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JP2553794B2 - ベロシティエラー検出装置 - Google Patents

ベロシティエラー検出装置

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JP2553794B2
JP2553794B2 JP3321625A JP32162591A JP2553794B2 JP 2553794 B2 JP2553794 B2 JP 2553794B2 JP 3321625 A JP3321625 A JP 3321625A JP 32162591 A JP32162591 A JP 32162591A JP 2553794 B2 JP2553794 B2 JP 2553794B2
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JP
Japan
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circuit
signal
output
velocity error
error
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JP3321625A
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English (en)
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JPH05161118A (ja
Inventor
邦彦 藤井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTRのディジタル映像
信号処理に関するもので、再生映像信号に残留する1ラ
イン内の位相誤差を検出する回路を対象としたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体プロセス技術の進歩にとも
ない、民生用VTRの映像信号処理にも様々なディジタ
ル技術が導入されている。
【0003】例えば、再生信号の時間軸補正を行うTB
C(タイムベースコレクタ)なども大容量メモリの普及
により中級機クラスの機種に取り入れられている。
【0004】TBCは再生同期信号やバースト信号から
タイムベースエラーおよびベロシティエラーと呼ばれる
位相誤差信号を検出し、その信号をもとに時間軸の補正
を行うものである。
【0005】図6はタイムベースエラーとベロシティエ
ラーの関係を示した波形図である。いま、図6(a)に
示すような残留位相誤差が再生信号に生じていたとす
る。この位相誤差を映像信号の各ラインの始まりの部分
で検出し、1H(H:水平同期期間)期間ホールドした
信号がタイムベースエラーであり、図6(b)に示すよ
うな波形となる。
【0006】さらに、各H毎のタイムベースエラーの差
をとったものがベロシティエラーであり、図6(c)に
示すような波形となる。
【0007】残留位相誤差を図6(b)で示したタイム
ベースエラーのみで補正しようとすると、映像信号の各
Hの始まりの部分では補正がきくが、終わりのほうに行
くにしたがって補正がきかなくなり、画面の右側で色む
ら等が生じる原因となる。そのために図6(c)で示し
たベロシティエラーの検出が必要となり、タイムベース
エラーとあわせることによりライン内の残留位相誤差は
ほぼ完全に補正できる。
【0008】また、色信号に関しても従来のフィードバ
ックAPC(自動位相制御)に加えて残留位相誤差の補
正にフィードフォワードAPCを用いた例も報告されて
おり、残留位相誤差の検出方法としてTBCと同様もの
を用いることができる。
【0009】上述したベロシティエラーの検出方法とし
て、従来は図7に示すような回路構成をとっている。
【0010】入力端子7aに与えられた差分信号Δθは
各H間のベロシティエラーを表し、図6(c)に示した
1次近似の関数となる。従って、映像信号の1H内にN
個のサンプリング点が存在するとすれば1次関数の傾き
はΔθ/Nで表されるからこの計算をROMテーブル7
1を用いて実現する。
【0011】カウンタ72は入力端子7cに与えられる
1ビットのSP(スタートパルス)信号によりカウント
アップを始める。SP信号はNクロック毎に入力される
ため、カウント値は0からN−1となる。
【0012】したがって、ROMテーブル71とカウン
タ72の出力を乗算器63で乗算することにより、1ラ
イン内のベロシティエラーを求めることができる。
【0013】最後に、入力端子7bに与えられる1H前
のタイムベースエラーθn-1を加算器74を用いて乗算
器73の出力と加算することで、出力端子7dにベロシ
ティエラーの検出信号を得ることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、ROMや乗算器が必要であるうえに、1
ライン内のベロシティエラーがΔθ≧Nの関係になる可
能性があった場合、ROMテーブルは商と剰余の両方の
データを出力する必要があるため、剰余のデータ精度を
保つにはROMテーブルの出力と乗算器の入力のビット
数を増やさなければならず、LSI化を図るうえで回路
規模が大きくなるという問題点を有していた。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のベロシティエラー検出装置は、映像信号のn
ライン目の位相誤差とn−1ライン目の位相誤差の差分
である差分入力信号の絶対値をとる絶対値回路と、前記
絶対値回路の出力と1ビットのスタートパルスを入力と
し、除算結果である商と剰余を出力する除算回路と、前
記スタートパルスを所定期間遅延させる遅延回路と、前
記除算回路の剰余の出力と前記遅延回路の出力を入力と
し、商の補正信号を1ビットで出力する補正信号発生回
路と、前記補正信号発生回路の出力と前記差分入力信号
の符号ビットを入力とし、商の補正データを出力する補
正データ生成回路と、前記補正データ生成回路の出力と
前記除算回路の商の出力を加算する加算器と、前記加算
器の出力と前記n−1ライン目の位相誤差と前記遅延回
路の出力を入力とし、ベロシティエラーの検出信号を出
力する積分回路と、からなる構成を有している。
【0016】
【作用】本発明は上記した構成により、まず絶対値回路
でベロシティエラーの振幅を求める。除算回路では求め
た振幅値から定数“N”を除算する。除算した結果は1
次関数の傾きを表しており、整数部が商,小数部が剰余
として出力される。
【0017】補正信号発生回路ではこの剰余を累積加算
し、整数部への桁上がりを検出するたびに商に対する補
正信号を発生させる。
【0018】この補正信号をもとに補正データ生成回路
は、補正時に“1”,無補正時に“0”を生成し、さら
に差分入力信号の符号により単調減少の場合には−1倍
した信号を出力する。
【0019】加算器で商と加算された新たな補正データ
が積分回路で累積加算され、1H前のタイムベースエラ
ーと加算することにより1次関数の傾きが1以上のとき
にも正確な1ライン内のベロシティエラーを検出するこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜図6
を参照しながら説明する。
【0021】図1は本発明の実施例におけるベロシティ
エラー検出装置の構成を示したブロック図である。
【0022】入力端子1aに与えられたΔθは上述した
ように各H間のベロシティエラーを表しており、その極
性は図6(c)に示すように正負いずれもとり得るた
め、まず絶対値回路11で絶対値をとってベロシティエ
ラーの振幅を算出し、図5に構成を示した除算回路15
の入力端子5bにABS信号として入力される。
【0023】除算回路15では入力端子5cのSP信号
を基準信号としてアップカウンタ55がクリアされると
同時にスイッチ53でABS信号が取り込まれる。
【0024】Dフリップフロップ54はスイッチ53の
出力を1クロック間保持し、減算器51にフィードバッ
クする。減算器51はフィードバックされたデータから
入力端子5aに設定された定数“N”を減算し、その結
果が正の時のみアップカウンタ55はカウントアップ
し、スイッチ52は減算器51の出力を選択する。
【0025】そして、減算器51の出力が負になるまで
上記した演算を行った結果、アップカウンタ55の出力
が商、Dフリップフロップ54の出力が剰余として出力
端子5d,5eにそれぞれ出力される。
【0026】図2に構成を示した補正信号発生回路12
は除算回路15で求めた剰余を累積加算して整数部への
桁上がりを検出し、その補正信号を発生させる回路であ
る。
【0027】入力端子2bのSP信号をもとにスイッチ
23は定数“0”を選択し、次のクロックでDフリップ
フロップ24はクリアされる。
【0028】入力端子2aに与えられた除算回路15の
商の出力であるdiv1信号は加算器21でDフリップ
フロップ24からのフィードバック信号と累積加算され
る。
【0029】そして、減算器22で加算器21の出力か
ら定数“N”を減算し、結果が正であれば減算器22の
出力を,負であれば加算器21の出力をスイッチ23が
選択する。
【0030】減算器22の符号ビットはスイッチ23の
制御を行うと同時に出力端子2cからSNG2信号とし
て出力される。
【0031】この回路は基本的にはdiv1信号を入力
とする積分回路であるが、2のべき乗でオーバーフロー
せずに定数“N”以上になったときにオーバーフローす
る。これは剰余すなわち小数点以下の値を累積加算し、
整数部への桁上がりが生じたときにオーバーフローする
ことを意味している。したがって、減算器22の符号ビ
ットを商に対する補正信号とすることができる。
【0032】補正データ生成回路13はΔθの符号ビッ
トであるSNG1信号と補正信号発生回路12からのS
NG2信号をもとに商の補正データを生成する回路であ
る。
【0033】図3にその構成を示す。説明のため演算は
すべて2の補数で行っているとする。
【0034】図6(c)の波形図からもわかるように、
ベロシティエラーは単調増加あるいは単調減少のいずれ
かであり、そのどちらかはSNG1信号の極性によって
知ることができる。すなわち、正の時には入力端子3a
は“0”であるため、XORゲート31の出力はオール
“0”となり、負の時には“1”であるため、XORゲ
ート31の出力はオール“1”となる。そして、この信
号の新たなLSBとして“1”を付加した信号がAND
ゲート32に入力される。この操作は、ベロシティエラ
ーが単調増加のときには2の補数の“1”を、単調減少
のときには“−1”を設定していることになる。
【0035】入力端子3bに与えられるSNG2信号は
商に対する補正が必要かどうかを判断する信号である。
すなわち、この信号が“0”のときにはNOTゲート3
3によりANDゲート32がアクティブになり、出力端
子3cに補正データが出力され、“1”のときにはAN
Dゲート32はマスクされ、補正データは出力されな
い。
【0036】したがって、補正データ生成回路13の出
力と除算回路15の商の出力を加算器16で加算するこ
とにより、Δθ≧Nとなるようなベロシティエラーに対
しても、1ライン内のベロシティエラー補正データを正
確に生成することができる。
【0037】積分回路14は加算器16の出力を累積加
算する回路であり、その構成を図4に示す。
【0038】入力端子4cのSP信号をもとにスイッチ
43は入力端子4bに与えられた1H前の位相誤差θ
n-1を選択する。Dフリップフロップ42は次のクロッ
クでこのθn-1を加算器41にフィードバックし、つぎ
のSP信号が入力されるまでのNクロック間、加算器1
6の出力である補正データを累積加算し続けることにな
る。
【0039】この結果、出力端子4dにはタイムベース
エラーである1H前の位相誤差θn- 1から現在の位相誤
差θnまでの1ライン内のベロシティエラーθ(I),
(I=0〜N−1)が検出されて出力されることにな
る。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明では、1ライン内の
ベロシティエラーを検出する手段として、おもに加算
器,減算器,スイッチ,Dフリップフロップからなる回
路を用いており、ROMや乗算器は一切必要としない。
【0041】また、ベロシティエラーの傾きが“1”以
上である場合でも簡単な除算回路を設けて商と剰余に分
けることにより、演算のビット数を増やさずに検出精度
を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるベロシティエラー検出
装置の構成を示すブロック図
【図2】図1における補正信号発生回路12の具体的な
構成を示すブロック図
【図3】図1における補正データ生成回路13の具体的
な構成を示すブロック図
【図4】図1における積分回路14の具体的な構成を示
すブロック図
【図5】図1における除算回路15の具体的な構成を示
すブロック図
【図6】タイムベースエラーおよびベロシティエラーを
表わす波形図
【図7】従来のベロシティエラー検出装置の具体的な構
成を示すブロック図
【符号の説明】
11 絶対値回路 12 補正信号発生回路 13 補正データ生成回路 14 積分回路 15 除算回路 17 遅延回路 16,21,41,74 加算器 22,51 減算器 23,43,52,53 スイッチ 24,42,54 Dフリップフロップ 55 アップカウンタ 31 XORゲート 32 ANDゲート 33 NOTゲート

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生映像信号の2ライン間で発生するベ
    ロシティエラーを検出するために、前記再生映像信号の
    nライン目とn−1ライン目の位相誤差の差分である入
    力信号の絶対値をとる絶対値回路と、 1ビットのスタートパルスをもとに取り込まれた前記絶
    対値回路の出力を前記再生映像信号の1ライン分のサン
    プリング数を表す定数“N”で除算し、その結果として
    1サンプル毎の補間値である商と前記補間値の小数部で
    ある剰余を出力する除算回路と、 前記スタートパルスを所定期間遅延させる遅延回路と、 前記商の値を補正するための信号として、前記遅延回路
    の出力をもとに取り込まれた前記剰余を1サンプル毎に
    累積し、整数部への桁上がりの有無により極性の変化す
    る1ビット信号を出力する補正信号発生回路と、 前記補正信号発生回路の出力が“0”のときには補正デ
    ータ“0”を、“1”のときには前記入力信号の符号ビ
    ットの極性が正であれば補正データ“1”を、負であれ
    ば補正データ“−1”を出力する補正データ生成回路
    と、 前記補正データ生成回路の出力と前記商を加算する加算
    器と、 前記遅延回路の出力をもとに取り込まれた前記再生映像
    信号のn−1ライン目の位相誤差と前記加算器の出力を
    入力とし、 ベロシティエラーの検出信号を出力する積分
    回路と、 を備えたベロシティエラー検出装置。
  2. 【請求項2】 補正信号発生回路は遅延回路の出力信号
    をもとに取り込まれた除算回路の出力を加算器を用いて
    累積加算し、加算結果が定数“N”以上となったときに
    その差分値を加算器にフィードバックする構成をとり、
    商の補正信号として加算結果から定数“N”を減算した
    結果の符号ビットを出力する回路である請求項1に記載
    のベロシティエラー検出装置。
  3. 【請求項3】 積分回路はタイムベースエラーにベロシ
    ティエラーの補正データを累積加算する回路である請求
    項1に記載のベロシティエラー検出装置。
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