JP3586915B2 - 車両用アンテナ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば自動車電話用に用いられる準マイクロ波通信用のアンテナ装置に係るものであり、特に自動車に搭載して効果的なシングルバンド及びマルチバンド対応の車両用アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車電話等が普及するに伴い、これら準マイクロ波用のアンテナが種々開発されているが、特に車載用として用いる場合には、限られた空間内に収納する必要性から小型化が要求され、さらに低姿勢化が要求されるものであり、これらの要求が満足される状態で、さらに性能的には高利得で且つ無指向性であることが要求される。
【0003】
この様な車載用としての要求から、例えば特開平4−369902号公報で示すような低姿勢型の車載アンテナが提案されている。ここで提案されている低姿勢型の車載アンテナによれば、例えば高さが52mm程度まで低姿勢化が可能であるが、より十分な低姿勢型とすることが困難である。
【0004】
また、例えば文献「移動体通信用変形伝送線路型アンテナ」(電子情報通信学会 AP91−82:1991年9月10日)において、二重構造ループアンテナが紹介され、このループアンテナによれば高さ30mmと低姿勢で且つ小型化される。しかし、ここで紹介されているループアンテナは線材によって構成されているものであるため、その構造上から加工を容易化することが困難であって、大幅なコストアップにつながって、実用化に至っていない。
【0005】
一方、近年、車載用の通信システムとして、自動車電話(800MHz、1500MHz)、GPS、VICS、PHS等の多くのメディアが存在しているが、それぞれのメディアは周波数が異なるため、各メディア毎に別々のアンテナが必要となる。
【0006】
ここで問題となるのは、搭載アンテナの数が多くなることに起因して様々な問題が発生してしまうことである。
つまり、単純にはメディアの数だけ必要であるから、1台の車両に複数のアンテナを設置するため、外観または内装デザイン上(美観)、搭載スペース上の問題が発生し、コスト的にも問題である。
【0007】
一方、従来より2周波共用のアンテナ装置として、実開平5−41211号公報に2周波共用アンテナが開示されている。
すなわち、この2周波共用アンテナは、第1および第2の誘電体層と、上記第1の誘電体層の第2の誘電体層と接する面とは反対面に設けられた第1の直線部装荷リング状パッチアンテナと、上記第1の誘電体層と第2の誘電体層との間に有し、直線部が上記第1の直線部装荷リング状パッチアンテナの直線部と直交するように設けられた第2の直線部装荷リング状パッチアンテナと、上記第2の誘電体層の第1の誘電体層と接する面とは反対面に設けられた地導体と、上記第1、第2の直線部装荷リング状パッチアンテナにそれぞれ接続された給電ラインとを具備してなることを特徴としている。
【0008】
しかしながら、この従来技術(実開平5−41211号公報)では、電波の指向性が車載電話用のアンテナ装置には不向きであると共に、高周波用誘電体を使うのでコスト高であるという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上記のような点に鑑みなされたもので、特にシングルバンド用に適するように十分に低姿勢化が可能とされて、限られた空間内に収納可能とされるように小型化されると共に、性能的にも高利得で且つ無指向性である要求が満足されるようにする、例えば自動車電話用等の効果的に応用できるようにしたシングルバンド対応の車両用アンテナ装置を提供しようとするものである。
【0010】
また、この発明は上記のような点に鑑みなされたもので、特にマルチバンド用に適するように十分に低姿勢化が可能とされて、限られた空間内に収納可能とされるように小型化されると共に、性能的にも高利得で且つ無指向性である要求が満足されるようにする、例えば自動車電話用等の効果的に応用できるようにしたマルチバンド対応の車両用アンテナ装置を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明の一態様による車両用アンテナ装置は、接地導体板の上方に所定の間隔を設定して、それぞれ前記接地導体板と平行に導電性板材をループ形状にして構成した第1およぴ第2の平行ループ部を配置しこの第1および第2の平行ループ部それぞれ共通に接続されるように垂直給電部を設ける。前記接地導体板の上に絶縁部を配置し、この絶縁部に前記垂直給電部が固定されている。さらに、前記第1および第2の平行ループ部それぞれに対して前記垂直給電部の位置と対称とされる位置に前記接地導体板と接続する第1およぴ第2の垂直短絡部を設け、前記第1の平行ループ部、垂直給電部、第1の垂直短絡部および接地導体板によって第1のループアンテナが構成され、前記第2の平行ループ部、垂直給電部、第2の垂直短絡部および接地導体板によって第2のループアンテナが構成されるようにしている。
【0012】
また、この発明の別の態様による車両用アンテナ装置は、接地導体板の上方に所定の間隔を設定して、それぞれ前記接地導体板と平行に導電性板材をループ形状にして構成した第1、第2および第3の平行ループ部を配置し、この第1、第2および第3の平行ループ部それぞれ共通に接続されるように垂直給電部を設ける。前記接地導体板の上に絶縁部を配置し、この絶縁部に前記垂直給電部が固定されている。さらに、前記第1、第2および第3の平行ループ部それぞれに対して前記垂直給電部の位置と対称とされる位置に前記接地導体板と接続する第1、第2および第3の垂直短絡部を設け、前記第1の平行ループ部、垂直給電部、第1の垂直短絡部および接地導体板によって第1のループアンテナが構成され、前記第2の平行ループ部、垂直給電部、第2の垂直短絡部および接地導体板によって第2のループアンテナが構成され、前記第3の平行ループ部、垂直給電部、第3の垂直短絡部および接地導体板によって第3のループアンテナが構成されるようにしている。
【0013】
【作用】
以上のように構成される一態様の車両用アンテナ装置にあっては、板状化された第1のループアンテナの中に第2のループアンテナが入れられるような二重構造とされるものであり、小型化と共に製造が簡易化される。この際、各ループアンテナが垂直給電部(絶縁部を介して)と、垂直給電部と反対側(対称の位置)に位置する短絡部によって、接地導体板上に支持されているため、各ループアンテナの支持が2点となり、アンテナを強固に支持することが可能となる。また、接地導体板上に絶縁部を配置し、垂直給電部の下端部を絶縁部に固定する構成となっているため、垂直給電部と短絡部とのショートを防止でき、アンテナとして機能させることができる。このような板状化されたアンテナ装置においては、第1およぴ第2のループアンテナにおいて異なる種々の電流経路が生じて定在波比が抑えられ、帯域幅を十分に広くすることができる。したがって、低姿勢化と共に限られた空間内に収納可能とされるように小型化され、性能的にも無指向性で且つ高利得が得られて、例えばシングルバンド対応の自動車電話用として十分な機能が発揮される。
【0014】
また、以上のように構成される別の態様の車両用アンテナ装置にあっては、板状化された第1のループアンテナの中に第2のループアンテナが入れられると共に、第2のループアンテナの中に第3のループアンテナが入れられるような三重構造とされるものであり、小型化と共に製造が簡易化される。この際、各ループアンテナが垂直給電部(絶縁部を介して)と、垂直給電部と反対側(対称の位置)に位置する短絡部によって、接地導体板上に支持されているため、各ループアンテナの支持が2点となり、アンテナを強固に支持することが可能となる。また、接地導体板上に絶縁部を配置し、垂直給電部の下端部を絶縁部に固定する構成となっているため、垂直給電部と短絡部とのショートを防止でき、アンテナとして機能させることができる。この様な板状化されたアンテナ装置においては、第1、第2および第3のループアンテナにおいて異なる種々の電流経路が生じて定在波比が仰えられ、帯域幅を十分に広くすることができる。したがって、低姿勢化と共に限られた空間内に収納可能とされるように小型化され、性能的にも無指向性で且つ高利得が得られて、例えばマルチバンド対応の自動車電話用として十分な機能が発揮される。
【0015】
【実施例】
以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明する。
図1は第1実施例の構成を示しているもので、この第1実施例によるアンテナ装置はシングルバンド例えば800MHz帯自動車電話用に用いられ、板状化された第1の共振周波数によって決まる電気長を持った第1のループアンテナ11の中に、同じく板状化された第2の共振周波数によって決まる電気長を持った第2のループアンテナ12を入れた二重構造とされている。
【0016】
この第1および第2のループアンテナ11および12は、共通の接地導体板13を備えて構成される。第1のループアンテナ11は、接地導体板13の上方に所定の間隔をおいて配置される第1の平行ループ平板111を備えるもので、この第1の平行ループ平板111は金属板を長方形ループに切り出すことによって構成される。この第1の平行ループ平板111の1つの辺の中央部には、この平行ループ平板111の面と直角の方向に延びるように垂直給電平板14が設けられ、さらにこの垂直給電平板14の取り付け位置と対称とされる位置に、接地導体板13と接続されるように第1の垂直短絡平板112が設けられる。
【0017】
ここで、垂直給電平板14の端部は、接地導体板13に一体的に取り付けられた、例えば絶縁板18部分において固定され、垂直給電平板14と接地導体板13とは絶縁されるようにしている。
【0018】
また第2のループアンテナ12は、同じく板材を長方形ループに切り出すことによって構成した第2の平行ループ平板121を備え、この平行ループ平板121にはその1つの辺の中央部に位置して、第1の平行ループ平板111と共通にされる垂直給電平板14が接続され、さらにこの垂直給電平板14の取り付け位置と対称とされる位置に、接地導体板13と接続されるように第2の垂直短絡平板122が設けられる。
【0019】
第1のループアンテナ11の放射素子は、接地導体板13と、その上に所定の間隔L1を隔てて面平行に配置される垂直短絡平板112と垂直給電平板14、さらに第1の平行ループ平板111により構成される。同様に第2のループアンテナの放射素子は、接地導体板13と、その上に所定の間隔L2を隔てて面平行に配置される垂直短絡平板122と垂直給電平板14、さらに第2の平行ループ平板121によって構成される。そして、この第1および第2のループアンテナ11および12は、同軸ケーブル15の接続される同じ給電点16を有して、同一の垂直給電平板14を共有する構成となっている。
【0020】
ここで給電部の構成は、低姿勢化のために同軸ケーブル15を接地導体板13上に配置し、この同軸ケーブル15の外部導体を接地導体板14に接続すると共に、中心導体を垂直給電平板14の下端の給電点16に電気的に接続されるようにしている。接地導体板13には、複数の貫通孔171,172,…が形成されているが、この貫通孔171,172,…は、このアンテナ装置をアンテナケース(図示せず)に収納するに際して、位置決めのために適宜用いられるもので、その位置は各放射素子間に流れる電流経路に影響の少ない位置に選定される。
【0021】
現在の日本における自動車電話の利用周波数は、受信のために810〜885[MHz]、送信のために898〜956[MHz]の2つの周波数帯に分かれている。このため、この実施例で示したアンテナ装置にあっては、その送受信の個別の共振周波数を有する第1および第2のループアンテナ11および12に分かれて構成され、これらの第1および第2のループアンテナ11および12が並列に接続されて、1つのアンテナとしてまとめられた2周波共用の低姿勢二重構造ループアンテナを構成している。
【0022】
この二重構造ループのアンテナ装置は板状化された構造体によって構成されているもので、同軸ケーブル15から第1のループアンテナ11および第2のループアンテナ12に共通の垂直給電平板14に対して高周波電流Iが供給される。この高周波電流Iは、第1および第2の平行ループ平板111および121と共に、垂直短絡平板112および122に流れる。
【0023】
ここで、このアンテナ装置におけるアンテナ素子は、放射に寄与する素子部とインピーダンスに寄与する素子部とに分けられるもので、放射に寄与する素子部では、第1および第2のループアンテナ11および12の同一給電部である垂直給電平板14と、アンテナ11および12それぞれの短絡部である垂直短絡平板112および122によって垂直偏波を放射する。このとき、第1および第2のループアンテナ11および12の共通の垂直給電平板14に供給される高周波電流Iは、同位相となって先端開放型アンテナに比較して利得が増加し、さらには第1および第2のループアンテナ11および12のそれぞれ垂直短絡平板112および122に流れる高周波電流Iは、その各々の垂直給電平板14と垂直短絡平板112および122それぞれとの距離L1およびL2により増減する。
【0024】
一方、インピーダンスに寄与する素子としては、第1および第2の平行ループ平板111および121がある。これは、接地導体板13上にできるイメージ線路と共に伝送線路を形成することから、伝送経路理論よりその高さH1およびH2によってインピーダンスが制御され、その高さが小さいときにインピーダンスが低くなり高さが大きいときにインピーダンスが高くなる。
【0025】
このように構成した二重構造ループアンテナにあっては、3本の放射素子である垂直給電平板14、垂直短絡平板112および122によって利得が増すようになり、アンテナに給電を行う給電線とのインピーダンス整合を容易化して、その共振周波数f0 はアンテナ長と形状パラメータを変更することで所望の特性が得られるようになり、その設計は容易とされる。
【0026】
さらに、各素子が平板構造体によって板状化されることにより、この板状の各素子にはそれぞれ異なる種々の電流経路が生じ、電圧定在波比(VSWR)が抑えられる。図2はこの板状素子の効果を示したもので、(A)は線状体によってループアンテナを構成した場合、(B)は実施例のように板状体によってループアンテナを構成した場合をそれぞれ示し、縦軸に電圧定在波比(VSWR)をとり、横軸に周波数(MHz)をとっている。
【0027】
一般的に、電圧定在波比(VSWR)は1.9以下が要求されるもので、その範囲が利用周波数帯域幅ΔW[MHz]であって、(A)図で示した直径4mmの線状体によって構成した場合には“ΔW=ΔW1+ΔW2”であり、その帯域幅ΔWはほぼ90MHzである。これに対して、幅6mm×厚さ0.6mmの板状体によって構成した(B)図の場合には、電圧定在波比(VSWR)は抑えられて利用周波数帯域幅ΔWはほぼ200MHzと広帯域化される。
【0028】
このように構成されるアンテナ装置にあっては、板材によって構成されるものであるため、1枚の板材をプレス加工によって製作することができ、これを線材によって構成した場合に比較して、十分に加工の簡易化が図れて、コストの低減にも大きな効果が発揮される。また、この様に板材によって作成されたループアンテナは、接続部も少なく構成できるものであるため、機械的な強度を確実に向上させることができ、さらにはんだ等を用いて接続する箇所も少ないものであるため、電気的な導通性も良好に保つことができる。そして、さらに重要なことは、板状体において種々の電流経路が設定できるものであるため、電圧定在波比(VSWR)が効果的に抑圧できて、比帯域“ΔW/f0 (%)”を確実に広く確保できる。
【0029】
上記実施例においては板状体を加工することで第1および第2の平行ループ平板111および121を構成したが、これは図3で示すようにループ平板と同じ形状に構成した絶縁プリント基板211および221のそれぞれ表面に、導体薄膜を印刷してループ状にエッチング加工したループ212および222によって、第1および第2の平行ループ平板111および121を構成するようにしてもよい。この様にプリント基板211および221を用いれば、この平行ループ平板111および121の機械的な強度がさらに向上される。
【0030】
さらに、これまでの実施例では第1および第2の平行ループ平板111,121のそれぞれのループの形状を4辺形によって構成するようにしたが、図4で示すようにこれらの平行ループ平板111および121を共に円形状で構成することもできる。この場合、垂直給電平板14さらに垂直短絡平板112,122は、この円を2分割する位置に取り付けられるようにする。この様な平行ループ平板111,121の形状は、さらに楕円等、デザイン面を考慮して任意設計することができるもので、この様に平行ループ平板の形状を変えることで、自由度の高いアンテナ装置の設計が可能とされる。
【0031】
また、板状体から平行ループ平板を含むアンテナ素子を切り出し構成する場合において、図5の(B)で示すように1枚の金属板より第1および第2の平行ループ平板111,121、垂直給電平板14、垂直短絡平板112,122と共に、接地導体板13の形状を一体的に連続されるように切り出し、これを折曲することによって(A)図で示すように折曲して組み立てて、所定の二重構造ループアンテナを構成することもできる。
【0032】
ここで、(B)図において第1の平行ループ平板111と接地導体板13とは垂直給電平板14によって結合されているものであるが、この金属板を切り出して折曲して(A)図のようにアンテナ装置を組み立てた後に接続片141を切り離し、垂直給電平板14と接地導体板13とが電気的に接続されないようにする。
【0033】
このような構造のアンテナ装置をさらに小型化可能とするために、図6で示すように第1および第2の誘電体基板25および26を使用することが考えられる。すなわち、第1および第2の平行ループ111と、121との間隔に対応する厚さの第1の誘電体基板25を、接地導体板13と第2の平行ループ平板121との間隔に相当する厚さの第2の誘電体基板26に重ね、この第2の誘電体基板26を接地導体板13の上に配置するようにした積層構造体とする。そして、第1および第2の誘電体基板25および26のそれぞれ表面に、導電薄膜を形成してエッチングすることにより、第1および第2のループ251および261が形成されるようにして、第1および第2の平行ループ平板111および121が構成されるようにする。
【0034】
ここで、接地導体板13の上に重ねられる第1および第2の誘電体基板25および26は、この重ねられた状態が保持されるように固定片271および272によって固定されている。なお詳細は図示していないが、固定片271および272によって接地導体板13とループ251および261それぞれと電気的に接続されることがないようにしているもので、さらに垂直給電板および垂直短絡平板がループ251および261に接続されるようにして設けられる。
【0035】
すなわち、第1の平行ループ平板111を構成する第1のループ251が高周波特性の良好な誘電率εを持った誘電体基板25の表面に形成され、さらにこの誘電体基板25の下に同等の誘電率を持つ誘電体基板26が設置されて、その表面に第2のループ261が形成されることにより、第1および第2のループ251および262を含む各素子の電気長1/εが短縮することができて、効果的に小型化が可能され、また機械的な構造も確実に強固なものとすることができる。
【0036】
なお、これまでの説明においては、その構成及び動作作用の説明において特に使用周波数800MHz帯を意図していたが、これは単なる1例であって、例えば1.5GHz帯はもとより、他のあらゆる周波数帯においても適用可能である。
【0037】
次に、図7を参照して本発明による第2実施例として、3つのループアンテナで2周波数帯(800MHz帯自動車電話、1500MHz帯自動車電話)を扱うマルチバンド対応としたアンテナ装置について説明する。
【0038】
先に説明した図1と同様に構成される部分についてはそれらと同一符号を付した図7に示すように、この第2実施例によるアンテナ装置は、接地導体板13と、この接地導体板13の上に所定の間隔を設定して、この接地導体板13と平行に設けられた導電性板材をループ形状にして構成した第1の平行ループ平板111とを有する。
【0039】
また、このアンテナ装置は前記第1の平行ループ平板111に接続され、この平行ループ板111に垂直に設定された垂直給電平板14と、前記第1の平行ループ平板111に対して前記垂直給電平板14の位置と対称とされる位置に接続され、この平行ループ平板111に垂直に設定されて、この平行ループ平板111と前記接地導電体13とを接続する第1の垂直短絡板112と、前記接地導電体板13の上に、この接地導体板13と前記の平行ループ平板111との間に位置して前記接地導体板13と平行に設けられ、導体性板材をループ形状にして、前記垂直給電平板14が前記第1の平行ループ平板111と共通に接続されるようにした第2の平行ループ平板121とを有する。
【0040】
さらに、このアンテナ装置は前記第2の平行ループ平板121に対して前記垂直給電平板14の位置と対称とされる位置に接続され、この第2の平行ループ平板121に垂直に設定されて、この第2の平行ループ平板121と前記接地導体板13とを接続する第2の垂直短絡平板122と、前記接地導体板13の上に前記第1の平行ループ平板111と、前記第2の平行ループ平板121との間に位置して、前記接地導体板13と平行に設けられ、導電性板材をループ形状にして、前記垂直給電平板14が第1、第2の平行ループ平板111,121と共通に接続されるようにした第3の平行ループ平板131とを有する。
【0041】
また、このアンテナ装置は前記第3の平行ループ平板131に対して前記垂直給電平板14の位置と対称とされる位置に接続され、この第3の平行ループ平板131に垂直に設定されて、この第3の平行ループ平板131と前記接地導体板13とを接続する第3の垂直短絡平板132を有する。
【0042】
そして、このアンテナ装置は前記平行ループ平板111、垂直給電平板14、接地導体板13および第1の垂直短絡平板112によって第1のループアンテナ11が構成され、前記第2の平行ループ平板121、垂直短絡平板14、接地導体板13および第2の垂直短絡平板122によって第2のループアンテナ12が構成され、前記第3の平行ループ平板131、垂直給電平板14、接地導体板13及び第3の垂直短絡平板132によって第3のループアンテナ10が構成される。
【0043】
ここで、第3のループアンテナ10は、1500MHz帯用のものである。
また、第1のループアンテナ11と第2のループアンテナ12から成る2つのループアンテナは、800MHz帯用のものであり、この800MHz帯用ループアンテナについては、第1実施例に説明したものと全く同一のものである。
【0044】
そして、上記1500MHz帯の第3のループアンテナ10の動作原理は第1実施例で説明した800MHz帯アンテナと同じであるため、説明を省くものとするが、そのアンテナ特性は図8に示すように、800MHz帯では帯域幅:ΔW1=170MHzが得られ、1500MHz帯では帯域幅:ΔW2=90MHzが得られることにより、この2周波数帯のいずれでも使用可能なマルチバンド対応の車両用アンテナ装置を実現することが可能となる。
【0045】
そして、この実施例で用いられるアンテナ素子も図7のように平板形状の材料でよいため生産性が良い。
なお、図7の説明では3つのループアンテナのうち、2つを使って800MHz帯の広帯域化を行ない、1つを使って比較的狭い1500MHz帯用とする場合であったが、比較的狭い、2つの帯域に対応する場合では、図9に示すように2つのループアンテナでマルチバンド化するようにしてもよい。
【0046】
すわわち、図9では図7から第2のループアンテナ12及びその関連構成部を取り除いた以外は図7と全く同様であり、第1のループアンテナ11と第3のループアンテナ10との2つのループアンテナでマルチバンド化を図った例である。
【0047】
以上のように、第2実施例のアンテナ装置によれば、例えば比較的、比帯域が広く必要な800MHz帯と、周波数の高い1500MHz帯の自動車電話用としてマルチバンド化が達成でき、しかも、低姿勢型アンテナであると共に、平板形状アンテナ素子により生産性が高い。
【0048】
なお、第2実施例の説明ではアンテナ素子を平板で構成していたが、丸棒をはじめとする他の形状でもよいと共に、第1実施例の変形例を示す図3乃至図6の構成を第2実施例においても適宜に採用するようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
従って、以上詳述したようにこの発明に係る車両用アンテナ装置によれば、十分に低姿勢化が可能とされて、限られた空間内に収納可能とされるように小型化して構成することができるものであり、さらに性能的にも高利得で且つ無指向性である要求が満足されるようになって、例えばシングルバンド及びマルチバンド対応の自動車電話用等に効果的に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の第1実施例に係る車両用アンテナ装置を示す斜視図、(B)は同じく側面図。
【図2】定在波比特性を示す図で、(A)は線材を用いて構成した場合を示し、(B)は第1実施例で示したような板材を使用して構成した場合を示す。
【図3】この発明の第1実施例の変形例に係るアンテナ装置を示す斜視図。
【図4】この発明の第1実施例の変形例に係るアンテナ装置を示す斜視図。
【図5】(A)は第1実施例の変形例に係るアンテナ装置を示す斜視図、(B)はこのアンテナ装置を展開して示す図。
【図6】第1実施例の変形例に係るアンテナ装置を示す斜視図。
【図7】(A)はこの発明の第2実施例に係るアンテナ装置を示す斜視図、(B)は同じく側面図。
【図8】第1実施例のアンテナ特性を示す図。
【図9】(A)は第2実施例の変形例に係るアンテナ装置を示す斜視図、(B)は同じく側面図。
【符号の説明】
11,12…第1および第2のループアンテナ、111,121…第1および第2の平行ループ平板、112,122…垂直短絡平板、13…接地導体板、14…垂直給電平板、15…同軸ケーブル、16…給電点、211,221…プリント基板、212,222,251,261…ループ、25,26…第1および第2の誘電体基板、10…第3のループアンテナ、131…第3の平行ループ平板、132…垂直短絡平板
Claims (6)
- 板状の導電性部材からなる接地導体板と、
この接地導体板と所定の隙間を介して平行に設けられ、ループ形状の導電性部材からなる第1の平行ループ部と、
前記接地導体板の上に配置されている絶縁部と、
この絶縁部に固定され、一端が前記第1の平行ループ部に接続され、他端が前記絶縁部を介して前記接地導体板と絶縁された導電性部材からなる垂直給電部と、
前記第1の平行ループ部に対して前記垂直給電部の位置と対称とされる位置に一端が接続され、他端が前記接地導体板に接続された導電性部材からなる第1の短絡部と、
前記接地導体板と前記第1の平行ループ部との間の位置で、一部が前記垂直給電部に接続され、前記接地導体板と平行に設けられた、ループ形状の導電性部材からなる第2の平行ループ部と、
この第2の平行ループ部に対して前記垂直給電部の位置と対称とされる位置に一端が接続され、他端が前記接地導体板に接続された導電性部材からなる第2の短絡部とを具備し、 前記第1の平行ループ部、垂直給電部、接地導体板および第1の短絡部によって第1のループアンテナが構成され、前記第2の平行ループ部、垂直給電部、接地導体板および第2の短絡部によって第2のループアンテナが構成され、前記第1のループアンテナおよび第2のループアンテナが互いに異なる2つの周波数に共振することを特徴とする車両用アンテナ装置。 - 前記第1および第2のループアンテナのうちの少なくとも1つが、前記接地導体板と共に1枚の導電性板材により一体で構成されている請求項1記載の車両用アンテナ装置。
- 前記接地導体板上に沿って配置されている同軸ケーブルをさらに具備し、この同軸ケーブルの中心導体が前記垂直給電部の下端部に電気的に接続され、外部導体が前記接地導体板に電気的に接続されている請求項1記載の車両用アンテナ装置。
- 接地導体板と、
この接地導体板の上方に所定の間隔を設定してこの接地導体板と平行に設けられた、導電性材をループ形状にして構成した第1の平行ループ部と、
前記接地導体板の上に配置されている絶縁部と、
この絶縁部に固定され、一端が前記第1の平行ループ部に接続され、他端が前記絶縁部を介して前記接地導体板と絶縁された導電性部材からなる垂直給電部と、
前記第1の平行ループ部に対して前記垂直給電部の位置と対称とされる位置に接続され、この第1の平行ループ部に垂直に設定されてこの第1の平行ループ部と前記接地導体板とを接続する第1の垂直短絡部と、
前記接地導体板の上方に、この接地導体板と前記第1の平行ループ部との間に位置して前記接地導体板と平行に設けられ、導電性材をループ形状にして前記垂直給電部が前記第1の平行ループ部と共通に接続されるようにした第2の平行ループ部と、
この第2の平行ループ部に対して前記垂直給電部の位置と対称とされる位置に接続され、この平行ループ部に垂直に設定されてこの平行ループ部と前記接地導体板とを接続する第2の垂直短絡部と、
前記接地導体板の上に前記第1の平行ループ部と、前記第2の平行ループ部との間に位置して、前記接地導体板と平行に設けられ、導電性材をループ形状にして、前記垂直給電部が第1及び第2の平行ループ部と共通に接続されるようにした第3の平行ループ部と、 この第3の平行ループ部に対して前記垂直給電部の位置と対称とされる位置に接続され、この第3の平行ループ部に垂直に設定されて、この第3の平行ループ部と前記接地導体板とを接続する第3の垂直短絡部を具備し、
前記第1の平行ループ部、垂直給電部、接地導体板および第1の垂直短絡部によって第 1のループアンテナが構成され、前記第2の平行ループ部、垂直給電部、接地導体板および第2の垂直短絡部によって第2のループアンテナが構成され、前記第3の平行ループ部、垂直給電部、接地導体板及び第3の垂直短絡部によって第3のループアンテナが構成されるようにしたことを特徴とする車両用アンテナ装置。 - 前記第1、第2および第3のループアンテナのうちの少なくとも1つが、前記接地導体板と共に1枚の導電性板材により一体で構成されている請求項4記載の車両用アンテナ装置。
- 前記接地導体板上に沿って配置されている同軸ケーブルをさらに具備し、この同軸ケーブルの中心導体が前記垂直給電部の下端部に電気的に接続され、外部導体が前記接地導体板に電気的に接続されている請求項4記載の車両用アンテナ装置。
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