JP2022031074A - 空中ディスプレイ - Google Patents
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Abstract
Description
[1] 光源と、光源から出射した光が入射される第1のλ/4板と、第1のλ/4板を透過した光が入射されるパッシブ光学素子と、パッシブ光学素子を透過した光が入射される第2のλ/4板と、第2のλ/4板を透過した光が入射される偏光子と、を備え、
パッシブ光学素子は、第1反射面と、第1反射面に対して直角をなす第2反射面とを含む2面コーナーリフレクタを有し、
光源から出射してから第1のλ/4板に到達するまでの光は、直線偏光である、
空中ディスプレイ。
[2] 光源と、
光源から出射した光が入射されるパッシブ光学素子と、パッシブ光学素子を透過した光が入射されるλ/4板と、λ/4板を透過した光が入射される偏光子と、を備え、
パッシブ光学素子は、第1反射面と、第1反射面に対して直角をなす第2反射面とを含む2面コーナーリフレクタを有し、
光源から出射してからλ/4板に到達するまでの光は、円偏光である、
空中ディスプレイ。
[3] 光源は、液晶表示装置を含む、[1]または[2]に記載の空中ディスプレイ。
[4] パッシブ光学素子は、光源から出射した光の出射方向から見て、マトリックス状もしくは千鳥状に配置される複数の2面コーナーリフレクタを有する、[1]~[3]のいずれか一つに記載の空中ディスプレイ。
[5] パッシブ光学素子は、ガラス転移温度が110℃以上であり、且つ、応力光学係数の絶対値が15×10-11Pa-1以下であるアクリル系ポリマーの成形体を有し、
2面コーナーリフレクタは、成形体に設けられる、[1]~[4]のいずれか一つに記載の空中ディスプレイ。
[6] 温度230℃、荷重37Nで測定したアクリル系ポリマーのメルトフローレートは、3.0g/10分以上8.0g/10分以下である、[5]に記載の空中ディスプレイ。
[7] アクリル系ポリマーは、正の位相差を与える環構造と、負の位相差を与える構成単位とを含む、[5]または[6]に記載の空中ディスプレイ。
[8]成形体の黄色度が2以下である、[5]~[7]のいずれか一つに記載の空中ディスプレイ。
[9]成形体の全光線透過率が85%以上である、[5]~[8]のいずれか一つに記載の空中ディスプレイ。
以下では、まず、第1実施形態に係る空中ディスプレイについて説明する。なお、本明細書における空中ディスプレイは、結像光学素子を用いることによって空間上に像または映像を投影する装置である。空間上に投影される像または映像は、例えば、光源の像または映像が空間上に転写されたものである。
第1実施形態に係るアクリル系ポリマーは、ガラス転移温度が110℃以上であり、且つ応力光学係数の絶対値が15×10-11Pa-1以下である。
当該炭化水素基としては、例えば、脂肪族基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基等のC1-20アルキル基、エテニル基、プロペニル基等のC2-20不飽和脂肪族炭化水素基等)、芳香族基(例えば、フェニル基、ナフチル基等のC6-20芳香族炭化水素基等)等が挙げられる。
(式中、R4、R5は互いに独立して水素原子又はメチル基であり、R6は置換基であり、X2は窒素原子であり、n=1である。)
第1実施形態のアクリル系ポリマーの製造方法は、モノマーを分割添加、又は滴下しながら重合を行う重合工程を備える。当該製造方法により得られるアクリル系ポリマーにおいて、物性、構成単位の種類や割合、これらの好ましい態様等は、上記第1実施形態のアクリル系ポリマーについて例示したとおりであってもよい。
アクリル系ポリマーの組成物において、樹脂成分は、1種又は2種以上の上述のアクリル系ポリマーのみで構成されていてもよく、上述の第1アクリル系ポリマーと他のポリマーとを組み合わせて構成されていてもよい。他のポリマーとしては、所望の物性、用途等に応じて適宜選択できる。すなわち、他のポリマーは、特に限定されず、熱可塑性ポリマーであってもよく、硬化性ポリマーであってもよく、これらを組み合わせてもよい。他のポリマーは、単独で又は2種以上組み合わせて使用してもよい。他のポリマーには、上述した第1アクリル系ポリマーの範囲から外れるアクリル系ポリマー(第2アクリル系ポリマー)も含まれる。第2アクリル系ポリマーは、「ガラス転移温度が110℃以上であり、且つ応力光学係数の絶対値が15×10-11Pa-1以下」を満たさないアクリル系ポリマーであり、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルアクリレート等、(メタ)アクリル酸エステル由来の構成単位(その他共重合可能なモノマー単位を含んでいてもよい)を有するアクリル系ポリマーである。アクリル系ポリマーの組成物がアクリル系ポリマーのみで構成されている場合、当該組成物は、上記第1アクリル系ポリマーと、上記第2アクリル系ポリマーとの両方が含まれてもよい。
以下では、第2実施形態に係る空中ディスプレイについて説明する。以下の説明において、第1実施形態と重複する箇所の説明は省略する。したがって以下では、上記第1実施形態と異なる箇所を主に説明する。
(1-1) 重量平均分子量(Mw)
重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を用いて、ポリスチレン換算により求めた。測定に用いた装置及び測定条件は以下のとおりである。
-システム:東ソー社製GPCシステム HLC-8220
-測定側カラム構成
ガードカラム:東ソー社製、TSKguardcolumn SuperHZ-L
分離カラム:東ソー社製、TSKgel SuperHZM-M 2本直列接続
-リファレンス側カラム構成
リファレンスカラム:東ソー社製、TSKgel SuperH-RC
-展開溶媒:クロロホルム(和光純薬工業社製、特級)
-展開溶媒の流量:0.6mL/分
-標準試料:TSK標準ポリスチレン(東ソー社製、PS-オリゴマーキット)
-カラム温度:40℃
メルトフローレートは、JIS K 7210 A法に準拠して、温度230℃、荷重3.8kgf(37N)で測定した。
ガラス転移温度は、JIS K 7121の規定に準拠して求めた。具体的には、示差走査熱量計(リガク社製、Thermo plus EVO DSC-8230)を用い、窒素ガス雰囲気下、約10mgのサンプルを常温から200℃まで昇温(昇温速度20℃/分)して得られたDSC曲線から、始点法により評価した。リファレンスには、α-アルミナを用いた。
アクリル系ポリマーの黄色度は、JIS K 7373の規定に準拠して求めた。具体的には、分光光度計(島津製作所社製、UV-3600)を用い、スリット幅8.0、視野角2°、C2度光源、波長380nm~780nmの範囲で、アクリル系ポリマー10.0gをクロロホルム40.0gに溶解した20質量%の溶液を、10センチのセルを用いて測定した。
成形体の黄色度は、分光光度計(島津製作所社製、UV-3600)を用い、スリット幅8.0、視野角2°、C2度光源、波長380nm~780nmの範囲で、JIS K7373の規定に準拠し、厚さ3mmの成形体を測定した。成形体は、得られたペレットを100℃で12時間以上乾燥した後、射出成形機(日精樹脂社製、NS40-5A)を用い、成形温度215℃、金型温度70℃、金型サイズ100mm×100mm×厚さ3mmにて作製した。
応力光学係数Crは、以下のように評価した。評価対象のアクリル系ポリマーを溶融プレスによりフィルムに成形して未延伸フィルム(厚さ100μm)を作製した。次に、作製した未延伸フィルムを60mm×20mmの長方形に切り出して評価試料とし、1N/mm2以下の応力が試料に加わるように選択した錘を、試料の短辺の一つに取り付けた。次に、取り付けた錘が下端となるように、試料を定温乾燥機(DOV-450A、アズワン社製)にチャック間40mmでセットした。定温乾燥機の設定温度を評価対象のアクリル系ポリマーのTg+3℃とし、試料をセットする前に、定温乾燥機を当該温度にまで予熱しておいた。試料をセットした後、定温乾燥機の設定温度を変化させることなく約30分間保持することにより、取り付けた錘の荷重に基づく試料の一軸延伸を実施した。次に、定温乾燥機を、機内の温度がアクリル系ポリマーのTg-40℃になるまで、約1℃/分の冷却速度で冷却した。冷却後、フィルムを乾燥機から取り出し、延伸後のフィルムの長さ及び厚さ、錘の重量、並びに延伸後のフィルムの波長590nmの光に対する面内位相差Reを、以下に示す方法で測定した。
同様の測定を、錘の重さを変えながら一つのアクリル系ポリマーに対して計4回実施し、その結果から、アクリル系ポリマーの応力光学係数Crを算出した。Crの算出方法は、『透明プラスチックの最前線(高分子学会編)』のpp.37-44に記載されている方法に従った。具体的には、延伸後のフィルムの面内位相差Re及び厚さから当該フィルムのΔn(=nx-ny)を、錘の重さ並びに延伸後のフィルムの長さ及び厚さから、延伸時にフィルムに加わった延伸応力σ(単位:N/m2)を求め、4回の測定により得られたそれぞれのΔn及びσを、Δnを縦軸の値、σを横軸の値として座標を定め、これをプロットした。次に、プロットした4点を結ぶ近似直線の傾きを最小二乗法により求め、これをアクリル系ポリマーのCrとした。
光弾性係数(Cd)は、以下のように評価した。まず、アクリル系共重合体または樹脂組成物を溶融押出成形して厚さ100μmの未延伸フィルムを得た。次に、当該未延伸フィルムを40mm×10mmの長方形に切り出し、試験片を作成した。次に、引張試験機を設置した位相差フィルム・光学材料検査装置(大塚電子社製、RETS-100)に、試験片をチャック間距離30mmで装着した。23℃にて試験片に伸張応力(σR)を印加しながら(チャック移動速度5mm/分)、波長590nmの光に対する試験片の複屈折を測定した。次に、測定した複屈折の絶対値(|Δn|)と、試験片に印加した伸張応力(σR)との関係から、最小二乗法により傾き|Δn|/σRを求めることによって、光弾性係数(Cd)を算出した。(なお、Cd=|Δn|/σRである)。Cdの算出には、伸張応力が2.5MPa≦σR≦10MPaの範囲のデータを用いた。|Δn|は、|Δn|=|nx-ny|である。
フィルム、または成形体の波長590nmの光に対する面内位相差Reは、位相差フィルム・光学材料検査装置RETS-100(大塚電子製)を用いて測定した。面内位相差Reは、フィルムの面内における遅相軸方向(フィルム面内において最大の屈折率を示す方向)の屈折率をnx、フィルムの面内における進相軸方向(フィルム面内においてnxと垂直な方向)の屈折率をny、フィルムの厚さ方向の屈折率をnz、フィルムの厚さをdとして、下記式により与えられる。
Re=(nx-ny)×d
全光線透過率は、濁度計(日本電色工業社製、NDH 5000)を用い、JIS K7361の規定に準拠し、厚さ3mmの成形体を測定した。成形体は、得られたペレットを100℃で12時間以上乾燥した後、射出成形機(日精樹脂社製、NS40-5A)を用い、成形温度215℃、金型温度70℃、金型サイズ100mm×100mm×厚さ3mmにて作製した。
まず、光源として携帯電話(Apple Inc.製、商品名「iPhone XS Max(登録商標)」)を準備した。次に、iPhone(登録商標)用の空中映像表示キット(株式会社コト製、商品名「AirWitch(登録商標)」)に光源を装着し、且つ、S偏光が反射型偏光板へ投影されるように当該光源上に偏光板を配置した。このとき、光源の厚さ方向が高さ方向に相当するように、光源が空中映像表示キットに装着される。続いて図7に示されるように、空中映像表示キットに取り付けられたシートである再帰反射板151とプレートである反射型偏光板152との間に、略板状の成形体153(100mm×100mm×厚さ2.5mm)を取り外し可能に配置した。このとき、再帰反射板151による鏡面反射像と成形体153による鏡面反射像とが完全に重ならないようにし、これら2つの鏡面反射像を観察できるようにするため、再帰反射板151に対して成形体153を傾けた。具体的には、再帰反射板151と成形体153との最短距離が0mm以上、再帰反射板151と成形体153との最長距離が10mm以下、反射型偏光板152と成形体153とがなす角度が1°以上6°以下になるように、成形体153を配置した。以上により、光源120、再帰反射板151、反射型偏光板152、及び成形体153を含む第1空中ディスプレイ100を設置した。
第1空中ディスプレイ100の正面、上側、下側、左側、右側、左斜め上側、右斜め上側、左斜め下側、右斜め上側の合計9か所において、成形体153の有無によって空中映像の色ムラに変化するか否かを観測した。それぞれの観察箇所において、成形体153の有無によって色ムラの変化が感じられなかった場合をAと評価し、成形体153の有無によって色ムラの変化が感じられた場合をBと評価した。色ムラの変化が感じられた場合は、例えば、虹模様が観測された場合、色変化のグラデーションが観測された場合等である。
第1空中ディスプレイ100にて表示される空中映像を正面から観測し、成形体153の有無で空中映像の色調に差を感じなかった場合をAと評価し、空中映像の色調に差を感じた場合をBと評価した。
第1空中ディスプレイ100を斜めから観察することにより、図8に示されるように、空中映像201、反射型偏光板152を透過した鏡面反射像202、反射型偏光板152の脇から漏れる鏡面反射像203を同時に観察した。反射型偏光板152を透過した鏡面反射像202として、再帰反射板151による第1鏡面反射像202Aと、成形体153による第2鏡面反射像202Bとが観察された。このとき、空中映像201と、第1鏡面反射像202Aとが重なった領域210に注目して観察した。成形体153の有無にて空中映像201に差を感じられなかった場合をAと評価し、二重映像と認識できる程度の虚像を観測した場合をBと評価した。また、成形体153の有無にて空中映像201の明るさのみに差を感じた場合をZと評価した。なお、空中ディスプレイの斜めからの観測は、光源の中心から光源の長辺方向に沿って約30cm~50cm離れ、当該中心から光源の短辺方向に沿って約30~50cm離れ、且つ、高さ方向にて約40cm離れた位置からの観測である。
上記「再帰反射板の鏡面反射像の観測」と同様に、第1空中ディスプレイ100を斜めから観察した。このとき、空中映像201と、第2鏡面反射像202Bとが重なった領域220に注目して観察した。成形体153の有無にて空中映像201に差を感じられなかった場合をAと評価し、二重映像と認識できる程度の虚像を観測した場合をBと評価した。また、成形体153の有無にて空中映像201の明るさのみに差を感じた場合をZと評価した。
まず、光源として携帯電話(Apple Inc.製、商品名「iPhone XS Max(登録商標)」)を準備した。次に、iPhone(登録商標)用の空中映像表示キット(株式会社コト製、商品名「AirWitch(登録商標)」)に光源を装着した。このとき、光源の厚さ方向が高さ方向に相当するように、光源が空中映像表示キットに装着される。続いて図9に示すように、空中映像表示キットに取り付けられた反射型偏光板352上に、成形体353(100mm×100mm×厚さ2.5mm)を取り外し可能に配置した。以上により、光源320、再帰反射板351、反射型偏光板352、及び成形体353を含む第2空中ディスプレイ300を設置した。以下では、各観測者は、偏光サングラス360(型番:AC5509PL)を装着した上で、第2空中ディスプレイ300から表示される空中映像401を観察した。
第2空中ディスプレイ300の正面から、成形体353の有無によって空中映像401の色ムラに変化するか否かを観測した。成形体353の有無によって色ムラの変化が感じられなかった場合をAと評価し、成形体353の有無によって色ムラの変化が感じられた場合をBと評価した。
第2空中ディスプレイ300にて表示される空中映像401を正面から観測し、成形体353の有無で空中映像401の色調に差を感じなかった場合をAと評価し、空中映像401の色調に差を感じた場合をBと評価した。
(2-1)実施例1[アクリル系ポリマー(A1)の製造]
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入管及び滴下ポンプを備えた反応容器に、2-(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル(RHMA)5.40重量部、メタクリル酸メチル(MMA)37.6重量部、スチレン(St)0.450重量部、トルエン90.0重量部仕込み、窒素を通じつつ105℃まで昇温した。
初期開始剤として、トルエン3.63重量部、t-アミルパーオキシイソノナノエート(アルケマ吉富社製、ルペロックス(登録商標)570)0.245重量部からなる溶液を9分かけて滴下しながら105℃~110℃で溶液重合を行った。そして、その11分後に、滴下開始剤としてトルエン4.42重量部、t-アミルパーオキシイソノナノエート(アルケマ吉富社製、ルペロックス(登録商標)570)0.298重量部からなる溶液を180分かけて滴下した。また、滴下開始剤投入と同時に、2-(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル(RHMA)6.6重量部、メタクリル酸メチル(MMA)45.9重量部、スチレン(St)4.05重量部からなる溶液を180分かけて滴下しながら105℃~110℃で溶液重合を行い、更に100分かけて熟成を行った。
得られた重合溶液に、環化縮合反応の触媒(環化触媒)として、トルエン1.20重量部、リン酸ステアリル(堺化学工業社製、Phoslex A-18)0.0750重量部からなる溶液を加え、約90℃~110℃の還流下において1.5時間、ラクトン環構造を形成するための環化縮合反応を進行させた。
次に、得られた重合溶液を220℃に保持した多管式熱交換器に通して環化縮合反応を完結させた後、先端部にリーフディスク型のポリマーフィルター(濾過精度5μm)が配置されたベントタイプスクリュー二軸押出機(L/D=52)に、樹脂量換算で90重量部/時の処理速度で導入して、重合溶液を脱揮した。用いたベントタイプスクリュー二軸押出機のリアベント数は1個、フォアベント数は4個(上流側から第1、第2、第3、第4ベントと称する)とし、バレル温度は220℃、減圧度は13.3~400hPa(10~300mmHg)とした。脱揮の際、イオン交換水を1.3重量部/時の投入速度で第1、第2、第3ベントの後ろから投入した。
得られたアクリル系ポリマー(A1)について、上述の分析方法で評価した結果を表1に示す。
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入管及び滴下ポンプを備えた反応容器に、シクロヘキシルマレイミド(CHMI)4.00重量部、メタクリル酸メチル(MMA)35.6重量部、トルエン92.5重量部、アデカズタブ2112を0.10重量部仕込み、窒素を通じつつ105℃まで昇温した。
初期開始剤として、トルエン0.83重量部、tert-ブチルパ-オキシイソプロピルカ-ボネ-ト(化薬アクゾ株式会社製、カヤカルボンBIC-75)0.32重量部からなる溶液を9分かけて滴下しながら105℃~110℃で溶液重合を行った。そして、その1分後に、滴下開始剤としてトルエン7.82重量部、tert-ブチルパ-オキシイソプロピルカ-ボネ-ト(化薬アクゾ株式会社製、カヤカルボンBIC-75)0.35重量部、モノマーとしてスチレン(St)1.00重量部からなる溶液を240分かけて滴下した。また同時に、シクロヘキシルマレイミド(CHMI)6.00重量部、メタクリル酸メチル(MMA)53.4重量部からなる溶液を180分かけて滴下しながら105℃~110℃で溶液重合を行い、初期開始剤投入開始から420分かけて重合を行った。
得られた重合溶液を220℃に保持した多管式熱交換器に通した後、先端部にリーフディスク型のポリマーフィルター(濾過精度5μm)が配置されたベントタイプスクリュー二軸押出機(L/D=52)に、樹脂量換算で90重量部/時の処理速度で導入して、重合溶液を脱揮した。用いたベントタイプスクリュー二軸押出機のリアベント数は1個、フォアベント数は4個(上流側から第1、第2、第3、第4ベントと称する)とし、バレル温度は220℃、減圧度は13.3~400hPa(10~300mmHg)とした。脱揮の際、イオン交換水を1.3重量部/時の投入速度で第1、第2、第3ベントの後ろから投入した。
得られたアクリル系ポリマー(A2)について、上述の分析方法で評価した結果を表1に示す。
撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入管及び滴下ポンプを備えた反応容器に、2-(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル(RHMA)12.0重量部、メタクリル酸メチル(MMA)83.5重量部、トルエン83.6重量部、亜りん酸トリス(2,4-ジ-tert-ブチルフェニル)0.500重量部、n-ドデシルメルカプタンを0.0700重量部仕込み、仕込み、窒素を通じつつ105℃まで昇温した。
初期開始剤としてトルエン0.545重量部、t-アミルパーオキシイソノナノエート(アルケマ吉富社製、ルペロックス(登録商標)570)0.0957重量部からなる溶液を加え、その5分後に、トルエン5.64重量部、スチレン(St)4.50重量部、滴下開始剤としてt-アミルパーオキシイソノナノエート0.191重量部からなる溶液を2時間かけて滴下しながら100℃~110℃で溶液重合を行い、更に4時間かけて熟成を行った。
得られた重合溶液に、環化縮合反応の触媒(環化触媒)として、トルエン1.09重量部、リン酸ステアリル(堺化学工業社製、Phoslex A-18)0.075重量部からなる溶液を加え、約90℃~110℃の還流下において1.5時間、ラクトン環構造を形成するための環化縮合反応を進行させた。
次に、得られた重合溶液を220℃に保持した多管式熱交換器に通して環化縮合反応を完結させた後、先端部にリーフディスク型のポリマーフィルター(濾過精度5μm)が配置されたベントタイプスクリュー二軸押出機(L/D=52)に、樹脂量換算で90重量部/時の処理速度で導入して、重合溶液を脱揮した。用いたベントタイプスクリュー二軸押出機のリアベント数は1個、フォアベント数は4個(上流側から第1、第2、第3、第4ベントと称する)とし、バレル温度は220℃、減圧度は13.3~400hPa(10~300mmHg)とした。脱揮の際、イオン交換水を1.3重量部/時の投入速度で第1、第2、第3ベントの後ろから投入した。
得られたアクリル系ポリマー(A3)について、上述の分析方法で評価した結果を表1に示す。
市販のPMMA樹脂(住友化学株式会社製、商品名「スミペックスMM」)を用い、アクリル系ポリマー(A4)とした。アクリル系ポリマー(A4)について、上述の分析方法で評価した結果を表1に示す。
上記(1-10)にて説明した第1空中ディスプレイを用い、且つ、当該第1空中ディスプレイから成形体を除いた状態にて、上記(1-10-1)~(1-10-4)にて説明した各観察を実施した。また、図10には、参考例1における空中映像の観察結果を表示する写真が示される。
上記実施例3にて得られたアクリル系ポリマー(A3)のペレットを空気雰囲気、常圧、100℃の条件下にて、12時間乾燥した。次に、乾燥したペレットを射出成形機(日精樹脂工業株式会社製、「NS40-5A」)に投入した。次に、成形温度230℃、金型温度90℃、充填圧力50MPa、射出速度40mm/s、射出時間2sの条件下にて、100mm×100mm×厚さ2.5mmの成形体A13を射出成形した。この成形体A13を、上記(1-10)にて説明した第1空中ディスプレイに配置した状態にて、上記(1-10-1)~(1-10-4)にて説明した各観察を実施した。そして、参考例1の観察結果を踏まえて、上記(1-10-1)~(1-10-4)にて説明した各評価を実施した。各評価結果は、以下の表2に示される。また、図11には、実施例11における空中映像の観察結果を表示する写真が示される。
上記比較例1にて得られたアクリル系ポリマー(A4)のペレットを、空気雰囲気、常圧、90℃の条件下にて、12時間乾燥した。次に、上記実施例11と同様の条件にて射出成形し、100mm×100mm×厚さ2.5mmの成形体A14を作製した。この成形体A14を上記第1空中ディスプレイに用いた状態にて、上記(1-10-1)~(1-10-4)にて説明した各観察を実施した。そして、参考例1の観察結果を踏まえて、上記(1-10-1)~(1-10-4)にて説明した各評価を実施した。各評価結果は、以下の表2に示される。また、図12には、比較例11における空中映像の観察結果を表示する写真が示される。
上記(1-11)にて説明した第2空中ディスプレイを用い、且つ、当該第2空中ディスプレイから成形体を除いた状態にて、上記(1-11-1)、(1-11-2)にて説明した各観察を実施した。また、図13には、参考例2における空中映像の観察結果を表示する写真が示される。図13では、偏光サングラスを介した観察結果が示される。
上記実施例11にて作製した成形体A13を、上記(1-11)にて説明した第2空中ディスプレイに配置した。また、各観察者が偏光サングラスを装着した状態にて、上記(1-11-1)、(1-11-2)にて説明した各観察を実施した。そして、参考例2の観察結果を踏まえて、上記(1-11-1)、(1-11-2)にて説明した各評価を実施した。各評価結果は、以下の表2に示される。また、図14には、実施例12における空中映像の観察結果を表示する写真が示される。図14では、偏光サングラスを介した観察結果が示される。
上記比較例11にて作製した成形体A14を、上記(1-11)にて説明した第2空中ディスプレイに配置した。また、各観察者が偏光サングラスを装着した状態にて、上記(1-11-1)、(1-11-2)にて説明した各観察を実施した。そして、参考例2の観察結果を踏まえて、上記(1-11-1)、(1-11-2)にて説明した各評価を実施した。各評価結果は、以下の表2に示される。また、図15には、比較例12における空中映像の観察結果を表示する写真が示される。図15では、偏光サングラスを介した観察結果が示される。
Claims (9)
- 光源と、
前記光源から出射した光が入射される第1のλ/4板と、
前記第1のλ/4板を透過した前記光が入射されるパッシブ光学素子と、
前記パッシブ光学素子を透過した前記光が入射される第2のλ/4板と、
前記第2のλ/4板を透過した前記光が入射される偏光子と、
を備え、
前記パッシブ光学素子は、第1反射面と、前記第1反射面に対して直角をなす第2反射面とを含む2面コーナーリフレクタを有し、
前記光源から出射してから前記第1のλ/4板に到達するまでの前記光は、直線偏光である、
空中ディスプレイ。 - 光源と、
前記光源から出射した光が入射されるパッシブ光学素子と、
前記パッシブ光学素子を透過した前記光が入射されるλ/4板と、
前記λ/4板を透過した前記光が入射される偏光子と、
を備え、
前記パッシブ光学素子は、第1反射面と、前記第1反射面に対して直角をなす第2反射面とを含む2面コーナーリフレクタを有し、
前記光源から出射してから前記λ/4板に到達するまでの前記光は、円偏光である、
空中ディスプレイ。 - 前記光源は、液晶表示装置を含む、請求項1または2に記載の空中ディスプレイ。
- 前記パッシブ光学素子は、前記光源から出射した前記光の出射方向から見て、マトリックス状もしくは千鳥状に配置される複数の前記2面コーナーリフレクタを有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の空中ディスプレイ。
- 前記パッシブ光学素子は、ガラス転移温度が110℃以上であり、且つ、応力光学係数の絶対値が15×10-11Pa-1以下であるアクリル系ポリマーの成形体を有し、
前記2面コーナーリフレクタは、前記成形体に設けられる、請求項1~4のいずれか一項に記載の空中ディスプレイ。 - 温度230℃、荷重37Nで測定した前記アクリル系ポリマーのメルトフローレートは、3.0g/10分以上8.0g/10分以下である、請求項5に記載の空中ディスプレイ。
- 前記アクリル系ポリマーは、正の位相差を与える環構造と、負の位相差を与える構成単位とを含む、請求項5または6に記載の空中ディスプレイ。
- 前記成形体の黄色度が2以下である、請求項5~7のいずれか一項に記載の空中ディスプレイ。
- 前記成形体の全光線透過率が85%以上である、請求項5~8のいずれか一項に記載の空中ディスプレイ。
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