JP2647673B2 - 小型船舶の始動装置 - Google Patents
小型船舶の始動装置Info
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- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N11/00—Starting of engines by means of electric motors
- F02N11/10—Safety devices
- F02N11/101—Safety devices for preventing engine starter actuation or engagement
- F02N11/105—Safety devices for preventing engine starter actuation or engagement when the engine is already running
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N15/00—Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
- F02N15/10—Safety devices not otherwise provided for
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P11/00—Safety means for electric spark ignition, not otherwise provided for
- F02P11/04—Preventing unauthorised use of engines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、小型船舶の始動装置に係り、特に、点火プ
ラグに電圧を印加する電気回路の途中に、点火プラグを
失火させる失火手段を設けた内燃機関の始動装置に関す
る。
ラグに電圧を印加する電気回路の途中に、点火プラグを
失火させる失火手段を設けた内燃機関の始動装置に関す
る。
[従来の技術] 内燃機関、特に水噴射式推進機を有する小型船舶の内
燃機関においては、安全対策としていわゆるキルスイッ
チなどの失火手段を備えるとともに、クランキングのた
めの始動装置を設けたものが多い。失火手段は運転停止
装置として機能する。すなわち、キルスイッチを操作す
ることにより、点火プラグに電圧を印加する回路、特に
点火コイルに一次電流を通電する回路をアースに短絡さ
せるよう構成したものである。そしてこのキルスイッチ
は運転者が指でボタンを押すことにより作動させること
もできるし、運転者の腕などに紐を介して連結されたス
トッパが運転者の落水などによって引き抜かれることに
よっても作動させるようになっている。
燃機関においては、安全対策としていわゆるキルスイッ
チなどの失火手段を備えるとともに、クランキングのた
めの始動装置を設けたものが多い。失火手段は運転停止
装置として機能する。すなわち、キルスイッチを操作す
ることにより、点火プラグに電圧を印加する回路、特に
点火コイルに一次電流を通電する回路をアースに短絡さ
せるよう構成したものである。そしてこのキルスイッチ
は運転者が指でボタンを押すことにより作動させること
もできるし、運転者の腕などに紐を介して連結されたス
トッパが運転者の落水などによって引き抜かれることに
よっても作動させるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、このような従来の始動装置を搭載した内燃機
関においては、失火手段の作動によって点火プラグの火
花の発生を防止してエンジンの運転を停止させることは
できるが、この失火手段が機能している間においてもス
タータスイッチを操作することによりセルモータ(始動
モータ)等の始動装置の起動は依然として可能であり、
未然ガソリンを排気系統へ送り込むこととなるためにい
わゆるアフタファイアなどの異常燃焼を招く可能性があ
る。
関においては、失火手段の作動によって点火プラグの火
花の発生を防止してエンジンの運転を停止させることは
できるが、この失火手段が機能している間においてもス
タータスイッチを操作することによりセルモータ(始動
モータ)等の始動装置の起動は依然として可能であり、
未然ガソリンを排気系統へ送り込むこととなるためにい
わゆるアフタファイアなどの異常燃焼を招く可能性があ
る。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的とするところは、前記失火手段の作
動によって、点火プラグの火花の発生を停止するととも
に始動装置の起動をも防止することができる内燃機関の
始動装置を提供するにある。
たもので、その目的とするところは、前記失火手段の作
動によって、点火プラグの火花の発生を停止するととも
に始動装置の起動をも防止することができる内燃機関の
始動装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の小型船舶の始動装
置は、出力軸(12)にインペラ軸(16)が連結されるエ
ンジン(10)と、前記エンジンの点火プラグ(32)に電
圧を印加する電気回路(24)と、前記エンジンの始動モ
ータ(30)とを備えた小型船舶の始動装置において、運
転者の身体に繋がれるワイヤー(35)に設けられた係止
部材(44)と、船体側に設けられるキルスイッチ装置
(34)と、を備え、前記キルスイッチ装置(34)は、常
に一方向に付勢される移動子(40)を有し、前記移動子
(40)が動作位置に移動した状態で前記点火プラグ(3
2)を失火させると共に前記始動モータ(30)の起動を
阻止し、前記係止部材(44)は、前記移動子(40)に対
して係脱自在に係止して、係止状態において前記移動子
の前記動作位置への移動を阻止する、ことを特徴とす
る。
置は、出力軸(12)にインペラ軸(16)が連結されるエ
ンジン(10)と、前記エンジンの点火プラグ(32)に電
圧を印加する電気回路(24)と、前記エンジンの始動モ
ータ(30)とを備えた小型船舶の始動装置において、運
転者の身体に繋がれるワイヤー(35)に設けられた係止
部材(44)と、船体側に設けられるキルスイッチ装置
(34)と、を備え、前記キルスイッチ装置(34)は、常
に一方向に付勢される移動子(40)を有し、前記移動子
(40)が動作位置に移動した状態で前記点火プラグ(3
2)を失火させると共に前記始動モータ(30)の起動を
阻止し、前記係止部材(44)は、前記移動子(40)に対
して係脱自在に係止して、係止状態において前記移動子
の前記動作位置への移動を阻止する、ことを特徴とす
る。
[作用] 上記小型船舶に設けられるキルスイッチ装置を用いて
始動モータの起動を防止する構成によれば、失火状態に
おいて始動モータの起動を確実に防止でき、無用のガソ
リンをエンジンに送り込む等の不具合を解消できる。
始動モータの起動を防止する構成によれば、失火状態に
おいて始動モータの起動を確実に防止でき、無用のガソ
リンをエンジンに送り込む等の不具合を解消できる。
また、始動モータの起動の防止を、運転者が落水した
ときに運転者の体に繋いだワイヤーに連結された係止部
材が外れることにより動作する小型船舶のキルスイッチ
装置を利用して行うので、特別の部品を追加する必要が
なく、比較的に簡単かつ安価に実現できる。
ときに運転者の体に繋いだワイヤーに連結された係止部
材が外れることにより動作する小型船舶のキルスイッチ
装置を利用して行うので、特別の部品を追加する必要が
なく、比較的に簡単かつ安価に実現できる。
更に、エンジンの出力軸とインペラ軸とを連結した構
造を小型船舶が持つために、始動スイッチ(スタータス
イッチ)を押すと始動モータによってインペラ軸を回転
させて小型船舶を動かすことができるが、係止部材をキ
ルスイッチ装置から外しておくと始動モータを起動でき
なくなるので、小型船舶へのいたずらや盗難も防止可能
となる。
造を小型船舶が持つために、始動スイッチ(スタータス
イッチ)を押すと始動モータによってインペラ軸を回転
させて小型船舶を動かすことができるが、係止部材をキ
ルスイッチ装置から外しておくと始動モータを起動でき
なくなるので、小型船舶へのいたずらや盗難も防止可能
となる。
[実施例] 以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。
第1図には一例として本発明が適用される水噴射式小
型船舶の全体構成が示されている。船底に固定されたエ
ンジン10の出力軸12はカップリング14を介してインペラ
軸16に連結され、インペラ軸16の端部にあるインペラ18
が回転することにより水通路20を介して水が吸い込ま
れ、この水が噴射ノズル22から後方に噴射されることに
より、船体に対して推進力を与える。24は電装ボックス
であり、コンデンサ放電式点火装置の制御をつかさどる
CDIユニットや各種リレーを内蔵している。この電装ボ
ックス24に対し、バッテリ26、フライホイールケース28
に収納されてフライホイールマグネト、始動モータ30、
点火プラグ32、および後述するキルスイッチ装置34が電
気的に接続されている。36はハンドルである。
型船舶の全体構成が示されている。船底に固定されたエ
ンジン10の出力軸12はカップリング14を介してインペラ
軸16に連結され、インペラ軸16の端部にあるインペラ18
が回転することにより水通路20を介して水が吸い込ま
れ、この水が噴射ノズル22から後方に噴射されることに
より、船体に対して推進力を与える。24は電装ボックス
であり、コンデンサ放電式点火装置の制御をつかさどる
CDIユニットや各種リレーを内蔵している。この電装ボ
ックス24に対し、バッテリ26、フライホイールケース28
に収納されてフライホイールマグネト、始動モータ30、
点火プラグ32、および後述するキルスイッチ装置34が電
気的に接続されている。36はハンドルである。
第2ないし第4図には前記キルスイッチ装置34の構造
が示されている。船体37に固定された本体38内に円筒状
の第1軸40がスイッチの移動子として挿入され、この第
1軸40はばね42により第2図の左方向に付勢されるとと
もに、通常は、船体37外にあって第1軸40のくびれ部分
と本体38の上端との間に介装されたストッパ44によって
その移動が阻止されている。43はばね42を受け止めるワ
ッシャ、45はワッシャ43を支持して第1軸40に取付けら
れたEリングである。この第1軸40内には円柱状の第2
軸46が摺動可能に挿入され、第1軸40に対してばね47に
より第2図の右方向に付勢されるとともにゴムカバー48
によってその上端が覆われている。49は船体37外におい
て本体38の外周に螺合されたナットである。前記ストッ
パ44にはワイヤ35の一端が連結され、このワイヤ35の他
端は第1図に示すように運転者の腕などに連結され、こ
れによって運転者が落水などの時にストッパ44を解除し
て第1軸40をばね42を付勢力によって第2図の左方向に
移動させるとともにこれと同時にEリング45を介して第
2軸46も同方向に移動させるようにしている。
が示されている。船体37に固定された本体38内に円筒状
の第1軸40がスイッチの移動子として挿入され、この第
1軸40はばね42により第2図の左方向に付勢されるとと
もに、通常は、船体37外にあって第1軸40のくびれ部分
と本体38の上端との間に介装されたストッパ44によって
その移動が阻止されている。43はばね42を受け止めるワ
ッシャ、45はワッシャ43を支持して第1軸40に取付けら
れたEリングである。この第1軸40内には円柱状の第2
軸46が摺動可能に挿入され、第1軸40に対してばね47に
より第2図の右方向に付勢されるとともにゴムカバー48
によってその上端が覆われている。49は船体37外におい
て本体38の外周に螺合されたナットである。前記ストッ
パ44にはワイヤ35の一端が連結され、このワイヤ35の他
端は第1図に示すように運転者の腕などに連結され、こ
れによって運転者が落水などの時にストッパ44を解除し
て第1軸40をばね42を付勢力によって第2図の左方向に
移動させるとともにこれと同時にEリング45を介して第
2軸46も同方向に移動させるようにしている。
第2軸46の先端位置には第1接触板50が取付けられ、
この第1接触板50はばね52によって第2図の左方向に付
勢されるとともにEリング51によって脱落が阻止されて
おり、全体としておわん形状に形成されている。この第
1接触板50に対向して一対の第1端子54が配置され、こ
の第1端子54は、八角ナット56によって前記本体38に連
結された端子台58に支持されている。なお53はパッキ
ン、55はグロメット、57は第1端子54に接続された電気
コードである。
この第1接触板50はばね52によって第2図の左方向に付
勢されるとともにEリング51によって脱落が阻止されて
おり、全体としておわん形状に形成されている。この第
1接触板50に対向して一対の第1端子54が配置され、こ
の第1端子54は、八角ナット56によって前記本体38に連
結された端子台58に支持されている。なお53はパッキ
ン、55はグロメット、57は第1端子54に接続された電気
コードである。
第2軸46の先端に突起60が形成され、この突起60に対
向して第2接触板62が配置されている。この第2接触板
62は第3および第4図にも示すように、ばね63によって
付勢されて一対の第2端子板64と接触を保つようにさ
れ、突起60が移動することによって第2接触板62を第2
端子板64から押し離し得るようになっている。ねじ66は
この一対の第2端子板64をそれぞれ端子台58に固定する
とともに、この第2端子板64を電気的に電気コード67に
接続させるねじである。
向して第2接触板62が配置されている。この第2接触板
62は第3および第4図にも示すように、ばね63によって
付勢されて一対の第2端子板64と接触を保つようにさ
れ、突起60が移動することによって第2接触板62を第2
端子板64から押し離し得るようになっている。ねじ66は
この一対の第2端子板64をそれぞれ端子台58に固定する
とともに、この第2端子板64を電気的に電気コード67に
接続させるねじである。
このようにキルスイッチ装置34は、第2軸46を押すこ
とにより、もしくはストッパ44を引き抜くことにより第
1端子54同士を接続させ、かつ第2端子板64同士の接続
状態を断つように構成されている。
とにより、もしくはストッパ44を引き抜くことにより第
1端子54同士を接続させ、かつ第2端子板64同士の接続
状態を断つように構成されている。
このようなキルスイッチ装置34を含む電気回路の第1
実施例が第5図に示されている。充電コイル70の一端は
ダイオード71、コンデンサ72を介して点火コイル74の一
次コイルに接続されており、点火コイル74の二次コイル
は周知のように点火プラグ32に接続されている。符号76
はサイリスタであり、そのゲート77は波形整形回路78を
介してパルサーコイル80の点火信号を受けるように構成
され、かつサイリスタ76のゲート77は制御回路82に接続
されている。84はCDIユニットである。
実施例が第5図に示されている。充電コイル70の一端は
ダイオード71、コンデンサ72を介して点火コイル74の一
次コイルに接続されており、点火コイル74の二次コイル
は周知のように点火プラグ32に接続されている。符号76
はサイリスタであり、そのゲート77は波形整形回路78を
介してパルサーコイル80の点火信号を受けるように構成
され、かつサイリスタ76のゲート77は制御回路82に接続
されている。84はCDIユニットである。
この制御回路82はまた前述のキルスイッチ装置34の一
方の第1端子54に接続され、他方の第1端子54はアース
されている。キルスイッチ装置34の一方の第2端子板64
はヒューズ85を介してバッテリ26に接続され、他方の第
2端子板64は始動スイッチ86に接続されるとともにこの
始動スイッチ86はスタータリレー88を励磁するためのソ
レノイド90に接続されている。このスタータリレー88は
ソレノイド90が励磁されることによって始動モータ30に
バッテリ26から電流を通電するものである。なお92は充
電コイル、93は整流且つ電圧調整回路である。
方の第1端子54に接続され、他方の第1端子54はアース
されている。キルスイッチ装置34の一方の第2端子板64
はヒューズ85を介してバッテリ26に接続され、他方の第
2端子板64は始動スイッチ86に接続されるとともにこの
始動スイッチ86はスタータリレー88を励磁するためのソ
レノイド90に接続されている。このスタータリレー88は
ソレノイド90が励磁されることによって始動モータ30に
バッテリ26から電流を通電するものである。なお92は充
電コイル、93は整流且つ電圧調整回路である。
この構成において、充電コイル70からの電荷はダイオ
ード71を介してコンデンサ72に充電される。パルサーコ
イル80からの点火信号は波形整形回路78を介してサイリ
スタ76のゲート77に伝えられ、サイリスタ76が導通して
前記コンデンサ72の電荷が点火コイル74の一次コイルを
通って放電され、これによって点火コイル74の二次コイ
ルに高電圧が発生して点火プラグ32に火花を発生させ
る。前述のキルスイッチ装置34の第2軸46をゴムカバー
48を介して押し込むかもしくはストッパ44を引く抜くこ
とにより第1端子54同士が閉じられ、これによってサイ
リスタ76のゲート77が制御回路82を介してアースされ
る。従ってパルサーコイル80からの点火信号がサイリス
タ76には通電されず、従って点火プラグ32は失火する。
同時に第2端子板64が開くので始動スイッチ86を入れて
もソレノイド90は励磁されず、従ってスタータリレー88
は作動しないため始動モータ30は駆動されることがな
い。
ード71を介してコンデンサ72に充電される。パルサーコ
イル80からの点火信号は波形整形回路78を介してサイリ
スタ76のゲート77に伝えられ、サイリスタ76が導通して
前記コンデンサ72の電荷が点火コイル74の一次コイルを
通って放電され、これによって点火コイル74の二次コイ
ルに高電圧が発生して点火プラグ32に火花を発生させ
る。前述のキルスイッチ装置34の第2軸46をゴムカバー
48を介して押し込むかもしくはストッパ44を引く抜くこ
とにより第1端子54同士が閉じられ、これによってサイ
リスタ76のゲート77が制御回路82を介してアースされ
る。従ってパルサーコイル80からの点火信号がサイリス
タ76には通電されず、従って点火プラグ32は失火する。
同時に第2端子板64が開くので始動スイッチ86を入れて
もソレノイド90は励磁されず、従ってスタータリレー88
は作動しないため始動モータ30は駆動されることがな
い。
本キルスイッチ装置34のキルスイッチ機能はばね42に
よって失火状態を保持することによって達成され、スト
ッパスイッチとしての自己復帰機能はばね47により達成
される。本発明では失火状態の長さに拘らず、失火状態
になれば必ず誤始動が防止される。
よって失火状態を保持することによって達成され、スト
ッパスイッチとしての自己復帰機能はばね47により達成
される。本発明では失火状態の長さに拘らず、失火状態
になれば必ず誤始動が防止される。
また、キルスイッチ装置34から係止部材44を外してお
くことによって始動スイッチによる始動モータの動作
(インペラ18の回転)を防止し、小型船舶の盗難やいた
ずらを防止することが可能となる。
くことによって始動スイッチによる始動モータの動作
(インペラ18の回転)を防止し、小型船舶の盗難やいた
ずらを防止することが可能となる。
次に第6図には本発明の第2実施例の電気回路が示さ
れ、この第2実施例が前記第1実施例と異なる点は、前
記スタータリレー88のソレノイド90に、常閉接点を有す
る第2リレー94を設け、その接点を開くためのソレノイ
ド95を前記キルスイッチ装置34の第1端子54に接続した
点である。従ってこの実施例では、キルスイッチ装置34
の前述の第2端子板64は不要である。96は前記サイリス
タ76のゲート77をアースに短絡させる際の電流の流れを
許容するダイオード、97は前記ソレノイド95を励磁する
際の電流の流れを許容するダイオードである。
れ、この第2実施例が前記第1実施例と異なる点は、前
記スタータリレー88のソレノイド90に、常閉接点を有す
る第2リレー94を設け、その接点を開くためのソレノイ
ド95を前記キルスイッチ装置34の第1端子54に接続した
点である。従ってこの実施例では、キルスイッチ装置34
の前述の第2端子板64は不要である。96は前記サイリス
タ76のゲート77をアースに短絡させる際の電流の流れを
許容するダイオード、97は前記ソレノイド95を励磁する
際の電流の流れを許容するダイオードである。
この第2実施例によっても、キルスイッチ装置34を作
動させることにより、サイリスタ76のゲート77は制御回
路82を介し、ダイオード96を経てアースに短絡される。
そして始動スイッチ86をオンすれば、第1端子54が閉じ
られているのでバッテリ26から第2リレー94のソレノイ
ド95、ダイオード97、第1端子54を通る電流が流れ、こ
れによって第2リレー94の接点が開かれ、従ってスター
タリレー88のソレノイド90は励磁されない。従って始動
モータ30は作動しなくなる。キルスイッチ装置34が作動
されていない場合にはソレノイド95は励磁されることは
ないため、始動スイッチ86をオンすることによりソレノ
イド90が励磁されてスタータリレー88が閉じ、始動モー
タ30が駆動される。
動させることにより、サイリスタ76のゲート77は制御回
路82を介し、ダイオード96を経てアースに短絡される。
そして始動スイッチ86をオンすれば、第1端子54が閉じ
られているのでバッテリ26から第2リレー94のソレノイ
ド95、ダイオード97、第1端子54を通る電流が流れ、こ
れによって第2リレー94の接点が開かれ、従ってスター
タリレー88のソレノイド90は励磁されない。従って始動
モータ30は作動しなくなる。キルスイッチ装置34が作動
されていない場合にはソレノイド95は励磁されることは
ないため、始動スイッチ86をオンすることによりソレノ
イド90が励磁されてスタータリレー88が閉じ、始動モー
タ30が駆動される。
以上の実施例では失火手段を動作させるものとしてス
トッパスイッチ、キルスイッチを例示したが、過回転中
失火させる失火手段であっても、またストップスイッチ
以外の別の失火スイッチによる失火手段であっても、そ
の失火手段の作動と連動して始動装置の起動が防止され
るものは全て本発明に包含される。
トッパスイッチ、キルスイッチを例示したが、過回転中
失火させる失火手段であっても、またストップスイッチ
以外の別の失火スイッチによる失火手段であっても、そ
の失火手段の作動と連動して始動装置の起動が防止され
るものは全て本発明に包含される。
[効果] 以上説明したように、本発明の小型船舶の始動装置
は、小型船舶に設けられる、落水の際の安全対策として
の係止部材が外れることによって点火プラグを失火させ
るキルスイッチ装置を活用し、このキルスイッチ装置で
失火状態での始動モータの駆動回路の動作を阻止する。
本願のキルスイッチ装置は、係止部材と付勢された移動
子とが係合するスイッチ構造を有するので、特別の装置
や部材の使用をせずとも失火状態における始動装置の起
動を確実に防止することができる。その結果、従来の失
火状態において不用意に始動モータを回転させて無用の
ガソリンをエンジンに送り込む等の不具合を解消でき
る。また、係止部材をキルスイッチ装置から外しておけ
ば、始動モータは回転しないので、従来問題となってい
る、スタータスイッチで始動モータを回転させ、インペ
ラ軸を回転させることによって小型船舶を航行させて盗
む、という行為もできなくなって好ましい。
は、小型船舶に設けられる、落水の際の安全対策として
の係止部材が外れることによって点火プラグを失火させ
るキルスイッチ装置を活用し、このキルスイッチ装置で
失火状態での始動モータの駆動回路の動作を阻止する。
本願のキルスイッチ装置は、係止部材と付勢された移動
子とが係合するスイッチ構造を有するので、特別の装置
や部材の使用をせずとも失火状態における始動装置の起
動を確実に防止することができる。その結果、従来の失
火状態において不用意に始動モータを回転させて無用の
ガソリンをエンジンに送り込む等の不具合を解消でき
る。また、係止部材をキルスイッチ装置から外しておけ
ば、始動モータは回転しないので、従来問題となってい
る、スタータスイッチで始動モータを回転させ、インペ
ラ軸を回転させることによって小型船舶を航行させて盗
む、という行為もできなくなって好ましい。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明が適用される一例である水噴射式小型船
舶の全体を示す断面図、第2図は同実施例におけるキル
スイッチ装置を示す断面図、第3図は第2図のIII−III
線に沿う断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断面
図、第5図は同実施例におけるキルスイッチ装置を使用
した電気回路図の第1実施例、第6図は本発明の第2実
施例を示す電気回路図である。 10……エンジン,30……始動モータ 32……点火プラグ,34……キルスイッチ装置 54……第1端子,64……第2端子板 94……第2リレー
舶の全体を示す断面図、第2図は同実施例におけるキル
スイッチ装置を示す断面図、第3図は第2図のIII−III
線に沿う断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断面
図、第5図は同実施例におけるキルスイッチ装置を使用
した電気回路図の第1実施例、第6図は本発明の第2実
施例を示す電気回路図である。 10……エンジン,30……始動モータ 32……点火プラグ,34……キルスイッチ装置 54……第1端子,64……第2端子板 94……第2リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02N 11/08 F02P 9/00 301A F02P 9/00 301 B63H 21/24
Claims (1)
- 【請求項1】出力軸にインペラ軸が連結されるエンジン
と、前記エンジンの点火プラグに電圧を印加する電気回
路と、前記エンジンの始動モータとを備えた小型船舶の
始動装置において、 運転者の身体に繋がれるワイヤーに設けられた係止部材
と、船体側に設けられるキルスイッチ装置と、を備え、 前記キルスイッチ装置は、常に一方向に付勢される移動
子を有し、前記移動子が動作位置に移動した状態で前記
点火プラグを失火させると共に前記始動モータの起動を
阻止し、 前記係止部材は、前記移動子に対して係脱自在に係止し
て、係止状態において前記移動子の前記動作位置への移
動を阻止する、 ことを特徴とする小型船舶の始動装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63042885A JP2647673B2 (ja) | 1988-02-25 | 1988-02-25 | 小型船舶の始動装置 |
| US07/313,542 US4949684A (en) | 1988-02-25 | 1989-02-21 | Starting system for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63042885A JP2647673B2 (ja) | 1988-02-25 | 1988-02-25 | 小型船舶の始動装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8278311A Division JP2758157B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 小型船舶 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01216070A JPH01216070A (ja) | 1989-08-30 |
| JP2647673B2 true JP2647673B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=12648493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63042885A Expired - Lifetime JP2647673B2 (ja) | 1988-02-25 | 1988-02-25 | 小型船舶の始動装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4949684A (ja) |
| JP (1) | JP2647673B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022107362A1 (ja) * | 2020-11-17 | 2022-05-27 | ヤマハ発動機株式会社 | 船舶推進装置のための利用管理システム、船舶推進装置、ユーザ端末装置および使用権管理サーバ |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| AU4908796A (en) * | 1995-03-27 | 1996-10-16 | Ppg Industries, Inc. | Emulsifiers and their use in water dispersible polyisocyanat e compositions |
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| JP2001088789A (ja) | 1999-09-24 | 2001-04-03 | Yamaha Motor Co Ltd | 小型推進艇の盗難防止装置 |
| JP2002225799A (ja) | 2001-02-05 | 2002-08-14 | Sanshin Ind Co Ltd | 水上走行船の盗難防止装置 |
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| US20090183705A1 (en) * | 2008-01-22 | 2009-07-23 | Coates George J | Hot spark injection system for diesel engines to promote complete combustion |
| DE112017000486T5 (de) * | 2016-01-25 | 2018-10-31 | Walbro Llc | Motor-notausschalter- und steueranordnung |
| US11319915B2 (en) | 2020-06-11 | 2022-05-03 | Kohler Co. | Engine system, and method of starting the engine |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS5531496Y2 (ja) * | 1978-10-03 | 1980-07-26 | ||
| US4369745A (en) * | 1978-12-15 | 1983-01-25 | Delta Systems, Inc. | Safety interlock for machine and engine with magneto ignition |
| JPS5982577A (ja) * | 1982-11-02 | 1984-05-12 | Nippon Denso Co Ltd | 車両用原動機の始動制御装置 |
| FR2545541B1 (fr) * | 1983-05-07 | 1990-08-17 | Lucas Ind Plc | Dispositif de commande d'arret/demarrage de moteur pour un vehicule automobile |
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| JPH0636299Y2 (ja) * | 1986-03-11 | 1994-09-21 | 三菱電機株式会社 | 内燃機関用始動停止装置 |
-
1988
- 1988-02-25 JP JP63042885A patent/JP2647673B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-02-21 US US07/313,542 patent/US4949684A/en not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022107362A1 (ja) * | 2020-11-17 | 2022-05-27 | ヤマハ発動機株式会社 | 船舶推進装置のための利用管理システム、船舶推進装置、ユーザ端末装置および使用権管理サーバ |
| JPWO2022107362A1 (ja) * | 2020-11-17 | 2022-05-27 | ||
| JP7614222B2 (ja) | 2020-11-17 | 2025-01-15 | ヤマハ発動機株式会社 | 船舶推進装置のための利用管理システム、船舶推進装置、ユーザ端末装置および使用権管理サーバ |
| US12337940B2 (en) | 2020-11-17 | 2025-06-24 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Usage management system for ship propulsion apparatus, ship propulsion apparatus, user terminal device, and usage rights management server |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4949684A (en) | 1990-08-21 |
| JPH01216070A (ja) | 1989-08-30 |
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