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JP2023146422A - トイレユニット - Google Patents

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JP2023146422A JP2022053599A JP2022053599A JP2023146422A JP 2023146422 A JP2023146422 A JP 2023146422A JP 2022053599 A JP2022053599 A JP 2022053599A JP 2022053599 A JP2022053599 A JP 2022053599A JP 2023146422 A JP2023146422 A JP 2023146422A
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Abstract

【課題】使い勝手のよいトイレユニットを提供する。【解決手段】大便器が設けられるトイレ室の壁面から突出して設置されるライニングと、前記ライニングに設けられた洗面器と、前記洗面器に向けて水石けんを吐出する水石けん装置と、前記水石けんを貯留する水石けんタンクと、を備え、前記水石けんタンクは、前記ライニングの内部に設けられていることを特徴とするトイレユニット。【選択図】図2

Description

本発明の態様は、一般的に、トイレユニットに関する。
大便器が設置されたトイレ室のライニングに洗面器を備えたトイレユニットが知られている。このようなトイレユニットの洗面器においては、例えば水を吐出する水栓装置と、水石けんを吐出する水石けん装置と、が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許第6444017号公報
水石けん装置は、水石けんタンクが洗面器の上方に位置している。従って、洗面器の周囲において、見栄えが悪くなるおそれがある。また、ライニングの上に荷物を置く場合に、水石けんタンクが邪魔になり、使い勝手が悪くなるおそれがある。
本発明の態様は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、使い勝手のよいトイレユニットを提供することを目的とする。
第1の発明は、大便器が設けられるトイレ室の壁面から突出して設置されるライニングと、前記ライニングに設けられた洗面器と、前記洗面器に向けて水石けんを吐出する水石けん装置と、前記水石けんを貯留する水石けんタンクと、を備え、前記水石けんタンクは、前記ライニングの内部に設けられていることを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、洗面器の周囲をすっきりと見栄えよくさせることができる。また、例えばライニングの上に荷物を置く場合に、水石けんタンクが邪魔にならず、使い勝手のよいトイレユニットとすることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ライニングは、第1部位と、前記第1部位に隣接して設けられ前記洗面器が取り付けられる第2部位と、を有し、前記第2部位の下端は、前記第1部位の下端よりも上方に位置しており、前記水石けんタンクは、前記第1部位の内部に設けられていることを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、水石けんタンクを洗面器が取り付けられていない第1部位内に設けているので、第2部位をコンパクト化することができるとともに、例えば車いすの使用者などにとっても使い勝手のよいトイレユニットとすることができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記洗面器に湯水を吐出する水栓装置と、前記水栓装置に湯水を供給する電気温水器と、をさらに備え、前記電気温水器は、前記第1部位の内部で前記水石けんタンクに隣り合った位置に設けられていることを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、電気温水器を洗面器が取り付けられていない第1部位内に設けているので、第2部位をコンパクト化することができるとともに、例えば車いすの使用者にとっても使い勝手のよいトイレユニットとすることができる。
第4の発明は、第3の発明において、前記水石けんタンクは、前記水石けんを補給する補給口を有し、前記補給口は、前記電気温水器とは反対側に位置していることを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、水石けんタンクに水石けんを補給するときに、飛散した水石けんが電気温水器にかかるのを抑制できる。
第5の発明は、第4の発明において、前記第1部位は、前記第2部位の下方に位置する側面に点検口を有し、前記補給口は、前記点検口側に位置していることを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、第2部位の下方から水石けんの補給をしやすくすることができる。また、水石けんが電気温水器にかかるのを抑制できる。
第6の発明は、第3~第5のいずれか1つの発明において、前記水石けんタンクと、前記電気温水器と、の間には、仕切部が設けられていることを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、水石けんが電気温水器にかかるのをさらに抑制できる。また、電気温水器は、仕切部により保護されているので、点検口から電気温水器にいたずらされるのを抑制できる。
第7の発明は、第1~第6のいずれか1つの発明において、前記洗面器の上方には、鏡が設けられていることを特徴とするトイレユニットである。
このトイレユニットによれば、例えば水石けんタンクが水石けん装置の上に設けられている場合と比べて、鏡の視認性を向上することができる。
本発明の態様によれば、使い勝手のよいトイレユニットを提供することができる。
本発明の実施形態に係るトイレユニットを設置したトイレ室を模式的に示す斜視図である。 ライニングの第1部位と第2部位とを正面からみた正面図である。 水栓ユニットおよび水石けんユニットの水路系および制御系を示すブロック図である。 ライニングの第1部位と第2部位とを示す斜視図である。 図4中の第1部位のカバーを取り外した状態を示す分解斜視図である。 第1部位の前面板を取り外した状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るトイレユニットを設置したトイレ室を模式的に示す斜視図である。
図1に示すように、トイレ室TRは、例えば公共施設のトイレ室である。トイレ室TRは、多目的トイレや多機能トイレなどの独立した1つの部屋である。トイレ室TRは、パーティションなどで仕切られた状態で1つの部屋に並べて設けられる、いわゆるトイレブースでもよい。
トイレ室TRには、大便器12、ライニング30、洗面器50、水栓装置66、および水石けん装置86を有するトイレユニット10が設けられている。また、トイレ室TRには、その他に、他の洗面器16、ベビーチェア20、小便器22、汚物流しユニット24、紙巻器38、および手すり40などの機器が設置されている。また、図示しない手洗い乾燥機やベビーシートなどの機器が設けられていてもよい。
但し、トイレ室TRに設置される機器は、これらに限ることなく、任意の機器でよい。これら機器は、例えばトイレ室TRの壁側に設けられたライニング30に並んで配設されている。そして、これら機器が配設されていない壁側には、トイレ室TRの出入口1が形成されている。この出入口1には、開閉式のドア2が設けられている。
大便器12は、下方に向けて窪んだボウル部を有する便器本体13と、便器本体13の上に取り付けられた便座装置14とを備えている。便器本体13は、ボウル部において使用者の尿や便などの排泄物を受ける。すなわち、大便器12は、洋式腰掛大便器である。便座装置14は、便器本体13に対して一体的に取り付けてもよいし、便器本体13に対して着脱可能に取り付けてもよい。
便座装置14は、使用者が便器本体13の上に座るための便座14aを有する。また、便座装置14は、例えば便座14aに座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部などを有する。すなわち、便座装置14は、衛生洗浄装置である。便座装置14の上方には、便座14aに着座した使用者の背もたれ15が設けられている。
他の洗面器16は、大便器12で用を足した使用者などが手を洗うものである。ベビーチェア20は、大便器12の側方に設けられ、保護者が大便器12などを利用する際などに、一時的に乳幼児を座らせておけるようにするための椅子である。また、小便器22は、使用者の尿を受けるもので、ベビーチェア20の側方に設けられている。汚物流しユニット24は、小便器22の側方に設けられ、オストメイトの方が排泄物などの汚物を処理するための器具である。
トイレ室TRには、出入口1に対向する壁側にライニング30が設けられている。ライニング30は、キャビネットやケーシングなどと呼ばれる場合もある。ライニング30は、トイレ室TRの壁面や床面に設置されている。ライニング30には、大便器12、背もたれ15、他の洗面器16、ベビーチェア20、小便器22、汚物流しユニット24および洗面器50などの機器が設けられている。ライニング30は、上方からみた上面視(平面視)においてL字状に形成されている。
ライニング30は、トイレ室TRの壁面から突出している。ライニング30の内部には、管路や電気機器などが収納されている。ライニング30は、大便器12の側方に位置する第1部位30aと、第1部位30aに隣接する第2部位30bと、を有する。
第2部位30bは、第1部位30aよりも大便器12から離れた位置に配設されている。第1部位30aは、下端が床面に載置されており、床面から上方に向けて延びている。第2部位30bは、第1部位30aの上側部分から大便器12とは反対方向に向けて突出している。第2部位30bの下方に位置する第1部位30aの側面は、着脱可能なカバー30a1となっている。
ライニング30の第1部位30aには、呼出ボタン32、操作リモコン34、便器洗浄ボタン36などの操作部および紙巻器38や手すり40が大便器12側に向いて設けられている。呼出ボタン32は、緊急時などに異常事態の発生を外部に連絡するための操作部であり、例えばトイレ室TRの複数個所に設けられている。また、第1部位30aの上面には、他の洗面器16が設置されている。
操作リモコン34は、身体洗浄機能部の動作などを便座装置14に指示するための操作部である。操作リモコン34は、例えば止めボタン、おしり洗浄ボタン、ビデ洗浄ボタンなどの複数の操作ボタンを有する。便器洗浄ボタン36は、大便器12を洗浄するための操作部である。便器洗浄ボタン36を操作することにより、大便器12のボウル部に洗浄水が供給され、大便器12のボウル部が洗浄される。紙巻器38は、便座14aに着座した使用者の手が届く範囲に配置されている。紙巻器38は、例えば便器洗浄ボタン36の下方に配置されている。
第2部位30bは、例えば出入口1の正面側に位置している。第2部位30bの上面には、後述する洗面器50が設置されている。また、床面と第2部位30bとの間には、空間Sが形成されている。すなわち、第2部位30bの下端は、第1部位30aの下端よりも上方に位置している。第2部位30bの上下方向の寸法は、第1部位30aの上下方向の寸法よりも小さくなっている。空間Sには、例えば車いすの使用者が洗面器50を使用するときに、足が挿入できるようになっている。
第1部位30aは、第2部位30bの下方に位置する側面に空間Sに開口する点検口30a2を有している。この点検口30a2は、カバー30a1により覆われている。カバー30a1を取り外すことにより、後述する水石けんタンク82のメンテナンスを行うことができる。点検口30a2と水石けんタンク82との関係については、後で説明する。
次に、洗面器50、水栓ユニット60、および水石けんユニット80について説明する。
図2は、ライニングの第1部位と第2部位とを正面からみた正面図である。
図3は、水栓ユニットおよび水石けんユニットの水路系および制御系を示すブロック図である。
図4は、ライニングの第1部位と第2部位とを示す斜視図である。
図5は、図4中の第1部位のカバーを取り外した状態を示す分解斜視図である。
図6は、第1部位の前面板を取り外した状態を示す正面図である。
洗面器50は、ライニング30の第2部位30bの上面に設置されている。洗面器50は、トイレ室TRの壁面に取り付けられていてもよい。洗面器50は、例えば車いすに乗った使用者が使用できるような高さに設置されている。図2に示すように、洗面器50は、大便器12から離れた位置に設けられている。洗面器50は、大便器12に着座した使用者からみて左前方に位置している。図1に示すように、洗面器50は、下方に窪むボウル部52と、ボウル部52の幅方向(左右方向)両側に位置する第1カウンタ54および第2カウンタ55と、を有している。
図1に示すように、ボウル部52は、底部に排水口を有している。排水口は、例えばボウル部52の幅方向の中央部に形成されている。水栓装置66から吐出された湯水は、排水口から下水道に流れる。
第1、第2カウンタ54、55は、ボウル部52の上端から水平方向に延びている。第1カウンタ54には、水栓装置66が設置されている。第2カウンタ55には、水石けん装置86が設置されている。なお、第1カウンタ54に、水石けん装置86が設置され、第2カウンタ55に、水栓装置66が設置されていてもよい。
水栓ユニット60は、洗面器50のボウル部52に向けて湯水を吐出させるものである。水栓ユニット60は、自動水栓機能部62と、電気温水器64と、水栓装置66と、を有している。
図2に示すように、自動水栓機能部62は、ライニング30の第2部位30b内に設けられている。図3に示すように、自動水栓機能部62は、開閉弁62aと、制御部62bと、を有している。開閉弁62aは、給水源100から供給される水を水栓装置66に導く第1管路70に設けられている。給水源100は、例えば上水道である。開閉弁62aは、例えば電磁弁からなり、制御部62bにより開閉状態が制御されている。
制御部62bは、図示しない電源に接続されている。制御部62bは、開閉弁62aと電気的に接続され、開閉弁62aの作動を制御している。また、制御部62bは、水栓装置66の水栓用センサ66aと電気的に接続されている。制御部62bは、水栓用センサ66aから送信される指令信号により、開閉弁62aの開閉状態を切り替える。
電気温水器64は、開閉弁62aの下流側に位置して、第1管路70に設けられている。電気温水器64は、水栓装置66に湯水を供給する。電気温水器64は、タンクと、タンク内に設けられたヒータと、ヒータを制御する制御部と、(いずれも図示せず)を有している。電気温水器64は、例えば1リットルのタンク内で湯を沸かして貯湯できる貯湯式の電気温水器となっている。
図2に示すように、電気温水器64は、ライニング30の第1部位30a内に設置されている。これにより、例えば洗面器50の下方に位置するライニング30の第2部位30bの上下方向の寸法を可及的に小さくすることができる。その結果、第2部位30bと床面との間の空間Sを広く形成することができる。従って、例えば車いすを使用している使用者は、足を空間S内に入れて洗面器50を使用したり、空間Sを利用して車いすを切り返したりすることができる。
水栓装置66は、洗面器50に設けられボウル部52に向けて水を吐出する。すなわち、水栓装置66は、湯水を吐出させる吐出口を有する水栓スパウトとなっている。水栓装置66の吐出口は、例えばボウル部52の上方に位置している。水栓装置66は、洗面器50の第1カウンタ54に取り付けられ、第1管路70に接続されている。
水栓装置66は、水栓用センサ66aを有している。水栓用センサ66aは、例えば吐出口の上方に設けられている。すなわち、水栓用センサは、ボウル部52の上方に位置している。水栓用センサ66aは、例えば赤外線投受光式センサとなっており、ボウル部52に向けて差し出された手を検知する。なお、水栓用センサ66aは、赤外線投受光式センサに限らず、例えば焦電センサやマイクロ波センサなどでもよい。水栓用センサ66aは、ボウル部52に向けて差し出された手を検知できる任意のセンサを用いることができる。
水栓用センサ66aは、手を検知すると自動水栓機能部62の制御部62bに手を検知した指令信号を送信する。制御部62bは、この指令信号を受信すると、開閉弁62aを閉状態から開状態に切り替える。これにより、水栓装置66の吐出口から湯水が自動で吐出される。
そして、制御部62bは、水栓用センサ66aの検知範囲から手が外れたことを受信することにより、開閉弁62aを開状態から閉状態に切り替える。これにより、水栓装置66の吐出口から吐出されている湯水が自動で止まる。
水石けんユニット80は、洗面器50のボウル部52に向けて水石けんを吐出させるものである。水石けんユニット80は、水石けんタンク82と、水石けん機能部84と、水石けん装置86と、を有している。
水石けんタンク82は、水石けんを貯留させるものである。水石けんタンク82は、ライニング30の内部に設けられている。具体的には、図2に示すように、水石けんタンク82は、ライニング30の第1部位30aの内部に設けられている。これにより、洗面器50の周囲をすっきりとさせることができる。また、例えばライニング30に荷物を置く場合に、水石けんタンクが邪魔になるのを抑制できる。
水石けんタンク82は、水石けんを補給するための補給口82aを有している。水石けんの補給は、例えばカバー30a1を取り外して点検口30a2から行うことができる。水石けんタンク82には、水石けんを水石けん装置86に導く第2管路90が接続されている。
図2に示すように、水石けん機能部84は、ライニング30の第1部位30a内に設けられている。水石けん機能部84は、ポンプ84aと、制御部84bと、を有している。ポンプ84aは、水石けんタンク82と水石けん装置86との間に位置して、第2管路90に設けられている。ポンプ84aは、制御部84bにより作動が制御されている。ポンプ84aは、水石けんタンク82内に貯留された水石けんを吸い上げて水石けん装置86に供給する。
水石けん装置86は、洗面器50に設けられボウル部52に向けて水石けんを吐出する。すなわち、水石けん装置86は、水石けんを吐出させる吐出口を有する水石けんスパウトとなっている。水石けん装置86は、洗面器50の第2カウンタ55に取り付けられ、第2管路90に接続されている。
水石けん装置86は、ボウル部52を挟んで水栓装置66とは反対側に配置されている。図2に示すように、水石けん装置86は、水栓装置66よりも大便器12側に配置されている。すなわち、水石けん装置86は、大便器12と水栓装置66との間に位置している。
水石けん装置86は、水石けん用センサ86aを有している。水石けん用センサ86aは、例えば第2カウンタ55の上方に位置している。水石けん用センサ86aは、例えば赤外線投受光式センサとなっており、ボウル部52に向けて差し出された手を検知する。なお、水石けん用センサ86aは、赤外線投受光式センサに限らず、例えば焦電センサやマイクロ波センサなどでもよい。水石けん用センサ86aは、ボウル部52に向けて差し出された手を検知できる任意のセンサを用いることができる。水石けん用センサ86aと水栓用センサ66aとは、例えば同じセンサとなっている。
水石けん用センサ86aは、手を検知すると水石けん機能部84の制御部84bに手を検知した指令信号を送信する。制御部84bは、この指令信号を受信すると、ポンプ84aを作動させる。これにより、水石けんタンク82内の水石けんがポンプ84aにより吸い上げられて水石けん装置86の吐出口から水石けんが自動で吐出される。
そして、制御部84bは、水石けん用センサ86aの検知範囲から手が外れたことを受信することにより、ポンプ84aの作動を停止させる。これにより、水石けん装置86の吐出口から吐出されている水石けんが自動で止まる。
次に、水石けんタンク82と、電気温水器64と、の配置関係について、説明する。
図6に示すように、水石けんタンク82と電気温水器64とは、ライニング30の第1部位30aの内部で幅方向(左右方向)に並んで配設されている。この場合、水石けんタンク82は、第1部位30aの点検口30a2側に設けられている。一方、電気温水器64は、水石けんタンク82に隣り合った位置に設けられている。電気温水器64を挟んで水石けんタンク82とは反対側には、ダストボックス97が設けられている。すなわち、電気温水器64は、水石けんタンク82とダストボックス97との間に位置している。電気温水器64の上方には、例えば紙巻器38が設けられている。
図2に示すように、水栓装置66と水石けん装置86とは、正面視で右側に水栓装置66が配設され、左側に水石けん装置86が配設されている。一方、電気温水器64と水石けんタンク82とは、正面視で右側に水石けんタンク82が配設され、左側に電気温水器64が配設されている。すなわち、水栓ユニット60の水栓装置66と水石けんユニット80の水石けん装置86との位置関係と、水栓ユニット60の電気温水器64と水石けんユニット80の水石けんタンク82との位置関係とは、逆になっている。
電気温水器64は、水石けんタンク82に隣り合った位置に設けられている。この隣り合うとは、電気温水器64と水石けんタンク82との間に、後述の仕切部31および電気温水器64や水石けんタンク82に関連する部材(電気機器や管路など)以外の部材が設けられていないことを意味する。例えば、図2、図6に示すように、電気温水器64と水石けんタンク82とは、ライニング30の幅寸法Lの中心(中心線A-A)よりも点検口30a2側に寄って配設されている。
図5、図6に示すように、水石けんタンク82は、水石けんを補給するための補給口82aを有している。補給口82aは、電気温水器64とは、反対側に位置している。ここでいう反対側とは、水石けんタンク82の幅方向の中心線B-Bに対して電気温水器64とは逆側の部分を意味している。この例では、補給口82aは、水石けんタンク82の上面と側面との間の角部に設けられている。なお、補給口82aは、水石けんタンクの上面および側面に設けられていてもよい。
これにより、水石けんタンク82の補給口82aを電気温水器64から離すことができる。従って、水石けんを補給する場合に、飛散した水石けんが電気温水器64に誤ってかかるのを抑制できる。
また、図5、図6に示すように、補給口82aは、点検口30a2側に位置している。すなわち、補給口82aは、点検口30a2に向けて開口している。これにより、メンテナンス者は、カバー30a1を取り外して、空間Sから簡単に水石けんの補給を行うことができる。また、水石けんを補給する場合に、水石けんが電気温水器64に誤ってかかるのを抑制できる。
さらに、水石けんタンク82と電気温水器64との間には、仕切部31が設けられている。仕切部31は、例えばライニング30の第1部位30a内で上下方向および奥行方向に延びる板部材となっている。すなわち、仕切部31と点検口30a2との間は、水石けんタンク82が収容される収容空間となっている。
電気温水器64は、大部分または全部分が仕切部31により点検口30a2から視認できないようになっている。仕切部31は、水石けんが電気温水器64にかかるのを抑制する。また、仕切部31は、点検口30a2から電気温水器64がいたずらされるのを抑制する。すなわち、仕切部31は、電気温水器64を保護する保護部材となっている。
鏡95は、洗面器50の上方に位置して、トイレ室TRの壁面に設けられている。例えば、水石けん装置86の上に水石けんタンクが設けられているような場合には、鏡95に水石けんタンクが映り込むので、視認性が悪くなるおそれがある。本実施形態によれば、水石けんタンク82がライニング30の内部に配設されているので、鏡95の視認性を向上できる。
この例では、鏡95は、正面視で水栓装置66の上端および水石けん装置86の上端よりも上方に設けられている。この場合、水石けんタンク82がライニング30の内部に配設されているので、例えば水石けん装置86の上に水石けんタンクが設けられているものに比べて、鏡95を低くすることができる。これにより、鏡95の使い勝手をよくすることができる。
かくして、本実施形態によるトイレユニット10は、大便器12が設けられるトイレ室TRの壁面から突出して設置されるライニング30と、ライニング30に設けられた洗面器50と、を備えている。そして、洗面器50に向けて水石けんを吐出する水石けん装置86と、水石けんを貯留する水石けんタンク82と、を有し、水石けんタンク82は、ライニング30の内部に設けられている。
これにより、洗面器50の周囲をすっきりと見栄えよくさせることができる。また、例えばライニング30の上に荷物を置く場合に、水石けんタンクが邪魔にならず、使い勝手のよいトイレユニット10とすることができる。
また、ライニング30は、第1部位30aと、第1部位30aに隣接して設けられ洗面器50が取り付けられる第2部位30bと、を有している。第2部位30bの下端は、第1部位30aの下端よりも上方に位置しており、水石けんタンク82は、第1部位30aの内部に設けられている。
例えば、洗面器50が取り付けられる第2部位30b内に、水石けんタンク82を収容する場合には、第2部位30bを水石けんタンク82が収容できる大きさに形成しなければならない。そうすると、例えば第2部位30bの下方の空間Sが狭くなり、車いすの使用者などにとって使い勝手が悪くなるおそれがある。本実施形態によれば、水石けんタンク82を洗面器50が取り付けられていない第1部位30a内に設けているので、第2部位30bをコンパクト化することができるとともに、例えば車いすの使用者にとっても使い勝手のよいトイレユニット10とすることができる。
また、洗面器50に湯水を吐出する水栓装置66と、水栓装置66に湯水を供給する電気温水器64と、をさらに備えている。そして、電気温水器64は、第1部位30aの内部で水石けんタンク82に隣り合った位置に設けられている。これにより、ライニング30の第2部位30bをコンパクト化することができるとともに、例えば車いすの使用者にとっても使い勝手のよいトイレユニット10とすることができる。
また、水石けんタンク82は、水石けんを補給する補給口82aを有している。そして、補給口82aは、電気温水器64とは反対側に位置している。これにより、水石けんタンク82に水石けんを補給するときに、飛散した水石けんが電気温水器64にかかるのを抑制できる。
また、第1部位30aは、第2部位30bの下方に位置する側面に点検口30a2を有している。そして、補給口82aは、点検口30a2側に位置している。これにより、第2部位30bの下方から水石けんの補給をしやすくすることができる。また、水石けんが電気温水器64にかかるのを抑制できる。
また、水石けんタンク82と、電気温水器64と、の間には、仕切部31が設けられている。これにより、水石けんが電気温水器64にかかるのをさらに抑制できる。また、電気温水器64は、仕切部31により保護されているので、点検口30a2から電気温水器64にいたずらされるのを抑制できる。
また、洗面器50の上方には、鏡95が設けられている。本実施形態によれば、水石けんタンク82がライニング30の内部に設けられている。従って、例えば水石けんタンクが水石けん装置86の上に設けられている場合と比べて、鏡95の視認性を向上することができる。
上述した実施形態では、水栓ユニット60は、電気温水器64よりも上流側に開閉弁62aを有する元止め式とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えば電気温水器64よりも下流側に開閉弁を有する先止め式でもよい。
また、上述した実施形態では、水栓用センサ66aが手を検知することにより、自動で湯水を吐出する水栓ユニット60を例に挙げて説明した。しかし、本発明の態様はこれに限らず、例えばスイッチや蛇口の操作部を操作して湯水を吐出させる手動式の水栓ユニットでもよい。このことは、水石けんユニット80についても同様である。すなわち、水栓ユニットや水石けんユニットは、湯水や水石けんの吐出が電気的に制御されるものに限らず、機械的に制御されるものでもよい。
また、上述した実施形態では、水石けんタンク82をライニング30の第1部位30aの内部に設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば水石けんタンク82を第2部位30bの内部に設置してもよい。このことは、電気温水器64についても同様である。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレユニットなどが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 出入口
2 ドア
10 トイレユニット
12 大便器
13 便器本体
14 便座装置
14a 便座
15 背もたれ
16 他の洗面器
20 ベビーチェア
22 小便器
24 汚物流しユニット
30 ライニング
30a 第1部位
30a1 カバー
30a2 点検口
30b 第2部位
31 仕切部
32 呼出ボタン
34 操作リモコン
36 便器洗浄ボタン
38 紙巻器
40 手すり
50 洗面器
52 ボウル部
54 第1カウンタ
55 第2カウンタ
60 水栓ユニット
62 自動水栓機能部
62a 開閉弁
62b 制御部
64 電気温水器
66 水栓装置
66a 水栓用センサ
70 第1管路
80 水石けんユニット
82 水石けんタンク
82a 補給口
84 水石けん機能部
84a ポンプ
84b 制御部
86 水石けん装置
86a 水石けん用センサ
90 第2管路
95 鏡
97 ダストボックス
100 給水源
S 空間
TR トイレ室




Claims (7)

  1. 大便器が設けられるトイレ室の壁面から突出して設置されるライニングと、
    前記ライニングに設けられた洗面器と、
    前記洗面器に向けて水石けんを吐出する水石けん装置と、
    前記水石けんを貯留する水石けんタンクと、
    を備え、
    前記水石けんタンクは、前記ライニングの内部に設けられていることを特徴とするトイレユニット。
  2. 前記ライニングは、
    第1部位と、
    前記第1部位に隣接して設けられ前記洗面器が取り付けられる第2部位と、
    を有し、
    前記第2部位の下端は、前記第1部位の下端よりも上方に位置しており、
    前記水石けんタンクは、前記第1部位の内部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトイレユニット。
  3. 前記洗面器に湯水を吐出する水栓装置と、
    前記水栓装置に湯水を供給する電気温水器と、
    をさらに備え、
    前記電気温水器は、前記第1部位の内部で前記水石けんタンクに隣り合った位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のトイレユニット。
  4. 前記水石けんタンクは、前記水石けんを補給する補給口を有し、
    前記補給口は、前記電気温水器とは反対側に位置していることを特徴とする請求項3に記載のトイレユニット。
  5. 前記第1部位は、前記第2部位の下方に位置する側面に点検口を有し、
    前記補給口は、前記点検口側に位置していることを特徴とする請求項4に記載のトイレユニット。
  6. 前記水石けんタンクと、前記電気温水器と、の間には、仕切部が設けられていることを特徴とする請求項3~5のいずれか1項に記載のトイレユニット。
  7. 前記洗面器の上方には、鏡が設けられていることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のトイレユニット。
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