバランス式レバー34が含まれる。操作要素30はグリップ18に取り付けられている。操作要素30とグリップ18との間の接続は、回転運動を可能にする軸受によって行われる。図示した操作要素30は、操作要素の操作時に医療従事者の指に対向する側の表面に溝を有する。これによって、指の位置ずれが防止される。
操作要素30の下端は、回転運動を可能にする軸受を用いて結合要素32と接続している。結合要素32は操作要素30をカウンタバランス式レバー34と接続する。この目的で、結合要素32のより近位の先端とカウンタバランス式レバー34の下端との間の接続も、回転運動を可能にする軸受として形成されている。さらなる自由度が上記の接続に関して考えられ得る。
カウンタバランス式レバー34は、図示した実施形態において回転運動を可能にする軸受として形成された支点44を有する。カウンタバランス式レバー34の支点44を通って垂直に、かつシャフト22の長手方向軸23と直交して延在する揺動軸46が、支点44を通って延在する。カウンタバランス式レバー34の荷重アーム42は揺動軸46を中心に−45°〜+45°揺動可能である。
カウンタバランス式レバー34の上端は、カウンタバランス式レバー接続要素38を用いてブレード操作要素26の近位端と接続している。図示したカウンタバランス式レバー接続要素38は、回転運動と並進運動を可能にする軸受である。代わりに、カウンタバランス式レバー34の上端は、より簡単な滑り軸受36によってブレード操作要素26の近位端と接続しておくこともできる。該実施形態は図示していない。
図1および図2におけるジョー型器具10にはさらに、操作要素30の上方でジョー型器具10に取り付けられた回転要素40が含まれる。図示した回転要素40は回転つまみとして形成されていて、その表面は、操作を容易にし、特に横滑りを防止するための溝を有する。
図1は既に操作された状態の操作要素30を示す。操作要素30、特にその下端が近位方向に振られていることが分かる。これによりブレード操作要素26に次いでブレードアセンブリ20が遠位方向に向かってジョー枝部14、16の間に押動された。
図2においては、操作要素30が緩められて、遠位方向に移動されている。これにより、ブレード操作要素26に次いでブレードアセンブリ20が近位方向に向かってほぼ完全にシャフト22の中に引き戻された。
図3は操作要素30および特にカウンタバランス式レバー34の揺動範囲を示す詳細図である。操作要素30がグリップ18上の固定点を中心に回転運動を行うことができることが分かる。操作要素30の回転運動は図示した実施形態においては、グリップ54の運動面と平行な平面上で行われる。
カウンタバランス式レバー34は同様に支点44(グリップ上の固定点)を中心に回転運動を行うことができる。カウンタバランス式レバー34の回転運動は、図示した実施形態においては、グリップ54の運動面と平行な平面上で行われる。カウンタバランス式レバー28の荷重アーム42が該レバーの支点44を通って垂直に、かつシャフト22の長手方向軸23と直交して延在する揺動軸46を中心に−45°〜+45°揺動可能であることが分かる。
図4はカウンタバランス式レバー34とブレード操作要素26との間の接続の実施形態の1つを示した図である。図示したブレード操作要素26の近位端に、横断面が円形のジャーナル領域48と、ジャーナル領域48の近位に膨らみ領域50を有するカウンタバランス式レバー接続要素38を有する。カウンタバランス式レバー34はブレード操作要素26と接続している先端にスリット52を有し、ジャーナル領域48がスリット52を通って挿入されていることによって、膨らみ領域50がカウンタバランス式レバー34の内部に位置している。
本発明は上述の実施例に基づいて詳細に説明されたが、本発明が上述の実施例に限定されるものではなく、添付の請求項の保護範囲を逸脱しない範囲で、特徴の一部の省略、あるいは記載した個々の特徴の異なる組合せを行うことができることによって、むしろ変更が可能であるということは、専門家には自明である。本開示には記載した個々の特徴のあらゆる組合せが含まれる。
10 手術用ジョー型器具
12 ジョー部分
14 ジョー枝部
16 ジョー枝部
18 グリップ
20 ブレードアセンブリ
22 シャフト
23 シャフトの長手方向軸
24 ジョー操作要素
26 ブレード操作要素
28 カウンタバランス式レバーシステム
30 操作要素
32 結合要素
34 カウンタバランス式レバー
36 滑り軸受
38 カウンタバランス式レバー接続要素
40 回転要素
42 カウンタバランス式レバーの荷重アーム
44 カウンタバランス式レバーの支点
46 揺動軸
48 ジャーナル領域
50 膨らみ領域
52 スリット
54 握り要素

Claims (11)

  1. 2つのジョー枝部(14、16)で形成されたジョー部分(12)が遠位端に配置され、少なくとも1つのジョー枝部が揺動可能に保持され、前記ジョー部分(12)を操作するためのグリップ(18)が近位端に配置されていて、前記ジョー枝部(14、16)の間で組織を切断するための軸方向に可逆的に移動可能なブレードアセンブリ(20)と、管として形成されたシャフト(22)を備えた電気手術用ジョー型器具であり、前記シャフト(22)の遠位端に前記ジョー部分(12)が、近位端に前記グリップ(18)が配置されていて、前記ジョー部分(12)は前記シャフト(22)を貫通するジョー操作要素(24)によって操作可能で、前記ブレードアセンブリ(20)は前記シャフト(22)を貫通するブレード操作要素(26)によって操作可能であり、前記ジョー操作要素(24)が前記シャフト(22)の近位端に配置された前記グリップ(18)によって前記シャフト(22)の長手方向に移動可能であるジョー型器具(10)において、前記ブレード操作要素(26)がカウンタバランス式レバーシステム(28)を用いて前記シャフト(22)の長手方向に移動可能であり、前記カウンタバランス式レバーシステム(28)が操作要素(30)、結合要素(32)およびカウンタバランス式レバー(34)を備え、前記ブレード操作要素(26)が前記操作要素(30)の操作によって前記シャフト(22)の中をシャフト長手方向に移動可能であることを特徴とする、手術用ジョー型器具(10)。
  2. 前記操作要素(30)が前記結合要素(32)を用いて前記カウンタバランス式レバー(34)と機能的に接続していることを特徴とする、請求項1に記載の手術用ジョー型器具(10)。
  3. 前記操作要素(30)と前記結合要素(32)が回転運動を可能にする軸受を用いて接続されていること、または前記操作要素(30)と前記結合要素(32)が剛接合で接続されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の手術用ジョー型器具(10)。
  4. 前記カウンタバランス式レバー(34)が前記ブレード操作要素(26)の近位端領域と接続していることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の手術用ジョー型器具(10)。
  5. 前記カウンタバランス式レバー(34)が滑り軸受(36)を用いて前記ブレード操作要素(26)の近位端領域と接続していることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1つに記載の手術用ジョー型器具(10)。
  6. 前記ブレード操作要素(26)の近位端に、横断面が円形のジャーナル領域(48)と前記ジャーナル領域(48)の近位に膨らみ領域(50)を有するカウンタバランス式レバー接続要素(38)を備え、前記カウンタバランス式レバー(34)が前記ブレード操作要素(26)と接続されている先端にスリット(52)を備えていて、前記ジャーナル領域(48)が前記スリット(52)を通って挿入されていることによって、前記膨らみ領域(50)が前記カウンタバランス式レバー(34)の内部に位置していることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1つに記載の手術用ジョー型器具(10)。
  7. 前記ブレード操作要素(26)が前記操作要素(30)を用いて前記シャフト(22)の長手方向に少なくとも30mm、主として少なくとも40mm移動可能であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1つに記載の手術用ジョー型器具(10)。
  8. 前記ジョー部分(12)が前記手術用ジョー要素の近位端領域に配置された回転要素(40)を用いて、前記シャフト(22)の長手方向軸(23)を中心に、主として0°〜360°の角度範囲内で回転可能であることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1つに記載の手術用ジョー型器具(10)。
  9. 前記回転要素(40)が回転つまみとして形成されていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1つに記載の手術用ジョー型器具(10)。
  10. 前記回転要素(40)および前記操作要素(30)が前記グリップ(18)の表面または付近に配置されていることにより、前記グリップ(18)の握り要素、前記回転要素(40)および前記操作要素(30)の片手操作が可能になることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1つに記載の手術用ジョー型器具(10)。
  11. 前記カウンタバランス式レバー(34)の荷重アーム(42)が、前記レバーの支点(44)を通って垂直に、かつ前記シャフト(22)の前記長手方向軸(23)と直交して延在する揺動軸(46)を中心に−45°から+45°まで揺動可能であることを特徴とする、請求項1から10のいずれか1つに記載の手術用ジョー型器具(10)。
JP2019514784A 2016-09-29 2017-09-29 カウンタバランス式レバーシステムを有する手術用ジョー型器具 Pending JP2019528892A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102016118482 2016-09-29
DE102016118482.9 2016-09-29
PCT/EP2017/074850 WO2018060464A1 (de) 2016-09-29 2017-09-29 Chirurgisches maulinstrument umfassend ein wurfhebelsystem

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019528892A true JP2019528892A (ja) 2019-10-17

Family

ID=60201502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019514784A Pending JP2019528892A (ja) 2016-09-29 2017-09-29 カウンタバランス式レバーシステムを有する手術用ジョー型器具

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20200197036A1 (ja)
EP (1) EP3503820B1 (ja)
JP (1) JP2019528892A (ja)
CN (1) CN109475362A (ja)
WO (1) WO2018060464A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110547849B (zh) * 2019-10-04 2021-06-08 扬州市君瑞企业管理有限公司 一种神经外科手术用动脉瘤夹钳

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140135758A1 (en) * 2012-11-15 2014-05-15 Covidien Lp Deployment mechanisms for surgical instruments
WO2015099067A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 オリンパス株式会社 処置具用ハンドル及び処置具
US20150331443A1 (en) * 2014-05-16 2015-11-19 Gyrus Acmi, Inc., D.B.A. Olympus Surgical Technologies America Endoscopic cutting forceps with jaw clamp lever latching mechanism

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7150749B2 (en) 2003-06-13 2006-12-19 Sherwood Services Ag Vessel sealer and divider having elongated knife stroke and safety cutting mechanism
US7156846B2 (en) 2003-06-13 2007-01-02 Sherwood Services Ag Vessel sealer and divider for use with small trocars and cannulas
US7055731B2 (en) * 2003-07-09 2006-06-06 Ethicon Endo-Surgery Inc. Surgical stapling instrument incorporating a tapered firing bar for increased flexibility around the articulation joint
US7143925B2 (en) * 2004-07-28 2006-12-05 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical instrument incorporating EAP blocking lockout mechanism
US7568603B2 (en) * 2006-01-31 2009-08-04 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Motor-driven surgical cutting and fastening instrument with articulatable end effector
ITMC20080080A1 (it) * 2008-05-19 2009-11-20 Vincenzo Magliani Pinza per laminectomia.
US9192431B2 (en) * 2010-07-23 2015-11-24 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electrosurgical cutting and sealing instrument
US9795379B2 (en) * 2013-02-28 2017-10-24 Ethicon Llc Surgical instrument with multi-diameter shaft
US9655673B2 (en) * 2013-03-11 2017-05-23 Covidien Lp Surgical instrument
US9579117B2 (en) * 2013-09-25 2017-02-28 Covidien Lp Multi-function surgical instruments
EP2884913B1 (en) 2013-10-10 2018-11-07 Gyrus Acmi, Inc. Laparoscopic forceps assembly
US9526565B2 (en) * 2013-11-08 2016-12-27 Ethicon Endo-Surgery, Llc Electrosurgical devices
CN105105823B (zh) * 2015-10-12 2017-06-16 重庆市生耐美科技有限公司 多用刀头

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140135758A1 (en) * 2012-11-15 2014-05-15 Covidien Lp Deployment mechanisms for surgical instruments
WO2015099067A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 オリンパス株式会社 処置具用ハンドル及び処置具
US20150331443A1 (en) * 2014-05-16 2015-11-19 Gyrus Acmi, Inc., D.B.A. Olympus Surgical Technologies America Endoscopic cutting forceps with jaw clamp lever latching mechanism

Also Published As

Publication number Publication date
CN109475362A (zh) 2019-03-15
EP3503820A1 (de) 2019-07-03
US20200197036A1 (en) 2020-06-25
WO2018060464A1 (de) 2018-04-05
EP3503820B1 (de) 2020-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6733514B2 (en) Jaw assembly for endoscopic instruments
US8591523B2 (en) Mid-point lock suture cutter
US9706999B2 (en) Method for tissue resection
US11369401B2 (en) Reverse seam ripper dissector
US5797958A (en) Endoscopic grasping instrument with scissors
JP5296274B1 (ja) 内視鏡処置具
US9271749B2 (en) System and method for an articulating grasper end-effector
US20150142018A1 (en) Stitching device with long needle
JP6072365B2 (ja) 手術用器具
JP2004154164A (ja) 多自由度型処置具
JP2018126503A (ja) 内視鏡下縫合装置
JP2022500162A (ja) 関節ブレードの展開
US8652165B2 (en) Toggling ergonomic surgical instrument
JP2019528892A (ja) カウンタバランス式レバーシステムを有する手術用ジョー型器具
US11864752B2 (en) Endoscopic stitching device for supporting suture needles in various orientations
JP6382570B2 (ja) 低侵襲巾着縫合デバイス
KR102717637B1 (ko) 수술용 인스트루먼트의 엔드 툴 및 이를 구비한 전기 소작 수술용 인스트루먼트
US11751866B2 (en) Endoscopic stitching device having angled suture needle
JP2004510487A (ja) 内視鏡器具
JPH08280700A (ja) 外科用器具
US20200337691A1 (en) Port site incision closure device
JPH0648609U (ja) 内視鏡下手術用圧定鈎
Chin et al. Mechanism designs for natural orifice surgery: A review
WO2016162883A1 (en) Surgical instrument with multiple degrees of freedom

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210430

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211203