JP2023537683A - ポリペプチド免疫原性を予測するためのt細胞ベースの方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、2020年8月7日に出願された米国仮出願第63/062,991号、および2021年6月25日に出願された米国仮出願第63/215,199号の優先権を主張するものであり、これらの各々の内容は、その全体が参照により援用され、これらの各々に優先権が主張される。
I.定義;
II.方法;
III.組成物;
IV.キット;および
V.例示的な実施形態。
別途定義されない限り、本明細書において用いられる全ての技術用語および科学用語は、この発明が属する技術分野における当業者によって一般に理解される意味を有する。以下の参考文献は、本発明で使用される多くの用語の一般的な定義を当業者に提供する:Singleton et al.,Dictionary of Microbiology and Molecular Biology(2nd ed.1994);The Cambridge Dictionary of Science and Technology(Walker ed.,1988);The Glossary of Genetics,5th Ed.,R.Rieger et al.(eds.),Springer Verlag(1991);およびHale&Marham,The Harper Collins Dictionary of Biology(1991)。本明細書で使用される場合、以下の用語は、別段の指定がない限り、以下のそれらに対して定義される意味を有する。
(a)アミノ酸残基26~32(L1)、50~52(L2)、91~96(L3)、26~32(H1)、53~55(H2)、および96~101(H3)に存在する超可変ループ(Chothia and Lesk,J.Mol.Biol.196:901-917(1987));
(b)アミノ酸残基24~34(L1)、50~56(L2)、89~97(L3)、31~35b(H1)、50~65(H2)、および95~102(H3)に存在するCDR(Kabat et al.,Sequences of Proteins of Immunological Interest,5th Ed.Public Health Service,National Institutes of Health,Bethesda,MD(1991));
(c)アミノ酸残基27c~36(L1)、46~55(L2)、89~96(L3)、30~35b(H1)、47~58(H2)、および93~101(H3)に存在する抗原接触部(MacCallum et al.,J.Mol.Biol.262:732-745(1996));ならびに
(d)CDRアミノ酸残基46~56(L2)、47~56(L2)、48~56(L2)、49~56(L2)、26~35(H1)、26~35b(H1)、49~65(H2)、93~102(H3)、および94~102(H3)を含む、(a)、(b)、および/または(c)の組合せ。
100×分数X/Y
式中、Xは配列アラインメントプログラムALIGN-2によってAとBのプログラムのアラインメントで完全な一致としてスコア付けされたアミノ酸残基の数であり、YはBのアミノ酸残基の総数である。アミノ酸配列Aの長さがアミノ酸配列Bの長さと等しくない場合、Bに対するAのアミノ酸配列同一性%は、Aに対するBのアミノ酸配列同一性%と等しくないことが理解されたい。別段の明確な記載がない限り、本明細書で使用される全てのアミノ酸配列同一性%値は、ALIGN-2コンピュータプログラムを使用して、直前の段落で説明したように得られる。
本開示の主題は、抗薬剤抗体(ADA)の産生を誘発する、治療薬、例えば、ポリペプチドまたはその断片を含む組成物の傾向を決定するための方法を提供する。ある特定の実施形態では、本開示の方法は、ADAの産生を誘発する、抗体もしくはその断片または抗体-薬物コンジュゲート(ADC)を含む組成物の傾向を決定するために使用することができる。本開示は、本明細書に開示される方法を実施するためのキットも提供する。
本開示は、ADAの産生を誘発する組成物の傾向を決定するための方法を提供する。開示された方法によって分析することができるそのような組成物の非限定的な例が、以下に提供されている。例えば、限定されるものではないが、本明細書に開示される方法のいずれかを使用してアッセイされる組成物は、ポリペプチドまたはポリペプチドの断片、例えば、ペプチドを含み得る。ある特定の実施形態では、組成物は、抗体またはその断片、例えば、ヒト、ヒト化またはキメラ抗体を含み得る。ある特定の実施形態では、組成物は、抗体-薬物コンジュゲート(ADC)を含み得る。ある特定の実施形態では、抗体は、単一ドメイン抗体であり得る。ある特定の実施形態では、組成物は、ネオアンチゲンまたはネオアンチゲンを含有する複合体を含み得る。ある特定の実施形態では、組成物は、ネオアンチゲンに特異的である抗体である。
ある特定の実施形態では、本明細書に開示される方法によって分析される組成物は、ペプチドもしくはタンパク質またはその断片を含み得る。
ある特定の実施形態では、本明細書に開示される方法によって分析される組成物は、抗体またはその断片、例えば、モノクローナル抗体およびその断片を含む。例えば、限定されるものではないが、本開示の方法は、新たに開発および/または同定された抗体またはその断片の免疫原性の可能性を決定するために使用することができる。
ある特定の実施形態では、本明細書に開示される方法によって分析される組成物は、キメラ抗体、例えば、ヒト化抗体を含む。例えば、限定されるものではないが、本発明に開示される方法は、例えば、親抗体または抗体の他のキメラ変形と比較してADAの産生を誘発する傾向が低いか、またはより低い抗体のキメラ変形を同定するために使用することができる。代替的にまたは追加的に、本開示の方法は、ADAの産生を誘発する傾向が低いキメラ抗体を同定するために使用することができる。
ある特定の実施形態では、本明細書に開示される方法によって分析される組成物は、所望の活性(単数または複数)を有する抗体に対してコンビナトリアルライブラリーをスクリーニングすることによって単離された抗体またはその断片を含むことができる。例えば、限定されるものではないが、本発明に開示される方法は、例えば、所望の結合特性を保有する、および/または同じ抗原に結合する他のライブラリー由来抗体と比較して、ADAの産生を誘発する傾向が低いか、またはより低いライブラリー由来の抗体を同定するために使用することができる。
ある特定の実施形態では、本明細書に開示される方法によって分析される組成物は、多重特異性抗体、例えば、二重特異性抗体を含むことができる。多重特異性抗体は、少なくとも2つの異なるエピトープに対して結合特異性を有するモノクローナル抗体である。二重特異性抗体は、完全長抗体または抗体断片として調製することができる。例えば、限定されるものではないが、本発明に開示される方法は、例えば、同じエピトープに結合する他の多重特異性抗体と比較して、ADAの産生を誘発する傾向が低いか、またはより低い多重特異性抗体を同定するために使用することができる。代替的にまたは追加的に、本開示の方法は、ADAの産生を誘発する傾向が低い多重特異性抗体を同定するために使用することができる。
ある特定の実施形態では、本明細書に開示される方法によって分析される組成物は、イムノコンジュゲート、例えば、化学療法剤もしくは薬物、増殖阻害剤、毒素(例えば、タンパク質毒素、細菌、真菌、植物もしくは動物起源の酵素的に活性な毒素、もしくはそれらの断片)または放射性同位体などの1つ以上の細胞傷害性剤にコンジュゲートした抗体を含む、イムノコンジュゲートを含むことができる。例えば、抗体または抗原結合部分は、別の抗体、抗体断片、ペプチドまたは結合模倣物などの1つ以上の他の結合分子に機能的に(例えば、化学結合、遺伝子融合、非共有結合などによって)連結することができる。
ある特定の実施形態では、本明細書に開示される方法によって分析される組成物は、以前に開示された抗体の抗体変異体を含むことができる。例えば、本開示の方法は、例えば、親抗体よりも、ADAの産生を誘発する傾向が低い、以前に開示された抗体の変異体である抗体を同定するために使用することができる。ある特定の実施形態では、アミノ酸置換を目的の抗体に導入することができ、開示される方法を使用することによって抗体変異体を免疫原性についてスクリーニングすることができる。
ある特定の実施形態では、本明細書に開示される方法によって分析される組成物は、ネオアンチゲンを含むことができる。ネオアンチゲンは、正常な組織または器官に関連しない抗原であり、一般に、遺伝子突然変異、例えば、挿入/欠失、遺伝子融合、フレームシフト突然変異、単一ヌクレオチド突然変異、または前述の組合せから得られる。ある特定の実施形態では、ネオアンチゲンは、腫瘍ネオアンチゲン(腫瘍特異的抗原またはTSAとも称される)である。腫瘍ネオアンチゲンは、「非自己」と見なされるため、それらは抗原提示細胞(APC)上のMHC分子を介して処理および表示される。T細胞、例えば、CD8+および/またはCD4+T細胞によってAPC上に提示されたそのような腫瘍ネオアンチゲンの結合は、腫瘍ネオアンチゲンに関連する腫瘍に対して免疫応答が展開される方法の1つである。例えば、Jiang et al.,J.of Hematology & Oncology 12(93)(2019)を参照されたい(その内容は、参照により本明細書に援用される)。
本発明に開示される主題は、本明細書に開示される方法を実施するために有用な材料を含有するキットをさらに提供する。ある特定の実施形態では、本開示のキットは、リンパ球を含有する容器および/またはマーカー、例えば、本明細書に記載されるCD4、CD134および/またはCD137を検出するための1つ以上の薬剤を含有する容器を含む。好適な容器の非限定的な例としては、ボトル、試験管、バイアルおよびマイクロタイタープレートが含まれる。容器は、ガラスまたはプラスチックなどの様々な材料から形成することができる。
A.本発明に開示される主題は、組成物の、参照の傾向と比べて当該組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向を決定するための方法であって、
(a)リンパ球を、組成物の存在下で培養して、刺激リンパ球を生成することと、
(b)リンパ球を、組成物の非存在下で培養して、非刺激リンパ球を生成することと、
(c)CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する刺激リンパ球の割合を決定することと、
(d)CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する非刺激リンパ球の割合を決定することと、
(e)刺激指数値を計算することとを含み、
(e)における刺激指数値が参照刺激指数値以上である場合、その組成物は、当該組成物に特異的な抗体を誘発する傾向がより大きく、(e)における刺激指数値が参照刺激指数値未満である場合、その組成物は、当該組成物に特異的な抗体を誘発する傾向がより小さい、方法を提供する。
(a)個々のドナーからのリンパ球を、組成物の存在下で別々に培養して、刺激リンパ球を生成することと、
(b)個々のドナーからのリンパ球を、組成物の非存在下で培養して、非刺激リンパ球を生成することと、
(c)CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する個々のドナーからの刺激リンパ球の割合を決定することと、
(d)CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現するドナーからの非刺激リンパ球の割合を決定することと、
(e)ドナーの各々について刺激指数値を計算することと、
(f)ドナーの刺激指数値が参照値の刺激指数値以上である反応性リンパ球ドナーの数およびドナーの刺激指数値が参照刺激指数値未満である非反応性リンパ球ドナーの数を計算することとを含み、
反応性ドナーの数がドナーの総数の30%を超える場合、その組成物は、当該組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向が高く、反応性ドナーの数がドナーの総数の20%未満である場合、組成物は、当該組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向が低い、方法を提供する。
(a)リンパ球を、ネオアンチゲンの存在下で培養して、刺激リンパ球を生成することと、
(b)リンパ球を、ネオアンチゲンの非存在下で培養して、非刺激リンパ球を生成することと、
(c)CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する刺激リンパ球の割合を決定することと、
(d)CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する非刺激リンパ球の割合を決定することと、
(e)刺激指数値を計算することとを含み、
(e)における刺激指数値が参照刺激指数値以上である場合、そのネオアンチゲンは、当該ネオアンチゲンに特異的な免疫応答を誘発する傾向がより大きく、(e)における刺激指数値が参照刺激指数値未満である場合、そのネオアンチゲンは、当該ネオアンチゲンに特異的な免疫応答を誘発する傾向がより小さい、方法を提供する。
(a)抗原提示細胞(APC)を、組成物の存在下で培養して、刺激APCを生成することと、
(b)APCを、組成物の非存在下で培養して、非刺激APCを生成することと、
(c)刺激APCをCD4+リンパ球と共に、非刺激APCをCD4+リンパ球と共に別々に培養することと、
(d)(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する、刺激APCと共に培養されたCD4+リンパ球の割合を決定することと、
(e)(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する非刺激APCと共に培養されたCD4+リンパ球の割合を決定することと、
(f)刺激指数値を計算することとを含み、
(f)における刺激指数値が参照刺激指数値以上である場合、その組成物は、当該組成物に特異的な抗体を誘発する傾向がより大きく、(f)における刺激指数値が参照刺激指数値未満である場合、その組成物は、当該組成物に特異的な抗体を誘発する傾向がより小さい、方法を提供する。
(a)個々のドナーからのAPCを、組成物の存在下で別々に培養して、刺激APCを生成することと、
(b)個々のドナーからのAPCを、組成物の非存在下で別々に培養して、非刺激APCを生成することと、
(c)刺激APCをCD4+リンパ球と共に、非刺激APCをCD4+リンパ球と共に別々に培養することと、
(d)(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する、刺激APCと共に培養されたCD4+リンパ球の割合を決定することと、
(e)(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する、非刺激APCと共に培養されたCD4+リンパ球の割合を決定することと、
(f)ドナーの各々について刺激指数値を計算することと、
(g)ドナーの刺激指数値が参照値の刺激指数値以上である反応性リンパ球ドナーの数およびドナーの刺激指数値が参照刺激指数値未満である非反応性リンパ球ドナーの数を計算することとを含み、
反応性ドナーの数がドナーの総数の30%を超える場合、その組成物は、当該組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向が高く、反応性ドナーの数がドナーの総数の20%未満である場合、組成物は、当該組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向が低い、方法を提供する。
(a)APCを、ネオアンチゲンの存在下で培養して、刺激APCを生成することと、
(b)APCを、ネオアンチゲンの非存在下で培養して、非刺激APCを生成することと、
(c)刺激APCをCD4+リンパ球と共に、非刺激APCをCD4+リンパ球と共に別々に培養することと、
(d)(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する、刺激APCと共に培養されたCD4+リンパ球の割合を決定することと、
(e)(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する、非刺激APCと共に培養されたCD4+リンパ球の割合を決定することと、
(f)刺激指数値を計算することとを含み、
(f)における刺激指数値が参照刺激指数値以上である場合、そのネオアンチゲンは、当該ネオアンチゲンに特異的な免疫応答を誘発する傾向がより大きく、(f)における刺激指数値が参照刺激指数値未満である場合、そのネオアンチゲンは、当該ネオアンチゲンに特異的な免疫応答を誘発する傾向がより小さい、方法を提供する。
T細胞CD4+発現アッセイ
ポリペプチドベースの治療薬は、ADAの産生を誘発する免疫原性の可能性を有する。特に、そのようなポリペプチドベースの治療薬は、樹状細胞などの抗原提示細胞によって取り込まれ、プロセシングされて、ポリペプチドベースの治療薬の断片をクラスII MHC分子との複合体で、その表面に提示することができる。T細胞はその後、抗原提示細胞の表面に提示された断片と相互作用して免疫反応を誘発し、B細胞によるADAの産生をもたらす。
T細胞に結合する二重特異性抗体のT細胞発現アッセイ
本明細書では、ADAの産生を誘発する抗体の傾向を決定するための方法を開発した。PBMCベースのアッセイの潜在的な課題は、直接的なT細胞の関与による免疫調節などの、目的のバイオ治療薬の生物活性による干渉である。この課題を克服するために、第2の樹状細胞T細胞アッセイプラットフォームを開発した。
Claims (108)
- 組成物の、参照の傾向と比べて前記組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向を決定するための方法であって、
(a)リンパ球を、組成物の存在下で培養して、刺激リンパ球を生成することと、
(b)リンパ球を、組成物の非存在下で培養して、非刺激リンパ球を生成することと、
(c)CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する刺激リンパ球の割合を決定することと、
(d)CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する非刺激リンパ球の割合を決定することと、
(e)刺激指数値を計算することと
を含み、
(e)における刺激指数値が参照刺激指数値以上である場合、その組成物は、前記組成物に特異的な抗体を誘発する傾向がより大きく、(e)における刺激指数値が参照刺激指数値未満である場合、その組成物は、前記組成物に特異的な抗体を誘発する傾向がより小さい、方法。 - 参照刺激指数値が、約1.0~約2.0である、請求項1に記載の方法。
- 参照刺激指数値が、約1.6以上、約1.7以上、または約1.8以上である、請求項1に記載の方法。
- 刺激指数値が、(c)で決定された刺激リンパ球の割合を、(d)で決定された非刺激リンパ球の割合で割ることによって決定される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- 刺激指数値が、外れ値合計分析によって決定されるか、または線形回帰によって決定される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球が、T細胞を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球の少なくとも30%が、T細胞を含む、請求項6に記載の方法。
- T細胞が、CD8-T細胞を含む、請求項6または7に記載の方法。
- T細胞の少なくとも10%が、CD8-T細胞を含む、請求項8に記載の方法。
- リンパ球が、単一のドナーから得られる、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球が、約20人のドナー~約50人のドナーから得られる、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球が、約35人~約45人のドナーから得られる、請求項11に記載の方法。
- リンパ球が、少なくとも約20人のドナー、少なくとも約25人のドナー、少なくとも約30人のドナー、少なくとも約35人のドナー、少なくとも約40人のドナー、または少なくとも約45人のドナーから得られる、請求項11に記載の方法。
- 約1×105個~約1×107個のリンパ球が、組成物と共に培養される、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球が、約10μg/ul~約1,000μg/mlの組成物と共に培養される、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法。
- 組成物が、ペプチド、ポリペプチドまたは小分子化合物を含む、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
- ペプチドまたはポリペプチドが、ネオアンチゲンを含む、請求項16に記載の方法。
- ポリペプチドが、抗体またはその断片である、請求項16に記載の方法。
- 抗体が、ヒト、ヒト化またはキメラ抗体である、請求項18に記載の方法。
- 組成物が、抗体-薬物コンジュゲート(ADC)である、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球が、組成物と共に約48時間以下にわたって培養される、 請求項1から20のいずれか一項に記載の方法。
- CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する刺激または非刺激リンパ球の割合を決定することが、フローサイトメトリーによって実施される、請求項1から21のいずれか一項に記載の方法。
- 組成物の、前記組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向を決定するための方法であって、
(a)個々のドナーからのリンパ球を、組成物の存在下で別々に培養して、刺激リンパ球を生成することと、
(b)個々のドナーからのリンパ球を、組成物の非存在下で別々に培養して、非刺激リンパ球を生成することと、
(c)CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する個々のドナーからの刺激リンパ球の割合を決定することと、
(d)CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現するドナーからの非刺激リンパ球の割合を決定することと、
(e)ドナーの各々について刺激指数値を計算することと、
(f)ドナーの刺激指数値が参照値の刺激指数値以上である反応性リンパ球ドナーの数およびドナーの刺激指数値が参照刺激指数値未満である非反応性リンパ球ドナーの数を計算することと
を含み、
反応性ドナーの数がドナーの総数の30%を超える場合、その組成物は、前記組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向が高く、反応性ドナーの数がドナーの総数の20%未満である場合、その組成物は、前記組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向が低い、方法。 - 参照刺激指数値が、約1.0~約2.0である、請求項23に記載の方法。
- 参照刺激指数値が、約1.6以上、約1.7以上、または約1.8以上である、請求項23に記載の方法。
- 刺激指数値が、(c)で決定された個々のドナーの刺激リンパ球の割合を、(d)で決定されたその個々のドナーの非刺激リンパ球の割合で割ることによって決定される、請求項23から25のいずれか一項に記載の方法。
- 刺激指数値が、外れ値合計分析によって決定されるか、または線形回帰によって決定される、請求項23から25のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球が、T細胞を含む、請求項23から27のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球の少なくとも30%が、T細胞を含む、請求項28に記載の方法。
- T細胞が、CD8-T細胞を含む、請求項28または29に記載の方法。
- T細胞の少なくとも10%が、CD8-T細胞を含む、請求項30に記載の方法。
- リンパ球が、約20人のドナー~約50人のドナーから得られる、請求項23から31のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球が、約35人~約45人のドナーから得られる、請求項32に記載の方法。
- リンパ球が、少なくとも約20人のドナー、少なくとも約25人のドナー、少なくとも約30人のドナー、少なくとも約35人のドナー、少なくとも約40人のドナー、または少なくとも約45人のドナーから得られる、請求項32に記載の方法。
- 組成物が、ペプチド、ポリペプチドまたは小分子化合物を含む、請求項23から34のいずれか一項に記載の方法。
- ポリペプチドが、抗体またはその断片である、請求項35に記載の方法。
- 抗体が、ヒト、ヒト化またはキメラ抗体である、請求項36に記載の方法。
- ペプチドまたはポリペプチドが、ネオアンチゲンを含む、請求項35に記載の方法。
- 組成物が、抗体-薬物コンジュゲート(ADC)である、請求項23から34のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球が、組成物と共に約48時間以下にわたって培養される、請求項23から39のいずれか一項に記載の方法。
- CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する刺激または非刺激リンパ球の割合を決定することが、フローサイトメトリーによって実施される、請求項23から40のいずれか一項に記載の方法。
- ネオアンチゲンの、参照抗原と比べて前記ネオアンチゲンに特異的な免疫応答を誘発する傾向を決定するための方法であって、
(a)リンパ球を、ネオアンチゲンの存在下で培養して、刺激リンパ球を生成することと、
(b)リンパ球を、ネオアンチゲンの非存在下で培養して、非刺激リンパ球を生成することと、
(c)CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する刺激リンパ球の割合を決定することと、
(d)CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する非刺激リンパ球の割合を決定することと、
(e)刺激指数値を計算することと
を含み、
(e)における刺激指数値が参照刺激指数値以上である場合、そのネオアンチゲンは、前記ネオアンチゲンに特異的な免疫応答を誘発する傾向がより大きく、(e)における刺激指数値が参照刺激指数値未満である場合、そのネオアンチゲンは、前記ネオアンチゲンに特異的な免疫応答を誘発する傾向がより小さい、方法。 - ネオアンチゲンが、MHCクラスII分子との複合体で存在する、請求項42に記載の方法。
- 参照刺激指数値が、約1.0~約2.0である、請求項42または43に記載の方法。
- 参照刺激指数値が、約1.6以上、約1.7以上、または約1.8以上である、請求項42または43に記載の方法。
- 刺激指数値が、(c)で決定された刺激リンパ球の割合を、(d)で決定された非刺激リンパ球の割合で割ることによって決定される、請求項42から45のいずれか一項に記載の方法。
- 刺激指数値が、外れ値合計分析によって決定されるか、または線形回帰によって決定される、請求項42から45のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球が、T細胞を含む、請求項42から47のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球の少なくとも30%が、T細胞を含む、請求項48に記載の方法。
- T細胞が、CD8-T細胞を含む、請求項48または49に記載の方法。
- T細胞の少なくとも10%が、CD8-T細胞を含む、請求項50に記載の方法。
- リンパ球が、約20人のドナー~約50人のドナーから得られる、請求項42から51のいずれか一項に記載の方法。
- リンパ球が、約35人~約45人のドナーから得られる、請求項52に記載の方法。
- リンパ球が、少なくとも約20人のドナー、少なくとも約25人のドナー、少なくとも約30人のドナー、少なくとも約35人のドナー、少なくとも約40人のドナー、または少なくとも約45人のドナーから得られる、請求項52に記載の方法。
- リンパ球が、ネオアンチゲンと共に約48時間以下にわたって培養される、請求項42から54のいずれか一項に記載の方法。
- CD4+であり、(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する刺激または非刺激リンパ球の割合を決定することが、フローサイトメトリーによって実施される、請求項42から55のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1から56のいずれか一項に記載の方法のうちのいずれか1つを実施するための、キット。
- 組成物の、参照の傾向と比べて前記組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向を決定するための方法であって、
(a)抗原提示細胞(APC)を、組成物の存在下で培養して、刺激APCを生成することと、
(b)APCを、組成物の非存在下で培養して、非刺激APCを生成することと、
(c)刺激APCをCD4+リンパ球と共に、非刺激APCをCD4+リンパ球と共に別々に培養することと、
(d)(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する、刺激APCと共に培養されたCD4+リンパ球の割合を決定することと、
(e)(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する、非刺激APCと共に培養されたCD4+リンパ球の割合を決定することと、
(f)刺激指数値を計算することと
を含み、
(f)における刺激指数値が参照刺激指数値以上である場合、その組成物は、前記組成物に特異的な抗体を誘発する傾向がより大きく、(f)における刺激指数値が参照刺激指数値未満である場合、その組成物は、前記組成物に特異的な抗体を誘発する傾向がより小さい、方法。 - 参照刺激指数値が、約1.0~約4.0、約1.0~約3.0または約1.8~約3.0である、請求項58に記載の方法。
- 参照刺激指数値が、約1.6以上、約1.7以上、約1.8以上、約1.9以上、約2.0以上、約2.1以上、約2.2以上、約2.3以上、約2.4以上、約2.5以上、約2.6以上、約2.7以上、約2.8以上、約2.9以上、または約3.0以上である、請求項58に記載の方法。
- 刺激指数値が、(d)で決定されたCD4+リンパ球の割合を、(e)で決定されたCD4+リンパ球の割合で割ることによって決定される、請求項58から60のいずれか一項に記載の方法。
- 刺激指数値が、外れ値合計分析によって決定されるか、または線形回帰によって決定される、請求項58から60のいずれか一項に記載の方法。
- CD4+リンパ球が、CD8-T細胞を含む、請求項58から62のいずれか一項に記載の方法。
- CD4+リンパ球の少なくとも10%が、CD8-T細胞である、請求項63に記載の方法。
- APCが、単一のドナーから得られる、請求項58から64のいずれか一項に記載の方法。
- APCが、約20人のドナー~約50人のドナーから得られる、請求項58から64のいずれか一項に記載の方法。
- APCが、約35人~約45人のドナーから得られる、請求項66に記載の方法。
- APCが、少なくとも約20人のドナー、少なくとも約25人のドナー、少なくとも約30人のドナー、少なくとも約35人のドナー、少なくとも約40人のドナー、または少なくとも約45人のドナーから得られる、請求項66に記載の方法。
- 約1×105個~約1×107個のAPCが、組成物と共に培養される、請求項58から68のいずれか一項に記載の方法。
- APCが、約10μg/ul~約1,000μg/mlの組成物と共に培養される、請求項58から69のいずれか一項に記載の方法。
- 組成物が、ペプチド、ポリペプチドまたは小分子化合物を含む、請求項58から70のいずれか一項に記載の方法。
- ペプチドまたはポリペプチドが、ネオアンチゲンを含む、請求項71に記載の方法。
- ポリペプチドが、抗体またはその断片である、請求項71に記載の方法。
- 抗体が、ヒト、ヒト化またはキメラ抗体である、請求項73に記載の方法。
- 組成物が、 抗体-薬物コンジュゲート(ADC)である、請求項58から70のいずれか一項に記載の方法。
- APCが、組成物と共に約48時間以下にわたって培養される、請求項58から75のいずれか一項に記載の方法。
- (i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現するCD4+リンパ球の割合を決定することが、フローサイトメトリーによって実施される、請求項58から76のいずれか一項に記載の方法。
- 組成物の、前記組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向を決定するための方法であって、
(a)個々のドナーからのAPCを、組成物の存在下で別々に培養して、刺激APCを生成することと、
(b)個々のドナーからのAPCを、組成物の非存在下で別々に培養して、非刺激APCを生成することと、
(c)刺激APCをCD4+リンパ球と共に、非刺激APCをCD4+リンパ球と共に別々に培養することと、
(d)(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する、刺激APCと共に培養されたCD4+リンパ球の割合を決定することと、
(e)(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する、非刺激APCと共に培養されたCD4+リンパ球の割合を決定することと、
(f)ドナーの各々について刺激指数値を計算することと、
(g)ドナーの刺激指数値が参照値の刺激指数値以上である反応性リンパ球ドナーの数およびドナーの刺激指数値が参照刺激指数値未満である非反応性リンパ球ドナーの数を計算することと
を含み、
反応性ドナーの数がドナーの総数の30%を超える場合、その組成物は、前記組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向が高く、反応性ドナーの数がドナーの総数の20%未満である場合、その組成物は、前記組成物に特異的な抗体の産生を誘発する傾向が低い、方法。 - 参照刺激指数値が、約1.0~約4.0、約1.0~約3.0または約1.8~約3.0である、請求項78に記載の方法。
- 参照刺激指数値が、約1.6以上、約1.7以上、約1.8以上、約1.9以上、約2.0以上、約2.1以上、約2.2以上、約2.3以上、約2.4以上、約2.5以上、約2.6以上、約2.7以上、約2.8以上、約2.9以上、または約3.0以上である、請求項78に記載の方法。
- 刺激指数値が、(d)で決定された個々のドナーのCD4+リンパ球の割合を、(e)で決定されたその個々のドナーのCD4+リンパ球の割合で割ることによって決定される、請求項78から80のいずれか一項に記載の方法。
- 刺激指数値が、外れ値合計分析によって決定されるか、または線形回帰によって決定される、請求項78から80のいずれか一項に記載の方法。
- CD4+リンパ球が、CD8-T細胞を含む、請求項78から82のいずれか一項に記載の方法。
- CD4+リンパ球の少なくとも10%が、CD8-T細胞である、請求項83に記載の方法。
- APCが、約20人のドナー~約50人のドナーから得られる、請求項78から84のいずれか一項に記載の方法。
- APCが、約35人~約45人のドナーから得られる、請求項85に記載の方法。
- APCが、少なくとも約20人のドナー、少なくとも約25人のドナー、少なくとも約30人のドナー、少なくとも約35人のドナー、少なくとも約40人のドナー、または少なくとも約45人のドナーから得られる、請求項85に記載の方法。
- 組成物が、ペプチド、ポリペプチドまたは小分子化合物を含む、請求項78から87のいずれか一項に記載の方法。
- ポリペプチドが、抗体またはその断片である、請求項88に記載の方法。
- 抗体が、ヒト、ヒト化またはキメラ抗体である、請求項89に記載の方法。
- ペプチドまたはポリペプチドが、ネオアンチゲンを含む、請求項88に記載の方法。
- 組成物が、抗体-薬物コンジュゲート(ADC)である、請求項78から87のいずれか一項に記載の方法。
- APCが、組成物と共に約48時間以下にわたって培養される、請求項78から92のいずれか一項に記載の方法。
- (i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現するCD4+リンパ球の割合を決定することが、フローサイトメトリーによって実施される、請求項78から93のいずれか一項に記載の方法。
- ネオアンチゲンの、参照抗原と比べて前記ネオアンチゲンに特異的な免疫応答を誘発する傾向を決定するための方法であって、
(a)APCを、ネオアンチゲンの存在下で培養して、刺激APCを生成することと、
(b)APCを、ネオアンチゲンの非存在下で培養して、非刺激APCを生成することと、
(c)刺激APCをCD4+リンパ球と共に、非刺激APCをCD4+リンパ球と共に別々に培養することと、
(d)(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する、刺激APCと共に培養されたCD4+リンパ球の割合を決定することと、
(e)(i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現する、非刺激APCと共に培養されたCD4+リンパ球の割合を決定することと、
(f)刺激指数値を計算することと
を含み、
(f)における刺激指数値が参照刺激指数値以上である場合、そのネオアンチゲンは、前記ネオアンチゲンに特異的な免疫応答を誘発する傾向がより大きく、(f)における刺激指数値が参照刺激指数値未満である場合、そのネオアンチゲンは、前記ネオアンチゲンに特異的な免疫応答を誘発する傾向がより小さい、方法。 - ネオアンチゲンが、MHCクラスII分子との複合体で存在する、請求項95に記載の方法。
- 参照刺激指数値が、約1.0~約4.0、約1.0~約3.0、または約1.8~約3.0である、請求項95または96に記載の方法。
- 参照刺激指数値が、約1.6以上、約1.7以上、約1.8以上、約1.9以上、約2.0以上、約2.1以上、約2.2以上、約2.3以上、約2.4以上、約2.5以上、約2.6以上、約2.7以上、約2.8以上、約2.9以上、または約3.0以上である、請求項95または96に記載の方法。
- 刺激指数値が、(d)で決定されたCD4+リンパ球の割合を、(e)で決定されたCD4+リンパ球の割合で割ることによって決定される、請求項95から98のいずれか一項に記載の方法。
- 刺激指数値が、外れ値合計分析によって決定されるか、または線形回帰によって決定される、請求項95から98のいずれか一項に記載の方法。
- CD4+リンパ球が、CD8-T細胞を含む、請求項95から100のいずれか一項に記載の方法。
- CD4+リンパ球の少なくとも10%が、CD8-T細胞である、請求項101に記載の方法。
- APCが、約20人のドナー~約50人のドナーから得られる、請求項95から102のいずれか一項に記載の方法。
- APCが、約35人~約45人のドナーから得られる、請求項103に記載の方法。
- APCが、少なくとも約20人のドナー、少なくとも約25人のドナー、少なくとも約30人のドナー、少なくとも約35人のドナー、少なくとも約40人のドナー、または少なくとも約45人のドナーから得られる、請求項103に記載の方法。
- APCが、ネオアンチゲンと共に約48時間以下にわたって培養される、請求項95から105のいずれか一項に記載の方法。
- (i)CD134、(ii)CD137、または(iii)CD134とCD137を発現するCD4+リンパ球の割合を決定することが、フローサイトメトリーによって実施される、請求項95から106のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項58から107のいずれか一項に記載の方法のうちのいずれか1つを実施するための、キット。
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