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JP2699864B2 - フィードフォワード型歪補償回路 - Google Patents

フィードフォワード型歪補償回路

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JP2699864B2
JP2699864B2 JP6065484A JP6548494A JP2699864B2 JP 2699864 B2 JP2699864 B2 JP 2699864B2 JP 6065484 A JP6065484 A JP 6065484A JP 6548494 A JP6548494 A JP 6548494A JP 2699864 B2 JP2699864 B2 JP 2699864B2
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distortion
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/32Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F1/3223Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward
    • H03F1/3229Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward using a loop for error extraction and another loop for error subtraction
    • H03F1/3235Modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion using feed-forward using a loop for error extraction and another loop for error subtraction using a pilot signal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2201/00Indexing scheme relating to details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements covered by H03F1/00
    • H03F2201/32Indexing scheme relating to modifications of amplifiers to reduce non-linear distortion
    • H03F2201/3212Using a control circuit to adjust amplitude and phase of a signal in a signal path

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Amplifiers (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィードフォワード型歪
補償回路に係り、特に高周波帯で使用される線形増幅器
用フィードフォワード型歪補償回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフィードフォワード型歪
補償回路としては、例えば、特開平1−198809号
公報、特開平4−70203号公報および特開平4−8
3406号公報に示されるように、高周波帯の高出力線
形増幅器の実現ならびに消費電力の節約を目的として用
いられている。図11は上記特開平4−83406号公
報に示されるフィードフォワード型歪補償回路の基本構
成の一例を示すブロック図である。
【0003】フィードフォワード型歪補償回路は、基本
的に二つの信号相殺回路によって構成されている。一つ
は歪検出回路1であり、他の一つは歪除去回路2であ
る。歪検出回路1は主増幅器8を有する経路(主増幅器
経路)MLと遅延線46を有する経路(第1の遅延線経
路)DL1とから構成され、また、歪除去回路2は遅延
線47を有する経路(第2の遅延線経路)DL2と補助
増幅器20を有する経路(補助増幅器経路)SLとから
構成される。さらに、歪検出回路1には電気的に調整可
能な可変減衰器6と電気的に調整可能な可変移相器7と
が具備されるが、特性的に大きな違いが生じることがな
いので、これらは主増幅器8と同一の経路に挿入して
も、遅延線46と同一の経路に挿入してもどちらでも構
わない。同様に、歪除去回路2にも電気的に調整可能な
可変減衰器18と電気的に調整可能な可変移相器19が
具備されるが、これらは遅延線47と同一の経路に挿入
しても、補助増幅器20と同一の経路に挿入してもどち
らでも構わない。
【0004】次に、このフィードフォワード型歪補償回
路の動作について説明する。入力端子26に印加された
入力信号は電力分配器5により主増幅器経路MLと遅延
線経路DL1とに分配される。主増幅器経路MLを通過
し、歪を伴った信号成分は、電力分配器11により遅延
線経路DL2と信号伝送経路BLとに分配される。信号
伝送路BLを通過した歪を伴う信号成分は、遅延線経路
DL1を通過してきた信号成分と電力合成器14におい
て合成され、その合成信号は補助増幅器経路SLに出力
される。このとき、可変減衰器6と可変移相器7は、電
力合成器14に入力される2つの経路、すなわち、遅延
線経路DL1,信号伝送経路BLを通る両信号成分に関
して互いに振幅、遅延量が等しく、かつ、位相が逆相と
なるように調整される。この結果、電力合成器14から
補助増幅器経路SLへの出力として、遅延線46と主増
幅器8を通る2つの信号の差成分が検出されることにな
る。すなわち、可変減衰器6と可変移相器7が上記のと
おり調整されているとき、この差成分は主増幅器8で発
生した非線形歪成分のみとなり、このことからこの回路
は歪検出回路と呼ばれる。
【0005】一方、電力分配器11によって分配された
主増幅器経路MLを通過してきた信号のうち、遅延線経
路DL2に出力された信号は電力合成器17において、
補助増幅器経路SLを通過してきた信号と合成される。
このとき、電力分配器11の入力端子から電力合成器1
7の出力端子までの2経路、すなわち、遅延線経路DL
2と、補助増幅器経路SLとの伝達特性が、互いに振
幅、遅延量に関して等しく、位相に関して逆相となるよ
うに可変減衰器18と可変移相器19が調整される。こ
こで、補助増幅器経路SLを通過する信号は歪検出回路
1で検出された主増幅器8の出力信号の歪成分であるの
で、電力合成器17では主増幅器8の出力信号と歪成分
を逆相、等振幅で合成することになり、その結果、回路
全体の出力における歪成分の相殺が実現される。
【0006】ここで、上記の特開平4−83406号公
報に示されるフィードフォワード型歪補償回路では、歪
検出回路1と歪除去回路2それぞれにおける信号合成時
の等振幅、等遅延、逆相の条件を精度良く実現するため
の手段として、方向性結合器3を介して発振器4から第
1のパイロット信号を注入している。この第1のパイロ
ット信号を歪除去回路2の補助増幅器経路SL中から方
向性結合器40を介して取り出し、選択レベル計43に
よってその残留レベルを検出することにより、等振幅、
等遅延、逆相の条件が満たされているかどうか感知する
ことができる。すなわち、ここで検出された第1のパイ
ロット信号の残留レベルが小さければ小さいほど、等振
幅、等遅延、逆相の条件に近い状態であることが分かる
ので、このレベルが最小となるように制御回路25によ
って可変減衰器6および可変移相器7を調整している。
【0007】同様に、歪除去回路2においても、発振器
9からの第2のパイロット信号を方向性結合器10を介
して主増幅器経路MLに注入する。この第2のパイロッ
ト信号を方向性結合器41を介してフィードフォワード
型歪補償回路の出力から取り出し、選択レベル計44で
その残留レベルを検出することにより、上記の条件が実
現されているかどうかを感知して、検出した第2のパイ
ロット信号の残留レベルを最小にするように可変減衰器
18および可変移相器19を制御回路25で調整してい
る。また、フィードフォワード型歪補償回路の出力信号
から第1のパイロット信号を除去するため、発振器4か
らの第1のパイロット信号を電気的に調整可能な可変減
衰器29と可変移相器30と増幅器31を経由した後、
方向性結合器32を介して歪除去回路2の補助増幅器経
路SLに注入する。方向性結合器42を介して歪除去回
路2における残留した第1のパイロット信号を取り出
し、選択レベル計45でそのレベルを検出し、検出レベ
ルが最小となるように可変減衰器29と可変移相器30
を制御回路25で調整している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上がこのフィードフ
ォワード型歪補償回路の基本的動作である。このフィー
ドフォワード型歪補償回路の歪補償性能を大きく左右す
るのが、歪検出回路1における可変減衰器6と可変移相
器7および歪除去回路2における可変減衰器18と可変
移相器19の調整精度である。しかしながら、実際にこ
れらの調整を上記の条件を満たすような平衡状態を維持
するのは容易ではなく、仮に、初期制御によってこれら
の調整を完全にしたとしても、環境温度の変化、供給電
源電圧の微小変動、入力電力の変化、経年変化等により
主増幅器8の特性が変化するため、歪検出回路1及び歪
除去回路2の伝達特性を追従することは困難である。
【0009】そこで、上記の特開平4−83406号公
報に示される従来技術では、それらの伝達特性を正確に
とらえる手段として、歪検出回路1と歪除去回路2にそ
れぞれ第1および第2のパイロット信号を注入し、各回
路の出力側でそのレベルを検出しているが、ここで検出
された残留パイロット信号のレベルは可変減衰器と可変
移相器の直接調整量を示すものではなく、あくまで等振
幅、等遅延、逆相という信号合成条件の不完全性を表す
パラメータでしかないため、その制御は推定的アルゴリ
ズムに頼る以外にない。そのため、制御回路25に過大
な負担をかけるだけでなく、最適な調整量に達するまで
に要するソフトウェアのステップが非常に多く、歪検出
回路1や歪除去回路2の急激な特性の変化やごく微小な
特性の変化を追従することが困難であるという問題があ
った。本発明はかかる問題を解決するためになされたも
ので、その目的とするところは、合成前のパイロット信
号の位相差とレベル差を検出して、それぞれを移相調整
量およびレベル調整量として直接用いることにより、調
整精度の向上と制御回路の負荷軽減を実現するフィード
フォワード型歪補償回路を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のフィードフォワ
ード型歪補償回路は、主増幅器を有する経路(主増幅器
経路)と遅延線を有する経路(第1の遅延線経路)とか
ら成り主増幅器で発生する非線形歪成分を検出する歪検
出回路と、補助増幅器を有する経路(補助増幅器経路)
と遅延線を有する経路(第2の遅延線経路)とから成り
歪検出回路で検出した歪成分を補助増幅器によって増幅
した後、主増幅器の出力と再び合成することにより歪成
分の相殺を行う歪除去回路とを有するフィードフォワー
ド型歪補償回路において、フィードフォワード型歪補償
回路の入力に特定周波数の第1のパイロット信号を注入
するための第1の信号注入手段と、歪検出回路におい
て、フィードフォワード型歪補償回路の入力信号を主増
幅器経路と第1の遅延線経路とに分配する第1の信号分
配手段と、歪検出回路において、主増幅器経路あるいは
第1の遅延線経路に挿入される第1の電気的可変減衰手
段および第1の電気的可変移相手段と、歪検出回路にお
いて、主増幅器経路に第1のパイロット信号とは異なる
特定周波数の第2のパイロット信号を注入するための第
2の信号注入手段と、歪検出回路において、主増幅器経
路の出力端に置かれ、主増幅器経路の出力信号を第2の
遅延線経路と信号伝送経路とに分配するための第2の信
号分配手段と、歪検出回路において、第1の遅延線経路
の出力信号と信号伝送経路の出力信号とを合成し、補助
増幅器経路に出力するための第1の信号合成手段と、歪
検出回路において、信号伝送経路と第1の遅延線経路と
にまたがって接続され、主増幅器経路を通過した第1の
パイロット信号と第1の遅延線経路を通過した第1のパ
イロット信号とをそれぞれ取り出し、両経路の第1のパ
イロット信号の位相差を検出する第1の位相差検出手段
と、歪検出回路において、信号伝送経路と第1の遅延線
経路とにまたがって接続され、主増幅器経路を通過した
第1のパイロット信号と第1の遅延線経路を通過した第
1のパイロット信号とをそれぞれ取り出し、両経路の第
1のパイロット信号のレベル差を検出する第1のレベル
差検出手段と、歪除去回路において、補助増幅器経路あ
るいは第2の遅延経路に挿入される第2の電気的可変減
衰手段および第2の電気的可変移相手段と、歪除去回路
において、補助増幅器経路の出力信号と第2の遅延線経
路の出力信号とを合成し、この合成信号をフィードフォ
ワード型歪補償回路の出力とする第2の信号合成手段
と、歪除去回路において、2のパイロット信号の検出レ
ベル差が最小となるように、第2の電気的可変減衰手段
および第2の電気的可変移相手段を制御する制御手段と
を備えたものである。
【0011】
【作用】本発明においては、フィードフォワード型歪補
償回路において、歪検出回路の信号相殺条件の不完全性
とその誤差成分が第1の位相差検出手段と第1のレベル
差検出手段で検出され、検出された情報は第1の電気的
可変減衰手段と第1の電気的可変移相手段の調整量とし
て用いられ、また、歪除去回路においても同様に、第2
の位相差検出手段と第2のレベル差検出手段で検出され
た情報が第2の電気的可変減衰手段と第2の電気的可変
移相手段の調整量として用いられ、歪検出回路と歪除去
回路の信号相殺条件が最適に自動調整されることによ
り、回路の最適な伝達特性が維持されることになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。 〔第1発明〕図1はこの発明の一実施例を示すフィード
フォワード型歪補償回路のブロック図で、請求項1(第
1発明)の実施例を示すものである。図1において図1
1と同一符号は同一或いは同等構成要素を示す。この実
施例では、図11と同様に、特定周波数の第1のパイロ
ット信号を発生するための発振器4が方向性結合器3を
介してフィードフォワード型歪補償回路の入力端子26
と電力分配器5との間に挿入されている。また、第1の
パイロット信号とは異なる特定周波数の第2のパイロッ
ト信号を発生するための発振器9が方向性結合器10を
介して主増幅器8と電力分配器11との間に挿入されて
いる。歪検出回路1において、電力分配器5と主増幅器
8との間には、電気的に調整可能な可変減衰器6および
電気的に調整可能な可変移相器7が挿入されている。同
様にして、歪除去回路2において、電力合成器14と補
助増幅器20との間にも、電気的に調整可能な可変減衰
器18および電気的に調整可能な可変移相器19が挿入
されている。
【0013】電力合成器14の2つの入力端子にはそれ
ぞれ方向性結合器12と方向性結合器13が接続され、
双方の結合出力端子は位相差検出回路21とレベル差検
出回路22とに接続されている。同様に、電力合成器1
7の2つの入力端子にはそれぞれ方向性結合器15と方
向性結合器16が接続され、双方の結合出力端子は位相
差検出回路23とレベル差検出回路24とに接続されて
いる。位相差検出回路21、レベル差検出回路22、位
相差検出回路23、レベル差検出回路24の出力端子
は、すべて制御回路25に接続されている。
【0014】ここで、可変減衰器6と可変移相器7の順
番はどちらが入力側でもよい。同様に、可変減衰18と
可変移相器19の順番はどちらが入力側でもよい。方向
性結合器10は、主増幅器経路ML中であれば、主増幅
器8より入力側に挿入しても構わない。また、可変減衰
器6と可変移相器7は、その両方とも、もしくはどちら
か一方が遅延線46中に挿入されても構わない。同様
に、可変減衰器18と可変移相器19は、その両方と
も、もしくはどちらか一方が遅延線47中に挿入されて
も構わない。
【0015】次に、このフィードフォワード型歪補償回
路の動作について説明する。入力端子26から印加され
た入力信号は、電力分配器5によって主増幅器経路ML
と遅延線経路DL1とに分配される。主増幅器経路ML
に分配された信号は主増幅器8により増幅され、歪を伴
った増幅信号となる。この増幅信号は電力分配器11に
より遅延線経路DL2と信号伝送経路BLとに分配され
る。信号伝送経路BLに分配された増幅信号は、電力合
成器14によって遅延線経路DL1を通過してきた入力
信号と合成される。このとき、両経路の信号成分が振
幅、遅延量に関して等しく、逆位相となる条件を満たす
と、歪検出回路1の出力として電力合成器14の出力か
らは主増幅器8で発生した歪成分のみが検出される。
【0016】発振器4より方向性結合器3を介してフィ
ードフォワード型歪補償器に注入された第1のパイロッ
ト信号は、フィードフォワード型歪補償回路の入力信号
と同じ経路をたどり、主増幅器8を経由してきた第1の
パイロット信号は方向性結合器12を介して取り出さ
れ、遅延線46を経由してきた第1のパイロット信号は
方向性結合器13を介して取り出され、両経路の第1の
パイロット信号の位相差が位相差検出回路21によって
検出され、同様に両経路の第1のパイロット信号のレベ
ル差がレベル差検出回路22によって検出される。制御
回路25は、この検出される第1のパイロット信号の位
相差が180度、もしくは、電力合成器14において合
成される第1のパイロット信号が互いに等遅延、逆相と
なるように、また、第1のパイロット信号の検出レベル
差が最小となるように、上記第1のパイロット信号の検
出レベル差および検出位相差を調整量として可変減衰器
7および可変移相器8を調整する。
【0017】一方、歪検出回路1で検出された歪成分は
補助増幅器経路SLを通り補助増幅器20で増幅された
後、電力合成器17において遅延線経路DL2を通過し
てきた歪を伴う増幅信号と合成される。ここで、発振器
9より方向性結合器10を介して注入された第2のパイ
ロット信号は、電力分配器11によって遅延線経路DL
2と信号伝送経路BLとに分配され、電力合成器14を
通過した第2のパイロット信号は補助増幅器20に入力
されて所要のレベルまで増幅された後、電力合成器17
において遅延線経路DL2を通過してきた第2のパイロ
ット信号と再び構成される。この際、遅延線47を経由
してきた第2のパイロット信号は方向性結合器15を介
して取り出され、補助増幅器20を経由してきた第2の
パイロット信号は方向性結合器16を介して取り出さ
れ、両経路の第2のパイロット信号の位相差が位相差検
出回路23によって検出され、同様に両経路の第2のパ
イロット信号のレベル差がレベル差検出回路24によっ
て検出される。
【0018】制御回路25は、この検出される第2のパ
イロット信号の位相差が180度、もしくは、電力合成
器17において合成される第2のパイロット信号が互い
に等遅延、逆相となるように、また、第2のパイロット
信号の検出レベル差が最小となるように、上記第2のパ
イロット信号の検出レベル差および検出位相差を調整量
として可変減衰器18および可変移相器19を調整す
る。このとき、電力分配器11の入力端子から電力合成
器17の出力端子までの2経路、すなわち、遅延線経路
DL2と、補助増幅器経路SLとの伝達特性が、互いに
振幅、遅延量に関して等しく、位相に関して逆相となる
条件を満たすと、フィードフォワード型歪補償回路の出
力には主増幅器8で発生した歪成分が除去され、増幅信
号のみが現れることになる。以上の制御を常時、もしく
は間欠的に行うことにより、極めて安定性の高いフィー
ドフォワード型歪補償回路を実現することができる。
【0019】〔第2発明〕図2は本発明の請求項2(第
2発明)の実施例を示すものである。このフィードフォ
ワード型歪補償回路は、図1に示したフィードフォワー
ド型歪補償回路において、出力端子27の前に第1のパ
イロット信号を除去するための帯域通過フィルタ28を
挿入したものである。これにより、発振器4より方向性
結合器3を介して注入された第1のパイロット信号をフ
ィードフォワード型歪補償回路の出力信号から除去する
ことができる。その他の動作については、図1に示した
実施例と同様であるので省略する。
【0020】〔第3発明〕図3は本発明の請求項3(第
3発明)の実施例を示すものである。このフィードフォ
ワード型歪補償回路は、図1に示したフィードフォワー
ド型歪補償回路において、発振器4からの第1のパイロ
ット信号を可変減衰器29と可変移相器30と増幅器3
1を経由した後、方向性結合器32を介して歪除去回路
2中の補助増幅器経路SLに注入するようにしたもので
ある。これにより、注入された第1のパイロット信号
は、電力合成器17において遅延線47を経由してきた
第1のパイロット信号と合成される。このとき、遅延線
47を経由してきた第1のパイロット信号は方向性結合
器15を介して取り出され、補助増幅器20を経由して
きた第1のパイロット信号は方向性結合器16を介して
取り出され、両経路の第1のパイロット信号の位相差が
位相差検出回路23により検出され、同様に両経路の第
1のパイロット信号のレベル差がレベル差検出回路24
によって検出される。
【0021】制御回路25は、この検出される第1のパ
イロット信号の位相差が180度、もしくは、電力合成
器17において合成される第1のパイロット信号が互い
に等遅延、逆相となるように、また、第1のパイロット
信号の検出レベル差が最小となるように、可変減衰器2
9および可変移相器30を調整する。以上の結果、方向
性結合器3を介して発振器4から注入された第1のパイ
ロット信号をフィードフォワード型歪補償回路の出力信
号から除去することができる。その他の動作について
は、図1に示した実施例と同様であるので省略する。
【0022】〔第4発明〕図4は本発明の請求項4(第
4発明)の実施例を示すものである。このフィードフォ
ワード型歪補償回路は、図1に示したフィードフォワー
ド型歪補償回路において、発振器4と方向性結合器3と
の間に信号切替器33を挿入し、その出力端子の一方3
3aを方向性結合器3へ接続し、他方33bを方向性結
合器10へ接続したものである。これにより、第1のパ
イロット信号と第2のパイロット信号を同一周波数とし
て信号切替器33で時間的に切り替えて注入することが
できる。この場合、パイロット信号が方向性結合器3を
介して注入されているときには、位相差検出回路21お
よびレベル差検出回路22でこのパイロット信号の位相
差およびレベル差が検出され、パイロット信号が方向性
結合器10を介して注入されているときには、位相差検
出回路23およびレベル差検出回路24でこのパイロッ
ト信号の位相差およびレベル差が検出され、これにより
歪検出回路1と歪除去回路2の制御が行われる。その他
の動作については、図1に示した実施例と同様であるの
で省略する。
【0023】〔第5発明〕図5は本発明の請求項5(第
5発明)の実施例を示すものである。このフィードフォ
ワード型歪補償回路は、図1に示したフィードフォワー
ド型歪補償回路において、レベル差検出回路22および
レベル差検出回路24に代えてレベル差検出回路34を
設け、さらに信号切替器35と信号切替器36を設け、
歪検出回路1の第1のパイロット信号のレベル差と歪除
去回路2の第2のパイロット信号のレベル差を同一のレ
ベル差検出回路34で検出するようにしたものである。
その他の動作については、図1に示した実施例と同様で
あるので省略する。
【0024】〔第6発明〕図6は本発明の請求項6(第
6発明)の実施例を示すものである。このフィードフォ
ワード型歪補償回路は、図4に示したフィードフォワー
ド型歪補償回路に図5の内容を適用したものである。す
なわち、第1のパイロット信号と第2のパイロット信号
を信号切替器33で切り替えることにより同一の周波数
として注入するものとし、歪検出回路1のパイロット信
号のレベル差と歪除去回路2のパイロット信号のレベル
差をレベル差検出回路34で共通して検出するようにし
たものである。ただし、パイロット信号が方向性結合器
3を介して注入されているときには、歪検出回路1のパ
イロット信号のレベル差を検出するように、またパイロ
ット信号が方向性結合器10を介して注入されていると
きには、歪除去回路2のパイロット信号のレベル差を検
出するように、信号切替器35および36を信号切替器
33に連動させるものとする。その他の動作について
は、図4に示した実施例と同様であるので省略する。
【0025】〔第7発明〕図7は本発明の請求項7(第
7発明)の実施例を示すものである。このフィードフォ
ワード型歪補償回路は、図1に示したフィードフォワー
ド型歪補償回路において、位相差検出回路21および位
相差検出回路23に代えて位相差検出回路37を設け、
さらに信号切替器38と信号切替器39を設け、歪検出
回路1の第1のパイロット信号の位相差と歪除去回路2
の第2のパイロット信号の位相差を同一の位相差検出回
路37で検出するようにしたものである。その他の動作
については、図1に示した実施例と同様であるので省略
する。
【0026】〔第8発明〕図8は本発明の請求項8(第
8発明)の実施例を示すものである。このフィードフォ
ワード型歪補償回路は、図4に示したフィードフォワー
ド型歪補償回路に図7の内容を適用したものである。す
なわち、第1のパイロット信号と第2のパイロット信号
を信号切替器33で切り替えることにより同一の周波数
として注入するものとし、歪検出回路1のパイロット信
号の位相差と歪除去回路2のパイロット信号の位相差を
位相差検出回路37で共通して検出するようにしたもの
である。ただし、パイロット信号が方向性結合器3を介
して注入されているときには、歪検出回路1のパイロッ
ト信号の位相差を検出するように、またパイロット信号
が方向性結合器10を介して注入されているときには、
歪除去回路2のパイロット信号の位相差を検出するよう
に、信号切替器38および39を信号切替器33に連動
させるものとする。その他の動作については、図4に示
した実施例と同様であるので省略する。
【0027】〔第9発明〕図9は本発明の請求項9(第
9発明)の実施例を示すものである。このフィードフォ
ワード型歪補償回路は、図1に示したフィードフォワー
ド型歪補償回路に図5の内容と図7の内容を適用したも
のである。すなわち、レベル差検出回路22およびレベ
ル差検出回路24に代えてレベル差検出回路34を設
け、さらに信号切替器35と信号切替器36を設け、歪
検出回路1の第1のパイロット信号のレベル差と歪除去
回路2の第2のパイロット信号のレベル差を同一のレベ
ル差検出回路34で検出できるようにし、また位相差検
出回路21および位相差検出回路23に代えて位相差検
出回路37を設け、さらに信号切替器38と信号切替器
39を設け、歪検出回路1の第1のパイロット信号の位
相差と歪除去回路2の第2のパイロット信号の位相差を
同一の位相差検出回路37で検出するようにしたもので
ある。
【0028】ただし、信号切替器35および36がレベ
ル差検出回路34によって歪検出回路1の第1のパイロ
ット信号のレベル差を検出するように切り替えられてい
るときは、信号切替器38および39も位相差検出回路
37によって歪検出回路1の第1のパイロット信号の位
相差を検出するように、同様に、信号切替器35および
36がレベル差検出回路34によって歪検出回路2の第
2のパイロット信号のレベル差を検出するように切り替
えられているときは、信号切替器38および39も位相
差検出回路37によって歪除去回路2の第2のパイロッ
ト信号の位相差を検出するように、信号切替器35、3
6、38および39はすべて連動しているものとする。
その他の動作については、図1に示した実施例と同様で
あるので省略する。
【0029】〔第10発明〕図10は本発明の請求項1
0(第10発明)の実施例を示すものである。このフィ
ードフォワード型歪補償回路は、図4に示したフィード
フォワード型歪補償回路に図6の内容と図8の内容を適
用したものである。すなわち、第1のパイロット信号と
第2のパイロット信号を信号切替器33で切り替えるこ
とにより同一の周波数として注入するものとし、さら
に、レベル差検出回路22およびレベル差検出回路24
に代えてレベル差検出回路34を設け、さらに信号切替
器35と信号切替器36を設け、歪検出回路1の第1の
パイロット信号のレベル差と歪除去回路2の第2のパイ
ロット信号のレベル差を同一のレベル差検出回路34で
検出するようにし、また位相差検出回路21および位相
差検出回路23に代えて位相差検出回路37を設け、さ
らに信号切替器38と信号切替器39を設け、歪検出回
路1の第1のパイロット信号の位相差と歪除去回路2の
第2のパイロット信号の位相差を同一の位相差検出回路
37で検出するようにしたものである。
【0030】ただし、信号切替器33が発振器4からの
パイロット信号を方向性結合器3から注入するように切
り替えられているときには、信号切替器35および36
はレベル差検出回路34によって歪検出回路1のパイロ
ット信号のレベル差を検出するように、信号切替器38
および39も位相差検出回路37によって歪検出回路1
のパイロット信号の位相差を検出するように、同様に、
信号切替器33が発振器4からのパイロット信号を方向
性結合器10から注入するように切り替えられていると
きには、信号切替器35および36はレベル差検出回路
34によって歪除去回路2のパイロット信号のレベル差
を検出するように、また信号切替器38および39も位
相差検出回路37によって歪除去回路2のパイロット信
号の位相差を検出するように、信号切替器33、35、
36、38および39はすべて連動しているものとす
る。その他の動作については、図4に示した実施例と同
様であるので省略する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるフィ
ードフォワード型歪補償回路は、歪検出回路の信号相殺
条件の不完全性とその誤差成分が第1の位相差検出手段
と第1のレベル差検出手段で検出され、検出された情報
は第1の電気的可変減衰手段と第1の電気的可変移相手
段の調整量として用いられ、また、歪除去回路において
も同様に、第2の位相差検出手段と第2のレベル差検出
手段で検出された情報が第2の電気的可変減衰手段と第
2の電気的可変移相手段の調整量として用いられ、歪検
出回路と歪除去回路の信号相殺条件が最適に自動調整さ
れることにより、回路の最適な伝達特性が維持されるこ
とになり、位相差検出回路とレベル差検出回路から得ら
れた位相差とレベル差でそれぞれ可変移相器と可変減衰
器の調整量を直接示すことが可能となり、制御時に要す
るソフトウェアのステップ数を減少させると同時に、環
境変化等に起因する回路の伝達特性の微小な変化から急
激な変動までを正確に検出し補償することができるの
で、安定した平衡状態を維持することができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフィードフォワード型歪補償回
路の請求項1(第1発明)の実施例を示すブロック図で
ある。
【図2】 本発明に係るフィードフォワード型歪補償回
路の請求項2(第2発明)の実施例を示すブロック図で
ある。
【図3】 本発明に係るフィードフォワード型歪補償回
路の請求項3(第3発明)の実施例を示すブロック図で
ある。
【図4】 本発明に係るフィードフォワード型歪補償回
路の請求項4(第4発明)の実施例を示すブロック図で
ある。
【図5】 本発明に係るフィードフォワード型歪補償回
路の請求項5(第5発明)の実施例を示すブロック図で
ある。
【図6】 本発明に係るフィードフォワード型歪補償回
路の請求項6(第6発明)の実施例を示すブロック図で
ある。
【図7】 本発明に係るフィードフォワード型歪補償回
路の請求項7(第7発明)の実施例を示すブロック図で
ある。
【図8】 本発明に係るフィードフォワード型歪補償回
路の請求項8(第8発明)の実施例を示すブロック図で
ある。
【図9】 本発明に係るフィードフォワード型歪補償回
路の請求項9(第9発明)の実施例を示すブロック図で
ある。
【図10】 本発明に係るフィードフォワード型歪補償
回路の請求項10(第10発明)の実施例を示すブロッ
ク図である。
【図11】 従来のフィードフォワード型歪補償回路の
一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…歪検出回路、2…歪除去回路、3,10,12,1
3,15,16,32…方向性結合器、4,9…発振
器、5,11…電力分配器、6,18,29…可変減衰
器、7,19,30…可変移相器、8…主増幅器、1
4,17…電力合成器、20…補助増幅器、21,2
3,37…位相差検出回路、22,24,34…レベル
差検出回路、25…制御回路、28…帯域通過フィル
タ、31…増幅器、33,35,36,38,39…信
号切替器、46,47…遅延線、ML…主増幅器経路、
SL…補助増幅器経路、BL…信号伝送経路、DL1…
第1の遅延線経路、DL2…第2の遅延線経路。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主増幅器の非線形歪成分を検出する歪検
    出回路と、この歪検出回路より検出した歪成分を補助増
    幅器によって増幅した後、前記主増幅器の出力と再び合
    成することによりこの主増幅器で発生した非線形歪成分
    の相殺を行う歪除去回路とを有するフィードフォワード
    型歪補償回路において、 前記フィードフォワード型歪補償回路の入力に特定周波
    数の第1のパイロット信号を注入するための第1の信号
    注入手段と、 前記歪検出回路において、前記フィードフォワード型歪
    補償回路の入力信号を主増幅器経路と第1の遅延線経路
    とに分配する第1の信号分配手段と、 前記歪検出回路において、前記主増幅器経路あるいは前
    記第1の遅延線経路に挿入される第1の電気的可変減衰
    手段および第1の電気的可変移相手段と、 前記歪検出回路において、前記主増幅器経路に前記第1
    のパイロット信号とは異なる特定周波数の第2のパイロ
    ット信号を注入するための第2の信号注入手段と、 前記歪検出回路において、前記主増幅器経路の出力端に
    置かれ、前記主増幅器経路の出力信号を第2の遅延線経
    路と信号伝送経路とに分配するための第2の信号分配手
    段と、 前記歪検出回路において、前記第1の遅延線経路の出力
    信号と前記信号伝送経路の出力信号とを合成し、補助増
    幅器経路に出力するための第1の信号合成手段と、 前記歪検出回路において、前記信号伝送経路と前記第1
    の遅延線経路とにまたがって接続され、前記主増幅器経
    路を通過した前記第1のパイロット信号と前記第1の遅
    延線経路を通過した前記第1のパイロット信号とをそれ
    ぞれ取り出し、両経路の第1のパイロット信号の位相差
    を検出する第1の位相差検出手段と、 前記歪検出回路において、前記信号伝送経路と前記第1
    の遅延線経路とにまたがって接続され、前記主増幅器経
    路を通過した前記第1のパイロット信号と前記第1の遅
    延線経路を通過した前記第1のパイロット信号とをそれ
    ぞれ取り出し、両経路の第1のパイロット信号のレベル
    差を検出する第1のレベル差検出手段と、 前記歪除去回路において、前記補助増幅器経路あるいは
    前記第2の遅延経路に挿入される第2の電気的可変減衰
    手段および第2の電気的可変移相手段と、 前記歪除去回路において、前記補助増幅器経路の出力信
    号と前記第2の遅延線経路の出力信号とを合成し、この
    合成信号を前記フィードフォワード型歪補償回路の出力
    とする第2の信号合成手段と、 前記歪除去回路において、前記補助増幅器経路と前記第
    2の遅延線経路とにまたがって接続され、前記補助増幅
    器経路を通過した前記第2のパイロット信号と前記第2
    の遅延線経路を通過した前記第2のパイロット信号とを
    それぞれ取り出し、両経路の第2のパイロット信号の位
    相差を検出する第2の位相差検出手段と、 前記歪除去回路において、前記補助増幅器経路と前記第
    2の遅延線経路とにまたがって接続され、前記補助増幅
    器経路を通過した前記第2のパイロット信号と前記第2
    の遅延線経路を通過した前記第2のパイロット信号とを
    それぞれ取り出し、両経路の第2のパイロット信号のレ
    ベル差を検出する第2のレベル差検出手段と、 前記第1の位相差検出手段での第1のパイロット信号の
    検出位相差を180度、もしくは、前記第1の信号合成
    手段において合成される第1のパイロット信号が互いに
    等遅延,逆相となるように、また前記第1のレベル差検
    出手段での第1のパイロット信号の検出レベル差が最小
    となるように、前記第1の電気的可変減衰手段および前
    記第1の電気的可変移相手段を制御する一方、前記第2
    の位相差検出手段での第2のパイロット信号の検出位相
    差を180度、もしくは、前記第2の信号合成手段にお
    いて合成される第2のパイロット信号が互いに等遅延,
    逆相となるように、また前記第2のレベル差検出手段で
    の第2のパイロット信号の検出レベル差が最小となるよ
    うに、前記第2の電気的可変減衰手段および前記第2の
    電気的可変移相手段を制御する制御手段とを備えること
    を特徴とするフィードフォワード型歪補償回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフィードフォワード型歪
    補償回路において、フィードフォワード型歪補償回路の
    出力信号から第1のパイロット信号を除去する信号除去
    手段を備えることを特徴とするフィードフォワード型歪
    補償回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフィードフォワード型歪
    補償回路において、補助増幅器経路に第1のパイロット
    信号を注入する第3の信号注入手段と、この第3の信号
    注入手段により注入する第1のパイロット信号の注入経
    路に挿入される第3の電気的可変減衰手段,第3の電気
    的可変移相手段および増幅手段とを備え、第2の位相差
    検出手段での第1のパイロット信号の検出位相差を18
    0度、もしくは、第2の信号合成手段において合成され
    る第1のパイロット信号が互いに等遅延,逆相となるよ
    うに、また第2のレベル差検出手段での第1のパイロッ
    ト信号の検出レベル差が最小となるように、前記第3の
    電気的可変減衰手段および前記第3の電気的可変移相手
    段を制御回路により制御するようにしたことを特徴とす
    るフィードフォワード型歪補償回路。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    記載のフィードフォワード型歪補償回路において、第1
    の信号注入手段および第2の信号注入手段に代えて、第
    1のパイロット信号と第2のパイロット信号を同一の周
    波数として注入するための第4の信号注入手段と、第1
    のパイロット信号を注入するか第2のパイロット信号を
    注入するかを選択するための第1の信号切替手段とを備
    えることを特徴とするフィードフォワード型歪補償回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3
    記載のフィードフォワード型歪補償回路において、第1
    のレベル差検出手段および第2のレベル差検出手段に代
    えて、歪検出回路における第1のパイロット信号のレベ
    ル差と歪除去回路における第2のパイロット信号のレベ
    ル差の双方を検出するための第3のレベル差検出手段
    と、歪検出回路における第1のパイロット信号のレベル
    差検出と歪除去回路における第2のパイロット信号のレ
    ベル差検出とを選択するための第2の信号切替手段と第
    3の信号切替手段とを備え、第2の信号切替手段と第3
    の信号切替手段とを連動させるようにしたことを特徴と
    するフィードフォワード型歪補償回路。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のフィードフォワード型歪
    補償回路において、第1のレベル差検出手段および第2
    のレベル差検出手段に代えて、歪検出回路における第1
    のパイロット信号のレベル差と歪除去回路における第2
    のパイロット信号のレベル差の双方を検出するための第
    3のレベル差検出手段と、歪検出回路における第1のパ
    イロット信号のレベル差検出と歪除去回路における第2
    のパイロット信号のレベル差検出とを選択するための第
    2の信号切替手段と第3の信号切替手段とを備え、第1
    の信号切替手段により第1のパイロット信号の注入が選
    択されているときには歪検出回路における第1のパイロ
    ット信号のレベル差検出を選択し、第1の信号切替手段
    により第2のパイロット信号の注入が選択されていると
    きには歪除去回路における第2のパイロット信号のレベ
    ル差検出を選択するように、第1の信号切替手段と第2
    の信号切替手段と第3の信号切替手段とを連動させるよ
    うにしたことを特徴とするフィードフォワード型歪補償
    回路。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2または請求項3
    記載のフィードフォワード型歪補償回路において、第1
    の位相差検出手段および第2の位相差検出手段に代え
    て、歪検出回路における第1のパイロット信号の位相差
    と歪除去回路における第2のパイロット信号の位相差の
    双方を検出するための第3の位相差検出手段と、歪検出
    回路における第1のパイロット信号の位相差検出と歪除
    去回路における第2のパイロット信号の位相差検出とを
    選択するための第4の信号切替手段と第5の信号切替手
    段とを備え、第4の信号切替手段と第5の信号切替手段
    とを連動させるようにしたことを特徴とするフィードフ
    ォワード型歪補償回路。
  8. 【請求項8】 請求項4記載のフィードフォワード型歪
    補償回路において、第1の位相差検出手段および第2の
    位相差検出手段に代えて、歪検出回路における第1のパ
    イロット信号の位相差と歪除去回路における第2のパイ
    ロット信号の位相差の双方を検出するための第3の位相
    差検出手段と、歪検出回路における第1のパイロット信
    号の位相差検出と歪除去回路における第2のパイロット
    信号の位相差検出とを選択するための第4の信号切替手
    段と第5の信号切替手段とを備え、第1の信号切替手段
    により第1のパイロット信号の注入が選択されていると
    きには歪検出回路における第1のパイロット信号の位相
    差検出を選択し、第1の信号切替手段により第2のパイ
    ロット信号の注入が選択されているときには歪除去回路
    における第2のパイロット信号の位相差検出を選択する
    ように、第1の信号切替手段と第2の信号切替手段と第
    3の信号切替手段とを連動させるようにしたことを特徴
    とするフィードフォワード型歪補償回路。
  9. 【請求項9】 請求項5記載のフィードフォワード型歪
    補償回路において、第1の位相差検出手段および第2の
    位相差検出手段に代えて、歪検出回路における第1のパ
    イロット信号の位相差と歪除去回路における第2のパイ
    ロット信号の位相差の双方を検出するための第3の位相
    差検出手段と、歪検出回路における第1のパイロット信
    号の位相差検出と歪除去回路における第2のパイロット
    信号の位相差検出とを選択するための第4の信号切替手
    段と第5の信号切替手段とを備え、第2の信号切替手段
    および第3の信号切替手段が第3のレベル差検出手段に
    よる歪検出回路の第1のパイロット信号のレベル差検出
    を選択しているときには、第3の位相差検出手段も歪検
    出回路の第1のパイロット信号の位相差を検出するよう
    に、また、第2の信号切替手段および第3の信号切替手
    段が第3のレベル差検出手段による歪除去回路の第2の
    パイロット信号のレベル差検出を選択しているときに
    は、第3の位相差検出手段も歪除去回路の第2のパイロ
    ット信号の位相差を検出するように、第4の信号切替手
    段および第5の信号切替手段と第2の信号切替手段およ
    び第3の信号切替手段とを連動させるようにしたことを
    特徴とするフィードフォワード型歪補償回路。
  10. 【請求項10】 請求項6記載のフィードフォワード型
    歪補償回路において、第1の位相差検出手段および第2
    の位相差検出手段に代えて、歪検出回路における第1の
    パイロット信号の位相差と歪除去回路における第2のパ
    イロット信号の位相差の双方を検出するための第3の位
    相差検出手段と、歪検出回路における第1のパイロット
    信号の位相差検出と歪除去回路における第2のパイロッ
    ト信号の位相差検出とを選択するための第4の信号切替
    手段と第5の信号切替手段とを備え、第1の信号切替手
    段により第1のパイロット信号の注入が選択されている
    ときには歪検出回路における第1のパイロット信号の位
    相差検出を選択し、第1の信号切替手段により第2のパ
    イロット信号の注入が選択されているときには歪除去回
    路における第2のパイロット信号の位相差検出を選択す
    るように、第1の信号切替手段と第4の信号切替手段と
    第5の信号切替手段とを連動させるようにしたことを特
    徴とするフィードフォワード型歪補償回路。
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