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JP2856602B2 - 異形管内ライニング方法 - Google Patents

異形管内ライニング方法

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Publication number
JP2856602B2
JP2856602B2 JP4162586A JP16258692A JP2856602B2 JP 2856602 B2 JP2856602 B2 JP 2856602B2 JP 4162586 A JP4162586 A JP 4162586A JP 16258692 A JP16258692 A JP 16258692A JP 2856602 B2 JP2856602 B2 JP 2856602B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
pipe
lining
curable resin
reinforcing plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4162586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06879A (ja
Inventor
耕造 織田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iida Kensetu Co Ltd
Original Assignee
Iida Kensetu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iida Kensetu Co Ltd filed Critical Iida Kensetu Co Ltd
Priority to JP4162586A priority Critical patent/JP2856602B2/ja
Publication of JPH06879A publication Critical patent/JPH06879A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2856602B2 publication Critical patent/JP2856602B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水道やガス管や農業
用導水管等の異形管の内面にライニングを施す方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記を目的としたライニング方法の一形
態として、特公昭55-43890号公報に記載されているよう
に、硬化性樹脂を含浸し、かつ流体に不透過性の膜で囲
繞された可撓性の樹脂吸湿物質よりなる筒状のライナー
50を、水圧又は空気圧で反転又は引込み、供給案内管56
を介して、管51内に漸次挿入し、挿入されたライナー50
を加熱又は光線や化学反応で硬化性樹脂を硬化させ、管
内表面にライニングを施すようにした管内ライニング方
法がある。
【0003】図5にかかるライニング方法に用いるライ
ニング施工装置Bの全体構成を示しており、図中、52は
ライナー50を折畳状態に収納する容器、53はライナー50
内に水を供給して水圧をかけ、ライナー50を反転状態で
管51内に挿入するための送水装置等である。
【0004】なお、かかるライニング施工において、5
7,58 は、管51の両端に位置するマンホール孔であり、
同孔57,58 中に管51の両端が露出している。
【0005】かかるライニング方法によって、容易に管
内表面にライニングを施すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
ライニング方法は、未だ、以下の解決すべき課題を有し
ていた。
【0007】即ち、図6に示すように異形形状の異形管
に上記したライニング方法を用いてライニングを施す場
合、ライニング50を管51の内面に沿って貼着し補強のた
めの充分な強度を得るには、ライナー50の厚さを円形の
パイプと比較して極めて厚くする必要がある。
【0008】そのため、在来工法のライナー厚さが42 m
m まででは、異形管の補強ライニングは不可能な設計厚
さとなることがある。
【0009】本発明は、上記した課題を解決することが
できる大型管内ライニング方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、硬化性樹脂を
含浸し、かつ流体に不透過性の膜で囲繞された可撓性の
樹脂吸湿物質よりなる筒状のライナーを、既設管等の管
内に、水圧、空気圧で反転挿入又は引込みによって挿入
し、挿入されたライナーを加熱して硬化性樹脂を硬化さ
せ、管内表面にライニングを施すようにした異形管内ラ
イニング方法において、先ず、前記管内に繊維強化性プ
ラスチックよりなる補強板を貼付け、その後、硬化性樹
脂を含浸させたライナーを管内に挿入し、次いで、ライ
ナー内に加熱流体等を流入してライナーの硬化性樹脂を
硬化させながら、その外周面と前記繊維強化性プラスチ
ックよりなる補強板とを熱融着させて、管内表面に、ラ
イナーと補強板との一体化による複合ライニングを形成
することを特徴とする異形管内ライニング方法に係るも
のである。
【0011】
【実施例】以下、添付図に示す実施例を参照して、本発
明に係わる異形管内ライニング方法について説明する。
【0012】図1は、本発明に係る異形管内ライニング
方法に用いるライニング施工装置Aの全体構成を示す。
【0013】ライニング施工装置Aは、基本的に、前述
した従来技術におけるライニング施工装置Bと同じよう
な構成を有している。
【0014】即ち、図1において、11は地中に埋設され
た角形の農業用排水管としての管であり、その両端はマ
ンホール通路17,18 や河川等に接続している。
【0015】また、10は特公昭55-43890号公報における
ライニング方法において用いられたと同様な筒状のライ
ナーであり、実質的に、硬化性樹脂を含浸し、かつ流体
に不透過性の膜で囲繞された可撓性の樹脂吸湿物質より
なる。
【0016】また、16は一側穴17に配設した供給案内管
であり、同案内管16の後端は管11の前端に連通連結され
ている。
【0017】一方、供給案内管16の前端にはライナー導
入口16a を設けており、同ライナー導入口16a には、図
示しないが、ライナー10を押し込み反転するライナー押
込反転機構によってライナー10の先端が結着されてい
る。
【0018】さらに、図1において、12はライナー10を
折畳状態に収納する容器、13はライナー10内に水を供給
して水圧をかけ、ライナー10を反転状態で管11内に挿入
するための送水装置である。
【0019】しかし、本発明に係るライニング施工装置
Aは、従来のライニング施工装置Bと異なり、図1〜図
3に示すように、管11内に、繊維強化プラスチック (F
RP) からなる補強板20を貼付けたことを特徴とする。
【0020】即ち、図2及び図3に示すように、本実施
例では、矩形中空断面を有する管11の左右及び上下内面
21,22,23,24 に、それぞれ、軸線方向に伸延する一定幅
かつ薄肉の補強板20を貼着している。また、補強板20は
必要個所に必要幅・長さのみ貼着すればよく、管11の全
周に貼着する必要はない。
【0021】なお、繊維強化プラスチック (FRP) と
しては各種形態のものを用いることができるが、好まし
くは、ガラス繊維強化プラスチック (GFRP) を用い
ることができる。
【0022】次に、上記構成を有するライニング施工装
置Aによるライニング方法について、図1〜図3を参照
して説明する。
【0023】まず、ライナー押込反転機構によって筒状
のライナー10を押圧反転し、その後、送水装置13を駆動
してライナー10内に注水する。ところで、ライナー10の
先端は固定されているので、図1に示すように、水圧に
より外側のフィルム面が内側となって、ライナー10は徐
々に管11内に挿入されることになる。
【0024】かかる挿入作業において、図1〜図3に示
すように、ライナー10は、管11の左右及び上下内面21,2
2,23,24 にそれぞれ貼着した繊維強化プラスチック (F
RP) に押圧されることになる。
【0025】その後、図示しないが、ライナー10の末端
に予め接続していた温水ホースが、ライナー10の挿入進
行に伴い、管11内に自然に引き込まれることになる。
【0026】ライナー10の挿入が完了すると、ボイラー
車等で加温した温水を温水ホースへ循環させ85℃まで加
温する。
【0027】このライナー10内への加熱流体を流入させ
ての加温により、ライナー10に含浸した熱硬化性樹脂は
完全に硬化し、その際、ライナー10の外周面は繊維強化
プラスチックからなる補強板20に熱融着して強力に一体
化し、ライナーと補強板との一体化したライニング層を
管11内表面に形成することができる。
【0028】かかるライニング層は、可撓性を持った強
固な管渠となって、老朽管を完全に蘇生することができ
る。
【0029】しかも、本発明では、このライニング層
は、従来と異なり、ライナーと補強板との一体化した複
合ライニング、すなわち、熱硬化性樹脂層とFRP層と
の複合構造となっており、FRP層は厚さが薄くても十
分な物理的強度を有するので、ライニング層の厚さを可
及的に薄くできる。
【0030】従って、ライニング補修による大径かつ異
形の管11の流水断面積の低減を可及的に抑えることがで
き、管の導水機能を十分に確保できる。
【0031】また、ライナー10の厚みも可及的に薄くで
きるので、ライナー10の押し込み反転作業、及び、その
後の水圧によるライナー10の管11内への挿入作業も容易
に行うことができる。
【0032】さらに、ライナー10の厚みを低減できるの
で経済的である。
【0033】図4に補強板20の変容例を示しており、補
強板20は、左右側板20a,20b と、両側板20a,20b の上端
同士を連結する天板20c とからなるサドル体と、同サド
ル体とは別体をなす底板20d とから構成されている。
【0034】かかる構成によって、管11の口径が小さい
場合であっても、補強板20を摺動させながら、管11内に
配設することができ、本発明に係るライニング方法を容
易に用いることができる。
【0035】
【効果】以上説明してきたように、本発明は、硬化性樹
脂を含浸し、かつ流体に不透過性の膜で囲繞された可撓
性の樹脂吸湿物質よりなる筒状のライナーを、既設管内
に、水圧や空気圧によって反転挿入、又は引込によって
管内に漸次挿入し、挿入されたライナーを加熱して硬化
性樹脂を硬化させ、管内表面にライニングを施すように
した異形管内ライニング方法において、先ず、前記管内
に繊維強化性プラスチックよりなる補強板を貼付け、そ
の後、硬化性樹脂を含浸させたライナーを管内に挿入
し、次いで、ライナー内に加熱流体等を流入してライナ
ーの硬化性樹脂を硬化させながら、その外周面と前記繊
維強化性プラスチックよりなる補強板とを熱融着させ
て、管内表面に、ライナーと補強板との一体化による複
合ライニングを形成することを特徴とする。
【0036】この複合ライニング層は、硬化性樹脂層と
繊維強化プラスチック層(FRP層)とが熱融着して一
体化した複合構造となっており、FRP層は厚さが薄く
ても十分な機械的強度を有するので、複合ライニング層
の厚さを可及的に薄くできる。従って、ライニング補修
による大径異形管等の流水断面積の低減を可及的に抑え
ることができ、管の導水機能を十分に確保できる。
【0037】また、ライナーの厚みも可及的に薄くでき
るので、ライナーの押し込み反転作業、及び、その後の
水圧によるライナーの管内への挿入作業も容易に行うこ
とができ、更に、経済性を高めることができる。
【0038】従って、在来のライニング工法で不可能で
あった大型異形管の補強も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るライニング方法に用いるライニン
グ施工装置の概念的構成説明図である。
【図2】図1の I-I線による断面図である。
【図3】図1のII-II 線による断面図である。
【図4】補強板の変容例の説明図である。
【図5】従来のライニング方法に用いるライニング施工
装置の概念的構成説明図である。
【図6】図5のIII-III 線による断面図である。
【符号の説明】
A ライニング施工装置 10 ライナー 11 管 20 補強板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬化性樹脂を含浸し、かつ流体に不透過性
    の膜で囲繞された可撓性の樹脂吸湿物質よりなる筒状の
    ライナー(10)を、既設管等の管(11)内に、水圧、空気圧
    で反転挿入又は引込みによって挿入し、挿入されたライ
    ナー(10)を加熱して硬化性樹脂を硬化させ、管内表面に
    ライニングを施すようにした異形管内ライニング方法に
    おいて、先ず、前記管(11)内に繊維強化性プラスチックよりなる
    補強板(20)を貼付け、その後、硬化性樹脂を含浸させた
    ライナー(10)を管内に挿入し、次いで、ライナー(10)内
    に加熱流体等を流入してライナー(10)の硬化性樹脂を硬
    化させながら、その外周面と前記繊維強化性プラスチッ
    クよりなる補強板(20)とを熱融着させて、管内表面に、
    ライナー(10)と補強板(20)との一体化による 複合ライニ
    ングを形成することを特徴とする異形管内ライニング方
    法。
JP4162586A 1992-06-22 1992-06-22 異形管内ライニング方法 Expired - Lifetime JP2856602B2 (ja)

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JPH06879A JPH06879A (ja) 1994-01-11
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JPS63286324A (ja) * 1987-05-20 1988-11-24 Toubu Kuriinaa Service:Kk 管路補修工法
JP2545259B2 (ja) * 1988-01-29 1996-10-16 清水建設株式会社 炭素繊維強化プラスチック板による構築物の強化方法

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