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JP2021012077A - センサ装置 - Google Patents

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JP2021012077A
JP2021012077A JP2019125846A JP2019125846A JP2021012077A JP 2021012077 A JP2021012077 A JP 2021012077A JP 2019125846 A JP2019125846 A JP 2019125846A JP 2019125846 A JP2019125846 A JP 2019125846A JP 2021012077 A JP2021012077 A JP 2021012077A
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magnetic
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cover
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JP2019125846A
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勝典 景井
Katsunori Kagei
勝典 景井
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JTEKT Corp
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JTEKT Corp
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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑えることができるセンサ装置を提供する。【解決手段】センサ装置はシャフトに設けられる。シャフトは、入力軸と出力軸とがトーションバーを介して互いに連結されてなる。センサ装置の部分組立品23は、集磁リング64および基板55が設けられる第1のホルダ51と、集磁リング84、従動歯車53,54およびカバー56が設けられる第2のホルダ52とがシャフトの軸線Oに沿った方向において組み合わせられてなる。従動歯車53,54は第2のホルダ52に対して第1のホルダ51と反対側から装着されて、入力軸の回転に連動して回転する。カバー56は第2のホルダ52に対して第1のホルダ51と反対側から取り付けられる。基板55には集磁リング64,84に誘導されるトーションバーのねじれに応じた磁束および従動歯車53,54の回転角度を検出する磁気センサ104〜107が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、センサ装置に関する。
従来、たとえば特許文献1に記載されるセンサ装置が知られている。このセンサ装置は、ステアリングホイールに付与される操舵トルク、およびステアリングホイールに連結されたステアリングシャフトの回転角である操舵角の双方を検出する。センサ装置は、ステアリングシャフトを構成するピニオンシャフトに設けられている。ピニオンシャフトは、インプットシャフトとアウトプットシャフトとがトーションバーを介して連結されてなる。
センサ装置は、インプットシャフトに固定された永久磁石、およびアウトプットシャフトに固定されたヨークユニットを有している。ヨークユニットは、2つのヨークが樹脂部分を介して一体化されたものである。インプットシャフトにトルクが加えられてトーションバーがねじれ変形すると、永久磁石とヨークとの回転方向における相対位置が変化する。センサ装置は、永久磁石とヨークとの相対位置の変化に伴うヨークの磁束の変化に基づきトーションバーに加わるトルクを検出する。
センサ装置は、ピニオンシャフトのアウトプットシャフトと一体的に回転する外歯歯車、および外歯歯車に歯合する2つの従動歯車を備えている。2つの従動歯車の歯数は異なっているため、外歯歯車の回転に伴う2つの従動歯車の回転角度は互いに異なる。センサ装置は、2つの従動歯車の回転角度をそれぞれ検出し、これら検出される回転角度に基づいてアウトプットシャフトの回転角度を検出する。
特開2019−074364号公報
特許文献1のセンサ装置においては、操舵トルクを検出するための構成および操舵角を検出するための構成を併せ持つため、部品点数の増加が懸念される。
本発明の目的は、部品点数の増加を抑えることができるセンサ装置を提供することにある。
上記目的を達成し得るセンサ装置は、入力軸と出力軸とがトーションバーを介して互いに連結されてなるシャフトに設けられるものである。センサ装置は、前記トーションバーのねじれに応じた磁束を誘導する2つの集磁部材と、前記2つの集磁部材をそれぞれ保持するとともに前記シャフトの軸線に沿った方向において互いに組み合わせられる2つのホルダと、前記2つのホルダのうち一方のホルダに対して、他方のホルダと組み合わせられる側とは反対側から装着されるとともに前記入力軸の回転に連動して回転する少なくとも1つの従動歯車と、前記他方のホルダに設けられ前記集磁部材に誘導される磁束および前記従動歯車の回転角度を検出する検出器と、を有している。
このセンサ装置によれば、2つのホルダのいずれか一方のホルダは、2つの集磁部材のいずれか一方を保持するホルダとしての機能と、従動歯車を保持するホルダとしての機能とを兼用する。このため、センサ装置として、たとえば集磁部材を保持するホルダと従動歯車を保持するホルダとを別個に設け、これらホルダを組み合わせる構成を採用する場合に比べて、部品点数の増加を抑えることができる。
ちなみに、上記のセンサ装置によれば、トーションバーに加わるトルクおよび入力軸の回転角度の双方を検出することが可能である。すなわち、集磁部材はトーションバーのねじれに応じた磁束を誘導する。このため、検出器を通じて検出される集磁部材の磁束にトーションバーに加わるトルクを求めることができる。また、従動歯車は入力軸の回転に連動して回転する。このため、検出器を通じて検出される従動歯車の回転角度に基づき入力軸の回転角度を求めることができる。
上記のセンサ装置において、前記一方のホルダに対して前記従動歯車が装着されている側に装着され、前記従動歯車を前記一方のホルダに保持するとともに前記2つのホルダを互いに連結する保持部材を有していることが好ましい。
このセンサ装置によれば、保持部材によって従動歯車が2つのホルダのいずれか一方のホルダに保持される。このため、従動歯車が一方のホルダから脱落することが抑制される。また、2つのホルダは保持部材を介して互いに連結される。すなわち、保持部材は、従動歯車を保持する機能、および2つのホルダを連結する2つの機能を兼ね備えている。このため、従動歯車を保持するための構成と、2つのホルダを連結するための構成とを別個に設ける場合に比べて、センサ装置としての部品点数をより少なくすることができる。
上記のセンサ装置において、前記保持部材は、前記従動歯車の一部を覆うカバーであってもよい。この場合、前記カバーは、前記2つのホルダが互いに離間する方向の動きを阻止するように前記一方のホルダの一部分に係合する第1の係合爪と、前記2つのホルダが互いに離間する方向の動きを阻止するように前記他方のホルダの一部分に係合する第2の係合爪と、を有していることが好ましい。
この構成によれば、2つのホルダのうち従動歯車が装着された一方のホルダの一部分にカバーの第1の係合爪が係合することにより、一方のホルダから従動歯車が脱落することを抑制することができる。また、従動歯車が装着されない他方のホルダの一部分にカバーの第2の係合爪が係合することにより、2つのホルダを、カバーを介して互いに連結することができる。カバーと2つのホルダとの間の係合関係を利用することによって、従動歯車の脱落を抑制しつつ2つのホルダを簡単に連結することができる。
上記のセンサ装置において、前記2つの集磁部材、前記2つのホルダ、前記従動歯車、前記検出器および前記カバーが組み立てられてなる部分組立品が挿入される挿入口を有するセンサハウジングを備えていてもよい。この場合、前記カバーには、前記部分組立品を前記挿入口に挿入した状態において、前記挿入口の内面と前記部分組立品の外面との間に形成される隙間を塞ぐ閉塞壁が設けられていることが好ましい。
部分組立品をセンサハウジングの挿入口に挿入した場合、センサハウジングにおける挿入口の内面と部分組立品の外面との間に隙間が形成されるおそれがある。この点、上記のセンサ装置によれば、センサハウジングにおける挿入口の内面と部分組立品の外面との間に隙間が形成される場合であれ、この隙間はカバーに設けられた閉塞壁で塞がれる。このため、センサハウジングにおける挿入口の内面と部分組立品の外面との間に形成される隙間から粉塵あるいは液体が進入することを抑制することができる。
上記のセンサ装置において、前記シャフトは、ステアリング操作に応じて回転するものであってもよい。
本発明のセンサ装置によれば、部品点数の増加を抑えることができる。
センサ装置の一実施の形態を分解した斜視図。 一実施の形態の部分組立品を分解した斜視図。 一実施の形態のカバーの斜視図。 一実施の形態の第1のホルダに基板を取り付けた状態を示す斜視図。 一実施の形態の第2のホルダに従動歯車を取り付けた状態を示す斜視図。 一実施の形態の第2のホルダにカバーを取り付けた状態を示す側面図。 一実施の形態のカバーが装着された第2のホルダの要部を示す断面斜視図。 一実施の形態のセンサ装置の要部を示す断面斜視図。 一実施の形態のセンサ装置の側面図。 一実施の形態のセンサカバーに部分組立品を取り付ける様子を示す斜視図。 一実施の形態のセンサカバーに部分組立品を取り付けた状態を示す斜視図。 一実施の形態における磁気ヨークと集磁リングとの位置関係を示す斜視図。 一実施の形態における主動歯車と従動歯車との位置関係を示す平面図。
以下、センサ装置をトルクアングルセンサに具体化した一実施の形態を説明する。
図1に示すように、センサ装置10はシャフト11に設けられる。シャフト11は、入力軸12、トーションバー13、および出力軸14を有している。入力軸12と出力軸14とはトーションバー13を介して互いに連結される。入力軸12、トーションバー13、および出力軸14は同一の軸線O上に位置している。
センサ装置10は、永久磁石21、磁気ヨーク22、部分組立品23、およびセンサハウジング24を有している。
永久磁石21は、円筒状をなしている。永久磁石21は、その周方向に沿ってS極とN極とが交互に着磁されている。永久磁石21は、入力軸12に固定される。
磁気ヨーク22は、円筒状をなしている。磁気ヨーク22の内部には永久磁石21が挿入される。磁気ヨーク22は、磁性体からなる環状の2つのヨーク31,32が合成樹脂材料によりモールドされてなる。磁気ヨーク22の合成樹脂材料により形成された部分は、2つのヨーク31,32の位置関係を保持するホルダ33として機能する。このホルダ33の端部には主動歯車34が一体成型されている。2つのヨーク31,32は、シャフト11の軸線Oに沿った方向に沿って並んでいる。磁気ヨーク22は出力軸14に固定される。
2つのヨーク31,32には、それぞれ複数の歯部31a,32aが周方向に沿って等間隔で設けられている。これら歯部31a,32aは、シャフト11の軸線Oに沿った方向において互いに反対側へ向けて延びている。2つのヨーク31,32は、それらの歯部31a,32aが周方向において交互に位置するように保持されている。2つのヨーク31,32は、トーションバー13にねじれ変形が生じていない状態において、複数の歯部31a,32aの周方向における中心が永久磁石21のN極とS極との境界に一致するように設けられる。
部分組立品23は、シャフト11の回転角度を検出するための部品、およびシャフト11に加わるトルクを検出するための部品をホルダ50に取り付けることによって一体に扱えるようにしたものである。部分組立品23については、後に詳述する。
センサハウジング24には、シャフト11が貫通される。また、センサハウジング24の内部には、永久磁石21、磁気ヨーク22、および部分組立品23の一部分が収容される。センサハウジング24は、合成樹脂材料により段付きの筒状に設けられている。センサハウジング24は、半円筒状の大径部41および円筒状の小径部42を有している。小径部42には、シャフト11の入力軸12が挿入される。大径部41には、永久磁石21、磁気ヨーク22、および部分組立品23の一部分が収容される。
大径部41には、部分組立品23が挿入される矩形状の挿入口43が側方へ向けて開口するかたちで設けられている。大径部41には、部分組立品23を固定するための2つの取付壁44,45が設けられている。2つの取付壁44,45は、シャフト11の軸線Oに直交する方向において互いに反対側へ向けて延びている。2つの取付壁44,45は、挿入口43の周縁部分43aに対して段差のない面一の状態となるように設けられている。部分組立品23は、その一部分がセンサハウジング24の挿入口43に挿入された状態で、センサハウジング24に固定される。
つぎに、部分組立品23について詳細に説明する。
図2に示すように、部分組立品23は、ホルダ50を構成する第1のホルダ51および第2のホルダ52を有している。また、部分組立品23は、2つの従動歯車53,54、基板55、および保持部材としてのカバー56を有している。
第1のホルダ51は、合成樹脂材料によって一体成型されている。第1のホルダ51は、円弧状の輪郭を有するヨーク挿入部61、および矩形状の輪郭を有する基板収容部62を有している。
ヨーク挿入部61には、磁気ヨーク22が挿入される円形の挿入孔63が設けられている。挿入孔63の内径は磁気ヨーク22の外径よりも若干長い長さに設定される。挿入孔63の内周面には集磁部材としての環状の集磁リング64が設けられている。集磁リング64は、磁気ヨーク22のヨーク31に対応する部分である。また、ヨーク挿入部61には、2つの係合爪65,66が設けられている。これら係合爪65,66は、ヨーク挿入部61における基板収容部62と反対側の周縁部に沿って間隔を開けて設けられている。2つの係合爪65,66は、それぞれシャフト11の軸線Oに沿って延びている。2つの係合爪65,66の先端部には、係合突部65a,66aが設けられている。これら係合突部65a,66aは挿入孔63の半径方向における内側へ向けて突出している。
基板収容部62には、凹部71が設けられている。凹部71の内底面における挿入孔63の近傍には、集磁リング64に設けられた2つの集磁突部64a,64bが露出している。これら集磁突部64a,64bは、集磁リング64の環状部分からその径方向における外側へ向けて突出するように設けられる部分である。また、凹部71の内底面における中央付近には、段付き円柱状の2つの基板支持部72,73が設けられている。また、凹部71の内底面における挿入孔63と反対側の部分には複数の端子74が突出して設けられている。複数の端子74は、凹部71における挿入孔63と反対側の内側縁に沿って一列に並んでいる。複数の端子74は、配線75を介してセンサ装置10の外部に設けられる図示しない演算回路に接続される。
基板収容部62には、矩形板状の2つの固定部76,77が設けられている。2つの固定部76,77は、ヨーク挿入部61および基板収容部62の並び方向に直交する方向において互いに反対側に位置する基板収容部62の2つの側面に設けられている。2つの固定部76,77は、基板収容部62の底壁に対して直交するかたちで設けられている。また、基板収容部62には2つの係合部78,79が設けられている。2つの係合部78,79は、ヨーク挿入部61および基板収容部62の並び方向に直交する方向において互いに反対側に位置する基板収容部62の2つの側面と2つの固定部76,77とで形成される角部に設けられている。2つの係合部78,79は、固定部76,77を基準として挿入孔63と反対側に位置している。2つの係合部78,79には、矩形の係合孔78a,79aが設けられている。
第2のホルダ52は、合成樹脂材料によって一体成型されている。第2のホルダ52は、基本的には第1のホルダ51の形状に対応して設けられる。第2のホルダ52は、円弧状の輪郭を有するヨーク挿入部81および矩形状の輪郭を有する基板収容部82を有している。
ヨーク挿入部81には、磁気ヨーク22が挿入される円形の挿入孔83が設けられている。挿入孔83の内径は磁気ヨーク22の外径よりも若干長い長さに設定される。挿入孔83は、センサ装置10が組み立てられた状態において、第1のホルダ51の挿入孔63と一致する。挿入孔83の内周面には、集磁部材としての環状の集磁リング84が設けられている。集磁リング84は、磁気ヨーク22のヨーク32に対応する部分である。また、ヨーク挿入部81には、2つの係合凹部85,86が設けられている。2つの係合凹部85,86は、ヨーク挿入部81における基板収容部62と反対側の周縁部に沿って間隔を開けて設けられている。2つの係合凹部85,86は、ヨーク挿入部81の周縁部において、シャフト11の軸線Oに沿った方向における第1のホルダ51と反対側の部分に設けられている。2つの係合凹部85,86は、第1のホルダ51における2つの係合爪65,66に対応する。また、ヨーク挿入部81において、基板収容部82との境界の近傍位置には2つの係合孔87,88が設けられている。2つの係合孔87,88は、挿入孔83に沿って定められた間隔を開けて設けられている。
基板収容部82において、挿入孔83の近傍には2つの支持孔91,92が設けられている。また、基板収容部82の第1のホルダ51側の側面(図2中の下面)における挿入孔83の近傍には、集磁リング84に設けられた2つの集磁突部84a,84bが露出している。2つの集磁突部84a,84bは、集磁リング84の環状部分からその径方向における外側へ向けて突出するように設けられる部分である。2つの集磁突部84a,84bは、センサ装置10が組み立てられた状態において、第1のホルダ51に保持された集磁リング64の2つの集磁突部64a,64bに対してシャフト11の軸線Oに沿った方向において対向する。また、ヨーク挿入部81および基板収容部82の並び方向に直交する方向において互いに反対側に位置する基板収容部82の2つの側面には、2つの係合突部93,94が設けられている。2つの係合突部93,94は、2つの支持孔91,92を基準とする挿入孔83と反対側に位置している。
従動歯車53,54は、第2のホルダ52に対して回転可能に支持される。従動歯車53は、軸部53a、歯車部53bおよび永久磁石53cを有している。従動歯車54も、軸部54a、歯車部54bおよび永久磁石54cを有している。永久磁石53c,54cは、軸部53a,54aの先端部に固定されている。従動歯車53の軸部53aは第2のホルダ52の支持孔91に、従動歯車54の軸部54aは第2のホルダ52の支持孔92に挿入される。歯車部53b,54bは、軸部53a,54aが支持孔91,92に挿入された状態において、第2のホルダ52における第1のホルダ51と反対側(図2中の上面)の側面に対して摺動回転可能に支持される。歯車部53b,54bの歯数は異なっている。センサ装置10が組み立てられた状態において、2つの従動歯車53,54は、磁気ヨーク22に設けられた主動歯車34に噛合する。
基板55は、矩形状に設けられている。基板55は、第1のホルダ51の凹部71に取り付けられる。基板55の中央付近には、2つの支持孔101,102が設けられている。これら支持孔101,102には凹部71の内底面に設けられた2つの基板支持部72,73の先端部が挿入される。また、基板55には、端子74と同数の接続孔103が一列に並んで設けられている。これら接続孔103には、それぞれ端子74が挿入される。各接続孔103に各端子74が挿入された状態で半田付けなどが行われることにより、基板55の図示しない配線パターンと各端子74とが接続される。
また、基板55における第2のホルダ52側の側面(図2中の上面)には、検出器としての2つの磁気センサ104,105が設けられている。2つの磁気センサ104,105は、基板55の長側縁に沿って並んで設けられている。センサ装置10が組み立てられた状態において、2つの磁気センサ104,105は、従動歯車53,54の永久磁石53c,54cに対してシャフト11の軸線Oに沿った方向において対向する。磁気センサ104,105としては、たとえばMR(磁気抵抗)センサが採用される。2つの磁気センサ104,105は、従動歯車53,54の回転に伴う磁界の変化に応じた電気信号を生成する。
また、基板55における第2のホルダ52側の側面(図2中の上面)には、検出器としての2つの磁気センサ106,107が設けられている。2つの磁気センサ106,107は、基板55の長側縁に沿った方向において、2つの磁気センサ104,105の間に位置している。また、磁気センサ106は、センサ装置10が組み立てられた状態において、集磁リング64,84の集磁突部64a,84aの間に介在される。磁気センサ107は、センサ装置10が組み立てられた状態において、集磁リング64,84の集磁突部64b,84bの間に介在される。磁気センサ106,107としては、たとえばホールセンサが採用される。磁気センサ106,107は、磁気ヨーク22の2つのヨーク31,32から2つの集磁リング64,84に誘導される磁束を検出する。磁気センサ106,107は、付与される磁界の強さに応じた電気信号を生成する。
カバー56は、第2のホルダ52に装着される。カバー56は、合成樹脂材料によって一体成型されている。カバー56は、平板状の押さえ部111、および2つの側壁112,112を有している。
押さえ部111の4つの側縁部のうち1つの側縁部には、挿入孔83の輪郭に対応する円弧面111aが設けられている。押さえ部111において、円弧面111aと押さえ部111の2つの側面とが交わる2つの角部には、それぞれ係合爪113,114が設けられている。2つの係合爪113,114は、押さえ部111に対して直交する方向に沿って延びている。2つの係合爪113,114の先端には、それぞれ係合突部113a,114aが設けられている。これら係合突部113a,114aは、それぞれ2つの係合爪113,114の並び方向に沿った方向おける外側へ向けて突出している。2つの係合爪113,114は、第2のホルダ52に設けられた2つの係合孔87,88に対応する。
2つの側壁112,112は、押さえ部111における2つの係合爪113,114の並び方向において互いに反対側に位置する2つの側縁部から2つの係合爪113,114と同方向へ向けて延びている。2つの側壁112,112は、押さえ部111における円弧面111aと反対側に位置する側縁部寄りに位置している。2つの側壁112,112における押さえ部111と反対側の端部である先端部には、それぞれ係合爪115,116が設けられている。2つの係合爪115,116の先端部には、それぞれ係合突部115a,116aが設けられている。これら係合突部115a,116aは、それぞれ2つの側壁112,112の並び方向における外側へ向けて突出している。2つの係合爪115,116は、第1のホルダ51に設けられた2つの係合孔78a,79aに対応する。
図3に示すように、カバー56における2つの側壁112,112の先端部の内面、換言すれば側壁112,112における係合爪115,116との境界部分の内面には、それぞれ係合突部117,118が設けられている。これら係合突部117,118は、2つの側壁112,112の並び方向において互いに対向している。また、カバー56の押さえ部111には、閉塞壁119が設けられている。閉塞壁119は、押さえ部111における2つの側壁112,112が延びる方向と反対側の側面に設けられている。閉塞壁119は、押さえ部111の2つの側壁112,112の並び方向における全長にわたって設けられている。
<センサ装置の組立手順>
つぎに、センサ装置10の組み立て手順を説明する。センサ装置10を組み立てる際には、まず部分組立品23を組み立てる。集磁リング64、端子74および配線75が一体的に設けられた第1のホルダ51、集磁リング64が一体的に設けられた第2のホルダ52、ならびに磁気センサ104,105および磁気センサ106,107が設けられた基板55は、あらかじめ用意される。
図4に示すように、第1のホルダ51の凹部71に基板55を取り付ける。基板55の支持孔101,102には基板支持部72,73の先端部が挿入される。また、基板55の複数の接続孔103には、それぞれ端子74が挿入される。凹部71に基板55が取り付けられた状態において、トルク検出用の磁気センサ106,107は、シャフト11の軸線Oに沿った方向において、集磁リング64の2つの集磁突部64a,64bに対向する。
また、図5に示すように、第2のホルダ52に2つの従動歯車53,54を取り付ける。すなわち、従動歯車53,54の軸部53a,54aを第1のホルダ51と反対側(図5中の上方)、すなわち第1のホルダ51と組み合わせられる側とは反対側となる方向から第2のホルダ52の2つの支持孔91,92に挿入する(図2を参照)。従動歯車53,54の支持孔91,92に対する挿入方向へ向けた移動は、歯車部53b,54bが第2のホルダ52における支持孔91,92の周縁部分に当接することにより規制される。従動歯車53,54は、軸部53a,54aが支持孔91,92に挿入されることにより、第2のホルダ52に対して回転可能に支持される。歯車部53b,54bは、第2のホルダ52の第1のホルダ51と反対側となる側面に対して摺動回転可能である。
図6に示すように、その後、カバー56を第1のホルダ51に対して反対側となる方向、すなわち従動歯車53,54が装着されている側から第2のホルダ52に取り付ける。カバー56を第2のホルダ52に近づけるに伴いカバー56の側壁112に設けられた係合突部117,118が第2のホルダ52の係合突部93,94を乗り越えることによって、カバー56の係合突部117,118が第2のホルダ52の係合突部93,94に対してカバー56が第2のホルダ52から外れる方向(図6中の上方)において係合する。すなわち、係合突部117,118は、第1のホルダ51および第2のホルダ52が互いに離間する方向におけるカバー56の動きを阻止するように第2のホルダ52の一部分である係合突部93,94に係合する。
また図7に示すように、カバー56を第2のホルダ52に近づけるに伴い、係合爪113,114は第2のホルダ52の係合孔87,88に対して徐々に挿入される。やがて、カバー56の係合突部117,118が第2のホルダ52の係合突部93,94に係合するタイミングで、係合爪113,114の係合突部113a,114aが第2のホルダ52に係合する。係合突部113a,114aは、第2のホルダ52において第1のホルダ51側となる側面(図7中の下面)の係合孔87,88の周縁部分に対して、カバー56が第2のホルダ52から外れる方向(図7中の上方)において係合する。すなわち、係合爪113,114は、第1のホルダ51および第2のホルダ52が互いに離間する方向におけるカバー56の動きを阻止するように第2のホルダ52の一部分である係合孔87,88の周縁部分に係合する。これにより、カバー56は第2のホルダ52に連結される。
図8に示すように、つぎに、第1のホルダ51の基板55が取り付けられている側の面と、第2のホルダ52のカバー56が取り付けられている面と反対側の面とをシャフト11の軸線Oに沿った方向において対向させた状態で、第1のホルダ51と第2のホルダ52とを互いに近接させることによって組み合わせる。第1のホルダ51と第2のホルダ52とが互いに近づくにつれて、第2のホルダ52に装着されたカバー56の係合爪115,116が第1のホルダ51の係合孔78a,79aに対して徐々に挿入される。やがて係合爪115,116の係合突部115a,116aが第1のホルダ51に係合する。係合突部115a,116aは、第1のホルダ51に設けられた係合部78,79の第2のホルダ52と反対側の側面(図8中の下面)における係合孔78a,79aの周縁部分に対して、第2のホルダ52が第1のホルダ51から離れる方向(図8中の上向き)に係合する。すなわち、係合爪115,116は、第1のホルダ51および第2のホルダ52が互いに離間する方向におけるカバー56の動きを阻止するように第1のホルダ51の一部分である係合部78,79に係合する。これにより、カバー56は第1のホルダ51に連結される。
また図9に示すように、カバー56の係合爪115,116が第1のホルダ51に係合するタイミングで、第1のホルダ51の係合爪65,66の係合突部65a,66aが、第2のホルダ52の係合凹部85,86に対して第1のホルダ51が第2のホルダ52から離れる方向(図9中の下向き)において係合する。これにより、第1のホルダ51と第2のホルダ52とが互いに連結される。
以上で、部分組立品23の組立作業が完了となる。この後、センサハウジング24に部分組立品23を取り付ける。具体的には、つぎの通りである。
図10に示すように、部分組立品23をその挿入孔63,83側からセンサハウジング24の挿入口43に挿入する。ただしこのとき、カバー56における押さえ部111の第2のホルダ52と反対側の側面(図10中の上面)と、挿入口43における小径部42に近い方の内側面(図10中の上側の内側面)との間に隙間δが形成されることがある。
図11に示すように、部分組立品23をセンサハウジング24の挿入口43に対してさらに挿入すると、やがて部分組立品23の閉塞壁119がセンサハウジング24の挿入口43の周縁部分43aに当接するとともに、部分組立品23の固定部76,77がセンサハウジング24の取付壁44,45に当接する。この状態で固定部76,77の挿通孔76a,77aおよび取付壁44,45の挿通孔44a,45aにボルト121を挿通し、そのボルト121の先端部にナット122を締め付けることにより、部分組立品23はセンサハウジング24に固定される。先の図10に示される部分組立品23と挿入口43の内側面との間の隙間δは、閉塞壁119によって塞がれる。
この後、入力軸12に固定された永久磁石21、および出力軸14に固定された磁気ヨーク22を、入力軸12と出力軸14とがトーションバー13を介して連結された状態で、センサハウジング24の内部に収容する。
以上で、センサ装置10の組み立て作業が完了となる。
<永久磁石、磁気ヨークおよび集磁リングの位置関係>
つぎに、センサ装置10が組み立てられた状態における永久磁石21、磁気ヨーク22、および集磁リング64,84の位置関係を説明する。
図12に示すように、永久磁石21は磁気ヨーク22の内部に挿入されている。2つの集磁リング64,84は、磁気ヨーク22の外周を囲むように設けられている。シャフト11の軸線Oに沿った方向において、集磁リング64はヨーク31に、集磁リング84はヨーク32に対応した位置に保持されている。また、磁気ヨーク22の半径方向において、集磁リング64とヨーク31との間、および集磁リング84とヨーク32との間には、それぞれ全周にわたって隙間が形成されている。また、集磁リング64の2つの集磁突部64a,64bと集磁リング84の2つの集磁突部84a,84bとは、シャフト11の軸線Oに沿った方向において互いに対向している。これら集磁突部64a,64bと集磁突部84a,84bとの間には、トルク検出用の磁気センサ106,107が介在されている。
さて、シャフト11の入力軸12にトルクが加わってトーションバー13がねじれ変形すると、入力軸12に加えられたトルクに応じて入力軸12と出力軸14との間に相対的な回転変位が生じる。すると、永久磁石21と磁気ヨーク22との回転方向における相対位置、ならびに永久磁石21と磁気ヨーク22との回転方向における相対位置が変化する。これに伴い、永久磁石21から磁気ヨーク22を通じて集磁リング64,84に導かれる磁束密度が変化する。磁気センサ106,107は、集磁リング64の集磁突部64a,64bと集磁リング84の集磁突部84a,84bとの間に漏出する磁束に応じた電気信号を生成する。すなわち、磁気センサ106,107により生成される電気信号は、トーションバー13のねじれ変形、ひいてはねじれ角に応じて変化する。演算回路は、磁気センサ106,106により生成される電気信号に基づきトーションバー13に作用するトルクを演算する。
<主動歯車と従動歯車との位置関係>
つぎに、センサ装置10が組み立てられた状態における主動歯車34と従動歯車53,54との位置関係を説明する。
図13に示すように、センサ装置10が組み立てられた状態において、2つの従動歯車53,54は、磁気ヨーク22に設けられた主動歯車34に噛合する。このため、シャフト11が回転すると、主動歯車34も一体的に回転し、これに伴って2つの従動歯車53,54もそれぞれ回転する。2つの従動歯車53,54の歯数は互いに異なっているため、シャフト11の回転に連動して主動歯車34が回転した場合、主動歯車34の回転角度に対する2つの従動歯車53,54の回転角度はそれぞれ異なった値となる。
ここで、従動歯車53,54の軸部53a,54aの先端部には永久磁石53c,54cが設けられているところ、これら永久磁石53c,54cはシャフト11の軸線Oに沿った方向において角度検出用の磁気センサ104,105に対向している。このため、磁気センサ104,105に印加される磁界は、従動歯車53,54の回転に伴い変化する。磁気センサ104,105は従動歯車53,54の回転に伴う磁界の変化に応じた電気信号を生成するところ、主動歯車34に対する2つの従動歯車53,54の回転角度が互いに異なるため、磁気センサ104,105により生成される電気信号の位相は従動歯車53,54の回転角度に応じたものとなる。演算回路は、磁気センサ104,105により生成される電気信号に基づきシャフト11の360°を超える多回転の回転角度を絶対値で演算する。
<実施の形態の効果>
したがって、本実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)部分組立品23のホルダ50は、シャフト11に加わるトルクを検出するための部品である集磁リング64,84、およびシャフト11の回転角度を検出するための部品である従動歯車53,54をそれぞれ保持する。すなわち、ホルダ50(特に、第2のホルダ52)は、シャフト11に加わるトルクを検出するための部品を保持するホルダとしての機能と、シャフト11の回転角度を検出するための部品を保持するホルダとしての機能とを兼用する。このため、センサ装置10として、たとえばシャフト11に加わるトルクを検出するための部品を保持するホルダと、シャフト11の回転角度を検出するための部品を保持するホルダとを別個に設け、これら2つのホルダを組み合わせる構成を採用する場合に比べて、センサ装置10としての部品点数の増加を抑えることができる。
(2)センサ装置10の部分組立品23は、基板55が取り付けられた第1のホルダ51と、従動歯車53,54およびカバー56が取り付けられた第2のホルダ52とを互いに組み合わせることにより構築される。このとき、第1のホルダ51の係合爪65,66が第2のホルダ52の係合凹部85,86に係合するとともに、カバー56の係合爪115,116が第1のホルダ51の係合部78,79に係合することにより、第1のホルダ51と第2のホルダ52とが互いに連結される。このため、部分組立品23を簡単に組み立てることができる。
(3)また、第1のホルダ51と第2のホルダ52とを組み合わせた際、カバー56の係合爪115,116が第1のホルダ51の係合部78,79に係合することにより、第1のホルダ51と第2のホルダ52との連結状態が良好な状態に維持される。また、第1のホルダ51と第2のホルダ52とが互いに近接する方向においてわずかながらにも押圧される場合、第1のホルダ51と第2のホルダ52との間の隙間をより減らすことが可能である。
(4)また、従動歯車53,54の歯車部53b,54bは、第2のホルダ52とカバー56との間に介在される。このため、従動歯車53,54の支持孔91,92に対する離脱方向へ向けた移動は、歯車部53b,54bがカバー56に当接することにより規制される。したがって、シャフト11の軸線Oに沿った方向において、従動歯車53,54の位置が変動することが抑制されることにより、従動歯車53,54の軸線Oに沿った方向における位置精度を向上させることができる。ひいては、従動歯車53,54と主動歯車34とが適切に噛み合った状態に維持される。また、前述したように、第1のホルダ51と第2のホルダ52との連結状態が良好な状態に維持されることにより、磁気センサ104,105と永久磁石53c,54cとの間の距離を定められた設定値により近い状態に維持することができる。
(5)従動歯車53,54は、第2のホルダ52に第1のホルダ51と反対側から装着される。さらに、従動歯車53,54が装着された第2のホルダ52には、第1のホルダ51と反対側からカバー56が取り付けられる。すなわち、従動歯車53,54およびカバー56は、この順で第2のホルダ52に重ねるかたちで取り付ければよい。そして、従動歯車53,54およびカバー56が装着された第2のホルダ52は、基板55が取り付けられた第1のホルダ51に対して重ねるかたちで取り付けられる。このように、部分組立品23は、基本的にはその各構成部材を重ねていくだけで簡単に組み立てることができる。
(6)部分組立品23は、従動歯車53,54がカバー56により覆われた状態でセンサハウジング24に取り付けられる。このため、たとえば部分組立品23をセンサハウジング24の挿入口43に挿入する際、従動歯車53,54がセンサハウジング24の一部分に当たることがない。したがって、部分組立品23をセンサハウジング24に取り付ける際、従動歯車53,54を保護することができる。また、従動歯車53,54が第2のホルダ52から脱落することが抑制される。
(7)センサハウジング24の挿入口43の内側面と部分組立品23との間の隙間がカバー56の閉塞壁119により塞がれる。このため、センサハウジング24の内部に粉塵あるいは液体が進入することを抑制することができる。
<他の実施の形態>
なお、本実施の形態は、つぎのように変更して実施してもよい。
・本実施の形態では、集磁リング64には2つの集磁突部64a,64bを、集磁リング84には2つの集磁突部84a,84bを設けたが、これら集磁リング64,84にはそれぞれ1つの集磁突部を設けるようにしてもよい。この場合、集磁リング64の1つの集磁突部と集磁リング84の1つの集磁突部との間に1つの磁気センサ(106または107)を介在させればよい。
・本実施の形態では、磁気ヨーク22のホルダ33に主動歯車34を一体形成したが、主動歯車34と磁気ヨーク22とを別部品として設けてもよい。
・本実施の形態では、磁気ヨーク22の磁束を誘導する集磁部材として円環状の集磁リング64,84を採用したが、集磁部材として、たとえばC字状、半円環状、あるいは四半円環状の集磁部材を採用してもよい。
・本実施の形態では、シャフト11の回転角度を検出するための構成として主動歯車34に噛み合う2つの従動歯車53,54を設けたが、センサ装置10として単一の従動歯車53または従動歯車54を有する構成を採用してもよい。このようにしても、シャフト11の360°以内の回転角度を検出することができる。また、センサ装置10として、3つあるいはそれ以上の従動歯車を有する構成を採用してもよい。
・センサ装置10の搭載先の一例として、たとえば車両の操舵装置が挙げられる。この車両の操舵装置には、ステアリングシャフトあるいは転舵シャフトに対してモータのトルクをアシスト力として付与する電動パワーステアリング装置(EPS)、およびステアリングホイールと転舵輪との間の動力伝達が分離されるステアバイワイヤ方式の操舵装置が含まれる。この場合、ステアリングホイールの操作に応じて回転するステアリングシャフト、あるいは車両の転舵シャフトに連結されるピニオンシャフトがシャフト11に相当する。また、センサ装置10は、車載用途に限らない。
10…センサ装置、11…シャフト、12…入力軸、13…トーションバー、14…出力軸、23…部分組立品、24…センサハウジング、43…挿入口、51…第1のホルダ、52…第2のホルダ、53,54…従動歯車、56…カバー(保持部材)、64,84…集磁リング(集磁部材)、104,105…磁気センサ(検出器)、106,107…磁気センサ(検出器)、113,114…係合爪(第1の係合爪)、115,116…係合爪(第2の係合爪)、119…閉塞壁。

Claims (5)

  1. 入力軸と出力軸とがトーションバーを介して互いに連結されてなるシャフトに設けられるセンサ装置であって、
    前記トーションバーのねじれに応じた磁束を誘導する2つの集磁部材と、
    前記2つの集磁部材をそれぞれ保持するとともに前記シャフトの軸線に沿った方向において互いに組み合わせられる2つのホルダと、
    前記2つのホルダのうち一方のホルダに対して、他方のホルダと組み合わせられる側とは反対側から装着されるとともに前記入力軸の回転に連動して回転する少なくとも1つの従動歯車と、
    前記他方のホルダに設けられ前記集磁部材に誘導される磁束および前記従動歯車の回転角度を検出する検出器と、を有しているセンサ装置。
  2. 前記一方のホルダに対して前記従動歯車が装着されている側に装着され、前記従動歯車を前記一方のホルダに保持するとともに前記2つのホルダを互いに連結する保持部材を有している請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記保持部材は、前記従動歯車の一部を覆うカバーであって、
    前記カバーは、前記2つのホルダが互いに離間する方向の動きを阻止するように前記一方のホルダの一部分に係合する第1の係合爪と、
    前記2つのホルダが互いに離間する方向の動きを阻止するように前記他方のホルダの一部分に係合する第2の係合爪と、を有している請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記2つの集磁部材、前記2つのホルダ、前記従動歯車、前記検出器および前記カバーが組み立てられてなる部分組立品が挿入される挿入口を有するセンサハウジングを備え、
    前記カバーには、前記部分組立品を前記挿入口に挿入した状態において、前記挿入口の内面と前記部分組立品の外面との間に形成される隙間を塞ぐ閉塞壁が設けられている請求項3に記載のセンサ装置。
  5. 前記シャフトは、ステアリング操作に応じて回転するものである請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のセンサ装置。
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