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JP2023501957A - マルチsim無線通信装置のページング - Google Patents

マルチsim無線通信装置のページング Download PDF

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JP2023501957A JP2022525457A JP2022525457A JP2023501957A JP 2023501957 A JP2023501957 A JP 2023501957A JP 2022525457 A JP2022525457 A JP 2022525457A JP 2022525457 A JP2022525457 A JP 2022525457A JP 2023501957 A JP2023501957 A JP 2023501957A
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Abstract

第1のアイデンティティ(451)及び第2のアイデンティティ(452)を使用する能力を有する無線インタフェース(1015)を備える無線通信装置(101)を動作させる方法であって、前記方法が、前記第1のアイデンティティ(451)に関連付けられた第1のネットワーク(100、100-1)の第1のページングオケージョン(396、396-1)の第1のタイミングと、前記第2のアイデンティティ(452)に関連付けられた第2のネットワーク(100、100-2)の第2のページングオケージョン(396、396-2)の第2のタイミングとの間のタイミングオフセットを決定することと、前記タイミングオフセット(780、780-1)に基づいて、前記第1のネットワーク(100、100-2)又は前記第2のネットワーク(100、100-2)の少なくとも一方に少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)を送信して、前記第1のネットワーク(100、100-1)からのページングと前記第2のネットワーク(100、100-2)からのページングとのタイミング調整を要求することとを含む、方法。

Description

本発明の様々な実施例は、一般に、複数のアイデンティティを使用して少なくとも1つの通信ネットワークに接続することができる無線通信装置のページングに関する。具体的には、様々な実施例は時間領域におけるページングの調整に関する。
無線通信装置を使用した移動通信が普及している。いくつかの無線通信装置(ユーザ機器、UE)は、複数のアイデンティティを使用して少なくとも1つの通信ネットワークに接続することができる。このようなUEは、例えば、ユニバーサルSIM(USIM)のような加入者識別モジュール(SIM)を複数有し得る。したがって、これらのUEは、時には複数のアイデンティティを使用して少なくとも1つの通信ネットワークに接続することができ、マルチSIM UEと呼ばれる。いくつかの実装態様では、SIMはハードウェアとソフトウェアの両方(ユーザ加入者アイデンティティ)を含む。ユニバーサル集積回路カード(UICC)は、ハードウェア(例えば、チップカード)と、加入者識別モジュールであるソフトウェアのUSIMとを含む。UICCは複数のUSIMを含み得る。USIMは、組み込みトラステッドプラットフォーム又はeSIMのような様々なハードウェアに記憶することも可能である。
マルチSIM UEは、通常、複数のアイデンティティを使用して、異なるネットワークに対して異なるモードで動作することができる。マルチSIM UEが複数のネットワークに対してアイドルモードで動作する状況が発生し得る。アイドルモードでは、マルチSIM UEは、複数のネットワークからそれぞれのページングオケージョン(PO)においてページング信号を監視するように構成される。POのタイミングは、通常、それぞれのネットワークでの登録に使用されるアイデンティティに依存する。
複数のネットワークに対してアイドルモードで動作するマルチSIM UEの電力消費が大きくなり得ることが観察されている。アイドルモードは通常、電力消費を低減するために起動されるものなので、このことは重大な欠点をもたらし得る。
したがって、複数のネットワークに対してアイドルモードでマルチSIM UEを動作させる高度な技術が必要とされている。特に、マルチSIM UEにおける低電力消費を容易にする技術が必要とされている。
この必要性は独立請求項の特徴によって満たされる。従属請求項の特徴は実施形態を定義する。
様々な実施例によれば、複数のアイデンティティに関連付けられたいくつかのサブスクリプションを有するマルチSIM UEにおけるページングを調整するための技術が提供される。マルチSIM UEは、ネットワーク(NW)に、複数のアイデンティティのPOが時間領域内で重複又はほぼ重複するようにPOを時間領域内で移動又は整列させるように要求することができる。要求がNWによって承諾された場合、マルチSIM UEは、ページング信号を監視する期間を減らすことによって電力を節約することができる。また、マルチSIM UEは、無線インタフェースを非アクティブ状態からページング信号を監視するために必要なアクティブ状態(ウェイクアップ)に遷移させる頻度を少なくするように要求されてもよい。マルチSIM UEは、例えば同時に、又は明確に定義された、比較的短いタイミングオフセットを用いて、調整された方法で、異なるNWからのページング信号を監視することができる。
無線インタフェースを含むUEを動作させる方法が提供される。無線インタフェースは、第1のアイデンティティと第2のアイデンティティとを使用する能力を有する。本方法は、タイミングオフセットを決定することを含む。タイミングオフセットは、第1のタイミングと第2のタイミングとの間である。第1のタイミングは、第1のネットワークの第1のページングオケージョンのものであり、第1のアイデンティティと関連付けられる。第2のタイミングは、第2のネットワークの第2のページングオケージョンのものであり、第2のアイデンティティと関連付けられる。方法は、また、タイミングオフセットに基づいて、第1のネットワーク又は第2のネットワークのうちの少なくとも1つへ少なくとも1つの要求制御メッセージを送信することを含む。これにより、第1のネットワーク及び第2のネットワークからのページングのタイミング調整が要求される。
コンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品はプログラムコードを含む。プログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサによって実行することができる。プログラムコードを実行することにより、少なくとも1つのプロセッサは、無線インタフェースを含むUEを動作させる方法を実行することができる。無線インタフェースは、第1のアイデンティティと第2のアイデンティティとを使用する能力を有する。本方法は、タイミングオフセットを決定することを含む。タイミングオフセットは、第1のタイミングと第2のタイミングとの間である。第1のタイミングは、第1のネットワークの第1のページングオケージョンのものであり、第1のアイデンティティと関連付けられる。第2のタイミングは、第2のネットワークの第2のページングオケージョンのものであり、第2のアイデンティティと関連付けられる。方法は、また、タイミングオフセットに基づいて、第1のネットワーク又は第2のネットワークのうちの少なくとも1つへ少なくとも1つの要求制御メッセージを送信することを含む。これにより、第1のネットワーク及び第2のネットワークからのページングのタイミング調整が要求される。
UEは無線インタフェースを含む。無線インタフェースは、第1のアイデンティティと第2のアイデンティティとを使用する能力を有する。UEは、また、制御回路を含む。制御回路はタイミングオフセットを決定するように構成される。タイミングオフセットは、第1のタイミングと第2のタイミングとの間である。第1のタイミングは、第1のネットワークの第1のページングオケージョンのものであり、第1のアイデンティティと関連付けられる。第2のタイミングは、第2のネットワークの第2のページングオケージョンのものであり、第2のアイデンティティと関連付けられる。制御回路は、タイミングオフセットに基づいて、少なくとも1つの要求制御メッセージを送信するようにさらに構成される。少なくとも1つの要求制御メッセージは、第1のネットワーク及び/又は第2のネットワークに送信される。これにより、第1のネットワーク及び第2のネットワークからのページングのタイミング調整が要求される。
第2のネットワークのネットワークノードを動作させる方法が提供される。方法は、UEから少なくとも1つの要求制御メッセージを受信することを含む。これにより、第1のネットワーク及び第2のネットワークからのページングの調整が要求される。少なくとも1つの要求制御メッセージは、第1のタイミングと第2のタイミングとの間のタイミングオフセットに関連付けられる。第1のタイミングは、第1のネットワークの第1のページングオケージョンのものであり、UEの第1のアイデンティティと関連付けられる。第2のタイミングは、第2のネットワークの第2のページングオケージョンのものであり、UEの第2のアイデンティティと関連付けられる。方法は、また、少なくとも1つの要求制御メッセージと関連付けられた少なくとも1つの応答制御メッセージをUEに選択的に送信することを含む。少なくとも1つの応答制御メッセージは、第2のネットワークのさらなるページングオケージョンのさらなるタイミングを許可する。さらなるタイミングは、第1のタイミングと調整される。
コンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品はプログラムコードを含む。プログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサによって実行することができる。プログラムコードを実行することにより、少なくとも1つのプロセッサは、第2のネットワークのネットワークノードを動作させる方法を実行することができる。方法は、UEから少なくとも1つの要求制御メッセージを受信することを含む。これにより、第1のネットワーク及び第2のネットワークからのページングの調整が要求される。少なくとも1つの要求制御メッセージは、第1のタイミングと第2のタイミングとの間のタイミングオフセットに関連付けられる。第1のタイミングは、第1のネットワークの第1のページングオケージョンのものであり、UEの第1のアイデンティティと関連付けられる。第2のタイミングは、第2のネットワークの第2のページングオケージョンのものであり、UEの第2のアイデンティティと関連付けられる。方法は、また、少なくとも1つの要求制御メッセージと関連付けられた少なくとも1つの応答制御メッセージをUEに選択的に送信することを含む。少なくとも1つの応答制御メッセージは、第2のネットワークのさらなるページングオケージョンのさらなるタイミングを許可する。さらなるタイミングは、第1のタイミングと調整される。
第2のネットワークのネットワークノードは制御回路を含む。制御回路は、UEから少なくとも1つの要求制御メッセージを受信するように構成される。これにより、第1のネットワーク及び第2のネットワークからのページングの調整が要求される。少なくとも1つの要求制御メッセージは、第1のネットワークの第1のページングオケージョンのものであって、UEの第1のアイデンティティと関連付けられた第1のタイミングと、UEの第2のアイデンティティと関連付けられた第2のネットワークの第2のページングオケージョンの第2のタイミングとの間のタイミングオフセットと関連付けられる。制御回路はまた、少なくとも1つの応答制御メッセージを選択的に送信するように構成される。少なくとも1つの応答制御メッセージは、少なくとも1つの要求制御メッセージと関連付けられる。少なくとも1つの応答制御メッセージは、UEに選択的に送信される。少なくとも1つの応答制御メッセージは、第2のネットワークのさらなるページングオケージョンのさらなるタイミングを許可する。さらなるタイミングは、第1のタイミングと調整される。
無線インタフェースを含むUEを動作させる方法が提供される。無線インタフェースは、第1のアイデンティティと第2のアイデンティティとを使用する能力を有する。方法は、第1のアイデンティティに関連付けられた第1のNWの第1の不連続受信(DRX)サイクルの第1のオン持続時間の第1のタイミングと、第2のアイデンティティに関連付けられた第2のNWの第2のDRXサイクルの第2のオン持続時間の第2のタイミングとの間のタイミングオフセットを決定することを含む。タイミングオフセットに基づいて、少なくとも1つの要求制御メッセージが、第1のNW又は第2のNWのうちの少なくとも一方へ送信される。これにより、第1のNW及び第2のNWのDRXサイクルのタイミング調整が要求される。
上記の特徴及び以下でまだ説明されていない特徴は、示されたそれぞれの組合せだけでなく、本発明の範囲から逸脱することのない他の組合せ又は単独で使用されてもよいことを理解されたい。
図1は、様々な実施例による、マルチSIM UEが接続可能なセルラNWを概略的に示す。 図2は、様々な実施例による、無線インタフェースを非アクティブ状態からアクティブ状態に遷移させるときのマルチSIM UEの電力消費の時間依存性を概略的に示す。 図3は、様々な実施例による、無線インタフェースを非アクティブ状態からアクティブ状態に遷移させるときのマルチSIM UEの電力消費の時間依存性を概略的に示す。 図4は、様々な実施例による、複数のNWに接続可能なマルチSIM UEを概略的に示す。 図5は、様々な実施例による、プロトコル時間ベースで定義されたPOを概略的に示す図である。 図6は、様々な実施例による、マルチSIM UEの複数のアイデンティティに基づいて決定されたPO間のタイミングオフセットを概略的に示す。 図7は、マルチSIM UEが動作することができる複数のモードを概略的に示す。 図8は、様々な実施例による基地局の概略図である。 図9は、様々な実施例によるセルラNWのモビリティ制御ノードの概略図である。 図10は、様々な実施例によるマルチSIM UEの概略図である。 図11は、様々な実施例による方法のフローチャートである。 図12は、様々な実施例による、無線インタフェースを非アクティブ状態からアクティブ状態に遷移させるときのマルチSIM UEの電力消費の時間依存性を概略的に示す。 図13は、様々な実施例による、無線インタフェースを非アクティブ状態からアクティブ状態に遷移させるときのマルチSIM UEの電力消費の時間依存性を概略的に示す。 図14は、様々な実施例による、マルチSIM UEと複数のNWの基地局との間の通信のシグナリング図である。 図15は、様々な実施例による方法のフローチャートである。 図16は、様々な実施例による方法のフローチャートである。
本開示のいくつかの実施例は、一般に、複数の回路又は他の電気装置を備える。回路及び他の電気装置、並びにそれぞれによって提供される機能へのすべての言及は、本明細書に図示及び説明されているもののみを包含することに限定されることを意図するものではない。開示された様々な回路又は他の電気装置に特定の名称を割り当てることがあるが、そのような名称は、回路及び他の電気装置の動作の範囲を限定することを意図するものではない。そのような回路及び他の電気装置は、特定のタイプの所望の電気的実施態様に基づいて、互いに組み合わされ、及び/又は任意の方法で分離されてもよい。本明細書に開示された任意の回路又は他の電気装置は、本明細書に開示された動作を実行するために互いに協働する任意の数のマイクロコントローラ、グラフィックス・プロセッサ・ユニット(GPU)、集積回路、メモリデバイス(例えば、FLASH(登録商標)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリー・メモリ(ROM)、EPROM(電気的にプログラム可能なリード・オンリー・メモリ)、EEPROM(電気的に消去可能なプログラム可能なリード・オンリー・メモリ)、又はそれらの他の適切な変形)、及びソフトウェアを含み得ることが認識される。さらに、電気装置のうちの任意の1つ又は複数は、開示されている任意の数の機能を実行するようにプログラムされた、非一時的コンピュータ可読媒体に具現化されたプログラムコードを実行するように構成されてもよい。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、限定的な意味で解釈されるべきではないことを理解されたい。本発明の範囲は、以下に記載される実施形態又は図面によって限定されることを意図するものではなく、これらは例示のみを目的とするものである。
図面は概略的な表現と見なされるべきであり、図面に示された要素は必ずしも縮尺通りに示されていない。むしろ、様々な要素は、それらの機能及び一般の目的が当業者に明らかになるように表現される。図面に示されているか若しくは本明細書で説明されている機能ブロック、装置、構成要素、又は他の物理的若しくは機能的ユニット間の任意の接続又は結合はまた、間接的な接続又は結合によって実施されてもよい。構成要素間の結合はまた、無線接続を介して確立されてもよい。機能ブロックは、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組合せで実施されてもよい。
様々な態様が通信システムに関連する。例えば、通信システムは、UE及び通信NWのアクセスノードによって実施されてもよい。例えば、アクセスノードは、セルラNWの基地局(BS)によって実施されてもよい。以下では、簡略化のために、セルラNWに接続可能なUEによる通信システムの実施態様に関連して様々な実施例を説明する。しかしながら、同様の技術は、他の種類及びタイプの通信システムに容易に採用され得る。
通信システムは、UEとBSとの間の無線リンクを含んでもよい。ダウンリンク(DL)信号はBSによって送信され、UEによって受信されてもよい。アップリンク(UL)信号はUEによって送信され、BSによって受信されてもよい。
本明細書で説明される様々な実施例は、UEの2つ以上のアイデンティティを使用して少なくとも1つのセルラNWに接続することができるUEに関する。
原則として、本明細書で使用されるUEのアイデンティティという用語は、UEに関連付けられた加入者に関連付けられたアイデンティティ、すなわち加入者のアイデンティティを指し得る。アイデンティティは、UEに割り当てられた一時的なアイデンティティを含んでもよい。例えば、2つ以上のアイデンティティを使用して少なくとも1つのセルラNWに接続することができるそのようなUEは、複数のSIMチップカード又は内蔵SIMを含み得る。以下、複数のアイデンティティを使用して少なくとも1つのセルラNWに接続することができるそのようなUEは、マルチSIM UEと呼ばれる。マルチSIM UEの異なるアイデンティティは、通常、それぞれのセルラNWにおける異なるサブスクリプションに関連付けられる。そのようなサブスクリプションは、例えば国際モバイル加入者アイデンティティ(IMSI)などの一意のアイデンティティ、及び一意のサービス契約に関連付けられる。例えば、通話、ショートメッセージサービス及びパケットデータ又は他のサービスのためのポリシー、課金及び/又はトラフィックシェーピングは、それぞれのサービスモデルに依存し得る。原則として、マルチSIM UEが第1のアイデンティティを使用して少なくとも1つのセルラNWに接続する場合、それぞれのIPアドレス、一意のモバイルステーション国際加入者ディレクトリ番号(MSISDN)、及びセルラNWとの一意のデータ接続が設定され得る。マルチSIM UEが第1のアイデンティティとは異なる第2のアイデンティティを使用して少なくとも1つの同じセルラNWに接続する場合も、これらのパラメータは異なり得る。したがって、マルチSIM UEは、NW側からは2つの独立したUEとして認識されると言える。
原則として、マルチSIM UEは、複数のアイデンティティを使用して同じセルラNW又は複数のセルラNWに接続することができる。例えば、マルチSIM UEが複数のセルラNWに接続するいくつかのシナリオが本明細書に記載されている。しかし、本技術は、マルチSIM UEが複数のアイデンティティを使用して1つの同じセルラNWに接続するシナリオにも適用可能であってよい。
原則として、マルチSIM UEがデュアル送信能力を有する通信インタフェースを有することは任意選択である。特に、デュアル送信及び/又は受信(送信)能力を持たないマルチSIM UEは、「シングル無線」と呼ばれることがある。信号の送信は、信号の送信及び/又は信号の受信を含み得る。次いで、複数のセルラNWと通信できるようにするために、時間多重化が採用される。デュアル送信能力を有するマルチSIM UEは、「マルチ無線」と呼ばれることがある。そのようなマルチ無線マルチSIM UEは、例えば複数の周波数で同時に送信及び/又は受信することができる。これにより、周波数多重化が可能となる。本明細書に記載された技術は、一般に、シングル無線マルチSIM UEとマルチ無線マルチSIM UEの両方に適用可能である。
様々な技術は、複数のアイデンティティを使用するマルチSIM UEの動作がページングに影響を及ぼし得るという知見に基づいている。本明細書に記載された様々な実施例によれば、マルチSIM UEのために最適化されたページングを実行することができる。
様々な技術によれば、複数のセルラNWからのページングのタイミング調整を実行することができる。このために、マルチSIM UEは、(i)第1のアイデンティティに関連付けられた第1のセルラNWの第1のPOの第1のタイミングと、(ii)第2のアイデンティティに関連付けられた第2のセルラNWの第2のPOの第2のタイミングとの間のタイミングオフセットを決定することができる。
原則として、タイミングオフセットは0であってもよく、又は0より大きくてもよく、例えば、所定の下限閾値より大きくてもよい。後者の場合、第1のPO及び第2のPOは、時間領域において重複せず、むしろ互いにオフセットされ得る。
次いで、このタイミングオフセットに基づいて、タイミング調整を要求するために、少なくとも1つの要求制御メッセージを第1のセルラNW及び/又は第2のセルラNWに送信することができる。
少なくとも1つの要求制御メッセージを受信すると、第1のセルラNW及び/又は第2のセルラNWのNWノード(例えば、BS、又はそれぞれのセルラNWのコアのモビリティ制御ノード)は、第2のセルラNWのさらなるPOのさらなるタイミングを許可するか許可しないことが可能である。次いで、マルチSIM UEは、(第2のタイミングに従った第2のPOではなく)さらなるタイミングに従ったさらなるPOにおいて第2のセルラNWからのページング信号を監視することができる。このように、第1のPOの第1のタイミング及びさらなるPOのさらなるタイミングは時間領域において調整される。
原則として、タイミング調整は、タイミングオフセットの減少又はタイミングオフセットの増加をもたらすことが可能である。言い換えれば、第1のPOの第1のタイミングとさらなるPOのさらなるタイミングとの間のさらなるタイミングオフセットは、第1のタイミングと第2のタイミングとの間のタイミングオフセットよりも小さく又は大きくなるように寸法決めすることが可能である。
本明細書に記載の様々な技術は、マルチSIM UEを動作させるとき、特にページングを含むアイドルモードでは、参照技術を使用するときに電力消費が影響を受けるという知見に基づいている。上述した技術を使用することによって、すなわち、複数のセルラNWのページングを調整することによって、UEにおけるエネルギー消費を低減することが可能になる。例えば、マルチSIM UEがアクティブ状態でその無線インタフェースのモデムを動作させることが必要な持続時間は、ページングの調整により短縮することができる。代替として又は追加として、モデムを非アクティブ状態からアクティブ状態に遷移させる頻度を下げる必要があり得る。モデムのこのような電源投入は、通常、かなりのエネルギー消費につながる。そして、非アクティブ状態からアクティブ状態への遷移を必要とする頻度を下げることで、エネルギー消費を低減することができる。そのようなシナリオは、特に、さらなるタイミングオフセットが、第1のPOの第1のタイミングと第2のPOの第2のタイミングとの間のタイミングオフセットよりも小さいときに達成され得る。
本明細書に記載の様々な技術は、マルチSIM UEを動作させるとき、特にページングを含むアイドルモードでは、ハードウェア能力がページングに制約を課し得るという知見に基づいている。特に、第1のセルラNW及び第2のセルラNWの第1のPO及び第2のPOが重複しているシナリオが発生し得る。例えば、シングル無線マルチSIM UEが使用される場合、第1のPOの第1のタイミングと第2のPOの第2のタイミングとの間でUEの無線インタフェースのモデムの無線周波数フィルタの周波数を調整することが必要とされ得る。通常、そのような無線周波数フィルタの同調速度は制限される。次いで、第1のタイミングと第2のタイミングとの間の完全又は部分的な重複は、第1のセルラNWから、並びに第2のセルラNWからページング信号を監視するマルチSIM UEの能力を制限することがあり、マルチSIM UEのハードウェア能力によって課されるそのような制限は、ページングの調整を要求することによって緩和することができる。特に、さらなるタイミングオフセットが、第1のPOの第1のタイミングと第2のPOの第2のタイミングとの間のタイミングオフセットよりも大きい場合、ハードウェア能力の制限を緩和することができる。そして、第1のPOの第1のタイミングとさらなるPOのさらなるタイミングとの間で無線周波数フィルタを同調させるのに十分な時間を設けることができる。
以下では、様々な技術について、第1のセルラNWと第2のセルラNWとのそれぞれのPO間のタイミングオフセットの減少をもたらすタイミング調整をUEが要求するシナリオの文脈で説明する。しかしながら、同様の技術は、第1のセルラNWと第2のセルラNWとのそれぞれのPO間のタイミングオフセットの増加をもたらすタイミング調整をUEが要求するシナリオにも適用可能であり得る。
様々な実施例によれば、異なる事業者によって運用されるNWのPOがマルチSIM UEに対して調整される。POを時間領域で調整する理由は、通常、電力を節約するためである。アイドルモードにおいて、ページングインジケーション及び/又はページングメッセージ(ページング信号)を監視する場合、UEは、ページング信号を受信するために無線モデムを含む無線インタフェースを起動しなければならない。これは、無線インタフェースの非アクティブ状態からアクティブ状態への遷移、すなわちウェイクアップに相当する。非アクティブ状態は、低電力状態又はスリープ状態と呼ばれることもある。アクティブ状態は、高電力状態と呼ばれることがある。ウェイクアップには、大抵の場合、ページング信号を受信するためのアクティブ持続時間よりも多くの時間を必要とし、電力が消費され得る。さらに、電力消費は、DRXサイクルの期間毎にUEが監視するPOの数とともに増加する。すなわち、DRXサイクルが短くなるほど、UEはより頻繁にウェイクアップしなければならなくなる。したがって、UEが、追うべきいくつかの並行する異なるDRXサイクルを有するのではなく、DRXサイクル(接続されたNWの最短のDRXサイクル)毎に1回のみアクティブ状態に遷移すればよい場合、モデムのアクティビティは低減される。
複数の重複するDRXサイクルの期間あたりのウェイクアップ回数のこのような減少を達成するために、以下の技術を採用することができる。(第1のアイデンティティ及び第2のアイデンティティを有する)マルチSIM UEが第2のNW(例えば、第2の公衆陸上移動NW、PLMN)に属するセルに登録するとき、そのセルのPOのタイミングは、登録時に使用されるUEの対応する第2のアイデンティティ、例えば、一時的モバイル加入者アイデンティティ(S-TMSI)に基づく。第1及び第2のアイデンティティに基づいて決定された、マルチSIM UEの第1及び第2のアイデンティティのPOが時間領域において重複していない場合(アイデンティティが異なり、且つ/又はサブフレーム番号付けなどのプロトコル時間ベースが異なり得るため)、UEは、第1のNWの第1のPOの第1のタイミングと第2のNWの第2のPOの第2のタイミングとの間のタイミングオフセットを決定する。例えば、所定の閾値よりも大きいなどの大きなタイミングオフセットがある場合、UEは、第2のNWによるページングのタイミングを調整することを要望し得る。したがって、マルチSIM UEは、第2のNWの無線アクセスNW(RAN)にタイミングオフセット又は好適なタイミングを報告することができる。RANのそれぞれのBSは、第2のNWのコアネットワーク(CN)エンティティにタイミングオフセットを報告してもよい。代替として又は追加として、UEは、第2のNWのCNにタイミングオフセット又は好適なタイミングを直接報告してもよい。このような報告制御メッセージの送信は、第2のNWのアタッチ手順中に行われてもよい。
タイミングオフセット又は好適なタイミングは、第2のNWのプロトコル時間ベース、例えばフレーム又はサブフレームのシーケンス番号又は数を使用して報告してもよい。代替として又は追加として、タイミングオフセット又は好適なタイミングは、第2のNWのさらなるPOの「代替」のさらなるタイミングを計算するために使用され得る「代替」のさらなるアイデンティティとして報告されてもよい。代替として又は追加として、タイミングオフセット又は好適なタイミングは、グローバル時間基準(例えば、ミリ秒単位)における時間差として報告されてもよい。
第2のNWのNWノードがタイミングオフセット若しくは好適なタイミング又は他のそれぞれの値を受信すると、第2のNWのNWノードは、第2のNWによって使用されることになるさらなるPOの調整されたさらなるタイミングをUEに通知してもよいし、UEによって既に示されているさらなるPOの提案されたさらなるタイミングを単に肯定応答してもよい。
さらなるPOは、第1のNWの第1のPOと調整される。原則として、さらなるPOのさらなるタイミングと第1のPOの第1のタイミングとの間のさらなるタイミングオフセットは、第2のPOの第2のタイミングと第1のPOの第1のタイミングとの間のタイミングオフセットよりも小さくすることができる。例えば、さらなるPOは、時間領域において第1のPOと完全に又は部分的に重複してもよい。UEの電力消費は、通常、第1のPOとさらなるPOとの間の距離がUEのウェイクアップ時間よりも短い限り改善される。一般に、ウェイクアップ時間は、UEハードウェア能力に依存し得るものであり、数十ミリ秒又は数秒程度の長さであり得る。起動は通常、ステップで行われるため、いくつかの部分はモデムの他の部分よりも速く起動され、ページング信号を監視するためにすべての部分を起動する必要はない。
理解されるように、ミリ秒若しくは数十ミリ秒、又はさらには最大数百ミリ秒のオーダーのウェイクアップ時間は、例えば秒のオーダーであるDRXサイクルの典型的な期間と比較した場合に重要であり得る。例えば、ウェイクアップ時間は、DRXサイクルの周期の1~10%のオーダーとすることができる。これは、複数のアイデンティティについて監視すべき複数のPOがある場合、モデムを起動するために必要とされるDRXサイクルの期間当たりの時間が重要であり得ることを意味する。
次いで、第2のNWからのページング信号のさらなるPOをマルチSIM UEによって監視することができる。第1のPOは、第1のNWからのページング信号についてマルチSIM UEによって監視される。これにより、重複するフレーム又は隣接するフレームにおいて、第1及び第2のNWからページング信号を受信することが可能になる。第1のNW及び第2のNWからのすべてのページングインジケータが同じサブフレームで受信できることは、電力消費にとって有益となり得る。
UEが同じサブフレームで読み取ることが可能な、異なる帯域等における同時ページング信号の数は、UEのハードウェア能力によって制限されることがある。したがって、UEは、例えば、デュアル送信能力を有するか否か、又は利用可能な送信/受信チェーンの数など、そのハードウェア能力を考慮して、異なるキャリア周波数で時間的にぶつかるページング信号の数が、UEが同時に読取り/受信可能なページング信号の数以下となるように、好適なさらなるタイミングを示すことができる。これは、タイミング下限公差を通知することによって達成されてもよい。
UEが同時に複数の周波数でページング信号を受信することができない場合(例えばUEがデュアル送信能力を有していない、又は、例えばクロストーク制限若しくは共有無線周波数部分のために、特定の周波数の組合せが2つの受信機によってサポートされていないことが理由)、UEは、第1のPOの第1のタイミングとさらなるPOのさらなるタイミングとが時間領域において互いに近接しているが重複しないように、好適なタイミングを要求する。この場合も、第1のPOとさらなるPOとの間の距離がUEのウェイクアップ時間よりも小さい限り、電力消費にとって有益となる。
ほとんどの場合、マルチSIM UEは実際にはPOでページングされないため、DRXサイクルの次のオン持続時間まで無線インタフェースを非アクティブ状態に遷移させることができる。マルチSIM UEがDRXサイクルの同じ期間に両方のNWによってページングされるリスクがあり、その場合、UEは、同じフレーム又は後続のフレーム内のいくつかのNWにおけるデータ接続セットアップを同時に開始してもよい。UEが、ハードウェア能力のUE制限のためにページング信号に同時に応答することができない場合、UEはどのページング信号に応答するかを選択してもよい。サービスの一部が遅延許容であることが知られている場合、緊急サービスに直ちに応答し、遅延許容サービスの応答を待機して遅延させることが実現可能であり得る。
図1は、セルラNW100を概略的に示す。図1の例は、3GPP(登録商標) 5GアーキテクチャによるセルラNW100を示す。3GPP 5Gアーキテクチャの詳細は、3GPP TS23.501のバージョン15.3.0(2017-09)に記載されている。図1及び以下の説明のさらなる部分は、セルラNWの3GPP 5Gフレームワークにおける技術を示しているが、同様の技術を他の通信プロトコルに容易に適用することができる。例えばMTC又はNB-IOTフレームワークにおける3GPP LTE 4G、さらにはIEEE Wi-Fi技術などの非セルラ無線システムが例として挙げられる。
図1のシナリオでは、UE101はセルラNW100に接続可能である。例えば、UE101は、セルラフォン、スマートフォン、IOT装置、MTC装置、センサ、アクチュエータ等のうちの1つであってもよい。
UE101はマルチSIM UE101である。UE101は、2つのアイデンティティ451、452を使用して1つ又は複数のセルラNW(図1には、単一のセルラNWのみが示されている)に接続することができる。アイデンティティ451、452は固定、又は一時的モバイル加入者アイデンティティ(TMSI)のように一時的であり得る。複数のアイデンティティ451、452の各々は、USIMなどのそれぞれのSIMに実装され得る。
UE101は、通常は1つ又は複数のBS112(簡略化のために図1には単一のBS112のみが示されている)によって形成されるRAN111を介してセルラNW100のコアNW(CN)115に接続可能である。無線リンク114は、RAN111(具体的には、RAN111のBS112のうちの1つ又は複数の間)とUE101との間で確立される。
無線リンク114は、時間周波数リソースグリッドを実施する。一般に、直交周波数分割多重(OFDM)が使用される。ここでは、キャリアは複数のサブキャリアを含む。次いで、(周波数領域の)サブキャリア及び(時間領域の)シンボルは、時間周波数リソースグリッドの時間周波数リソース要素を定義する。それにより、例えば、複数のシンボルを含むフレーム及びサブフレームの持続時間、並びにフレーム及びサブフレームの開始位置及び停止位置によって、プロトコル時間ベースが定義される。無線リンク114の異なる論理チャネル又は基準信号には、異なる時間周波数リソース要素を割り当てることができる。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、ランダムアクセス用チャネル等がその例として挙げられる。
UE101がその複数のアイデンティティを使用して接続するセルラNWの無線リンク114は互いに異なり、例えば、異なる周波数、異なる変調及び/又は符号化などを使用することができる。複数のNWの無線リンク114のキャリア周波数間には、周波数オフセットが存在し得る。
CN115はユーザプレーン(UP)191及びコントロールプレーン(CP)192を含む。アプリケーションデータは、通常、UP191を介してルーティングされる。このためにUP機能(UPF)121が設けられている。UPF121はルータ機能を実行してもよい。アプリケーションデータは、1つ又は複数のUPF121を通過してもよい。図1のシナリオでは、UPF121は、データNW180、例えばインターネット又はローカルエリアNWに向かうゲートウェイとして機能する。アプリケーションデータは、UE101とデータNW180上の1つ又は複数のサーバとの間で通信することができる。
セルラNW100はまた、ここではアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)131及びセッション管理機能(SMF)132によって実装されるモビリティ制御ノードを含む。
セルラNW100は、ポリシー制御機能(PCF)133、アプリケーション機能(AF)134、NWスライス選択機能(NSSF)134、認証サーバ機能(AUSF)136、及び統合データ管理(UDM)137をさらに含む。図1には、これらのノード間のプロトコル基準点N1~N22も示されている。
AMF131は、以下の機能、すなわち、登録管理と呼ばれることもある接続管理、CN115とUE101との間の通信のためのNAS終了、接続管理、到達管理、モビリティ管理、接続認証、及び接続承認のうちの1つ又は複数を備える。例えば、AMF131は、それぞれのUE101がアイドルモードで動作する場合、UE101のCN主導ページングを制御する。AMF131は、UE101へのページング信号の送信をトリガしてもよい。これはPOと時間整合され得る。NWへのUE登録後、AMF131は、少なくともUE101がNWに登録されている限り、UEコンテキスト459を作成し、このUEコンテキストを保持する。UEコンテキスト459は、UE101の1つ又は複数のアイデンティティ、例えば、本明細書で説明されるようなページングに使用される一時的なアイデンティティを保持することができる。AMF131はまた、以下でさらに説明されるように、一時的なアイデンティティのTMSI若しくはS-TMSI、又はさらにページング関連のアイデンティティをUE101に提供する。UEコンテキストはまた、UEが接続されている複数のNWのPO間のタイミングオフセットを保持してもよい。UEコンテキストはまた、例えばミリ秒で表される、UEをページングするためのタイミングを保持してもよい。
それぞれのUE101が接続モードで動作する場合、SMF132によってデータ接続189が確立される。データ接続189は、UDM137によってホストされるUEサブスクリプション情報によって特徴付けられる。UE101の現在のモードを追跡するために、AMF131はUE101をCM-CONNECTED又はCM-IDLEに設定する。CM-CONNECTEDの間、UE101とAMF131との間で非アクセス層(NAS)接続が維持される。NAS接続は、モビリティ制御接続の一例を実行する。NAS接続は、UE101のページングに応答してセットアップされてもよい。
SMF132は、以下の機能、すなわち、RAN111とUPF121との間のUPベアラのベアラセットアップを含む、セッション確立、修正、及び開放を含むセッション管理と、UPFの選択及び制御と、トラフィックステアリングの設定と、ローミング機能と、NASメッセージの少なくとも一部の終了といったもののうちの1つ又は複数を備える。したがって、AMF131及びSMF132の両方は、移動するUEをサポートするために必要なCPモビリティ管理を実施する。
データ接続189は、RAN111を介したUE101とCN115のUP191との間並びにDN180に向かって確立される。例えば、インターネットや他のパケットデータNWとの接続を確立することができる。データ接続189を確立するために、すなわちセルラNW100に接続するために、それぞれのUE101は、例えばページング信号の受信に応答してランダムアクセス(RACH)手順を実行することが可能である。DN180のサーバは、データ接続189を介してペイロードデータが通信されるサービスをホストしてもよい。データ接続189は、専用ベアラ又はデフォルトベアラなどの1つ又は複数のベアラを含んでもよい。データ接続189は、RRCレイヤ、例えば一般にOSIモデルのレイヤ3で定義してもよい。
次に、ページングに関する詳細を、図2及び図3に関連して説明する。
図2及び図3は、様々な実施例によるUE101の動作に関する態様を概略的に示す。特に、図2及び図3は、様々な実施例による、UE101の無線インタフェースの電力消費に関する、時間の関数としての態様を概略的に示している。図2及び図3は、UE101のアクティビティ、特にページング関連のアクティビティに関連付けられた電力消費を示す。
BS112は、ページング信号を送信することができる。原則として、ページング信号は、UE101がアイドルモード302で動作している間に使用される。ページング信号は、アイドルモード302から接続モード301への遷移をトリガすることができる。ページング信号を受信するとデータ接続189が確立され得る。ページング信号は非アクティブモードでも使用することができる。非アクティブモードでは、ページングはRANによってトリガされ得る。一方、アイドルモード302では、ページングはCNによってトリガされる。
詳細には、アイドルモード302はDRXサイクル395に関連付けられる。ここで、UE101は、無線インタフェースのモデムを非アクティブ状態391(図2の期間1801及び1804)とアクティブ状態392(図2及び図3の期間1803。なお、図2及び図3では、DRXサイクル395の単一の期間のみが示されている)との間で周期的に遷移させる。期間1801及び1804は、DRXサイクル395のオフ持続時間に相当する。期間1803はDRXサイクル395のオン持続時間に相当する。アクティブ状態392の期間1803は、セルラNW100がページング信号を送信することができるPO396と時間整合される。
POのタイミングは、(3GPP NRの実施例では)(i)システムフレーム番号(SFN)及び(ii)このフレーム内のサブフレームと、(iii)UE101のそれぞれのアイデンティティ451、452から導出されるUE_IDとによって与えられる。
非アクティブ状態391でモデムを動作させるとき、UE101はページング信号を受信することができない。その場合、例えば、モデムのアナログフロントエンド及び/又はデジタルフロントエンドの電源が切られていてもよい。例えば、増幅器及びアナログ・デジタル変換器がオフであってもよい。例えば、復号デジタルブロックがオフであってもよい。UEハードウェアが非アクティブ状態391に入ると、電力を節約することが可能となる。UEハードウェアが非アクティブ状態391にあるとき、1つ又は複数のクロックがオフにされてもよく、すべての無線ブロック及びほとんどのモデムブロックがオフにされてもよく、次のPO396の時間になったときにプラットフォームを開始するための低周波数(RTC)クロックによる最小のアクティビティのみが維持されてもよい。したがって、非アクティブ状態は同等に小さい電力消費に関連付けられる。
アクティブ状態392でモデムを動作させる場合、UE101はページング信号を監視することができる。無線インタフェースのモデムの様々なハードウェア構成要素は電源投入され、動作している。例えば、UE101は、ページングインジケータを検出するために、PDCCHのブラインド復号を実行することができる。したがって、アクティブ状態392は同等に大きい電力消費に関連付けられる。
図2に示すように、UE101を非アクティブ状態391からアクティブ状態392に遷移させるのに要する時間1802(ウェイクアップ時間)は重要である。この遷移は、周波数及びタイミングが(再)調整され、モデムがページング信号を受信できるようになることを必要とし得る。これには比較的長い時間がかかる。そのため、ウェイクアップのための電力消費は大きい。以下では、特に、非アクティブ状態391からアクティブ状態392への遷移回数を減らすことによって、UE101の全体的な電力消費の低減を容易にする戦略について説明する。デューティサイクル(すなわち、DRXサイクルの周期に対するアクティブ状態の持続時間)が低減可能である。
例えば、NW100がデータ接続189若しくはシステム情報更新をセットアップしようとするとき、又はパブリック・ウォーニング・メッセージを送信するためにUEはページングされる。その理由には、バッファされたDLデータのセル構成への変更が含まれ得る。UE101は通常、DRXサイクルの期間毎に、典型的には1.28又は2.56秒毎に、フレーム構造内のある特定のサブフレームをチェックし、ページンググループ内のいずれかのUEへのページングインジケータがサブフレーム内に送信されているかをチェックするためにPDCCHを読み取り、ブラインド復号する。
図2のシナリオでは、UE101は、期間1803の間、ページング信号を受信しない。したがって、期間1804の間に非アクティブ状態391に戻る。手順は、(図2の破線が示すように)DRXサイクル395の周期399の後に繰り返される。ページングインジケータが検出されると、次にUE101はページングチャネル(PCH)上のページングメッセージを読み取る。これは、図3の期間1811に示されている。ページングメッセージに基づいて、データ接続をセットアップすることができる。
ページングされたUEは、所定の時間においてランダムアクセス手順を開始する。例えば、ランダムアクセス手順が実行される期間1813までのギャップ持続時間1812が図3に示されている。次いで、UE101は接続モード301に入る。
UE101は、データ接続189が確立されるまで、サービスに関する限定された情報(例えば、着信、他のダウンリンク・アプリケーション・トラフィック、又は、さらにはシステム情報更新若しくはパブリック・ウォーニング・メッセージPWSに関する情報)を有する。
UEは、(各アイデンティティ451、452に対する)DRXサイクルの各期間のPO396においてページングインジケータ及びページングメッセージ(ページング信号)を監視する。ほとんどのPOにおいてページングメッセージは存在しないが、UE101は、UEへのDLメッセージが存在する場合に備えて無線リンク114を監視しなければならない。
3GPP NR 5GにおけるPO396のタイミングは、3GPP技術仕様書(TS)38.304 V15.4.0の7章「ページング」に定義されている。3GPP LTE 4Gでは、このタイミングは、3GPP TS 36.304 V15.4.0の7章「ページング」で定義されているのと同様の方法で定義されている。
POを含むフレーム(ページングフレーム、PF)のSFNは、以下によって決定される。
(SFN+PF_offset)mod T=(T div N)*(UE_ID mod N)(ルール1)
ここで、UE_IDは、
S-TMSI mod 1024によって与えられる。(ルール2)
さらに、ルール1では、TはDRXサイクルの周期であり、PF_offset及びNはそれぞれのセルのブロードキャストされたパラメータから導出される。
これにより、POのタイミングはUEアイデンティティ451によって、すなわちUE_ID及びS-TMSIを介して定義される。異なるアイデンティティを有するUEは、UE_ID mod Nが異なるアイデンティティについて同一でない限り、通常は異なるPF及び異なるPOにおいてページングされる。
図4は、複数のアイデンティティ451、452に関する態様を概略的に示す。図2のシナリオでは、2つのセルラNW100-1、100-2が提供される。セルラNW100-1、100-2の各々は、図1のセルラNW100に従って構成され得る。UE101は、アイデンティティ451を使用して第1の無線リンク114-1上でセルラNW100-1と通信するように構成され、アイデンティティ452を使用して第2の無線リンク114-2上でセルラNW100-2と通信するように構成される。各セルラNW100-1、100-2は、それぞれのアイデンティティ451、452に関連付けられたそれぞれのUEコンテキスト459を記憶することができる。
セルラNW100-1、100-2間の時間領域における同期を実施する、又は実施しないための利用可能な様々なオプションがある。それらを表1に記載する。
Figure 2023501957000001
図5は、無線リンク114上で実施される伝送プロトコルに関する態様を概略的に示す。図5は、伝送フレーム701を概略的に示す。図5は、サブフレーム702も概略的に示す。各伝送フレーム701は、複数のサブフレーム702、例えば、図5のシナリオにおける10個のサブフレームを含む。
図5の実施例では、DRXサイクル395の周期399は、320ミリ秒に相当する32個のフレーム701である。PO396は、それぞれのページングフレーム701(図5では破線で強調表示されている)におけるあるサブフレーム702について定義される。異なるアイデンティティ751、752は、ルール1及びルール2に従い、異なるページングフレーム701及び/又は異なるサブフレーム702に関連付けられ得る。その結果、PO間のタイミングオフセットが生じ得る。
図6は、複数のアイデンティティ451、452に関連付けられた複数のPO396-1、396-2間のタイミングオフセット780に関する態様を概略的に示す。この場合、両方のDRXサイクルの周期399はNフレームである。アイデンティティ451のページングフレーム701は「1」、「N+1」、「2N+1」などであり、アイデンティティ452のページングフレーム701は「8」及び「N+8」などである。NW100-1、100-2のプロトコル時間ベース間のフレームオフセット(表1の同期オプションIIを参照)は、さらに7フレームである。したがって、PO396-1、396-2間の対応するタイミングオフセット780は2フレーム(例えば、20msの持続時間に相当)である。
図7は、UE101が動作し得る異なるモード301~303に関する態様を示す。動作モード301~303の実施例は、例えば、3GPP TS38.300の例えばバージョン15.0.0に記載されている。
NW100-1、100-2に最初に接続する前に、PLMN探索モード303が実行される。ここでは、複数の候補周波数が探索され、UE101は、それぞれのセルラNW100-1、100-2の時間基準を取得するために同期信号を取得しようと試みる。このとき、AMF131は、UE101のコンテキストを保持しなくてもよい。時間基準を取得したら、セルラNW100-1、100-2のアイデンティティを、例えばブロードキャスト情報ブロックでチェックしてもよい。次いで、ランダムアクセス手順を実行することによって、データ接続189をセットアップしてもよい。これにより、接続モード301への遷移がトリガされる。
接続モード301(図3の右側を参照)の間、データ接続189がセットアップされる。例えば、デフォルトベアラ、及び任意選択的に1つ又は複数の専用ベアラがUE101とセルラNW100との間にセットアップされてもよい。UE101の無線インタフェースはアクティブ状態で永続的に動作してもよいし、DRXサイクルを実行してもよい。
電力低減を達成するために、アイドルモード302(図2及び3を参照)を実行することが可能である。ここでは、UE101はDRXサイクル395に従って動作する。UE101の無線インタフェースは非アクティブ状態391に遷移することができる。データ接続189は開放される。UE101を接続モード301に戻すためにページング信号が送信される。
図8は、RAN111のBS112を模式的に示す。
BS112はインタフェース1125を含む。例えば、インタフェース1125は、アナログフロントエンド及びデジタルフロントエンドを含んでもよい。BS112は、無線リンク114上で、インタフェース1125を介してUE101と通信することができる。インタフェース1125はまた、CN115に向けてシグナリングするためにも使用できる。
BS112は、例えば、1つ又は複数のプロセッサ及び/又はソフトウェアによって実行される制御回路1122をさらに含む。例えば、制御回路1122によって実行されるプログラムコードは、不揮発性メモリ1123に記憶されてもよい。本明細書で開示される様々な実施例では、制御回路1122はプログラムコードを実行することによって、例えば、インタフェース1125を介してマルチSIM UE101から調整ページングの要求を取得したり、さらなるNWによるページングを調整したり、例えばマルチSIM UE101にページングインジケータ及び/又はページングメッセージ(ページング信号)を送信することによってページングを実行したりするなど、様々な機能を実施してもよい。原則として、ページングメッセージは、同じページングインジケータで扱われている複数のUEに関する曖昧さを解決することができる。
図9は、AMF131を模式的に示す。
AMF131はインタフェース1315を含む。例えば、インタフェース1315は、(例えば、図1のN2基準点を介して)他のコアNWノード若しくは無線アクセスNWに、又は(例えば、図1のN1基準点を介して)UE101にシグナリングするためのものであり得る。
AMF131は、例えば、1つ又は複数のプロセッサ及び/又はソフトウェアによって実行される制御回路1312をさらに含む。例えば、制御回路1312によって実行されるプログラムコードは、不揮発性メモリ1313に記憶されてもよい。本明細書で開示される様々な実施例では、制御回路1312はプログラムコードを実行することによって、例えば、マルチSIM UEから調整ページングの要求を取得したり、さらなるNWに対するページングを調整したり、例えばマルチSIM UEにページング信号を送信するためのコマンドを基地局に送信することによってページングを実行したりするなど、様々な機能を実施してもよい。
図10は、マルチSIM UE101を模式的に示す。例えば、UE101は、セルラNW100、100-1、100-2に接続し、それぞれのアイデンティティ451、452を使用して通信するように構成されてもよい。
図7の実施例では、UE101はデュアル無線UEであり、2つの無線モデム1018、1019を有する無線インタフェース1015を含む。したがって、UE101はデュアル送信能力を有し、例えば、重複しているか部分的に重複しているPOにおいて、同時に複数の周波数でページング信号を監視することができる。各無線モデム1018、1019は、それぞれのアイデンティティ451、452を使用するように構成されてもよい。
例えば、インタフェース1015の各無線1018、1019は、アナログフロントエンド及びデジタルフロントエンドを含んでもよい。UE101は、無線1018で送信又は受信すると同時に、無線1019で送信又は受信することができる(デュアル送信能力)。
無線1018、1019は、通常、2つのクロックソースを有することができる。1つは、電力消費が小さく、精度/安定性が悪い低周波クロックである。もう1つは、より高精度でより良好な安定性を有するより速いものである。後者は、信号を過度に歪ませることなく信号を復号するために必要であり、高周波PLLによってキャリア周波数にロックされる。モデムの桁は、通常、CPU及びハードウェア・アクセラレータ・メモリなどをクロックするためのいくつかのクロックを有する。それらは、このリアルタイムクロックであり得るより遅いクロックソースを通常利用する位相ロックループからの生成物である。
図10の実施例では、UE101は2つの無線モデム1018、1019を有するように示されているが、他の実施例では、UE101は単一の無線モデムのみを有してもよい。この場合、マルチSIM UE101はデュアル送信能力を有していない。複数のアイデンティティ451、452を使用して複数のNW100-1、100-2と通信するために、マルチSIM UE101は時間複信を使用することができる。
UE101は、1つ又は複数のプロセッサ及び/又はソフトウェアによって実行される制御回路1012も含む。例えば、制御回路1012によって実行されるプログラムコードは、不揮発性メモリ1013に記憶されてもよい。本明細書に開示される様々な実施例では、制御回路1012はプログラムコードを実行することによって、例えば、1つ又は複数の第1の周波数で第1のNWと通信したり、1つ又は複数の第2の周波数で第2のNWと通信したり、マルチSIM UEの複数のアイデンティティに関連付けられたPOのタイミング間のタイミングオフセットを決定したり、複数のアイデンティティに関連付けられたページングの調整を少なくとも1つのNWに要求したり、例えば調整されたページングに従ってページング信号を監視したりするなど、様々な機能を実施してもよい。
図11は、様々な実施例による方法のフローチャートである。例えば、図11の方法は、UE、例えば図10に示すようなマルチSIM UE101によって実行されてもよい。
ボックス2001において、タイミングオフセットが決定される。タイミングオフセットは、マルチSIM UEの第1のアイデンティティに関連付けられた第1のセルラNWの第1のPOの第1のタイミングと、マルチSIM UE第2のアイデンティティに関連付けられた第2のセルラNWの第2のPOの第2のタイミングとの間のものである。第1のセルラNW100-1の第1のPO396-1及び第2のセルラNW100-2の第2のPO396-2の例示的なタイミングオフセット780が図6に示されている。
次に、ボックス2002において、第1のPO及び第2のPOのタイミングが調整される。
これは、マルチSIM UEが第1のセルラNW及び第2のセルラNWにページングの調整を要求することを含み得る。調整は、ボックス2001で決定されたタイミングオフセットに基づいて要求される。
調整は、特定のシナリオに応じて、タイミングオフセットを増加させるために、又はタイミングオフセットを減少させるために要求することができる。
マルチSIM UEは、この要求を示す少なくとも1つの要求制御メッセージを送信することができる。少なくとも1つの要求制御メッセージは、第1のセルラNW及び/又は第2のセルラNMに送信することができる。
例えば、少なくとも1つの要求制御メッセージは、タイミングオフセットが増加されるべきか、又は減少されるべきかを示すことができる。
より具体的には、少なくとも1つの要求制御メッセージは、第1のセルラNW若しくは第2のセルラNWのRANのBS、又は第1のセルラNW若しくは第2のセルラNWのCNのモビリティ制御ノード(AMF131など、図1を参照)、又はCNの別のノードに送信することができる。
ボックス2002は、任意選択的に、第1のセルラNW及び/又は第2のセルラNWから応答を受信することを含んでもよい。例えば、少なくとも1つの応答制御メッセージは、少なくとも1つの要求制御メッセージが送信された第1のセルラNW及び/又は第2のセルラNWから受信してもよい。少なくとも1つの応答制御メッセージは、先に送信された少なくとも1つの要求制御メッセージと関連付けられる。
少なくとも1つの応答制御メッセージは、第2のNWのさらなるPOのさらなるタイミングを許可又は拒否してもよい。さらなるPOのさらなるタイミングは、第2のPOの第2のタイミングと異なっていてもよい。例えば、さらなるタイミングは、第1のPOの第1のタイミングと第2のPOの第2のタイミングとの間のタイミングオフセットと比較して、第1のPOの第1のタイミングとさらなるPOのさらなるタイミングとの間のさらなるタイミングオフセットが、例えば0又は有限値に減少するようなものであってもよい。代替として又は追加として、さらなるタイミングは、第1のタイミングとさらなるタイミングとの間のさらなるタイミングオフセットが増加するようなものとなることも可能である。これは、例えば、UEによって示されるようなそれぞれの優先度に依存し得る。
次いで、任意のボックス2003において、マルチSIM UE101はページング信号を監視することができる。詳細には、マルチSIM UE101が、第1のPOの第1のタイミングに従って第1のNWからの第1のページング信号を監視し、さらに、さらなるPOのさらなるタイミングに従って第2のNWからの第2のページング信号を監視することが可能である。シングル無線マルチSIM UE101が使用される場合、DRXサイクルの所与の期間の第1のPOとさらなるPOの隣接するPO間で周波数を切り替えることが可能である。
第1のタイミングとさらなるタイミングとの間のさらなるタイミングオフセットが減少するため、マルチSIM UEは、DRXサイクルの周期毎に1回のウェイクアップを実行し、その1回のウェイクアップに応答して、(ページング信号を受信しない場合は)非アクティブ状態に再び遷移する前に、第1のページング信号の監視と第2のページング信号の監視とを組合せることができる。これは電力消費を低減するのに役立つ。
この知見は、図12に関連してさらに示されている。
図12は、PO396-1、396-2及び396-3のタイミングに関する態様を概略的に示す。図12は、マルチSIM UE101の無線インタフェース1015の電力消費を時間の関数としてプロットしている。
図示されるように、第1のセルラNW100-1と通信するためにUE101によって使用される第1のアイデンティティ451に関連付けられた第1のPO396-1が存在する。図2に関連して既に説明したものに相当する方法で、マルチSIM UE101はまず、期間1821に非アクティブ状態391で動作する。次いで、期間1822において、マルチSIM UE101は、無線インタフェースを非アクティブ状態391からアクティブ状態392に遷移させる。期間1823において、マルチSIM UE101は、第1のセルラNW100-1からの第1のページング信号と合わせて第2のセルラNW100-2からの第2のページング信号を監視する。これは、第2のセルラNW100-2のさらなるPO396-3のさらなるタイミングが、第1のセルラNW100-1の第1のPO396-1の第1のタイミングに対して調整されたためである。
第1のPO396-1の第1のタイミングは、アイデンティティ451(ルール1、ルール2)に基づいて決定される。しかしながら、さらなるPO396-3のさらなるタイミングは、異なる方法で得られる。すなわち、ルール1又はルール2に基づいていない。これについて次に説明する。
マルチSIM UE101のアイデンティティ452を考慮することで、ルール1及びルール2に従ってPO396-2が得られる。図12に示すように、第1のPO396-1のタイミングと第2のPO396-2のタイミングとの間に大きなタイミングオフセット780-1がある。これによって、UE101は、図12の点線が示すように、DRXサイクル395の1つの期間399内に、非アクティブ状態391へ遷移させてからアクティブ状態392へ再び遷移させなければならなくなる。これは、電力消費の増加につながる。
一方、第1のPO396-1の第1のタイミングとさらなるPO396-3のさらなるタイミングとの間のさらなるタイミングオフセット780-2は、タイミングオフセット780-1よりも小さい。実際、図12に示すように、第1のPO396-1とさらなるPO396-3とは、時間的に部分的に重複している。原則として、第1のPO396-1とさらなるPO396-3とは完全に重複していてもよく、部分的に重複していてもよく、互いに隣接していてもよく、又は間に時間差を有して配置されていてもよい。さらに原則として、第1のPO396-1及びさらなるPO396-3は、セルラNW100-1、100-2が同期されている場合(表1で上述したような同期オプションI又はII)、同じ又は隣接するサブフレーム702に配置することができる。
原則として、さらなるタイミングは、UEのそれぞれのさらなるアイデンティティ又はページングアイデンティティ、例えば、ページング一時アイデンティティ(P-TMSI)に関連付けられ得る。これは、以下によって与えられる。
(SFN+PF_offset)mod T=(T div N)*(UE_ID’ mod N)(ルール3)
ここで、UE_ID’は、
P-TMSI mod 1024によって与えられる。(ルール4)
ページングアイデンティティは、第2のアイデンティティ452と同じ構造、例えば、同じ長さ、同じ数空間などを有することができる。しかしながら、ページングアイデンティティは、第2のPO396-2の第2のタイミングとは異なるさらなるPO396-3のさらなるタイミングを生成することができる。
第1のPO396-1の第1のタイミングのさらなるPO396-3のさらなるタイミングとの調整によって、DRXサイクル395の期間399毎に非アクティブ状態391からアクティブ状態392への1回の遷移が容易になる。これによって、破線で示した基準の実施態様と比較した場合に電力消費が低減する。
図12に示すシナリオは、特に、複数の周波数で複数のセルラNWからのページング信号を同時に監視することができるマルチSIM UEにとって有用であり得る。図13に示されている別のシナリオは、複数の周波数で複数のNWからのページング信号を同時に監視することはできないが、第1のPO396-1とさらなるPO396-3との間で周波数切替えを用いて時間多重シナリオを実施する必要があるシングル無線マルチSIM UEにとって有用であり得る。
図13は、PO396-1、396-2及び396-3のタイミングに関する態様を概略的に示す。図13は、マルチSIM UE101の無線インタフェース1015の電力消費を時間の関数としてプロットしている。
図13のシナリオは、一般に、図12のシナリオに対応する。図13のシナリオでは、図12のシナリオと比較すると、第1のPO396-1とさらなるPO396-3との間により大きいタイミングオフセット780-2がある。これは、期間1832にNW100-2からのページング信号を監視する前に、期間1831に2つのセルラNW100-1及び100-2のキャリア周波数間の周波数切替え(例えば、RF発振器回路の調整)に対応するためである。
したがって、図13における図12との比較から理解されるように、タイミングオフセット780-2は、UE101の無線インタフェース1015のモデムのハードウェア能力に関して調整することが可能である。ハードウェア能力は、例えば、シングル無線又はマルチ無線UE、周波数切替率、アイドル時間、非アクティブ状態391で動作するときのエネルギー消費、アクティブ状態392で動作するときのエネルギー消費、非アクティブ状態391からアクティブ状態392へのウェイクアップ遷移のためのエネルギー消費等に関連し得る。
図14は、複数のアイデンティティ451及び452を使用するマルチSIM UE101と、セルラNW100-1のBS112-1及びNW100-2のさらなるBS112-2との間の通信のシグナリング図である。
図14は、マルチSIM UE101とBS112-1、112-2との間のシグナリングを示しているが、マルチSIM UE101が複数のセルラNW100-1、100-2のAMFとシグナリングするシナリオについても同様の技術が実施され得る。
4001において、UE101は、第1のセルラNW100-1のBS112-1のタイミングを取得する。例えば、UE101は同期信号3001を受信することができる。
同様に、4002において、UE101は、第2のセルラNW100-2のBS112-2のタイミングを取得する。
4003において、UE101は、アイデンティティ451によって与えられる第1のセルラNW100-1の第1のPO396-1の第1のタイミングと、アイデンティティ452によって与えられるNW100-2の第2のPO396-2の第2のタイミングとの間のタイミングオフセット780-1を決定する。
原則として、4003の実行をトリガする、すなわちタイミングオフセット780-1の決定をトリガするための様々なシナリオが考えられる。1つのオプションは、NW100-1のタイミングが既に取得されている時点で、第2のセルラNW100-2のタイミングが取得される(すなわち、既存の接続に加えてさらなるNWに接続する)ことである。特に、このようなシナリオでは、第2のセルラNW100-2へのアタッチ手順中に要求制御メッセージを送信することが可能である。代替として又は追加として、タイミングオフセット780-1は、例えば、UE101が第2のセルラNW100-2のセルを再選択するときに、セル再選択に応答して決定することも可能である。これは、特に、NW100-2の複数のセル間で同期があるか否かに依存し得る。またさらなるオプションでは、タイミングオフセット780-1は、第1のセルラNW100-1と第2のセルラNW100-2との間の累積タイミングドリフトが閾値を超えたときに、且つ/又は所定のスケジュールに従って、決定することが可能である。第1のセルラNW100-1と第2のセルラNW100-2とが同期していない場合、第1のセルラNW100-1と第2のセルラNW100-2との間にはタイミングドリフトが存在し得る。タイミングドリフトは、時間の経過とともに蓄積し得るものであり、すなわち、ますます大きくなり得る。タイミングドリフトは、毎秒0.2μs~1μsのオーダーであり得る。したがって、10.000秒後の累積タイミングドリフトは10msとなり、これは3GPP 5Gによるフレーム701の持続時間である。累積タイミングドリフトは追跡することができる。累積タイミングドリフトが、ある所定の閾値を超えると、現在のタイミングオフセット780-1が再決定されることによって、ページングの再調整がトリガされてもよい。他方、所定のスケジュールは、現在のタイミングオフセット780-1の時折の決定の再実行を単純化するための便利なツールであり得る。またさらなるオプションでは、タイミングオフセット780-1は、第1のセルラNW100-1又は第2のセルラNW100-2からのそれぞれのトリガメッセージに応答して決定される。例えば、それぞれのトリガメッセージは、UE移動に起因して、ハンドオーバ又はセル再選択手順の一部として送信され得る。
その後、4004において、UE101は、タイミングオフセット780-1に基づいて、要求制御メッセージ3002をBS112-2へ送信する。例えば、要求制御メッセージ3002は、NW100-2に接続するためのアタッチ手順の一部として、すなわち、接続モード301でそれぞれのデータ接続189をセットアップするために送信することが可能である。また、例えば既存のデータ接続189を利用するPUSCH上の無線リソース制御シグナリングとして、接続モード301で動作している間に要求制御メッセージ3002を送信することも可能である。制御メッセージ3002はまた、セル再選択/ハンドオーバ手順でも送信され得る。
タイミングオフセット780-1に基づいて要求制御メッセージ3002を送信することは、例えば、タイミングオフセット780-1がある所定の閾値を超えるか若しくは下回るか、又は非ゼロであるか、又は1つ若しくは複数の所定の基準(例えば、ある所定の許容範囲外であること)を満たす場合に、要求制御メッセージ3002が選択的に送信されることを意味し得る。所定の閾値は、UE101のハードウェア能力に関連付けられ得る。代替として又は追加として、タイミングオフセット780-1に基づいて要求制御メッセージ3002を送信することは、要求制御メッセージ3002が、タイミングオフセット780-1に基づいて決定される情報要素又はタイミングオフセット780-1を示す情報要素を含むことを意味し得る。
原則として、要求制御メッセージ3002を実行するために様々なオプションが利用可能である。
第1のオプションでは、要求制御メッセージ3002はタイミングオフセット780-1を示すことが可能である。例えば、タイミングオフセット780-1は、プロトコル時間ベースで、例えばNW100-2及び/又はNW100-1のフレーム701又はサブフレーム702の数として表現することができる。これは、特に、NW100-1、100-2のプロトコル時間ベースが同期されている場合(表1の同期オプションI及びII)に適用可能であり得る。
第2のオプションでは、要求制御メッセージ3002は、所望のさらなるタイミングオフセット780-2に関連付けられたタイミング下限公差又はタイミング上限公差を示すことが可能である。要求制御メッセージ3002は、所望のさらなるタイミングオフセット780-2の値の範囲を示すことができる。したがって、UE101は、調整された第1のPO396-1及びさらなるPO396-3の所望のさらなるタイミングオフセット780-2に下限閾値が存在するかを示すことが可能である。例えば、このようなタイミング下限公差は、例えば調整可能な周波数フィルタ又は発振器の同調速度によって与えられる、UE101のシングル無線インタフェース1015のそれぞれのハードウェア能力に関連付けることができる(そのようなシナリオが図13に記載されており、そこではタイマ期間1831において周波数切替えが実施される)。例えば、タイミング下限公差は、第1のセルラNW100-1のキャリア周波数と第2のセルラNW100-2のキャリア周波数との間の周波数距離に応じて、UE101によって決定することも可能である。代替として又は追加として、UE101は、調整された第1のPO396-1及び第3のPO396-3の所望のさらなるタイミングオフセット780-2に上限閾値が存在するかを示すことが可能である。例えば、そのようなタイミング上限公差は、例えば非アクティブ状態391からアクティブ状態392へのウェイクアップ遷移の全体的な電力消費、おそらくはアクティブ状態392で動作する時間当たりの電力消費に関連して与えられる、UE101の無線インタフェース1015のそれぞれのハードウェア能力に関連付けることができる。言い換えれば、非アクティブ状態391からアクティブ状態392への2回のウェイクアップ遷移と比較して、アクティブ状態392における連続動作が電力消費の点で有利になるブレーク・イーブン・ポイントが存在し得る。したがって、上記から理解されるように、タイミング下限公差及び/又はタイミング上限公差は、UEの無線インタフェースのモデムのハードウェア能力と関連付けることができる。
第3のオプションでは、要求制御メッセージ3002は、同時に且つ/又は複数の周波数で複数のページング信号を受信するUE101のモデムのハードウェア能力を示すことが可能である。言い換えれば、要求制御メッセージ3002は、UE101がシングル無線装置であるかマルチ無線装置であるかを、より具体的には、UE101が2つ以上の受信チェーンを有するかを示すことが可能である。
第4のオプションでは、UE101が、タイミングオフセット780-1に基づいて、ページングアイデンティティを決定することが可能である。ページングアイデンティティは、ページング調整のための一時的なアイデンティティであってもよい。ルール3及び4を参照されたい。ページングアイデンティティは、アイデンティティ452と同じ構造、例えば、長さ、シーケンス番号空間等を有してもよい。しかしながら、ページングアイデンティティは、第2のPO396-2の第2のタイミング(図12及び図13を参照)ではなく、さらなるPO396-3のさらなるタイミングと関連付けることができる。したがって、要求制御メッセージ3002はページングアイデンティティを示すことが可能である。これにより、さらなるPO396-3の所望のさらなるタイミングを暗黙的にBS112-2に通知することができる。
第5のオプションでは、要求制御メッセージ3002は、例えば所望のページングフレーム701のシーケンス番号及び/又はページングフレーム701内の所望のサブフレーム702のシーケンス番号(図5を参照)を示すことによって、グローバルタイミング基準又はセルラNW100-2によって使用されるプロトコルのプロトコル時間ベースにおける、さらなるPO396-3の所望のさらなるタイミングを示すことが可能である。
第6のオプションでは、要求制御メッセージ3002は、UE101がタイミングオフセット780-1の増加を要求するか、タイミングオフセット780-2の減少を要求するかを示すことが可能である。言い換えると、UE101は、第1のPO396-1及び第2のPO396-2と比較した場合、第1のPO396-1及びさらなるPO396-3が時間領域において互いにより近くなるように調整すべきかどうかを通知することが可能である。
次に、4005において、応答制御メッセージ3003をNW100-2から、ここでは具体的にはBS112-2から受信する。応答制御メッセージ3003は、要求制御メッセージ3002と関連付けられる。すなわち、応答制御メッセージ3003は、要求制御メッセージ3002を受信することに応答してBS112-2によって送信され得る。例えば、応答制御メッセージ3003は要求制御メッセージ3002へのポインタを含み得る。
応答制御メッセージ3003は、NW100-2のさらなるPO396-3のさらなるタイミングを許可する。
必要に応じて、第1のセルラNW100-1及び第2のセルラNW100-2へのデータ接続189は、4006及び4007において任意選択的に開放される(ここでUE101は第1のNW100-1及び第2のNW100-2に対してアイドルモード302で動作する)。その結果、UE101は、第1のPO396-1で第1のセルラNW100-1からのページング信号3004、3005を監視し、さらなるPO396-3で第2のセルラNW100-2からのページング信号を監視する。
上述したように、第1のPO396-1の第1のタイミング及びさらなるPO396-3のさらなるタイミングは、UE101の無線インタフェース1015のモデムのタイミング下限公差及び/又はタイミング上限公差に対して調整することが可能である。さらなるPO396-3のさらなるタイミングは、タイミング公差範囲内にあるように決定することができる。例えば、図14の図示されたシナリオにおいて、第1のPO396-1及びさらなるPO396-3は重複しないが隣接している。
4009及び4010では、ページング信号、特にページングインジケータ3004及びページングメッセージ3005をBS112-1から受信する。
原則として、応答制御メッセージ3003の情報内容は、要求制御メッセージ3002の情報内容によって変化してもよい。例えば、要求制御メッセージ3002がさらなるPO396-3の要求されたさらなるタイミングを既に示している場合、応答制御メッセージ3003はこのさらなるタイミングを肯定応答又は否定応答するだけでよい。これとは異なり、要求制御メッセージ3002がさらなるPO396-3の要求された具体的なさらなるタイミングを示していない場合、応答制御メッセージ3003はさらなるPO396-3のさらなるタイミングを示すことができる。例えば、要求制御メッセージ3002に関連して既に説明したように、応答制御メッセージ3003は、セルラNW100-2のプロトコル時間ベース若しくはグローバルタイミング基準における、又はページングインジケータを使用したさらなるタイミングを示すことができる。したがって、理解されるように、さらなるタイミングを決定するためのロジックの分散をUE101とセルラNW100-2との間で分散させることができる。これについては、以下の表2にも示す。
Figure 2023501957000002
図14のシナリオでは、4011において、第2のセルラNW100-2のBS112-2は、任意選択的に第2のセルラNW100-2の他のBS(例えば、トラッキングエリア内)及び/又は第2のセルラNW100-2のAMF131にページングアイデンティティを通知することができる。これは、それぞれの制御メッセージ3009を送信することによって行うことができる。これは、UE101が第2のセルラNW100-2のセル間を移動する場合でもUE101をページングできるようにするのに役立つ。
図15は、様々な実施例による方法のフローチャートである。図15の方法はBSによって実行されてもよい。例えば、図15の方法は第2のセルラNW100-2のBS112-2によって実行されてもよい。代替として又は追加として、図15の方法は、NWのコアのモビリティ制御ノードによって実行することも可能である。例えば、図15の方法は、例えば第2のセルラNW100-2のAMF131によって実行することが可能である。
ボックス2011において、複数のNW間でページングが調整される。例えば、複数のNW間のページング調整の要求がUEから取得される。例えば、対応する要求制御メッセージが受信されてもよい(図14を参照。要求制御メッセージ3002)。
次いで、BSは、調整の要求を許可するか拒否するかを決定することができる。この意思決定プロセスの結果に応じて、肯定応答又は否定応答がUEに送信されてもよい。例えば、要求制御メッセージに関連付けられた応答制御メッセージがUEに送信されてもよい(図14を参照。応答制御メッセージ3003)。
BSがさらなるPOの特定のさらなるタイミングを選択する自由度を有するシナリオ(例えば、表2のシナリオA、C、D、及びE)では、特定のさらなるタイミングの選択において考慮され得る様々な決定基準がBSに存在する。例えば、複数の候補PO間の負荷分散を考慮することが可能である。例えば、UE移動を考慮することが可能である。
例えばUE移動に起因して、さらなるタイミングを再調整する必要がある場合もあり得る。例えば、UEが第2のNWの第1のセルから第2のセルへ移動する状況が生じ得る。第1のセルのBSによって採用されているプロトコル時間ベースが、第2のセルの別のBSによって採用されているプロトコル時間ベースに対してオフセットしている可能性がある。すなわち、第1のセルと第2のセルとの間にタイミングアドバンスがあり得る。その場合、UE移動に応答してさらなるタイミングを調整することが可能である。したがって、第2のBSは、方法が第2のNWのモビリティ制御ノードによって実行されるのか又は第1のBSによって実行されるのかを通知され得る。
次に、ボックス2012において、調整されたタイミングに従ってページング信号が送信される。例えば、調整されたタイミングが、UEの実際のアイデンティティとは異なるUEのページングアイデンティティに基づいてさらなるPOのさらなるタイミングを実行することに対応する場合、ページング信号をそのさらなるタイミングに従って送信することができる。
原則として、図15の方法がBSで実行される場合、BSは、例えばコアNW主導ページングをトリガするモビリティ制御ノードなどのコアNWに新しいタイミングを通知しない可能性がある。特に、CNにおけるコアNWのUEコンテキストは変更されなくてもよい。したがって、対応するページングアイデンティティの知識、又は、一般的にはマルチSIMアイデンティティについて使用されるさらなるPOは、例えば、隣接するBS間でCNの関与なしに交換されるなど、無線アクセスNWに限定されてもよい。代替として又は追加として、BSがコアNWにさらなるPOのさらなるタイミングを通知することも可能である。次いで、CNは、トラッキングエリア内の複数のBSに、ページングアイデンティティ、又は、より一般的にはUEに使用されるさらなるPOを通知することができる。CNは、UEコンテキストにページングアイデンティティを保持することができる。これは図14のメッセージ3009にも適用可能である。
図16は、様々な実施例による方法のフローチャートである。図16は、例えばUE101などのUEとNWのNWノード(例えば第2のセルラNW100-2のBS112-2、又は第2のセルラNW100-2のAMF131などのコアNWモビリティ制御ノード)の両方によって実行されるアクティビティを示している。
ボックス2051において、(この時点で第1のセルラNW100-1に既に登録されている)マルチSIM UE101は、第1のアイデンティティ451を使用して、例えば第1のセルラNW100-1に対してアイドルモード302で動作する。マルチSIM 101UEはまた、接続モード301(図16には示されていない)で動作することもできる。第1のアイデンティティ451は、例えば上記のルール1及び2に従って、第1のセルラNW100-1の第1のPO396-1の第1のタイミングを規定する。第1のアイデンティティ451は、USIMカード又はeSIMによって決定されてもよい。
原則として、2つ以上のアイデンティティが存在し得る。例えば、UE101が、例えばそれぞれのネットワーク(図16のN=1、2...)に対してアイドルモード302で動作する際に従う2つ又は3つのアイデンティティが存在し得る。
次に、ボックス2052において、さらなるUSIMカード又はeSIM、例えば第2のUSIMカード又はeSIMが検出される。さらなるSIMカードは、第2のアイデンティティ452に関連付けられている。そして、NW探索モード303が実行される。これは、第2のセルラNW100-2のBS112-2から同期信号3001を受信することを含み得る。ボックス2053において、第1のセルラNW100-1と第2のセルラNW100-2との間のタイミングの差を決定することが可能である。
ボックス2054において、UEは第2のセルラNW100-2にアクセスし、例えば、それぞれのデータ接続189の確立を試みる。
ボックス2054において、UEはまた、第1のPO396-1の第1のタイミングと、第2のアイデンティティ452に基づいて、例えば上記のルール1及びルール2を使用して決定された第2のPO396-2の第2のタイミングとの間のタイミングオフセット780-1を決定する。UE101は、データ接続189を確立するためのアタッチ手順の一部として、要求制御メッセージを第2のセルラNW100-2に送信する(図14の要求制御メッセージ3002を参照)。これは決定されたタイミングオフセット780-1に基づくものである。例えば、要求制御メッセージは、タイミングオフセット780-1及び/又はその決定されたタイミングオフセット780-1から導出された他のパラメータ(他のシナリオも可能であるいくつかの例については表2を参照)を示すことができる。
次いで、ボックス2055において、NWノード、例えば第2のセルラNW100-2のBS112-2又はAMF131は、第2のセルラNW100-2のさらなるPOのさらなるタイミングを決定するか、又はさらなるタイミングを肯定応答する(UEによってボックス2054の一部として既に示されている場合、表2を参照)。コアNWがこのプロセスに関与することは可能であるが、必須ではない。
次いで、ボックス2055での決定の結果を含めて、先に受信した要求制御メッセージに関連付けられた応答制御メッセージをUE101に送信する(図14の応答制御メッセージ3003を参照)。
次いで、ボックス2056において、UE101は、ボックス2055で行われた決定に基づいて、第2のセルラNW100-2がページングの調整の要求を受諾したか拒否したかを決定する。要求が受諾された場合、ボックス2057が実行される。ここでは、UE101はさらなるPOのさらなるタイミングに従って第2のNWからのページング信号を監視し、第1のNWの第1のPOの第1のタイミングに従って第1のNWからのページング信号を監視する。受託されなかった場合、ボックス2058において、UE101は第2のPOの第2のタイミングに従って第2のNWからのページング信号を監視し、第1のNWの第1のPOの第1のタイミングに従って第1のNWからのページング信号を監視する。
それぞれのページング信号を受信した場合に、ボックス2059において、第1のセルラNW100-1及び/又は第2のセルラNW100-2へのデータ接続189を確立するための従来の技術を実施することができる。
要約すると、上記において、複数のNWにおける、UEの複数のアイデンティティに基づいて決定されるPO間のタイミングオフセットを決定するマルチSIM UEの技術について説明した。例えば、第2のセルラNWに属するセルにUEを登録するときに、UEは、第2のNWにおける第2のPOの第2のタイミング(第2のアイデンティティに基づいて例えばルール1及び2に従って決定される)と第1のセルラNWのセルの第1のPOの第1のタイミング(第1のアイデンティティに基づいて例えばルール1及び2に従って決定される)との間のタイミングオフセットを検出又は計算する。
UEは、第2のNWの新しいセルのRAN又は直接第2のNWのCNにタイミングオフセットを報告する。RANに報告される場合、RANはそれをCNに報告してもよいし、RANベースのページングの場合には報告されたタイミングオフセットをローカルに処理してもよい。報告は、第2のNWへのアタッチ手順の一部であってもよい。
CN(アイドルモードの場合)又はRAN(アイドルモード又は非アクティブモードの場合)は、報告されたタイミングオフセットに基づいて、第2のNWのさらなるPOの新しいさらなるタイミングをUEに通知する。次いで、UEはさらなるタイミングに従ってページング信号を監視する。
これにより、マルチSIM UEの電力消費を大幅に低減することができる。
要約すると、様々な技術は、電力消費を効率的に低減するために、例えばアクティブな送信がない場合は直ちにUE動作モードがアイドル又は非アクティブに遷移されるという知見に基づいている。UEがアイドルモード又は非アクティブモードにある間、電力消費の残りの要因は、ページング信号を監視するために受信機をアクティブ状態に遷移させ、それによってネットワークがUEへの送信のためにバッファリングされたDLデータを有するかどうかを判定するための必要性から来るものである。ページング信号を監視するための実際の電力消費量は、モデムをアクティブ状態に遷移させるのに必要な電力消費量、又はいつどこで受信すべきかを決定するためにクロックをアクティブに保つための電力消費量と比較すると低い。参照技術によれば、UEはこのようなタスクを独立して実行する必要がある。このような問題を緩和するために、様々な実施例によれば、複数のアイデンティティ間でページングが調整される。特に、複数のNWからのページング間のタイミングオフセットが減少する。
本発明を特定の好適な実施形態に関して示し説明してきたが、本明細書を読んで理解すれば、当業者は均等物及び変形例を想起するであろう。本発明は、すべてのそのような均等物及び変形例を含み、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
例示のために、UEが複数のアイデンティティを使用して少なくとも1つのセルラNWに対してアイドルモードで動作するときにページングを調整する文脈において、様々な技術を説明してきた。他のモードでDRXサイクルを使用する場合にも、同様の技術が適用可能であり得る。第1の例として、本明細書に記載された技術を、DRXサイクルを使用する接続モードで適用することが可能である。このとき、少なくとも1つのセルラNWとマルチSIM UEとの間のデータ接続は、複数のアイデンティティのうちの少なくとも1つについて維持されてもよい。その場合、ランダムアクセス手順は不要である。また、ページング信号も不要となり得る。むしろ、それぞれの場合において、セルラNWは例えばPDSCHでデータを直接送信してもよい。第2の例として、ページングがRANによって処理される非アクティブモードがあり得る。このとき、CNにおけるUEコンテキスト、例えばAMFは、非アクティブモードの場合と接続モードの場合とで異なっていなくてもよい。また、UEを非アクティブモードで動作させる場合、本明細書に記載された技術からの利益が生じ得る。特に、POの調整は、例えばCNを介さずに、非アクティブモードで無線アクセスNWによって処理されてもよい。
さらなる例示のために、第2のNWへのアタッチ手順の文脈で様々な技術を説明してきた。アタッチ手順の一部として、UEは、第1のNWの第1のPOの第1のタイミングと第2のNWの第2のPOの第2のタイミングとの間のタイミングオフセットを決定することができる。しかしながら、本明細書に記載の技術はアタッチ手順の文脈に限定されない。タイミングオフセットの決定又は調整の要求を実行するための他のトリガ基準が考えられる。例えば、さらなるトリガ基準は、例えばアイドルモードにおけるセル再選択、又はハンドオーバである。第2のNWの新たなサービングセルに対するセル再選択がある場合、POに様々な影響を及ぼし得る。UEがセル再選択を行った第2のNWがそのセル間でSFN同期されているとき、第2のアイデンティティに基づく第2のPOのタイミングは不変であり、したがって、第1のNWの第1のPOの第1のタイミングと第2のNWの第2のPOの第2のタイミングとの間のタイミングオフセットは不変のままである。RAN又はCNがタイミングオフセット及び/又はさらなるPOのさらなるタイミング(例えば、UEコンテキストで。図1のUEコンテキスト459を参照)を記憶する場合、UEに影響を与えることなく、同じタイミングオフセット又はさらなるタイミングを新しいセルに通知することができる。第2のNWのセルがフレーム同期されていない場合、CNは、第2のNWのセル間のタイミングオフセットの情報を有しており、新しいセルへの新しいオフセットを計算することができる。このため、CNにおいてUEコンテキストからさらなるタイミングを読み取ることができる。これにより、複数のセルにおいてページングを調整することができる。ページングはセル再選択を行う場合にも調整され得る。これは、移動が発生したときにUEが所望のさらなるタイミングを再報告する必要がない場合にも可能である。
さらなる例示のために、マルチSIM UEが複数のNWに接続する様々な技術を説明してきた。マルチSIM UEが複数のアイデンティティを使用して単一のNWに接続する場合にも、同様の技術を適用することができる。
さらなる例示のために、複数のネットワークからのページングのタイミングをそれぞれのPO間のタイミングオフセットが減少するように調整する様々な技術を説明してきた。これは、上記で詳細に説明したように、マルチSIM UEにおける電力消費を低減するのに役立つ。例えば、ページングアイデンティティを使用したり、現在のタイミングオフセット及び/又は所望のさらなるタイミングオフセットを示したり、要求制御メッセージを送信したり、応答制御メッセージを受信したり、マルチSIM UEとセルラNWとの間でさらなるタイミングオフセットを交渉したり、例えばUE移動の場合に表2によるメッセージ3001、3002の構成など、コアネットワークUEコンテキスト及び/又はRANベースシグナリングを使用してセルラNWのさらなるPOのさらなるタイミングを処理したりすることによる、タイミングの調整に関する同様の技術が、複数のNWからのページングのタイミングをそれぞれのPO間のタイミングオフセットが増加するように調整するシナリオにも適用可能である。これは、例えば、シングル無線マルチSIM UEのためのハードウェア能力によって課される制限を緩和するのに役立つことができる。

Claims (21)

  1. 第1のアイデンティティ(451)及び第2のアイデンティティ(452)を使用する能力を有する無線インタフェース(1015)を備える無線通信装置(101)を動作させる方法であって、前記方法が、
    前記第1のアイデンティティ(451)に関連付けられた第1のネットワーク(100、100-1)の第1のページングオケージョン(396、396-1)の第1のタイミングと、前記第2のアイデンティティ(452)に関連付けられた第2のネットワーク(100、100-2)の第2のページングオケージョン(396、396-2)の第2のタイミングとの間のタイミングオフセット(780、780-1)を決定することと、
    前記タイミングオフセット(780、780-1)に基づいて、前記第1のネットワーク(100、100-1)又は前記第2のネットワーク(100、100-2)の少なくとも一方に少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)を送信して、前記第1のネットワーク(100、100-2)からのページングと前記第2のネットワーク(100、100-2)からのページングとのタイミング調整を要求することとを含む方法。
  2. 前記少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)が、前記第2のネットワーク(100、100-2)のさらなるページングオケージョン(396、396-3)のさらなるタイミングを要求するために送信され、且つ、
    前記第1のページングオケージョンの前記第1のタイミングと前記さらなるページングオケージョン(396、396-3)の前記さらなるタイミングとの間のさらなるタイミングオフセット(780、780-1)が、前記タイミングオフセット(780、780-1)よりも小さい、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)が、前記タイミングオフセット(780、780-1)を減少又は増加させるように前記タイミング調整が要求されているかどうかを示す、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第1のネットワーク(100、100-1)又は前記第2のネットワーク(100、100-2)の前記少なくとも一方から、前記少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)と関連付けられた少なくとも1つの応答制御メッセージ(3003)を受信することをさらに含み、
    前記少なくとも1つの応答制御メッセージ(3003)が、前記第2のネットワーク(100、100-2)のさらなるページングオケージョン(396、396-3)のさらなるタイミングを許可し、前記さらなるタイミングが前記第1のタイミングと調整され、又は前記少なくとも1つの応答制御メッセージ(3003)が、前記第1のネットワーク(100、100-1)のさらなるページングオケージョン(396、396-3)のさらなるタイミングを許可し、前記さらなるタイミングが前記第2のタイミングと調整される、請求項1~3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 前記第1のタイミングと前記さらなるタイミングとの間のさらなるタイミングオフセット(780、780-2)が、前記タイミングオフセット(780、780-1)よりも小さい、請求項4に記載の方法。
  6. 前記さらなるタイミングオフセット(780、780-2)が、前記無線インタフェースのモデムのハードウェア能力と関連付けられるタイミング下限公差又はタイミング上限公差のうちの少なくとも一方に対して決定される、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 前記第1のページングオケージョン(396、396-1)と前記さらなるページングオケージョン(396、396-3)とが、前記第1のネットワーク(100、100-2)及び前記第2のネットワーク(100、100-2)の前記無線リンク(114)の伝送プロトコルの同じ又は隣接する送信サブフレーム(702)内に配置される、請求項4~6のいずれか1つに記載の方法。
  8. 前記無線通信装置(101)の無線インタフェースを非アクティブ状態(391)からアクティブ状態(392)に遷移させることと、
    前記アクティブ状態(392)の間、前記非アクティブ状態(391)に再び遷移する前に、前記第1のネットワーク(100、100-1)からの第1のページング信号(3004、3005)について前記第1のページングオケージョン(396、396-1)を監視し、前記第2のネットワーク(100、100-2)からの第2のページング信号(3004、3005)について前記さらなるページングオケージョン(396、396-3)を監視することとをさらに含む、請求項4~7のいずれか1つに記載の方法。
  9. 前記タイミングオフセット(780、780-1)に基づいてさらなるアイデンティティを決定することをさらに含み、
    前記さらなるアイデンティティが、前記第2のネットワーク(100、100-2)のさらなるページングオケージョン(396、396-3)のさらなるタイミングと関連付けられ、
    前記少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)が前記さらなるアイデンティティを示す、請求項1~8のいずれか1つに記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)が、前記第1のネットワーク(100、100-1)又は前記第2のネットワーク(100、100-2)の前記少なくとも一方のプロトコル時間ベースで任意選択的に表現される、前記タイミングオフセット(780、780-1)を示す、請求項1~9のいずれか1つに記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)が、ページングのタイミング調整のためのタイミング下限公差又はタイミング上限公差のうちの少なくとも一方を示し、
    前記タイミング下限公差又は前記タイミング上限公差のうちの前記少なくとも一方が、前記無線インタフェース(1015)のモデムのハードウェア能力に関連付けられる、請求項1~10のいずれか1つに記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)が、同時に且つ/又は複数の周波数で複数のページング信号(3004、3005)を受信するための前記無線インタフェース(1015)のモデムのハードウェア能力を示す、請求項1~11のいずれか1つに記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)が、前記第2のネットワーク(100、100-2)へのアタッチ手順中に送信される、請求項1~12のいずれか1つに記載の方法。
  14. 前記タイミングオフセット(780、780-1)が、前記第2のネットワーク(100、100-2)のセル間の同期が存在するか否かに応じて、前記第2のネットワーク(100、100-2)のセルのセル再選択に応答して決定される、請求項1~13のいずれか1つに記載の方法。
  15. 前記タイミングオフセットが、前記第1のネットワーク(100、100-1)と前記第2のネットワーク(100、100-2)との間の累積タイミングドリフトが閾値を超えたときに、又は所定のスケジュールに従って決定される、請求項1~14のいずれか1つに記載の方法。
  16. 第2のネットワーク(100、100-2)のネットワークノード(112、112-2、131、132)を動作させる方法であって、前記方法が、
    第1のネットワーク(100、100-1)からのページングと前記第2のネットワーク(100、100-2)からのページングとの調整を要求するための少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)を無線通信装置(101)から受信することを含み、ここで、前記少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)が、前記無線通信装置(101)の第1のアイデンティティ(451)に関連付けられた前記第1のネットワーク(100、100-1)の第1のページングオケージョン(396、396-1)の第1のタイミングと、前記無線通信装置(101)の第2のアイデンティティ(452)に関連付けられた前記第2のネットワーク(100、100-2)の第2のページングオケージョン(396、396-2)の第2のタイミングとの間のタイミングオフセットに関連付けられており、
    そして、前記少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)に関連付けられた少なくとも1つの応答制御メッセージ(3003)を前記無線通信装置(101)に選択的に送信することを含み、
    前記少なくとも1つの応答制御メッセージ(3003)が、前記第2のネットワーク(100、100-2)のさらなるページングオケージョン(396、396-3)のさらなるタイミングを許可し、前記さらなるタイミングが前記第1のタイミングと調整される、方法。
  17. 前記第2のネットワーク(100、100-2)の第1のセルから前記第2のネットワーク(100、100-2)の第2のセルへの前記無線通信装置(101)の移動に応答して、前記第2のセルに対する前記第1のセルのタイミングアドバンスに基づいて、前記第2のネットワーク(100、100-2)の前記さらなるページングオケージョン(396、396-3)の前記さらなるタイミングを調整することをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 第1のアイデンティティ(451)及び第2のアイデンティティ(452)を使用する能力を有する無線インタフェース(1015)を備える無線通信装置(101)であって、前記無線通信装置が、
    前記第1のアイデンティティ(451)に関連付けられた第1のネットワーク(100、100-1)の第1のページングオケージョン(396、396-1)の第1のタイミングと、前記第2のアイデンティティ(452)に関連付けられた第2のネットワーク(100、100-2)の第2のページングオケージョン(396、396-2)の第2のタイミングとの間のタイミングオフセットを決定し、
    前記タイミングオフセット(780、780-1)に基づいて、前記第1のネットワーク(100、100-1)又は前記第2のネットワーク(100、100-2)の少なくとも一方に少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)を送信して、前記第1のネットワーク(100、100-1)からのページングと前記第2のネットワーク(100、100-2)からのページングとのタイミング調整を要求するように構成された制御回路を備える無線通信装置。
  19. 前記制御回路が、請求項1~15のいずれか1つに記載の方法を実行するようにさらに構成された、請求項18に記載の無線通信装置(101)。
  20. 第2のネットワーク(100、100-2)のネットワークノード(112、112-2、131、132)であって、前記ネットワークノード(112、112-2、131、132)が、
    第1のネットワーク(100、100-1)及び前記第2のネットワーク(100、100-2)からのページングの調整を要求するための少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)を無線通信装置(101)から受信し、ここで、前記少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)が、前記無線通信装置(101)の第1のアイデンティティ(451)に関連付けられた前記第1のネットワーク(100、100-1)の第1のページングオケージョン(396、396-1)の第1のタイミングと、前記無線通信装置(101)の第2のアイデンティティ(452)に関連付けられた前記第2のネットワーク(100、100-2)の第2のページングオケージョン(396、396-2)の第2のタイミングとの間のタイミングオフセットに関連付けられており、
    そして、前記少なくとも1つの要求制御メッセージ(3002)に関連付けられた少なくとも1つの応答制御メッセージ(3003)を前記無線通信装置(101)に選択的に送信するように構成された制御回路を備え、
    前記少なくとも1つの応答制御メッセージ(3003)が、前記第2のネットワーク(100、100-2)のさらなるページングオケージョン(396、396-3)のさらなるタイミングを許可し、前記さらなるタイミングが前記第1のタイミングと調整されるネットワークノード。
  21. 前記制御回路が、請求項16又は17に記載の方法を実行するように構成されている、請求項20に記載のネットワークノード(112、112-2、131、132)。
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