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JP3216582B2 - データ出力制御方法 - Google Patents

データ出力制御方法

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JP3216582B2
JP3216582B2 JP21007697A JP21007697A JP3216582B2 JP 3216582 B2 JP3216582 B2 JP 3216582B2 JP 21007697 A JP21007697 A JP 21007697A JP 21007697 A JP21007697 A JP 21007697A JP 3216582 B2 JP3216582 B2 JP 3216582B2
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Japan
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英之 下西
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    • H04L47/623Weighted service order
    • HELECTRICITY
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    • H04L47/50Queue scheduling
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    • H04L47/6285Provisions for avoiding starvation of low priority queues

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力データをその
属性に基づいて適切な待ち行列に格納後、各待ち行列か
らの出力データの最低速度を保証するように各待ち行列
を選択して、各待ち行列から単一の出力回線にデータを
出力するデータ出力制御方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のデータ出力制御方法とし
ては、Weighted RoundRobin方式
(M.Katavenis他、Weighted Ro
und−Robin Cell Multiplexi
ng in a General−Purpose A
TM Switch Chip,IEEE J.Sel
ected Areas in Communicat
ion Vol.9,No.8(1512)1265−
1279)がある。
【0003】Weighted Round Robi
n方式では、異なる重みをもって、データ出力を行う待
ち行列の選択動作を行い、各待ち行列に対してその重み
の比に従ってデータ出力の最低速度を保証し、余った出
力回線の容量は各待ち行列に対してその重みの比に従っ
て配分される。
【0004】Weighted Round Robi
n方式では各待ち行列毎にウエイトとカウンタを持つ。
ウエイトは各待ち行列に与えられている重みであり、カ
ウンタの初期値はウエイトの値である。Weighte
d Round Robin方式では、各データ出力時
間毎に、前回データ出力を行った待ち行列の次の待ち行
列から巡回順に、データを持ち且つカウンタの値が1以
上である待ち行列を探す。そして、この待ち行列からデ
ータを1つ送出して、この待ち行列のカウンタの値を1
つ減じる。データ出力を行うことのできる待ち行列が無
い場合、すなわちカウンタの値が1以上であり且つ1つ
以上データを持つ待ち行列が無い場合には、全てのカウ
ンタの値をウエイトの値に戻すリセット動作を行った
後、データ出力を行う待ち行列を選択し、データ出力を
行う。
【0005】Weighted Round Robi
n方式を適用したデータ出力制御装置の一構成例を図2
9に示す。データ出力制御装置101にデータが入力さ
れると、データ識別部11によって入力データがその属
性に従って適切な待ち行列13に格納される。そして、
各データ出力時間毎に、出力制御部12は待ち行列選択
部121によって指示された待ち行列からデータを1つ
取り出し、出力回線に出力する。
【0006】待ち行列選択部121では、各待ち行列毎
にウエイトとカウンタの値を保持するカウンタ値格納部
140と前回データを送出した待ち行列の番号を保持す
る待ち行列番号保持部26とを有し、判定部18は待ち
行列13内のデータ数とカウンタ値格納部140内のカ
ウンタ値とから待ち行列からのデータ送出の可否を判断
し、待ち行列番号加算部27と判定部18により、前回
データを送出した待ち行列の次の待ち行列から巡回順
に、データを持ち且つカウンタの値が1以上である待ち
行列を探す。そして、この待ち行列からデータを出力す
るように出力制御部12に指示し、同時にカウンタ値格
納部140では選択された待ち行列のカウンタ値を1つ
減じる。カウンタ値格納部140では、データを持ち且
つカウンタの値が1以上である待ち行列が無くなると、
全ての待ち行列のカウンタの値をそれぞれのウエイトの
値に戻すリセット動作を行う。
【0007】Weighted Round Robi
n方式を適用したデータ出力制御装置の別の構成例を図
30に示す。この例のデータ出力制御装置102は、待
ち行列選択部122の構成が図29の待ち行列選択部1
21と異なり、本例においては待ち行列13内のデータ
数とカウンタ値格納部140内のカウンタ値から与えら
れた待ち行列からのデータ送出の可否を判断する判定部
19を各待ち行列毎に持つ。複数の判定部19により、
全ての待ち行列について同時にデータの有無とカウンタ
値を調べることができ、選択回路28ではこの判定結果
と、待ち行列番号保持部26にある前回データを出力し
た待ち行列番号をもとに、データ出力を行う待ち行列を
選択する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】Weighted R
ound Robin方式の第一の問題点は、特に待ち
行列の数が多い場合に、待ち行列選択のための処理量が
大きいことである。図29の構成では、待ち行列の選択
の際に、データを持ち且つカウンタの値が1以上である
待ち行列が見つかるまで1つ以上の待ち行列を調べなけ
ればならず、待ち行列選択に関して全待ち行列数に応じ
た処理時間が必要である。また、図30の構成では、待
ち行列の選択を待ち行列数に依存しない時間で行うこと
が可能であるが、待ち行列数に応じた数の判定部が必要
となり、回路数が増大する。
【0009】第二の問題点は、リセット動作を行うため
の条件判定の処理量が大きいことである。前記条件判定
は全ての待ち行列内のデータ数、及び全ての待ち行列の
カウンタ値を調べる必要があるため、図29の構成にお
いては待ち行列数に応じた処理時間が必要であり、図3
0の構成においては待ち行列数に応じた回路数が必要で
ある。
【0010】第三の問題点は、カウンタのリセット動作
時に全ての待ち行列のカウンタを同時にリセットするた
め、リセット動作を行うためには全待ち行列数に応じた
処理時間もしくは処理量が必要になることである。
【0011】第四の問題点は、Weighted Ro
und Robin方式は、カウンタの値が1以上で且
つ1つ以上データを持つ複数の待ち行列に関しては、各
待ち行列を巡回的に選択するため、遅延要求が厳しく、
優先してデータを出力する必要のある待ち行列も、優先
される必要のない待ち行列も、同等に扱われることであ
る。このため、遅延要求に厳しい待ち行列の遅延要求が
満たされない可能性が生じる。
【0012】Weighted Round Robi
n方式では、各待ち行列に対してそれぞれのウエイトの
比に従って最低データ速度を保証し、出力回線の容量が
余っている時には、出力回線の余剰容量を各待ち行列の
ウエイトの比に従って分配する。しかしながら、出力回
線の余剰容量を各待ち行列のウエイトの比とは関係な
く、等分などの別の比率で分配したいという要求も存在
すると考えられる。第五の問題点は、Weighted
Round Robin方式ではこのような要求に対
応できないことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の待ち行
列を有し、入力データをその属性(例えばサービスクラ
ス)に基づいて適切な待ち行列に格納し、これらの待ち
行列から単一の出力回線にデータを出力するデータ出力
制御方法において、以下のような構成を採用している。
【0014】(1)待ち行列の番号を格納する複数のリ
ストを使用し、同一の待ち行列番号は全リスト中に高々
1つのみ存在するようにし、入力データを待ち行列に格
納する際、該待ち行列が入力データ以外のデータを持た
なければ、該待ち行列のデータ出力可否状態および優先
度の内の少なくとも1つの条件に応じて適切なリストに
該待ち行列番号を格納し、データを出力回線に出力する
際には、適切なリストを選択してそのリストの先頭から
待ち行列番号を取り出し、取り出した番号の待ち行列か
らデータを1つ送出し、該待ち行列が、出力したデータ
以外のデータを持てば前記条件により適切なリストに該
待ち行列番号を格納し、一定時間毎に、もしくは特定の
リストが空になる毎に、各待ち行列の前記条件の変更
と、リスト間での待ち行列番号の移動とを行うリセット
動作を行う。
【0015】(2)データを持ち且つそのデータを出力
可能な待ち行列の番号を保持する送出可能待ち行列番号
リストと、データを持つがそのデータを出力できる状態
にない待ち行列の番号を保持する送出不可能待ち行列番
号リストとを使用し、同一の待ち行列番号は全リスト中
に高々1つのみ存在するようにし、入力データを待ち行
列に格納する際、その待ち行列が入力データ以外のデー
タを持たない場合は該待ち行列からのデータ送出の可否
に従って適切なリストに該待ち行列番号を格納し、デー
タを出力回線に出力する際には、送出可能待ち行列リス
トの先頭から待ち行列番号を取り出し、取り出した番号
の待ち行列からデータを1つ送出し、データ送出後該待
ち行列が出力されたデータ以外のデータを持つ場合は再
び適切なリストに該待ち行列番号を格納し、前回のリセ
ット動作以降に該待ち行列から出力されたデータの個数
が一定数以上となると該待ち行列を送出不可能状態と
し、また、データを出力する際に送出可能待ち行列番号
リストが空であれば、全ての待ち行列をデータ送出可能
状態とし、送出不可能待ち行列番号リストの内容を送出
可能待ち行列番号リストに移動するリセット動作を行
う。
【0016】(3)データを持ち且つそのデータを優先
して出力可能な待ち行列の番号を保持する送出可能優先
待ち行列番号リストと、データを持ち且つそのデータを
非優先で出力可能な待ち行列の番号を保持する送出可能
非優先待ち行列番号リストとを使用し、同一の待ち行列
番号は全リスト中に高々1つのみ存在するようにし、入
力データを待ち行列に格納する際、その待ち行列が該入
力データ以外のデータを持たない場合は待ち行列の現在
の優先度に従って適切なリストに該待ち行列番号を格納
し、データを出力回線に出力する際には、送出可能優先
待ち行列番号リストの先頭の待ち行列から待ち行列番号
を取り出し、もし送出可能優先待ち行列番号リストが空
であれば送出可能非優先待ち行列番号リストの先頭から
待ち行列番号を取り出し、取り出した番号の待ち行列か
らデータを1つ送出し、データ送出後該待ち行列が出力
されたデータ以外のデータを持つ場合は再び該待ち行列
の優先度に従って適切なリストに該待ち行列番号を格納
し、前回のリセット動作以降に該待ち行列から出力され
たデータの個数が一定数以上となると該待ち行列を非優
先状態とし、一定時間毎に、全ての待ち行列を優先状態
とし、送出可能非優先待ち行列番号リストの内容を送出
可能優先待ち行列番号リストに移動するリセット動作を
行う。
【0017】(4)データを持ち且つそのデータを優先
して出力可能な待ち行列の番号を保持する送出可能優先
待ち行列番号リストと、データを持ち且つそのデータを
非優先で出力可能な待ち行列の番号を保持する送出可能
非優先待ち行列番号リストと、データを持つがそのデー
タを出力できる状態にない待ち行列の番号を保持する送
出不可能待ち行列番号リストとを使用し、同一の待ち行
列番号は全リスト中に高々1つのみ存在するようにし、
入力データを待ち行列に格納する際、その待ち行列が該
入力データ以外のデータを持たない場合は該待ち行列の
優先度と該待ち行列からのデータ送出の可否とに従って
適切なリストに該待ち行列を格納し、データを出力回線
に出力する際には、送出可能優先待ち行列番号リストの
先頭から待ち行列番号を取り出し、もし送出可能優先待
ち行列番号リストが空であれば送出可能非優先待ち行列
番号リストの先頭から待ち行列番号を取り出したのち該
待ち行列を送出不可能状態とし、取り出した番号の待ち
行列からデータ1つを送出し、データ送出後該待ち行列
が出力されたデータ以外のデータを持つ場合は再び適切
なリストに該待ち行列番号を格納し、また、前回の全待
ち行列に対するリセット動作以降に該待ち行列から出力
されたデータの個数が一定数以上となると該待ち行列を
非優先状態とし、該待ち行列が非優先状態にあり且つ一
度も非優先状態に対するリセット動作を受けていないか
若しくは前回の非優先待ち行列に対するリセット動作以
降に該待ち行列から送出されたデータの個数が別の一定
個数以上であると該待ち行列をデータ送出不可能とし、
一定時間毎に全待ち行列に対するリセット動作、すなわ
ち全ての待ち行列をデータ送出可能で且つ優先状態と
し、送出可能非優先待ち行列番号リストの内容と送出不
可能待ち行列番号リストの内容とを送出可能優先待ち行
列番号リストに移動する動作を行い、また、送出可能非
優先待ち行列番号リストが空となる毎に非優先待ち行列
に対するリスト動作、すなわち送出不可能となっている
待ち行列を全て送出可能状態とし、送出不可能待ち行列
番号リストの内容を送出可能非優先待ち行列番号リスト
に移動する動作を行う。
【0018】(5)前記(1)〜(4)のデータ出力制
御方法において、各種別のリストをそれぞれ優先順位の
クラス数分持ち、各待ち行列がその属する優先順位クラ
スに基づいて固定的な優先順位を持ち、リストに待ち行
列番号を格納する際には、格納する種別のリストのうち
該待ち行列が属する優先順位クラスのリストに待ち行列
番号を格納し、リストから待ち行列番号を取り出す際に
は、取り出す種別のリストのうち、1つ以上待ち行列番
号を持ち且つ最も優先順位の高いリストから待ち行列番
号を取り出す。
【0019】(6)各待ち行列が優先してデータを送出
できる状態と非優先でデータを送出できる状態の二状態
を持ち、一定時間毎に全ての待ち行列を優先状態とする
リセット動作を行い、その後一定個数のデータを送出し
た待ち行列は非優先状態となり、優先状態にある待ち行
列からは非優先状態にある待ち行列よりも優先してデー
タを送り、優先状態にある待ち行列が無いとき若しくは
全ての優先状態にある待ち行列がデータを持たないとき
には、非優先状態にある待ち行列から、出力回線の余剰
容量を利用して、任意の比でデータを送出する。
【0020】(7)前記(6)のデータ出力制御方法に
おいて、各待ち行列が、優先してデータを送出できる状
態と非優先でデータを送出できる状態の二状態を持つ上
に、さらに、その属する優先順位クラスに基づいて固定
的な優先順位を持つ。
【0021】(8)前記(1)〜(7)のデータ出力制
御方法において、各待ち行列に対するリセット動作を、
リセット動作が指示された時に一斉に行うのではなく各
待ち行列で個別に行い、かつ、ある待ち行列に対するリ
セット動作は、リセット動作が指示された後、はじめて
該待ち行列に対してデータが入力された時に行う。
【0022】(9)前記(8)のデータ出力制御方法に
おいて、最後にリセット動作が指示された時刻を記憶す
ると共に、各待ち行列が最後にリセット動作を行った時
刻を記憶し、各待ち行列にデータを格納する際、データ
を格納する待ち行列が最後にリセット動作を行った時刻
と、最後にリセット動作が指示された時刻とを比較し、
双方の時刻が異なっているときに該待ち行列に対してリ
セット動作を行う。
【0023】(10)前記(8)のデータ出力制御方法
において、リセット動作を指示した回数を記憶すると共
に、各待ち行列が実際にリセット動作を行った回数を記
憶し、各待ち行列にデータを格納する際、データを格納
する待ち行列が行ったリセット動作の回数と、リセット
動作が指示された回数とを比較し、双方の回数が異なっ
ているときに該待ち行列に対してリセット動作を行う。
【0024】(1)〜(5)の構成においては、複数の
リストを用いてデータを出力すべき待ち行列の選択動作
を管理し、いずれかのリストの先頭から待ち行列番号を
取り出し、この番号の待ち行列からデータを出力するこ
とにより、待ち行列の選択動作の処理量の軽減を図り、
また、特定のリスト内の待ち行列番号の有無によって、
もしくは一定時間毎にリセット動作を行うことにより、
リセット動作を行うための条件判定の処理量の軽減を図
っている。
【0025】(3),(4),(6)の構成において
は、各待ち行列が優先してデータを送出できる状態と非
優先でデータを送出できる状態の二状態を持ち、一定時
間毎にリセット動作を行って全ての待ち行列を優先状態
とし、各リセット周期内で保証される最低データ速度で
決まる個数のデータを送出した待ち行列は非優先状態と
なり、優先状態にある待ち行列は非優先状態にある待ち
行列よりも優先してデータを送ることができ、優先状態
にある待ち行列が無いとき若しくは全ての優先状態にあ
る待ち行列がデータを持たないときには、非優先状態に
ある待ち行列が出力回線の余剰容量を利用して、保証さ
れる最低データ速度の比とは別の比でデータを送出する
ことを図っている。
【0026】(5),(7)の構成においては、各待ち
行列がその属する優先順位クラスに基づいて固定的な優
先順位を持つことにより、全ての待ち行列に対して最低
データ速度を保証しつつ、優先してデータを送出すべき
待ち行列から優先してデータを出力することを図ってい
る。
【0027】(8)〜(10)の構成においては、カウ
ンタのリセット動作を全ての待ち行列で一斉に行うので
はなく、或る待ち行列に対するリセット動作はリセット
動作が指示された後、はじめてその待ち行列に対してデ
ータが入力された時に行うことにより、リセット動作を
行うために同時に必要となる処理の処理量の軽減を図っ
ている。
【0028】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について図面
を参照して詳細に説明する。
【0029】〔第一の実施例〕図1は本実施例のブロッ
ク図である。同図に示すように、データ出力制御装置1
00は、複数の待ち行列13と、到着したデータの識別
を行いその属性(例えばサービスクラス)に応じた適切
な待ち行列13にデータを格納するデータ識別部11
と、データを出力すべき待ち行列13を選択する待ち行
列選択部120と、待ち行列選択部120の指示により
待ち行列13からデータを1つ取り出し出力回線に出力
する出力制御部12とから構成される。
【0030】また、待ち行列選択部120は、各待ち行
列13毎にウエイトとカウンタの値を保持するカウンタ
値格納部140と、データを1つ以上待ちカウンタの値
が1以上である待ち行列の番号を保持する送出可能待ち
行列番号リスト30と、データを1つ以上持ちカウンタ
の値が0である待ち行列の番号を保持する送出不可能待
ち行列番号リスト31と、入力データを格納した待ち行
列13の番号をデータ識別部11から受け取り、その番
号を適切なリストに格納し或いは廃棄するリスト選択部
150と、リストのリセット動作を行うリセット制御部
40とから構成される。
【0031】図2は本実施例における待ち行列選択部1
20の動作例を示すフローチャートである。
【0032】次に、図1,図2を参照して本実施例の動
作について説明する。
【0033】初期状態においては、送出可能待ち行列番
号リスト30,送出不可能待ち行列番号リスト31は共
に空であり、各待ち行列13のカウンタはそれぞれのウ
エイトの値に設定されている。
【0034】入力データがデータ出力制御装置100に
到着すると、データ識別部11によって適切な待ち行列
13に格納されると同時に、その待ち行列番号が待ち行
列選択部120に送られる。
【0035】待ち行列選択部120内のリスト選択部1
50は、待ち行列番号を取得すると(S1)、その待ち
行列番号の待ち行列13が今回の入力データ以外のデー
タを持っていれば(S2でN)、送られてきた待ち行列
番号を廃棄し(S3)、さもなければ(S2でY)、そ
の待ち行列のカウンタ値を調べ(S4)、その値が1以
上であれば(S4でY)、送出可能待ち行列番号リスト
30の最後尾に当該待ち行列13の番号を格納し(S
5)、その値が0であれば(S4でN)、送出不可能待
ち行列番号リスト31の最後尾に当該待ち行列13の番
号を格納する(S6)。
【0036】次に各データ出力時間毎に、待ち行列選択
部120は、送出可能待ち行列番号リスト30の先頭か
ら待ち行列番号を取り出す(S14)。ただし、このリ
スト30が空であれば(S11でY)、リセット制御部
40により、カウンタ値格納部140内の全ての待ち行
列13のカウンタをそれぞれのウエイトの値に戻し(S
12)、また送出不可能待ち行列番号リスト31の内容
を全て送出可能待ち行列番号リスト30に移動する(S
13)リセット動作を行ってから、送出可能待ち行列番
号リスト30の先頭から待ち行列番号を取り出す(S1
4)。取り出された待ち行列番号は、データ出力の指示
と共に出力制御部12に送られる(S15)。
【0037】出力制御部12では、上記取り出された待
ち行列番号に対応する待ち行列13からデータを1つ取
り出して出力回線に出力する。
【0038】リスト選択部150では、当該待ち行列1
3のカウンタの値を1つ減じ(S16)、もしデータ出
力後の当該待ち行列13内のデータ数が0であれば(S
17でN)、当該待ち行列13の待ち行列番号を廃棄し
(S18)、さもなければ(S17でY)、当該待ち行
列13のカウンタ値を調べ(S19)、その値が1以上
であれば(S19でY)、送出可能待ち行列番号リスト
30の最後尾に当該待ち行列13の番号を格納し(S2
0)、その値が0であれば(S19でN)、送出不可能
待ち行列番号リスト31の最後尾に当該待ち行列13の
番号を格納する(S21)。
【0039】図3に本実施例の動作例を示す。図3で
は、データ入力,データ出力およびリセット動作に伴
い、この直後に各リストの内容や各待ち行列のカウンタ
値,各待ち行列内のデータ数がどのように変化するかを
示している。ここでは、待ち行列数を2とし、待ち行列
1のウエイトを2,待ち行列2のウエイトを1とする。
図3より、待ち行列1と待ち行列2から、2対1の割合
でデータが出力されていることがわかる。
【0040】このように本実施例は、データを1つ以上
持ちカウンタの値が1以上である待ち行列13の番号を
保持する送出可能待ち行列番号リスト30と、データを
1つ以上持ちカウンタの値が0である待ち行列13の番
号を保持する送出不可能待ち行列番号リスト31とを用
いて、同一の待ち行列番号が全リスト中に高々1つのみ
存在するように管理し、送出可能待ち行列番号リスト3
0の先頭に番号を持つ待ち行列13からデータを送出す
ることにより、Weighted RoundRobi
n方式の第一の問題点を解決し、送出可能待ち行列番号
リスト30が空であるか否かによりリセットの判定を行
うことにより、Weighted Round Rob
in方式の第二の問題点を解決している。
【0041】〔第二の実施例〕図4は本実施例のブロッ
ク図である。同図に示すように、本実施例のデータ出力
制御装置103の構成は、第一の実施例の構成とほぼ同
様であるが、送出可能待ち行列番号リスト30が送出可
能優先待ち行列番号リスト32となり、送出不可能待ち
行列番号リスト31が送出可能非優先待ち行列番号リス
ト33となり、定期的にリスト動作を指示するタイマ2
3が加わっている。
【0042】図5は本実施例における待ち行列選択部1
23の動作を示すフローチャートである。
【0043】次に、図4,図5を用いて本実施例の動作
について説明する。
【0044】初期状態においては、送出可能優先待ち行
列番号リスト32,送出可能非優先待ち行列番号リスト
33は共に空であり、各待ち行列13のカウンタはそれ
ぞれのウエイトの値に設定されている。
【0045】入力データがデータ出力制御装置103に
到着すると、データ識別部11によって適切な待ち行列
13に格納されると同時に、その待ち行列番号が待ち行
列選択部123に送られる。
【0046】待ち行列選択部123内のリスト選択部1
51は、待ち行列番号を取得すると(S31)、その待
ち行列番号の待ち行列13が今回の入力データ以外のデ
ータを持っていれば(S32でN)、送られてきた待ち
行列番号を廃棄し(S33)、さもなければ(S32で
Y)、その待ち行列のカウンタ値を調べ(S34)、そ
の値が1以上であれば(S34でY)、送出可能優先待
ち行列番号リスト32の最後尾に当該待ち行列13の番
号を格納し(S35)、その値が0であれば(S34で
N)、送出可能非優先待ち行列番号リスト33の最後尾
に当該待ち行列13の番号を格納する(S36)。
【0047】次に各データ出力時間毎に、待ち行列選択
部123は、送出可能優先待ち行列番号リスト32の先
頭から待ち行列番号を取り出し(S42)、もしこのリ
スト32が空であれば(S41でY)、代わりに送出可
能非優先待ち行列番号リスト33の先頭から待ち行列番
号を取り出す(S43)。取り出された待ち行列番号
は、データ出力の指示と共に出力制御部12に送られる
(S44)。
【0048】出力制御部12では、上記取り出された待
ち行列番号に対応する待ち行列13からデータを1つ取
り出して出力回線に出力する。
【0049】リスト選択部151では、当該待ち行列1
3のカウンタの値を1つ減じ(S45)、データ出力後
の当該待ち行列13内のデータ数が0であれば(S46
でN)、当該待ち行列13の待ち行列番号を廃棄し(S
47)、さもなければ(S46でY)、当該待ち行列1
3のカウンタ値を調べ(S48)、その値が1以上であ
れば(S48でY)、送出可能優先待ち行列番号リスト
32の最後尾に当該待ち行列13の番号を格納し(S4
9)、その値が0であれば(S48でN)、送出可能非
優先待ち行列番号リスト33の最後尾に当該待ち行列1
3の番号を格納する(S50)。
【0050】リセット動作は、タイマ23により定期的
に行われる。リセット時、リセット制御部40により、
カウンタ値格納部140内の全ての待ち行列13のカウ
ンタをそれぞれのウエイトの値に戻し(S51)、また
送出可能非優先待ち行列番号リスト33の内容を全て送
出可能優先待ち行列番号リスト32に移動する(S5
2)。
【0051】図6に本実施例の動作例を示す。図6で
は、データ入力,データ出力およびリセット動作に伴
い、この直後に各リストの内容や各待ち行列のカウンタ
値,各待ち行列内のデータ数がどのように変化するかを
示している。ここでは、待ち行列数を2とし、待ち行列
1のウエイトを2,待ち行列2のウエイトを1とし、リ
セット間隔を7データ出力時間とする。図6より、待ち
行列1と待ち行列2から、最低データ速度保証分として
それぞれ2及び1個のデータを出力した後は、次のリセ
ットまで等しい割合でデータを送出していることがわか
る。
【0052】このように本実施例は、データを1つ以上
持ちカウンタの値が1以上である待ち行列の番号を保持
する送出可能優先待ち行列番号リスト32を用いて、カ
ウンタの値が1以上である待ち行列を優先状態としてカ
ウンタの値が0である待ち行列13より優先してデータ
送出を行い、データを1つ以上持ちカウンタの値が0で
ある待ち行列の番号を保持する送出可能非優先待ち行列
番号リスト33を用いて、カウンタの値が0である待ち
行列13から各待ち行列13で等しくデータ送出を行
い、定期的にリセット動作を行うことにより、各待ち行
列13に対して最低データ速度を保証し且つ出力回線の
余剰容量を各待ち行列に等しく分配し、Weighte
d Round Robin方式の第五の問題点を解決
している。
【0053】また本実施例では、優先状態にある待ち行
列が存在してもこの待ち行列がデータを持たなければ、
優先状態にない待ち行列からデータを出力することがで
きるため、出力回線の容量を効率的に用いることができ
る。
【0054】さらに本実施例は、送出可能優先待ち行列
番号リスト32の先頭に番号を持つ待ち行列13からデ
ータを送出することによりWeighted Roun
dRobin方式の第一の問題点を解決し、定期的にリ
セット動作を行うことによりWeighted Rou
nd Robin方式の第二の問題点を解決している。
【0055】〔第三の実施例〕図7は本実施例のブロッ
ク図である。同図に示すように、本実施例のデータ出力
制御装置103の構成は、第二の実施例の構成とほぼ同
様であるが、送出不可能待ち行列番号リスト31が加わ
っている。また、カウンタ値格納部141において各待
ち行列に対する余剰容量の使用可否の情報が更に加えら
れている。
【0056】図8は本実施例における待ち行列選択部1
23の動作を示すフローチャートであり、図5のフロー
チャートに対し、ステップS37,S38,S53,S
54が加わっている。また、ステップS52の内容が変
更されている。
【0057】次に、図7,図8を用いて本実施例の動作
について説明する。
【0058】初期状態においては、送出不可能待ち行列
番号リスト31,送出可能優先待ち行列番号リスト3
2,送出可能非優先待ち行列番号リスト33は共に空で
あり、各待ち行列13のカウンタはそれぞれのウエイト
の値に設定されている。
【0059】入力データがデータ出力制御装置103に
到着すると、データ識別部11によって適切な待ち行列
13に格納されると同時に、その待ち行列番号が待ち行
列選択部123に送られる。
【0060】待ち行列選択部123内のリスト選択部1
51は、待ち行列番号を取得すると(S31)、その待
ち行列番号の待ち行列13が今回の入力データ以外のデ
ータを持っていれば(S32でN)、送られてきた待ち
行列番号を廃棄し(S33)、さもなければ(S32で
Y)、その待ち行列の余剰容量の使用可否の情報を調べ
(S37)、使用不可であれば(S37でN)、その待
ち行列の番号を送出不可能待ち行列番号リスト31の最
後尾に格納する(S38)。その待ち行列が余剰容量を
使用可であれば(S37でY)、その待ち行列のカウン
タ値を調べ(S34)、その値が1以上であれば(S3
4でY)、送出可能優先待ち行列番号リスト32の最後
尾に当該待ち行列13の番号を格納し(S35)、その
値が0であれば(S34でN)、送出可能非優先待ち行
列番号リスト33の最後尾に当該待ち行列13の番号を
格納する(S36)。
【0061】次に各データ出力時間毎に、待ち行列選択
部123は、送出可能優先待ち行列番号リスト32の先
頭から待ち行列番号を取り出し(S42)、もしこのリ
スト32が空であれば(S41でY)、代わりに送出可
能非優先待ち行列番号リスト33の先頭から待ち行列番
号を取り出す(S43)。取り出された待ち行列番号
は、データ出力の指示と共に出力制御部12に送られる
(S44)。
【0062】出力制御部12では、上記取り出された待
ち行列番号に対応する待ち行列13からデータを1つ取
り出して出力回線に出力する。
【0063】リスト選択部151では、当該待ち行列1
3のカウンタの値を1つ減じ(S45)、データ出力後
の当該待ち行列13内のデータ数が0であれば(S46
でN)、当該待ち行列13の待ち行列番号を廃棄し(S
47)、さもなければ(S46でY)、その待ち行列の
余剰容量の使用可否の情報を調べ(S53)、使用不可
であれば(S53でN)、その待ち行列の番号を送出不
可能待ち行列番号リスト31の最後尾に格納する(S5
4)。その待ち行列が余剰容量を使用可であれば(S5
3でY)、当該待ち行列13のカウンタ値を調べ(S4
8)、その値が1以上であれば(S48でY)、送出可
能優先待ち行列番号リスト32の最後尾に当該待ち行列
13の番号を格納し(S49)、その値が0であれば
(S48でN)、送出可能非優先待ち行列番号リスト3
3の最後尾に当該待ち行列13の番号を格納する(S5
0)。
【0064】リセット動作は、タイマ23により定期的
に行われる。リセット時、リセット制御部40により、
カウンタ値格納部141内の全ての待ち行列13のカウ
ンタをそれぞれのウエイトの値に戻し(S51)、また
送出可能非優先待ち行列番号リスト33および送出不可
能待ち行列番号リスト31の内容を全て送出可能優先待
ち行列番号リスト32に移動する(S52)。
【0065】図9に本実施例の動作例を示す。図9で
は、データ入力,データ出力およびリセット動作に伴
い、この直後に各リストの内容や各待ち行列のカウンタ
値,各待ち行列内のデータ数がどのように変化するかを
示している。ここでは、待ち行列数を2とし、待ち行列
1のウエイトを2,待ち行列2のウエイトを1とし、リ
セット間隔を7データ出力時間とする。また、待ち行列
1は余剰容量使用可、待ち行列2は余剰容量使用不可と
する。図9より、待ち行列1と待ち行列2から、最低デ
ータ速度保証分としてそれぞれ2及び1個のデータを出
力した後は、次のリセットまで、余剰容量使用可の待ち
行列1からのみデータを送出していることがわかる。
【0066】このように本実施例は、第二の実施例と同
様にWeighted RoundRobin方式の第
一、第二の問題点を解決し、さらに、特定の待ち行列へ
は出力回線の余剰容量を与えず、その他の待ち行列に対
しては、出力回線の余剰容量を等しく分配することによ
り第五の問題点を解決している。
【0067】〔第四の実施例〕図10は本実施例のブロ
ック図である。同図に示すように、本実施例のデータ出
力制御装置105の構成は、第二の実施例の構成とほぼ
同様であるが、動作切替部24が加わっている。
【0068】図11は本実施例における待ち行列選択部
20の動作を示すフローチャートであり、図5のフロー
チャートに対し、ステップS55〜S58が加わってい
る。
【0069】次に、図10,図11を用いて本実施例の
動作について説明する。
【0070】初期状態においては、送出可能優先待ち行
列番号リスト32,送出可能非優先待ち行列番号リスト
33は共に空であり、各待ち行列13のカウンタはそれ
ぞれのウエイトの値に設定されている。
【0071】入力データがデータ出力制御装置105に
到着すると、データ識別部11によって適切な待ち行列
13に格納されると同時に、その待ち行列番号が待ち行
列選択部20に送られる。
【0072】待ち行列選択部20内のリスト選択部15
2は、待ち行列番号を取得すると(S31)、その待ち
行列番号の待ち行列13が今回の入力データ以外のデー
タを持っていれば(S32でN)、送られてきた待ち行
列番号を廃棄し(S33)、さもなければ(S32で
Y)、その待ち行列のカウンタ値を調べ(S34)、そ
の値が1以上であれば(S34でY)、送出可能優先待
ち行列番号リスト32の最後尾に当該待ち行列13の番
号を格納し(S35)、その値が0であれば(S34で
N)、送出可能非優先待ち行列番号リスト33の最後尾
に当該待ち行列13の番号を格納する(S36)。
【0073】次に各データ出力時間毎に、待ち行列選択
部20は、送出可能優先待ち行列番号リスト32の先頭
から待ち行列番号を取り出し(S42)、もしこのリス
ト32が空であれば(S41でY)、動作切替部24に
よってタイマ23により一定時間毎にリセット動作を行
うように設定されているか否かを調べ(S55)、タイ
マによるリセット動作に設定されていれば(S55で
Y)、この時点ではリセット動作を行わず、送出可能非
優先待ち行列番号リスト33の先頭から待ち行列番号を
取り出す(S43)。他方、タイマによるリセット動作
でなく、送出可能優先待ち行列番号リスト32内にデー
タが無い場合にリセット動作を行うよう動作切替部24
で設定されている場合は(S55でN)、リセット制御
部40により、カウンタ値格納部140内の全ての待ち
行列13のカウンタをそれぞれのウエイトの値に戻し
(S56)、また送出可能非優先待ち行列番号リスト3
3の内容を全て送出可能優先待ち行列番号リスト32に
移動する(S57)リセット動作を行ってから、送出可
能優先待ち行列番号リスト32の先頭から待ち行列番号
を取り出す(S42)。取り出された待ち行列番号は、
データ出力の指示と共に出力制御部12に送られる(S
44)。
【0074】出力制御部12では、上記取り出された待
ち行列番号に対応する待ち行列13からデータを1つ取
り出して出力回線に出力する。
【0075】リスト選択部152では、当該待ち行列1
3のカウンタの値を1つ減じ(S45)、データ出力後
の当該待ち行列13内のデータ数が0であれば(S46
でN)、当該待ち行列13の待ち行列番号を廃棄し(S
47)、さもなければ(S46でY)、当該待ち行列1
3のカウンタ値を調べ(S48)、その値が1以上であ
れば(S48でY)、送出可能優先待ち行列番号リスト
32の最後尾に当該待ち行列13の番号を格納し(S4
9)、その値が0であれば(S48でN)、送出可能非
優先待ち行列番号リスト33の最後尾に当該待ち行列1
3の番号を格納する(S50)。
【0076】タイマ23が一定時間を計時する毎に、待
ち行列選択部20は、動作切替部24によってタイマ2
3により一定時間毎にリセット動作を行うように設定さ
れているか否かを調べ(S58)、そうであれば(S5
8でY)、リセット動作を行う。このリセット時、リセ
ット制御部40により、カウンタ値格納部140内の全
ての待ち行列13のカウンタをそれぞれのウエイトの値
に戻し(S51)、また送出可能非優先待ち行列番号リ
スト33の内容を全て送出可能優先待ち行列番号リスト
32に移動する(S52)。
【0077】本実施例は、動作切替部24により、送出
可能優先待ち行列番号リスト32内にデータが無い場合
にリセット動作を行うように設定されている場合、送出
可能非優先待ち行列番号リスト33によってデータが送
出される前に、前記事象によってリセット動作が行われ
るため、第一の実施例と等しい動作を行う。また、動作
切替部24により、タイマにより一定時間毎にリセット
動作を行うように設定されている場合は、本実施例は第
二の実施例と等しい動作を行う。
【0078】このように本実施例は、動作切替部24に
よってリセット動作を切り替えることで、第一の実施例
の動作と第二の実施例の動作とを一つの装置で実現する
ことができる。
【0079】なお、本実施例の考え方を第三の実施例に
適用することにより、動作切替部によるリセット動作の
切り替えによって、第一の実施例の動作と第三の実施例
の動作とを一つの装置で実現することも可能である。
【0080】〔第五の実施例〕図12は本実施例のブロ
ック図である。同図に示すように、データ出力制御装置
106は、複数の待ち行列13と、到着したデータの識
別を行い適切な待ち行列13に格納するデータ識別部1
1と、データを出力すべき待ち行列13を選択する待ち
行列選択部126と、待ち行列選択部126の指示によ
り待ち行列13からデータを1つ取り出し出力回線に出
力する出力制御部12とから構成される。
【0081】また、待ち行列選択部126は、各待ち行
列13毎に最低データ保証用のウエイトと余剰容量用の
ウエイトとカウンタの値と待ち行列の優先度とを保持す
るカウンタ値格納部141と、データを1つ以上待ちカ
ウンタの値が1以上であり且つ優先状態にある待ち行列
の番号を保持する送出可能優先待ち行列番号リスト32
と、データを1つ以上持ちカウンタの値が1以上であり
且つ優先状態にない待ち行列の番号を保持する送出可能
非優先待ち行列番号リスト33と、データを1つ以上持
ちカウンタの値が0である待ち行列の番号を保持する送
出不可能待ち行列番号リスト31と、データを格納した
待ち行列13の番号をデータ識別部11から受け取り、
その番号を適切なリストに格納或いは廃棄するリスト選
択部153と、リストのリセット動作を行う全待ち行列
用リセット制御部41及び非優先状態待ち行列用リセッ
ト制御部42とから構成される。
【0082】図13は本実施例における待ち行列選択部
126の動作例を示すフローチャートである。
【0083】次に、図12,図13を参照して本実施例
の動作について説明する。
【0084】初期状態においては、各リスト31,3
2,33は全て空であり、各待ち行列13は優先状態に
あり、そのカウンタ値はそれぞれの最低データ速度保証
用ウエイトの値に設定されている。
【0085】入力データがデータ出力制御装置106に
到着すると、データ識別部11によって適切な待ち行列
13に格納されると同時に、その待ち行列番号が待ち行
列選択部126に送られる。
【0086】待ち行列選択部126内のリスト選択部1
53は、待ち行列番号を取得すると(S61)、その待
ち行列番号の待ち行列13が今回の入力データ以外のデ
ータを持っているか(S62でN)、持っていなくても
(S62でY)、その待ち行列のカウンタ値と余剰容量
用ウエイトが共に0であれば(S64でN,S65で
Y)、送られてきた待ち行列番号を廃棄し(S63)、
その待ち行列のカウンタ値が0で余剰容量用ウエイトが
0でなければ(S64でN,S65でN)、送られてき
た待ち行列番号を送出不可能待ち行列番号リスト31の
最後尾に格納する(S69)。
【0087】他方、待ち行列番号の待ち行列13が今回
の入力データ以外のデータを持っていなくて(S62で
Y)、カウンタ値が1以上であれば(S64でY)、そ
の待ち行列が優先状態か否かを調べ(S66)、優先状
態であれば(S66でY)、送出可能優先待ち行列番号
リスト32の最後尾に当該待ち行列13の番号を格納し
(S67)、優先状態でなければ(S66でN)、送出
可能非優先待ち行列番号リスト33の最後尾に当該待ち
行列13の番号を格納する(S68)。
【0088】次に各データ出力時間毎に、待ち行列選択
部126は、送出可能優先待ち行列番号リスト32の先
頭から待ち行列番号を取り出す(S72)。ただし、こ
のリスト32が空であれば(S71でY)、送出可能非
優先待ち行列番号リスト33の先頭から待ち行列番号を
取り出す(S76)。更に、このリスト32も空であれ
ば(S73でY)、非優先待ち行列に対するリセット動
作(S74,S75)を行った後、送出可能非優先待ち
行列番号リスト33の先頭から待ち行列番号を取り出す
(S76)。非優先状態待ち行列に対するリセット動作
では、リセット制御部42により送出不可能待ち行列番
号リスト31の内容を送出可能非優先待ち行列番号リス
ト33に移動すると共に、カウンタ値格納部141内の
送出不可能となっていた待ち行列のカウンタの値を余剰
容量用ウエイトに設定する(S74,S75)。上記の
取り出された待ち行列番号は、データ出力の指示と共に
出力制御部12に送られる(S78)。
【0089】出力制御部12では、上記取り出された待
ち行列番号に対応する待ち行列13からデータを1つ取
り出して出力回線に出力する。
【0090】リスト選択部153では、当該待ち行列1
3のカウンタの値を1つ減じ(S79)、データ出力後
の当該待ち行列13内のデータ数が0であるか(S80
でN)、0でなくても(S80でY)、その待ち行列の
カウンタ値と余剰容量用ウエイトが共に0であれば(S
82でN,S87でY)、送られてきた待ち行列番号を
廃棄し(S81)、その待ち行列のカウンタ値が0で余
剰容量用ウエイトが0でなければ(S82でN,S87
でN)、送られてきた待ち行列番号を送出不可能待ち行
列番号リスト31の最後尾に格納する(S88)。この
とき(カウンタ値が0のとき)、当該待ち行列を非優先
状態に変更する(S86)。また、その待ち行列のカウ
ンタ値が1以上であれば(S82でY)、その待ち行列
が優先状態か否かを調べ(S83)、優先状態であれば
(S83でY)、送出可能優先待ち行列番号リスト32
の最後尾に当該待ち行列13の番号を格納し(S8
4)、優先状態でなければ(S83でN)、送出可能非
優先待ち行列番号リスト33の最後尾に当該待ち行列1
3の番号を格納する(S85)。
【0091】全待ち行列に対するリセット動作は、タイ
マ23により定期的に行われる。このリセット時には、
リセット制御部41により、全ての待ち行列を優先状態
とし(S91)、全ての待ち行列13のカウンタ値をそ
れぞれの最低データ速度保証用ウエイトの値に戻し(S
92)、送出不可能待ち行列番号リスト31と送出可能
非優先待ち行列番号リスト33の内容を全て送出可能優
先待ち行列番号リスト32に移動する(S93)。
【0092】図14に本実施例の動作例を示す。図14
では、データ入力,データ出力およびリセット動作に伴
い、この直後に各リストの内容や各待ち行列のカウンタ
値,各待ち行列内のデータ数がどのように変化するかを
示している。ここでは、待ち行列数を2とし、待ち行列
1の最低データ速度保証用ウエイトを2,余剰容量用ウ
エイトを1とし、待ち行列2の最低データ速度保証用ウ
エイトを1,余剰容量用ウエイトを2とする。また最低
データ速度保証用のリセット周期を7データ出力時間と
する。図14より、待ち行列1と待ち行列2がそれぞれ
の最低データ速度保証分として2及び1個のデータを出
力した後は、次のリセットまで1対2の割合でデータを
送出していることがわかる。
【0093】このように本実施例は、データを1つ以上
持ちカウンタの値が1以上あり、かつ優先状態にある待
ち行列の番号を保持する送出可能優先待ち行列番号リス
ト32を用いて、優先状態にある待ち行列から優先して
データ送出を行い、データを1つ以上持ちカウンタの値
が1以上であり、かつ優先状態にない待ち行列の番号を
保持する送出可能非優先待ち行列番号リスト33と、デ
ータを1つ以上持ちカウンタの値が0である待ち行列の
番号を保持する送出不可能待ち行列番号リスト31とを
用いて、非優先状態にある待ち行列から任意の比でデー
タ送出を行い、最低データ速度を保証するために定期的
に全待ち行列に対するリセット動作を行い、出力回線の
余剰容量を任意の比で各待ち行列に分配するため送出可
能非優先待ち行列番号リスト33が空になる毎に非優先
状態にある待ち行列に対してリセット動作を行うことに
より、Weighted Round Robin方式
の第五の問題点を解決し、また、第二の実施例と同様に
第一,第二の問題点を解決する。
【0094】なお、本実施例は、全待ち行列に対するリ
セット動作の周期を無限大とし、余剰容量用のウエイト
に最低データ速度保証用のウエイトを設定することによ
り、第一の実施例と同様の動作を行う。また、本実施例
は、全待ち行列に対するリセット動作の周期を適当な時
間間隔に設定し、余剰容量用ウエイトを全て1とするこ
とにより、第二の実施例と同様の動作を行い、余剰容量
用のウエイトを余剰容量使用可の待ち行列に対しては
1、余剰容量使用不可の待ち行列に対しては0とするこ
とにより、第三の実施例と同様の動作を行う。
【0095】〔第六の実施例〕図15は本実施例のブロ
ック図である。同図に示すように、データ出力制御装置
107は、複数の待ち行列13と、到着したデータの識
別を行い適切な待ち行列13に格納するデータ識別部1
1と、データを出力すべき待ち行列13を選択する最低
データ速度保証用待ち行列選択部128及び余剰容量用
待ち行列選択部127と、タイマ23と、待ち行列選択
部127及び128の指示により待ち行列13からデー
タを1つ取り出し出力回線に出力する出力制御部12と
から構成される。
【0096】また、最低データ速度保証用待ち行列選択
部128は、各待ち行列13毎に最低データ保証用のウ
エイトと余剰容量用のウエイトとカウンタの値と優先状
態とを保持するカウンタ値格納部141と、前回データ
を送出した待ち行列の番号を保持する待ち行列番号保持
部26と、判定部20と、待ち行列番号加算部27とか
ら構成される。さらに、余剰容量用待ち行列選択部12
7は、前回データを送出した待ち行列の番号を保持する
待ち行列番号保持部26と、判定部21と、待ち行列番
号加算部27とから構成される。カウンタ値格納部14
1は、最低データ速度保証用待ち行列選択部128と余
剰容量用待ち行列選択部127とで共用される。
【0097】図16は本実施例における最低データ速度
保証用待ち行列選択部128及び余剰容量用待ち行列選
択部127の動作例を示すフローチャートである。
【0098】次に、図15,図16を参照して本実施例
の動作について説明する。
【0099】初期状態においては、各待ち行列13は優
先状態となっており、各待ち行列のカウンタはそれぞれ
の最低データ速度保証用のウエイトの値となっている。
【0100】最低データ速度保証用待ち行列選択部12
8では、優先状態にありデータを有しカウンタ値が1以
上である待ち行列からデータ出力を行う待ち行列を巡回
的に選択し(S101〜S107,S109)、余剰容
量用待ち行列選択部127では非優先状態にありデータ
を有しカウンタ値が1以上である待ち行列からデータ出
力を行う待ち行列を巡回的に選択する(S121〜S1
27,S131)。通常は、最低データ速度保証用待ち
行列選択部128で選ばれた待ち行列からデータ出力を
行い、ここで待ち行列が選択されなかったときのみ(S
108でY,S130でY)、余剰容量用待ち行列選択
部127で選択された待ち行列からデータ出力を行う。
【0101】また、最低データ速度保証用待ち行列選択
部128では、データを出力した待ち行列のカウンタ値
を1減じる(S110)。カウンタの値が0になった待
ち行列は非優先状態となる(S111,S112)。更
に、最低データ速度保証用待ち行列選択部128では、
タイマ23による一定時間毎に、全ての待ち行列のカウ
ンタ値をそれぞれの最低データ速度保証用のウエイトの
値にするリセット動作を行い(S141)、かつ、全て
の待ち行列を優先状態とする(S142)。
【0102】他方、余剰容量用待ち行列選択部127で
は、データを出力した待ち行列のカウンタ値を1減じる
(S132)。また、選択される待ち行列が無くなる毎
に(S128でY)、非優先状態にある待ち行列のカウ
ンタ値をそれぞれの余剰容量用ウエイトの値にするリセ
ット動作を行う(S129)。
【0103】図17に本実施例の動作例を示す。図17
では、データ入力,データ出力およびリセット動作に伴
い、この直後に各待ち行列のカウンタ値,各待ち行列内
のデータ数がどのように変化するかを示している。ここ
では、図12と同様の設定を行っている。図17より、
待ち行列1と待ち行列2がそれぞれの最低データ速度保
証分として2及び1個のデータを出力した後は、次のリ
セットまで1対2の割合でデータを出力しているが、第
五の実施例とは若干、送出されるデータの順序が異なっ
ていることがわかる。
【0104】このように本実施例は、最低データ速度保
証用待ち行列選択部128と余剰容量用待ち行列選択部
127とを用いて、各待ち行列に対して最低データ速度
を保証し、余った出力回線の容量を各待ち行列において
任意の比で分配することにより、Weighted R
ound Robin方式の第五の問題点を解決する。
【0105】なお、本実施例では、最低データ速度保証
用待ち行列選択部128と余剰容量用待ち行列選択部1
27として、図29に示されるWeighted Ro
und Robin方式を応用したが、図30に示され
る、判定部を並列に持った構成を採用することも可能で
ある。
【0106】〔第七の実施例〕図18は本実施例のブロ
ック図である。同図に示すように、本実施例のデータ出
力制御装置107は、第六の実施例のデータ出力制御装
置107とほぼ同様な構成を有する。但し、カウンタ値
格納部140には余剰容量用のウエイトは存在しない。
従って、余剰容量用待ち行列選択部127では待ち行列
内のデータ数のみでデータ送出の可否を判断し、リセッ
ト動作は行わない。即ち、本実施例において余剰容量用
待ち行列選択部127はポーリング動作を行う。
【0107】図19は本実施例における最低データ速度
保証用待ち行列選択部128及び余剰容量用待ち行列選
択部127の動作例を示すフローチャートである。図1
6に存在するステップS126,S128,S129は
無い。
【0108】次に、図18,図19を参照して本実施例
の動作について説明する。
【0109】初期状態においては、各待ち行列13は優
先状態となっており、各待ち行列のカウンタはそれぞれ
の最低データ速度保証用のウエイトの値となっている。
【0110】最低データ速度保証用待ち行列選択部12
8では、優先状態にありデータを有しカウンタ値が1以
上である待ち行列からデータ出力を行う待ち行列を巡回
的に選択し(S101〜S107,S109)、余剰容
量用待ち行列選択部127では非優先状態にありデータ
を有する待ち行列からデータ出力を行う待ち行列を巡回
的に選択する(S121〜S127,S131)。通常
は、最低データ速度保証用待ち行列選択部128で選ば
れた待ち行列からデータ出力を行い、ここで待ち行列が
選択されなかったときのみ(S108でY,S130で
Y)、余剰容量用待ち行列選択部127で選択された待
ち行列からデータ出力を行う。
【0111】また、最低データ速度保証用待ち行列選択
部128では、データを出力した待ち行列のカウンタ値
を1減じる(S110)。カウンタの値が0になった待
ち行列は非優先状態となる(S111,S112)。更
に、最低データ速度保証用待ち行列選択部128では、
タイマ23による一定時間の計測毎に、全ての待ち行列
のカウンタ値をそれぞれの最低データ保証用のウエイト
の値にするリセット動作を行い(S141)、かつ、全
ての待ち行列を優先状態とする(S142)。
【0112】図20に本実施例の動作例を示す。図20
では、データ入力,データ出力およびリセット動作に伴
い、この直後に各待ち行列のカウンタ値,各待ち行列内
のデータ数がどのように変化するかを示している。ここ
では、図12と同様の設定を行っている。図20より、
待ち行列1と待ち行列2がそれぞれの最低データ速度保
証分として2及び1個のデータを出力した後は、次のリ
セットまで等しい割合でデータを出力していることがわ
かる。
【0113】このように本実施例は、最低データ速度保
証用待ち行列選択部128と余剰容量用待ち行列選択部
127とを用いて、各待ち行列に対して最低データ速度
を保証し、余った出力回線の容量を各待ち行列において
等分で分配することにより、Weighted Rou
nd Robin方式の第五の問題点を解決する。
【0114】なお、本実施例では、最低データ速度保証
用待ち行列選択部128と余剰容量用待ち行列選択部1
27として、図29に示されるWeighted Ro
und Robin方式を応用したが、図30に示され
る、判定部を並列に持った構成を採用することも可能で
ある。
【0115】〔第八の実施例〕本実施例は、第一の実施
例を拡張し、各待ち行列を2つの優先順位クラス、即ち
クラス1とクラス2に分けたものである。
【0116】図21は本実施例のブロック図である。同
図に示すように、データ出力制御装置109は、複数の
待ち行列13と、到着したデータの識別を行い適切な待
ち行列13に格納するデータ識別部11と、データを出
力すべき待ち行列13を選択する待ち行列選択部131
と、待ち行列選択部131の指示により待ち行列13か
らデータを1つ取り出し出力回線に出力する出力制御部
12とから構成される。
【0117】また、待ち行列選択部131は、各待ち行
列13毎にウエイトとカウンタの値を保持するカウンタ
値格納部140と、データを1つ以上待ちカウンタの値
が1以上である待ち行列の番号を保持するクラス1用の
送出可能待ち行列番号リスト34と、データを1つ以上
持ちカウンタの値が0である待ち行列の番号を保持する
クラス1用の送出不可能待ち行列番号リスト35と、デ
ータを1つ以上待ちカウンタの値が1以上である待ち行
列の番号を保持するクラス2用の送出可能待ち行列番号
リスト36と、データを1つ以上持ちカウンタの値が0
である待ち行列の番号を保持するクラス2用の送出不可
能待ち行列番号リスト37と、入力データを格納した待
ち行列13の番号をデータ識別部11から受け取り、そ
の番号を適切なリストに格納或いは廃棄するリスト選択
部154と、リストのリセット動作を行う各クラス毎の
リセット制御部40とから構成される。
【0118】図22は本実施例における待ち行列選択部
131の動作例を示すフローチャートである。
【0119】次に、図21,図22を参照して本実施例
の動作について説明する。
【0120】初期状態においては、全てのリスト34〜
37は共に空であり、各待ち行列13のカウンタはそれ
ぞれのウエイトの値に設定されている。
【0121】入力データがデータ出力制御装置109に
到着すると、データ識別部11によって適切な待ち行列
13に格納されると同時に、その待ち行列番号が待ち行
列選択部131に送られる。
【0122】待ち行列選択部131内のリスト選択部1
54は、待ち行列番号を取得すると(S151)、その
待ち行列番号の待ち行列13が今回の入力データ以外の
データを持っていれば(S152でN)、送られてきた
待ち行列番号を廃棄し(S153)、さもなければ(S
152でY)、その待ち行列のカウンタ値を調べ(S1
54)、その値が1以上であれば(S154でY)、当
該待ち行列が属する優先順位クラスの送出可能待ち行列
番号リスト34または36の最後尾に当該待ち行列13
の番号を格納し(S155)、その値が0であれば(S
154でN)、当該待ち行列が属する優先順位クラスの
送出不可能待ち行列番号リスト35または37の最後尾
に当該待ち行列13の番号を格納する(S156)。
【0123】次に各データ出力時間毎に、待ち行列選択
部131は、データを持つ送出可能待ち行列番号リスト
のうち最も優先順位の高いクラスのリスト(34または
36)の先頭から待ち行列番号を取り出す(S164,
S165,S166)。もし、全てのクラスの送出可能
待ち行列番号リスト34,36が空であれば(S161
でY)、リセット制御部40により、全ての待ち行列1
3のカウンタをそれぞれのウエイトの値に戻し(S16
2)、各クラスの送出不可能待ち行列番号リスト35,
37の内容全てを、対応するクラスの送出可能待ち行列
番号リスト34,36に移動する(S163)リセット
動作を行ってから、データを持つ送出可能待ち行列番号
リストのうち最も優先順位の高いクラスのリスト(34
または36)の先頭から待ち行列番号を取り出す(S1
64,S165,S166)。取り出された待ち行列番
号は、データ出力の指示と共に出力制御部12に送られ
る(S167)。
【0124】出力制御部12では、上記取り出された待
ち行列番号に対応する待ち行列13からデータを1つ取
り出して出力回線に出力する。
【0125】リスト選択部154では、当該待ち行列1
3のカウンタの値を1つ減じ(S168)、もしデータ
出力後の当該待ち行列13内のデータ数が0であれば
(S169でN)、当該待ち行列13の待ち行列番号を
廃棄し(S170)、さもなければ(S169でY)、
当該待ち行列13のカウンタ値を調べ(S171)、そ
の値が1以上であれば(S171でY)、当該待ち行列
が属する優先順位クラスの送出可能待ち行列番号リスト
34または36の最後尾に当該待ち行列13の番号を格
納し(S172)、その値が0であれば(S171で
N)、当該待ち行列が属する優先順位クラスの送出不可
能待ち行列番号リスト35または37の最後尾に当該待
ち行列13の番号を格納する(S173)。
【0126】図23に本実施例の動作例を示す。図23
では、データ入力,データ出力およびリセット動作に伴
い、この直後に各リストの内容や各待ち行列のカウンタ
値,各待ち行列内のデータ数がどのように変化するかを
示している。ここでは、待ち行列数を2とし、待ち行列
1のウエイトを2,待ち行列2のウエイトを1とする。
優先順位クラスは2クラス設け、待ち行列1をクラス
1、待ち行列2をクラス2とする。図23より、待ち行
列1と待ち行列2から、2対1の割合でデータが出力さ
れ、両待ち行列共にデータ出力可能な場合は待ち行列1
から優先してデータが出力されていることがわかる。
【0127】このように本実施例は、送出可能待ち行列
番号リストと送出不可能待ち行列番号リストとを優先順
位クラス1,2毎に持ち、データ送出時にクラス1に属
する待ち行列を優先的に選択することにより、全ての待
ち行列に対して最低データ速度を保証しつつ、クラス1
のデータを優先して送出し、Weighted Rou
nd Robin方式の第四の問題点を解決する。ま
た、第一の実施例と同様の動作により、Weighte
d Round Robin方式の第一,第二の問題点
を解決する。
【0128】なお、本実施例では、優先順位クラスを2
クラスとしたが、3クラス以上の優先順位クラスを設け
ることも可能である。
【0129】〔第9の実施例〕本実施例は、第2の実施
例を拡張し、各待ち行列を2つの優先順位クラス、即ち
クラス1とクラス2に分けたものである。
【0130】本実施例の構成は、第2の実施例の構成に
おいて、送出可能優先待ち行列番号リストと送出可能非
優先待ち行列番号リストとを優先順位クラス毎に持たせ
たものである。本実施例の動作は、第二の実施例の動作
とほぼ同様であり、相違点は、リストに待ち行列番号を
格納する際、その待ち行列が属する優先順位クラス別に
格納することと、データを送出する際、データを持つ送
出可能優先待ち行列番号リストの中で最も優先順位が高
いものから待ち行列番号を取り出し、もし全ての送出可
能優先待ち行列番号リストが空であれば、データを持つ
送出可能非優先待ち行列番号リストの中で最も優先順位
が高いものから待ち行列番号を取り出すことと、リセッ
ト動作を行う際、各送出可能非待ち行列番号リスト内の
待ち行列番号を同じ優先順位クラスの送出可能優先待ち
行列番号リストへ移すことである。
【0131】本実施例は、各リストを優先順位クラス毎
に2つずつ持ち、データ送出時にクラス1に属する待ち
行列を優先的に選択することにより優先順位の高いクラ
スの待ち行列のデータを優先して送出しつつ、全ての優
先順位クラスに対して最低データ速度を保証し、出力回
線の余剰容量は最も優先順位に高いクラス内の待ち行列
によって等分し、以下、上位の優先順位クラスが出力回
線の容量を余らせた時のみ、次に上位の優先順位クラス
がその余った容量をクラス内の待ち行列で等分し、We
ighted Round Robin方式の第四,第
五の問題点を解決する。また第二の実施例と同様の動作
により、Weighted RoundRobin方式
の第一,第二の問題点を解決する。
【0132】なお、本実施例では、優先順位クラスを2
クラスとしたが、3クラス以上の優先順位クラスを設け
ることも可能である。
【0133】〔第十の実施例〕本実施例は、第五の実施
例を拡張し、各待ち行列を2つの優先順位クラス、即ち
クラス1とクラス2に分けたものである。
【0134】本実施例の構成は、第五の実施例の構成に
おいて、各リストを優先順位クラス毎に持たせたもので
ある。本実施例の動作は、第五の実施例の動作とほぼ同
様であり、相違点は、リストに待ち行列番号を格納する
際、その待ち行列が属する優先順位クラス別に格納する
ことと、データを送出する際、データを持つ送出可能優
先待ち行列番号リストの中で最も優先順位が高いものか
ら待ち行列番号を取り出し、もし全ての優先順位クラス
の送出可能優先待ち行列番号リストが空であれば、デー
タを持つ送出可能非優先待ち行列番号リストの中で最も
優先順位が高いものから待ち行列番号を取り出すこと
と、非優先待ち行列に対するリセット動作は、全ての優
先順位クラスの非優先待ち行列が空である時に行われる
ことと、全待ち行列に対するリセット動作および非優先
待ち行列に対するリセット動作を行う際、同優先順位ク
ラス内でリスト内の待ち行列番号の移動を行うことであ
る。
【0135】本実施例は、各リストを優先順位クラス毎
に2つずつ持ち、データ送出時にクラス1に属する待ち
行列を優先的に選択することにより、全ての待ち行列に
対して最低データ速度を保証し、余った出力回線の容量
も全ての待ち行列で任意の比で分配し、さらに、優先順
位の高いクラスの待ち行列のデータを優先して送出しつ
つも、最低保証分で送られているデータは余剰容量で送
られているデータよりも優先順位クラスに関係なく常に
優先して送出し、Weighted Round Ro
bin方式の第一,第二,第四および第五の問題点を解
決する。
【0136】なお、本実施例では、優先順位クラスを2
クラスとしたが、3クラス以上の優先順位クラスを設け
ることも可能である。
【0137】〔第十一の実施例〕本実施例は、第十の実
施例の変形例である。第十の実施例と同様に全ての待ち
行列に対して最低データ速度を保証し、余った出力回線
の容量も全ての待ち行列で任意の比で分配するが、最低
データ速度保証分で送られているデータは余剰容量で送
られているデータより優先しつつも、これに関係なく優
先順位の高いクラスのデータを常に優先して送出し、W
eighted Round Robin方式の第一,
第二,第四および第五の問題点を解決する。
【0138】本実施例の構成は第十の実施例の構成と同
様である。本実施例の動作と第十の実施例の動作との相
違点は、データを送出する際、送出可能優先待ち行列番
号リストもしくは送出可能非優先待ち行列番号リストの
どちらかにデータを持っている優先順位クラスの中で最
も優先順位が高いクラスを選択し、この優先順位クラス
の送出可能優先待ち行列番号リスト、もしくは送出可能
非優先待ち行列番号リストから待ち行列番号を取り出す
ことである。
【0139】なお、本実施例も第十の実施例と同様に、
3クラス以上の優先順位クラスを設けることも可能であ
る。
【0140】〔第十二の実施例〕本実施例のブロック図
を図24に示す。本実施例は、第六もしくは第七の実施
例を拡張し、各待ち行列を2つの優先順位クラス、即ち
クラス1とクラス2とに分けたものである。本実施例の
構成は、第六もしくは第七の実施例において、最低デー
タ速度保証用待ち行列選択部128と余剰容量用待ち行
列選択部127をクラス毎に設けたものであり、データ
を送出する待ち行列を選択する際には、優先順位の高い
クラスの待ち行列選択部を優先しつつも、最低データ速
度保証用待ち行列選択部128は、余剰容量用待ち行列
選択部127よりもクラスに関係なく常に優先する。本
実施例は、送出されるデータの順序が若干異なることを
除いて、第十の実施例と同様の効果を持つ。
【0141】なお、本実施例では、優先順位クラスを2
クラスとしたが、3クラス以上の優先順位クラスを設け
ることも可能である。
【0142】〔第十三の実施例〕本実施例は、第六もし
くは第七の実施例を拡張し、各待ち行列を2つの優先順
位クラス、即ちクラス1とクラス2とに分けたものであ
る。本実施例の構成は、第十二の実施例と同様である
が、データを送出する待ち行列を選択する際には、最低
データ速度保証用待ち行列選択部を余剰容量待ち行列選
択部より優先しつつも、これに関係なく優先順位の高い
クラスの待ち行列選択部を優先する。本実施例は、送出
されるデータの順序が若干異なることを除いて、第十一
の実施例と同様の効果を持つ。
【0143】なお、3クラス以上の優先順位クラスを設
けることも可能である。
【0144】以上の各実施例においては、各待ち行列に
対するリセット動作を、リセット動作が指示された時に
一斉に行ったが、各待ち行列で個別に行い、ある待ち行
列に対するリセット動作は、リセット動作が指示された
後、はじめてその待ち行列にデータが到着した時に行う
ようにすれば、リセット動作時に同時に行う必要のある
処理の処理量が軽減され、Weighted Roun
d Robin方式の第三の問題点が解決される。以
下、このような分散型のリセット動作にかかる実施例に
ついて説明する。
【0145】〔第十四の実施例〕図25は本実施例にお
けるカウンタ値格納部のブロック図である。同図に示す
ように、カウンタ値格納部124は、各待ち行列毎に、
カウンタ50,ウエイト51,最後にカウンタのリセッ
トを行った時刻を保持するカウンタリセット時刻52を
持つ待ち行列テーブル60と、現在時刻を計時する時計
57と、最後にリセットが指示された時刻を記憶するリ
セット時刻58と、カウンタ値更新演算部54と、カウ
ンタリセット時刻52とリセット時刻58との比較結果
に応じてリセット演算部55に対してカウンタのリセッ
ト動作を指示する比較部56とで構成される。
【0146】本実施例のカウンタ値格納部142は、従
来のWeighted RoundRobin方式のデ
ータ出力制御装置の他、第一から第七までの実施例にお
けるカウンタ値格納部として適用可能である。以下で
は、本実施例のカウンタ値格納部142を、第一の実施
例で採用した場合、つまり図1のカウンタ値格納部14
0を本実施例のカウンタ値格納部142とした場合の待
ち行列選択部120の動作を説明する。
【0147】図26は本実施例のカウンタ値格納部14
2を第一の実施例で採用した場合の待ち行列選択部12
0の動作例を示すフローチャートである。図2のフロー
チャートと相違するのは、ステップS181〜S184
である。以下、図25,図26および図1を参照して動
作を説明する。
【0148】データ出力時、待ち行列選択部120のリ
セット制御部40は、送出可能待ち行列番号リスト30
が空であれば(S11でY)、カウンタ値格納部142
にリセット信号を送ってリセット動作を指示し、カウン
タ値格納部142では、このときリセット時刻58を時
計57が計時する現在時刻に更新する(S184)。各
待ち行列13に対応するカウンタ50はこの時点ではリ
セットされない。
【0149】データ出力制御装置100にデータが入力
されると、データ識別部11からデータを格納した待ち
行列13の番号がリスト選択部150を通じてカウンタ
値格納部142に送られ、カウンタ値格納部142の比
較部56は、この送られてきた待ち行列番号の待ち行列
に対応するカウンタリセット時刻52とリセット時刻5
8とを比較し(S181)、もし異なっていれば(S1
81でN)、リセット演算部55によりその待ち行列の
カウンタ50を、その待ち行列のウエイト51にリセッ
トする(S182)。このとき、カウンタリセット時刻
52の内容がリセット時刻58に等しくなるように更新
される(S183)。また、各待ち行列からデータを出
力する際には、カウンタ値更新演算部54により、対応
するカウンタ50の値が1つ減じられる。
【0150】〔第十五の実施例〕図27は本実施例にお
けるカウンタ値格納部のブロック図である。この実施例
のカウンタ値格納部143は、時刻の代わりにリセット
回数を用いて、第十四の実施例と同様の動作を可能とし
たものである。本実施例のカウンタ値格納部143は、
各待ち行列毎に、カウンタ50,ウエイト51,現在ま
でにカウンタのリセットを行った回数を保持するカウン
タリセットカウンタ53を持つ待ち行列テーブル61
と、現在までにリセット動作が指示された回数を示すリ
セットカウンタ59と、カウンタ値更新演算部54と、
カウンタリセットカウンタ53とリセットカウンタ59
との比較結果に応じてリセット演算部55に対してカウ
ンタのリセット動作を指示する比較部56とで構成され
る。
【0151】次に、図27を参照して本実施例のカウン
タ値格納部143の動作を説明する。外部からのリセッ
ト信号でリセット動作が指示されたとき、リセットカウ
ンタ59の値を1つ増す。そして、データ出力制御装置
にデータが入力され、データを格納した待ち行列の番号
が送られてくると、カウンタ値格納部143の比較部5
6は、この送られてきた待ち行列番号の待ち行列に対応
するカウンタリセットカウンタ53とリセットカウンタ
59とを比較し、もし異なっていればリセット演算部5
5によりその待ち行列のカウンタ50を、その待ち行列
のウエイト51にリセットする。このとき、カウンタリ
セットカウンタ53の内容がリセットカウンタ59に一
致するように更新される。また、各待ち行列からデータ
を出力する際には、カウンタ値更新演算部54により、
対応するカウンタ50の値が1つ減じられる。
【0152】本実施例のカウンタ値格納部143は、従
来のWeighted RoundRobin方式のデ
ータ出力制御装置の他、第一から第七までの実施例にお
けるカウンタ値格納部として適用可能である。
【0153】〔第十六の実施例〕図28は本実施例にお
けるカウンタ値格納部のブロック図である。本実施例の
カウンタ値格納部144は、同図に示すように、各待ち
行列毎に、カウンタ50,複数種のウエイト51,最後
にカウンタのリセットを行った時刻を保持するカウンタ
リセット時刻52,待ち行列の状態63を持つ待ち行列
テーブル62と、現在時刻を計時する時計57と、各状
態毎にその状態の待ち行列に対して最後にリセットが指
示された時刻を記憶するリセット時刻58と、カウンタ
値更新演算部54と、カウンタリセット時刻52と該当
するリセット時刻58との比較結果に応じてリセット演
算部55に対してカウンタのリセット動作を指示する比
較部56とで構成される。
【0154】次に、図28を用いて本実施例の動作を説
明する。リセット動作が指示された時には対応するリセ
ット時刻58を現在の時刻に更新する。そして、データ
出力制御装置にデータが入力されると、カウンタ値格納
部144の比較部56は、データが格納された待ち行列
の待ち行列状態63に対応するリセット時刻58と該待
ち行列のカウンタリセット時刻52を比較し、もし異な
っていればその待ち行列のカウンタ50の値をその待ち
行列の状態に対応するウエイト51にリセットする。各
待ち行列からデータを出力する際には、カウンタ値更新
部54によりカウンタ50の値を1つ減じる。また、待
ち行列の状態が変化した時には、この待ち行列のカウン
タリセット時刻52を、該待ち行列の新たな状態に対応
するリセット時刻58に設定する。
【0155】本実施例のカウンタ値格納部144は、待
ち行列の状態が動的に変化し、各々の状態毎に異なった
値にカウンタをリセットする必要がある場合に、Wei
ghted Round Robin方式の第三の問題
点を解決する。待ち行列の状態を優先状態と非優先状態
の二状態とし、リセット信号1を優先状態にある待ち行
列に対するリセット信号、リセット信号2を非優先状態
にある待ち行列に対するリセット信号とすることによ
り、第八から第十三の実施例におけるカウンタ値格納部
として採用することができる。
【0156】なお、第十七の実施例として、第十四と第
十五との関係と同様に、第十六実施例において時刻の代
わりにリセット回数を用いたカウンタ値格納部も考えら
れる。この第十七の実施例は、第十六の実施例と同様に
第八から第十三の実施例におけるカウンタ値格納部とし
て採用することができる。
【0157】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
待ち行列に対して最低のデータ送信速度を保証しつつ、
以下のような効果を得ることができる。
【0158】請求項1乃至5の発明においては、待ち行
列の選択動作の処理量の軽減とリセット動作を行うため
の条件判定の処理量の軽減とが可能となる。
【0159】請求項4,6の発明においては、出力回線
の余剰容量を任意の割合で各待ち行列に分配することが
できる。
【0160】請求項5,7の発明においては、各待ち行
列がその属する優先順位クラスに基づいて固定的な優先
順位を持つことにより、全ての待ち行列に対して最低デ
ータ速度を保証しつつ、優先してデータを送出すべき待
ち行列から優先してデータを出力することが可能とな
る。
【0161】請求項8〜10の発明においては、リセッ
ト動作を行うために同時に必要になる処理の処理量の軽
減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例にかかるデータ出力制御
装置のブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施例にかかるデータ出力制御
装置における待ち行列選択部の動作例を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の第一の実施例にかかるデータ出力制御
装置の動作例を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の第二の実施例にかかるデータ出力制御
装置のブロック図である。
【図5】本発明の第二の実施例にかかるデータ出力制御
装置における待ち行列選択部の動作例を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第二の実施例にかかるデータ出力制御
装置の動作例を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の第三の実施例にかかるデータ出力制御
装置のブロック図である。
【図8】本発明の第三の実施例にかかるデータ出力制御
装置における待ち行列選択部の動作例を示すフローチャ
ートである。
【図9】本発明の第三の実施例にかかるデータ出力制御
装置の動作例を示すタイミングチャートである。
【図10】本発明の第四の実施例にかかるデータ出力制
御装置のブロック図である。
【図11】本発明の第四の実施例にかかるデータ出力制
御装置における待ち行列選択部の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図12】本発明の第五の実施例にかかるデータ出力制
御装置のブロック図である。
【図13】本発明の第五の実施例にかかるデータ出力制
御装置における待ち行列選択部の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図14】本発明の第五の実施例にかかるデータ出力制
御装置の動作例を示すタイミングチャートである。
【図15】本発明の第六の実施例にかかるデータ出力制
御装置のブロック図である。
【図16】本発明の第六の実施例にかかるデータ出力制
御装置における待ち行列選択部の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図17】本発明の第六の実施例にかかるデータ出力制
御装置の動作例を示すタイミングチャートである。
【図18】本発明の第七の実施例にかかるデータ出力制
御装置のブロック図である。
【図19】本発明の第七の実施例にかかるデータ出力制
御装置における待ち行列選択部の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図20】本発明の第七の実施例にかかるデータ出力制
御装置の動作例を示すタイミングチャートである。
【図21】本発明の第八の実施例にかかるデータ出力制
御装置のブロック図である。
【図22】本発明の第八の実施例にかかるデータ出力制
御装置における待ち行列選択部の動作例を示すフローチ
ャートである。
【図23】本発明の第八の実施例にかかるデータ出力制
御装置の動作例を示すタイミングチャートである。
【図24】本発明の第十二の実施例にかかるデータ出力
制御装置のブロック図である。
【図25】本発明の第十四の実施例にかかるデータ出力
制御装置におけるカウンタ値格納部のブロック図であ
る。
【図26】本発明の第十四の実施例にかかるデータ出力
制御装置における待ち行列選択部の動作例を示すフロー
チャートである。
【図27】本発明の第十五の実施例にかかるデータ出力
制御装置におけるカウンタ値格納部のブロック図であ
る。
【図28】本発明の第十六の実施例にかかるデータ出力
制御装置におけるカウンタ値格納部のブロック図であ
る。
【図29】Weighted Round Robin
方式を適用した従来のデータ出力制御装置のブロック図
である。
【図30】Weighted Round Robin
方式を適用した従来のデータ出力制御装置のブロック図
である。
【符号の説明】
11…データ識別部 12…出力制御部 13…待ち行列 18〜22…判定部 23…タイマ 24…動作切替部 26…待ち行列番号保持部 27…待ち行列番号加算部 28…選択回路 30…送出可能待ち行列番号リスト 31…送出不可能待ち行列番号リスト 32…送出可能優先待ち行列番号リスト 33…送出可能非優先待ち行列番号リスト 34…優先クラス1用の送出可能待ち行列番号リスト 35…優先クラス1用の送出不可能待ち行列番号リスト 36…優先クラス2用の送出可能待ち行列番号リスト 37…優先クラス2用の送出不可能待ち行列番号リスト 40…リセット制御部 41…全待ち行列用リセット制御部 42…非優先待ち行列用リセット制御部 50…カウンタ 51…ウエイト 52…カウンタリセット時刻 53…カウンタリセットカウンタ 54…カウンタ値更新演算部 55…リセット演算部 56…比較部 57…時計 58…リセット時刻 59…リセットカウンタ 60〜62…待ち行列テーブル 63…待ち行列状態 100〜109…データ出力制御装置 120〜126…待ち行列選択部 127…余剰容量用待ち行列選択部 128…最低データ速度保証用待ち行列選択部 140〜144…カウンタ値格納部 150〜154…リスト選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−176236(JP,A) 特開 平2−113751(JP,A) 特開 平9−186721(JP,A) 特開 平9−231161(JP,A) 特開 平10−190700(JP,A) 特許2725475(JP,B2) 特許2967767(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/06 H04L 12/56 200

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の待ち行列を有し、入力データをそ
    の属性に基づいて適切な待ち行列に格納し、これらの待
    ち行列から単一の出力回線にデータを出力するデータ出
    力制御方法において、 待ち行列の番号を格納する複数のリストを使用し、同一
    の待ち行列番号は全リスト中に高々1つのみ存在するよ
    うにし、 入力データを待ち行列に格納する際、該待ち行列が入力
    データ以外のデータを持たなければ、該待ち行列のデー
    タ出力可否状態および優先度の内の少なくとも1つの条
    件に応じて適切なリストに該待ち行列番号を格納し、 データを出力回線に出力する際には、適切なリストを選
    択してそのリストの先頭から待ち行列番号を取り出し、
    取り出した番号の待ち行列からデータを1つ送出し、該
    待ち行列が、出力したデータ以外のデータを持てば前記
    条件により適切なリストに該待ち行列番号を格納し、 一定時間毎に、もしくは特定のリストが空になる毎に、
    各待ち行列の前記条件の変更と、リスト間での待ち行列
    番号の移動とを行うリセット動作を行うことを特徴とす
    るデータ出力制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の待ち行列を有し、入力データをそ
    の属性に基づいて適切な待ち行列に格納し、これらの待
    ち行列から単一の出力回線にデータを出力するデータ出
    力制御方法において、 データを持ち且つそのデータを出力可能な待ち行列の番
    号を保持する送出可能待ち行列番号リストと、データを
    持つがそのデータを出力できる状態にない待ち行列の番
    号を保持する送出不可能待ち行列番号リストとを使用
    し、同一の待ち行列番号は全リスト中に高々1つのみ存
    在するようにし、 入力データを待ち行列に格納する際、その待ち行列が入
    力データ以外のデータを持たない場合は該待ち行列から
    のデータ送出の可否に従って適切なリストに該待ち行列
    番号を格納し、 データを出力回線に出力する際には、送出可能待ち行列
    リストの先頭から待ち行列番号を取り出し、取り出した
    番号の待ち行列からデータを1つ送出し、データ送出後
    該待ち行列が出力されたデータ以外のデータを持つ場合
    は再び適切なリストに該待ち行列番号を格納し、前回の
    リセット動作以降に該待ち行列から出力されたデータの
    個数が一定数以上となると該待ち行列を送出不可能状態
    とし、また、データを出力する際に送出可能待ち行列番
    号リストが空であれば、全ての待ち行列をデータ送出可
    能状態とし、送出不可能待ち行列番号リストの内容を送
    出可能待ち行列番号リストに移動するリセット動作を行
    うことを特徴とするデータ出力制御方法。
  3. 【請求項3】 複数の待ち行列を有し、入力データをそ
    の属性に基づいて適切な待ち行列に格納し、これらの待
    ち行列から単一の出力回線にデータを出力するデータ出
    力制御方法において、 データを持ち且つそのデータを優先して出力可能な待ち
    行列の番号を保持する送出可能優先待ち行列番号リスト
    と、データを持ち且つそのデータを非優先で出力可能な
    待ち行列の番号を保持する送出可能非優先待ち行列番号
    リストとを使用し、同一の待ち行列番号は全リスト中に
    高々1つのみ存在するようにし、 入力データを待ち行列に格納する際、その待ち行列が該
    入力データ以外のデータを持たない場合は待ち行列の現
    在の優先度に従って適切なリストに該待ち行列番号を格
    納し、 データを出力回線に出力する際には、送出可能優先待ち
    行列番号リストの先頭の待ち行列から待ち行列番号を取
    り出し、もし送出可能優先待ち行列番号リストが空であ
    れば送出可能非優先待ち行列番号リストの先頭から待ち
    行列番号を取り出し、取り出した番号の待ち行列からデ
    ータを1つ送出し、データ送出後該待ち行列が出力され
    たデータ以外のデータを持つ場合は再び該待ち行列の優
    先度に従って適切なリストに該待ち行列番号を格納し、
    前回のリセット動作以降に該待ち行列から出力されたデ
    ータの個数が一定数以上となると該待ち行列を非優先状
    態とし、 一定時間毎に、全ての待ち行列を優先状態とし、送出可
    能非優先待ち行列番号リストの内容を送出可能優先待ち
    行列番号リストに移動するリセット動作を行うことを特
    徴とするデータ出力制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の待ち行列を有し、入力データをそ
    の属性に基づいて適切な待ち行列に格納し、これらの待
    ち行列から単一の出力回線にデータを出力するデータ出
    力制御方法において、 データを持ち且つそのデータを優先して出力可能な待ち
    行列の番号を保持する送出可能優先待ち行列番号リスト
    と、データを持ち且つそのデータを非優先で出力可能な
    待ち行列の番号を保持する送出可能非優先待ち行列番号
    リストと、データを持つがそのデータを出力できる状態
    にない待ち行列の番号を保持する送出不可能待ち行列番
    号リストとを使用し、同一の待ち行列番号は全リスト中
    に高々1つのみ存在するようにし、 入力データを待ち行列に格納する際、その待ち行列が該
    入力データ以外のデータを持たない場合は該待ち行列の
    優先度と該待ち行列からのデータ送出の可否とに従って
    適切なリストに該待ち行列を格納し、 データを出力回線に出力する際には、送出可能優先待ち
    行列番号リストの先頭から待ち行列番号を取り出し、も
    し送出可能優先待ち行列番号リストが空であれば送出可
    能非優先待ち行列番号リストの先頭から待ち行列番号を
    取り出したのち該待ち行列を送出不可能状態とし、取り
    出した番号の待ち行列からデータ1つを送出し、データ
    送出後該待ち行列が出力されたデータ以外のデータを持
    つ場合は再び適切なリストに該待ち行列番号を格納し、
    また、前回の全待ち行列に対するリセット動作以降に該
    待ち行列から出力されたデータの個数が一定数以上とな
    ると該待ち行列を非優先状態とし、該待ち行列が非優先
    状態にあり且つ一度も非優先状態に対するリセット動作
    を受けていないか若しくは前回の非優先待ち行列に対す
    るリセット動作以降に該待ち行列から送出されたデータ
    の個数が別の一定個数以上であると該待ち行列をデータ
    送出不可能とし、 一定時間毎に全待ち行列に対するリセット動作、すなわ
    ち全ての待ち行列をデータ送出可能で且つ優先状態と
    し、送出可能非優先待ち行列番号リストの内容と送出不
    可能待ち行列番号リストの内容とを送出可能優先待ち行
    列番号リストに移動する動作を行い、また、送出可能非
    優先待ち行列番号リストが空となる毎に非優先待ち行列
    に対するリスト動作、すなわち送出不可能となっている
    待ち行列を全て送出可能状態とし、送出不可能待ち行列
    番号リストの内容を送出可能非優先待ち行列番号リスト
    に移動する動作を行うことを特徴とするデータ出力制御
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載のデータ
    出力制御方法において、 各種別のリストをそれぞれ優先順位のクラス数分持ち、 各待ち行列がその属する優先順位クラスに基づいて固定
    的な優先順位を持ち、 リストに待ち行列番号を格納する際には、格納する種別
    のリストのうち該待ち行列が属する優先順位クラスのリ
    ストに待ち行列番号を格納し、リストから待ち行列番号
    を取り出す際には、取り出す種別のリストのうち、1つ
    以上待ち行列番号を持ち且つ最も優先順位の高いリスト
    から待ち行列番号を取り出すことを特徴とするデータ出
    力制御方法。
  6. 【請求項6】 複数の待ち行列を有し、入力データをそ
    の属性に基づいて適切な待ち行列に格納し、これらの待
    ち行列から単一の出力回線にデータを出力するデータ出
    力制御方法において、 各待ち行列が優先してデータを送出できる状態と非優先
    でデータを送出できる状態の二状態を持ち、一定時間毎
    に全ての待ち行列を優先状態とするリセット動作を行
    い、その後一定個数のデータを送出した待ち行列は非優
    先状態となり、優先状態にある待ち行列からは非優先状
    態にある待ち行列よりも優先してデータを送り、優先状
    態にある待ち行列が無いとき若しくは全ての優先状態に
    ある待ち行列がデータを持たないときには、非優先状態
    にある待ち行列から、出力回線の余剰容量を利用して、
    任意の比でデータを送出することを特徴とするデータ出
    力制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のデータ出力制御方法にお
    いて、 各待ち行列が、優先してデータを送出できる状態と非優
    先でデータを送出できる状態の二状態を持つ上に、さら
    に、その属する優先順位クラスに基づいて固定的な優先
    順位を持つことを特徴とするデータ出力制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6または7
    記載のデータ出力制御方法において、 各待ち行列に対するリセット動作を、リセット動作が指
    示された時に一斉に行うのではなく各待ち行列で個別に
    行い、かつ、ある待ち行列に対するリセット動作は、リ
    セット動作が指示された後、はじめて該待ち行列に対し
    てデータが入力された時に行うことを特徴とするデータ
    出力制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のデータ出力制御方法にお
    いて、 最後にリセット動作が指示された時刻を記憶すると共
    に、各待ち行列が最後にリセット動作を行った時刻を記
    憶し、 各待ち行列にデータを格納する際、データを格納する待
    ち行列が最後にリセット動作を行った時刻と、最後にリ
    セット動作が指示された時刻とを比較し、双方の時刻が
    異なっているときに該待ち行列に対してリセット動作を
    行うことを特徴とするデータ出力制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のデータ出力制御方法に
    おいて、 リセット動作を指示した回数を記憶すると共に、各待ち
    行列が実際にリセット動作を行った回数を記憶し、 各待ち行列にデータを格納する際、データを格納する待
    ち行列が行ったリセット動作の回数と、リセット動作が
    指示された回数とを比較し、双方の回数が異なっている
    ときに該待ち行列に対してリセット動作を行うことを特
    徴とするデータ出力制御方法。
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