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JP2021098690A - 油性化粧料 - Google Patents

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JP2021098690A JP2020209627A JP2020209627A JP2021098690A JP 2021098690 A JP2021098690 A JP 2021098690A JP 2020209627 A JP2020209627 A JP 2020209627A JP 2020209627 A JP2020209627 A JP 2020209627A JP 2021098690 A JP2021098690 A JP 2021098690A
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Abstract

【課題】短時間で密着感を得ることができ、乾燥感がなく、使用感、色移り防止効果にも優れた油性化粧料を提供する。【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):(A)一般式(1)で表される構造のイソステアリル基を有する液状エステル化合物、【化1】(式中、R1及びR2は、それぞれ炭素数7の分岐の炭化水素基を示しており、互いに同一であっても異なっていてもよい)(B)シリコーン樹脂、(C)揮発性油 1〜30質量%を含有する油性化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、油性化粧料に関する。
従来、口紅等の油性化粧料では、化粧持続性や、物理的な擦れなどによる二次付着(色移り)防止効果などが求められ、種々の検討がなされている。
例えば、特許文献1には、トリメチルシロキシケイ酸、揮発性炭化水素油、デキストリン脂肪酸エステル、マイクロクリスタリンワックスを含有するペースト状口唇化粧料が、化粧持続性、二次付着(色移り)防止効果を有し、使用感に優れることが記載されている。
特開2015−101550号公報
しかしながら、皮膜剤としてトリメチルシロキシケイ酸等のシリコーン樹脂を含有する化粧料において、化粧料の粘度を低下させて、伸びや滑らかな使用感を得るために、揮発性油の割合を大きくすると、揮発性油が揮発して色移り防止効果が発現されるまでに時間がかかるという課題があった。また、化粧料中の揮発性油の割合が大きいと、揮発後に肌上に残存する成分が少なくなり、乾燥感が生じるという課題もあった。
本発明者は、トリメチルシロキシケイ酸等のシリコーン樹脂、揮発性油とともに、特定の液状エステル化合物を組合わせて用いることにより、揮発性油の割合が小さくても、化粧料の粘度を低下させることができるだけでなく、揮発性油の揮発とともに、粘度が急に高くなることから、短時間で密着感を得ることができ、乾燥感がなく、使用感、色移り防止効果にも優れた油性化粧料が得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)一般式(1)で表される構造のイソステアリル基を有する液状エステル化合物、
Figure 2021098690
(式中、R1及びR2は、それぞれ炭素数7の分岐の炭化水素基を示しており、互いに同一であっても異なっていてもよい)
(B)シリコーン樹脂、
(C)揮発性油 1〜30質量%
を含有する油性化粧料に関する。
本発明の油性化粧料は、軽い付け心地で、べたつき感がなく、短時間で密着感が得られ、乾燥感がなく、使用感、色移り防止効果にも優れたものである。
本実施形態で用いる成分(A)の液状エステル化合物は、上記一般式(1)で表される構造のイソステアリル基を有する液状エステル化合物である。成分(A)は、20℃で液状のものが好ましく、0℃以下で液状のものがより好ましい。ここで液状とは、流動性等、液体の性状を示すことを指し、ペースト状を含む。
成分(A)として、具体的には、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチル、トリイソステアリン酸ジペンタエリスリチル、リンゴ酸ジイソステアリル等が挙げられる。
成分(A)としては、例えば、サラコス3318、コスモール43N、サラコスDP−518N、コスモール222(以上、日清オイリオグループ社製)等の市販品を用いることができる。
成分(A)の20℃における粘度は、色移り防止効果が向上する点から、2500mPa・s以上であるのが好ましく、5500mPa・s以上がより好ましく、10000mPa・s以上がさらに好ましく、べたつきが抑制される点から、1000000mPa・s以下が好ましく、850000mPa・s以下がより好ましく、700000mPa・s以下がさらに好ましい。また、成分(A)の20℃における粘度は、2500〜1000000mPa・sであるのが好ましく、5500〜850000mPa・sがより好ましく、10000〜700000mPa・sがさらに好ましい。
なお、粘度は、20℃の環境下において、回転式粘度計、具体的にはB型粘度計により測定される。
成分(A)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、色移り防止効果が向上する点から、全組成中に3質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、8質量%以上がさらに好ましく、べたつきが抑制される点から、60質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、40質量%以下がさらに好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に3〜60質量%が好ましく、5〜50質量%がより好ましく、8〜40質量%がさらに好ましい。
成分(B)のシリコーン樹脂は、通常の化粧料に用いられるものであればいずれのものも使用することができ、25℃で固体状のものが好ましく、40℃以下で固体状のものがより好ましい。
成分(B)のシリコーン樹脂としては、トリメチルシロキシケイ酸、ポリメチルシルセスキオキサン、ポリプロピルシルセスキオキサン、トリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸等のフッ素変性シリコーン樹脂等が挙げられる。
成分(B)のうち、成分(B−1)トリメチルシロキシケイ酸としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、シロキサン構造を主骨格とした架橋構造を持つ化合物であればよく、一般式(2)で表されるものが好ましい。
[(CH33SiO1/2a[SiO2b (2)
(式中、aは1〜3、bは0.5〜8)
成分(B−1)トリメチルシロキシケイ酸は、25℃で固体状のものが好ましく、配合性の観点から、溶剤によって希釈された溶液もしくは分散された分散液の状態、又は、事前に混合して得られた溶液もしくは分散液の状態で使用することも可能である。希釈又は分散させる溶剤としては、ジメチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソドデカンから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、揮発性のジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソドデカンがより好ましい。なお、本明細書において、揮発性とは、引火点が35℃以上100℃未満のものである。不揮発性とは、引火点が100℃以上のものである。引火点は、密閉式引火点測定器で測定される。
成分(B−1)の市販品としては、予め溶剤に溶解させたもの、例えば、KF−7312J(固形分50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)、KF−9021(固形分50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)、X−21−5249(固形分50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)、X−21−5595(固形分60%イソドデカン溶液)(以上、信越化学工業社製)、SS4267(固形分35%ジメチルポリシロキサン溶液)、SR1000(固形分100%)(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)、BY11−018(固形分30%シクロペンタシロキサン溶液)(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、BELSIL TMS 803(Wacker Chemie AG社製)等を使用することができる。
成分(B)のうち、成分(B−2)フッ素変性シリコーン樹脂としては、一般式(3)で表される構造を有するものが好ましい。
1 aSiO(4-a)/2 (3)
(式中、R1は炭素数1〜8の炭化水素基、フェニル基、水酸基又は一般式−R2−Rf(R2は炭素数2〜6の2価のアルキレン基を示し、Rfは炭素数1〜8のパーフルオロアルキル基を示す)であって、水酸基及び一般式−R2−Rfを必須とする官能基から任意に選ばれる。aは平均数で1.0≦a≦1.8である)
フッ素変性シリコーン樹脂は、発色の良い仕上がりが得られる点から、分子内にシラノール基を有してよく、シラノール基中のOH基の割合が、樹脂質量に対して0.1〜5質量%であるのが好ましく、0.5〜5質量%がより好ましい。
成分(B−2)フッ素変性シリコーン樹脂は、25℃で固体状のものが好ましく、配合性の観点から、溶剤によって希釈された溶液もしくは分散された分散液の状態、又は、事前に混合して得られた溶液もしくは分散液の状態で使用することも可能である。希釈又は分散させる溶剤としては、環状シリコーン、ジメチルポリシロキサン、イソドデカン等が好ましい。環状シリコーンとしては、オクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)及びデカメチルシクロペンタシロキサン(D5)から選ばれる1種以上が好ましい。
このようなフッ素変性シリコーン樹脂としては、INCI名「トリフルオロプロピルジメチル/トリメチルシロキシシリケート(Trifluoropropyldimethyl/Trimethylsiloxysilicate)」である、XS66−B8226、XS66−C1191、XS66−B8636(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)等の市販品を用いることができる。
成分(B)のシリコーン樹脂は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、色移り防止効果が向上する点から、全組成中に3質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、8質量%以上がさらに好ましく、べたつきを抑制する点から、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、30質量%以下がさらに好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に3〜50質量%が好ましく、5〜40質量%がより好ましく、8〜30質量%がさらに好ましい。
成分(C)の揮発性油としては、揮発性シリコーン油、揮発性炭化水素油が挙げられる。
揮発性シリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン(1cs)、ジメチルポリシロキサン(1.5cs)、ジメチルポリシロキサン(2cs)等の直鎖状ジメチルポリシロキサン;メチルトリメチコン、トリス(トリメチルシリル)メチルシラン、テトラキス(トリメチルシリル)シラン等の分岐状シロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状ジメチルシロキサンなどが挙げられる。
揮発性炭化水素油としては、例えば、n−デカン、n−ウンデカン、n−ドデカン等のパラフィン系炭化水素油;イソデカン、イソドデカン、水添ポリイソブテン等のイソパラフィン系炭化水素油;シクロデカン、シクロドデカン等の環状パラフィン炭化水素油が挙げられる。これらのうち、炭素数8〜16の炭化水素油が好ましく、炭素数10〜16の炭化水素油がより好ましく、炭素数12の炭化水素油がさらに好ましい。
成分(C)の揮発性油としては、発色の良い仕上がりが得られる点から、揮発性炭化水素油を含むのが好ましく、イソパラフィン系炭化水素油を含むのがより好ましい。成分(C)は、1種又は2種以上を用いることができる。
成分(A)の液状エステル化合物は、成分(B)のシリコーン樹脂を比較的容易に溶解できるとともに、一般式(1)のイソステアリル基が有する多分岐構造に起因して、比較的少ない成分(C)の揮発性油の添加により、化粧料の粘度を大きく低下させることができる。その一方で、成分(A)は、一般式(1)のイソステアリル基が有する多分岐構造に起因して、成分(C)の揮発とともに、化粧料の粘度を急激に高めやすい。本発明者は、鋭意研究の結果得られた上記新たな知見に基づき、化粧料における成分(C)の含有量を以下のように設定した。すなわち、成分(C)は、軽い付け心地を付与する点から、含有量は、全組成中に1質量%以上であり、2質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、短時間で色移り防止効果を発現する点から、30質量%以下であり、25質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましい。また、成分(C)の含有量は、全組成中に1〜30質量%が好ましく、2〜25質量%がより好ましく、3〜20質量%がさらに好ましい。
本実施形態において、成分(C)に対する成分(A)及び(B)の合計質量割合((A)+(B))/(C)は、短時間で密着感を得る点から、1.5以上であるのが好ましく、1.8以上がより好ましく、2以上がさらに好ましく、塗布性が向上する点から、30以下が好ましく、20以下がより好ましく、15以下がさらに好ましい。また、成分(C)に対する成分(A)及び(B)の合計質量割合((A)+(B))/(C)は、1.5〜30が好ましく、1.8〜20がより好ましく、2〜15がさらに好ましい。
本実施形態の油性化粧料は、さらに、(D)着色剤を含有することができる。
成分(D)の着色剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、着色顔料、油溶性染料、光輝性顔料等を用いることができる。
着色顔料としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム等の金属酸化物;マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体;更にカーボンブラック等の無機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色401号、青色1号、青色404号等の合成有機顔料;β−カロチン、カラメル、パプリカ色素等の天然有機色素などが挙げられる。
油溶性染料としては、例えば、赤色218号、赤色223号、橙201号などが挙げられる。
光輝性顔料としては、雲母、合成金雲母、ガラス、シリカ、アルミナ、タルク等の板状粉体等の表面を酸化チタン、酸化鉄、酸化ケイ素、紺青、酸化クロム、酸化スズ、水酸化クロム、金、銀、カルミン、有機顔料等の着色剤で被覆したものなど、及びポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミ蒸着末、ポリエチレンテレフタレート・金蒸着積層末などの、フィルム原反を任意形状に断裁したものなどを用いることができる。
これらの着色剤は、そのまま用いることができるほか、疎水化処理して用いることができる。
疎水化処理としては、通常の化粧料用粉体に施されている処理であれば制限されず、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等を用いたシリコーン処理;メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクチルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン等を用いたアルキルアルコキシシシラン処理;パーフルオロアルキルリン酸、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸等を用いたフッ素化合物処理;N−アシルグルタミン酸、N−アシルアスパラギン酸、N−アシルリシン等を用いたN−アシルアミノ酸処理;レシチン処理;リシン処理;金属石鹸処理;トリイソステアリン酸イソプロピルチタン等を用いた有機チタネート処理などが挙げられる。
これらの処理は、1種又は2種以上組み合わせて行うことができる。また、これらの疎水化処理は、通常の方法により、行うことができる。
成分(D)着色剤は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、発色の良い仕上がりが得られる点から、含有量は、全組成中に0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、むらが少なく均一な仕上がりが得られる点から、30質量%以下が好ましく、25質量%以下がより好ましく、20質量%以下がさらに好ましい。また、成分(D)の含有量は、全組成中に0.1〜30質量%であるのが好ましく、0.5〜25質量%がより好ましく、1〜20質量%がさらに好ましい。
本実施形態の油性化粧料は、さらに、(E)成分(A)以外の不揮発性液状油を含有することができ、べたつきを抑制する点で、成分(E)を含有するのが好ましい。
ここで、液状油とは、25℃で流動性を有する油性成分であり、流動性を有する限りペースト状の油性成分も含まれる。
成分(E)の不揮発性液状油としては、通常の化粧料に用いられるものであれば良く、例えば、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、流動イソパラフィン、ミネラルオイル、ポリブテン、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分岐の炭化水素油;アボガド油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、パーム油、ヤシ油、ヒマシ油、ホホバ油、ヒマワリ油、ツバキ油、トウモロコシ油等の植物油;液状ラノリン等の動物油;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸オレイル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソステアリル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、パルミチン酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチル、メトキシケイ皮酸オクチル、酢酸トコフェロール、炭酸プロピレン、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸プロパンジオール、モノイソステアリン酸モノミリスチン酸グリセリル、ジ(カプリン酸/カプリル酸)プロパンジオール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリエチルヘキサノイン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリット、オクタカプリル酸ポリグリセリル−6、(イソステアリン酸/セバシン酸)ジトリメチロールプロパンオリゴエステル、トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、イソステアリン酸トレハロースエステルズ、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、フィトステロール脂肪酸エステル、コレステロール脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール等の脂肪酸エステル;オクチルドデカノール等の高級アルコール;ジフェニルジメチコン、ジメチルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン、トリス(トリメチルシロキシ)メチルシラン、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン等のシリコーン油;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン等のフッ素油;クリーム状やペースト状のものとして、トリラノリン脂肪酸グリセリル、軟質ラノリン脂肪酸、ワセリン、分岐又はヒドロキシル化した脂肪酸コレステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル(ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット等)、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリド、乳酸ミリスチル、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、ダイマージリノール酸(フィトルテリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、オレイン酸フィトステリル、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル・フィトステリル・ベヘニル)等が挙げられる。
成分(E)としては、べたつかず、色移りしないという性能を向上させる点から、(E1)単独では成分(A)と相溶せず、成分(C)の存在下で成分(A)と相溶する不揮発性液状油を含むのが好ましい。
本発明の化粧料を塗布した後、成分(C)が揮発すると、成分(A)及び(B)からなる層(皮膜)から、成分(E1)が分離して表層側に移動し、成分(A)及び(B)からなる層をいわば覆う、と考えられる。これにより、耐色移り性を向上できるとともに、成分(A)やその他の油剤によるべたつきを、成分(E1)の層により抑制することができる。
ここで、成分(E1)単独では成分(A)と「相溶しない」とは、成分(E1)及び(A)を、(E1):(A)=1:1(質量比)の割合で、90℃に加温して攪拌混合し、次いで静置して、混合物が20℃になったときに、境界があり2層に分離している、又は白濁している状態をいい、境界がなく透明な状態を「相溶する」という。
また、成分(E1)が、成分(C)の存在下で成分(A)と「相溶する」とは、成分(E1)、(A)及び(C)を、(E1):(A):(C)=1:1:2(質量比)の割合で、90℃に加温して攪拌混合し、次いで静置して、混合物が20℃になったときに、境界がなく透明な状態をいい、境界があり2層に分離している、又は白濁している状態を「相溶しない」という。
なお、成分(E1)は、成分(B)とは、相溶しても相溶しなくても良い。
成分(E1)としては、シリコーン系油剤であるのが好ましい。シリコーン骨格を有することで、単独では成分(A)と相溶しない一方、成分(C)の存在下で成分(A)と相溶するという性質を得やすい。
シリコーン系油剤としては、ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルハイドロジェンポリシロキサンや、フェニルトリメチコン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルジメチコン、トリメチルシロキシフェニルジメチコン、トリメチルペンタフェニルトリシロキシサン等のフェニル変性シリコーンのほか、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン等の各種変性シリコーンであっても良い。
なかでも、べたつき感のなさや、色移りのなさがより向上する点から、ジメチコン及びフェニル変性シリコーンから選ばれる1種以上を含むのが好ましい。
また、成分(E1)は、20℃における粘度が、50〜100000csであるのが好ましく、100〜10000cs以下がより好ましい。粘度が50cs以上であることで、単独で成分(A)と相溶しないという性質を得やすく、粘度が100000cs以下であることで、成分(C)の存在下で成分(A)と相溶するという性質を得やすい。
ここで、粘度は、20℃の環境下において、回転式粘度計、具体的にはB型粘度計により測定される。
成分(E)の不揮発性液状油は、1種又は2種以上を用いることができ、べたつきが抑制される点から、含有量は、全組成中に1質量%以上であるのが好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上がさらに好ましく、色移り防止効果が得られる点から、50質量%以下が好ましく、45質量%以下がより好ましく、40質量%以下がさらに好ましい。また、成分(E)の含有量は、全組成中に1〜50質量%が好ましく、3〜45質量%がより好ましく、5〜40質量%がさらに好ましい。
なお、成分(E)としては、成分(E1)と、それ以外の成分(E)(成分(E2))を組合わせて用いることもできる。
本実施形態において、成分(E)に対する成分(A)及び(B)の合計質量割合((A)+(B))/(E)は、色移り防止効果が向上する点から、0.5以上であるのが好ましく、0.6以上がより好ましく、0.7以上がさらに好ましく、べたつきが抑制される点から、6以下が好ましく、4.5以下がより好ましく、3以下がさらに好ましい。また、成分(E)に対する成分(A)及び(B)の合計質量割合((A)+(B))/(E)は、0.5〜6が好ましく、0.6〜4.5がより好ましく、0.7〜3がさらに好ましい。
本実施形態において、成分(E1)に対する成分(A)及び(B)の合計量の質量割合((A)+(B))/(E1)は、塗布直後の発色や、塗布3分後の密着感が良好になる点から、0.5以上であるのが好ましく、0.65以上がより好ましく、0.8以上がさらに好ましい。また、成分(C)の揮発時に、成分(E1)が、成分(A)及び(B)からなる層(皮膜)から分離して表層側により移動しやすく、塗布3分後の色移りや、べたつき感をより抑える点から、10以下であるのが好ましく、6以下がより好ましく、5以下がさらに好ましい。
成分(E1)に対する成分(A)及び(B)の合計量の質量割合((A)+(B))/(E1)は、0.5〜10であるのが好ましく、0.65〜6がより好ましく、0.8〜5がさらに好ましい。
本実施形態において、成分(C)に対する成分(A)及び(E1)の合計含有量の質量割合((A)+(E1))/(C)は、成分(C)の揮発時に、成分(E1)が、成分(A)及び(B)からなる層(皮膜)から分離して表層側により移動しやすく、効果発現までの時間が早くなる点から、0.5以上であるのが好ましく、0.7以上がより好ましく、0.8以上がさらに好ましく、0.9以上がよりさらに好ましい。また、成分(E1)が、成分(C)の存在下で成分(A)と相溶しやすく、塗布時の付け心地が良くなる点から、10以下が好ましく、8以下がより好ましく、6以下がさらに好ましい。
成分(C)に対する成分(A)及び(E1)の合計含有量の質量割合((A)+(E1))/(C)は、0.5〜10であるのが好ましく、0.7〜8がより好ましく、0.8〜8がさらに好ましく、0.9〜6がよりさらに好ましい。
本実施形態において、成分(A)の粘度の加重平均と、成分(E1)の粘度の逆数の加重平均の積〔(成分(A)の粘度の加重平均)×(成分(E1)の粘度の逆数の加重平均)〕は、成分(C)の揮発時に、成分(E1)が、成分(A)及び(B)からなる層(皮膜)から分離して表層側により移動しやすくなる点から、1以上であるのが好ましく、2以上がより好ましい。
成分(A)の粘度の加重平均=Σ(Cx×Vx)/ΣCx
成分(E1)の粘度の逆数の加重平均=Σ(Cy/Vy)/ΣCy
Vxは、成分(A)に含まれる成分Xの粘度を示す。
Cxは、Vxの粘度を有する成分Xの質量%を示す。
Vyは、成分(E1)に含まれる成分Yの粘度を示す。
Cyは、Vyの粘度を有する成分Yの質量%を示す。
本実施形態の油性化粧料は、さらに、(F)乳化剤及び(G)水を含有して、乳化化粧料とすることができ、塗布時の軽い付け心地を向上させることができる。ここで、油性とは、W/O乳化系を含む。
成分(F)の乳化剤としては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されないが、界面活性剤が好ましく、電解質の影響を受けにくいことから処方設計の自由度が高く、安定な乳化物を得られる点から、非イオン界面活性剤がより好ましい。
非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロースエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性シリコーン、ポリオキシアルキレン・フルオロアルキル共変性シリコーン等が挙げられる。
これらのうち、塗布3分後のべたつき感のなさを向上し、皮膚刺激性をより減少する点から、シリコーン系界面活性剤が好ましく、ポリエーテル変性シリコーンがより好ましい。
成分(F)の乳化剤は、W/O乳化系とすることで、塗布直後の発色の良い仕上がりが得られる点から、HLB値が2.5〜5.5であるのが好ましく、3〜5がより好ましい。
ここで、HLB(親水性−親油性のバランス〈Hydrophilic-Lipophilic Balance〉)は、界面活性剤の全分子量に占める親水基部分の分子量を示すものであり、非イオン界面活性剤については、グリフィン(Griffin)の式により求められるものである。
2種以上の非イオン界面活性剤から構成される混合界面活性剤のHLBは、次のようにして求められる。混合界面活性剤のHLBは、各非イオン界面活性剤のHLB値をその配合比率に基づいて相加算平均したものである。
混合HLB=Σ(HLBx×Wx)/ΣWx
HLBxは、非イオン界面活性剤XのHLB値を示す。
Wxは、HLBxの値を有する非イオン界面活性剤Xの重量(g)を示す。
成分(F)の乳化剤は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、乳化が安定し、塗布直後の発色の良い仕上がり、塗布3分後の色移りのなさ及び密着する感じを向上させる点から、全組成中に0.1質量%以上であるのが好ましく、1質量%以上がより好ましく、2質量%以上がさらに好ましく、塗布時の軽い付け心地、塗布3分後のべたつき感のなさを向上させる点から、10質量%以下が好ましく、6質量%以下がより好ましく、5質量%以下がさらに好ましい。また、成分(F)の含有量は、全組成中に0.1〜10質量%が好ましく、1〜6質量%がより好ましく、2〜5質量%がさらに好ましい。
本実施形態において、(G)水の含有量は、塗布時の軽い付け心地を向上させる観点から、全組成中に10質量%以上であるのが好ましく、15質量%以上がより好ましく、20質量%以上がさらに好ましく、塗布3分後の密着する感じと、塗布3分後の乾燥感のなさの点から、60質量%以下が好ましく、55質量%以下がより好ましく、50質量%以下がさらに好ましい。また、成分(G)の含有量は、全組成中に10〜60質量%が好ましく、15〜55質量%がより好ましく、20〜50質量%がさらに好ましい。
本実施形態の油性化粧料は、さらに、(H)水以外の水溶性揮発性極性溶媒を含有することができ、塗布時の軽い付心地を向上することができる。
かかる水溶性揮発性極性溶媒としては、例えば、エタノール等が挙げられる。
成分(H)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、塗布時の軽い付け心地を向上させる観点から、全組成中に0.1質量%以上であるのが好ましく、1質量%以上がより好ましく、2質量%以上がさらに好ましく、塗布3分後の密着する感じと、塗布3分後の乾燥感のなさの点から、10質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましく、7質量%以下がさらに好ましい。また、成分(H)の含有量は、全組成中に0.1〜10質量%が好ましく、1〜8質量%がより好ましく、2〜7質量%がさらに好ましい。
本実施形態において、成分(G)及び(H)の合計含有量は、塗布時の軽い付け心地と、塗布3分後のべたつき感のなさをより向上させる点から、全組成中に11質量%以上であるのが好ましく、15質量%以上がより好ましく、20質量%以上がさらに好ましく、塗布3分後の密着する感じと、塗布3分後の乾燥感のなさをより向上させる点から、5070質量%以下が好ましく、60質量%以下がより好ましく、50質量%以下がさらに好ましい。また、成分(G)及び(H)の合計含有量は、全組成中に11〜70質量%であるのが好ましく、15〜60質量%がより好ましく、20〜50質量%がさらに好ましい。
本実施形態において、成分(C)、(G)及び(H)の合計含有量に対する、成分(A)及び(B)の合計含有量の質量割合((A)+(B))/((C)+(G)+(H))は、塗布直後の発色の良い仕上がり、塗布3分後の乾燥感のなさ、塗布3分後の色移りのなさ、塗布3分後の密着する感じを向上する点から、0.05以上であるのが好ましく、0.1以上がより好ましく、0.2以上がさらに好ましく、塗布時の軽い付け心地、塗布3分後のべたつき感のなさを向上する点から、5以下が好ましく、3以下がより好ましく、2以下がさらに好ましい。また、成分(C)、(G)及び(H)の合計含有量に対する、成分(A)及び(B)の合計含有量の質量割合((A)+(B))/((C)+(G)+(H))は、0.05〜5であるのが好ましく、0.1〜3がより好ましく、0.2〜2がさらに好ましい。
本実施形態の油性化粧料は、さらに、(I)水以外の水溶性不揮発性極性溶媒を含有することができ、塗布3分後の乾燥感のなさをより向上させることができる。
成分(I)としては、多価アルコールが好ましい。
多価アルコールとしては、通常の化粧料に用いられるもので、2価アルコールとして、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,3−プロパンジオール等が挙げられ;3価アルコールとして、グリセリン、トリメチロールプロパン等が挙げられ;4価アルコールとして、ジグリセリン、エリスリトール等が挙げられる。さらに、5価以上の多価アルコールとして、トリグリセリン等のポリグリセリン;グルコース、マルトース、マルチトース、ショ糖、キシリトール、ソルビトール、マルビトール、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシエチレンエチルグルコシド、ポリオキシエチレンプロピレングルコシド等の糖類及び糖アルコールが挙げられる。
これらのうち、塗布3分後の乾燥感のなさを向上させる観点から、グリセリン、ジプロピレングリコールが好ましい。
成分(I)は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、塗布3分後の乾燥感のなさを向上させる観点から、全組成中に1質量%以上であるのが好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上がさらに好ましく、塗布時の軽い付け心地を向上させる観点から、20質量%以下が好ましく、18質量%以下がより好ましく、15質量%以下がさらに好ましい。また、成分(I)の含有量は、全組成中に1〜20質量%が好ましく、3〜18質量%がより好ましく、5〜15質量%がさらに好ましい。
本実施形態において、成分(F)に対する成分(G)、(H)及び(I)の合計含有量の質量割合((G)+(H)+(I))/(F)は、塗布時の軽い付け心地、塗布3分後のべたつき感のなさが向上する点から、1以上であるのが好ましく、3以上がより好ましく、5以上がさらに好ましく、塗布直後の発色の良い仕上がり、塗布3分後の色移りのなさ、塗布3分後の密着する感じが向上する点から、100以下が好ましく、80以下がより好ましく、40以下がさらに好ましい。また、成分(F)に対する成分(G)、(H)及び(I)の合計含有量の質量割合((G)+(H)+(I))/(F)は、1〜100であるのが好ましく、3〜80がより好ましく、5〜40がさらに好ましい。
本実施形態の油性化粧料は、さらに、25℃で固形のワックスを含有することができる。固形とは、固体の性状を示すことを指す。
25℃で固形のワックスとしては、通常の化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワックス;パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス;フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス;カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ライスワックス、木ロウ、サンフラワーワックス、水添ホホバ油等の植物系ワックス;ミツロウ、鯨ロウ等の動物性ワックス;シリコーンワックス、フッ素系ワックス、合成ミツロウ等の合成ワックスなどが挙げられる。
上記ワックスの融点は、油性化粧料に適度な硬さを付与し、油の滲み出しを抑制し、潤いを付与する点から、60℃以上が好ましく、軽い付け心地が得られる点から、140℃以下が好ましく、115℃以下がより好ましい。
25℃で固形のワックスは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、含有量は、潤いを付与する点から、全組成中に、0.5質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、軽い付け心地が得られる点から、30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましい。また、上記ワックスの含有量は、全組成中に、0.5〜30質量%が好ましく、1〜20質量%がより好ましい。
さらに、本実施形態の油性化粧料は、上記成分以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、上記以外の油成分、上記以外の粉体、界面活性剤、低級アルコール、多価アルコール、高分子化合物、紫外線吸収剤、酸化防止剤、染料、香料、防腐剤、pH調整剤、血行促進剤、消炎剤、冷感剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、保湿剤、増粘剤等を含有することができる。
本実施形態の油性化粧料は、通常の方法により製造することができ、その剤型としては、固形、半固形、ゲル、液状等のいずれでも良い。
本実施形態の油性化粧料は、油剤を連続相とする化粧料であり、皮膚、口唇、睫毛、爪、毛髪に使用され、好ましくは、口唇に使用される。口紅、リップクリーム、リップグロス、リップライナー等の口唇化粧料;マスカラ、アイライナー、アイシャドウ、チークカラー、ファンデーション、コンシーラー等のメイクアップ化粧料;クリーム、乳液、美容液、マッサージ剤、デオドラント、サンスクリーン、育毛剤、ヘアカラー、ヘアワックス、ヘアフォームなどとすることができる。中でも、口紅、リップクリーム、リップグロス、リップライナーから選ばれる口唇化粧料として好適である。
実施例1〜10、比較例1〜5
油性化粧料として、表1に示す組成の液状口紅を製造し、塗布時の軽い付け心地、塗布直後の発色の良い仕上がり、塗布3分後のべたつき感のなさ、塗布3分後の乾燥感のなさ、塗布3分後の色移りのなさ、塗布3分後の密着する感じを評価した。結果を表1に併せて示す。
なお、実施例で使用した成分(B)のシリコーン樹脂はいずれも、25℃で固体状のものである。
(製造方法)
上記の成分(A)、(D)、(E)、及びその他成分を100℃で30分間加熱溶解し、ディスパーにて均一混合した。次に上記の成分(B)、(C)を加えて、更に15分間均一混合し、脱泡した後、ディッピング容器に流し込み、冷却することで、液状口紅を得た。なお、化粧料塗布具(チップ)は、塗布部が扁平形状で表面が植毛されたものを用いた。
(評価方法)
(1)塗布時の軽い付け心地
5名の専門パネラーが、各液状口紅を唇に塗布したときの付け心地について、以下の基準で評価した。結果を5名の積算値で示した。
4;付け心地がとても軽い。
3;付け心地が軽い。
2:付け心地がやや軽い。
1;付け心地が軽くない。
(2)塗布直後の発色の良い仕上がり:
5名の専門パネラーが、各液状口紅を唇に塗布した直後の発色について、以下の基準で評価した。結果を5名の積算値で示した。
4;発色がとても良い仕上がりである。
3;発色が良い仕上がりである。
2:発色がやや良い仕上がりである。
1;発色が良くない仕上がりである。
(3)塗布3分後のべたつき感のなさ:
5名の専門パネラーが、各液状口紅を唇に塗布し、3分後のべたつき感のなさについて、以下の基準で評価した。結果を5名の積算値で示した。
4;べたつき感が全くない。
3;べたつき感がほとんどない。
2:べたつき感がややある。
1;べたつき感がある。
(4)塗布3分後の乾燥感のなさ:
5名の専門パネラーが、各液状口紅を唇に塗布し、3分後の乾燥感のなさについて、以下の基準で評価した。結果を5名の積算値で示した。
4;乾燥感が全くない。
3;乾燥感がほとんどない。
2:乾燥感がややある。
1;乾燥感がある。
(5)塗布3分後の色移りのなさ:
5名の専門パネラーが、各液状口紅を唇に塗布し、3分後に20℃の水を入れたカップの水を飲み、カップへの色移りのなさを、以下の基準で評価した。結果を5名の積算値で示した。
4;色移りが全くない。
3;色移りがほとんどない。
2:色移りがややある。
1;色移りがある。
(6)塗布3分後の密着する感じ:
5名の専門パネラーが、各液状口紅を唇に塗布し、3分後の口紅が唇に密着する感じについて、以下の基準で評価した。結果を5名の積算値で示した。
4;とても密着感がある。
3;密着感がある。
2:やや密着感がある。
1;密着感がない。
Figure 2021098690
実施例11
油性化粧料として、表2に示す組成のリップグロスを、上記の液状口紅と同じ製造方法にて製造した。
得られたリップグロスは、塗布時に軽い付け心地であり、塗布直後の発色が良い仕上がりであり、塗布3分後において、べたつき感、乾燥感、及び色移りがなく、塗布3分後に密着する感じがあるものであった。
Figure 2021098690
実施例12〜13
油性化粧料として、表3に示す組成のスティック化粧料(実施例12)、及び表4に示す組成のコンシーラー(実施例13)を製造した。表3のスティック化粧料は、棒状であり、口紅、アイシャドウ、チーク等として使用可能な多用途化粧料である。
得られたスティック化粧料及びコンシーラーは、塗布時に軽い付け心地であり、塗布直後の発色が良い仕上がりであり、塗布3分後において、べたつき感、乾燥感、及び色移りがなく、塗布3分後に密着する感じがあるものであった。
(製造方法)
成分(A)、(D)、(E)、及びその他成分を100℃で30分間加熱溶解し、ディスパーにて均一混合した。次に、成分(B)、(C)を加えて、更に15分間均一混合し、脱泡した後、型に流し込み、冷却することで、スティック化粧料、及びコンシーラーを得た。
Figure 2021098690
Figure 2021098690
実施例14〜29
実施例1〜10と同様にして、表5に示す組成の液状口紅を製造し、塗布時の軽い付け心地、塗布直後の発色の良い仕上がり、塗布3分後のべたつき感のなさ、塗布3分後の乾燥感のなさ、塗布3分後の色移りのなさ、塗布3分後の密着する感じを評価した。結果を表5に併せて示す。
なお、実施例で使用した成分(B)のシリコーン樹脂は、25℃で固体状のものである。
また、各実施例で使用した成分(E1)の不揮発性液状油はいずれも、単独では成分(A)と相溶せず、成分(C)の存在下で成分(A)と相溶するものである。成分(E1)が2種以上の場合は、その混合比率において成分(E1)のみでは成分(A)と相溶せず、成分(C)の存在下で成分(A)と相溶するものである。
例えば、実施例17に関し、成分(E1)のジメチコン(KF−96A−50cs)とジメチコン(KF−96H−10万cs)の混合比率17:3とし、これと成分(A)のペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル(サラコスDP−518N)及び成分(C)のイソドデカン(マルカゾールR)を、(E1):(A):(C)=1:1:2(質量比)の割合で、90℃に加温して攪拌混合し、次いで静置して、混合物が20℃になったときに、境界がなく透明な状態であった。一方、上記混合比率とした成分(E1)及び(A)を、成分(C)の不存在下で、(E1):(A)=1:1(質量比)の割合で、90℃に加温して攪拌混合し、次いで静置して、混合物が20℃になったときに、境界があり2層に分離した状態であった。
Figure 2021098690
実施例30〜41
表6に示す組成の液状口紅(W/O乳化系)を製造し、実施例1〜10と同様にして、塗布時の軽い付け心地、塗布直後の発色の良い仕上がり、塗布3分後のべたつき感のなさ、塗布3分後の乾燥感のなさ、塗布3分後の色移りのなさ、塗布3分後の密着する感じを評価した。結果を表6に併せて示す。
なお、実施例で使用した成分(B)のシリコーン樹脂は、25℃で固体状のものである。
(製造方法)
成分(A)、(D)、(E)、(F)及びその他油相成分を100℃で30分間加熱溶解し、ディスパーにて均一混合した。次に上記の成分(B)、(C)を加えて、更に15分間均一混合し、(G)、(H)、(I)及びその他水相成分を室温で均一混合したものを加え、80℃でホモミキサーにて15分間均一混合した後、30℃まで冷却し、脱泡した後、ディッピング容器に流し込むことで、液状口紅を得た。なお、化粧料塗布具(チップ)は、塗布部が扁平形状で表面が植毛されたものを用いた。
Figure 2021098690

Claims (20)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)一般式(1)で表される構造のイソステアリル基を有する液状エステル化合物、
    Figure 2021098690
    (式中、R1及びR2は、それぞれ炭素数7の分岐の炭化水素基を示しており、互いに同一であっても異なっていてもよい)
    (B)シリコーン樹脂、
    (C)揮発性油 1〜30質量%
    を含有する油性化粧料。
  2. 成分(C)に対する成分(A)及び(B)の合計質量割合((A)+(B))/(C)が、1.5〜30である請求項1記載の油性化粧料。
  3. 成分(A)の20℃における粘度が2500〜1000000mPa・sである請求項1又は2記載の油性化粧料。
  4. 成分(A)が、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチル、トリイソステアリン酸ジペンタエリスリチル、及びリンゴ酸ジイソステアリルから選ばれる少なくとも1種である請求項1〜3のいずれか1項記載の油性化粧料。
  5. 成分(B)が、トリメチルシロキシケイ酸、及びフッ素変性シリコーン樹脂から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜4のいずれか1項記載の油性化粧料。
  6. 成分(B)が25℃で固体状である請求項1〜5のいずれか1項記載の油性化粧料。
  7. 成分(C)が、揮発性シリコーン油、及び揮発性炭化水素油から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜6のいずれか1項記載の油性化粧料。
  8. さらに、(D)着色剤を含有する請求項1〜7のいずれか1項記載の油性化粧料。
  9. さらに、(E)成分(A)以外の不揮発性液状油を含有する請求項1〜8のいずれか1項記載の油性化粧料。
  10. 成分(E)が、(E1)20℃で、単独では成分(A)と相溶せず、成分(C)の存在下で成分(A)と相溶する不揮発性液状油を含む請求項9記載の油性化粧料。
  11. 成分(E1)が、シリコーン系油剤である請求項10記載の油性化粧料。
  12. 成分(E1)が、ジメチコン及びフェニル変性シリコーンから選ばれる1種以上である請求項10又は11記載の油性化粧料。
  13. 成分(E1)の20℃における粘度が50〜100000csである請求項10〜12のいずれか1項記載の油性化粧料。
  14. さらに、次の成分(F)及び(G):
    (F)乳化剤、
    (G)水
    を含有する請求項1〜13のいずれか1項記載の油性化粧料。
  15. さらに、(H)水以外の水溶性揮発性極性溶媒を含有する請求項14記載の油性化粧料。
  16. さらに、(I)水以外の水溶性不揮発性極性溶媒を含有する請求項14又は15記載の油性化粧料。
  17. 成分(F)の乳化剤が、HLB値2.5〜5.5である請求項14〜16のいずれか1項記載の油性化粧料。
  18. 成分(F)の乳化剤が、シリコーン系界面活性剤である請求項14〜17のいずれか1項記載の油性化粧料。
  19. 成分(F)の乳化剤の含有量が、0.1〜10質量%である請求項14〜18のいずれか1項記載の油性化粧料。
  20. 口唇化粧料である請求項1〜19のいずれか1項記載の油性化粧料。
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