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JP2024121846A - プログラム、方法、情報処理装置、システム - Google Patents

プログラム、方法、情報処理装置、システム Download PDF

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JP2024121846A JP2023029039A JP2023029039A JP2024121846A JP 2024121846 A JP2024121846 A JP 2024121846A JP 2023029039 A JP2023029039 A JP 2023029039A JP 2023029039 A JP2023029039 A JP 2023029039A JP 2024121846 A JP2024121846 A JP 2024121846A
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Abstract

【課題】ユーザの睡眠リズムを安定させる。
【解決手段】本開示によれば、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プロセッサに、ユーザの睡眠情報を取得するステップと、現実世界における日射に関する情報を取得するステップと、睡眠情報と、日射に関する情報とに基づいて、ユーザに推奨する移動経路を決定するステップと、移動経路をユーザに提示するステップと、を実行させる、プログラムが提供される。
【選択図】図1

Description

本開示は、プログラム、方法、情報処理装置、システムに関する。
昨今、睡眠や散歩といった生活習慣の実績値を管理するためのシステムが開発されている。例えば、特許文献1には、生活習慣についてユーザ自身で容易に理解できるように、睡眠目標時間を含む目標情報と、睡眠結果時間を含む結果情報の入力を受け付け、目標情報と結果情報を比較して達成率情報を算出するシステムが開示されている。
特開2017-062573号公報
一方、上記技術では、規則正しい生活習慣の維持はユーザの自己管理に委ねられているため、日々の睡眠リズムを安定させる点で改善の余地があった。
本開示の目的は、ユーザの睡眠リズムを安定させる技術を提供することである。
本開示によれば、プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、プロセッサに、ユーザの睡眠情報を取得するステップと、現実世界における日射に関する情報を取得するステップと、睡眠情報と、日射に関する情報とに基づいて、ユーザに推奨する移動経路を決定するステップと、移動経路をユーザに提示するステップと、を実行させる、プログラムが提供される。
このような構成とすることで、ユーザが起床した後に決定されたルートの散歩を促すことになる。ユーザは決定されたルートの散歩を行うことで、睡眠リズムを安定させるのに必要な日射量の日光を浴びることとなり、ユーザの睡眠リズムが安定する。
図1Aは端末装置10が使用される態様を示す図である。図1Bは端末装置10に表示される画面例を示す図である。 システム1のハードウェア構成を示すブロック図である。 端末装置10の機能構成を表すブロック図である。 サーバ20の機能構成を表すブロック図である。 端末装置10の記憶部180に記憶されるデータベースの構造を示す図である。 サーバ20の記憶部220に記憶されるデータベースの構造を示す図である。 システム1の処理の流れの前半を説明するフロー図である。 システム1の処理の流れの後半を説明するフロー図である。 経路決定処理(S300)の処理の流れの一例を説明するフロー図である。 経路決定部206による散歩ルートの決定方法を説明する図である。 特典付与処理(S400)の処理の流れの一例を説明するフロー図である。 第2実施形態におけるシステム1のハードウェア構成を示すブロック図である。 第2実施形態におけるシステム1の処理の流れの前半を説明するフロー図である。 第2実施形態におけるシステム1の処理の流れの後半を説明するフロー図である。 第2実施形態における特典付与処理(S400)の処理の流れの一例を説明するフロー図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付しており、それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、本実施形態において、「入床」とはユーザが睡眠をとるためにベッドまたは布団などの寝床に入ることをいい、「入眠」とは入床後に睡眠を開始することを意味する。また、「覚醒」とはユーザが睡眠を終了することをいい、「起床」とは覚醒後に寝床から起き出すことを意味する。また、「睡眠リズム」とは、日々の生活における入眠時刻(または入床時刻)と覚醒時刻(または起床時刻)の周期を意味する。
<1.第1実施形態>
(1-1.システム1が提供する機能の概要)
図1を参照して、システム1が提供する機能(以下、本機能ともいう)を説明する。図1Aに示すように、本実施形態におけるシステム1が備える端末装置10は、例えばスマートフォンなどの携帯端末であり、ユーザの睡眠情報を取得して、当該睡眠情報に基づいて進行するゲーム(以下、睡眠ゲームともいう)を提供する。また、端末装置10は、ユーザが予め設定した時刻(図1Aに示す例では午前6時半)に、音声、振動、光等によりユーザが起床するためのアラームを出力する。
図1Bに示すように、起床したユーザが端末装置10を操作すると、端末装置10の表示画面に、ユーザに推奨される移動経路(以下、散歩ルートともいう)が表示される。散歩ルートは、ユーザの睡眠情報と、当日のユーザが居住する地域等の現実世界における日射に関する情報とに基づいて決定される。ユーザが提示された散歩ルートの散歩を行うと、睡眠ゲームにおいて所定の特典が付与される。また、ユーザは散歩を行うことにより、所定の日射量の日光を浴びることとなり、睡眠を誘発する神経ホルモンの分泌が促され、当日の晩における入眠が良好となる。
このように、端末装置10は、ユーザが起床したタイミングに合わせて、ユーザがその日に行うべき散歩のルートを提示する。ユーザが当該ルートの散歩を行うと、ユーザには睡眠ゲームにおける所定の特典が付与される。これにより、ユーザが散歩を行うことによるインセンティブがあたえられるため、ユーザは起床後に散歩を行うように動機付けられる。このようにして、起床後の散歩によって所定の日射量の日光を浴びることとなり、ユーザの睡眠リズムが安定する。以下、各構成を詳細に説明する。
(1-2.端末装置10のハードウェア構成)
図2は、システム1のハードウェア構成の例を示すブロック図である。システム1は、端末装置10と、サーバ20とを含む。端末装置10およびサーバ20は、例えば、ネットワーク30を介して通信接続する。ネットワーク30は、例えば、インターネット、及び/又は通信事業者が提供する通信網等により実現される。なお、図2において、システム1が端末装置10を1台含む例を示しているが、システム1に含まれる端末装置10の数は1台に限定されない。すなわち、端末装置10は2台以上であってもよい。
本実施形態において、複数の装置の集合体を1つのサーバとしてもよい。1つ又は複数のハードウェアに対して本実施形態に係るサーバ20を実現することに要する複数の機能の配分の仕方は、各ハードウェアの処理能力及び/又はサーバ20に求められる仕様等に鑑みて適宜決定することができる。
端末装置10は、例えば、タブレット端末、又はスマートフォン等の携帯端末により実現される。また、端末装置10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、又はラップトップPC等により実現されてもよい。また、端末装置10は、ヘッドマウントディスプレイとして機能してもよく、例えば、透過型、非透過型、またはシースルー型ヘッドマウントディスプレイとして機能してもよい。
端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。
出力装置14は、ユーザに対して情報を提示するための装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。
メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。
ストレージ16は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。
プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
睡眠測定デバイス11は、端末装置10のユーザの睡眠に関する情報を取得するためのデバイスである。端末装置10は、1または複数の睡眠測定デバイス11と有線又は無線により接続する。具体的には、端末装置10は、例えば、腕時計型、指輪型、アイマスク型等の、ユーザの身体に装着されるウェアラブルデバイスであってもよく、ユーザが就寝しているベッドの枕元等に載置する置時計型のデバイスであってもよい。また、端末装置10と睡眠測定デバイス11とは、同一の装置であるとしてもよい。
なお、ユーザが2以上の異なる種類の睡眠測定デバイス11を同時に使用してもよい。例えば、ユーザが腕時計型の睡眠測定デバイス11を1つ装着して使用しつつ、置時計型の睡眠測定デバイス11を1つ使用してもよいし、ユーザが腕時計型の睡眠測定デバイス11を装着して使用しつつ、端末装置10を睡眠測定デバイス11として使用してもよい。
また、睡眠測定デバイス11の種類の相違は必ずしも装置の相違である必要はない。すなわち、同じ装置の睡眠測定デバイス11であっても、睡眠情報をサーバ20に送信するまでに利用したソフトウェアやアプリケーション(以下、アプリともいう)の種類によって、システム1において異なる睡眠測定デバイス11として管理してもよい。
例えば、同一の睡眠測定デバイス11を利用して睡眠情報を検出した場合であっても、睡眠情報の修正等のために、睡眠測定アプリAを利用した場合と睡眠測定アプリAとは異なる睡眠測定アプリBを利用した場合とでは、それぞれ異なる「睡眠測定デバイスID」を付与して睡眠情報を管理してもよい。このように、装置構成としてのデバイスの種類と、使用したアプリケーションの組み合わせに応じて、それぞれ異なる「睡眠測定デバイスID」として管理することで、より柔軟な睡眠情報の生成が可能になり、その結果、睡眠情報に基づくゲームの興趣性を十分に発揮することができる。
サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
通信IF22は、サーバ20が外部の装置(例えば端末装置10)と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。
入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対し、情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。
メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM等の揮発性のメモリである。
ストレージ26は、データを保存するためのものであり、例えばフラッシュメモリ、HDDである。
プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路等により構成される。
(1-3.端末装置10の機能構成)
図3は、端末装置10の機能構成の例を示すブロック図である。図3に示すように、端末装置10は、入力装置13と、出力装置14と、通信部150と、撮像部160と、音声処理部170と、記憶部180と、モーションセンサ190と、位置情報センサ195と、制御部200を備える。図3において端末装置10に含まれる各ブロックは、例えば、バス等により電気的に接続される。
通信部150は、端末装置10が他の装置(例えばサーバ20)と通信するための変復調処理等の処理を行う。通信部150は、制御部200で生成された信号に送信処理を施し、外部へ送信する。通信部150は、外部から受信した信号に受信処理を施し、制御部200へ出力する。
入力装置13は、端末装置10を操作するユーザが指示、又は情報を入力するための装置である。入力装置13は、例えば、操作面へ触れることで指示が入力されるタッチセンシティブデバイス131等により実現される。入力装置13は、キーボードまたはマウスを含んでいてもよい。入力装置13は、ユーザから入力される指示、又は情報を電気信号へ変換し、電気信号を制御部200へ出力する。なお、入力装置13には、例えば、外部の入力機器から入力される電気信号を受け付ける受信ポートが含まれてもよい。
出力装置14は、端末装置10を操作するユーザへ情報を提示するための装置である。出力装置14は、例えば、ディスプレイ141等により実現される。ディスプレイ141は、制御部200の制御に応じたデータを表示する。ディスプレイ141は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される。
撮像部160はカメラを備え、受光素子により光を受光し、撮影信号として入力することで、端末装置10の周囲の撮像を行う。
音声処理部170は、例えば、音声信号のデジタル-アナログ変換処理を行う。音声処理部170は、マイク171から与えられる信号をデジタル信号に変換して、変換後の信号を制御部200へ与える。また、音声処理部170は、音声信号をスピーカ172へ与える。音声処理部170は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク171は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部170へ与える。スピーカ172は、音声処理部170から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
記憶部180は、例えば、メモリ15、及びストレージ16等により実現され、端末装置10が使用するデータベース(Databese/DBとも記載)、及びプログラムを記憶する。記憶部180は、一例として、ユーザデータベース181と場所データベース182を記憶する。
ユーザデータベース181は、ユーザの情報を記憶するためのデータベースである。ユーザデータベース181には、当該端末装置10を利用するユーザに関する情報が記憶される。一例として、端末装置10にインストールされた本機能を提供するソフトウェアを利用して、ユーザがユーザ登録の作業を行ったタイミングで、ユーザデータベース181のレコードが生成される仕様としてもよい。ユーザデータベース181のデータ構造の詳細は後述する。
場所データベース182は、ユーザが散歩やジョギング等の移動を行う経路における終点であるゴールの場所についての情報を記憶するためのデータベースである。具体的には、場所データベース182には、ゴールとして設定され得る場所の名称および位置に関する情報が記憶される。一例として、端末装置10に本機能を提供するソフトウェアがインストールされるタイミングで、場所データベース182のレコードが生成される仕様としてもよい。場所データベース182のデータ構造の詳細は後述する。
モーションセンサ190は、加速度センサ、角速度センサ(ジャイロセンサ)等を含み、端末装置10の動きを検出しセンシング結果を出力する。例えば、端末装置10を、ユーザが就寝するベッド等の寝床に載置することにより、睡眠中のユーザが寝床の上で動いている場合に、当該動きを検出することができる。
位置情報センサ195は、端末装置10の位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールを備える。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置として機能する。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末装置10の現在位置を検出する。なお、位置情報センサ195は、GPS以外の衛星測位システム、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System:全地球航法衛星)システムを用いてもよい。
制御部200は、プロセッサ19が記憶部180に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部200は、端末装置10の動作を制御する。制御部200は、プログラムに従って動作することにより、操作受付部201と、送受信部202と、通知制御部203と、時刻設定部204と、睡眠情報取得部205と、経路決定部206と、位置情報取得部207としての機能を発揮する。
操作受付部201は、入力装置13から入力される指示、又は情報を受け付けるための処理を行う。具体的には、例えば、操作受付部201は、タッチセンシティブデバイス131等から入力されるユーザの指示に基づく情報を受け付ける。一例として、操作受付部201は、起床したユーザから睡眠計測を終了させるための操作を受け付けることにより、計測していた睡眠情報を確定させる。なお、当該睡眠計測を終了させるための操作は、ユーザが起床するために端末装置10から出力されるアラームを止める操作であってもよい。
送受信部202は、端末装置10が、外部の装置と通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。一例として、送受信部202は、睡眠計測を終了させるための操作入力をユーザから受け付けて確定した睡眠情報を、サーバ20へ送信する。
通知制御部203は、ユーザへの通知、すなわちユーザに対し情報を提示する処理を制御する。具体的には、通知制御部203は、表示画像をディスプレイ141に表示させる処理、音声を音声処理部170に出力させる処理等を行う。
時刻設定部204は、ユーザから、ゲームの進行に関する時刻を設定する操作を受け付ける。例えば、時刻設定部204はユーザが起床するためのアラームを出力する時刻の設定を行う。ユーザは起床を予定する時刻(起床予定時刻)をゲームの進行に関する時刻として設定する。ユーザが設定した起床予定時刻になると、端末装置10はアラームをスピーカ172から出力する。ユーザがアラームを止める操作を行うと、端末装置10はユーザが起床したと判断し、睡眠情報を確定してゲームを進行させる。
時刻設定部204は、さらに、ユーザから入床を予定する時刻(入床予定時刻)を設定する操作を受け付けてもよい。ユーザが設定した入床予定時刻が近付くと、端末装置10は、入床予定時刻が近付いていることをユーザに通知する仕様としてもよい。当該通知はディスプレイ141に表示されてもよく、スピーカ172から音声によって出力されてもよい。
なお、アラームの設定は、システム1を構成する各装置(端末装置10、サーバ20)が、ゲームを提供するためのソフトウェアにより実現されることとしてもよい。例えば、アラームの設定は、端末装置10にインストールされ、システム1の機能を提供するソフトウェアに組み込まれたものであってもよい。すなわち、ユーザは、端末装置10のOS(Operating System)の機能として提供されるアラーム機能ではなく、端末装置10においてユーザにゲームを提供するためのソフトウェアが構成するアラーム設定部により起床時刻を設定することができる。システム1は、当該アラーム設定における起床時刻に関する操作を受け付けて、ゲームを進行させる。
睡眠情報取得部205は、ユーザの睡眠情報を取得する。本実施形態における「睡眠情報」とは、ユーザの睡眠に関する情報であって、具体的には、入床時刻、入眠時刻、覚醒時刻、起床時刻、睡眠時間(入眠時刻から覚醒時刻までの時間)、睡眠の質に関する情報、および睡眠リズムの少なくとも1つを含み得るが、これらに限定されない。一例として、睡眠情報取得部205は、モーションセンサ190が検出したセンシング結果を用いることにより、ユーザが睡眠中であるか覚醒中であるか、また、睡眠中のユーザが、浅い睡眠であるか、深い睡眠であるか、レム睡眠であるか、ノンレム睡眠であるか等を判別し、ユーザの睡眠の質を評価することができる。例えば、良質な睡眠である場合のレム睡眠、ノンレム睡眠の周期が予め設定されており、ユーザの睡眠時のレム睡眠、ノンレム睡眠の周期と比較することで、ユーザの睡眠の質を評価する仕様としてもよい。
また、睡眠情報取得部205は、モーションセンサ190または生体情報センサ191が検出したセンシング結果に基づいて、ユーザが入床したこと、入床した後に入眠したこと、および覚醒したことを検出する。また、睡眠情報取得部205は、ユーザが入床してから入眠するまでの間に、ユーザが端末装置10に対して入力操作をしていたか、ユーザが端末装置10のディスプレイ141に表示される情報を閲覧していたか等を判定することができる。すなわち、寝ようとしているユーザが、寝る前に端末装置10を操作しているか否かを判定することができる。
経路決定部206は、ユーザの睡眠情報と、日射に関する情報とに基づいて、ユーザに推奨する散歩ルートとしての移動経路を決定する。一例として、経路決定部206は、ユーザの睡眠情報と、ユーザが居住する地域の日射に関する情報とに基づいて、ユーザに推奨する散歩ルートを決定する。
一般に、人が起床後に日光を浴びると、所定時間の経過後(一説では約14時間後)に、睡眠を誘発する神経ホルモンであるメラトニンの脳内での分泌が活性化されることが知られている。そのため、起床後に日光浴を行うことにより、その日の夜にメラトニンの分泌が活性化され、睡眠が誘発されることにより支障なく入眠することが可能となる。例えば、朝の6時半に起床して、7時から30分ほど日光浴を行ったとする。この場合、21時半ごろからメラトニンの分泌が活性化されて睡眠が誘発されるため、22時ごろには入床しようという動機付けをユーザに与えることができる。
なお、日光浴の効果的な時間は当日の日射量によって変動する。夏場や晴れの日など日射量が多い日は日光浴の時間は短くてよく、冬場や雨の日など日射量が少ない日は日光浴の時間を長くするのが好ましい。一例として、夏であれば、日光浴の時間を晴れの日は15分、曇りの日は30分、雨の日は40分などとしてもよい。また、春もしくは秋であれば、日光浴の時間を晴れの日は20分、曇りの日は40分、雨の日は50分などとしてもよい。また、冬であれば、日光浴の時間を晴れの日は30分、曇りの日は50分、雨の日は60分などとしてもよい。このように、経路決定部206は、季節や天気といった日射に関する情報に基づいて日光浴の所要時間を決定する。
経路決定部206は、日射に関する情報に基づいて日光浴の所要時間を決定すると、当該所要時間に基づいて散歩ルートの目標地および移動距離を決定する。さらに、経路決定部206は、散歩ルートの決定に合わせて、ユーザに推奨する散歩を行う時間帯を設定する仕様としてもよい。経路決定部206の処理の詳細は後述する。
位置情報取得部207は、位置情報センサ195が検知した端末装置10の位置情報を取得する。位置情報取得部207は取得した位置情報を送受信部202に出力し、送受信部202は当該位置情報をサーバ20へ送信する仕様としてもよい。
睡眠測定デバイス11は、ユーザの身体に装着されるウェアラブルデバイスとして実現する場合に、モーションセンサ190に加えて生体情報センサ191を備えてもよい。生体情報センサ191は、ユーザの体温、血圧、および心拍数の少なくとも1つといった生体情報を検出する。睡眠情報取得部205は、生体情報センサ191が検出した生体情報に基づいて、ユーザが睡眠中であるか覚醒中であるか、また、睡眠中のユーザが、浅い睡眠であるか、深い睡眠であるか、レム睡眠であるか、ノンレム睡眠であるか等を判別し、ユーザの睡眠の質を評価することができる。
睡眠測定デバイス11は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi等の近距離無線通信により通信し、端末装置10へセンシング結果を送信する。なお、睡眠測定デバイス11等が、5G等の移動体通信システムの通信規格に対応する場合、近距離無線通信によって端末装置10へ送信することなく(または送信することに加えて)、サーバ20にセンシング結果を送信することとしてもよい。この場合、端末装置10は、睡眠測定デバイス11等からセンシング結果を受信したサーバ20から、当該センシング結果を受信し、受信したセンシング結果を用いて睡眠情報を生成して記憶することとしてもよい。
(1-4.サーバ20の機能構成)
図4は、サーバ20の機能的な構成を示す図である。図4に示すように、サーバ20は、通信部210と、記憶部220と、制御部230としての機能を発揮する。
通信部210は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部220は、例えば、メモリ25、及びストレージ26等により実現され、サーバ20が使用するデータ、及びプログラムを記憶する。記憶部220は、一例として、特典データベース221を記憶する。
制御部230は、プロセッサ29が記憶部220に記憶されるプログラムを読み込み、プログラムに含まれる命令を実行することにより実現される。制御部230は、プログラムに従って動作することにより、送受信モジュール231、日射量情報取得モジュール232、ゲーム進行モジュール233として示す機能を発揮する。
送受信モジュール231は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送受信する処理を制御する。
日射量情報取得モジュール232は、天候に関する情報として、日射に関する情報を取得する。具体的には、日射量情報取得モジュール232は、日射に関する情報として、ユーザが居住する地域の日射量に関する情報を取得する。一例として、日射量情報取得モジュール232は、気象庁または民間企業などが無料または有料で提供している気象情報API(Application Programming Interface)を利用することにより、ユーザが居住する地域の天候に関する情報を取得する仕様としてもよい。なお、日射量情報取得モジュール232は、日射に関する情報として、日射強度等の他の物理量を取得してもよい。
また、日射量情報取得モジュール232は、日射に関する情報として、ユーザが居住する地域の季節に関する情報を取得する。上述したように、夏場は日射量が多くなり、冬場は日射量が少なくなるというように、季節によって同じ場所での日射量は変化する。一例として、日射量情報取得モジュール232は、ユーザの居住地の住所に基づいて、ユーザが起床した当日における季節を判定する。また、ユーザの居住地が日本国内であれば、3月~5月は春、6月~8月は夏、9月~11月は秋、12月~2月は冬というように季節に属する月を予め定めておく仕様としてもよい。
また、日射量情報取得モジュール232は、日射に関する情報として、ユーザが居住する地域の緯度に関する情報を取得してもよい。一般に、緯度が高くなるほど、日射量が少なくなることが知られている。具体的には、赤道付近(緯度=0度)における単位面積あたりの日射量を1とすると、緯度が60度の地域では、単位面積あたりの日射量は約半分になる。一例として、日射量情報取得モジュール232は、国土地理院または民間企業などが無料または有料で提供している緯度情報情報APIを利用することにより、ユーザの居住地の住所に対応する緯度を取得する仕様としてもよい。
ゲーム進行モジュール233は、端末装置10から受信したユーザの睡眠情報に基づいて、睡眠ゲームにおけるゲームプレイを進行させる。一例として、ゲーム進行モジュール233は、ゲームプレイを進行させることとして、ユーザのゲームプレイに登場させるキャラクタ、アイテム等のゲーム内オブジェクトを睡眠情報に基づく抽選で決定する。ゲーム進行モジュール233は、抽選によって決定されたキャラクタ、アイテム等を、ゲームプレイにおいて登場させてもよい。これにより、ユーザは、睡眠情報に基づいて、新たなキャラクタを発見する等の体験をすることができる。
具体的には、ゲーム進行モジュール233は、端末装置10から受信したユーザの睡眠情報に基づいて、ゲーム内オブジェクトの抽選における抽選アルゴリズムを変更する仕様としてもよい。一例として、受信した睡眠情報における睡眠時間および睡眠の質の少なくとも一方が所定の条件を満たした場合に、抽選において取得できるゲーム内オブジェクトを変更してもよいし、抽選回数を変更してもよい。このような構成とすることで、睡眠情報に基づいて起床後のゲーム進行が変化することとなり、ユーザに起床後の楽しみを提供することができる。
また、ゲーム進行モジュール233は、ユーザが提示された散歩ルートでの散歩を行った(以下、散歩を達成したともいう)場合に、所定の特典を付与する仕様としてもよい。具体的には、端末装置10の位置情報センサ195が検出した端末装置10の位置情報を、位置情報取得部207が取得する。位置情報取得部207は、当該位置情報の時間変化がユーザに提示された散歩ルートに該当する場合に、提示された散歩ルートの散歩が達成されたという情報(以下、達成情報ともいう)を、送受信部202を介してサーバ20へ送信する。ゲーム進行モジュール233は、達成情報を受け取ると、当該ユーザへ睡眠ゲームにおける特典を付与する。散歩が達成された場合の特典付与処理の詳細は後述する。
(1-5.データ構造)
図5は、端末装置10の記憶部180が記憶するデータベースのデータ構造の一例を示す図である。なお、図5はあくまでも一例であり、記載されていないデータを除外するものではない。
記憶部180は、一例として、ユーザデータベース181と、場所データベース182を記憶する。ユーザデータベース181は、本機能を利用するユーザについての情報を保持する。
ユーザデータベース181のレコードは、項目「ユーザID」と、項目「ユーザ名」と、項目「年齢」と、項目「性別」と、項目「住所」等を含む。
項目「ユーザID」は、ユーザそれぞれを識別する識別子としての情報であり、ユーザデータベース181におけるレコードを一意に特定するための主キーである
項目「ユーザ名」は、ユーザの名称についての情報である。ユーザ名はユーザの本名であってもよいし、ニックネームなどの本人を特定しない情報であってもよい。ユーザ名はユーザ自身によって適宜設定可能であってもよい。
項目「年齢」は、ユーザの年齢についての情報である。年齢は必ずしも実年齢である必要はなく、ユーザが自身に対応するアバター(ゲームコンテンツ内でユーザの分身として機能するキャラクタ)等の年齢を適宜設定する仕様としてもよい。
項目「性別」は、ユーザの性別についての情報である。性別は必ずしもユーザ本人の性別である必要はなく、ユーザが自身に対応するアバター等の性別を適宜設定する仕様としてもよい。
項目「住所」は、ユーザの居住地の住所についての情報である。住所はユーザ自身が設定する仕様であってもよいし、位置情報取得部207が取得した位置情報に基づいて、住所が設定される仕様としてもよい。
ユーザは、端末装置10にインストールされた本機能を提供するソフトウェアを利用して、ユーザ情報を登録してユーザデータベース181にレコードを追加できる仕様としてもよい。また、必要に応じてユーザデータベース181のレコードの追加、変更、削除を行える仕様としてもよい。
場所データベース182は、散歩ルートの目標地の候補として登録されている場所についての情報を保持する。図5に示すように、場所データベース182のレコードは、項目「場所ID」と、項目「名称」と、項目「種類」と、項目「住所」等を含む。
項目「場所ID」は、散歩ルートの目標地の候補の場所を識別する情報である。
項目「名称」は、場所の名称についての情報である。項目「名称」は、○○公園、○○ビルなどのように、固有名詞を保持するのが好ましい。
項目「種類」は、場所の種類についての情報である。場所の種類としては、公園、商業施設、図書館、博物館、神社、寺院など、公共性があって人が自由に出入りできる場所の種類が保持され得る。
項目「住所」は、場所の住所についての情報である。
場所データベース182は、端末装置10に本機能を提供するソフトウェアがインストールされるタイミングで、レコードが生成される仕様としてもよい。また、ユーザからの場所情報の追加または変更を受け付け可能な仕様としてもよい。具体的には、ユーザが散歩の目標地としてお気に入りの場所を追加可能な仕様としてもよく、すでに登録されている場所に対してお気に入りであることを示すお気に入りフラグを追加可能な仕様としてもよい。
図6は、サーバ20の記憶部220が記憶するデータベースのデータ構造の一例を示す図である。なお、図6はあくまでも一例であり、記載されていないデータを除外するものではない。
記憶部220は、一例として、特典データベース221を記憶する。特典データベース221は、提示されたルートの散歩を達成したユーザに付与され得る特典についての情報を保持する。
図6に示すように、特典データベース221のレコードは、項目「特典ID」と、項目「名称」と、項目「分類」と、項目「内容」等を含む。
項目「特典ID」は、ユーザに付与され得る特典を識別する情報である。
項目「名称」は、特典の名称についての情報である。
項目「分類」は、特典の分類についての情報である。特典の分類としては、「キャラクタ付与」、「アイテム付与」などのように特典の内容に関する分類であってもよい。または、「達成レベル:低」、「達成レベル:中」、「達成レベル:高」などのようにユーザが達成した散歩ルートに関する分類であってもよい。また、特典データベースは、項目「分類」を複数有しており(例えば項目「分類1」、「分類2」等)、特定の内容に関する分類と、散歩ルートの内容に関する分類とをそれぞれ有していてもよい。
項目「内容」は、当該特典の内容についての情報である。特典の内容としては、キャラクタやアイテムなどの所定のゲーム内オブジェクトをユーザに付与するものであってもよい。または、所定のゲーム内パラメータの値(もしくは上限値)を向上させるものであってもよい。または、ユーザにゲーム内オブジェクトを取得するための抽選(いわゆるガチャ)を行う権利を付与するものであってもよい。
(1-6.処理の流れ)
以下、図7~図11を参照して、端末装置10の処理の流れの一例を説明する。まず、図7および図8を参照し、システム1の処理の全体像を説明する。
図7のステップS110において、端末装置10の睡眠情報取得部205は、ユーザの睡眠情報の計測(以下、睡眠計測ともいう)を開始する。一例として、睡眠情報取得部205は、操作受付部201がユーザによる睡眠開始の操作を受け付けたことをトリガーとして、睡眠計測を開始する仕様としてもよい。当該操作は、ディスプレイ141に表示された所定のアイコンを、ユーザが入床する直前に押下する操作であってもよい。または、睡眠情報取得部205は、当該操作を受け付けることなく、ユーザが入床したことを検知して、睡眠測定を開始する仕様としてもよい。
ステップS120において、睡眠情報取得部205は、ユーザの睡眠情報を取得する。睡眠情報取得部205は、モーションセンサ190が検出したセンシング結果に基づいて、ユーザの睡眠時間および睡眠の質についての情報を取得する。
ステップS130において、睡眠情報取得部205は、ユーザの睡眠計測を終了する。一例として、睡眠情報取得部205は、端末装置10の操作受付部201がユーザによる睡眠終了の操作を受け付けたことをトリガーとして、睡眠計測を終了する仕様としてもよい。当該操作は、起床予定時刻として予め設定した時刻に出力されるアラームをユーザが止める操作であってもよい。または、睡眠情報取得部205は、当該操作を受け付けることなく、ユーザが覚醒したことを検知して、睡眠測定を終了する仕様としてもよい。
ステップS140において、端末装置10の送受信部202は、睡眠情報と日射量情報のリクエスト(以下、単にリクエストともいう)をサーバ20へ送信する。当該リクエストには、記憶部180のユーザデータベース181における項目「住所」の情報が含まれる仕様としてもよい。ステップS210において、サーバ20の送受信モジュール231は、睡眠情報と日射量情報のリクエストを端末装置10から受信する。
ステップS220において、サーバ20の日射量情報取得モジュール232は、日射量情報を取得する。一例として、日射量情報取得モジュール232は、端末装置10から受信したリクエストに含まれる項目「住所」に該当する地域の日射量情報を取得する。当該日射量情報には、当日の天気(晴れ、曇り、もしくは雨)についての情報、ユーザが居住する地域の季節に関する情報、ユーザが居住する地域の緯度に関する情報が含まれ得る。
図8のステップS230において、サーバ20の送受信モジュール231は、日射量情報取得モジュール232が取得した日射量情報を、端末装置10へ送信する。ステップS150において、端末装置10の送受信部202は、サーバ20から日射量情報を受信する。ステップS300において、経路決定処理が実行される。経路決定処理の詳細は後述する。
ステップS160において、通知制御部203は、散歩ルートをディスプレイ141に表示することにより、ユーザに提示する。通知制御部203は、ユーザが起床したタイミングに合わせて、散歩ルートの提示を行う仕様としてもよい。具体的には、ユーザが起床したタイミングから可及的速やかに散歩ルートの提示を行う仕様としてもよく、ユーザが起床したタイミングから所定の時間経過後(例えば10分後)に散歩ルートの提示を行う仕様としてもよい。ステップS400において、特典付与処理が実行される。特典付与処理の詳細は後述する。
図9および図10を参照して、経路決定処理(S300)の処理の流れを説明する。ステップS310において、端末装置10の経路決定部206は、当日の散歩における所要時間を算出する。一例として、経路決定部206は、睡眠情報取得部205が取得したユーザの睡眠情報と、サーバ20から取得したユーザが居住する地域における日射量情報とに基づいて、当日の散歩における所要時間を算出する。例えば、ユーザの睡眠情報が正常であって、ユーザが居住する地域の季節が晴れであり、当日の天気が晴れの場合、所要時間は15分としてもよい。経路決定部206は、ユーザの睡眠情報が正常でない場合(具体的には、入眠時刻が予定よりも遅い、睡眠時間が短い、睡眠の質が良くない等)には、所要時間を長くしてもよい。また、経路決定部206は、ユーザの睡眠情報が正常かつ良好である場合(具体的には、入眠時刻が予定通りである、睡眠時間が適正である、睡眠の質が良い等)には、所要時間を短くしてもよい。また、経路決定部206は、ユーザが居住する地域の緯度についての情報に基づいて、所要時間を適宜修正してもよい。
ステップS320において、経路決定部206は、算出された所要時間に基づいて、散歩ルートにおいて必要な距離(以下、必要距離ともいう)を算出する。一例として、経路決定部206は、ユーザの歩く速さを分速80mとして、算出された所要時間を掛けることにより散歩ルートにおける必要距離を算出してもよい。また、ユーザごとに歩く速さを設定可能な仕様としてもよい。例えば、操作受付部201は、ユーザから自身の歩く速さについて「速い」、「普通」、「遅い」などの選択肢の選択操作を受け付ける。経路決定部206は、ユーザが「速い」を選択した場合には歩く速さを分速90mとし、ユーザが「普通」を選択した場合には歩く速さを分速80mとし、ユーザが「遅い」を選択した場合には歩く速さを分速70mとして、必要距離を算出する仕様としてもよい。
ステップS330において、経路決定部206は、地図情報を取得する。経路決定部206は、国土地理院または民間企業などが無料または有料で提供している地図情報情報APIを利用することにより、ユーザが居住する地域の地図情報を取得する。
ステップS340において、経路決定部206は、散歩ルートの候補を選出する。経路決定部206は、記憶部180の場所データベース182を参照して、ユーザの居住地の周囲において、散歩ルートの目標地として登録されている場所の情報を取得する。ここで、経路決定部206は、ユーザの居住地等を起点として、所定距離の半径の円に含まれる目標地の情報を複数取得する仕様としてもよい。経路決定部206は、取得した目標地のうち、ユーザの居住地等を起点として、必要距離を確保できるルートを選出する。
図10Aには、ユーザの居住地Hを出発地として、必要距離を確保できる目標候補地P1~P3が選出された例を示す。この場合、居住地Hから目標候補地P1までのルートR1、居住地Hから目標候補地P2までのルートR2、居住地Hから目標候補地P3までのルートR3が、散歩ルートの候補として選出されている。
ステップS350において、経路決定部206は、選出された散歩ルートの候補の中から、今回の散歩ルートの決定を行う。一例として、経路決定部206は、選出された散歩ルートの候補に対して、抽選を行うことにより散歩ルートを決定する仕様としてもよい。
図10Bには、選出された目標候補地P1~P3までのルートR1~R3のうち、目標候補地P2が目標地として決定され、ルートR2が散歩ルートとして決定された例を示す。なお、当該目標地を決定する際の抽選においては、所定の情報に基づく重みづけを行ってもよい。例えば、ユーザがお気に入りであることを示すお気に入りフラグが登録されている場所が目標地の候補に選出された場合には、抽選をすることなく優先的に目標地に設定したり、抽選時の重みづけを他の目標地と比べて高めたりする仕様としてもよい。
なお、経路決定部206は、散歩ルートの決定に合わせて、ユーザに推奨する散歩を行う時間帯を決定する仕様としてもよい。例えば、経路決定部206は、時刻設定部204からユーザが予め設定した入床予定時刻を受け付けて、当該入床予定時刻から所定の時間(一例として14時間)前の時刻を基準として、当該基準時刻の前後所定の時間(一例として前後30分)をユーザに推奨する散歩を行う時間帯を設定してもよい。このように散歩を推奨する時間帯を決定することにより、散歩ルートと合わせて時間帯をユーザに提示することが可能となり、起床後のスケジュールに組み込ませることが可能となる。
図11を参照して、特典付与処理(S400)の処理の流れを説明する。ステップS411において、位置情報取得部207は、ユーザが携帯する端末装置10の位置情報(すなわち、ユーザの位置情報)を取得する。一例として、位置情報取得部207は、操作受付部201がユーザによる散歩開始の操作を受け付けたことをトリガーとして、位置情報の取得を開始する仕様としてもよい。当該操作は、ディスプレイ141に表示された所定のアイコンを、ユーザが散歩の開始直前に押下する操作であってもよい。または、位置情報取得部207は、当該操作を受け付けることなく、ユーザの位置情報を継続して取得し続ける仕様であってもよい。
ステップS412において、位置情報取得部207は、ユーザが散歩ルートの散歩を行ったか否かを判定する。一例として、位置情報取得部207は、経路決定処理(S300)において経路決定部206が決定した散歩ルートと、ユーザの位置情報の時間変化が一致しているか否かを判定する。位置情報取得部207によって散歩が達成されたと判定した場合、ステップS413が実行される。
ステップS413において、端末装置10の送受信部202は、散歩が達成されたことについての達成情報をサーバ20へ送信する。ステップS421において、サーバ20の送受信モジュール231は、達成情報を端末装置10から受信する。
ステップS422において、サーバ20のゲーム進行モジュール233は、提示されたルートの散歩を行ったユーザへの睡眠ゲームにおける特典を決定して付与する。ゲーム進行モジュール233は、記憶部220の特典データベース221を参照して、ユーザに付与する特典を決定する。一例として、ゲーム進行モジュール233は、特典データベース内の特典のうちから、ユーザに付与する特典を抽選で決定する仕様としてもよい。
具体的には、ゲーム進行モジュール233は、特典データベース221の項目「分類」に基づいて、分類分けされた特典の中から、ユーザに付与する特典を抽選で決定する仕様としてもよい。一例として、特典データベース221の各レコードは、項目「分類」に「所要時間20分以内」、「所要時間20分から40分」、または「所要時間40分以上」のいずれかのデータを保持しており、ユーザが達成した散歩の所要時間が15分だった場合には、項目「分類」に「所要時間20分以内」のデータを保持しているレコードの中から、ユーザに付与する特典を抽選する仕様としてもよい。
ステップS423において、送受信モジュール231は、特典の内容を端末装置10へ送信する。ステップS414において、送受信部202は、サーバ20から特典の内容を受信する。
ステップS415において、端末装置10の通知制御部203は、ディスプレイ141に特典の内容をディスプレイ141に表示することにより、ユーザに提示する。ユーザは付与された特典を確認した後、当該特典をゲーム内で利用することができる。具体的には、付与されたゲーム内オブジェクトをゲーム内で使用したり、付与された権利を利用してガチャを実行したりすることが可能となる。
(1-7.小括)
以上のようにして、本実施形態では、システム1は、ユーザの睡眠情報を取得するステップ(S120)と、ユーザが居住する地域の日射に関する情報を取得するステップ(S150、S220)と、睡眠情報と、前記日射に関する情報とに基づいて、ユーザに推奨する散歩ルートを決定するステップ(S300)と、前記散歩ルートをユーザに提示するステップ(S160)と、を実行する。このような構成とすることで、ユーザに起床した後の散歩を促すことになる。ユーザは散歩を行うことで、夜に睡眠を誘発させるために必要な日射量を浴びることとなり、ユーザの睡眠リズムが安定する。
(1-8.変形例)
以下、本実施形態における変形例を説明する。変形例として、端末装置10は、ユーザの睡眠情報の履歴が所定の条件を満たした場合にのみ、ユーザに散歩ルートの提示を行う仕様としてもよい。具体的には、睡眠情報取得部205は、ユーザが起床したタイミングにおいて、ユーザの睡眠情報の履歴における入床時刻、入眠時刻、覚醒時刻、起床時刻、睡眠時間、および睡眠の質のすくなくとも1つが所定の基準値から所定の量外れた場合に、睡眠習慣が乱れたと判定する。経路決定部206は、睡眠情報取得部205によって睡眠習慣が乱れたと判定された場合に、経路決定処理(S300)を実行する。このような仕様とすることにより、ユーザの睡眠習慣が乱れたタイミングで散歩を促すこととなり、ユーザの睡眠習慣の乱れを改善させることが可能となる。
また、端末装置10は、ユーザが居住する地域の天候に関する情報が所定の条件を満たした場合に、ユーザに散歩ルートの提示を行う仕様としてもよい。具体的には、経路決定部206は、サーバ20から取得した日射量情報における天候に関する情報が所定の条件を満たした場合に、散歩ルートを決定する。一例として、ユーザが居住する地域の天候が晴れまたは曇りの場合だけ、経路決定部206は、経路決定処理(S300)を実行する。このような仕様とすることにより、雨天時など天候が悪いときを避けて散歩を促すこととなり、ユーザが積極的に散歩を行うように促すことができる。
また、端末装置10は、ユーザが予め設定した休日において、散歩ルートの提示を行う仕様としてもよい。具体的には、操作受付部201がユーザから休日の設定を予め受け付けておき、経路決定部206は、休日として設定された日にのみ経路決定処理(S300)を実行して、散歩ルートを決定する。このような仕様とすることにより、ユーザが起床後に時間的に余裕のある休日にのみ散歩を促すことが可能となり、ユーザが積極的に散歩を行うように促すことができる。
また、ゲーム進行モジュール233は、ユーザが居住する地域の天候に関する情報が所定の条件を満たした場合であって、ユーザが提示されたルートの散歩を行った場合に所定の特典を付与する仕様としてもよい。具体的には、ゲーム進行モジュール233は、特典付与処理(S400)のステップS421において、端末装置10から達成情報を受信すると、日射量情報取得モジュール232から当日のユーザが居住する地域の天候に関する情報を取得する。
一例として、ゲーム進行モジュール233は、ステップS422において、当日の天候が雨だった場合には、それ以外の天候だった場合と比較してユーザにより有利な特典を付与する。また、ゲーム進行モジュール233は、当日の季候が夏または冬である場合に、それ以外の季候の場合と比較して、ユーザにより有利な特典を付与してもよい。このような仕様とすることにより、天候が雨だったり、夏場や冬場だったりといったユーザが外出をしたがらない条件下で散歩を達成した場合により有利な特典が付与されることとなり、ユーザに起床後の散歩を促して睡眠リズムの改善を実現することができる。
また、上記実施形態では、ゲーム進行モジュール233は、ユーザが散歩を達成したか否かの達成情報に基づいて特典を付与しているが、変形例として、睡眠情報に基づいて特典を付与する仕様としてもよい。例えば、ゲーム進行モジュール233は、ユーザが散歩ルートの散歩を行ったか否かの達成情報に関わらず、端末装置10から取得した睡眠情報が所定の条件を満たした場合に、所定の特典を付与する仕様としてもよい。このように、あくまでも睡眠情報に基づく特典付与とすることにより、ユーザの睡眠リズムを保つことへの意識を高めることができる。
また、ゲーム進行モジュール233は、ユーザが提示された散歩ルートの散歩を行い、かつ当該日から翌日にかけての睡眠情報が所定の条件を満たした場合に、所定の特典を付与する仕様としてもよい。具体的には、ゲーム進行モジュール233は、特典付与処理(S400/図11)のステップS321において達成情報を受信すると、達成フラグをONにする。そして、翌日にサーバ20から受信した睡眠情報が所定の条件を満たした場合に、ステップS421の特典を付与する処理を実行する。一方、翌日にサーバ20から受信した睡眠情報が所定の条件を満たさなかった場合は、達成フラグをOFFにしてステップS421の特典を付与する処理を実行しない。このような仕様とすることにより、散歩を達成したことの睡眠への効果があった場合にのみ特典が付与されることになるため、ユーザの睡眠リズムを保つことへの意識を高めることができる。
あるいは、ゲーム進行モジュール233は、ユーザが提示された散歩ルートの散歩を行わず、かつ当該日から翌日にかけての睡眠情報が所定の条件を満たした場合に、所定の特典を付与する仕様としてもよい。具体的には、ゲーム進行モジュール233は、特典付与処理(S400)のステップS421において達成情報を受信することなく、翌日にサーバ20から受信した睡眠情報が所定の条件を満たした場合に、ステップS421の特典を付与する処理を実行する。このような仕様とすることにより、散歩を達成せずとも睡眠が改善された場合に特典が付与されることになるため、ユーザの睡眠リズムを保つことへの意識を高めることができる。
<2.第2実施形態>
以下、図12~図15を参照し、本開示の第2実施形態におけるシステム1を説明する。第2実施形態では、散歩を達成した複数のユーザに共通する特典を付与する点で第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
(2-1.サーバ20の機能構成)
図12に示す第2実施形態におけるシステム1は、複数の端末装置10A、10B、10Cを備える。ただし、システム1が備える端末装置10の数はこの例に限定されることはなく、4つ以上であってもよいし、2つであってもよい。複数の端末装置10A、10B、10Cは、それぞれネットワーク30を介してサーバ20と通信可能に接続されている。
(2-2.処理の流れ)
図13~図15を参照して、第2実施形態における処理の流れを説明する。なお、図13~図15では、視認性の観点からシステム1が端末装置10Aと端末装置10Bを備える例を示す。また、第1実施形態と同様の処理についての説明は繰り返さない。
第2実施形態では、端末装置10Aと端末装置10Bのそれぞれが、異なるユーザの睡眠情報を取得する。すなわち、端末装置10Aと端末装置10Bは、それぞれの端末装置を使用するユーザの睡眠のタイミングでステップS110~ステップS130を実行する。
端末装置10Aは、ステップS130でユーザの睡眠計測を終了すると、ステップS140Aにおいて、睡眠情報と日射量情報のリクエストをサーバ20へ送信する。ステップS220Aにおいて、サーバ20は端末装置10Aを使用するユーザが居住する地域の日射量情報を取得する。ステップS150Aにおいて、端末装置10Aはサーバ20から日射量情報を受信する。端末装置10Aは、経路決定処理(S300)を実行して、決定された散歩ルートをステップS160でユーザに提示し、特典付与処理(S400)が実行される。
一方、端末装置10Bは、ステップS130でユーザの睡眠計測を終了すると、ステップS140Bにおいて、睡眠情報と日射量情報のリクエストをサーバ20へ送信する。ステップS220Bにおいて、サーバ20は端末装置10Bを使用するユーザが居住する地域の日射量情報を取得する。ステップS150Bにおいて、端末装置10Bはサーバ20から日射量情報を受信する。端末装置10Bは、経路決定処理(S300)を実行して、決定された散歩ルートをステップS160でユーザに提示し、特典付与処理(S400)が実行される。
図15を参照して、第2実施形態における特典付与処理(S400)の処理の流れを説明する。ステップS411とステップS412において、端末装置10Aおよび端末装置10Bは、位置情報を取得してそれぞれの端末装置を使用するユーザが散歩を達成するか否かを判定する。
ステップS412において散歩が達成されたと判定されると、ステップS413において、端末装置10Aおよび端末装置10Bは、達成情報をサーバ20へ送信する。ステップS422において、サーバ20のゲーム進行モジュール233は、散歩を達成した複数のユーザに共通する特典を付与する。一例として、ゲーム進行モジュール233は、あるユーザが、他のユーザと同じ時間帯に散歩した場合に、それぞれのユーザに共通した特典を付与する。この場合、端末装置10がサーバ20へ送信する達成情報に、ユーザが散歩を完了した時間を含める仕様としてもよい。
具体的には、ゲーム進行モジュール233は、同じ時間帯に散歩を達成した複数のユーザそれぞれに、同じレイドバトル(共通の敵に対して、複数のプレイヤで協力して戦う対戦)、同じミニゲーム、同じゲーム内課題などの、複数のユーザが協力してプレイするゲームコンテンツに参加する権利を付与する。ここで、同じ時間帯とは、例えば、所定の時間間隔(一例として2時間)を設定し、午前6時~午前8時の時間帯A、午前8時~午前10時の時間帯B、午前10時~午前12時の時間帯Cを設定して、時間帯Aの期間に散歩を達成した複数のユーザに対して特典Aを付与し、時間帯Bの期間に散歩を達成した複数のユーザに対して特典Bを付与し、時間帯Cの期間に散歩を達成した複数のユーザに対して、特典Cを付与する仕様としてもよい。また、複数のユーザが、他の国や地域に居住する場合を考慮して、特定の基準時刻(例えば日本標準時)に基づいて時間帯を設定してもよいし、各地域における基準時刻に基づいて時間帯を設定してもよい。
また、他の例として、ゲーム進行モジュール233は、同じ時間帯に散歩を達成した複数のユーザそれぞれに、共通したアイテム(同一のアイテム、または関連するアイテム)などのゲーム内オブジェクトを、特典として付与する仕様としてもよい。なお、関連するアイテムとは、同じ属性(ゲーム内で発揮される効果の性質を定義する要素)を備えるアイテムであってもよいし、ゲームシナリオにおける関連性(例えば、全て集めることで所定の効果を発揮する等)を備えるアイテムであってもよい。
ステップS423において、サーバ20は、端末装置10Aおよび端末装置10Bへ特典の内容を送信し、ステップS415において、端末装置10Aおよび端末装置10Bは、特典の内容をユーザに提示する。端末装置10Aおよび端末装置10Bを使用するユーザそれぞれは、付与された特典の内容に基づいて、複数のユーザが協力してプレイするゲームコンテンツに参加することが可能となる。
以上のようにして、第2実施形態では、システム1は、散歩を達成した複数のユーザに対して、他のユーザと関連する特典を付与する。このような仕様とすることにより、散歩を行ったユーザ同士の一体感が生まれることにより、散歩を行うことの動機付けを与えることができる。
<3 他の実施形態>
以上、本発明における実施形態およびその変形例について説明したが、本開示の適用は上述の内容に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、ユーザの居住地を起点とした散歩ルートの決定についての処理が説明されているが、この例に限定されることはない。すなわち、ユーザが旅行中などにおいて居住している住居以外に宿泊している場合においても、当該宿泊先を起点として散歩ルートを決定することが可能である。一例として、位置情報取得部207が取得した端末装置10の現在位置を起点として、散歩ルートを決定してもよい。または、ユーザが指定した特定の場所を起点として、散歩ルートを決定してもよい。
また、上記実施形態では、端末装置10の位置情報に基づいて、ユーザが散歩を達成したか否かが判定されているが、この仕様に限定されることはない。例えば、ユーザが散歩を達成したか否かの自己申告をユーザから受け付ける仕様としてもよい。
また、上記実施形態では、通知制御部203は、ユーザへ推奨する散歩ルートをディスプレイ141に表示することによりユーザに提示しているが、この仕様に限定されることはない。例えば、通知制御部203は、ユーザへ推奨する散歩ルートをスピーカ172から音声出力することで、ユーザへ提示してもよい。
また、上記実施形態では、端末装置10は、スマートフォンなどで実現される端末として説明したが、この例に限定されることはない。家庭用のPCなどにソフトウェアをインストールすることにより、端末装置10を実現し、マウスなどの操作を受け付けるようにしてもよい。
また、通信回線を介した所定情報の共有は、主にインターネットなどのWANを介して行われるが、情報処理装置間では、WANを介さずにBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、及び赤外線通信等のみを介して行われてもよい。
また、上記実施形態では、各機能を端末装置10またはサーバ20が備える態様の一例について説明したが、この形態に限定されることはなく、一部または全部の機能について上記実施形態と異なる態様で端末装置10、サーバ20、又は端末装置10とサーバ20の両方が備える構成としてもよい。
さらに、本発明は、上述した端末装置10またはサーバ20が備える機能を情報処理装置に実行させるプログラムとして実現してもよいし、当該プログラムを格納する、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現してもよい。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
(付記1)
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プロセッサに、ユーザの睡眠情報を取得するステップ(S120)と、現実世界における日射に関する情報を取得するステップ(S150、S220)と、前記睡眠情報と、前記日射に関する情報とに基づいて、前記ユーザに推奨する移動経路を決定するステップ(S300)と、前記移動経路を前記ユーザに提示するステップ(S160)と、を実行させる、プログラム。
(付記2)
前記日射に関する情報を取得するステップでは、前記日射に関する情報として、前記ユーザが居住する地域の天候に関する情報を取得する、付記1に記載のプログラム。
(付記3)
前記日射に関する情報を取得するステップでは、前記日射に関する情報として、前記ユーザが居住する地域の季節に関する情報を取得する、付記1に記載のプログラム。
(付記4)
前記日射に関する情報を取得するステップでは、前記日射に関する情報として、前記ユーザが居住する地域の緯度に関する情報を取得する、付記1に記載のプログラム。
(付記5)
前記移動経路を前記ユーザに提示するステップでは、前記ユーザが起床したタイミングにおいて、前記睡眠情報に基づいて移動経路の提示を行うか否かを決定する、付記1に記載のプログラム。
(付記6)
前記移動経路を前記ユーザに提示するステップでは、前記ユーザの睡眠情報の履歴が所定の条件を満たした場合に、前記移動経路の提示を行う、付記1に記載のプログラム。
(付記7)
前記移動経路を前記ユーザに提示するステップでは、前記ユーザが居住する地域の天候に関する情報が所定の条件を満たした場合に、前記移動経路の提示を行う、付記1に記載のプログラム。
(付記8)
前記プロセッサに、さらに、提示された経路の移動を前記ユーザが行った場合に、当該ユーザに所定の特典を付与するステップを実行させ、前記所定の特典を付与するステップでは、前記ユーザが提示された経路の移動を行い、かつ、当該移動を行った日から翌日にかけての当該ユーザの睡眠情報が所定の条件を満たした場合に、所定の特典を付与する、付記1に記載のプログラム。
(付記9)
前記所定の特典を付与するステップでは、前記ユーザが提示された経路の移動を行わず、かつ、当該移動を行わなかった日から翌日にかけての当該ユーザの睡眠情報が所定の条件を満たした場合に、所定の特典を付与する、付記1に記載のプログラム。
(付記10)
前記所定の特典を付与するステップでは、同じ時間帯に移動した他のユーザと共通する特典を、前記ユーザに付与する、付記8に記載のプログラム。
以上、本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1:システム、2:分類、10:端末装置、11:睡眠測定デバイス、13:入力装置、14:出力装置、15:メモリ、16:ストレージ、19:プロセッサ、20:サーバ、25:メモリ、26:ストレージ、29:プロセッサ、30:ネットワーク、131:タッチセンシティブデバイス、141:ディスプレイ、150:通信部、160:撮像部、170:音声処理部、171:マイク、172:スピーカ、180:記憶部、181:ユーザデータベース、182:場所データベース、190:モーションセンサ、191:生体情報センサ、195:位置情報センサ、200:制御部、201:操作受付部、202:送受信部、203:通知制御部、204:時刻設定部、205:睡眠情報取得部、206:経路決定部、207:位置情報取得部、210:通信部、220:記憶部、221:特典データベース、230:制御部、231:送受信モジュール、232:日射量情報取得モジュール、233:ゲーム進行モジュール。

Claims (13)

  1. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記プロセッサに、
    ユーザの睡眠情報を取得するステップと、
    現実世界における日射に関する情報を取得するステップと、
    前記睡眠情報と、前記日射に関する情報とに基づいて、前記ユーザに推奨する移動経路を決定するステップと、
    前記移動経路を前記ユーザに提示するステップと、を実行させる、プログラム。
  2. 前記日射に関する情報を取得するステップでは、
    前記日射に関する情報として、前記ユーザが居住する地域の天候に関する情報を取得する、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記日射に関する情報を取得するステップでは、
    前記日射に関する情報として、前記ユーザが居住する地域の季節に関する情報を取得する、請求項1に記載のプログラム。
  4. 前記日射に関する情報を取得するステップでは、
    前記日射に関する情報として、前記ユーザが居住する地域の緯度に関する情報を取得する、請求項1に記載のプログラム。
  5. 前記移動経路を前記ユーザに提示するステップでは、
    前記ユーザが起床したタイミングにおいて、前記睡眠情報に基づいて移動経路の提示を行うか否かを決定する、請求項1に記載のプログラム。
  6. 前記移動経路を前記ユーザに提示するステップでは、
    前記ユーザの睡眠情報の履歴が所定の条件を満たした場合に、前記移動経路の提示を行う、請求項1に記載のプログラム。
  7. 前記移動経路を前記ユーザに提示するステップでは、
    前記ユーザが居住する地域の天候に関する情報が所定の条件を満たした場合に、前記移動経路の提示を行う、請求項1に記載のプログラム。
  8. 前記プロセッサに、さらに、
    提示された経路の移動を前記ユーザが行った場合に、当該ユーザに所定の特典を付与するステップを実行させ、
    前記所定の特典を付与するステップでは、
    前記ユーザが提示された経路の移動を行い、かつ、当該移動を行った日から翌日にかけての当該ユーザの睡眠情報が所定の条件を満たした場合に、所定の特典を付与する、請求項1に記載のプログラム。
  9. 前記所定の特典を付与するステップでは、
    前記ユーザが提示された経路の移動を行わず、かつ、当該移動を行わなかった日から翌日にかけての当該ユーザの睡眠情報が所定の条件を満たした場合に、所定の特典を付与する、請求項1に記載のプログラム。
  10. 前記所定の特典を付与するステップでは、
    同じ時間帯に移動した他のユーザと共通する特典を、前記ユーザに付与する、請求項8に記載のプログラム。
  11. 制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、前記制御部が、請求項1から請求項10のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する、情報処理装置。
  12. プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータに実行される方法であって、前記プロセッサが、請求項1から請求項10のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する、方法。
  13. 請求項1から請求項10のいずれかに係る発明において実行される全てのステップを実行する手段を備える、システム。
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