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JP2021500020A - ジェット分注カートリッジを使用するeベイピング装置、およびeベイピング装置を動作させる方法 - Google Patents

ジェット分注カートリッジを使用するeベイピング装置、およびeベイピング装置を動作させる方法 Download PDF

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Abstract

eベイピング装置(10)は、ハウジング(16)と、ハウジング(16)内の気化ヒーター(40)と、を含む。装置(10)内のカートリッジ(30)は、プレベイパー製剤を収容する貯蔵部(21a)を画定する。カートリッジ(30)の端のチップ(41)は、貯蔵部(21a)と流体連通するビア(41a)を画定する。チップ(41)は、ビア(41a)と流体連通するイジェクター(41c)を含み、ここでイジェクター(41c)は、プレベイパー製剤の液滴を気化ヒーター(40)に向けて噴出するように構成される。装置(10)を作製する方法は、チップ(41)をカートリッジ(30)の端に接続することを含み、イジェクター(41c)はプレベイパー製剤の液滴を気化ヒーター(40)に向けて噴出する。装置(10)を動作させる方法は、第一の電流を気化ヒーター(40)に供給して気化ヒーター(40)を活性化することと、第二の電流をイジェクター(41c)に供給してイジェクター(41c)を活性化して、プレベイパー製剤の液滴をイジェクター(41c)から気化ヒーター(40)に向けて噴出することと、を含む。【選択図】図1

Description

例示的な実施形態は概して、ジェット分注カートリッジを使用する電子ベイピング(eベイピング)装置に関する。
電子ベイピング(eベイピング)装置は一般に、プレベイパー製剤を加熱および気化するために使用される。これらの装置は、プレベイパー製剤を貯蔵部からヒーターに輸送するのに芯に依存することが多く、ここでヒーターは、プレベイパー製剤を加熱し、その後、気化しうるが、これは装置内の気流に混入されうる。
少なくとも一つの例示的な実施形態は、eベイピング装置に関する。
一実施形態では、eベイピング装置は、装置ハウジングと、装置ハウジング内の気化ヒーターと、装置ハウジング内の、プレベイパー製剤を収容するように構成された貯蔵部を画定するカートリッジと、カートリッジの第一の端上にあり、貯蔵部と流体連通する少なくとも一つのビアを画定し、少なくとも一つの第一のイジェクターを含む、チップと、を含み、少なくとも一つの第一のイジェクターは、少なくとも一つのビアと流体連通し、プレベイパー製剤の液滴を気化ヒーターに向けて噴出するように構成され、気化ヒーターは、プレベイパー製剤の液滴を気化するように構成される。
一実施形態では、eベイピング装置はさらに、チップ上にあり、チップを加熱するように構成された少なくとも一つの基体ヒーターと、電源と、電源に電気的に接続された制御回路と、を含み、制御回路は、チップが第一の温度に達すると、気化ヒーターを活性化し、少なくとも一つの基体ヒーターを活性化してチップを第一の温度に加熱し、少なくとも一つの第一のイジェクターを活性化してプレベイパー製剤の液滴を気化ヒーターに向けて噴出するために、電源から、少なくとも一つの第一のイジェクター、気化ヒーター、および少なくとも一つの基体ヒーターへの電力の供給を制御するように構成される。
一実施形態では、制御回路はさらに、気化ヒーターを約100〜200℃の予熱温度である第二の温度に第一の加熱を行い、そして、気化ヒーターを約200〜400℃の標的噴射温度である第三の温度に第二の加熱を行うように構成され、少なくとも一つの第一のイジェクターを活性化することは、チップが第一の温度に達し、かつ気化ヒーターが第三の温度に達すると、達成される。
一実施形態では、カートリッジは装置ハウジングから取り外し可能である。
一実施形態では、少なくとも一つの第一のイジェクターは、少なくとも一つのビアに隣接して位置付けられるマトリクスで複数のイジェクターを含み、複数のイジェクターのそれぞれは、チップ上の表面によって画定されるノズルと、ノズルおよび少なくとも一つのビアと流体連通するチャンバー構造と、チャンバーの表面上の噴出ヒーターとを含み、噴出ヒーターは、プレベイパー製剤を加熱して部分的に気化し、ノズルを通して気化ヒーターに向けて噴出される液滴を形成するように構成される。
一実施形態では、複数のイジェクターは、直径が約25〜29マイクロメートルである液滴サイズのプレベイパー製剤の液滴を噴出するように構成され、また装置は、約5秒の吸煙期間の間、吸煙当たり約6〜16ミリグラムの生成レートで、直径が約0.4〜5マイクロメートルの蒸気粒子サイズの蒸気を生成するよう構成される。
一実施形態では、少なくとも一つのビアは、チップによって画定される第一のビアおよび第二のビアを含む。
一実施形態では、プレベイパー製剤は約40センチポアズ〜100センチポアズの粘度を有し、第一の温度は約50〜80℃である。
一実施形態では、カートリッジはさらに、カートリッジハウジングと、カートリッジハウジング内の、チャネルを画定する、突出部と、カートリッジの第一の端上でチップを保持し、チャネルに当接する基体と、貯蔵部内にあり、プレベイパー製剤を保持するように構成された多孔性構造と、を含む。
一実施形態では、チップはカートリッジの第一の端から分離可能であり、装置はカートリッジが装置ハウジングから取り外された場合にチップを保持するように構造化される。
一実施形態では、eベイピング装置はさらに、装置ハウジング内にトングを含み、トングは、気化ヒーターの端を掴んで、気化ヒーターを少なくとも一つの第一のイジェクターの近くでサスペンドさせるように構成され、少なくとも一つの第一のイジェクターは、プレベイパー製剤の液滴を気化ヒーターに、または気化ヒーターにわたって噴出するように構成される。
少なくとも別の例示的な実施形態は、eベイピング装置の動作方法に関する。
一実施形態では、eベイピングの動作方法は、第一のハウジング内の気化ヒーターと、第一のハウジング内にあり、プレベイパー製剤を保持するように構成された貯蔵部を画定するカートリッジと、カートリッジの第一の端上にあり、少なくとも一つの第一のイジェクターを含むチップと、チップ内にあり、貯蔵部と流体連通し、少なくとも一つの第一のイジェクターが流体連通する少なくとも一つのビアと、少なくとも一つのビアと流体連通する少なくとも一つの第一のイジェクターと、少なくとも一つの第一のイジェクターおよび気化ヒーターに電気的に接続された電源と、を含む、eベイピング装置を提供することと、電源から気化ヒーターに第一の電流を供給して、気化ヒーターを活性化することと、電源から少なくとも一つの第一のイジェクターに第二の電流を供給して少なくとも一つの第一のイジェクターを活性化し、少なくとも一つの第一のイジェクターから気化ヒーターに向けてプレベイパー製剤の液滴を噴出することと、を含む。
一実施形態では、提供することは、eベイピング装置がチップに接続された少なくとも一つの基体ヒーターを含むようにeベイピング装置を提供することを含み、方法はさらに、電源から少なくとも一つの基体ヒーターに第三の電流を供給して少なくとも一つの基体ヒーターを活性化し、チップを第一の温度に加熱することを含み、第三の電流は、第一の電流が供給された後に供給される。
一実施形態では、第二の電流を供給することは、チップが第一の温度に達すると、生じる。
一実施形態では、第一の電流を気化ヒーターに供給することは、気化ヒーターを、約100〜200℃の予熱温度である第二の温度に活性化するが、方法はさらに、電源から気化ヒーターに第四の電流を供給して、気化ヒーターを、約200〜400℃である第三の温度に活性化することを含み、第四の電流は気化ヒーターが第二の温度に達した後に供給され、第二の電流を供給することは、チップが、約50〜80℃の第一の温度に達し、かつ気化ヒーターが第三の温度に達すると生じる。
図1は、例示的な実施形態による、ジェット分注カートリッジを備えたeベイピング装置の斜視図である。 図2は、例示的な実施形態による、図1のeベイピング装置の上面図である。 図3は、例示的な実施形態例による、図1のeベイピング装置の断面図である。 図4は、例示的な実施形態による、図1の装置のためのジェット分注カートリッジの側面図である。 図5は、例示的な実施形態による、図4のジェット分注カートリッジの正面図である。 図6は、例示的な実施形態による、図4のジェット分注カートリッジの底面図である。 図7は、例示的な実施形態による、図6のPCB基板内の分注チップの底面図である。 図8は、例示的な実施形態による、図7のイジェクターの断面図である。 図9は、例示的な実施形態による、図4のジェット分注カートリッジのPCB基板の上面図である。 図10は、例示的な実施形態による、図4のジェット分注カートリッジの断面図である。 図11は、例示的な実施形態による、図4のジェット分注カートリッジの分解図である。 図12は、例示的な実施形態による、図4のジェット分注カートリッジの俯瞰図である。 図13は、例示的な実施形態による、図4のジェット分注カートリッジの分解断面図である。 図14は、例示的な実施形態による、図1のeベイピング装置の分解図である。 図15は、例示的な実施形態による、図1のeベイピング装置の別の側面図である。 図16は、例示的な実施形態による、図1のeベイピング装置の正面図である。 図17は、例示的な実施形態による、図1のeベイピング装置の背面図である。 図18Aは、例示的な実施形態による、ジェット分注カートリッジを備えたeベイピング装置のタイミングチャート図である。 図18Bは、例示的な実施形態による、連続的な順序で活性化される分注チップの例示的な噴出ヒーターの図である。 図19Aは、例示的な実施形態例による、図3に示す装置の代替的な実施形態の断面図である。 図19Bは、例示的な実施形態例による、図3に示す装置の別の代替的な実施形態の断面図である。 図20は、例示的な実施形態による、eベイピング装置のためのカートリッジの別の代替的な実施形態の図である。
いくつかの詳細な例示的な実施形態が本明細書で開示されている。しかしながら、本明細書に開示されている特定の構造面および機能面の詳細は、例示的な実施形態を説明することを目的とした単なる典型にすぎない。しかしながら、例示的な実施形態は、数多くの代替的な形態で具体化されてもよく、本明細書に記載の実施形態のみに限定されるものと解釈されるべきではない。
その結果、例示的な実施形態は、様々な修正および代替的形態が可能である一方で、その実施形態は一例として図面に示され、また本明細書で詳細に説明されることになる。しかし当然のことながら、開示された特定の形態に対する例示的な実施形態に限定する意図はなく、反対に、例示的な実施形態は、例示的な実施形態の範囲の中に収まるすべての修正、均等物、代替物を網羅するものである。同様の数字は、図の説明の全体を通して同様の要素を指す。
要素または層が別の要素もしくは層「の上にある」、「に接続される」、「に連結される」、または「を覆う」と言及される時、これはもう一方の要素もしくは層の上に直接あってもよく、それに直接的に接続されてもよく、それに直接的に連結されてもよく、またはそれを直接的に覆ってもよく、あるいは介在する要素もしくは層が存在してもよいことが理解されるべきである。対照的に、要素が別の要素もしくは層「の上に直接ある」、「に直接的に接続される」、または「に直接的に連結される」と言及される時、介在する要素もしくは層は存在しない。同様の数字は、本明細書の全体を通して同様の要素を指す。
第一の、第二の、第三のなどの用語は、様々な要素、構成要素、領域、層、またはセクションを記述するために本明細書で使用されてもよいが、これらの要素、構成要素、領域、層、またはセクションはこれらの用語によって限定されないことが理解されるべきである。これらの用語は、一つの要素、構成要素、領域、層、またはセクションを別の領域、層、またはセクションと区別するためにのみ使用される。従って、以下で説明されている第一の要素、構成要素、領域、層、またはセクションは、例示的な実施形態の教示内容から逸脱することなく、第二の要素、構成要素、領域、層、またはセクションと呼ぶこともできる。
本明細書において「約」という用語を数値と組み合わせて使用する場合、それに伴う数値は明示した数値の前後±10%の許容度を含むことが意図される。さらに、本明細書において百分率に言及する場合、それらの百分率は重量に基づく、すなわち重量百分率であることが意図される。
空間的関係の用語(例えば、「下に」、「下方に」、「下部」、「上方に」、「上部」、およびこれに類するもの)は、図中で図示する際に、一つの要素または特徴と他の要素または特徴との間の関係を説明しやすくするために本明細書で使用されてもよい。空間的関係の用語は、図に描写されている方向に加えて、使用時または動作時に装置の異なる方向を包含することが意図されていると理解されるべきである。例えば、図中の装置をひっくり返した場合、他の要素または特徴の「下方に」または「下に」と説明されている要素は、その後は他の要素または特徴の「上方に」方向付けられることになる。従って、「下方に」という用語は上方および下方の両方の向きを包含する場合がある。装置は、別の方法で(90度回転して、または他の向きで)向きが決められる場合があり、本明細書で使用される空間的関係の記述語は適宜に解釈される。
本明細書で使用される用語は、様々な実施形態を説明する目的のみのものであり、例示的な実施形態の限定を意図しない。本明細書で使用される単数形「一つの(a)」、「一つの(an)」、および「その(the)」は複数形も含むことが意図されているが、文脈によって明らかにそうではないことが示される場合は、その限りではない。「含む(includes)」、「含む(including)」「備える(comprises)」、および「備える(comprising)」という用語は本明細書で使用される時、述べられた特徴、整数、工程、動作、要素、または構成要素の存在を特定するが、一つ以上の他の特徴、整数、工程、動作、要素、構成要素、またはこれらの群の存在または追加を除外しないことがさらに理解されるであろう。
例示的な実施形態は、例示的な実施形態の理想的な実施形態(および中間構造)の概略図である断面図を参照して本明細書で説明される。このように、例えば製造技法または公差の結果としてもたらされた図の形状からの変形が予想される。従って、例示的な実施形態は、本明細書に図示された領域の形状を限定するものとして解釈されるべきでなく、例えば製造の結果としてもたらされる形状の逸脱を含むものである。従って、図に図示された領域は本質的に概略的なものであり、それらの形状は装置の領域の実際の形状を図示することを意図せず、例示的な実施形態の範囲を限定することを意図しない。
別の方法で定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術的用語および科学的用語を含む)は、例示的な実施形態が属する当該技術分野の当業者が一般的に理解しているものと同じ意味を有する。用語(一般的に使用されている辞書で定義された用語を含む)は、関連する技術分野の文脈でのそれらの用語の意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、理想的なまたは過度に正式な意味で解釈されないが、本明細書で明示的にそのように定義されている場合はその限りではないことがさらに理解されるであろう。
一般的な方法:
例示的な実施形態は、eベイピング装置内の蒸気生成を正確に制御するために、発熱体上にプレベイパー製剤の高速液滴を正確に制御して均一に分配しうるジェット分注を利用する。ジェット分注のタイミングと同期化される、温度制御された発熱体と組み合わせたジェット分注の使用はいくつかの利点を提供しうるが、これには、1)eベイピング装置内のプレベイパー製剤の効率的な連通、2)一貫した蒸気生成のための正確なプレベイパー製剤噴射、3)「低いプレベイパー製剤レベル」の改善された検出、4)eベイピング装置の保管および非使用時のプレベイパー製剤と発熱体との間の接触を無くすこと、5)プレベイパー製剤の飛び散りを減少するために発熱体のテクスチャ加工された加熱表面の使用を可能にすること(これがさらに、装置内の蒸気生成の精度を制御する)、6)eベイピング装置から容易に分離される交換可能なカートリッジの使用を可能にすること、および7)eベイピング装置によって発生される蒸気の量に対して低容積量のプレベイパー製剤を必要としうる、高粘度、高密度のプレベイパー製剤の使用を可能にすること、が含まれる。
例示的な構造実施形態:
図1は、例示的な実施形態による、ジェット分注カートリッジ30(図3参照)を備えたeベイピング装置10の斜視図である。装置10はハウジング12を含む。ハウジング12の側面上に電力スイッチ18が含まれてもよく、ここで電力スイッチ18は装置をオンおよびオフする能力を有する(以下でさらに詳述する通り)。また、加熱起動スイッチ20がハウジング12上に含まれてもよい。
装置10は、カートリッジハウジング16を含み、ハウジング16はカートリッジ30を覆う場合がある(図3参照)。スタック15は、カートリッジハウジング16から発出する。マウスピース14は、ハウジングスタック15に接続可能であってもよく、マウスピース14の基部14aは、摩擦嵌めを介してスタック15上に嵌合する(または別の方法として、基部14aは、ねじ山、スナップ嵌め接続、バヨネット式接続、またはその他の同等の構造を介してスタック15上に嵌合する)。カートリッジハウジング16は、取り付けねじ26を介して装置ハウジング12に接続される、または別の方法として、カートリッジハウジング16は、その他の構造(摩擦嵌め、スナップ嵌め接続など)を介して装置ハウジング12に接続されうる。一実施形態では、カートリッジハウジング16は、カートリッジ30の一つの位置にアクセスするために、装置10のメインハウジング12から容易に取り外し可能であってもよい(以下でより詳述する)。
電源コネクター22、ユニバーサルシリアルバス(USB)コネクター24、またはその両方は、装置10の背面に取り外し可能に接続可能であってもよい(図3により詳細に示し、以下に説明する)。
図2は、例示的な実施形態による、図1のeベイピング装置10の上面図である。線III−IIIに沿った装置10の断面図を図3に示す(以下に説明する)。
図3は、例示的な実施形態による、図1のeベイピング装置10の断面図(図2の線III−IIIに沿った)である。プレベイパー製剤21を収容する発泡体内側インサート43を保持するカートリッジ30は、カートリッジハウジング16内に存在する。以下でさらに詳述する通り(特に図4〜13に関連して)、一実施形態では、カートリッジ30はジェット分注カートリッジである。具体的には、ジェット分注カートリッジ30は、プレベイパー製剤21が装置10の発熱体(ヒーター)40の表面上に均等に分配されて加熱されるように、ヒーターハウジング(チムニー)48内に収容されるヒーター40の上側表面上にあるオリフィス49を通る放出方向30zに、プレベイパー製剤21の液滴を放出する能力を有する。通気孔42は、ヒーターハウジング48の下側表面上に位置付けられ、通気孔42は、周囲空気が装置10に入り、ヒーター40によってヒーターハウジング48内で発生した気化したプレベイパー製剤と混合する。一実施形態では、ヒーター40は、それぞれ、カートリッジ30から噴出されるプレベイパー製剤21の予想される方向に対しておよそ直角を成し、ベント42から装置10に入る気流の予想される方向に対しておよそ直角を成しうる、主表面(すなわち、上部面および下部面)を有しうる。気流カバー72は、通気孔42を覆いうる。ヒーター40がプレベイパー製剤21を気化することを可能にするために、装置10が周囲空気をヒーターハウジング48内に入れる必要がある期間中に通気孔42を露出させるために、気流カバー72は、装置10の底部に沿って手動でスライド可能であってもよい。ヒーター40は、本明細書内では「気化ヒーター」として言及される。
ヒーター40は、ヒータートング44を介して所定位置(ヒーターハウジング48内のオリフィス49と通気孔42との間)に保持され、トング44はヒーター40をヒーター電力コネクター64に電気的に接続するのに役立つ。特に、トング44はヒーターホルダー46から発出し、導電性ヒーターコネクター54は、ヒーターホルダー46のトング44をヒーター電力コネクター64に電気的に接続する。一実施形態では、トング44は、チムニー48によって画定される開いた空間内のヒーター40の全表面(トング44に接触するヒーター40の接触面以外)をサスペンドさせるために、ヒーター40の端のみを掴む。電源28の電極28a(図14に示す)は、ヒーター電力コネクター64に電気的に接続され、ここでヒーター電力コネクター64はヒーターコネクター54に電気的に接続される。
電源コネクター22は、装置10のプリント回路基板(PCB)61に電力源を提供するために、装置10の背面に取り外し可能に取り付け可能であってもよく、PCB61のマイクロコントローラ(MCU)63またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)68は、この電流をオンボード電圧調整器(図示せず)に分配する。次に、電圧調整器は、電池(電源)入力66を介して電源28を再充電する、またはMCU63/FPGA68がPCBコネクター62およびヒーター電力コネクター64に電流を直接分配してもよい(以下により詳述する通り)。一実施形態では、電源コネクター22はヒーター電力コネクター64に電気的に接続され、電源コネクター22は、ヒーター電力コネクター64に直接電流の供給を送り、それによって電源28を迂回するために使用される。一実施形態では、電源コネクター22は、壁充電器22cに接続されたケーブル22bを含む。随意に、ユニバーサルシリアルバス(USB)コネクター24は、装置10の背面に接続可能であり(または、USBコネクター24は電源コネクター22の代わりに含まれる)、コネクター24はD/C電流をPCB61に提供する。USBケーブル24bは、壁充電器24cに接続可能であってもよく、または随意にケーブル24bは、電流をPCB61に提供するために、モバイル装置(図示せず)に接続可能であってもよい。
ジェット分注カートリッジ30は、PCBインターフェース34がカートリッジ30の下側部分上にあるために(図4、7、9、10、11および12により詳細に示す)所定位置に保持されうるが、PCBインターフェース34の遠位端は、リレーボードハウジング50に対してしっかりと保持されるために、プリント回路基板(PCB)のメスエッジコネクター58に嵌合される。入力/出力(I/O)パッド34a(図9に示す)の列は、PCBインターフェース34の遠位端上に含まれ、I/Oパッド34aはPCBインターフェース34をPCBメスコネクター58に電気的に接続する。PCBメスコネクター58は、リレーボードハウジング50内に収容され、ハウジング50はリレーボード56を保護および被覆する。リレーボード56は、PCBメスコネクター58およびPCBオスコネクター60に対する物理的取り付け位置を提供する。PCBオスコネクター60は、リレーボード56の表面上に取り付けられ、ここでPCBメスコネクター62は、二つのコネクター60/62を電気的に接続するためにPCBオスコネクター60上にスナップする。PCBオスコネクター60は、電源28に電気的に接続され、ここでPCBオスコネクター60は、リレーボード56およびPCBメスコネクター62を介して、電源28からPCBエッジコネクター58に電流を供給する(以下により詳述する通り)。
一実施形態では、カートリッジ30は、メインハウジング12から着脱可能であり、カートリッジ30は、装置10のメインハウジング12からのカートリッジハウジング16の取り外しによって、容易にアクセス可能である。これにより、カートリッジ30は装置10の交換可能な要素とし、使用済み(例えば、使用した)カートリッジ30を装置10から取り外し、プレベイパー製剤21を完全に充填された貯蔵部21aを備えたカートリッジ30と交換することが可能となる。
PCB61は、ハウジング12内に位置付けられる(図14も参照)。PCB61は、MCU63およびFPGA68を含む(ここでMCU63およびFPGA68は集合的に「制御回路」と呼ばれる)。MCU63は、三つの基本的な機能、1)成人eベイピング装置使用者が装置パラメータ(噴出頻度、パルス期間、システム電圧、予熱温度、気化温度等)を設定することを可能にしうる、USBレセプタクル24a(図3)を通してアクセス可能な制御および構成アプリケーションプログラムへのインターフェースを提供する、2)装置の基本的な動作を制御するために、電力スイッチ18および加熱起動スイッチ20に対する入力を提供する、および3)制御パラメータを作動させてFPGA68に送信する、を有する。一実施形態では、MCU63は、例えば、電力をカートリッジ30に供給する(以下に説明するように)など、装置10の機能を制御するために、ナノ秒解像度内で正確なパルスを生成しうる、一般的な、低コストコントローラでありうる。一方、FPGA68は、分注チップ41と直接インターフェースする制御要素であってもよい。特に、FPGA68は、分注チップ41の正確な制御のために、10ナノ秒〜50ナノ秒のタイミング解像度内で、噴出パルスを生成する(以下に詳述する通り)。随意に、MCU63およびFPGA68は、二つの別個の要素ではなく、単一のプロセッサ/コントローラであってもよい。
電源コネクター22、USBコネクター24、またはその両方は、装置10の背面に挿入可能であってもよく、コネクター22/24は、PCB61上に含まれる電源入力66に電気的に接続されている。具体的には、電力入力レセプタクル22aまたはUSBレセプタクルは、この電気的接続を部分的に形成するために使用され、ここで電源入力66は電源28に電気的に接続される。電源28が再充電可能である場合(電源28の初期枯渇後の装置10の継続的な使用のために)、電源入力66は、電源コネクター22またはUSBコネクター24が電源28を再充電することを可能にする。
電源28は電池であってもよい。特に、電源28は、リチウムイオン電池またはその別形のうちの一つ、例えばリチウムイオンポリマー電池であってもよい。別の方法として、電池は、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、リチウムマンガン電池、リチウムコバルト電池、または燃料電池であってもよい。一実施形態では、eベイピング装置10は、電源28のエネルギーが消耗するまで使用可能である。別の方法として、装置10は、電源28が電源コネクター22またはUSBコネクター24を介して充電可能であるように、再充電可能および再使用可能であってもよい。
一実施形態では、電力スイッチ18はPCB61に接続され、ここで電力スイッチ18は装置10を「オン」および「オフ」する。具体的には、電力スイッチ18が押下されて装置10を「オン」すると、PCB61上のMCU63/FPGA68は、電源コネクター22、USBコネクター24または電源28からPCBコネクター62に電流を送る。PCBコネクター62は、カートリッジ30の分注チップ41(図7および9参照)に電力供給するために、PCBコネクター60、リレーボード56を通し、PCBエッジコネクター58を通して、PCBインターフェース34に電流を送る(以下により詳述する通り)。電力スイッチ18が「オン」の時、PCB61上のMCU63/FPGA68はさらに、電源コネクター22、USBコネクター24または電源28からヒーター電力コネクター64に電流を送る。ヒーター電力コネクター64は、ヒーターコネクター54を通し、ヒータートング44を通して電流をヒーター40に送る。電力スイッチ18が押下されて装置10を「オフ」すると、PCB61は電流をPCBコネクター62およびヒーター電力コネクター64に送るのを止める。
一実施形態では、加熱起動スイッチ20はまた、PCB61に接続され、ここで加熱起動スイッチ20はカートリッジ30およびヒーター40の機能を制御する。具体的には、装置10が「オン」構成になると(上記の通り)、MCU63/FPGA68は、カートリッジ30がプレベイパー製剤21を同時に放出するために加熱起動スイッチ20を押下する一方で(カートリッジ30の機能に関して以下でより詳述する通り)、さらに、ヒーター40にカートリッジ30からヒーター40上に噴射されるプレベイパー製剤21を加熱および気化させるために、ヒーター40を電気的に活性化することを可能とするように構成される。一実施形態では、MCU63/FPGA68は、カートリッジ30およびヒーター40を電気的に作動させるように構成され(加熱起動スイッチ20の押下によって生じる)、この電気的作動は、10秒間などの所定の期間(または、カートリッジ30からのプレベイパー製剤21の放出、およびヒーター40によるプレベイパー製剤21の気化を可能にするのに適切でありうる別のこうした期間)の間生じる。
随意に、加熱起動スイッチ20がPCB61に接続されるのではなく、代わりに、装置10が電力スイッチ18を介してオンになると、カートリッジ30およびヒーター40の作動を自動化するために、センサー80および制御回路82がPCB61上に含まれる。具体的には、センサー80は、ヒーターハウジング48の後部壁上に一つ以上のビア81が存在するため、ヒーターハウジング48の内側チャンバーと流体連通しており、センサー80は「ベイピング条件」を検出する(以下に説明する)。センサー80がベイピング条件を検出すると回路82は、カートリッジ30がプレベイパー製剤21をヒーター40上に放出し、その後ヒーター40がプレベイパー製剤21を気化するために、電源28からカートリッジ30(コネクター60/62を通って)およびヒーター40(ヒーターコネクター54を通って)に電流を提供する。
センサー80は、気流(ヒーターハウジング48を通って流れる)の大きさおよび方向を示す出力を生成するように構成され、ここで回路82はセンサー80の出力を受信し、以下の「ベイピング条件」、(1)気流の方向が(マウスピース14を通って吹き付けられる空気に対する)マウスピース14での引き出しを示す、および(2)気流の大きさが閾値を超える、が存在するかどうかを判定する。装置10のこれらの内部ベイピング条件が満たされている場合、回路82は、電源28をカートリッジ30およびヒーター40に電気的に接続し、それによってカートリッジ30およびヒーター40の両方を作動する。代替的な実施形態では、センサー80は、ハウジング12内の圧力降下(通気孔42を通ってヒーターハウジング48に入り、マウスピース14を通って装置10を出る空気の引き出しによって生じる)を示す出力を生成し、それに伴い、回路82は、それに応答してカートリッジ30およびヒーター40を作動させる。センサー80は、「Electronic Smoke Apparatus」(2015年7月7日出願の米国特許出願第14/793,453号)に開示されるセンサー、または「Electronic Smoke」(2015年7月7日に発行された米国特許第9,072,321号)に開示されるセンサーであってもよく、それらの全内容が参照によって本明細書に組み込まれる。
電源28は、装置が電力スイッチ18を介してオンにされると、装置10の動作を自動的に制御するために、センサー80および回路82に電気的に接続されうる。一実施形態では、装置10は、電力スイッチ18が装置10をオンおよびオフにする必要がないように、センサー80および回路82を介してのみ自動的に電気的に作動される。一実施形態において、回路82は時間リミッターを含む。カートリッジ30およびヒーター40への電流供給の時間は、気化される望ましいプレベイパー製剤21の量に応じて、設定されてもよく、または予め設定されてもよい。
随意のセンサー80および回路82が装置10に含まれていない場合でも、装置10はなおも、空気がハウジング12の内側からチムニー48に入ることを可能にするために、一つ以上のビア81(これらは随意に、ヒーターホルダー46に隣接していてもよい)を随意に含みうる。ビア81は、通気孔42を介してチムニー48内に導入される空気を補充するために、チムニー48への空気の補足的供給を提供する。代替的な実施形態では、ビア81は、ビア81が随意に装置10の動作使用中にチムニー48内に導入される唯一の空気供給源となりうるように、通気孔42の代わりに提供される。ビア81が装置10に含まれる場合、ハウジング12は、装置10のための必要な引き出し抵抗(RTD)を大幅に増大させることなく、空気がハウジング12に入ることを可能にするために気密でないものとする。
カートリッジ30は、プレベイパー製剤21をヒーター40上に噴射することによって(以下に詳述する通り)、プレベイパー製剤21の一貫した確実な分配をヒーター40上に提供する。カートリッジ30の使用により、装置10は、プレベイパー製剤21、または任意の構造が、特にeベイピング装置10の長期間の保管または非使用時に、ヒーター40と連続的または直接的に接触することを必要としないことを確実にする。
プレベイパー製剤
装置10のジェット分注カートリッジ30は、プレベイパー製剤21を収容および放出する。一実施形態では、プレベイパー製剤21は、蒸気に変換される材料または材料の組み合わせである、比較的高粘度で高密度の製剤である。例えば、プレベイパー製剤21は、水、ビーズ、溶剤、活性成分、エタノール、植物抽出物、天然風味または人工風味、グリセリンおよびプロピレングリコールなどのベイパー形成体、ならびにこれらの組み合わせ(ただしこれらに限定されない)を含む、液体製剤、固体製剤、またはゲル製剤のうちの少なくとも一つであってもよい。一実施形態では、プレベイパー製剤21は、約1センチポアズ〜100センチポアズ(または、好ましくは、40センチポアズ〜100センチポアズ、またはより好ましくは40センチポアズ〜80センチポアズ)の範囲の粘度、および約1.0g/mm3〜1.3g/mm3(25℃の温度で)の範囲の密度を有する。
一実施形態では、プレベイパー製剤21は、加熱すると放出される揮発性たばこ風味化合物を含む。プレベイパー製剤21はまた、製剤16全体に分散されたたばこ要素を含んでもよい。たばこ要素がプレベイパー製剤21内に分散される時、たばこ要素の物理的整合性は保持される。例えば、たばこ要素は、プレベイパー製剤21中の2〜30重量パーセントである。別の方法として、プレベイパー製剤21は、たばこ風味以外の香味、またはたばこ風味に加えて、香味付けされうる。
一実施形態では、プレベイパー製剤21の少なくとも一つのベイパー形成体は、ジオール(プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、またはその両方)、グリセリンおよびその組み合わせを含む群から選択されうる。ベイパー形成体は、プレベイパー製剤21の重量に基づき約20重量パーセント〜プレベイパー製剤21の重量に基づき約90重量パーセントの範囲の量で含まれる。(例えば、ベイパー形成体は、約50パーセント〜約80パーセント、より好ましくは約55パーセント〜約75パーセント、または最も好ましくは約60パーセント〜約70パーセントの範囲である)さらに、一実施形態では、プレベイパー製剤21は、約1:4〜4:1の範囲の重量比でジオールおよびグリセリンを含み、ここでジオールはプロピレングリコール、または1,3−プロパンジオールまたはその組み合わせである。この比は約3:2であることが好ましい。
プレベイパー製剤21はまた、水を含む。水は、プレベイパー製剤21の重量に基づき約5重量パーセント〜プレベイパー製剤21の重量に基づき約40重量パーセントの範囲の量で、より好ましくはプレベイパー製剤21の重量に基づき約10重量パーセント〜プレベイパー製剤21の重量に基づき約15重量パーセントの範囲の量で含まれる。一実施形態では、水(およびニコチンまたは風味剤)ではないプレベイパー製剤21の残りの部分は、ベイパー形成体(上述)であり、ベイパー形成体は30重量パーセント〜70重量パーセントのプロピレングリコールであり、ベイパー形成体の残りはグリセリンである。
プレベイパー製剤21は随意に、風味剤を約0.2重量パーセント〜約15重量パーセント(例えば約1パーセント〜約12パーセント、より好ましくは約2パーセント〜約10パーセント、最も好ましくは約5パーセント〜約8パーセント)の範囲の量で含んでもよい。少なくとも一つの風味剤は天然風味剤でもよく、または人工風味剤でもよい。例えば、少なくとも一つの風味剤は、たばこ風味、メントール、ウインターグリーン、ペパーミント、薬草風味剤、果物風味剤、ナッツ風味剤、リカーフレーバ、ロースト系、ミント風、香辛シナモン、クローブ、およびこれらの組み合わせを含む群から選択されうる。
一実施形態では、プレベイパー製剤21はニコチンを含む。ニコチンは、約1重量パーセント〜約10重量パーセントの範囲の量でプレベイパー製剤21に含まれる(例えば、ニコチンは、約2パーセント〜9パーセント、より好ましくは約2パーセント〜8パーセント、または最も好ましくは約2パーセント〜6パーセントの範囲である)。一実施形態では、ニコチンまたは風味剤ではないプレベイパー製剤21の一部分は、10〜15重量パーセントの水を含み、製剤の非ニコチンおよび非風味部分の残りの部分は、60:40〜40:60の範囲の重量比のプロピレングリコールとベイパー形成体の混合物である。
ヒーター
一実施形態では、ヒーター40は、カートリッジ30から放出されるプレベイパー製剤21の放出方向30z(図3に示す)に対しておよそ直角を成すように位置付けられた主表面または主軸を有する。ヒーター40は、平面状の本体またはセラミック本体の形態であってもよい。代替的な実施形態において、ヒーター40は、ワイヤーコイル、単線、抵抗線のカゴ、またはプレベイパー製剤21を気化するように構成されるその他の任意の適切な形態でありうる。一実施形態では、ヒーター40は、ヒーター40と、カートリッジ30によってヒーター40の上側表面にわたって広がる分散されたプレベイパー製剤21との間により大きな接触面を提供する、丸みのある、またはテクスチャ加工された表面を有する。一実施形態では、ヒーター40は、以下の特許出願、「Three−Piece Electronic Vaping Device with Planar Heater」(2017年3月13日出願の米国出願第15/457,917号)内に開示されるヒーターなどの平面状ヒーターであり、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。別の実施形態では、ヒーター40は非平面状の表面を有し、ここでヒーター40は、例えば、可撓性の基体上に印刷されたヒーターである。
少なくとも一つの例示的な実施形態において、ヒーター40は任意の適切な電気抵抗性材料で形成される。適切な電気抵抗性材料の例には、銅、チタン、ジルコニウム、タンタル、および白金族由来の金属が挙げられるが、これらに限定されない。適切な金属合金の例としては、ステンレス鋼、ニッケル含有、コバルト含有、クロミウム含有、アルミニウム−チタン−ジルコニウム含有、ハフニウム含有、ニオビウム含有、モリブデン含有、タンタル含有、タングステン含有、スズ含有、ガリウム含有、マンガン含有、および鉄含有合金、ならびにニッケル系、鉄系、コバルト系、およびステンレス鋼系の超合金が挙げられるが、これらに限定されない。例えば、ヒーター14は、ニッケルアルミナイド、表面上にアルミナの層をもつ材料、鉄アルミナイドおよび他の複合材料で形成されてもよく、電気抵抗性の材料は、必要とされるエネルギー伝達の動態学および外部の物理化学的性質に応じて、随意に断熱材料に埋め込み、封入、または断熱材料で被覆されてもよく、もしくはその逆であってもよい。ヒーター40は、ステンレス鋼、銅、銅合金、ニッケルクロム合金、超合金、およびこれらの組み合わせから成る群から選択される少なくとも一つの材料を含みうる。例示的な実施形態において、ヒーター40は窒化アルミニウム、セラミック、ニッケルクロム合金または鉄クロム合金で形成されてもよい。一実施形態において、ヒーター40は、ヒーター40の内表面、ヒーター40の外表面、またはその両方上に電気抵抗性の層を有するセラミックヒーターでもよい。
別の実施形態では、ヒーター40は、鉄アルミナイド(例えば、FeAlまたはFe3Al)で構成される。鉄アルミナイドの使用は、それらが高い比抵抗を示すという点で有利でありうる。FeAlは、約180マイクロオームの比抵抗を示し、一方で、ステンレス鋼は、約50〜91マイクロオームを示す。高い比抵抗は、ヒーター40を活性化するのに必要な電流を低下させる。
ヒーター40、または発熱体は、ヒーター40上に堆積したプレベイパー製剤21を気化するための温度を達成および維持する。最適な温度は、プレベイパー製剤21の化学的特性および組成に応じて変化する。一実施形態では、プレベイパー製剤21を気化するための好ましい温度範囲は、約220〜360℃である。別の実施形態では、閉ループ制御機構(本明細書の以下の「eベイピング装置の動作使用」節で説明する通り)は、プレベイパー製剤21を気化するための好ましい温度範囲でヒーター40を維持するのに使用される。
ジェット分注カートリッジ−例示的な構造実施形態:
ジェット分注カートリッジ30(図4〜13に詳細に示し、以下に説明する)は、ジェット分注を使用して、プレベイパー製剤21の小さな液滴をヒーター40上に噴出する(図3参照)。具体的には、カートリッジ30は、プレベイパー製剤21の「バブルジェット(登録商標)」分注を使用して小さな液滴を作り出すが、カートリッジ30は、プレベイパー製剤21を加熱および気化して小さな気泡を作り出し、気泡の膨張がカートリッジ30から噴出される液滴を作り出す。特に、カートリッジ30は、熱ドロップオンデマンド式バブルジェット(登録商標)カートリッジ」とみなされうるが、ここでプレベイパー製剤21は、熱励起されて、気泡を形成するプレベイパー製剤21の高速気化を作り出し、その後の大きな圧力増加(気泡の形成に起因する)を用いて、カートリッジ30から排出されるプレベイパー製剤21の高速液滴を放出する。一実施形態では、カートリッジ30は、プレベイパー製剤21の高い表面張力(プレベイパー製剤21の高粘度特性によって作り出された)、ならびに凝縮に関連付けられた力およびその結果生じるカートリッジ30内の気化された気泡の収縮が、液滴を正確かつ確実にヒーター40の表面上に噴出するために、プレベイパー製剤21a(カートリッジ30内の)と連通する一つ以上のビア41a(図7〜9参照)を通して一回分のプレベイパー製剤21を引き出すよう作用する際に、比較的高粘度のプレベイパー製剤21を使用する。
図4は、例示的な実施形態による、図1の装置のためのジェット分注カートリッジ30の側面図である。カートリッジ30は、カートリッジ30の端をシールするノーズ36を備えたハウジング31を含む。PCBインターフェース34は、ハウジング31の底部部分から離れるように突出する。図4には円筒形のハウジング31が示されているが、当然のことながら、ハウジング31は、立方形状、長方形状、正方形形状などを含むがこれらに限定されない他の形状を取りうる。
図5は、例示的な実施形態による、図4のジェット分注カートリッジ30の正面図である。カートリッジ30のノーズ36は、PCBインターフェース34、ならびにPCB基板32の残りの部分を保護および守るために、ハウジング31の底部部分から延びる隆起したリップ36aを含む(少なくとも図6、9および11に示す)。
図6は、例示的な実施形態による、図4のジェット分注カートリッジ30の下面図または底面図である。PCB基板32は、カートリッジ30の端に保持され、ここで、チップ41上のイジェクター41cの噴出ノズル41c2(図7および8参照)は、プレベイパー製剤21の気泡(すなわち、固体液滴)をカートリッジ30から離れるように噴出するために、下向きに面している(本明細書により詳述する通り)。すなわち、一実施形態では、噴出ノズル41cは、カートリッジ30に、カートリッジ30の長軸方向の長さにおよそ平行な方向(カートリッジ30の放出方向30zによって図3に図示するように)にプレベイパー製剤21の気泡を随意に噴出させるために、カートリッジ30の下に位置付けられる。
PCB基板32は、カートリッジ30のノーズ36の隆起したリップ36aの閉鎖空間内に保持され、ここでリップ36a上のスタブ36cは、基板32をカートリッジ30の底部上で固定した方向内に維持するために、基板32のノッチ32aと嵌合する。さらに、基板32は、接着剤(例えば、シリコーン系の接着剤など)、溶接、ねじ、戻り止め、物理的な停止部、またはその他任意の適切な構造、接着剤物質またはその両方を含みうる任意の周知の手段を介して、リップ36aの閉鎖空間内にカートリッジ30の底部に固定される。線X−Xに沿ったカートリッジ30の断面図を図10に示す(以下に説明する)。
図7は、例示的な実施形態による、図6のPCB基板32内に保持される分注チップ41の底面(活性要素側41g)の図である。チップ41は、噴出ヒーター41c1(図8)、基板ヒーター41d(図8)、およびチップ41の回路(すなわち、図7に示すI/O制御論理41e、および熱制御41f)をPCB基板32のI/Oパッド34a(図9)に電気的に接続するI/Oパッド41bの列を含みうる。チップ41は、ノズル41c2を通してヒーター40に向かってプレベイパー製剤21の気泡を放出する一つ以上のイジェクター41c(図8にも図示)を含む。イジェクター41c、およびイジェクター41cのビア41aは、以下の特許「Ink Jet Printheads and Methods Therefor」(米国特許 6,902,867号)、および「Methods for Improving Flow Through Fluidic Channels」(米国特許7,041,226号)に記載された工程によって形成されてもよく、それらの全内容が参照によって本明細書に組み込まれる。一実施形態では、チップ41は二つのビア41aを含み、ここで、ビア41aは、ビア41aの長軸方向の長さがチップ41上で相互に平行であるように位置付けられる。当然のことながら、チップ41上のビア41aを形成する周知の任意の方法も、上述の例示的な工程とは別に実施されてもよい。
イジェクター41cの列は、ビア41aの長軸方向の長さに沿って、ビア41aの側面に並ぶ。イジェクター41cのアレイは、気泡を形成するために、熱励起してカートリッジの貯蔵部21aからのプレベイパー製剤21を高速で気化し、以後の大きな圧力増加(気泡の形成および成長に起因する)は、プレベイパー製剤21の高速液滴をノズル41c2からヒーター40に向けて排出するために、プレベイパー製剤21がチャネル33から噴出ヒーター41c1(図8参照)のイジェクター流体チャンバー41c3内に入るよう強制する。この気泡形成および排出に応答して、追加的なプレベイパー製剤21が、正の変位力を介してチャネル33を通して引き出される。一実施形態では、32個のイジェクター41cの列がビア41aのそれぞれの両側に並び(その結果128個のイジェクター41cがチップ41上に存在する)、合計8個の噴出ヒーター41c1が、ビア41aそれぞれに対して同時に活性化され(2キロヘルツの噴出頻度で)、その結果、全ての128個のイジェクター41cが組み合わされて最大で約10マイクロリットル/秒のプレベイパー製剤21、または好ましくは約3〜6マイクロリットル/秒のプレベイパー製剤21、または最も好ましくは約3.2マイクロリットル/秒のプレベイパー製剤21を噴出しうる。一実施形態では、噴出ヒーター41c1(図8にも示す)は高速加熱を提供し、ここで噴出ヒーター41c1は、1マイクロ秒未満で約320度の温度に達する。イジェクター41cによるプレベイパー製剤21のこの気化に基づいて、eベイピング装置10のヒーター40によって生成される蒸気質量は、装置10からの引き出し蒸気あたり約2〜3ミリグラムである。
一実施形態では、チップ41の活性要素側41gの上側表面の有意な部分は、I/Oパッド41bおよびノズル穴41c2(イジェクター41cの)がチップ41の活性要素側41g上に露出される唯一の要素であるように、ノズルプレート102(図8にも図示)で覆われる。
一実施形態において、イジェクター41c(図8)およびヒーター40(図3)は、約100℃である、装置10に対する蒸気出口温度を生成する(マウスピース14において)。イジェクター41cは、以下の特許「Ink Jet Heater Chip and Method Therefor」(米国特許第6,951,384号)、および「Micro−Fluid Ejection Device having High Resistance Heater Film」(米国特許第7,080,896号)を含んでもよく、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。「マイクロノズル」と言及されうるイジェクター41cのノズル41c2は、以下の特許「Nozzle Members,Compositions and Methods for Micro−Fluid Ejection Heads」(米国特許第7,364,268号)、「Micro−Fluid Ejection Head and Stress Relieved Orifice Plate therefor」(米国特許第8,109,608号、「Photoimageable Dry Film Formulation」(米国特許第8,292,402号)、および「Hydrophobic Nozzle Plate Structures for Micro−Fluid Ejection Heads」(米国特許第7,954,926号)に記載される工程によって形成されてもよく、それらの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。一実施形態では、イジェクター41cの各々は、一つのノズル41c2を含む。当然のことながら、バブルジェット(登録商標)チップ41上にイジェクター41cを形成する任意の周知の方法、およびイジェクター41c内にマイクロノズル41c2を形成する任意の周知の方法も、上述の例示的な工程とは別に実施されてもよい。
また、分注チップ41は、一つ以上の基板ヒーター41dを含む。基板ヒーター41dは、噴出ヒーター41c1の作動および使用の直前、または作動および使用中の期間において分注チップ41を温めるのに使用される。一実施形態では、四つの基板ヒーター41dがチップ41上に含まれており、ここで基板ヒーター41dはチップ41上で相互から幾分間隙を介している。チップ41はまた、ヒーター41c1/41dの作動を制御すること、およびチップ41のI/Oパッド41bとPCB基板32のI/Oパッドとの間の制御信号の伝送および受信を制御することを含む、チップ41の全体的動作を制御するI/O制御論理41eを含みうる。分注チップ41はまた、チップ41の開始および動作使用中に基板ヒーター41dの温度を能動的に制御する熱制御回路41fを含んでもよい。当然のことながら、バブルジェット(登録商標)分注チップの任意の周知の構成は、図7に示し、上述する、分注チップ41と共に、またはその代わりに用いられてもよい。
図8は、例示的な実施形態例による、図7のイジェクター41cのうちの二つの断面図である。イジェクター41cは、チップ41上にあり、イジェクター41cのそれぞれは、噴出ヒーター41c1、イジェクター流体チャンバー41c3、およびノズル41c2を含む。イジェクター流体チャンバー41c3は、ノズルプレート102、厚いフィルム層100およびチップ41の活性要素側41gによって画定されるチャンバー構造である。チャンバー41c3は、ビア41aと流体連通し、ここでビア41aは、カートリッジ30のチャネル33と流体連通する(図10参照)。イジェクター41cは、ビア41aを通してイジェクター流体チャンバー41c3内に引き出されるプレベイパー製剤21の高速気化を生じるように構成され、ここで気化は、イジェクターヒーター41c1によって生じる。イジェクター流体チャンバー41c3内のプレベイパー製剤21の高速気化は、チャンバー41c3内に形成され、その後ノズル41c2を通して噴出されるプレベイパー製剤21の固体気泡を生じ、それによって、ビア41aを通して追加的なプレベイパー製剤21をプレベイパー製剤21の正の変位を介してイジェクター流体チャンバー41c3内に引き出す。一実施形態では、ノズル41c2は、放出された端を先細りにする円錐状の放出端(図8に示す)を有する。別の実施形態では、ノズル41c2は、ノズル41c2の放出端を先細りにしない、直線のノズル壁(すなわち、ノズル41c2が均一な穴の直径を有する)を備えた放出端を有する。
チップ41の活性要素側41gは、厚いフィルム層100によって有意に覆われてもよく、ここでノズルプレート102は次に厚いフィルム層100を覆う。ノズルプレート102および厚いフィルム層100は集合的に、イジェクター流体チャンバー41c3、ノズル41c2、またはその両方を画定するのに役立つ。一実施形態では、イジェクター41cの構造は、「Micro−Fluid Ejection Devices」 (2007年1月23日発行の米国特許第7,165,831号)に従って作製されてもよく、その全内容が参照によって本明細書に組み込まれる。
図9は、例示的な実施形態による、ジェット分注カートリッジ30のPCB基板32、およびチップ41(図7も参照)の非活性要素の側面41hの上面図である。PCB基板32は、基板32のPCBインターフェース34の遠位端上にI/Oパッド34aを含みうる。I/Oパッド34aは、カートリッジ30をリレーボードハウジング50内のコネクター58に電気的に接続し、ここでIO制御論理41eは、本明細書に記載するように、カートリッジ30およびヒーター40の機能を調整するために、パッド34aにも情報およびコマンドを分注チップ41およびFPGA68との間で通信させる。
分注チップ41は、基板32のチップ窓37内に保持される。特に、カートリッジ30の組立中に、基板32はカートリッジのノーズ36に取り付けられ(図6および11も参照)、それに伴い、チップ41がチップ窓37内に挿入され、接着剤(シーラント)37aを介して所定位置に保持される。接着剤37aは、シリコーン系の接着剤、またはチップ窓37と分注チップ41との間の接合部の少なくとも一部分の間に塗布されるその他任意の適切な液体不透過性のシーラントであってもよい。接着剤37aはまた、チップ41の上部面をノーズ36の底部部分に接着して接続するために使用されうる。分注チップ41(図7でより詳細に示す)は、カートリッジ30の作動に伴い、貯蔵部21aからプレベイパー製剤21を放出するイジェクター41cを含む。
図10は、例示的な実施形態による、図6のジェット分注カートリッジ30の(図6の線X−Xに沿った)断面図である。貯蔵部21aは、カートリッジ30のハウジング31によって画定され、ここで、発泡体インサート43は、貯蔵部21a内に位置付けられる。発泡体インサート43は、プレベイパー製剤21を収容する低密度発泡体であってもよい。発泡体インサート43は、貯蔵部21aから分注チップ41に放出されるプレベイパー製剤21の安定した供給を促進する背圧を提供するための毛細管力を作り出すすきま空間を含む、多孔性構造でありうる(少なくとも蒸気の図7および9を参照)。当然のことながら、貯蔵部21a内のマイクロ流体チャネルなどのその他の構造が、発泡体インサート43と共に、またはその代わりに使用されてもよい。チャネル33は、貯蔵部21aの底部とノーズ36の上部との間に存在する。イジェクター41c(図7および8に示す)は、アレイで配置され、ここでイジェクター41cは、以下により詳述するように、プレベイパー製剤21の気泡をヒーター40に向けて噴出するために、プレベイパー製剤21をチャネル33から噴出する。
図11は、例示的な実施形態による、図4のジェット分注カートリッジ30の分解図である。簡潔とするために、前述のカートリッジ30の要素はここでは再び説明しない。カートリッジ30は、カートリッジ30の上部端をシールするベント35aを備えたリッド35を含む。ベント35aは、プレベイパー製剤21がカートリッジ30から分配される際に、周囲空気が貯蔵部21aに入ることを可能にするために、一方向の通気を提供する。ノーズ36の上部部分は、貯蔵部21aの下側部分に当接するチャネル33(図10)を画定する円筒形の突出部36bを含む。フィルター39は、ノーズ36と貯蔵部21aとの間に存在してもよく、ここでフィルター39は、プレベイパー製剤21がカートリッジ30から噴出される際にプレベイパー製剤21内の不純物を細かくスクリーニングするのに適した高効率のフィルターでありうる。
一実施形態では、PCB基板32は、チップ窓37を画定し、チップ窓37は、分注チップ41を保持する。分注チップ41は、非活性要素側41h(図9に詳細に示す)が上方に(すなわち、貯蔵部21aに向かって)面し、活性要素側41g(図7に詳細に示す)が下方に(すなわち、カートリッジ30から離れるように)面するように、窓内に嵌合される。
図4〜11のジェットカートリッジ30は、プレベイパー製剤貯蔵部21aおよび分注チップ41を単一のカートリッジユニット内に組み込むが、代替的な実施形態では、複数の貯蔵部21aが単一の分注チップ41と共に使用されるようにする(例えば図20に示すように)ために、貯蔵部21aと分注チップ41は分離されてもよい。すなわち、装置10内で、カートリッジ30の貯蔵部21aおよびハウジング31のうちの少なくとも一つは、装置10から取り外し可能であってもよく、貯蔵部21aおよびハウジング31のうちの少なくとも一つは、交換可能および再充電可能のうちの少なくとも一方でありうる。貯蔵部21aおよびハウジング31のうちの少なくとも一つは、分注チップ41と接触するように、そして分注チップ41と協働するために、装置10内に挿入可能である(ここで、分注チップ41は、装置10内に永久的に、または半永久的に固定される)。
図12は、例示的な実施形態による、図4のジェット分注カートリッジ30の俯瞰図である。上述のように、カートリッジ30のリッド35はベント35aを含む。一方向ベント35aは、カートリッジ30からのプレベイパー製剤21の放出中に貯蔵部21aから枯渇する流体の容積を変位させるために、周囲空気がカートリッジ30のハウジング31に入ることを可能にする。
図13は、例示的な実施形態による、図4のジェット分注カートリッジ30の分解断面図である。簡潔とするために、前述のカートリッジ30の要素はここで再び説明しない。高効率フィルター39の幅は、フィルター39が円筒形の突出部36bによって部分的に画定されるチャネル33を覆うために、カートリッジ30のノーズ36の円筒形の突出部36bの幅よりも幾分幅広い場合がある。カートリッジ30が組み立てられると、ノーズ36の隆起したリップ36aがPCB基板32の下側表面より下に延び、かつ分注チップ41の下側表面より下に延びて、隆起したリップ36aが基板32およびチップ41の下側表面を保護するように、PCB基板32はノーズ36下に嵌合する(図10に示すように)。
図14は、例示的な実施形態による図1および3のeベイピング装置10の分解図である。簡潔とするために、図3に関連して(上記で)説明した装置10の要素は、ここで再び説明しない。一実施形態では、装置10はリレーボードハウジング50を含み、ハウジング50は開口部53を含む。ヒーターハウジング48の近位端48bは、装置10が組み立てられた時に、ヒーターハウジング48の近位端48bがマウスピース14の遠位端と接触できるようにするために、開口部53を通して嵌合しうる。カートリッジハウジングシール(ガスケット)51は、カートリッジハウジング16とリレーボードハウジング50との間に液密シールを提供するために、カートリッジハウジング16をガスケット51に対して押し上げることを可能するために、リレーボードハウジング50の外周の周りに嵌合される。リレーボードハウジング50はまた、スロット55を含む。スロット55は、カートリッジ30がカートリッジハウジング16内に取り付けられた時に、カートリッジ30のPCBインターフェース34の遠位端を受け入れる。リレーボード56は、PCBメスエッジコネクター58を含み、PCBメスエッジコネクター58は、リレーボードハウジング50のスロット55に当接し、それによってPCBインターフェース34がPCBエッジコネクター58内に嵌合することを可能にする。したがって、PCBエッジコネクター58は、カートリッジ30がカートリッジハウジング16内に取り付けられた時に、カートリッジ30をリレーボードハウジング50に対して保持するために、カートリッジ30のPCBインターフェース34をしっかりと保持する。
液体ポート(オリフィス)49は、ヒーターハウジング48の上部面によって画定される。ポート49は、カートリッジ30がヒーターハウジング48内のヒーター40上にプレベイパー製剤21を放出することを可能にする。ヒーターハウジング48の遠位端48aは、ヒーターハウジング基部52の内部表面上のねじ山と結合可能であるねじ山を含む。ヒーターコネクター54は、ヒーターホルダー46の遠位端がヒーターコネクター54と接触し、その内に保持されることを可能とするために、ヒーターハウジング基部52内に挿入可能である。ヒーターコネクター54は、電気接点70を介してヒーター電力コネクター64からヒーターホルダー46へ電流を提供するために導電性である。ヒーターホルダー46からの電流は、ヒーター40がプレベイパー製剤21を気化することを可能にするために(以下でより詳述するように)、ヒーター40を電気的に作動させるためにヒータートング44を通ってヒーター40に通る。
図15は、例示的な実施形態による、図1のeベイピング装置10の側面図である。具体的には、図15は装置10の一般的なレイアウトを図示し、ここでマウスピース14、マウスピーススタック15、およびカートリッジハウジング16は、装置10の一方の端に位置付けられており、二つの電力入力(電源コネクター22およびUSBコネクター24)は、装置10の他方の端上に位置付けられる。
図16は、例示的な実施形態による、図1のeベイピング装置10の正面図である。具体的には、図16は、装置10の端のレイアウトを図示し、ここでマウスピース14はカートリッジハウジング16の下端から発出する。取り付けねじ26は、カートリッジハウジング16を装置10のハウジング12に接続するのに使用されうる。
図17は、例示的な実施形態による、図1のeベイピング装置10の背面図である。具体的には、図17は、装置10の他方の端のレイアウトを図示し、ここで電力入力(電源コネクター22、およびUSBコネクター24)は、装置10の端の上部の近くに位置付けられる。
eベイピング装置の動作使用:
図18Aは、例示的な実施形態による、ジェット分注カートリッジ30を備えたeベイピング装置10のタイミングチャート図である。このタイミングチャートは図1の装置10に関して(以下に)記述しているが、当然のことながら、図18と関連して説明する時間チャート、放出レート、温度、およびその他のパラメータは、本明細書に記載されるその他のeベイピング装置の実施形態にも等しく適用される。
図18Aのタイミングチャートに関して、装置10は、工程S100に示す通り、電力スイッチ18を押すことによって電力がオンになる。装置10がオンになると、装置10は「スタンバイ」モードにあると考えられる。スタンバイモードでは、MCU63/FPGA68は、電源28から、ヒーター電力コネクター64、ヒーターコネクター54、およびトング44を通ってヒーター40に電流を送り、それに伴い、ヒーター40が約3〜5秒の「予熱」期間の間「高電力」設定で電気的に活性化される(ステップS102で)。
ヒーター40の予熱中に発生する、ヒーター40の「高電力」期間の後に、ヒーター40は約100〜200℃の予熱温度に上昇し(ステップS102aで)、この温度がMCU63によって検出される。例えば、一実施形態では、MCU63は、ヒーター40の抵抗を測定するためにヒーター40に送られる電流の大きさを感知するように構成されるが、MCU63は、ヒーター40に、ヒーター40の抵抗によって指標付けされる温度を提供する内部ルックアップテーブルを含みうる。別の方法として、任意の周知の温度感知方法またはセンサーを使用してもよい。初期の「高電力」期間の後に、MCU63は、電流が「中間電力」範囲で留まるように、ヒーター40への電流を低減する(ステップS104で)。当然のことながら、実際の「スタンバイ」期間は変化しうるため、MCU63は、ヒーター40の「スタンバイ」(予熱)温度を100〜200℃の所望の範囲内に維持するために、「高電力」範囲と「中間電力」範囲との間でヒーター40を変動させることで、ヒーター40への電流を調整し続ける。
工程S106で、装置10は「加熱」モードに入り、このモードは、1)ヒータースイッチ20が手動でオンになる、または2)センサー80が随意に「ベイピング条件」(上述の)を満たす、装置10を通る気流を感知する、の二つの方法のうちの一つで開始しうる。特に、「加熱」モードでは、MCU63は、ヒータースイッチ20が押されることに起因してヒーター40への電流を増加させる、または、随意に、MCU63は、回路82がMCU63に、センサー80が「ベイピング条件」を満たす、チムニー48を通って移動する気流を感知したことを通知することに起因して、ヒーター40への電流を増加させる。「加熱」モードを開始するためにセンサー80および回路82が使用される場合、センサー80は、「ベイピング条件」(上述の)を感知することを助けるように構成される。具体的には、センサー80は、気流の大きさおよび方向を示す出力を生成し、ここで回路82はセンサー80の出力を受信し、「ベイピング条件」が存在するかどうかを判定する。これらの内部「ベイピング条件」が装置10内に存在する場合、回路82はMCU63に、電源28からヒーター40へ電力の電流を増加させる。
装置10が「加熱」モードにあると、MCU63は、ヒーターが再び「高電力」設定となるように電源28からヒーター40への電流の流れを増加させ(工程S106a)、これが、ヒーター40に、約100〜200℃で約200〜400℃の標的「噴射」温度範囲に温度を増加させる(工程S106bで)。「加熱」モードの開始と「噴射」モード(以下に説明)の開始との間の期間は、約3〜5秒である。
工程S108で、装置10は「噴射」モードに入る。「噴射」モードは、MCU63がヒーター40が200〜400℃の標的温度に達したと判定したことに起因して開始し、それに伴い、カートリッジ30内の基板ヒーター41dを電気的に活性化させるために、MCU63が電源28に、コネクター60/62、リレーボード56、コネクター58、およびPCBインターフェース34を通して電力を送らせる(工程S108aで)。特に、電流は、カートリッジ30の制御論理41eに基板ヒーター41dを活性化させてチップ41が約50〜80℃の予熱温度、または好ましくは約80℃の予熱温度に達するようにするが(ステップS108aで)、この温度は、「噴射」モード中に放出されうるプレベイパー製剤21の効果的な粘度を低減するのに役立つ。当然のことながら、プレベイパー製剤がチップ41内のビア41aと接触してこれを通過する際の、プレベイパー製剤21のこの粘度の低減は、ヒーター40上に放出されるプレベイパー製剤21の量の精度を制御するのに役立つ。チップ41が「予熱」温度に達すると(熱制御41fによって確認されるように)、分注チップ41の制御論理41eは、カートリッジ30に、「噴射モード」の残りを通してプレベイパー製剤21を分注させる。
プレベイパー製剤21の放出は、制御論理41eによって達成され、連続的な対の噴出ヒーター41c1(一実施形態では、チップ41上の合計で八個の噴出ヒーター41c1が一度に噴出される、これは、一実施形態では、各ビア41aに対して最大で四個の噴出ヒーター41c1が一度に活性化されることを意味する)が、イジェクター41cの全てが各ビア41aに対して放出された製剤21を有するまで、イジェクター41cのそれぞれを通してプレベイパー製剤21の液滴を連続的に噴出させる。すなわち、噴出ヒーター41c1は、各ビア41aの噴出ヒーター41c1のそれぞれが、噴出ヒーター41c1の噴出シーケンスが繰り返される前に活性化されるように、個々に、またはグループで活性化されうる(噴出ヒーター41c1の噴出シーケンスは、MCU63/FPGA68からの入力信号に応答して制御論理41eによって制御される)。
図18Bは、例示的な実施形態による、連続的な順序で活性化される分注チップ41の例示的な噴出ヒーター41c1の図である。実施例において、二対の噴出ヒーター41c1aが最初にビア41aのそれぞれに対して活性化され(第一のシーケンスにおいて合計で8個の噴出ヒーター41c1が最初に活性化する)、その後続けて、別のヒーター41c1bのグループが、初期噴出ヒーター41c1aが活性化された後に直接活性化される。一実施形態では、噴出ヒーター41c1の連続的な活性化は、噴出ヒーター41c1のそれぞれが製剤21を放出するまで続けられ、それに伴い、噴出ヒーター41c1の活性化シーケンスが繰り返される。噴出ヒーター41c1の正確な活性化タイミングおよび作動シーケンスは、任意の周知のジェット分注方法を使用して達成されうる。
図18Aに戻ると、「噴射」モードの期間中、MCU63は、「高電力」設定にヒーター40を維持し続け(工程S108bに示すように)、これが次にヒーター温度を約200〜400℃の標的範囲に維持する(ステップS108cで)。この望ましいヒーター40の温度において、ヒーター40は、ヒーター40上のプレベイパー製剤21の液滴を気化し、液滴を、約0.4〜5マイクロメートルの直径、または好ましくは約1マイクロメートルの直径の蒸気粒子に気化させることが予想される。
一実施形態では、「噴射」モード中、カートリッジ30はプレベイパー製剤21の液滴(すなわち、気泡)を噴出し、液滴それぞれは、25〜29マイクロメートルの直径、または8〜13ピコリットルの容積であり、これらの液滴サイズは、従来的なeベイピング装置で見い出される典型的な蒸気粒子サイズよりも大きい(ジェット分注を使用しない従来的な装置は、約1マイクロメートルの直径の蒸気粒子サイズを生成することが多い)。単一の流れまたはジェットでは、プレベイパー製剤21の大きな液滴は、サイズを連続的に減少させる一連の小さい液滴によってトレーリングされる。すなわち、ジェット液滴は連続的に分配されるのではなく、パルスされる。一実施形態では、パルス周波数または噴射周波数は、1〜4キロヘルツの範囲であり、噴射された気泡のそれぞれ間で約31.25μsである。一実施形態では、「噴射」モードを通したプレベイパー製剤21の放出の平均レートは、約0.5〜3.5マイクロリットル/秒の範囲である(この範囲は、チップ41に対して128個のイジェクター41cがあると想定した場合に、カートリッジ30の分注チップ41によって放出される製剤21の合計を表す)。各々のイジェクター41cに対する分注レートの範囲は、約3.9〜27.3ピコリットル/秒である。周囲空気および蒸気が装置10のマウスピース14を通して放出される蒸気出口温度は、約40〜50℃である。
当然のことながら、噴射されるプレベイパー製剤21の量は、製剤21の粘度によって影響を受けうるが、粘度は、熱コントローラ41fによって調節される、分注チップ41の温度(基板ヒーター41dによって維持される)に依存する。特に、熱制御41fは、所望の基板ヒーター41dの温度、およびジェット分注チップ41が装置10の通常または長期動作中に加熱されるようになる期間中であっても噴射される正確かつ一貫した量のプレベイパー製剤21を確実にするように設計された閉じた制御ループを維持するために、チップ41の温度を示す信号を制御論理41eに送信するように構成された、温度センサーまたは温度インジケータを含む。
ステップS110は、別の「スタンバイ」モードを開始する。「スタンバイ」では、装置は再び電力をオフにして(工程S110aを参照)、MCU63にヒーター40への電流を切断させる(工程S110bを参照)。装置10の電力が再びオンされた場合(工程S112)、装置10にカートリッジ30からより多くのプレベイパー製剤21を放出および気化させるために、工程(S100〜S108)を再び繰り返す。
一実施形態では、USBコネクター24は、成人eベイピング装置使用者が、MCU63/FPGA68のプログラミングを調節することで装置10のパラメータを調節することを可能にするために使用される。これらの調節可能なパラメータには、例えば、噴出頻度、パルス期間、システム電圧、予熱温度、気化温度などが含まれる。一実施形態では、MCU63/FPGA68に対するプログラミング調整は、選択可能な範囲内でこれらのパラメータを変更するために、コネクター24を介してMCU63/FPGA68とインターフェースするモバイル装置またはコンピュータ(図示せず)の使用を通して達成される。
eベイピング装置に対する追加的な性能データ:
図1の装置10(ならびに以下に記述する他の開示装置)は、約30〜45インチの水の全体的な引き出し抵抗(RTD)を有する。一実施形態では、電源28は、電源28が再充電または交換される前に、約1200回の吸煙の有用な寿命を有する。一実施形態では、予想される蒸気生成は、吸煙(ここで各吸煙期間は約5秒持続する)当たり約6〜16ミリグラムであり、予想されるプレベイパー製剤21の送達レートは、装置10に対して約0.5〜4.0マイクロリットル/秒である。
追加的な構造実施形態:
図19Aは、例示的な実施形態による、図3に示す装置10の代替的な実施形態の断面図である。一実施形態では、図19Aの装置10aは、図3に示す装置10とは幾分異なる位置に方向付けられたヒーター40aを含む。特に、ヒーター40aは、噴射されたプレベイパー製剤21bの入ってくる流れおよび入口空気42aの(通気孔42を通過して)入ってくる流れのうちの少なくとも一つに対して直角を成さない主表面を有する。一実施形態では、ヒーター40aは、噴射されたプレベイパー製剤21bおよび入口空気42aの入ってくる空気のうちの少なくとも一つに対して、約45度の角度にある主表面を有する。ヒーター40aを離れる混入された蒸気21cはまた、ヒーター40aの主表面(上面および下面)に対して約45度の角度で移動する。別の実施形態では、ヒーター40aは、ヒーター40aの主表面が、噴射されたプレベイパー製剤21bおよび混入された蒸気21cのうちに少なくとも一つに対して直角を成す(図3に示す)または45度(図19Aに示す)以外の何かしらの角度となるように方向付けられる。
図19Bは、例示的な実施形態による、図3に示す装置10の別の代替的な実施形態の断面図である。一実施形態では、装置10bは、図3に示す装置10とは幾分異なる位置に方向付けられたヒーター40bを含む。特に、ヒーター40bは、噴射されたプレベイパー製剤21bの入ってくる流れおよび入口空気42aの(通気孔42を通過して)入ってくる流れのうちの少なくとも一つとほぼ平行な主表面を有する。ヒーター40aを離れる混入された蒸気21cは、ヒーター40bの主表面に対してほぼ直角を成す角度で移動する。
図20は、例示的な実施形態による、eベイピング装置のためのカートリッジ30aの別の代替的実施形態の図である。この実施形態では、ノーズ36および分注チップ41は、カートリッジ30aのハウジング31から分離されてもよい。したがって、こうした実施形態では、分注チップ41(基板32上の)は、eベイピング装置内に永久的または半永久的に保持され、カートリッジ30aは交換可能であるか、再充電可能であるかの少なくとも一方であってもよい。分注チップ41をノーズ36およびカートリッジ30aから分離することによって、この実施形態ではeベイピング装置の有用な寿命中に製造および消費される必要のある分注チップ41の全体的な数が低減されるため、eベイピング装置の全体的なコストが低くなる。
一実施形態では、ノーズ36および分注チップ41は、カートリッジ30aがeベイピング装置内に挿入されて取り付けられた時に、ノーズ36およびチップ41がカートリッジ30aの底部に接触するような方向でeベイピング装置内に永久的に保持される。カートリッジ30aが装置内に取り付けられると、カートリッジ30aのノーズ36は、カートリッジハウジング31に対する分注チップ41の適切な方向を確実にする。ノーズ36およびチップ41がカートリッジ30aのハウジング31に接続されると、カートリッジ30aおよび分注チップ41は、(カートリッジ30の動作機能を説明する図18Aおよび18Bの記載に関連して)上述するのと同一の様式で噴射機能を実施する。
一実施形態では、カートリッジ30aの構造、およびカートリッジハウジング31からのノーズ36およびチップ41の分離(すなわち、カートリッジの「二部品構造」)は、「Supply Item for Vapor Generating Device」 (2016年10月28日出願の米国出願第15/336,863号)に従って作製することができ、その全内容が参照によって本明細書に組み込まれる。
例示的な実施形態が説明されているため、これらは多くの方法で変形されうることが明らかであろう。こうした変形は、例示的な実施形態の意図する範囲から逸脱するものとして見なされるべきではなく、当業者であれば明らかであるようなこうした修正のすべては、以下の特許請求の範囲内に含めるべきであることを意図している。

Claims (15)

  1. 装置ハウジングと、
    前記装置ハウジング内の気化ヒーターと、
    前記装置ハウジング内のカートリッジであって、プレベイパー製剤を収容するように構成された貯蔵部を画定する、カートリッジと、
    前記カートリッジの第一の端上のチップであって、前記貯蔵部と流体連通している少なくとも一つのビアを画定する、チップと、を備え、
    前記チップが、少なくとも一つの第一のイジェクターを含み、前記少なくとも一つの第一のイジェクターが、前記少なくとも一つのビアと流体連通しており、前記少なくとも一つの第一のイジェクターが、前記プレベイパー製剤の液滴を前記気化ヒーターに向けて噴出するように構成され、前記気化ヒーターが、前記プレベイパー製剤の前記液滴を気化するように構成される、eベイピング装置。
  2. 前記チップ上の少なくとも一つの基板ヒーターであって、前記チップを加熱するように構成される、少なくとも一つの基板ヒーターと、
    電源と、
    前記電源に電気的に接続された制御回路であって、前記制御回路が、
    前記気化ヒーターを活性化し、
    前記少なくとも一つの基板ヒーターを活性化して前記チップを第一の温度に加熱し、
    前記チップが前記第一の温度に達すると、前記少なくとも一つの第一のイジェクターを活性化して前記プレベイパー製剤の前記液滴を前記気化ヒーターに向けて噴出するために、前記電源から前記少なくとも一つの第一のイジェクター、前記気化ヒーター、および前記少なくとも一つの基板ヒーターへの電力供給を制御するように構成される制御回路と、をさらに備える、請求項1に記載のeベイピング装置。
  3. 前記制御回路がさらに、
    前記気化ヒーターを第二の温度に第一の加熱をすることであって、前記第二の温度が約100〜200℃の予熱温度である、第一の加熱を行い、
    前記気化ヒーターを第三の温度に第二の加熱をすることであって、前記第三の温度が約200〜400℃の標的噴射温度である、第二の加熱を行うように構成され、
    前記少なくとも一つの第一のイジェクターを前記活性化することが、前記チップが前記第一の温度に達し、かつ前記気化ヒーターが前記第三の温度に達すると達成される、請求項2に記載のeベイピング装置。
  4. 前記カートリッジが、前記装置ハウジングから取り外し可能である、請求項1、2または3に記載のeベイピング装置。
  5. 前記少なくとも一つの第一のイジェクターが、前記少なくとも一つのビアに隣接して位置付けられたマトリクスに複数のイジェクターを含み、前記複数のイジェクターのそれぞれが、
    前記チップ上の表面によって画定されるノズルと、
    前記ノズルおよび前記少なくとも一つのビアと流体連通するチャンバー構造と、
    前記チャンバーの表面上の噴出ヒーターであって、前記プレベイパー製剤を加熱して部分的に気化し、前記ノズルを通して前記気化ヒーターに向けて噴出される前記液滴を形成するように構成される噴出ヒーターと、を含む、請求項1〜4のいずれかに記載のeベイピング装置。
  6. 前記複数のイジェクターが、直径が約25〜29マイクロメートルである液滴サイズの前記プレベイパー製剤の前記液滴を噴出するように構成され、また前記装置が、約5秒の吸煙期間の間、吸煙当たり約6〜16ミリグラムの生成レートで、直径が約0.4〜5マイクロメートルの蒸気粒子サイズの蒸気を生成するよう構成される、請求項5に記載のeベイピング装置。
  7. 前記少なくとも一つのビアが、前記チップによって画定される第一のビアおよび第二のビアを含む、請求項1〜6のいずれかに記載のeベイピング装置。
  8. 前記プレベイパー製剤が約40センチポアズ〜100センチポアズの粘度を有し、前記第一の温度が約50〜80℃である、請求項1〜7のいずれかに記載のeベイピング装置。
  9. 前記カートリッジがさらに、
    カートリッジハウジング、
    前記カートリッジハウジング内の突出部であって、前記突出部がチャネルを画定する、突出部、
    前記カートリッジの前記第一の端上で前記チップを保持する基体であって、前記基体が前記チャネルに当接する、基体、および、
    前記貯蔵部内の多孔性構造であって、前記プレベイパー製剤を保持するように構成される、多孔性構造、を含む、請求項1〜8のいずれかに記載のeベイピング装置。
  10. 前記チップが、前記カートリッジの前記第一の端から分離可能であり、前記装置が、前記カートリッジが前記装置ハウジングから取り外された場合、前記チップを保持するような構造とされる、請求項4に記載のeベイピング装置。
  11. 前記装置ハウジング内にトングをさらに備え、前記トングが、前記気化ヒーターの端を掴んで、前記気化ヒーターを少なくとも一つの第一のイジェクターの近くでサスペンドするように構成され、前記少なくとも一つの第一のイジェクターが、前記プレベイパー製剤の前記液滴を前記気化ヒーターに、または前記気化ヒーターを横切るように噴出するように構成される、請求項1〜10のいずれかに記載のeベイピング装置。
  12. eベイピング装置を動作させる方法であって、
    第一のハウジング内の気化ヒーターと、
    前記ハウジング内のカートリッジであって、プレベイパー製剤を収容するように構成された貯蔵部を画定する、カートリッジと、
    前記カートリッジの第一の端上のチップであって、前記チップが少なくとも一つの第一のイジェクターを含む、チップと、
    前記チップ内の少なくとも一つのビアであって、貯蔵部と流体連通し、前記少なくとも一つの第一のイジェクターが、前記少なくとも一つのビアと流体連通する、少なくとも一つのビアと、
    前記少なくとも一つの第一のイジェクターおよび前記気化ヒーターに電気的に接続される電源と、を含む、eベイピング装置を提供することと、
    前記電源から前記気化ヒーターに第一の電流を供給して前記気化ヒーターを活性化することと、
    前記電源から前記少なくとも一つの第一のイジェクターに第二の電流を供給して前記少なくとも一つの第一のイジェクターを活性化し、前記少なくとも一つの第一のイジェクターから前記気化ヒーターに向けて前記プレベイパー製剤の液滴を噴出することと、を含む、方法。
  13. 前記提供することが、前記eベイピング装置が前記チップに接続された少なくとも一つの基体ヒーターを含むように、前記eベイピング装置を提供することを含み、前記方法がさらに、
    前記電源から前記少なくとも一つの基体ヒーターに第三の電流を供給して前記少なくとも一つの基体ヒーターを活性化し、前記チップを第一の温度に加熱することであって、前記第三の電流が、前記第一の電流が供給された後に供給される、供給することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第二の電流を前記供給することが、前記チップが前記第一の温度に達すると生じる、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第一の電流を前記気化ヒーターに前記供給することが、前記気化ヒーターを活性化して第二の温度にし、前記第二の温度が、約100〜200℃の予熱温度であり、前記方法がさらに、
    前記電源から前記気化ヒーターに第四の電流を供給して前記気化ヒーターを活性化して第三の温度にすることであって、前記第三の温度は約200〜400℃であり、前記第四の電流が、前記気化ヒーターが前記第二の温度に達した後に供給される、供給することを含み、
    前記第二の電流を前記供給することが、前記チップが前記第一の温度に達し、かつ前記気化ヒーターが前記第三の温度に達すると生じ、前記第一の温度が約50〜80℃である、請求項14に記載の方法。
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