JP3484801B2 - 音声信号の雑音低減方法及び装置 - Google Patents
音声信号の雑音低減方法及び装置Info
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Description
除去することで雑音抑圧を行う音声信号の雑音低減方法
及び装置に関する。
て、収音された音声信号に含まれる環境雑音や背景雑音
等の雑音を抑圧し、音声(speech)成分を強調すること
が必要とされている。
技術として、減衰ファクタの調整のために条件付き確率
関数を用いる例が、文献「軟判定雑音抑圧フィルタを用
いる音声強調」(Speech Enhancement Using a SoftーDe
cision Noise Suppression Filter, R.J.McAulay, M.L.
Malpass, IEEE Trans. Acoust., Speech, Signal Proce
ssing, Vol.28, pp.137-145, April 1980 )や、「移動
電話システムにおける周波数領域雑音抑圧研究」(Freq
uency Domain Noise Suppression Approach inMobil Te
lephone Systems, J.Yang, IEEE ICASSP, Vol.II, pp.3
63-366, April1993 )等に開示されている。
の雑音抑圧技術においては、不適切な固定のSNR(信
号対雑音比)に基づく動作をするため、または不適切な
抑圧フィルタにより、音色の不自然さや歪んだ音声を生
ずることがある。実際の運用の際に、最適の性能を得る
ために雑音抑圧装置のパラメータの1つであるSNRを
調整することは、ユーザにとって望ましいことではな
い。さらに、従来の音声信号強調技術は、短時間SNR
の大きな変動がある音声信号に対して副作用として発生
してしまう歪を持たせずに充分雑音を除去することは困
難である。
低減方法においては、雑音区間検出の技術が用いられ、
入力レベルやパワー等を所定の閾値で比較することによ
り、雑音区間判別を行っているが、音声(speech)にト
ラッキングすることを防ぐために閾値の時定数を大きく
すると、ノイズレベルが変化するとき、特に増加すると
きに追従できなくなり、誤判別が生じ易くなる。
するために、特願平6−99869号において、音声信
号の雑音低減方法を提案している。
信号に基づいて算出されたSN比及び音声存在確率に基
づいて、音声(speech)成分を算出するための最尤フィ
ルタを適応的に制御することで雑音抑圧を行う音声信号
の雑音低減方法であって、上記音声存在確率の算出に、
入力信号のスペクトルから推定雑音スペクトルを減算し
たものを用いることを特徴とするものである。
ば、上記最尤フィルタが上記入力音声信号のSN比に応
じて最適の抑圧フィルタに調整されるため、上記入力音
声信号に対して充分な雑音除去を行うことが可能であ
る。
に、複雑な演算を有すると共に、膨大な演算量が要求さ
れるため、演算の簡略化が望まれる。
なされたものであり、入力信号の雑音抑圧を行うのに演
算を簡略化することが可能である音声信号の雑音低減方
法及び装置を提供することを目的とする。
雑音低減方法は、上述した問題を解決するために、入力
音声信号から雑音除去することで雑音抑圧を行う音声信
号の雑音低減方法であって、上記入力音声信号を周波数
軸の信号に変換する変換工程と、上記入力音声信号から
雑音部分を除去する際のフィルタ処理のフィルタ特性を
制御する制御工程と、上記制御工程にて得られるフィル
タ特性に応じたフィルタ処理により、上記入力音声信号
から雑音を低減する雑音低減工程とを有し、上記制御工
程は、上記変換工程にて得られる入力信号スペクトルの
レベルと上記入力信号スペクトルに含まれる推定雑音ス
ペクトルのレベルとの比に基づいて求められる第一の値
と、上記入力信号スペクトルのフレーム毎の信号レベル
と推定雑音レベルとの比の最大値及び推定雑音レベルか
ら求められる第二の値とにより上記フィルタ特性を制御
する工程とするものである。また、本発明に係る音声信
号の雑音低減装置は、上述した問題を解決するために、
入力音声信号から雑音除去することで雑音抑圧を行う音
声信号の雑音低減装置であって、上記入力音声信号を周
波数軸の信号に変換する変換手段と、上記入力音声信号
から雑音部分を除去する際のフィルタ処理のフィルタ特
性を制御する制御手段と、上記制御手段にて得られるフ
ィルタ特性に応じたフィルタ処理により、上記入力音声
信号から雑音を低減する雑音低減手段とを有し、上記制
御手段は、上記変換手段にて得られる入力信号スペクト
ルのレベルと上記入力信号スペクトルに含まれる推定雑
音スペクトルのレベルとの比に基づいて求められる第一
の値と、上記入力信号スペクトルのフレーム毎の信号レ
ベルと推定雑音レベルとの比の最大値及び推定雑音レベ
ルから求められる第二の値とにより上記フィルタ特性を
制御する手段とするものである。
方法及び装置において、上記第一の値は、予め設定され
た入力信号スペクトルのレベルと推定雑音スペクトルの
レベルとで構成される表から得られる値を求められるも
のである。
減方法及び装置において、上記第二の値は、上記信号レ
ベルと推定雑音レベルとの比の最大値及びフレーム毎の
推定雑音レベルに応じて得られる値であると共に、上記
フィルタ特性に応じたフィルタ処理による最大雑音低減
量をdB領域で略線形的に変化させるように調節する値
であるものである。
によれば、第一の値は、変換工程にて入力音声信号から
得られる入力信号スペクトルと、この入力信号スペクト
ル中に含まれる雑音推定スペクトルとの比に基づいて算
出される値であると共に、雑音低減処理のフィルタ処理
における雑音低減量を決定するフィルタ特性の初期値を
設定する。また、第二の値は、上記入力信号スペクトル
の信号レベルと推定雑音レベルとの比の最大値いわゆる
最大SN比及び推定雑音レベルに基づいて算出される値
であると共に、上記最大SN比に応じて上記フィルタ特
性を可変制御する値である。また、上記第一の値と上記
第二の値とで可変制御されるフィルタ特性に応じたフィ
ルタ処理により、上記入力音声信号から上記最大SN比
に応じた雑音低減量で雑音が除去される。
のに、予め設定された入力信号スペクトルのレベルと推
定雑音スペクトルのレベルとで構成される表を用いるこ
とが可能であるため、演算量の削減化を図ることができ
る。
上記最大SN比及びフレーム毎の推定雑音レベルに応じ
て得られる値であるため、上記フィルタ処理による最大
雑音低減量を上記最大SN比に応じて、dB領域で略線
形的に変化させるように上記フィルタ特性を調節するこ
とができる。
及び装置の実施例について、図面を参照にしながら詳細
に説明する。
の音声信号の雑音低減方法の一例を図1に示す。
波数軸の信号に変換する高速フーリエ変換処理部3と、
上記入力音声信号から雑音部分を除去する際のフィルタ
処理のフィルタ特性を制御するHn値計算部7と、上記
Hn値計算部7にて得られるフィルタ特性に応じたフィ
ルタ処理により、上記入力音声信号から雑音を低減する
スペクトラム修正部10とを有して成るものである。
力端子13から入力される入力音声信号y[t]は、フ
レーム化処理部1に送られる。このフレーム化処理部1
からの出力であるフレーム化信号y−framej,k
は、窓かけ処理部2、雑音推定部5内の2乗平均値の平
方根(RMS:root mean square)計算部21及びフィ
ルタ処理部8に送られる。
エ変換処理部3に送られる。また、高速フーリエ変換処
理部3からの出力は、スペクトル修正部10に送られる
他、バンド分割部4にも送られる。バンド分割部4から
の出力は、上記スペクトル修正部10、上記雑音推定部
5内の雑音スペクトル推定部26及びHn値計算部7に
送られる。また、スペクトル修正部10からの出力は、
逆高速フーリエ変換処理部11及びオーバーラップ加算
部12を介して、音声信号出力端子14に送られる。
対エネルギ計算部22、最大RMS計算部23、推定雑
音レベル計算部24及び雑音スペクトル推定部26に送
られる。さらに、上記最大RMS計算部23からの出力
は、推定雑音レベル計算部24及び最大SN比計算部2
5に送られる。また、相対エネルギ計算部22からの出
力は、上記雑音スペクトル推定部26に送られる。推定
雑音レベル計算部24からの出力は、フィルタ処理部
8、最大SN比計算部25、雑音スペクトル推定部26
及びNR値計算部6に送られる。また、最大SN比計算
部25からの出力は、NR値計算部6及び上記雑音スペ
クトル推定部26に送られる。また、雑音スペクトル推
定部26からの出力は、Hn値計算部7に送られる。
NR値計算部6に送られる他、上記Hn値計算部7にも
送られる。
理部8及びバンド変換部9を介して、上記スペクトル修
正部10に送られる。
作を説明する。
h)成分と雑音(Noise )成分とを含む入力音声信号y
[t]が供給されている。この入力音声信号y[t]
は、例えば標本化周波数がFSのディジタル信号であ
り、フレーム化処理部1に送られて、フレーム長がFL
サンプルのフレームに分割され、以下各フレーム毎に処
理が行われる。このフレームの時間軸方向の移動量であ
るフレーム間隔はFIサンプルであり、第(k+1)フ
レームは第kフレームからFIサンプル後に開始される
ことになる。また、上記周波数やサンプル数の具体例を
挙げると、標本化周波数FSを8000、または8kH
zとするとき、フレーム間隔FIを80サンプルとする
と10msに、また、フレーム長FLを160サンプル
とすると20msに相当することになる。
る、例えば高速フーリエ変換処理部2での計算に先立っ
て、上記フレーム化処理部1より送られる各フレーム化
信号y−framej,k に対して、窓関数winput によ
る窓かけ処理が施される。なお、各フレーム毎の信号処
理の終段での後述する逆高速フーリエ変換処理のあとに
は、出力信号に対して窓関数woutputによる窓かけ処理
が施される。このような各窓関数winput 及びwoutput
の一例を、次の(1)式及び(2)式にそれぞれ示す。
56ポイントの高速フーリエ変換処理が施され、得られ
た周波数スペクトル振幅値は、バンド分割部4により、
例えば18バンドに分割される。これらの各バンドの周
波数レンジの一例を、次の表1に示す。このバンド分割
された周波数スペクトルの振幅値は、入力信号スペクト
ルの振幅Y[w,k]となり、上述したように、各部に
出力される。
ムが高域ほど知覚分解能が劣化することに基づいてい
る。各帯域の振幅として、対応する周波数レンジ内の最
大FFT(高速フーリエ変換処理における周波数帯域
の)振幅を用いる。
化信号y−framej,k のノイズが音声(speech)か
ら区別され、ノイズと推定されるフレームが検出される
と共に、推定雑音レベル値と、最大SN比とがNR値計
算部6に送られている。この雑音区間推定、あるいはノ
イズフレーム検出処理は、例えば3種類の検出処理を組
み合わせている。この雑音区間推定の具体例について説
明する。
の信号のRMS値の計算が行われ、出力される。第kフ
レームのRMS値であるRMS[k]は、次式で計算さ
れる。
からの減衰エネルギに関連する第kフレームの相対エネ
ルギを示すdBrel[k] が計算され、得られた値が出
力されている。このdB表示の相対エネルギdB
rel[k] は、次の(4)式により計算され、この
(4)式中のエネルギ値E[k]及び減衰エネルギ値E
decay[k] は、それぞれ次の(5)式及び(6)式に
より求められる。
[k])2と表すことができるが、RMS計算部21で
の上記(3)式の計算の途中で得られる上記(5)式の
値をそのまま相対エネルギ計算部22に送るようにして
もよいことは勿論である。また、上記(6)式において
は、減衰時間(ディケイタイム)を0.65秒とした例
を示している。
ネルギEdecay[k] の具体例を、図2に示す。
雑音レベル値と信号レベルと推定雑音レベルとの比の最
大値いわゆる最大SN比とを見積もるのに必要な最大R
MS値が求められ、出力される。この最大RMS値Ma
xRMS[k]は、以下の(7)式にて算出される。
(7)式で、θは減衰定数(decay constant)であり、
例えば3.2秒で最大RMS値が1/eだけ減衰するよ
うな値、すなわちθ=0.993769が用いられる。
ラウンドノイズ、あるいは背景雑音のレベルを評価する
のに好適な最小のRMS値が求められ、出力される。こ
の推定雑音レベル値MinRMS[k]は、現時点から
前に5個の局所極小値(local minimum )、すなわち
(8)式を満たす値の内で最小となる値である。
は、音声(Speech)無しの背景雑音、いわゆるバックグ
ラウンドノイズのときに上昇してゆくように設定されて
いる。ノイズレベルが高いときの上昇レートは指数関数
的であるが、低いノイズレベルのときには、より大きな
上昇を得るために固定の上昇レートが用いられる。
レベル値MinRMS[k]及び最大RMS値MaxR
MS[k]の具体例を、図3に示す。
大RMS値及び上記推定雑音レベル値を用いて、以下の
(9)式により最大SN比が推定され、この最大SN比
MaxSNR[k]が算出され、出力されている。
は、相対ノイズレベルを示す0から1までの範囲の正規
化パラメータNR_levelが算出される。このNR
_levelには、以下の関数が用いられる。
を説明する。上記相対エネルギ計算部22、推定雑音レ
ベル計算部24及び最大SN比計算部25において算出
した値は、音声(speech)を背景雑音(background noi
se)から区別するために用いられる。次の条件が正しい
とき、第kフレーム中の信号は背景雑音として分類され
る。こうして分類された背景雑音が示す振幅値は、ノイ
ズスペクトルの時間平均推定値N[w,k]として算出
され、出力される。
示の相対エネルギdBrel[k] と、最大SN比Max
SNR[k]と、雑音判別の閾値の1つであるdBth
resrel[k]との具体例を示している。
NR[k]の関数としてのNR_level[k]を示
している。
として分類される場合、上記ノイズスペクトルの時間平
均推定値N[w,k]は、現在フレームの信号の入力信
号スペクトルの振幅Y[w,k]によって、次の(1
2)式のように更新される。なお、wは上記バンド分割
のバンド番号を示すものである。
して分類された場合、N[w,k]はN[w,k−1]
の値をそのまま用いる。
が変化することを回避するために用いる値であるNR
[w,k]を計算し、得られたNR[w,k]値が出力
される。このNR[w,k]は、0から1の大きさの値
であり、(13)式にて定義される値である。
は、後述する効果を考慮したパラメータであって、(1
4)式にて定義される。
は、全ての帯域において、高いSN比における後述する
フィルタ処理による雑音抑圧動作を抑える効果を有する
値であり、以下の(15)式にて定義される。
非常に低いノイズレベルや非常に高いノイズレベルに対
して、上記フィルタ処理による雑音抑圧レートを抑える
効果を有する値であり、以下の(16)式にて定義され
る。
は、2375Hzから4000Hzの間での18dBか
ら15dBへの最大雑音低減量を抑える効果を有する値
であり、以下の(17)式にて定義される。
と、最大雑音低減量(dB)との関係は、図6に示すよ
うに、dB領域において略線形であることがわかる。
信号スペクトルの振幅Y[w,k]と、ノイズスペクト
ルの時間平均推定値N[w,k]と、上記NR[w,
k]とから、上記バンド分割された入力信号スペクトル
の振幅Y[w,k]から雑音成分を低減するためのプレ
フィルタである。ここでは、Y[w,k]がN[w,
k]に応じてHn[w,k]に変換され、このフィルタ
応答Hn[w,k]が出力される。なお、このHn
[w,k]値は、以下の(18)式に基づいて算出され
る。
/N=r]は、SN比をある値rに固定したとき最適な
ノイズ抑圧フィルタ特性に当たり、(19)式にて求め
られる値である。また、この値は、予め求めることがで
きて、Y[w,k]/N[w,k]の値に応じてテーブ
ル化することが可能な値である。なお、(19)式中の
x[w,k]はY[w,k]/N[w,k]に相当し、
Gmin はH[w][S/N=r]の最小利得を示すパラ
メータである。また、P(H1|Yw)[S/N=r]
及びP(H0|Yw)[S/N=r]は、各入力信号ス
ペクトルの振幅Y[w,k]の状態を示すパラメータで
あり、P(H1|Yw)[S/N=r]はY[w,k]
に音声(speech)成分と雑音成分とが混在した状態を指
し、P(H0|Yw)[S/N=r]はY[w,k]に
雑音成分のみが含まれる状態を指すパラメータである。
また、これら値は、以下の(20)式にて算出される。
[S/N=r]及びP(H0|Yw)[S/N=r]は
x[w,k]の関数であることがわかる。また、I
0(2・r・x[w,k])は、ベッセル関数であり、
rとx[w,k]との値に応じて求められる。なお、P
(H1)及びP(H0)は、共に0.5に固定される。
このように、パラメータを単純化することで、演算量を
従来の略5分の1に削減することができる。
n[w,k]値とx[w,k]、すなわちY[w,k]
/N[w,k]比との関係は、図7に示すように、Y
[w,k]/N[w,k]が高いところ、すなわち雑音
成分よりも音声(speech)成分の方が多くなるところに
おいて、Hn[w,k]値が大きくなり、すなわち抑圧
が弱くなり、また、Y[w,k]/N[w,k]が低い
ところ、すなわち雑音成分よりも音声(speech)成分の
方が少なくなるところにおいて、Hn[w,k]値が小
さくなる、すなわち抑圧が強くなる関係である。なお、
上記関係において、r=2.7、Gmin =−18dB、
NR[w,k]=1のときの曲線を実線で示している。
また、上記関係を示す曲線は、NR[w,k](図7に
おいては、NRwで示される)値に応じて、範囲Lで変
化するが、各値における曲線は、NR[w,k]=1の
場合と同様な傾向で変化することがわかる。
[w,k]値が周波数軸方向と時間軸方向とについて円
滑化するフィルタ処理を行い、得られる信号として円滑
化信号Ht_smooth[w,k]が出力される。上記周波数
軸方向へのフィルタ処理は、信号Hn[w,k]の有効
インパルス応答長を短くする効果がある。これにより周
波数領域での乗算によるフィルタの実現に起因する環状
畳み込みによるエリアシングの発生を未然に防いでい
る。また、上記時間軸方向へのフィルタ処理は、突発的
な雑音を抑えるフィルタの変化の速さを制限する効果が
ある。
についての説明を行う。上記各バンドのHn[w,k]
に、メディアン(中央値)フィルタ処理が施される。次
の(21)式及び(22)式にて、この方法を示す。
は、H1[w,k]=Hn[w,k] Step2:H2[w,k]=min(median(H1[w-1,k],H1[w,k],H1[w+1,k]) ,H1[w,k]) ・・・(22) 但し、(w−1)、又は(w+1)が存在しないとき
は、H2[w,k]=H1[w,k]第1段階(Step1 )において、H
1[w,k]は、単一の、あるいは孤立した0のバンド
を無くしたHn[w,k]であり、第2段階(Step2 )
において、H2[w,k]は、単一の、あるいは孤立し
た突出したバンドを無くしたH1[w,k]である。こ
のようにして、上記Hn[w,k]は、H2[w,k]
に変換される。
ついての説明を行う。この時間軸方向へのフィルタ処理
を施す際において、入力信号には、音声(speech)、バ
ックグラウンドノイズ、そして音声(speech)の立ち上
がり部分である過度的状態の3種あることを考慮に入れ
る。音声の信号Hspeech[w,k]に対しては、次の
(23)式に示すように、時間軸での円滑化、あるいは
スムージングを行う。
すような時間軸での円滑化、あるいはスムージングを行
う。
それぞれ、 Min_H=min(H2[w,k],H2[w,k-1]) Max_H=max(H2[w,k],H2[w,k-1]) にて求められる。
時間軸でのスムージングを行われない。
用いて、(25)式により円滑化出力信号H
t_smooth[w,k]を得る。
trは次の(27)式からそれぞれ求められる。
理部8からの、例えば18バンド分の円滑化信号H
t_smooth[w,k]が、例えば128バンド分の信号H
128 [w,k]に、補間処理により拡張変換され、この
変換された信号H128 [w,k]が出力される。この変
換は、例えば2段階で行っており、18バンドから64
バンドへの拡張はゼロ次ホールドにより、64バンドか
ら128バンドへの拡張はローパスフィルタ型の補間処
理により、それぞれ行っている。
フーリエ変換処理部3で得られたフレーム化信号y−f
ramej,k の高速フーリエ変換処理にて得られるFF
T係数の実部と虚部とに各々上記信号H128 [w,k]
を乗じてスペクトラム修正、すなわち雑音成分を低減す
る処理が行われ、得られた信号が出力される。この結
果、スペクトルの振幅は修正されるが位相は変形を受け
ない。
スペクトラム修正部10にて得られた信号を用いて、逆
高速フーリエ変換処理が行われ、得られたIFFT信号
が出力される。
フレーム毎のIFFT信号のフレーム境界部分について
の重ね合わせが行われ、得られた出力音声信号が音声信
号出力端子14より出力される。
音声信号の雑音低減方法の他の例を図8に示す。なお、
図1に示したノイズ低減装置の構成と共通する構成部分
については、これら構成部分を図1と同一の番号で示
し、動作説明を省略する。
波数軸の信号に変換する高速フーリエ変換処理部3と、
上記入力音声信号から雑音部分を除去する際のフィルタ
処理のフィルタ特性を制御するHn値計算部7と、上記
Hn値計算部7にて得られるフィルタ特性に応じたフィ
ルタ処理により、上記入力音声信号から雑音を低減する
スペクトラム修正部10とを有して成るものである。
音抑圧フィルタ特性生成部35において、バンド分割部
4は、高速フーリエ変換処理部3から出力される入力音
声信号を高速フーリエ変換処理して得られる周波数スペ
クトルの振幅値を、例えば18バンドに分割して、バン
ド毎の振幅Y[w,k]を、RMS、推定雑音レベル、
最大SNR計算部31と雑音スペクトル推定部26と初
期フィルタ応答計算部33とに出力する。
R計算部31は、フレーム化処理部1にて出力されるy
−framej,k とバンド分割部4にて出力されるY
[w,k]とからフレーム毎のRMS値RMS[k]、
推定雑音レベル値MinRMS[k]及び最大RMS値
MaxRMS[k]を算出し、これら値を雑音スペクト
ル推定部26及びadj1、adj2、adj3計算部
32に出力する。
部32は、RMS[k]、MinRMS[k]及びMa
xRMS[k]に基づいて、adj1[k]、adj2
[k]及びadj3[w,k]を算出し、これら値をN
R値計算部6に送る。
音スペクトル推定部26から出力される雑音時間平均値
N[w,k]と、バンド分割部4から出力されるY
[w,k]とをフィルタ抑圧曲線テーブル部34に送
り、フィルタ抑圧曲線テーブル部34に収納されるY
[w,k]とN[w,k]とに応じたH[w,k]の値
を探し出し、このH[w,k]をHn値計算部7に出力
する。なお、フィルタ抑圧曲線テーブル部34は、H
[w,k]に関する表が格納されている。
したノイズ低減装置にて得られた出力音声信号は、例え
ば携帯用電話機の各種エンコーダ回路や、音声認識装置
の信号処理回路等に送られる。あるいは、携帯用電話機
のデコーダ出力信号に本雑音抑圧処理を施してもよい。
号の雑音低減方法により雑音抑圧されて得られる音声信
号(図中においては、黒)及び従来の雑音低減方法によ
り雑音抑圧得られる音声信号(図中においては、白抜
き)の歪を表すものである。なお、図9は、入力音声信
号を20ms毎にサンプリングしたセグメントに対して
SN比を求めて、このセグメント部分における歪を見積
もってプロットしたグラフである。また、図10は、上
記セグメントに対してSN比を求めて、このSN比に対
して得られる全入力音声信号の歪を見積もってプロット
したグラフである。縦軸は歪を表していて、高いほど歪
が小さく、低いほど歪が大きくものである。また、横軸
は上記セグメント部分のSN比を表していて、右へ行く
ほどこのSN比は高くなる。
音声信号の雑音低減方法により雑音抑圧されて得られる
音声信号は、従来の雑音低減方法により雑音抑圧得られ
る音声信号と比較して、特にSN比が20を越える高い
SN比のところで、歪が少なくなっている。
音声信号の雑音低減方法及び装置によれば、第一の値及
び第二の値を用いて、入力音声信号から雑音を除去する
フィルタ処理のフィルタ特性を制御することで、簡単な
構成にて上記入力音声信号の最大SN比に応じたフィル
タ処理にて上記入力音声信号から雑音を除去する。特に
高いSN比での上記フィルタ処理による音声信号の歪を
小さくすることが可能となり、また、上記フィルタ特性
を得るための演算量の削減を図ることが可能となる。
を制御するための第一の値を、入力信号スペクトルのレ
ベルと推定雑音スペクトルのレベルとで構成される表を
用いて算出することで、上記フィルタ特性を得るための
演算量の削減を図ることが可能になる。
びフレーム毎の推定雑音レベルに応じて得られる第二の
値を用いて、上記フィルタ特性を制御することで、この
フィルタ特性を得るための演算量の削減を図ることが可
能であり、また、上記フィルタ特性による最大雑音低減
量を上記入力音声信号のSN比に応じて変化させること
が可能になる。
雑音低減方法の第一の例を示す図である。
減衰エネルギEdecay[k] の具体例を示す図である。
[k]、推定雑音レベル値MinRMS[k]及び最大
RMS値MaxRMS[k]の具体例を示す図である。
ギdBrel[k] 、最大SN比MaxSNR[k]、及
び雑音判別の閾値の1つであるdBthresrel
[k]の具体例を示す図である。
R[k]に対して定義される関数としてのNR_lev
el[k]を示すグラフである。
雑音低減量との関係をdB表示で示すグラフである。
[w,k]比とHn[w,k]とのNR[w,k]に応
じて得られる関係をdB表示で示すグラフである。
雑音低減方法の第二の例を示す図である。
得られる音声信号のセグメント部分の各セグメント部分
のSN比に対する歪を表すグラフである。
て得られる全音声信号の上記各セグメント部分のSN比
に対する歪を表すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 入力音声信号から雑音除去することで雑
音抑圧を行う音声信号の雑音低減方法であって、 上記入力音声信号を周波数軸の信号に変換する変換工程
と、 上記入力音声信号から雑音部分を除去する際のフィルタ
処理のフィルタ特性を制御する制御工程と、 上記制御工程にて得られるフィルタ特性に応じたフィル
タ処理により、上記入力音声信号から雑音を低減する雑
音低減工程とを有し、 上記制御工程は、上記変換工程にて得られる入力信号ス
ペクトルのレベルと上記入力信号スペクトルに含まれる
推定雑音スペクトルのレベルとの比に基づいて求められ
る第一の値と、上記入力信号スペクトルのフレーム毎の
信号レベルと推定雑音レベルとの比の最大値及び推定雑
音レベルから求められる第二の値とにより上記フィルタ
特性を制御する工程であることを特徴とする音声信号の
雑音低減方法。 - 【請求項2】 上記第一の値は、予め設定された入力信
号スペクトルのレベルと推定雑音スペクトルのレベルと
で構成される表から得られる値を用いて求められること
を特徴とする請求項1記載の音声信号の雑音低減方法。 - 【請求項3】 上記第二の値は、上記信号レベルと推定
雑音レベルとの比の最大値及びフレーム毎の推定雑音レ
ベルに応じて得られる値であると共に、上記フィルタ特
性に応じたフィルタ処理による最大雑音低減量をdB領
域で略線形的に変化させるように調節する値であること
を特徴とする請求項1記載の音声信号の雑音低減方法。 - 【請求項4】 入力音声信号から雑音除去することで雑
音抑圧を行う音声信号の雑音低減装置であって、 上記入力音声信号を周波数軸の信号に変換する変換手段
と、 上記入力音声信号から雑音部分を除去する際のフィルタ
処理のフィルタ特性を制御する制御手段と、 上記制御手段にて得られるフィルタ特性に応じたフィル
タ処理により、上記入力音声信号から雑音を低減する雑
音低減手段とを有し、 上記制御手段は、上記変換手段にて得られる入力信号ス
ペクトルのレベルと上記入力信号スペクトルに含まれる
推定雑音スペクトルのレベルとの比に基づいて求められ
る第一の値と、上記入力信号スペクトルのフレーム毎の
信号レベルと推定雑音レベルとの比の最大値及び推定雑
音レベルから求められる第二の値とにより上記フィルタ
特性を制御する手段であることを特徴とする音声信号の
雑音低減装置。 - 【請求項5】 上記第一の値は、予め設定された入力信
号スペクトルのレベルと推定雑音スペクトルのレベルと
で構成される表から得られる値を用いて求められること
を特徴とする請求項4記載の音声信号の雑音低減装置。 - 【請求項6】 上記第二の値は、上記信号レベルと推定
雑音レベルとの比の最大値及びフレーム毎の推定雑音レ
ベルに応じて得られる値であると共に、上記フィルタ特
性に応じたフィルタ処理による最大雑音低減量をdB領
域で略線形的に変化させるように調節する値であること
を特徴とする請求項4記載の音声信号の雑音低減装置。
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