JP3461733B2 - 光ファイバ接続器 - Google Patents
光ファイバ接続器Info
- Publication number
- JP3461733B2 JP3461733B2 JP23471798A JP23471798A JP3461733B2 JP 3461733 B2 JP3461733 B2 JP 3461733B2 JP 23471798 A JP23471798 A JP 23471798A JP 23471798 A JP23471798 A JP 23471798A JP 3461733 B2 JP3461733 B2 JP 3461733B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- lid
- base
- groove
- aligning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
合わせ接続に用いられる光ファイバ接続器に関する。
ファイバ接続器としては、近年、二つ割り構造の素子の
間に、対向する両側から挿入した光ファイバ同士を、前
記素子内に設けた調心機構によって位置決め調心して突
き合わせ接続し、さらに、前記素子の外側に装着したク
ランプバネのクランプ力によって、前記光ファイバを素
子内に挟み込んでクランプし、接続状態を維持する構成
のものが提供されている。この種の光ファイバ接続器で
は、楔を素子に挿入して、前記クランプバネのクランプ
力に抗して素子を開放することで、光ファイバを素子か
ら引き抜いて接続状態を解除することが可能であり、こ
れにより、接続切替等の作業を簡便に行える利点があ
る。
な光ファイバ接続器の場合、温度変化や吸湿によって、
素子に僅かな変形が生じると、光ファイバに作用するク
ランプ力が変化して、光ファイバに位置ずれが生じやす
くなるといった問題があった。特に、突き合わせ接続さ
れた光ファイバ先端近傍のクランプ力が低下して、光フ
ァイバに位置ずれが生じると、接続されている光ファイ
バ間の接続損失の変動の原因になり、目的の低接続損失
が得られなくなることが懸念される。多心用の光ファイ
バ接続器では、複数本の光ファイバの全てを均等のクラ
ンプ力でクランプする必要があり、前記問題が一層顕著
になる。前記問題の対策としては、クランプ力の強いク
ランプバネを使用して、素子を強くクランプすること
で、光ファイバのクランプ状態を安定に維持することが
考えられる。しかしながら、この対策では、クランプバ
ネの板厚の増大によって光ファイバ接続器の外形が大き
くなったり、楔の圧入による素子の開放が難しくなると
いった問題が生じ、問題の根本的な解決に至らない。す
なわち、光ファイバ接続器の外形が大きくなると、素子
の開閉に使用する工具の、光ファイバ接続器を目的の向
きに固定する固定部や、楔の圧入機構における楔の保持
位置等を変更せねばならず、手間がかかるとともに、コ
スト上昇の原因になる。また、クランプ力の強いクラン
プバネを使用すると、素子への楔の圧入に手間がかかっ
たり、場合によっては、楔の圧入時に素子が損傷する懸
念もある。
ので、温度変化等の環境の変化によって素子に変形が生
じても、クランプバネのクランプ力を増大すること無
く、光ファイバのクランプ力を安定に確保でき、光ファ
イバ同士の突き合わせ接続状態を安定に維持することが
できる光ファイバ接続器を提供することを目的とするも
のである。
器では、光ファイバ同士を突き合わせ接続するための光
ファイバ接続器であって、一体化時に光ファイバを挟み
込むベースおよび蓋体からなる二つ割り構造の素子と、
該素子を内側に挟み込むことにより素子の一体化状態を
維持するクランプバネと、前記ベースおよび前記蓋体の
間に設けられ、前記素子の対向する両側から前記ベース
および前記蓋体の間に挿入された光ファイバ先端同士
を、前記素子の中央部にて突き合わせ接続可能に位置決
め調心する調心機構と、前記素子の対向する両側から前
記ベースおよび前記蓋体の間に挿入された光ファイバを
前記調心機構に導く光ファイバガイド溝とを備えてな
り、前記蓋体は、前記調心機構に挿入された光ファイバ
を前記ベースとの間に挟み込む中央蓋と、この中央蓋の
両側に設けられ、それぞれ前記光ファイバガイド溝に挿
入された光ファイバを前記ベースとの間に挟み込む端部
蓋とを備えてなり、前記中央蓋の前記ベースに重ね合わ
される当接面には、前記調心機構の調心軸線に沿った両
側から当該当接面の中央部に亘って延在形成された溝の
間に残された部分である押さえ部が形成されており、前
記中央蓋と前記ベースとの間では、光ファイバを挟み込
むクランプ力を前記押さえ部及びその近傍に集中的に作
用させて、光ファイバを挟み込むようになっていること
を前記課題の解決手段とした。この光ファイバ接続器に
よれば、素子の中央部にて突き合わせ接続される光ファ
イバは、中央蓋当接面の中央部の押さえ部によってベー
スとの間に挟み込まれる。したがって、中央蓋とベース
とに作用するクランプバネのクランプ力は、押さえ部と
ベースとの間に集中し、光ファイバにかかる単位面積当
たりのクランプ力が増大し、強固なクランプ状態が得ら
れる。また、温度変化や吸湿等によって素子に若干の変
形が生じる可能性があるが、押さえ部の両側の溝によっ
て、押さえ部及びその近傍にクランプ力が集中する状態
には変わりは無く、光ファイバのクランプ状態が確実に
維持される。このため、突き合わせ接続した光ファイバ
のクランプ時には、光ファイバ同士の突き合わせ状態を
確実に維持することができる。請求項2記載の発明は、
請求項1記載の光ファイバ接続器において、前記ベース
および前記蓋体の間には、前記調心機構がその調心軸線
を互いに平行に揃えて複数配列され、これら複数の調心
機構によってそれぞれ位置決め調心された複数本の光フ
ァイバが、前記中央蓋の押さえ部と前記ベースとの間に
挟み込まれるように構成され、前記押さえ部は、前記調
心機構によってそれぞれ位置決め調心された複数本の光
ファイバの全てに当接するようになっていることを特徴
とする。この発明は、多心用の光ファイバ接続器に関す
るものである。調心機構によって位置決め調心された複
数本の光ファイバは、同一の押さえ部とベースとの間に
挟み込まれ、クランプバネのクランプ力によってクラン
プされる。クランプバネのクランプ力は押さえ部及びそ
の近傍の狭い領域に集中的に作用し、各光ファイバが強
固にクランプされる。また、全ての光ファイバを同一の
押さえ部によってベースとの間にクランプするので、光
ファイバ間ではクランプ力の偏在が生じにくく、全ての
光ファイバを均等のクランプ力を以てクランプすること
ができる。
1から図5を参照して説明する。図中符号1は、本実施
形態の光ファイバ接続器である。この光ファイバ接続器
1は、図1および図2に示すように、一体化時に概略断
面長方形のロッド状となる二つ割り構造を構成するベー
ス2および蓋体3からなる素子1Aと、該素子1Aの全
体をほぼ収納可能な細長コ字状のクランプバネ4とを備
えている。
に示すように、ともに断面長方形のロッド状の部材であ
って、互いの当接面5、6を重ね合わせることにより一
体化されるようになっている。本実施形態のベース2と
蓋体3とは、共にプラスチック等の適度な硬度を有する
材料によって形成されている。
当接面5の長手方向中央部には、請求項1記載の光ファ
イバである単心の光ファイバ心線7先端の裸ファイバ7
a同士を突き合わせ接続可能に位置決め調心する調心機
構としてのV溝8が形成され、当接面5の長手方向両端
部にはベース2の外側から挿入される光ファイバ心線7
をV溝8の近傍に導く光ファイバガイド溝9が形成され
ている。これらV溝8と光ファイバガイド溝9とは、ベ
ース2の長手方向に沿った同一直線上に配置されてい
る。また、光ファイバガイド溝9は全体としてV溝8よ
り調心精度が低くなっているが、光ファイバガイド溝9
のV溝8に近い端部のみは、その両側部に突設されたガ
イド壁11によって調心精度が高められた導入部10と
されている。この導入部10は、V溝8側の調心精度が
V溝8とほぼ等しくなっているとともに、導入部10の
V溝8と対向する反対側の端部は、光ファイバガイド溝
9よりさらに拡張された溝になっており、光ファイバ心
線7の先端の被覆を除去して露出させた裸ファイバ7a
を光ファイバガイド溝9から容易に導入できるようにな
っている。
ース2の当接面5に突設されているので、簡便に形成す
ることができる。V溝8には、光ファイバ心線7の先端
の被覆を除去して露出させた裸ファイバ7aが収納され
る。光ファイバガイド溝9には、光ファイバ心線7の被
覆部分が収納される。光ファイバ心線7の被覆部分は、
導入部10まで挿入可能になっている。
方向3カ所には、蓋体3の前記ベース当接面5に重ね合
わされる面に形成された係合凹部14と係合される係合
凸部15と、蓋体3側に突設された係合凸部15と係合
される係合凹部14とが形成されている。係合凸部15
の先端には、係合凹部14に対する相対回転を可能とす
る湾曲面16が形成されており、図4および図5に示す
ように、係合凹部14と係合凸部15とを互いに係合さ
せると、素子1Aの幅方向(図4、図5左右)一側部に
沿った同一直線を中心としてベース2と蓋体3とを相対
回転可能に連結する、素子1Aの開閉用のヒンジの機能
を果たす。
ベース2のV溝8に対応する中央蓋17と、光ファイバ
ガイド溝9に対応する端部蓋18の三つの部分を直列に
配列した構成になっている。中央蓋17と端部蓋18と
の間は、中央蓋17から端部蓋18に向けて突設された
連結端部19の外側に、端部蓋18側に形成された連結
凹部19aを重ね合わせるようにして、直列に連結され
る。また、中央蓋17と端部蓋18とは、各連結端部1
9に開口するガイド壁収納穴13に導入部10を収納す
ることにより、それぞれベース2に対して位置決めされ
るようになっている。両端部蓋18には、図3に示すよ
うに、光ファイバガイド溝9に収納された光ファイバ心
線7の上部(図3上側)を収納する光ファイバ収納溝2
0が形成されている。
の当接面6には、前記V溝8の調心軸線に沿った両側か
ら当該当接面6の中央部に亘って延在する溝17aが形
成されている。そして、この中央蓋17は、両側の前記
溝17aの間に残された部分として形成された押さえ部
17bによって、前記ベース2との間に裸ファイバ7a
を挟み込むようになっている。この押さえ部17bの、
前記V溝8の調心軸線に沿った方向の寸法は、例えば、
当接面6の全長18mmに対して4.0mm程度であ
る。前記溝17a以外の当接面6は面一になっている。
押さえ部17b近傍の溝17aに形成されたテーパ部1
7cは、光ファイバガイド溝20側からV溝8の長手方
向中央に向けて挿入された裸ファイバ7aを、前記押さ
え部17bとベース2との間に誘い込むようになってい
る。なお、押さえ部17bは当接面6から突出した形状
とすることも可能である。
端部には、光ファイバガイド溝9に光ファイバ心線7を
挿入するための漏斗状の挿入凹部21が形成されてい
る。また、素子1Aの長手方向両端部のクランプバネ4
の外側に常時露出する露出部22は角形になっているの
で、工具等で固定することが簡便である。
の係合凹部14、係合凸部15に対向する反対側の側部
には、ベース2と蓋体3との間を開放するための楔24
が挿入される楔挿入溝25が開口されている。楔挿入溝
25は、素子1Aの長手方向4カ所でベース2と蓋体3
のそれぞれの当接面5、6をえぐって形成されており、
クランプバネ4のクランプ力に抗して楔24が圧入され
ることによりベース2と蓋体3との間が押し開かれるよ
うになっている。素子1Aは、楔挿入溝25がクランプ
バネ4の開口部23に露出する向きでクランプバネ4に
挿入される。楔挿入溝25に楔24を圧入した時には、
係合された係合凹部14と係合凸部15とが構成するヒ
ンジを中心としてベース2と蓋体3とが互いに離間する
方向に相対回転して、素子1Aが開放される。楔24
は、平坦に形成された先端面24aを楔挿入溝25の最
奥部に突き当てるようにして圧入されるようになってい
る。また、楔24は、楔挿入溝25の目的開口幅に相当
する厚さ寸法t1を有しているので、楔挿入溝25に圧
入するだけで常に一定の開口量で安定して楔挿入溝25
を開口することができるようになっている。
細長の部材であって、ステンレスやベリリウム銅等の材
料で形成されている。ベリリウム銅の場合、目的形状に
成形後時効硬化処理を行ったものや、熱処理後フッ素樹
脂等でコーティングしたもの等がより好ましい。クラン
プバネ4は、一対のフランジ部26の間を押し広げるよ
うにして、開口部23から素子1Aがその内側に圧入さ
れるようになっている。各フランジ部26の中央部に
は、該フランジ部26を屈曲成形した位置決め凸部27
がクランプバネ4の内側に向けて突設されており、クラ
ンプバネ4の内側に素子1Aを挿入した時に、該素子1
Aのベース2および蓋体3のそれぞれの外面に形成され
た位置決め凹部28、29に位置決め凸部27が係合し
て、素子1Aがクランプバネ4の定位置に安定にクラン
プ支持されるようになっている。
間を連結する連結部4aから等距離に位置し、位置決め
凹部28、29はベース2、蓋体3の幅方向(図4左
右)中央部に位置しており、両フランジ部26の間に素
子1Aをクランプバネ4でクランプした時には、これら
位置決め凸部27、位置決め凹部28、29とV溝8と
が同一直線上に配列され、V溝8に挿入した光ファイバ
心線7の直径方向にクランプ力が安定に作用するように
なっている。また、素子1Aのクランプ時には、一方の
フランジ部26にベース2の外面30が面接触する一
方、他方のフランジ部26は蓋体3の位置決め凹部29
に係合した位置決め凸部27のみが蓋体3と接触してク
ランプ力を作用させるようになっているので、クランプ
バネ4においては素子1Aが常時安定した向きでクラン
プされるとともに、素子1Aに挟み込んだ光ファイバ心
線7にクランプ力を確実に作用させることができる。ま
た、他方のフランジ部26と蓋体3との間には隙間が形
成されるので、この隙間を利用することにより、他方の
フランジ部26をベース2側のフランジ部26に対して
離間する方向に変形させれば、位置決め凸部27を蓋体
3の位置決め凹部29から容易に離脱させることがで
き、クランプバネ4内から素子1Aを簡便に取り出すこ
とができる。
(クランプバネ4の長手方向)2カ所に形成されたスリ
ット12によって3分割されている。各フランジ部26
におけるスリット12の形成位置は、蓋体3の中央蓋1
7と端部蓋18との境界に位置しているので、素子1A
の中央蓋17や端部蓋18に対応するクランプバネ4の
それぞれの部分が個別のクランプバネとして機能する。
なお、断面コ字状のクランプバネ4は、加工が容易であ
り、特に、スリット12を形成する場合に有利である。
入溝25に楔24を挿入して素子1Aを若干開放してお
き(図5参照)、素子1Aの両挿入凹部21(図3参
照)から光ファイバ心線7を挿入してV溝8上で突き合
わせることにより、光ファイバ心線7同士を容易に突き
合わせ接続できるようになっている。素子1A両端の挿
入凹部21から光ファイバ心線7をV溝8に向けて押し
込めば、予め光ファイバ心線7の先端に露出させておい
た裸ファイバ7aが光ファイバガイド溝9にガイドされ
つつ導入部10に至り、該導入部10の奥側に押し込ま
れるにしたがって次第に精密に調心されてV溝8に導入
される。したがって、光ファイバ心線7は途中で引っ掛
かること無くスムーズにV溝8まで押し込むことができ
る。この時、裸ファイバ7aが心線被覆部分に比べて曲
がりやすい上、楔24の挿入によってベース51と蓋体
52との間に微小な隙間が形成されて導入部10から裸
ファイバ7aが離脱しやすくなっているが、裸ファイバ
7aは導入部10の両側部のガイド壁11によってガイ
ドされるので、導入部10から離脱することなくV溝8
まで押し込まれる。ベース51と蓋体52との間に形成
される隙間が多少大きくなっても、蓋体3のガイド壁収
納穴13からガイド壁11全体が抜け出ることは無いの
で、光ファイバ心線7の径が大きく、ベース51と蓋体
52との間に形成すべき隙間を大きくとる場合であって
も、裸ファイバ7aのV溝8への挿入作業性を維持する
ことができ、光ファイバ心線7の径に幅広く対応するこ
とができる。
被覆部分が通過できない開口量になっているので、裸フ
ァイバ7aの長さを調整しておけば、光ファイバ心線7
の素子1Aへの押し込み量を調整することができる。ま
た、素子1Aを透明の樹脂で形成した場合には、外側か
ら光ファイバ心線7の挿入状態を目視することができ
る。この場合、クランプバネ4の開口部23によって、
素子1Aの露出量を十分に確保できるので、挿入状態の
確認が容易であり、効率良く作業を進めることができ
る。
したら、楔24を楔挿入溝25から引き抜き、クランプ
バネ4のクランプ力でベース2と蓋体3との間に光ファ
イバ心線7を挟み込み、光ファイバ心線7同士の接続状
態を維持する。この時、素子1Aの中央蓋17や端部蓋
18に対応する、クランプバネ4のそれぞれの部分が個
別のクランプバネとして機能することから、中央蓋17
とベース2との間における裸ファイバ7aのクランプ、
端部蓋18とベース2との間における光ファイバ心線7
の被覆部のクランプは、いずれも個別になされ、光ファ
イバ心線7の被覆部と裸ファイバ7aとの間の径の差が
多少大きくても、光ファイバ心線7を確実にクランプす
ることができる。また、端部蓋18とベース2との間に
おける光ファイバ心線7の被覆部のクランプ力によっ
て、光ファイバ心線7に作用する引張力が引き留めら
れ、V溝8に挿入された裸ファイバ7aには作用しない
ので、裸ファイバ7a同士の突き合わせ接続状態が安定
に維持される。楔挿入溝25に再度楔24を圧入すれば
ベース2と蓋体3との間での光ファイバ心線7のクラン
プを解除することができ、容易に光ファイバ心線7を接
続切替することができる。また、楔24を挿入する楔挿
入溝25を選択すれば片側の光ファイバ心線7について
のみクランプを解除することも可能であり、接続切替の
作業性を向上することができる。
接続状態の光ファイバ心線7を挟み込むと、図3に示す
ように、中央蓋17とベース2との間では、押さえ部1
7b及びその近傍にクランプ力が集中して、裸ファイバ
7a、7aが強く挟み込まれ、突き合わせ接続状態が維
持される。すなわち、溝17a以外の当接面6は平坦で
あるから、素子1Aが閉じられると、押さえ部17bの
みが、V溝8から僅かに若干突出している裸ファイバ7
aに当接し、他の当接面6は、溝17a等によって裸フ
ァイバ7aとの接触が回避され、結果的に、押さえ部1
7b以外の当接面6は、裸ファイバ7aに全く接触しな
い。このため、中央蓋17とベース2との間に働くクラ
ンプ力は、押さえ部17b及びその近傍の狭い領域に集
中的に作用することとなり、裸ファイバ7a、7aが強
く挟み込まれ、突き合わせ接続状態が維持される。しか
も、温度変化や吸湿によって、素子1A等に若干の変形
が生じたとしても、中央蓋17の裸ファイバ7aとの当
接部分は、押さえ部17bに限定されるため、押さえ部
17b及びその近傍にクランプ力が集中した状態が維持
され、裸ファイバ7aを強固にクランプした状態が確保
され、これにより、光ファイバ心線7同士の接続状態、
低接続損失が安定に維持される。当接面6から突出する
形状の押さえ部を備えた中央蓋を採用すると、温度変化
や吸湿によって素子1Aの変形が生じたとしても、押さ
え部のみが裸ファイバ7aに当接して、押さえ部及びそ
の近傍にクランプ力が集中的に働く状態が確保され、ク
ランプ状態を一層確実に維持することができる。
7aを、圧縮応力により光特性に影響を与えない範囲
の、最大限、強い力で挟み込むことができ、クランプバ
ネ4の板厚を増大する等の対策を採らなくても十分なク
ランプ力が得られるので、光ファイバ接続器1の外形サ
イズの変更が殆ど無く、工具等に高精度に位置決めする
際の微調整等を不要にできる、素子1Aの開閉作業性を
維持できる等の利点がある。また、ステンレスでは、高
い耐食性が得られるので、錆の発生によってクランプ力
が変動するといった心配も無く、長期に亘って、目的の
クランプ力が安定に得られる。さらに、当接面6全長に
対して、前記V溝8の調心軸線に沿った方向の寸法が短
い押さえ部17bによって、裸ファイバ7aをベース2
との間にクランプする構成の中央蓋17では、裸ファイ
バ7aとの当接面積が少ないため、当接面全長に亘って
裸ファイバと当接する構成の中央蓋に比べて、当接面6
の形成が容易である。すなわち、この中央蓋17では、
押さえ部17b近傍の当接面6のみ、高い形成精度が要
求され、他の部分については形成精度が低くても良いの
で、樹脂成形が容易になり、低コスト化できるといった
利点もある。
5がクランプバネ4の開口部23に露出しているので、
楔24を楔挿入溝25に挿抜する作業を目視しながら効
率良く行うことができる。また、本実施形態の光ファイ
バ接続器1によれば、素子1Aを開口部23からクラン
プバネ4に圧入するだけで組み立てることができるの
で、極めて容易に組み立てることができ、フランジ部2
6を弾性変形させるだけでクランプバネ4から素子1A
を簡便に取り出すこともできる。しかも、外観角形であ
るので、作業台上で転がりにくいとともに、工具等で固
定することも簡便であるので、各種作業の作業性が向上
する。また、クランプバネ4は、形状が単純で製造が容
易である上、蓋体3側のフランジ部26は蓋体3の中央
部に当接可能な大きさであれば良いので、全体を小型に
形成することができ、低コスト化が容易である。
ファイバ接続器50を示す。図中符号50Aはクランプ
バネ4内に挿入される素子、51はベース、52は蓋体
である。素子50Aは断面長方形の二つ割りロッド状で
あって、共に樹脂等から形成された断面長方形のベース
51および蓋体52からなっている。ベース51の蓋体
52が重ね合わせられる当接面53の長手方向中央部に
は、請求項1記載の光ファイバである光ファイバテープ
心線(以下「テープ心線」)54の先端に露出させた複
数本の裸ファイバ54a同士を突き合わせ接続可能に位
置決め調心する調心機構としてのV溝55が複数並列状
態に形成され、各V溝55の長手方向両端からベース5
1の長手方向端部には、素子50Aの外側からV溝55
に裸ファイバ54aを導く光ファイバガイド溝56が形
成されている。
の両側部には、樹脂製のベース51に一括成形された一
対のガイド壁57が突設されている。これらガイド壁5
7は、V溝55側に行くにしたがって互いの離間距離が
次第に縮小するテーパ状になっている。また、これらガ
イド壁57は、ベース51に蓋体52を重ね合わせた時
に、蓋体52側に形成された図示しないガイド壁収納穴
に収納されてベース51に対して蓋体52を位置決めす
る機能を果たすようになっている。光ファイバガイド溝
56のガイド壁57に挟まされた部分は、光ファイバガ
イド溝56の他の部分に比べて調心精度が高くなってい
る。
Aの幅方向(図7中矢印C方向)一側部にて係合された
係合凹部59および係合凸部60をヒンジとして相対回
動するようにして開閉する。素子50Aの幅方向他側部
の楔挿入溝61に、楔24を挿入すると、クランプバネ
4のクランプ力に抗して素子50Aが開放され、楔挿入
溝61から楔24を引き抜くと、クランプバネ4のクラ
ンプ力によって素子50Aが閉じられる。また、光ファ
イバガイド溝56のベース51の長手方向両端部に開口
する導入端部62は、ベース51の外側に行くにしたが
って当接面53からの深度が増大するように傾斜されて
おり、素子50Aの一体化時においてもテープ心線54
を容易に挿入できるようになっている。
2に対応する二つの端部蓋52aおよび一つの中央蓋5
2bからなる3分割体であって、素子50Aにおいては
クランプバネ4のスリット12によって分割された各部
分のクランプ力が個別に作用するようになっている。中
央蓋52bのベース51に重ね合わせられる当接面(図
示せず)には、V溝55に沿った両側から中央部近傍に
到達する溝58aが形成され、前記当接面の中央部に
は、両側の溝58aの間に残された部分である押さえ部
58bが形成されている。
プ心線54同士を突き合わせ接続するには、V溝55に
収納する長さで裸ファイバ54aをテープ心線54先端
部に予め露出させておき、楔挿入溝61に楔24を挿入
して開放しておいた素子50Aの導入端部62から挿入
した各裸ファイバ54aを、それぞれ対応する光ファイ
バガイド溝56に添わせるようにして、V溝55に至ら
しめ、V溝55の長手方向中央部において、素子50A
の両側から挿入されたテープ心線54先端の裸ファイバ
54a同士を突き合わせ接続する。テープ心線54の被
覆54b部分は、裸ファイバ54aを所定長さV溝55
に挿入すると光ファイバガイド溝56上に乗り上げる。
いて素子50Aを閉じ、突き合わせたテープ心線54を
素子50A内にクランプ保持して、突き合わせ接続状態
を維持する。この時、中央蓋52bとベース51との間
に作用するクランプ力は、押さえ部58b及びその近傍
の狭い範囲に集中的に作用するため、突き合わせ接続さ
れた全ての対の裸ファイバ54aが強固に挟み込まれ、
テープ心線54同士の接続状態が安定に維持される。ま
た、温度変化や吸湿等によって素子50Aに僅かな変形
が生じたとしても、押さえ部58b及びその近傍にクラ
ンプ力が集中した状態が維持され、テープ心線54同士
の接続状態が安定に維持され、目的の低接続損失が安定
に確保される。しかも、図8および図9に示すように、
V溝55によって位置決め調心された全ての裸ファイバ
54aは、同一の押さえ部58bによってベース51と
の間にクランプされるため、これら全ての裸ファイバ5
4aには均等のクランプ力を作用させることができる。
このため、素子50Aの変形によって、一部の裸ファイ
バ54a(例えば、楔挿入溝61に最も近い裸ファイバ
54a)のみクランプ力が不足して浮き上がる等の不都
合を防止することができ、全ての裸ファイバ54aにつ
いて突き合わせ接続状態を安定に維持することができ
る。このため、この光ファイバ接続器50においても、
第1実施形態記載の光ファイバ接続器1と同様に、クラ
ンプバネ4の板厚を増大する等の対策を採らなくても十
分なクランプ力が得られるので、外形サイズの変更が殆
ど無く、工具等に高精度に位置決めする際の微調整等を
不要にできる、素子1Aの開閉作業性を維持できる等の
利点がある。また、この光ファイバ接続器50の中央蓋
52bについても、第1実施形態記載の光ファイバ接続
器1の中央蓋17と同様に、押さえ部58b近傍のみ、
当接面の形成精度を確保すれば良く、樹脂成形が容易に
なることから、低コスト化できるといった利点がある。
なお、中央蓋52bの押さえ部は、当接面から僅かに
(数μm程度)突出する形状であってもよい。
構としては、V溝以外の位置決め溝や、マイクロキャピ
ラリーが設置された位置決め溝、精密ロッド、精密ボー
ルの適用も可能である。位置決め溝以外の調心機構は、
突き合わせ接続される光ファイバ個別に設けられ、例え
ば、二つの調心機構の間にて光ファイバ同士が突き合わ
せ接続される構成が採用され、二つの調心機構の間の光
ファイバを、中央蓋の押さえ部によってベースとの間に
強固に挟み込むようにする。
バ接続器によれば、ベースと蓋体からなる二つ割り構造
の素子の中央部にて突き合わせ接続される光ファイバ
が、前記蓋体の中央部を構成する中央蓋当接面の中央部
に設けられた押さえ部によって、ベースとの間に挟み込
まれる構造であり、押さえ部及びその近傍にクランプ力
が集中するようになっているので、光ファイバを強固に
挟み込んで接続状態を安定に維持することができる上、
温度変化や吸湿等によって素子が僅かに変形したとして
も、押さえ部及びその近傍にクランプ力が集中した状態
を維持できる。このため、クランプバネのクランプ力を
増大しなくても、光ファイバを確実にクランプすること
ができ、光ファイバ同士の突き合わせ接続状態を安定に
確保することができ、突き合わせ接続した光ファイバ間
の低接続損失を、長期に亘って安定に維持することがで
きるといった優れた効果を奏する。
ば、素子を構成するベースと蓋体との間に複数設けられ
た調心機構によってそれぞれ位置決め調心された複数本
の光ファイバが、中央蓋の中央部に形成された押さえ部
とベースとの間に挟み込まれ、クランプバネのクランプ
力が押さえ部及びその近傍の狭い領域に集中的に作用し
て、各光ファイバが強固にクランプされるようになって
いるため、温度変化や吸湿等によって素子に僅かな変形
が生じても、全ての光ファイバのクランプ状態を安定に
維持でき、したがって、全ての光ファイバ同士の突き合
わせ接続状態も安定に維持することができる。しかも、
全ての光ファイバを同一の押さえ部によってベースとの
間にクランプするので、光ファイバ間でのクランプ力の
偏在が生じにくく、全ての光ファイバを均等のクランプ
力を以てクランプすることができ、全ての光ファイバに
ついて、その突き合わせ接続状態を確実に維持すること
ができるといった優れた効果を奏する。
示す全体斜視図である。
ある。
図である。
図である。
て光ファイバ心線のクランプ力を解除した状態を示すV
溝近傍の断面図である。
する中央蓋を、当接面側から見た下面図である。
示す分解斜視図である。
断面図である。
て光ファイバ心線のクランプ力を解除した状態を示すV
溝近傍の断面図である。
ランプバネ、5…当接面、6…当接面、7…光ファイバ
(光ファイバ心線)、7a…光ファイバ先端(裸ファイ
バ)、8…調心機構(V溝)、9…光ファイバガイド
溝、17…中央蓋、17a…溝、17b…押さえ部、1
8…端部蓋、50…光ファイバ接続器、50A…素子、
51…ベース、52…蓋体、52a…端部蓋、52b…
中央蓋、53…当接面、54…光ファイバ(テープ心
線)、54a…光ファイバ先端(裸ファイバ)、55…
調心機構(V溝)、56…光ファイバガイド溝、57…
ガイド壁、58a…溝、58b…押さえ部。
Claims (2)
- 【請求項1】 光ファイバ(7、54)同士を突き合わ
せ接続するための光ファイバ接続器であって、 一体化時に光ファイバを挟み込むベース(2、51)お
よび蓋体(3、52)からなる二つ割り構造の素子(1
A、50A)と、該素子を内側に挟み込むことにより素
子の一体化状態を維持するクランプバネ(4)と、前記
ベースおよび前記蓋体の間に設けられ、前記素子の対向
する両側から前記ベースおよび前記蓋体の間に挿入され
た光ファイバ先端(7a、54a)同士を、前記素子の
中央部にて突き合わせ接続可能に位置決め調心する調心
機構(8、55)と、前記素子の対向する両側から前記
ベースおよび前記蓋体の間に挿入された光ファイバを前
記調心機構に導く光ファイバガイド溝(9、56)とを
備えてなり、 前記蓋体は、前記調心機構に挿入された光ファイバを前
記ベースとの間に挟み込む中央蓋(17、52b)と、
この中央蓋の両側に設けられ、それぞれ前記光ファイバ
ガイド溝に挿入された光ファイバを前記ベースとの間に
挟み込む端部蓋(18、52a)とを備えてなり、 前記中央蓋の前記ベースに重ね合わされる当接面(6)
には、前記調心機構の調心軸線に沿った両側から当該当
接面の中央部に亘って延在形成された溝(17a、58
a)の間に残された部分である押さえ部(17b、58
b)が形成されており、前記中央蓋と前記ベースとの間
では、光ファイバを挟み込むクランプ力を前記押さえ部
及びその近傍に集中的に作用させて、光ファイバを挟み
込むようになっていることを特徴とする光ファイバ接続
器(1、50)。 - 【請求項2】 前記ベース(51)および前記蓋体(5
2)の間には、前記調心機構(55)がその調心軸線を
互いに平行に揃えて複数配列され、これら複数の調心機
構によってそれぞれ位置決め調心された複数本の光ファ
イバ(54a)が、前記中央蓋(52b)の押さえ部
(58b)と前記ベースとの間に挟み込まれるように構
成され、前記押さえ部は、前記調心機構によってそれぞ
れ位置決め調心された複数本の光ファイバの全てに当接
するようになっていることを特徴とする請求項1記載の
光ファイバ接続器(50)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23471798A JP3461733B2 (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 光ファイバ接続器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23471798A JP3461733B2 (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 光ファイバ接続器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000066060A JP2000066060A (ja) | 2000-03-03 |
| JP3461733B2 true JP3461733B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=16975282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23471798A Expired - Lifetime JP3461733B2 (ja) | 1998-08-20 | 1998-08-20 | 光ファイバ接続器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3461733B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6909833B2 (en) | 2002-03-15 | 2005-06-21 | Fiber Optic Network Solutions, Inc. | Optical fiber enclosure system using integrated optical connector and coupler assembly |
| JP4222953B2 (ja) * | 2004-01-21 | 2009-02-12 | 株式会社フジクラ | 光通信線路用光部品 |
-
1998
- 1998-08-20 JP JP23471798A patent/JP3461733B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000066060A (ja) | 2000-03-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3540096B2 (ja) | 光ファイバ接続器 | |
| KR100442975B1 (ko) | 광섬유접속기 | |
| JP3445479B2 (ja) | メカニカルスプライス型光コネクタ及びその製造方法 | |
| US4717233A (en) | Optical fiber splice system | |
| WO2000050939A1 (fr) | Support de fibres optiques | |
| US7537398B2 (en) | Optical fibre splice connector | |
| JP3461733B2 (ja) | 光ファイバ接続器 | |
| JP3970420B2 (ja) | 光ファイバ接続器 | |
| JPH11133269A (ja) | 光コネクタ及びその製造方法 | |
| JP2005308982A (ja) | 光ファイバ保持部材及びその保持部材を用いた光コネクタ | |
| JP2000298227A (ja) | 光ファイバ接続器 | |
| JP2003307642A (ja) | 光ファイバ接続器 | |
| JP3778995B2 (ja) | 光ファイバ調心構造 | |
| JP3834995B2 (ja) | 光ファイバ切断方法、光部品の製造方法および光部品 | |
| JP3784446B2 (ja) | 光ファイバ接続器 | |
| JP3973927B2 (ja) | 光ファイバ接続器 | |
| JP3681641B2 (ja) | 光ファイバ接続器 | |
| JPH10123363A (ja) | 光ファイバ接続機構およびそれを用いた光コネクタ | |
| JP4263311B2 (ja) | 光コネクタ | |
| JP2004012624A (ja) | 光フェルールおよび板ばねクランプ | |
| JP4192750B2 (ja) | 光ファイバ接続部材および光ファイバ接続方法 | |
| JP3813219B2 (ja) | 光ファイバ接続器 | |
| JPH10123348A (ja) | 光ファイバのメカニカルスプライス装置 | |
| JPH11326703A (ja) | 光コネクタ | |
| JP4087856B2 (ja) | メカニカルスプライス |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030729 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815 Year of fee payment: 10 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |