この出願は、通信システムの性能を改善するための通信方法、端末及びアクセスネットワークデバイスを提供する。
第1の態様によれば、通信方法が提供され、
無線リソース制御RRC非アクティブ状態の端末により、第1の情報を第1のアクセスネットワークデバイスに送信するステップであり、第1の情報は、端末がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が位置することを示すために使用され、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスである、ステップと、
端末により、第1のアクセスネットワークデバイスにより送信された第1のメッセージを受信するステップと、
端末により、第1のメッセージに基づいてRRC非アクティブ状態に留まるか、或いは第1のメッセージに基づいてRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るステップと
を含む。
この出願のこの実施形態では、端末は、端末がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が位置することを示すために、第1の情報を第1のアクセスネットワークデバイスに送信する。このように、ネットワーク側の端末のRRC状態は、端末側の端末のRRC状態と一致し続け、それにより、端末のRRC状態が効果的に構成でき、端末の記憶されたコンテキストが効果的に処理でき、それにより、通信システムの性能を改善する。
いくつかの可能な実現方式では、端末により、第1の情報を第1のアクセスネットワークデバイスに送信する前に、当該方法は、
RRC接続状態の端末により、第2のアクセスネットワークデバイスにより送信された第2の情報を受信するステップであり、第2の情報は、端末に対してRRC接続状態からRRC非アクティブ状態に入るように命令するために使用され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである、ステップと、
端末により、第2の情報に基づいてRRC接続状態からRRC非アクティブ状態に入り、第2の情報に基づいて第1のタイマを起動するステップと
を更に含み、
端末により、第1の情報を第1のアクセスネットワークデバイスに送信するステップは、
端末により、第1のタイマが終了したとき、第1の情報を第1のアクセスネットワークデバイスに送信するステップを含む。
いくつかの可能な実現方式では、第2の情報は、第1の有効期間又は第1のタイマ継続時間を更に示し、第1のタイマの継続時間は、第1の有効期間より短いか、或いは第1のタイマの継続時間は、第1のタイマ継続時間である。
いくつかの可能な実現方式では、第1のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用され、当該方法は、
端末により、第1のメッセージを受信したときに第1のタイマを再起動するステップを更に含む。
いくつかの可能な実現方式では、第1のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用され、第1のメッセージは、第2の有効期間又は第2のタイマ継続時間を含み、
当該方法は、
端末により、第1のメッセージを受信したときに第2のタイマを起動するステップであり、第2のタイマの継続時間は、第2の有効期間より短いか、或いは第2のタイマの継続時間は、第2のタイマ継続時間である、ステップを更に含む。
端末は、RRC非アクティブ状態に留まり、それにより、端末が接続状態に入る必要があるとき、端末は、すぐに接続状態に戻ることができる。
いくつかの可能な実現方式では、タイマの継続時間は、代替として、他の方式、例えば、事前構成方式又は合意された方式で決定されてもよい。
いくつかの可能な実現方式では、第1の情報は、RRC接続を確立すること又はベアラを設定することのようなプロセスを必要とせずに、ランダムアクセスプロセスで送信されてもよく、或いは端末は、競合を通じて、共有リソース上で第1の情報を送信する。
いくつかの可能な実現方式では、第1の情報は、RRC resume request情報でもよい。一般的なRRCレジューム要求情報とは異なり、第1の情報は、「端末が無線ネットワークエリアにある」ことを示す情報(例えば、原因値)を搬送する。アクセスネットワークデバイスは、当該情報に基づいて、端末が接続状態に入る必要がなく、したがって、RRC接続を確立すること又はベアラを設定することのようなプロセスが必要ないことを習得する。
いくつかの可能な実現方式では、第1の情報は、代替として、新たに導入されたシグナリング情報でもよい。
いくつかの可能な実現方式では、端末が特定の期間内に第1のメッセージを受信しない場合、端末は、端末のコンテキストを解放してもよく、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入る。
いくつかの可能な実現方式では、RRC非アクティブ状態の端末は、TAUメッセージをコアネットワークに送信しない。
このように、コアネットワークは、端末がエラーに遭遇する(接続状態の端末はTAUメッセージを送信すべきではない)と考えて、その結果、端末に対応する接続を解放することを防止できる。
第2の態様によれば、通信方法が提供され、
第1のアクセスネットワークデバイスにより、無線リソース制御RRC非アクティブ状態の端末により送信された第1の情報を受信するステップであり、第1の情報は、端末がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が位置することを示すために使用され、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスである、ステップと、
第1のアクセスネットワークデバイスにより、第1のメッセージを端末に送信するステップであり、第1のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるか、或いはRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される、ステップと
を含む。
この出願のこの実施形態では、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末により送信された第1の情報を受信し、第1の情報は、端末がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が位置することを示す。このように、ネットワーク側の端末のRRC状態は、端末側の端末のRRC状態と一致し続け、それにより、端末のRRC状態が効果的に構成でき、端末の記憶されたコンテキストが効果的に処理でき、それにより、通信システムの性能を改善する。
いくつかの可能な実現方式では、第1のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用され、
第1のアクセスネットワークデバイスにより、第1のメッセージを端末に送信する前に、当該方法は、
第1のアクセスネットワークデバイスにより、端末のコンテキストの有効期間をリセットするステップを更に含む。
いくつかの可能な実現方式では、第1の情報は、第1のタイマが終了したときに端末により送信され、
第1のメッセージが端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用されるとき、第1のメッセージは、端末に対して第1のタイマを再起動するように命令するために更に使用されるか、或いは
第1のメッセージは、端末に対して第2のタイマを起動するように命令するために更に使用され、第1のメッセージは、第2の有効期間又は第2のタイマ継続時間を含み、第2のタイマの継続時間は、第2の有効期間より短いか、或いは第2のタイマの継続時間は、第2のタイマ継続時間である。
いくつかの可能な実現方式では、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスでなく、
第1のアクセスネットワークデバイスにより、第1のメッセージを端末に送信する前に、当該方法は、
第1のアクセスネットワークデバイスにより、第3の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信するステップであり、第3の情報は、端末が無線ネットワークエリアに位置することを示すために使用され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである、ステップと、
第1のアクセスネットワークデバイスにより、第2のアクセスネットワークデバイスにより送信された第3のメッセージを受信するステップであり、第3のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるか、或いはRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される、ステップと
を更に含み、
第1のアクセスネットワークデバイスにより、第1のメッセージを端末に送信するステップは、
第1のアクセスネットワークデバイスにより、第3のメッセージに基づいて第1のメッセージを端末に送信するステップを含む。
いくつかの可能な実現方式では、第3の情報は、端末のIDを搬送する。IDは、RRC非アクティブ状態の端末のIDであり、例えば、resume IDと呼ばれてもよい。
いくつかの可能な実現方式では、resume IDは、以下の方法に従って割り当てられてもよい。この固定の範囲内で、アクセスネットワークデバイスは、resume ID割当者として固定的に使用され、基地局の間のインタフェース(Xnインタフェース)が確立されているとき、割当者は、各アクセスネットワークデバイスに利用可能なresume ID範囲を割り当て、アクセスネットワークデバイスがより多くのresume IDを取得する必要があるとアクセスネットワークデバイスが考えるとき、アクセスネットワークデバイスは、より多くのresume IDを求めて割当者に申請してもよい。任意選択で、更なるエンティティが、resume IDの割り当てを担ってもよい。
いくつかの可能な実現方式では、第1のアクセスネットワークデバイスが端末の第1の情報を常に受信しない場合、第1のアクセスネットワークデバイスは、有効期間の後に端末の記憶されたコンテキストを解放してもよい。
いくつかの可能な実現方式では、第1のアクセスネットワークデバイスが、もはや端末をRRC非アクティブ状態に保持しないことを決定した場合、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために、第1のメッセージを送信する。この場合、第1のアクセスネットワークデバイスが端末のコンテキストを記憶する場合、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを解放してもよい。この場合、任意選択で、第1のアクセスネットワークデバイスは、無線ネットワークエリア内の他のアクセスネットワークデバイスに対して端末のコンテキストを解放するように命令するために、情報を他のアクセスネットワークデバイスに更に送信してもよい。
第3の態様によれば、通信方法が提供され、
第2のアクセスネットワークデバイスにより、第1のアクセスネットワークデバイスにより送信された第3の情報を受信するステップであり、第3の情報は、端末が無線リソース制御RRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が位置することを示すために使用され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスであり、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスである、ステップと、
第2のアクセスネットワークデバイスにより、第3のメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するステップであり、第3のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるか、或いはRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される、ステップと
を含む。
この出願のこの実施形態では、第2のアクセスネットワークデバイスは、第1のアクセスネットワークデバイスにより送信された第3の情報を受信し、第3の情報は、端末がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が位置することを示す。このように、ネットワーク側の端末のRRC状態は、端末側の端末のRRC状態と一致し続け、それにより、端末のRRC状態が効果的に構成でき、端末の記憶されたコンテキストが効果的に処理でき、それにより、通信システムの性能を改善する。
いくつかの可能な実現方式では、第3のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用され、
第2のアクセスネットワークデバイスにより、第3のメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信する前に、当該方法は、
第2のアクセスネットワークデバイスにより、端末のコンテキストの有効期間をリセットするステップを更に含む。
いくつかの可能な実現方式では、第2のアクセスネットワークデバイスにより、第1のアクセスネットワークデバイスにより送信された第3の情報を受信する前に、当該方法は、
第2のアクセスネットワークデバイスにより、第2の情報をRRC接続状態の端末に送信するステップであり、第2の情報は、端末に対してRRC接続状態からRRC非アクティブ状態に入り、第1のタイマを起動するように命令するために使用される、ステップを更に含む。
第3の情報は、第1のタイマが終了したときに端末により送信される第1の情報に基づいて、第1のアクセスネットワークデバイスにより送信される。
いくつかの可能な実現方式では、第2の情報は、第1の有効期間又は第1のタイマ継続時間を更に示し、第1のタイマの継続時間は、第1の有効期間より短いか、或いは第1のタイマの継続時間は、第1のタイマ継続時間である。
いくつかの可能な実現方式では、第3のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用され、
第3のメッセージは、端末に対して第1のタイマを再起動するように命令するために更に使用されるか、或いは
第3のメッセージは、端末に対して第2のタイマを起動するように命令するために更に使用され、第3のメッセージは、第2の有効期間又は第2のタイマ継続時間を含み、第2のタイマの継続時間は、第2の有効期間より短いか、或いは第2のタイマの継続時間は、第2のタイマ継続時間である。
いくつかの可能な実現方式では、第3のメッセージが端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用されるとき、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストの有効期間をリセットする。第3のメッセージが端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用されるとき、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを解放し、端末に対応する、アクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続を解放する。
第4の態様によれば、通信方法が提供され、
端末により、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信するステップであり、第4の情報は、端末が無線リソース制御RRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示すために使用される、ステップと、
端末により、第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第4のメッセージを受信するステップと、
端末により、第4のメッセージに基づいてRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るか、或いは第4のメッセージに基づいてRRC非アクティブ状態に留まるステップと
を含む。
この出願のこの実施形態では、端末は、端末がRRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示すために、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信する。さらに、第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第4のメッセージに基づいて、端末は、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るか、或いはRRC非アクティブ状態に留まる。このように、端末のRRC状態が適時に更新でき、端末のRRC状態が柔軟に構成でき、元の無線ネットワークエリア内のアクセスネットワークデバイスが端末のコンテキストを適時に解放でき、それにより、端末のサービス経験が改善でき、通信システムの性能が改善できる。
いくつかの可能な実現方式では、端末により、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信する前に、当該方法は、
RRC非アクティブ状態の端末により、第1のセルに切り替えるステップであり、第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアになく、第3のアクセスネットワークデバイスは、第1のセルが属するアクセスネットワークデバイスである、ステップを更に含み、
端末により、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るか、或いはRRC非アクティブ状態に留まるステップは、
第1のセル内で、端末により、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るか、或いはRRC非アクティブ状態に留まるステップを含む。
いくつかの可能な実現方式では、第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用され、第4のメッセージは、第3のアクセスネットワークデバイスにより決定された、端末がRRC非アクティブ状態にある第2の無線ネットワークエリア及び/又はセキュリティパラメータについての情報を含む。
いくつかの可能な実現方式では、端末により、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信する前に、当該方法は、
端末により、第3のアクセスネットワークデバイスと第2のアクセスネットワークデバイスとの間にインタフェースが存在すると決定するステップであり、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである、ステップを更に含む。
いくつかの可能な実現方式では、端末により、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信する前に、当該方法は、
RRC非アクティブ状態の端末により、第1のセルに切り替えることを決定するステップであり、第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアになく、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスである、ステップを更に含み、
第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用され、
端末により、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るステップは、
端末により、第1のセルに切り替え、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るステップを含む。
いくつかの可能な実現方式では、端末により、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信する前に、当該方法は、
端末により、第4のアクセスネットワークデバイスと第2のアクセスネットワークデバイスとの間にインタフェースが存在しないと決定するステップであり、第4のアクセスネットワークデバイスは、第1のセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC接続状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである、ステップを更に含む。
いくつかの可能な実現方式では、第4の情報を送信した後に、端末は、第1のセルに切り替え、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入る。
いくつかの可能な実現方式では、端末のセル変更は、同じ標準のセルへの切り替えでもよく、或いは異なる標準のセルへの切り替えでもよい。例えば、端末は、再選択を通じて5G標準のセルから5G標準の他のセルに切り替えるか、或いは再選択を通じて5G標準のセルからLTE標準のセルに切り替える。
いくつかの可能な実現方式では、第4の情報は、端末のresume IDを搬送してもよい。
いくつかの可能な実現方式では、第4の情報はまた、RRC非アクティブ状態にある端末のアンカーセル(又はアンカーアクセスネットワークデバイス)についての情報、例えば、第2のアクセスネットワークデバイスについての情報を搬送してもよい。
いくつかの可能な実現方式では、端末は、以下の方式で第4の情報を送信してもよい。
第1の無線ネットワークエリアから出た後に、端末はレジュームを実行すること、言い換えると、RRC接続状態に戻ることが許可されない。新たなセル、すなわち、第1のセルでは、端末は新たな初期アクセスを直接開始し、アクセスを開始する理由を示す、言い換えると、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示す、原因値のような情報を追加する。
第1の無線ネットワークエリアから出た後に、端末は、依然としてレジューム手順を開始し、原因値のような情報、すなわち、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示す情報を追加する。言い換えると、端末はレジュームを実行することが許可されないが、端末は、レジューム手順で第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信できる。
第1の無線ネットワークエリアから出た後に、端末は専用RRCメッセージ又は手順を使用する。第3のアクセスネットワークデバイスは、RRCメッセージのタイプに基づいて、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを習得する。
いくつかの可能な実現方式では、端末は、以下の方式で、2つのアクセスネットワークデバイスの間にインタフェースが存在するか否かを決定してもよい。
RAT間セル再選択が発生したとき、端末は、ターゲットアクセスネットワークデバイスとアンカーアクセスネットワークデバイス(第2のアクセスネットワークデバイス)との間にインタフェースが存在しないと考える。
代替として、端末がRRC非アクティブ状態に入るとき、アンカーアクセスネットワークデバイスは、構成情報を、端末がRRC非アクティブ状態に入ることを示す情報に追加する。構成情報は、再選択中にターゲットセルが属するターゲットアクセスネットワークデバイスとアンカーアクセスネットワークデバイスとの間にインタフェースが存在するか否かを決定するために、端末により使用される。例えば、構成情報は、インタフェースを有するセルのリスト又はインタフェースを有さないセルのリストを含んでもよい。
いくつかの可能な実現方式では、第1の無線ネットワークエリアにない第1のセルに切り替えることを決定したとき、端末は、ネットワーク側に通知することなく、第1のセルに直接切り替え、アイドル状態に入ってもよい。ネットワーク側では、ネットワーク側が端末により送信された第1の情報を常に受信しない場合、ネットワーク側は、有効期間の後に端末の記憶されたコンテキストを解放してもよい。端末のコンテキストに加えて、アンカーアクセスネットワークデバイスは、端末に対応する、アクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続を更に解放する。
第5の態様によれば、通信方法が提供され、
第3のアクセスネットワークデバイスにより、端末により送信された第4の情報を受信するステップであり、第4の情報は、端末が無線リソース制御RRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示すために使用される、ステップと、
第3のアクセスネットワークデバイスにより、第4のメッセージを端末に送信するステップであり、第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るか、或いはRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用される、ステップと
を含む。
この出願のこの実施形態では、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末により送信された第4の情報を受信し、第4の情報は、端末がRRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示す。第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るか、或いはRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用される。このように、端末のRRC状態が適時に更新でき、端末のRRC状態が柔軟に構成でき、元の無線ネットワークエリア内のアクセスネットワークデバイスが端末のコンテキストを適時に解放でき、それにより、端末のサービス経験が改善でき、通信システムの性能が改善できる。
いくつかの可能な実現方式では、第3のアクセスネットワークデバイスは、第1のセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアになく、第1のセルは、RRC非アクティブ状態の端末が変更する先のセルである。
いくつかの可能な実現方式では、第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用され、
第3のアクセスネットワークデバイスにより、第4のメッセージを端末に送信する前に、当該方法は、
第3のアクセスネットワークデバイスにより、第5の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信するステップであり、第5の情報は、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示すために使用され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである、ステップを更に含む。
端末は、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令され、それにより、端末は、より大きい範囲内でページングされることができる。
いくつかの可能な実現方式では、第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用され、
第3のアクセスネットワークデバイスにより、第4のメッセージを端末に送信する前に、当該方法は、
第3のアクセスネットワークデバイスにより、第5の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信するステップであり、第5の情報は、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示し且つ端末のコンテキストを要求するために使用され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである、ステップと、
第3のアクセスネットワークデバイスにより、第2のアクセスネットワークデバイスにより送信された第5のメッセージを受信するステップであり、第5のメッセージは、端末のコンテキストを含む、ステップと
を更に含む。
いくつかの可能な実現方式では、当該方法は、
第3のアクセスネットワークデバイスにより、端末がRRC非アクティブ状態にある第2の無線ネットワークエリア及び/又はセキュリティパラメータを決定するステップであり、第4のメッセージは、第2の無線ネットワークエリア及び/又はセキュリティパラメータについての情報を含む、ステップを更に含む。
このように、端末は新たな無線ネットワークエリアでRRC非アクティブ状態に留まることができ、それにより、端末のサービス経験が改善できる。
いくつかの可能な実現方式では、当該方法は、
第3のアクセスネットワークデバイスにより、端末に対応する、アクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続を切り替えるステップを更に含む。
いくつかの可能な実現方式では、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、端末は、端末が現在位置するセルから第1のセルに切り替えることを決定し、第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアになく、
第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用され、
第3のアクセスネットワークデバイスにより、第4のメッセージを端末に送信する前に、当該方法は、
第3のアクセスネットワークデバイスが、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである場合、第3のアクセスネットワークデバイスにより、端末のコンテキストを解放するステップ、又は
第3のアクセスネットワークデバイスが、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスでない場合、第3のアクセスネットワークデバイスにより、第5の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信するステップであり、第5の情報は、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示すために使用され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである、ステップを更に含む。
このように、ネットワーク側は、端末のコンテキストを適時に解放でき、それにより、ネットワーク側の負荷が軽減される。
第6の態様によれば、通信方法が提供され、
第2のアクセスネットワークデバイスにより、第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第5の情報を受信するステップであり、第5の情報は、端末が無線リソース制御RRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示すために使用され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである、ステップと、
第2のアクセスネットワークデバイスにより、第5の情報に基づいて端末のコンテキストを解放するステップと
を含む。
この出願のこの実施形態では、第2のアクセスネットワークデバイスは、第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第5の情報を受信する。第5の情報は、端末がRRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示す。第2のアクセスネットワークデバイスは、第5の情報に基づいて端末のコンテキストを解放する。このように、端末のRRC状態が適時に更新でき、元の無線ネットワークエリア内のアクセスネットワークデバイスが端末のコンテキストを適時に解放でき、それにより、端末のサービス経験が改善でき、通信システムの性能が改善できる。
いくつかの可能な実現方式では、第3のアクセスネットワークデバイスは、第1のセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアになく、第1のセルは、RRC非アクティブ状態の端末が変更する先のセルである。
いくつかの可能な実現方式では、第5の情報は、端末のコンテキストを要求するために更に使用され、
当該方法は、
第2のアクセスネットワークデバイスにより、第5のメッセージを第3のアクセスネットワークデバイスに送信するステップであり、第5のメッセージは、端末のコンテキストを含む、ステップを更に含む。
いくつかの可能な実現方式では、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、端末は、端末が現在位置するセルから第1のセルに切り替えることを決定し、第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアにない。
いくつかの可能な実現方式では、当該方法は、
第2のアクセスネットワークデバイスにより、端末に対応する、第2のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の接続を解放するステップを更に含む。
このように、ネットワーク側は、端末のコンテキストと、端末に対応する、アクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続とを適時に解放でき、それにより、ネットワーク側の負荷が軽減される。
第7の態様によれば、端末が提供され、第1の態様若しくは第1の態様のいずれか可能な実現方式における方法を実行するためのモジュール、又は第4の態様若しくは第4の態様のいずれか可能な実現方式における方法を実行するためのモジュールを含む。
第8の態様によれば、アクセスネットワークデバイスが提供され、第2の態様若しくは第2の態様のいずれか可能な実現方式における方法を実行するためのモジュール、第3の態様若しくは第3の態様のいずれか可能な実現方式における方法を実行するためのモジュール、又は第5の態様若しくは第5の態様のいずれか可能な実現方式における方法を実行するためのモジュール、又は第6の態様若しくは第6の態様のいずれか可能な実現方式における方法を実行するためのモジュールを含む。
第9の態様によれば、端末が提供される。端末デバイスは、プロセッサと、メモリと、通信インタフェースとを含む。プロセッサは、メモリ及び通信インタフェースに接続される。メモリは、命令を記憶するように構成され、プロセッサは、命令を実行するように構成され、通信インタフェースは、プロセッサの制御下で他のネットワークエレメントと通信するように構成される。プロセッサがメモリに記憶された命令を実行したとき、実行は、プロセッサが第1の態様若しくは第1の態様のいずれか可能な実現方式における方法、又は第4の態様若しくは第4の態様のいずれか可能な実現方式における方法を実行することを可能にする。
第10の態様によれば、アクセスネットワークデバイスが提供される。アクセスネットワークデバイスは、プロセッサと、メモリと、通信インタフェースとを含む。プロセッサは、メモリ及び通信インタフェースに接続される。メモリは、命令を記憶するように構成され、プロセッサは、命令を実行するように構成され、通信インタフェースは、プロセッサの制御下で他のネットワークエレメントと通信するように構成される。プロセッサがメモリに記憶された命令を実行したとき、実行は、プロセッサが第2の態様若しくは第2の態様のいずれか可能な実現方式における方法、第3の態様若しくは第4の態様のいずれか可能な実現方式における方法、第5の態様若しくは第5の態様のいずれか可能な実現方式における方法、又は第6の態様若しくは第6の態様のいずれか可能な実現方式における方法を実行することを可能にする。
第11の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶し、命令がコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、上記の態様又は上記の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
第12の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトが提供され、コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、上記の態様又は上記の態様の可能な実現方式のうちいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
以下に、添付図面を参照して、この出願の技術的解決策について説明する。
図1は、この出願の実施形態が適用されるネットワークの概略図である。図1に示すように、ネットワークは、アクセスネットワークデバイス101、アクセスネットワークデバイス102及びアクセスネットワークデバイス103のような複数のアクセスネットワークデバイスを含んでもよい。端末111の現在のサービングアクセスネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイス101である。アクセスネットワークデバイス101は、端末111について、端末111がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアを構成してもよい。無線ネットワークエリアは、無線アクセスネットワークベースの通知エリア(RAN-based notification area, RNA)と呼ばれてもよい。アクセスネットワークデバイス101は、専用シグナリングを使用することにより、無線ネットワークエリアについての情報を端末111に配信してもよい。無線ネットワークエリアは、1つ以上のセル、例えば、アクセスネットワークデバイス101のセル及びアクセスネットワークデバイス102のセルを含んでもよい。アイドル状態の端末と同様に、RRC非アクティブ状態の端末は、セル再選択を実行する。RRC非アクティブ状態の端末111が無線ネットワークエリア内のセルを再選択したとき、端末111はネットワークに通知しない。言い換えると、端末111が無線ネットワークエリア外のセルを再選択したとき、端末111はネットワークに通知する。したがって、RRC非アクティブ状態に入る端末111がページングされる必要があるとき、端末111は、無線ネットワークエリアのセル内でページングされてもよい。
端末111は、長時間、無線ネットワークエリアに位置してもよく、例えば、アクセスネットワークデバイス101のセルに常に位置してもよく、或いはアクセスネットワークデバイス102のセルに移動してもよい。代替として、端末111は、無線ネットワークエリアから出てもよく、例えば、アクセスネットワークデバイス103のセルに移動してもよい。
1つのみの端末が図1における説明の例として使用されるが、この出願のこの実施形態はそれに限定されないことが理解されるべきである。
この出願のこの実施形態の技術的解決策では、RRC非アクティブ状態の端末の様々な場合が処理される。端末がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が留まるとき、端末のRRC非アクティブ状態が保持でき、それにより、端末が接続状態に入る必要があるとき、端末は、すぐに接続状態に戻ることができる。端末が無線ネットワークエリアから出たとき、端末のRRC状態が柔軟に構成でき、それにより、通信システムの性能が改善される。
この明細書は、端末を参照して実施形態を説明する。端末は、代替として、端末デバイス、ユーザ機器(User Equipment, UE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動コンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、又はユーザ装置でもよい。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッションイニシエーションプロトコル(Session Initiation Protocol, SIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop, WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant, PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、計算デバイス、無線モデムに接続された他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末デバイス又は将来の進化型公衆陸上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network, PLMN)における端末デバイスでもよい。
この明細書は、アクセスネットワークデバイスを参照して実施形態を説明する。アクセスネットワークデバイスは、代替として、ネットワークデバイスでもよい。ネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するように構成されたデバイスでもよい。ネットワークデバイスは、GSM又はCDMAにおける基地送受信局(Base Transceiver Station, BTS)、WCDMAシステムにおけるNodeB(NodeB, NB)、LTEシステムにおける進化型NodeB(Evolved Node B、eNB又はeNodeB)又はクラウド無線アクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network, CRAN)シナリオにおける無線コントローラでもよい。代替として、ネットワークデバイスは、中継ノード、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、将来の進化型PLMNネットワークにおけるネットワークデバイス等でもよい。
この明細書において、様々な情報又はメッセージ命令方式は、暗示的な命令方式でもよく、或いは明示的な命令方式でもよいことが理解されるべきである。暗示的な命令方式では、受信側は、対応する情報又は対応するメッセージを受信した後に次のアクションを実行する。明示的な命令方式では、受信側は、明示的な命令(例えば、情報又はメッセージで搬送される命令情報)に従って次のアクションを実行する。
図2は、この出願の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。図2において、第1のアクセスネットワークデバイスは、RRC非アクティブ状態の端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである。
いくつかの場合、第1のアクセスネットワークデバイス及び第2のアクセスネットワークデバイスは、同じアクセスネットワークデバイスでもよいことが理解されるべきである。第1のアクセスネットワークデバイス及び第2のアクセスネットワークデバイスが同じアクセスネットワークデバイスであるとき、第1のアクセスネットワークデバイス及び第2のアクセスネットワークデバイスは、この明細書における全ての添付図面において、もはやデータを交換する必要はない。説明を簡潔にするために、この明細書は、新たな添付図面を提供しない。図1が例として使用される。端末111がアクセスネットワークデバイス101のセルに常に位置する場合、端末101にとって、第1のアクセスネットワークデバイス及び第2のアクセスネットワークデバイスは、同じアクセスネットワークデバイス、すなわち、アクセスネットワークデバイス101である。端末111がアクセスネットワークデバイス102のセルに移動する場合、端末101にとって、第1のアクセスネットワークデバイスはアクセスネットワークデバイス102であり、第2のアクセスネットワークデバイスはアクセスネットワークデバイス101である。
210.RRC非アクティブ状態の端末は、第1の情報を第1のアクセスネットワークデバイスに送信し、第1の情報は、端末がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が位置することを示すために使用される。
具体的には、RRC非アクティブ状態の端末が無線ネットワークエリア内のセルに在圏する場合、端末は、端末が無線ネットワークエリアに留まることを示すために、端末が現在在圏するセル内のアクセスネットワークデバイスに第1の情報を周期的又は非周期的に送信してもよい。このように、ネットワーク側は、端末が無線ネットワークエリアに留まると決定でき、それにより、ネットワーク側は、端末のコンテキストを記憶し続けてもよく、端末は、非アクティブ状態に留まり続けてもよい。
第1の情報を受信した後に、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末が無線ネットワークエリアに留まることを習得し、端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けるか、或いは端末をRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入らせることを決定してもよい。任意選択で、第1のアクセスネットワークデバイスは、ネットワーク状態に基づいて、端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けるか否かを決定してもよい。
任意選択で、端末が第1の情報を送信する間隔は、タイマに基づいてもよい。端末は、タイマが終了したとき、第1の情報を第1のアクセスネットワークデバイスに送信してもよい。任意選択で、図2に示すように、ステップ201及びステップ202は、ステップ210の前に最初に実行されてもよい。
201.RRC接続状態の端末は、第2のアクセスネットワークデバイスにより送信された第2の情報を受信し、第2の情報は、端末に対してRRC接続状態からRRC非アクティブ状態に入るように命令するために使用される。
第2のアクセスネットワークデバイスは、端末に対してRRC接続状態からRRC非アクティブ状態に入るように命令するために、第2の情報をRRC接続状態の端末に送信する。
202.端末は、第2の情報に基づいてRRC接続状態からRRC非アクティブ状態に入り、第2の情報に基づいて第1のタイマを起動する。
この場合、端末は、第1のタイマが終了したとき、第1の情報を第1のアクセスネットワークデバイスに送信する。
任意選択で、第1のタイマの継続時間は、端末により決定されてもよい。例えば、第2の情報は、第1の有効期間を示してもよい。第2の情報を受信した後に、端末は、第1のタイマを起動する。第1のタイマの継続時間は、第1の有効期間より短い。有効期間は、端末がRRC接続状態に戻ることができる有効期間でもよい。
任意選択で、第1のタイマの継続時間は、第2のアクセスネットワークデバイスにより決定されてもよい。例えば、第2の情報は、第1のタイマ継続時間を示してもよい。第2の情報を受信した後に、端末は、第1のタイマを起動する。第1のタイマの継続時間は、第1のタイマ継続時間である。
タイマの継続時間は、代替として、他の方式、例えば、事前構成方式又は合意された方式で決定されてもよいことが理解されるべきである。これは、この出願のこの実施形態において限定されない。
任意選択で、第1の情報は、RRC接続を確立すること又はベアラを設定することのようなプロセスを必要とせずに、ランダムアクセスプロセスで送信されてもよく、或いは端末は、競合を通じて、共有リソース上で第1の情報を送信する。
任意選択で、第1の情報は、RRCレジューム要求(RRC resume request)情報でもよい。一般的なRRCレジューム要求情報とは異なり、第1の情報は、「端末が無線ネットワークエリアにある」ことを示す情報(例えば、原因値)を搬送する。アクセスネットワークデバイスは、当該情報に基づいて、端末が接続状態に入る必要がなく、したがって、RRC接続を確立すること又はベアラを設定することのようなプロセスが必要ないことを習得する。
任意選択で、第1の情報は、代替として、新たに導入されたシグナリング情報でもよい。第1の情報の実現方式は、この出願のこの実施形態において限定されない。
任意選択で、第1のアクセスネットワークデバイスが端末の第1の情報を常に受信しない場合、第1のアクセスネットワークデバイスは、有効期間の後に端末の記憶されたコンテキストを解放してもよい。例えば、有効期間は、端末がRRC接続状態に戻ることができる有効期間でもよい。
220.端末は、第1のアクセスネットワークデバイスにより送信された第1のメッセージを受信する。
第1のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるか、或いはRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される。
任意選択で、第1のメッセージは命令情報を搬送しない。この場合、第1のメッセージを受信した後に、端末はRRC非アクティブ状態に留まる。
任意選択で、第1のメッセージは命令情報を搬送し、命令情報は、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるか、或いはRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令する。言い換えると、ネットワーク側は端末のRRC状態を制御し、端末のRRC状態を指示できる。任意選択で、端末のRRC非アクティブ状態が保持されるべきであるとき、暗示的な命令(言い換えると、命令情報が搬送されない)が使用されてもよく、或いは明示的な命令(言い換えると、命令情報が搬送される)が使用されてもよい。端末のRRC非アクティブ状態が保持されるべきでないとき、明示的な命令が使用されてもよい。しかし、これは、この出願のこの実施形態において限定されない。
上記のように、第1の情報を受信した後に、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けるか、或いは端末をRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入らせることを決定してもよい。第1のアクセスネットワークデバイスは、第1のメッセージを端末に送信し、第1のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるか、或いはRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される。
第1のアクセスネットワークデバイスが端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けることを決定した場合、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために、第1のメッセージを送信する。任意選択で、第1のアクセスネットワークデバイスが端末のコンテキストを記憶する場合、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストの有効期間をリセットしてもよい。具体的には、端末がRRC接続状態からRRC非アクティブ状態に入るとき、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを記憶する。さらに、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを無線ネットワークエリア内の他のアクセスネットワークデバイスに更に送信してもよい。言い換えると、第1のアクセスネットワークデバイスが、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである場合、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを記憶する。第1のアクセスネットワークデバイスが、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスでない場合、第1のアクセスネットワークデバイスはまた、端末のコンテキストを記憶してもよい。端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けることを決定したとき、第1アクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストの有効期間をリセットし、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用される第1のメッセージを送信してもよい。
任意選択で、第1のメッセージが端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用されるとき、第1のメッセージは、端末に対して第1のタイマを再起動するように命令するために更に使用されるか、或いは第1のメッセージは、端末に対して第2のタイマを起動するように命令するために更に使用される。端末に対して第2のタイマを起動するように命令するために使用されるとき、第1のメッセージは、第2の有効期間又は第2のタイマ継続時間を含んでもよく、第2のタイマの継続時間は、第2の有効期間より短いか、或いは第2のタイマの継続時間は、第2のタイマ継続時間である。
任意選択で、第1のアクセスネットワークデバイスが、もはや端末をRRC非アクティブ状態に保持しないことを決定した場合、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために、第1のメッセージを送信する。この場合、第1のアクセスネットワークデバイスが端末のコンテキストを記憶する場合、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを解放してもよい。この場合、任意選択で、第1のアクセスネットワークデバイスは、無線ネットワークエリア内の他のアクセスネットワークデバイスに対して端末のコンテキストを解放するように命令するために、情報を他のアクセスネットワークデバイスに更に送信してもよい。
任意選択で、第1のアクセスネットワークデバイスが、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスでない場合、ステップ211及びステップ212が更に実行されてもよい。
211.第1のアクセスネットワークデバイスは、第3の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信し、第3の情報は、端末が無線ネットワークエリアに位置することを示すために使用される。
212.第1のアクセスネットワークデバイスは、第2のアクセスネットワークデバイスにより送信された第3のメッセージを受信し、第3のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるか、或いはRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される。
第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスであるので、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを記憶する。第1のアクセスネットワークデバイスが、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスでない場合、第1のアクセスネットワークデバイスが第1の情報を受信した後に、第1のアクセスネットワークデバイスは、第3の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信する。この場合、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けるか、或いは端末をRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入らせることを決定し、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるか、或いはRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために、第1のメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信してもよい。任意選択で、第3のメッセージが端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用されるとき、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストの有効期間をリセットする。第3のメッセージが端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用されるとき、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを解放し、端末に対応する、アクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続を解放する。
任意選択で、第3の情報は、端末のアイデンティティ(identity, ID)を搬送する。IDは、RRC非アクティブ状態の端末のIDであり、例えば、resume IDと呼ばれてもよい。端末が位置する無線ネットワークエリアの構成(セルリスト、アクセスネットワークデバイスリスト又はアクセスネットワークエリア識別子リストを含む)は端末固有(specific)であるが、割り当てられたresume IDは固定の範囲内で一意である必要がある。任意選択で、resume IDは、以下の方法に従って割り当てられてもよい。この固定の範囲内で、アクセスネットワークデバイスは、resume ID割当者として固定的に使用され、基地局の間のインタフェース(Xnインタフェース)が確立されているとき、割当者は、各アクセスネットワークデバイスに利用可能なresume ID範囲を割り当て、アクセスネットワークデバイスがより多くのresume IDを取得する必要があるとアクセスネットワークデバイスが考えるとき、アクセスネットワークデバイスは、より多くのresume IDを求めて割当者に申請してもよい。任意選択で、更なるエンティティが、resume IDの割り当てを担ってもよい。これは、この出願のこの実施形態において限定されない。
任意選択で、第3のメッセージが端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用されるとき、第3のメッセージは、端末に対して第1のタイマを再起動するように命令するために更に使用されるか、或いは
第3のメッセージは、端末に対して第2のタイマを起動するように命令するために更に使用され、第3のメッセージは、第2の有効期間又は第2のタイマ継続時間を含み、第2のタイマの継続時間は、第2の有効期間より短いか、或いは第2のタイマの継続時間は、第2のタイマ継続時間である。
任意選択で、ステップ211及びステップ212が実行されるとき、第1のアクセスネットワークデバイスは、第3のメッセージに基づいて第1のメッセージを端末に送信してもよい。
第1のアクセスネットワークデバイスが、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスでない場合、端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けるか否かは、第1のアクセスネットワークデバイスにより決定されてもよく、或いは第2のアクセスネットワークデバイスにより決定されてもよいことが理解されるべきである。さらに、端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けることを決定したとき、アクセスネットワークデバイスは、無線ネットワークエリア内の他のアクセスネットワークデバイスに対して端末のコンテキストの有効期間をリセットするように命令するために、情報を他のアクセスネットワークデバイスに送信してもよい。もはや端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けないと決定したとき、アクセスネットワークデバイスは、無線ネットワークエリア内の他のアクセスネットワークデバイスに対して端末のコンテキストを解放するように命令するために、情報を他のアクセスネットワークデバイスに送信してもよい。
230.端末は、第1のメッセージに基づいてRRC非アクティブ状態に留まるか、或いは第1のメッセージに基づいてRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入る。
第1のメッセージが端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用される場合、端末はRRC非アクティブ状態に留まる。任意選択で、第1のメッセージが新たな有効期間又は新たなタイマ継続時間を含まない場合、端末は、第1のメッセージを受信したときに第1のタイマを再起動してもよい。第1のメッセージが新たな有効期間又は新しいタイマ継続時間、例えば、第2の有効期間又は第2のタイマ継続時間を含む場合、端末は、第1のメッセージを受信したときに第2のタイマを起動してもよい。第2のタイマの継続時間は、第2の有効期間より短いか、或いは第2のタイマの継続時間は、第2のタイマ継続時間である。
第1のメッセージが端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される場合、端末は、端末のコンテキストを解放し、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入る。
任意選択で、端末が特定の期間内に第1のメッセージを受信しない場合、端末は、端末のコンテキストを解放してもよく、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入る。
任意選択で、この出願の実施形態では、RRC非アクティブ状態の端末は、トラッキングエリアアップデート(Tracking Area Update, TAU)メッセージをコアネットワークに送信しない。アイドル状態の端末は非アクセス層(Non-Access Stratum, NAS)メッセージをコアネットワークに周期的に送信し、NASメッセージはTAUメッセージである。しかし、RRC非アクティブ状態に入る端末について、アクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入ることをコアネットワークに通知しないので、端末に対応する、アクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続は依然として確保される。したがって、コアネットワークが、端末がエラーに遭遇する(接続状態の端末はTAUメッセージを送信すべきではない)と考えて、その結果、端末に対応する接続を解放することを防止するために、RRC非アクティブ状態の端末は、TAUメッセージをコアネットワークに送信しない。
この出願のこの実施形態では、端末は、端末がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が位置することを示すために、第1の情報を第1のアクセスネットワークデバイスに送信する。このように、ネットワーク側の端末のRRC状態は、端末側の端末のRRC状態と一致し続け、それにより、端末のRRC状態が効果的に構成でき、端末の記憶されたコンテキストが効果的に処理でき、それにより、通信システムの性能を改善する。
上記は、端末がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が留まる場合について説明している。以下に、端末が無線ネットワークエリアから出た場合について説明する。
端末が無線ネットワークエリアから出た場合、端末は、情報をネットワーク側に送信する。当該情報は、セル変更後の無線ネットワークエリアにないセルが属するアクセスネットワークデバイスに送信されてもよく、或いはセル変更前の無線ネットワークエリア内のセルが属するアクセスネットワークデバイスに送信されてもよい。以下に、別々に説明を提供する。
図3は、この出願の他の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。図3において、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスであり、第3のアクセスネットワークデバイスは、RRC非アクティブ状態の端末が変更する先の第1のセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、第1のセルは、端末が無線リソース制御RRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアにない。
310.端末は、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信し、第4の情報は、端末が無線リソース制御RRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示すために使用される。
端末が第1の無線ネットワークエリア外のセルに切り替えたとき、端末は、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことをネットワーク側に通知する。例えば、RRC非アクティブ状態の端末は、セル再選択を通じて第1の無線ネットワークエリア外のセルに切り替える。言い換えると、図3に示すように、ステップ301は、ステップ310の前に最初に実行されてもよい。
301.RRC非アクティブ状態の端末は、第1のセルに切り替える。
第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアにない。この場合、端末は、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことをネットワーク側に通知するために、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信してもよい。
任意選択で、端末のセル変更は、同じ標準のセルへの切り替えでもよく、或いは異なる標準のセルへの切り替えでもよい。例えば、端末は、再選択を通じて5G標準のセルから5G標準の他のセルに切り替えるか、或いは再選択を通じて5G標準のセルからLTE標準のセルに切り替える。
任意選択で、第4の情報は、端末のresume IDを搬送してもよい。
任意選択で、第4の情報はまた、RRC非アクティブ状態にある端末のアンカーセル(又はアンカーアクセスネットワークデバイス)についての情報、例えば、第2のアクセスネットワークデバイスについての情報を搬送してもよい。アンカーセル(又はアンカーアクセスネットワークデバイス)は、端末がRRC非アクティブ状態に入るときの端末のセル(又はアクセスネットワークデバイス)、又は最後に端末と通信するセル(又はアクセスネットワークデバイス)であり、端末が現在のアクセスネットワークデバイスに移動したことをアンカーアクセスネットワークデバイスに通知するために現在のアクセスネットワークデバイスにより使用される。
任意選択で、端末は、以下の方式で第4の情報を送信してもよい。
第1の無線ネットワークエリアから出た後に、端末はレジュームを実行すること、言い換えると、RRC接続状態に戻ることが許可されない。新たなセル、すなわち、第1のセルでは、端末は新たな初期アクセスを直接開始し、アクセスを開始する理由を示す、言い換えると、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示す、原因値のような情報を追加する。
第1の無線ネットワークエリアから出た後に、端末は、依然としてレジューム手順を開始し、原因値のような情報、すなわち、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示す情報を追加する。言い換えると、端末はレジュームを実行することが許可されないが、端末は、レジューム手順で第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信できる。
第1の無線ネットワークエリアから出た後に、端末は専用RRCメッセージ又は手順を使用する。第3のアクセスネットワークデバイスは、RRCメッセージのタイプに基づいて、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを習得する。
上記の方式は単なる例であり、第4の情報は、代替として、他の方式で送信されてもよいことが理解されるべきである。第4の情報の実現方式は、この出願のこの実施形態において限定されない。
320.端末は、第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第4のメッセージを受信する。
第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される。
任意選択で、第4のメッセージは、暗示的な命令方式を使用してもよく、第4のメッセージを受信した後に、端末は、常にアイドル状態に入る。代替として、第4のメッセージは、明示的な命令方式を使用してもよく、端末は、明示的な命令に従ってアイドル状態に入る。
端末により送信された第4の情報を受信した後に、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを習得し、端末をRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入らせるか、或いは端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けることを決定してもよい。図3は、端末をRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入らせる場合を示す。以下の図4は、端末をRRC非アクティブ状態に保持し続ける場合を示す。
端末が第1の無線ネットワークエリアから出たので、第1の無線ネットワークエリアの構成はもはや有効ではない。第3のアクセスネットワークデバイスは、通知情報を、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイス、すなわち、第2のアクセスネットワークデバイスに送信してもよい。任意選択で、図3に示すように、ステップ311〜ステップ314は、ステップ320の前に最初に実行されてもよい。
311.第3のアクセスネットワークデバイスは、第5の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信し、第5の情報は、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示すために使用される。
312.第3のアクセスネットワークデバイスは、第2のアクセスネットワークデバイスにより送信された第5のメッセージを受信する。
313.第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを解放する。
314.第2のアクセスネットワークデバイスは、端末に対応する、第2のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の接続を解放する。
第3のアクセスネットワークデバイスは、第5の情報を使用することにより、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを第2のアクセスネットワークデバイスに通知する。第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第5の情報を受信した後に、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを習得する。したがって、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを解放し、端末に対応する、第2のアクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の接続を解放する。任意選択で、第2のアクセスネットワークデバイスは、第1の無線ネットワークエリア内の他のアクセスネットワークデバイスに対して端末のコンテキストを解放するように命令するために、情報を他のアクセスネットワークデバイスに更に送信してもよい。さらに、第2のアクセスネットワークデバイスは、第5のメッセージを第3のアクセスネットワークデバイスに送信してもよい。
330.端末は、第4のメッセージに基づいてRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入る。
端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される第4のメッセージを受信した後に、端末は、端末のコンテキストを解放し、第1のセル内でアイドル状態に入る。
上記のプロセスにおいて、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末のためにデータベアラを設定せず、端末のRRC接続をレジュームしない。言い換えると、第1の無線ネットワークエリアから出た後に、端末はRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入る。
この出願のこの実施形態では、端末は、端末がRRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示すために、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信する。さらに、端末は、第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第4のメッセージに基づいて、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入る。このように、端末のRRC状態が適時に更新でき、端末は、より大きい範囲内でページングされることができる。さらに、ネットワーク側は、端末のコンテキストを適時に解放でき、それにより、ネットワーク側の負荷が軽減される。したがって、端末のサービス経験が改善でき、通信システムの性能が改善できる。
任意選択で、第3のアクセスネットワークデバイスは、ネットワーク状態、例えば、第3のアクセスネットワークデバイスの負荷のような状況に基づいて、端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けることを決定してもよい。この場合、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリア、すなわち、第2の無線ネットワークエリアを再決定してもよい。以下に、図4を参照して説明を提供する。
図4は、この出願の更に他の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。以下の説明を除き、図4に示す実施形態の他の説明について、図3に示す実施形態を参照する。簡潔にするために、詳細は以下に説明しない。
図4のステップ410及びステップ401の説明について、図3に示す実施形態における対応する説明を参照する。簡潔にするために、詳細は再び説明しない。
420.端末は、第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第4のメッセージを受信する。
第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用される。
端末により送信された第4の情報を受信した後に、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを習得し、端末をRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入らせるか、或いは端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けることを決定してもよい。この実施形態では、第3のアクセスネットワークデバイスは、ネットワーク状態、例えば、第3のアクセスネットワークデバイスの負荷のような状況に基づいて、端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けることを決定する。
端末が第1の無線ネットワークエリアから出たので、第1の無線ネットワークエリアの構成はもはや有効ではない。第3のアクセスネットワークデバイスは、通知情報を、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイス、すなわち、第2のアクセスネットワークデバイスに送信してもよい。さらに、端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けるために、第3のアクセスネットワークデバイスは、第2のアクセスネットワークデバイスから端末のコンテキストを要求してもよい。任意選択で、図4に示すように、ステップ411〜ステップ414は、ステップ420の前に最初に実行されてもよい。
411.第3のアクセスネットワークデバイスは、第5の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信し、第5の情報は、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示し且つ端末のコンテキストを要求するために使用される。
412.第3のアクセスネットワークデバイスは、第2のアクセスネットワークデバイスにより送信された第5のメッセージを受信し、第5のメッセージは、端末のコンテキストを含む。
413.第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを解放する。
414.第3のアクセスネットワークデバイスは、端末に対応する、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の接続を切り替える。
第3のアクセスネットワークデバイスは、第5の情報を使用することにより、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを第2のアクセスネットワークデバイスに通知し、第5の情報を使用することにより、端末のコンテキストを要求する。第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第5の情報を受信した後に、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを習得し、端末のコンテキストを第3のアクセスネットワークデバイスに送信し、端末のコンテキストを解放する。任意選択で、第2のアクセスネットワークデバイスは、第1の無線ネットワークエリア内の他のアクセスネットワークデバイスに対して端末のコンテキストを解放するように命令するために、情報を他のアクセスネットワークデバイスに更に送信してもよい。第2のアクセスネットワークデバイスの第5のメッセージを受信した後に、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末に対応する、アクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続(例えば、S1接続)を切り替え、言い換えると、接続のアクセスネットワーク端を第2のアクセスネットワークデバイスから第3のアクセスネットワークデバイスに切り替える。
任意選択で、第3のアクセスネットワークデバイスは、セキュリティパラメータ及び/又は端末がRRC非アクティブ状態にある第2の無線ネットワークエリアを更に決定し、第2の無線ネットワークエリア及び/又はセキュリティパラメータについての情報を、端末に送信される第4のメッセージに追加してもよい。
430.端末は、第4のメッセージに基づいてRRC非アクティブ状態に留まる。
端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用される第4のメッセージを受信した後に、端末は、第4のメッセージに基づいて、第1のセル内でRRC非アクティブ状態に留まる。例えば、端末は、第2の無線ネットワークエリアに基づいてRRC非アクティブ状態に留まる。
この出願のこの実施形態では、端末は、端末がRRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示すために、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信する。さらに、端末は、第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第4のメッセージに基づいて、RRC非アクティブ状態に留まる。このように、端末は、新たな無線ネットワークエリア内でRRC非アクティブ状態に留まることができ、元の無線ネットワークエリア内のアクセスネットワークデバイスが端末のコンテキストを適時に解放でき、それにより、端末のサービス経験が改善でき、通信システムの性能が改善できる。
図3及び図4に示す実施形態では、端末は、セル変更を通じて取得されたセルが属するアクセスネットワークデバイスに第4の情報を送信し、次いでアクセスネットワークデバイスは、端末の元のサービングアクセスネットワークデバイスに第5の情報を送信する。この場合、端末は、まず、2つのアクセスネットワークデバイスの間にインタフェースが存在すると決定し、次いで情報を送信してもよい。言い換えると、図3及び図4に示す実施形態では、端末は、まず、第3のアクセスネットワークデバイスと第2のアクセスネットワークデバイスとの間にインタフェースが存在すると決定し、次いで第1のセルに切り替え、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信してもよい。
任意選択で、端末が変更する先のセルが属するアクセスネットワークデバイスと元のサービングアクセスネットワークデバイスとの間にインタフェースが存在しない場合、例えば、アクセスネットワークデバイスが異なる標準に属し、直接のインタフェースが存在しない場合、セル変更前に、端末は、通知情報を、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスに送信してもよい。以下に、図5を参照して説明を提供する。以下の説明を除き、図5に示す実施形態の他の説明について、上記の実施形態を参照することが理解されるべきである。簡潔にするため、詳細は以下に説明しない。
図5は、この出願の更に他の実施形態による通信方法の概略フローチャートである。図5において、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスであり、第3のアクセスネットワークデバイスは、RRC非アクティブ状態の端末が現在位置するセル(端末が在圏するセル)がセル変更前に属するアクセスネットワークデバイスである。
510.端末は、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信し、第4の情報は、端末が無線リソース制御RRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示すために使用される。
端末が第1の無線ネットワークエリアにない第1のセルに切り替えると決定したとき、端末は、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことをネットワーク側に通知する。例えば、RRC非アクティブ状態の端末は、第1の無線ネットワークエリア外の第1のセルに切り替えるために、セル再選択を実行する必要がある。言い換えると、図5に示すように、ステップ501は、ステップ510の前に最初に実行されてもよい。
501.RRC非アクティブ状態の端末は、第1のセルに切り替えることを決定する。
第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアにない。この場合、端末は、端末が第1の無線アクセスネットワークから出たことをネットワーク側に通知するために、第4の情報を、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイス、すなわち、第3のアクセスネットワークデバイスに送信してもよい。
任意選択で、第1のセルに切り替える前に、端末は、第4のアクセスネットワークデバイスと第2のアクセスネットワークデバイスとの間にインタフェースが存在するか否かを決定してもよい。第4のアクセスネットワークデバイスは、第1のセルが属するアクセスネットワークデバイスである。第4のアクセスネットワークデバイスと第2のアクセスネットワークデバイスとの間にインタフェースが存在しないと決定したとき、端末は、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信する。
任意選択で、端末は、以下の方式で、2つのアクセスネットワークデバイスの間にインタフェースが存在するか否かを決定してもよい。
RAT間セル再選択が発生したとき、端末は、ターゲットアクセスネットワークデバイスとアンカーアクセスネットワークデバイス(第2のアクセスネットワークデバイス)との間にインタフェースが存在しないと考える。
代替として、端末がRRC非アクティブ状態に入るとき、アンカーアクセスネットワークデバイスは、構成情報を、端末がRRC非アクティブ状態に入ることを示す情報に追加する。構成情報は、再選択中にターゲットセルが属するターゲットアクセスネットワークデバイスとアンカーアクセスネットワークデバイスとの間にインタフェースが存在するか否かを決定するために、端末により使用される。例えば、構成情報は、インタフェースを有するセルのリスト又はインタフェースを有さないセルのリストを含んでもよい。
上記の方式は単なる例であり、2つのアクセスネットワークデバイスの間にインタフェースが存在するか否かは、代替として、他の方式で決定されてもよいことが理解されるべきである。これは、この出願のこの実施形態において限定されない。
任意選択で、第4の情報を送信した後に、端末は、第1のセルに切り替え、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入る。代替として、端末は、第4のメッセージを受信するために以下のステップを実行する。
520.端末は、第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第4のメッセージを受信する。
第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される。第4のメッセージは、暗示的な命令方式を使用してもよく、或いは明示的な命令方式を使用してもよい。
端末により送信された第4の情報を受信した後に、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを習得する。第3のアクセスネットワークデバイスが端末のコンテキストを記憶する場合、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを解放してもよい。
任意選択で、第3のアクセスネットワークデバイスが、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである場合、図5に示すように、ステップ511及びステップ512は、ステップ520の前に最初に実行されてもよい。
511.第3のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを解放する。
512.第3のアクセスネットワークデバイスは、端末に対応する、アクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続を解放する。
任意選択で、第3のアクセスネットワークデバイスは、第1の無線ネットワークエリア内の他のアクセスネットワークデバイスに対して端末のコンテキストを解放するように命令するために、情報を他のアクセスネットワークデバイスに更に送信してもよい。
任意選択で、第3のアクセスネットワークデバイスが、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスでない場合、第3のアクセスネットワークデバイスは、第5の情報を第2のアクセスネットワークデバイス、すなわち、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスに送信する。第5の情報は、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示すために使用される。
第3のアクセスネットワークデバイスは、第5の情報を使用することにより、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを第2のアクセスネットワークデバイスに通知する。第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第5の情報を受信した後に、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを習得する。したがって、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを解放し、端末に対応する、アクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続を解放する。任意選択で、第2のアクセスネットワークデバイスは、第1の無線ネットワークエリア内の他のアクセスネットワークデバイスに対して端末のコンテキストを解放するように命令するために、情報を他のアクセスネットワークデバイスに更に送信してもよい。さらに、第2のアクセスネットワークデバイスは、第5のメッセージを第3のアクセスネットワークデバイスに更に送信してもよい。
530.端末はRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入る。
第4のメッセージを受信した後に、端末は、第1のセルに切り替え、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入る。
この出願のこの実施形態では、端末は、端末がRRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示すために、第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信する。さらに、端末は、第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第4のメッセージに基づいて、RRC非アクティブ状態からアイドル状態に入る。このように、端末のRRC状態が適時に更新でき、端末は、より大きい範囲内でページングされることができる。さらに、ネットワーク側は、端末のコンテキストを適時に解放でき、それにより、ネットワーク側の負荷が軽減される。したがって、端末のサービス経験が改善でき、通信システムの性能が改善できる。
任意選択で、第1の無線ネットワークエリアにない第1のセルに切り替えることを決定したとき、端末は、ネットワーク側に通知することなく、第1のセルに直接切り替え、アイドル状態に入ってもよい。ネットワーク側では、ネットワーク側が端末により送信される第1の情報を常に受信しない場合、ネットワーク側は、有効期間の後に、端末の記憶されたコンテキストを解放してもよい。端末のコンテキストに加えて、アンカーアクセスネットワークデバイスは、端末に対応する、アクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続を更に解放する。
この明細書に記載される様々な実現方式は、別々に或いは組み合わせて実現されてもよいことが理解されるべきである。これは、この出願の実施形態において限定されない。
上記のプロセスのシーケンス番号は、この出願の様々な実施形態における実行シーケンスを意味しないことが理解されるべきである。プロセスの実行シーケンスは、プロセスの機能及び内部ロジックに基づいて決定されるべきであり、この出願の実施形態の実現プロセスに対する限定として解釈されるべきではない。
この出願の実施形態における具体的な例は、当業者がこの出願の実施形態をよりよく理解するのを助けることを単に意図するものであり、この出願の実施形態の範囲を限定することを意図するものではないことが理解されるべきである。
上記に、この出願の実施形態における通信方法について詳細に説明し、以下に、この出願の実施形態におけるアクセスネットワークデバイス及び端末について説明する。この出願の実施形態におけるアクセスネットワークデバイス及び端末は、この出願の実施形態における上記の方法を実行できることが理解されるべきである。言い換えると、以下のデバイスの具体的な動作プロセスについて、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照する。
図6は、この出願の実施形態による端末600の概略ブロック図である。端末600は、上記の方法の実施形態における端末でもよい。図6に示すように、端末600は、
無線リソース制御RRC非アクティブ状態において、第1の情報を第1のアクセスネットワークデバイスに送信し、第1の情報は、端末がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が位置することを示すために使用され、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、第1のアクセスネットワークデバイスにより送信された第1のメッセージを受信するように構成されたトランシーバ610と、
第1のメッセージに基づいて端末600をRRC非アクティブ状態に保持するか、或いは第1のメッセージに基づいて端末600をRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入らせるように構成されたプロセッサ620と
を含む。
任意選択で、トランシーバ610は、RRC接続状態において、第2のアクセスネットワークデバイスにより送信された第2の情報を受信するように更に構成され、第2の情報は、端末に対してRRC接続状態からRRC非アクティブ状態に入るように命令するために使用され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである。
プロセッサ620は、第2の情報に基づいて端末600をRRC接続状態からRRC非アクティブ状態に入らせ、第2の情報に基づいて第1のタイマを起動するように更に構成される。
トランシーバ610は、第1のタイマが終了したとき、第1の情報を第1のアクセスネットワークデバイスに送信するように具体的に構成される。
任意選択で、第2の情報は、第1の有効期間又は第1のタイマ継続時間を更に示し、第1のタイマの継続時間は、第1の有効期間より短いか、或いは第1のタイマの継続時間は、第1のタイマ継続時間である。
任意選択で、第1のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用される。
プロセッサ620は、第1のメッセージが受信されたときに第1のタイマを再起動するように更に構成される。
任意選択で、第1のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用され、第1のメッセージは、第2の有効期間又は第2のタイマ継続時間を含む。
プロセッサ620は、第1のメッセージが受信されたときに第2のタイマを起動するように更に構成され、第2のタイマの継続時間は、第2の有効期間より短いか、或いは第2のタイマの継続時間は、第2のタイマ継続時間である。
この出願のこの実施形態における端末600は、この出願の実施形態における通信方法における端末に対応してもよく、端末600のモジュールの上記及び他の動作及び/又は機能は、当該方法の対応する手順を実現するように別々に構成される。簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しない。
図7は、この出願の実施形態によるアクセスネットワークデバイス700の概略ブロック図である。アクセスネットワークデバイス700は、上記の方法の実施形態における第1のアクセスネットワークデバイスのようなアクセスネットワークデバイスもよい。図7に示すように、アクセスネットワークデバイス700は、
無線リソース制御RRC非アクティブ状態の端末により送信された第1の情報を受信するように構成されたトランシーバ710であり、第1の情報は、端末がRRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が位置することを示すために使用され、アクセスネットワークデバイスは、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスである、トランシーバ710と、
第1のメッセージを生成するように構成されたプロセッサ720であり、第1のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるか、或いはRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される、プロセッサ720と
を含む。
トランシーバ710は、第1のメッセージを端末に送信するように更に構成される。
任意選択で、第1のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用される。
プロセッサ720は、端末のコンテキストの有効期間をリセットするように更に構成される。
任意選択で、第1の情報は、第1のタイマが終了したときに端末により送信され、
第1のメッセージが端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用されるとき、第1のメッセージは、端末に対して第1のタイマを再起動するように命令するために更に使用されるか、或いは
第1のメッセージは、端末に対して第2のタイマを起動するように命令するために更に使用され、第1のメッセージは、第2の有効期間又は第2のタイマ継続時間を含み、第2のタイマの継続時間は、第2の有効期間より短いか、或いは第2のタイマの継続時間は、第2のタイマ継続時間である。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスでない。
トランシーバ710は、第3の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信し、第3の情報は、端末が無線ネットワークエリアに位置することを示すために使用され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスであり、第2のアクセスネットワークデバイスにより送信された第3のメッセージを受信し、第3のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるか、或いはRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用され、第3のメッセージに基づいて第1のメッセージを端末に送信するように構成される。
この出願のこの実施形態におけるアクセスネットワークデバイス700は、この出願の実施形態における通信方法における第1のアクセスネットワークデバイスに対応してもよく、アクセスネットワークデバイス700のモジュールの上記及び他の動作及び/又は機能は、当該方法の対応する手順を実現するように別々に構成される。簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しない。
図8は、この出願の他の実施形態によるアクセスネットワークデバイス800の概略ブロック図である。アクセスネットワークデバイス800は、上記の方法の実施形態における第2のアクセスネットワークデバイスのようなアクセスネットワークデバイスもよい。図8に示すように、アクセスネットワークデバイス800は、
第1のアクセスネットワークデバイスにより送信された第3の情報を受信するように構成されたトランシーバ810であり、第3の情報は、端末が無線リソース制御RRC非アクティブ状態にある無線ネットワークエリアに端末が位置することを示すために使用され、アクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスであり、第1のアクセスネットワークデバイスは、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスである、トランシーバ810と、
第3のメッセージを生成するように構成されたプロセッサ820であり、第3のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるか、或いはRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される、プロセッサ820と
を含む。
トランシーバ810は、第3のメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信するように更に構成される。
任意選択で、第3のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用される。
プロセッサ820は、端末のコンテキストの有効期間をリセットするように更に構成される。
任意選択で、トランシーバ810は、第2の情報をRRC接続状態の端末に送信するように更に構成され、第2の情報は、端末に対してRRC接続状態からRRC非アクティブ状態に入り、第1のタイマを起動するように命令するために使用される。
第3の情報は、第1のタイマが終了したときに端末により送信される第1の情報に基づいて、第1のアクセスネットワークデバイスにより送信される。
任意選択で、第2の情報は、第1の有効期間又は第1のタイマ継続時間を更に示し、第1のタイマの継続時間は、第1の有効期間より短いか、或いは第1のタイマの継続時間は、第1のタイマ継続時間である。
任意選択で、第3のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用され、
第3のメッセージは、端末に対して第1のタイマを再起動するように命令するために更に使用されるか、或いは
第3のメッセージは、端末に対して第2のタイマを起動するように命令するために更に使用され、第3のメッセージは、第2の有効期間又は第2のタイマ継続時間を含み、第2のタイマの継続時間は、第2の有効期間より短いか、或いは第2のタイマの継続時間は、第2のタイマ継続時間である。
この出願のこの実施形態におけるアクセスネットワークデバイス800は、この出願の実施形態における通信方法における第2のアクセスネットワークデバイスに対応してもよく、アクセスネットワークデバイス800のモジュールの上記及び他の動作及び/又は機能は、当該方法の対応する手順を実現するように別々に構成される。簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しない。
図9は、この出願の他の実施形態による端末900の概略ブロック図である。端末900は、上記の方法の実施形態における端末でもよい。図9に示すように、端末900は、
第4の情報を第3のアクセスネットワークデバイスに送信し、第4の情報は、端末が無線リソース制御RRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示すために使用され、第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第4のメッセージを受信するように構成されたトランシーバ910と、
第4のメッセージに基づいて端末900をRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入らせるか、或いは第4のメッセージに基づいて端末900をRRC非アクティブ状態に保持するように構成されたプロセッサ920と
を含む。
任意選択で、プロセッサ920は、RRC非アクティブ状態の端末900を第1のセルに変更し、第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアになく、第3のアクセスネットワークデバイスは、第1のセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、第1のセル内で、端末900をRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入らせるか、或いは端末900をRRC非アクティブ状態に保持するように構成される。
任意選択で、第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用され、第4のメッセージは、第3のアクセスネットワークデバイスにより決定された、端末がRRC非アクティブ状態にある第2の無線ネットワークエリア及び/又はセキュリティパラメータについての情報を含む。
任意選択で、プロセッサ920は、第3のアクセスネットワークデバイスと第2のアクセスネットワークデバイスとの間にインタフェースが存在すると決定するように更に構成され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである。
任意選択で、プロセッサ920は、RRC非アクティブ状態の端末900を第1のセルに変更することを決定し、第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアになく、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用され、端末900を第1のセルに変更し、端末900をRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入らせるように構成される。
任意選択で、プロセッサ920は、第4のアクセスネットワークデバイスと第2のアクセスネットワークデバイスとの間にインタフェースが存在しないと決定するように更に構成され、第4のアクセスネットワークデバイスは、第1のセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC接続状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである。
この出願のこの実施形態における端末900は、この出願の実施形態における通信方法における端末に対応してもよく、端末900のモジュールの上記及び他の動作及び/又は機能は、当該方法の対応する手順を実現するように別々に構成される。簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しない。
図10は、この出願の更に他の実施形態によるアクセスネットワークデバイス1000の概略ブロック図である。アクセスネットワークデバイス1000は、上記の方法の実施形態における第3のアクセスネットワークデバイスのようなアクセスネットワークデバイスもよい。図10に示すように、アクセスネットワークデバイス1000は、
端末により送信された第4の情報を受信するように構成されたトランシーバ1010であり、第4の情報は、端末が無線リソース制御RRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示すために使用される、トランシーバ1010と、
第4のメッセージを生成するように構成されたプロセッサ1020であり、第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るか、或いはRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用される、プロセッサ1020と
を含む。
トランシーバ1010は、第4のメッセージを端末に送信するように更に構成され、第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るか、或いはRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用される。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスは、第1のセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアになく、第1のセルは、RRC非アクティブ状態の端末が変更する先のセルである。
任意選択で、第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用される。
トランシーバ1010は、第5の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信するように構成され、第5の情報は、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示すために使用され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである。
任意選択で、第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用される。
トランシーバ1010は、第5の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信し、第5の情報は、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示し且つ端末のコンテキストを要求するために使用され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスであり、第2のアクセスネットワークデバイスにより送信された第5のメッセージを受信し、第5のメッセージは、端末のコンテキストを含むように構成される。
任意選択で、プロセッサ1020は、セキュリティパラメータ及び/又は端末がRRC非アクティブ状態にある第2の無線ネットワークエリアを決定するように更に構成され、第4のメッセージは、第2の無線ネットワークエリア及び/又はセキュリティパラメータについての情報を含む。
任意選択で、プロセッサ1020は、端末に対応する、アクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続を切り替えるように更に構成される。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスは、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、端末は、端末が現在位置するセルから第1のセルに切り替えることを決定し、第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアになく、
第4のメッセージは、端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用され、
アクセスネットワークデバイスが、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである場合、プロセッサ1020は、端末のコンテキストを解放するように更に構成されるか、或いは
アクセスネットワークデバイスが、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスでない場合、トランシーバ1010は、第5の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信するように更に構成され、第5の情報は、端末が第1の無線ネットワークエリアから出たことを示すために使用され、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである。
この出願のこの実施形態におけるアクセスネットワークデバイス1000は、この出願の実施形態における通信方法における第3のアクセスネットワークデバイスに対応してもよく、アクセスネットワークデバイス1000のモジュールの上記及び他の動作及び/又は機能は、当該方法の対応する手順を実現するように別々に構成される。簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しない。
図11は、この出願の更に他の実施形態によるアクセスネットワークデバイス1100の概略ブロック図である。アクセスネットワークデバイス1100は、上記の方法の実施形態における第2のアクセスネットワークデバイスのようなアクセスネットワークデバイスもよい。図11に示すように、アクセスネットワークデバイス1100は、
第3のアクセスネットワークデバイスにより送信された第5の情報を受信するように構成されたトランシーバ1110であり、第5の情報は、端末が無線リソース制御RRC非アクティブ状態にある第1の無線ネットワークエリアから端末が出たことを示すために使用され、アクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスである、トランシーバ1110と、
第5の情報に基づいて端末のコンテキストを解放するように構成されたプロセッサ1120と
を含む。
任意選択で、第3のアクセスネットワークデバイスは、第1のセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアになく、第1のセルは、RRC非アクティブ状態の端末が変更する先のセルである。
任意選択で、第5の情報は、端末のコンテキストを要求するために更に使用される。
トランシーバ1110は、第5のメッセージを第3のアクセスネットワークデバイスに送信するように更に構成され、第5のメッセージは、端末のコンテキストを含む。
任意選択で、第3のアクセスネットワークデバイスは、端末が現在位置するセルが属するアクセスネットワークデバイスであり、端末は、端末が現在位置するセルから第1のセルに切り替えることを決定し、第1のセルは、第1の無線ネットワークエリアにない。
任意選択で、プロセッサ1120は、端末に対応する、アクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の接続を解放するように更に構成される。
この出願のこの実施形態におけるアクセスネットワークデバイス1100は、この出願の実施形態における通信方法における第2のアクセスネットワークデバイスに対応してもよく、アクセスネットワークデバイス1100のモジュールの上記及び他の動作及び/又は機能は、当該方法の対応する手順を実現するように別々に構成される。簡潔にするために、詳細はここでは再び説明しない。
図12は、この出願の更に他の実施形態による端末の構造を示す。当該構造は、少なくとも1つのプロセッサ1202(例えば、CPU)と、少なくとも1つのネットワークインタフェース1205又は他の通信インタフェースと、メモリ1206とを含む。これらの部分は、互いに通信し、接続されている。プロセッサ1202は、メモリ1206に記憶されたコンピュータプログラムのような実行可能モジュールを実行するように構成される。メモリ1206は、高速ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)を含んでもよく、或いは不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えば、少なくとも1つのディスクメモリを含んでもよい。少なくとも1つの他のネットワークエレメントへの通信接続は、少なくとも1つのネットワークインタフェース1205(有線又は無線でもよい)を通じて実現される。
いくつかの実施形態では、メモリ1206は、プログラム12061を記憶し、プロセッサ1202は、この出願の上記の実施形態による方法を実行するように、プログラム12061を実行する。
図13は、この出願の更に他の実施形態によるアクセスネットワークデバイスの構造を示す。当該構造は、少なくとも1つのプロセッサ1302(例えば、CPU)と、少なくとも1つのネットワークインタフェース1305又は他の通信インタフェースと、メモリ1306とを含む。これらの部分は、互いに通信し、接続されている。プロセッサ1302は、メモリ1306に記憶されたコンピュータプログラムのような実行可能モジュールを実行するように構成される。メモリ1306は、高速ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)を含んでもよく、或いは不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えば、少なくとも1つのディスクメモリを含んでもよい。少なくとも1つの他のネットワークエレメントへの通信接続は、少なくとも1つのネットワークインタフェース1305(有線又は無線でもよい)を通じて実現される。
いくつかの実施形態では、メモリ1306は、プログラム13061を記憶し、プロセッサ1302は、この出願の上記の実施形態による方法を実行するように、プログラム13061を実行する。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらのいずれかの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。ソフトウェアが実施形態を実現するために使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラムプロダクトの形式で完全に或いは部分的に実現されてもよい。コンピュータプログラムプロダクトは、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されたとき、この出願の実施形態による手順又は機能が、全部或いは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよく、或いはコンピュータ読み取り可能記憶媒体から他のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線又はマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタに送信されてもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能ないずれかの使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ若しくはデータセンタのようなデータ記憶デバイスでもよい。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(Solid State Disk, SSD))等でもよい。
この出願の実施形態における用語「及び/又は」は、関連するオブジェクトを記述するための関連付け関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを表すことが理解されるべきである。例えば、A及び/又はBは、以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AとBとの双方が存在する場合、及びBのみが存在する場合を表してもよい。さらに、この明細書における文字「/」は、一般的に関連するオブジェクトの間の「又は」の関係を示す。
当業者は、この明細書に開示された実施形態に記載の例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズムステップが電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよいことを認識し得る。機能がハードウェアにより実行されるかソフトウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計制約条件に依存する。当業者は、特定の用途毎に記載の機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、実現方式がこの出願の範囲を超えるものと考えられるべきではない。
便宜上且つ簡単な説明のため、上記のシステム、装置及びユニットの詳細な動作プロセスについて、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することが、当業者により明確に理解され得る。詳細は、ここでは再び説明しない。
この出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示のシステム、装置及び方法は、他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載の装置の実施形態は単なる例である。例えば、ユニット分割は単なる論理的な機能分割である。実際の実現方式では、他の分割方式が存在してもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、結合されてもよく或いは他のシステムに統合されてもよく、或いはいくつかの特徴は、無視されてもよく或いは実行されなくてもよい。さらに、表示又は議論された相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することにより実現されてもよい。装置又はユニットの間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的又は他の形式で実現されてもよい。
別々の部分として記載されたユニットは、物理的に分離されてもよく或いは分離されなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットでもよく或いは物理的なユニットでなくてもよく、1つの場所に位置してもよく或いは複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてもよい。
さらに、この出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、或いはユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、或いは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立したプロダクトとして販売又は使用されるとき、当該機能は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、この出願の技術的解決策は本質的に、或いは従来技術に寄与する部分又は技術的解決策のいくつかは、ソフトウェアプロダクトの形式で実現されてもよい。コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワークデバイスでもよい)に対して、この出願の実施形態に記載された方法のステップの全部又は一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory, ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶できるいずれかの媒体を含む。
上記の説明は、この出願の単なる具体的な実現方式であるが、この出願の保護範囲を制限することを意図するものではない。この出願に開示された技術的範囲内で当業者により容易に理解されるいずれかの変更又は置換は、この出願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、この出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
増加するトラヒック需要及び様々な異なる要件を有するサービスに対応するため、現在、3GPP標準化組織は、次世代移動通信システムのための標準化を策定している。非アクティブ状態は、新たに導入された無線リソース制御(RRC)状態であり、以下では「RRC非アクティブ状態」又は「非アクティブ状態」と呼ばれる。アイドル状態と同様に、非アクティブ状態では、端末はネットワークからのRRC接続を切断し、ダウンリンクデータを受信する必要がなく、それにより、アイドル状態のものと同じ省電力効果が達成される。アイドル状態とは異なり、非アクティブ状態では、端末及びアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを記憶し、それにより、端末が接続状態に入る必要があるとき、例えば、端末がアップリンクデータを送信する必要があるとき、或いはネットワークが端末に対して接続状態に入るように命令するために端末をページングするとき、端末は、端末の記憶されたコンテキストに基づいて、接続状態に戻ることができる。
第10の態様によれば、アクセスネットワークデバイスが提供される。アクセスネットワークデバイスは、プロセッサと、メモリと、通信インタフェースとを含む。プロセッサは、メモリ及び通信インタフェースに接続される。メモリは、命令を記憶するように構成され、プロセッサは、命令を実行するように構成され、通信インタフェースは、プロセッサの制御下で他のネットワークエレメントと通信するように構成される。プロセッサがメモリに記憶された命令を実行したとき、実行は、プロセッサが第2の態様若しくは第2の態様のいずれか可能な実現方式における方法、第3の態様若しくは第3の態様のいずれか可能な実現方式における方法、第5の態様若しくは第5の態様のいずれか可能な実現方式における方法、又は第6の態様若しくは第6の態様のいずれか可能な実現方式における方法を実行することを可能にする。
この明細書は、アクセスネットワークデバイスを参照して実施形態を説明する。アクセスネットワークデバイスは、代替として、ネットワークデバイスでもよい。ネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するように構成されたデバイスでもよい。ネットワークデバイスは、GSM又はCDMAにおける基地送受信局(BTS)、WCDMAシステムにおけるNodeB(NB)、LTEシステムにおける進化型NodeB(eNB又はeNodeB)又はクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN)シナリオにおける無線コントローラでもよい。代替として、ネットワークデバイスは、中継ノード、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、将来の進化型PLMNネットワークにおけるネットワークデバイス等でもよい。
いくつかの場合、第1のアクセスネットワークデバイス及び第2のアクセスネットワークデバイスは、同じアクセスネットワークデバイスでもよいことが理解されるべきである。第1のアクセスネットワークデバイス及び第2のアクセスネットワークデバイスが同じアクセスネットワークデバイスであるとき、第1のアクセスネットワークデバイス及び第2のアクセスネットワークデバイスは、この明細書における全ての添付図面において、もはやデータを交換する必要はない。説明を簡潔にするために、この明細書は、新たな添付図面を提供しない。図1が例として使用される。端末111がアクセスネットワークデバイス101のセルに常に位置する場合、端末111にとって、第1のアクセスネットワークデバイス及び第2のアクセスネットワークデバイスは、同じアクセスネットワークデバイス、すなわち、アクセスネットワークデバイス101である。端末111がアクセスネットワークデバイス102のセルに移動する場合、端末101にとって、第1のアクセスネットワークデバイスはアクセスネットワークデバイス102であり、第2のアクセスネットワークデバイスはアクセスネットワークデバイス101である。
第2のアクセスネットワークデバイスは、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスであるので、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを記憶する。第1のアクセスネットワークデバイスが、端末がRRC非アクティブ状態に入る前のRRC接続状態の端末のサービングアクセスネットワークデバイスでない場合、第1のアクセスネットワークデバイスが第1の情報を受信した後に、第1のアクセスネットワークデバイスは、第3の情報を第2のアクセスネットワークデバイスに送信する。この場合、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末をRRC非アクティブ状態に保持し続けるか、或いは端末をRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入らせることを決定し、端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるか、或いはRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために、第3のメッセージを第1のアクセスネットワークデバイスに送信してもよい。任意選択で、第3のメッセージが端末に対してRRC非アクティブ状態に留まるように命令するために使用されるとき、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストの有効期間をリセットする。第3のメッセージが端末に対してRRC非アクティブ状態からアイドル状態に入るように命令するために使用されるとき、第2のアクセスネットワークデバイスは、端末のコンテキストを解放し、端末に対応する、アクセスネットワークとコアネットワークとの間の接続を解放する。
図12は、この出願の更に他の実施形態による端末の構造を示す。当該構造は、少なくとも1つのプロセッサ1202(例えば、CPU)と、少なくとも1つのネットワークインタフェース1205又は他の通信インタフェースと、メモリ1206とを含む。これらの部分は、互いに通信し、接続されている。プロセッサ1202は、メモリ1206に記憶されたコンピュータプログラムのような実行可能モジュールを実行するように構成される。メモリ1206は、高速ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよく、或いは不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つのディスクメモリを含んでもよい。少なくとも1つの他のネットワークエレメントへの通信接続は、少なくとも1つのネットワークインタフェース1205(有線又は無線でもよい)を通じて実現される。
図13は、この出願の更に他の実施形態によるアクセスネットワークデバイスの構造を示す。当該構造は、少なくとも1つのプロセッサ1302(例えば、CPU)と、少なくとも1つのネットワークインタフェース1305又は他の通信インタフェースと、メモリ1306とを含む。これらの部分は、互いに通信し、接続されている。プロセッサ1302は、メモリ1306に記憶されたコンピュータプログラムのような実行可能モジュールを実行するように構成される。メモリ1306は、高速ランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでもよく、或いは不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つのディスクメモリを含んでもよい。少なくとも1つの他のネットワークエレメントへの通信接続は、少なくとも1つのネットワークインタフェース1305(有線又は無線でもよい)を通じて実現される。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらのいずれかの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。ソフトウェアが実施形態を実現するために使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラムプロダクトの形式で完全に或いは部分的に実現されてもよい。コンピュータプログラムプロダクトは、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されたとき、この出願の実施形態による手順又は機能が、全部或いは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよく、或いはコンピュータ読み取り可能記憶媒体から他のコンピュータ読み取り可能記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ又はデジタル加入者線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線又はマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンタに送信されてもよい。コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能ないずれかの使用可能媒体、又は1つ以上の使用可能媒体を統合するサーバ若しくはデータセンタのようなデータ記憶デバイスでもよい。使用可能媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(SSD))等でもよい。
機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立したプロダクトとして販売又は使用されるとき、当該機能は、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、この出願の技術的解決策は本質的に、或いは従来技術に寄与する部分又は技術的解決策のいくつかは、ソフトウェアプロダクトの形式で実現されてもよい。コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワークデバイスでもよい)に対して、この出願の実施形態に記載された方法のステップの全部又は一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶できるいずれかの媒体を含む。