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JP2023091149A - エレベーターシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗りかご内の操作盤を非接触型などの表示パネルで構成した場合の操作性を向上させる。【解決手段】非接触で目的階を登録するエレベーターのかご内操作盤は、テンキーを含むボタンを表示パネルに表示した目的階を受け付ける第1の画面と、階床に対応付けられたボタンを表示パネルに表示した目的階を受け付ける第2の画面と、受け付けた目的階を登録する行先階登録処理部と、第1の画面と第2の画面の各々の画面に含まれる第1の画面と第2の画面の画面切り替え要求を受付ける画面切替ボタンと、画面切り替えボタンが画面切り替え要求を受付けたとき、表示パネルが表示した第1の画面と第2の画面との間で切り替える表示画面切替処理部とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、エレベーターシステムに関する。
従来、エレベーターの乗りかご内には、操作盤として、行先階を登録する行先階登録ボタンが配置され、乗りかごに乗り込んだ利用者は、目的階の行先階登録ボタンを押す操作を行っている。例えば、10階が目的階のとき、利用者は、操作盤上に配置された行先階登録ボタンの中から、10階の行先階登録ボタンを押す操作を行っている。
10階の行先階登録ボタンが押されることで、押された10階の行先階登録ボタンの表示色が目立つ色に変化し、10階が行先階として登録されたことが判るようにしている。
このような従来の行先階登録ボタンを高度化したものとして、表示機能付きのタッチパネルを乗りかご内に操作盤として配置することが提案されている。また、近年の感染症対策として、タッチパネルを非接触型のタッチレスパネルとすることが提案されている。非接触型のパネルは、表示パネルに表示されたボタンに、利用者が指を近づけることで、操作されるものである。
特許文献1には、乗りかご内にタッチパネルを配置すると共に、そのタッチパネルの表示を切り替える例についての記載がある。
特開2006-282308号公報
特許文献1に記載された技術の場合、表示パネル内の特定のボタンがタッチされたとき、その表示パネルでの表示を、行先階を表示する表示モードから、サービスメニュー画面の表示モードに変更するようにしている。具体的には、画面内の車椅子ボタンが表示されたとき、車椅子利用者に対するサービスメニュー画面を表示して、係員の呼び出しなどが行えるようにしている。
したがって、表示パネルが行う行先階の登録ボタンの表示形態としては1種類であり、エレベーターの状態によっては、必ずしも使いやすい表示形態とは言えない場合があった。
例えば、高層ビルの場合で、全ての階の登録ボタンを並べて表示させる表示形態とすると、利用者は多数配置されたボタンの中から、目的階を探し出すことが必要になり、使い勝手がよいとは言えなかった。また、ビルの利用者が帰宅する夕方などの特定の時間帯は、1階などの出口が設置された階が目的階になる等、時間帯によって特定の階床のボタンに操作が集中することがあるが、従来の行先階登録ボタンの表示では、そのような時間帯別の操作状況は考慮されていないという問題があった。
本発明は、乗りかご内の操作盤を非接触型などの表示パネルで構成した場合の操作性を向上させることができるエレベーターシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、非接触で目的階を登録するエレベーターのかご内操作盤を備えるエレベーターシステムにおいて、操作盤は、テンキーを含むボタンを表示パネルに表示した目的階を受け付ける第1の画面と、階床に対応付けられたボタンを表示パネルに表示した目的階を受け付ける第2の画面と、受け付けた目的階を登録する行先階登録処理部と、第1の画面と第2の画面の各々の画面に含まれる第1の画面と第2の画面の画面切り替え要求を受付ける画面切替ボタンと、画面切り替えボタンが画面切り替え要求を受付けたとき、表示パネルが表示した第1の画面と第2の画面との間で切り替える表示画面切替処理部と、を備える。
本発明によれば、操作性の良いかご内操作盤を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態例によるエレベーターシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例によるエレベーターシステムの非接触入力制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例による乗りかご内の表示パネル配置例(例1)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による乗りかご内の表示パネル配置例(例2)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示パネルの表示例(テンキー入力モード)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示パネルの表示例(階床ボタン入力モード)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による時間帯でのテンキー入力モードと階床ボタン入力モードの設定例を示す図である。 本発明の一実施の形態例による交通流でのテンキー入力モードと階床ボタン入力モードの設定例を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示の変化例(例1)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示の変化例(例2)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による表示パネルの表示例(例3)を示す図である。 本発明の一実施の形態例による入力処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例による入力判定処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例による行先階登録処理の例(前半)を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例による行先階登録処理の例(後半)を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例による行先階取消処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例による登録階表示処理の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態例(以下、「本例」と称する)によるエレベーターシステムを、添付図面を参照して説明する。
[エレベーターシステムの構成]
図1は、本例のエレベーターシステムの構成を示す。
本例のエレベーターシステムは、図1に示すように、エレベーター制御装置10と、非接触入力制御装置20とを有する。エレベーター制御装置10は、各階の乗場におけるかご呼ボタンの操作や、乗りかご内での行先階の登録操作に基づいて、巻き上げ機による乗りかごの走行(昇降)を制御する。
非接触入力制御装置20は、乗りかご内に配置され、乗りかごに設置された操作盤に配置された非接触入力機能付き表示パネル41(図3、図4)における表示を制御する。また、非接触入力制御装置20は、表示パネル41に接近した指などでの非接触入力を検出してエレベーター制御装置10に指示を送る。
非接触入力の検出は、非接触センサ42により行われる。表示パネル41は、行先階登録エリア41aと、登録階表示エリア41bとを有する。以下の説明で入力操作と述べた場合には、基本的に非接触での入力操作を示すが、表示パネル41の表面を指で直接タッチした操作も含まれる。
なお、行先階は、エレベーターの乗りかごに乗車した利用者が降りる目的階を示し、登録階は、その行先階としてエレベーター制御装置10に登録された階を示す。つまり、利用者は、乗りかご内の操作盤で目的階を入力する操作を必要とし、登録階が登録されることで、乗りかごは登録階に停止する。但し、乗りかごは、乗場で登録された呼びなどで登録階以外に停止する場合もある。
図1の構成の説明に戻ると、非接触入力制御装置20は、入力処理部21、入力判定部22、行先階登録処理部23、登録階取消処理部24、表示画面切替処理部24a、登録階受信部25、登録階並び替え部26、登録階表示処理部27、登録階表示エリア更新部28、及び行先階登録更新部29を備える。
入力処理部21は、非接触センサ42による表示パネル41への非接触での指などの検出状態の情報を入力処理する。
入力判定部22は、入力処理部21で入力処理した検出状態の情報を取得し、表示パネル41のどの表示箇所に指やタッチペンなどが接近して非接触操作が行われたかを判定する。
行先階登録処理部23は、入力判定部22で判定した非接触操作が、行先階の登録操作であるとき、該当する非接触操作が行われた行先階の登録処理を行う。
登録階取消処理部24は、入力判定部22で判定した非接触操作が、行先階の登録取消操作であるとき、該当する非接触操作が行われた行先階の登録の取消処理を行う。
行先階登録処理部23における行先階の登録処理と、登録階取消処理部24における行先階の登録の取消処理は、エレベーター制御装置10に対して行われ、エレベーター制御装置10が、指示に基づいて運行を制御する。
また、行先階登録処理部23での行先階の登録処理の情報と、登録階取消処理部24における行先階の登録の取消処理の情報は、登録階表示処理部27と登録階表示エリア更新部28に送付される。ここで、行先階の登録処理と取消処理の情報は、行先階登録処理部23や登録階取消処理部24から直接、登録階表示処理部27や登録階表示エリア更新部28に送付されるのではなく、エレベーター制御装置10を介して送付される構成でもよい。
表示画面切替処理部24aは、各画面内の画面切替ボタン(図5の106、図6の202)の操作、又は予め決められた状態となったとき、行先階登録エリア41aでの表示モードを、テンキー入力モードの画面(第1の画面)と、階床ボタン入力モードの画面(第2の画面)との間で切り替える処理を実行する。テンキー入力モードと階床ボタン入力モードについては後述する。画面切替ボタンは、登録ボタンより大きなサイズとしたり、形状や色を変えることで、登録ボタンとは用途が異なることを利用者に分かり易く知らせることができる。
この表示画面切替処理部24aが出力する表示モード切替え情報は、行先階登録エリア更新部29に供給され、行先階登録エリア更新部29が、行先階登録エリア41aでの表示を対応した状態に更新させる。
登録階受信部25は、エレベーター制御装置10で設定した登録階についての情報を受信する。
登録階並び替え部26は、登録階受信部25が受信した登録階を、表示順に並び替える処理を実行する。
登録階表示処理部27は、登録階並び替え部26で並び替えられた登録階を、表示パネル41の登録階表示エリア41bに表示させる処理を行う。登録階表示処理部27における表示処理のための情報は、登録階表示エリア更新部28を経由して、登録階表示エリア41bに送られる。そして、登録階表示エリア更新部28は、登録階表示エリア41bにおける表示を随時更新させる。ここで、登録階表示エリア41bに表示される登録階は、かご内の別の操作盤から登録された階を表示してもよい。例えば、かご内側面に設置された車いす利用者用の操作盤から登録された階も登録階表示エリア41bに表示させることで、全ての登録階を表示でき、乗客に対し乗車しているかごがどの階に停止するのかを知らせることができる。
行先階登録処理部23で登録処理が行われた行先階の情報は、行先階登録更新部29に供給され、行先階登録更新部29が行先階登録エリア41aでの表示を随時更新させる。ここで、表示される階は、現在かごが停止している階を、太字や色を変えるなどして強調表示することで、乗客に今どこの階にいるのかを知らせる構成としてもよい。このような構成とすることで、操作盤前に立っている乗客が顔を上方向に向けて、操作盤上部設置の階床表示器を見上げなくとも、現在位置を確認できる。特にかご内乗客が多い場合は、操作盤前に立たざる得ない状況となるため有効といえる。
[非接触入力制御装置のハードウェア構成例]
図2は、非接触入力制御装置20をコンピュータで構成した場合のハードウェア構成例を示す。
コンピュータ装置で構成された非接触入力制御装置20は、バスにそれぞれ接続された、CPU(Central Processing Unit)20a、主記憶部20b、不揮発性ストレージ20c、ネットワークインタフェース20d、入力部20e、及び出力部20fを備える。
CPU20aは、非接触入力制御装置20が行う機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを主記憶部20b又は不揮発性ストレージ20cから読み出して実行する演算処理部である。
CPU20aが主記憶部20b又は不揮発性ストレージ20cからプログラムコードを読み出して、主記憶部20bのワークエリアで演算処理を実行することで、主記憶部20bに様々な処理機能部が構成される。すなわち、主記憶部20bには、図1に示す行先階登録処理部23や登録階取消処理部24などの各処理部が構成される。
不揮発性ストレージ20cには、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカードなどの大容量情報記憶媒体が用いられる。不揮発性ストレージ20cには、非接触入力制御装置20が持つ機能を実現するソフトウェアと、そのプログラムの実行で得られたデータ、並びに表示画面設定に必要なデータが記憶される。
後述する初期画面を時間帯で切り替える場合の設定情報(図7)や、初期画面を交通流で切り替える場合の設定情報(図8)についても、記憶部である不揮発性ストレージ20cに格納される。また、交通流を得るためのカウント値についても、不揮発性ストレージ20cに格納される。
ネットワークインタフェース20dには、例えば、NIC(Network Interface Card)などが用いられ、エレベーター制御装置10などの他の装置とのデータの送受信が行われる。
入力部20eは、非接触センサ42の検出状態の情報の入力処理を行う。
出力部20fは、表示パネル41の行先階登録エリア41a及び登録階表示エリア41bに表示データを供給する。
なお、非接触入力制御装置20を図2に示すコンピュータで構成するのは一例であり、コンピュータ以外のその他の演算処理装置で構成してもよい。例えば、非接触入力制御装置20が行う機能の一部または全部を、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアによって実現してもよいし、クラウド上のソフトウェアによって実現してもよい。
[乗りかご内の表示パネルの配置例]
図3は、本例のエレベーターシステムが備える乗りかご30内に、表示パネル41を設置した例(例1)を示す。
図3は、乗りかご30のドア31の近傍を、乗りかご30の内部から見た図である。ドア31の左側及び右側には、ドア脇側板32及び33が配置されている。ここで、ドア31の右側のドア脇側板33には、操作盤40が配置される。
操作盤40には、表示パネル41と、その表示パネル41の表面に近接又はタッチした指などを検出する非接触センサ42とが配置されている。
表示パネル41は、液晶表示パネルや有機EL(organic electro-luminescence)パネルで構成され、ドア脇側板33の横幅に収まるサイズで縦長に配置されている。表示パネル41には、後述する表示例で説明するように文字や数字、各種図形を表示可能であるし、画像や動画などを表示したり、クラウド経由での情報配信サービスも表示可能である。そして、非接触センサ42は、例えば赤外線センサで構成され、表示パネル41の右脇(横側板34側)に配置されて、表示パネル41の表面に指などが接近したことを検出する。
図3の例では、非接触センサ42は、操作盤40の表面から若干突出した状態で配置され、赤外線などで表示パネル41の表面をスキャンすることが可能になっている。また、表示パネル41の設置位置を、操作盤40の表面から若干奥に配置し、非接触センサ42を操作盤内に設置することで、操作盤表面の突出部を無くす構成としてもよい。
非接触センサ42は、例えば表示パネル41の表面から数センチ程度まで指が接近したことを検出する。また、非接触センサ42は、表示パネル41のどの箇所に指などが接近した座標位置も検出する。
図4は、本例のエレベーターシステムが備える乗りかご30内に、表示パネル41を設置した別の例(例2)を示す。
図4も、図3と同様に、乗りかご30のドア31の近傍を、乗りかご30の内部から見た図である。
この図4の例の場合、ドア31の右側のドア脇側板33の操作盤40には、表示パネル41だけが配置され、非接触センサ42は、横側板34に配置される。
そして、横側板34の非接触センサ42が、操作盤40の表示パネル41の表面に近接又はタッチした指などを検出する。この図4の例の場合にも、非接触センサ42は、表示パネル41の表面から数センチ程度まで指が接近したことを検出する。
なお、非接触センサ42として赤外線センサを使用するのは一例であり、その他のセンサで表示パネル41の表面に接近した指などの物体を検出してもよい。例えば、非接触センサ42は、静電容量値から指の接近を検出するようにしてもよい。静電容量値を検出する非接触センサの場合には、非接触センサ42は、表示パネル41に一体に組み込まれる。
また、図3や図4の例では、操作盤40として表示パネル41と非接触センサ42とを設置した状態を示すが、例えばドア開やドア閉を指示するボタンや、非常通報ボタンなどを表示パネル41の近傍に配置してもよい。あるいは、ドア開やドア閉を指示するボタンや、非常通報ボタンを、表示パネル41に表示してもよい。特に、表示パネルの大型化が進む昨今では、機械式ボタンを表示パネル上に配置してもボタンの大きさを従来同等以上とすることができ、視認性や操作性も向上させることができる。さらに、視覚による操作が不向きな方においても、音声や触感センサなどを用いることで、操作可能である。
また、図3や図4の例では、表示パネル41は、ドア31の右側のドア脇側板33に配置したが、ドア31の左側のドア脇側板32に表示パネル41を配置してもよい。あるいは、ドア31の右側のドア脇側板33とドア31の左側のドア脇側板32の双方に、それぞれ個別に表示パネル41を配置してもよいし、どちらか一方を従来通りの機械式ボタンの設置された操作盤を配置してもよい。また、表示パネルは、プロジェクタなどによる投影型の表示方式としてもよいし、シールなどでの簡易的な表示方式や、従来の押しボタンを併用した方式としてもよい。
[表示パネルの表示形態]
次に、表示パネル41の表示形態について、図5~図9を参照して説明する。
表示パネル41は、既に説明したように、行先階登録エリア41aと登録階表示エリア41bとを有する。図5又は図6に示すように、行先階登録エリア41aは表示パネル41の右側の領域に配置され、登録階表示エリア41bは表示パネル41の左側の領域に配置される。登録階表示エリア41bは、縦1列又は2列で登録階の数値を表示可能な比較的幅が狭い領域になっており、残りの領域が全て行先階登録エリア41aになる。
なお、それぞれの表示エリア41a,41bのサイズは後述する図7や図9に示すように変化する場合がある。以下、各図の表示形態を詳細に説明する。
図5は、テンキー入力モードでの表示例である。このテンキー入力モードは、行先階登録エリア41aをテンキー表示として、利用者が数値で階床を入力するモードである。
すなわち、行先階登録エリア41aには、0,1,2,3,・・・,9の10個の数字ボタンと地下を示す「B」のボタンからなる階床入力ボタン101と、入力案内102と、入力済階床103と、登録ボタン104と、取消ボタン105と、画面切替ボタン106とが表示される。
図5の例では、階床入力ボタン101で「6」に指が接近して、その「6」が点灯すると共に、入力済階床103の欄に「6」が表示された状態を示す。ここで、入力済階床103の欄に「6」が表示されるタイミングは、非接触センサ42が指を検出しなくなった時点、又はエレベーター制御装置10が登録した時点としてもよい。
入力案内102では、「行き先階を入力してください」と日本語で操作を促す表示が行われると共に、英語でも同様の表示が行われる。
入力済階床103には、階床入力ボタン101で入力された数値や「B」が表示される。図3では、「6」が入力された例を示すが、2つ以上のボタンが押された場合には、2桁の数値が表示される。また、「B」のボタンに続いて数値のボタンが押された際には、「B1」のように地下階を示す表示が行われる。
なお、2桁の数値の入力操作や、「B」に続いた数値の入力操作が行われた場合で、エレベーターが停止しない階(例えばセキュリティ階など)が入力されたときには、該当する操作を無効として、入力済階床103で入力された階床を表示しないようにしてもよいし、その旨を「その階には止まりません」などと利用者に通知してもよい。
登録ボタン104は、入力済階床103に表示された階床を、登録階として確定させるボタンである。ボタン入力が発生した後に、登録ボタン104を点滅や強調表示などすることで、利用者に登録ボタン104を押すことを促すことができる。
取消ボタン105は、入力済階床103に表示された階床を取り消す操作を行うためのものである。この取消ボタン105は、階床入力ボタン101の操作で入力済階床103に階床の入力がある場合にだけ表示される。入力済階床103に階床の入力がある場合にだけ表示されることで、表示情報を減らせ、より視認性の良い使いやすいインターフェイスを提供できる。但し、取消ボタン105を常時表示するようにしてもよい。
画面切替ボタン106は、「主要階のご利用/To おr floors」と日本語及び英語で表示し、このボタンの入力操作で主要階のボタンを表示した階床ボタン入力モードにおける表示(図6)に切り替わる。階床ボタン入力モードは、表示階床の情報をより具体的に表示できるため、利用頻度の低い利用者にとって分かり易く、更にテンキー入力のように複数回のボタン操作が必要ないため使い易い操作モードといえる。
登録階表示エリア41bには、登録階列107が縦に一列で表示される。
登録階列107には、実際のビルでの階床の配列に基づいて、数値が小さい階床の登録階が下から順に昇順で表示される。登録階列107は、実際のビルでの階床の配列に基づいているので、地下階については、下に行くほど階床の数値が大きくなる。この表示は、実際のビルの階床構成に合わせ下から降順としているが、上から順に昇順としてもよいし、中央から広がる順に昇順としてもよい。
図5は、10個の登録階が登録された状況を示し、登録階表示エリア41bのほぼ全体に登録階列107の表示が並んだ状態を示す。なお、登録階の数が少ない場合には、例えば登録階表示エリア41bの下側から詰めて登録階を表示する。すなわち、登録階が「6階」と「10階」であるとき、登録階表示エリア41bには、下から詰めて「6」、「10」と表示される。
また、エレベーターが各階に停止することで、登録階が少なくなったときにも、登録階表示エリア41bには、残りの登録階が下から詰めて表示される。
但し、下側から詰めて表示を行うのは一例であり、例えばほぼ中央にまとめて登録階を表示したり、所定数を超えると中央表示から下詰め表示に切り替える、あるいは、上から詰めて登録階を表示してもよい。更に、表示パネルを操作盤表面から少し奥に配置し、非接触センサを操作盤背面に配置する場合は、表示パネル上の左側に表示された登録階表示がかご内の乗客からは見えづらくなるため、登録階表示エリア41b内の右側に寄せて登録階を表示することが望ましい。
登録階の表示更新タイミングは、常時更新としてもよいし、新規に登録された場合は即表示、既登録階に到着した場合は、到着時から出発するまで到着階を点滅させて出発後に表示削除してもよい。
図6は、階床ボタン入力モードでの表示例である。この階床ボタン入力モードは、行先階登録エリア41aに階床を示すボタンを直接表示して、そのボタンの操作で直接、登録階を設定する。
すなわち、行先階登録エリア41aは、ビルの主要階を示す行先階ボタン201と、画面切替ボタン202と、入力案内203とを表示する。
図6の例では、行先階ボタン201として、停止する利用頻度が高い主要階である、1階(エントランス階)と、2階(ロビー階)と、地下1階(第1駐車場)と、地下2階(第2駐車場)と、地下3階(第3駐車場)とのボタンのみが表示される。これらの行先階ボタン201が入力操作された場合には、確定操作などを行うことなく直接、操作されたボタンに表示された階床が登録階として確定する。利用者にとっては、より少ない操作回数で登録完了できることが、よりストレスフリーであるといえる。
図6に示すように、行先階ボタン201として、階床を示す数字の他に、エントランス階、ロビー階、第1駐車場などの各階床の名称又は各階床の施設の名称を含むボタン画を表示することで、階床ボタン入力モードでの操作が、非常に判りやすいものになる。
なお、各階床の名称又は各階床の施設の名称を表示する代わり(又は同時に)、各階を代表する画像を直接表示するようにしてもよい。例えば、エントランス階のボタンとして、ビルのエントランスの写真を表示したり、駐車場階のボタンとして、車の画像を表示させてもよい。
画面切替ボタン202には、「一般階のご利用/To all floors」と日本語及び英語で表示され、この画面切替ボタン202の入力操作でテンキーなどのボタンを表示したテンキー入力モードの表示(図5)に切り替わる。但し、言語の選択や併記などに関しては、日本語のみや英語のみ、他言語など、ビル用途やビル運用に合わせて変更できる方式とすることが好ましい。特に、ホテルなどの不特定多数が利用する施設などにおいては、表示や音声などで、利用が想定される主な言語地域に対応しておくことが好ましい。例えば、個人認証などにより利用者の言語を特定して、利用者の言語に合わせた表示をすることで、より個人に寄り添ったサービスを提供できる。
入力案内203では、「行き先階を入力してください」と日本語で操作を促す表示が行われると共に、「please select a destination floor.」と英語でも同様の表示が行われる。前途の通り、個人認証などにより利用者の言語を特定できる場合は、利用者の言語のみで案内することで、より個人に寄り添ったサービスを提供できる。
登録階表示エリア41bには、登録階列204が縦に一列で表示される。
登録階列204は、テンキー入力モードでの登録階列107の表示と同様であり、実際のビルでの階床の配列に基づいて、数値が小さい階床の登録階を下から順に昇順で表示している。
登録階表示エリア41bと行先階登録エリア41aを敢えて別エリアに分けて表示することで、誰かが操作中で行先階登録エリア41aに手をかざしていても、かご内の乗客から登録階表示エリア41bの登録階を確認できる構成としている。更に、テンキーのようなテンキー入力モードにおいても登録階を確認できる。
なお、図5に示すテンキー入力モードでの表示と、図6に示す階床ボタン入力モードでの表示は、いずれか一方を初期画面とし、他方の画面は、切替え指示があったときに、切り替える。
このような画面切り換えを行うことによりタブレットPCで用いられているような標準サイズの表示パネルを用いて安価に操作盤を提供することが可能となる。
また、カードリーダや顔認証によるセキュリティ指向の強いオフィスビルやマンションなどにおいては、常時セキュリティが解除されているロビー階などの共用階をテンキー入力モードの初期画面として設定しておくことで、利便性の向上が図れる。
[テンキー入力モードと階床ボタン入力モードの選択例]
テンキー入力モードと階床ボタン入力モードのいずれを初期画面(デフォルト画面)とするかは、時間帯や交通流で切り替えるのが好ましい。ここでの初期画面とは、一定時間以上、利用者による指などの近接を検出しない状態が継続した際に表示される画面である。ここでの一定時間とは、例えば5秒から10秒程度の時間として、利用者による操作が行われていない状況がある程度連続した時間である。また、テンキー入力モードでの利用案内表示は「行先階を入力してください」、階床ボタン入力モードでの利用案内表示は「行先階を選択してください」とするなど、画面モードに応じて適切な利用方法を案内することで、初めての利用客にとっても使い易いインターフェイスとなる。
図7は、初期画面を、時間帯で切り替える場合の設定例を示す。
図7の例では、時間帯として、該当するビルの勤務者が出勤する時間帯、昼食時間の前半の時間帯、昼食時間(前半を除く)の時間帯、勤務者が退勤する時間帯、その他の平常時の時間帯の5つを設定してある。
そして、勤務者が出勤する時間帯は、初期画面のモード(デフォルトモード)として、テンキー入力モードとする。
昼食時間の前半の時間帯は、初期画面のモードとして、階床ボタン入力モードとする。
昼食時間(前半を除く)の時間帯は、初期画面のモードとして、テンキー入力モードとする。
勤務者が退勤する時間帯は、初期画面のモードとして、階床ボタン入力モードとする。
その他の平常時の時間帯は、初期画面のモードとして、テンキー入力モードとする。
このような時間帯による表示モードの初期設定を行うことで、それぞれの時間帯に応じた適切な行先階登録エリア41aでの表示が行われる。すなわち、出勤時、前半を除く昼食時間は、1階などの特定階から、各勤務者の席がある階に行く移動が多く、様々な階床が登録される可能性が高く、テンキーなどで階床を直接入力できるテンキー入力モードが好ましい。
一方、昼食時間の前半や退勤時には、各勤務者の席がある階から、出口がある1階などの特定階への移動が多く発生し、その特定階のボタンを直接表示した階床ボタン入力モードが好ましい。
さらに、その他の平常時には、どの階床も迅速に入力できるように、テンキー入力モードとして待機するのが好ましい。例えば、同一会社が複数の階床に入居しているような場合、平常時には2階以上の階床間での移動が多発し易い。
図8は、初期画面を、交通流で切り替える場合の設定例を示す。ここでの交通流が多い状況は、エレベーターが高い頻度で利用されている状況に相当する。
図8の例では、午前中の交通流が多い時間帯、午前中の交通流が少ない時間帯、午後の交通流が多い時間帯、午後の交通流が少ない時間帯、休日の5つに分けてある。
そして、午前中の交通流が多い時間帯は、初期画面のモード(デフォルトモード)として、テンキー入力モードとする。
午前中の交通流が少ない時間帯は、初期画面のモードとして、階床ボタン入力モードとする。
午後の交通流が多い時間帯は、初期画面のモードとして、階床ボタン入力モードとする。
午後の交通流が少ない時間帯は、初期画面のモードとして、テンキー入力モードとする。
休日は、どの時間帯も、初期画面のモードとして、テンキー入力モードとする。
また、従来から実施されている、群管理エレベーターなどで利用情報を収集・学習して、図7のような「出勤」「平常」「昼食前半/後半」「退勤」の交通流を予測する方式としてもよい。切り替え方法を、時間帯から交通流に変更することで、ビルの入居テナントが変わり混雑する時間も変わった、災害や事故などで出勤時間帯がズレたなどの、ビルの利用状況の変化にも柔軟に対応できる。
このような交通流による表示モードの初期設定を行うことでも、それぞれの時間帯の交通流に応じた適切な行先階登録エリア41aでの表示が行われる。
なお、交通流は、乗りかご内で行先階が登録される回数を、時間帯ごとにカウントして取得してもよい。すなわち、時間帯毎に目的階の設定が、テンキー入力モードの画面で行われた回数と、階床ボタン入力モードの画面で行われた回数とを表示画面切替処理部24a、又はエレベーター制御装置10がカウントし、カウントした結果に基づいて、図8に示す表示設定情報を変更して、時間帯毎の初期画面を設定する。
これにより、実際のエレベーターの運行状況に応じた適切な登録階の入力が行えるようになる。
また、画面表示が急に切り替わると利用者が戸惑うため、乗り場設置時はセンサやカメラなどで非接触入力制御装置の前に人がいないことを検出した際や、かご内設置時はセンサやカメラなど、又はドアが閉まっているが行き先階が登録されていない場合などと、非接触入力制御装置の前に人がいないことを検出した際に、画面表示モードを切り替えることが望ましい。
更に、ビル運用の形態によっては、テンキー入力モードをビル管理人以外利用しないことも想定される。その場合、テンキー入力モードへの切り替えは、暗号操作やスワイプ操作などとして、一般利用者に分かり難い切り替え方法としてもよい。
図9から図11は、入力操作に基づいて表示が図5や図6から変化する例を示す。
図9は、登録階の数が増えた場合の例(例1)を示す。
すなわち、図9(a)に示すように、テンキー入力モードで表示パネル41の行先階登録エリア41aが、図5で説明した階床入力ボタン101などの階床入力表示301を行い、登録階表示エリア41bが、登録階表示302を行う。図9では、説明を簡単にするために一部のボタンの表示を省略しているが、実際には図5に示す表示が行われる。
登録階表示302は、縦一列に、10個までの登録階の表示が可能である。図9(b)は、登録階が増えた場合に2列に表示する例を示している。
さらに登録階の設定が増えたときには、3列による登録階の表示に切り替えてもよい。
図10は、登録階の数が増えた場合の別の例(例2)を示す。
ここでも登録階表示エリア41bは、縦一列に、10個までの登録階の表示が可能であり、図10は、登録階が10個を超える場合を示している。
このとき、図10(a)に示すように、登録階表示エリア41bとして、10階床以下の登録階の表示303と、図10(b)に示すように、登録階表示エリア41bとして、10階床を超えた登録階の表示304とを、数秒ごとに切り替える。
10階床以下の登録階と、10階床を超えた登録階とに切り替えるのは一例であり、最初の画面で、最初に停止する10個の登録階、次の画面で、残りの登録階などに切り替えるようにしてもよい。
図11は、登録階の数が増えた場合の例(例3)を示す。
図11は、登録階を2列に表示する必要が生じた場合に、行先階登録エリア41aを狭くして、登録階表示エリア41bを広げた例を示す。
すなわち、登録階表示エリア41bは、比較的広い範囲を占めて、2列の登録階表示312を行うと共に、行先階登録エリア41aは、比較的狭い範囲として、入力ボタン表示311を行う。
なお、図11に示す登録階表示エリア41bを広げた表示は、行先階登録エリア41aでの指(物体)の接近による操作が一定時間ないときに行うようにしてもよい。そして、図9に示す登録階表示エリア41bを広げた表示を行った状態で、行先階登録エリア41aに指が接近したとき、図9又は図10に示すような、元の表示範囲の表示状態に戻るようにしてもよい。
また、一定時間(第1の時間)操作がないことで、図9に示す登録階表示エリア41bを広げた表示を行った後、さらに一定時間(第2の時間)操作がないとき、行先階登録エリア41aまたは登録階表示エリア41bに、各種案内情報を表示させてもよい。ここでの案内情報としては、ビルの各階のテナントの案内、ビルで行われるイベントの案内などの他、天気予報などの外部から取得した情報でもよい。
これにより、操作がない状態が継続した場合には、登録階が大きい面積で表示され、利用者に判りやすい表示形態になる。
[非接触入力制御装置で行われる処理]
次に、表示パネル41がここまで説明した表示を行うために非接触入力制御装置20で行われる処理について説明する。
図12は、非接触入力制御装置20で行われる入力処理の流れを示すフローチャートである。
まず、非接触入力制御装置20の入力処理部21は、表示パネル41と非接触センサ42との位置関係から決まる取り付け状態の情報を取得する(ステップS10)。この取り付け状態の情報は、予め設定された値でもよいし、事前のキャリブレーション処理で設定されてもよく、入力処理部21は、非接触センサ42からの検出データと、表示パネル41上の操作位置の座標位置との対応を設定する(ステップS11)。
この操作位置の座標が設定された状態で、乗りかご内のエレベーター利用者が、表示パネル41上のボタンに指を近接又はタッチする入力操作が開始される(ステップS12)。このとき、入力処理部21は、1点目の入力点検出処理を実行する(ステップS13)。そして、入力処理部21は、一定時間内に入力点が増えたか否か判断する(ステップS14)。
ステップS14で入力点が増えた場合(ステップS14のYes)、入力処理部21は、ステップS14の判断を繰り返す。そして、ステップS14で一定時間内に入力点が増えない場合(ステップS14のNo)、入力判定部22は、入力点を選定する入力判定処理を実行する(ステップS15)。
図13は、入力判定部22が行う入力判定処理の流れを示すフローチャートである。
入力判定部22は、入力処理部21で、非接触センサ42が表示パネル41の表面に物体(指)の接近を検出した場合に(ステップS20)、入力判定処理を開始する。
入力判定部22は、入力判定処理を開始すると、物体の位置が表示パネル41の表面から所定距離以内(例えば5cm以内)か否かを判定する(ステップS21)。
ステップS21で、所定距離以内でないとき(ステップS21のNo)、入力判定部22は、入力判定処理を終了する。
そして、ステップS21で、所定距離以内と判定したとき(ステップS21のYes)、入力判定部22は、検出した物体の大きさが所定サイズ以上か否かを判定する(ステップS22)。ここでの所定サイズは、指での操作を想定して、指よりも大きい物体を排除するために設定する。
ステップS22で、所定サイズより大きいとき(ステップS22のNo)、入力判定部22は、入力判定処理を終了する。
そして、ステップS22で、所定サイズ以上と判定したとき(ステップS22のYes)、入力判定部22は、近接を検出した領域が、行先階登録エリアか否かを判断する(ステップS23)。
ステップS23で、行先階登録エリアであるとき(ステップS23のYes)、入力判定部22は、所定時間以上に亘って物体が接近しているか否か判断する(ステップS24)。ステップS24で、所定時間以上に亘って物体が接近していないとき(ステップS24のNo)、入力判定部22は、ステップS24の判断を繰り返す。ここでの所定時間は、例えば0.1~0.5秒などの指などでの操作時に最低限継続すると想定される時間として、誤って指などの物体が表示パネル41に接近した場合を排除するために設定される。
ステップS24で、所定時間以上に亘って物体が接近していると検出したとき(ステップS24のYes)、入力判定部22は、行先階登録処理モードに移行する(ステップS25)。ここで、非接触時の操作感を利用者に伝えるため、指を検出した場合や所定時間の接近を検出した場合、登録確定した場合などに音声や表示、触感センサなどによって、利用者への通知を行うことで、より操作性が高まる。
また、ステップS23で、接近を検出した領域が行先階登録エリアでないとき(ステップS23のNo)、入力判定部22は、接近を検出した領域が登録階表示エリアか否かを判断する(ステップS26)。
ステップS26で、登録階表示エリアでないとき(ステップS26のNo)、入力判定部22は、入力判定処理を終了する。
そして、ステップS26で、登録階表示エリアであるとき(ステップS26のYes)、入力判定部22は、所定時間以上に亘って物体が接近しているか否か判断する(ステップS27)。ステップS27で、所定時間以上に亘って物体が接近していないとき(ステップS27のNo)、入力判定部22は、ステップS27の判断を繰り返す。このステップS27での判断は、ステップS24と同じである。
ステップS26で、所定時間以上に亘って物体が接近していると検出したとき(ステップS26のYes)、入力判定部22は、登録階取消処理に移行する(ステップS28)。
図14及び図15は、行先階登録処理部23で行われる行先階登録処理の流れを示すフローチャートである。図14の「A」が、図15の「A」につながり、図15の「B」が、図14の「B」につながる。
まず、行先階登録処理部23は、登録階表示エリア41bに指などが検出されたとき入力された行先階が表示されているか否かを判断する(ステップS30)。つまり、図5に示す入力済階床103の表示があるかどうかを判断する。
ステップS30で、入力された行先階が表示されているとき(ステップS30のYes)、行先階登録処理部23は、取消ボタン105(図5)を表示させる(ステップS31)。
そして、ステップS30で、入力された行先階が表示されていない場合(ステップS30のNo)と、ステップS31で取消ボタン105を表示させた後、行先階登録処理部23は、操作者の指(物体)の行先階登録エリア41a内の検出領域への接近を検出したか否かを判断する(ステップS32)。
ステップS32で操作者の手の検出領域への接近を検出しない場合(ステップS32のNo)、行先階登録処理部23は、その接近を検出しない状態が所定時間経過したか否かを判断する(ステップS33)。ここでの所定時間は、例えば10秒などのある程度長い時間とする。
ステップS33で、所定時間の経過を判断したとき(ステップS33のYes)、行先階登録処理部23は、行先階登録処理部23は、表示パネル41の行先階登録エリア41aでの表示を、初期画面にする(ステップS34)。ステップS34で初期画面を表示した後、行先階登録処理部23は、ここでの登録処理を終了して次の操作があるまで待機する。
また、ステップS33で、所定時間が経過しない間に指等を検出した場合(ステップS33のNo)、行先階登録処理部23は、ステップS30の判断に戻る。
ステップS32で操作者の指の検出領域で接近を検出した場合(ステップS32のYes)、行先階登録処理部23は、検出した領域が行先階登録エリア41a(階床入力ボタン101又は行先階ボタン201)への指の接近か否かを判断する(ステップS35)。ここで、非接触では指の空中ふらつきが発生するため、ボタンサイズより大きいエリアを検出領域として定めることで、利用者の個体差による操作性のばらつきを抑えられ、より広い客層への安定したサービス提供が行える。
ステップS35で、行先ボタンの領域であるとき(ステップS35のYes)、行先階登録処理部23は、該当するボタンの表示色を別の表示色に反転させる(ステップS36)。そして、行先階登録処理部23は、接近を検出した指が表示パネル41の表面から離れたか否かを判断する(ステップS37)。
ステップS37で、表示パネル41の表面から離れていないとき(ステップS37のNo)、行先階登録処理部23は、ステップS37の判断を繰り返す。
そして、ステップS37で、指が表示パネル41の表面から離れたとき(ステップS37のYes)、行先階登録処理部23は、該当するボタンの表示色を元の表示色に反転させる(ステップS38)。さらに、行先階登録処理部23は、ステップS35で指の接近を検出したボタンに対応した文字(数字)を、入力済階床103に表示させ(ステップS39)、ステップS30の判断に戻る。なお、入力済階床103に表示させるのは、テンキー入力モード(図5)の場合であり、階床ボタン入力モード(図6)の場合には、ステップS39で、直接、該当する階床を登録階として選ぶ。
また、ステップS35で、指の接近を検出した領域が行先ボタンの領域でないと判断したとき(ステップS35のNo)、行先階登録処理部23は、取消ボタン105(図5)の領域に指が接近したか否かを判断する(ステップS40)。
ステップS40で、取消ボタン105の領域に指が接近したと判断したとき(ステップS40のYes)、取消ボタン105の表示色を別の表示色に反転させる(ステップS41)。そして、行先階登録処理部23は、接近を検出した指が表示パネル41の表面から離れたか否かを判断する(ステップS42)。ここで、行先階登録エリア41a内の検出領域への接近を検出した場合、登録階表示エリア41bでの検出を無効とするなど、行先階登録エリア41aと登録階表示エリア41bでの排他処理を設けることで、誤操作や誤登録、誤取消を抑制でき、より満足度の高いインターフェイスを提供できる。
ステップS42で、指が表示パネル41の表面から離れていないとき(ステップS42のNo)、行先階登録処理部23は、ステップ42の判断を繰り返す。
そして、ステップS42で、表示パネル41の表面から離れたとき(ステップS42のYes)、行先階登録処理部23は、取消ボタン105の表示色を元の表示色に反転させる(ステップS43)。さらに、行先階登録処理部23は、入力済階床103に表示された文字(数字)を消去し(ステップS44)、ステップS30の判断に戻る。ここで、入力済階床103に表示された文字(数字)が消去されたことを、操作音とは別の音色などで利用者に知らせる構成としてもよい。
ステップS40で、指が取消ボタン105の領域に接近していないと判断したとき(ステップS40のNo)、図15の処理に移り、行先階登録処理部23は、登録ボタン104(図5)の領域に指が接近したか否かを判断する(ステップS45)。ここで、非接触では指の空中ふらつきが発生するため、ボタンサイズより大きいエリアを検出領域として定めることで、利用者の個体差による操作性のばらつきを抑えられ、より広い客層への安定したサービス提供が行える。
ステップS45で、登録ボタン104の領域に指が接近したと判断したとき(ステップS45のYes)、登録ボタン104の表示色を別の表示色に反転させる(ステップS46)。そして、行先階登録処理部23は、接近を検出した指が表示パネル41の表面から離れたか否かを判断する(ステップS47)。
ステップS47で、表示パネル41の表面から指が離れていないとき(ステップS47のNo)、行先階登録処理部23は、ステップ47の判断を繰り返す。
そして、ステップS47で、指が表示パネル41の表面から離れたとき(ステップS47のYes)、行先階登録処理部23は、登録ボタン104の表示色を元の表示色に反転させる(ステップS48)。さらに、行先階登録処理部23は、入力済階床103に表示された階床を登録階として登録し(ステップS49)、図14のステップS30の判断に戻る。なお、ステップS45の登録ボタン104は、テンキー入力モード時の入力表示階を確定させるボタンのため、このステップS46~S49の処理は、テンキー入力モード時(図5の表示時)に行われ、階床ボタン入力モード時(図6の表示時)には行われない。
ステップS45で、登録ボタン104の領域に指が接近していないと判断したとき(ステップS45のNo)、行先階登録処理部23は、画面切替ボタン106,202の領域に指が接近したか否かを判断する(ステップS50)。
ステップS50で、画面切替ボタン106,202の領域に指が接近したと判断したとき(ステップS50のYes)、画面切替ボタン106,202の表示色を別の表示色に反転させる(ステップS51)。そして、行先階登録処理部23は、接近を検出した指が表示パネル41の表面から離れたか否かを判断する(ステップS52)。
ステップS52で、表示パネル41の表面から指が離れていないとき(ステップS52のNo)、行先階登録処理部23は、ステップ52の判断を繰り返す。ここで、画面切替ボタン106の非接触検知から確定までの時間を長くしたり、非接触検知距離を他の釦よりも短くしたりして、指が下方より接近した場合の不意なモード切替動作を低減してもよい。
そして、ステップS52で、表示パネル41の表面から指が離れたとき(ステップS52のYes)、行先階登録処理部23は、画面切替ボタン106,202の表示色を元の表示色に反転させる(ステップS53)。さらに、行先階登録処理部23は、行先階登録エリア41aの表示を別のモード(テンキー入力モード又は階床ボタン入力モード)に変更し(ステップS54)、図14のステップS30の判断に戻る。
図16は、登録階取消処理部24が行う登録階取消処理の流れを示すフローチャートである。
まず、登録階取消処理部24は、操作者の指(物体)の登録階表示エリア41bへの接近を検出する(ステップS60)。このとき、登録階取消処理部24は、登録階表示エリア41bが表示した登録階の一覧の中で、どの登録階が表示された領域に指が接近したかを検出する(ステップS61)。そして、登録階取消処理部24は、ステップS61で検出した領域に表示された登録階の表示色を別の色に反転させる(ステップS62)。
その後、登録階取消処理部24は、表示パネル41に接近した物体(指)が離れたことを検出し(ステップS63)、ステップS62で反転させた登録階を、元の色に反転させる(ステップS64)。そして、登録階取消処理部24は、ステップS62で反転させた登録階を、登録階から取り消す指示を、エレベーター制御装置10に送り(ステップS65)、登録階取消処理を終了する。
図17は、登録階表示処理部27などが行う登録階の表示処理の流れを示すフローチャートである。
まず、登録階受信部25が、エレベーター制御装置10から登録階の情報を受信する(ステップS70)。このとき、登録階表示処理部27は、ステップS70で受信した登録階に、現在表示中の登録階から変化があるか否かを判断する(ステップS71)。
ステップS71で、受信した登録階の情報に変化がないと判断したとき(ステップS71のNo)、登録階受信部25での登録階のデータの受信処理に戻る。
そして、ステップS71で、受信した登録階の情報に変化があると判断したとき(ステップS71のYes)、登録階並び替え部26は、登録階受信部25が受信した登録階を、表示順に並び替える処理を実行する(ステップS72)。このときには、下側から順に地下階、地上階と表示されるようにし、地上階については、値が小さい階が下側になるように並び替えるようにする。また、登録階並び替え部26は、地下階については、値が大きい階が下側になるように並び替えを行う。
次に、予め決められた所定個数単位で、登録階にページ番号(画面の番号)を割り付ける(ステップS73)。例えば、登録階表示エリア41bが、図10に示すように、10個の階床を表示可能であるとき、10個単位で登録階にページ番号(画面の番号)を割り付ける。ここでのページ番号は、表示する画面が複数存在する場合に、その1つ1つの画面に付与された画面の番号である。
そして、登録階表示処理部27は、登録階表示エリア41bに接近した指などの物体の有無を判断する(ステップS74)。
ステップS74で、指の接近がないと判断したとき(ステップS74のYes)、登録階表示処理部27は、ステップS73で割り付けたページ番号が小さい順に、所定時間ごとに登録階表示エリア41bが表示するページ(画面)を切り替える(ステップS76)。
また、ステップS74で、指の接近があると判断したとき(ステップS74のNo)、登録階表示処理部27は、登録階表示エリア41bでのページ切替えを中断して、ステップS70の処理に戻る。
なお、この図17のフローチャートの処理は、図10に示すように登録階表示エリア41bの表示を複数ページ(複数画面)に分けて行う場合に相当し、1画面で全ての登録階の表示が可能な場合には、ステップS71~S72の処理が繰り返され、ステップS73以降の処理は不要になる。
[本例のエレベーターシステムによる効果]
以上説明した本例のエレベーターシステムによると、非接触で操作が可能な操作盤40の表示パネル41が適切な表示を行えるようになる。すなわち、行先階登録エリア41aによる行先階の登録を行うための表示として、テンキーなどにより行先階の入力を受け付ける登録階入力モードの画面と、各階床に対応付けられたボタンにより目的階を受け付ける登録階選択モードの画面とを用意したので、利用者の好みに応じて画面を切り替えることで、適切な表示が行われるようになる。例えば、高層ビル用のエレベーターの場合に、多数の登録階ボタンを並べて表示させる必要がなく、いずれの階であってもテンキーを使って利用者が登録階を迅速に指示できるようになる。
また、登録階選択モードの画面では、入力される頻度が高い階床のボタンだけを表示させたので、利用者は必要な階床のボタンを迅速に見つけて、入力操作ができるようになる。
また、いずれのモードを表示させた状態でも、画面切替ボタンの操作で他のモードの表示画面に変化させることができ、入力が容易となる。
さらに、初期画面として表示させる画面を、時間帯又は交通流で変化させることで、それぞれの時間帯や実際の交通流に応じて、適切な初期画面が表示されるようになり、操作性が向上する。
さらに、予め決めた一定時間が経過したとき、初期画面として設定したモードの画面に戻るようにすれば、利用者の操作で画面を切り替えた場合でも、しばらく経過すると元の画面に戻り、管理者が決めた画面が表示されるようになる。
[変形例]
なお、ここまで説明した実施の形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、各図に示した表示例についても、好適な例を示したものであり、これらの例に限定されるものではない。
例えば、乗りかごが各階床に停止してから、一定時間、全く指などの物体の表示パネル41への接近を検出しない場合、表示パネル41の行先階登録エリア41aに、操作方法を文字や動画などでビルを案内する案内情報の表示を行うようにしてもよい。この操作方法の案内情報を表示した状態では、数字キーなどの行先階登録エリア41aの他のボタンの表示領域は小さくするか、あるいは、案内情報の表示中には、一時的に行先階を登録するためのボタンを表示しないようにして、案内情報を大きな文字や動画で表示させてもよい。
乗りかごが走行中において、一定時間、全く指などの物体の表示パネル41への接近を検出しない場合、表示パネル41の行先階登録エリア41aが、予め用意されたビルの案内画面や宣伝画面、あるいは外部から取得した天気予報やニュースなどの画面を表示してもよい。
また、上述した実施の形態例では、非接触センサ42を備えた非接触操作が可能な操作盤40に適用したが、表示パネル40の表面に触れて操作を行う構成のものに、各図で説明した表示を行う場合に適用してもよい。
また、非接触センサ42を備えた非接触操作が可能な操作盤40の場合には、表示パネル40のボタン表示箇所に応じて、非接触センサ42が検出する範囲(パネル表面からの距離)を変化させてもよい。
例えば、図5に示すテンキー入力モードでの画面切替ボタン106や、図6に示す階床ボタン入力モードでの画面切替ボタン202が表示される箇所である、行先階登録エリア41aの下端部の数cmの範囲は、非接触で指などの近接を検知する距離を短くしてもよい。例えば、画面切替ボタン106,202が表示される箇所は、表示パネル41の表面から1cm以内になったとき、その近接を検出して入力操作を行うのに対して、他の箇所は表示パネル41の表面から3cm以内になったとき、その近接を検出して入力操作を行うようにする。近接を検出する距離を変える代わりに、近接を検出する時間などのその他の検出処理を変えて、同様の対処を行ってもよい。
これにより、画面切替ボタン106,202の操作が、画面切替を行う意思のない場合に誤って行われる可能性を効果的に排除することができ、誤操作のない適切な画面切替えが可能になる。
また、図6の例では、階床ボタン入力モードでの表示例として、利用頻度の高い階床のボタンだけを表示するようにしたが、全ての階床のボタンを表示してもよい。この場合、利用頻度の高い階床のボタンを大きなボタンとし、利用頻度の低い階床のボタンを小さなボタンとしてもよい。
また、図14及び図15のフローチャートで説明した処理では、階床入力ボタン101(テンキー)を使った階床の登録操作時には、数字などの階床入力ボタン101が押された後、確定操作としての登録ボタン104の操作で、階床を登録階に確定させるようにした。これに対して、例えば、階床入力ボタン101で階床を示す数値が入力された後、登録ボタン104が押されなくても、一定時間の経過で、その数値の階床を登録階に確定させてもよい。例えば、階床入力ボタン101で階床を示す数値が入力されから、3秒間、登録ボタン104などの操作がないとき、該当する階床を登録階に確定させてもよい。
あるいは逆に、階床入力ボタン101で階床を示す数値が入力されから、一定時間(3秒間程度)登録ボタン104などの操作がないとき、その数値の入力をクリアし、入力済階床103での表示を消して、登録階として登録しないようにしてもよい。
また、図1や図2に示す構成図では、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものだけを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、図12~図17に示すフローチャートに示す処理の流れについても一例であり、処理結果が同じであれば、一部の処理順序を変えたり、複数の処理を同時に実行するようにしてもよい。
また、本実施の形態例で説明したシステムをコンピュータなどの情報処理装置で構成した場合に、各処理機能を実現するプログラムについては、コンピュータ装置内の不揮発性ストレージやメモリに用意する他に、外部のメモリ、ICカード、SDカード、光ディスク等の記録媒体に置いて、転送してもよい。
10…エレベーター制御装置、20…非接触入力制御装置、20a…CPU、20b…主記憶部、20c…不揮発性ストレージ、20d…ネットワークインタフェース、20e…入力部、20f…出力部、21…入力処理部、22…入力判定部、23…行先階登録処理部、24…登録階取消処理部、24a…表示画面切替処理部、25…登録階受信部、26…登録階並び替え部、27…登録階表示処理部、28…登録階表示エリア更新部、29…行先階登録更新部、31…ドア、32…ドア脇側板、33…ドア脇側板、34…横側板、40…操作盤、41…表示パネル、41a…行先階登録エリア、41b…登録階表示エリア、42…非接触センサ、101…階床入力ボタン(テンキー)、106,202…画面切替ボタン

Claims (7)

  1. 非接触で目的階を登録するエレベーターのかご内操作盤を備えるエレベーターシステムにおいて、
    前記操作盤は、
    テンキーを含むボタンを表示パネルに表示した目的階を受け付ける第1の画面と、
    階床に対応付けられたボタンを表示パネルに表示した目的階を受け付ける第2の画面と、
    前記受け付けた目的階を登録する行先階登録処理部と、
    第1の画面と第2の画面の各々の画面に含まれる第1の画面と第2の画面の画面切り替え要求を受付ける画面切替ボタンと、
    前記画面切替ボタンが画面切り替え要求を受付けたとき、前記表示パネルが表示した第1の画面と第2の画面との間で切り替える表示画面切替処理部と、を備える
    エレベーターシステム。
  2. 第2の画面は、利用頻度の高い階床のボタンを配置した
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. 第2の画面で前記行先階登録処理部が予め定められた時間、目的階の登録を受付けなかったとき、前表示画面切替処理部は第1の画面を表示するよう制御する
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  4. 前記表示画面切替処理部は、時間帯毎に定められた表示設定情報に基づいて、第1の画面と第2の画面の内、表示させる画面を設定可能とする
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  5. 前記表示画面切替処理部は、時間帯毎に目的階の設定が、前記第1の画面で行われた回数と、前記第2の画面で行われた回数とをカウントし、
    前記カウントした数に基づいて、前記表示設定情報を変更し、時間帯毎の画面表示を行う
    請求項4に記載のエレベーターシステム。
  6. 第2の画面が表示する、各階床に対応付けられたボタンは、各階床の情報又は各階床の施設の情報を含む
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  7. 前記操作盤の表示パネルに表示されたボタンは、操作を行う物体の近接で入力を行うものであり、
    前記表示されたボタンは操作を行う物体の近接を検知する距離または時間の異なるボタンを含む
    請求項1~6のいずれか1項に記載のエレベーターシステム。
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