JP2023120682A - レーザ溶接装置及びレーザ光の照射位置ずれの補正方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レーザ溶接装置100は、レーザ発振器10と、レーザヘッド30と、コントローラ50と、ステージ70と、を備えている。レーザヘッド30は、レーザ光LBを二次元的に走査するレーザ光スキャナ40を有し、コントローラ50は、レーザ光スキャナ40を駆動制御する。ステージ70に設けられた貫通孔72bの一方の端部を覆うように光センサ80が配置されている。レーザ光LBを二次元的に走査しながら、貫通孔72bの周りに照射する場合に、コントローラ50は、貫通孔72bの中心位置と光センサ80の出力がピークとなる第1ピーク位置O1とに基づいて、レーザ光LBの照射位置ずれを補正する。
【選択図】図6
Description
[レーザ溶接装置の構成]
[レーザ溶接装置及びレーザ光スキャナの構成]
図1は、本実施形態に係るレーザ溶接装置の構成の模式図を示し、図2は、レーザ光スキャナの概略構成図を示す。
図3は、ステージの平面図を、図4は、補正部の拡大平面図を、図5は、図4のV-V線での断面模式図をそれぞれ示す。
図6は、レーザ光の照射位置ずれの補正手順のフローチャートを示し、図7は、光センサの出力をレーザ光が走査されるXY平面にプロットした場合の模式図を示す。
Yc=Y0-Ya ・・・(2)
ここで、
X0:温度ドリフトが無い状態での走査時の原点のX座標
Y0:温度ドリフトが無い状態での走査時の原点のY座標
Xc:補正後の走査時の原点のX座標
Yc:補正後の走査時の原点のY座標
Xa:原点Oと第1ピーク位置O1とのX方向のずれ量
Ya:原点Oと第1ピーク位置O1とのY方向のずれ量
である。前述の通り、レーザスキャナ40のガルバノ原点を原点Oとしているので、式(1)と式(2)では、原点のX座標X0と原点のY座標Y0はともにゼロとしてよい。なお、図8に示す例では、ずれ量Xaとずれ量Yaはともにマイナスの値を取る。
以上説明したように、本実施形態に係るレーザ溶接装置100は、レーザ光LBを発生させるレーザ発振器10と、レーザ光LBを受け取ってワーク200に向けて照射するレーザヘッド30と、レーザヘッド30の動作及びレーザ光LBの出力Pを制御するコントローラ50と、ワーク200を載置するステージ70と、を少なくとも備えている。
図8は、本実施形態に係るレーザ光の照射位置ずれの補正手順のフローチャートを示す。
|Ya-Yb|≦εy ・・・(4)
ここで、εxは、X方向の差の許容上限、εyは、Y方向の差の許容上限である。εxやεyは、レーザ溶接時に許容される加工公差やマニピュレータ60の組立許容公差等に応じて、適宜設定される。
20 光ファイバ
30 レーザヘッド
31 筐体
32 コリメーションレンズ
33 反射ミラー
34 集光レンズ
40 レーザ光スキャナ
41 第1ガルバノミラー
41a 第1ミラー
41b 第1回転軸
41c 第1駆動部
42 第2ガルバノミラー
42a 第2ミラー
42b 第2回転軸
42c 第2駆動部
50 コントローラ
60 マニピュレータ
70 ステージ
71 本体部
72 補正部
72a 遮蔽部
72b 貫通孔
80 光センサ
100 レーザ溶接装置
200 ワーク
Claims (11)
- レーザ光を発生させるレーザ発振器と、
前記レーザ光を受け取ってワークに向けて照射するレーザヘッドと、
少なくとも前記レーザヘッドの動作を制御するコントローラと、
前記ワークを載置するステージと、を少なくとも備え、
前記レーザヘッドは、前記レーザ光を第1方向と前記第1方向と交差する第2方向のそれぞれに走査するレーザ光スキャナを有し、
前記コントローラは、前記レーザ光を溶接線に沿って進行させながら、前記レーザ光を二次元的に走査するように前記レーザ光スキャナを駆動制御し、
前記ステージは、補正部を有し、
前記補正部は、遮蔽部と、前記遮蔽部を厚さ方向に貫通する貫通孔とを有し、
前記貫通孔の一方の端部を覆うように光センサが配置されており、
前記レーザ光スキャナにより前記レーザ光を二次元的に走査しながら、前記貫通孔の周りに前記レーザ光を照射した場合、
前記コントローラは、前記貫通孔の中心位置と前記光センサの出力がピークとなる第1ピーク位置とに基づいて、前記レーザ光の照射位置ずれを補正するように構成されていることを特徴とするレーザ溶接装置。 - 請求項1に記載のレーザ溶接装置において、
前記コントローラは、前記貫通孔の中心位置と前記第1ピーク位置とのずれ量に基づいて、前記レーザ光の走査時の原点位置のずれを補正するように構成されていることを特徴とするレーザ溶接装置。 - 請求項1または2に記載のレーザ溶接装置において、
前記レーザ発振器と前記レーザヘッドとは光ファイバで接続されており、
前記レーザ光は、前記光ファイバを通って、前記レーザ発振器から前記レーザヘッドに伝送されることを特徴とするレーザ溶接装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のレーザ溶接装置において、
前記レーザ光スキャナは、前記レーザ光を前記第1方向に走査する第1ガルバノミラーと、前記レーザ光を前記第1方向と交差する第2方向に走査する第2ガルバノミラーと、で構成されていることを特徴とするレーザ溶接装置。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のレーザ溶接装置において、
前記レーザヘッドは、焦点位置調整機構をさらに有し、
前記焦点位置調整機構は、前記ワークの表面と交差する方向に沿って、前記レーザ光の焦点位置を変化させるように構成されていることを特徴とするレーザ溶接装置。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のレーザ溶接装置において、
前記レーザヘッドが取り付けられたマニピュレータをさらに備え、
前記コントローラは、前記マニピュレータの動作を制御し、
前記マニピュレータは、前記ワークの表面に対して、所定の方向に前記レーザヘッドを移動させることを特徴とするレーザ溶接装置。 - 請求項6に記載のレーザ溶接装置において、
前記レーザヘッドを前記貫通孔の中心位置に移動させ、前記レーザ光を二次元的に走査しながら、前記貫通孔の周りに前記レーザ光を照射する第1の処理と、
前記レーザヘッドを前記貫通孔の中心位置の近傍における所定の位置に移動させ、前記レーザ光を二次元的に走査しながら、前記貫通孔の周りに前記レーザ光を照射する第2の処理と、が実行された場合、
前記コントローラは、前記貫通孔の中心位置と前記第1の処理で前記光センサの出力がピークとなる第1ピーク位置と前記第2の処理で前記光センサの出力がピークとなる第2ピーク位置とに基づいて、前記レーザ光の照射位置ずれを補正するように構成されていることを特徴とするレーザ溶接装置。 - 請求項7に記載のレーザ溶接装置において、
前記第1ピーク位置と前記第2ピーク位置とのずれ量が所定の許容範囲内であれば、
前記コントローラは、前記貫通孔の中心位置と前記第1ピーク位置とのずれ量、または前記所定の位置と前記第2ピーク位置とのずれ量のいずれかに基づいて、前記レーザ光の走査時の原点位置のずれを補正するように構成されていることを特徴とするレーザ溶接装置。 - 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のレーザ溶接装置を用いたレーザ光の照射位置ずれの補正方法であって、
前記レーザヘッドを前記貫通孔の中心位置に移動させるステップと、
前記レーザ光スキャナを動作させて、前記レーザ光を二次元的に走査させながら、前記貫通孔の中心位置の周りに照射するステップと、
前記光センサの出力がピークとなる第1ピーク位置を確認するステップと、
前記第1ピーク位置が、前記貫通孔の中心位置と一致しているか否かを判断するステップと、を少なくとも備え、
前記第1ピーク位置が、前記貫通孔の中心位置と一致していれば、補正作業を終了し、
前記第1ピーク位置が、前記貫通孔の中心位置と一致していなければ、前記第1ピーク位置と前記貫通孔の中心位置とのずれ量を求めるとともに、前記貫通孔の中心位置の座標と前記ずれ量とに基づいて、前記レーザ光の照射位置ずれを補正するステップをさらに備えたことを特徴とするレーザ光の照射位置ずれの補正方法。 - 請求項6ないし8のいずれか1項に記載のレーザ溶接装置を用いたレーザ光の照射位置ずれの補正方法であって、
前記レーザヘッドを前記貫通孔の中心位置に移動させる第1ステップと、
前記レーザ光スキャナを動作させて、前記レーザ光を二次元的に走査させながら、前記貫通孔の中心位置の周りに照射する第2ステップと、
前記光センサの出力がピークとなる第1ピーク位置を確認する第3ステップと、
前記第1ピーク位置と前記貫通孔の中心位置とのずれ量を求める第4ステップと、
前記第1ピーク位置と前記貫通孔の中心位置とのずれ量を求めた後に、前記レーザヘッドを前記貫通孔の中心位置の近傍の所定の位置に移動させる第5ステップと、
前記レーザ光スキャナを動作させて、前記レーザ光を二次元的に走査させながら、前記所定の位置の周りに照射する第6ステップと、
前記第6ステップの後に、前記光センサの出力がピークとなる第2ピーク位置を確認する第7ステップと、
前記第2ピーク位置と前記所定の位置とのずれ量を求める第8ステップと、
前記第1ピーク位置と前記貫通孔の中心位置とのずれ量である第1ずれ量と前記第2ピーク位置と前記所定の位置とのずれ量である第2ずれ量との差が許容範囲以内であるか否かを判断する第9ステップと、を少なくとも備え、
前記第9ステップの判断結果が肯定的であれば、前記第1ピーク位置が、前記貫通孔の中心位置と一致しているか否かを判断する第10ステップと、を少なくとも備え、
前記第10ステップの判断結果が肯定的であれば、補正作業を終了し、
前記第10ステップの判断結果が否定的であれば、前記貫通孔の中心位置の座標と前記第1ずれ量とに基づいて、前記レーザ光の照射位置ずれを補正する第11ステップをさらに備え、
前記第9ステップの判断結果が否定的であれば、
前記マニピュレータを調整した後、前記第1ステップに戻って、前記第9ステップの判断結果が肯定的になるまで、一連の処理を繰り返し実行することを特徴とするレーザ光の照射位置ずれの補正方法。 - 請求項10に記載のレーザ光の照射位置ずれの補正方法において、
前記第10ステップでは、前記第2ピーク位置が、前記所定の位置と一致しているか否かを判断し、
前記第11ステップでは、前記所定の位置の座標と前記第2ずれ量とに基づいて、前記レーザ光の照射位置ずれを補正することを特徴とするレーザ光の照射位置ずれの補正方法。
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| CN117733428A (zh) * | 2024-01-09 | 2024-03-22 | 深圳市研成工业技术有限公司 | 一种智能热风焊枪及其控制系统 |
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| JP7485014B2 (ja) * | 2020-04-15 | 2024-05-16 | 株式会社ニコン | 加工システム及び計測部材 |
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