JP2024086670A - 保護間隙内に配置された受動的または能動的にトリガされる枢動フィンのモジュールを備える、一次原子炉容器を通して熱を除去する崩壊熱除去(dhr)システムを組み込む液体金属または溶融塩原子炉 - Google Patents
保護間隙内に配置された受動的または能動的にトリガされる枢動フィンのモジュールを備える、一次原子炉容器を通して熱を除去する崩壊熱除去(dhr)システムを組み込む液体金属または溶融塩原子炉 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】発明は、
- 原子炉が停止してすぐの崩壊熱の除去、
- 一次容器を通り抜け、その後の二次容器の裏側への熱の除去、
- 保護間隙内で一次容器の周りに分散されたフィンを通しての熱伝導による、改善され、完全に受動的な(ゼーベック効果の)熱除去であり、その展開位置へと枢動されたときに一次容器と二次容器との間に一種の熱ブリッジを形成する熱除去を同時に保証するDHRシステムを組み込む原子炉を生み出すことで基本的に構成されている。
【選択図】図5B
Description
- 原子炉の冷温ヘッダー内に配置され、参考文献[1]ではタイプRRA原子炉(タイプ-A原子炉冷却を有する原子炉)と呼ばれる、ナトリウム/ナトリウム(またはナトリウム/NaK)熱交換器を採用するもの。参考文献[1]の図2における頭字語DRACS(「直接原子炉補助冷却システム」を意味する)が参照されてもよいもの、
- 原子炉の高温ヘッダー内に配置され、参考文献[1]ではRRB原子炉(タイプB原子炉冷却を有する原子炉)と呼ばれる、ナトリウム/ナトリウム(またはナトリウム/NaK)熱交換器を採用するもの。参考文献[1]の図2における頭字語DRACSが参照されてもよいもの、
- 二次ループ内に配置され、参考文献[1]では頭字語IRACS(「中間原子炉補助冷却システム」)を有する、ナトリウム/ナトリウム(またはナトリウム/NaK)熱交換器を採用するもの。参考文献[1]の図2における頭字語BPRが参照されてもよい。これらのBPRシステムが動作することを可能にするために、二次ナトリウムの流れの一部が、二次ループによって取り出されてDHR回路の中間ナトリウムと熱を交換するもの、
- 外壁を冷却する空気の流れ、または緊急バックアップ冷却システムの水のいずれかを利用して、蒸気生成器(SG)を介する冷却を採用するもの。参考文献[1]の図2における頭字語SGACS(「蒸気生成器外部シェル崩壊熱除去」)およびASG(「緊急フィードウォーター」)がそれぞれ参照されてもよいもの、
- 事故が起こったときに一次(主)原子炉容器からの放射によって熱を除去するための手段を採用するものであり、参考文献[1]ではタイプRRC原子炉(主容器を通して冷却するタイプC原子炉を有する原子炉)と呼ばれるもの。参考文献[1]の図2における頭字語RVACS(これは「原子炉容器補助冷却システム」を意味する)が参照されてもよいもの、
- 二次原子炉容器の外面を冷却する空気の天然の対流による冷却を採用するもの。参考文献[2]の図15が参照されてもよいものである。
- 通常動作中の主原子炉容器を通しての熱損失。絶縁体として作用することによって、このガスはこれにより、より多くの熱の量がエネルギー転換システムを介して有利に利用されることを可能にするという点において、原子炉の全体のエネルギー効率に貢献していること、
- 事故状況における二次容器内の温度上昇であり、これにより、崩壊熱除去の流れをかなり制限することを制限する要因を構成している。
[式1]
PDHR × (Tcs4 - TRRC4)
ここでは、TCSは、二次容器の温度を示し、TRRCは、RRCシステムの温度を示す。
- 原子炉が通常動作するときに固体材料が保管されるリザーバの存在。リザーバの体積は、保護間隙の体積と実際に等しく、原子炉クロージャにおいて、ボイラーに近接して配置される。高出力原子炉の場合、そのようなシステムの専有面積は、重要である可能性があり、そのようなシステムは、構成するのが複雑である可能性があり、安全性の研究は、リザーバ漏出事象を考慮する必要があること、
- システムは、不可逆性である。結果として、それを事故状況以外においてテストすることは不可能であり、これは、それがひとたび保護間隙内にあると、固体または溶融金属を回収するのが極めて難しいためであること、
- 事故後の分解状況において、保護間隙内で行われる作業は、より一層難しくなり、これは、一次容器および/または二次容器に装着された固体金属のコーティングまたは残留物の存在によって作業が妨害されることである。
- 通常動作中に保護間隙を不活性ガスでいっぱいな状態に維持し、これにより、液体金属原子炉を備える原子炉設備のエネルギー効率を改善すること、
- 原子炉が事故状況に遭遇したときのその利用可能性をテストし保証するために、好適な周期的チェックを行うことによって正確な動作を保証すること、
- システムを時ならぬときに作動させるトリガすることが起こったときに、原子炉を通常動作に戻すこと、
を可能にするために、可逆的であるシステムに対する要望がさらになおも存在する。
- 一次容器と呼ばれ、原子炉一次冷却材回路のための一次冷却材のために液体金属または溶融塩で満たされた容器と、
- 二次容器と呼ばれ、一次容器の周りに配置され、それらの間に保護容器間隙(E)を画定する容器と、
- 二次容器の周りに配置された原子炉ピットと、
- 一次容器の内部に冷却材を密封するための原子炉クロージャと、
- 原子炉の公称熱と崩壊熱の両方の少なくとも一部を除去するための熱除去システムであって、
冷却剤で満たされ、冷却剤が天然の、または強制的な対流によってその中を循環し、原子炉の通常動作および原子炉停止状況の両方において液体状態のままであるように構成された閉鎖回路であって、原子炉ピットと二次容器との間に配置され、二次容器の周りにらせんで巻き付く蛇行コイルを備える、閉鎖回路と、
原子炉クロージャに固定されたモジュールであって、
●保護間隙(E)内に配置され二次容器と接触している少なくとも1つのシェルと、
●保護間隙(E)の内部に配置され、支柱で一次容器の周りに角度を成して分散された複数の熱伝導フィンであって、各支柱は、二次容器の高さの少なくとも一部にわたって互いから離間されており、それらが一次容器から離れている後退位置と、それらが一次容器と接触している展開位置との間で二次容器に沿って枢動する能力を有して設置された複数のフィンを備える、複数の熱伝導フィンと、
●シェルの内部に配置され、シェルの下部にあるその高温側と、シェルの上部にあるその低温側とを有して二次容器に沿って延在する1つまたは複数のゼーベック効果熱電気要素であって、原子炉の通常動作中、それらが生成する電流は、フィンをその後退位置のままにしておき、その一方で崩壊熱を除去する必要がある事故状況では、それらが生成する電流は、フィンをその展開位置へと枢動させるように設計されている、ゼーベック効果熱電気要素とを備える、モジュールとを備える、熱除去システムと
を備える。
- 原子炉が停止してすぐの崩壊熱の除去、
- 一次容器を通り抜け、その後の二次容器の裏側への熱の除去、
- 保護間隙内で一次容器の周りに分散されたフィンを通しての熱伝導による、改善され、完全に受動的な(ゼーベック効果の)熱除去であり、その展開位置へと枢動されたときに一次容器と二次容器との間に一種の熱ブリッジを形成する熱除去を同時に保証するDHRシステムを組み込む原子炉を生み出すことで基本的に構成されている。
- 一次冷却材ポンプおよび熱交換器の全てが、炉心を含む主容器内に含まれ、原子炉容器クロージャを通して主容器冷却材内に沈められるプールタイプSFR、
- 一次ポンプが、炉心を含む主容器の内部に含まれるハイブリッド(部分的にプールタイプ)SFR、
- 一次冷却材ポンプおよび中間熱交換器が、主原子炉容器の外側の専用容器内に配置され、主容器はこのとき炉心および内部構造物のみを含み、主容器および構成要素容器は、一次配管によって接続されている、ループタイプSFRである。
- ダイアグリッド12と呼ばれる全て溶接された第1の圧力構造であって、その中に燃料組立体110のフットが位置決めされ、一次冷却材ポンプ100によって冷温ナトリウム(400℃)が供給されるダイアグリッド12と、
- ストロングバック13と呼ばれる全て溶接された第2の構造であって、そこにはダイアグリッドが載せられており、ストロングバックは全体的に、一次容器10の底部にある内壁の一部の上に載っている、ストロングバック13とによって支持されている。
- 一次容器10の周りで保護間隙E内のらせん内に配置された蛇行コイル40と、
- 蛇行コイル40の端部の1つに直接溶接された第1の冷温ヘッダー41であって、原子炉クロージャ17の外側およびその頂部に位置している、第1の冷温ヘッダー41と、
- 蛇行コイル40の端部の他方に直接溶接された第1の高温ヘッダー42であって、原子炉クロージャ17の外側およびその頂部に位置しており、好ましくは第1の冷温ヘッダー41の垂直方向の上に位置する、第1の高温ヘッダー42とを備える。
- その展開位置におけるフィンによる保護間隙の断面の占有のレベルまたは表面積のパーセンテージであるように定義され得る、フィンの環状分散の係数、
- フィンの厚さ、
が保護間隙E内の熱抵抗の比率に対して有する影響を研究するために、予備計算[5]、[6]を行うためにCOPERNICソフトウェアなどの既知の熱マッピングソフトウェアを使用した。
[1]: https://www.nrc.gov/docs/ML1914/ML19149A378.pdf
[2]: B. S. TRIPLETT et al., 《PRISM : A competitive small modular sodium-cooled reactor,》 Nuclear Technology, vol. 178, pp. 186-200, 2012.
[3]: Thermoelectrics - Northwest Materials Science and Engineering:
http://thermoelectrics.matsci.northwestern.edu/thermoelectrics/index.html.
[4]: X. REALES FERRERES “Fabrication and Characterisation of High Temperature PbTe-based Thermoelectric Modules for Waste Heat Recovery Applications, Thermoelectric Modules for Waste Heat Recovery Applications”. University of Wollongong Thesis Collection 2017+.
https://ro.uow.edu.au/cgi/viewcontent.cgi?article=1325&context=theses1
[5]: F. MORIN et al., “COPERNIC, A NEW TOOL BASED ON SIMPLIFIED CALCULATION METHODS FOR INNOVATIVE LWRs CONCEPTUAL DESIGN STUDIES”, ICAPP 2017 Conference, 2017.
[6]: P. GAUTHE et al., “Innovative and inherently safe small SFR as a response to the dilemma 'safety vs cost'“, ICAPP 2019 Conference, 2019.
2 DHRシステム
3 支持および格納システム
4 閉鎖回路
5 冷温熱源
6 モジュール
10 一次容器
11 炉心
12 ダイアグリッド
13 ストロングバック
15 中間熱交換器
16 レダン
17 原子炉クロージャ
18 プラグ
30 原子炉ピット
31 熱絶縁材料の層
32 二次容器
40 蛇行コイル
41 第1の冷温ヘッダー
42 第1の高温ヘッダー
45 接続ループ
50 リザーバ
52 格納建造物
60 フィン
61 シェル
63 ゼーベック効果熱電気要素
64 枢軸
100 一次冷却材ポンプ
110 燃料組立体
111 側方中性子遮蔽組立体
151 出口管
152 搬送管
160 高温区域
161 冷温区域
401 蛇行コイルの脚部
451 冷温脚部
452 高温脚部
Claims (15)
- 液体金属または溶融塩高速中性子原子炉タイプの原子炉(1)であって、
一次容器と呼ばれ、原子炉一次冷却材回路のための一次冷却材のために液体金属または溶融塩で満たされた容器(10)と、
二次容器と呼ばれ、前記一次容器の周りに配置され、それらの間に保護容器間隙(E)を画定する容器(32)と、
前記二次容器(32)の周りに配置された原子炉ピット(30)と、
前記一次容器の内部に前記冷却材を密封するための原子炉クロージャ(17)と、
前記原子炉の公称熱と崩壊熱の両方の少なくとも一部を除去するための熱除去システム(2)であって、
冷却剤で満たされ、前記冷却剤が天然の、または強制的な対流によってその中を循環し、前記原子炉の通常動作および原子炉停止状況の両方において液体状態のままであるように構成された閉鎖回路(4)であって、前記原子炉ピットと前記二次容器との間に配置され、前記二次容器の周りにらせんで巻き付く蛇行コイル(40)を備える、閉鎖回路(4)と、
前記原子炉クロージャに固定されたモジュール(6)であって、
前記保護間隙(E)内に配置され前記二次容器(32)と接触している少なくとも1つのシェル(61)と、
前記保護間隙(E)の内部に配置され、支柱(62)で前記一次容器(10)の周りに角度を成して分散された複数の熱伝導フィン(60)であって、各支柱は、前記二次容器の高さの少なくとも一部にわたって互いから離間されており、それらが前記一次容器から離れている後退位置と、それらが前記一次容器と接触している展開位置との間で前記二次容器に沿って枢動する能力を有して設置された複数のフィンを備える、複数の熱伝導フィン(60)と、
前記シェルの内部に配置され、前記シェルの下部にあるその高温側と、前記シェルの上部にあるその低温側とを有して前記二次容器に沿って延在する1つまたは複数のゼーベック効果熱電気要素(63)であって、前記原子炉の通常動作中、それらが生成する電流は、前記フィンをその後退位置のままにしておき、その一方で崩壊熱を除去する必要がある事故状況では、それらが生成する前記電流は、前記フィンをその展開位置へと枢動させるように設計されている、ゼーベック効果熱電気要素(63)とを備える、モジュール(6)とを備える、熱除去システム(2)と
を備える、原子炉(1)。 - 前記モジュールは、前記原子炉クロージャ(17)から吊り下げられている、請求項1に記載の原子炉(1)。
- 前記モジュールは、フィン(60)が枢動する能力を備えて各々に設置される複数の枢軸(64)を備え、各枢軸は、その中に、好ましくはギア付き電気モータである、電気モータを組み込んでおり、前記電気モータは、前記ゼーベック効果熱電気要素(63)によって電気的に動力が供給される、請求項1または2に記載の原子炉(1)。
- 各枢軸は、好ましくは溶接によって前記シェルに直接固定される、請求項3に記載の原子炉(1)。
- 前記フィンは、その後退位置において前記二次容器(32)に対して垂直方向に置かれる、請求項1から4のいずれか一項に記載の原子炉(1)。
- 前記フィンは、平面形状、またはその展開位置において前記一次容器と接触するための表面を画定する曲率を有する湾曲形状である、請求項1から5のいずれか一項に記載の原子炉(1)。
- 前記ゼーベック効果熱電気要素(63)のp-タイプ材料は、テルル化鉛(PbTe)、テルル化アンチモン(Sb2Te3)、テルル化ゲルマニウム(GeTe)およびテルル化銀(Ag2Te)の混合体(TAGS)または方コバルト鉱(CeFe4Sb12)から選択される、請求項1から6のいずれか一項に記載の原子炉(1)。
- 前記フィンをその展開位置からその後退位置に戻すための機械的および/または電気的手段を備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の原子炉(1)。
- 前記電気的手段は、前記ゼーベック効果熱電気要素(63)によって生成されるものとは反対の電流を生成するためのバックアップ源として知られる電気電力源を備える、請求項9に記載の原子炉(1)。
- 前記機械的手段は、ウインチなどの手動で始動される機械装置を備える、請求項9に記載の原子炉(1)。
- フィンの各支柱は、前記二次容器の円筒形部分の高さに実質的にわたって延在する、請求項1から10のいずれか一項に記載の原子炉(1)。
- 液体金属で前記一次容器および前記二次容器の非円筒形部分を隔てる前記保護間隙(E)を満たすためのシステムを備え、前記システムは、原子炉の事故において、または原子炉停止に続くオペレータの決定において始動させることが可能である、請求項1から11のいずれか一項に記載の原子炉(1)。
- 前記フィンおよび前記シェルは、鋼またはアルミニウムで作成される、請求項1から12のいずれか一項に記載の原子炉(1)。
- その展開位置での前記フィンによるこの間隙の断面の占有のレベルのパーセンテージとして定義された、前記保護間隙内の前記フィン(60)の環状分散の係数は、60%より大きく、好ましくは80%より大きい、請求項1から13のいずれか一項に記載の原子炉(1)。
- ループタイプ、またはプールタイプである、請求項1から14のいずれか一項に記載の原子炉(1)。
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