JP2022541638A - カルシウム活性化クロライドチャネルモジュレーターとしてのピリジン誘導体 - Google Patents
カルシウム活性化クロライドチャネルモジュレーターとしてのピリジン誘導体 Download PDFInfo
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Abstract
Description
(式中、
R1は、H、エチニル、CN、メチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、ジクロロフルオロメチルおよびヒドロキシメチルから選択され、
R2は、メチルおよびCH2OHから選択され、
R3は、Hおよびメチルから選択され、あるいは
R2およびR3は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、3員~10員の炭素環式環系または酸素含有複素環式環系を形成し、これらの環系のいずれかが、R1基に加えて、C1~4アルキル、C1~4ハロアルキル、ハロおよびOHから選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよく、あるいは
R1、R2およびR3は、それらが結合している炭素原子と一緒になって組み合わさり、OH、ハロ、C1~4アルキルおよびC1~4ハロアルキルから選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよい5員~8員の架橋炭素環式環系または複素環式環系を形成し、
R4は、Hまたはハロであり、
R5は、H、ハロ、CNならびにハロおよびOHから選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよいC1~4アルキルから選択され、
X1は、CR6またはNであり、
R6は、H、ハロ、CNならびにハロおよびOHから選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよいC1~4アルキルから選択され、
X2は、CR7またはNであり、
R7は、H、ハロ、CN;ハロおよびOHから選択される1つもしくは複数の置換基で置換されていてもよい3員~7員の炭素環式環系もしくは複素環式環系;またはハロ、OHならびにハロおよびOHから選択される1つもしくは複数の置換基で置換されていてもよい3員~7員の炭素環式環系もしくは複素環式環系から選択される1つもしくは複数の置換基で置換されていてもよいC1~4アルキルであり、
X3は、CR8またはNであり、
R8は、H、ハロ、CNならびにハロおよびOHから選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよいC1~4アルキルから選択される)。
好適には、R3は、メチルである。
(式中、X3、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は、一般式(I)について定義された通りである)。
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は、一般式(I)について定義された通りである)。
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、一般式(I)について定義された通りである)。
N-(1,1-ジメチルプロパ-2-イニル)-4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物1);
4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物1.1)
N-tert-ブチル-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物2);
N-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物2.1);
N-(1,1-ジメチルプロパ-2-イニル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物3);
N-(1-エチニルシクロペンチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物4);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-(2,2,2-トリフルオロ-1,1-ジメチル-エチル)ピリジン-2-カルボキサミド(化合物4.1);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物4.2);
N-(3,3-ジフルオロ-1-メチル-シクロブチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物4.3);
N-(2,2-ジフルオロ-1,1-ジメチル-エチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物5);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロブチル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物5.1);
N-(3-フルオロ-3-メチル-シクロブチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物5.2);
N-(2,2-ジフルオロシクロペンチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物5.3);
N-(4-シアノテトラヒドロピラン-4-イル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物5.4);
N-tert-ブチル-4-[[2-(5-フルオロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物6);
4-[[2-(5-フルオロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物6.1);
N-(2,2-ジフルオロシクロペンチル)-4-[[2-(5-フルオロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物6.2);
4-[[2-(4-クロロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物6.3);
4-[[2-(4-クロロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-(1-エチニルシクロペンチル)ピリジン-2-カルボキサミド(化合物6.4);
N-tert-ブチル-4-[[2-(4-フルオロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物7);
N-tert-ブチル-4-[[2-(5-クロロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物7.1);
N-tert-ブチル-4-[[2-(4-クロロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物7.2);
N-tert-ブチル-4-[[2-[3-(トリフルオロメチル)-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物8);
N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]-4-[[2-[3-(トリフルオロメチル)-1H-インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物8.1);
N-tert-ブチル-4-[[2-(3-イソプロピル-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物9);
4-[[2-(3-テトラヒドロフラン-2-イル-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物9.1);
4-[[2-[3-(モルホリノメチル)-1H-インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]-N-(2,2,2-トリフルオロ-1,1-ジメチル-エチル)ピリジン-2-カルボキサミド(化合物10);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-(3-メチルオキセタン-3-イル)ピリジン-2-カルボキサミド(化合物11);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-(2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ピリジン-2-カルボキサミド(化合物11.1);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[4-(トリフルオロメチル)テトラヒドロピラン-4-イル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物11.2);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[3-(トリフルオロメチル)オキセタン-3-イル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物11.3);
N-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物11.4);
N-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物11.5);
4-[[2-[3-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物12);
4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-(2,2,2-トリフルオロ-1,1-ジメチル-エチル)ピリジン-2-カルボキサミド;(化合物13);
N-(3,3-ジフルオロ-1-メチル-シクロブチル)-4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物13.1);
N-(4-シアノテトラヒドロピラン-4-イル)-4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物13.2);
ならびに上記のものの塩および溶媒和物。
(式中、R1、R2、R3およびR4は、一般式(I)について定義された通りである)
を一般式(III)の化合物:
(式中、R5、X1、X2およびX3は、一般式(I)について定義された通りである)
と反応させることによって調製することができる。
(式中、R1、R2、およびR3は、一般式(I)について定義された通りである)
を一般式(V)の化合物:
(式中、R4は、一般式(I)について定義された通りである)
と反応させることによって調製することができる。
(式中R1、R2、R3、R4、R5、X1、X2およびX3は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、アミン保護基、例えば、テトラヒドロピラン-2-イルなどの環状エーテルまたはベンジルもしくは4-メトキシベンジルなどの置換ベンジル基である)
を脱保護することによって調製することができる。
(式中、R5、X1、X2およびX3は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、一般式(Iz)について定義された通りである)
と反応させることによって調製することができる。
(式中、R4、R5、X1、X2およびX3は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、一般式(Iz)について定義された通りである)
と反応させることによる。
(式中、R4、R5、X1、X2およびX3は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、一般式(Iz)について定義された通りであり、R16は、C1~6アルキルまたはベンジルであり、例えばメチルである)
の加水分解によって調製することができる。
(式中、R4は、一般式(I)について定義された通りであり、R16は、一般式(XIIIz)について定義された通りである)
と反応させることによって調製することができる。
(式中、X3、R4、R5、R6、およびR7は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、一般式(Iz)について定義された通りであり、R16は、一般式(XIIIz)について定義された通りである)
として示される。
(式中、X3、R5、R6およびR7は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、一般式(Iz)について定義された通りである)
を、上記で定義された一般式(XIV)の化合物と反応させることによって調製することができる。
(式中、X3、R5、R6、およびR7は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、一般式(Iz)について定義された通りであり、R20は、ハロ、例えば、ブロモである)
のカルボニル化によって調製することができる。
(式中、X3、R5、R6およびR7は、一般式(I)について定義された通りであり、R20は、一般式(XXI)について定義された通りである)
を保護することによって調製することができる。
(式中、X3、R5およびR6は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、一般式(Iz)について定義された通りであり、R20は、一般式(XXI)について定義された通りである)
と、一般式(XXXI)の化合物:
R11-H
(XXXI)
(式中、R11は、環窒素原子を介してH原子に連結された窒素含有3員~6員複素環式環である)
との反応による。
(式中、X3、R5、およびR6は、一般式(I)について定義された通りであり、R20は、一般式(XXI)について定義された通りである)
を保護することによって調製することができる。
(式中、X3、R5およびR6は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、一般式(Iz)について定義された通りであり、R20は、一般式(XXI)について定義された通りである)
と、一般式(XXXVI)の化合物:
(R25)3Si-R12
(XXXVI)
(式中、各R25は、独立して、C1~6アルキルであり、R12は、C1~2アルキルまたはC1~2ハロアルキルである)
との反応による。
(式中、X3、R5およびR6は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、一般式(Iz)について定義された通りであり、R20は、一般式(XXI)について定義された通りである)
の酸化によって調製することができる。
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、一般式(Iz)について定義された通りである)
を得ることができ;
これを脱保護して、一般式(Ia)の化合物を得ることができる。
(式中、R4、R5、X1、X2およびX3は、一般式(I)について定義された通りである)
と反応させることによる。
(式中、X3、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、一般式(Iz)について定義された通りであり、R21は、ハロ、例えば、ブロモまたはヨードである)
から、
塩基性条件下、例えば、K2PO4の存在下で、酢酸パラジウムなどのパラジウム触媒の存在下で、適切なジオキサボロランと反応させた後、パラジウム触媒上の触媒水素化を行うことによって調製することができる。保護基R15がベンジルまたはパラメトキシベンジルなどの誘導体である場合、それは、水素化プロセスによって除去されるであろう。別の状況では、追加の脱保護工程、例えば、TFAなどの酸による処理が必要な場合もある。
(式中、X3、R5およびR6は、一般式(I)について定義された通りであり、R15は、一般式(Iz)について定義された通りであり、R21は、一般式(XXVaz)について定義された通りである)
と反応させることによって調製することができる。
(式中、X3、R5、およびR6は、一般式(I)について定義された通りであり、R21は、一般式(XXVaz)について定義された通りである)
から調製することができる。
(式中、X3、R5、およびR6は、一般式(I)について定義された通りである)
をハロゲン化することによって調製することができる。
・呼吸器疾患および状態の治療または予防における使用のための一般式(I)の化合物。
・ドライマウス(口腔乾燥症)の治療または予防における使用のための一般式(I)の化合物。
・腸過剰運動の治療または予防における使用のための一般式(I)の化合物。
・胆汁うっ滞の治療または予防における使用のための一般式(I)の化合物。
・眼症状の治療または予防における使用のための一般式(I)の化合物。
・呼吸器疾患および状態の治療または予防のための医薬の製造における一般式(I)の化合物の使用。
・ドライマウス(口腔乾燥症)の治療または予防のための医薬の製造における一般式(I)の化合物の使用。
・腸過剰運動の治療または予防のための医薬の製造における一般式(I)の化合物の使用。
・胆汁うっ滞の治療または予防のための医薬の製造における一般式(I)の化合物の使用。
・眼症状の治療または予防のための医薬の製造における一般式(I)の化合物の使用。
・呼吸器疾患および状態の治療または予防のための方法であって、本方法は、そのような治療を必要としている患者に、有効量の一般式(I)の化合物を投与することを含む。
・ドライマウス(口腔乾燥症)の治療または予防のための方法であって、本方法は、そのような治療を必要としている患者に、有効量の一般式(I)の化合物を投与することを含む。
・腸過剰運動の治療または予防のための方法であって、本方法は、そのような治療を必要としている患者に、有効量の一般式(I)の化合物を投与することを含む。
・胆汁うっ滞の治療または予防のための方法であって、本方法は、そのような治療を必要としている患者に、有効量の一般式(I)の化合物を投与することを含む。
・眼症状の治療または予防のための方法であって、本方法は、そのような治療を必要としている患者に、有効量の一般式(I)の化合物を投与することを含む。
メタプロテレノール、イソプロテレノール、イソプレナリン、アルブテロール、サルブタモール、ホルモテロール、サルメテロール、インダカテロール、テルブタリン、オルシプレナリン、メシル酸ビトルテロール、ピルブテロール、オロダテロール、ビランテロールおよびアベジテロールなどのβ2アドレナリン受容体アゴニスト;
抗ヒスタミン薬、例えば、ロラタジン、セチリジン、デスロラタジン、レボセチリジン、フェキソフェナジン、アステミゾール、アゼラスチン、およびクロルフェニラミンなどのヒスタミンH1受容体アンタゴニスト、またはH4受容体アンタゴニスト;
ドルナーゼアルファ;
プレドニゾン、プレドニゾロン、フルニソリド、トリアムシノロンアセトニド、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ブデソニド、プロピオン酸フルチカゾン、フロ酸モメタゾン、およびフロ酸フルチカゾンなどのコルチコステロイド;
モンテルカストおよびザフィルルカストなどのロイコトリエンアンタゴニスト;
抗コリン作動性化合物、特に、イプラトロピウム、チオトロピウム、グリコピロレート、アクリジニウムおよびウメクリジニウムなどのムスカリン拮抗薬;
CFTR修復療法(例えば、CFTR増強剤(CFTR potentiator)、補正剤(corrector)または増幅剤)、例えば、アイバカフトール、QBW251、バマカフトール(VX659)、エレクサカフトール(VX445)、VX561/CPT-656、VX152、VX440、GLP2737、GLP2222、GLP2451、PTI438、PTI801、PTI808、FDL-169およびFDL-176ならびにルマカフトールおよびテザカフトールなどのCFTR補正剤、またはそれらの組み合わせ(例えば、アイバカフトール、テザカフトールおよびエレクサカフトールの組み合わせ);
ENaCモジュレーター、特にENaC阻害剤;
抗生物質;
リバビリンなどの抗ウイルス剤およびザナミビルなどのノイラミニダーゼ阻害剤;
PUR1900などの抗真菌剤;
高張生理食塩水およびマンニトール(Bronchitol(登録商標))などの気道水分供給剤(オスモライト);ならびに
N-アセチルシステインなどの粘液溶解薬。
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)エチル]-6-(4-{ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}ピペリジン-1-カルボニル)-1,3-ジエチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム;
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-6-{[2-(4-{ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}ピペリジン-1-イル)エチル]カルバモイル}-1,3-ジエチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム;
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-5-[4-({ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}メチル)ピペリジン-1-カルボニル]-1,3-ジエチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム;
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-6-[(3R)-3-{ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}ピロリジン-1-カルボニル]-1,3-ジエチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム;
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-6-[(3S)-3-{ビス[(2S,3R,4R,5R
)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}ピロリジン-1-カルボニル]-1,3-ジエチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム;
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-1,3-ジエチル-6-{[(1r,4r)-4-{ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}シクロヘキシル]カルバモイル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム;
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-1,3-ジエチル-6-{[(1s,4s)-4-{ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}シクロヘキシル]カルバモイル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム
下記から選択されるカチオン;
および好適なアニオン、例えば、ハロゲン化物、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、フマル酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、シュウ酸塩、コハク酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン酸塩またはp-トルエンスルホン酸塩
を有する化合物が挙げられる。
質量スペクトルは、エレクトロスプレーイオン化を用いてLC-MSシステムで実行した。これらは、Waters PDAおよびELS検出器を備えたWaters Acquity uPLCシステムまたはShimadzu LCMS-2010EVシステムのいずれかで実行した。[M+H]+は、モノアイソトピック分子量を指す。
分取HPLCによる精製を、Waters Sunfire C18カラム(30mm×100mm、10μM;温度:室温)、および14.44分間にわたる10~95%のB(A=水中0.1%のギ酸;B=MeCN中0.1%のギ酸)、その後の2.11分間の95%のBの勾配を使用してGilson LCシステム上で、1500μLの注入容量および40mL/分の流速で実施した。UVスペクトルは、Gilson検出器を使用して、215nmで記録した。
分取HPLC(酸性pH、標準溶出法)による精製を、Waters Sunfire C18カラム(30mm×100mm、10μM;温度:室温)、および11分間にわたる30~95%のB(A=水中0.1%のギ酸;B=MeCN中0.1%のギ酸)、その後の2.11分間の95%のBの勾配を使用してGilson LCシステム上で、1500μLの注入容量および40mL/分の流速で実施した。UVスペクトルは、Gilson検出器を使用して、215nmで記録した。
分取HPLC(塩基性pH、早期溶出法)による精製を、Waters Xbridge C18カラム(30mm×100mm、10μM;温度:室温)、および14.44分間にわたる10~95%のB(A=水中0.2%の水酸化アンモニウム;B=MeCN中0.2%の水酸化アンモニウム)、その後の2.11分間の95%のBの勾配を使用してGilson LCシステム上で、1500μLの注入容量および40mL/分の流速で実施した。UVスペクトルは、Gilson検出器を使用して、215nmで記録した。
分取HPLC(塩基性pH、標準溶出法)による精製を、Waters Xbridge C18カラム(30mm×100mm、10μM;温度:室温)、および11分間にわたる30~95%のB(A=水中0.2%の水酸化アンモニウム;B=MeCN中0.2%の水酸化アンモニウム)、その後の2.11分間の95%のBの勾配を使用してGilson LCシステム上で、1500μLの注入容量および40mL/分の流速で実施した。UVスペクトルは、Gilson検出器を使用して、215nmで記録した。
カラム: Phenomenex Kinetix-XB C18 2.1×100mm、1.7μm
カラム温度 40℃
溶出剤: A:H2O 0.1%ギ酸、B:MeCN、0.1%ギ酸
流速: 0.6mL/分
勾配: 0~5.3分 5~100%B、5.3~5.8分 100%B、5.8~5.82分 100~5%B、5.82~7.00分 5%B
カラム: Waters UPLC(登録商標)CSH(商標)C18 2.1×100mm 1.7μm
カラム温度 40℃
溶出剤: A:pH10に緩衝させた2mM重炭酸アンモニウム、B:MeCN
流速: 0.6mL/分
勾配: 0~5.3分 5~100%B、5.3~5.8分 100%B、5.8~5.82分 100~5%B、5.82~7.00分 5%B
カラム: Waters UPLC(登録商標)BEH(商標)C18 2.1×100mm 1.7μm
カラム温度 40℃
溶出剤: A:pH10に緩衝させた2mM重炭酸アンモニウム、B:MeCN
流速: 0.6mL/分
勾配: 0~5.3分 5~100%B、5.3~5.8分 100%B、5.8~5.82分 100~5%B、5.82~7.00分 5%B
カラム: Waters Atlantis dC18 2.1×100mm 3μm
カラム温度 40℃
溶出剤: A:H2O+0.1%ギ酸、B:MeCN+0.1%ギ酸
流速: 0.6mL/分
勾配: 0~5分 5~100%B、5~5.4分 100%B、5.4~5.42分 100~5%B、5.42~7.00分 5%B
カラム: Kinetex Core-Shell C18 2.1×50mm 5μm
カラム温度 40℃
溶出剤: A:H2O+0.1%ギ酸、B:MeCN+0.1%ギ酸
流速: 1.2mL/分
勾配: 0~1.20分 5~100%B、1.20~1.30分 100%B、1.30~1.31分 100~5%B
カラム: Phenomenex Gemini-NX C18 2×50mm 3μm
カラム温度 40℃
溶出剤: A:pH10に緩衝させた2mM重炭酸アンモニウム、B:MeCN
流速: 1mL/分
勾配: 0~1.80分 1~100%B、1.80~2.10分 100%B、2.10~2.30分 100~1%B
aq. 水性
Br ブロード
d ダブレット
dd ダブルダブレット
DCM ジクロロメタン
DIPEA ジイソプロピルエチルアミン
DMF N,N-ジメチルホルムアミド
EDCl 1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
EtOAc 酢酸エチル
HOAt 1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール
HATU 2-(7-アザ-1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
HPLC 高圧液体クロマトグラフィー
MeCN アセトニトリル
MeOH メタノール
MS 質量分析
m マルチプレット
min 分(複数可)
mL ミリリットル(複数可)
m/z 質量電荷比
NCS N-クロロスクシンイミド
NMR 核磁気共鳴
PTFE ポリテトラフルオロエチレン
Rt 保持時間
s シングレット
sPhos 2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,6’-ジメトキシビフェニル
t トリプレット
TBME メチルtert-ブチルエーテル
TBTU N,N,N’,N’-テトラメチル-O-(ベンゾトリアゾール-1-イル)ウロニウムテトラフルオロブレート
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
T3P(登録商標) 無水プロピルホスホン酸
N-(1,1-ジメチルプロパ-2-イニル)-4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド
1,4-ジオキサン(2mL)中の2-(1H-インドール-6-イル)酢酸(70mg、0.40mmol)、4-アミノ-N-(1,1-ジメチルプロプ-2-イニル)ピリジン-2-カルボキサミド(中間体A)(70mg、0.36mmol)およびTEA(95μL、0.54mmol)の撹拌溶液に、EtOAc(0.32mL、0.54mmol)中のT3P(登録商標)の50%溶液を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(5mL)で希釈し、1MのHCl(5mL)、飽和NaHCO3溶液(5mL)およびブラインで順次洗浄した。有機物を分離し、Na2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。粗残留物を、ヘプタン中の0~100%のEtOAcで溶出するシリカ(10g、KP-Sil)上のクロマトグラフィーによって精製し、標題化合物を淡桃色粉末として得た。
LC-MS (方法A): Rt 3.01分; MS m/z 361.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.03 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 8.46 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.22 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.48 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.30 (t, J = 2.7 Hz, 1H), 6.98 (dd, J = 8.1, 1.3 Hz, 1H), 6.40-6.37 (m, 1H), 3.76 (s, 2H), 3.21 (s, 1H), 1.65 (s, 6H).
4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、実施例1と同様に、4-アミノ-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(中間体AD)および2-(1H-インドール-6-イル)酢酸から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 3.08分; MS m/z 403.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.04 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 9.38 (s, 1H), 8.48 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.22 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.86 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.30 (t, 1H), 6.97 (dd, J = 8.1, 1.4 Hz, 1H), 6.39 - 6.36 (m, 1H), 3.75 (s, 2H), 1.31 - 1.27 (m, 2H), 1.20 - 1.16 (m, 2H).
N-tert-ブチル-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド
1,4-ジオキサン(4.9mL)中の2-(1-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)酢酸(中間体B)(154mg、0.59mmol)と4-アミノ-N-tert-ブチル-ピリジン-2-カルボキサミド(中間体AB)(95mg、0.49mmol)との混合物を、EtOAc中のTEA(0.17mL、0.98mmol)およびT3P(登録商標)の50%溶液(1.17mL、0.98mmol)で処理し、室温で2時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残留物をEtOAc(10mL)に溶解した。有機物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×10mL)で洗浄し、合わせた水性洗浄液をEtOAc(2×10mL)で再抽出した。合わせた有機物をNa2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。得られた残留物をDCM(4.9mL)に溶解し、冷却し(0℃)、次いでTFA(0.94mL、12.29mmol)で処理した。混合物を室温まで温め、3時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、粗残留物をEtOAc(10mL)に溶解した。溶液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。分取HPLC(酸性pH、早期溶出法)による精製により、標題化合物を淡黄色の固形物として得た。
LC-MS (方法A): Rt 2.71分; MS m/z 352.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.99 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 8.44 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.19 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.03-8.01 (m, 2H), 7.82 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.08 (dd, J = 8.3, 1.2 Hz, 1H), 3.84 (s, 2H), 1.39 (s, 9H).
N-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、実施例2と同様に、4-アミノ-N-(1-シアノ-1-メチル-エチル)ピリジン-2-カルボキサミド(中間体AC)および2-(1-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)酢酸(中間体B)から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 2.32分; MS m/z 363.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.99 (s, 1H), 10.84 (s, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.51 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.24 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.87 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.09 (dd, J = 8.3, 1.2 Hz, 1H), 3.85 (s, 2H), 1.72 (s, 6H).
標題化合物を、実施例1と同様に、4-アミノ-N-(1,1-ジメチルプロパ-2-イニル)ピリジン-2-カルボキサミド(中間体A)および2-(1-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)酢酸(中間体B)から調製した。
LC-MS (方法E): Rt 1.15分; MS m/z 446.1 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.84 (s, 1H), 8.47 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.21 (d, J = 1.5 Hz, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.84 (dd, J = 5.5, 1.7 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.16 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 5.81 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.92 - 3.86 (m, 3H), 3.78 - 3.68 (m, 1H), 3.20 (s, 1H), 2.46 - 2.37 (m, 1H), 2.09 - 1.93 (m, 2H), 1.82 - 1.69 (m, 1H), 1.64 (s, 6H), 1.60 - 1.55 (m, 2H).
DCM(12mL)中のN-(1,1-ジメチルプロパ-2-イニル)-4-[[2-(1-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミドの冷却された(0℃)溶液(工程1)(83%、950mg、1.77mmol)を、TFA(1.74mL、22.79mmol)で処理した。混合物を室温まで温め、3時間撹拌した。追加のTFA(0.87mL、11.40mmol)を添加し、反応を3時間継続させた。得られた混合物を真空中で濃縮した。粗残留物をEtOAc(30mL)に溶解し、飽和NaHCO3溶液(20ml)、ブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。10~100%のMeCN(0.1%のギ酸)および水(0.1%のギ酸)で溶出するC18逆相クロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を灰白色の固形物として得た。
LC-MS (方法A): Rt 2.52分; MS m/z 362.2 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.99 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 8.47 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.31 (s, 1H), 8.21 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.84 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.09 (dd, J = 8.3, 1.2 Hz, 1H), 3.84 (s, 2H), 3.21 (s, 1H), 1.64 (s, 6H).
標題化合物を、実施例1と同様に、4-アミノピリジン-2-カルボン酸メチルおよび2-(1-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)酢酸(中間体B1)から調製した。
LC-MS(方法E):Rt 0.97、0.99分;MS m/z 395.2=[M+H]+:位置異性体に対する2つのピーク
THF(6mL)、MeOH(6mL)および水(6mL)中の4-[[2-(1-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸メチルと4-[[2-(2-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸メチルとの混合物(工程1)(80%、1.76g、3.57mmol)の溶液に、LiOH.H2O(180mg、4.28mmol)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。追加のLiOH.H2O(45mg、1.07mmol)を添加し、混合物を室温で更に1時間撹拌した。得られた混合物を1MのHClを使用してpH5に酸性化し、次いで、ブライン(15mL)およびEtOAc(15mL)で希釈すると、沈殿物が形成され、これを真空濾過によって採取した。濾液の相を分離し、水性物をEtOAc(15mL)で抽出し、次いで、合わせた有機物を真空中で濃縮した。得られた残留物をエーテル(10mL)中で混合粉砕し、濾過し、固形物を前の濾過からのものと合わせた。水性相を2~8℃に冷却し、3日間静置した。得られた懸濁液を濾過し、固形物を前の濾過からのものと合わせた。合わせた固形物を、真空オーブン内で乾燥させて、標題化合物を無色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 0.86分; MS m/z 381.1 = [M+H]+
DMF(2mL)中の、4-[[2-(1-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸と4-[[2-(2-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸との混合物(工程2)(99%、150mg、0.39mmol)、および1-エチニルシクロペンタンアミン塩酸塩(68mg、0.47mmol)の溶液に、DIPEA(136μL、0.78mmol)を添加し、その後HATU(163mg、0.43mmol)を添加し、混合物を室温で3時間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、飽和NaHCO3溶液(10ml)、ブライン(10mL)で洗浄し、次いでNa2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。粗物質をDCM(2mL)に溶解し、TFA(1.0mL、13.07mmol)で処理し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、残留物をEtOAcに溶解した。有機混合物を、飽和NaHCO3溶液で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。分取HPLC(酸性pH、早期溶出法)による粗残留物の精製により、標題化合物を無色の粉末として得た。
LC-MS (方法A): Rt 2.83分; MS m/z 388.2 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.00 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 8.52 - 8.44 (m, 2H), 8.21 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.85 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.50 (s, 1H), 7.09 (dd, J = 8.3, 1.2 Hz, 1H), 3.85 (s, 2H), 3.17 (s, 1H), 2.30 - 2.21 (m, 2H), 2.13 - 2.06 (m, 2H), 1.77 - 1.65 (m, 4H).
N-(2,2-ジフルオロ-1,1-ジメチル-エチル)-4-[[2-(
1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド
1,4-ジオキサン(1.2mL)中の4-[[2-(1-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸と4-[[2-(2-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸との混合物(実施例4の工程2)(60mg、0.16mmol)、1,1-ジフルオロ-2-メチル-プロパン-2-アミン塩酸塩(28mg、0.19mmol)およびDIPEA(69μL、0.39mmol)の懸濁液を、EtOAc中のT3P(登録商標)の50%の溶液(235μL、0.39mmol)で処理し、室温で2時間撹拌した。得られた混合物をDCM(5mL)と水(5mL)との間で分配し、有機部分を、疎水性PTFEフリットチューブを通して濾過することにより分離した。濾液を真空中で濃縮し、残留物をTFA(DCM中50%)(2.0mL、0.16mmol)に溶解した。得られた混合物を4時間撹拌し、次いで、DCM(10mL)で希釈した。飽和NaHCO3水溶液(10mL)をゆっくりと添加し、遊離塩基混合物を、疎水性PTFEフリットチューブを通して濾過することにより分離した。有機部分を真空中で濃縮し、残留物を、ヘプタン中の0~100%のEtOAc、その後EtOAc中の0~100%のMeOHで溶出する塩基性シリカ上でのクロマトグラフィーによって精製した。得られた物質を、0.1%のギ酸修飾剤を有する水中の10~100%のMeCNで溶出するC18逆相クロマトグラフィーによって更に精製した。画分を含有する生成物を合わせ、真空中で濃縮して揮発性溶媒を除去し、次いで、飽和NaHCO3水溶液(10mL)およびDCM(10mL)で処理した。有機部分を疎水性PTFEフリットチューブで濾過することにより分離し、真空中で濃縮して、標題化合物を白色の結晶性固形物として得た。
LC-MS (方法A): Rt 2.83分; MS m/z 388.2= [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.00 (s, 1H), 10.83 (s, 1H), 8.48 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.29 (s, 1H), 8.23 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.83 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.08 (dd, J = 8.3, 1.2 Hz, 1H), 6.46 (t, J = 57.0 Hz, 1H), 3.84 (s, 2H), 1.44 (s, 6H).
アセトン(100mL)中の6-ブロモ-5-フルオロ-1H-インダゾール(1.0g、4.65mmol)、K2CO3(964mg、6.98mmol)およびヨウ化カリウム(849mg、5.12mmol)を、1-(クロロメチル)-4-メトキシ-ベンゼン(694μL、5.12mmol)で処理し、混合物を45℃に4時間加熱し、次いで室温で2日間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残留物をEtOAc(50mL)中に溶解した。有機混合物を水(2×50mL)、ブライン(2×50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。ヘプタン中の0~100%のEtOAcの勾配で溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーよって粗物質を精製して、標題の位置異性体混合物を黄色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.22, 1.26分; MS m/z 335.0, 337.0 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.47 (d, J = 0.7 Hz, 0.4H), 8.25 (d, J = 5.6 Hz, 0.6H), 8.10 (d, J = 0.9 Hz, 0.6H), 8.04 (d, J = 6.2 Hz, 0.4H), 7.74 (d, J = 8.8 Hz, 0.6H), 7.66 (d, J = 9.3 Hz, 0.4H), 7.34 - 7.29 (m, 0.8H), 7.25 - 7.19 (m, 1.2H), 6.93 - 6.89 (m, 0.8H), 6.89 - 6.84 (m, 1.2H), 5.58 (s, 1.2H), 5.55 (s, 0.8H), 3.72 (s, 1.2H), 3.70 (s, 1.8H). (位置異性体の比0.4:0.6)
メシチレン(30mLl)中の、6-ブロモ-5-フルオロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾールと6-ブロモ-5-フルオロ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾールとの混合物(工程1)(1200mg、3.58mmol)、および3-エトキシ-3-オキソ-プロパン酸カリウム(914mg、5.37mmol)の溶液に、DMAP(44mg、0.36mmol)を添加し、得られた混合物に窒素を5分間注入し、室温で撹拌した。ジアリルジパラジウムジクロリド(26mg、0.07mmol)およびBINAP(134mg、0.21mmol)を添加し、混合物に窒素を更に5分間注入した。得られた混合物を140℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物をMeOH(50mL)で希釈し、2MのLiOH(25mL)で処理し、室温で2時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、粗物質を水とEtOAcとの間で分配した。層を分離し、有機部分を水で抽出した。合わせた水性部分を、2MのHClを使用してpH4に酸性化させ、次いでEtOAc(2×50mL)で再抽出した。有機抽出物を、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題位置異性体混合物を黄色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.02, 1.04分; MS m/z 315.1 = [M+H]+; 2つの位置異性体
1,4-ジオキサン(25mL)中の、2-[5-フルオロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]酢酸と2-[5-フルオロ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]酢酸との混合物(工程2)(975mg、3.1mmol)の溶液に、4-アミノピリジン-2-カルボン酸メチル(472mg、3.1mmol)、DIPEA(1.08mL、6.2mmol)、続いてEtOAc(1.02mL、3.41mmol)中のT3P(登録商標)の50%の溶液を添加し、反応混合物を不活性雰囲気下、室温で16時間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、水(2×50mL)で洗浄した。有機抽出物を合わせ、Na2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。粗物質を、ヘプタン中の0~100%のEtOAcの勾配で溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによって精製して、標題の位置異性体混合物を灰白色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.04, 1.06分; MS m/z 449.1 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.85 (s, 0.75H), 10.80 (s, 0.25H), 8.57 - 8.54 (m, 1H), 8.38 (s, 0.25H), 8.30 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.06 - 8.05 (m, 0.75H), 7.78 (dd, J = 5.5, 2.1 Hz, 1H), 7.74 (d, J = 5.9 Hz, 0.75H), 7.62 (d, J = 6.6 Hz, 0.25H), 7.54 (d, J = 9.9 Hz, 0.75H), 7.42 (d, J = 10.5 Hz, 0.25H), 7.31 - 7.27 (m, 0.5H), 7.21 - 7.17 (m, 1.5H), 6.92 - 6.88 (m, 0.5H), 6.86 - 6.81 (m, 1.5H), 5.55 (s, 1.5H), 5.54 (s, 0.5H), 3.91 (s, 2H), 3.86 (s, 2.25H), 3.86 (s, 0.75H), 3.72 (s, 0.75H), 3.68 (s, 2.25H). 位置異性体の比0.75:0.25
THF中(20mL)の、メチル4-[[2-[5-フルオロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸とメチル4-[[2-[5-フルオロ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸との混合物(工程3)(830mg、1.85mmol)の溶液に、1MのLiOH(4.63mL、4.63mmol)を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残留物を水(20mL)に再溶解した。水性部分を、6MのHClを使用してpH4に酸性化した。得られた白色の沈殿物を濾過し、水(20mL)で洗浄し、真空下で40℃で乾燥させて、標題の位置異性体混合物を白色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 0.95分; MS m/z 435.1 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.84 (s, 0.7H), 10.79 (s, 0.3H), 8.54 - 8.49 (m, 1H), 8.38 - 8.36 (m, 0.3H), 8.25 - 8.23 (m, 1H), 8.04 (d, J = 0.8 Hz, 0.7H), 7.80 - 7.77 (m, 1H), 7.74 (d, J = 5.9 Hz, 0.7H), 7.61 (d, J = 6.5 Hz, 0.3H), 7.53 (d, J = 9.9 Hz, 0.7H), 7.41 (d, J = 10.5 Hz, 0.3H), 7.30 - 7.26 (m, 0.6H), 7.21 - 7.14 (m, 1.4H), 6.91 - 6.88 (m, 0.6H), 6.85 - 6.81 (m, 1.4H), 5.54 (s, 1.4H), 5.54 (s, 0.6H), 3.90 (s, 1.4H), 3.86 (s, 0.6H), 3.71 (s, 0.9H), 3.67 (s, 2.1H). 位置異性体の比0.3:0.7.
DMF(5mL)中の、4-[[2-[5-フルオロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸と4-[[2-[5-フルオロ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸との混合物(工程4)(200mg、0.46mmol)の溶液に、HATU(193mg、0.51mmol)、続いてDIPEA(161μL、0.92mmol)を添加した。5分間撹拌した後、2-メチルプロパン-2-アミン(37mg、0.51mmol)を添加し、混合物を不活性雰囲気下、室温で2時間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、水(2×20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、真空中で濃縮した。粗物質をDCE(5mL)に溶解し、TFA(1.76mL、23.02mmol)を添加し、混合物を75℃で16時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、トルエン(2mL)と共沸混合した。0.1%のギ酸修飾剤を有する水中の10~100%のMeCNで溶出するC18逆相クロマトグラフィーによって粗物質を精製して、標題化合物を淡黄色固形物として得た。
LC-MS (方法A): Rt 2.76分; MS m/z 370.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.12 (br. s, 1H), 10.84 (s, 1H), 8.46 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.19 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.06 - 8.02 (m, 2H), 7.82 (dd, J = 5.6, 2.2 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 6.1 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 3.93 (s, 2H), 1.40 (s, 9H).
4-[[2-(5-フルオロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、実施例6の工程5と同様に、4-[[2-[5-フルオロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸と4-[[2-[5-フルオロ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸との混合物(実施例6、工程4)および1-(トリフルオロメチル)シクロプロパンアミン塩酸塩から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 2.68分; MS m/z 422.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.12 (s, 1H), 10.85 (s, 1H), 9.38 (s, 1H), 8.50 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.85 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.57 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 3.93 (s, 2H), 1.33 - 1.27 (m, 2H), 1.21-1.17 (m, 2H).
N-(2,2-ジフルオロシクロペンチル)-4-[[2-(5-フルオロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、実施例6の工程5と同様に、4-[[2-[5-フルオロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸と4-[[2-[5-フルオロ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸との混合物(実施例6、工程4)および2,2-ジフルオロシクロペンタンアミン塩酸塩から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 2.73分; MS m/z 418.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.12 (s, 1H), 10.85 (s, 1H), 8.61 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 8.52 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.25 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.04 (s, 1H), 7.85 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 7.52 (d, J = 10.1 Hz, 1H), 4.67 - 4.52 (m, 1H), 3.94 (s, 2H), 2.24 - 2.05 (m, 3H), 1.91 - 1.65 (m, 3H).
標題化合物を、6-ブロモ-5-フルオロ-1H-インダゾール(工程1)を6-ブロモ-4-クロロ-1H-インダゾールで置き換えることによって、4-[[2-[5-フルオロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸と4-[[2-[5-フルオロ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸との混合物(実施例6の工程1~4)と同様に調製した。
LC-MS (方法E): Rt 1.00分; MS m/z 451.1, 453.1 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.98 (s, 1H), 8.55 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.30 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.84 (dd, J = 5.6, 2.1 Hz, 1H), 7.69 (s, 1H), 7.22 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.22 - 7.18 (m, 2H), 6.85 - 6.81 (m, 2H), 5.57 (s, 2H), 3.89 (s, 2H), 3.67 (s, 3H).
標題化合物を、実施例6の工程5と同様に、4-[[2-[4-クロロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(工程1~4)および1-(トリフルオロメチル)シクロプロパンアミン塩酸塩から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 3.03分; MS m/z 438.1, 440.1 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.38 (s, 1H), 10.83 (s, 1H), 9.39 (s, 1H), 8.50 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.86 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.19 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 3.87 (s, 2H), 1.32 - 1.27 (m, 2H), 1.21 - 1.15 (m, 2H).
TFA(0.5mL、6.53mmol)を、DCE(1mL)中の、4-[[2-[4-クロロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(実施例6.3の工程1~4)(80mg、0.18mmol)の溶液に添加し、混合物を75℃に40時間加熱した。得られた混合物をDCM(2mL)で希釈し、真空中で濃縮し、DCM(3×5mL)で共沸混合した。粗残留物をMeCN(1mL)に懸濁し、濾過し、MeCN(3×1mL)で洗浄し、乾燥させて、標題化合物を淡褐色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 0.86分; MS m/z 331.0, 333.0 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.40 (s, 1H), 10.96 (s, 1H), 8.55 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 8.30 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.86 (dd, J = 5.7, 2.1 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 1H), 3.89 (s, 2H).
標題化合物を、実施例6の工程5と同様に、4-[[2-(4-クロロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(工程1)および1-エチニルシクロプロパンアミン塩酸塩から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 3.22分; MS m/z 422.2, 424.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.38 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 8.50 - 8.44 (m, 2H), 8.19 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.84 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.19 (s, 1H), 3.87 (s, 2H), 3.16 (s, 1H), 2.28 - 2.20 (m, 2H), 2.13 - 2.05 (m, 2H), 1.77 - 1.63 (m, 4H).
標題化合物を、実施例6の工程1と同様に、6-ブロモ-4-フルオロ-1H-インダゾールおよび1-(クロロメチル)-4-メトキシ-ベンゼンから調製した。
LC-MS (方法E): Rt 1.31, 1.35分; MS m/z 335.0, 337.0 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.73 (d, J = 0.7 Hz, 0.4H), 8.24 (d, J = 0.8 Hz, 0.6H), 8.00 - 7.97 (m, 0.6H), 7.75 - 7.71 (m, 0.4H), 7.36 - 7.31 (m, 0.8H), 7.25 - 7.21 (m, 1.2H), 7.19 (dd, J = 9.6, 1.2 Hz, 0.6H), 7.03 (dd, J = 9.9, 1.2 Hz, 0.4H), 6.93 - 6.89 (m, 0.8H), 6.89 - 6.85 (m, 1.2H), 5.60 (s, 1.2H), 5.56 (s, 0.8H), 3.72 (s, 1.2H), 3.70 (s, 1.8H). 位置異性体の比0.4:0.6.
標題化合物を、実施例6の工程2と同様に、6-ブロモ-4-フルオロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾールと6-ブロモ-4-フルオロ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾールとの混合物(工程1)、および3-エトキシ-3-オキソ-プロパン酸カリウムから調製した。
LC-MS (方法E): Rt 1.07, 1.10分; MS m/z 315.0 = [M+H]+; 2つの位置異性体
1,4-ジオキサン(5mL)中の、2-[4-フルオロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]酢酸と2-[4-フルオロ-2-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]酢酸との混合物(工程2)(87%、114mg、0.32mmol)、4-アミノ-N-tert-ブチル-ピリジン-2-カルボキサミド(中間体AB)(61mg、0.32mmol)およびDIPEA(110μL、0.63mmol)の溶液に、EtOAc(103μL、0.35mmol)中のT3P(登録商標)の50%の溶液を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残留物をEtOAc(20mL)に溶解した。有機混合物を水(20mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。粗物質をDCE(2mL)に溶解し、次いで、TFA(1.21mL、15.78mmol)を添加し、混合物を75℃に48時間加熱した。得られた混合物を真空中で濃縮し、0.1%のギ酸修飾剤を含む水中の10~100%のMeCNで溶出するC18逆相クロマトグラフィーよって粗残留物を精製して、標題化合物を灰白色固形物として得た。
LC-MS (方法A): Rt 2.91分; MS m/z 370.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.35 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 8.45 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.19 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.13 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.82 (dd, J = 5.5, 2.1 Hz, 1H), 7.34 (s, 1H), 6.88 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 3.86 (s, 2H), 1.39 (s, 9H).
N-tert-ブチル-4-[[2-(5-クロロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、6-ブロモ-5-フルオロ-1H-インダゾール(工程1)を6-ブロモ-5-クロロ-1H-インダゾールに置き換えることによって、N-tert-ブチル-4-[[2-(4-フルオロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド[実施例7(工程1~3)]と同様に調製した。
LC-MS (方法A): Rt 2.96分; MS m/z 386.1, 388.1 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.22 (s, 1H), 10.86 (s, 1H), 8.46 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.04 (d, J = 7.3 Hz, 2H), 7.88 (s, 1H), 7.82 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 4.03 (s, 2H), 1.40 (s, 9H).
DMF(10mL)中の6-ブロモ-4-クロロ-1H-インダゾール(500mg、2.16mmol)とCs2CO3(1.06mg、3.24mmol)との混合物を、1-(クロロメチル)-4-メトキシ-ベンゼン(0.35mL、2.59mmol)で処理し、得られた混合物を室温で16時間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(50mL)および水(50mL)で希釈し、相を分離させた。有機部分をブライン(50mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。ヘプタン中の0~80%のEtOAcで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによって粗物質を精製して、標題化合物を橙色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.40分; MS m/z 350.9, 352.9, 354.9 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.18 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 8.13 (t, J = 1.1 Hz, 1H), 7.43 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 7.24 - 7.20 (m, 2H), 6.89 - 6.85 (m, 2H), 5.60 (s, 2H), 3.70 (s, 3H).
標題化合物を、実施例6の工程2と同様に、6-ブロモ-4-クロロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール(工程1)および3-エトキシ-3-オキソ-プロパン酸カリウムから調製した。
LC-MS (方法E): Rt 1.16分; MS m/z 331.0, 333.0= [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.44 (s (br), 1H), 8.10 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.63 (s, 1H), 7.22 - 7.19 (m, 2H), 7.15 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 6.88 - 6.84 (m, 2H), 5.56 (s, 2H), 3.71 (s, 2H), 3.70 (s, 3H).
4-アミノ-N-tert-ブチル-ピリジン-2-カルボキサミド(中間体AB)(28mg、0.14mmol)、1,4-ジオキサン(1mL)中の2-[4-クロロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]酢酸(工程2)(99%、43mg、0.13mmol)およびDIPEA(0.045mL、0.26mmol)の混合物を、EtOAc中のT3P(登録商標)の50%の溶液(50%、0.093mL、0.16mmol)で処理し、混合物を室温で30分間撹拌した。得られた混合物を、EtOAc(15mL)および1:1の水/ブライン(15mL)で希釈し、相を分離させた。有機部分をNa2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。ヘプタン中の0~100%のEtOAcで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによって粗物質を精製して、標題化合物を淡黄色ろう状固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.34分; MS m/z 506.2, 508.2 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.80 (s, 1H), 8.46 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.18 (dd, J = 1.8, 0.4 Hz, 1H), 8.12 (d, J = 0.9 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.82 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.23 - 7.18 (m, 3H), 6.86 - 6.81 (m, 2H), 5.58 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.67 (s, 3H), 1.40 (s, 9H).
DCE(1mL)中のN-tert-ブチル-4-[[2-[4-クロロ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(工程3)(100%、40mg、0.08mmol)の溶液を、TFA(0.3mL、3.91mmol)で処理し、混合物を75℃に一晩加熱した。追加のTFA(0.3mL、3.91mmol)を添加し、75℃で更に24時間撹拌を続けた。得られた混合物を、真空中で濃縮し、DCM(2×5mL)と共沸混合し、0.1%のギ酸修飾剤を有する水中の10~100%のMeCNで溶出するC18逆相クロマトグラフィーによって粗物質を精製して、標題化合物を淡黄色固形物として得た。
LC-MS (方法A): Rt 3.12分; MS m/z 386.2, 388.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.38 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.45 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.18 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.09 (s, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.82 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.48 (s, 1H), 7.19 (d, J = 0.7 Hz, 1H), 3.87 (s, 2H), 1.39 (s, 9H).
6-ブロモ-3-(トリフルオロメチル)-1H-インダゾール(1.0g、3.77mmol)、K2CO3(782mg、5.66mmol)およびヨウ化カリウム(689mg、4.15mmol)の混合物に、アセトン(100mL)、続いて1-(クロロメチル)-4-メトキシ-ベンゼン(0.56mL、4.15mmol)を添加し、混合物を40℃に2時間加熱した。得られた混合物を、真空中で濃縮した。乾燥粗残留物をEtOAc(30mL)に溶解し、ブライン(30mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。ヘプタン中の0~6%のEtOAcで溶出するシリカ(50gのKP-Sil)上でのクロマトグラフィーによって粗物質を精製して、標題化合物を灰白色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.44分; MS m/z イオンは認められない
1H NMR (400 MHz, DMSO- d6) δ 8.35 (dd, J = 1.6, 0.6 Hz, 1H), 7.76 (dt, J = 8.7, 0.8, 1H) , 7.49 (dd, J = 8.7, 1.6 Hz, 1H), 7.31 - 7.25 (m, 2H), 6.93 - 6.88 (m, 2H), 5.70 (s, 2H), 3.71 (s, 3H).
トルエン(5mL)中の、6-ブロモ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]-3-(トリフルオロメチル)インダゾール(工程1)(250mg、0.65mmol)、2-シアノ酢酸カリウム(120mg、0.97mmol)、ジアリルジパラジウムジクロリド(10mg、0.03mmol)およびSPhos(16mg、0.04mmol)の混合物を、窒素で5分間脱気した。得られた混合物を、マイクロ波放射を使用して140℃で1.5時間加熱した。室温まで冷却した後、混合物を真空中で濃縮し、残留物を1,4-ジオキサン(5mL)および1MのNaOH水溶液(5mL)中に溶解した。得られた混合物を2時間加熱還流(130℃)した後、揮発性有機溶媒を真空中で除去した。残った塩基性水溶液をEtOAc(2×10mL)で抽出し、有機物を廃棄した。水性物を1MのHClを使用してpH2に酸性化し、次いで、EtOAc(3×15mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物を灰白色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.17分; MS m/z 365.0 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.83 (s, 1H), 7.74 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.29 - 7.23 (m, 3H), 6.92 - 6.87 (m, 2H), 5.66 (s, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.70 (s, 3H).
標題化合物を、実施例7の工程3と同様に、2-[1-[(4-メトキシフェニル)メチル]-3-(トリフルオロメチル)インダゾール-6-イル]酢酸(工程2)および(4-アミノ-N-tert-ブチル-ピリジン-2-カルボキサミド(中間体AB)から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 3.44分; MS m/z 420.2 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.96 (s, 1H), 10.86 (s, 1H), 9.39 (s, 1H), 8.50 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 5.4, 1.9 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.31 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.91 (s, 2H), 1.32-1.27 (m, 2H), 1.21-1.16 (m, 2H).
N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]-4-[[2-[3-(トリフルオロメチル)-1H-インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、実施例7の工程3と同様に、2-[1-[(4-メトキシフェニル)メチル]-3-(トリフルオロメチル)インダゾール-6-イル]酢酸(実施例8、工程2)および4-アミノ-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(中間体AD)から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 3.44分; MS m/z 472.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.96 (s, 1H), 10.86 (s, 1H), 9.39 (s, 1H), 8.50 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 5.4, 1.9 Hz, 1H), 7.76 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.66 (s, 1H), 7.31 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.91 (s, 2H), 1.30 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 1.18 (s, 2H).
アセトン(12.0mL)中の、2-(3-ヨード-1H-インダゾール-6-イル)酢酸(中間体C)(728mg、2.41mmol)、ヨウ化カリウム(880mg、5.3mmol)および炭酸カリウム(999mg、7.23mmol)の混合物を、1-(クロロメチル)-4-メトキシ-ベンゼン(830mg、5.3mmol)で処理し、45℃で24時間加熱した後、室温で2日間撹拌した。得られた混合物を濾過し、EtOAc(30mL)により洗浄した。濾液を水(30mL)で希釈し、相を分離させた。有機物をブライン(30mL)で洗浄し、次いで真空中で濃縮した。残留物を1MのLiOH(7.23mL、7.23mmol)およびTHF(8mL)で処理した。室温で2時間撹拌した後、揮発性溶媒を真空中で除去し、1MのHClでpHを約5/6に調整して、沈殿させた。固形物を濾過し、水で洗浄し、乾燥させて、標題化合物を灰白色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.16分; MS m/z 422.9 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.58 (s, 1H), 7.29 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.23 - 7.16 (m, 2H), 7.12 (dd, J = 8.4, 1.2 Hz, 1H), 6.91 - 6.83 (m, 2H), 5.52 (s, 2H), 3.69 (s, 3H), 3.56 (s, 2H).
1,4-ジオキサン(8.5mL)中の、2-[3-ヨード-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]酢酸(工程1)(84%、428mg、0.85mmol)および4-アミノ-N-tert-ブチル-ピリジン-2-カルボキサミド(中間体AB)(181.09mg、0.94mmol)の混合物を、TEA(0.30mL、1.7mmol)、続いてEtOAc(1.01mL、1.7mmol)中のT3P(登録商標)の50%の溶液で処理し、反応混合物を室温で18時間撹拌した。揮発性溶媒を真空中で除去し、残留物をEtOAc(20mL)中に溶解した。有機溶液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×15mL)で洗浄し、合わせた水性洗浄液をEtOAc(3×10mL)で抽出した。有機抽出物を合わせ、Na2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。ヘプタン中の0~100%のEtOAcで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を無色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.33分; MS m/z 598.0 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.82 (s, 1H), 8.45 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.19 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.82 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.38 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.24 - 7.17 (m, 3H), 6.87 - 6.82 (m, 2H), 5.56 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.68 (s, 3H), 1.39 (s, 9H).
N-tert-ブチル-4-[[2-[3-ヨード-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(工程2)(158mg、0.26mmol)、Pd(OAc)2(12mg、0.05mmol)、P(Cy)3(30mg、0.11mmol)およびリン酸三カリウム(225mg、1.06mmol)の混合物に、窒素雰囲気下で、トルエン(2.7mL)、続いて2-イソプロペニル-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(0.10mL、0.53mmol)を添加し、反応混合物を100℃で4時間加熱した。室温まで冷却した後、得られた混合物を、ヘプタン中の0~100%のEtOAcで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を淡黄色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.35分; MS m/z 512.2 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.79 (s, 1H), 8.45 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.19 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.93 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.82 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.64 (s, 1H), 7.23 - 7.18 (m, 2H), 7.16 (dd, J = 8.5, 1.2 Hz, 1H), 6.86 - 6.77 (m, 2H), 5.76 (s, 1H), 5.54 (s, 2H), 5.37 - 5.30 (m, 1H), 3.84 (s, 2H), 3.67 (s, 3H), 2.23 (s, 3H), 1.40 (s, 9H).
N-tert-ブチル-4-[[2-[3-イソプロペニル-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(工程3)(98%、113mg、0.22mmol)および10%のPd-C(23mg、0.02mmol)を、EtOH(2.2mL)中に溶解し、水素下に置き、4時間撹拌した。得られた混合物を珪藻土を通して濾過し、真空中で濃縮した。残留物をDCE(2.16mL)、続いてTFA(0.017mL、0.22mmol)で処理し、混合物を70℃で一晩加熱した。追加のTFA(1.2mL)を添加し、70℃で更に24時間撹拌を続けた。得られた混合物を真空中で濃縮し、分取HPLC(酸性pH、早期溶出法)によって粗物質を精製して、標題化合物を無色固形物として得た。
LC-MS (方法A): Rt 3.27分; MS m/z 394.3 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.51 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.44 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.19 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.81 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.40 (s, 1H), 7.03 (dd, J = 8.3, 1.2 Hz, 1H), 3.81 (s, 2H), 1.39 (s, 9H), 1.35 (d, J = 6.9 Hz, 6H).
標題化合物を、実施例9の工程2と同様に、2-[3-ヨード-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]酢酸(実施例9、工程1)および4-アミノ-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(中間体AD)から調製した。
LC-MS (方法E): Rt 1.30分; MS m/z 650.1 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.83 (s, 1H), 9.39 (s, 1H), 8.50 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.71 (s, 1H), 7.38 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.24 - 7.16 (m, 3H), 6.86 - 6.81 (m, 2H), 5.56 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.67 (s, 3H), 1.32-1.27 (m, 2H), 1.21-1.16 (m, 2H).
標題化合物を、実施例9の工程3と同様に、4-[[2-[3-ヨード-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(工程1)および2-(2,3-ジヒドロフラン-4-イル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランから調製した。
LC-MS (方法E): Rt 1.25分; MS m/z 592.3 = [M+H]+
標題化合物を、実施例9の工程4と同様に、4-[[2-[3-(2,3-ジヒドロフラン-5-イル)-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(工程2)および10%のPd/Cから調製した。
LC-MS (方法A): Rt 2.83分; MS m/z 474.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.78 (s, 1H), 10.83 (s, 1H), 9.38 (s, 1H), 8.49 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 5.5, 2.1 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.06 (dd, J = 8.4, 1.1 Hz, 1H), 5.17 (t, J = 7.2 Hz, 1H), 3.94 (q, J = 7.2 Hz, 1H), 3.84 - 3.81 (m, 3H), 2.29 - 2.15 (m, 2H), 2.10 - 1.93 (m, 2H), 1.32 - 1.26 (m, 2H), 1.21 - 1.14 (m, 2H).
1-(クロロメチル)-4-メトキシ-ベンゼン(0.49mL、3.67mmol)を、DMF(12mL)中、6-ブロモ-1H-インダゾール-3-カルバルデヒド(750mg、3.33mmol)およびCs2CO3(1629mg、5.0mmol)の混合物に添加し、反応混合物を室温で2時間30分間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(60mL)およびブライン(60mL)で希釈した。相を分離させ、水性部分をEtOAc(60mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。ヘプタン中の0~80%のEtOAcで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによって粗物質を精製して、標題化合物を橙色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.30分; MS m/z 345.0, 347.0 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.14 (s, 1H), 8.31 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 8.06 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.53 (dd, J = 8.6, 1.6 Hz, 1H), 7.33 - 7.30 (m, 2H), 6.92 - 6.88 (m, 2H), 5.74 (s, 2H), 3.71 (s, 3H).
THF(10mL)中の、6-ブロモ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-3-カルバルデヒド(工程1)(600mg、1.74mmol)およびAcOH(0.15mL、2.61mmol)の溶液に、モルホリン(0.30mL、3.48mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(442mg、2.09mmol)を添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(80mL)および飽和重炭酸ナトリウム溶液(80mL)で希釈し、相を分離させた。有機部分をブライン(80mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。ヘプタン中の0~100%のEtOAc、続いてEtOAc中の0~5%のMeOHで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによって粗物質を精製して、標題化合物を淡橙色油状物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 0.98分; MS m/z 416.0, 418.0 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.00 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.83 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.25 (dd, J = 8.6, 1.6 Hz, 1H), 7.21 - 7.16 (m, 2H), 6.88 - 6.84 (m, 2H), 5.52 (s, 2H), 3.80 (s, 2H), 3.69 (s, 3H), 3.57 - 3.52 (m, 4H), 2.42 - 2.37 (m, 4H).
標題化合物を、実施例6の工程2と同様に、6-[[6-ブロモ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-3-イル]メチル]モルホリン(工程2)および3-エトキシ-3-オキソ-プロパン酸カリウムから調製した。
LC-MS (方法E): Rt 0.81分; MS m/z 396.1 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.65 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.32 (s, 1H), 7.17 - 7.13 (m, 2H), 7.03 (dd, J = 8.4, 1.0 Hz, 1H), 6.87 - 6.82 (m, 2H), 5.45 (s, 2H), 3.77 (s, 2H), 3.70 (s, 3H), 3.58 - 3.53 (m, 4H), 3.26 (s, 2H), 2.43 - 2.38 (m, 4H).
標題化合物を、実施例6の工程3と同様に、2-[1-[(4-メトキシフェニル)メチル]-3-(モルホリン-4-イウム-4-イルメチル)インダゾール-6-イル]アセテート(工程3)および4-アミノピリジン-2-カルボン酸メチルから調製した。
LC-MS (方法E): Rt 0.88分; MS m/z 530.2 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.81 (s, 1H), 8.55 (d, J = 5.7 Hz, 1H), 8.29 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 7.82 - 7.77 (m, 2H), 7.56 (s, 1H), 7.18 - 7.13 (m, 2H), 7.09 (dd, J = 8.4, 1.2 Hz, 1H), 6.84 - 6.78 (m, 2H), 5.49 (s, 2H), 3.86 (s, 3H), 3.82 (s, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.55 - 3.52 (m, 4H), 2.41 - 2.38 (m, 4H).
標題化合物を、実施例6の工程4と同様に、4-[[2-[1-[(4-メトキシフェニル)メチル]-3-(モルホリノメチル)インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸メチル(工程4)および1MのLiOHから調製した。
LC-MS (方法E): Rt 0.80分; MS m/z 516.3 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 10.79 (s, 1H), 8.49 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.78 (dd, J = 5.6, 2.2 Hz, 1H), 7.58 (s, 1H), 7.19 - 7.13 (m, 2H), 7.09 (dd, J = 8.4, 1.1 Hz, 1H), 6.83 - 6.80 (m, 2H), 5.49 (s, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.66 (s, 3H), 3.55 - 3.53 (m, 4H), 2.41 - 2.38 (m, 4H).
標題化合物を、実施例6の工程5と同様に、4-[[2-[1-[(4-メトキシフェニル)メチル]-3-(モルホリン-4-イウム-4-イルメチル)インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキシレート(工程5)および1,1,1-トリフルオロ-2-メチル-プロパン-2-アミン塩酸塩から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 1.91分; MS m/z 505.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 12.78 (s, 1H), 10.84 (s, 1H), 8.49 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.23 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 5.6, 2.2 Hz, 1H), 7.80 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.43 (s, 1H), 7.07 (dd, J = 8.3, 1.2 Hz, 1H), 3.83 (s, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.56 - 3.52 (m, 4H), 2.42 - 2.37 (m, 4H), 1.65 (s, 6H).
DCM(100mL)中の、4-[[2-(1-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸および4-[[2-(2-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(実施例4工程2)(50%、1.9g、2.5mmol)の混合物を、TFA(1.91mL、24.97mmol)で処理し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、粗残留物をDCM(50mL)中に懸濁させた。懸濁液を10分間超音波処理し、濾過し、DCM(20mL)で洗浄し、乾燥させて、標題化合物をベージュ色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 0.78分; MS m/z 297.1 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.10 (s, 1H), 11.96 (s, 1H), 8.58 (d, J = 6.0 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.08 (d, J = 6.3 Hz, 1H), 8.02 (d, J = 0.8 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.56 (s, 1H), 7.13 (dd, J = 8.3, 1.0 Hz, 1H), 3.96 (s, 2H).
HATU(83mg、0.22mmol)を、DMF(1mL)中の4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(工程1)(40%、125mg、0.17mmol)、3-メチルオキセタン-3-アミン塩酸塩(42mg、0.34mmol)およびDIPEA(88μL、0.51mmol)の混合物に添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。得られた混合物を、EtOAc(10mL)および水(10mL)で希釈し、相を分離させた。水性部分をEtOAc(10mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。10~100%のMeCN(+0.1%のギ酸)およびH2O(+0.1%のギ酸)で溶出するC18逆相クロマトグラフィーによって粗物質を精製して、標題化合物を灰白色固形物として得た。
LC-MS (方法A): Rt 1.90分; MS m/z 366.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.21 (s, 1H), 8.46 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.17 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.83 (dd, J = 5.5, 2.1 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.08 (dd, J = 8.3, 1.1 Hz, 1H), 4.72 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 4.35 (d, J = 6.5 Hz, 2H), 3.83 (s, 2H), 1.58 (s, 3H).
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-(2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、実施例11の工程2と同様に、4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(実施例11工程1)および2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-アミン塩酸塩から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 2.01分; MS m/z 392.3 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.88 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 8.46 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.18 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.82 (dd, J = 5.5, 2.1 Hz, 1H), 7.69 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.08 (dd, J = 8.3, 1.1 Hz, 1H), 4.62 (s, 2H), 4.48 (s, 2H), 4.25 (1H, J = 8.3 Hz, 1H), 3.83 (s, 2H), 2.57 - 2.50 (m, 2H), 2.38 - 2.30 (m, 2H).
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[4-(トリフルオロメチル)テトラヒドロピラン-4-イル]ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、実施例11の工程2と同様に、4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(実施例11工程1)および4-(トリフルオロメチル)テトラヒドロピラン-4-アミン塩酸塩から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 2.72分; MS m/z 448.3 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.03 (s, 1H), 10.89 (s, 1H), 8.52 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.44 (s, 1H), 8.25 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.86 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.08 (dd, J = 8.3, 1.2 Hz, 1H), 3.88 - 3.81 (m, 4H), 3.45 - 3.39 (m, 2H), 2.71 (d, J = 13.1 Hz, 2H), 1.79 (td, J = 12.9, 4.5 Hz, 2H).
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[3-(トリフルオロメチル)オキセタン-3-イル]ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、実施例11の工程2と同様に、4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(実施例11工程1)および3-(トリフルオロメチル)オキセタン-3-アミン塩酸塩から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 2.38分; MS m/z 420.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.00 (s, 1H), 10.84 (s, 1H), 9.88 (s, 1H), 8.53 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.22 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.88 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.08 (dd, J = 8.3, 1.2 Hz, 1H), 4.92 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 4.72 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 3.84 (s, 2H).
N-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、実施例11の工程2と同様に、4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(実施例11工程1)および1-(ジフルオロメチル)シクロプロパンアミン塩酸塩から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 2.41分; MS m/z 386.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.00 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.09 (s, 1H), 8.48 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.85 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.08 (dd, J = 8.3, 1.2 Hz, 1H), 6.07 (t, J = 57.1 Hz, 1H), 3.84 (s, 2H), 1.11 - 1.04 (m, 2H), 1.06 - 0.97 (m, 2H).
N-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、実施例11の工程2と同様に、4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(実施例11工程1)および3-フルオロビシクロ[1.1.1]ペンタン-1-アミン塩酸塩から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 2.56分; MS m/z 380.2 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.00 (s, 1H), 10.83 (s, 1H), 9.37 (s, 1H), 8.47 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.16 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.85 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.70 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.49 (s, 1H), 7.08 (dd, J = 8.3, 1.2 Hz, 1H), 3.84 (s, 2H), 2.41 (d, J = 2.2 Hz, 6H).
4-[[2-[3-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド
4-メトキシベンジルクロリド(1.45mL、10.75mmol)を、DMF(44.4mL)中、6-ブロモ-1H-インダゾール-3-カルバルデヒド(2.2g、9.78mmol)およびCs2CO3(4.78g、14.66mmol)の混合物に添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。得られた混合物を、EtOAc(100mL)および水(100mL)で希釈し、相を分離させた。有機物を水(100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。ヘプタン中の0~100%のEtOAcで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を赤色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.31分; MS m/z 344.9, 347.0 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.15 (s, 1H), 8.32 (d, J = 1.0 Hz, 1H), 8.07 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 7.53 (dd, J = 8.6, 1.6 Hz, 1H), 7.36 - 7.29 (m, 2H), 6.94 - 6.88 (m, 2H), 5.75 (s, 2H), 3.71 (s, 3H).
THF(64.76mL)中の6-ブロモ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-3-カルバルデヒド(工程1)(73%、3.06g、6.48mmol)を-78℃まで冷却し、ジエチルエーテル中の3Mのブロモ(メチル)マグネシウム(2.37mL、7.12mmol)で滴下処理した。混合物を室温まで温め、4時間撹拌した。反応を飽和塩化アンモニウム(50mL)でクエンチし、揮発性溶媒を真空中で除去した。得られた懸濁液をEtOAc(50mL)で希釈し、相を分離させた。水性相をEtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、濾過して、真空中で濃縮した。ヘプタン中の0~100%のEtOAcで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を橙色油状物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.24分; MS m/z 360.9, 363.0 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.00 - 7.96 (m, 1H), 7.88 - 7.84 (m, 1H), 7.24 - 7.18 (m, 3H), 6.89 - 6.84 (m, 2H), 5.52 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 5.47 (d, J = 15.5 Hz, 1H), 5.41 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 5.08 (qd, J = 6.5, 4.9 Hz, 1H), 3.70 (s, 3H), 1.51 (d, J = 6.5 Hz, 3H).
0℃のDCM(28mL)中の1-[6-ブロモ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-3-イル]エタノールの混合物(工程2)(87%、2.45g、5.9mmol)を、Dess-Martinペルヨージナン(3.0g、7.08mmol)で処理した。混合物を室温まで温め、18時間撹拌した。飽和亜硫酸ナトリウム水溶液(20mL)を添加し、相を分離させた。有機層を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×20mL)で洗浄し、合わせた水性洗浄液をDCM(2×30mL)で再抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、濾過して、真空中で濃縮した。ヘプタン中の0~100%のEtOAcで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を橙色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.36分; MS m/z 358.8, 360.8 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.23 (d, J = 1.3 Hz, 1H), 8.09 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.47 (dd, J = 8.6, 1.6 Hz, 1H), 7.32 - 7.26 (m, 2H), 6.92 - 6.87 (m, 2H), 5.71 (s, 2H), 3.70 (s, 3H), 2.63 (s, 3H).
-78℃のTHF(10mL)中の1-[6-ブロモ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-3-イル]エテノン(工程3)(500mg、1.39mmol)を、トリメチル(トリフルオロメチル)シラン(411μL、2.78mmol)で処理し、続いてTHF中1MのTBAF(14μL、0.014mmol)で処理し、30分間撹拌した。混合物を室温まで温め、2時間撹拌した。THF中1MのTBAF(2.78mL、2.78mmol)を添加し、撹拌を更に2時間続けた。得られた混合物を真空中で濃縮し、残留物をEtOAc(10mL)中に溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×10mL)で洗浄した。合わせた水性洗浄液を、EtOAc(2×10mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物を褐色油状物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.37分; MS m/z 429.0, 431.0 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.04 (d, J = 1.2 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.28 (dd, J = 8.7, 1.6 Hz, 1H), 7.22 - 7.17 (m, 2H), 6.98 - 6.89 (m, 1H), 6.89 - 6.85 (m, 2H), 5.60 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 5.56 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 3.70 (s, 3H), 1.83 (s, 3H).
DMF(15.3mL)中の2-[6-ブロモ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-3-イル]-1,1,1-トリフルオロ-プロパン-2-オール(工程4)(658mg、1.53mmol)を、鉱油(123mg、3.07mmol)中のNaHの60%の分散液およびブロモメチルベンゼン(0.36mL、3.07mmol)で処理し、18時間撹拌した。反応物をブライン(20mL)でクエンチし、混合物をEtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。ヘプタン中の0~35%のEtOAcで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を無色油状物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.64分; MS m/z 519.1, 521.1 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.12 (d, J = 1.4 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.36 - 7.27 (m, 6H), 7.24 - 7.20 (m, 2H), 6.91 - 6.86 (m, 2H), 5.67 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 5.63 (d, J = 15.6 Hz, 1H), 4.58 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 4.14 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 3.70 (s, 3H), 2.01 (s, 3H).
3-(1-ベンジルオキシ-2,2,2-トリフルオロ-1-メチル-エチル)-6-ブロモ-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール(工程5)(632mg、1.22mmol)、3-エトキシ-3-オキソ-プロパノエートカリウム(414mg、2.43mmol)、DMAP(15mg、0.12mmol)、BINAP(76mg、0.12mmol)およびジアリルジパラジウムジクロリド(22mg、0.06mmol)をシールド管に添加し、窒素雰囲気下に置いた。トルエン(6.1mL)を添加し、混合物に窒素を10分間注入し、次いで、140℃で20時間撹拌した。得られた混合物を、ヘプタン中の0~100%EtOAcで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによって精製して、エステル中間体を得た。中間体をMeOHと2MのLiOH(12mL)との1:1混合物中に溶解し、18時間撹拌した。揮発性溶媒を真空中で除去し、水性混合物を、3MのHClでpH1に酸性化した。水性懸濁液を、EtOAc(3×50mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物を淡黄色ガム状物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 1.40分; MS m/z 499.2 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.75 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.39 - 7.26 (m, 6H), 7.24 - 7.15 (m, 2H), 7.07 (dd, J = 8.5, 1.2 Hz, 1H), 6.91 - 6.83 (m, 2H), 5.61 (s, 2H), 4.56 (d, J = 11.3 Hz, 1H), 4.17 (d, J = 11.3 Hz, 1H), 3.71 - 3.65 (m, 5H), 2.01 (s, 3H).
1,4-ジオキサン(5.3mL)中の、2-[3-(1-ベンジルオキシ-2,2,2-トリフルオロ-1-メチル-エチル)-1-[(4-メトキシフェニル)メチル]インダゾール-6-イル]酢酸(工程6)(85%、312mg、0.53mmol)および4-アミノ-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(中間AD)(143mg、0.58mmol)の混合物を、DIPEA(0.19mL、1.06mmol)およびEtOAc中のT3P(登録商標)の50%溶液(1.27mL、1.06mmol)で処理し、反応混合物を2時間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(15mL)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(15mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。残留物をDCE(5.3mL)に溶解し、TFA(2.5mL、32.67mmol)で処理し、反応混合物を75℃で18時間加熱した。得られた混合物を真空中で濃縮し、残留物をEtOAc(20mL)中に溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄した。水性物をEtOAc(2×20mL)で抽出し、合わせた有機抽出物をNa2SO4上で乾燥させ、シリカのプラグを通して濾過して、真空中で濃縮した。分取HPLC(酸性pH、早期溶出法)による精製により、標題化合物を無色固形物として得た。
LC-MS (方法A): Rt 2.97分; MS m/z 516.3 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 13.04 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 9.38 (s, 1H), 8.49 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.21 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.89 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.46 (s, 1H), 7.09 (dd, J = 8.5, 1.3 Hz, 1H), 6.74 (s, 1H), 3.83 (s, 2H), 1.82 (s, 3H), 1.32 - 1.27 (m, 2H), 1.21 - 1.15 (m, 2H).
1,4-ジオキサン(5mL)中の4-アミノピリジン-2-カルボン酸メチル(751mg、4.93mmol)および2-(1H-インドール-6-イル)酢酸(786mg、4.48mmol)の溶液を、DIPEA(1.57mL、8.97mmol)およびEtOAc中のT3P(登録商標)の50%溶液(5.33mL、8.97mmol)で処理し、反応混合物を室温で90分間撹拌した。得られた混合物を真空中で濃縮し、得られた残留物をEtOAc(50mL)中に溶解し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×50mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。残留物を1,4-ジオキサン(10mL)および1MのLiOH(10mL)中に溶解し、2時間撹拌した。揮発性溶媒を真空中で除去し、得られた水溶液を3MのHClでpH約3に酸性化した。得られた沈殿物を濾過により採取して、標題化合物を橙色固形物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 0.86分; MS m/z 296.1 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.04 (s, 1H), 10.74 (s, 1H), 8.47 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.80 (dd, J = 5.6, 2.1 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.32 - 7.29 (m, 1H), 6.97 (dd, J = 8.1, 1.4 Hz, 1H), 6.40 - 6.37 (m, 1H), 3.75 (s, 2H). COOHのシグナルは認められなかった.
DMF(3mL)中の、4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(工程1)(79%、100mg、0.27mmol)および1,1,1-トリフルオロ-2-メチル-プロパン-2-アミン塩酸塩(48mg、0.29mmol)を、DIPEA(0.094mL、0.54mmol)およびHATU(112mg、0.29mmol)で処理し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。得られた混合物をEtOAc(10mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2×10mL)で洗浄した。有機層をNa2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。分取HPLC(酸性pH、早期溶出法)による精製により、標題化合物を灰白色固形物として得た。
LC-MS (方法A): Rt 3.46分; MS m/z 405.4 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.04 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 8.48 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.24 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.85 (dd, J = 5.6, 2.2 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.32 - 7.27 (m, 1H), 6.97 (dd, J = 8.1, 1.4 Hz, 1H), 6.40 - 6.35 (m, 1H), 3.75 (s, 2H), 1.64 (s, 6H).
N-(3,3-ジフルオロ-1-メチル-シクロブチル)-4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、実施例13の工程2と同様に、4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(実施例13、工程1)および3,3-ジフルオロ-1-メチル-シクロブタンアミン塩酸塩から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 3.12分; MS m/z 399.4 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.03 (s, 1H), 10.74 (s, 1H), 9.02 (s, 1H), 8.47 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.19 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.84 (dd, J = 5.5, 2.2 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.36 (s, 1H), 7.33 - 7.28 (m, 1H), 6.97 (dd, J = 8.1, 1.4 Hz, 1H), 6.40 - 6.35 (m, 1H), 3.75 (s, 2H), 3.11 - 2.98 (m, 2H), 2.73 - 2.62 (m, 2H), 1.51 (s, 3H).
N-(4-シアノテトラヒドロピラン-4-イル)-4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、実施例13の工程2と同様に、4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボン酸(実施例13、工程1)および4-アミノテトラヒドロピラン-4-カルボニトリル塩酸塩から調製した。
LC-MS (方法A): Rt 2.61分; MS m/z 404.4 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 11.04 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.01 (s, 1H), 8.52 (d, J = 5.5 Hz, 1H), 8.25 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.88 (dd, J = 5.6, 2.2 Hz, 1H), 7.47 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.37 (s, 1H), 7.32 - 7.27 (m, 1H), 6.97 (dd, J = 8.1, 1.4 Hz, 1H), 6.41 - 6.35 (m, 1H), 3.86 (dt, J = 12.3, 3.8 Hz, 2H), 3.76 (s, 2H), 3.62 - 3.54 (m, 2H), 2.40 - 2.31 (m, 2H), 2.06 (ddd, J = 13.8, 12.0, 3.9 Hz, 2H).
中間体A
4-アミノ-N-(1,1-ジメチルプロプ-2-イニル)ピリジン-2-カルボキサミド
DMF(36mL)中の4-アミノピリジン-2-カルボン酸(2g、14.48mmol)、TBTU(5.58g、17.38mmol)およびTEA(2.42mL、17.38mmol)の混合物に、2-メチルブタ-3-イン-2-アミン(22.82mL、17.38mmol)を添加し、混合物を室温で3日間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮した。粗残留物をEtOAc(40mL)中に溶解し、飽和NaHCO3溶液(40mL)で洗浄した。水性物をEtOAc(40mL)で更に抽出し、合わせた有機部分をブライン(2×40mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。粗物質を最小量のエーテルで0℃で粉砕混合し、標題化合物を灰白色の結晶性固形物として得た。
LC-MS (方法F): Rt 1.28分; MS m/z 204.3 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 8.23 (s, 1H), 7.99 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.59 (dd, J = 5.6, 2.4 Hz, 1H), 6.36 (s, 2H), 3.19 (s, 1H), 1.62 (s, 6H).
4-アミノ-N-tert-ブチル-ピリジン-2-カルボキサミド
標題化合物を、中間体Aと同様に、4-アミノピリジン-2-カルボン酸および2-メチルプロパン-2-アミンから調製した。
LC-MS (方法E): Rt 0.48分; MS m/z 194.0 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 7.99 (s, 1H), 7.97 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.18 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 6.56 (dd, J = 5.6, 2.4 Hz, 1H), 6.32 (s, 2H), 1.37 (s, 9H).
4-アミノ-N-(1-シアノ-1-メチル-エチル)ピリジン-2-カルボキサミド
DMF(271.52mL)中の4-アミノピリジン-2-カルボン酸(15g、108.6mmol)、TBTU(41.84g、130.32mmol)およびトリエチルアミン(37.84mL、271.5mmol)の混合物に、2-アミノ-2-メチル-プロパンニトリル塩酸塩(14.4g、119.46mmol)を添加し、混合物を室温で3日間撹拌した。反応混合物を濾過し、固形物をDMF(2×30mL)で洗浄した。合わせた濾液を真空中で濃縮し、粗残留物をEtOAc(300mL)中に溶解し、飽和NaHCO3溶液(2×300mL)で洗浄した。水性部分をEtOAc(30mL)で再抽出し、有機層を合わせ、ブライン(160mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。ヘプタン中の0~100%のEtOAcで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーによる得られた固形物の精製により固形物を得て、それを氷冷TBME:ヘプタン(3:1混合物)で粉砕混合して、標題化合物を無色の結晶性固形物として得た。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 8.60 (s, 1H), 8.03 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.21 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.62 (dd, J = 5.6, 2.4 Hz, 1H), 6.40 (s, 2H), 1.70 (s, 6H).
LCMS (方法E) Rt 0.35分; MS m/z 205.0 = [M+H]+
4-アミノ-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド
DMF(36.2mL)中の4-アミノピリジン-2-カルボン酸(1g、7.24mmol)を、TEA(3.68mL、26.43mmol)、1-(トリフルオロメチル)シクロプロパンアミン塩酸塩(1.29g、7.96mmol)、続いてTBTU(3.14g、9.77mmol)で処理し、室温で4日間撹拌した。得られた混合物を濾過し、固形物をDMF(2×30mL)で洗浄した。濾液を真空中で濃縮し、粗残留物をEtOAc(300mL)中に溶解し、飽和NaHCO3溶液(2×300mL)で洗浄した。水性部分をEtOAc(30mL)で再抽出し、合わせた有機抽出物をブライン(2×160mL)で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮した。水中10~100%のMeCNで溶出するC18逆相カラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を灰白色固形物として得た。
LC-MS (方法F): Rt 1.31分; MS m/z 246.1 = [M+H]+
1H NMR (500 MHz, DMSO-d6) δ 9.13 (s, 1H), 8.02 (d, J = 5.6 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 6.61 (dd, J = 5.6, 2.4 Hz, 1H), 6.36 (s, 2H), 1.33 - 1.20 (m, 2H), 1.19 - 1.06 (m, 2H).
2-(1-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)酢酸
DCE(14.2mL)中の2-(1H-インダゾール-6-イル)酢酸(750mg、4.26mmol)および3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(1.17mL、12.77mmol)の溶液に、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(1.18g、4.68mmol)を添加し、混合物を室温で16時間撹拌した。追加の3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(1.17mL、12.77mmol)およびp-トルエンスルホン酸ピリジニウム(1.18g、4.68mmol)を添加し、更に8時間撹拌を続けた。得られた混合物をDCM(10mL)で希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機部分を分離し、Na2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。粗混合物をTHF(10mL)に溶解し、1MのLiOH(10mL)で処理した。室温で1時間撹拌した後、1MのHCl(2.5mL)でpHをpH5に調整した。混合物を水(30mL)で希釈し、EtOAc(30mL)で抽出した。有機抽出物を、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物を黄色の粘性油状物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 0.94分; MS m/z 261.1 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMF-d7) δ 12.28 (s, 1H), 8.06 (s, 1H), 7.69 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.59 (s, 1H), 7.08 (dd, J = 8.3, 1.2 Hz, 1H), 5.80 (dd, J = 9.7, 2.5 Hz, 1H), 3.95 - 3.84 (m, 1H), 3.78 - 3.68 (m, 3H), 2.47 - 2.36 (m, 1H), 2.09 - 2.00 (m, 1H), 1.98 - 1.91 (m, 1H), 1.80 - 1.69 (m, 1H), 1.62 - 1.53 (m, 2H).
2-(1-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)酢酸と2-(2-テトラヒドロピラン-2-イルインダゾール-6-イル)酢酸との混合物
DCE(35mL)中の2-(1H-インダゾール-6-イル)酢酸(1.2g、6.81mmol)および3,4-ジヒドロ-2H-ピラン(1864uL、20.43mmol)の溶液に、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(1.88g、7.49mmol)を添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。得られた混合物をDCM(80mL)で希釈し、水(80mL)およびブライン(80mL)で洗浄した。有機物をNa2SO4上で乾燥させて、真空中で濃縮した。粗混合物をTHF(35mL)に溶解し、2MのLiOH(3.4mL)を添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。得られた混合物を1MのHClを使用してpH5に酸性化し、次いで、水(100mL)で希釈し、EtOAc(100mL)で抽出した。有機物を分離し、Na2SO4上で乾燥させ、真空中で濃縮して、標題化合物を黄色の粘性油状物として得た。
LC-MS (方法E): Rt 0.94, 0.97分; MS m/z 261.00 = [M+H]+
2-(3-ヨード-1H-インダゾール-6-イル)酢酸
この化合物は、J.OrgChem.2018,83,2,930-938の手順に従って調製した。
LC-MS (方法E): Rt 0.94分; MS m/z 302.9 = [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.44 (s, 1H), 12.39 (s, 1H), 7.44 (s, 1H), 7.35 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 3.72 (s, 2H).
以下の実施例では、本発明の化合物を、我々の以前の出願の国際公開第2019/145726号の実施例79.2および79.3(それぞれ化合物AおよびBと表記される)と比較する。これらの化合物は、以下の通りである:
化合物A(国際公開第2019/145726号の実施例79.2):
化合物B(国際公開第2019/145726号の実施例79.3)
細胞培養物および調製
ヒトTMEM16A(TMEM16Aabc変異体;Dr Luis Galietta,Insituto Giannina,Italy)を安定して発現するFisherラット甲状腺(FRT)細胞を、10%(v/v)のウシ胎児血清、ペニシリン-ストレプトマイシン(10,000U/mL/10000μg/mL)、G-418(750μg/mL)、L-グルタミン(2mM)および重炭酸ナトリウム溶液(7.5v/v%)を補充したCoon改変Hams F-12培地(Sigma)中で、T-75フラスコで培養した。約90%の培養密度で、デタチン(BMS Biotechnology)と0.25%(w/v)のトリプシン-EDTAとの2:1(v/v)混合物を用いて分離することにより、実験用に細胞を採取した。細胞を、CHO-S-SFM II(Sigma)、25mM HEPES(Sigma)、および大豆トリプシン阻害剤(Sigma)からなる培地で3.5~4.5×106個の細胞/mLの密度に希釈した。
FRT-TMEM16A細胞を、自動プラナーパッチクランプシステム(Qpatch、Sophion)を使用して全細胞パッチクランプさせた。簡単に言うと、細胞とプラナー記録アレイとの間に高抵抗(GOhm)シールが確立されたら、吸引インパルスを使用してパッチが破裂され、パッチクランプ技法の全細胞記録構成を確立する。アッセイは以下の溶液(全ての試薬はSigma)を使用した:
細胞内溶液(mM):IN-メチル-D-グルカミン 130、CaCl2 18.2、MgCl2 1、HEPES 10、EGTA 10、BAPTA 20、Mg-ATP 2、pH7.25、スクロースを用いて325mOsm。
細胞外溶液(mM):N-メチル-D-グルカミン 130、CaCl2 2、MgCl2 1、HEPES 10、pH7.3、スクロースを用いて320mOsm。
(I[#1]-IBL/IBL)×100
(I[#2]-I[#1]/IBL)×100
LogD(pH7.4フラスコ振盪法)
全ての化合物を、それぞれが最初に5mモルでDMSO中に溶解された4つの試験化合物の混合物を含有する『カセット』において試験した。リン酸バッファー(1M)を脱イオン水で20mMに希釈し、リン酸または水酸化ナトリウムを用いてpH7.4に調整した。1-オクタノールおよびリン酸バッファー(20mM)を、タンブリングによって一晩飽和させた。分液漏斗を使用して、2つの相を分離させた。5mMの化合物の5μLのカセットを、96ウェルプレート中のオクタノール飽和バッファー495μLおよびバッファー飽和オクタノール495μLに添加した(最高濃度50μM)。プレートを1時間振盪させて、25℃で5分間遠心分離した。各相の200μLを、別のプレートに移した。交差汚染を回避するために、オクタノール層を最初にサンプリングした。5μLの溶液を、495μLのクエンチ溶液*に移した(最大濃度0.5μM)。加えて、40μLのバッファーを、360μLのクエンチ溶液に添加した(最大濃度5μM)。試料を、LC-MS/MSによって分析した。各化合物についての較正曲線に対して、また対照化合物のスルピリド、ジクロフェナク、クロロプロマジンおよびタモキシフェンを参照して評価行った。
*クエンチ溶液は、0.1%のギ酸およびイミプラミン/ラベタロール、200nMを含有するアセトニトリル:アセトニトリル:水の1:3:1(v/v/v)混合物であった。
ミクロソーム(ヒト)を、Bioreclamationから得た。
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Claims (29)
- その全ての互変異性形態、全てのエナンチオマー、同位体バリアント、ならびに塩および溶媒和物を含む、一般式(I)の化合物:
(式中、
R1は、H、エチニル、CN、メチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、ジクロロフルオロメチルおよびヒドロキシメチルから選択され、
R2は、メチルおよびCH2OHから選択され、
R3は、Hおよびメチルから選択され、あるいは
R2およびR3は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、R1基に加えて、C1~4アルキル、C1~4ハロアルキル、ハロおよびOHから選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよい3員~10員の炭素環式環系または酸素含有複素環式環系を形成し、あるいは
R1、R2およびR3は、それらが結合している炭素原子と一緒になって組み合わさり、OH、ハロ、C1~4アルキルおよびC1~4ハロアルキルから選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよい5員~8員の架橋炭素環式環系または複素環式環系を形成し、
R4は、Hまたはハロであり、
R5は、H、ハロ、CNならびにハロおよびOHから選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよいC1~4アルキルから選択され、
X1は、CR6またはNであり、
R6は、H、ハロ、CNならびにハロおよびOHから選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよいC1~4アルキルから選択され、
X2は、CR7またはNであり、
R7は、H、ハロ、CN;ハロおよびOHから選択される1つもしくは複数の置換基で置換されていてもよい3員~7員の炭素環式環系もしくは複素環式環系;またはハロ、OHならびにハロおよびOHから選択される1つもしくは複数の置換基で置換されていてもよい3員~7員の炭素環式環系もしくは複素環式環系から選択される1つもしくは複数の置換基で置換されていてもよいC1~4アルキルであり、
X3は、CR8またはNであり、
R8は、H、ハロ、CNならびにハロおよびOHから選択される1つまたは複数の置換基で置換されていてもよいC1~4アルキルから選択される)。 - R1が、H、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチニルまたはCNである、請求項1に記載の化合物。
- R2がメチルであり、R3がメチルである、請求項1に記載の化合物。
- R1が、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、エチニルまたはCNである、請求項3に記載の化合物。
- R2およびR3が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、請求項1に定義されている、置換されていてもよい3員~10員の炭素環式環系または酸素含有複素環式環形を形成する、請求項1または請求項2に記載の化合物。
- R2およびR3が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、非置換(R1基を除く)またはR1基に加えてメチルおよびフルオロから選択される1つまたは2つの置換基で置換されている3員~10員の炭素環式環系または酸素含有複素環式環系を形成する、請求項5に記載の化合物。
- R1、R2およびR3が、それらが結合している炭素原子と一緒になって組み合わさり、5員~8員の架橋炭素環式環系または複素環式環系を形成する、請求項1に記載の化合物。
- R4がHである、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
- R5が、H、フルオロまたはクロロであり;かつ/あるいは
X1がCR6であり、R6が、Hまたはハロであり;かつ/あるいは
X2が、CR7であり、R7が、H;OHで置換されていてもよいC1~3アルキル;OHで置換されていてもよいC1~3ハロアルキル;3員~6員の炭素環式環系もしくは複素環式環系で置換されているメチル;または3員~6員の炭素環式環系もしくは複素環式環系であり;かつ/あるいは
X3がNである、
請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。 - R5、R6およびR7のうちの少なくとも1つがHである、請求項10に記載の化合物。
- R5がハロであり、R6がHであるか;または
R6がハロであり、R5がHであるか;または
R5がハロであり、R6およびR7の両方がHであるか;または
R6がハロであり、R5およびR7の両方がHであるか;または
R7がH以外であり、R5およびR6の両方がHである、
請求項11に記載の化合物。 - N-(1,1-ジメチルプロパ-2-イニル)-4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物1);
4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物1.1)
N-tert-ブチル-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物2);
N-(1-シアノ-1-メチル-エチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物2.1);
N-(1,1-ジメチルプロパ-2-イニル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物3);
N-(1-エチニルシクロペンチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物4);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-(2,2,2-トリフルオロ-1,1-ジメチル-エチル)ピリジン-2-カルボキサミド(化合物4.1);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物4.2);
N-(3,3-ジフルオロ-1-メチル-シクロブチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物4.3);
N-(2,2-ジフルオロ-1,1-ジメチル-エチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物5);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロブチル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物5.1);
N-(3-フルオロ-3-メチル-シクロブチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物5.2);
N-(2,2-ジフルオロシクロペンチル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物5.3);
N-(4-シアノテトラヒドロピラン-4-イル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物5.4);
N-tert-ブチル-4-[[2-(5-フルオロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物6);
4-[[2-(5-フルオロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物6.1);
N-(2,2-ジフルオロシクロペンチル)-4-[[2-(5-フルオロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物6.2);
4-[[2-(4-クロロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物6.3);
4-[[2-(4-クロロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-(1-エチニルシクロペンチル)ピリジン-2-カルボキサミド(化合物6.4);
N-tert-ブチル-4-[[2-(4-フルオロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物7);
N-tert-ブチル-4-[[2-(5-クロロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物7.1);
N-tert-ブチル-4-[[2-(4-クロロ-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物7.2);
N-tert-ブチル-4-[[2-[3-(トリフルオロメチル)-1H-インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物8);
N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]-4-[[2-[3-(トリフルオロメチル)-1H-インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物8.1);
N-tert-ブチル-4-[[2-(3-イソプロピル-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物9);
4-[[2-(3-テトラヒドロフラン-2-イル-1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物9.1);
4-[[2-[3-(モルホリノメチル)-1H-インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]-N-(2,2,2-トリフルオロ-1,1-ジメチル-エチル)ピリジン-2-カルボキサミド(化合物10);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-(3-メチルオキセタン-3-イル)ピリジン-2-カルボキサミド(化合物11);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-(2-オキサスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ピリジン-2-カルボキサミド(化合物11.1);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[4-(トリフルオロメチル)テトラヒドロピラン-4-イル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物11.2);
4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-[3-(トリフルオロメチル)オキセタン-3-イル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物11.3);
N-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物11.4);
N-(3-フルオロ-1-ビシクロ[1.1.1]ペンタニル)-4-[[2-(1H-インダゾール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物11.5);
4-[[2-[3-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-1-メチル-エチル)-1H-インダゾール-6-イル]アセチル]アミノ]-N-[1-(トリフルオロメチル)シクロプロピル]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物12);
4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]-N-(2,2,2-トリフルオロ-1,1-ジメチル-エチル)ピリジン-2-カルボキサミド;(化合物13);
N-(3,3-ジフルオロ-1-メチル-シクロブチル)-4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物13.1);
N-(4-シアノテトラヒドロピラン-4-イル)-4-[[2-(1H-インドール-6-イル)アセチル]アミノ]ピリジン-2-カルボキサミド(化合物13.2)
から選択される、請求項1に記載の化合物ならびに上記のものの塩および溶媒和物。 - 医薬における使用のための、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物。
- TMEM16Aの調節によって影響を受ける疾患および状態の治療または予防における使用のための、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物。
- TMEM16Aの調節によって影響を受ける疾患および状態の治療または予防のための医薬の製造における、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物の使用。
- TMEM16Aの調節によって影響を受ける疾患および状態の治療または予防のための方法であって、そのような治療を必要とする患者に、有効量の請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む、方法。
- TMEM16Aの調節によって影響を受ける疾患および状態が、呼吸器疾患および状態、ドライマウス(口腔乾燥症)、腸過剰運動、胆汁うっ滞ならびに眼症状から選択される、請求項14から17のいずれか一項に記載の使用のための化合物、使用または方法。
- 呼吸器疾患および状態が、嚢胞性線維症、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性気管支炎、肺気腫、非嚢胞性線維症性気管支拡張症を含む気管支拡張症、喘息および原発性線毛機能不全症から選択され、かつ/または
ドライマウス(口腔乾燥症)が、シェーグレン症候群、放射線治療、もしくは口腔乾燥を引き起こす薬物に起因し、かつ/または
腸過剰運動が、胃消化不良、胃不全麻痺、慢性便秘、もしくは過敏性腸症候群と関連し、かつ/または
眼疾患が、ドライアイ疾患である、
請求項18に記載の使用のための化合物、使用または方法。 - 請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物と、薬学的に許容される添加物とを含む、薬学的組成物。
- TMEM16Aの調節によって影響を受ける疾患または状態の治療における同時、逐次的または別個の使用のための組み合わせ製剤としての、呼吸器状態の治療または予防に有用な追加の活性剤を更に含む、請求項20に記載の薬学的組成物。
- 請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物と、TMEM16Aの調節によって影響を受ける疾患または状態の治療における同時、逐次的または別個の使用のための組み合わせ製剤としての、呼吸器状態の治療または予防に有用な追加の活性剤とを含む、製品。
- 追加の活性剤が、
メタプロテレノール、イソプロテレノール、イソプレナリン、アルブテロール、サルブタモール、ホルモテロール、サルメテロール、インダカテロール、テルブタリン、オルシプレナリン、メシル酸ビトルテロール、ピルブテロール、オロダテロール、ビランテロールおよびアベジテロールなどのβ2アドレナリン受容体アゴニスト;
抗ヒスタミン薬、例えば、ロラタジン、セチリジン、デスロラタジン、レボセチリジン、フェキソフェナジン、アステミゾール、アゼラスチン、およびクロルフェニラミンなどのヒスタミンH1受容体アンタゴニスト、またはH4受容体アンタゴニスト;
ドルナーゼアルファ;
プレドニゾン、プレドニゾロン、フルニソリド、トリアムシノロンアセトニド、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ブデソニド、プロピオン酸フルチカゾン、フロ酸モメタゾン、およびフロ酸フルチカゾンなどのコルチコステロイド;
モンテルカストおよびザフィルルカストなどのロイコトリエンアンタゴニスト;
抗コリン作動性化合物、特に、イプラトロピウム、チオトロピウム、グリコピロレート、アクリジニウムおよびウメクリジニウムなどのムスカリン拮抗薬;
CFTR修復療法(例えば、CFTR増強剤、補正剤または増幅剤)、例えば、アイバカフトール、QBW251、バマカフトール(VX659)、エレクサカフトール(VX445)、VX561/CPT-656、VX152、VX440、GLP2737、GLP2222、GLP2451、PTI438、PTI801、PTI808、FDL-169およびFDL-176ならびにルマカフトールおよびテザカフトールなどのCFTR補正剤、またはそれらの組み合わせ(例えば、アイバカフトール、テザカフトールおよびエレクサカフトールの組み合わせ);
ENaCモジュレーター、特にアミロライド、VX-371、AZD5634、QBW276、SPX-101、BI443651、BI1265162およびETD001などのENaC阻害剤、ならびに
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド) エチル]-6-(4-{ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}ピペリジン-1-カルボニル)-1,3-ジエチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム;
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-6-{[2-(4-{ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}ピペリジン-1-イル)エチル]カルバモイル}-1,3-ジエチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム;
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-5-[4-({ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}メチル)ピペリジン-1-カルボニル]-1,3-ジエチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム;
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-6-[(3R)-3-{ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}ピロリジン-1-カルボニル]-1,3-ジエチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム;
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-6-[(3S)-3-{ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}ピロリジン-1-カルボニル]-1,3-ジエチル-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム;
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-1,3-ジエチル-6-{[(1r,4r)-4-{ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}シクロヘキシル]カルバモイル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム;
2-[({3-アミノ-5H-ピロロ[2,3-b]ピラジン-2-イル}ホルムアミド)メチル]-1,3-ジエチル-6-{[(1s,4s)-4-{ビス[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]アミノ}シクロヘキシル]カルバモイル}-1H-1,3-ベンゾジアゾール-3-イウム
から選択されるカチオン;
および好適なアニオン、例えば、ハロゲン化物、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、フマル酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、シュウ酸塩、コハク酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン酸塩またはp-トルエンスルホン酸塩
を有する化合物;
抗生物質;
リバビリンなどの抗ウイルス剤およびザナミビルなどのノイラミニダーゼ阻害剤;
PUR1900などの抗真菌剤;
高張生理食塩水およびマンニトール(Bronchitol(登録商標))などの気道水分供給剤(オスモライト);ならびに
N-アセチルシステインなどの粘液溶解薬
から選択される、請求項21に記載の薬学的組成物または請求項22に記載の製品。 - 請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物の調製のための方法であって、
A.一般式(II)の化合物:
(式中、R1、R2、R3およびR4は、一般式(I)について定義された通りである)
を一般式(III)の化合物:
(式中、R5、X1、X2およびX3は、請求項1で定義された通りである)
と反応させること、または
B.一般式(Iz)の保護された化合物:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、X1、X2およびX3は、請求項1で定義された通りであり、R15は、アミン保護基である)
を脱保護すること、または
C.一般式(IV)の化合物:
(式中、R1、R2、およびR3は、請求項1で定義された通りである)
を一般式(XII)の化合物:
(式中、R4、R5、X1、X2およびX3は、請求項1で定義された通りである)
と反応させること、または
D.R7がアルキルまたはヘテロシクリルである一般式(Ib)の化合物の場合:
一般式(XXVaz)の化合物:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5、およびR6は、請求項1で定義された通りであり、R15は、一般式(Ib)について定義された通りであり、R21は、ハロである)
を塩基性条件下、例えば、酢酸パラジウムなどのパラジウム触媒の存在下で、適切なジオキサボロランと反応させた後、パラジウム触媒上での触媒水素化を行うことを含む、方法。 - 請求項24で定義された一般式(II)の化合物またはその塩。
- 請求項24で定義された一般式(III)の化合物またはその塩。
- 請求項24で定義された一般式(Iz)の化合物またはその塩。
- 請求項24で定義された一般式(XII)の化合物またはその塩。
- 請求項24で定義された一般式(XXVaz)の化合物またはその塩。
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