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JP2025036178A - コンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置 - Google Patents

コンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置 Download PDF

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JP2025036178A
JP2025036178A JP2024133285A JP2024133285A JP2025036178A JP 2025036178 A JP2025036178 A JP 2025036178A JP 2024133285 A JP2024133285 A JP 2024133285A JP 2024133285 A JP2024133285 A JP 2024133285A JP 2025036178 A JP2025036178 A JP 2025036178A
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優李 廣野
Yuri HIRONO
康之 白坂
Yasuyuki Shirasaka
将司 冨田
Shoji Tomita
文涛 王
Wentao Wang
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】緊急性の高い情報の視認性と情報の一覧性とを向上させた見守りを行うコンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置を提供する。【解決手段】対象者ごとにセンサを用いてデータを取得し、取得したデータに基づいて対象者の状態を示す状態画像を対象者ごとに表示し、任意の対象者が選択された場合に、選択された対象者の複数種類の状態の夫々の履歴を表示するか否かを設定する指示を受け付け、受け付けた指示に従った設定を行い、対象者の複数種類の状態の内で表示すると設定された状態の履歴を含み、表示しないと設定された状態の履歴を含まない状態履歴を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、見守りを行うコンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置に関する。
従来、対象者の見守りを行う見守りシステムが利用されている。見守りシステムは、センサを用いて対象者の状態に関係するバイタルサイン等のデータを取得し、取得したデータに基づいた対象者の状態を端末装置に表示する。例えば、介護施設において、夫々のベッドにセンサが取り付けられており、端末装置に表示された対象者の状態を確認した介護者により介護が行われる。表示される対象者の状態には、ベッドに在床しているか否か、睡眠状態か否か、心拍数の増減、又は呼吸数の増減等がある。特許文献1には、このような見守りシステムの例が開示されている。
特開2021-178198号公報
見守りシステムでは、多様な情報が端末装置に表示されるので、心拍数の増減又は呼吸数の増減等の緊急性の高い情報の視認性が悪いことがある。また、表示される情報の一覧性が損なわれることがある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、緊急性の高い情報の視認性と情報の一覧性とを向上させた見守りを行うコンピュータプログラム、情報処理方法及び情報処理装置を提供することにある。
本発明の一形態に係るコンピュータプログラムは、対象者ごとにセンサを用いてデータを取得し、取得したデータに基づいて対象者の状態を示す状態画像を対象者ごとに表示し、任意の対象者が選択された場合に、選択された対象者の複数種類の状態の夫々の履歴を表示するか否かを設定する指示を受け付け、受け付けた指示に従った設定を行い、対象者の複数種類の状態の内で表示すると設定された状態の履歴を含み、表示しないと設定された状態の履歴を含まない状態履歴を表示する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の一形態に係る情報処理方法は、対象者ごとにセンサを用いてデータを取得し、取得したデータに基づいて対象者の状態を示す状態画像を対象者ごとに表示し、任意の対象者が選択された場合に、選択された対象者の複数種類の状態の夫々の履歴を表示するか否かを設定する指示を受け付け、受け付けた指示に従った設定を行い、対象者の複数種類の状態の内で表示すると設定された状態の履歴を含み、表示しないと設定された状態の履歴を含まない状態履歴を表示することを特徴とする。
本発明の一形態に係る情報処理装置は、演算部を備え、前記演算部は、対象者ごとにセンサを用いてデータを取得し、取得したデータに基づいて対象者の状態を示す状態画像を対象者ごとに表示部に表示し、任意の対象者が選択された場合に、選択された対象者の複数種類の状態の夫々の履歴を表示するか否かを設定する指示を受け付け、受け付けた指示に従った設定を行い、対象者の複数種類の状態の内で表示すると設定された状態の履歴を含み、表示しないと設定された状態の履歴を含まない状態履歴を表示することを特徴とする。
本発明の一形態においては、対象者ごとに、センサを用いて取得したデータに基づいて対象者の状態を示す状態画像が表示される。また、対象者の複数種類の状態の夫々の履歴を表示するか否かが設定され、表示すると設定された状態の履歴を含み、表示しないと設定された状態の履歴を含まない状態履歴が表示される。一部の種類の状態の履歴が表示され、他の種類の状態の履歴が表示されないので、表示される情報の多様性が低下し、情報の一覧性が向上する。特定の種類の状態の履歴が表示され、他の種類の状態の履歴が表示されない場合は、状態履歴中での特定の種類の状態の視認性が向上する。
本発明にあっては、使用者にとって必要な情報の一覧性が向上し、状態履歴中で使用者にとって重要度の高い情報の視認性が向上する等、優れた効果を奏する。
見守りシステムの構成例を示す模式図である。 情報処理装置の内部の構成例を示すブロック図である。 端末装置の内部の構成例を示すブロック図である。 情報処理装置が対象者の状態を示す情報を端末装置に表示した例を示す模式図である。 情報処理装置が行う心拍数及び呼吸数の基準を設定する処理の手順の例を示すフローチャートである。 心拍数及び呼吸数の基準を設定するための設定画面の例を示す模式図である。 状態画像を表示する処理の手順の例を示すフローチャートである。 状態画像として対象者の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す画像を表示した第1の例を示す模式図である。 状態画像として対象者の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す画像を表示した第2の例を示す模式図である。 状態画像として対象者の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す画像を表示した第3の例を示す模式図である。 状態画像として対象者の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す画像を表示した第4の例を示す模式図である。 対象者の状態の詳細を表示する処理の手順の例を示すフローチャートである。 第1のグラフ、第2のグラフ及び状態履歴を表示した例を示す模式図である。 対象者の単位時間当たりの心拍数に異常がある状態の詳細を表示した第1の例を示す模式図である。 対象者の単位時間当たりの心拍数に異常がある状態の詳細を表示した第2の例を示す模式図である。 撮影画像の表示例を示す模式図である。 調整した状態履歴の第1の例を示す模式図である。 調整した状態履歴の第2の例を示す模式図である。 強調表示を中止した第1のグラフ、第2のグラフ及び状態履歴の例を示す模式図である。
以下本発明をその実施形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は、見守りシステム100の構成例を示す模式図である。見守りシステム100は、対象者51の状態を見守るための処理を行うシステムである。見守りシステム100は、情報処理装置1と、複数のセンサ装置2と、複数のカメラ装置7と、複数の端末装置3とを含んでいる。複数のセンサ装置2は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク4を介して情報処理装置1に接続されている。センサ装置2は、通信ネットワーク4を介さずに情報処理装置1と通信を行ってもよい。複数のカメラ装置7は、夫々に、有線通信又は無線通信を用いて情報処理装置1と通信可能になっている。複数の端末装置3は、夫々に、有線通信又は無線通信を用いて情報処理装置1と通信可能になっている。端末装置3は、通信ネットワークを介して情報処理装置1と通信を行ってもよく、通信ネットワークを介さずに情報処理装置1と通信を行ってもよい。夫々の端末装置3は、使用者53に使用される。
センサ装置2は、対象者51に起因する各種の現象を測定する一又は複数のセンサを備えている。センサは、対象者51に起因する現象として、振動、音、温度、圧力変化、荷重変化、又は身体の移動等を測定する。センサは、例えば、圧電センサ、マイクロフォンセンサ、ドップラーセンサ等である。センサ装置2は、心拍数又は呼吸数等の対象者51のバイタルサインを直接に測定するセンサを備えていてもよい。センサ装置2は、センサの測定結果に応じた対象者51の状態に関係するデータを情報処理装置1へ送信する。情報処理装置1は、センサ装置2からのデータに基づいて、対象者51がベッド52に滞在しているか否か等、対象者51の状態を判定する。情報処理装置1は、対象者51の状態を示す情報を端末装置3を用いて出力する。使用者53は、端末装置3を用いて、対象者51の状態を確認する。
センサ装置2は、見守りの対象者51が使用するベッド52に取り付けられている。例えば、介護施設又は病院等の施設に複数のベッド52が配置され、夫々のベッド52にセンサ装置2が取り付けられている。センサ装置2と対象者51とは一対一で対応付けられている。なお、センサ装置2は、ベッド52以外に取り付けられていてもよい。例えば、センサ装置2は、布団又は衣服に取り付けられていてもよい。対象者51がベッド52を用いずに就寝する場合は、センサ装置2は、床に取り付けられていてもよい。
カメラ装置7は、見守りの対象者51を撮影するためのカメラである。カメラ装置7は、通信ネットワークを介して情報処理装置1と通信を行ってもよい。カメラ装置7は、対象者51が使用するベッド52又は居室を撮影してもよい。例えば、カメラ装置7は、ベッド52に設置されている。カメラ装置7は、ベッド52以外に設置されていてもよい。カメラ装置7は、撮影を行うための撮像センサと、撮影により作成した撮影画像を記憶するための記憶部と、通信を行うための通信部とを有している。カメラ装置7は、継続的に又は断続的に撮影を行い、撮影を行った時刻に関連付けて撮影画像を記憶する。カメラ装置7は、撮影画像を情報処理装置1へ送信してもよく、カメラ装置7が作成した撮影画像は、情報処理装置1で記憶されてもよい。
図2は、情報処理装置1の内部の構成例を示すブロック図である。情報処理装置1は、サーバ装置、PC(パーソナルコンピュータ)、スマートフォン又は汎用のタブレットPC等のコンピュータを用いて構成されている。情報処理装置1は、情報処理方法を実行する。情報処理装置1は、演算部11と、メモリ12と、記憶部13と、読取部14と、通信部15とを備えている。演算部11は、例えばCPU(Central Processing Unit )、GPU(Graphics Processing Unit)、又はマルチコアCPUを用いて構成されている。演算部11は、量子コンピュータを用いて構成されていてもよい。メモリ12は、演算に伴って発生する一時的なデータを記憶する。メモリ12は、例えばRAM(Random Access Memory)である。記憶部13は、不揮発性であり、例えばハードディスク又は不揮発性半導体メモリである。読取部14は、光ディスク又は可搬型メモリ等の記録媒体10から情報を読み取る。通信部15は、有線通信又は無線通信により、情報処理装置1の外部と通信を行う。具体的には、通信部15は、通信ネットワーク4を介してセンサ装置2からデータを受信し、端末装置3と通信を行う。
演算部11は、記録媒体10に記録されたコンピュータプログラム131を読取部14に読み取らせ、読み取ったコンピュータプログラム131を記憶部13に記憶させる。演算部11は、コンピュータプログラム131に従って、情報処理装置1の機能を実現するための処理を実行する。コンピュータプログラム131はプログラム製品であってもよい。コンピュータプログラム131は、予め記憶部13に記憶されているか、又は情報処理装置1の外部からダウンロードされてもよい。この場合は、情報処理装置1は読取部14を備えていなくてもよい。
コンピュータプログラム131は、単一のコンピュータ上で、又は一つのサイトにおいて配置されるか、若しくは複数のサイトにわたって分散され、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開することができる。即ち、情報処理装置1は、複数のコンピュータで構成されてもよく、コンピュータプログラム131は、通信ネットワークを介して接続された複数のコンピュータ上で実行されてもよい。
記憶部13は、対象者51の状態の判定及び表示のための種々の設定を記録した設定データを記憶している。設定データには、センサ装置2と対象者51との一対一の対応関係が記録されている。例えば、設定データには、夫々の対象者51を特定するための対象者情報と、センサの測定結果に応じた当該対象者51の状態に関係するデータを情報処理装置1へ送信するセンサ装置2を識別するための識別情報とが、互いに関連付けられて記録されている。対象者情報は、対象者51の氏名、対象者51が使用する部屋の位置、対象者51が使用するベッド52の位置等である。識別情報は、センサ装置2のシリアル番号等である。
図3は、端末装置3の内部の構成例を示すブロック図である。端末装置3は、PC、スマートフォン、又はタブレットPC等のコンピュータである。端末装置3は、演算部31と、メモリ32と、記憶部33と、操作部34と、表示部35と、通信部36とを備えている。演算部31は、例えばCPU、GPU、又はマルチコアCPUを用いて構成されている。演算部31は、量子コンピュータを用いて構成されていてもよい。メモリ32は、演算に伴って発生する一時的なデータを記憶する。メモリ32は、例えばRAMである。記憶部33は、不揮発性であり、例えばハードディスク又は不揮発性半導体メモリである。
操作部34は、使用者53からの操作を受け付けることにより、使用者53からの指示を受け付け、また、情報の入力を受け付ける。操作部34は、例えばタッチパネル、キーボード又はポインティングデバイスである。表示部35は、画像を表示する。表示部35は、例えば液晶ディスプレイ又はELディスプレイ(Electroluminescent Display)である。操作部34及び表示部35は、一体になっていてもよい。通信部36は、有線又は無線通信により、端末装置3の外部と通信を行う。具体的には、通信部36は、情報処理装置1と通信を行う。端末装置3は、スピーカ等の音声出力部を備えていてもよい。
記憶部33は、コンピュータプログラム331を記憶する。例えば、コンピュータプログラム331は、通信部36を用いてダウンロードされ、記憶部33に記憶される。例えば、コンピュータプログラム331は、予め記憶部33に記憶されていてもよい。例えば、コンピュータプログラム331は、図示しないインタフェース部を介して端末装置3へ読み込まれ、記憶部33に記憶されてもよい。演算部31は、コンピュータプログラム331に従って処理を実行する。
図4は、情報処理装置1が対象者51の状態を示す情報を端末装置3に表示した例を示す模式図である。対象者51ごとに、対象者51の状態を示す状態画像61が表示されている。状態画像61に付属して、対象者51を特定するための氏名又はベッド52の位置等の対象者情報が含まれる対象者欄62が表示されている。
図4に示す例では、六人の対象者51の状態を示す六個の状態画像61が表示された例を示す。一つの状態画像61は、対象者51の状態がベッド52から起き上がっている「起上」の状態であることを示す。一つの状態画像61は、対象者51の状態がベッド52から起き始めた「起始」の状態であることを示す。一つの状態画像61は、対象者51の状態がベッド52に滞在している「在床」の状態であることを示す。一つの状態画像61は、対象者51の状態がベッド52には不在である「不在」の状態であることを示す。一つの状態画像61は、対象者51の状態が睡眠中に体を微妙に動かす「体動」の状態であることを示す。
図4に示すように、情報処理装置1は、「起始」、「起上」、「不在」、「在床」、「体動」、又は対象者51がベッド52へ入った状態である「入床」等、対象者51の行動に関する状態を示す状態画像61を端末装置3に表示させる。また、情報処理装置1は、対象者51が眠っている「睡眠」、浅い睡眠状態である「浅眠」、又は対象者51が睡眠状態から目を覚ます「覚醒」等、対象者51の睡眠に関する状態を示す状態画像61を端末装置3に表示させることができる。更に、情報処理装置1は、対象者51の単位時間当たりの心拍数に応じた状態を示す状態画像と、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態を示す状態画像とを端末装置3に表示させることができる。
情報処理装置1は、対象者51の心拍数及び呼吸数に応じた状態を、設定された基準に基づいて判定する。設定される基準は、対象者51の単位時間当たりの心拍数の閾値及び対象者51の単位時間当たりの呼吸数の閾値で定められる。情報処理装置1は、対象者51ごとに心拍数及び呼吸数の基準を設定する処理を行う。図5は、情報処理装置1が行う心拍数及び呼吸数の基準を設定する処理の手順の例を示すフローチャートである。以下、ステップをSと略す。演算部11がコンピュータプログラム131に従って情報処理を実行することにより、情報処理装置1は以下の処理を実行する。
情報処理装置1は、心拍数及び呼吸数の基準を設定するための設定画面を端末装置3に表示させる(S11)。S11では、演算部11は、設定画面のためのデータを通信部15に端末装置3へ送信させ、端末装置3はデータを通信部36で受信し、演算部31はデータに基づいて設定画面を表示部35に表示する。例えば、使用者53が操作部34を操作することにより、複数の対象者51の中から一の対象者51が特定され、設定の処理を行うことの指示が入力され、情報処理装置1は、特定の対象者51について設定の処理を開始する。
図6は、心拍数及び呼吸数の基準を設定するための設定画面の例を示す模式図である。設定画面には、心拍検知又は呼吸検知を行うか否かを指示するためのスイッチが含まれる。心拍検知は、心拍数の異常を判定し、単位時間当たりの心拍数に異常がある状態を示す状態画像を表示することに対応する。呼吸検知は、呼吸数の異常を判定し、単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す状態画像を表示することに対応する。
また、心拍数及び呼吸数の閾値として、単位時間当たりの心拍数の上限及び下限、並びに単位時間当たりの呼吸数の上限及び下限を入力するための入力欄が含まれる。心拍数の上限は、単位時間当たりの心拍数が増加していると判定される閾値であり、心拍数の下限は、単位時間当たりの心拍数が減少していると判定される閾値である。呼吸数の上限は、単位時間当たりの呼吸数が増加していると判定される閾値であり、単位時間当たりの呼吸数の下限は、呼吸数が減少していると判定される閾値である。図6に示す例では、心拍の検知を行わず、呼吸の検知を行うことが指示され、単位時間当たりの呼吸数の上限及び下限が指定されている。
情報処理装置1は、心拍数及び呼吸数の基準を設定する指示を受け付ける(S12)。S12では、設定画面を視認した使用者53が操作部34を操作することにより、心拍検知又は呼吸検知を行うか否かの指示が端末装置3へ入力される。また、使用者53が操作部34を操作することにより、単位時間当たりの心拍数の上限及び下限、又は単位時間当たりの呼吸数の上限及び下限が端末装置3へ入力される。演算部31は、入力された内容を通信部36に情報処理装置1へ送信させ、情報処理装置1は、通信部15で受信する。このとき、演算部11は、心拍検知又は呼吸検知を行うか否かの指示を受け付ける。また、演算部11は、単位時間当たりの心拍数の上限及び下限、又は単位時間当たりの呼吸数の上限及び下限を通信部15で受信する。
情報処理装置1は、受け付けた指示に従った設定を行う(S13)。S13では、演算部11は、特定の対象者51に関連付けて、心拍検知又は呼吸検知を行うか否かを設定データに記録することにより、設定を行う。また、演算部11は、単位時間当たりの心拍数の上限及び下限、又は単位時間当たりの呼吸数の上限及び下限を設定データに記録することにより、設定を行う。心拍数又は呼吸数の値が下限から上限までの範囲に含まれる場合は、心拍数又は呼吸数は基準を満たしている。心拍数又は呼吸数の値が下限未満又は上限を超過する場合は、心拍数又は呼吸数は基準を外れている。このようにして、心拍数及び呼吸数の基準が設定される。S13が終了した後は、情報処理装置1は、基準を設定する処理を終了する。
情報処理装置1は、S11~S13の処理を、夫々の対象者51について実行する。S11~S13の処理により、対象者51ごとに、心拍数及び呼吸数の基準が設定される。心拍数及び呼吸数の適切な範囲は、人によって異なることがある。対象者51ごとに基準が設定されることによって、心拍数及び呼吸数の基準を対象者51によって異なる適切な基準に設定することができる。また、同じ対象者51であっても、体調によっては心拍数及び呼吸数の適切な基準が異なることがある。心拍数及び呼吸数の基準を変更して設定し直すことにより、対象者51の体調に応じて適切な基準を設定することができる。なお、単位時間当たりの心拍数の閾値、又は単位時間当たりの呼吸数の閾値は、上限のみ又は下限のみであってもよい。
また、S11~S13の処理により、対象者51ごとに、心拍検知又は呼吸検知を行うか否かが設定される。即ち、情報処理装置1は、状態画像として、単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に異常がある状態を示す画像を表示するか否かを設定する。情報処理装置1は、同様にして、対象者51の行動に関する状態を示す状態画像を表示するか否かを設定する処理を行うことができる。また、情報処理装置1は、同様にして、対象者51の睡眠に関する状態を示す状態画像を表示するか否かを設定する処理を行うことができる。設定された内容は、設定データに記録されている。対象者51の行動に関する状態を示す状態画像を表示するか否かと、対象者51の睡眠に関する状態を示す状態画像を表示するか否かとは、予め設定されていてもよい。
情報処理装置1は、複数の対象者51の状態を示した複数の状態画像を表示する処理を行う。図7は、状態画像を表示する処理の手順の例を示すフローチャートである。情報処理装置1は、センサ装置2からのデータを取得する(S21)。センサ装置2は、センサの測定結果に応じた対象者51の状態に関係するデータを情報処理装置1へ随時送信する。センサ装置2は、センサが測定した値をそのままデータとして送信してもよい。
センサ装置2は、センサが測定した値を処理したデータを送信してもよい。例えば、センサ装置2に含まれる圧電センサは、振動又は音等の対象者51に起因する現象を測定し、測定により得られた値を表す測定信号を生成する。センサ装置2は、測定信号に対して、ノイズ除去、増幅又は周波数分離等の信号処理を行うことにより、対象者51の状態の特徴を表す特徴信号を生成する。例えば、特徴信号には、対象者51の心拍を示す心拍信号、対象者51の呼吸振動を示す呼吸信号、対象者51の体動を示す体動信号、又は対象者51の鼾を示す鼾信号が含まれる。センサ装置2は、特徴信号を含んだデータを情報処理装置1へ送信する。センサ装置2が送信するデータには測定信号が含まれていてもよい。
情報処理装置1は、センサ装置2から送信されたデータを通信部15で受信することにより、センサ装置2からのデータを取得する。情報処理装置1は、複数のセンサ装置2からのデータを随時受信する。演算部11は、受信したデータを時刻に関連付けて記憶部13に記憶する。時刻には年月日が含まれていてもよい。
情報処理装置1は、取得したデータに基づいて、対象者51の状態を判定する(S22)。S22では、演算部11は、取得したデータに基づいて、「起始」又は「起上」等の対象者51の行動に関する状態を判定する。また、演算部11は、「睡眠」又は「覚醒」等の対象者51の睡眠に関する状態を判定する。
例えば、演算部11は、特徴信号を入力した場合に対象者51の行動及び睡眠に関する状態を示す情報を出力する学習済モデルを用いて、対象者51の状態を判定する。学習済モデルは、コンピュータプログラム131に従って演算部11が処理を実行することにより実現される。記憶部13は、学習済モデルを実現するために必要なデータを記憶している。例えば、学習済モデルは、ニューラルネットワークを用いて実現される。
学習済モデルは、対象者51の状態の特徴を表す特徴信号と対象者51の行動及び睡眠に関する状態を示す情報とを含む訓練データを用いた学習により、生成される。学習済モデルは、特徴信号を入力した場合に対象者51の行動及び睡眠に関する状態を示す情報を出力するように、予め学習されている。学習済モデルの学習は情報処理装置1で行われてもよい。対象者51の行動に関する状態を判定するための学習済モデルと、対象者51の睡眠に関する状態を判定するための学習済モデルとは、異なっていてもよい。
S22では、演算部11は、センサ装置2からの取得したデータに含まれる体動信号又は鼾信号を学習済モデルへ入力する。学習済モデルは、体動信号又は鼾信号の入力に応じて、演算を行い、対象者51の行動及び睡眠に関する状態を示す情報を出力する。演算部11は、学習済モデルが出力した、対象者51の行動及び睡眠に関する状態を示す情報を取得する。演算部11は、取得した情報が示すように、対象者51の行動及び睡眠に関する状態を判定する。
演算部11は、学習済モデルを用いずに、対象者51の行動及び睡眠に関する状態を判定してもよい。例えば、演算部11は、予め定められている所定のルールに従って、対象者51の行動及び睡眠に関する状態を判定する。演算部11は、取得したデータに含まれる測定信号が大きく変化し、所定の閾値を上回った場合に、対象者51の状態が入床状態であると判定してもよい。演算部11は、取得したデータから心拍信号及び呼吸信号の少なくとも一方が得られた場合に、対象者51の状態が入床状態であると判定してもよい。演算部11は、体動信号が顕著に得られた場合に、対象者51の状態が体動状態であると判定してもよい。
演算部11は、取得したデータに含まれる体動信号に対象者51が起き上がる初動を示す信号が得られた場合に、対象者51の状態が起始状態であると判定してもよい。演算部11は、初動を示す信号が得られた後に、体動信号が所定の閾値を下回り安定した値を示す場合に、対象者51の状態が起上状態であると判定してもよい。演算部11は、初動を示す信号が得られた後に、体動信号が所定の閾値を大きく下回った状態が維持された場合に、対象者の状態が不在状態であると判定してもよい。
演算部11は、測定信号が所定の閾値を上回った後に、測定信号が閾値を下回った場合に、対象者51の状態が在床状態であると判定してもよい。演算部11は、取得したデータに含まれる心拍信号及び呼吸信号が所定の閾値を下回った場合に、対象者51の状態が在床状態であると判定してもよい。演算部11は、入床状態、体動状態、起始状態、起上状態及び離床状態とは異なる状態を、全て在床状態と判定してもよい。演算部11は、対象者51の状態が在床状態であると判定した場合に、心拍信号、呼吸信号及び体動信号等を含む特徴信号のパターンに応じて、睡眠状態又は覚醒状態であると判定してもよい。
なお、見守りシステム100は、センサ装置2がセンサの測定結果に基づいて対象者51の行動及び睡眠に関する状態を判定し、判定した対象者51の状態を示す情報をセンサ装置2から情報処理装置1へ送信する形態であってもよい。この形態では、S22で、センサ装置2は、センサでの測定結果に基づいて、以上説明したような判定の処理を行うことによって、対象者51の行動及び睡眠に関する状態を判定し、判定した対象者51の状態を示す情報を情報処理装置1へ送信する。情報処理装置1は、センサ装置2から送信された対象者51の状態を示す情報を通信部15で受信することにより、対象者51の行動及び睡眠に関する状態を判定する。
更に、S22では、演算部11は、対象者51の単位時間当たりの心拍数に応じた状態、及び対象者51の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態を判定する。演算部11は、取得したデータに基づいて、対象者51の単位時間当たりの心拍数を特定する。例えば、演算部11は、取得したデータに含まれる心拍信号に基づいて、対象者51の単位時間当たりの心拍数を特定する。演算部11は、特定した心拍数が設定された基準を満たす場合は、対象者51の状態は心拍数に異常が無い状態であると判定する。より具体的には、演算部11は、特定した心拍数が設定データに記録されている下限から上限までの範囲に含まれる場合に、心拍数に異常が無いと判定する。また、演算部11は、特定した心拍数が設定された基準を外れる場合は、対象者51の状態は心拍数に異常がある状態であると判定する。より具体的には、演算部11は、特定した心拍数が設定データに記録されている下限未満の値又は上限を超過する値である場合に、心拍数に異常があると判定する。
演算部11は、取得したデータに基づいて、対象者51の単位時間当たりの呼吸数を特定する。例えば、演算部11は、取得したデータに含まれる呼吸信号に基づいて、対象者51の単位時間当たりの呼吸数を特定する。演算部11は、特定した呼吸数が設定された基準を満たす場合は、対象者51の状態は呼吸数に異常が無い状態であると判定する。より具体的には、演算部11は、特定した呼吸数が設定データに記録されている下限から上限までの範囲に含まれる場合に、呼吸数に異常が無いと判定する。また、演算部11は、特定した呼吸数が設定された基準を外れる場合は、対象者51の状態は呼吸数に異常がある状態であると判定する。より具体的には、演算部11は、特定した呼吸数が設定データに記録されている下限未満の値又は上限を超過する値である場合に、呼吸数に異常があると判定する。
S22では、演算部11は、複数の対象者51の夫々の状態を判定する。また、演算部11は、判定した対象者51の状態の履歴を記録する。記憶部13は、対象者51の状態の履歴を記録した履歴データを記憶している。履歴データには、対象者51ごとに、対象者51の判定された状態と時刻とが関連付けて記録されている。対象者51の状態と関連付けられた時刻は、対象者51の状態が判定された時刻、又は対象者51の状態が判定される根拠となったデータがセンサ装置2若しくは情報処理装置1で取得された時刻である。時刻には年月日が含まれていてもよい。演算部11は、各対象者51について、判定した対象者51の状態と時刻とを関連付けて履歴データに記録することにより、対象者51の状態の履歴を記録する。
情報処理装置1は、判定した対象者51の状態を示す状態画像を端末装置3に表示させる(S23)。記憶部13は、対象者51の夫々の状態を示す状態画像を記憶している。S23では、演算部11は、判定した対象者51の状態を示す状態画像を通信部15に端末装置3へ送信させる。端末装置3は、状態画像を通信部36で受信し、演算部31は、受信した状態画像を表示部35に表示する。情報処理装置1は、複数の対象者51について状態画像を送信し、端末装置3は複数の状態画像を表示する。情報処理装置1は、複数の状態画像を含んだ画像を生成して端末装置3へ送信し、端末装置3は受信した画像を表示してもよい。情報処理装置1は、各状態を示す情報を端末装置3へ送信し、端末装置3は、対象者51の夫々の状態を示す状態画像を予め記憶部33に記憶しておき、受信した情報に応じた状態画像を表示部35に表示してもよい。
情報処理装置1は、状態画像の内、対象者51の行動に関する状態を示す画像と、対象者51の睡眠に関する状態を示す画像とを、対象者51ごとに異なる位置に端末装置3の表示部35に表示させる。図4には、状態画像61として、対象者51の行動に関する状態を示す画像、又は対象者51の睡眠に関する状態を示す画像を表示した例を示している。情報処理装置1は、対象者51の行動に関する状態を示す画像、又は対象者51の睡眠に関する状態を示す画像である状態画像61を、表示部35の対象者51ごとに設けられている第1の表示領域に表示させる。図4中で夫々の状態画像61が配置された位置が第1の表示領域に対応する。
情報処理装置1は、対象者51の単位時間当たりの心拍数に異常がある状態又は対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す画像を、対象者51の行動に関する状態を示す画像と対象者51の睡眠に関する状態を示す画像とは異なる形態で表示する。図8は、状態画像として対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す画像を表示した第1の例を示す模式図である。状態画像61として、対象者51の行動に関する状態を示す画像又は対象者51の睡眠に関する状態を示す画像が、第1の表示領域に表示されている。更に、情報処理装置1は、第1の表示領域に表示された状態画像61に重ねて、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す状態画像63を、端末装置3の表示部35に表示させる。このとき、情報処理装置1は、状態画像63の面積を状態画像61の面積よりも小さい面積にする。
対象者51の行動に関する状態又は睡眠に関する状態を示す状態画像61に重ねて、当該対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す状態画像63が表示される。使用者53は、状態画像63を視認することにより、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常があることを確認することができる。状態画像61に状態画像63が重なっていることにより、呼吸数に異常がある対象者51が明らかとなる。状態画像63の面積が状態画像61の面積よりも小さいことによって、使用者53は、状態画像61及び状態画像63の両方を視認することができる。このため、使用者53は、対象者51の行動に関する状態又は睡眠に関する状態と、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態との両方を確認することができる。
図9は、状態画像として対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す画像を表示した第2の例を示す模式図である。情報処理装置1は、状態画像61に重ねて、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す状態画像63を、端末装置3の表示部35に表示させる。このとき、状態画像63を、透過性のある画像にして端末装置3の表示部35に表示させる。状態画像63の面積は、状態画像61の面積と同等であってもよく、状態画像61の面積よりも大きくてもよい。
第2の例においても、使用者53は、状態画像63を視認することにより、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常があることを確認することができる。状態画像61に状態画像63が重なっていることにより、呼吸数に異常がある対象者51が明らかとなる。状態画像63に透過性があることによって、使用者53は、状態画像61及び状態画像63の両方を視認することができる。このため、使用者53は、対象者51の行動に関する状態又は睡眠に関する状態と、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態との両方を確認することができる。
図10は、状態画像として対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す画像を表示した第3の例を示す模式図である。情報処理装置1は、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す状態画像63を含む画像64を、対象者51に依存しない位置に、端末装置3の表示部35にポップアップ表示させる。また、情報処理装置1は、ポップアップ表示される画像64に、対象者51を特定するための対象者情報が含まれる対象者欄641と、対象者51の呼吸に異常があることを通知する警告文642とを含ませる。
第3の例においても、使用者53は、状態画像63を視認することにより、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常があることを確認することができる。状態画像63が対象者51に依存しない位置にポップアップ表示されることにより、使用者53が状態画像63を認識し易くなる。
図11は、状態画像として対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す画像を表示した第4の例を示す模式図である。情報処理装置1は、状態画像61が表示されている第1の表示領域とは異なり対象者51ごとに設けられている第2の表示領域に、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す状態画像63を、端末装置3の表示部35に表示させる。図11中で状態画像63が配置された位置が第2の表示領域に対応する。また、情報処理装置1は、対象者51の単位時間当たりの呼吸数が正常である状態を示す画像を、端末装置3に、第2の表示領域に表示させてもよい。更に、情報処理装置1は、対象者51の単位時間当たりの呼吸数を示す画像を、端末装置3に、第2の表示領域に表示させてもよい。
第4の例においても、使用者53は、状態画像63を視認することにより、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常があることを確認することができる。状態画像61とは異なる位置に状態画像63が表示されることによって、使用者53は、状態画像61及び状態画像63の両方を視認することができる。また、対象者51ごとに設けられている第2の表示領域に状態画像63が表示されるので、呼吸数に異常がある対象者51が明らかとなる。
情報処理装置1は、図8~図11に示した例と同様に、対象者51の単位時間当たりの心拍数に異常がある状態を示す状態画像も、端末装置3の表示部35に表示させる。情報処理装置1は、対象者51の単位時間当たりの心拍数が正常である状態を示す画像を端末装置3の表示部35に表示させてもよく、対象者51の単位時間当たりの呼吸数を示す画像を端末装置3の表示部35に表示させてもよい。使用者53は、表示された状態画像を視認することにより、対象者51の単位時間当たりの心拍数に異常があることを確認することができる。対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に異常がある状態は、対象者51の行動又は睡眠に関する状態よりも、使用者53へ通知すべき緊急性が高い。心拍数又は呼吸数に異常がある状態を示す画像を、対象者51の行動又は睡眠に関する状態とは異なる形態で表示することによって、通知の緊急性の高い情報を使用者53に印象付けることができる。このため、緊急性の高い情報の視認性が向上され、緊急性の高い情報に対して迅速に対応する等、適切な見守りを行うことが可能となる。
単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に異常があると判定するための基準が夫々の対象者51について適切な基準に設定されているので、心拍数又は呼吸数に異常があることが対象者51にとって正確に判定される。また、対象者51の体調によって基準が異なる場合であっても、体調に応じて適切な基準を設定しておくことにより、心拍数又は呼吸数に異常があることが対象者51の体調に応じて正確に判定される。このため、端末装置3における、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に異常があるとの表示の正確性が向上する。従って、対象者51の状態を正確に確認する見守りが可能となる。
S23では、情報処理装置1は、状態画像として心拍数又は呼吸数に異常がある状態を示す画像を表示するのと同期して、端末装置3に警報を出力させてもよい。例えば、端末装置3は、表示部35に表示する画像の一部又は全部の色を特定の色にするか、画像の一部又は全部を点滅させることによって、警報を出力してもよい。例えば、端末装置3は、音声出力部を備えており、音声を出力することによって警報を出力してもよい。これにより、状態画像の表示に同期して、対象者51が異常であることを示す警報が使用者53に通知される。
なお、心拍検知を行わないように設定されている場合は、情報処理装置1は、S23で、対象者51の単位時間当たりの心拍数に異常がある状態を示す状態画像を端末装置3に表示させる処理を行わない。同様に、呼吸検知を行わないように設定されている場合は、情報処理装置1は、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある状態を示す状態画像を端末装置3に表示させる処理を行わない。また、情報処理装置1は、複数の端末装置3に対してS23の処理を実行してもよく、特定の端末装置3に対してS23の処理を実行してもよい。
情報処理装置1は、対象者51の状態を示す状態画像を表示したことに対して、使用者53からの確認の受け付けを待ち受ける(S24)。使用者53は、表示部35に表示された状態画像を視認し、操作部34を操作することにより、対象者51の状態を確認したことを入力する。S24では、演算部31は、使用者53が操作部34を操作することによる入力を受け付け、対象者51の状態の確認を受け付けたことを示す情報を通信部36に情報処理装置1へ送信させ、情報処理装置1は、通信部15で情報を受信する。使用者53からの確認の受け付けが無い場合は(S24:NO)、情報処理装置1は、S24を繰り返す。なお、情報処理装置1は、使用者53からの確認の受け付けが無い状態で所定時間が経過した場合に、処理を終了してもよい。また、情報処理装置1は、S24では、使用者53からの確認の受け付けが無い状態で、表示していた状態画像とは異なる状態画像を表示した場合に、異なる状態画像を表示したことに対して使用者53からの確認の受け付けを待ち受けてもよい。
使用者53からの確認を受け付けた場合は(S24:YES)、情報処理装置1は、確認済を記録する(S25)。S25では、演算部11は、対象者51の状態に関連付けて、確認済であることを履歴データに記録する。S25が終了した後は、情報処理装置1は、状態画像を表示する処理を終了する。情報処理装置1は、S21~S25の処理を随時実行する。
情報処理装置1は、対象者51の状態の詳細を表示する処理を行う。図12は、対象者51の状態の詳細を表示する処理の手順の例を示すフローチャートである。情報処理装置1は、任意の対象者51を選択する(S301)。S301では、使用者53が操作部34を操作することにより、端末装置3が任意の対象者51の選択を受け付け、受け付けた選択の内容を情報処理装置1へ送信する。例えば、使用者53が操作部34を操作することにより、図4、図8~図11に示すような何れかの状態画像61又は対象者欄62を指定することにより、端末装置3で任意の対象者51の選択を受け付ける。情報処理装置1は、選択の内容を通信部15で受信する。演算部11は、受信した選択の内容に従って、対象者51を選択する。
情報処理装置1は、選択された対象者51に関する第1のグラフ、第2のグラフ及び状態履歴を端末装置3に表示させる(S302)。図13は、第1のグラフ65、第2のグラフ66及び状態履歴67を表示した例を示す模式図である。第1のグラフ65は、選択された対象者51について各時刻において取得したデータに基づいた単位時間当たりの心拍数及び呼吸数を示す散布図である。図中の「心拍」は心拍数を指し、「呼吸」は呼吸数を指す。第1のグラフ65の横軸は時刻を示し、縦軸は単位時間当たりの心拍数又は呼吸数を示す。心拍数及び呼吸数は、情報処理装置1がセンサ装置2から取得し記憶部13に記憶しているデータに基づいた数値である。
第1のグラフ65中には、各時刻において設定されている心拍数及び呼吸数の基準が表示されている。第1のグラフ65中には、心拍数の上限を示す線654、心拍数の下限を示す線655、呼吸数の上限を示す線656、呼吸数の上限を示す線657が表示されることによって、設定されている心拍数及び呼吸数の基準が示されている。図13に示す例では、心拍数の上限を示す線654に対応する値が、時刻5:00前後で異なっている。このことは、設定により時刻5:00以降は心拍数の上限が変更されていることを示している。
第2のグラフ66は、選択された対象者51について各時刻において取得したデータに基づいた各時刻での対象者51の状態を示す帯グラフである。第2のグラフ66の横軸は第1のグラフ65と同じ時刻を示す。図13に示す例では、第2のグラフ66は、各時刻において対象者51の状態が在床、不在又は体動の何れの状態であったのかを示している。第2のグラフ66は、各時刻での対象者51のその他の状態を示してもよい。
状態履歴67は、選択された対象者51の複数種類の状態の夫々の履歴である。状態履歴67には、時刻に関連付けて、各時刻での対象者51の状態が含まれる。対象者51の状態が関連付けられた時刻は、履歴データにおいて対象者51の状態と関連付けられている時刻である。また、状態履歴67では、各時刻での対象者51の状態に、対象者51の状態が未確認であるか又は確認済であるかが関連付けられている。また、状態履歴67に含まれている対象者51の状態に関連付けて、対象者51の状態に関連付けられた時刻における対象者51に関する撮影画像へのリンクであるカメラアイコンが表示されている。撮影画像へのリンクは、カメラアイコン以外の形態で表示されてもよい。更に、対象者51の特定の状態について、当該状態を示す状態画像を表示しないように非通知の設定となっている場合に、状態履歴67では、対象者51の特定の状態に、非通知になっていることが関連付けられている。
S302では、演算部11は、選択された対象者51についてセンサ装置2から得られたデータ及び設定データに基づいて、第1のグラフ65を生成し、履歴データに基づいて第2のグラフ66を生成し、設定データ及び履歴データに基づいて状態履歴67を生成する。演算部11は、生成した第1のグラフ65、第2のグラフ66及び状態履歴67を通信部15に端末装置3へ送信させる。端末装置3は、第1のグラフ65、第2のグラフ66及び状態履歴67を通信部36で受信し、演算部31は、受信した第1のグラフ65、第2のグラフ66及び状態履歴67を表示部35に表示する。情報処理装置1は、第1のグラフ65、第2のグラフ66及び状態履歴67を含んだ画像を生成して端末装置3へ送信し、端末装置3は受信した画像を表示してもよい。情報処理装置1は、第1のグラフ65、第2のグラフ66及び状態履歴67を生成するために必要なデータを端末装置3へ送信し、端末装置3は、受信したデータに基づいた第1のグラフ65、第2のグラフ66及び状態履歴67を生成して表示部35に表示してもよい。
第1のグラフ65が表示されることによって、使用者53は、各時刻における対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数、並びに各時刻において設定されている心拍数及び呼吸数の基準を確認することができる。第2のグラフ66が表示されることによって、使用者53は、対象者51の状態の時間分布を確認することができる。状態履歴67が表示されることによって、選択された対象者51の状態と対象者51がその状態になった時刻とが関連付けて表示される。使用者53は、各時刻において対象者51の状態がどのような状態であったのかを確認することができる。
情報処理装置1は、対象者51の複数種類の状態をカテゴライズした状態カテゴリごとに、対象者51の状態の履歴を表示するか否かを設定している。一の状態カテゴリには一種類以上の状態が含まれる。本実施形態では、状態カテゴリの一つは、対象者51の行動に関する状態を含んだ第1の状態カテゴリである。状態カテゴリの一つは、対象者51の睡眠に関する状態を含んだ第2の状態カテゴリである。状態カテゴリの一つは、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態を含んだ第3の状態カテゴリである。設定内容は、設定データに記録されている。
状態履歴67には、各状態カテゴリに含まれる対象者51の状態の履歴を表示するか否かの設定を表示した設定欄671が含まれている。図13には、対象者51の行動に関する状態と、対象者51の睡眠に関する状態と、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態との履歴が表示されるように設定されている例を示している。このため、図13に示す状態履歴67には、対象者51の行動に関する状態の一つである「体動」「起始」、「起上」及び「不在」の状態の履歴が含まれている。対象者51の行動に関する状態として、「在床」又は「入床」の状態が状態履歴67に含まれていてもよい。図13に示す状態履歴67には、対象者51の睡眠に関する状態として「睡眠」の状態及び「覚醒」の状態の履歴が含まれている。対象者51の睡眠に関する状態として、「浅眠」の状態が状態履歴67に含まれていてもよい。なお、設定欄671において、対象者51の行動に関する状態を含んだ第1の状態カテゴリを「行動」、「離床」又は「在・不在」と表示してもよい。設定欄671において、対象者51の睡眠に関する状態を含んだ第2の状態カテゴリを「睡眠」と表示してもよい。設定欄671において、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態を含んだ第3の状態カテゴリを「心拍・呼吸」、「通知」、「アラート」又は「異常」と表示してもよい。
また、図13に示す状態履歴67には、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態として、対象者51の単位時間当たりの心拍数が増加している「心拍上昇」の状態が含まれている。対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態として、単位時間当たりの心拍数が減少している状態、単位時間当たりの呼吸数が増加している状態、又は単位時間当たりの呼吸数が減少している状態が、状態履歴67に含まれていてもよい。
情報処理装置1は、心拍検知又は呼吸検知を行うと設定されているか否かを判定する(S303)。S303では、演算部11は、設定データに基づいて、心拍検知又は呼吸検知を行うと設定されているか否かを判定する。心拍検知及び呼吸検知のいずれをも行わないと設定されている場合は(S303:NO)、情報処理装置1は、後述するS310へ処理を進める。
心拍検知又は呼吸検知を行うと設定されている場合は(S303:YES)、情報処理装置1は、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴を状態履歴67に表示すると設定されているか否かを判定する(S304)。S304では、演算部11は、設定データに基づいて、判定を行う。心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴を状態履歴67に表示しないと設定されている場合は(S304:NO)、情報処理装置1は、後述するS310へ処理を進める。
対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴を状態履歴67に表示すると設定されている場合は(S304:YES)、情報処理装置1は、第1のグラフ65及び第2のグラフ66中で基準から外れた心拍数又は呼吸数に対応する部分を強調表示する(S305)。S305では、演算部11は、第1のグラフ65中の、設定された基準から外れた単位時間当たりの心拍数又は呼吸数を示す部分を強調するように、第1のグラフ65を調整する。演算部11は、調整した第1のグラフ65を通信部15に端末装置3へ送信させる。端末装置3は、調整した第1のグラフ65を受信し、表示部35に表示する。このようにして、情報処理装置1は、第1のグラフ65中で、設定された基準から外れた単位時間当たりの心拍数又は呼吸数を示す部分を強調表示する。
また、S305では、演算部11は、単位時間当たりの心拍数又は呼吸数が設定された基準から外れている時刻を示す部分を強調するように、第2のグラフ66を調整する。演算部11は、調整した第2のグラフ66を通信部15に端末装置3へ送信させる。端末装置3は、調整した第2のグラフ66を受信し、表示部35に表示する。このようにして、情報処理装置1は、第2のグラフ66中で、単位時間当たりの心拍数又は呼吸数が設定された基準から外れている時刻を示す部分を強調表示する。
図13に示す例では、第1のグラフ65中で、基準から外れた単位時間当たりの心拍数を示す部分が、強調部分651となっている。また、第2のグラフ66中で、単位時間当たりの心拍数が基準から外れている時刻を示す部分が、強調部分661となっている。情報処理装置1は、強調部分651において、基準から外れた心拍数若しくは呼吸数を示す点の色彩、大きさ又は形状を他の部分と変更することにより、或いは、基準から外れた心拍数若しくは呼吸数を示す点を点滅させることにより、強調表示を行う。情報処理装置1は、強調部分661において、基準から外れた心拍数又は呼吸数に対応する部分の色彩、大きさ又は形状を他の部分と変更することにより、或いは、基準から外れた心拍数又は呼吸数に対応する部分を点滅させることにより、強調表示を行う。
強調表示が行われることによって、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数が基準を外れる異常が発生していることを示す視認性が向上し、異常が発生していることが視覚的に通知される。使用者53は、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数が基準を外れる異常が発生していたことを、容易に確認することができる。また、使用者53は、異常が発生していた時刻を容易に確認することができる。
情報処理装置1は、第1のグラフ65又は第2のグラフ中での強調部分の指定の受け付けを待ち受ける(S306)。使用者53は、操作部34を操作することにより、第1のグラフ65又は第2のグラフ中での強調部分を指定する。例えば、カーソルを強調部分651又は661に重ねることによって、強調部分651又は661の指定が行われる。S24では、演算部31は、使用者53が操作部34を操作することによる強調部分651又は661の指定を受け付け、強調部分651又は661の指定を受け付けたことを示す情報を通信部36に情報処理装置1へ送信させる。情報処理装置1は、通信部15で情報を受信する。強調部分の指定の受け付けが無い場合は(S306:NO)、情報処理装置1は、後述するS310へ処理を進める。
強調部分の指定を受け付けた場合は(S306:YES)、情報処理装置1は、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に異常がある状態の詳細を端末装置3に表示させる(S307)。このとき、情報処理装置1は、更に、設定されている心拍数又は呼吸数の基準の値と、撮影画像へのリンクとを端末装置3に表示させる。図14は、対象者51の単位時間当たりの心拍数に異常がある状態の詳細を表示した第1の例を示す模式図である。第1のグラフ65中の強調部分651にカーソル652が重なることによって、強調部分651が指定されており、異常の詳細の表示欄653が表示されている。表示欄653には、心拍数に異常がある状態の詳細として、カーソル652の位置に対応する時刻と、当該時刻における心拍数の数値とが表示されている。
表示欄653には、異常を通知する根拠となった設定値、即ち、予め設定されている心拍数又は呼吸数の基準の値が表示されている。図14には、心拍数が上限を超過した例が示されており、異常を通知するための設定値として、設定されている心拍数の上限の値が表示されている。心拍数又は呼吸数の基準の値が表示されることにより、使用者53は、異常になった心拍数又は呼吸数が基準からどの程度外れているのかを確認することができる。また、表示欄653には、カメラアイコンが表示されている。カメラアイコンは、指定された強調部分651に対応する時刻における対象者51に関する撮影画像へのリンクである。撮影画像へのリンクは、文字からなるリンク等、カメラアイコン以外の形態であってもよい。
図15は、対象者51の単位時間当たりの心拍数に異常がある状態の詳細を表示した第2の例を示す模式図である。第2のグラフ66中の強調部分661にカーソル662が重なることによって、強調部分661が指定されており、異常の詳細の表示欄663が表示されている。表示欄663には、心拍数に異常がある状態の詳細として、カーソル662の位置に対応する時刻と、当該時刻における心拍数の数値とが表示されている。また、表示欄663には、異常を通知する根拠となった設定値が表示されている。具体的には、設定されている心拍数の上限の値が表示されている。更に、表示欄663には、撮影画像へのリンクであるカメラアイコンが表示されている。対象者51の単位時間当たりの呼吸数に異常がある場合でも、図14又は図15と同様に、呼吸数に異常がある状態の詳細が表示される。
なお、心拍数又は呼吸数に異常がある状態の詳細と共に、異常を通知するための設定値と心拍数又は呼吸数の基準の値との一方のみが表示されてもよい。又は、心拍数又は呼吸数に異常がある状態の詳細のみが表示され、異常を通知するための設定値と心拍数又は呼吸数の基準の値とは表示されない形態であってもよい。
S307では、演算部11は、選択された対象者51についてセンサ装置2から得られたデータ及び設定データに基づいて、第1のグラフ65又は第2のグラフ66を修正する。このとき、演算部11は、心拍数又は呼吸数に異常がある状態の詳細、設定されている心拍数又は呼吸数の基準の値、及び撮影画像へのリンクを追加するように、第1のグラフ65又は第2のグラフ66を修正する。演算部11は、修正した第1のグラフ65又は第2のグラフ66を通信部15に端末装置3へ送信させる。端末装置3は、修正した第1のグラフ65又は第2のグラフ66を通信部36で受信し、演算部31は、修正した第1のグラフ65又は第2のグラフ66を表示部35に表示する。情報処理装置1は、時刻と心拍数又は呼吸数の数値とを含む情報を端末装置3へ送信し、端末装置3は受信した情報に基づいて第1のグラフ65又は第2のグラフ66を修正してもよい。S306~S307の処理によって、使用者53は、強調部分651又は661を指定し、対象者51の単位時間当たりの心拍数に異常がある状態の詳細を確認することができる。
情報処理装置1は、撮影画像へのリンクの指定の受け付けを待ち受ける(S308)。表示欄653又は663が表示されている状態で、使用者53は、操作部34を操作することにより、撮影画像へのリンクを指定する。例えば、表示欄653又は663に表示されたカメラアイコンにカーソルを重ねることによって、撮影画像へのリンクの指定が行われる。S308では、演算部31は、使用者53が操作部34を操作することによる撮影画像へのリンクの指定を受け付け、撮影画像へのリンクの指定を受け付けたことを示す情報を通信部36に情報処理装置1へ送信させる。情報処理装置1は、通信部15で情報を受信する。撮影画像へのリンクの指定の受け付けが無い場合は(S308:NO)、情報処理装置1は、後述するS310へ処理を進める。
撮影画像へのリンクの指定を受け付けた場合は(S308:YES)、情報処理装置1は、対象者51に関する撮影画像を端末装置3に表示させる(S309)。S309では、演算部11は、指定された強調部分651又は661に対応する時刻における対象者51に関する撮影画像の要求を、カメラ装置7へ送信する。カメラ装置7は、記憶してある撮影画像の中から、要求された撮影画像を選択し、選択した撮影画像を情報処理装置1へ送信する。情報処理装置1は、カメラ装置7から送信された撮影画像を通信部15で受信し、演算部11は、受信した撮影画像を通信部15に端末装置3へ送信させる。撮影画像が情報処理装置1で記憶される形態では、情報処理装置1は、記憶している撮影画像の中から要求された撮影画像を選択し、選択した撮影画像を端末装置3へ送信する。端末装置3は、撮影画像を通信部36で受信し、演算部31は、撮影画像を表示部35に表示する。
図16は、撮影画像の表示例を示す模式図である。カメラ装置7により撮影された対象者51が写った撮影画像が表示される。より詳しくは、単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に異常があったときの対象者51が写った撮影画像が表示される。使用者53は、心拍数又は呼吸数に異常があったときの対象者51の様子を確認することができる。
なお、見守りシステム100は、端末装置3とカメラ装置7とがピアツーピアによる通信を行い、情報処理装置1を介在させずに、撮影画像を端末装置3で表示する形態であってもよい。この形態では、S308で、端末装置3は、撮影画像へのリンクの指定の受け付けを待ち受ける。撮影画像へのリンクの指定を受け付けた場合に、演算部31は、指定された強調部分651又は661に対応する時刻における対象者51に関する撮影画像の要求を、カメラ装置7へ送信する。S309では、カメラ装置7は、要求された撮影画像を端末装置3へ送信し、端末装置3は、撮影画像を通信部36で受信し、演算部31は、撮影画像を表示部35に表示する。
見守りシステム100は、第1のグラフ65又は第2のグラフ66の強調部分以外の部分が指定された場合にも、対象者51の心拍又は呼吸の状態を表示する処理を行ってもよい。例えば、第1のグラフ65又は第2のグラフ66の強調部分以外の部分が指定された場合に、心拍数若しくは呼吸数の値又は撮影画像へのリンクが表示されてもよい。例えば、撮影画像へのリンクが指定された場合に、第1のグラフ65又は第2のグラフ66中に指定された部分に対応する時刻における対象者51に関する撮影画像が表示されてもよい。
情報処理装置1は、対象者51の状態の履歴を表示するか否かの設定の指示の受け付けを待ち受ける(S310)。S310では、状態履歴67を視認した使用者53が操作部34を操作することにより、端末装置3は、設定の指示を受け付ける。例えば、図13に示すように、設定欄671には状態カテゴリごとにチェックボックスが含まれており、使用者53は、チェックボックスを利用して、各状態カテゴリに含まれる状態の履歴を表示するか否かの設定の指示を入力する。端末装置3は、設定の指示を情報処理装置1へ送信し、情報処理装置1は、設定の指示を通信部15で受信する。設定の指示を受信することにより、演算部11は、設定の指示を受け付ける。設定の指示の受け付けが無い場合は(S310:NO)、情報処理装置1は、後述するS315へ処理を進める。
設定の指示を受け付けた場合は(S310:YES)、情報処理装置1は、受け付けた指示に従った設定を行う(S311)。S311では、演算部11は、受け付けた指示に従って、各状態カテゴリに含まれる状態の履歴を表示するか否かを設定データに記録することにより、設定を行う。情報処理装置1は、次に、設定に従って状態履歴67を調整する(S312)。S312では、演算部11は、対象者51の複数種類の状態の内で表示すると設定された状態の履歴を表示し、表示しないと設定された状態の履歴を表示しないように、状態履歴67を調整する。演算部11は、調整した状態履歴67を通信部15に端末装置3へ送信させ、端末装置3は、調整された状態履歴67を通信部36で受信し、演算部31は、調整された状態履歴67を表示部35に表示する。情報処理装置1は調整した状態履歴67を含んだ画像を生成して端末装置3へ送信し、端末装置3は受信した画像を表示してもよい。情報処理装置1は、調整した状態履歴67を生成するために必要なデータを端末装置3へ送信し、端末装置3は、受信したデータに基づいた状態履歴67を生成して表示部35に表示してもよい。
図17は、調整した状態履歴67の第1の例を示す模式図である。図17には、対象者51の行動に関する状態の履歴と、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴とを表示し、対象者51の睡眠に関する状態の履歴を表示しないように設定された状態履歴67を示す。設定欄671に含まれる「心拍・呼吸」という記載は、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態を示す。状態履歴67には、対象者51の行動に関する状態の履歴と、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴とが含まれており、他の状態の履歴は含まれていない。
図18は、調整した状態履歴67の第2の例を示す模式図である。図18には、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴を表示し、対象者51の睡眠に関する状態の履歴と、対象者51の行動に関する状態の履歴とを表示しないように設定された状態履歴67を示す。状態履歴67には、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴が含まれており、他の状態の履歴は含まれていない。
図17及び図18に示すように、対象者51の複数種類の状態の内で一部の種類の状態の履歴を含み、他の種類の状態の履歴を含まない状態履歴67が表示される。全ての種類の状態の履歴が状態履歴67に含まれる場合は、多様性が高すぎる情報が表示され、情報の一覧性が損なわれる。一部の種類の状態の履歴が表示され、他の種類の状態の履歴が表示されないことにより、表示される情報の多様性が低下し、情報の一覧性が向上する。使用者53は、表示すべき対象者51の状態が含まれる状態カテゴリを限定することにより、必要な情報の一覧性を向上させ、必要な情報を容易に得ることが可能となる。
対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態は、他の状態に比べて、対象者51への影響が大きく、重要度が高い。図17に示すように、表示される対象者51の状態の種類を減らすことにより、使用者53は、重要度の高い状態の履歴を確認することがより容易となる。また、図18に示すように、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴が表示され、他の状態の履歴が表示されない場合は、重要度の高い情報の視認性が向上する。使用者53は、重要度の高い状態の履歴を容易に確認することが可能となる。
情報処理装置1は、設定において、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴を表示しないように変更したか否かを判定する(S313)。S313では、演算部11は、設定データに基づいて、判定を行う。設定において、心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴を表示しないように変更をしていない場合は(S313:NO)、情報処理装置1は、後述するS315へ処理を進める。
設定において、心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴を表示しないように変更をした場合は(S313:YES)、情報処理装置1は、第1のグラフ65及び第2のグラフ66での強調表示を中止する(S314)。S314では、演算部11は、第1のグラフ65及び第2のグラフ66で強調表示を行わないように、第1のグラフ65及び第2のグラフ66を調整する。演算部11は、調整した第1のグラフ65及び第2のグラフ66を通信部15に端末装置3へ送信させる。端末装置3は、調整した第1のグラフ65及び第2のグラフ66を受信し、表示部35に表示する。
図19は、強調表示を中止した第1のグラフ65、第2のグラフ66及び状態履歴67の例を示す模式図である。状態履歴67では、対象者51の睡眠に関する状態の履歴と、対象者51の行動に関する状態の履歴とを表示し、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴を表示しないように設定されている。状態履歴67には、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴は含まれていない。第1のグラフ65には、強調部分651は含まれておらず、基準から外れた心拍数又は呼吸数を示す点は、他の部分と同様になっている。第2のグラフ66には、強調部分661は含まれていない。
このように、情報処理装置1は、心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴を表示しない場合は、第1のグラフ65及び第2のグラフ66での強調表示を行わない。心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴を表示しない場合は、心拍数又は呼吸数に応じた状態に注目する必要が無い。注目する必要が無い情報が強調されることが無くなり、使用者53は、他の注目すべき情報を確認することが容易となる。
情報処理装置1は、状態履歴67に含まれる対象者51の状態に関連付けられた撮影画像へのリンクの指定の受け付けを待ち受ける(S315)。使用者53は、操作部34を操作することにより、対象者51の状態に関連付けられた撮影画像へのリンクを指定する。例えば、状態履歴67に含まれる各時刻での対象者51の状態に関連付けられたカメラアイコンの中から、一つのカメラアイコンにカーソルを重ねることによって、撮影画像へのリンクの指定が行われる。S315では、演算部31は、使用者53が操作部34を操作することによる撮影画像へのリンクの指定を受け付け、撮影画像へのリンクの指定を受け付けたことを示す情報を情報処理装置1へ送信する。情報処理装置1は、通信部15で情報を受信する。撮影画像へのリンクの指定の受け付けが無い場合は(S315:NO)、情報処理装置1は、対象者51の状態の詳細を表示する処理を終了する。
撮影画像へのリンクの指定を受け付けた場合は(S315:YES)、情報処理装置1は、対象者51に関する撮影画像を端末装置3に表示させる(S316)。S316では、演算部11は、指定されたリンクが関連付けられた対象者51の状態に関連付けられた時刻における対象者51に関する撮影画像の要求を、カメラ装置7へ送信し、カメラ装置7は、要求された撮影画像を情報処理装置1へ送信する。情報処理装置1は、撮影画像を受信し、演算部11は、撮影画像を通信部15に端末装置3へ送信させる。撮影画像が情報処理装置1で記憶される形態では、情報処理装置1は、記憶している撮影画像を端末装置3へ送信する。端末装置3は、撮影画像を通信部36で受信し、演算部31は、撮影画像を表示部35に表示する。
見守りシステム100は、端末装置3とカメラ装置7とがピアツーピアによる通信を行い、情報処理装置1を介在させずに、撮影画像を端末装置3で表示する形態であってもよい。この形態では、S315で、端末装置3は、撮影画像へのリンクの指定の受け付けを待ち受ける。撮影画像へのリンクの指定を受け付けた場合に、演算部31は、指定されたリンクが関連付けられた対象者51の状態に関連付けられた時刻における対象者51に関する撮影画像の要求を、カメラ装置7へ送信する。S316では、カメラ装置7は、要求された撮影画像を端末装置3へ送信し、端末装置3は、撮影画像を通信部36で受信し、演算部31は、撮影画像を表示部35に表示する。
図16に示した例と同様に、撮影画像が表示される。状態履歴67に表示された夫々の状態になったときの対象者51をカメラ装置7により撮影した撮影画像が表示される。対象者51が不在の場合は、対象者51が使用するベッド52又は居室が写った撮影画像が表示され得る。使用者53は、状態履歴67に表示された夫々の状態になったときの対象者51の様子を確認することができる。S316が終了した後は、情報処理装置1は、対象者51の状態の詳細を表示する処理を終了する。
以上詳述した如く、本実施形態では、情報処理装置1は、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態を示す状態画像63を、対象者51の他の状態を示す状態画像61とは異なる方式で端末装置3に表示させる。一方で、情報処理装置1は、状態履歴67を端末装置3に表示させることにより、対象者51の単位時間当たりの心拍数又は呼吸数に応じた状態の履歴と対象者51の他の状態の履歴とを同一の方式で表示する。リアルタイムで対象者51の状態を示す状態画像を表示する場面では、通知の緊急性の高い情報の視認性が向上する一方で、状態履歴67を表示する場面では、緊急性が無いので、対象者51の複数種類の状態が平等に使用者53に確認される。
本実施形態においては、対象者51の単位時間当たりの心拍数に応じた状態と、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態との両方に関して、基準の設定、並びに状態画像63、第1のグラフ65及び状態履歴67の表示を行う例を示した。情報処理装置1は、対象者51の単位時間当たりの心拍数に応じた状態と、対象者51の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態との一方のみに関して、基準の設定、並びに状態画像63、第1のグラフ65及び状態履歴67の表示を行う形態であってもよい。また、情報処理装置1は、センサ装置2を用いて取得されるデータに基づいた、対象者51の心拍数及び呼吸数以外の特定の種類の数値に関して、基準の設定、並びに状態画像63、第1のグラフ65及び状態履歴67の表示を行う形態であってもよい。例えば、情報処理装置1は、対象者51の脈拍数又は体温に関して、基準の設定、並びに状態画像63、第1のグラフ65及び状態履歴67の表示を行う形態であってもよい。
本実施形態においては、対象者51の行動に関する状態、対象者51の睡眠に関する状態、及び対象者51の心拍数又は呼吸数に応じた状態を判定し、状態画像を表示する例を示した。見守りシステム100は、その他の種類の対象者51の状態を判定し、状態画像を表示する形態であってもよい。本実施形態においては、S11~S13、S21~S25及びS301~S316の処理により、情報処理装置1が端末装置3に種々の情報を表示させる形態を示した。情報処理装置1は、表示部を備え、自身で種々の情報を表示する形態であってもよい。或いは、見守りシステム100は、以上に説明した情報処理装置1の処理の一部又は全部を、端末装置3が実行する形態であってもよい。この形態では、演算部31は、コンピュータプログラム331に従って、情報処理装置1の処理の一部又は全部に対応する処理を実行する。
本発明は上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。即ち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
各実施形態に記載した事項は相互に組み合わせることが可能である。また、特許請求の範囲に記載した独立請求項及び従属請求項は、引用形式に関わらず全てのあらゆる組み合わせにおいて、相互に組み合わせることが可能である。さらに、特許請求の範囲には他の2以上のクレームを引用するクレームを記載する形式(マルチクレーム形式)を用いているが、これに限るものではない。マルチクレームを少なくとも一つ引用するマルチクレーム(マルチマルチクレーム)を記載する形式を用いて記載してもよい。
100 見守りシステム
1 情報処理装置
10 記録媒体
11 演算部
13 記憶部
131 コンピュータプログラム
2 センサ装置
3 端末装置
31 演算部
33 記憶部
331 コンピュータプログラム
4 通信ネットワーク
51 対象者
53 使用者
61、63 状態画像
65 第1のグラフ
66 第2のグラフ
67 状態履歴

Claims (19)

  1. 対象者ごとにセンサを用いてデータを取得し、
    取得したデータに基づいて対象者の状態を示す状態画像を対象者ごとに表示し、
    任意の対象者が選択された場合に、選択された対象者の複数種類の状態の夫々の履歴を表示するか否かを設定する指示を受け付け、
    受け付けた指示に従った設定を行い、
    対象者の複数種類の状態の内で表示すると設定された状態の履歴を含み、表示しないと設定された状態の履歴を含まない状態履歴を表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  2. 前記状態履歴として、前記選択された対象者の状態と前記選択された対象者が当該状態になった時刻とを関連付けた履歴を表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記状態画像の表示又は前記状態画像の表示に同期した通知に対する確認を受け付け、
    前記確認の受け付けの有無を示す情報を、前記状態履歴に関連付けて表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  4. 対象者ごとに、対象者の複数種類の状態の夫々について、前記状態画像の表示又は前記状態画像の表示に同期した通知を行うか否かを設定する指示を受け付け、
    受け付けた指示に従った設定を行い、
    前記状態画像の表示又は前記状態画像の表示に同期した通知を行うか否かを示す情報を、前記状態履歴に関連付けて表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  5. 任意の対象者が選択された場合に、対象者の複数種類の状態の中の一種類以上の状態を含むようにカテゴライズされた状態カテゴリごとに、当該状態カテゴリに含まれる対象者の状態の履歴を表示するか否かを設定する指示を受け付け、
    受け付けた指示に従った設定を行う
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  6. 前記状態カテゴリの一つは、対象者の行動に関する状態を含んだ第1の状態カテゴリであり、
    前記第1の状態カテゴリに含まれる対象者の状態の履歴を表示すると設定している場合に、対象者が滞在している状態及び不在である状態の履歴の内の少なくとも一つの状態を含んだ前記状態履歴を表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項5に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記状態カテゴリの一つは、対象者の睡眠に関する状態を含んだ第2の状態カテゴリであり、
    前記第2の状態カテゴリに含まれる対象者の状態の履歴を表示すると設定している場合に、睡眠状態及び覚醒状態の履歴の内の少なくとも一つの状態を含んだ前記状態履歴を表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項5に記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記状態カテゴリの一つは、対象者の単位時間当たりの心拍数に応じた状態、及び対象者の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態の少なくとも何れか一つを含んだ第3の状態カテゴリであり、
    前記第3の状態カテゴリに含まれる対象者の状態の履歴を表示すると設定している場合に、心拍数が増加している状態、心拍数が減少している状態、呼吸数が増加している状態、及び呼吸数が減少している状態の内の少なくとも一つの状態の履歴を含んだ前記状態履歴を表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項5に記載のコンピュータプログラム。
  9. 対象者ごとに、心拍数が増加している状態及び心拍数が減少している状態とされる基準を設定する指示を受け付け、
    受け付けた指示に従った設定を行う
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータプログラム。
  10. 対象者ごとに、呼吸数が増加している状態及び呼吸数が減少している状態とされる基準を設定する指示を受け付け、
    受け付けた指示に従った設定を行う
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記状態画像が示す対象者の状態は、対象者の単位時間当たりの心拍数に応じた状態及び対象者の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態の少なくとも何れか一つと、対象者の行動に関する状態と、対象者の睡眠に関する状態とを含み、
    前記状態画像として、対象者の行動に関する状態を示す画像、又は対象者の睡眠に関する状態を示す画像を、対象者ごとに設けられている第1の表示領域に表示し、
    前記状態画像として、対象者の単位時間当たりの心拍数に応じた状態を示す画像、及び対象者の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態を示す画像の少なくとも何れか一つを、前記第1の表示領域に表示された画像に重ねて表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  12. 対象者の単位時間当たりの心拍数に応じた状態を示す画像及び対象者の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態を示す画像の少なくとも何れか一つを、対象者の行動に関する状態を示す画像及び対象者の睡眠に関する状態を示す画像よりも小さい面積で表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記第1の表示領域に表示された画像が視認されるように、対象者の単位時間当たりの心拍数に応じた状態を示す画像及び対象者の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態を示す画像の少なくとも何れか一つを、少なくとも一部が透過性を有する画像にして表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記状態画像が示す対象者の状態は、対象者の単位時間当たりの心拍数に応じた状態及び対象者の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態の少なくとも何れか一つと、対象者の行動に関する状態と、対象者の睡眠に関する状態とを含み、
    前記状態画像として、対象者の行動に関する状態を示す画像、又は対象者の睡眠に関する状態を示す画像を、対象者ごとに設けられている第1の表示領域に表示し、
    前記状態画像として、対象者の単位時間当たりの心拍数に応じた状態を示す画像及び対象者の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態を示す画像の少なくとも何れか一つを、対象者に依存しない位置にポップアップ表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記状態画像が示す対象者の状態は、対象者の単位時間当たりの心拍数に応じた状態及び対象者の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態の少なくとも何れか一つと、対象者の行動に関する状態と、対象者の睡眠に関する状態とを含み、
    前記状態画像として、対象者の行動に関する状態を示す画像、又は対象者の睡眠に関する状態を示す画像を、対象者ごとに設けられている第1の表示領域に表示し、
    前記状態画像として、対象者の単位時間当たりの心拍数に応じた状態を示す画像及び対象者の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態を示す画像の少なくとも何れか一つを、前記第1の表示領域とは異なり対象者ごとに設けられている第2の表示領域に表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  16. 前記状態画像が示す対象者の状態は、対象者の単位時間当たりの心拍数に応じた状態及び対象者の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態の少なくとも何れか一つと、その他の状態とを含み、
    前記状態画像として、対象者の単位時間当たりの心拍数に応じた状態を示す画像及び対象者の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態を示す画像の少なくとも何れか一つを、前記その他の状態を示す画像とは異なる方式で表示し、
    前記状態履歴を表示する際に、対象者の単位時間当たりの心拍数に応じた状態の履歴及び対象者の単位時間当たりの呼吸数に応じた状態の履歴の少なくとも何れか一つと、前記その他の状態の履歴とを同一の方式で表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  17. 前記状態履歴に含まれる対象者の状態に関連付けて、当該状態に関連する時刻における対象者に関する撮影画像へのリンクを表示し、
    前記リンクの指定を受け付けた場合に、前記撮影画像を表示する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  18. 対象者ごとにセンサを用いてデータを取得し、
    取得したデータに基づいて対象者の状態を示す状態画像を対象者ごとに表示し、
    任意の対象者が選択された場合に、選択された対象者の複数種類の状態の夫々の履歴を表示するか否かを設定する指示を受け付け、
    受け付けた指示に従った設定を行い、
    対象者の複数種類の状態の内で表示すると設定された状態の履歴を含み、表示しないと設定された状態の履歴を含まない状態履歴を表示する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  19. 演算部を備え、
    前記演算部は、
    対象者ごとにセンサを用いてデータを取得し、
    取得したデータに基づいて対象者の状態を示す状態画像を対象者ごとに表示部に表示し、
    任意の対象者が選択された場合に、選択された対象者の複数種類の状態の夫々の履歴を表示するか否かを設定する指示を受け付け、
    受け付けた指示に従った設定を行い、
    対象者の複数種類の状態の内で表示すると設定された状態の履歴を含み、表示しないと設定された状態の履歴を含まない状態履歴を表示する
    ことを特徴とする情報処理装置。
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