JP2525869B2 - 車載用デ―タ伝送ネットワ―ク - Google Patents
車載用デ―タ伝送ネットワ―クInfo
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/40—Bus networks
- H04L12/40169—Flexible bus arrangements
- H04L12/40176—Flexible bus arrangements involving redundancy
- H04L12/40182—Flexible bus arrangements involving redundancy by using a plurality of communication lines
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/42—Loop networks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/03—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for
- B60R16/0315—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for using multiplexing techniques
-
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
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- H04L2012/40267—Bus for use in transportation systems
- H04L2012/40273—Bus for use in transportation systems the transportation system being a vehicle
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えば車に搭載される車載用データ伝送
ネットワークに係わり、特に経済性および信頼性の向上
を図った車載用データ伝送ネットワークに関する。
ネットワークに係わり、特に経済性および信頼性の向上
を図った車載用データ伝送ネットワークに関する。
[従来技術] 車におけるランプ、アクチュエータ等の電装品は年々
増加し、これら電装品間を結ぶワイヤーハーネスも複雑
化、大型化している。この対策として多重通信ネットワ
ークにより、スイッチから負荷への情報伝送を行い、省
線化を図る方法が提案されている。このネットワークの
型式としては、バス型やリング型などが知られている。
増加し、これら電装品間を結ぶワイヤーハーネスも複雑
化、大型化している。この対策として多重通信ネットワ
ークにより、スイッチから負荷への情報伝送を行い、省
線化を図る方法が提案されている。このネットワークの
型式としては、バス型やリング型などが知られている。
第10図にマルチドロップバス型のネットワークを、第
11図にリング型のネットワークを示す。これらの図に示
す、符号A〜Eは各々ノードであり、上記ランプ、アク
チュエータ等の負荷の制御を行うものである。
11図にリング型のネットワークを示す。これらの図に示
す、符号A〜Eは各々ノードであり、上記ランプ、アク
チュエータ等の負荷の制御を行うものである。
マルチドロップバス型のネットワークでは、第10図中
の矢印で示すようにデータが双方向に流れるようになっ
ており、リング型のネットワークでは、第11図中の矢印
で示すようにデータが一方向に流れるようになってい
る。
の矢印で示すようにデータが双方向に流れるようになっ
ており、リング型のネットワークでは、第11図中の矢印
で示すようにデータが一方向に流れるようになってい
る。
ここで、参考として第12図に一重マルチドロップバス
構成を、第13図に一重リング構成を、第14図に二重マル
チドロップバス構成を、第15図に二重リング構成例をそ
れぞれ示す。これらの図において、1はコネクタ、2,3,
5および6は各々伝送路、4は伝送路分岐点である。
構成を、第13図に一重リング構成を、第14図に二重マル
チドロップバス構成を、第15図に二重リング構成例をそ
れぞれ示す。これらの図において、1はコネクタ、2,3,
5および6は各々伝送路、4は伝送路分岐点である。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述した各種ネットワークのうち、マルチ
ドロップバス型にあっては、例えば第10図に示すよう
に、何等かの原因によって伝送路のv点で断線が生じた
場合、ノードA,BおよびC各々と、ノードDおよびノー
ドE各々との間のデータの伝送を行うことができなくな
る。すなわち、伝送路が2分割されると、この分割点か
ら左右のノード間におけるデータの伝送が不可能にな
る。この結果、例えば、ノードBにストップランプスイ
ッチがあって、ノードEにストップランプがある場合、
ストップランプスイッチをオン側に投入してもストップ
ランプが点灯しないことになる。
ドロップバス型にあっては、例えば第10図に示すよう
に、何等かの原因によって伝送路のv点で断線が生じた
場合、ノードA,BおよびC各々と、ノードDおよびノー
ドE各々との間のデータの伝送を行うことができなくな
る。すなわち、伝送路が2分割されると、この分割点か
ら左右のノード間におけるデータの伝送が不可能にな
る。この結果、例えば、ノードBにストップランプスイ
ッチがあって、ノードEにストップランプがある場合、
ストップランプスイッチをオン側に投入してもストップ
ランプが点灯しないことになる。
一方、リング型のネットワークにあっては、例えば伝
送路のw点(第11図参照)で断線が生じると、ノードC
はデータを受信するのみとなり、またノードDはデータ
を送信するのみとなる。すなわち、データの流れが一方
向であるために、限られたノード間でしかデータの伝送
ができなくなる。この結果、上述したマルチドロップバ
ス型のネットワークと同様にノードBにあるストップラ
ンプスイッチをオン側に投入してもノードEにあるスト
ップランプが点灯しない。
送路のw点(第11図参照)で断線が生じると、ノードC
はデータを受信するのみとなり、またノードDはデータ
を送信するのみとなる。すなわち、データの流れが一方
向であるために、限られたノード間でしかデータの伝送
ができなくなる。この結果、上述したマルチドロップバ
ス型のネットワークと同様にノードBにあるストップラ
ンプスイッチをオン側に投入してもノードEにあるスト
ップランプが点灯しない。
このように、従来のネットワークでは、その伝送路が
一箇所でも切断した場合には、全てのノード間において
正常なデータの伝送ができなくなるという問題がある。
一箇所でも切断した場合には、全てのノード間において
正常なデータの伝送ができなくなるという問題がある。
そこで、切断の対策としてネットワークの二重化が考
えられるが、このようにすると、以下に示す問題が生じ
る。すなわち、 (イ)配線数が増えるので価格が上昇する。
えられるが、このようにすると、以下に示す問題が生じ
る。すなわち、 (イ)配線数が増えるので価格が上昇する。
(ロ)ネットワークの配線を同一経路で二重化した場合
には、両方とも断線する可能性があり、改善されたとは
言えない。このため、別経路で配線することが考えられ
るが、このようにすると配線が複雑となるとともに長く
なる。また、ネットワークの接続を別々のコネクタで接
続しなければならないので、コネクタの数が増えてしま
う。
には、両方とも断線する可能性があり、改善されたとは
言えない。このため、別経路で配線することが考えられ
るが、このようにすると配線が複雑となるとともに長く
なる。また、ネットワークの接続を別々のコネクタで接
続しなければならないので、コネクタの数が増えてしま
う。
(ハ)ドアとボディとの接続部分のように配線経路が限
られるような箇所にあっては、配線を別経路とすること
が困難であるため、例えばドアが外れるような事故が生
じた場合には対処できない(リング構成)。
られるような箇所にあっては、配線を別経路とすること
が困難であるため、例えばドアが外れるような事故が生
じた場合には対処できない(リング構成)。
このように、ネットワークを二重化しても上述した問
題点を解決することができない。
題点を解決することができない。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、目
的とするところは、伝送路が切断されても全ノード間で
データの伝送が不可能となることがなく、また、伝送路
を二重化する必要がない車載用データ伝送ネットワーク
を提供することにある。
的とするところは、伝送路が切断されても全ノード間で
データの伝送が不可能となることがなく、また、伝送路
を二重化する必要がない車載用データ伝送ネットワーク
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この発明は、マルチドロ
ップバスを用いて複数個のノード間におけるデータの伝
送を非同期で行う車載用データ伝送ネットワークにおい
て、前記マルチドロップバスをリング状に結線し、か
つ、送信状態になったノードから受信状態になったノー
ドに右回りで伝わるデータと左回りで伝わるデータのう
ちで先に該受信状態になったノードに到達する方のデー
タの各ビットが該受信状態になったノードに1ビットづ
つ読み込まれるときの該ビットの始まりから最初にサン
プリングされるまでの期間以内に他方のデータが該受信
状態になったノードに到達するように前記マルチドロッ
プバスの長さを決定したことを特徴とする。
ップバスを用いて複数個のノード間におけるデータの伝
送を非同期で行う車載用データ伝送ネットワークにおい
て、前記マルチドロップバスをリング状に結線し、か
つ、送信状態になったノードから受信状態になったノー
ドに右回りで伝わるデータと左回りで伝わるデータのう
ちで先に該受信状態になったノードに到達する方のデー
タの各ビットが該受信状態になったノードに1ビットづ
つ読み込まれるときの該ビットの始まりから最初にサン
プリングされるまでの期間以内に他方のデータが該受信
状態になったノードに到達するように前記マルチドロッ
プバスの長さを決定したことを特徴とする。
[作用] 上記発明によれば、マルチドロップバスをリング状に
結線することによって、送信側のノードから伝送路に出
力されるデータは、この伝送路を右回りと左回りで受信
側のノードに伝わる。これにより、伝送路が一箇所断線
しても正常にデータを伝送することができる。
結線することによって、送信側のノードから伝送路に出
力されるデータは、この伝送路を右回りと左回りで受信
側のノードに伝わる。これにより、伝送路が一箇所断線
しても正常にデータを伝送することができる。
また、伝送路を右回りで伝わるデータと左回りで伝わ
るデータのうちで最も先に前記受信側のノードに到達し
た方のデータがこの受信側のノードに1ビットずつ読み
込まれるときの該ビットの始まりからこれを最初にサン
プリングする期間までに他方のデータが受信側のノード
に到達するように伝送路の長さを決定する。これによ
り、伝送路を右回りで伝わるデータと左回りで伝わるデ
ータとが受信側のノードに到達したときの合成波形は送
信側のノードの発信したデータの波形と略同様になる。
るデータのうちで最も先に前記受信側のノードに到達し
た方のデータがこの受信側のノードに1ビットずつ読み
込まれるときの該ビットの始まりからこれを最初にサン
プリングする期間までに他方のデータが受信側のノード
に到達するように伝送路の長さを決定する。これによ
り、伝送路を右回りで伝わるデータと左回りで伝わるデ
ータとが受信側のノードに到達したときの合成波形は送
信側のノードの発信したデータの波形と略同様になる。
[実施例] 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明
する。
する。
第1図はこの発明の一実施例を車に適用した図であ
る。この図に示す車載用データ伝送ネットワークは、前
述した第12図〜第15図各々に示すデータ伝送ネットワー
クとネットワーク形状が異なる以外は同一のノード、コ
ネクタ構成を有する。また、第2図は第1図の簡略図で
ある。
る。この図に示す車載用データ伝送ネットワークは、前
述した第12図〜第15図各々に示すデータ伝送ネットワー
クとネットワーク形状が異なる以外は同一のノード、コ
ネクタ構成を有する。また、第2図は第1図の簡略図で
ある。
第1図において、7はマルチドロップバスをリング状
に結線した伝送路(以下、マルチドロップリングとい
う)である。このマルチドロップリング7から分岐して
ノードA〜H各々がコネクタ1,1…を介して接続されて
いる。
に結線した伝送路(以下、マルチドロップリングとい
う)である。このマルチドロップリング7から分岐して
ノードA〜H各々がコネクタ1,1…を介して接続されて
いる。
このようにマルチドロップバスをリング状に結線する
ことによって、ノードA〜H各々から出力されるデータ
は、マルチドロップリング7と各ノードA〜Hとの分岐
点4,4…から右回りと左回りの2方向に流れる。これに
より、マルチドロップリング7が、例えばk点(図中参
照)において断線して、ノードBからノードAに左回り
でデータの伝送が不可能となっても、右回りが残されて
いるため、正常時と全く同じようにデータの伝送が可能
となる。
ことによって、ノードA〜H各々から出力されるデータ
は、マルチドロップリング7と各ノードA〜Hとの分岐
点4,4…から右回りと左回りの2方向に流れる。これに
より、マルチドロップリング7が、例えばk点(図中参
照)において断線して、ノードBからノードAに左回り
でデータの伝送が不可能となっても、右回りが残されて
いるため、正常時と全く同じようにデータの伝送が可能
となる。
しかして、マルチドロップバスをリング状に接続する
ことによって、目的とするノードに2方向からデータを
送り出すことができるので、伝送路の一箇所に断線が生
じてもデータを伝送することができる。
ことによって、目的とするノードに2方向からデータを
送り出すことができるので、伝送路の一箇所に断線が生
じてもデータを伝送することができる。
ここで、第3図および第4図を参照してマルチドロッ
プバスをリング状に接続した背景について説明する。
プバスをリング状に接続した背景について説明する。
既に説明したように、従来は車載用データネットワー
クとしてマルチドロップバスが多く使用されており、他
に、リング形状、スター形状のネットワークも使用され
ている。しかし、本願のようなマルチドロップバスをリ
ング状に結線したものが使用されていなかったのは次の
ような理由からである。
クとしてマルチドロップバスが多く使用されており、他
に、リング形状、スター形状のネットワークも使用され
ている。しかし、本願のようなマルチドロップバスをリ
ング状に結線したものが使用されていなかったのは次の
ような理由からである。
すなわち、一般の通信分野にて使用されるネットワー
クは、その伝送路の長さが数百メートルにもなるため、
第3図に示すように伝送路を右回りに伝わるデータ(同
図(ロ))と左回りに伝わるデータ(同図(ハ))とが
受信側のノードに到達したときの時間差によって、これ
らの合成波形(同図(ニ))が送信側のノードから送信
されるデータ(同図(イ))の波形と異なってしまい、
受信側のノードが誤ったデータを読み込んでしまうから
である。
クは、その伝送路の長さが数百メートルにもなるため、
第3図に示すように伝送路を右回りに伝わるデータ(同
図(ロ))と左回りに伝わるデータ(同図(ハ))とが
受信側のノードに到達したときの時間差によって、これ
らの合成波形(同図(ニ))が送信側のノードから送信
されるデータ(同図(イ))の波形と異なってしまい、
受信側のノードが誤ったデータを読み込んでしまうから
である。
しかし、この問題はネットワーク長が数百メートルと
長い場合に生じるものであり、本願のように車に適用す
る場合には、ネットワーク長(数十m)が短くて良いの
で、送信側のノードが送信するデータと受信側のノード
が受信するデータとはほとんど変わりがない。すなわ
ち、第4図に示すように、伝送路を右回りに伝わるデー
タ(同図(ロ))と左回りに伝わるデータ(同図
(ハ))とが受信側のノードに到達するときの時間差が
ほとんど無いので、これらの合成波形(同図(ニ))が
送信側のノードから送信されるデータ(同図(イ))の
波形と略同様になる。
長い場合に生じるものであり、本願のように車に適用す
る場合には、ネットワーク長(数十m)が短くて良いの
で、送信側のノードが送信するデータと受信側のノード
が受信するデータとはほとんど変わりがない。すなわ
ち、第4図に示すように、伝送路を右回りに伝わるデー
タ(同図(ロ))と左回りに伝わるデータ(同図
(ハ))とが受信側のノードに到達するときの時間差が
ほとんど無いので、これらの合成波形(同図(ニ))が
送信側のノードから送信されるデータ(同図(イ))の
波形と略同様になる。
ここで、受信側のノードに伝送路を右回りから伝わる
データと左回りから伝わるデータとの合成波形が送信側
のノードから送信されたデータと略同様となるための条
件について説明する。
データと左回りから伝わるデータとの合成波形が送信側
のノードから送信されたデータと略同様となるための条
件について説明する。
いま、第5図に示すように、伝送路の長がlのネット
ワークにおいて、ノードAからノードBまでの右回りの
距離を0、左回りの距離をlとする。また、伝送路内を
流れるデータの伝播速度をc、データの伝送速度をf
(bit/sec)とする。
ワークにおいて、ノードAからノードBまでの右回りの
距離を0、左回りの距離をlとする。また、伝送路内を
流れるデータの伝播速度をc、データの伝送速度をf
(bit/sec)とする。
まず、第6図に示すように、ノードBがノードAから
供給されるデータをその各ビットの中央のみでサンプリ
ングを行う方式の場合における許容時間差は、以下に示
すように1/2f以下となる。
供給されるデータをその各ビットの中央のみでサンプリ
ングを行う方式の場合における許容時間差は、以下に示
すように1/2f以下となる。
l/c<1/2f …… この場合、l/cは伝送路を一周するのに要する時間で
ある。
ある。
次に、第7図に示すように、ノードBがノードAより
供給されるデータをその各ビットの1/4周期毎に3回、
サンプリングを行う方式の場合における許容時間差は、
以下に示すように1/4f以下となる。
供給されるデータをその各ビットの1/4周期毎に3回、
サンプリングを行う方式の場合における許容時間差は、
以下に示すように1/4f以下となる。
l/c<1/4f …… なお、データの伝播速度cは伝送路として使用する線
材の種類によって変わる。また、各ノードのクロック周
波数には偏差があるので、このクロック偏差に対するマ
ージンを考慮するのは当然である。
材の種類によって変わる。また、各ノードのクロック周
波数には偏差があるので、このクロック偏差に対するマ
ージンを考慮するのは当然である。
上述したやの関係を満足するように、伝送路の長
さを決定する(この場合、伝送路に使用する線材の種類
を予め決定する必要がある)。
さを決定する(この場合、伝送路に使用する線材の種類
を予め決定する必要がある)。
このように、伝送路を右回りから伝わるデータと、左
回りから伝わるデータとのノードBに到達する許容時間
差は、これらのデータのうちで最も先に受信側のノード
に到達したデータを同ノードがそのデータの各ビットの
始まりから各々をサンプリングするまでの期間になる。
しかして、この許容時間差内に残りのデータが受信側の
ノードに到達すれば、受信側のノードに伝送路を右回り
から伝わるデータと左回りから伝わるデータとの合成波
形が送信側のノードから送信されたデータと略同様とな
る。
回りから伝わるデータとのノードBに到達する許容時間
差は、これらのデータのうちで最も先に受信側のノード
に到達したデータを同ノードがそのデータの各ビットの
始まりから各々をサンプリングするまでの期間になる。
しかして、この許容時間差内に残りのデータが受信側の
ノードに到達すれば、受信側のノードに伝送路を右回り
から伝わるデータと左回りから伝わるデータとの合成波
形が送信側のノードから送信されたデータと略同様とな
る。
なお、参考として表1に各バスにおける実際のネット
ワーク長とコネクタ結合数を示す。
ワーク長とコネクタ結合数を示す。
また、上記実施例では、マルチドロップバスをリング
状に接続した場合について説明したが、第8図に示すよ
うに、マルチドロップリングに分岐してマルチドロップ
バスを接続しても良い。また、第9図に示すように、マ
ルチドロップリングを互いに接続するようにしても良
い。
状に接続した場合について説明したが、第8図に示すよ
うに、マルチドロップリングに分岐してマルチドロップ
バスを接続しても良い。また、第9図に示すように、マ
ルチドロップリングを互いに接続するようにしても良
い。
[発明の効果] 以上この発明によれば、マルチドロップバスを用いて
複数個のノード間におけるデータの伝送を非同期で行う
車載用データ伝送ネットワークにおいて、前記マルチド
ロップバスをリング状に結線し、かつ、送信状態になっ
たノードから受信状態になったノードに右回りで伝わる
データと左回りで伝わるデータのうちで先に該受信状態
になったノードに到達する方のデータの各ビットが該受
信状態になったノードに1ビットづつ読み込まれるとき
の該ビットの始まりから最初にサンプリングされるまで
の期間以内に他方のデータが該受信状態になったノード
に到達するように前記マルチドロップバスの長さを決定
したので、送信状態になったノードから受信状態になっ
たノードにデータが伝わる伝送路の一方が切断されても
他方の伝送路が残されているので、全ノード間でデータ
の伝送が不可能になることがない。また、伝送路の二重
化を行う必要もない。また、ネットワークが一箇所切断
されたり、コネクタの未嵌合が一箇所あっても正常動作
が可能であり信頼性および安全性が向上する。また、従
来のマルチドロップバスやリング構成のネットワークを
二重化して信頼性を高めたネットワークに比べて同程度
以上の信頼性向上が期待できる。また、配線数やコネク
タの数が少なくて済むため、軽量化が図れるとともに経
済的(ノード、ハーネス共に)である。また、ネットワ
ークを二重化する必要がないので、ハーネス径が太くな
らず、かつ複雑にもならない。
複数個のノード間におけるデータの伝送を非同期で行う
車載用データ伝送ネットワークにおいて、前記マルチド
ロップバスをリング状に結線し、かつ、送信状態になっ
たノードから受信状態になったノードに右回りで伝わる
データと左回りで伝わるデータのうちで先に該受信状態
になったノードに到達する方のデータの各ビットが該受
信状態になったノードに1ビットづつ読み込まれるとき
の該ビットの始まりから最初にサンプリングされるまで
の期間以内に他方のデータが該受信状態になったノード
に到達するように前記マルチドロップバスの長さを決定
したので、送信状態になったノードから受信状態になっ
たノードにデータが伝わる伝送路の一方が切断されても
他方の伝送路が残されているので、全ノード間でデータ
の伝送が不可能になることがない。また、伝送路の二重
化を行う必要もない。また、ネットワークが一箇所切断
されたり、コネクタの未嵌合が一箇所あっても正常動作
が可能であり信頼性および安全性が向上する。また、従
来のマルチドロップバスやリング構成のネットワークを
二重化して信頼性を高めたネットワークに比べて同程度
以上の信頼性向上が期待できる。また、配線数やコネク
タの数が少なくて済むため、軽量化が図れるとともに経
済的(ノード、ハーネス共に)である。また、ネットワ
ークを二重化する必要がないので、ハーネス径が太くな
らず、かつ複雑にもならない。
第1図はこの発明の一実施例を車に適用した図、 第2図は第1図の簡略図、 第3図〜第7図各々は同実施例を説明するための図、 第8図および第9図各々は同実施例の応用例を示す図、 第10図は従来のマルチドロップバスを示す図、 第11図は従来のリング構成を示す図、 第12図〜第15図は各々従来の車載用データ伝送ネットワ
ークを示す図である。 1……コネクタ、 4……接続点、 7……マルチドロップリング、 A〜H……ノード。
ークを示す図である。 1……コネクタ、 4……接続点、 7……マルチドロップリング、 A〜H……ノード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 隆夫 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)発明者 石田 公孝 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−196645(JP,A) 特開 昭57−76948(JP,A) 実開 昭58−121446(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】マルチドロップバスを用いて複数個のノー
ド間におけるデータの伝送を非同期で行う車載用データ
伝送ネットワークにおいて、前記マルチドロップバスを
リング状に結線し、かつ、送信状態になったノードから
受信状態になったノードに右回りで伝わるデータと左回
りで伝わるデータのうちで先に該受信状態になったノー
ドに到達する方のデータの各ビットが該受信状態になっ
たノードに1ビットづつ読み込まれるときの該ビットの
始まりから最初にサンプリングされるまでの期間以内に
他方のデータが該受信状態になったノードに到達するよ
うに前記マルチドロップバスの長さを決定したことを特
徴とする車載用データ伝送ネットワーク。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63149346A JP2525869B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 車載用デ―タ伝送ネットワ―ク |
| US07/580,949 US5168272A (en) | 1988-06-17 | 1990-09-11 | Network system for transmitting vehicle data |
| CA002028444A CA2028444C (en) | 1988-06-17 | 1990-10-24 | Network system for transmitting vehicle data |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63149346A JP2525869B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 車載用デ―タ伝送ネットワ―ク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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